Motor Fan's YEAR 2016

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日産・セレナの25周年限定車には、選べる3つのスペシャルセットと5万円オプション券が付いてくる!

発売から約1カ月で2万784台を受注し、2016年10月の新車(登録車)販売ランキングにおいて1万2408台で3位にランクインした日産セレナ。前年同月比はじつに331.5%増を記録し、新型の登場がどれだけ待望されていたかが伺えます。

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11月30日から発売されている「セレナ・25thスペシャルセレクション」は、初代バネット・セレナ誕生から25周年を記念した特別仕様車。

新型セレナには、部分自動運転技術の「プロパイロット」をはじめ、「スマート・ルームミラー」などが設定されています。同限定車には、これらの装備に加えてLEDヘッドランプやアラウンドビューモニターなどを組み合わせた期間限定車(2017年3月末までの販売)。

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さらに、同限定車で利用できるディーラーオプション券5万円のプレゼントキャンペーンも同時に実施されています。日産オリジナルナビゲーションなどのオプション購入に使えるほか、「25thスペシャルセレクション」のみで選択可能な3つのスペシャルオプションセットなどにも利用できます。

気になるスペシャルオプションセットは下記の3つ。

●スペシャルセット1:UV&IRカットフィルムとクリーンフィルタープレミアムのセット。通常価格6万7010円が5万円の特別価格。

●スペシャルセット2:ETC2.0本体とリバース連動下向きドアミラー(助手席側)のセット。通常価格6万5996円が5万円の特別価格。

●スペシャルセット3:ミシュランスタッドレスタイヤ(195/65R15)の4本セット。通常価格9万3744円が5万円の特別価格。

セレナ25周年記念車は、ハイウェイスター、Xの2WD/4WDに設定され、さらに、スペシャルセレクションAとスペシャルセレクションBが用意されています。なお「プロパイロット」と「スマート・ルームミラー」はスペシャルセレクションBに設定。

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日産セレナ・25thスペシャルセレクションの価格帯は、284万7960円〜346万7880円となっています。

(塚田勝弘)

自動で動くイス「プロパイロットチェア」を日産が製作。飲食店などに貸与する計画も

新型にスイッチした日産セレナは、発売約1カ月で2万台超と好調なスタートを切りました。

看板装備のひとつである同一車線限定、部分自動運転技術の「プロパイロット」装着車は約7割に達したそうです。

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そんな中、日産が開発した自動で動くイス「プロパイロットチェア」の動画が公開されました。

2016年2月に自動駐車支援技術「インテリジェントパーキングアシスト」の役割を疑似化したような「インテリジェントパーキングチェア」の動画を公開し、SNS上で好評を得ているそうで、今回の動画は第2弾になります。

160927-02-06-1200x675「プロパイロットチェア」は先行するイスを認識し、一定の距離を保ちながら追従する機能だけでなく、指定されたルートに合わせて自動でストップ・アンド・ゴーを行い、自動操舵で移動できます。

新型セレナに搭載された「プロパイロット」が渋滞によるドライバーのストレス緩和に貢献するように、「プロパイロットチェア」は人気飲食店の店先などでの行列時に、イスから立っては移動してまた座るという煩わしさを解消するものとしています。

実際のイスの製作は、最先端のデジタルプロモーションを手掛けるインタラクティブカンパニー「BIRDMAN」が担当。

この自動で動くイス「プロパイロットチェア」は単なるプロモーション用動画だけでなく、実際に「プロパイロットチェア」の試用を希望する飲食店などへの無償貸与を実施する予定だそうです。

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お客さんなどの行列待ち(渋滞)のストレスから解放させたい、とお考えのオーナー様いかがでしょうか?

(塚田勝弘)

【プロパイロットチェア試用の応募方法】

●募集期間

9/27(火)16:00〜12/27(火)17:00

※店舗募集については、予告なく中止する可能性があり、募集の方法や期間についても変更する可能性もあるそうです。無償貸与の対象は日本国内のみ。

●応募方法

自身のSNS(ツイッター、フェイスブック、インスタグラム)のアカウントより 「 #NissanProPilotChair #Wanted 」 とハッシュタグを付け、店舗情報がわかるサイトのURLなどの必要事項を記載の上、応募した希望者(店舗、会社など)には、公開設定で投稿されたツイートの中から、情報や走行条件等を精査した上で、事務局より当選の連絡があります。

新型でもミニバン販売No.1へ 新型セレナの王道を行く進化が凄い!

クルマのグローバル化が進む中、今やミニバンは日本における独自かつ専用のカテゴリーになってきました。

NA2000cc級のパワーと全幅1700mm程度のサイズでCVTを搭載し、両側スライドドアと7〜8人が乗れる広い居住空間を備え、FFと4WDが選べる設定が定番となっています。

ファミリー世代にとってこんなに便利で快適な乗り物が、なぜもっと世界に広まっていかないのか本当に不思議なくらいです.

そんな中で新型日産セレナは、単一車種としては国内販売台数No.1を誇ってきました。

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今回のフルモデルチェンジでは、従来の「BIG・EASY・FUN」のコンセプトを更に進化。そしてマーケットの王道を突き進むべく、スタイリッシュなデザインとより便利な使い勝手を実現するとともに、日産の戦略的商品である自動運転技術「プロパイロット」を搭載して登場したのです。

■王道を行く進化と最新の自動運転技術「プロ・パイロット」

新型セレナは、従来どおり標準車とハイウェイスターの2タイプをラインナップ。

日産デザインの最新トレンド「Vモーショングリル」と彫りの深いウエーブしたサイドラインで、躍動感のあるスタイリッシュなデザインを実現しています。

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室内はメーターを低くして広々感を演出。また3列目シートにスライド機能を付けて、居住性も向上させました。バックドアでは、上半分が開くデュアル式を採用して、使い勝手も進化させています。

パワーユニットは、直4のNA2000ccエンジンにCVTを組み合わせたFF仕様と、エンジン+モーターにCVTを組み合わせたスマートハイブリッドにFFと4WD仕様が設定されています。

燃費は、スマートハイブリッドのFF仕様が17.2km/l、4WDでも15.8km/lで優秀です。

「プロパイロット」と命名された自動運転機能は、車線中央走行と先行車追従走行機能等を駆使して、高速道路での巡航と渋滞時の自動運転を実現しています。一定条件の元ではクルマがアクセル・ブレーキ・ステアリングを制御してくれますが、現時点ではTV-CMのような完全自動運転には届いておらず、ドライバーがコントロールすることを前提とした仕組みとなっております。

■お買い得なグレードは「G」

新型セレナの車両本体価格は、約231.6万〜約313.5万円。パワーユニットはNAエンジンを搭載したFFと、NAエンジンにモーターを組み合わせたスマートハイブリッドにFFと4WDを用意。

スポーティと豪華さで人気のハイウェイスターは、後者に設定されています。なおスマートハイブリッドは、ジェネレーターをアシストモーターとして活用する仕組みで、アイドリングストップ等による燃費向上を実現しています。

お買い得グレードは、標準車ではスマートハイブリッド仕様で、LEDヘッドライトや3列目スライドシート、両側オートスライドドアやアルミホイールを装備したGがお勧めです。

また自動運転の「プロパイロット」はオプションですが、エアロパーツで武装したハイウェイスターでは、期間限定オプションの「プロパイロットエディション」がお勧め。価格帯は291.6万〜318.7万で、贅沢仕様のGは装備以上にお買い得です。

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■第539弾新型セレナのすべて (電子本はこちら)

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(拓波幸としひろ)

ミニバン販売No.1の実績とプライド。新型セレナの揺るぎないコンセプトとは!?

日本の5ナンバーミニバン市場は、セレナ、ヴォクシー/ノア、ステップワゴンの3車種が中心となってしのぎを削ってきました。

ライバル他車が様々なパッケージや付加機能、パワーユニットにトライする中、セレナはいささかもぶれることなく進化を続け、先々代と先代の過去11年間においてミニバン販売No.1の王座を維持してきました。

セレナの原点は「モノより思い出」というキャッチコピーです。これは1999年からのCMですが、17年経っても全く色褪せないのは、この言葉がセレナの本質とユーザーの本音を言い当てているからなのでしょう。

そして新型セレナは、変わらぬコンセプトをベースにして、最新のアイディアと技術を織り込んで開発されたのです。

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■揺るがない「BIG,EASY,FUN」の基本コンセプト

新型セレナ開発責任者の遠藤RPM(リージョナルプロダクトマネージャー)は、歴代セレナの人気の秘密を「BIG,EASY,FUN」の価値が受け入れられたからだと語ります。

それはまさしく「室内が広く、使いやすく、家族みんなが楽しめる」ということ。歴代セレナは、「クルマで家族、友人、知人をもてなしたい」「クルマはみんなで乗った方が楽しい」という子育て世代のニーズに合致していたのです。

また最近では、子育て世代と親が1時間以内に住む「近居率」が増加しており、更に「家族の範囲」が、祖父母や兄弟姉妹の家族にまで拡大傾向にあるとのこと。そのため3列目シートの利用頻度が、これまで以上に増えてきているのだそうです。

そこで新型セレナでは、3列目のスライド化やバックドアのデュアル化をはかり、居住性や乗降性、使い勝手のおもてなし度を大幅に向上させました。

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■ワクワクする新たなユーティリティも大量投入

開発陣は新たなユーティリティにもこだわりました。足をスライドドア下にかざすと自動開閉する「ハンズフリーパワースライドドア」や6個のUSBソケット設定は、開発陣から商品企画に逆提案したもの。

また3列目への乗降の動線を確保するために2列目のシートベルトを背もたれ内蔵式に変更したり、ママのネイルを傷つけないようにキャップレス給油口を採用する等、なるほどアイディアを機能に盛り込みました。

自動運転「プロパイロット」も、新型セレナで初搭載された新機能です。日産の世界戦略技術ですが、最初から世界市場に出すのではなく、国内でしっかり熟成させる方針とのこと。ファミリー世代がドライブに出かけた場合、月曜の子どもの学校を考えると、渋滞とわかっていても帰路につかざるを得ません。だからこそミニバンのセレナにプロパイロットが必要との判断は、本当にそのとおりだと思います。

ただですネ、「セレナは国内市場で横綱相撲ができている、日産では数少ない車種です。」なんて言わないでくださいまし。いつだって多くの日産ファンが、新型セレナのように開発陣の魂がこもった魅力的でリーズナブルなクルマの登場を心待ちにしてるんですから!

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■第539弾新型セレナのすべて (電子版はこちら

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(拓波幸 としひろ)

新型セレナの初期受注で7割が部分自動運転技術「プロパイロット」を選択

8月24日に発売された5代目の新型セレナ。最大の目玉である部分自動運転技術「プロパイロット」は、ミニバンでは世界初となる同一車線内での部分自動運転技術。

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同装備は「プロパイロットエディション」として2017年3月末までの期間限定生産される特別仕様車、またはカタログモデルにメーカーオプションとして用意されています。

なお、メーカーオプションで選ぶ際は、3種類の「セーフティパックA、B、C」の中から選択する必要があります。

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「プロパイロットエディション」をおさらいすると、単眼カメラのみで前方の車両や白線などを検知し、車間距離と車線維持(車線中央を維持)を行うもので、アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動で制御。高速道路での使用を前提としています。

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約30〜100km/h(実際はメーター読みでACCの作動範囲である約114km/hか?)の速度内で作動。操作は、プロパイロットの青いボタンを押してスタンバイ状態になった後、セットスイッチで車速を設定し、プロパイロットがオンになります。

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そのため、作動には30km/hを超える必要があります。プロパイロットが作動すれば、前走車に追従して新型セレナも自動的に停止し、3秒以内の停止であれば自動的に再発進しますから、ダラダラとした渋滞中にも威力を発揮します。3秒を過ぎるとアクセルやスイッチの操作が必要になります。

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新型セレナのプロパイロット装着車は予約受注の段階で装着率が7割に達したそうで、これは日産が想定していた4割という予測を大きく超えるもので、手応えを得ているそう。

なお、販売、納車時などの現場では、「自動運転技術」を謳うプロパイロットの作動条件や使い方などの周知を徹底するとしています。

(文/塚田勝弘 写真/冨士井明史、塚田勝弘)

新型セレナが発売!価格は231万6600円〜、部分自動運転仕様は291万6000円〜

待望の新型セレナが8月24日に発売されました。

先に発表されていた同一車線自動運転技術「プロパイロット」が最大の目玉で、気になる価格帯は2WDが231万6600円〜318万7080円、4WDが260万3880円〜317万6280円。

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「プロパイロット」搭載車で、ローンチエディション(2017年3月末までの期間限定)である特別仕様車「プロパイロットエディション」は、2WDの「ハイウェイスター プロパイロットエディション」が291万6000円、同じくFFの「ハイウェイスターG プロパイロットエディション」が318万7080円。4WDの「ハイウェイスター プロパイロットエディション」は317万6280円です。

これらの特別仕様車には、プロパイロットのほか、踏み間違い防止アシスト、キーを携帯していればスライドドア下付近で足を動かすだけで開閉できる世界初の「ハンズフリーオートスライドドア」、16インチアルミホイール(2WD車)も用意された買い得感の高い仕様。

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なお、メーカーオプションのプロパイロットは単体でのオーダーはできず、「セーフティパックA、B、C」の3つのパッケージ+プロパイロットのセットとして設定されています。セーフティパックが3つ展開されているのは、グレードにより基本となる装備が異なるため。

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セーフティパックの中身は3タイプで異なり、たとえば、セーフティパックBは、SRSカーテンエアバッグシステム(前席)、踏み間違い衝突防止アシスト、インテリジェントパーキングアシスト、進入禁止標識検知、アラウンドビューモニター(MOD/移動物検知機能付)、ふらつき警報、フロント&バックソナー、スマートループミラー、電動パーキングブレーキ、オートブレーキホールド、プロパイロット、LDP(車線逸脱防止支援システム)、ステアリングスイッチ(プロパイロット、オーディオ)などがセットで用意されています。

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なお、セーフティパックの価格は24万3000円で、特別仕様車のプロパイロットエディションの方が5400円安くなっています。

(文/塚田勝弘 写真/冨士井明史)

新型・セレナは「プロパイロット」搭載でドライブがココまで変わる!

日産自動車の国内中核モデルとして長年ファミリー層を中心に多くのユーザーに支持され、1991年の初代モデル発売以来、累計150万台以上を販売して来た「セレナ」。

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8月下旬にフルモデルチェンジを予定している5代目では、日産が独自に開発した国産車初、ミニバンでは世界初となる運転支援機能「プロパイロット(ProPILOT)」を装備しています。

高速道路の単一車線内で、カーブ走行を含め、常に前走車との車間距離を保持しながら、追従走行することが可能となっています。

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設定した車速(約30〜100km/h)を上限に、アクセル、ブレーキ操作はもちろん、車線中央を走行するようにステアリング操作をアシスト。特に発進・停止を繰り返すような渋滞発生時にはドライバーの疲労低減に大きく寄与しそうです。

なお、「プロパイロット」作動中にステアリングから手を離した際には、2段階でワーニングが発せられ、従わない場合には最終的にシステムを解除する仕組みになっています。

今回搭載されるのは「プロパイロット1.0」ですが、2018年には「プロパイロット2.0」へバージョンアップ。車線変更を含む、複数レーンでの自律走行が可能になるようです。

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さらに2020年には「プロパイロット3.0」に進化、ドライバーの介入無しで市街地での交差点・信号停止・自動合流・自動分岐・インターチェンジ走行が可能になる模様。

一方、2017年初頭には、次期「ノート」で採用が予想される、発電用小型エンジンを搭載したレンジエクステンダー方式のEV(e-POWER)もラインナップされるとの噂もあり、同車の今後の展開が注目されます。

Avanti Yasunori・画像:日産自動車)

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日産がプロパイロット搭載の新型「スカイラインクーペ」を年内発売か?

日産自動車が8月10日、デトロイトショー2016でワールドプレミアした「インフィニティQ60スポーツクーペ」(国内:スカイライン・クーペ予想)の本格生産を栃木工場で開始したと発表しました。

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栃木工場では同車の生産に向け、4,500名の中から216名の高度な技能を有する熟練の職人である「匠」を選出。プレミアムカーの生産に関する特別な訓練を実施し、その「匠」の中から選出された6名が「マイスター」として生産に関わるあらゆる面を監督しているそうです。

新たに開発した新色「ダイナミック・サンドストーン・レッド」の塗装のために、専用の塗装ブースを導入したそうで、艶のある深い赤色の仕上げに際し、機械と人間の手による塗装を組み合わせた新工法を採用。

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このダイナミック・サンドストーン・レッド塗装工程は、数百種類の塗料配合・塗布方法をテストして生まれたもので、塗膜厚さや品質をより緻密に管理しているそうです。

ピンと張った筋肉質のボディデザインを表現すべく、深いボディプレス加工技術を採用するとともに、トランクリッドには樹脂製の外板にスチール製のフレームを組み合せた世界初の構造を採用。

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リヤスポイラーをトランクリッドと一体成形するなどの工夫が織り込まれています。

エンジンは2.0L直4ターボ(211ps)と、新設計の 3.0L V6ツインターボ(305ps/405ps)をラインナップ。ミッションは7速ATを採用。

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駆動システムにはオプションでFRベースのAWDシステムを採用、ハンドリング性能と乗り心地を高次元でバランスさせる新設計の「ダイナミック・デジタル・サスペンション」を用意。

第2世代の「ダイレクト アダプティブ ステアリング」の採用により、操縦性能を高めており、より自然なステアリングフィールとフィードバックを実現しています。

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2010年4月以降、ダイムラーと提携関係にある同社だけに、デザイン的にメルセデス・ベンツCクラス・クーペとの類似点がみられるのも興味深いところ。

米国では今秋発売(車両価格400〜600万円)、日本でも年内に発売される可能性がありそうです。

さらに、セレナに初採用される「プロパイロット」搭載の噂もあるようで、同車に関する今後の情報が待たれます。

Avanti Yasunori・画像:日産自動車)

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「新型」日産・セレナの登場でミニバン市場はこう変わる!

初代モデルの発売以来、累計150万台以上を販売して来た日産自動車のミニバン「セレナ(SERENA)」ですが、いよいよ8月下旬に5代目が登場しようとしています。

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同車は国内ミニバン市場において、2013年に販売台数No.1の座を獲得(9.6万台)。

その後、2014年にはトヨタ「ヴォクシー」のフルモデルチェンジに伴い、2位(7.7万台)に、2015年にはトヨタ「シエンタ」の登場で3位(6.2万台)へと後退したものの、一貫して上位をキープし続けている人気モデル。

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そこで5代目ではミニバン販売TOPの座奪還に向けて、国内初となる先進の運転支援機能「プロパイロット」を搭載、一気に巻き返しに出ようとしています。

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新型セレナに搭載されるこの「プロパイロット」は同社が2016年、2018年、2020年と段階を踏んで実用化を目指している自動運転システムの第一弾となるもの。

設定した車速を上限に車間距離を保ち、車線中央を維持するようにステアリングを制御、渋滞時のステアリング、アクセル、ブレーキの全てを自動化しており、ドライブにおける疲労感軽減に大きな威力を発揮しそう。

新型セレナではプラットフォームを現行モデルからキャリーオーバーしており、乗り込み易さでは超低床フロアを採用しているトヨタ「ヴォクシー」に軍配が上がりそうですが、先進の運転支援システム「プロパイロット」搭載による商品力の向上により、ライバルに対して大きなアドバンテージを持つことになります。

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おりしもマツダのミニバン販売が他社に押されて低迷しており、今年の2月末には、2017年を目処にSUV開発に専念するとの情報が新聞報道で伝えられるなど、今後のミニバン販売競争はトヨタ、日産、ホンダの3強で繰り広げられる様相となっています。

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そうした中、スッキリとしたエクステリア・デザインを継承、日本初となる高度運転支援システム搭載モデルを300万円以下の車両価格に抑え、8月24日に発売するとみられる「新型セレナ」に大きな注目が集まります。

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