11月27日に富士スピードウェイで開催さたTOYOTA GAZOO RACING FESTIVAL(以下TGRF)。
様々なカテゴリのレーシングカーが一挙に並んだウェルカムセレモニーは圧巻。そしてスーパーフォーミュラーとSUPER GT、そしてニュルブルクリンク24時間参戦マシンが同じにグリッドにつくという違和感も、お祭な雰囲気で楽しいものです。
そのウェルカムセレモニーでいきなりサプライズ登場したのが、豊田章男社長を乗せて登場したヤリスのWRCテストカー。
来年の参戦を狙って開発中のこのマシン、お披露目にはまだ早い段階だと思われますが、だからこそのサプライズ。豊田章男社長を満足げです。
トヨタのWRCチームを率いるWRC伝説のドライバーであるトミ・マキネン氏の華麗なドライブがセレモニーを盛り上げてくれました。
セレモニーで走行したレアなクルマはヤリスWRCテストカーだけではありません。トヨタ初の純レーシングカーであるトヨタ7。もう50年以上前のレーシングカーが富士スピードウェイをレーシングスピードで周回できるというのも驚き!完璧な修復と保存が行なわれているようです。
「旧い」ということではこちらも驚きの展示だった初代クラウン。
なんと室内を一般開放。来場者は自由に初代クラウンを味わえるという展示。太っ腹な企画です。
もうひとつの「旧いクルマ」は初代カローラ。こちらの展示は初代と最新型を並べてカローラ50年の進化を感じてもらおうという内容。ぱっと見ただけでも最新型は大きくなっていますね。
いよいよ先行商談予約が開始された注目の新型車C-HR。そのプロトタイプモデルのニュルブルクリンク24時間レース参戦車両も出展されていました。
それも、ガチで走ります。ニュル参戦車両による模擬レースではLF-AやRC-Fに混ざってガッツリ攻め込んで走ります。
C-HRが参加した模擬レース、実はLF-Aは4台も参加。
ニュルに参戦した際のカラーリングもそのままで、各参戦年度の特徴もわかる模擬レース。
この模擬レースには豊田章男社長も参加。これだけのレアなクルマたちを出し惜しみせずに参加させるイベントTGRF。悪天候なのに4万人以上の来場もうなずけます。
(写真・文:松永和浩)