Motor Fan's YEAR 2016

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新型スマートに「お約束」のブラバスが登場。期間限定車とカタログモデルを用意

現行型スマートは、ルノー・トゥインゴのブランド違いの兄弟車のような存在。2人乗りの「fortwo(フォーツー)」をはじめ、日本には限定車を導入(カタログモデルは4人乗りのforfour(フォーフォー)する戦略を立てています。

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スマートのスポーティ仕様といえば「BRABUS(ブラバス)」が思い浮かびますが、2016年12月6日、新型スマートにもブラバスが設定されました。

期間限定モデルの「smart BRABUS Xclusive limited (fortwo/ cabrio/ forfour)」、カタログモデルの「smart BRABUS forfour Xclusive」の計4モデル。

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「smart BRABUS Xclusive limited (fortwo/ cabrio/forfour)」は、2016年12月6日から2017年3月まで期間限定でオーダーを受け付けていて、カタログモデルである「smart BRABUS forfour Xclusive」は、2017年5月以降の発売になります。

「smart BRABUS」は、スポーティさとデザイン性をより追及した究極のアーバンスポーツカーという位置づけ。エンジンはブラバス専用の0.9L 直列3気筒ターボ。燃圧を2バール高めるとともに、空気供給量の最適化が図られていて、最高出力はターボ仕様から19psアップの109ps、最大トルクは35Nmプラスとなる170Nmとなっています。最高速度はfortwo/cabrioモデルは165km/h、forfourモデルは180km/hを達成。

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これまでのスマートモデルの中で最もパワフルかつ分厚いトルクとなっていて、「fortwo」と「cabrio」では0-100km/h加速9.5秒(ターボモデル比-1.8秒)、forfourでは10.5秒(-1.4秒)を実現しています。

組み合わされるトランスミッションは、ベース車と同じデュアルクラッチトランスミッション(DCT)ですが、こちらもブラバス専用に仕立てられています。ノーマルモデルに対してシフトスピードを最大40%アップさせ、ギヤ比を変更してパフォーマンスを向上。さらに、停止状態からの加速を最大化させる「レーススタート機能」を装備。

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足まわりでは、ターボ仕様からサスペンションの硬さを20%上げたほか、フロントアクスルに設定されたアンチロールバーによりロールを9%減少させています。専用のチューニングを施した「ESP(エレクトリック・スタビリティ・プログラム)」を採用され、スポーティなドライブフィールに貢献するとのこと。

また「ブラバス専用ダイレクトステアリングシステム」も搭載されています。こちらは、路面状態がよりダイレクトに伝わる専用チューニングが施された車速感応型の可変ギヤレシオステアリングで、リターントルクを高め、タイヤグリップ感をドライバーにより強く伝えることでステアリングフィールを向上したとしています。

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もちろん、ブラバス専用の内・外装装備も多数用意されています。外観では、BRABUS「Monoblock IX」8ツインスポークアルミホイール、BRABUSスポーツエグゾーストシステム&ツインクロームエグゾーストエンド、BRABUSフロントスポイラー、BRABUSエンブレム(前後)、BRABUSリアスカート、「Xclusive」エンブレム、BRABUSリヤディフューザー(マットグレー)を設定。

内装では、BRABUSエクスクルーシブ本革スポーツシート(前席/グレーステッチ入)、BRABUSコックピットクロック&レブカウンター、BRABUSエクスクルーシブダッシュボード、BRABUSメーターパネル(3.5インチTFTディスプレイ付)、BRABUSシフトノブ(アルミ+本革)、BRABUSパーキングブレーキハンドル(アルミ+本革)、BRABUSベロアマット(BRABUSロゴ入)、BRABUSスポーツステアリング(ナッパレザー、グレーステッチ入、高さ調節機能付)を用意。

期間限定モデルの「smart BRABUS Xclusive limited (fortwo/ cabrio/ forfour)」は、BRABUS専用装備を3モデルすべてに採用されています。

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また、3モデルそれぞれのキャラクターに合わせて、フロントグリル、ボディパネル、トリディオンセーフティセルのカラーを1(ワン)トーンとしていて、fortwoはホワイト、cabrioはマットグレー、forfourはレッドになります。

一方のカタログモデル「smart BRABUS forfour Xclusive」は、フロントグリルとトリディオンセーフティセルをグラファイト(グレー)にとして、さらに内外装にBRABUS専用装備を設定。ボディカラーには、新色のグラファイト、ヘーゼルブラウンを含めた9色を展開。

Archivnummer: SSPIP63226価格は期間限定の「smart BRABUS fortwo Xclusive limited」が297万円、「smart BRABUS cabrio Xclusive limited」が327万円、「smart BRABUS forfour Xclusive red limited」が317万円。カタログモデルの「smart BRABUS fortwo Xclusive」が312万円です。

(塚田勝弘)

燃費性能32.0km/L!スズキ ソリオに新システムハイブリッド搭載車が登場

スズキが新開発した独自構造のハイブリッドシステムを搭載した、 「ソリオ」「ソリオ バンディット」が発表されました。

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従来からマイルドハイブリッドを採用していたソリオ、ソリオ バンディットですが、新しく開発したハイブリッドシステムは、コンパクトな駆動用モーター(MGU=Motor Generator Unit)と、軽量で伝達効率に有利なトランスミッションである5速オートギヤシフト(AGS)を組み合わせたスズキ独自のパラレル方式ハイブリッドとなっています。

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「標準モード」と「エコモード」の2つの走行モードを設定し、発進・加速時などのキビキビとした走りと、EV走行の頻度を高めて燃費を優先した走りを使い分けることができるのも特徴です。

また、新ハイブリッド仕様車はエコをイメージしたブルー基調の専用エクステリアとインテリアを採用しています。JC08モード燃費は32.0km/Lとライバルと、マイルドハイブリッド車の27.8km/Lを上回るのはもちろん、ライバルも圧倒。もちろんエコカー減税の免税対象です。

メーカー希望小売価格は、ソリオが191万7000円〜206万2800円、ソリオ バンディットは204万6600円となっています。先進安全装備「デュアルカメラブレーキサポート」も全車で選ぶことができます。

●ソリオハイブリッドSZ主要スペック
車両型式:DAA-MA46S
全長:3710mm
全幅:1625mm
全高:1745mm
ホイールベース:2480mm
車両重量:990kg
乗車定員:5名
エンジン型式:K12C
エンジン形式:直列4気筒
総排気量:1242cc
最高出力:67kW(91PS)/6000rpm
最大トルク:118Nm(12.0kg-m)/4400rpm
変速装置:5速AMT
モーター型式:PB05A
モーター形式:交流同期電動機
最高出力:10kW(13.6PS)/3185-8000rpm
最大トルク:30Nm(3.1kg-m)/1000-3185rpm
燃料消費率:32.0km/L (JC08モード)
タイヤサイズ:165/6515
メーカー希望小売価格(税込):2,062,800円

※ハイブリッドシステムの画像は2015年東京モーターショーで撮影したものです。

(山本晋也)

【関連記事】

【東京モーターショー15】発売直前? スズキ・ソリオハイブリッドはEV走行可能な本格派
http://clicccar.com/2015/11/04/337670/

税抜き価格200万以下で安全装備テンコ盛り。スバル・インプレッサの1.6Lモデルが発売開始

日本車として初めて歩行者用エアバッグを全車に標準装備し、先進安全技術のトップランナーといえる「EyeSight」も全車に標準装備するなど、安全意識の強い新型インプレッサ。そのエントリーグレードとなる『1.6i-L EyeSight』の発売日が決定しました。

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「FB16」という型式こそ従来通りですが、多くの部分で設計が進化した軽量1.6リッターエンジンを搭載する待望のグレードです。ボディはセダンのG4と5ドアのSPORTの2種類、いずれもFFとAWDが設定されています。

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メーカー希望小売価格は、FFが192万2400円、AWDは213万8400円(いずれも消費税込)。税抜き本体価格で200万を切る価格帯で、これだけの安全装備を持っているのは新しい時代のベンチマークとなることでしょう。

●スバル・インプレッサSPORT 1.6i-L EyeSight(2WD)主要スペック
全長:4460mm
全幅:1775mm
全高:1480mm
ホイールベース:2670mm
車両重量:1300kg
乗車定員:5名
エンジン型式:FB16
エンジン形式:水平対向4気筒DOHC
総排気量:1599cc
最高出力:85kW(115PS)/6200rpm
最大トルク:148Nm(15.1kg-m)/3600rpm
変速装置:CVT
燃料消費率:18.2km/L (JC08モード)
タイヤサイズ:205/55R16
メーカー希望小売価格(税込):1,922,400円

(山本晋也)

200万円切りで台数を伸ばせるか!? インプレッサの1.6Lモデルが発売開始。

2016年末発売予定とされていた新型スバル・インプレッサの1.6Lモデル。12月20日に発売を開始されることが発表されました。

価格は、5ドアのSPORT、4ドアセダンのG4ともに2WDが192万2400円、AWDが213万8400円です。

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2015年11月15日に発表された発売から約1カ月の受注状況では、5ドアのインプレッサSPORTが74%、4ドアセダンのG4が82%と圧倒的に2.0Lモデルの方が高くなっていました。

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2.0Lモデルが優勢なのは、どんなモデルにも言える傾向である、初期受注時は「高いグレードから売れていく」というのと、インプレッサに走りの良さを求める層が多いということではないでしょうか。

今回の1.6Lモデルの発売開始を受けて、ディーラーに試乗車が配備されれば、1.6Lエンジン搭載車のシェアも増えそうです。コアなファンだけでなく、他メーカーからの買い替えを促したいスバルとしても1.6Lモデルの成功は欠かせないはず。

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また、1.6Lモデルでも静粛性の高さや広くなった室内などの新型の強みは2.0Lモデルと同じで、街中中心の乗り方であれば115ps/148Nmというエンジンスペック(2.0Lは154ps/196Nm)でも不足はないでしょう。1.6Lエンジンはポート噴射ではありますが、「直噴化しないギリギリ」のところまで性能を高めたそうですからCVTを含めたパワートレーンの進化も享受できます。

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p06_02sなお、用意されるボディカラーは「クリスタルホワイト・パール(3万2400円高)」、「アイスシルバー・メタリック」、「クリスタルブラック・シリカ」、「ダークグレー・メタリック」、「ピュアレッド」、「ダークブルー・パール」、「クォーツブルー・パール」の計7色。

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200万円を切る(2WD)車両価格からいっても、モデルライフが進むに従って1.6Lエンジン車の存在感が高まりそうです。

(塚田勝弘)

モデル末期でも待望されるボルボXC60 Classicの魅力とは?

ボルボ各モデルに設定される「Classic(クラシック)」は、モデルライフの最終仕様であり、車種によってはフルモデルチェンジによる新型車の登場も予想させるグレードといえます。

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そうなると、新型車を待とうという向きが多くなりそうですが、ボルボの「クラシック」の場合、あえてファイナルエディションを待っている方も少なくないとか。

モデル末期といってもディーゼルエンジンの追加やフェイスリフトなど、毎年のようにアップデートされているうえに、XC60の安全装備は2014年時点ですでに「IntelliSafe10(インテリセーフ・テン)」と呼ばれるセーフティパッケージも全車標準装備されていますから、商品力は常に維持されています。

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さらに「クラシック」の魅力を高める充実装備を見てみましょう。チルトアップ機構付電動パノラマガラスサンルーフ、本革シート、12セグ地上デジタルTV、フロントシートヒーター、モダンウッド・パネルを標準化。

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写真の「XC60 T5 AWD Classic」は、エンジンを「Drive-E」と呼ばれる2.0L直列4気筒ターボに変更され、245ps/350Nmを発揮。燃費も11%アップとなる12.3km/Lに向上されています。

なお、「クラシック」以外のグレードも2017年モデルに設定されています。最上級の「XC60 T5 AWD R-DESIGN」がそれで、従来モデルから719万円という価格を据え置きながらチルトアップ機構付電動パノラマガラスサンルーフ、レザー・ダッシュボードを追加。また、20インチアルミホイールの「Ixion Ⅳ」も標準装備されています。

先述したようにボルボXC60には、歩行者・サイクリスト検知機能付追突回避・被害フルオートブレーキをはじめ、加速、減速ともに制御が巧みで自然な走行フィールが得られる全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)を含む10種類以上の全方位の先進安全装備が用意されています。

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新エンジンを搭載する629万円のXC60 T5 AWD Classicの軽快かつ力強い走りも魅力的。また、599万円の最廉価クリーンディーゼルエンジンのXC60 D4 Classicは、エコカー減税対象車になっていますからオススメしたいグレードになっています。

(文/塚田勝弘・写真/小林和久)

ボルボ XC60に熟成極まる「Classic」を設定! 新たに採用されたエンジンの走りは?

ボルボのファンの方は、XC60に「Classic(クラシック)」グレードが設定されたという発表を聞くと、モデル末期の最終モデルが登場したということが分かる、そうです。ボルボファンの中には、最後の「クラシック」を狙っている方も少なくないそうで、それだけ熟成極まったボルボに対する信頼の高さがうかがえます。

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最終モデルといってもXC60は、世界で最も売れているボルボ車らしく、あえて狙いたくなる魅力的な仕上がりになっています。

XC60の「クラシック」には、人気グレードの2.0L直噴ディーゼルターボが設定されるのはもちろん、「T5」には新開発となる「Drive-E」こと2.0Lの直列4気筒ガソリンターボを新たに搭載。同ガソリンエンジン車は、245ps/350Nmというアウトプットを得ているだけでなく、従来モデルのT5 AWDと比べて11%向上となる12.3km/LというJC08モード燃費を達成。

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試乗したのは、その「XC60 T5 AWD Classic」 で、ロックアップ機構付きの8ATとの組み合わせにより、走り出しから力強く、箱根ターンパイクの急な上り坂でも力強さは色あせることはありません。

むしろ全長4645×全幅1890×全高1715mmというワイドで背の高いボディサイズを感じさせない軽快感すら抱かせますから、ミドルサイズSUVでもフットワークのいい走りを求めるなら見逃せないモデルといえそう。

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一方、良好な路面では乗り心地は悪くはないですが、少し路面が荒れてくると235/55R19というタイヤサイズもあってかシーンによっては左右方向を中心にボディが揺すられることも。乗り味の面では、235/60R18タイヤを履くD4クラシックの方が若干マイルドかもしれません。

2009年、日本で初の完全停止まで制御するブレーキを採用したXC60。その後、2013年にサイクリスト検知機能を追加し、2013年にフェイスリフト、2014年に「Drive-E」パワートレーンを採用。2015年には先述したようにD4と呼ぶクリーンディーゼルエンジンも設定されています。

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価格は「XC60 D4 Classic」が599万円、「XC60 T5 Classic」が629万円。ほかにも、「XC60 T5 AWD R-DESIGN」が719万円で用意されています。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

日産エクストレイルに、LEDヘッドランプやフォグランプなど装備を充実させた「20Xtt」を設定

日産の人気SUVエクストレイルは、登録車の販売ランキングで10位〜15位に前後に位置し、ここ半年では月販3000台〜4000台前後という推移になっています。

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少しずつ販売台数が落ちている状況ですから、3月の年度末に向けてもテコ入れが欲しいところで、11月24日に特別仕様車にエクストレイル20Xttが追加されました。

「20Xtt」は、ガソリン車の「20X エマージェンシーブレーキパッケージ」がベース。

夜間や悪天候時の視認性を高める「LEDヘッドランプ」、「フォグランプ」をはじめ、手をかざすだけで開く「リモコンオートバックドア」、ダイナミックな新意匠が印象的な「専用18インチアルミホイール&タイヤ」が用意されています。

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さらに、アラウンドビューモニター(MOD/移動物検知機能付き)、インテリジェントパーキングアシスト、BSW(後側方車両検知警報)といった先進安全装備や、ナビゲーションやオーディオをコントロールできるステアリングスイッチと連携することで使い勝手を向上させた、「Nissan Connectナビゲーションシステム」を設定(ナビレス仕様も用意)しています。

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エクストレイル20Xttの価格は、2WDの2列仕様が282万8520円、2WDの3列仕様が290万880円。4WDの2列仕様が303万4800円、4WDの3列仕様が310万7160円です。

(塚田勝弘)

スズキ・バレーノに1.2Lエンジンを積む新グレード「XS」を設定、価格は154万4400円

コンパクトハッチバックでありながら広々したキャビンを確保するスズキ・バレーノに新グレードの「XS」が追加されました。

XGグレードをベースとした上級仕様で、1.2L車にも待望の上級仕様が設定されたことになります。なお、1.0L直噴ターボのラインナップは変わっていません。

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1.2LのNAエンジンを積む新グレード「XS」は、ディスチャージヘッドランプやLEDポジションランプ、フロントマルチリフレクターハロゲンフォグランプ、185/55R16タイヤ、16インチアルミホイールにより、外観をよりスタイリッシュに、質感を向上させています。

インテリアも質感を向上。フルオートエアコン、助手席シートヒーター、本革巻ステアリングホイール/ステアリングオーディオスイッチ、フロントセンターアームレスト、センターコンソールトレー/センターコンソールボックス、マルチインフォメーションディスプレイ(カラー)が用意されています。

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1.0L直噴ターボエンジン車は軽快な走りを披露する一方で、プレミアムガソリンを指定しますから、レギュラーガソリンを指定する1.2L NAエンジンの上級仕様「XS」の設定は選択肢を広げる朗報といえそうです。価格は154万4400円です。

(塚田勝弘)

トヨタ・86にブレンボとザックス装備の新グレードが登場、価格は339万4440円

スバル・BRZにブレンボブレーキやザックスショックアブソーバーを装備した最上級グレード「GT」が発売開始となったのは2016年11月7日。

兄弟車といえるトヨタ・86にも、同様のアイテムで走りを磨いた新グレード「GT“Limited・High Performance Package”」が2017年2月7日より発売開始となることが発表されました。

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ザックスショックアブソーバーに前後ブレンボブレーキ(前4ポット・後2ポット)、そしてブレンボブレーキを収める17×7.5Jの専用アルミホイールを与えられたカタログモデルが『ハイパフォーマンスパッケージ』です。

メーカー希望小売価格は6速MTが339万4440円、6速ATが346万1400円。GT ”Limited”と比較すると約21万円、スバルBRZ GTと比べると8万円ほど高めの価格設定となっています。

(山本晋也)

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トヨタ・86にオレンジをまとった期間限定車とブレンボ製ブレーキを備えた「Limited・High Performance Package」を設定

2016年夏、マイナーチェンジを受けたばかりのトヨタ86に、特別設定色「ソーラーオレンジ」を採用した特別仕様車「GT Solar Orange Limited」と、ブレンボ社製ブレーキを装備した「Limited・High Performance Package」の2台が設定されました。

スバルBRZにも100台限定の「イエローエディション」が用意(完売)されていましたから、86への設定も待たれていた限定車といえそうです。

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「GT Solar Orange Limited」は、来年3月10日の発売予定で、注文受付は2017年1月31日までの期間限定になっています。つまり、発売日にオーダーしても買えません。

ベース車は車名からも分かるように「GT」。冒頭で紹介したように、特別設定色の「ソーラーオレンジ」が最大の特徴です。ブラックを基調とした内装は、シートやステアリングなどにオレンジのステッチを配することで、スポーティムードをさらに向上。

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また、本革×アルカンターラのシート表皮を採用し、グランリュクス(セーレン社のスエード調人工皮革)を使ったインパネにするなど、質感向上にも余念がありません。また、前席にはシートヒーターも用意されます。

もう1台の「86 GT Limited・High Performance Package」は、「GT Limited」がベース。

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ブレンボ社製ブレーキのほか、専用17インチアルミホイールやZF社製のSACHS(ザックス)アブソーバーを装備することで、走りの質が高められています。

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なお、「GT Limited・High Performance Package」のパッケージ装備は、期間限定販売の86特別仕様車「GT Solar Orange Limited」でも装着可能。ブレンボ社製17インチベンチレーテッドディスクブレーキ&専用17インチアルミホイールやSACHSアブソーバーに加えて、リヤスポイラーとフロアアンダーカバーをセットにした「High Performance Package」としてオプションで用意。

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価格は、特別仕様車の「GT Solar Orange Limited」の6MTが325万1880円、6ATが331万8840円。「GT Limited・High Performance Package」の6MTが339万4440円、6ATが346万1400円となっています。

(塚田勝弘)

ポルシェ・パナメーラの3.0L V6(330ps)モデルの予約受注を日本でも開始

新開発の3.0L V6エンジンを搭載する新型ポルシェ・パナメーラ、パナメーラ4、パナメーラ エグゼクティブの予約受注が日本でも12月9日から開始されます。

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最近のポルシェは、モーターショーなどで披露された新型モデルの予約受注を長い間をおかずに開始しています。この新型パナメーラ、パナメーラ4、パナメーラ エグゼクティブも例に漏れず、11月16日に開幕するロサンゼルスモーターショーで発表されるモデルです。

Panamera Turbo Executive

新型のV6ターボエンジンは、先代パナメーラに搭載されていた最高出力を20ps向上させながら、燃費は1.0L/100km低減。

最高出力330psに達するパナメーラとパナメーラ4に加えて、150mm長いホイールベースを備えるエグゼクティブの最上級グレードという構成で、ボディを拡大し、装備も充実されています。

Panamera 4S Executive

ショーファードリブンとして設計されたロングバージョンには、4WDのパナメーラ4エグゼクティブ(330ps)、パナメーラ4 E-ハイブリッドエグゼクティブ(340kW/462ps)、パナメーラ4Sエグゼクティブ(324kW/440ps)、およびパナメーラ ターボエグゼクティブ(404kW/550ps)を展開。

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充実装備も魅力で、標準装備として大型パノラミックルーフ、前後席のマルチウェイ電動調節式コンフォートシート(ヒーター付)、電子制御ダンパーシステム(ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム/PASM)を含むアダプティブエアサスペンション、および後席ヘッドレスト後方のロールアップサンブラインドが追加されます。

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また、パナメーラ4Sエグゼクティブとパナメーラ ターボエグゼクティブには、リヤアクスルステアとソフトクローズドアも標準装備。最もパワフルなモデルであるパナメーラ ターボエグゼクティブには、4ゾーンクライメートコントロール、「ポルシェ・ダイナミック・ライトシステム(PDLS)」を含むLEDヘッドライト、およびアンビエントライトなども追加されます。

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さらに、ポルシェ・パナメーラ エグゼクティブの全モデルに、2組の折り畳み式テーブルと新開発の大型リヤセンターコンソールがオプションで用意されています。エグゼクティブバージョンの外観は、既存のパナメーラと同様にスポーツデザインパッケージによってさらなる個性化を図ることが可能。

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なお、エグゼクティブ仕様は、とくに中国と米国でショーファードリブンとしてニーズが高いそうで、最新世代のポルシェ・リヤシートエンターテイメントをオプションとして設定。前席のバックレストに統合された10.1インチディスプレイは取り外して使用することが可能なだけでなく、車外でもタブレットとして使用できます。

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2代目となる新型パナメーラは4WDモデルのパナメーラ4S、パナメーラ4 E-ハイブリッド、パナメーラ ターボの予約受注がすでに日本国内でも開始されています。3.0L V6エンジン(330psバージョン)とエグゼクティブモデルの追加によって、ポルシェ・パナメーラは最高出力330psから550psまでの9グレード展開となります。

価格はパナメーラが1094万円、パナメーラ4が1144万円、パナメーラ4エグゼクティブが1303万円、パナメーラ4 E-ハイブリッド エグゼクティブが1529万円、パナメーラ4Sエグゼクティブが1762万円、パナメーラ ターボエグゼクティブが2540万円です。

(塚田勝弘)

1.4L TSIエンジンを搭載したVW「The Beetle R-Line」は力強い走りが魅力

2016年9月にマイナーチェンジを受けたフォルクスワーゲンのThe Beetle(ザ・ビートル)に、1.4L直列4気筒DOHCターボを搭載した「R-Line」が加わりました。

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フォルクスワーゲン・ザ・ビートルには、105ps/175Nmの1.2L 直列4気筒SOHCターボを搭載する「The Beetle Base」、「The Beetle Design」のほか、211ps/280Nmの2.0L 直列4気筒DOHCターボを積む「The Beetle 2.0 R-Line」が用意されています。

2016年11月9日に設定された「The Beetle R-Line」に搭載される1.4L TSIエンジンは、150ps/5000-6000rpm、250Nm/1500-3500rpmというスペックで、デュアルクラッチトランスミッションの7速DSGとの組み合わせ。

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1.2Lと2.0Lの間を埋める「The Beetle R-Line」は、2.0Lターボまでは要らないけれど、1.2Lではモノ足らないというニーズに応える新グレードといえます。なお、ゴルフのTSI Highlineに搭載されている1.4L TSIの140ps/4500-6000rpm、250Nm/1500-3500rpmと比べると、最大トルクは同値ですが、ゴルフよりも10ps向上。

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17インチタイヤを履く「The Beetle R-Line」は、1.2L搭載車よりもやや硬めの乗り味で、「R-Line」の名に恥じないスポーティな走りが堪能できます。

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中・低速域のトルク感は必要十分で、ターボが過給を始めると力強さがグッと増し、スムーズなだけでなく変速フィールもスポーティな7速DSGの恩恵も最も感じられるのが50〜60km/hから踏んだ時の加速感。

逆に言えばストップ&ゴーが続く街中であれば1.2Lでも不足はなく、ワインディングや高速道路などで1.4Lの効果が分かりやすく伝わってきます。

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もちろん「The Beetle R-Line」の魅力はパワフルなエンジンだけでなく、「R-Line」のバッジやリヤスポイラー、アルミ調ペダルクラスターなど専用装備によるスポーティな佇まいも見逃せません。294万5000円という価格設定で新たなファンの獲得を託された新グレードとなっています。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

アウディA4/A4アバントに1.4TFSI搭載車とローンチ記念限定車を設定

現行アウディA4は、FF向けに190ps/320Nm、AWDのクワトロに252ps/370Nmの2.0L TFSIエンジンが投入されています。

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今回、エントリーモデルとして新たに1.4 TFSIが追加されました。このエンジンは、A4として初めて搭載されるエンジンになります。

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1.4L直列4気筒直噴ターボエンジンは最高出力150ps/250Nmというスペックで、トランスミッションにはDCTの7速Sトロニックが組み合わされています。

ダウンサイジング(ライトサイジング)化の最大の狙いは、車両価格だけでなく燃費にもあります。JC08モード燃費は、2.0LのFFモデルが18.4km/Lなのに対して、1.4TFSIは16.6km/Lとなっています。

エントリーモデルとはいえ、「プレセンスシティ」「プレセンスベーシック」など最新の安全装備も搭載されているほか、「Audi connect」、スマートフォンインターフェイスなどの車載インフォテイメントも標準装備されています。

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スポーティグレードである「A4/A4 Avant 1.4 TFSI sport」は、クローム調のスポーツエクステリアや、17インチアルミホイールによる精悍なスタイルが特徴。

インテリアにはサポート性に優れたシートヒーター付きのスポーツシートが採用されているほか、スポーツサスペンションの採用によってスポーティかつ快適な乗り味を得ています。

装備では「アドバンストキーシステム」や、先述したセーフティ機能に加えて、リヤビューカメラ、アウディパーキングシステムのアシスタンス機能も標準装備。さらにオプションで先進のアシスタンス、安全機能を備えたセーフティパッケージが選択できます。

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同時設定された限定車の「A4/A4 Avant 1.4 TFSI 1st edition」は、上記の「1.4 TFSI sport」がベース。通常は設定のない「S lineエクステリアパッケージ(S line専用のフロント&リヤバンパー、ドアシルトリム、リヤディフューザーなど)」を装着。

これ以外にも3ゾーンオートマチックエアコンディショナーや、メタリックボディカラー(グレイシアホワイトM、ミトスブラックM、デイトナグレーP)を備えた買い得感の高いモデルです。販売台数はSedanが220台、Avantは230台の限定。

価格はカタログモデルの1.4L TSFIが447万〜478万円(セダン)、アバントが476万〜507万円。限定車はセダンが509万円、アバントが538万円です。

(塚田勝弘)

思わず「ジャケ買い」したくなる、イヴォーク・コンバーチブル【夏江紘実ちゃんの次のクルマ選び Vo.01】

自らハンドルを握ってドライブするのが趣味という、タレントの夏江紘実さん。

いまどき珍しい、真性のクルマ好き女子です。最近、中古のトヨタ・プレミオ(渋い……)をゲットして、ますます自動車にのめり込んでいるカエちゃんが、次の愛車にしたいのは……!?

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横浜某所に並ぶ2台のランドローバー。向かって右が、スタイリッシュかつ存在感のあるダイナミックなフォルムで「ラグジュアリー・コンパクトSUV」という独自のジャンルを確立したレンジローバー・イヴォーク。向かって左が、今回の注目モデル、イヴォークコンバーチブルです!

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手前がデビューしたばかりのイヴォークコンバーチブル。4シーターのSUVにして、オープンカーという、異色のクルマ。奥には、同朋ジャガーのSUV、F-PACEが見えます。

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イヴォークコンバーチブルは、オリジナルモデルの特長であるSUVとクーペの要素を融合させた流麗なデザインはそのままに、スイッチ操作ひとつでスピーディにルーフを開閉できるソフトトップを採用しました。

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じゃーん! タレントの夏江紘実さんです。現在ラジオパーソナリティとしても活躍中の、クルマ大好き女子です!!

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イヴォークコンバーチブルの内装を見て「ダイヤル式のシフトセレクターやタッチ式のインフォメーションなど、スイッチの凹凸が少なくて外観同様にとても洗練されていますね。シートやステアリングもレザー張りでセレブ感がプンプン漂っています」とのこと。

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リアシートにも座ってみました。

「あくまでフロントシート優先で、後ろは〝オマケ〞程度。……そう思っていたけれど、体全体がしっかり包まれる感じで安心感があります。これなら女子会ドライブでどのシートに座っても快適に過ごせそう」。

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トランクスペースもしっかり確保されます。

「ルーフが開閉する代わりに、トランクが狭くて使い物にならない……かと思いきや、意外と奥行きがある。これならゴルフバックもしっかり入れられます!」。

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イヴォークコンバーチブルのエンジンは、オールアルミの2L直4ターボ。軽量化されたボディと相まって力強い加速を堪能できます。9速ATの変速フィーリングもとても滑らかで、操縦安定性を高める4WDシステムとともにエンジンのパフォーマンスを引き出します。

※編集部注:エンジンスペックは最高出力177kW(240PS)/5500回転、最大トルク340Nm/1750回転です。

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イヴォークコンバーチブル、日本でのラインナップは、HSEダイナミック(765万円)の1グレードのみ。滑りやすい路面や下り坂でもステアリング操作のみで一定速度で低速走行できるオールテレイン・プログレス・コントロール・システムを標準装備。ステレオデジタルカメラを使った自動緊急ブレーキ、レーンデパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告)機能など安全装備も充実。展開式のロールオーバー・バーは万一車両が転倒した際に90㎜/秒で2本のアルミバーが飛び出し、乗員の頭部を保護します。

「夏江ちゃ〜ん、試乗車の準備ができましたよ」

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夏江ちゃんチームに割り当てられたイヴォークコンバーチブル。ブラックアウトされたグリルやフェンダー、ホイールとのコントラストがカッコいい、フェニックス・オレンジのボディカラーです。

※編集部注:撮影車のシートは「エボニー」、インテリアトリムは「グロスブラックストラータ」です。

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ちゃっかりドライバーズシートに座る夏江ちゃん。

「シートヒーター付きだから冬でも快適ですね。ステアリングはグリップが太めでスポーティな印象。メーターも見やすくスイッチは直感的に操作できます」。

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「シフトレバーが見当たらなくて一瞬焦りましたが、ダイヤル式なんですね。ダイヤルをクリックしながらシフトを操作するのって、とっても新鮮。停車時には、収納されるので、コクピットまわりがとてもスッキリとした印象を受けます」。

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エンジンは、スターターボタンを押してスタート。

「主張し過ぎず、ステアリングの脇に〝遠慮気味に〞付いているのが奥ゆかしくて好感を持てます。ちなみに、私の愛車、先代プレミオは昔ながらのキーを回してエンジンをかけるタイプです」。

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すばらしい開放感。「ルーフを閉じると〝背の高い2ドアクーペ〞といった雰囲気なのに、スイッチ操作ひとつで開放感たっぷりのオープンカーに変身するというギャップがたまりません。これってTPOに合わせてファッションをコーディネートするのと同じ感覚じゃないですか?」

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すっかりアゲアゲな夏江ちゃん。

「まだドライブしていないのに、スタイリングとインテリアの雰囲気にすっかり魅せられちゃいました。レコードやCDをパッケージのデザインだけで〝ジャケ買い〞する感じ!?」

では、ドライブに行きますか。

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助手席で試乗を楽しむ夏江ちゃん。

「オープンカーって、スピードを上げると盛大に風が車内に入り込んで、せっかくセットした髪がボサボサになる! ……と思ったけど、想像以上に髪が乱れないのにビックリ!」。

どうやらウィンド・ディフレクター(オプション)が効果を発揮しているみたいです。

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クローズド状態でも、スタイリッシュなイヴォークコンバーチブル。

「たとえば海沿いやワインディング、高原のリゾート地ではオープンにして、高速に乗ったら音楽や会話を楽しむためにルーフを閉じる。そんなふうに、ドライブするシチュエーションに合わせてスタイルを選べるのは魅力的。思わず振り返っちゃうほど、リヤビューもセクシーです」。

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あらゆる部分が電動仕掛けなのにルーフ開閉だけは手動で……なんて訳がありません。センターコンソールにあるスイッチを長押しすると、ウインドウが下がり、幌が自動で格納されます。

48km/h以下なら走行中でも21秒でフルオープンになり、一方、18秒でルーフを格納することもできます。

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オープン状態のイヴォークコンバーチブル。「カラッとした秋晴れの中、高原や海沿いをドライブしたら気持ちよさそう。でも、すれ違う対向車のドライバーや歩行者の注目度が半端ないので、ヘアスタイルやファッションにも気を遣わなきゃ」と、いつの間にか、オーナー気分の夏江ちゃん。

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「ワタシのクルマ〜」と、すっかり気に入った様子。「もう、このまま乗って帰りたい」。

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「こんなクルマが自分のものだったらなぁ……」短い逢瀬は終わり、帰路に就きます。

「イヴォークコンバーチブルって、ルーフを開けるだけで別世界に連れて行ってくれるクルマだね」と夏江ちゃん

いつか、オーナーになる日を夢見るのでした……。

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■夏江紘実(かえ ひろみ)

グラビアやイベントのほか、ラジオでも大活躍中の紘実チャン。FM NACK5「The Nutty Radio Showおに魂(毎週水曜20:00〜23:00)」では話題沸騰の古坂大魔王の相方を務める。ラジオ日本「Hello! I,Radio(毎週金曜9:00〜11:00)」も好評オンエアー中。木目パネルが似合う国産4ドアセダンをこよなく愛し、愛車は中古の先代トヨタプレミオをチョイス。購入後9ヶ月で走行距離が2万㎞を超えるほどのドライブ好きで、道の駅巡りにもハマっている。

(文:湯目由明/モデル:夏江紘実/ヘア&メイク:東なつみ/写真:ダン・アオキ)

【関連リンク】

ランドローバー
http://www.landrover.co.jp/

夏江紘実

http://ameblo.jp/6363117/

待望の「6速MT」モデルがBMW M2クーペに登場!価格は768万円

3.0リッター直列6気筒 Mツインパワーターボエンジンを積むBMWのコンパクトクーペ、M2に6速MTが追加設定されることが発表され、予約注文が始まりました。

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これまでM2クーペは7速DCTのみの設定でしたが、ヨーロッパ仕様で最高出力272kW(370ps)/6500rpm 、最大トルク465Nm(47.4kgm)/1400-5560rpmというパワフルなエンジンパフォーマンスを意のままに操ることができる6速MT仕様は、マニア待望といえるでしょう。

HDDナビゲーションや19インチアルミホイールといった充実した装備を与えられたM2クーペ(6速MT)、そのメーカー希望小売価格は768万円と発表されています。

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(山本晋也)

マツダ・ロードスターのハードトップが生産開始。各国で順次販売!

マツダは、すでに内外で発表しているロードスター(海外名:MX-5)のリトラクタブルハードトップモデルの生産を、日本国内の本社宇品第一工場にて開始したことを発表しました。

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すでに発売されている4代目ロードスターは、手動で開閉するソフトトップ(幌)となっていますが、これまでのロードスターにはなかったファストバックスタイルのリトラクタブルハードトップが新ネーム「RF」を与えられてデビューすることは既定路線です。

公開されている写真は左ハンドル仕様。つまり生産を開始した「MX-5 RF」は、北米・欧州市場向けのモデルです。これらは2017年初頭からの発売が予定されています。

また、日本国内向けの「ロードスター RF」については年内での販売開始を予定しているということです。

(山本晋也)

【関連記事】

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リトラクタブルのロードスターRF、ソフトトップのロードスターとどっちが正統?どっちが正解?


マツダMX-5(ロードスター)RFの日本初お披露目に「ファンの前」が選ばれたワケは?
http://clicccar.com/2016/05/29/374515/

コペンの「DRESSパーツ」の選択肢が拡大。一般公募で誕生した「コペンアドベンチャー」も発売

外板パネルを樹脂化することで、内外装着脱構造の「DRESS-FORMATION」を実現したダイハツ・コペン。

2016年8月末時点の累計販売台数は、約1万8000台だそうで、ホンダS660とともに軽オープンスポーツカーのマーケットを支えています。

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2016年10月3日、「コペンセロ」から「コペンローブ」への外板交換が可能なDRESSパーツがセットで販売されました。

すべての外板をコペンセロからコペンローブへ交換可能な「フルセット」に加えて、フロントパーツのみの交換を行う「フロントセット」、リヤパーツのみ交換を行う「リヤセット」の3つが用意されています。

フルセットの価格は37万4760円(消費税込み、工賃のぞく)、フロントセット/リヤセットは20万6280円となっています。

copen_20161003002copen_20161003003また、DRESSパーツ特別色としてコペンセロ専用色の「ブリティッシュグリーンマイカ」も設定されています。従来、コペンローブには設定のないボディカラーで、DRESSパーツ購入者のみまとうことができるもの。

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そのほか、「D-SPORT」より、コペンエクスプレイ用のDRESSパーツ「コペンアドベンチャー(販売予定価格は25万円)」ボディキットも同日発売されています。

コペンセロの発売と同時に実施した「コペンドレスフォーメーションデザインアワード」にて一般公募の中から最優秀賞に輝き、「東京オートサロン2016」で実車化された「コペンアドベンチャー」を市販仕様にリファイン。

SPKが運営しているダイハツパーツの取り扱いWebサイト「DRESS CLOUD CONCEPT」を通じて全国のディーラーで購入できます。

(塚田勝弘)

BMW 3シリーズに新しいエントリーグレード「BMW 318iセダン/リーリング」を設定。価格は409万円から

現行のBMW3シリーズは320i系がエントリーグレードでしたが、2016年10月1日からラインナップに加わるのがBMW 318i。

ついに3シリーズにも1.5L直列3気筒DOHCターボエンジンが搭載されることになります。

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136ps/4400rpm、220Nm/1250-4300rpmというスペックは、1シリーズ(118i)などに搭載されている1.5Lの直列3気筒エンジンと同一。

BMW自慢の新世代モジュラーエンジンである1.5Lの直列3気筒BMWツインパワーターボには、ターボチャージャーや高精度ダイレクトインジェクションシステムをはじめ、無段階可変バルブコントロールシステムのバルブトロニック、バリアブルカムシャフトコントロールシステムのダブルVANOSといったBMW独自の革新的なツインパワーターボ技術が投入されています。

弟分の118iを走らせたことがありますが、絶対的なパワーはないものの、中・低速域で十分なトルク感があり、不満を抱かせるシーンはほとんどありません。

しかも、その気になれば「結構走ってくれる」エンジンという印象。

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ひと回り以上大きく重い3シリーズでも実用上は「モアパワー」を感じさせることはないでしょうが、その走りが気になるところです。

同エンジンは、バランサーシャフトを備えた軽やかな吹け上がりと自然なレスポンス、スポーティなエンジンサウンドだけでなく、ダウンサイジングターボらしく燃料消費率(JC08モード)は、17.2km/Lの低燃費を実現。

装備では、夜間や日中の悪天候の中でも優れた視認性を提供する「LEDヘッドライト」、「LEDフォグ・ランプ(フロント&リヤ)」に加えて、万が一の事故発生時に、車両の通信機能を介してコールセンターに接続し、救急や消防といった機関を早急に手配することが可能な「BMW SOSコール」などの先進の通信技術、3年間にわたり主要項目のメインテナンスなどを無償提供するメンテナンス・パッケージ「BMWサービス・インクルーシブ」を全車標準装備。

さらに、歩行者検知機能付きの「衝突回避・被害軽減ブレーキ」、車線の逸脱をドライバーに警告する「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」、車線変更をサポートする「レーン・チェンジ・ウォーニング」といった先進安全装備も充実(318i SEをのぞ標準装備)。

価格帯はセダンが「318i SE」の409万円から「318i M Sport」が489万円。ワゴンが「318i SEツーリング」の431万円から最上級グレードの「318i M Sportツーリング」の511万円となっています。

なお、318iは「平成32年度燃費基準」および「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(★★★★低排出ガス車)」を達成。エコカー減税の減税率は、自動車取得税で60%、重量税が50%減税、翌年度の自動車税も75%減税になります。

(塚田勝弘)

フォルクスワーゲン・パサート/ヴァリアントにスポーティな「2.0 TSI R-Line」を追加

2015年7月、新型フォルクスワーゲン・パサートを日本でも発売がスタートし、スポーティグレードの「R-Line」には、1.4L TSIエンジン+7速DSGを搭載していました。

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そして、2016年9月6日、パサートのセダン、ワゴンであるヴァリアントに「2.0 TSI R-Line」が設定されました。

エンジンはその名のとおり2.0LのTSIエンジンで、フォルクスワーゲンの中でも最もスポーティな「R」の流れを受け継ぐモデルにふさわしい動力性能を得ています。

エンジンスペックは、ゴルフGTIと同じ220ps/350Nm。アダプティブシャシーコントロール「DCC」も標準装備することで、スポーティな走りに加えて、快適性も確保されています。

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安全装備は、パサート同様に全方位型の最新安全装備が標準装備されるほか、オプションとして、デジタルメータークラスターの「Active Info Display」やステアリングを操作することなく自動駐車できる駐車支援システムである「Park Assist」、ヘッドライトの動きを制御して夜間での安全な運転をサポートする「ダイナミックライトアシスト」などのフォルクスワーゲンの最新技術をセットにしたテクノロジーパッケージが用意されています。

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外観もリフレッシュされています。従来どおりアグレッシブなデザインとなる専用フロントバンパーやリヤバンパー、サイドスカート、リヤスポイラー (ヴァリアントのみ)に加えて、従来の「R-Line」から1インチアップとなる19インチアルミホイールを装備。

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内装は、専用ナパレザーシートをはじめ、アルミ調ペダルクラスター、やレザーマルチファンクションステアリングなどの「R-Line」専用インテリアが採用されていてスポーツムードが強調されています。

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車載インフォテイメントシステムも最新バージョンにアップデート。「Discover Pro」は、ナビの検索性能と案内精度、また快適性を大幅に高める「Volkswagen Car-Net」の新しいテレマティクス機能である「Guide&Inform(ガイドアンド インフォーム)」を採用。

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同機能は、「Discover Pro」をスマホなどの通信機器を介して専用サーバーと通信することで、オンラインVICS交通情報を受信することができ、ルート案内の精度を高められることに加え、Googleのサーチエンジンを利用したオンライン検索(テキスト/ボイス)も利用できるシステム。

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通常の地図表示に加えて、「Google Earth」で地図を表示したり、「Google Street View」で事前に目的地周辺の情報を目視できたりもします。ほかにも、目的地周辺の駐車場の空き状況やガソリンスタンドの場所、燃油料金などの情報をタイムリーに入手できるなど、利便性を大幅に向上。

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また「Apple Car Play」や「Android Auto」に対応したコネクティビティ機能である「App-Connect」、「VICSワイド」も利用可能になるなど、さらなる機能強化が図られています。

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価格はセダンの「Passat 2.0 TSI R-Line」が499万円、ワゴンの「Passat Variant 2.0 TSI R-Line」が519万9000円です。

(塚田勝弘)

440ps/600Nmを誇るポルシェ・マカン・パフォーマンスが登場

ポルシェがコンパクトSUVと表現するポルシェ・マカンは、全長4699×全幅1925×全高1625mm(マカン・ターボの欧州仕様値)と、日本ではコンパクトとは言いがたいサイズ。

とはいえ、このジャンルはBMW X3やアウディQ5、レクサスNXなどのほか、最近ではやや大きめのサイズであるジャガーF-PACEが登場するなど活況を呈しています。

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今回公開されたポルシェのマカン・ターボ・パフォーマンスは、その名のとおりマカン・ターボがベース。3.6LのV型6気筒ツインターボエンジンを強化し、ベース車から40psアップとなるマカンのラインナップで最高の最高出力440psを発生。

0-100km/h加速タイムは4.4秒で、最高速度は272km/h(マカン・ターボより6km/hアップ)に達します。最大トルクは50Nm増強され600Nmに到達。駆動力の増大により「スポーツ・プラス」モードでは、80-120km/h加速のタイムが2.9秒(0.2秒減少)にまで短縮。一方の燃料消費量(NEDC/新欧州ドライビングサイクル)は、タイヤサイズに応じて異なり、9.4-9.7リッター/100kmとなっています。

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マカン・ターボ・パフォーマンスの美点は動力性能だけでなく、新開発のブレーキシステム、低く構えたボディ、制御されたスポーツシャーシ、スポーツクロノパッケージ、およびスポーツエグゾーストシステムがすべて標準装備されるのも見逃せません。

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前輪にはベースのマカン・ターボより30mm大きな390mm径のスリット入りブレーキディスク、赤い塗装が施された対向6ポットのブレーキキャリパーを装備。

さらに、スイッチで作動する「ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム(PASM)」は、路上で卓越したスポーツ性を発揮。同システムは、15mm低く設定されたボディとマッチするよう最適にチューニングされ、セルフレベリング機能と高さ調節機能を備えるとともに、車高を10mm低く設定したエアサスペンションもオプション設定されます。

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また、ポルシェ各モデルでお馴染みの「スポーツクロノパッケージ」によって、マカン・ターボの性能をさらに強化することが可能。

同パッケージを装着した状態で「スポーツ・プラス」モードにすると、シャーシとパワートレーンがよりスポーティな設定に切り替わるとともに、スポーツエグゾーストシステムがさらにエモーショナルなサウンドに切り替わるそうです。

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また、デュアルクラッチトランスミッションである7速PDKには、シフトチェンジ時のレスポンスの短縮、シフトポイントの最適化、シフトチェンジ中のトルク増大が盛り込まれていて、マカン・ターボ・パフォーマンスが持つ最高の加速性能を引き出せるように仕上げられています。

カスタマイズのメニューも充実しており、「ターボエクステリアパッケージ」など、多彩な専用オプションを幅広く選択することが可能。

このパッケージオプションには、ラテラルスポークを備えたブラック仕上げで21インチの「911ターボ デザインホイール(ハイグロスフィニッシュ)」、「PDLS Plus」付LEDヘッドライト、およびブラックのカラーリングが施された多くのパーツが設定されています。

また「ターボインテリアパッケージ」には、贅沢なアルカンターラエレメントを備えたブラックレザーインテリア、多数のカラーアップリケ、モデル名入りドアエントリーガード(ホワイトイルミネーション)などのカーボンパーツが用意されます。

冒頭で紹介したライバル車などに加えて、BMW X4に「M40i」が追加されるなど、ハイパフォーマンスモデルも登場している中、マカンにターボ・パフォーマンスが加わることでポルシェSUVの存在感が増すことは間違いなさそうです。

(塚田勝弘)

スバル・レヴォーグの「STI Sport」が発売1ヶ月で異例の3,000台超!

富士重工業が7月21日に発売した、レヴォーグの最上級グレードとなる「STI Sport」の受注台数が、発売後1ヶ月で3,052台に達したそうです。

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専用のフロント周り(バンパー、ラジエータグリル、LEDフォグランプ)や、18インチアルミホイール、大型デュアルマフラーカッター、ボルドーカラーのインテリア、専用に仕上げた可変減衰力サスペンション「DampMatic II」など、最上級モデルにふさわしい内容になっています。

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操縦安定性の向上と乗り心地を高次元で両立、ステアリングギアボックスの取付け剛性の向上により操舵応答性を高めており、ドライバーの意のままに走る愉しさをさらに突き詰めた一台。

2.0Lと1.6Lのパワートレインを用意、もちろん、アイサイトも標準装備しています。

同社の8月23日発表によると、「STI Sport」がレヴォーグ全体に占める割合は「42%」と、追加グレードとしては異例の好調なスタートとなっている模様。

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受注の内訳では、1.6Lモデル(348万8,400円)が52%、2.0Lモデル(394万2,000円)が48%となっています。

ボディカラーの構成比は、

クリスタルホワイト・パール 25%
ダークグレー・メタリック 23%
クリスタルブラック・シリカ 21%
WRブルー・パール 20%
アイスシルバー・メタリック 4%
ラピスブルー・パール 4%
スティールブルー・メタリック 2%
ピュアレッド 1%

購入者年齢の構成比は、

29歳以下 7%
30歳 〜 39歳 15%
40歳 〜 49歳 35%
50歳 〜 59歳 28%
60歳以上 15%

ボディカラーについては上位4色が大勢を占めており、年齢層では車両価格との兼ね合いで40代のユーザーを中心に人気があることがわかります。

2014年6月に登場したレヴォーグですが、今回の「STI Sport」の投入により、再びスバリストからの熱い視線を浴びることになりそうです。

Avanti Yasunori・画像:富士重工業)

【関連記事】

スバル・レヴォーグの最上級グレード「STI Sport」の価格が発表
http://clicccar.com/2016/06/27/381974/

2014年にブレイクしそうなクルマは発売目前のこの3台!
http://clicccar.com/2014/01/08/242019/

MTから2年後に設定されたDCT搭載のルノー カングー直噴ターボの走り

直噴ターボ+6MTの登場から2年過ぎてようやく設定されたルノー カングーの6速デュアルクラッチトランスミッション「EDC」。

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1.2Lの直列4気筒DOHC直噴ターボは、最高出力115ps/4500rpm、最大トルク190Nm/1750rpmというスペックで、EDC搭載車のJC08モード燃費は14.7km/Lとなっています。

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なお、6MT仕様の最高出力、最大トルクも同値ですが、6MTの最大トルクは2000rpmで発揮されるので、トランスミッションと変速比の違い、最大トルクの回転域が6DCTである「EDC」と6MTの違いになっています。

さらに、アイドリングストップ機構の有無もEDCと6MTの異なる点で、6MTにはストップ&スタート機能が標準装備されていますが、EDCには未設定になるそうです。

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アイドリングストップの有無で、どれくらいの燃費の差になるかは分かりませんが、JC08モード燃費だとその有無で大きな差にはならずコスト(車両価格)を考慮して装備されなかったそうです。

なお、ルーテシアやキャプチャーのEDCにはアイドリングストップが用意されているのでもちろん技術面での理由ではありません。また、アイドリングストップが付く6MT仕様がPHP(輸入自動車特別取扱制度)モデルであるため、JC08モード燃費の数値がなく、EDCとMTのカタログ燃費の差も不明。

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さて、気になる1.2L直噴ターボと6EDCの走りは、看板に偽りなくトルクフルで力強い走りを堪能できます。試乗ステージの山中湖周辺にはアップダウンと多様なコーナーが連続するワインディングがあり、さらに東富士五胡道路という高速専用道があり、シーンを問わず爽快なドライブが楽しめます。

カングーに乗っていると、そのストローク感のあるゆったりした乗り味からのんびりと走りたくなりますが、高速域でも流れに乗って走るのは容易で、さらに追い抜きをかける場合でも無理なく再加速することが可能。

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デュアルクラッチトランスミッションである6DECは、2-3速、3-4速への変速時に一瞬間を感じさせるフィーリングになっていて、DCTの中でもスムーズさという点では少し物足りなさを感じさせますが、コツをつかめば気にならなくなるのではないでしょうか。

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ほかにも、カングーならではの「粘り腰」と表現したくなるコーナリングなど、走らせることが楽しいと感じさせてくれる美点はもちろんEDC仕様もそのまま。

6MTも完成度も高いだけに、直噴ターボとMTの組み合わせを推したいところ。もし、2ペダルしか選択できないなら4AT仕様ではなく、迷わず6EDC仕様をチョイスしましょう!

(文/写真 塚田勝弘)

新世代デザインに移行した新型セレナ「ライダー」のデザインは?

新型セレナにもオーテックジャパンによる「ライダー」がもちろん用意されています。

「クラスを超えた存在感」という「ライダー」のこだわりはもちろん貫かれていて、さらに「ニュージェネレーション・ライダー」を謳う進化を遂げています。

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もはやベース車とは「別モノ」といえる圧倒的な存在感は新型セレナでも十分に発揮していて、専用エアロパーツによる迫力はかなりのもの。

外観では、フロントグリルやバンパーグリルに独特の輝きを放つメタル調塗装が施されているのをはじめ、シャープな印象を受けるフロントバンパー下側には、奥行きを表現した深いブルーの「ブルーホールLED」が配置されています。

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内装は、インパネに専用表皮を施したうえに、シートやステアリングと合わせたブルーステッチでコーディネイト。バンパー下のブルーホイールLEDとの組み合わせももちろん意識されています。

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ほかにも、メタル調塗装のエクステリアパーツや専用マフラーなどを「ライダーダイナミックエクステリアパッケージ」としてオプションで用意されていて、さらに迫力あるスタイリングの構築が可能。

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ボディカラーは、特別塗装色の「ブリリアントホワイトパール」や「ダイヤモンドブラックパール」などのほか、ベース車同様に2トーンカラーも用意。新型セレナ「ライダー」の価格帯は、294万9480円〜385万200円となっています。

(文/塚田勝弘 写真/冨士井明史)

ルノー・カングーの「直噴ターボ+6MT」発売から約2年、待望の6速DCT仕様が登場

ルノー・カングーのオーナーにとって山中湖は聖地といえる場所かもしれません。

毎年開催される「ルノー カングー ジャンボリー」は、ルノー本国のホームページでも掲載されるなど、フランスでも注目される一大イベントに育っています。

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PICA山中湖で開催されたルノー カングーのプレス向け試乗会に用意されたのは、7月21日から販売されている「ルノー カングー ゼン EDC」。

1.2L直噴ターボエンジンに6MTを組み合わせた「ゼン」は、2014年5月に発売されていました。同エンジンは、2.0L並のトルクと高い環境性能が魅力で、登場時から何度か乗る機会がありました。

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確かにトルク感のある走りと、非常に出来の良い6MTには感心させられることが多く、それまではベストバイといえるグレードでしたが、MTは支持者から熱烈を持って迎えられる反面、乗り手を選ぶのも確かで「2ペダルモデルの登場を待っていました!!」という声も聞こえてきそうです。

なお、カングーには従来から1.6Lの直列4気筒NAエンジンに4ATを組み合わせる仕様も設定されていて、2ペダルのデュアルクラッチトランスミッション「EDC」である「ルノー カングー ゼン EDC」の登場後もしばらくは併売されるそう。

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しかし、1.2L直噴ターボ搭載車がこれからのカングーの主力モデルになることは間違いなく、EDCは1グレード、4ATも1グレード、6MTは充実装備の「ゼン」と、2016年7月に追加されたベーシックな「アクティフ」の2グレードが用意されています。

なお、新たに追加された2モデル価格は、「ルノー カングー ゼン(EDC)」が259万円、「ルノー カングー アクティフ(6MT)」が235万円となっています。

(文/写真 塚田勝弘)

SUVとスポーツクーペを融合させたBMW X4 M40iのパワーはどうか?

BMW M社によるハイパフォーマンスモデルが増え続けています。

新型のM2クーペをはじめ、M3セダン、M4クーペ、X5M、X6MまでのMモデルに加えて、M135i、M235iという「M Performance Automobiles(エム・パフォーマンス・オートモビル)」も人気を集めています。

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「M Performance Automobiles」は、M社が手がける高性能車で、M3に代表されるいわゆる「Mモデル」のように専用エンジンなどは搭載されていませんが、ノーマルよりもハイスペックが与えられ、M135i、M235iの2台でも十分なハイパフォーマンスぶりを堪能できます。

「M Performance Automobiles」の第3弾となる「BMW X4 M40i」も、期待を裏切らないスポーティぶりです。

まず、スターターボタンを押すと野太いエンジンの始動音が響き渡ります。「バリバリ」と後方から伝わってくる音は、確かにスポーティ感はありますが、早朝深夜にエンジンを始動させ、アイドリング時でも周囲の目(耳)が気になるところ。

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エンジンは「X4 xDrive 35i」にも積まれている「N55B30A」型で、3.0L直列6気筒DOHCでいわゆる「シルキー6」と呼ばれるもの。「X4 xDrive 35i」よりも過給圧を高め、吸気抵抗を低減することで360ps/5800rpm、465Nm/1350-5250rpmというスペックを獲得。

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ベースとなる「X4 xDrive 35i」の「N55B30A」型エンジンは、306ps/5800rpm、400Nm/1200-5000rpmですから「X4 M40i」は54ps/65Nmも増強されています。

「X4 xDrive 35i」でもシーンを問わずパワー不足とは無縁ですから、パワー/トルク向上の効果は絶大。

ただし、「ECO PRO」モードにすると、ほかのBMW車同様に、かなり出力が抑えられる感じで、街中で経済的にゆったり走る分にはちょうどいい加速を引き出しやすいという利点もあります。

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一方で飛ばしたい時には物足りなく感じますから、「コンフォート」以上にして走るとストレスを感じさせず、「スポーツ」にするとさらに鋭い加速を披露。高速道路の上り坂でもどこまでも加速していきそうなパンチ力はまさに圧巻です。

ただし、この際の排気音はさらに「バリバリ」と高まり、静まった山中にこだまする様は少し演出過剰のような気もしました。

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BMWはX4やX6をSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)と呼ぶとおり、SUVとクーペのクロスオーバーという味付けを与えています。

BMW X4 M40iは、SUVとスポーツクーペの融合で他にはない個性的なSUVといえるでしょう。

(文/写真 塚田勝弘)

新型トゥインゴ同様、smartにも待望のターボエンジンを追加

新型ルノー・トゥインゴには、東京モーターショーでのお披露目時からターボエンジン(直列3気筒の0.9Lターボ)が設定されるとアナウンスされていましたが、メーカー(ブランド)違いの兄弟車である新型smart(スマート)は、1.0L 直列3気筒NAエンジンのみでした。

Archivnummer: SSPIP39476シティユース中心のスモールカーですからNAでも不足はありませんが、smartも4人乗りがカタログモデル(2人乗りのfortwoは限定車)ですから、高速道路を使った長距離走行でも活躍する機会があるはず。

当然ながら「トゥインゴにあるターボはないの?」という声も聞こえてきそうで、そうした声に応えたのか分かりませんが、smartにもターボ仕様が追加されました。

ターボエンジンが用意されるのは2台の限定車と、通常モデルの「smart forfour turbo」の計3台。

最高出力は90ps、最大トルクは135Nmで、NAエンジンよりも19ps/44Nmもアップされています。これだけ出力とトルクが上がれば力強く、スポーティな走りが期待できるはず。

なお、「smart forfour turbo」の燃費は22.0km/L(JC08モード) となっています。

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「smart forfour turbo」の装備も充実しています。

外観では、16インチブラックペイントアルミホイールやクロームエグゾーストエンドなどを用意。パドルシフトやスポーツペダル、コックピットクロック&レブカウンターなどによりスポーティなインテリアも魅力。

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ほかにも本革シートやパノラミックルーフなどの装備が用意されているほか、外装色は全8パターンのボディカラーから選択可能。なお、「smart forfour turbo」の発売は2016年9月頃の予定で、価格は256万円という設定です。

(塚田勝弘)

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スバル・レヴォーグ「STI Sport」の乗り味はノーマルを超越!?

国内外でモータースポーツ系モデルの投入が相次いでいます。

スバルも例に漏れず、レヴォーグに新設定された「STI Sport」は、スバルというメーカーのブランド力を高めるだけでなく、STIにとっても認知度のさらなる向上に貢献するモデルと期待も大きいでしょう。

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7月21日に発売されたレヴォーグSTI Sport最大の見どころはシャーシにありますが、従来のSTI製コンプリートカーとは異なりライン生産されるため、足まわりのパーツ点数を抑えるなどの工夫もされています。

そうなると、STIなのに硬派なモデルではないのでは? という突っ込みもありそうですが、当然、多くの人に売りたいカタログモデルである以上、快適な走りを提供すると同時に価格もある程度抑制する必要があります。

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とはいえ、富士スピードウェイで開催された試乗会では、路面が良好なショートサーキット内はもちろん、一部荒れた路面がある外周路でも想像以上に良好な乗り心地を味わえました。

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「STI Sport」は、1.6Lと2.0Lともに同じ225/45R18タイヤ、そして目玉であるフロントダンパーの「DampMatic Ⅱ」も同じ。この「ダンプマティックⅡ」はビルシュタイン製の倒立式ダンパーで、メルセデス・ベンツのA、B、Cクラスなどの採用例があります。

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主に大きなストロークに作用する「メインバルブ」と、微小な入力に作用する「コンフォートバルブ」の2バルブを組み合わせた可変減衰力ダンパーからなり、非線形的な流量コントロールが可能で良好な乗り心地を実現。

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ただし、「ダンプマティックⅡ」を使っていれば乗り心地と操縦安定性の両立が図れるというほど単純な話ではありません。メルセデスの例でいえば、Cクラスは見事な乗り味とハンドリングを得ていますが、それ以外の車種では完璧とはいえませんし、ほかのセッティングや設計なども重要になっています。

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レヴォーグ STI Sportでは、ニュルブルクリンクなどからのフィードバックで得た知見が活かされているだけでなく、選任のテストドライバーをおかず開発陣自らがステアリングを握るなど、新たな開発手法の構築も利いているのかもしれません。

また、今回の結果次第で、走りと乗り心地が磨かれた仕様が数多くスバル、STIから出てくると予想されます。

(文/塚田勝弘・写真/森山良雄)

日産ジューク「15RX Vセレクション」に、オプションパッケージ「Style Blackパッケージ」を設定

日産・ジュークの「15RX Vセレクション」に、キセノンヘッドランプとブラック17インチアルミホイールを組み合わせたオプションパッケージ「Style Blackパッケージ」が設定されました。

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今回、設定されたオプションパッケージ「Style Blackパッケージ」は、夜間の視認性を向上させる「キセノンヘッドランプ」と、これまで「パーソナライゼーション」専用オプションでしか選べなかった「ブラック17インチアルミホイール」を組み合わせて、83,160円(税込み)というお買得な価格設定としたことが特徴です。

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日産「ジューク」は、国内販売で販売台数が伸びているコンパクトSUVの分野に先鞭をつけて登場しましたが、昨年度はホンダ「ヴェゼル」にSUV販売台数トップの座を奪われています。

そこで、ジュークで最も人気のあるグレード「15RX Vセレクション」に「Style Blackパッケージ」を投入して、過熱する国内コンパクトSUV市場でジュークの販売をてこ入れする狙いがあるものと見られます。

(山内 博・画像:日産自動車)

ルノー・カングーに「ゼン(EDC)」と「アクティフ(6MT)」の2つの仕様を設定

ルノー カングーが毎年5月に山中湖に集う「ルノー カングー ジャンボリー」は、初めの頃は100人、200人くらいだったのが、いまや4000人を超えているそうです。

フランスにあるルノー本社でも素晴らしいイベントだ! と評価されていて、ルノー本社のホームページにも「ルノー カングー ジャンボリー」が紹介されたとのこと。

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ルノー カングーは、3列シートこそ設定されていませんが、個人的にはミニバンやステーションワゴンでは飽き足らない層の受け皿になっている印象で、オートキャンプなどアウトドアを楽しむ人はもちろん、室内は広く、ラゲッジに荷物もたくさん積める毎日の足として愛用されているのでしょう。

日本におけるルノーの販売台数では、Bセグメントのルーテシアが最も売れ筋となっているそうですが、ルノーの顔としてカングーの存在感は健在といえます。

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2016年7月21日に発売を開始する「ルノー カングー ゼン」は、2.0LのNAエンジンに匹敵する動力性能を備えた1.2L 直噴ターボエンジンに2ペダルのDCTの6速EDC(エフィシェント デュアル クラッチ)を組み合わせた仕様で、ブリリアントブラックドアミラーやボディ同色バンパー、シルバードアハンドル、可倒式助手席、レザーステアリングなどを標準装備。

ボディカラーは「ジョン アグリュム」、「ブラン ミネラル」、「マロンショコラ メタリック」、「ノワール メタル メタリック」、「ブルー エトワール メタリック」、「ブルー コスモス メタリック」の全6色を設定。価格は259万円です。

一方の「ルノー カングー アクティフ」は、仕事や遊びでカングーを使い倒すニーズに応える仕様で、装備をシンプルなものにして235万円と価格も抑えられています。エンジンはこちらも1.2L 直噴ターボで6MTとの組み合わせ。ボディカラーは「ブラウン ミネラル」、「グリ メタン」の2色を用意。

カングーアクティフ6MT_外観「ルノー カングー アクティフ(6MT)」装備は、フロントフォグランプ、ボディ同色バンパー、シルバードアハンドル、フラットワイパーブレード、スピードリミッター&クルーズコントロールなどが省かれ、エアコンもマニュアルとなっていますが、シンプルな仕様でMTというニーズも多そう。

なお、快適装備を重視する人には、同じ6MTで「ルノー カングー ゼン」も設定されています。

(塚田勝弘)

ルノー・トゥインゴにパワーアップした「GT」が登場!

リアエンジン・リアドライブのシティラナバウト、ルノー・トゥインゴにスポーツバージョンの登場です。

英国のビッグイベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」での発表に合わせてフォトデビューを果たしました。

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サンクターボやクリオV6といったミッドシップのスペシャルモデルを彷彿とさせるトゥインゴの基本レイアウトを活かしたスポーツバージョン。

リアに49度傾けて搭載されたエンジンは3気筒898ccターボで5速MTとコンビネーション。トゥインゴGTでは最高出力80kW/5750rpm、最大トルク170Nm/2000rpmへと鍛えられています。

そうしたパワーアップを象徴するのが、左側リアフェンダーに取り付けられたエアインテークです。これによりターボチャージャーに送り込む吸気温度を12%も下げることが可能になっているといいます。

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足元の印象的な、コンセプトカーのデザインイメージを受け継ぐという17インチの「Twin’Run」ホイールに組み付けられるタイヤは、横浜ゴムのブルーアース。サイズはフロントが185/45R17、リアが205/40R17となっています。

シャシーを鍛え上げたのはルノー・スポール。標準モデルと比べて20mmダウンしたというシルエットも「GT」の名前にふさわしいスポーツバージョンであることを感じさせます。

(山本晋也)

フォルクスワーゲン・ポロがマイナーチェンジ。200万を切る価格設定

フォルクスワーゲンのエントリーモデルといえる「ポロ」シリーズが大々的にマイナーチェンジを実施しました。

新グレード「トレンドライン」の設定や装備の充実を果たし、手の届く価格を実現しています。

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新設定された「ポロ TSI トレンドライン」のメーカー希望小売価格は199万9000円(税込み)。ステアリングホイールの仕様以外は、従来までのTSIコンフォートラインと同様の内容ですから、エントリーグレードとして十分な装備内容といえそうです。

一方、新しい「ポロ TSI コンフォートライン」は、リヤビューカメラ、マルチファンクションステアリングホイール(オーディオコントロール付)、レイン センサー、オートライトシステム、オートエアコン、自動防眩ルームミラー、フォグランプ(フロント)、 センターアームレスト、15 インチアルミホイールなどを標準装備に追加しながら、メーカー希望小売価格は226万9000円(税込み)。

その上のグレードとなる「ポロ TSI ハイライン」は、従来のTSIコンフォートラインアップグレードパッケージを改名したグレードという位置づけですが、アルカンターラ&レザレットシート、シートヒーター(運転席/助手席)、16 インチアルミホイールなどを備えながら、従来より約4万円の価格ダウンとなる258万9000円(税込み)という価格設定になっているのも注目です。

SUVテイストの「クロスポロ」、気筒休止エンジンを搭載した「ポロ ブルーGT」、そして走りの「ポロ GTI」も、それぞれ装備を充実させています。

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「ブルーGT」は、バイキセノンヘッドライト(オートハイトコントロール機能、LED ポジションランプ付)、アダプティブ クルーズコントロール“ACC“(全車速追従機能付)、 アルカンターラ&レザレットシート、オートラ イトシステム、シートヒーター(運転席/助手席)、マルチファンクションステアリングホイール(オ ーディオコントロール付)を標準装備。メーカー希望小売価格は289万9000円(税込み)です。

マルチファンクションステアリングホイール(オーディオコントロール付)、パドルシフト、 オートライトなどの快適装備を採用した「クロスポロ」のメーカー希望小売価格は、279万9000円(税込み)。

そして、LED ヘッドライトやクルーズコントロールとセンターアームレストを標準装着した「ポロGTI」のメーカー希望小売価格は、6速MTが327万9000円(税込み)、7速DSGが337万9000円(税込み)となっています。

(山本晋也)

2016年秋にBMW7シリーズにプラグインハイブリッドを追加。年内にPHV全5モデルが揃う

2016年5月現在、「BMW」は3シリーズ、2シリーズ アクティブツアラー、X5、サブブランドの「BMW i」のi8という、合計4モデルのプラグインハイブリッド(以下、PHV)が導入されています。

さらに、新型にスイッチした現行7シリーズにもPHVが2016年中にも設定されるとアナウンスされていました。

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7シリーズのPHVは、最長距離約40 km(欧州仕様値)までEV走行が可能と発表されていましたが、時期に関しても「今秋にも導入予定」と発表されました。

将来的にはBMWグループの中核モデルすべてにPHVを設定予定とのことで、人気のクリーンディーゼルエンジンとともに、PHVにより走りと環境性能(燃費)を両立させる戦略です。

なお、7シリーズ以外で発売済みの4モデル(PHV)の概要は下記のとおり。

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BMWi8は、量産車として初めてCFRP(カーボンファイバー強化樹脂)製の基本骨格(パッセンジャーセル)を採用したBMW i3と同様の基本骨格とし、前輪はモーター、後輪はエンジンのみで駆動。前輪駆動、後輪駆動、4WDを状況により使い分けることが可能で、価格は1966万円です。

BMW X5 xDrive40eは、スムーズかつパワフルな走りだけでなく、SUV離れした感のある上質な乗り味など新しい高級SUVといえる世界観を提示。BMW自慢の4WDシステム「xDrive」により高い走行安定性と悪路走破性を兼ね備えています。エンジンのみでもモーターのみでも常に4輪を駆動することができます。価格は933万円〜。

P90193322_highRes_the-bmw-330e-09-2015BMW 330eは、PHVでも約50対50の前後重量配分を実現するなどして、3シリーズらしい軽快なフットワークを得ています。エンジンと電気モーターにより後輪を駆動。プレミアムセダンのPHVで唯一となる500万円台という価格設定(554万円〜)も魅力です。

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扱いやすいサイズでありながらファミリーにも使える広い室内が魅力のBMW2シリーズアクティブツアラー。488万円〜となるBMW 225xe Active Tourerは、前輪はエンジン、後輪はモーターのみで駆動し、前輪駆動、後輪駆動、4輪駆動を状況により使い分けるシステムになっています。

(塚田勝弘)

「大人に似合うクルマがない…」と嘆く方へ。HVが追加されたオーリスが大人に似合う理由とは?

4月18日、トヨタ・オーリスにハイブリッドグレードが追加設定されました。

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欧州市場ではすでに販売されていたため、「え、まだラインナップされてなかったけ?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。実は私もそのひとりです…

ハイブリッド仕様のパワーユニットは1.8リッターTHSⅡ。そう、先代プリウスと同様のシステムを採用しています。

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燃費は30.4km/L(JC08モード)で、数値こそ現行プリウスに劣りますが、オーリスが大きく上回っているポイントがあります。

それは、大人が乗って様になるクルマだというところ。

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高い静粛性と走行性能、高品質なインテリア、大人が似合うスタイル……どの点をとってもオーリスの質の高さが感じられます。

そして、とくに驚いたのが走りと乗り心地。

1.2リッター・ターボ仕様とくらべ約100kg重くなったハイブリッドグレードですが、クルマの“重さ”は気にならず、ハンドリングにも影響を与えているとは思えません。

しっかりと動きながらショックをうまく吸収するサスペンションはオーリスの大きな利点といえるでしょう。

ただ、回生ブレーキのフィールは気になります。

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どうしても慣れなかった先代プリウスのブレーキフィールとくらべ、オーリスは独特の“クセ”は、かなり自然になっていましたが、ガソリン車しか乗ったことがない多くのユーザーはその“クセ”に戸惑うでしょう。

「私たちの大きな課題は、ハイブリッド車が“普通のクルマ”となんら変わらない感覚で乗ってもらえるようにすることです」

開発担当者のトヨタ製品企画部・天野和彦さんはこのように語ってくれましたが、電気エネルギー回収時の回転抵抗を自然なフィールにすることはやはり難しいようです。

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とはいえ、大人が乗って様になるクルマとしてオーリスは大きな魅力があることは間違いありません。「大きなクルマ≠大人のクルマ」と考える人にとって、選択肢に入れるべきクルマだと断言します!

(文:テヅカ・ツヨシ/撮影:前田惠介)

BMW i3にバッテリー容量を増やした新グレードを設定。アップデートも用意

ドイツ本国において、BMW i3の新グレード「94Ah」の追加が発表されました。

床下にリチウムイオン電池を収める構造はそのままに、バッテリー容積を変えずに総電力量を33kWhまでアップさせることで航続距離を伸ばしたバージョンです。

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従来モデルのバッテリー総電力量は21.8kWh、日本国内でのJC08モードによる航続可能距離は229kmとなっていますが、新しい「94Ah」グレードは欧州サイクルでの航続可能距離を300kmまで延長(従来モデルの欧州サイクル値は190km)しています。

つまり、航続可能距離は1.5倍以上になることが期待できるというわけです。

さらに注目は、従来モデルの所有者に対して33kWhの新バッテリーをインストールする特別なレトロフィット・プログラムを用意するという点でしょう。

なお、従来同様のバッテリーを搭載したモデルも「60Ah」として継続販売。

また、BMW i3の特徴ともいえる2気筒エンジンを搭載したレンジエクステンダー仕様は、60Ah、94Ahいずれにも設定されています。

(山本晋也)

メルセデス・ベンツGLEに3.0L V6エンジンを搭載した「メルセデスAMG GLE 43 4MATIC」を追加

Mクラス改めGLEとなったメルセデス・ベンツのプレミアムSUV。

昨年10月の登場時は、5.5L V8直噴ツインターボを積む超モンスター級SUVの「メルセデスAMG GLE 63 S 4MATIC」をのぞき、3.0L V6の直噴ディーゼルターボのみという設定でした。

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ガソリンとディーゼルを設定するSUVの場合、ディーゼル比率が高くなる傾向はメルセデス・ベンツに限らず、BMWやボルボ、マツダなどの他メーカーにも当てはまるでしょうが、1740万円という「63 S」の価格もまさに別格ですから、ガソリンが欲しい人にニーズには応えないのかな、と感じていた方も多いはず。

4月27日に発売された「メルセデスAMG GLE 43 4MATIC」は、AMGだけに価格も1150万円と、1740万円の「63 S」ほどではないにしても1100万円台を超えています。

注目のエンジンは、メルセデスAMGが専用開発した高出力のV6を搭載。最大圧力200barのピエゾインジェクターとスプレーガイド式燃焼システムによって、常に最適な燃焼状況を作り出せるのが特徴。

GLE43reさらに、シリンダーウォールには摩擦低減と高強度を実現する「NANOSLIDE」加工が施されるなど、メルセデスAMG自慢の最新技術により、最高出力は367ps、最大トルクは520Nmに達し、0-100km/h加速は5.7秒を誇ります。

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駆動方式はパフォーマンス志向の4WDシステムである「AMG 4MATIC」が採用されていて、高性能エンジンのパワーを四輪に最適に配分するなど、メルセデスAMGの技術を活用。

強烈な発進加速はもちろん、高速走行時の安定性、ハイスピードコーナリング、コーナー立ち上がりでの加速など、SUV離れした走りを支えています。

トランスミッションは、メルセデスAMGのラインアップとして初めて9速ATの「9G-TRONIC」が採用されています。ダイナミックなレスポンスにドライビングフィールと、滑らかで俊敏な変速が身上で、多段化によりひとつのギヤが受け持つ速度域が狭くなるため変速ショックとエンジン回転数の上昇を抑制するなど、燃費だけでなく静粛性にも寄与するもの。

ほかにも、走行状況に合わせて4輪それぞれを電子制御する「AIRマティックサスペンション」を採用。連続可変ダンピングシステムとの組み合わせで、快適な乗り心地とダイナミックな走行性能を高いレベルで両立したとしています。

また、5つのモードが選択可能な「AMGダイナミックセレクト」も装備され、クルージングからダイナミックな走りまで状況に応じて、エンジンやトランスミッションの特性、やステアリング特性、サスペンションの減衰特性まで変化させることが可能。

安全装備も、車格を表すGLEの「E」からも分かるように、Eクラスにも導入されている最新鋭の技術が標準装備されていて、「レーダーセーフティパッケージ」をはじめとする安全運転支援システムによる万全の構えになっています。

(塚田勝弘)

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MINI3ドア/5ドア、クラブマンにディーゼルのCooper D、Cooper SDを追加

BMW、そしてMINIのラインナップに欠かせない存在となっているディーゼル仕様車。

フォルクワーゲンのディーゼルエンジンのスキャンダルがあっても各メーカーから続々と発売されていますし、BMWに限らず車種によってはディーゼルが5割を超えるモデルも珍しくありません。

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その魅力は、軽油によるランニングコストはもちろん、トルクフルな走りはストップ&ゴーの多い日本市場にも合っているモデルが多く、ガソリン車よりもイニシャルコストが割高になっても食指を伸ばしたくなります。航続距離が長いユーザーだと、なおさら選択したくなります。

4月19日にアナウンスされたのは、MINIの3ドア、5ドア、クラブマンにディーゼルエンジンのCooper D、Cooper SDを追加するというもの。

MINI Cooper SD 5 Doorをのぞくモデルは今年5月から、MINI Cooper SD 5 Doorは9月以降の納車が予定されているそうです。

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今回追加される計6モデルのクリーンディーゼルエンジン搭載車は、MINIラインアップの中で中核モデルに位置づけられているMINI 3ドア、MINI 5ドア、そして、Cセグメントに格上げされたMINIクラブマン。

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MINIでは2014年秋にMINIクロスオーバーとMINIペースマンに、計4モデルのディーゼルモデルが設定されていましたが、今回の大幅な拡充により、MINIのディーゼル仕様は全部で10モデルになります。

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MINI3ドア、MINI5ドアのCooper Dに搭載されるのは、1.5Lの直列3気筒。

コモンレール・ダイレクト・インジェクション・システム、可変ジオメトリー・ターボチャージャーなどの採用により、優れたレスポンスと低回転からの分厚いトルク、低燃費を実現。

エンジンのスペックは、最高出力116ps/4000rpm、最大トルク270Nm/1750-2250rpmで、6速ATとの組み合わせにより、JC08モード燃費は23.9km/Lに到達しています。

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3ドアと5ドアのCooper SD向けの2.0L直列4気筒クリーンディーゼルエンジンにもコモンレール・ダイレクト・インジェクション・システム、可変ジオメトリー・ターボチャージャー、DPF(粒子状物質除去フィルター)、NOX吸蔵還元触媒などが装備され、170ps/360Nmというアウトプットと23.8km/Lというカタログ燃費を実現。

クラブマンのCooper Dも2.0Lの直列4気筒ディーゼルターボが搭載されていますが、こちらは150ps/330Nmで、燃費は22.0km/Lになっています。

クラブマンのCooper SDも同じ2.0Lの直列4気筒ディーゼルターボですが、スペックは190ps/400Nmで、Cooper Dよりも40ps、70Nm上乗せされ、燃費はCooper Dを若干上回る22.7km/L。なお、クラブマンのトランスミッションは、3ドア、5ドアの6ATよりも多段化されて8ATになっています。

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価格は「MINI Cooper D 3 Door」が300万円、「MINI Cooper SD 3 Door」が364万円、「MINI Cooper D 5 Door」が318万円、「MINI Cooper SD 5 Door」が382万円、「MINI Cooper D Clubman」が364万円、「MINI Cooper SD Clubman」が404万円です。

(塚田勝弘)【関連記事】

■MINIクラブマンにMINI ONEとCooper S(4WD)を追加
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MINIクラブマンにMINI ONEとMINI Cooper S Clubman ALL4を追加

ついにCセグメントに格上げされた現行MINI CLUBMAN(クラブマン)は、乗降性をはじめ、居住性や積載性の高さだけでなく、乗り心地も良くてMINIらしいフットワークの良さも味わえるという欲張り? なモデルに仕上がっています。

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4月18日、新型MINIクラブマンに2モデルが追加されました。

エントリーグレードの「MINI ONE Clubman(ワン・クラブマン)」と、初となる4輪駆動モデルの「MINI Cooper S Clubman ALL4(クーパー・エス・クラブマン・オールフォー)」。

MINI ONE Clubmanは、1.5Lの直列3気筒ツインパワーターボと6ATの組み合わせ。17.2km/Lというカタログ燃費により「平成27年度燃費基準+10%達成」および「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(4つ星/低排出ガス車)」を達成し、エコカー減税対象モデルとなります。なお、自動車取得税が40%、重量税が25%減税となります。

エントリーモデルでも装備は充実していて、8個のエアバッグ、4輪ディスクブレーキなどの安全装備に加え、オート・ライト、レイン・センサー、ヒーテッド・ドアミラー、USBオーディオ・インターフェースなどを標準装備。

もう一台のMINI Cooper S Clubman ALL4は、MINI Cooper S Clubmanがベースの4WDモデル。

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「MINI ALL4」は、フルタイムで制御される4WDシステムで、ファイナル・ドライブに直接取り付けられた電子制御油圧式ディファレンシャルにより、前後ア クスルの駆動力配分を無段階に制御。

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走行状況に応じて、前後トルクを「100:0」から「0:100」まで可変配分させることが可能で、多様な状況でMINIならではの俊敏なハンドリング、そしてダイナミックかつ安定感のある走りが楽しめます。

高効率を誇る2.0Lの4気筒ターボエンジンと8速ATの採用により、燃料消費率は、14.9km/L。「平成27年度燃費基準+10%達成」および「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(四つ星/低排出ガス車)」を達成し、こちらもエコカー減税対象モデルで、自動車取得税が40%、重量税が25%減税されます。

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価格はMINI ONE Clubmanが290万円、MINI Cooper S Clubman ALL4が410万円となっています。

(塚田勝弘)

85ps/50Nm増強したアウディS8 Plusが2008万円で登場

アウディA8をベースとしたスポーティ、いやモンスターサルーンと呼ぶにふさわしい現行アウディS8。4.0L V8ターボを搭載し、520ps/5800-6400rpm、650Nm/1700-5500rpmというスペックを得ています。

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4月19日から発売されているアウディS8 Plusは、4.0LのV8バイターボエンジンと8速ティプトロニックを搭載し、ベーシックグレード(?)から85ps/50Nmも向上。605ps/700Nmを誇る「超」を付けたくなるハイパフォーマンスモデル。

短時間使用可能な「オーバーブースト」モード時は、750Nmにまで最大トルクが増強され、0-100km/h加速は3.8 秒、最高速度は305km/hに到達します。なお、ベーシックなS8の0-100km/h加速4.3秒となっています。

Static photo, Colour: Florett Silver matt

その魅力は圧倒的な動力性能だけでなく、時代に合わせてS8と同様、気筒休止システム(シリンダーオンデマンド)やスタートストップシステムを備え、高効率化も両立されています。

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Drivetrain, Modifications compared to the Audi S8

さらに、フルタイム4WDシステムの「quattro(クワトロ)」に、リヤにスポーツディファレンシャルを組み合わせたアダプティブエアサスペンションスポーツも標準装備することにより、快適な乗り心地と優れた操縦安定性も実現しているそうですから、あくまでドライバーズサルーンであるS8の面目躍如となっているはず。

Audi S8 plus

外観ではブラック基調のシングルフレームグリル、カーボンが配されたフロント&リヤバンパー、ボディ同色となるミラーハウジング、リヤスポイラーを備えるほか、ウインドウトリムはブラックになり、テールランプもスモーク仕様となるなど、ハイパフォーマンスモデルらしい仕上がり。

Audi S8 plus

ほかにも、スポーツエキゾーストシステム、ウェーブデザインのディスクローターを採用する軽量のセラミックブレーキが搭載され、275/35ZR21タイヤと「5 ダブルアーム デザイン ポリッシュトアルミホイール」が組み合わされるなど、見た目と走りを支えるパーツも強化されています。

Interior

安全装備では、アウディプレセンスプラスが標準装備され、自動ブレーキ機能のアウディブレーキガードをはじめ、アウディサイドアシスト/アウディアクティブ レーンアシスト、さらにアダプティブクルーズコントロール(ACC)などを用意。

アウディS8 Plusの価格は2008万円で、ステアリングは左右ともに設定されています。

(塚田勝弘)

トヨタ・オーリスに30km/L超を誇るハイブリッドと1.2Lターボの「120T RS Package」を追加

熊本地震によるサプライチェーンの影響で、全国の生産ラインを一時中断しているトヨタ自動車。

今年2月にも愛知製鋼で起きた爆発事故の影響もあり、生産の挽回が図られている最中だとは思いますが、4年連続で生産台数1000万台超を実現するのでしょうか?

aurs1604_01_s販売でも3年連続で1000万台超を目指すには、お膝元の日本での積み上げが欠かせないはずで、魅力ある商品の投入は不可欠。日本市場でトヨタの強みといえば、ハイブリッドモデルが真っ先に頭に浮かびます。

4月18日、Cセグメントモデルのオーリスにハイブリッドグレードを新設定するとともに、1.2Lターボエンジンにスポーティ仕様を追加しました。

自販連の販売ラインキングに顔を出すことのないオーリスですが、強みとなるハイブリッドモデルの追加でどこまで巻き返しを図るのか気になるところです。

aurs1604_05_sなお、オーリスハイブリッドにより、日本市場の「トヨタ」ブランドのハイブリッド車ラインアップは18車種にまで拡大されました。

オーリスハイブリッドは、1.8Lエンジンのハイブリッドシステム(リダクション機構付のTHSⅡ)が搭載され、JC08モード燃費は30.4km/Lを実現。「平成32年度燃費基準+20%」を達成し、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」の認定取得とあわせて「エコカー減税」の対象になっています。

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ハイブリッドの「HYBRID“G Package”」の内装は白と黒を基調として、シート表皮に本革と東レ製のウルトラスエードを採用。最上級グレードにふさわしい先進的で質感が高い室内空間が自慢です。

また、メーターはハイブリッド専用の立体2眼コンビネーションメーターで、ハイブリッドシステムインジケーターが配置されます。

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一方、1.2Lターボに追加された「120T RS Package」はCVTとの組み合わせで、爽快な走りと低燃費を両立させた「120T」と、よりスポーティなデザインの「RS」を融合させた新グレード。なお、6MTとなる「RS」には、専用デザインとなる17インチアルミホイールが標準装備されています。

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ハイブリッド仕様の価格は「HYBRID」が262万473円、「HYBRID G Package」283万2545円。また、FFのみとなる1.2Lターボは、「120T」、「120T RS Package」ともに259万37円、2WDと4WDを設定する1.5Lガソリン車は178万9855円〜227万9782円。1.8Lガソリン仕様の「RS(6MT)」は246万437円でハイブリッド仕様と同価格。「180S(CVT)」は237万6000円となっています。

(塚田勝弘)

車中泊に便利な特別仕様車「キャプティバ キャンパー」発売

ゼネラルモーターズ・ジャパンは、7人乗りSUVの「キャプティバ」の特別仕様車「キャプティバ キャンパー」を50台限定で4月9日から販売すると発表しました。

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「キャプティバ キャンバー」は人気が高まりつつある車中泊に便利なアイテムを備えているのが特徴。

具体的にはバックドア用テント、小型キッチンシンクやポータブル冷凍冷蔵庫、さらには車中泊用ベッドや専用サーモプロテクターなど、アウトドアレジャーで役立つ厳選されたアイテムが揃っています。

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価格は「キャプティバ キャンパー」が398万円、レザーシートやサンルーフも備える上級も出るの「キャプティバ キャンパー ラグジュアリー」が433万円。

いずれもベース車から約20万円アップとなります。

(今 総一郎)

クロスオーバーのDS4「DS4 CROSSBACK」登場!!

プジョー・シトロエン・ジャポン株式会社は4月1日、独創的なデザインと運動性能を特徴とするブランド“DS Automobiles”のラインナップに、クロスオーバーの新モデル「DS4 CROSSBACK(クロスバック)」を追加すると発表しました。

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同車は、クーペのスタイルを持ちながらSUVやセダンの魅力をも盛り込んだ「DS4」をベースに、視点は30mm高めたほか、ルーフモールや専用バンパー、ブラック塗装のホイールアーチなどSUVの力強さをより際立てた派生モデル。

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搭載されるパワートレーンは1.6Lツインスクロールターボ付き直列4気筒(165ps/240Nm)にロックアップ領域の拡大でロスを低減した新世代6速オートマチックトランスミッション“EAT6”。

力強く滑らかなフィーリングだけでなく、アイドリングストップシステムも備わっており低燃費にも貢献します。

価格は338万円。「DS4 CROSSBACK」専用色として「オランジュトルマリン」が5万9400円で用意されています。

(今 総一郎)

日産・ティアナに安全装備充実の新グレードを設定!!

日産自動車は、同社が販売するセダンの「ティアナ」に新たなグレード「XVナビAVMパッケージ」と「XLナビAVMパッケージ」を設定し、4月4日(月)から販売をスタートしました。

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新たに追加されたグレードの目玉は安全装備の充実。

車両を俯瞰しているような映像を映し出し、駐車などでの周囲の確認にひと役買う「アラウンドビューモニター(移動物検知機能付き)」をはじめ、「LDW(車線逸脱警報)」「BSW(後側方車両検知警報)」さらには長距離移動に便利な「クルーズコントロール」がセットになったメーカーオプションナビが標準装備となっています。

価格は以下の通りです。

「XLナビAVMパッケージ」:321万3000円
「XVナビAVMパッケージ」:351万3240円

(今 総一郎)