Motor Fan's YEAR 2016

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先進的なコクピットとスタイリッシュな外観が注目 ─ 新型プジョー3008画像ギャラリー

2017年はプジョー車のSUVイヤーになるそうで、来年春に日本導入予定の新型プジョー3008が公開されました(価格などの詳細はまだ未公表)。

308をベースとした初代3008は、ポップアップ式のヘッドアップディスプレイや荷室の高さを3段階に変更できるなど、先進的かつユニークな装備を用意していました。

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2代目となる新型プジョー3008は、クロスオーバーテイストが濃かった初代よりもSUVらしいフォルムに進化。FFのみですが、進化した「アドバンスドグリップコントロール」の採用などもあって悪路走破性も高められています。

とはいえ、最近のSUVはシティユース中心の使い方をする人が多いはずで、新型3008はスタイリッシュなエクステリア、そして先進的なインテリア「i-Cockpit」がさらに進化。

この新型3008は、プジョーにとって「革命的モデル」と表現するほどの力の入れようで、分かりやすいカタチで具現化されているのがインパネになります。

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上下のリムが水平にカットされた小径ステアリング、その上からのぞくメーターディスプレイは「ヘッドアップインストルメントパネル」と表現されています。さらに中央にタッチスクリーンを配置し、その下にタッチスクリーンと連動するトグルスイッチを用意。

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エンジンは2.0Lのターボディーゼル、1.6Lのガソリンターボを設定し、ともに6ATと組み合わされます。

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プジョーが先鞭を付けた広大なパノラミックガラスルーフは、前部のスライド開閉が可能で、車内に開放感と明るさをもたらします。なお、前後席ともに広さは十分に確保されていて、身長180cmの大人4人が座ってもかなりの余裕が残るはずです。

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ボディカラーは「パール・ホワイト」、「アマゾナイト・グレー」、「ハリケーン・グレー」、「ペルラ・ネラ・ブラック」、「マグネティック・ブルー」、「メタリック・コッパー」、「アルティメット・レッド」を設定。

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ライバルはこちらも間もなく新型にスイッチすると思われるフォルクスワーゲン・ティグアンなど、Cセグメント派生のSUVとしています。

(文/写真 塚田勝弘)

プレミアムステーションワゴンのベンチマーク ─ Eクラス ステーションワゴン画像ギャラリー

高機能な追従クルーズコントロールやウインカー操作に応じて自動で車線を変更するなど、自動運転につながるテクノロジー「ドライブパイロット」を搭載した「メルセデスEクラス」に、ステーションワゴンが登場しました。

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すでにグローバルで100万台以上が売れているという、プレミアムステーションワゴンのベンチマークの最新バージョンといえるモデルです。

ステーションワゴンらしい機能として、足をバンパー下に近づけることでテールゲートを開閉する機能や、電子制御セルフレベリングを持つリヤのエアサスペンションといったメカニズムがあげられます。

広大なラゲッジスペースの容積は最大1820リッターで、フラットフロアで使いやすいのもステーションワゴンの頂点といえるEクラスらしさ。

エンジンは2種類のスペックを持つ2.0リッター4気筒ガソリンターボ、2.0リッター4気筒ディーゼル、3.5リッターV6ツインターボ、3.0リッターV6ツインターボを用意。

グレードはE200、E220d、E250、E400、 AMG E43。アピアランスは、“アバンギャルド”、AMGラインをまとう“アバンギャルド スポーツ”、メルセデスの伝統が輝くフロントフェイスの“エクスクルーシブ”、そして20インチホイールを履く”AMG”の4種類で、メーカー希望小売価格は、712万円〜1186万円となっています。

【関連記事】

メルセデスベンツの新型Eクラスワゴンが日本上陸、価格は712万円より
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メルセデス・ベンツ「Eクラス」画像ギャラリー ─ 自動車線変更から先進的なインパネまで最新技術を満載!!
http://clicccar.com/2016/09/13/397717/

新型 VW ザ・ビートル画像ギャラリー ─ スタイリングを変更し、価格は234万9000円〜

フォルクスワーゲンの伝統を感じさせるブランドアイコンモデル「ザ・ビートル」がスタイリングや安全性能を向上させるマイナーチェンジを実施しました。

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外観での主な変更点は、前後バンパーの意匠です。とくにフロントは左右に大型フォグランプベゼルを配したことで、スポーティな雰囲気に変身しています。

安全性能では、ドライバー疲労検知システムの標準装備がトピック。スマートフォンと連携するインフォテイメントシステムも標準装備となっています。

ボディカラーは、ボトルグリーンメタリック(新色)、ストーンウォッシュドブルーメタリック(新色)、 ピュアホワイト 、 トルネードレッド、 ブルーシルクメタリック、 サンドストームイエローメタリック 、 ディープブラックパールエフェクト 、 ハバネロオレンジメタリック(3万2400円高)の8色となりました。

エンジンは1.2リッターSOHCターボと2.0リッターDOHCターボ、グレードとメーカー希望小売価格は「ザ・ビートル ベース(234万9000円)」、「ザ・ビートル デザイン(269万9000円)」、そして「ザ・ビートル 2.0Rライン(345万9000円)」です。

●ザ・ビートル 2.0R-Line主要スペック
全長:4285mm
全幅:1825mm
全高:1495mm
ホイールベース:2535mm
車両重量:1380kg
乗車定員:4名
エンジン型式:直列4気筒DOHCターボ(4バルブ)
総排気量:1984cc
最高出力:155kW(211PS)/5300-6200rpm
最大トルク:280Nm(28.6kg-m)/1700-5200rpm
変速装置:6速DCT
燃料消費率:13.4km/L (JC08モード)
タイヤサイズ:235/45R18
メーカー希望小売価格(税込):345万9000円

(山本晋也)

メルセデス・ベンツ「Eクラス」画像ギャラリー ─ 自動車線変更から先進的なインパネまで最新技術を満載!!

Cクラス、Eクラス、Sクラスと、メルセデス・ベンツのブランドの核となるのは今も昔もセダン。最近は遠くから眺めると、一見CなのかEなのかSなのか(CとSはサイズ感もあってさすがに分かりますが)分からないほど似通って感じます。

コアとなるセダンだけに、意図的にこうしたデザイン・フォルムが採用されているのでしょう。

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しかし、新型EクラスはCクラスとは異なり、「アバンギャルド」を中核モデルとして展開し、最上級グレードとしてSクラスと似た印象の強い「エクスクルーシブ」を据えています。

最廉価グレードでもAMGラインのスポーティな「アバンギャルド」となっているのが新型Eクラスの特徴。

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ボディサイズは全長4950×全幅1850×全高1455mm(写真のE 200 アバンギャルド スポーツ)で、先代のE 250 アバンギャルドは全長4890×全幅1855×全高1455mmですから60mmも全長が長くなっています。

Sクラスに続き、12.3インチのワイドディスプレイを2つ配置したインパネも見どころ。

左右のディスプレイを1枚のガラスカバーで覆うことで、横方向への広がり感を演出。各ディスプレイの解像度は1920×720画素で、精緻なアニメーション表現が可能になっています。

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操作系では、世界初となるタッチコントロールボタンをステアリング両サイドに配置。

スマホ感覚の操作でステアリングから手を離すことなくナビやオーディオ、車両設定などインフォテイメントシステムの全機能をコントロールが可能。ただし、初めてちょっと使うだけでは到底使いこなすのは無理という印象を受けました。

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ほかにも、ロングドライブでも疲れを誘わないシート設計が採用されていて、写真の「アバンギャルド スポーツ」は、背もたれが「アバンギャルド」よりもスポーティな形状になり、深さのあるサイドボルスター、幅広のショルダーを備えることでフォールド性を向上。

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そのほかトランク容量も540L(VDA方式)と先代W212の515L〜531Lから全長が拡大していることもあって拡大されています。

(文/塚田勝弘 写真/水野孔男、塚田勝弘)

最小の変更で大きく印象を変えたボルボのエース ─ ボルボ「V40」画像ギャラリー

プレミアム・ショートワゴンを名乗るボルボV40は、VWゴルフやメルセデス・ベンツAクラスなどの激戦区に投入されているCセグメントモデルで、ディーゼル搭載車やSUVテイストのV40クロスカントリーも用意されています。

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2016年7月のマイナーチェンジでは、「トールハンマー」を模したT字型LEDヘッドライトを採用しているほか、新しいブランドマーク、バンパー下側のモールなどのデザインを現行。リヤは新グレードエンブレムを採用しているだけですが、顔つきは変更前よりもスタイリッシュになっています。

Volvo_V40_02内装は、新型XC90を彷彿とさせるアンバーカラーのレザーを設定しているほか、新色のアクセントステッチ、「シティ・ウィーブ」と呼ぶテキスタイルシートなどを用意。インパネの加飾も「ミルドアルミニウム」、「ブラックグリッドアルミニウム」、R-DESIGN向けの専用アルミニウムパネルを新た設定。

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フロントグリルのブランドロゴである「アイアン」マークも新しくなっていますが、ステアリングホイールに配されるそれも併せて新しくなっています。

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ほかにも、16、17、18インチの3つの新デザインアルミホイール、新「アイアン」マークのリモコンキーなど、マイナーチェンジを受けたボルボV40は、細部にまでリフレッシュされています。

(文/塚田勝弘 写真/冨士井明史)

進化した最新G’sスタイル ─ トヨタ「ヴォクシー/ノア G’s」 画像ギャラリー

架装工程のインライン化などにより、メーカーメイドならではの高品質と一定のコストダウンが両立できるトヨタのチューニングモデル「G’s」。

ヴィッツやアクアといったコンパクトカーから、ヴォクシー/ノアまで多彩なラインナップを誇り、現在はありませんがヴェルフィア/アルファードまで揃えたこともありました。

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第1弾として2010年にヴォクシー/ノアに設定されたG’sが現行にも追加されたことで第2世代へとスイッチ。単にとんがったチューンド仕様としているのではなく、上質さを感じさせる乗り味にも気を配るなどの変化も感じさせます。

[nextpage title=”G’s専用パーツを満載”]

低く構えた精悍な外観は、専用のフロント大型バンパー、フロントグリル、フードモールをはじめ、大型リヤバンパー、サブマフラー(サウンドチューニング)、エンブレム、スモークメッキ加飾のバックドアガーニッシュなどでアグレッシブさを増しています。

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ルーフやピラーガーニッシュをブラックとしたインテリアは、スエード調表皮と合成皮革の組み合わせの専用シートを装備。ほかにも、本革巻き3本スポークステアリング、本革巻きシフトノブにはシルバーステッチとディンプル加工が施されています。

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「G’s」仕様お約束のレッドに専用スタートスイッチ、専用オープニング画面を用意する4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ、アルミペダルなどを装備。

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足まわりは、全高が約15mmダウンとなる専用サスペンション、専用アルミホイール(エンケイ)、レッドに塗装されたキャリパーなどを装備。また、電動パワーステアリングも専用チューンされていて、スポーティなハンドリングに寄与しています。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

ターゲットは輸入ワゴン!! 走りの良さは世界基準に ─ スバル「レヴォーグSTI Sport」画像ギャラリー

6月21日に発表、7月21日に発売されたスバル・レヴォーグSTI Sportは、初期受注で1000台超となっているそう。

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走りの良さは以前から定評があり、さらにドライバーが感じる領域を1/100秒単位で詰めていくことで、さらにブラッシュアップされています。同クラスの輸入車と比べると、課題は走りよりもむしろ、内装を中心とした質感の向上でしょう。

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素のレヴォーグを、NVHや安全性能だけでなく内外装の向上などを年次改良で実施し、さらにSTI Sportを最上級グレードにふさわしいものに仕立てたのが注目点です。

外観では、「STI」エンブレムが付く専用フロントグリルはもちろん、サイドスカート部にメッキ加飾を施した専用フロントバンパー、専用LEDフロントフォグランプ(専用カバー付)などによりスポーティかつ、ワイド感のある佇まいとなっています。

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そのほか、サイドシルスポイラー、LEDハイマウントストップランプ付ルーフスポイラーなどを用意。足元は専用18インチアルミホイール(ダークグレー+切削光輝タイプ)が、リヤは専用大型デュアルマフラーカッターが引き締めています。

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内装の作り込みは、スバルに限らず日本車共通といえる課題。たとえば、ほかにはない個性やデザインではボルボ、細部にまで隙を感じさせない圧倒的な仕上がりならアウディなど、輸入車の多くには抜きんでた点があります(割り切りもありますが)。

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レヴォーグSTI Sportで目を惹くのは、ボルドーの内装色で、かなり思い切った色使いですから好き嫌いが分かれそう。専用装備されるのは、本革巻ステアリングホイール、本革巻シフトノブ、レッドルミネセントメーター、ボルドー/ブラックのドアトリム、ドアアームレストなど。

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中でもSTIのロゴが刻印された本革シートは、短時間の試乗ですがホールド性、快適性のバランスに秀でていている印象を受けました。

1.6Lなら323万円〜(2.0Lは365万円〜)という値付けで、この走りとムードを演出しているレヴォーグSTI Sportは、コストパフォーマンスという項目を入れれば世界に誇れるワゴンであることは間違いありません。

(文/塚田勝弘 写真/森山良雄)

大幅改良でスポーツカー復権の象徴になれるか!? ─ スバル「BRZ」画像ギャラリー

7月5日に発表、8月1日に発売を開始したスバルBRZは、2012年2月の登場以来、初のビッグマイナーチェンジを受けています。

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外観は、航空機のウィングチップ(翼端板)をモチーフにしたという新意匠のバンパーをはじめ、前後ライトにLEDを採用。ほかにも、フェンダーガーニッシュや17インチアルミホイール、リヤスポイラーもフローティング式の新デザインとすることでスポーティムードを高めています。

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SUBARU_BRZ_29内装のクオリティアップも見どころ。インパネをはじめ、ニーパッドやメーターパネルバイザーにレザー調素材を採用し、細部にはレッドステッチが施されています。

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また、ステアリングホイールの小径化やメーターパネルに4.2インチディスプレイを新たに採用することで、運転環境や各種情報の認知性を高めているほか、ヒーターコントロールパネルやドアスイッチパネルをカーボン調とすることにより、課題である質感向上とスポーティな雰囲気作りがされています。

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新設定された最上級グレードの「GT」は2016年秋の発売予定で、GTにはブレンボ製の対向4ピストンブレーキやザックス製ダンパー、17インチアルミホイール(スーパーブラックハイラスター塗装)などを用意。

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「GT」を設定する狙いは、ピュアハンドリングとフラットライドにあり、まさにグランドツーリング的な味付けになっていますから、スポーティであっても快適な乗り味は譲れないという層にオススメ。

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さらに、この「GT」をベースとしたわずか100台限定の「Yellow Edition」も設定されていて、7月7日から先行予約されています。

(文/塚田勝弘 写真/森山良雄)

Sクラスに迫る上質な内・外装 ─ 新型メルセデス・ベンツ「Eクラス」画像ギャラリー

2016年7月27日に発表された新型メルセデス・ベンツEクラス。

ひとまずセダンから発表され、発売開始は「E 200 アバンギャルド」と「E 200 アバンギャルド スポーツ」が7月27日、「E 200 4MATIC アバンギャルド」、「E 220 d アバンギャルド」、「E 220 d アバンギャルド スポーツ」、「E 250 アバンギャルド スポーツ」、「E 400 4MATIC エクスクルーシブ」の各モデルは10月以降の予定となっています。

技術面のトピックスは数多くありますが、詳細はこちらでもお届けしたように、最大の目玉は車線変更を含む部分自動運転技術の「ドライブパイロット」でしょう。

さて、Sクラス並の存在感を放つ新型Eクラスは、先代よりもホイールベースを65mm延長し、外観は、長いボンネットからクーペを想わせるルーフライン、そしてショルダー幅の広いテールエンドなど、メルセデス・ベンツセダン特有のフォルムが目を惹きます。

また、モデルラインナップは、最先端の技術と高い質感を備えた「アバンギャルド」、ダイナミックなシルエットが印象的な「AMGライン」をまとい、スポーティな存在感を際立たせた「アバンギャルド スポーツ」、そして、メルセデスの伝統が輝くフロントフェイスに、最先端の安全性/快適性とラグジュアリーを細部にまで宿した「エクスクルーシブ」の3タイプを用意。

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インテリアで目を惹くのは、Eセグメントで初となる2つの高精細12.3インチワイドディスプレイの設定で、ディスプレイを1枚のガラスカバーで融合したコックピット ディスプレイは、宙に浮かんでいるように見えるだけでなく、内装の水平方向の流れを強調する中心要素となっています。

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ドライバーの視野に直接入る多様な情報を表示する大型ディスプレイと、センターコンソール上方にセンターディスプレイを備え、コックピットディスプレイのデザインは、「クラシック」、「スポーツ」、「プログレッシブ」の3つから好みに応じて設定が可能。

また、内装の見どころとして世界初採用となるタッチコントロール機能付ステアリングも見逃せません。スマホなどと同様にタッチセンス機能を内蔵したボタンが用意されているもので、縦方向および横方向のスワイプに正確に反応。

メニュー項目の選択はスワイプ、確定はそのままボタンを押し込むだけという新しいユーザーインターフェイスとなっています。

このボタンにより、インフォテイメントの各機能の操作やシフトレバーなどアクセルとブレーキ以外のほとんどの操作をステアリングから手を離すことなく操作できるそう。

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内装の質感もブラッシュアップされています。高級素材を基調として、オープンポアウッド、アルミ(ブライトアルミニウム)、ハイグロスウッド(ウォールナットブラウンウッド)が採用されています。

快適な乗り心地を実現するため、Cクラスなどでもお馴染みの「AGILITY CONTROLサスペンション」をE 200 アバンギャルド、E 200 アバンギャルド スポーツ、E 200 4MATIC アバンギャルド、E 250 アバンギャルド スポーツに搭載。

通常走行時にはしなやかで快適な乗り心地を確保し、ハードなコーナリング時など一定以上の負荷がかかると、瞬時に減衰力を高められる可変ダンピングシステムです。

通常走行時はオイルの一部がバイパスチャンネルを流れるため油圧抵抗が小さく、一方ハードなコーナリングなどでダンパーに急激な入力がある場合はバイパスチャンネルが自動的に閉じ、100%の減衰力を得られるため最大限の安定性を確保。

メルセデス・ベンツ最新のサルーンとして、Sクラスをも超える最新の機能を満載した新型Eクラスは、装備面、性能面ともにEセグメントをリードする存在になることは間違いなさそうです。

(塚田勝弘)

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部分自動運転も全車標準装備のPHEV ─ VW・パサートGTE画像ギャラリー

現行パサート/パサートヴァリアントに設定されたプラグインハイブリッドは、フォルクスワーゲンとしては第2弾となるモデル。

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第1弾のゴルフGTEとレイアウトは同じですが、エンジン、モーターの最高出力を高めるなど、ボディサイズ拡大による重量増に対応。

EV走行距離は51.7km、ハイブリッド燃費は21.4km/Lとなっています。

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ゴルフGTEと同様に、内・外装にブルーのアクセントを与えることでスポーティかつエコなイメージを付与しています。

とくに、フロントグリルのGTEバッヂやヘッドライトの上まで連なるブルーのラインが爽やかなムードを演出し、インテリアもステアリングやシフトレバーなどのブルーステッチ、ブルーを基調としたメーターパネルの色使いなども印象的。

装備の充実ぶりも目を引きます。

上級グレードの「GTE Advance」には、意外にもフォルクスワーゲン初となるヘッドアップディスプレイをはじめ、アラウンドビューカメラの「Area View」、駐車支援システムの「Park Assist」、ドライビングプロファイル機能、ナッパーレザーシート(シートヒーター付)、アダプティブシャーシコントロールの「DCC」、235/45R18タイヤ(8J×18インチアルミホイール)などを装備。

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ほかにも、シリーズ共通の装備として、プリクラッシュブレーキシステム「Front Assist」、レーンキープアシストシステム「Lane Assist」、レーンチェンジアシストシステム「Side Assist Plus」など、アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付)、渋滞時追従システム「Traffic Assist」など、部分自動運転ともいえる安全、快適装備を標準装備しています。

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さらに、LEDヘッドライト、LEDダークテールランプ、純正インフォテインメントシステム「Discover Pro」、パワーテールゲート(挟み込み防止機能付、Easy Open機能付)、電子制御式ディファレンシャルロック「XDS」なども用意。

ボディカラーは、有償オプションの「オリックスホワイト マザーオブパールエフェクト」をはじめ、「ピュアホワイト」、「ディープブラックパールエフェクト」、「ハーバードブルーメタリック」の全5色を設定。

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価格は、セダンの「Passat GTE」が519万9000円、「Passat GTE Advance」が579万9000円、「Passat Variant GTE」が539万9000円、「Passat Variant GTE Advance」が599万円です。

(文/塚田勝弘 写真/佐藤靖彦、塚田勝弘)

インテリアの質感向上は必見!! 大人になった新型「NISSAN GT-R」─ 画像ギャラリー

内・外装デザインだけでなく、メカニズムにも手を入れるビッグマイナーチェンジを受けた日産GT-R。概要はこちらでお届けしましたが、「NISSAN GT-R」の2017年モデルは熟成の極みという域に達しています。

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日産のデザインシグネチャーである「Vモーション」を採用したフロントマスクが目を惹きますが、新しいエンジンフードは、剛性向上で超高速域での変形を抑制し、新形状のフロントスポイラーもレースカー直系を感じさせるデザインになっています。

もちろん、高レベルのダウンフォースを維持するのに貢献するなど、性能面でも向上が図られています。

サイドビューは、GT-Rらしい流線型フォルムはそのままに空気の流れを改善させるため、サイドシル前部を張り出させているのが特徴。

リヤはトレードマークであるリング型テールランプを引き続き採用するも、新形状のサイドアウトレットなどにより、リヤまわりにも空気の流れを改善させるためのデザインになっています。

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オーディオとヒーターコントロールのダイヤルやノブ類は、本アルミ削り出しとすることで、高い精度感と高品質なクリック感を実現。エアコンの吹き出し口は、人間工学に基づいた優れた操作感を追求し、精緻かつアイコニックなデザインが目を惹きます。

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また、プレミアムエディション専用のファッショナブルインテリアには、これまでの「アンバーレッド」、「アイボリー」に加え、プレミアム感が際立つ「タン」とスポーティ感を印象づける「アーバンブラック」の新色2色が追加され、計4色から選択できるようになっています。

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装備では、不快な音を低減しながらクリアで心地よいエキゾーストサウンドを実現し、軽量化にも貢献する新設計のチタン合金製マフラー(電子制御バルブ付)の採用が注目で、室内ではドライバーがエンジンサウンドを心地よく感じるよう音質をコントロールする「アクティブ・サウンド・コントロール」を採用し、1000万円級のプレミアム・スーパースポーツにふさわしいサウンドを実現。

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ボディカラーでは、カラーアルミを採用した鮮やかな新設定の「アルティメイトシャイニーオレンジ」が注目。上塗りに4層塗装を施し、上側のベースを半透明タイプとすることで、彩度の高さと色の深み感を強調。さらに、下側のベースには平滑性の高いカラーアルミを蒸着させることで、輝きを増すというボディカラーになっています。

また、2014年11月に発売された「Track edition engineered by nismo」を17年モデルでも継続設定し、最新の「NISSAN GT-R NISMO」のサスペンションとホイールを搭載。なお、発売日・価格などの詳細発表は今夏の予定とされています。

(塚田勝弘)

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大幅に進化した日産GT-Rの2017年モデルを発売開始
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エアロダイナミクスと先進装備が自慢 ─ 新型「アウディA4アバント」画像ギャラリー

新型A4セダンのCd値0.23には及びませんが、新型A4アバントもワゴンとしてはクラストップレベルのCd値0.26を達成するなど、燃費や静粛性能を含む走行性能に効く空気抵抗係数を実現しているのが自慢。

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Cd値を追求してもあまり意味がないという見方もあるようですが、A4セダンのプレス発表会のトークセッションで、流体力学が専門の東洋大学理工学部生体医工学科の望月 修教授から「100km/h時で0.24から0.23に下げると700m/Lの燃費削減に相当する」という話があり、同値を減らしていくことは確かに効果があるそうです。

低速走行時にどれだけCd値削減が分かりませんが、高速道路を巡航する際の燃費には効きそう。

遠くから見ると新型か旧型か分からないという声もありそうな新型A4アバントですが、オプションのマトリクスLEDを装着したフロントマスクはとくに精悍な雰囲気で、最新モデルらしい厚みを感じさせる存在感のある顔つき。

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リヤビューは、テールランプがよりワイドに、そして鋭さを感じさせる造形となったことで、ワイド感を強調。

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ボディサイズの若干の大型化もありますが、室内は先代よりも広くなっているのはもちろん、ラゲッジスペースも5人乗車時は15L増の505L、最大時は80L増の505Lを確保するなど、ライバルよりも大柄とはいえスクエアかつ広大で使いやすい設計となっています。

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写真のアウディA4アバント2.0TFSI Sportには、オプション(35万円)の「S Lineパッケージ」が装着されていて、専用バンパーやドアシルトリム(S Lineロゴ)、エクステリアのS Lineロゴ、ヘッドライニングブラック、デコラティブパネルマットブラッシュトアルミニウム、5ツインスポークスターデザイン(8J×18)、スプリントクロスレザー(S Lineロゴ)などのほか、先述したマトリクスLEDヘッドライトパッケージ(34万円)が用意されています。

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また、ボディカラーの「グレイシアホワイトメタリック」も8万5000円のオプションで、車両本体価格は585万円、オプション込みで662万5000円です。

(文/写真 塚田勝弘)

日本でも予約開始。価格は1591万円から ─ ポルシェ新型パナメーラ画像ギャラリー

2016年6月28日、ドイツ・ベルリンにてポルシェのラグジュアリースポーツサルーン新型「パナメーラ」が世界初公開され、日本におけるメーカー希望小売価格も発表されています。

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今まで以上に『911デザインランゲージ』を強めた新型パナメーラ。そのボディサイズは、次のようになっています。

全長5049mm(従来比+34mm)
全幅1937mm(同+6mm)
全高1423mm(同+5mm)
ホイールベース2950mm(同+30mm)

パワートレインは、4.0リッターV8ツインターボ(パナメーラ ターボ)と2.9リッターV6ツインターボ(パナメーラ 4S)の2種。

いずれもインジェクションをセンターにレイアウトした直噴エンジンとなり、V8には気筒休止システムも採用されているということです。両エンジンとも高効率化した8速PDK(DCT)と組み合わせられます。

日本での受注開始は7月28日から。メーカー希望小売価格は、パナメーラ4Sが1591万円、パナメーラターボは2327万円となっています。また、パナメーラターボには期間限定で左ハンドルも受注可能ということです。

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エンジンスペック、パフォーマンスは次の通り。

●パナメーラターボ
最高出力:404kW(550PS)/5750rpm
最大トルク:770Nm/1960-4500rpm
0-100km/h加速:3.6秒
CO2排出量(NEDC):214-212g/km

●パナメーラ4S
最高出力:324kW(440PS)/5650rpm
最大トルク:550Nm/1750-5500rpm
0-100km/h加速:4.4秒
CO2排出量(NEDC):186-184g/km

(山本晋也)

輸入ミニバンの定番モデルにスポーティモデルが追加 ─ フォルクワーゲン「ゴルフ・トゥーラン」画像ギャラリー

2016年1月に2代目にスイッチしたフォルクワーゲン・ゴルフ・トゥーラン。初代は2003年(日本は翌年)に登場しました。

00010157_s日本における新車販売の中では確かにニッチかもしれませんが、ゴルフ・トゥーランは、輸入ミニバンの中でトップシェアを誇る人気モデルとなっています。さらに、兄貴分のシャランと合計するとこの2台で輸入ミニバンの半数を占めるという人気ぶり。

vw2016年6月21日から追加された新グレードのゴルフ・トゥーラン「TSI R-Line」は、走りや質感、安全性などはもちろん、スポーティな内・外装にもこだわる人向けのモデル。

価格は397万円と決して安くはありませんが、ベースの上級グレード「TSI Highline」とは異なる雰囲気に満ちています。

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ゴルフ・トゥーラン「TSI R-Line」は、フォルクスワーゲンR GmbH社が、同モデルのために企画、開発したエクステリア(フロント&リヤバンパー、サイドスカート)やプラスティックデコラティブパネルなどの「R-Line」専用パーツを内・外装に標準装備。

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フォルクスワーゲンR GmbH社は、ゴルフRや、世界ラリー選手権で参入初年度に総合優勝という快挙を達成したポロR W RCなどの本格的なレースマシンの企画、開発などを一手に手掛けるフォルクスワーゲンのインハウスチューニングメーカーです。

こちらでもご紹介したように、内・外装に専用アイテムが装備されているほか、新色の「ハバネロオレンジメタリック(有償色)」も用意されています。

(塚田勝弘)

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新しいプリウスPHVは4人乗り ─ トヨタ「プリウスPHV」画像ギャラリー

デザインの好き嫌いは人により差があるでしょうが、新しいプリウスPHV、個人的にはノーマルのプリウスよりもカッコよく見えました。

タブレットのようなサイズの11.6インチ大型ディスプレイを備えた内装の先進性の高さも魅力的に思えます。

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居住性で気になるのは、後席が2人掛けになることで乗車定員が4名になる点。

販売現場の声を聞くと、普段は5人乗車などほとんどしないのに「気になる人は気になる」ポイントだそうで、どう評価されるでしょうか。

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ボディサイズは、ノーマルのプリウスよりも全長が105mm長い、全長4645×全幅1760×全高1470mm。ホイールベースは2700mmで同値になっています。車両重量は1510kgで150kg重くなっています。

重量増がハイブリッド走行時の実燃費にどう影響するかも気になるところ。

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エンジンは素のプリウスと同じ「2ZR-FXE」型の1.8L直列4気筒DOHCで、98ps/142Nm、トランスミッションも同じ電気式無段変速機。

モーターは駆動用に加えて発電用モーターも駆動時に使われるようになり、モーター形式は「1NM」に「1SM」が加わり、「1NM/1SM」となっています。

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駆動用モーターの最高出力は53kW(72ps)、最大トルクは163Nmとノーマルのプリウスと変わっていませんが、発電用モーターの「1SM」が駆動にも使われることで23kW(31ps)、40Nmという出力とトルクを得ています。

ただし、システム最高出力は90kW(122ps)でプリウスと同値で、先代プリウスPHVの100kW(136ps)よりも若干下がっています。

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すでにテストコースでの走行試験はもちろん、販売店関係者によると営業担当者のトレーニングも実施されているそうですから、ほぼこのまま市販化されるのは間違いなく、あとは値付けがどうなるかが最大の注目ポイントになりそうです。

(文/写真 塚田勝弘)

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SUVに「Fタイプ」の要素を採り入れたスポーツへのこだわり ─「F-PACE」画像ギャラリー

ジャガーXE、XFとプラットフォームを共有し、ボディの約80%にアルミニウムを使用したジャガー初のSUV「F-PACE」。

全長4740×全幅1935×全高1665mmというサイズは、全長4610×全幅1895×全高1725mmというディスカバリー・スポーツよりも全長と全幅はひと回り大きく、全高は60mmも低い「ロング&ワイド&ロー」といったフォルムになっています。

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外観の見どころは、ジャガーが誇るピュアスポーツのFタイプの要素を採り入れている点。

ボンネットのV字に近いライン、ボンネットからリヤまで連なる複数の連続的なサイドラインなどのプレス技術により、シンプルで力強い印象を演出したとしています。

足まわりは、ジャガーXE、XF同様にフロントにダブルウィッシュボーン、リヤにインテグラル式サスペンションを採用して、ハンドリングと乗り心地の両立が図られているほか、電動パワステやトルクベクタリングを採用。

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ほかにも、トルクオンデマンド式4WDを補完するインテリジェント・ドライブライン・ダイナミクス(IDD)がトラクションと車両安定性に寄与するほか、滑りやすい路面でも一定速度(3.6km/hから30km/h)で走破できるオール・サーフェイス・プログレス・コントロール(ASPC)などが搭載されています。

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インテリアでは、XF同様に10.2インチ静電式タッチスクリーンのインフォテインメントシステム「InControl Touch Pro」などが見どころ。

ジャガー初の装備では、自動緊急ブレーキ(AEB)に待望の歩行者検知機能を追加。乗降を助けるディプロイアブル・サイドステップ、リストバンド型アクティビティキーをオプションで設定。

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なお、このウェアラブル技術を活用したキーはウォータープルーフ仕様になっていて、マリンスポーツなどのアウトドアシーンで濡れても車両の施錠/解錠が可能となっています。

(文/写真 塚田勝弘)

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若返ったオヤジ系セダン!? ─ トヨタ「プレミオ/アリオン」画像ギャラリー

オヤジ系セダンといったら怒られそうなほどスポーティなフロントマスクに生まれ変わったトヨタ・プレミオ(トヨペット店)/アリオン(トヨタ店)。そうはいっても実際の購入層は高めなはず。

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最近行われたトヨタ車のマイナーチェンジで、SAIはかなりアグレッシブに、カムリも若々しい印象に生まれ変わっています。このことから、年齢層高めのオーナーが多いセダンとはいえ、コンサバな内・外装では売れない時代になったというが窺えます。

迫力が増したフロントマスクはもちろん、リヤコンビネーションランプは、プレミオには「C」の字グラフィックが与えられているほか、深みのあるレンズ色により上品で落ち着いたイメージが表現されています。

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一方のアリオンは、奥行き感のある造形と6眼のストップランプにより、スマートで高級感のあるイメージを演出。

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内装は、大人の上質な雰囲気という印象ですが、インテリアカラーは、本革シートにブラウンを採用することで上質で落ち着いた印象になっています。

また、ファブリックシート仕様は、アイボリーから明るいフラクセンに変更され、ブラックに統一した室内とのコントラストで、メリハリのあるモダンなテイストになっています。

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ボディカラーは「ブラッキッシュアゲハフレーク」を含む5色の新色が採用され、全8色を設定。

さらに、標準モデルのほかに、ウェルキャブも用意されていて、プレミオの助手席回転スライドシート車「Aタイプ」は219万6327円〜255万2727円、助手席回転スライドシート車「Bタイプ」は213万2000円〜246万2000円。

アリオンの助手席回転スライドシート車「Aタイプ」は218万5527円〜253万3091円、助手席回転スライドシート車「Bタイプ」が212万2000円〜244万4000円となっています。

(塚田勝弘)

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迫力を増したフロントマスクと安全装備の強化に注目 ─ トヨタ「エスティマ」画像ギャラリー

トヨタ・エスティマがマイナーチェンジを受け、最新のトヨタ顔にフェイスリフトされました。

さらに、内・外装のリフレッシュと「Toyota Safety Sense C」の標準装備なども行われ、ガソリン車のエスティマ、エスティマハイブリッドとともにグレードが整理され、人気の「アエラス」系のみとなっているのが特徴です。

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販売店であるトヨタ店、トヨタカローラ店の販売現場にとって本音はフルモデルチェンジが待たれるところでしょう。

とくにトヨタ店は、今でこそエスクァイアが並んでいますが(トヨタカローラ店は従来からノアがあり)、ミニバンはプリウスアルファをのぞいてエスティマの「1本足打法」のような状態でしたから。

しかし、モデル末期といわれ続けて数年、それでも売れ続けるのはトヨタの販売力がなせるワザ。トヨタが「ミニバン市場における独自のポジションをより強固にすべく」とリリースに表記しているのはその証といえるかもしれません。

ボンネットフードやグリル、フェンダーを中心に一新したフロントビューに加え、より美しく伸びやかなサイドビューを実現するなど、独自の存在感を強調した外観デザインとし、ボディカラーではミニバン初(トヨタ調べ、2016年6月現在)となるツートーン仕様が設定されています。

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インテリアには、新たに「ブランノーブ(ブランノーブは、ヌバック調シート表皮のことで、TBカワシマの登録商標)や、サテン調加飾を採用するなど、シンプルかつモダンな室内空間を演出したとしています。

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装備面では、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」の標準化が注目点で、パワートレーンなどには手は入れられていませんが、サスペンションのチューニング最適化をはじめとする走りの質感向上なども図られています。

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具体的には、リヤコンビネーションランプにエアロスタビライジングフィンを採用することで空力性能を高め、走行安定性を確保。

また、フロントパフォーマンスダンパーの設定により、走行中の小さなたわみや微振動を速やかに吸収し、よりシャープなハンドリングを実現に貢献するとしています。

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ボディカラーは、先述したようにミニバン初となるブラックルーフと組み合わせたツートーン仕様(ルーフ・ピラー・アルミホイールなどをブラックで統一し、よりスタイリッシュさを追求)の3色(オプション設定)をはじめ、新規設定色のレッドマイカメタリック、ダークシェリーマイカメタリック、スパークリングブラックパールクリスタルシャイン(オプション設定)を含む全10色を用意。

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インテリアカラーは、天井、ピラーを含めてブラックで統一されるほか、グレードごとにシートカラーが設定され、より洗練されたキャビンになっています。

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さらに、福祉車両の「ウェルキャブ」も、ベース車と同様の改良が施され、セカンドシートがそのまま車いすになる「サイドリフトアップシート車(脱着タイプ)」には、シートが格納された時の前後スライド位置・リクライニング角度の自動記憶機能が採用され、使い勝手を向上しています。

(塚田勝弘)

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マイナーチェンジで精悍なマスクに変身 ─ ホンダ新型アコード画像ギャラリー

ホンダのグローバルモデル「アコード」がマイナーチェンジ。フルLEDヘッドライトやLEDポジションランプに合わせて、シャープな印象となるフロントグリルにするなど、「アコード」らしいスポーティサルーンに生まれ変わっています。

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メカニズム面では、2モーターハイブリッドシステム「スポーツハイブリッド i-MMD」のエンジンやモーターを進化させることで、30.0〜31.6km/Lという1.6t前後のサルーンとは思えないほどの好燃費を実現している点に注目。

それでいて、モーターの最高出力は従来型に対して12kWも増えているといいますから、パフォーマンスの面でも『スポーツハイブリッド』というブランドにふさわしい進化を遂げたといえそうです。

さらにバッテリーも小型化することで、トランクスペースを拡大。サルーンに求められるパッケージングについても向上しているというから見逃せません。

メーカー希望小売価格は、385万円〜410万円。

ボディカラーは、ディープオーロラ・メタリックとプレミアムディープロッソの2つを新色として設定。パールホワイトオーキッド・パール、プレミアムスパークルブラック・パール、ルナシルバー・メタリックと合わせた全5色の設定となっています。

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●ホンダ・アコードハイブリッドEX 主要スペック
車両型式:DAA-CR7
全長:4945mm
全幅:1850mm
全高:1465mm
ホイールベース:2775mm
車両重量:1600kg
乗車定員:5名
原動機型式:LFA-H4
エンジン形式:直列4気筒DOHC
総排気量:1993cc
エンジン最高出力:107kW(145PS)/6200rpm
エンジン最大トルク:175Nm(17.8kg-m)/4000rpm
モーター形式:交流同期電動機(定格電圧700V)
モーター最高出力:135kW(184PS)/5000-6000rpm
モーター最大トルク:31.5Nm(32.1kg-m)/0-2000rpm
変速装置:電気式CVT
燃料消費率:30.0km/L (JC08モード)
タイヤサイズ:235/45R18 94W
メーカー希望小売価格(税込):410万円

(山本晋也)

新世代の安全性能を手に入れた先進サルーン ─ ホンダ新型アコード画像ギャラリー

2016年5月26日、ホンダのミドルサイズセダン「アコード」がマイナーチェンジを果たしました。

フルLEDヘッドライトによるフェイスリフト、先進的な2モーターハイブリッドシステムの進化を表現するスイッチ式エレクトリックギアセレクターといった特徴的な変化が、先進性をアピールするマイナーチェンジです。

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ハイブリッドシステムの進化により燃費性能を向上させただけでなく、安全性能面の進化にも注目です。

ミリ波レーダーとカメラによる先進安全支援システム「ホンダセンシング」は全車に標準装備。

さらに、光ビーコンを利用して信号情報を運転支援に活用するシステムを世界初搭載。進行方向の信号情報を先読み的に利用することで、スムースでエコロジカルな交通につなげます。

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従来設定のあったプラグインハイブリッド仕様はなくなり、マイナーチェンジを機に車名を「アコード」とシンプルにしたのも特徴。グレードはHYBRID LX、HYBRID EXの2つとなり、メーカー希望小売価格は385万円〜410万円となっています。

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●ホンダ・アコードハイブリッドLX 主要スペック
車両型式:DAA-CR7
全長:4945mm
全幅:1850mm
全高:1465mm
ホイールベース:2775mm
車両重量:1580kg
乗車定員:5名
原動機型式:LFA-H4
エンジン形式:直列4気筒DOHC
総排気量:1993cc
エンジン最高出力:107kW(145PS)/6200rpm
エンジン最大トルク:175Nm(17.8kg-m)/4000rpm
モーター形式:交流同期電動機(定格電圧700V)
モーター最高出力:135kW(184PS)/5000-6000rpm
モーター最大トルク:31.5Nm(32.1kg-m)/0-2000rpm
変速装置:電気式CVT
燃料消費率:31.6km/L (JC08モード)
タイヤサイズ:225/60R17 94V
メーカー希望小売価格(税込):385万円

(山本晋也)

電動ソフトトップは30km/h以下なら走行中でも開閉可能 ─「MINIコンバーチブル」画像ギャラリー

3代目にスイッチしたMINIコンバーチブルは、時速30km/hまでなら走行中でも開閉可能な電動ソフトトップが採用されています。開閉時間は約18秒ですから、急な雨や信号待ちなどでもすぐに開閉できそうです。

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「半オープン」も楽しめるスライディングルーフ付で、少し屋根を放つだけで気軽に開放的なドライブが享受できるわけです。

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さらに、従来はノーマルMINIの3ドア/5ドアのルーフに対応していたユニオン・ジャック模様をソフトトップ生地にも織り込むことが可能になり、MINIらしい個性の演出にも対応。

全長3835×全幅1725×全高1415mmという新型MINIコンバーチブルの外観は、お馴染みの丸型ヘッドライトをはじめ、六角形のフロントグリル、短めの前後オーバーハングなど、MINIのアイコンが散りばめられています。

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さらに、万一の車両横転時に展開して乗員を保護するロールオーバー・プロテクション・システムもよりボディに溶け込むようにデザインされるなど、細部にまでこだわりが貫かれています。

ボディカラーでは、MINI専用の「カリビアン・アクア」を設定するなどしてオープンモデルらしい爽快感を表現。

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インテリアの眺めもMINIそのものですが、コンバーチブル専用の「レザー・チェスター モルト・ブラウン」をチョイスできるなど、信号待ちなどで車外から「見られる」こともオーナーの所有する喜びを刺激してくれそうです。

ほかにも、新しいデザインプログラムである「MINI Yours」もMINIコンバーチブルから導入され、好きな装備を1アイテムからチョイスできるだけでなく、従来のオプションとの組み合わせが可能。さらに、パッケージオプションの「MINI Yours Package」も用意されています。

(文/塚田勝弘 写真/前田惠介)

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ブースト時はゴルフRを超える ─ フォルクワーゲン「ゴルフGTI ClubSport Track Edition」画像ギャラリー

量産車FFで「ニュル最速タイム」といえば、メガーヌ ルノー・スポール トロフィー(7分54秒36)やホンダ・シビックタイプR(7分50秒63)などがしのぎを削っています。

7分49秒21で現時点で最速を誇るのが3ドア/MTのゴルフGTIの「GTI ClubSport S」。

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世界限定400台の「GTI ClubSport S」は残念ながら日本上陸はないそうですが、「GTI ClubSport Track Edition」でも十二分というスペックが与えられています。

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ゴルフR譲りのエンジンは、通常時で265ps/350NmとノーマルのGTIから45ps(最大トルクは同値)アップ。キックダウンで約10秒間作動するブースト時は290ps/380Nmで、時間制限があるとはいえ、280ps/380NmのゴルフRを超えます。

なお、車両重量はゴルフRが1500kg、「GTI ClubSport Track Edition」は1430kgと、成人男性1人分くらい軽いですから、加速競争したら後者の方が勝つはず。

「GTI ClubSport Track Edition」のボディサイズは全長4275×全幅1800×全高1470mmで、ゴルフRよりも5mm高くなっています。

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専用装備は、ベース車から45psアップのブースト機能付のほか、電子制御油圧式フロントディファレンシャルロック、大径4輪ベンチレーテッドブレーキディスク(フロント340×30mm、リヤ312×22mm)、アダプティブシャシーコントロール「DCC」、専用エクステリア(ハニカムフロントグリル、前後バンパー、リヤスポイラー)、225/35R19タイヤ(撮影車両はピレリP ZERO)、7.5J×19アルミホイール。

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内装では、専用ファブリック&アルカンターラ レカロスポーツ、専用アルカンターラ3本スポークマルチファンクションステアリングホイールのほか、純正インフォテインメントシステム「Discover Pro」となっています。

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価格は469万9000円で、ピュアホワイト×ブラックルーフが200台、カーボンスチールグレーメタリック×ブラックルーフが200台となっています。

(文/写真 塚田勝弘)

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新開発の車体と1.0L直噴ターボによる渾身作 ─ スズキ「バレーノ」画像ギャラリー

スズキの新しいコンパクトカーであるバレーノ。

1.0L直列3気筒直噴ターボ「K10C」型ブースタージェットエンジンに、Bセグメント用新開発プラットフォームを初採用するなど、全方位に渡ってスズキの技術が惜しみなく投入されています。

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主要モデルである1.0Lターボ車は、ハイオク指定となるのが商品力としては少し気になりますが、欧州市場も見据えたパワーを得るには必要なのかもしれません。

20160408Suzuki Baleno_022111ps/5500rpm、160Nm/1500-4000rpmというスペックからも分かるように1.0Lとは思えない走りと6ATによるスムーズかつ節度感のある変速フィールが魅力。

また「1部品1g削減」は開発陣1人ひとりに根付いていて、910kgという軽量化を果たしています。

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安全性の高さも自慢で、ミリ波レーダー方式の「レーダーブレーキサポート2(RBS2)」を標準装備。

前方衝突警報ブレーキは、移動している車両に対して約5〜約100km/hで作動し、ドライバーが危険に気づいて強くブレーキを踏んだ際のブレーキアシスト機能も同様に約5〜約100km/hで作動。

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自動ブレーキ機能は、静止車両に対して約5〜約30km/h、移動している車両には約5〜約100km/hで作動し、衝突の回避または被害軽減が図られます。

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ほかにも、ACC(アダプティブクルーズコントロール)を全車に標準装備するなど、141万4800円〜161万7840万円という価格帯を考えるとかなり充実しています。ボディカラーは、ファイヤーレッド、アーバンブルーメタリックなど全7色が設定されています。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

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他にはない雰囲気の上質な内・外装が魅力 ─ ボルボ「XC90 T8 Twin Engine AWD Inscription」画像ギャラリー

ボルボ車が持つ洗練された内・外装をより一層磨き上げられた新型ボルボXC90。その頂点に立つプラグインハイブリッドの「XC90 T8 Twin Engine AWD Inscription」は、とくにインテリアにおいてガソリン仕様よりもさらに高い質感が追求されています。

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標準装備となるナッパレザーシート(ベンチレーション&マッサージ機能付)をはじめ、リニアウォールナットウッド・パネルなどが上質な雰囲気を醸し出していて、クリスタルガラスのシフトレバーもプラグインハイブリッド専用アイテム。

ほかにも、ガソリン車にも装備されるダイヤモンドカットが印象的なスタータースイッチなど、細部にまで徹底したこだわりが感じられる造形美を堪能できます。

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外観では、21インチアルミホイール、インテグレーテッドルーフレール、インテグレーテッドテールパイプなどを装備。ほかにもステアリングホイールヒーター、リヤシートヒーター、パノラミックサンルーフなど内・外装に充実の標準装備が配されています。

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安全装備の充実ぶりも目を見張るものがあり、世界初の「インターセクション・サポート(右折時対向車検知機能)」を含む新「City Safety」をはじめ、14種類の先進安全装備、運転支援機能を標準装備。

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ほかにも、塊感を感じさせながら、非常にスマートで洗練されたムードが漂うエクステリアなどボルボXC90ならではの魅力があり、ほかの大型SUVとは違った印象を受ける仕上がりとなっています。

(文/塚田勝弘 写真/前田惠介)

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新エンジンを搭載したボルボ60シリーズ ─ ボルボ「S60」画像ギャラリー

2016年2月に一部改良を受けたボルボ60シリーズ。ボルボの販売のうち約36%を占める主力シリーズになっています。

セダンのS60、ワゴンのV60、SUVのXC60を揃え、ボルボ自慢の安全装備「IntelliSafe(インテリセーフ)」を60シリーズ全車に標準装備するほか、ナビやエンタメ機能を直感的な操作で楽しめるインフォテインメントシステム「SENSUS(センサス)」などを装備。

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最も大きな改良ポイントは、S60、V60、XC60の上級グレードに「Drive-E」パワートレーン戦略に基づき、自前の2.0L直列4気筒スーパーチャージャー+直噴ターボの「T6」エンジンを設定したほか、S60、V60に直列4気筒ターボの「T3」エンジンを設定した点です。

試乗車のS60 T3 SEは、エントリーグレードながら運転席パワーシート、17インチアルミホイールのほか、HDDナビゲーションシステム、アクティブベンディング・デュアルキセノンヘッドライトなどを標準装備し、価格は434万円。

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さらに、本革シート、フロントシートヒーター、助手席8ウェイパワーシート、地上デジタルTVチューナーからなる「レザー・パッケージ」を31万円で設定。

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白いボディカラーの「S60 T6 AWD R-Design」は、R-DESIGN専用の内・外装が施されており、本革スポーツシート、スポーツサスペンションといった専用装備のほか、スペシャルデザイン19インチアルミホイール、プレミアムサウンドシステム・マルチメディア、パークアシスト・パイロット、自動防眩機能付ドアミラーも用意される充実装備のスポーティグレードになっています。

(文/塚田勝弘 写真/前田惠介)

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「924から928まで」ポルシェのトランスアスクルモデルが分かる特別展示【画像ギャラリー】

トランスミッションとデフを一体化させ、ケースなどに組み込んだトランスアスクルを採用するクルマは、FFだけでなくRRや4WDまで多彩なモデルが古今東西存在します。

フェラーリ・デイトナことフェラーリ356GTB/4、アルファ ロメオ最後のFR「75」、ほかにも日産GT-RやレクサスLF-Aなどいくつも挙げられます。

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ポルシェもトランスアクスルを採用したモデルを多く送り出してきましたが、911がいまも昔も「本流」である同社の歴史からも分かるように「独創的な存在」としています。

4月27日から10月16日まで、シュツットガルトのポルシェ ミュージアムで開催されている特別展示「トランスアクスルの時代。924から928まで」では、924や928などのトランスアスクルモデルが23台展示されます。

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ポルシェのトランスアスクルの歴史は、1976年にトランスアクスルパワートレーンの駆動方式を採用したタイプ924まで遡ります。

1976年から1995年の約20年間で、911で確立された構造とは全く異なるタイプ924、928、944および968が生み出されています。

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924のデビューから40周年を迎える今年、この特別展示が用意されました。23台のうち半数以上がミュージアムにおける初展示になるそうです。

今回は、厳選された市販車とレーシングカーの展示に加えて、特定の展示ホールにしか置かれていなかったプロトタイプコンセプトカーも展示。

当初、エントリーモデルとして供給されていたポルシェ924の多彩なバージョンが含まれているそうで、生産には至らなかったものの、944ガブリオレのデザイン開発に寄与した1979年の924ターボ タルガ プロトタイプも初めて展示されます。

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私はポルシェ928を見ると、アニメの「キャッツ・アイ」を思い出すのですが、928は1977年3月にジュネーブモーターショーでデビューし、当初は911の後継車となる予定でした。

紆余曲折あっていまも911が主役ですが、928が商業的に「大成功」となっていたら911もどうなっていたか分かりません。

928 S4カブリオレ コンセプトカーで終焉を迎えることになりますが、この唯一のプロトタイプも、他の5台の928モデルと一緒に特別展示で披露されます。

ドイツまで行かないとこの特別展示は堪能できないわけですが、2009年1月のリニューアルオープンでより素晴らしい施設になっていますから、ドイツを訪れることがありましたら同じシュツットガルトにあるメルセデス・ベンツ ミュージアムとセットで足を運んでみてはいかがでしょうか。

(塚田勝弘)

585ps/760NmのV8ツインターボを積む大迫力のSUV ─ Mercedes-AMG「GLE 63 S 4MATIC」画像ギャラリー

5.5LのV型8気筒直噴ツインターボエンジンにより、最高出力585ps/5500rpm、最大トルク760Nm/1750-5250rpmという圧倒的なパフォーマンスを誇るMercedes-AMG GLE 63 S 4MATIC。

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専用セッティングが施されている四輪駆動システムの「AMG 4MATIC」をはじめ、AMG専用に最適化されたエアサスペンション「AMG RIDE CONTROLスポーツサスペンション」、コーナリングのロールを抑え走行安定性を向上させる「ACTIVE CURVE システム」などシャーシまわりも強化されています。

外観も迫力満点。AMGデザインを象徴する「Aウィング」が採用されたフロントバンパー、クロムシルバーのダブルルーバーが目を惹くグリルなどによりスポーティなフロントマスクになっているほか、AMGスタイリング(フロントスポイラー、サイドスカート、リヤスポイラー)やAMGスポーツエグゾーストシステムなどが装備されています。

足元は21インチAMGクロススポークアルミホイール、AMGレッドブレーキキャリパー、AMG強化ブレーキシステムなどで強化。

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また、専用の本革/ナッパーレザーシート(前席・後席シートヒーター付)をはじめ、ダッシュボードやドア内張りを覆うナッパーレザーインテリアなどによりインテリアも1700万円超にふさわしい質感が表現されています。

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(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

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日本にもEVブームが到来する? 新型テスラ「モデル3」画像ギャラリー

米EVメーカーのテスラが先頃公開した新型EV「モデル3」。

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同車は「ロードスター」、「モデルS」、「モデルX」に続く、第4弾となるもので、発表1週間で33万台を受注するなど、来年終盤の生産開始を前に既に大きな注目を集めています。

内外装ともシンプルなデザインながらも、これまでの「モデルS」、「モデルX」の流れをしっかり引き継いでおり、インテリアにはタブレットタイプの15インチ大型モニターを装備しています。

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一番の特徴は「モデルS」より20%程度コンパクト化された車体サイズと、ベースグレードで400万円を切る車両価格。

同社はこれまで高級EVを主に人気を獲得、販売台数を伸ばしてきましたが、今回の「モデル3」を手の届き易い価格設定とすることで、ガソリン車から電動車への転換を促し、世界のEV市場を牽引する狙いが有るようです。

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自動運転機能の搭載や満充電で実質300km以上走れるのも大きな魅力。

創業から僅か10年余りで既に年間販売台数が5万台を超えており、2020年までに年間50万台を目指す同社の原動力となるのがこの「モデル3」。

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日本でも同様に受注を開始しており、日産が年内にも発売を予定しているとされるレンジエクステンダー方式のEV版「ノート」や、自動運転機能を搭載されると予想されるピュアEV、次期「リーフ」なども航続距離を大幅に伸ばすとみられることから、国内でもEVへの注目度が高まる可能性が出て来ました。

関連リンク:テスラが量販EV「モデル3」を発表。1週間で33万台受注!

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他とはまったく似ていない内・外装をブラッシュアップ ─ DS 5画像ギャラリー

DSの最上級モデルにして、もっとも「指名買い率」が高そうなDS 5。

魅力は何にも似ていない内・外装のデザイン、効率性第一ではない贅沢な空間の使い方、そして滑らかな乗り心地などで、街中でたまに遭遇すると、どんな方が乗っているのか思わず振り返りたくなります。

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ボディサイズは全長4535×全幅1870×全高1510mmと大きめですが、ほとんどフロントノーズの先がうかがえず、後方視界も限定的ですから実寸以上に大きく感じるのも特徴でしょう。

新装備としては、新しいヘッドライトユニットである「DS LED VISION」をはじめ、ESC(エレクトロニクススタビリティコントロール)、DS初搭載となる「レーンデパーチャーウォーニング(Leather Packageに標準装備)」、コーナリングライト機能付フロントフォグランプ、インテリジェントハイビーム(Leather Packageに標準装備)、サイド&バックカメラ、オートマチックエレクトリックパーキングブレーキ、フロントソナー/バックソナー、ヒルスタートアシスタンスなどを装備。

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「Leather Package」には、「セミアリニンクラブレザーシート」や「DENON Hifiオーディオ(サブウーファー付10スピーカー)」、「DSモノグラムドアインナーハンドル」、「DSモノグラムセンターコンソール」、フロアマットなども含まれています。

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ボディカラーは、新色の「グリアルタンス」や「グリプラチナム」を含む全7色で、シートバリエーションは「コンビネーション(ミストラル)」や「クラブレザー(ルージュ)」など全4色が用意されています。

(塚田勝弘)

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マイナーチェンジでDS 4に追加されたSUVモデル ─ DS 4・DS 4 CROSSBACK画像ギャラリー

フェイスリフトを受けたDS 4にSUVの「DS 4 CROSSBACK」が追加されました。

ボディサイズは全長4285×全幅1810×全高1530mmで、ノーマルのDS 4よりも30mmは高くなっていますが、高さ1550mm制限のある立体駐車場にも対応。

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同じグループのプジョーのSUV系と比べると、プジョー2008は全長4160×全幅1740×全高1550mm、プジョー3008が全長4365×全幅1835×全高1635mmですから、全長と全幅はこの2台の中間的な大きさといえます。

フランスのライバルでは、ルノー・キャプチャーが全長4125×全幅1780×全高1585mmですから、全高以外は「DS 4 CROSSBACK」の方が大きめで、Cセグメント系SUVというサイズ感。

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外観は、ルーフモールディングやルーフスポイラーなどのほか、フロントバンパー、17 インチブラックホイール、ホイールアーチモールディング、リヤエンブレム、フロアマットなどの専用パーツによりSUV色が濃くなっているだけでなく、ノーマルにはない個性を主張。さらにアウトドアにも映えるボディカラーとして専用色の「オランジュ トルマリン」が設定されています。

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DS 4、DS 4 CROSSBACKを含むボディカラーは、ほかに「ブラン バンキーズ」、「ブラン ナクレ」、「ノアール ペルラネラ」、「グリ プラチナム」、「ブルー アンクル」、「ルージュ ルビ」を用意(「ルージュ ルビ」はDS 4専用色)。

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さらに、バイキセノンヘッドライトやコーナリング機能付フロントフォグランプ、ブラインドスポットモニター、フロント/バックソナー、ヒルスタートアシストなどが今回のマイナーチェンジ機に追加。

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インテリアの見どころは、クロームデコレーションの 3 連メーターやアルミペダルなどのコクピットデザイン、そしてオプションの「クラブレザーシート」で、最高級とされるセミアニリンレザーが採用され、時計のストラップをモチーフに職人が手掛けたステッチなどの仕上がりは、パリ生まれのオートクチュールがイメージされています。

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操作性では、エレクトリックパーキングブレーキやエンジンスタートボタンなども直感的に操作しやすいように設計されているほか、大きめの容量といえる370Lのラゲッジルームなど、使い勝手の良さも自慢。

また、シトロエンやDSブランドの特徴のひとつである「パノラミックフロントウィンドウ」も魅力で、頭上まで広がる広大なウインドウにより、圧倒的な開放感と良好な視界が確保されています。

(塚田勝弘)

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木と金属への徹底したこだわり ─ トヨタ「SETSUNA」画像ギャラリー

木製コンセプトカー・トヨタ「SETSUNA」の木へのこだわりは、前回も紹介しましたが、今回はもう少し細かい部分を紹介します。

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「SETSUNA」のボディサイズは、全長3030×全幅1480×全高970mm。ホイールベースは1700mmで、見たとおり2シーターで、パワートレーンは電動モーターと公表されています。

ホンダS660が全長3395×全幅1475×全高1180mmですから、衝突安全や居住性などを加味しないでいいコンセプトカーとはいえ、かなり短め。

さて、取り替え可能な外板に杉、フレームに樺(かば)、フロアに欅(けやき)、シートに栓(せん)など、用途に応じた木材を使い、日本古来の伝統技法により組み付けられている「SETSUNA」ですが、細部にまでこだわりが貫かれています。

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まず、木を使っているのに滑らかさを感じさせるサイドビューが象徴的ですが、材料の木は、時間をかけゆっくりとしならせることで、ボディラインは船のような美しいカーブを、フロントからの眺めは七角形を、側面や上方からでは紡錘形を描いています。

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人が手間暇を掛けて塗った漆である「拭き漆」という技法もそのひとつで、木目を生かすため、ドアミラーやシート、ステアリングホイール、ボディの帯状のラインなどに拭き漆を採用。

一般的に知られている「塗って重ねていく」本漆ではなく、塗っては表面を拭くことを繰り返し、木目に沿って漆が定着し、木目と漆のコンビネーションが際立つ技法だそう。

「拭き漆」により、初期の美しさもさることながら、時を経て使い込まれることで濃淡や色合いが変わり、世界にひとつだけの味わいを醸し出すそうですから、年月を経た「SETSUNA」を見てみたいところ。

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見た目も印象的なシートは、木で作られた公園のベンチのように「誰をも優しく迎え、包み込むような、そんな柔らかな表情を持つシートを」という想いを具現化。「栓(せん)」の木に漆が塗られていて、身体が主に触れるところには革が貼られています。

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こだわりは「木」だけではありません。アルミ製メーターは、アルミケースの中の短針は時間(1周=24時間)、長針は月日(1周=365日)を表し、「年」を刻む設計となっています。「家族と時を刻む100年メーター」という想いが込められているそうですが、まさに同コンセプトカーに合っています。

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エンブレムは「刹那エンブレム」と命名され、「刹那の積み重ね」を円と放射状のデザインにより表現されていて、一秒一秒を刻む時計のようでもあり、刹那に咲く花のようでもあるデザインを採用。

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アルミはメーターだけでなく、木と木の間に効果的に配置されています。ホイールキャップやステアリングホイール、シートなどにアルミニウムが使用されていて、木々との調和を図り、美しいコントラストを表現しているそうです。

さらに、「様々な材料とその組み合わせから創出される美しさ、それらが変わることを愛でる経年美を味わえる」と、木や革だけではなく、金属も傷がつき愛着を持てる材料ではないか、ということから金属も採用されているそうです。

(塚田勝弘)

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