Motor Fan's YEAR 2016

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モトチャンプ

いよいよ最終決戦。モバオク!日本レースクイーン大賞2016政見放送を見てきた。

12月19日よりファイナルステージの投票が始まった「モバオク!日本レースクイーン大賞2016」。

ファイナルステージに駒を進めたファイナリスト20名が、19日からの投票に先立つ17日、ニコニコ生放送のAUTOSPORTチャンネルで政見放送を行いました。

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その中継現場に潜入し、一部始終を見届けてまいりました。

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進行は昨年度のレースクイーン大賞2015のグランプリ、荒井つかさちゃん。

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オープニングではファイナリスト20名のお披露目。この20名がモバオク!日本レースクイーン大賞2016の大賞、そしてグランプリを賭けて戦います。

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「モバオク!日本レースクイーン大賞2016」の対象者はSUPER GT、スーパーフォーミュラー、スーパー耐久、D1GP、全日本ロードレースなどのレースクイーン、総勢400名以上。

その中から100名がノミネートされ、12月11日までのファーストステージを勝ち上がってファイナリストとして選ばれたのが、今回の20名。それだけでも大きな価値があるということで、ファイナリストにはメダルが授与されます。

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そしてレースクイーンそれぞれが一人ずつ演説を始めます。一人ずつ名前が呼ばれると、まずはニコ生のカメラに向かってお決まりのポージングから。

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ポージングの後に演説となるのですが、レースクイーンの皆さんの想いは熱い!皆さんがそれぞれの想いを演説に乗せて語ってくれました。「20人のファイナリストになれただけで胸がいっぱいになる」と言って涙ぐんでしまう方もいらっしゃいました。

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12日に発表されたファイナリストですが、その時点でどうしても仕事の都合で参加できないレースクイーンもいらっしゃいます。そういう方々はテレビ電話での出演。進行の荒井つかさちゃんも昨年はテレビ電話での出演でしたから「その気持ちわかる!」と励ます姿が印象的でした。

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そしてニコ生上での投票となるのですが、その前に1月13日の授与式で司会をするというナベジュンこと渡辺順子ちゃんも登場!MCの実績多数だけあって軽妙にトークを進めます。

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今回のニコ生投票TOP3はAbema TVで密着取材がなされるということで、その紹介もされました。レポーターはゲスマジシャンとして一部に絶大な人気を誇る中村愛さん。

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投票直前にインタビューしまくる中村愛さん。緊張感が漲っていた会場が一気に爆笑の渦へ。

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そして「この中でライバルは?」という禁断の質問を清瀬まちちゃんへ。

まちちゃんはかなり考えながら「同じA Classの早瀬あやちゃん!」と答えると、場内は「おーっ!」というどよめきとともに、またも爆笑。

そんな和んだ雰囲気がまた緊張感を取り戻す瞬間が訪れます。

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システムの都合で急遽投票方法が変更となり、一人ずつに投票するかしないかを入れるという方式となったニコ生投票。この緊張感はとんでもない!

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そのとんでもない緊張感の中で行われたニコ生投票。そのTOP3は清瀬まちちゃん、藤木由貴ちゃん、藤井みのりちゃんとなりました。

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ファイナリストのメダルも誇らしげに、まずはニコ生投票でTOP3となった清瀬まちちゃん、藤木由貴ちゃん、藤井みのりちゃん。メダルの裏面にはファイナリストの文字が!

この後、政見放送一般観覧者の投票、そしてギャルズパラダイス携帯サイト、モバオク!サイト、モバオク!日本レースクイーン大賞2017の公式サイトでの投票ポイントが合計されてグランプリや各賞が決定します。栄冠は誰の手に?

発表は、幕張メッセで開催される東京オートサロン2017の期間中である1月13日に行われる「モバオク!日本レースクイーン大賞2017」授賞式となります。

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さらに、この「モバオク!日本レースクイーン大賞2017」のファイナリストを対象に、「日本レースクイーン大賞2016 TOP20アンケート投票」を行い、その得票数を大きく参考に決定するというclicccar賞の投票も始まっています。皆様の熱い一票をお待ちしております。

(会場写真・文:松永和浩)【関連リンク】

モバオク!日本レースクイーン大賞2017公式サイト
http://rq-award.jp/

【関連記事】

「モバオク!日本レースクイーン大賞2016」のファイナリストから選ばれるclicccar賞の投票スタート
http://clicccar.com/2016/12/18/427226/

日本レースクイーン大賞2016 TOP20アンケート投票
http://clicccar.com/qr2016_top20/

大盛況のイベントで明かされた、新型「プリウスPHV」の開発秘話とは?

トヨタ自動車が来年2月中旬とされる正式発売を前に、新型「プリウスPHV」の先行受注を開始しました。

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12月17日(土)には千葉県の袖ヶ浦フォレスト・レースウェイで、「新型プリウスPHV 先行特別試乗会」が催され、48組が参加できるこのイベントに、なんと倍率約80倍となる3,800名からの応募があったそうです。

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同イベントでは試乗に先立ち、MCを務めるモータージャーナリストの五味康隆氏と、初代に続き新型プリウスPHVの開発を担当した金子将一主査によるトークセッションが開催され、興味深い開発エピソードが披露されました。

現行のプリウスに比べて、車両後部に駆動用バッテリーを大量に積むPHVは、軽量化を目的に、レクサス「LFA」トヨタ「MIRAI」「86GRMN」 などで採用実績がある軽量なカーボン素材「CFRP」(カーボン・ファイバー・リィンフォースド・プラスティック)をバックドアパネルに採用。

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これまで少量生産車への採用実績は有るものの、量産車であるプリウスに生産時に手間暇のかかる「CFRP」材を採用するとあって、製造部門においては相当大きなインパクトがあったそうです。

ちなみに、プリウス「PHV」にこの素材を使うことになった背景には、LFAやMIRAIなどで培った先進的な軽量化技術を活かせる開発車両を探す中で、同車がイメージに適しているとの判断があったとか。

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ただ、形状の複雑さや製品の大きさ等から、当初の想定以上の苦労が伴ったようで、現在も発売に向けて24時間体制で生産を続けている模様。

こうした製造面での難しさに加え、現行モデルがそうであるように、販売面においてもベースとなっているプリウス(HV)との違いや優位性など、顧客への商品説明が難しいのがこのクルマの特徴だといいます。

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トヨタではEV開発にも力を入れるとして、12月1日に「EV事業企画室」を社内に設置するなど、電動化への動きが一気に加速しています。

主力市場である米国の「ZEV(Zero Emission Vehicle)」規制強化を踏まえ、すでに「MIRAI」で量産化を果たしたFCV(燃料電池車)の普及にも力を入れている状況。

そこで気になるのが、同社における今後の「PHV」の位置付け。

これに対して、金子主査はトヨタが目指している方向を次のように説明しています。

・トヨタでは限りあるエネルギーを節約して使う「省石油」技術と、
石油資源が枯渇した際の代替となる「脱石油」技術の2系統で開発

・PHVは「省石油」を担う技術で、将来FCVやEVが主流になる
までの間、よりエネルギー密度が高いガソリンを節約しながら使用

・PHVの最大の特徴は、普段遠出をしないユーザーにとってはEV
として使え、ガソリンの併用により充電切れの心配が無いという
「いいとこ取り」の技術

新型では公称値で60km以上のEV走行が可能(現行モデルは26.4km)としており、最高速度は135km/h(現行モデルは100km/h)の実力を保有。

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ジェネレーター(発電機)をモーターとして活用することで、加速性能の向上に寄与しており、2モーターによるトルクフルで胸のすく加速感が得られるのが特徴。

航続距離は、走り方によって大きく変動するものの、公称値比で6〜7割程度の実力が確保されているようです。

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その他にも駆動用バッテリーを充電するためのソーラールーフや、屋外での外部給電機能、T-Connect対応11.6インチの縦長モニターを装備するなど、盛り沢山のアイテムを搭載。

展示車両ゾーンでは、インストラクター・柴田 愛さんによる同車の充電デモに続き、開発を担当したエンジニア達が新機能・装備に対する来場者からの質問に答える姿が見受けられました。

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次回は引き続き、新型プリウスPHVのインプレッションや、当日お披露目されたTRD/モデリスタ仕様車に関するレポートをお届けしたいと思います。

Avanti Yasunori)【関連記事】

トヨタがPHV/FCVに加えて、「EV」開発にも本腰を入れる理由とは?
http://clicccar.com/2016/11/15/416047/

新型プリウスPHVで始まるクルマの「つながる化」。トヨタのConnected戦略とは?
http://clicccar.com/2016/11/13/415460/

プリウスPHV発売延期の原因?噂のパーツをトヨタが公開!
http://clicccar.com/2016/08/27/395486/

新型「トヨタ プリウスPHV」次世代環境車のスタンダードへ!
http://clicccar.com/2016/07/02/383048/

今秋発売の新型プリウス「PHV」詳細仕様が判明!【メカニズム編】
http://clicccar.com/2016/04/23/367802/

【関連リンク】

新型トヨタプリウスPHV
http://toyota.jp/new_priusphv/

自動車大手4グループ、欧州でEVの超高速高出力充電ネットワークを設置する合弁事業を計画

ポルシェおよびアウディを含むフォルクスワーゲン(VW)グループ、BMWグループ、ダイムラーAG、フォード・モーター・カンパニーの自動車大手4グループは、欧州の主要幹線道路に超高速高出力充電設備を設置する合弁事業を計画していると発表しました。

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この計画の骨子は次の5点です。

1.欧州の長距離走行道路を対象にバッテリー式電動輸送機器(BEV)向けに高出力DC充電ネットワークを展開。

2.高出力DC充電設備は、現在の充電システムより大電力の350kWの出力レベルを持ち、充電時間を大幅に短縮。

3.欧州全域で約400ヶ所の超高速充電施設を構築。

4.最新および次世代BEVに完全に対応するコネクターを使用したコンバインド・チャージング・システム(CCS)に基づくネットワーク。

5.先例のない自動車大手4グループの提携で、ブランドから独立した充電インフラ・ネットワークを新設。

前出の欧州の自動車大手4グループは、欧州において最高出力の充電ネットワークを新設する覚書に署名して、この計画がスタートしました。この計画はマスマーケットでのBEVの普及を促進する重要なステップとなります。

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計画されている出力レベル350kWの超高速高出力充電のネットワークは、現在ある最も短時間で充電できる充電システムの充電速度を大幅に上回ります。充電ステーションのフルパワーに対応するBEVは、現在のBEVに比べて大幅に短い時間で車両のブランドに関係なく充電できるようになります。

このネットワークの構築は2017年に開始され、欧州全域で約400ヶ所の設置が初期目標の計画です。さらに、2020年までに数千ヶ所の高出力充電ステーションをユーザーが利用できるようになる見込みです。

計画されている充電インフラのネットワークは、コンバインド・チャージング・システム(CCS)標準テクノロジーに準拠し、電気自動車(EV)向けの既存の標準充電技術を、次の段階の350kWによるDC急速充電に更新することを後押しすることになります。

計画では幹線道路や主要道路沿いにオープンネットワークのスタイルで充電ステーションを設置する予定で、これまであきらめていたBEVの長距離走行を可能にすることを目標としています。

充電作業がガソリンスタンドの給油と同じくらい簡単なものに進化することに期待が寄せられており、今後、350kW DC急速充電に対応したBEVが、どのように普及するかに注目が集まっています。

(山内 博・画像:ポルシェ)

BMWへの対抗か?日産が急速充電器「使いホーダイ」サービスをスタート

日産自動車のEV「リーフ」は、2010年の発売開始から国内累計7万台を販売、グローバルでも累計24万台以上を販売しているそうです。

そうしたなか、同社は12月1日に「リーフ」のオーナー向けサポートサービス「ZESP」(日産ゼロ・エミッションサポートプログラム)を改定。新サービス「ZESP2」の提供を始めたと発表しました。

NISSAN_LEAF

「ZESP」は日産販売店舗や高速道路SA、コンビニなどに設置されているNCS(日本充電サービス)運営の全国約5,600基の急速充電器が定額で使い放題となるもので、「リーフ」のオーナーの約9割が加入しているそうです。

今回のサービス改定の目的は、より魅力的な料金体系の実現とオーナーの利便性向上を図ることにあり、具体的な変更内容は次の2点となっています。

①ZESP2 「使いホーダイプラン」

月会費2,000円(税別)で、日産販売店舗および高速道路SAやコンビニなどのNCS急速充電器が使い放題に。

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②ZESP2 「つど課金プラン」

月会費1,000円(税別)で、日産販売店舗および高速道路SAやコンビニなどのNCS急速充電器を、15円/分の充電料金で利用可能。

NISSAN_ZESP2

共通サービスとして、カーナビゲーション内の充電スポット情報更新や、オペレータサービスが利用できる「ITサポート」、レンタカー利用時の基本料金が最大で半額になる「日産レンタカー割引」、車両トラブル発生時に常時24時間体制でサポートする「エマージェンシーサポート」を設定。

NISSAN_e-NV200

また今回の改定で、サポート対象車種に「e-NV200」が追加されており、「ZESP2使いホーダイプラン」に申し込んだオーナーを対象に、月会費を2年間無償とするキャンペーンを実施するそうです。

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この改定は、BMWがEVやPHVなどの電動車拡販を目的に、公共充電サービス「ChargeNow」を今秋から導入、購入者向けのお得なサービスを充実させたことが背景にある模様。

国内でも電動車が普及するにつれ、今後はこうしたサービス競争が本格化することになると予想されます。

Avanti Yasunori・画像:日産自動車、BMW)【関連記事】

トヨタ自動車が「EV事業企画室」を始動!電動化加速へ
http://clicccar.com/2016/12/05/423003/

2025年にEV販売100万台で首位狙う!VWが新戦略を発表
http://clicccar.com/2016/11/28/421115/

メルセデス・ベンツなどドイツ3強がEV投入を加速!
http://clicccar.com/2016/10/19/409118/

BMWがEV、電動化による新戦略「ナンバーワン・ネクスト」を発表!
http://clicccar.com/2016/03/28/362878/

「日産リーフ」からビルへ給電し、夏場のピーク電力削減に成功していた!
http://clicccar.com/2013/12/09/239756/

【関連リンク】

日産ゼロ・エミッションサポートプログラム2
http://ev.nissan.co.jp/ZESP2/

BMW i3「ChargeNow」
http://www.bmw-i.jp/BMW-i3/

「焼酎粕」から作るEV用の超高速充電池を福岡工大が開発!

福岡工業大学工学部の研究室が焼酎製造時に生じる「粕(かす)」を活用した電動車(EV・PHV)用の超高速充電池を開発したと発表しました。

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これまで廃棄に困っていた九州地方で大量に発生する焼酎粕を使って電動車などへの充電時間と地域の環境問題を一気に解決しようというもの。

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同大学では焼酎粕の新たな活用法を開拓、廃棄物を使用するため、低コストなうえに放充電の際に劣化が少なく長期間の使用も可能で、地域の環境保護や産業の活性化が期待できるとしています。

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同充電地は焼酎粕を炭化させ、炭の表面にある微細な隙間に多数のイオンが付着したり放出されたりする現象を利用した「電気二重層キャパシタ」タイプ。

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通常の充電池と比較して貯められる電気の量は少ないものの、短時間で充放電する瞬発力に優れており、繰り返しの使用に非常に強く、HVのブレーキ回生や発進・加速時の大電流の供給に適しているそうです。

製法の工夫により、従来から多く用いられてきたヤシ殻由来の活性炭と比較して、イオンを表面に保持する能力を約13%向上、活性炭を電気二重層キャパシタの電極として応用し、蓄電容量も約20%向上させたとしています。

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焼酎の種類によって蓄えられる電気の量が異なるそうで、今後実用化に向けてさらに研究を進めるそうです。

長時間かかっていた充電が将来「瞬間的に可能になる」というだけに、焼酎粕をキャパシターの材料に活用するというこの興味深い研究、実用化の進展が注目されます。

Avanti Yasunori ・画像:福岡工業大学)

【関連記事】

日産が「リーフ」に新バッテリー搭載で航続距離拡大か?
http://clicccar.com/2015/07/13/317122/

「第2世代Li-ionバッテリー」でEVの航続距離300kmへ !
http://clicccar.com/2015/07/10/316616/

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キャパシター搭載420psのトヨタ「Yaris HV R」登場 !
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マツダが世界初となるキャパシターを採用した「i-ELOOP」を開発
http://clicccar.com/2011/11/26/85696/