Motor Fan's YEAR 2016

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【中古車相場をデータで振り返る2016年・Vol.3】前代未聞!昨年登場したプリウスが1年で22万円もの値落ち

国産車の5ドアハッチバック&ステーションワゴンのカテゴリーで大きく値落ちしたクルマはトヨタプリウス、レクサスCT、日産リーフ、ホンダシャトル。

そうです。EV、ハイブリッド車もしくはハイブリッド車をラインナップしている車種です。

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最も大幅な値落ちを記録したのが193万から151万円と42万円も値落ちした日産リーフです。リーフは2015年12月に大容量バッテリーを搭載し、航続走行距離が延びたモデルが登場。これが大幅値落ちの一つの要因と考えられます。

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そしてトヨタプリウスが、278万から256万円と22万円の値落ち。2015年に登場し、値落ちしやすいタイミングとはいえ、これまでは考えられないような値落ち幅を記録しています。

そしてレクサスCTが258万から240万円で18万円、ホンダシャトルが223万から207万円と16万円値落ちしています。

その他のモデルでは、マイナーチェンジしたマツダアクセラスポーツが195万から191万円と4万円の値落ちしているものの、フルモデルチェンジを行ったスバルインプレッサ・スポーツは169万から170万円で1万円の値上がり。カローラフィールダーは160万から159万円で1万円の値落ちと小幅な動きにとどまっています。

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その一方で、ハイブリッド車を追加したトヨタオーリスが162万から170万円と8万円の値上がりを記録しました。そしてSTIスポーツという新グレードを追加したスバルレヴォーグが271万から274万円と3万円値上がりしています。

オーリスの値上がりはハイブリッド車を追加して以降始まっているので、市場に高年式車が出回ったものによるものと考えられます。

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新車、中古車問わず不動の人気車だったプリウス。現行モデルが登場してわずか1年で、22万円という値落ち幅を記録するのは従来では見られなかった現象で、正直驚きが隠せません。値落ち傾向は現在も進行中で、一体どこまで下がるのか気になるところです。

アクアに続いて、プリウスも大幅値落ちを記録しているというのはハイブリッド車人気が落ち始めたということかもしれません。

(萩原文博)

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Vol.1 現行型国産コンパクトカーはアクアとフィットが大きくダウン!
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Vol.2 オデッセイをはじめホンダの現行型ミニバンは揃って値落ち!
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EuroNCAP、カテゴリー別の最も安全なクルマにファミリーカーにトヨタ「プリウス」を選出

欧州の自動車アセスメント EuroNCAP(ユーロ・エヌキャップ)は、2016年に衝突試験を実施したモデルの中で、カテゴリーごとの優秀車を選ぶ「Best in Class」を発表しました。

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各カテゴリーの優秀車は、ファミリーカーはトヨタ「プリウス」、小型ファミリーカーはHyundai Motor「アイオニック(Ioniq)」、小型オフロードカーは独VW「ティグアン(Tiguan)」が選ばれました。

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高級車のカテゴリーでは、衝突試験を実施したモデルが「メルセデス・ベンツ Eクラス」だけになったため、Best in Classには選ばれませんでした。

EuroNCAPでは2016年から、自動緊急ブレーキの歩行者を検知する試験が追加され、同機能を標準装備もしくはオプション設定するモデルが増えています。EuroNCAPでプリウスは、この試験を最初に受けたモデルになりました。

プリウスは、安全支援パッケージ「Toyota Safety Sense」を標準装備している点が高く評価され、Best in Classに選ばれました。

なお、Best in Classは標準装備での評価が基本ですが、小型車では安全機能をオプション化して車両の基本価格を安くすることがよくあります。そこでEuroNCAPでは2016年から、安全支援パッケージを装備したモデルと装備していないモデルの両方を試験し、二つの評価が得られるようにしています。

この点にも消費者団体によって実施されているEuroNCAPの特色が現れています。

(山内 博・画像:EuroNCAP)

いまこそ30系プリウスのインテリアをオシャレ空間に! セカンドステージの新色インパネをチェック

インテリアの雰囲気をガラリと変えることができるパーツとしてシートカバーとともに効果的なのが、インテリアパネル。

フィット感や耐久性など、純正パネル同等の高品質を誇るセカンドステージの30プリウス用のインテリアパネルに、新色のゴールドメタリックシリーズが追加されました。

45-001ベースにゴールドカラーのアクリルパネルを使用し、その上から木目柄を施工。ただの木目ではなく、深みのあるなんともいえない質感が特徴的。さらに光が当たるとメタリック感が強調され、光が当たらない状態では高級感のある奥深い感じに見えます。ひとつでふたつのパターンが味わえる、まさに「ハイブリッドインテリアパネル」です。

カラーは全3色の設定。ハイブリッドのイメージを彷彿させるブルー、G’sなどスポーティ感も連想させるレッド、そしてエコを連想させるイメージカラーのグリーン。自分のクルマのコンセプトに合わせて選ぶことで、いままでにないコーディネイトが楽しめるはず。

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センターパネル(ナビ&シフトまわり)はゴールドメタリックシリーズの設定がないため、ピアノブラックカラーのパネル(1万6200円)を装着している。

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センターパネルからコンソールに繋がるメインパネルとグローブボックスまわりのパネルがセット。

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前席左右、後席左右のスイッチパネル。

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ダッシュボード部分のエアコンダクト部のパネル。

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フロント&リアのドア上部のパネル。

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ルームランプまわりのパネル。

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ステアリングのスイッチまわりのパネル。

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リアシートのアームレスト部のパネル。フルセットすれば、装着面積も大きいのでガラリとイメージを変えることができる。

光が当たるとメタリック感 影になると木目調が浮かび上がる次世代カラーのインパネ

【青】

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【赤】

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【緑】

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木目柄の見える感じは光の当たり具合や明るさ、見る角度によって色々と変わる。どの状態でもその質感はかなり高く、様々な表情を楽しむことができる。

インテリアパネル・ゴールドメタリックシリーズ

価格:フロントまわりAセット 3万6720円、PWSWパネル 1万5120円、デブロスターパネル 5400円、ドアトリムパネル 1万7280円、オーバーヘッドコンソールパネル 9720円〜、ステリングオーナメント 8640円、アームレストパネル 6480円

対応:30プリウス

カラー:ブルー、レッド、グリーン

(ドレナビ編集部)

プリウスが首位転落! 2016年11月の登録車新車販売のトップは日産ノート

一般社団法人 日本自動車販売協会連合会(自販連)より、2016年11月の登録車(軽自動車と海外ブランドを除く)の車名別の販売ランキングが発表されました。

前月、プリウス、アクア、セレナという新しいトップ3の顔ぶれになった登録車セールスランキングですが、ついにプリウスがトップの座から陥落です。

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●2016年11月 登録車販売ランキングトップ10(自販連調べ)
1位 日産 ノート 15,784台
2位 トヨタ プリウス 13,333台
3位 トヨタ アクア 12,409台
4位 トヨタ シエンタ 11,608台
5位 ホンダ フリード 10,445台
6位 トヨタ ヴォクシー 8,878台
7位 日産 セレナ 7,293台
8位 トヨタ カローラ 6,546台
9位 ホンダ フィット 6,333台
10位 トヨタ ノア 5,750台

日産が新しい電気自動車としてアピールするシリーズハイブリッド「e-POWER」を搭載したことで向上した商品性が評価されて、ノートがトップを獲得したと考えられます。

一方、前月に3位となった自動運転技術「プロパイロット」を搭載するセレナは新車効果が落ち着いたのか、3列シートのライバルに押しのけられるように7位にダウン。

はたして、ノートのトップが新車効果の瞬間風速なのか、新しいトップランナーの登場なのか、気になるところといえそうです。

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ついにトヨタのトップ3が崩れた!2016年10月の登録車セールスランキングはミニバンに注目

一般社団法人 日本自動車販売協会連合会(自販連)より、2016年10月の登録車(軽自動車と海外ブランドを除く)の車名別の販売ランキングが発表されました。

しばらく、プリウス、アクア、シエンタというトヨタのハイブリッドカーによるトップ3独占状態が続いていた登録車セールスランキングですが、ついにその牙城が崩れました。

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自動運転技術「プロパイロット」を初搭載した日産セレナがアクアに迫る3位となったのです。さらに5位にはホンダ・フリードが登場。先進安全性能や環境性能、そして利便性で話題を集める新型ミニバンが市場に元気を与えています。

セレナとフリード、いずれも前年比300%を超える数字で、新車効果はもちろんですが、新機能が市場に評価されていることも数字が示しています。

●2016年10月 登録車販売ランキングトップ10(自販連調べ)
1位 トヨタ プリウス 14,053台
2位 トヨタ アクア 12,480台
3位 日産 セレナ 12,408台
4位 トヨタ シエンタ 10,778台
5位 ホンダ フリード 9,153台
6位 トヨタ ヴォクシー 7,936台
7位 ホンダ フィット 7,585台
8位 トヨタ カローラ 6,663台
9位 トヨタ パッソ 5,868台
10位 トヨタ ノア 5,769台

そのほかの注目は、トヨタ・ヴォクシーとノアというMクラスミニバンの躍進。とくにノアは前年比112.6%と伸びています。新型モデルの登場により、ミニバン市場が活気を取り戻したといえそうです。

ちなみに、トヨタのMクラスミニバンといえばエスクァイア(10月のセールスは3,457台)を含めた3兄弟モデルとなっていますが、3モデルの合計は17,162台。モデルライフでいえばライバルよりも長くなっていますが、まだまだ高い評価を受けているといえそうです。

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宇部興産が車載用リチウムイオン電池向けセパレータ製造設備を増強

最近、車載用リチウム電池向けのセパレータを手がける素材メーカーで、製造設備を増強する動きが続いています。

宇部興産でも車載用リチウムイオン電池の需要増大を見越して、同社堺工場(大阪府堺市)でセパレータ製造設備を増強することを決定しました。

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リチウム電池のセパレータとは、リチウム電池の正極と負極を絶縁しながら、電解液中のリチウムイオンを通過させる微小な孔があいた分離膜のことです。

宇部興産が計画している設備の増強は、2018年4月完工予定で、現在堺工場で建設中の新規設備に続いての設備増設となります。この増強が完成すると、宇部ケミカル工場と堺工場を合わせた合計の生産能力は2.5億平方mになります。

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宇部興産では、単に製造能力を増やすだけではなく、供給拠点を2カ所に分割することで、セパレータの安定供給につなげたいとしています。

同社の関係するセパレータ事業としては、2011年に日立マクセルと合弁で設立した宇部マクセル社(京都府乙訓郡)が手がける高機能塗布型セパレータがあり、この塗布型セパレータは新型プリウスのリチウムイオン電池に採用されています。

リチウム電池のセパレータはEV、HV、PHVといった電動車の性能に直結する素材で、素材メーカー各社のセパレータ事業の動きに注目が集まっています。

(山内 博・画像:宇部興産)

トヨタ自動車が上半期(4-9月)の登録車販売ランキングでTOP3を独占!

日本自動車販売協会連合会(自販連)によると、本年上半期(4-9月)の国内新車販売台数(登録車)は前年同期比4.0%増となる154.6万台となっています。

もっとも売れたのはトヨタ自動車の「プリウス」で、前年同期比で2.5倍超となる13.7万台を販売。

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同車は昨年12月にフルモデルチェンジして以降、今年だけで既に20.8万台を販売するなど好調が続いており、特に4月以降は各月とも前年比で2倍超え(7月は約3倍)の状況が続いています。

登録車販売台数TOP10のうち、首位のプリウス、2位のアクア、3位のシエンタが上位TOP3を独占、トヨタ車が10車中、7車を占めている状況。

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また、「シエンタ」は上半期に前年同期比で2倍超となる6.3万台を記録。

さらに同社は今年4月、「軽じゃないK」の謳い文句で「パッソ」をモデルチェンジ。

価格帯を軽自動車並みの115-166万円(4WD除く)に抑えるなど、軽からの顧客誘導を図っており、こちらも上半期の販売で6位(4.2万台)にランクインしています。

登録車市場はトヨタ自動車が牽引することで、昨年4月以降からもち直しつつあり、長らく前年割れが続く軽自動車市場においても、完全子会社化したダイハツから装備を大幅に充実させた「ムーヴ キャンバス」 を118-154万円(4WD除く)の価格帯で登場させるなど、今後も同社の動きから目が離せない状況が続きそうです。

Avanti Yasunori・画像:トヨタ自動車)

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9月の新車販売、プリウスが10ヶ月連続首位、ムーヴキャンバス9位に初登場!

日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が発表した9月度の軽自動車を含む国内の新車総販売台数は47.7万台(前年同月比-0.5%)となっています。

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自販連によると、登録車の販売台数は31.7万台(前年同月比+3.7%)で、もっとも売れたのは昨年12月にフルモデルチェンジしたトヨタ自動車の「プリウス」。

前年比2倍超となる2万台以上を販売するなど、10ヶ月連続で首位を維持しています。

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そのほかにも、2位のアクア(1.5万台)や3位のシエンタ(1.2万台)を含め、トヨタ車が トップ10中、6車種を占めている状況。

全軽自協によると、9月度の軽自動車販売台数は約16万台(前年同月比-8.0%)で、徐々に回復傾向にはあるものの、昨年1月以来、2年近くに渡って前年割れが続いています。

そうしたなか、もっとも売れた軽自動車はホンダ「N-BOX」で、2万台(+16.9%)を販売。

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トップ10中、ホンダが2車種、ダイハツが3車種、スズキが4車種、日産が1車種の構成比となっています。

注目はダイハツ「ムーヴキャンバス」がいきなり9位に登場したことで、6,258台を販売するなど、今後の伸びが期待できそうです。

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一方、三菱自動車からOEMを受けている日産「デイズ」は1.1万台(-21.1%)を販売、8月度の7,268台から一気に1.5倍増加するなど、2位のダイハツタントの1.2万台に続く3位のポジションを確保しており、燃費不正の影響は限定的とみられます。

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全体を俯瞰してみれば、軽自動車の販売についても徐々に回復傾向にあり、今後の動向が注目されます。

Avanti Yasunori

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プリウスに港町・横浜をイメージした「キタムラ仕様」登場!

神奈川トヨタと、お洒落で上品なバッグメーカー「キタムラ」がコラボレーションし、女性を意識した特別仕様車「横濱プリウス」、ニックネーム「濱プリ」を開発しているそうです。

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神奈川トヨタ(1939年〜)とキタムラ(1882年〜)はともに横浜生まれ、横浜育ち。

両社は自動車とファッションという異業種でありながら、地域貢献などの分野でパートナーシップを築いており、今回のコラボレーションに至ったそうです。

「濱プリ」は新型プリウスをベースに専用装備を施したカスタムモデルで、神奈川トヨタが培ってきたクルマづくりのノウハウと、キタムラの全てにこだわった上質な商品づくりを活かした一台となっています。

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同車の内外装は「港町横浜」をクルーズするイメージを表現。白と青を基調とした爽やかなデザインを採用しています。

専用ボディサイドデカール、専用カラードホイールキャップを装備しており、インテリアにも専用シート表皮、専用革製ステアリングホイールなどを採用。

さらに「濱プリ」限定デザインのハンドバッグ型革製キーケースや、車内での転がり防止に配慮したショルダーバッグ、プリウスのコンソールトレイにフィットする革製コインケースなどを併せて提供する予定とのことです。

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Avanti Yasunori・画像:神奈川トヨタ)

【関連リンク】

神奈川トヨタ
http://www.kanagawatoyota.com/

KITAMURA
http://www.motomachi-kitamura.com/

8月の国内新車販売、9ヶ月連続でプリウスが首位!

自販連(日本自動車販売協会連合会)が発表した8月度の登録車販売台数は22万3,273台で、前年同月比5.7%増となっています。

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もっとも売れた登録車は昨年12月にフルモデルチェンジしたトヨタ自動車の「プリウス」で、9ヶ月連続で首位を維持。

同車を含め、トヨタ車がTOP10中、7車種を占めている状況。

1位 トヨタ プリウス   17,503台
2位 トヨタ アクア     11,220台
3位 トヨタ シエンタ    9,518台
4位 ホンダ フィット    7,034台
5位 トヨタ パッソ     6,476台
6位 トヨタ ヴォクシー   6,412台
7位 トヨタ カローラ    5,944台
8位 日産ノート      5,606台
9位 トヨタ ヴィッツ   5,204台
10位 ホンダ ヴェゼル   5,066台

全軽自協(全国軽自動車協会連合会)によると、8月度の軽自動車販売台数は11万3,388台で、前年同月比で2.0%減となっています。

もっとも売れた軽自動車はホンダ「N-BOX」で、1万3,276台を販売。

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TOP10中、ホンダが2車種、ダイハツが3車種、スズキが4車種、日産が1車種の
構成比となっています。

1位 ホンダ N-BOX  13,276台
2位 ダイハツ タント  10,677台
3位 日産デイズ      7,268台
4位 スズキ アルト    6,297台
5位 スズキ スペーシア 5,787台
6位 スズキ ハスラー  5,637台
7位 スズキ ワゴンR   5,396台
8位 ホンダ N-WGN  5,332台
9位 ダイハツ ムーヴ  4,892台
10位 ダイハツ ミラ   4,718台

また、8月度の軽自動車を含む国内の新車総販売台数は前年同月比2.9%増の
33万6,661台と、今年の4月以来4ヶ月ぶりに前年増に転じました。

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日産デイズが4月に三菱自の燃費不正の影響で販売を停止したものの、影響は限定的だったようで、8月度は3位に返り咲いており、軽自動車全体の販売についても6月以降、回復傾向を示すなど、今後の動向が注目されます。

Avanti Yasunori

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2016年8月の登録車セールスランキング、トップ10中トヨタ車が7台

一般社団法人 日本自動車販売協会連合会(自販連)より、2016年8月の登録車(軽自動車と海外ブランドを除く)の車名別の販売ランキングが発表されました。

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●2016年8月 登録車販売ランキングトップ10(自販連調べ)
1位 トヨタ プリウス 17,503台
2位 トヨタ アクア 11,220台
3位 トヨタ シエンタ 9,518台
4位 ホンダ フィット 7,034台
5位 トヨタ パッソ 6,476台
6位 トヨタ ヴォクシー 6,412台
7位 トヨタ カローラ 5,944台
8位 日産 ノート 5,606台
9位 トヨタ ヴィッツ 5,204台
10位 ホンダ ヴェゼル 5,066台

プリウス、アクア、シエンタのトップ3は盤石の体制。トップ10全体でも前月に続き、トヨタは7車種をランクインさせています。

8月にフルモデルチェンジした日産セレナは、その新車効果が現れるまで若干の時間を要すると予想されているだけに、トップ10の顔ぶれが変わるのは、ちょっと先になりそうです。

ランキングで気になるのは、ここ数か月にわたり前年同月比を10〜20%ほど下回っているアクアの今後。アフォーダブルな価格のコンパクトハイブリッドカーは、ふたたびトップを奪い返すような輝きを見せるのでしょうか。

また、コンパクトミニバンのホンダ・フリードは9月16日のフルモデルチェンジに向けて、ティザーサイトを展開しています。その初速は9月のランキングに大いに影響を与えそうです。

(山本晋也)

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7月も新型プリウスが国内市場を牽引、特別仕様車も登場!

自販連(日本自動車販売協会連合会)と全軽自協(全国軽自動車協会連合会)が発表した、7月の軽自動車を含む国内の新車総販売台数は41.6万台(前年同月比-2.2%減)で、3ヶ月連続の前年割れとなっています。

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内訳は登録車が28.2万台(同-0.2%減)、軽自動車が13.4万台(同-6.3%減)となっており、軽自動車は2015年1月から1年半以上に渡って前年割れが続いている状況。

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ただ登録車については、前年割れしたとはいえ、基本的には2014年4月の消費税増税後の販売低迷から抜け出しており、中でも新型「プリウス」は昨年12月に発売以降、8ヶ月連続で月平均2万台以上を販売するなど、現在も首位の座を維持しています。

そうしたなか、トヨタ自動車は8月8日、好調が続くプリウスに早くも特別仕様車を設定しました。

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標準グレード「S」をベースに、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」や、カラーヘッドアップディスプレイ、LEDフロントフォグランプなどを特別装備し、安全装備を充実させています。

これにより、プリウスの首位独走態勢はさらに続くと予想され、登録車販売の牽引役として、今後もライバルをリードすることになりそうです。

Avanti Yasunori

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トヨタ・プリウスに安全装備を充実させた特別仕様車の「S Safety Plus」を設定

2015年12月から2016年まで登録車の販売台数でトップを快走しているトヨタ・プリウス。

日本自動車販売協会連合会のデータによると、昨年12月の1万6406台(前年同月比155.0%)をのぞき、毎月2万台前後(年間で最も売れる3月は3万台超)というセールスを続けています。

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特別仕様車の設定など不要に思えるほどの好調ぶりですが、標準グレードの「S」をベースに人気の「Toyota Safety Sense P」などを装備した特別仕様車「S Safety Plus」が8月8日に発売されました。

衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」は、歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ、全車速追従機能付のレーダークルーズコントロール、レーンディパーチャーアラート(ステアリング制御付)、オートマチックハイビームの4つの先進安全機能をセットにした先進安全装備。

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ほかにも、インテリジェントクリアランスソナーやシンプルインテリジェントパーキングアシスト、カラーヘッドアップディスプレイ、LEDフロントフォグランプなどが特別装備されるなど、「S Safety Plus」の名のとおり安全装備の充実がポイントです。

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さらに、人気の「ナビレディセット(バックカメラステアリングスイッチ、音声認識・ハンズフリー通話)」も装着するなど、特別仕様車らしい充実装備が光ります。

ボディカラーは、「スティールブロンドメタリック」、「ホワイトパールクリスタルシャイン」、「シルバーメタリック」、「アティチュードブラックマイカ」の全4色を設定。

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プリウス「S Safety Plus」の価格は、2WDが269万3520円、E-Four(電気式四輪駆動)が288万7920円。ベースとなった「S」グレードからは約21万円高となっています。

(塚田勝弘)

トヨタ系ハイブリッドだけが「5桁」販売。〜2016年7月の登録車セールスランキング

一般社団法人 日本自動車販売協会連合会(自販連)より、2016年7月の登録車(軽自動車と海外ブランドを除く)の車名別の販売ランキングが発表されています。

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●2016年7月 登録車販売ランキングトップ10(自販連調べ)
1位 トヨタ プリウス 27,988台
2位 トヨタ アクア 15,748台
3位 トヨタ シエンタ 10,944台
4位 日産 ノート 9,711台
5位 ホンダ フィット 9,592台
6位 トヨタ パッソ 8,889台
7位 トヨタ カローラ 8,679台
8位 トヨタ ヴィッツ 8,569台
9位 トヨタ ヴォクシー 7,644台
10位 ホンダ ヴェゼル 6,295台

トップ3をトヨタのハイブリッド系モデルが占めるのは、2016年度になってからの定位置といえるもので、前月は6位だった日産ノートが4位にランクアップしているほかは、フルモデルチェンジ間近の日産セレナがトップ30圏外になっているのが目立つ程度で、ほぼ変動していないといえるランキングとなりました。

とはいえ、ティザーサイトが展開されていることからわかるように、この夏から秋にかけて、前述したセレナ(8月下旬)やホンダ・フリード(9月16日)など、トップ10ランキングに入ってきそうなクルマのフルモデルチェンジが控えています。

『プロパイロット』と名付けられた自動運転技術を搭載するセレナ、新しいモーターを採用したハイブリッドを用意するフリード、こうしたモデルの登場で、この秋のランキングは大いに盛り上がりを見せそうです。

(山本晋也)

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トヨタの上半期世界販売は約500万台、VWが12万台リードで首位に

トヨタ自動車が7月28日に今年上半期の世界販売台数を発表しました。

それによると、ダイハツ、日野を含むグループの世界販売台数は499.2万台(前年同期比-0.6%減)となっています。

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トヨタは4月の熊本地震の影響で生産停止を強いられたものの、6月には国内生産が29.8万台(前年同月比+4.2%増)と、2ヶ月連続で前年実績を上回わるまでに回復。

国内販売についてもプリウスの新車効果も手伝って、6月には14.3万台(同+7.9%増)と、4ヶ月連続の前年増となっており、上半期の世界販売は前年並みの451.2万台となっています。

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反面、傘下のダイハツは軽自動車の国内販売不振が響いて、上半期の世界販売が39.6万台(同-7.1%減)と苦戦。

一方、VWグループはVWブランドが排ガス不正問題で前年割れしたものの、傘下のアウディやシュコダ、ポルシェの好調に支えられ、上半期の世界販売台数では511.7万台(+1.5%増)と、トヨタに12.5万台の差をつける結果となっています。

トヨタ自動車も下半期での巻き返しに向け、熊本地震などに伴う減産分の挽回に本腰を入れており、通年での世界販売台数の首位維持に期待がかかります。

Avanti Yasunori・画像:トヨタ自動車)

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トヨタがプリウスを題材に「もっといい珈琲づくり」に挑戦!

トヨタ自動車がブルーボトルコーヒーとのコラボにより、「プリウス」の乗り心地を再現した「プリウス試乗味コーヒー」を発売しました。

新型プリウスの試乗促進を目的にしたキャンペーン「TRY!PRIUS」の一環として企画したもので、8月31日までの期間限定となっています。

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ブルーボトルコーヒーは、2002年に創設され、現在サンフランシスコ、ニューヨーク、ロサンゼルス、東京の4都市圏で 26店舗を展開中。

今回の「プリウス試乗味コーヒー」の開発には、ブルーボトルコーヒーの味を決めている3名のプロフェッショナル、QCマネージャーのケビン・サクストン氏、ロースターの山本健太氏、バリスタ・トレーナーの藤岡響氏が参加。

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3名は実際にプリウスに試乗して、走りや乗り心地をコーヒーの味で再現するという難題にチャレンジ、コロンビア産とエチオピア産の2つの豆を、「ハイブリッド」ブレンド、約1カ月間の試行錯誤を経て、完成させたそうです。

新型プリウスの滑らかな走りや力強い加速感、キャビン内の快適さ、同車のクリーンさなどをインスピレーションに、組み合わせるコーヒー豆の割合や焙煎度合いで表現。

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ブルーボトルコーヒーの拘りは、コーヒー生豆を厳選、焙煎してから48時間以内の豆のみを使用するため、時間内に配送可能な範囲の店舗のみでの限定販売となっており、「清澄白河ロースタリー&カフェ」、「青山カフェ」、「新宿カフェ」の3店舗で7月29日から販売を開始しています。

店舗ではアイスコーヒーのみの販売ですが、数量限定で販売する豆はホットでもアイスでも楽しめるとのこと。

珈琲好きで新型プリウスに興味が有る方は、是非一度「プリウス試乗味コーヒー」を体感されてみてはいかがでしょうか。

Avanti Yasunori・画像:トヨタ自動車、BLUE BOTTLE COFFEE)

新型・プリウス、全世界に衝撃を与えた米衝突安全テストで最高評価を獲得!

米国IIHS(道路安全保険協会)は、前面衝突による死亡事故において従来の衝突試験だけではカバーできておらず、搭乗者の死亡事故撲滅に繋がっていない点に着目。

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2010年代からは、対向車や立木、電柱といった、障害物と衝突した際の事故状況を再現、時速40マイル(64km/h)でフロント部分の運転席側1/4(25%)をバリアに衝突させる「スモール・オーバーラップ」衝突試験を導入しました。

IIHSは、その試験結果が予想どおり著しく芳しくなかったため警鐘を鳴らし、トヨタやメルセデス・ベンツ、アウディなどに大きな衝撃が走りました。

映像のように、その破壊力は凄まじいもので、ダミーが受けた傷害レベルに応じてGOOD(優)、ACCEPTABLE(良)、MARGINAL(可)、POOR(不可)に分類される4段階評価において、2012年モデルの米国向け「カムリ」や「プリウス V」に「POOR」の評価が下されました。

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この試験がなぜ厳しいかというと、強大な衝突エネルギーを受け止める役割を持つフロントサイドメンバよりも外側に大入力が入るため、Aピラー下部で入力の大半を受け止める形となり、キャビンの変形量が一気に増大するからです。

[nextpage title=”新型プリウスで最高評価を獲得!”

]IIHSの評価結果は米国での新車販売をも左右するだけに、トヨタは本件を重く見て、徹底した対策を行いました。

昨年12月に発売された4代目「プリウス」では衝突安全性能を見直し、IIHS評価で全て「GOOD」の評価を獲得。

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その衝突性能の向上代は試験映像からも明白に伝わってきます。

新型プリウスは、IIHS評価のみならず、NHTSA(運輸省道路交通安全局)の衝突安全テストにおいても、総合で最高となる「5つ星」を獲得しました。

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トヨタが獲得した今回の衝突安全テスト結果は、新型プリウスの衝突安全性能の高さを如実に裏付けているといえそうです。

Avanti Yasunori・画像:IIHS、NHTSA)

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トヨタ自動車が「環境ブランド調査2016」で首位を獲得!

トヨタ自動車が「環境ブランド調査2016」で総合ランキング1位を獲得しました。

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この調査は、日経BP社が地球環境の保全と企業経営の持続的発展を支援する目的で行っているもので、インターネット経由で約2万人を対象に主要560社の環境活動が一般の消費者にどう伝わっているかについてアンケートを実施しています。

企業ランキング付けのベースとなる「環境ブランド指数」は環境情報接触度、環境コミュニケーション、環境イメージ、環境評価の4つの指標で構成されており、トヨタ自動車は総合評価で昨年の「97」から5.6ポイント伸ばして「102.6」を獲得。

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昨年まで5年間首位を維持してきた「サントリー」の環境ブランド指数99.3を抜いて2009年以来、7年ぶりにトップの座に躍り出ました。

同社はハイブリッド車「プリウス」の商品イメージなどが奏功、2000年の調査開始から10年間に渡って1位を維持していましたが、2010年には「エコナビ」を打ち出したパナソニックに、また2011年から5年間は「水と生きる」の企業メッセージで強力なブランドを築いたサントリーに1位の座を譲っていました。

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今回の調査で首位に返り咲いた背景には、量産車として世界初の燃料電池車「ミライ」やハイブリッド車の4代目「プリウス」を発売したこと、昨年10月に打ち出した「トヨタ環境チャレンジ2050」で社会や会社の未来像を示したことなどがあるようです。

消費者が持つ同社のブランドイメージとして、「省エネルギーへの貢献度」で1位(日産3位、ホンダ4位、マツダ5位、ダイハツ8位、スズキ15位)、「リサイクルへの貢献度」で12位、「廃棄物削減への貢献度」で2位、「生物多様性や動植物資源の保全への貢献度」で7位にそれぞれランキングされています。

Avanti Yasunori ・画像:日経BP、トヨタ自動車)

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上半期の新車販売ランキングTOP10はこうなっている!

自販連(日本自動車販売協会連合会)によると、今年の上半期(1〜6月)にもっとも売れた登録車は昨年12月にフルモデルチェンジしたトヨタ自動車の「プリウス」。

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新車効果も手伝って半年間で14.2万台を販売、月平均2.4万台を売り上げている計算となります。さらに同車以外にもトヨタ車がTOP10中、6車種を占めている状況。

1位 トヨタ プリウス 14.2万台
2位 トヨタ アクア  8.9万台
3位 トヨタ シエンタ 6.1万台
4位 ホンダ フィット 5.9万台
5位 日産 ノート   5.1万台
6位 トヨタ ヴォクシー 4.4万台
7位 トヨタ カローラ  4.3万台
8位 ホンダ ヴェゼル 3.9万台
9位 トヨタ ヴィッツ 3.7万台
10位 日産 セレナ   3.5万台

また、全軽自協(全国軽自動車協会連合会)によると、上半期にもっとも売れた軽自動車はホンダ「N-BOX」で、9.6万台を販売。

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TOP10中、ホンダが2車種、ダイハツとスズキが各4車種の構成比となっています。

1位 ホンダ N-BOX  9.6万台
2位 ダイハツ タント  8.9万台
3位 スズキ アルト   5.6万台
4位 ホンダ N-WGN  4.7万台
5位 スズキ ハスラー  4.6万台
6位 スズキ ワゴンR   4.5万台
7位 スズキ スペーシア  4.2万台
8位 ダイハツ ムーヴ  4.1万台
9位 ダイハツ ミラ   4.0万台
10位 ダイハツ キャスト 3.9万台

一方、6月の軽自動車を含む国内の新車総販売台数は前年同月比-4.9%減の42.1万台と、2ヶ月連続の前年割れとなっています。

内訳では登録車が28.8万台(+3%増)、軽自動車が13.3万台(-18.4%減)と、軽自動車の不振が目立つ状況。

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登録車の販売が3ヶ月連続で前年増と回復傾向を見せるなか、軽自動車は昨年1月以降、約1年半に渡って前年割れが続いています。

今年上半期(1〜6月)の累計販売台数で見ても、登録車は164.2万台(+0.7%増)の前年増となっていますが、軽自動車は90.5万台(-13.4%減)と前年割れしており、両者を合わせた総販売台数についても254.7万台(-4.8%減)と前年割れしている状況。

特に今年の4月以降は三菱自の軽自動車に端を発する燃費不正問題がこの状況に拍車をかけており、新車総販売台数を押し下げています。

全体を俯瞰してみた場合、昨年4月の軽自動車税(地方税)の1.5倍引き上げ(7,200円→10,800円)が予想以上に販売にダメージを与えているといえそうです。

Avanti Yasunori

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2016年6月の登録車販売ランキングはプリウスの圧勝、月販2.8万台超

一般社団法人 日本自動車販売協会連合会(自販連)より、2016年6月の登録車(軽自動車と海外ブランドを除く)の車名別の販売ランキングが発表されました。

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2016年になってからトップ独走中のトヨタ・プリウスが6月もトップ。さらに上半期でも14万2562台と、前年同期比199.7%の倍増。新型へのフルモデルチェンジ効果を発揮しています。

トップ10の顔ぶれは前月と同様、トヨタ6台、日産2台、ホンダ2台の内訳となっています。

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●2016年6月 登録車販売ランキングトップ10(自販連調べ)
1位 トヨタ プリウス 28,785台
2位 トヨタ アクア 15,041台
3位 トヨタ シエンタ 10,954台
4位 ホンダ フィット 9,936台
5位 トヨタ パッソ 8,278台
6位 日産 ノート 7,956台
7位 トヨタ カローラ 7,489台
8位 トヨタ ヴォクシー 7,278台
9位 ホンダ ヴェゼル 7,184台
10位 日産 セレナ 6,600台

トップ3をトヨタが独占しているのは、4月から3か月連続。その3台だけが5桁のセールスとなっているのも、トヨタ系ハイブリッドの浸透ぶりを実感させられます。

日産の2モデルは、いずれもモデルライフ後半で、セレナなどはフルモデルチェンジ直前といえるタイミングですが、トップ10入りしているのは販売力といえるのかもしれません。

トップ10圏外では、トヨタ・ヴェルファイア(3,695台)に肉薄するホンダ・オデッセイ(3,474台)や、ハイブリッドを追加した効果で前年同月比274.2%と売れ行きを伸ばすトヨタ・オーリス(2,484台)などの動向が気になるところといえそうです。

(山本晋也)

トヨタのハイブリッドSUV「C-HR」のインテリア画像が公開!

トヨタの新世代設計思想「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」に基くクロスオーバーモデル『C-HR』の新画像が発表されています。

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注目は、ついに公開されたインテリア。そのコンセプトワードは、「センシュアル-テック(Sensual-Tech)」。

いかにも日本車らしいハイテクと機能性を、ファッショナブルでかつ大人の色気を感じさせるスタイルに仕上げているといいます。また、非対称デザインとすることで、コクピット感を強調しているのも特徴といえそうです。

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公開されたインテリアは、欧州仕様のリコリスブラウン。アメリカや欧州のデザイン拠点と日本のデザイン部が協力して作り上げた、インターナショナルな新提案ということです。

画像からは、電動パーキングブレーキを装備していること、EVモードを持つハイブリッドでありながらストレートタイプのシフトパターンを採用していることなども確認できます。

欧州での発売予定は2016年末、2016年9月から受注を開始するということもアナウンスされています。

(山本晋也)

トヨタのHVモデル世界販売、年内にも1,000万台到達か?

トヨタ自動車によると、1997年以来、約19年間に渡って世界で販売してきたハイブリッド車の累計販売台数が4月末に900万台を突破したそうです。

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地域別の内訳では日本が438万台と最多で、北米が299万台、欧州が111万台、その他が53万台の状況。

現在、約90以上の国・地域でHV 33モデル、PHV 1モデルを販売しており、これまでに販売したハイブリッド車の累計販売台数は901.4万台に達しています。

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昨年7月末に800万台を突破した後、約9か月でさらに100万台上積みしており、これまでの販売推移をグラフで「見える化」してみると、3代目「プリウス」や「アクア」がハイブリッド車の普及拡大に大きく寄与していることがわかります。

北米ではガソリン安の影響で2014年以降、ハイブリッド車の販売が下降気味となっていますが、欧州では逆にジワジワと販売を伸ばしている様子が窺えます。

ちなみに車種別に見た場合の世界販売台数TOP20は以下となっています。

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米国で販売台数が多いハイブリッド車はプリウス(168万台)、カムリ(38万台)、アクア(18万台)、Lexus RX(16.7万台)、プリウスα(16万台)、ハイランダー(14.6万台)など。

また欧州ではオーリス(29.6万台)、プリウス(28.7万台)、ヤリス(23.1万台)、Lexus RX(9.8万台)などが販売を伸ばしています。

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トヨタでは地球環境の問題に対してクルマの持つマイナス要因を限りなくゼロに近づけ、持続可能な社会の実現を目指す「トヨタ環境チャレンジ2050」に基づき、2020年までに150万台/年、累計で1,500万台のハイブリッド車を販売する計画。

同社はこれまでに約6,700万トンに上るCO2排出量を抑制、約2,500万kLのガソリン消費を抑制したとしています。

今年も4月末時点で既に47万台を販売しており、今秋には新型プリウスPHVや新型プリウスの派生SUV「C-HR」を投入する見込みで、このペースで行けば年内にも1,000万台到達の可能性もありそうです。

また、今後はトヨタにおいても米国ZEV規制への対応に伴い、これまでのHVに代わってPHVの開発が活発化すると予想され、トヨタが培ってきたハイブリッド技術はFCVやEVを含めた全ての電動車の基盤となるだけに、いっそう重要性を増して行くものと予想されます。

Avanti Yasunori

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豊田自動織機がカーエアコン用電動コンプレッサー累計生産台数1千万台を達成

豊田自動織機は、カーエアコン用電動コンプレッサーの累計生産台数1千万台を4月18日に達成したと発表しました。

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豊田自動織機のカーエアコン用電動コンプレッサーは2003年9月に発売の2代目「トヨタプリウス」に採用されて以来、ハイブリッド車(以下、HV)・プラグインハイブリッド車(以下、PHV)はもちろん、電気自動車(以下、EV)・燃料電池自動車(以下、FCV)などの環境対応車に採用が広まっています。

新型の4代目「トヨタプリウス」(2015年12月発売)に採用された豊田自動織機のESB20型電動コンプレッサーでは、モーターを多極化した短軸軽量設計を採用し、インバーターの出力密度を向上させて、前モデルに対して冷房能力の約30%向上と消費電力の8%低減を実現しています。

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豊田自動織機は電動コンプレッサーの生産開始から13年目で1千万台を達成し、2015年度には電動コンプレッサーの世界シェアで約70%超(豊田自動織機調べ、マイルド・ハイブリッドを除く)を占めています。

電動コンプレッサーは今後環境対応車以外のアイドリング・ストップ車にも採用が広がることが予想され、カーエアコン用コンプレッサーの主力になることが期待されています。

(山内 博・画像:豊田自動織機)

欧州で売れはじめたトヨタのハイブリッドカーが世界販売900万台を突破!

トヨタ(レクサス含む)のハイブリッドカーが世界累計販売900万台を達成しました。

トヨタ自動車の発表によると、1997年に日本で発売開始して以来、世界中に販売が拡大しているハイブリッドカーの販売台数が2016年4月末の段階で901.4万台になったということです。

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900万台を超えるハイブリッドカーの販売によって削減したCO2排出量は6700万トン、燃費面では2500万キロリットルのガソリンを抑制したといいます(同社試算)。

現在、グローバル販売では年間120万台ペースで売れているトヨタのハイブリッドカー。2020年までには累計販売1500万台に到達する見込みといいます。

ここ数年、北米市場では伸び悩んでいるハイブリッドカー販売ですが、2010年代に入ってから欧州での販売が伸びているというのは、ハイブリッドカーのムーブメントが世界的に拡大していることを感じさせます。

(山本晋也)

カヤバの減衰力応答性改良ショックアブソーバが新型プリウスに採用

ショックアブソーバの製造を手がけるKYB(カヤバ)は、新型のシャックアブソーバを開発し、新型プリウスに採用されたと発表しました。

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KYBの新型ショックアブソーバの特長は次の3点です。

・コンピュータの流れ解析で構成部品の形状を最適化し、作動油の流れを整流化して、減衰力応答性を大幅に向上
・ステアリングの手応えおよび乗心地の質感向上、タイヤの路面への追従性・接地性を両立するショックアブソーバを実現
・主要部品である軸部品のピストンロッドを中空化し、1車両あたり約700gの軽量化を実現

ショックアブソーバはクルマの外観からは見えない足回りの部品ですが、このような目立たない部品の改良もクルマの性能向上を支えているのですね。

(山内 博・画像:KYB)

トヨタのハイブリッド車が世界累計販売900万台を突破! 節約されたガソリンの量は?

当初冷ややかとされていた欧州メーカーもハイブリッドモデルを投入するなど、いまやグローバル規模で普及しているハイブリッド。

その第一歩は乗用車では、1997年12月に披露された初代プリウスですが、2016年4月末時点で累計販売台数が901万4000台(プラグインハイブリッド含む)に達したそうです。

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まさに21世紀に間に合ったエコカーの代表格ですが、充電できない従来型のハイブリッドは、2017年中頃からアメリカ・カリフォルニア州のZEV規制の対象外(プラグインハイブリッドをのぞく)となるなど、最先端の環境(規制)対策車としては終焉を迎えつつある印象もあります。

しかし、トヨタをはじめ、ホンダなどハイブリッドモデルの普及の努力により、エンドユーザーとしては価格面でも手が届きやすい「普通のクルマ」になった貢献度は大でしょう。

環境対応を経営の最重要課題のひとつと位置付けているトヨタでは「エコカーは普及してこそ環境への貢献」との考えのもと、ハイブリッドの普及に取り組んできたのはご存じのとおり。

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1997年8月、日本でコースターハイブリッドEVを発売、そして同年12月に世界初の量産ハイブリッド乗用車の初代プリウスを発売して以来、2015年7月末の800万台突破から約9か月で累計販売台数900万台を達成したことになります。

ここの1年でも、シエンタ(昨年7月発売)にハイブリッドモデルが追加されたほか、4代目となるプリウス(昨年12月発売)の販売を開始。

海外では、RAV4にハイブリッドを追加(昨年11月発売)し、中国には現地産ハイブリッドユニットを搭載したカローラハイブリッド、レビンハイブリッド(昨年10月発売)が投入されています。

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2016年4月末現在で、約90以上の国・地域でハイブリッド乗用車33モデル、プラグインハイブリッド車(PHV)1モデルを販売。

トヨタは今後もハイブリッド車についてはさらなるラインナップの拡充を図り、2020年までに年間で150万台、累計で1500万台の販売を達成するとしています。

なお、2016年4月末までに販売されたハイブリッドのCO2排出抑制効果は、車両サイズおよび動力性能が同等クラスの純ガソリン車のCO2排出量と比較すると、約6,700万tに上るとトヨタでは試算しているそうです。

また、ガソリン消費抑制量は同等クラスのガソリンエンジン車のガソリン消費量と比較し、約2,500万kLの効果があったと試算。

ハイブリッドやPHV、FCV(燃料電池車)に注力しているトヨタですが、40万台を受注したというテスラ・モデル3などに代表されるピュアEVへの対応をどうするかも気になるところです。

(塚田勝弘)

2016年4月の登録車セールスはトヨタのハイブリッドが1・2・3!

2015年12月のフルモデルチェンジ以降、絶好調の販売実績を重ねているトヨタ・プリウス。その勢いに衰えは見られません。

一般社団法人 日本自動車販売協会連合会(自販連)による、2016年4月の新車乗用車販売台数ランキング(輸入ブランド、軽自動車除く)を見ても、その勢いのあるセールス状況に変化はありません。

全体としては年度末に台数を増やした翌月ということで落ち着きを見せ、また熊本地震の影響で工場が止まったこともありましたが、プリウスとアクアというトヨタのハイブリッド専用モデルだけは5桁販売を維持しています。

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さらに、2016年4月の登録車セールスランキングでは3位にトヨタ・シエンタが浮上。トヨタのワン・ツー・スリー体制となっています。

デビューしたばかりのトヨタ・パッソもトップ10に食い込むなど、10台中7台をトヨタ車が占めるランキングとなっています。

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●2016年4月 新車乗用車販売台数ランキング(自販連調べ)
1位 トヨタ プリウス 20,770台
2位 トヨタ アクア 13,099台
3位 トヨタ シエンタ 9,639台
4位 ホンダ フィット 7,116台
5位 トヨタ カローラ 6,336台
6位 トヨタ ヴォクシー 5,990台
7位 トヨタ ヴィッツ 5,968台
8位 日産 ノート 5,544台
9位 ホンダ ヴェゼル 4,635台
10位 トヨタ パッソ 4,020台

前月からの変化ではニューモデルのパッソがトップ10入りした点が目立ちますが、ホンダ・フィット、日産ノートといったトヨタ車に対抗してきたモデルが揃って順位を落としたことで、よりトヨタ車の存在が際立つ結果となっています。

前月の4位から8位にランクダウンしたノートは、同社の軽自動車「デイズ」の販売停止に伴い、セールスを伸ばすのか、それともブランド価値の低下による影響を受けるのか、5月の動きに注目といえそうです。

(山本晋也)

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新型「プリウス」販売好調! 2ヶ月連続で国内販売首位に
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【動画】トヨタ『新型 プリウス』が欧州の衝突テストで最高評価の5つ星を獲得

2015年に4代目へとシフトした「プリウス」。カタログ上で40.8km/Lにも上る低燃費もさることながら、単眼カメラとミリ波レーダーを用いた先進安全機能「Toyota Safety Sense P」を全グレードに装着可能とするなど、安全性能の向上も注目のポイント。

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国内では国土交通省と独立行政法人 自動車事故対策機構が行なうJNCAP予防安全性能評価にて満点で最高ランク「ASV+」を獲得していますが、欧州で衝突テストを行なうユーロNCAPコンソーシアムも「プリウス」が最高評価の“5つ星”を獲得したと明らかにするとともに、動画を公表しました。

ユーロNCAPの衝突テストでは、前面オフセット(64km/h)、側面(50km/h)、ポール衝突(29km/h)、歩行者衝突(40km/h)を行ない、“成人乗員保護性能”・“子ども乗員保護性能”・“歩行者保護性能”・“安全補助装置”を評価。

さらに2015年からは新たに背の低い女性ドライバーと後席に乗員を乗せた状態を想定した前面フルラップ衝突テストを導入したほか、緊急回避の自動ブレーキなどの先進安全装備も評価基準になりました。

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5つ星を得るためには、成人乗員保護性能」で80%以上、「子ども乗員保護性能」で75%以上、「歩行者保護性能」で65%以上、「安全補助装置」で70%以上のポイントを獲得するのが条件。

4項目のひとつでも、基準のポイントを下回り、4つ星以下となった場合、総合評価で5つ星と認定されず、総合評価で5つ星を得るには75%以上のポイントも必要となるとのこと。

「プリウス」は「成人乗員保護性能」で92%、「子ども乗員保護性能」で82%、「歩行者保護性能」で77%、「安全補助装置」で85%を記録し、総合評価で5つ星を獲得しました。

(今 総一郎)

ヨコハマタイヤの「BluEarth」も新型プリウスのOEMタイヤに採用

新型プリウス向けの純正装着タイヤは、ブリヂストン・エコピア(EP150)、トランザ(T002)、ダンロップ(エナセーブEC300+)、トーヨー・ナノエナジーなどがあります。

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横浜ゴムから4月11日に発表されたのは、ヨコハマタイヤの「BluEarth(ブルーアース)」がプリウスのOEMタイヤとして納入を開始したというニュース。

日本、オセアニア、欧州など向けとして「BluEarth E70」、北米にはオールシーズンタイヤの「BluEarth S34」が用意されます。その他の国には「ASPEC A349」を供給。

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装着サイズは「BluEarth E70」が215/45R17 87Wで、「BluEarth S34」がP215/45R17 87V、「ASPEC A349」が195/65R15 91H。

「BluEarth E70」と「BluEarth S34」は横浜ゴムのグローバルタイヤブランド「BluEarth」の基盤設計や材料技術が採用されています。

乗用車用サマータイヤ(BluEarth E70)と乗用車用オールシーズンタイヤ(BluEarth S34)は、低燃費性能を高めながら安全性能と快適性能をバランスさせているのが特徴。また「ASPEC A349」は優れた走行性能や安全性能、快適性を実現した乗用車サマータイヤになっています。

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現行プリウスは日本国内では2015年12月9日から発売されていますが、今後も各国・各地域で順次発売されます。

販売台数も多いグローバルモデルだけにOEMタイヤの品揃えは、供給数も含めて充実している方がいいのは間違いないのでしょうが、日本向け仕様の中でも銘柄により若干乗り味が異なりますし、海外向けも含めてどんな乗り心地になるのか、とくにオールシーズンタイヤ(BluEarth S34)あたりは気になるところです。

(塚田勝弘)

2016年3月の新車販売台数はプリウスが3万台超でトップ!

一般社団法人 日本自動車販売協会連合会(自販連)による、2016年3月の新車乗用車販売台数ランキング(輸入ブランド、軽自動車除く)が発表されています。

国産登録車全体としては前年比で97.4%と微減で、軽自動車が同83.3%となっているのに比べると市場を維持している印象を受ける状況となっています。

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年度末ということもあり、毎年もっともクルマが売れる時期となる3月。

2016年のナンバーワンは2015年末にフルモデルチェンジしたトヨタのハイブリッドカー「プリウス」。4か月連続トップの座を守った同車は、他を圧倒する唯一の3万台オーバーとなっています。

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●2016年3月 新車乗用車販売台数ランキング(自販連調べ)
1位 トヨタ プリウス 31,434台
2位 トヨタ アクア 23,314台
3位 ホンダ フィット 15,545台
4位 日産 ノート 13,684台
5位 トヨタ シエンタ 12,890台
6位 トヨタ カローラ 11,317台
7位 トヨタ ヴォクシー 10,763台
8位 トヨタ ヴィッツ 9,814台
9位 ホンダ ヴェゼル 8,996台
10位 日産 エクストレイル 8,447台

トップ10ではトヨタ車が6台と多数派で、その顔ぶれから様々なカテゴリーでトップを抑えていることが見て取れます。

そのなかでSUVカテゴリーでは、ホンダ・ヴェゼルと日産エクストレイルが接戦を繰り広げているのが最近の特徴、というのは3月のランキングでも変わりありません。

また、日産ノート、トヨタ・ヴィッツ以外の全モデルがハイブリッド専用もしくは、ハイブリッドを用意している車種となっているのも、日本市場のトレンドを示すランキングといえそうです。

(山本晋也)

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新型「プリウス」販売好調! 2ヶ月連続で国内販売首位に
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「新型プリウス」に日本仕様のEN規格鉛蓄電池を採用~JIS規格より高さが低い

GSユアサは、同社のEN規格(欧州統一規格)鉛蓄電池「LN1」が、4代目新型プリウスの補機用鉛蓄電池に採用された、と発表しました。

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EN規格鉛蓄電池は、日本で一般的なJIS規格の鉛蓄電池よりも高さが低いため、車高を低くした車両に向くという特長があり、重心を低くして走行性能を高めることを目指した4代目新型プリウスに採用されたものと考えられます。

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ただし、EN規格は欧州の寒冷な気候に合わせた規格であり、温暖化が進む日本での使用するには改良の必要があります。

今回の「LN1」は、日本の気候風土に合わせて、かつJIS規格の安全性にも合致した「日本仕様のEN規格鉛蓄電池」として同社が開発した、ということです。

また、2015年発売のシエンタHVには「LN0」、アルファード・ヴェルファイアHVには「LN2」が採用され、「日本仕様のEN規格鉛蓄電池」の採用が増えており、同社では、EN規格鉛蓄電池のラインアップを拡充する予定です。

(山内 博・画像:GSユアサ)

新型「プリウスPHV」米国デビュー!EV走行距離が60km超に倍増

トヨタ自動車が3月23日に開幕したニューヨーク国際オートショーで新型「プリウスPHV」(米国名 プリウス プライム)を公開しました。

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モーターによるEV走行距離を現行モデルの26.4kmから倍増となる60km以上にまで拡大しているのが最大の特徴となっています。

外観では4連タイプの角型LEDヘッドランプを採用。

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フロントバンパー中央の開口面積を大きくとり、両サイドには縦長のLED式DRL(デイタイム・ランニング・ランプ)を配置するなど、積極的に差別化されており、迫力のあるフロントマスクに仕上げっています。

[nextpage title=”フード、フェンダーは専用品”]プリウスHVとの外観の差別化に伴い、フードパネルやフェンダーパネルが専用品になっている点も見逃せません。

[youtube]https://youtu.be/BS8usnK7BrM[/youtube]

また、東京モーターショー2013年に同社が出展した「Premi AQUA」との類似性が見られるのも興味深いところです。

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一方、リヤ廻りについてもHVモデルと大きく差別化されています。プリウスHVの縦長のテールランプに対して横長意匠を採用することでワイド感を強調。

TOYOTA_PRIUS_PRIME(出展 トヨタUSA)

2つの膨らみを持たせた波状断面の「ダブルバブルバックドアウインドウ」と称する新形状ガラスにより、空力にも配慮。中央部に凹形状を伴ったリヤスポイラーが目を引きます。

また軽量化を目的にトヨタ初となるCFRP製バックドアを採用。

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プリウスHVに比べてリヤオーバーハングが80mm延長されており、全長も4,645mmと+105mm長くなっています。

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[nextpage title=”ルーフにソーラーパネルを装備”]ルーフにはソーラーパネルが設置されており、駐車時は駆動用2次バッテリーの充電、走行時は補機類に電力を供給する構造になっています。

さらにインテリアではインパネセンターに構えるテスラ「モデルS」風のフルHD 11.6インチ大型液晶モニターを装備。

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動力系ではエンジンと動力分割機構の間に新たにワンウェイクラッチを採用することで、従来のハイブリッドシステムでは発電機としてのみ使用していたモーターを、走行用モーターとしても利用する「デュアルモータードライブシステム」を搭載。

2モーターでの走行が可能で、EVモードにおける力強い走りを実現しています。

充電は従来の家庭用電源に加え、充電ステーションでの急速充電にも対応。急速充電時には充電量80%まで約20分での充電が可能となっています。

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(出展 トヨタUSA)

新型プリウス「PHV」の国内発売は今秋を予定しているそうで、既にPHVが主流になりつつある欧州市場に攻勢をかけることになる模様。

気になる価格は300万円台後半と予想され、新型プリウスへの買い替えを検討している方には大いに気になる存在になりそうです。

Avanti Yasunori

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プリウスPHV世界初公開。11.6インチの大画面や独自エクステリアで差別化

ニューヨークオートショーにて、新型プリウスPHVが世界初公開されています。

北米では「プリウス プライム」という名前を与えられた、2代目のPHV(プラグインハイブリッド)モデルは、初代PHVとは異なり『アイコニックヒューマンテック』をコンセプトに、4連LEDヘッドライトやカーボンファイバー製バックドアなど、フロントやリヤを専用アピアランスとしているのが特徴です。

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初代PHVと同様に、通常のハイブリッド仕様と同じ1.8リッターエンジンを積んでいますが、2つのモーターを同時に駆動力として使える『デュアルモータードライブシステム』を採用するなど、EVモードでの力強さを増しているのが大きな進化ポイント。リチウムイオンバッテリーもサイズアップされ、EV走行モードも60km(日本仕様の初代プリウスPHVは26.4km)と大きく伸びています。

プラグインハイブリッドの特徴となる充電は、普通充電のほか日本仕様では急速充電にも対応。さらに太陽光発電による充電機能も持っているというから驚きです。

エンジンを(あまり)使わない電動車両では空調の効きが課題といわれていますが、新型プリウスPHVには、世界初となるガスインジェクション機能付きヒートポンプオートエアコンを装備。暖房性能のアップが期待できます。

インパネにはトヨタ初となる11.6インチのフルHDディスプレイを装備、未来的なコクピットとしています。ナビゲーションモードでは、先読み減速支援機能を採用し、エネルギー回生を積極的に燃費向上に利用するというのも注目でしょう。

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ハイブリッド燃料消費率は37.0km/Lと、初代モデルの31.6km/Lから性能アップしています。前述した『デュアルモータードライブシステム』は、エンジンと発電用モーターの間にワンウェイクラッチを新設することで、発電用モーターを駆動に利用するもの。2つのモーターを合わせて100馬力を超える走りがEVモードで味わえるというわけです。

日米欧で発売されるという新型プリウスPHV。日本での発売は2016年秋とアナウンスされました。

●プリウス プライム主要スペック
全長:4645mm
全幅:1760mm
全高:1470mm
ホイールベース:2700mm
エンジン形式:直列4気筒
総排気量:1797cc
エンジン最高出力:72kW/5200rpm
エンジン最大トルク:142Nm/3600rpm
第一モーター最高出力:53kW
第一モーター最大トルク:163Nm
第二モーター最高出力:23kW
第二モーター最大トルク:40Nm
バッテリー:リチウムイオン

(山本晋也)

トヨタ「プリウス」が快走、国内販売で3ヶ月連続首位!

自販連(日本自動車販売協会連合会)のまとめによると、昨年12月に発売された新型「プリウス」が2月の車名別登録車の販売台数で前年同月比+44.9%増の1.9万台と、3ヶ月連続で首位をキープしています。

人気を裏付けるように、プリウスの売れ筋グレード(A、Aツーリング)の納期は、5~6ヶ月になっています。

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さらに、2位がトヨタ「アクア」、3位がホンダ「フィット」となっており、上位10車中、半数をトヨタ車が占めている状況。

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一方、国内市場では、2月の登録車販売台数が前年同月比で4.6%減の27.5万台となっています。

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登録車の販売が5ヶ月ぶりに前年減に転じた背景には、愛知製鋼の爆発事故の影響を受けたトヨタ自動車の一週間に渡る国内生産休止が響いているようです。

ちなみに同社の2月国内新車販売台数は11.4万台で前年同月比11.8%減と、やはり数値にもその影響が如実に表れています。

また全軽自協(全国軽自動車協会連合会)のまとめによると、車名別軽自動車の販売台数はダイハツ「タント」が2位のホンダ「N-BOX」を僅差で抑えて首位を維持、3位は日産「デイズ」となっています。

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2016.02.Kei.TOP10(出展 全国軽自動車協会連合会)

2月の軽自動車販売台数は前年同月比で9.1%減の17.6万台と、14ヶ月連続で前年減が続いています。

昨年4月の軽自動車税増税以降、軽市場が低迷するなか、ダイハツ「タント」は年末のマイナーチェンジが奏功、前年同月比増となっているのが注目されます。

Avanti Yasunori

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