Motor Fan's YEAR 2016

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スズキの「全方位モニター付メモリーナビゲーション」が「Android Auto」に対応

スズキが、軽自動車ではスペーシア・アルト ラパン・ハスラー、コンパクトカーではソリオ・イグニスにメーカーオプション設定しているApple「CarPlay」対応の「全方位モニター付メモリーナビゲーション」。

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ハーマンインターナショナルとの共同開発によるもので、スマホ連携では多彩なスマホ・アプリに対応する「NaviCon」、インターネットラジオの「aha」をはじめ、先述したApple「CarPlay」にも対応しています。

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2016年10月17日に発表されたのは、「Android Auto」への対応。

Android搭載スマートフォンをUSB接続することで、通話や音楽再生、メッセージなどスマホの様々な機能をナビ画面で操作が可能。また、音声認識機能を使った操作にも対応します。

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ほかにも、より高精度の渋滞回避案内が可能となる新交通情報サービス「VICS WIDE」や、ETC2.0車載器と連携した高速道路料金割引などの新サービスにも対応することでドライブをサポート。

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すでに上記5車種の対応車種で全方位モニター付メモリーナビゲーションを利用しているユーザーは、今回配信のソフトウェアに更新することで機能を向上させることができます。

また、今後の生産車については、ソフトウェア更新済の全方位モニター付メモリーナビゲーションが搭載されることになります。

(塚田勝弘)

BMWやMINIがAndroidスマホと連携!

先日、スウェーデンの自動車メーカーのVOLVO(ボルボ)が衝撃的な提案を行なったのをご存じでしょうか?

「2017年、ボルボはクルマのキーを完全に廃止する世界初の自動車メーカーになる」と発表したのであります。

キーの役割はスマートフォン(以下:スマホ)へと移行し、専用アプリを介して車両の操作を行なうというもの。もはや、スマホを持っていないと満足にクルマにさえ乗ることができなくなるらしいです……

しかし、実はすでにそれと近いことは現実化しているのです。

たとえば、スマホに内蔵されるBluetoothを介して、ナビゲーションをはじめ、スマホに保存された楽曲などのメディアをクルマで楽しむことができます。

これは高級車だけでなく、すでに大衆車にも実装されて当たり前になりつつあり、スマホとの連携を活用しないのは宝の持ち腐れといっても過言ではないのです。

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とはいえ、多くのクルマに対応しているのはApple Inc.が提供する“iPhone”をはじめとした機器に搭載される“iOS”のみ。ところが、ニューヨーク国際自動車ショーにてBMWは、車載システムとGoogleが提供する“Android(アンドロイド)”との連携をはじめると発表したのです。

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まずは、専用アプリ「BMW Connected」を介して「iHeartRadio」「Pandora」「Spotify」の利用が2016年の「7シリーズ」からスタート。今後、利用可能アプリはもちろん、対応する車種も広がっていくことでしょう。

(今 総一郎)

Apple「Car Play」、「Android Auto」の両方に対応する新型アウディA4

アウディ80時代から数えること9代目となった新型アウディA4。

ボディサイズは全長4735×全幅1840×全高1410〜1430mmで、先代から全長は15mm延び、全幅も15mmワイドに、全高は10〜30mm低くなっています。

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新型A4の試乗記や使い勝手、先進安全装備などは、別の記事でご紹介してきましたので、ここではナビやオーディオなどを含むインフォテイメントシステムについてご紹介します。

操作は主にアウディ自慢の「MMI」コントローラーが中心で、操作は固定した階層構造を持たず、2〜3回の操作で主要メニューを呼び出して完了できるなど、操作感覚はこの手のコントローラーの中でもスマホ感覚に近いものになっています。

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また、ダイヤル部はタッチパッドになっていてスワイプや文字の認識、そしてマップのスクロールや拡大なども指先で可能。

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文字の入力は急いでいる時はまどろっこしく感じてまだ実用的とはいえませんが、インターネットの検索エンジンのようにレストランやガソリンスタンドの検索などを素早くできる「MMIサーチ」などを備えているほか、使用頻度の高いスイッチ(8つ)はハードキーとして用意されているなど、使い勝手はかなり練られている印象を受けます。

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ナビは、8.3インチディスプレイに表示されるMMIナビゲーションが標準装備されるほか、メーターパネルのバーチャルコクピットとディスプレイの2つに地図画面を表示することもできます。

アウディA3から始まったWi-Fiホットスポットも搭載され、最大8台のモバイル端末の接続が可能で、「Audi Connect」により、「Google Earth」、「Google Street View」を使ったナビ、オンラインの交通情報や駐車場検索なども可能。

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「Apple CarPlay」、「Android Auto」への対応もトピックスで、ナビ、電話、ミュージック、そのほか対応アプリなどを「MMI」から呼び出し、操作が可能になっています。

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オーディオは、アウディでお馴染みのバング&オルフセンの「3Dアドバンスド・サウンド・システム」をオプションで設定。

755Wの16チャンネルの高性能アンプや3Dツィーター、19個のラウンドスピーカーなどにより上質がサウンドを享受できます。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久、塚田勝弘)

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