Motor Fan's YEAR 2016

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メルセデス・ベンツ GLEの次期型は、よりハードに、より広く進化する!

メルセデスベンツのミドルクラス・クロスオーバーSUV、『GLE』次期型のプロトタイプをキャッチしました。

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コードネーム「W167」と呼ばれるこの次期型は、次世代SUVプラットフォーム「HMA」(モジュラー・ハイ・アーキテクチャー)が採用されています。

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ガッツリとカモフラージュされたボディからディテールは不明ですが、ボンネット、エアダクト、ヘッドライトなど、フロントエンド全てが刷新されていることがわかります。

張り出したフロントフェンダーから、現行モデルよりハードでオフロード要素が強いエクステリアが予想出来ます。また、ホイールベースも延長されているのも次期型の特徴です。

パフォーマンスにも抜かりはなく、200kg程度の軽量化を図ると共に、Cd値を現行の0.32から0.30へ進化、燃費も20%以上向上するという情報です。

ワールドプレミアは2018年秋頃と予想しています。

(APOLLO)

メルセデスベンツGLE次世代型を早くもキャッチ!

メルセデス・ベンツのミドルクラス・クロスオーバーSUV『GLE』次世代モデル、「W167型」初プロトタイプの姿をスクープに成功しました。

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現行モデルは「Mクラス」がフェイスリフトされたタイミングで「GLE」に改名、日本では2015年に発売されたばかりの新型車。

ですが、「W166型」Mクラス最終型は2011年から発売されているので、タイミング的には早過ぎ、というわけではありません。

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厳重なカモフラージュの中にも、次世代型の幾つかの特徴が分かりました。

まず車高が低く、前後フェンダーがワイドになっている他、ルーフエンドもラウンドして、車幅はコンパクトにされているようにも見えます。また、Cピラーと側面のガラス部分が完全に隠されており、ここは大きな変化がありそうです。

プラットフォームには現在最新の「MRA」の後継次世代プラットフォームが採用され、フロントオーバーハングが短縮、ホイールベースが延長されているのもレポートされています。

その他大きな進化は、車重を250kg以上軽量化、20%以上の燃費改善、CD値は現在の0.32から0.30へ向上するという情報です。

ワールドプレミは2018年内の可能性が高いようです。

(APOLLO)

メルセデス・ベンツGLEに3.0L V6エンジンを搭載した「メルセデスAMG GLE 43 4MATIC」を追加

Mクラス改めGLEとなったメルセデス・ベンツのプレミアムSUV。

昨年10月の登場時は、5.5L V8直噴ツインターボを積む超モンスター級SUVの「メルセデスAMG GLE 63 S 4MATIC」をのぞき、3.0L V6の直噴ディーゼルターボのみという設定でした。

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ガソリンとディーゼルを設定するSUVの場合、ディーゼル比率が高くなる傾向はメルセデス・ベンツに限らず、BMWやボルボ、マツダなどの他メーカーにも当てはまるでしょうが、1740万円という「63 S」の価格もまさに別格ですから、ガソリンが欲しい人にニーズには応えないのかな、と感じていた方も多いはず。

4月27日に発売された「メルセデスAMG GLE 43 4MATIC」は、AMGだけに価格も1150万円と、1740万円の「63 S」ほどではないにしても1100万円台を超えています。

注目のエンジンは、メルセデスAMGが専用開発した高出力のV6を搭載。最大圧力200barのピエゾインジェクターとスプレーガイド式燃焼システムによって、常に最適な燃焼状況を作り出せるのが特徴。

GLE43reさらに、シリンダーウォールには摩擦低減と高強度を実現する「NANOSLIDE」加工が施されるなど、メルセデスAMG自慢の最新技術により、最高出力は367ps、最大トルクは520Nmに達し、0-100km/h加速は5.7秒を誇ります。

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駆動方式はパフォーマンス志向の4WDシステムである「AMG 4MATIC」が採用されていて、高性能エンジンのパワーを四輪に最適に配分するなど、メルセデスAMGの技術を活用。

強烈な発進加速はもちろん、高速走行時の安定性、ハイスピードコーナリング、コーナー立ち上がりでの加速など、SUV離れした走りを支えています。

トランスミッションは、メルセデスAMGのラインアップとして初めて9速ATの「9G-TRONIC」が採用されています。ダイナミックなレスポンスにドライビングフィールと、滑らかで俊敏な変速が身上で、多段化によりひとつのギヤが受け持つ速度域が狭くなるため変速ショックとエンジン回転数の上昇を抑制するなど、燃費だけでなく静粛性にも寄与するもの。

ほかにも、走行状況に合わせて4輪それぞれを電子制御する「AIRマティックサスペンション」を採用。連続可変ダンピングシステムとの組み合わせで、快適な乗り心地とダイナミックな走行性能を高いレベルで両立したとしています。

また、5つのモードが選択可能な「AMGダイナミックセレクト」も装備され、クルージングからダイナミックな走りまで状況に応じて、エンジンやトランスミッションの特性、やステアリング特性、サスペンションの減衰特性まで変化させることが可能。

安全装備も、車格を表すGLEの「E」からも分かるように、Eクラスにも導入されている最新鋭の技術が標準装備されていて、「レーダーセーフティパッケージ」をはじめとする安全運転支援システムによる万全の構えになっています。

(塚田勝弘)

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■好調メルセデス・ベンツが送る最新SUV「GLEクーペ」は、BMW X6がターゲット!?
http://clicccar.com/?p=369140

好調メルセデス・ベンツが送る最新SUV「GLEクーペ」は、BMW X6がターゲット!?

メルセデス・ベンツの「GLEクーペ」が日本でも発表されました。

GLEクラスはMクラスのマイナーチェンジにより車名も変更されたもので、GLEのライバルがBMW X5やポルシェ・カイエン、アウディQ5、レクサスRXなどとすると、GLEクーペはBMW X6をターゲットに据えているのは明らかでしょう。

なお、GLEクーペの注文受付は4月27日からで、発売は2016年8月頃が予定されています。

「GLEクーペ」に用意されるのは、クリーンディーゼル仕様の「GLE 350 d 4MATIC クーペ」、「GLE 350 d 4MATIC Sports クーペ」と、メルセデスAMGの手による高出力V6エンジンを搭載する「Mercedes-AMG GLE 43 4MATIC クーペ」、トップパフォーマンスを誇る「Mercedes-AMG GLE 63 S 4MATIC クーペ」の4グレードで、GLEと同様にディーゼルもしくはAMGというラインナップ。

SUVとクーペを融合させたようなフォルムは、このクラスではBMW X6、少し小さなクラスではBMW X4と、BMWが先行している感があります。

メルセデス・ベンツは2016年をSUVイヤーと位置づけていて、メルセデスの「SUVクーペ」は、クーペとしてのスタイリッシュなフォルムと走行性能にSUVらしい存在感と利便性を加えたモデル。

なお、日本ではGLE、GLEクーペというモデル名になりますが、今回のクーペにより、「GLE SUV」、「GLEクーペ」というバリエーションが揃ったことになります。

GLE クーペは、クーペスタイルでありながら、後席は大人でも十分に快適に過ごせる空間が確保され、最大1720Lの荷室容量(VDA)という高い積載性も誇っています。

最大の魅力であるスタイリングは、低く構えたウィンドウフレームとボディラインにより、ダイナミズムとアジリティ(俊敏性)を象徴するシルエットとされています。

短くスタイリッシュなオーバーハングを備えるフロントエンドでは、立体的デザインによるフルLEDヘッドライトに挟まれた、シングルルーバーの垂直なスポーツグリルが目を惹きます。

さらに、メルセデス独自のパワードームを備え前方へ向けて下降するボンネットは、GLEクーペがメルセデス・ベンツのスポーティなモデルラインアップであることを表現。

インテリアは、スポーティなシートとステアリングホイール、そして最新のテレマティックスシステムが特徴。オンダッシュ型ではなく、一部をインパネに一体化したCOMANDディスプレイを採用するなど、最近のメルセデス・ベンツらしい造形となっています。

ほかにも、全車に標準装備される「レーダーセーフティパッケージ」をはじめとする安全運転支援システムなどにより充実の安全、ドライバー支援システムが用意されています。

価格は3.0L V6直噴ディーゼルターボを積む「GLE 350 d 4MATIC クーペ」が890万円、「GLE 350 d 4MATIC  クーペ Sports」が980万円3.0L V6ツインターボを積む「メルセデスAMG GLE 43 4MATIC クーペが1200万円、5.5L V8直噴ターボを搭載する「メルセデスAMG GLE 63 S 4MATIC クーペ」が1780万円です。

(塚田勝弘)

585ps/760NmのV8ツインターボを積む大迫力のSUV ─ Mercedes-AMG「GLE 63 S 4MATIC」画像ギャラリー

5.5LのV型8気筒直噴ツインターボエンジンにより、最高出力585ps/5500rpm、最大トルク760Nm/1750-5250rpmという圧倒的なパフォーマンスを誇るMercedes-AMG GLE 63 S 4MATIC。

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専用セッティングが施されている四輪駆動システムの「AMG 4MATIC」をはじめ、AMG専用に最適化されたエアサスペンション「AMG RIDE CONTROLスポーツサスペンション」、コーナリングのロールを抑え走行安定性を向上させる「ACTIVE CURVE システム」などシャーシまわりも強化されています。

外観も迫力満点。AMGデザインを象徴する「Aウィング」が採用されたフロントバンパー、クロムシルバーのダブルルーバーが目を惹くグリルなどによりスポーティなフロントマスクになっているほか、AMGスタイリング(フロントスポイラー、サイドスカート、リヤスポイラー)やAMGスポーツエグゾーストシステムなどが装備されています。

足元は21インチAMGクロススポークアルミホイール、AMGレッドブレーキキャリパー、AMG強化ブレーキシステムなどで強化。

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また、専用の本革/ナッパーレザーシート(前席・後席シートヒーター付)をはじめ、ダッシュボードやドア内張りを覆うナッパーレザーインテリアなどによりインテリアも1700万円超にふさわしい質感が表現されています。

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(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

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585ps/760Nmを誇る「Mercedes-AMG GLE 63 S 4MATIC」の桁違いの速さ!

CクラスベースのSUV「GLC」のプレス向け試乗会には、2016年の今年は「SUVイヤー」と位置づけることもあってか、Mクラスから車名を変えたGLEやGクラス、GLAなどのメルセデス・ベンツのSUVが揃っていました。

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同試乗会では、昨年秋に登場したGLEの最上級グレード「Mercedes-AMG GLE 63 S 4MATIC」に試乗する機会がありました。

Mercedes-AMG社による5.5LのV8直噴ツインターボエンジンは、585ps/760Nmという圧倒的なアウトプットを誇ります。

個人的には、Mクラス時代のML 63 AMG(510ps/630Nm)には何度か試乗していますが、こちらは「S」がさらに付きますからまさに別格。

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全長4855×全幅1965×全高1760mmという巨体にこのパワーとトルクですから、発進から不用意にアクセルを踏むことはできません。飛ばさなくても早朝深夜の住宅街を走らせるのは憚られるほどの迫力あるエキゾーストノートを残しながらスタート。

高回転域のパンチ力を試すシーンはありませんでしたが、停止状態からゆっくりとアクセルを踏んでも無尽蔵に思えるほどのトルク感がおそってきます。

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とはいえ、車名からも分かるようにこの強大なトルクを路面に確実に伝え、スタビリティを向上させる専用セッティングの4WDシステム「AMG 4MATIC」、AMG専用に最適化され、操縦安定性と快適性を両立したエアサスペンション「AMG RIDE CONTROL スポーツサスペンション」、コーナリングのロールを抑え走行安定性を向上させる「ACTIVE CURVEシステム」など、油圧や電子制御により調教されています。

間違いなく速いのですが、単なる凶暴な? SUVではなく、メルセデスらしい上質感も漂うのはさすが。

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ワインディングでは、重厚感のある背の高いSUVらしくそれなりのロールを許しながらも予想以上に速くコーナーを次々とクリアしていきますが、主戦場は間違いなく高速道路でしょう。なお、価格は1740万円でこちらもド級といえる設定になっています。

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ライバルはカイエン・ターボSですが、走りだけでなく、乗り心地などの快適性もより重視するのであれば、「Mercedes-AMG GLE 63 S 4MATIC」の方が若干上手のような気がします。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

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オーストラリア警察がレクサス RC Fなど新車を続々導入!

中東のドバイの警察がスーパーカーを導入することになってから、各国でも観光誘致も兼ねて新型のパトカーを導入した際には大々的に宣伝するようになってきました。

先月、日本からの観光客も多い南半球・オーストラリアで、新しいパトカーが複数車種が相次いで導入発表されました。

RCF1

オーストラリアの中心的な都市であるシドニーがあるニューサウスウェールズ州にて、日本・トヨタ自動車のプレミアムカーブランド・レクサスのスポーツクーペRC Fが納入されました。

このRC Fは、州内の交通安全キャンペーンや同国のサーキット、バサーストで開催される6時間耐久レースのペースカーとして活躍する予定になっております。

GS-RX

2014年には、実務配備でGS450hとRX450hが導入されています。動力性能に優れていながらハイブリッドによる環境性能と信頼性の高さを評価され導入されています。

GLE

首都シドニーがあるビクトリア州では、メルセデス・ベンツからSUVクーペのGLE63 AMGが12ヶ月間限定でハイウェイパトロール用に試験導入されました。このGLEクーペはもう間もなく日本に導入される予定です。

オーストラリアでは郊外になると、道が広々しているのでついつい右足に力が入ることも……そうなる前にこういった高性能パトカーが導入されることによって抑止力になるのかと思いますが、仕事とはいえこのパトカーに乗れる隊員は羨ましいと思ってしまいますね。

(栗原 淳)