Motor Fan's YEAR 2016

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ピンクのボディカラーを初めてまとったザ・ビートルの300台限定車「#Pink Beetle」

最近では、ピンクのボディカラーといえばクラウンを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか? ほかにもヴィッツや軽自動車などに設定されていますが、カラーを含むデザインで選ばれることが多いザ・ビートルには、今までピンクのボディカラーが設定されていませんでした。

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11月9日、300台限定で発売された特別限定車の「#Pink Beetle(ハッシュタグピンクビートル)」は、フォルクスワーゲンやビートルのファンの声によってネーミングされた、ピンクのボディカラーをもつモデル。

目を惹くのはボディカラーだけでなく、VWのモデルラインアップの中で初めてモデル名に「#=ハッシュタグ」が付くモデルだそうですが、車名に#(ハッシュタグ)が付くというのはほかにもほとんど見かけたことがありません。

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同モデルは、2015年のニューヨークオートショーでコンセプトカーとしてデビューして以降、ソーシャルメディアを中心に世界中で話題を集め、限定車として日本に導入されました。

正式には「フレッシュフクシアメタリック」というボディカラーで、鮮やかな発色がとても印象的なフクシアの花(日本ではホクシャとも呼ばれるそう)をイメージ。

ベース車は「The Beetle Design」で、ブラック塗装されたドアミラー、サイドモールディングがアクセントになっているほか、リヤスポイラーと専用の17インチアルミホイールを装備することでキュートなだけでなくスポーティなイメージも付与されています。

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一方の内装は、ゴルフ、ポロでお馴染みのスポーティグレード「GTI」専用のタータンチェックをピンク色にアレンジしたファブリックシートを採用するなど、ピンクを差し色としたコーディネイトになっています。

また、ベース車ではオプションになる「ブラインドスポットディテクション(後方の死角を検知してドライバーに警告を発する機能)」や「リヤトラフィックアラート(後退時警告・衝突軽減ブレーキ機能)」を標準化するなど安全面も強化されています。

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ほかにも、人気オプションの「バイキセノンヘッドライト(ハイトコントロール機能付)」や純正ナビゲーションシステム「716SDCW」を標準とするなど、装備も充実。「#Pink Beetle(ハッシュタグピンクビートル)」の価格は307万円で、300台限定となっています。

(塚田勝弘)

1.4L TSIエンジンを搭載したVW「The Beetle R-Line」は力強い走りが魅力

2016年9月にマイナーチェンジを受けたフォルクスワーゲンのThe Beetle(ザ・ビートル)に、1.4L直列4気筒DOHCターボを搭載した「R-Line」が加わりました。

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フォルクスワーゲン・ザ・ビートルには、105ps/175Nmの1.2L 直列4気筒SOHCターボを搭載する「The Beetle Base」、「The Beetle Design」のほか、211ps/280Nmの2.0L 直列4気筒DOHCターボを積む「The Beetle 2.0 R-Line」が用意されています。

2016年11月9日に設定された「The Beetle R-Line」に搭載される1.4L TSIエンジンは、150ps/5000-6000rpm、250Nm/1500-3500rpmというスペックで、デュアルクラッチトランスミッションの7速DSGとの組み合わせ。

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1.2Lと2.0Lの間を埋める「The Beetle R-Line」は、2.0Lターボまでは要らないけれど、1.2Lではモノ足らないというニーズに応える新グレードといえます。なお、ゴルフのTSI Highlineに搭載されている1.4L TSIの140ps/4500-6000rpm、250Nm/1500-3500rpmと比べると、最大トルクは同値ですが、ゴルフよりも10ps向上。

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17インチタイヤを履く「The Beetle R-Line」は、1.2L搭載車よりもやや硬めの乗り味で、「R-Line」の名に恥じないスポーティな走りが堪能できます。

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中・低速域のトルク感は必要十分で、ターボが過給を始めると力強さがグッと増し、スムーズなだけでなく変速フィールもスポーティな7速DSGの恩恵も最も感じられるのが50〜60km/hから踏んだ時の加速感。

逆に言えばストップ&ゴーが続く街中であれば1.2Lでも不足はなく、ワインディングや高速道路などで1.4Lの効果が分かりやすく伝わってきます。

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もちろん「The Beetle R-Line」の魅力はパワフルなエンジンだけでなく、「R-Line」のバッジやリヤスポイラー、アルミ調ペダルクラスターなど専用装備によるスポーティな佇まいも見逃せません。294万5000円という価格設定で新たなファンの獲得を託された新グレードとなっています。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

スポーティな外観と走りが魅力。「The Beetle R-Line」が249万5000円で登場

マイナーチェンジを受けたばかりのフォルクスワーゲンのザ・ビートルに、1.4L TSIエンジンを積む「The Beetle R-Line」が追加されました。

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従来の1.2L、2.0Lの間を埋める「The Beetle R-Line」は、1.2Lよりも余力を感じさせる走りはもちろん、18.3km/Lというカタログ燃費も特徴。燃費性能は17.6km/Lの1.2L TSI搭載車を上回っています。なお、2.0L TSIは13.4km/Lとなっています。

外観で目を惹くのはフロントバンパーのクロームストリップ、リヤのブラックペイントディフューザーやリヤスポイラー。さらに、ブラックペイントサイドスカート、ホイールハウスエクステンション、17インチアルミホイール、デュアルエキゾーストパイプの効果もあって引き締まった印象を受けます。

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また、最上級の「The Beetle 2.0 R-Line」譲りの内装も見どころ。ブラック基調のインパネのほか、アルミ調ペダルクラスターにより、派手さはそれほどですがスポーティムードが増しています。

フォルクスワーゲンが力を入れている車載インフォテイメントの「Composition Media」の標準装備も魅力のひとつ。スマホと接続することで「Mirror Link」、Apple「CarPlay」、「Android Auto」の3つに対応。

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さらに、オプションの純正ナビシステム「716DCW」をチョイスすれば、スマホ対応に加えて、精度の高い渋滞情報や地図差分更新などが利用できます。

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ボディカラーは「ストーンウォッシュドブルーメタリック」、「ボトルグリーンメタリック」、有償オプションカラーの「ハバネロオレンジメタリック」など全8色を展開。

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安全面では、ドライバー疲労検知システムやリヤトラフィックアラート(後退時警告・衝突被害軽減ブレーキ機能)、ブラインドスポットディテクション(後方死角検知機能)が標準装備されています。新グレードの「The Beetle R-Line」の価格は294万5000円です。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

新しいフォルクスワーゲン「ザ・ビートル」はどこが変わった?

4年ぶりに刷新されたフォルクスワーゲン・The Beetle(ザ・ビートル)。

一見、どこが変わったの? と思ってしまうのは、VWにとって不動の「デザインアイコン」であるからかもしれません。

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外観では前後バンパーを変更することでスポーティさを強調。

スッキリした印象が得られるのに加えて「The Beetle Turbo」改め「The Beetle 2.0 R-Line」には、新デザインのフロントバンパーにクロームストリップ、フロントフェンダーに「R-Line」バッジを配置するなど精悍さを増しています。

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さらに、新デザインのリヤバンパーにブラックのリヤディフューザーを装着すことで、従来型よりも低く見えますから、マイナーチェンジでスポーティな方向に振ったというのはこの「The Beetle 2.0 R-Line」に顕著といえそう。

なお、プレス向けの後に一般公開もされた発表会には、ベーシックな「The Beetle Base」は展示されませんでしたが、新デザインのフロントバンパー、リヤバンパー、リヤディフューザーにクロームを配した「The Beetle Design」が展示されていました。

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ブラックとベージュが用意される内装も新たなデザインが採用されていて、「The Beetle Design」には、ダッシュパッド、ドアトリム、ステアリングトリムをボディカラーと同色としているほか、ブラックまたはベージュの専用格子調ファブリックシートやオプション装備のレザーシートと組み合わせることより、最大32パターンのカラーコーディネイトからチョイスできるのもポイント。

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一方の「The Beetle 2.0 R-Line」には、3連メーター(油温計、ストップウォッチ、ブースト計)やアルミ調ペダルクラスターをはじめ、専用ファブリックシートが採用されています。なお、レザーシート(ブラックまたはベージュ)はオプションになります。

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車載インフォテイメントシステムも進化しています。

「App-Connect」を搭載した純正インフォテイメントシステムの「Composition Media」を新たに全車標準装備。スマホと接続するだけで、「Mirror Link」やAppleの「CarPlay」、Googleの「Android Auto」の利用が可能。

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安全面では、新たにドライバー疲労検知システムの「Fatigue Detection System」が全車に標準装備されたほか、「ブラインドスポットディテクション(後方死角検知機能)」や「リヤトラフィックアラート(後退時警告・衝突軽減ブレーキ機能)」を「The Beetle 2.0 R-Line」に標準、「The Beetle Base」と「The Beetle Design」にオプション設定されています。

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大きなアピールポイントである多彩なボディカラー(カラーコーディネイト)に加えて、フォルクスワーゲン最新のコネクティビティ、安全装備が用意されたマイナーチェンジ後のザ・ビートル。現行ザ・ビートルが登場してからの数年間は、ゴルフに次ぐ販売の主力モデルだったそうですから、同社の販売巻き返しの切り札になるか注目です。

(文/写真 塚田勝弘)

新型 VW ザ・ビートル画像ギャラリー ─ スタイリングを変更し、価格は234万9000円〜

フォルクスワーゲンの伝統を感じさせるブランドアイコンモデル「ザ・ビートル」がスタイリングや安全性能を向上させるマイナーチェンジを実施しました。

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外観での主な変更点は、前後バンパーの意匠です。とくにフロントは左右に大型フォグランプベゼルを配したことで、スポーティな雰囲気に変身しています。

安全性能では、ドライバー疲労検知システムの標準装備がトピック。スマートフォンと連携するインフォテイメントシステムも標準装備となっています。

ボディカラーは、ボトルグリーンメタリック(新色)、ストーンウォッシュドブルーメタリック(新色)、 ピュアホワイト 、 トルネードレッド、 ブルーシルクメタリック、 サンドストームイエローメタリック 、 ディープブラックパールエフェクト 、 ハバネロオレンジメタリック(3万2400円高)の8色となりました。

エンジンは1.2リッターSOHCターボと2.0リッターDOHCターボ、グレードとメーカー希望小売価格は「ザ・ビートル ベース(234万9000円)」、「ザ・ビートル デザイン(269万9000円)」、そして「ザ・ビートル 2.0Rライン(345万9000円)」です。

●ザ・ビートル 2.0R-Line主要スペック
全長:4285mm
全幅:1825mm
全高:1495mm
ホイールベース:2535mm
車両重量:1380kg
乗車定員:4名
エンジン型式:直列4気筒DOHCターボ(4バルブ)
総排気量:1984cc
最高出力:155kW(211PS)/5300-6200rpm
最大トルク:280Nm(28.6kg-m)/1700-5200rpm
変速装置:6速DCT
燃料消費率:13.4km/L (JC08モード)
タイヤサイズ:235/45R18
メーカー希望小売価格(税込):345万9000円

(山本晋也)

フォルクスワーゲン「ザ・ビートル」がマイナーチェンジ。ボディカラーは8色に!

フォルクスワーゲンのアイコンモデル「ザ・ビートル」がマイナーチェンジを受け、新しいアピアランスとなりました。前後バンパーの意匠変更により、グッとスポーティな装いとなったのが特徴です。

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そのほか、iPhoneやAndroidとつながるインフォテイメントシステム「Composition Media」を標準装備するなど、コネクティビティの進化も見逃せません。

安全装備としては、ドライバー疲労検知システムを全車に標準装備。さらに上級グレードにはブラインドスポットディテクションやリヤトラフィックアラートを標準装備しています(下位グレードにはオプション設定)。

ボディカラーは新色を加えた8色の設定。ボトルグリーンメタリック(新色)、ストーンウォッシュドブルーメタリック(新色)、 ピュアホワイト 、 トルネードレッド、 ブルーシルクメタリック、 サンドストームイエローメタリック 、 ディープブラックパールエフェクト 、 ハバネロオレンジメタリック(3万2400円高)となっています。

なお、エンジンとトランスミッションの組み合わせは、1.2リッターSOHCターボ&7速DSG、2.0リッターDOHCターボ&6速DSGと従来通りで、スペックも変更ありません。

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新しいビートルのグレードは3つ。1.2リッターエンジンの「ザ・ビートル ベース(234万9000円)」と「ザ・ビートル デザイン(269万9000円)」、2.0リッターエンジンの「ザ・ビートル 2.0Rライン(345万9000円)」となっています。※()内はメーカー希望小売価格

メーカーオプションとしては、安全装備を充実させるバイキセノンパッケージ(15万1200円〜19万4400円)、純正ナビゲーションの716DCWパッケージ(19万9260円)、レザーシートパッケージ(21万6000円〜30万2400円)、電動パノラマスライディングルーフ(15万1200円)が用意されています。

●ザ・ビートル デザイン主要スペック
全長:4285mm
全幅:1815mm
全高:1495mm
ホイールベース:2535mm
車両重量:1300kg
乗車定員:4名
エンジン型式:直列4気筒SOHCターボ(2バルブ)
総排気量:1197cc
最高出力:7kW(105PS)/5000rpm
最大トルク:175Nm(17.8kg-m)/1500-4100rpm
変速装置:7速DCT
燃料消費率:17.6km/L (JC08モード)
タイヤサイズ:215/60R16
メーカー希望小売価格(税込):269万9000円

(山本晋也)

ザ・ビートル初のクロスオーバー風モデルは個性的な内・外装と堅実な走りが美点

速さを追求するモデルも含めて「質実剛健」、簡単にいえば「マジメ」という印象がまず根底にあるのがフォルクスワーゲンではないでしょうか。

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しかし、クロスポロやクロスアップ! など、ベース車をSUV仕立てにすると、カラーリングも含めて遊び心が急に増してくる傾向があります。

また、ラインナップの中でもカブリオレも設定するザ・ビートルは、モデルラインナップの中でも個性が際立っている印象。

5月21日に設定された「The Beetle Dune(ザ・ビートル・デューン)」は、ザ・ビートル初のクロスオーバー仕立てになっているほか、見た目も鮮やかなサンドストームイエローメタリックにペイントされているだけあって、遠目に見ても存在感十分。

1960年から70年代にかけて、カリフォルニアで一世を風靡したBeetleベースの伝説的なラフロードカー「Dune Buggy(デューン・バギー)」や「Baja Bug(バハバグ)」からインスピレーションを得て作られたモデルだけに、クロスオーバーモデルといっても海岸線を流すのが似合いそうです。

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機能、性能面では、ベース車から15mmアップとなる専用サスペンション(18インチアルミホイール)、そしてベース車の1.2Lではなく、アイドリングストップ付きの1.4L TSI(直列4気筒ターボ)と7速DSGの組み合わせがトピックスで、少し高めのアイポイントを得ています。

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信頼できるハンドリングやしっかりしたボディの剛性感、そして硬めの乗り心地など、硬質な走りはイメージどおり。

また、ベース車よりも排気量を拡大し、150ps/250Nmというスペックを得ているだけあって、驚くような速さではないですが、上り坂でもストレスなくクリアしてくれます。

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見た目は遊び心満点でも、中身きっちり。そんなモデルを探していたBeetleファンにはピッタリ。

なお、価格は321万9000円で500台限定ですが、7月21日時点でまだ完売とはなっていないそうですから気になる方はディーラーに急ぎましょう。

(文/塚田勝弘・写真/佐藤靖彦)

500台限定の「The Beetle Dune」は車高15mmアップ、1.4Lに排気量アップでお買い得感アリ!?

500台限定で登場した「The Beetle Dune(ザ・ビートル・デューン)」は、60〜70年代にカリフォルニアで一世を風靡したというビートルをベースとしたラフロードモデル「Dune Buggy(デューン・バギー)」、「Baja Bug(バハバグ)」を現代風に解釈したという特別仕様車。

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ザ・ビートルでは初設定となる新色「サンドストームイエローメタリック」が印象的ですが、18インチアルミホイールと専用サスペンションで車高を15mmアップし、前後ディフューザー付専用バンパーなどによりクロスオーバーテイストとなっています。

インテリアもボディカラー同様に、インパネから専用スポーツシート(ステッチ部分)まで同色でコーディネイトされていて、内・外装ともに特別限定車ならではの個性的な仕上がり。

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エンジンも1.2Lターボのザ・ビートル(105ps/175Nm)から、1.4Lターボの「1.4TSI」に格上げされていて、150ps/250Nmというスペック。なお、トランスミッションは7速DSGで、1.2Lのザ・ビートルと同じです。

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外観は、Dune専用エクステリア(ハニカムフロントグリル、アンダーガード付前後バンパー、ドアミラー、ホイールアーチエクステンション、サイドスカート、ストライプフィルム)をまとっています。

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インテリアは、Dune専用ファブリックシート、レザー3本スポークマルチファンクションステアリングホイール(パドルシフト付、オーディオコントロール付、イエローステッチ)、レザーハンドブレーキグリップ+レザーシフトノブ(イエローステッチ)、センターアームレスト(前席、イエローステッチ)を装備。

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足まわりは、Dune専用サスペンション、235/45R18タイヤ、8J×18アルミホイール(5ダブルスポーク)となっています。

価格は321万9000円で、ボディカラーは「サンドストームイエローメタリック」のみです。

(文/写真 塚田勝弘)

【関連記事】

限定車「The Beetle Dune」と初代ビートルのラフロードモデルが競演
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限定車「The Beetle Dune」と初代ビートルのラフロードモデルが競演!

4代目ゴルフ(カブリオレ含む)にこんな「イエロー」あったよね、と発表会場でVGJの広報担当I氏と話をしていましたが、500台限定の特別仕様車「The Beetle Dune」の「サンドストームイエローメタリック」は、かつてのゴルフよりももう少し明るい色味で、太陽光の下ではゴールドにも見え、街中で非常に映える印象です。

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お台場の「Volkswagen Day 2016」で披露された「The Beetle Dune」は、メインMCのピストン西沢さんがステアリングを握る同車と、ベースイメージにつながるクラシカルなビートルが登場。それにしても車高が高い!

それもそのはず、特別仕様車の「The Beetle Dune」は、60〜70年代にカリフォルニアで一世を風靡したというビートルをベースとしたラフロードモデル「Dune Buggy(デューン・バギー)」、「Baja Bug(バハバグ)」を現代風に再現したというモデル。

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メキシコのバハ・カリフォルニア州といえば、「バハ1000」で知られるオフロードでのレースが思い浮かびますが、元祖ビートルのラフロード仕様と「The Beetle Dune」との2ショットは貴重かもしれません。

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空冷のオリジナル・ビートルの乾いた音と、排気音を抑えた現代的な「The Beetle Dune」のランデブー走行は、「Volkswagen Day 2016」を訪れた多くのファンの注目を集めていました。

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ちなみに、ビートルをベースとしたバギー(写真の車両とは違います)は、1967年の第1回「バハ1100」に出場して見事優勝したそうです。

(文/写真 塚田勝弘)

限定500台!フォルクスワーゲンのビートルに砂漠テイストの特別仕様車

北米エリアで生産されるフォルクスワーゲン「ザ・ビートル」の伝説が復活です。

初代ビートルをベースとしたラフロード仕様としてアメリカ西海岸で人気を博した「デューンバギー」や「バハバグ」のイメージを受け継いだクロスオーバースタイルのニューモデルが500台限定の特別仕様車として設定されました。

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その名は「ザ・ビートル デューン」。

専用デザインの前後バンパーや標準車に対して車高アップ(15mm)したサスペンションに18インチタイヤ、そしてボディカラーは専用のサンドストームイエローメタリックだけという、個性豊かなクロスオーバーとなっています。

エンジンは、アイドリングストップ機構やブレーキエネルギー回生システムを搭載した1.4リッターガソリンターボエンジン、トランスミッションは7速DSG(デュアルクラッチトランスミッション)。

さらに純正ナビゲーションも標準装着となり、メーカー希望小売価格は321万9000円(税込)です。

●ザ・ビートル デューン 主要スペック
車両型式:ABA-16CZDW
全長:4285mm
全幅:1825mm
全高:1510mm
ホイールベース:2535mm
エンジン形式:直列4気筒DOHCインタークーラーターボ
総排気量:1394cc
最高出力:110kW(150PS)/5000-6000rpm
最大トルク:250Nm(25.5kg-m)/1500-3500rpm
変速装置:7速DCT
燃料消費率:18.3km/L(JC08モード)
タイヤサイズ:235/45R18
メーカー希望小売価格(税込):321万9000円

(山本晋也)