Motor Fan's YEAR 2016

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光岡自動車が自社製の小型パーソナルEVを温泉街に導入!

大手自動車メーカーが新車開発で凌ぎを削る中、独自路線の商品開発を実践している小さな自動車会社「光岡自動車」。

市販車をレトロタイプに改造・販売していることでお馴染みの同社ですが、その一方で小型パーソナルEVの開発も手掛けています。

EasyRamble

そこで本稿では同社の新作、小型EV「EasyRamble」(イージーランブル)をご紹介したいと思います。

道路運送車両法上、サイドカーやトライクと同分類で扱われており、経済産業省による「クリーンエネルギー自動車導入促進対策費補助金」の補助対象車となっています。

コンパクトサイズながら、最大100kgまで積載可能で、運転席をまたがり式に、さらにバーハンドルにすることで「側車付二輪貨物」として国土交通省の型式認定を取得。

EasyRamble

光岡自動車は同車の販売にあたり、観光地を中心に独自の営業を展開、レンタカーとして有馬温泉旅館街への販売に成功。

EasyRamble

カラフルな車体は小回りが利き、細い坂道の移動にも最適。ヘルメット不要、普通自動車免許で運転できるので、季節の風を感じながら温泉街の名所巡りができます。

レンタカー仕様車については、構造変更届けにより4人乗りにアレンジされており、温泉街の観光用として活躍しています。

EasyRamble

光岡自動車では、運搬用車として大手農機具メーカーへの販路も広げており、施設内運搬車やゴルフ場内のマーシャルカー、運送業・サービス業の配送・配達用などにも販売先を広げていく考えとか。

このように、小型パーソナルEVは地域と密接に結び付く形で、普及が進んでいくことになるのかもしれません。

Avanti Yasunori・画像:光岡自動車/有馬自動車)

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光岡自動車「EasyRamble」
http://www.mitsuoka-motor.com/lineup/like-t3/

有馬自動車
http://www.easy-ramble.jp/area/arima/index.html

パナソニックが2020年までに自動運転式小型EVを製品化!

米テスラモーターズにEV用バッテリーを全面供給するなど、自動車関連事業を拡大中のパナソニックが、完全自動運転式の2人乗りパーソナルEVを自社開発、2020年までに製品化を目指しているそうです。

Panasonic

同社は自動車関連事業を新たな成長分野として位置付けており、これまで培ってきたカメラセンサーの技術を活かそうと、昨年10月に自動運転技術開発のためのプロジェクトチームを設置。

報道によると、既に試作車を完成させており、横浜市にある自社テストコースで走行試験を繰り返しているようです。

Panasonic

AI(人工知能)によるディープラーニング(深層学習)により、ドライビング経験を積むにつれて運転が上達する仕組みを採用。

死角を無くすため、高感度カメラセンサーを5基搭載しており、同社が得意とする防犯カメラのセンシング技術や画像解析技術を応用、周囲360度の映像を解析しながら走行します。

Panasonic

車両の周囲10mの範囲に存在する人や自転車などの動きを高精度に検知・予測。夜間や大雪、濃霧でも自律走行が可能で、40km/h以下の速度で1-2kmの圏内を走行するパーソナルEVを目指している模様。

Panasonic

来年からは本社がある大阪府門真市で公道試験を予定。人やクルマが行き交う実環境の中で、路車間や歩車間通信を含めた実証実験を予定しているそうです。

培った自動運転技術はパーソナルEVの他にも農業機械や鉱山用ダンプ、物流施設向けの無人走行システムとしても活かす考えとか。

日本国内では自動車業界にとどまらず、東芝やソニーなどの大手電機メーカーやレーザー技術を得意とするパイオニアなどが、これまで培ってきた技術を活かして新たなビジネスチャンスを掴もうと、 車載用のカメラセンサーなどを中心とした自動運転関連事業の強化に相次いで乗り出しています。

そうしたなか、パナソニックは自動車メーカーが開発中の完全自動運転車と競合しないジャンルの近距離移動用のパーソナルEVにターゲットを絞り、複数台の試作車による走行テストを実施している点で、競合メーカーを一歩リードしているといえそうです。

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Panasonic Camera
http://www.js-sys.com/product/panasonic/

アイシン精機のパーソナルモビリティがドイツのデザイン賞を受賞

アイシン精機は、同社のパーソナルモビリティ「ILY-I」「ILY-A」が、ドイツのDesign Zentrum Nordrhein Westfalen e.V.(ノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター)が主催するRed Dot Design Award において「Red Dot Award: Design Concept2016」を受賞したと発表しました。

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さらに、「ILY-I」が受賞案件の中でもより優れたものに送られる「Red Dot: Best of the Best」に選ばれました。

「Red Dot Design Award」は1955年から毎年開催され、ドイツの「iF design award」、アメリカの「International Design Excellence Awards」と並び、世界三大デザイン賞のひとつに数えられる権威ある賞です。

そのなかでも「Red Dot Award: Design Concept」は、デザインの概念やアイデア、先見性、将来性などを重視して選定される2005年に新設された部門です。

今回この部門には、60カ国から4,698件のエントリーがあり、244件が「Red Dot Award: Design Concept2016」を受賞、うち42件が「Red Dot: Best of the Best」を受賞しています。

アイシン精機はこれからも製品のデザインについて、見る人や使う人が抱く期待の一歩先を行く新しい価値を生み出していきたい、としています。

今回、同社が受賞した内容は次の通りです。

■ILY-I:「Red Dot Award: Design Concept」 「Red Dot: Best of the Best」

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「ILY-I」は、屋内で使用することを想定したファニチャーモビリティです。

現在の電動車いすは、室内空間にマッチさせにくく、また健常者との差を感じさせるスタイリングのため乗りたくないツールになっています。そこで、インテリア性が高く、一般的な家具と同じように、老若男女問わず使え、誰もが乗りたいと感じるモビリティを目指しました。

発進・停止、方向やスピード、回転といった移動に関わる制御は、肘掛けにあるコントローラで誰でも簡単にできるようになっています。

・デザイナーのコメント

これから必然的にIT化していく生活環境のなか、違和感をもって迎えられるのではなく、生活空間になじみある家具をインテリジェント化するという新しい生活スタイルを提案しました。センサーを目のように両側につけ、愛らしい生き物のようであり、一緒にいたくなるようなイメージを持たせました。

■ILY-A:「Red Dot Award: Design Concept」

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「ILY-A」は、4 種類の形態に変形させることで多用な用途に対応する1 人乗りの電動モビリティです。

ベビーカーとほぼ同程度の小型サイズでありながら、ロボット技術を応用した新開発の「知能化安全技術」を搭載し、突然飛び出してくる人や障害物などを動・静止物体に関わらず認識し、自動で車体の速度を減速して制動制御します。

安全かつ気軽に使え人々の行動範囲を広げることができる「ILY-A」は、若者からアクティブシニアまであらゆる世代の人々が快活に活動する社会を実現するためにデザインされた近未来の乗り物です。

・デザイナーのコメント

未来のライフスタイルを描き、人とモビリティとの新しい関係を考えた時に、単なる移動ツールではなく人々の暮らしをより豊かにするものにしたいと考えました。また若者からお年寄りまで幅広い層の人が乗りたくなるようなデザインを目指しました。

(山内 博・画像:アイシン精機)

超小型EV「 i-ROAD」のライバル車がカナダから登場!

カナダのバンクーバーに拠点を置くEVベンチャー「エレクトラ メカニカ」が、1人乗りのパーソナルEVを開発しており、発売が近いようです。

Electra_ Meccanica_SOLO

3輪式の小型EVで、同社が公開したスペックによると全長3,048mm、全幅1,209mm、全高1,283mm、ホイールベース2,045mmと、軽自動車よりは小さいものの、トヨタ「i-ROAD」よりも一回り大きいボディサイズになっています。

Electra_ Meccanica_SOLO

最高出力82hp、最大トルク19.4kgmを発生するモーターにより後輪を駆動、車両重量は450kgと軽量で、0-100km/h加速は8秒、最高速度130km/hの性能を発揮。

8.64kWhのリチウムイオン・バッテリーを搭載しており、満充電までの所用時間は220V電源で3時間、110Vの場合は6時間、航続距離は最大で160kmとなっています。

車名は「SOLO」(ソロ)。

市販開始は7月以降としており、車両価格は約160万円程度。1人乗りにしては少々お値段が張りますが、既に2万件以上の予約が入っているといいます。

Electra_ Meccanica_SOLO

日本ではトヨタ「i-ROAD」などのパーソナルEVによるシェアリングサービス実証実検が数年に渡って継続されていますが、肝心の法整備が進んでいない状況。

TOYOTA_iROAD

しかし市販化が実現した際には、「ソロ」のように海外のベンチャー参入が活発化する可能性があり、将来的に「 i-ROAD」のライバル車が増えることが予想されます。

Avanti Yasunori ・画像:Electra Meccanica、トヨタ自動車)

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経産省とトヨタの出身者が生み出した超「カワイイ」EV!

経済産業省出身の伊藤慎介氏と、トヨタ自動車出身のカーデザイナー根津孝太氏によるベンチャー「リモノ(rimOnO)」が先頃、小型EVのプロトタイプを発表しました。

rimOnO

「社会に優しい、小型でスローなモビリティ」を開発テーマに、ユーザーがワクワクするような商品を日本発で生み出したいとの思いで製作。

とにかく「カワイイ」ことを徹底して追求したそうで、同車の開発には三井化学や帝人といった大手企業に加え、楽器メーカーのローランドも参画するなど、異色のコラボとなっています。

<rimOnOのスペック>

・全長2.2m×全幅1.0m×全高1.3mとコンパクト
・大人2人乗り(または大人1人と子供2人)
・着せ替え可能な「布製ボディ」
・交換式のカセット型バッテリー「e-cell」
・目標車重200kg以下(軽量樹脂を活用)
・最高速45km/h(欧州L6e規格に準拠)
・航続距離50km(目標)

プロジェクトを立ち上げたリモノ社の伊藤社長は、京都大学大学院工学部を卒業後、経産省に入省。「EV、PHEVタウン構想」や省エネ住宅「スマートハウス」の政策を担当していたキャリア官僚。

rimOnO

また、同車のデザインを担当した根津取締役は、トヨタ時代にパーソナルモビリティ「i-Unit」や、子供でも乗れるEV「カマッテ」のデザインを担当した人物。

そんな二人が出合ったのは2014年の2月頃で、その後約2年をかけてプロトタイプ製作に漕ぎ着けたそうです。

ちなみに「リモノ」社のネーミングは「乗り物」から「の」を取って命名したもので、従業員は42名、同車の開発には10名が関わっているそうです。

rimOnO

伊藤社長は高齢化社会に対応したコンパクトシティには小型でスローな乗り物が必要であり、街中の細い道を前提に開発したといいます。

ボディ表面は耐光性・防水性・耐火性を持つポリエステル繊維を採用、裏面にはウレタンフォームが入っており、着せ替えにより、色やデザインの変更が可能。

rimOnO

詳細設計やプロトタイプ製作には自動車部品の設計・開発を手掛ける愛知県名古屋市の「ドリームスデザイン」が協力しており、その他にも帝人フロンティアがボディ表皮を、三井化学がボディー・シートの樹脂製骨格部材を提供、ローランドがEV用の走行サウンドを製作しています。

同社では2017年の夏頃までに市販用モデルを作り、販売を予定しているそうです。

ただ、国土交通省における「超小型モビリティ」の実証実検が過去6年間に渡って行われているものの、法整備が未だに進んでいないのが実情。

一方の小型車先進地域のヨーロッパでは「欧州L6e」という規格が有り、原付免許で運転できる定員2名のマイクロEVの販売が可能ですが、日本では認められていません。

rimOnO

フランス、イタリア、スペインなどでは既に2人乗りの量産車が街中を走っており、日本もオープンカフェが立ち並ぶ中、歩行者と共栄共存できる「社会に優しいクルマ」の先進国になれる可能性も。

伊藤社長は元キャリア官僚というバックグランドを活用して「日本版L6e」の実現を呼び掛けているそうです。

rimOnO

同社はまずミニカー規格に適合した1人乗り仕様で発売するそうで、近い将来、日本版L6e規定が誕生すれば、月産1000台を目指し、車両価格40万円を実現したいとしています。

rimOnO

リモノ社ではもっと多くの人たちが気軽に移動できることが、社会全体に「やさしい」と考えており、超小型モビリティの要件では不十分で、欧州に倣った「日本版L6e」の導入を切望しており、今後の動きが注目されます。

Avanti Yasunori ・画像:リモノ)

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英国向けの小粋なパーソナルEV「e2o」は日本導入もあり?

マヒンドラグループの英国子会社「マヒンドラ インターナショナルUK」が4月15日、4人乗りの小型EV「e2o」を発売しました。

Mahindra_e2o

通勤や買い物に便利なパーソナルEVとして開発されており、5月から納車を開始するそうです。

今回同社が発売したのはエントリーモデルの「City」と上級グレードの「TechX」。

「TechX」ではテレマティクスを搭載、目新しいところでは電欠時にサポートセンターからのリモート操作でバッテリー容量の一部を使えるようにする“Revive”機能(緊急リモート給電システム)を装備しています。

急速充電規格“CHAdeMO(チャデモ)”にも対応しており、約1.5時間で95%まで充電可能、満充電時のEV航続距離は約127km(Revive機能で+13km)、最高速度は100km/hとなっています。

Mahindra_e2o

またスマホ用の「e2oアプリ」を使えば乗車前のエアコン調節、電気料金の安い時間帯を利用しての充電に役立つ充電スケジューラー、充電ステーション検索等が利用可能。

Mahindra_e2o

同車には英国の助成金が適用され、車両価格は「City」が約200万円〜、「TechX」が約240万円〜となっており、電費は月額10ポンド(約1,600円)未満とのことです。

日本発の急速充電規格“CHAdeMO”に対応済みで、しかも英国仕様が右ハンドルということもあり、今後の日本導入の可能性も含めて同社の動きが注目されます。

Avanti Yasunori・画像:マヒンドラUK)

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超小型EV トヨタ「i-ROAD(アイロード)」が公道走行へ!
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トヨタが立ち乗り電動車「ウイングレット」の公道試乗募集!

トヨタ自動車が一般者を対象にした「Winglet(ウイングレット)」の公道乗車体験会を4月下旬から開始すると発表しました。

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立ち乗り電動二輪車「Winglet」で臨海副都心の公道(歩道)を走行するもので、これまでつくば市や豊田市などの特区に限定されていた公道走行実証実検が昨年7月に全国展開されたことを受けて実施することにしたそうです。

この乗車体験会は今年の4月下旬から毎月土日の2日間を主体に実施予定(参加無料)で、当面1日あたり10名程度の募集を予定しているそうです。

先頭と最後尾にスタッフが付き、隊列を組んで走行する形式となります。

TOYOTA_Winglet TOYOTA_Winglet

参加するには原付免許を所持しており、MEGA WEBで所定の運転教育を受講後に発行される「Winglet Pass」を取得していることが条件となります。

ちなみにトヨタによると「Winglet Pass」取得者は既に600名を超えている模様。

同社は実証実験等を通じて、体の重心移動で走行する“Winglet”を操る楽しさや使い勝手の良さをより多くの方に実感してもらうことにより、地域振興・観光振興に貢献するとともに新たなモビリティ社会の構築を目指すとしています。

今回の公道走行実証実検は来年の3月31日まで実施されるそうで、詳しくはトヨタMEGA WEBのホームページに案内が掲載されています。

これから季節が良くなることもあり、風を感じながら「Winglet」で臨海副都心を“ドライブ”するのも良いかもしれません。

Avanti Yasunori

トヨタが電動立ち乗り二輪車「ウイングレット」の公道走行実証実験を開始

トヨタは、同社がパーソナルモビリティロボットと呼んでいる電動立ち乗り二輪車「ウイングレット」の公道走行実証実験を開始する、と3月24日付けで発表しました。

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この種の新しい乗り物を公道(歩道)で走行させるには、法規上の規制から特区制度が必要で、つくば市や豊田市が特区制度でウイングレットの実証実験を行ってきました。

平成27年7月に特区制度が全国展開されたために、今回、国内でも先進的なエリアのひとつである臨海副都心において、この実験を実施することになった、ということです。

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トヨタでは、体の重心移動で走行するウイングレットを操る楽しさ(=Fun to Drive)を伝えるとともに、ウイングレットの使い勝手の良さをより多くの方に実感してもらい、新たなモビリティ社会の構築を目指したい、としています。

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今回の実験は、平成28年3月28日(月)から平成29年3月31日(金)までの約1年間にわたって行われます。4月下旬からは、試乗会も毎月2日間程度実施されます。

興味のある方は、トヨタ・MEGA WEBホームページに詳細が掲載されています。

(山内 博・画像:トヨタ)