Motor Fan's YEAR 2016

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2016年9月の登録車販売ランキング、相乗効果でミニバンが伸長傾向か?

登録車の販売ランキングに変化あり。

一般社団法人 日本自動車販売協会連合会(自販連)より、2016年9月の登録車(軽自動車と海外ブランドを除く)の車名別の販売ランキングが発表されています。

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●2016年9月 登録車販売ランキングトップ10(自販連調べ)
1位 トヨタ プリウス 20,043台
2位 トヨタ アクア 15,493台
3位 トヨタ シエンタ 12,290台
4位 ホンダ フィット 10,226台
5位 トヨタ ヴォクシー 9,525台
6位 ホンダ ヴェゼル 8,296台
7位 トヨタ パッソ 8,164台
8位 トヨタ カローラ 8,117台
9位 日産 セレナ 6,488台
10位 ホンダ ステップワゴン 6,014台

プリウス、アクア、シエンタというトップスリーに変化はありませんが、フルモデルチェンジが近いとウワサされる日産ノートがトップ10圏外になるなど、顔ぶれに若干の変化が見えています。

その中で注目したいのは、トヨタ・ヴォクシー、日産セレナ、ホンダ・ステップワゴンといったMクラス・ミニバンモデル。

フルモデルチェンジ直後にリコールが発生し、思うようなスタートダッシュを決めることができなかったセレナが伸び悩んでいるところに、ステップワゴンが2016年初のトップ10内に躍進したという状況です。

前年同月比でみると、ヴォクシーが117.4%、セレナが105.8%、ステップワゴンは104.9%。自動運転技術「プロパイロット」を搭載するなどセレナが話題を集めたことで、Mクラスミニバン全体が注目され、活気づいているといえそうです。

(山本晋也)

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8月の国内新車販売、9ヶ月連続でプリウスが首位!

自販連(日本自動車販売協会連合会)が発表した8月度の登録車販売台数は22万3,273台で、前年同月比5.7%増となっています。

TOYOTA_PRIUS

もっとも売れた登録車は昨年12月にフルモデルチェンジしたトヨタ自動車の「プリウス」で、9ヶ月連続で首位を維持。

同車を含め、トヨタ車がTOP10中、7車種を占めている状況。

1位 トヨタ プリウス   17,503台
2位 トヨタ アクア     11,220台
3位 トヨタ シエンタ    9,518台
4位 ホンダ フィット    7,034台
5位 トヨタ パッソ     6,476台
6位 トヨタ ヴォクシー   6,412台
7位 トヨタ カローラ    5,944台
8位 日産ノート      5,606台
9位 トヨタ ヴィッツ   5,204台
10位 ホンダ ヴェゼル   5,066台

全軽自協(全国軽自動車協会連合会)によると、8月度の軽自動車販売台数は11万3,388台で、前年同月比で2.0%減となっています。

もっとも売れた軽自動車はホンダ「N-BOX」で、1万3,276台を販売。

HONDA_N-BOX

TOP10中、ホンダが2車種、ダイハツが3車種、スズキが4車種、日産が1車種の
構成比となっています。

1位 ホンダ N-BOX  13,276台
2位 ダイハツ タント  10,677台
3位 日産デイズ      7,268台
4位 スズキ アルト    6,297台
5位 スズキ スペーシア 5,787台
6位 スズキ ハスラー  5,637台
7位 スズキ ワゴンR   5,396台
8位 ホンダ N-WGN  5,332台
9位 ダイハツ ムーヴ  4,892台
10位 ダイハツ ミラ   4,718台

また、8月度の軽自動車を含む国内の新車総販売台数は前年同月比2.9%増の
33万6,661台と、今年の4月以来4ヶ月ぶりに前年増に転じました。

2016.08

日産デイズが4月に三菱自の燃費不正の影響で販売を停止したものの、影響は限定的だったようで、8月度は3位に返り咲いており、軽自動車全体の販売についても6月以降、回復傾向を示すなど、今後の動向が注目されます。

Avanti Yasunori

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上半期の新車販売ランキングTOP10はこうなっている!

自販連(日本自動車販売協会連合会)によると、今年の上半期(1〜6月)にもっとも売れた登録車は昨年12月にフルモデルチェンジしたトヨタ自動車の「プリウス」。

TOYOTA_PRIUS

新車効果も手伝って半年間で14.2万台を販売、月平均2.4万台を売り上げている計算となります。さらに同車以外にもトヨタ車がTOP10中、6車種を占めている状況。

1位 トヨタ プリウス 14.2万台
2位 トヨタ アクア  8.9万台
3位 トヨタ シエンタ 6.1万台
4位 ホンダ フィット 5.9万台
5位 日産 ノート   5.1万台
6位 トヨタ ヴォクシー 4.4万台
7位 トヨタ カローラ  4.3万台
8位 ホンダ ヴェゼル 3.9万台
9位 トヨタ ヴィッツ 3.7万台
10位 日産 セレナ   3.5万台

また、全軽自協(全国軽自動車協会連合会)によると、上半期にもっとも売れた軽自動車はホンダ「N-BOX」で、9.6万台を販売。

HONDA_N-BOX

TOP10中、ホンダが2車種、ダイハツとスズキが各4車種の構成比となっています。

1位 ホンダ N-BOX  9.6万台
2位 ダイハツ タント  8.9万台
3位 スズキ アルト   5.6万台
4位 ホンダ N-WGN  4.7万台
5位 スズキ ハスラー  4.6万台
6位 スズキ ワゴンR   4.5万台
7位 スズキ スペーシア  4.2万台
8位 ダイハツ ムーヴ  4.1万台
9位 ダイハツ ミラ   4.0万台
10位 ダイハツ キャスト 3.9万台

一方、6月の軽自動車を含む国内の新車総販売台数は前年同月比-4.9%減の42.1万台と、2ヶ月連続の前年割れとなっています。

内訳では登録車が28.8万台(+3%増)、軽自動車が13.3万台(-18.4%減)と、軽自動車の不振が目立つ状況。

2016.06

登録車の販売が3ヶ月連続で前年増と回復傾向を見せるなか、軽自動車は昨年1月以降、約1年半に渡って前年割れが続いています。

今年上半期(1〜6月)の累計販売台数で見ても、登録車は164.2万台(+0.7%増)の前年増となっていますが、軽自動車は90.5万台(-13.4%減)と前年割れしており、両者を合わせた総販売台数についても254.7万台(-4.8%減)と前年割れしている状況。

特に今年の4月以降は三菱自の軽自動車に端を発する燃費不正問題がこの状況に拍車をかけており、新車総販売台数を押し下げています。

全体を俯瞰してみた場合、昨年4月の軽自動車税(地方税)の1.5倍引き上げ(7,200円→10,800円)が予想以上に販売にダメージを与えているといえそうです。

Avanti Yasunori

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2016年5月の登録車セールス、トップ3の顔ぶれはトヨタのハイブリッドカー

日本自動車販売協会連合会(自販連)による、2016年5月の新車乗用車販売数ランキングが発表されています。

なお、自販連が発表しているのは国産登録車のみを対象としており、軽自動車と輸入ブランドの車種は除いたランキングとなっています。

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2015年12月のデビュー以来、6か月連続でトップを守り続けているのは、トヨタ・プリウス。それに続くのは、アクアとシエンタという、同じくトヨタのハイブリッド(を設定する)車種というのも2か月連続です。

とはいえ、5月はトヨタ・パッソの新車効果による躍進が期待され、ランキングに動きが生じると予想されていました。さて、トップ10はどのような顔ぶれになっているのでしょうか。

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■2016年5月新車乗用車販売台数ランキング(自販連発表)
1位 トヨタ プリウス 21,527台
2位 トヨタ アクア 11,225台
3位 トヨタ シエンタ 9,449台
4位 ホンダ フィット 8,771台
5位 トヨタ パッソ 6,784台
6位 日産 ノート 6,256台
7位 トヨタ ヴォクシー 5,951台
8位 ホンダ ヴェゼル 5,776台
9位 トヨタ カローラ 5,690台
10位 日産 セレナ 5,333台

フルモデルチェンジしたパッソが上位に食い込んできている以外は、あまり変化のないランキングにも思えますが、そうともいえません。

新グレード「RS」を追加するなどのマイナーチェンジを施したホンダ・ヴェゼルが前月とさほど変わらないポジションにいる一方で、ビッグマイナーチェンジから変化が見られないカローラがランクダウンしています。

このことから、常にフレッシュさを高めるように商品性を磨いていなければトップ10内を維持するのは難しいという、ユーザーの目が肥えた市場であることを、トップ10の変動から感じることができた5月といえそうです。

(山本晋也)

トヨタ「プリウス」が快走、国内販売で3ヶ月連続首位!

自販連(日本自動車販売協会連合会)のまとめによると、昨年12月に発売された新型「プリウス」が2月の車名別登録車の販売台数で前年同月比+44.9%増の1.9万台と、3ヶ月連続で首位をキープしています。

人気を裏付けるように、プリウスの売れ筋グレード(A、Aツーリング)の納期は、5~6ヶ月になっています。

TOYOTA_PRIUS

さらに、2位がトヨタ「アクア」、3位がホンダ「フィット」となっており、上位10車中、半数をトヨタ車が占めている状況。

2016.02.TOP10(出展 日本自動車販売協会連合会)

一方、国内市場では、2月の登録車販売台数が前年同月比で4.6%減の27.5万台となっています。

2013.11-2016.02

登録車の販売が5ヶ月ぶりに前年減に転じた背景には、愛知製鋼の爆発事故の影響を受けたトヨタ自動車の一週間に渡る国内生産休止が響いているようです。

ちなみに同社の2月国内新車販売台数は11.4万台で前年同月比11.8%減と、やはり数値にもその影響が如実に表れています。

また全軽自協(全国軽自動車協会連合会)のまとめによると、車名別軽自動車の販売台数はダイハツ「タント」が2位のホンダ「N-BOX」を僅差で抑えて首位を維持、3位は日産「デイズ」となっています。

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2016.02.Kei.TOP10(出展 全国軽自動車協会連合会)

2月の軽自動車販売台数は前年同月比で9.1%減の17.6万台と、14ヶ月連続で前年減が続いています。

昨年4月の軽自動車税増税以降、軽市場が低迷するなか、ダイハツ「タント」は年末のマイナーチェンジが奏功、前年同月比増となっているのが注目されます。

Avanti Yasunori

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