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注目の5台をピックアップ!新型SUVがロサンゼルスショーに大集結【ロサンゼルスオートショー16】

11月18日‐27日の会期で開幕したロサンゼルスオートショー16では、各社が新型車やコンセプトモデルを披露しています。今回は、その中でも注目度が高い5台をご紹介したいと思います。まずは日本勢による出展車から。

スバル VIZIV-7 SUV コンセプト

今回スバルがワールドプレミアしたのは、3列シートを装備した7人乗りのミッドサイズSUVで、ゆとりの有るキャビン空間が確保されています。

Subaru_VIZIV-7_SUV_Concept

車体のスリーサイズは、全長5,200mm×全幅2,030mm×全高1,860mmで、ホイールベースが2,990mmと、現行のフォレスターより一回り大きく、同社のラインナップ中、最大サイズとなります。

同社はこのミッドサイズSUVを2018年に北米市場に導入する予定としています。

Subaru_VIZIV-7_SUV_Concept

このモデルは、2014年まで米国など海外で販売されていたクロスオーバーSUV「スバル・トライベッカ」の後継車とみられます。

マツダ CX‐5

こちらのSUVはマツダが来年2月に国内発売予定の新型「CX-5」。

Mazda_CX-5

SUVでありながら、品格や成熟さを感じさせるデザインを目指しており、ボディカラーには新色の「ソウルレッドクリスタルメタリック」を採用。

従来の「ソウルレッドプレミアムメタリック」よりも彩度を約2割、深みを約5割増しているそうで、艶やかな透明感を実現しています。

Mazda_CX-5

スリーサイズは全長4,545mm×全幅1,840mm×全高1,690mm、ホイールベースが2,700mmと、現行モデル比で5mm長く、15mm低くなっています。

ガソリンエンジンの「SKYACTIV-G 2.0」「SKYACTIV-G 2.5」、ディーゼルエンジンの「SKYACTIV-D 2.2」をラインナップしており、「SKYACTIV-D 2.2」には同社が独自に開発したノッキング音を抑える技術「ナチュラル・サウンド・スムーザー」や「ナチュラル・サウンド・周波数コントロール」を採用。

高回転域まで軽快に伸びるパフォーマンスやトルクフルな走り、クラストップレベルの優れた燃費性能を両立しているといいます。

Mazda_CX-5

車両運動制御技術「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS」の第1弾、「G-Vectoring Control」を搭載。

トヨタ C‐HR 米国仕様

日本国内でもWebによる先行受注が開始されている「C‐HR」ですが、こちらの出展車は米国仕様となっており、前後ランプ類の仕様が国内向けとは異なっています。

Toyota_C-HR_US

またフロントバンパー意匠も専用で、国内仕様よりも突出量が大きい分、よりスポーティな印象を与えます。

トヨタ自動車の発表によると、対米向けには146ps/190Nmを発生する2.0Lの4気筒エンジンが搭載されているようです。

toyota_c-hr_us_05

本場ザックス(SACHS)製のダンパーが走安性と乗り心地の両立に大きく貢献しているとの評判。また欧州向け等にはオーリス用のマニュアル・トランスミッションをベースに、シフトフィールを改良した6MT仕様車が存在しており、欧州における先行試乗会でも評判が良いようです。

「C-HR」はTNGA採用車が海外で生産される初のモデルで、欧州のトルコ工場で既に生産を開始しており、北米、カナダなどに輸出される計画になっています。

Toyota_C-HR_US

スリーサイズ(国内仕様)は全長4,360mm×全幅1,795mm×全高1,550mmと堂々としており、ホイールベースは2,640mm。

国内向けについてはトヨタ自動車東日本の岩手工場で生産される模様で、1.8LのFFハイブリッドモデルにはプリウス用、1.2Lの4WDターボモデルにはオーリス120T用のエンジンをそれぞれ搭載。車両価格帯は250‐290万円との予想。

ジャガー I-PACE

ジャガーカーズは同社初となるリチウムイオンバッテリー(90kWh)とモーターを搭載したEV仕様の5人乗りSUVコンセプト「I-PACE」を発表しました。

Jaguar_I-Pace_Concept

車体のスリーサイズは全長4,680mm×全幅1,890mm×全高1,560mmで、搭載モーターは400ps/700Nmを発生。0-100km/h加速が約4秒と、スーパースポーツモデル並みのパフォーマンスと、SUVのユーティリティを兼ね備えた一台となっています。

Jaguar_I-Pace_Concept

一充電当たりの航続可能距離は約500km。

一際美しいエクステリアデザインが映える「I-PACE」は2018年後半の市販を予定しているそうです。

Jaguar_I-Pace_Concept

アルファロメオ ステルヴィオ

世界的なトレンドにのってアルファロメオもSUV市場への参入を予定しており、今回のショーでアルファ ロメオブランド初のSUV「ステルヴィオ」を披露しました。

新型ジュリアと同じプラットフォームを採用しており、外観についもヘッドランプやフロントグリルなどに、同系統のデザインが施されています。

車体のスリーサイズは全長4,680mm×全幅2,160mm×全高1,650mm。

Alfa_Romeo_Stelvio_Quadrifoglio

最上級グレードに4WDの「クアドリフォリオ」が設定されており、同モデルに搭載されるフェラーリ・チューンの直噴2.9L V6ツインターボエンジンは、512ps/600Nmを発生。0-100km/h加速3.9秒、最高速284km/hを誇る高性能SUVとなっています。

その他にも、284ps/400Nmを発生する4気筒2.0Lターボエンジンに、8速ATを組み合わせたモデルもラインナップされるようです。

Alfa_Romeo_Stelvio_Quadrifoglio

以上、注目車種について見て来ましたが、各社ともにSUVの出展が主で、セダンが苦戦するなか、SUVやピックアップトラック系が人気の米国市場にジャストミートさせた出展内容になっていることが判ります。

Avanti Yasunori

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【関連サイト】

ロサンゼルス オートショー2016
http://laautoshow.com/

アルファロメオ初のSUV「Stelvio Quadrifoglio」が登場!【ロサンゼルスオートショー16】

新規参入組を含めて世界的なSUVブームが続いています。アルファロメオ初となるSUV「Stelvio Quadrifoglio(ステルヴィオ・クアドリフォリオ)」は、同ブランドらしいエレガントなスタイリング、最上級グレードにはクアドリフォリオ(四つ葉のマーク)が示すとおり、4WDが設定されます。

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ボディサイズは全長4680mm×全幅2160mm×全高1650mmで、ロサンゼルスオートショーで披露されている「ステルヴィオ・クアドリフォリオ」は、スポーツキャラクターをより強調するカーボンインサートのボディカラーのサイドスカートを装着。

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前後バンパーと力強いホイールアーチを組み合わせることで、従来のSUVよりもスポーツサルーンのようなスポーティ感を生み出しています。なお、プラットフォームは新型ジュリアのそれを基本としてSUV化に対応。

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「ステルヴィオ・クアドリフォリオ」には、510hpを誇る2.9LのV6ターボエンジンが搭載され、ZF製8ATとの組み合わせにより圧倒的な動力性能も確保。

6気筒エンジンは、フェラーリの技術からもインスプレーションを得てアルミ製を採用し、フロントアスクルを中心に軽量化も図られています。気筒休止システムなど最新技術を投入することで、燃費を向上するなど時代の要請に応えるユニットとなっています。

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4WDシステムは通常走行時はリヤに100%駆動力が振り分けられ、前輪がスリップしそうになると、専用トランスファーケースを介してフロントアクスルに最大50%のトルクを伝達。

さらに、リヤディファレンシャルの2つのクラッチは、各ホイール間のトルク供給を別々に制御することが可能で、シーンを問わず効率的な駆動配分が可能になっています。

ほかに、280hpの直列4気筒2.0Lガソリンターボも用意されます。こちらもオールアルミ化され、400Nm/2250 rpmという最大トルクを発揮。「マルチエア」と呼ばれる電気油圧式バルブ駆動システムに加えて、ターボと200bar高圧直接噴射システムを備え、ハイパワー&大トルクと燃費の両立が図られています。

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アルファ ロメオ初のSUV「ステルヴィオ」の日本導入時期は現時点では不明ですが、日本での販売網再構築(アルファ ロメオ専売ディーラー)がアナウンスされているだけに、ジュリアとともに目玉モデルとして導入が期待されます。

(塚田勝弘)

クーペSUVだった!アルファ初のSUV、衝撃のスポーツボディを初公開

アルファロメオ初のクロスオーバーSUVとなる「ステルヴィオ」の偽装が軽くなった姿をカメラが初めて捉えました。

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これまで目撃されていたプロトタイプは、Cピラー以降がボックスや分厚い布で完全に隠されており謎に包まれていましたたが、かねてから「クーペSUV」と指摘していた予想が的中した形となりました。

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BMW 「X1」、アウディ「Q3」、メルセデスベンツ「GLA」のドイツ御三家を始め、プレミアムコンパクトSUVは世界でも人気の激戦区となっており、後発のアルファロメオは絶対的アドバンテージが欲しい所です。

そこで目指したのが、このクラス初となる「クーペSUV」デザイン。プロトタイプのスポーティーなエクステリアは、前記した3車種を圧倒するスピード感があるように思えます。

後部座席の居住性など不明な部分はありますが、ワールドプレミアでは強烈なインパクトを放つのは間違いないでしょう。

パワートレインには、180psを発揮する2.2リットル直列4気筒ディーゼルターボ及び、210psを発揮する2リットル直列4気筒ガソリンターボが予想され、ハイエンドモデルには、510psを叩き出す2.9リットルV型6気筒ターボ搭載「クアドリフォリオ」モデルが君臨すると思われます。

ワールドプレミアは2017年3月のジュネーブモーターショーと予想しますが、11月のLAショーでサプライズデビューの可能性もあります。

(APOLLO)

アルファロメオ・MiToにナチュラルカラーのレザーを採用した限定車を設定

アルファ ロメオのBセグメントMiTo(ミト)は、コンパクトな3ドアモデルで、現在は6速DCT仕様のみ用意されています。エンジンは「マルチエア」こと、1.4Lの直列4気筒ターボを搭載。

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2016年8月27日から100台限定で販売される「Alfa Romeo MiTo Regale(ミト レガーレ)」は、アルファ ロメオの中でも人気の3色のボディカラーにナチュラルカラーのレザーインテリアの組み合わせが特徴。特別デザインの17インチのアルミホイールも用意されています。

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ほかにも、約8万3000円相当のアクセサリー4点(ドライブレコーダー、ETC、専用バックアイカメラ、アロマディフューザー)を搭載しているのにも関わらず、ベース車両から価格を据え置いたお得な設定も見逃せません。

なお、車名の「レガーレ」は、イタリア語で「王/女王のような」および「王室」を意味するそうで、MiToが醸し出す気品やプレミアム感を表現しているそう。

限定100台のうち「アルファ レッド」が40台、「ビアンコスピノ ホワイト」が40台、ブラックが20台で、価格は330万4800円となっています。

(塚田勝弘)

レビュー待ち、打倒国産SUV! アルファロメオ初のSUV市販モデルのレンダリングCGが流出!

アルファロメオ初のSUV、『ステルヴィオ』(仮称)の市販モデルと思われるレンダリングCGを入手しました。

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「ステルヴィオ」は「ジュリア」同様に、FR/4WD「ジョルジオ」プラットフォームを採用することが予想されていますが、リポートによればフロントマスクを始めとし、リアコンビランプまで酷似しており、「ジュリアSUV」とも言えそうなエクステリアとなる可能性が高いようです。

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リアビューに関しては、ルーフエンドが他社ライバルより多少クーペ風になっていますが、実車ではもっと大胆なクーペデザインが採用される可能性もあります。

パワートレインは180psを発揮する2.2リットル直列4気筒ディーゼルターボ及び、210pを発揮する2リットル直列4気筒ガソリンターボで、頂点には510psを叩き出す、2.9リットルV型6気筒ターボ搭載「クアドリフォリオ」モデルもラインナップされるでしょう。

日本でのライバルは、メルセデスベンツ「GLA」、BMW「X1」、アウディ「Q3」他ですが、これらを上回る戦略的価格で、ホンダ「ヴェゼル」マツダ「CX-3」など国産車も射程内に捉えると予想されています。

ワールドプレミアは2017年3月のジュネーブモーターショーが有力視されています。

(APOLLO)

クーペSUV!? アルファロメオ初のコンパクトSUVの真実とは?

アルファロメオ初のプレミアム・コンパクトSUV「ステルヴィオ」の姿を、再びカメラが捉えました。

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注目したいのは、リアハッチゲートがボックスのように擬装されている箇所です。。通常のプロトタイプに、このような擬装はまずないです。

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ではなぜ、このような擬装をしているのか。

過去にこのようなカモフラージュをしていたプロトタイプは、ほぼ全てクーペルーフだったのです(SUV、サルーン共に)。

ということで、この「ステルヴィオ」も「クーペSUV」となる可能性が十分あるようです。

アルファロメオは2018年までに、FR/4WD「ジョルジオ」プラットフォームを採用する8台の車を発表する計画を持っていますが、「ステルヴィオ」はその一台と思われます。

パワーユニットは4気筒ターボのほか、520psを発揮する2.9リットルV型6気筒ツインターボエンジンを搭載する「クアドリフォリオ」もラインナップされるようです。

(APOLLO)

ベース車よりも10万円ダウンのお買い得な限定車、アルファロメオ「Giulietta Divina」

アルファロメオのCセグメントモデル「Giulietta(ジュリエッタ)」は、2012年から日本に上陸し、セクシーな内・外装が魅力です。

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2016年6月4日から発売される150台限定の「Alfa Romeo Giulietta Divina(ディビーナ)」は、人気グレードの「Sportiva(スポルティーバ)」からパワーシート(前席、運転席メモリー付)、ランバーサポート(前席)、「スポルティーバ」エンブレムを省くことで、ベース車両より約10万円安い359万6400円という価格設定。シートまわりのこうした電動系装備が不要なら狙い目かもしれません。

Cセグメントはメルセデス・ベンツAクラスやフォルクスワーゲン・ゴルフなどが強烈な価格競争力を維持しているだけに、販売の上積みをしていくには特別仕様車や限定車は欠かせないピースなのでしょう。

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ボディカラーは人気の高い「アルファ レッド」が100台限定で、「アイス ホワイト」は50台限定。ほかにも専用アルミホイールを用意しています。

なお、エンジンは1.4Lの直列4気筒「マルチエア」インタークーラー付ターボで、トランスミッションは6速デュアルクラッチトランスミッションの「Alfa TCT」で、右ハンドルのみとなっています。

(塚田勝弘)

新型アルファロメオ・ジュリアに、日立オートモティブのカーボンプロペラシャフトが採用

日立オートモティブシステムズ(以下、日立オートモティブ)は、同社のカーボン製プロペラシャフトが、2016年内に販売予定の新型アルファロメオ・ジュリアに採用されたことを発表しました。

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プロペラシャフトは、FR車でエンジンの動力をトランスミッションと差動装置を介して後輪に伝える駆動軸で、低燃費化や低エミッション化で軽量化が求められています。

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アルファロメオの新型「ジュリア」に採用された日立オートモティブ製のプロペラシャフトは原材料にカーボンを使用しており、次のメリットがあります。

・従来の同社スチール製のものと比べて約40%軽く、車両の重量を約5kg削減できる
・正面からの衝突事故が発生した際に車両に生じる衝撃を同社従来製品比で最大約50%軽減し、優れた安全性を実現できる
・スチール製に必要となるセンターサポートを省いた新開発の構造を採用。車室内への騒音や振動の伝達経路を排除して車両内の静粛性が向上

高価な原料であるカーボンですが、軽量化や省燃費が求められる現代の車輌開発では欠かせない素材となっており、これからますます採用例が増えていくと予想されます。

(山内 博・画像:日立オートモティブシステムズ)

アルファロメオ初のクロスオーバーSUV「ステルヴィオ」本物現れた!

過去のプロトタイプでは、フィアット「500」の皮を被ったミュール姿のみが目撃されていたアルファロメオの新型クロスオーバーSUVがついにヴェールを脱ぎました。そして、その名称が「ステルヴィオ」と名付けられる可能性が高いことも分かりました。

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カモフラージュが重いですが、プラットフォームはFR・4WDアーキテクチャーをベースとし、いかにも流行りのプレミアムコンパクトSUVらしいスタイルが伺えます。

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パワーユニットには、4気筒ターボや520psを発揮する2.9リットルV型6気筒ツインターボエンジンの「クアドリフォリオ」モデルも投入される模様です。

2017年の前半にはお披露目されそうです。

(APOLLO)