Motor Fan's YEAR 2016

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フォルクルワーゲン「Polo with beats」は高級オーディオと個性的な内・外装が自慢

Bセグメントのフォルクスワーゲン・ポロの現行型は2009年の登場。7年の年月を経ていますが、ステアリングやボディなどから伝わってくるしっかり感のある走りは、やや硬めの足まわりと相まって未だに国産コンパクトカーとは異なった次元に到達していてイイモノ感があります。

逆に言えば、乗り心地はややハードともいえるのですが……

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質実剛健と表現されることが多い内・外装も、スポーティなGTIやSUV風のクロスポロ、スポーティかつエコなBlue GTをのぞくと、人によってはやや地味な印象を受けるかもしれません。

2016年11月2日に発売された400台限定の「Polo with beats(ポロ・ウィズ・ビーツ)」は、中間グレードの「Polo TSI Comfortline」をベースに、プレミアムサウンドシステムの「beats sound system」を搭載。

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「beats」はアメリカの世界的オーディオブランドで、スピーカーやヘッドフォンなどのアイテムで知られています。

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「Polo with beats」には、300W/8チャンネルのパワーアンプにデジタルプロセッサーを組み合わせ、6スピーカーとサブウーファーからなる計7つのハイエンドスピーカーが配置されています。

低音から迫力あるサウンドを楽しめるのが最大の特徴ですが、ほかにも内・外装に専用装備を用意。「ピュアホワイト」もしくは「フラッシュレッド」の2色が設定されるボディカラーに合わせて専用ドアミラー(ピュアホワイトにフラッシュレッド、フラッシュレッドにブラック)が組み合わされます。

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ほかにも、専用デコレーションフィルム(ピュアホワイトにフラッシュレッド/シルバー、フラッシュレッドにブラック/シルバー)、16インチアルミホイール(ピュアホワイトにホワイト、フラッシュレッドにブラック)などを用意。

「Polo with beats」の価格は239万9000円で、台数はピュアホワイト、フラッシュレッドともに各200台、計400台限定となっています。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

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オーディオと華やかさにこだわったポロの新境地!? 「Polo with beats」が限定販売

ドアミラーカバーや専用デコレーションフォルムなどをまとったフォルクスワーゲン「Polo with beats」が400台限定でリリースされました。

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最大の特徴は、高級オーディオブランド「beats」社による高音質サウンドと、「ピュアホワイト」、「フラッシュレッド」の2色のボディカラーに組み合わされる専用ドアミラーなどのカラーコーディネイト。

20161006vw-polo-with-beats_003GTIやクロスポロなどをのぞくと、やや地味な印象もあるポロですが、こうした装備を用意するだけで華やかさが増しますから、オシャレな輸入コンパクトを探している人にオススメできそうです。

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見た目の変化が分かりやすい外装だけでなく、内装も専用アルカンターラ&ファブリックシートが質感向上を印象づけているほか、レッドステッチの全席3点式シートベルトがスポーティさを演出。

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インテリアには、ドアトリムやダッシュボード、シートカラーにグレーが採用され、さらに「beats」のロゴである「b」マークが専用シートにデザインされています。

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機能装備では、純正インフォテインメントシステム「Composition Media」が標準装備され、モバイルオンラインサービス「Volkswagen Car-Net」に対応することで、多彩なアプリが使用できます。

「Volkswagen Car-Net」は、スマホと接続することで「Mirror Link」、「CarPlay」、「Android Auto」という3つの異なる通信プロトコルを利用できるもので、フォルクスワーゲンが最近力を入れているスマホ連携機能。

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「Polo with beats」に搭載されるエンジンは、1.2Lの直列4気筒DOHCターボで90ps/4400-5400rpm、160Nm/1400-3500rpmというスペック。組み合わされるトランスミッションは、デュアルクラッチトランスミッションの7速DSGです。

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やや硬質な乗り味を提供する足まわりは、フロントサスペンションがマクファーソンストラット、リヤがトレーリングアーム。ホワイトもしくはブラックの専用アルミホイールを装着し、タイヤサイズは215/45R16となっています。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

これが最終デザイン? VW最小クロスオーバーSUVのレンダリングCGを入手

フォルクスワーゲンが現在開発している、ポロベースの新型クロスオーバーSUVの最終デザインと思われるレンダリングCGを欧州エージェントから入手しました。

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この新型SUVは、2016年ジュネーブモーターショーで公開された「T-クロス ブリーズ」の市販版になると噂されており、VWラインナップで最小のクロスオーバーSUVの誕生となります。

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コンセプトモデルの「T-クロス」はスポーティーな2ドアオープンでしたが、市販版ではアグレッシブなフロントエンドはそのままに、オーソドックスな5ドアへ変更されています。

プラットフォームの「MQB」を始め、多くのコンポーネントを「ポロ」と共有し、「ポロSUV」とも伝えれていますが、正式名称は確定していません。

パワートレインは1リットル3気筒ターボ、及び新開発1.5リットル直列4気筒ターボなどが予想され、2017年秋のワールドプレミアに向け、開発最終段階へ向かっているようです。

(APOLLO)

VWポロ「GTI」次期型、歴代最強220馬力で登場か!

フォルクスワーゲンのサブコンパクトモデル、『ポロ』次期型に設定される スポーティーモデル、『ポロ GTI』のプロトタイプを初めてカメラが捉えました。

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ノーマル「ポロ」次期型も同時にテストを行っているようですが、スポーツモデルらしいツインエキゾーストパイプや、大口エアダクト、大径ホイールを装備していることからも「GTI」と判断できます。

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次期型は、ホイールベースの延長により大型化されますが、アウディ「A1」などと同様の軽量プラットフォームを採用することにより、現行モデルより軽量化が図られます。

心臓部には、1.8リットル直列4気筒TSIを搭載、最高馬力は220psとも噂されています。

ワールドプレミアは2017年秋が有力のようです。

(APOLLO)

VWの特別限定車「ALLSTAR」シリーズ第二弾は1.2リッターターボの4車種を展開

フォルクスワーゲンが、ポロ、ゴルフ、ゴルフヴァリアント、ザ・ビートルの4車種に特別限定車「ALLSTAR(オールスター)」シリーズを設定しました。

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いずれもベースとなっているのは1.2リッターターボエンジンと7速DSGを積むモデルで、20スポークのアルミホイールや、アルミ調ペダルなどを装備しています。さらにポロとザ・ビートルには純正ナビゲーションシステムが標準装着されるなど、お買い得な仕様となっています。

ボディカラーは、ザ・ビートルがダークブロンズメタリック(専用色)、ゴルフとゴルフヴァリアントはカーボンスチールグレーメタリック(専用色)、ポロは専用色のブルーベリーメタリックのほかピュアホワイトとサンセットレッドメタリックをラインナップ。

税込メーカー希望小売価格と限定台数は、ポロが245万9000円(3色合計870台)、ゴルフが299万9000円(300台)、ゴルフヴァリアントは315万9000円(300台)、ザ・ビートルは299万9000円(280台)となっています。

(山本晋也)

フォルクスワーゲンの国内販売が復調。9か月ぶりにプラス成長

フォルクスワーゲンの2016年5月の新車登録台数が4,015台で、前年同月比:+9.7%となり、2015年8月以来、9か月ぶりに前年同月比にてプラス成長を示したことが発表されました。

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2015年9月に、北米でディーゼルゲートと呼ばれる旧型ディーゼルエンジンに違法プログラムを使っていた問題が表面化して以来、日本国内での販売モデルには無関係な話だったにもかかわらず、ブランドへの信頼性を失ったことで販売不振となっていたフォルクスワーゲン。

2016年5月には、 「ゴルフ」(前年同月比 :+14.6%)、「ポロ」(前年同月比:+0.6%)といった主力モデルが販売回復したこともあり、前年同月比を超えることができたということです。

5月には、その主力モデルの商品性を高めるマイナーチェンジも実施しています。はたして、この勢いはそのまま加速するのでしょうか。

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これぞ伝統のGTI!フォルクスワーゲン・新型ポロGTI 6MT試乗レポート

2014年夏にマイナーチェンジを行ったフォルクスワーゲンポロ。2015年冬に最上級モデルのポロGTIを追加。さらに夏には待望の6MTが登場しました。

今回、個人的にメーカーの広報車両を借用し、山梨方面にハンドルを切りました。

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ポロGTIのエクステリアは5ナンバー枠に収まり、コンパクトで取り回しもよく嬉しい限りです。あのMINIですら、今は3ナンバーですから・・・。

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コンパクトなボディですが、佇む姿は迫力満点です。

落とされた全高、水平基調のフロントマスクにヘッドライトユニットまで続くレッドライン、LEDヘッドライト、大型フロント&リアスポイラーと専用パーツを纏います。

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タイヤサイズは、コンパクトボディに215/40R17というワイドなものを採用しています。ポリッシュ&ブラックの専用アロイホイール、その隙間から覗くレッドキャリパーもホットハッチ感満点です。

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新型ポロGTIは、従来からエンジンの排気量が大きくなっています。ダウンサイジングエンジンの先駆けであった同社としては意外な設計といえます。

先代は1.4リッターにターボとスーパーチャージャーを組み合わせた、ツインチャージャーでパワーを引き出していましたが、今回のマイナーチェンジで1.8リッ ターTSIエンジンが搭載されています。

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最近では左足で運転をすることすら忘れている方が多い中、踏みごたえのあるクラッチペダルを踏み、エンジンを始動させますと、「ブウォン!」とGTIにふさわしい咆哮が響きます。

クラッチペダルから足を浮かすと、エンジン回転を上げなくてもスルスルと動き出し、豊かな低速トルクに助けられ、ポンポンとシフトアップをしても街中では交通の流れをリードしているほどです。

ターボチャージャーが仕事をはじめるのは超低速域からであるため、1.8リッターエンジンは、さらに大排気量エンジンを搭載している感覚でした。試乗前には、じゃじゃ馬を予想していましたが、いい意味で裏切られました。

ただ、足回りの硬さは否定できず、キャビンには容赦なくダンピングのショックが届きます。

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高速道路では、弾丸のような速さを見せてくれます。車両重量:1240kgに対して、最高出力:192psですから、速いのは当たり前です。

追い越し加速も豊かなトルクでシフトダウンを要求する場面は少ないのですが、ここぞという時に、シフトダウンをし、アクセルを踏み込むと、野太い排気音と共に猛進していきます。

そのような場面でも、車両の挙動は極めて安定志向。ホットハッチというよりGTカー的な要素が高いといえます。

ワインディングでは、水を得た魚のように走ります。コリコリと節度感のあるシフトレバー、ヒール&トウに適したペダル配置。これらを駆使した走りは大人をアツくさせてくれます。

コーナーでもロールは見事に押さえ込まれ、クリックなギア比を持つステアリングと相まって、優れた回頭性を実現しています。

またブレーキフィールも絶品。構造は前後とも一般的な片押しのシングルピストン式なのですが、踏力に比例して「ググっ」と制動が立ち上がるもの。決してカックンブレーキにはならず、ワインディングでも大きな武器になってくれました。

GTI伝統の赤いラインが印象的なタータンチェックを採用したシートや、パワフルなエンジンなど、GTI魂がコンパクトなボディにギュっと凝縮された一台といえます。

(文/写真:外川 信太郎)

フォルクスワーゲン・ポロがマイナーチェンジ。200万を切る価格設定

フォルクスワーゲンのエントリーモデルといえる「ポロ」シリーズが大々的にマイナーチェンジを実施しました。

新グレード「トレンドライン」の設定や装備の充実を果たし、手の届く価格を実現しています。

Polo TSI Trendline

新設定された「ポロ TSI トレンドライン」のメーカー希望小売価格は199万9000円(税込み)。ステアリングホイールの仕様以外は、従来までのTSIコンフォートラインと同様の内容ですから、エントリーグレードとして十分な装備内容といえそうです。

一方、新しい「ポロ TSI コンフォートライン」は、リヤビューカメラ、マルチファンクションステアリングホイール(オーディオコントロール付)、レイン センサー、オートライトシステム、オートエアコン、自動防眩ルームミラー、フォグランプ(フロント)、 センターアームレスト、15 インチアルミホイールなどを標準装備に追加しながら、メーカー希望小売価格は226万9000円(税込み)。

その上のグレードとなる「ポロ TSI ハイライン」は、従来のTSIコンフォートラインアップグレードパッケージを改名したグレードという位置づけですが、アルカンターラ&レザレットシート、シートヒーター(運転席/助手席)、16 インチアルミホイールなどを備えながら、従来より約4万円の価格ダウンとなる258万9000円(税込み)という価格設定になっているのも注目です。

SUVテイストの「クロスポロ」、気筒休止エンジンを搭載した「ポロ ブルーGT」、そして走りの「ポロ GTI」も、それぞれ装備を充実させています。

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「ブルーGT」は、バイキセノンヘッドライト(オートハイトコントロール機能、LED ポジションランプ付)、アダプティブ クルーズコントロール“ACC“(全車速追従機能付)、 アルカンターラ&レザレットシート、オートラ イトシステム、シートヒーター(運転席/助手席)、マルチファンクションステアリングホイール(オ ーディオコントロール付)を標準装備。メーカー希望小売価格は289万9000円(税込み)です。

マルチファンクションステアリングホイール(オーディオコントロール付)、パドルシフト、 オートライトなどの快適装備を採用した「クロスポロ」のメーカー希望小売価格は、279万9000円(税込み)。

そして、LED ヘッドライトやクルーズコントロールとセンターアームレストを標準装着した「ポロGTI」のメーカー希望小売価格は、6速MTが327万9000円(税込み)、7速DSGが337万9000円(税込み)となっています。

(山本晋也)