Motor Fan's YEAR 2016

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新型SUV・トヨタ C-HRに、TRD/モデリスタ仕様登場!

11月10日からWebによる先行受注が始まっているトヨタ自動車の新型SUV「C-HR」ですが、12月14日とされる正式発売に向けたカウントダウンが始まっています。

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「走りの良さ」と「カッコ良さ」に重点を置いて開発されたSUVだけあり、その前人気はなかなかのもので、11月末に富士スピードウェイで開催された「C-HR特別先行プロト試乗会」には最大96名の枠に多くの試乗希望者が殺到、受注状況も好調とか。

試乗会場となった富士ショートサーキットでは、オリジナルモデルに加え、早くも「TRD仕様」や、「モデリスタ仕様」のC-HRが展示されていました。

中でもアグレッシブなエアロをまとい、黒の18インチホイールとイエローのボディのコントラストが強烈は「TRD仕様」は、会場内でも一際目立っていました。

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2トーンに塗り分けられた専用意匠の大型フロントバンパーや、サイドスポイラー、リヤアンダースポイラー、テールフィンなどを装備。

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インテリアでは、TRD仕様ではお馴染みの赤色プッシュ・スタートスイッチや、赤色パイプラインで縁取ったシートが目を引きます。

一方、モデリスタ仕様(BOOST IMPULSE STYLE)は、ヘッドランプ間を繋ぐクローム調のフロントグリルガーニッシュやフェンダーべゼル、被せ式の大型フロントスポイラー(LEDランプ付)、専用意匠のサイドスポイラー、19インチホイールなどを装備。

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リヤ周りではバックドア中段に専用のテールスポイラーを装備、バンパー下部にはマフラー・べゼル一体式のアンダースポイラーを装着しています。

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TRDやモデリスタが、走りやデザインにこだわるC-HR専用に開発したものだけに、同車のコンセプトである「我が意の走り」をより鮮明にアピール。

両ブランドには別バージョンのエアロも用意されているだけでなく、販売チャンネル毎のドレスアップアイテムも用意されている模様。

発売後の納車待ちも予想される個性的な「C-HR」ですが、巷で見かける機会も多くなると予想されるだけに、あらかじめ他のオーナーとは一味違う一台に仕上げておくのも一つの手かもしれません。

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【関連リンク】

トヨタ C-HR
http://toyota.jp/c-hr/

C-HR特別先行プロト試乗会
http://toyota.jp/c-hr/testdrive/

TRD
http://www.trdparts.jp/index_menu.html

MODELLISTA
http://www.modellista.co.jp/

C-HRも登場!初代クラウン、トヨタ7からレクサスLF-A、ヤリスWRCなど滅多に見れないレア車満載だったTGRF【TGRF2016】

11月27日に富士スピードウェイで開催さたTOYOTA GAZOO RACING FESTIVAL(以下TGRF)。

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様々なカテゴリのレーシングカーが一挙に並んだウェルカムセレモニーは圧巻。そしてスーパーフォーミュラーとSUPER GT、そしてニュルブルクリンク24時間参戦マシンが同じにグリッドにつくという違和感も、お祭な雰囲気で楽しいものです。

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そのウェルカムセレモニーでいきなりサプライズ登場したのが、豊田章男社長を乗せて登場したヤリスのWRCテストカー。

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来年の参戦を狙って開発中のこのマシン、お披露目にはまだ早い段階だと思われますが、だからこそのサプライズ。豊田章男社長を満足げです。

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トヨタのWRCチームを率いるWRC伝説のドライバーであるトミ・マキネン氏の華麗なドライブがセレモニーを盛り上げてくれました。

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セレモニーで走行したレアなクルマはヤリスWRCテストカーだけではありません。トヨタ初の純レーシングカーであるトヨタ7。もう50年以上前のレーシングカーが富士スピードウェイをレーシングスピードで周回できるというのも驚き!完璧な修復と保存が行なわれているようです。

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「旧い」ということではこちらも驚きの展示だった初代クラウン。

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なんと室内を一般開放。来場者は自由に初代クラウンを味わえるという展示。太っ腹な企画です。

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もうひとつの「旧いクルマ」は初代カローラ。こちらの展示は初代と最新型を並べてカローラ50年の進化を感じてもらおうという内容。ぱっと見ただけでも最新型は大きくなっていますね。

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いよいよ先行商談予約が開始された注目の新型車C-HR。そのプロトタイプモデルのニュルブルクリンク24時間レース参戦車両も出展されていました。

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それも、ガチで走ります。ニュル参戦車両による模擬レースではLF-AやRC-Fに混ざってガッツリ攻め込んで走ります。

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C-HRが参加した模擬レース、実はLF-Aは4台も参加。

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ニュルに参戦した際のカラーリングもそのままで、各参戦年度の特徴もわかる模擬レース。

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この模擬レースには豊田章男社長も参加。これだけのレアなクルマたちを出し惜しみせずに参加させるイベントTGRF。悪天候なのに4万人以上の来場もうなずけます。

(写真・文:松永和浩)

トヨタ「C-HR」に83人が同時試乗!お薦めモデルはどれだ?

11月からWebによる先行受注が始まっているトヨタ自動車の新型SUV「C-HR」。

正式発売を目前に控えるなか、11月末に富士スピードウェイで「C-HR特別先行プロト試乗会」が開催されました。

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会場となったショートサーキットには、Web上で9月末から10月下旬にかけてトヨタ自動車が募集した試乗希望者83名が、同社の謳う「我が意の走り」をいち早く体感しようと、早朝から続々と集合。

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試乗会と平行して、同車の開発責任者を務める古場主査による座談会が設けられ、熱心に聞き入る参加者の様子が印象的でした。

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サーキットには「C-HR」のHV仕様とターボ仕様がグレード別にずらりと用意されており、参加者は簡単な事前説明のあと、次々に試乗車を乗換えながら3周ずつ周回を繰り返して乗り味をチェック。

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試乗参加者の多くからは、同車の乗り心地の良さやコーナーでのハンドリングの良さ、高速走行時の安定感などに対する感想が聞かれました。

そうした中、筆者も1.8Lエンジンを積むHVと、1.2Lターボモデルに試乗。両車の走行フィーリングを比較してみることに。

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日頃からプライベートでレース活動を行っている古場主査自身がニュルブルクリンクで造り込んだというだけあって、両モデルともにサスペンションの動きが非常に滑らかでストロークに余裕があり、SUVなのに高級感のある乗り心地に仕上がっています。

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サーキットのストレートから一気に減速してコーナーに侵入する際も、姿勢変化が少なく挙動が安定しており、海外向けに2.0Lモデルが用意されていることからも、シャシー性能にはまだ十分余裕が有りそうです。

アクセルを踏み込んだ際の出足や加速感は、1.8Lエンジン(98ps/14.5kgm)にモーターアシスト(72ps/16.6kgm)が加わり、システム出力で122psを発生するHVモデルの方が好印象。

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一方の1.2Lターボモデルには現行オーリス用のエンジン(116ps/18.9kgm)が搭載されています。

試乗会で公開された両モデルの車両重量を比較すると、FFの1.8L HVが1,450kg(現行プリウス+80kg)、1.2Lターボ(4WD)が1,470kgとなっていることから、ある意味で当然の結果といえるかもしれません。

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現行プリウスと同じTNGAによるプラットフォームを使う「C-HR」ですが、HV・ターボモデルともに「E-Four(電気式4WD)」の設定は無く、寒冷地等でのニーズから1.2Lモデルのみに通常の4WD仕様が用意されています。

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最新情報によれば、HVと1.2Lターボの価格差は13万円。

試乗した感想としては、発売直後の「C-HR」選択肢として、雪道や悪路での走破性を求めないのであればFF仕様のHVモデルがお薦め。

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ただ、今後1.2LターボにFF仕様が追加された場合、約80kg程度軽くなると予想され、動力性能の指標となるパワーウエイトレシオが12.7から12.0に向上。

HVの「11.9」に限りなく近付くことから、動力性能がイーブンとなり、燃費や車両価格面での嬉しさが増しそうです。

将来、バリエーションが増える可能性も予想される「C-HR」ですが、いずれにしても受注状況が好評なことから長めの納車待ちが予想されます。

「HV」と「ターボ」モデルの間に、車両価格を含め、体感性能的にも極端な差が存在する訳ではありませんが、最終的にどちらをチョイスするかの判断については、やはり発売され次第、店頭に出向いて実際に試乗されることをお薦めします。

Avanti Yasunori)【関連記事】

独ニュルで鍛えた「C-HR」は、開発主査の思い入れが満載!
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新型SUVがロサンゼルスショーに大集結!
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受賞なるか?トヨタ「C-HR」が欧州COTYにエントリー!
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トヨタが欧州でコンパクトSUV「C-HR」 の市販モデルを公開!
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ニュル24H耐久でトヨタ「C-HR」がクラス3位で完走!
http://clicccar.com/2016/05/31/375178/

【関連サイト】

トヨタ C-HR
http://toyota.jp/c-hr/

C-HR特別先行プロト試乗会
http://toyota.jp/c-hr/testdrive/

モータースポーツの一番やさしい入口「オートテスト」に挑戦!【TGRF2016】

TGRFの楽しみは、レースやレーシングカー・最新モデルの市販車を見たり、レーシングドライバーと触れ合ったりと色々ありますが、体験型のプログラムも数多く用意されています。

なかには無料で参加可能な体験イベントもあり、そのいくつかを挑戦してきましたので紹介します。

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最初はオートテスト。オートテストはイギリス発祥のモータースポーツです。英国内では年間1000回以上と日常的に開催されているそうで、今年の6月より日本でもJAFの公認競技となりました。

ジムカーナ競技のように、パイロンを立てたコースを順番通りに通過してタイムを競います。パイロンに接触するとタイム加算となるペナルティはジムカーナと同様ですが、途中に車庫入れ=バックギアの使用が設定されるなどの特色もあります。

ほかのモータースポーツに比べて速度が遅いため、ヘルメットやその他の安全装備(4点式シートベルトやロールケージなど)を求められず、普段使っているマイカーで参加できる敷居の低さも魅力です。助手席に人を乗せての参加も可能なイベントも多い様です。今回もカップルや親子で同乗された方も居ました。

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申し込みをすると、免許証の確認・誓約証の記入を行います。次に事前のブリーフィングでルールなどの簡単な説明を受けました。

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海外ではショッピングセンターの駐車場位の広さで開催されるのが一般的だそうです。今回の開催場所は、ジムカーナ競技で使われる広い場所なのでアクセルを開けられるレイアウトにされたとか。もっとも、それだけ難易度上がりますが……

通常はコースを覚えるための完熟歩行などを行いますが、今回は多くの方に参加してもらうため、その時間は無し。代わりにコースに白線が引いてあります。

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白線を中心に走るとパイロンに接触せずにコースを走れるという優しさですが、あくまで目印にすぎず、速く正確に走るためには違うラインを取る必要があります。

Gr.A セリカや来年のWRCカーも登場したトヨタ・ガズーレーシングフェスティバル2016

11月27日富士スピードウェイでトヨタ ガズーレーシングフェスティバルが開催されました。事前の天気予報は雨でしたが、オープニングセレモニー開始時には雲も切れました。

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オープニングでは、伝説の名車・トヨタ7やガズーレーシング活動最初のレーシングカーであるアルテッツァを始めとした歴代・最新のレーシングカーがコースに入場。

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ラストには12月にフィンランドで発表予定の2017年WRC参戦マシン、ヤリスWRC(日本名ヴィッツ:テストカー)が登場

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ドーナッツターンのパフォーマンスを見せた後、スタンド正面に停車。車からはWRCチーム代表のトミ・マキネンとチーム総代表の豊田章男・トヨタ自動車社長が登場しました。

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秘密感たっぷりのカモフラージュ塗装で現れたこの車両、テストカーとはいえ本当に秘密だらけだったようで、あっという間に引き揚げられて会場展示はされませんでした。

セレモニーは例年とは異なり、観客の方をコース上に入れての進行。AKB48のパフォーマンスや参加ドライバーの紹介、GAZOO RACING総代表豊田社長の開会宣言と華やかに進みました。

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イベントはスピードウェイの各所で開催されました。

オープニング直後のピット裏(パドック)では今回の目玉企画の一つ、サーキット内の各所を使って行うラリーのセレモニアルスタートが行われました。

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先頭はトヨタ・セリカST185。

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WRCのドライバー&メイクスのダブルタイトルをトヨタに初めてもたらした名車です。そのドライバーは、日本人でサファリラリーを制した藤本吉郎選手。まるでヨーロッパのWRCのように観客が車を間近に取り囲む中、競技区間が設けられた会場にスタートして行きました。

ほかにもレース、デモ走行、展示に参加型イベントなど今年も「車と楽しい」に関する多くの催しが開催されたTGRF。

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イベントのフィナーレを飾る恒例のグリッドウォークはイベント終盤に降り出した雨のため、ピットウォークの形に替わりましたが、最後まで賑わいが絶えないイベントでした。

(川崎BASE)

トヨタ社長とクルマで遊ぼう! TGRFが今年も富士スピードウェイで開催

今年もモータースポーツシーズンが終了し、各自動車メーカーのファン感謝祭の季節になりました。その先陣を切り11月27日に「TGRF(TOYOTA GAZOO RACING FESTIVAL)」が富士スピードウェイで開催されます。

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このイベントには毎年伺っていますが、とにかく楽しい。GAZOO RACING総代表でトヨタ自動車社長の豊田章男氏がホストとなり、ゲスト(来場者)を楽しませるイベントとして企画されていますが、その本気度がスゴイです!

まず、入場料が無料!(注:駐車場代はかかります) ほかの感謝イベントでは一人ずつ入場料が必要ですから、会場内設けられたGAZOOMUAR(ガズー村)など、いつもはサーキットに出店していない美味しいグルメを楽しみましょう。

昨年のオープニングセレモニーでは、章男社長自身が元WRCチャンピオンのトミ・マキネン氏と2台でのドリフトパフォーマンスを披露しました。

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自らクルマ評価の腕を磨くため、レーシングドライバーとしてニュルブルクリンク24時間耐久レースを走り、またラリーストモリゾウとしてラリーに参加する章男社長だからできる最初のおもてなしでした。

そしてセレモニー会場へ、一緒にイベントを盛り上げるドライバーを握手で迎えます。こちらは2012年からの恒例行事。

国内トップクラスのレーシングドライバーでも普通はそう簡単に顔を会わせることができない章男社長からの呼び込み、イベントやファンサービス頑張らなきゃ!という気になりますよね。

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今年もオープニングセレモニーでは何か企画されているようです。楽しみですね。また、これ以降も章男社長はドライバーモリゾウとして会場のあちこちに出没します。お子さんはモリゾウさんに声を掛けるといい事があるかもしれませんよ。

TGRFでは他メーカーのクルマも走ります。メーカーの主催イベントでは、他社製レーシングカー・車はほとんどイベントに参加していない印象が多いですが、TGRFではトヨタ、ダイハツ、スバルなどトヨタ系メーカー車だけでなく、GT-RやZ、シルビアなどもガンガン走ります。この辺りはモータースポーツ全体を盛り上げようという心意気に溢れていています。

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また、スーパーGTやラリー、ニュルなど各カテゴリーごとにトークショーが開催され、とっておきの裏話を披露します。今年は脇阪寿一さんがMC?でお話を展開するようです。

普段のレースではなかなかドライバーと触れ合う機会が無いですが、TGRFではサインなどにも気さくに応じてもらえます。現役ドライバー以外にも「日本一速い男」星野監督や「マカオの虎」舘監督をはじめ、辰巳監督や近藤(真彦)監督など…レジェンドがたくさん会場に来ています。

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ほかにも、SUPER GT/SUPER FORMULA スペシャルバトルやAKB48、TEAM8のライブなど恒例のイベントや、「ワクワクPOTENZAドライブ」や「レーシングシミュレーター」などの体験型イベントが実施されます。

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そして今年は、「ラリー選手権 エキシビションマッチ」に注目です!これは全日本ラリー参戦車両を中心に、富士スピードウェイ構内の3カ所でデモンストレーションが行なわれるイベント。会場を本番SS(スペシャルステージ:タイムアタック区間)として走行します。
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このイベントには、95年にサファリラリーを日本人で唯一制覇した藤本吉郎氏が参加。ST185セリカも走行車両に含まれています。

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近年は展示だけで国内で走行シーンが披露されなかったGr.Aセリカの走りに期待が高まります。来年からWRCに復活参戦するトヨタ、ラリーのPRに力が入っている様です。

国内最大級のワンメイクレース「TGR 86/BRZ Race Round TGRF」と「TGR Netz Cup Vitz Race Grand Final」の決勝レースも開催されます。こちらはスタンド一杯の観客を前にした晴れ舞台。バッチバチの真剣勝負が繰り広げられます。

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ほかにも新旧レーシングカーの展示、各種レーシングカー・D1マシン・ラリーカーなどへの同乗走行やレーシングドライバーが操るサーキットタクシー、バスによるサーキットサファリも人気のイベントです。

エンディングとなるコースを開放してのグリッドウォークまで、クルマの楽しさ・面白さを再発見できるTGRF。車好きならメーカーの垣根を越えて一度行く価値の有るイベントです。

(川崎BASE)

マツダのエンジニアが語った「共創」による開発体制とは?

9月25日(日)、好天に恵まれた富士スピードウェイで、マツダが「人とクルマの絆を、もっともっと深くする」と題したファンイベント「Be a driver. Experience at FUJI SPEEDWAY」を開催。

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早朝から多くのマツダファンが押し寄せ、6,000人が来場した同イベントでは、実行委員長を務める寺田陽次郎氏の挨拶に続き、モータージャーナリスト竹岡圭さんの司会進行により、マツダの開発陣を交えたトークショーが行われました。

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ステージ上には「アクセラ」「CX-5」の開発主査、児玉眞也氏、同チーフデザイナーの玉谷 聡氏、ロードスター アンバサダーの山本修弘氏、ロードスターのチーフデザイナーで開発主査の中山雅氏が登壇。

「ND」系開発主査を務めた山本氏(画像中央)が、同社のシンボル的なロードスターの主査業務を後任者へ引き継ぐにあたり、「ロードスター愛」が最も強かったとして、同車のデザインを担当した中山氏(画像左)を開発主査に推薦したエピソードを紹介。

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マツダではユーザーに高い次元の「ワクワク」を届けるため、部門の垣根を超えて力を合わせる「共創」に取組んでおり、「SKYACTIV」、「魂動デザイン」、「モノづくり革新」といった大きな動きがある中で、企画、デザイン、設計、実験、生産技術、購買部門が各々「ありたい姿」を描き、全てが一丸となって活動しているそうです。

ともすると大企業では「開発」側の思いと、「生産」側の思いが噛み合わずに対立しがちですが、山本氏によれば、マツダでは「開発側がその価値をきちんと伝えれば、各部門はそれを実現するための知恵を出してくれる」、「阻害している要因、課題をブレイクスルーによって克服するという風土が長い時間をかけて根付いている」といいます。

山本氏は、’91年にルマン24H耐久レース参戦で総合優勝したマシン「787B」用のロータリーエンジン開発を経て、それを確信したようで、今回のトークショーでも「無理と思える難題も、全員の力を結集すれば、大きな目標を達成することができる」と力をこめて説明。

おりしも、マツダがイベントの3日後となる9月28日に発表した8月のグローバル生産台数は12.6万台(+9.2%)で、国内生産が7.2万台(+4.7%)、海外生産が5.4万台(+16%)と伸びています。

生産車種でみると、国内ではCX-5(+16.5%)、アクセラ(+17.1%)、アテンザ(+6.3%)、海外ではアクセラ(+7.3%)、デミオ(+19.3%)が伸長。

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その一方、8月の国内販売では1.5万台(-14.1%)と前年実績を割り込んでおり、1月からの累計販売でも13.9万台(-21.4%)と落ち込みが目立ちます。

先頃改良を施したアクセラが2,708台(+42.9%)、同アテンザが1,357台(+83.4%)と好調なものの、昨秋あたりから主力のデミオの販売が急減しているのが影響しているようです。

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これは開発陣による商品力向上への努力に連動させて、商品価値に見合った収益を確保する方針へと切替えたことが要因のようで、かつてトヨタ自動車が同目的で国内に「レクサス」ブランドの逆輸入に踏みきった際の状況に似ているかもしれません。

こうした現状の販売状況に歯止めをかけれるかが、今度はマツダの販売サイドの腕の見せどころ。

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値引きが無くても新車が売れるようになるまで、マツダの国内販売台数減は続く可能性が高そうですが、ここは踏ん張りどころ。

同社の今後の国内市場における販売努力が注目されます。

(Text/Photo: Avanti Yasunori

【関連記事】

富士SWに6千人のマツダファン!「787B」デモラン披露
http://clicccar.com/2016/09/30/403221/

【関連リンク】

Be a driver. Experience at FUJI SPEEDWAY
http://fuji.beadriver-experience.com/

MAZDAの取組み「共創」
http://www2.mazda.com/ja/about/dealer/recruit/copro/copro.html

25年ぶりの展示!マツダ787Bは18号車と55号車が並ぶ【Be a driver. Experience at FUJI SPEEDWAY】

9月25日(日)に富士スピードウェイで開催された「Be a driver. Experience at FUJI SPEEDWAY」。多くのマツダファンにとって、そのメインディッシュであるといえるのが、レジェンドマシンのマツダ787B。

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今回はホワイト/ブルーのマツダワークスカラーを身にまとった18号車が25年ぶりに公開。55号車と並んでディスプレイされ、往年のマツダファンの感涙を呼びました。デモンストレーション走行では、マツダ787Bの55号車を寺田陽次郎氏がドライブ。

そのほかRX-3、カペラ、ファミリアロータリークーペ(R100)レースマシンと、スーパー耐久を戦う、ロードスターやデミオディーゼルなど、現代のレーシングマシンがコース上で競演。

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ガソリンレシプロエンジンはもとより、ロータリーエンジンや、ディーゼルエンジンなどが奏でるマツダならではのレーシングサウンドに酔いしれることができました。

またスーパー耐久参戦マシンは、ピットワークのデモンストレーションなども実施しました。

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このほか展示のみですが、本年度北米のレースシーンで好成績をおさめているマツダプロトタイプや、バーチャルの世界から飛び出したマツダ LM55 ビジョン グランツーリスモなども来場者の目を楽しませました。

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3階からホームストレートや1コーナーを見渡せるピットビルには、細かく会場全体図とスペースごとの展示内容を示す看板が設置されており、初めて訪れたユーザーでもわかりやすくなっていました。

惜しむらくは、マップがないとトイレの位置わかりにくかったこと。グランドスタンド側は元々トイレサインが多数表示されているが、普段は走行に来るユーザーがメインとなるエリアがメイン会場となったため、アナウンスの看板などが大きくなく人ごみではわかりにくい状況がありました。

また、せっかくならばコースで開催されているイベントの様子を流すモニターが会場内の色々な場所に設置されていれば、サーキットイベント感がよりいっそう演出できたかもしれません。

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というのも、6割から7割の参加者がサーキット初体験だったのではないかと推測されたからです。

パドックを歩いていて聞こえてきた会話をかいつまんで紹介すると、「それでサーキットはどこ?」「ここはサーキットの中だよ。うちのクルマもコースの内側に停めてるの」「回りにコースがあるの!」「そうそう」や、「あそこの芝生に人が座っているねえ」「レースの時ならぎゅうぎゅうのいっぱいだよ」「ええ、あそこにそのまま座るの」「ピゴザを敷いたりしてね」、「あの塔の上に表示されているのは時計、その下は……順位と」「ゼッケン番号だね」「ふーん」「レースカーは陸上選手みたいにゼッケンがついてるから」といったもの。

初めてサーキットへ来た家族や友人と、連れて来たオーナーとの会話がそこかしこで展開されているのが印象的でした。

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この贅沢なサーキット体験。これがスタンダードメニューになれとは言いませんが、ほかのサーキットイベントでも、こういったセンスの取り組みが数レースあっても面白いかもしれませんね。

(文と写真:古川教夫)

クルマから会場まで3分!サーキットなのに雨でも濡れない展示ブース【Be a driver. Experience at FUJI SPEEDWAY】

9月25日(日)に富士スピードウェイで開催された「Be a driver. Experience at FUJI SPEEDWAY」では、事前の予約が必要で有料ではあったものの、マツダ車特別駐車券が用意されました。

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このエリアに駐車できると、メインのイベント会場であるピットビルまで坂道もなく、いちばん遠い場所からでも、子供の足でも3分足らずで移動できます。

大型商業施設よりも良好なアプローチです。近い場所なら30秒で会場にたどりつけてしまうという状況。

通常のレースイベントでは、チーム関係のトレーラーやホスピタリティのテントが並ぶエリアです。もちろんレース好きならばこの駐車スペースに愛車を止めることが、そして参加者の誰もが同じ車種を並べての駐車が可能となったのは、たまらないポイントだったのではないでしょうか。

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もうひとつの特徴が、主なステージ、参加型イベントが建物の中で開催されたこと。

イベント会場はステージを含めてその多くがピットビル内に設営されており、屋根付き。広いサーキットで雨の屋外観戦は濡れるし、駐車場からも遠いと持ち物も多くなり大変ですが、そんな心配もありません。

ゆっくり展示を楽しみ、時にホームストレートを走リ抜けるパレードランのマツダ車や、往年のレーシングマシン、同日開催となった「ロードスター・パーティレースIII」「富士チャンピオンレース」を戦う新型ロードスターや歴代ロードスター、デミオなどの勇姿を眺めるという次第。

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そんなピットビルでのイベントの主な出展内容は、マツダの開発リーダーや経営陣などのトークセッションがメイン。

「This is Mazda Design」と題した展示、「モノづくり展示&体験」では、マツダのエンジニアの部品へのこだわり、「人馬一体講座」による人間中心設計の解説など、たくさんの企画が用意されていました。

さらに、デザインラボでの製作体験や、モノづくり体験、車両整備・ペイント体験、そして同乗走行など、さまざまな体験イベントも用意されていたのも特徴のひとつ。

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2015年に55年におよぶ歴史の幕を閉じたF工場の「工場再現模型展示」は、10万ピースものレゴブロックと80台の工場創業当時のマツダ車の模型によって再現され、子供だけでなく、大人の興味も惹いていたのが印象的でした。

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このほかアフターパーツメーカーの展示も盛んで、オートエクゼ、RE雨宮などをはじめとしたマツダ車専門のメーカーのほか、シートのブリッド、ブレーキのエンドレスなども出展。販売のほかユーザーの相談にのっているシーンなどが見られました。

さらには、タミヤによるRCカーの体験コーナーもあり、子供連れでにぎわっていました。

(文と写真:古川教夫)

まるでグランピングのようなサーキット体験!【Be a driver. Experience at FUJI SPEEDWAY】

アウトドア界で流行している「グランピング」のような贅沢な体験。

それをサーキットイベントで満喫できたのが、9月25日(日)に富士スピードウェイでマツダの特別協賛にて開催された「Be a driver. Experience at FUJI SPEEDWAY」といえるでしょう。

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事前にマツダ車特別駐車券を購入すると、ピットまで3分の駐車エリアに駐車が可能。

建物に入れば、雨が降っても濡れないイベントブースに、座席のあるステージでトークショーやコンサートが開催され、デザインや技術を紹介するエリア、子供向けの塗装体験など数多くのコーナーがユーザーを待ち受けます。

フードカーでは有名レストランが食事を用意。さらにコース上を愛車でパレード。

そしてクライマックスには、日本のモータースポーツシーンで至宝ともいえるルマン24時間レース優勝マシン、マツダ787Bの4ローターサウンドを堪能。歴代のレーシングマシンもそれに続きます。

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このイベントの特徴は、何といっても日常、サーキットに足を運ぶことのないユーザーが楽しめるコンテンツを、サーキットというシチュエーションが必要でないものも含めて、惜しみなく展開したことにあるといえるでしょう。

造り手と直接触れ合える体験の場として設定され全国各地で展開されている「Be a driver. Experience」。それらと同様に興味の入り口を広く持たせながら、その実、今回は富士スピ―ドウェイという場を活かし、マツダのヘリテージでもある国内外で活躍したレーシングマシンの勇姿を、サーキット初心者のユーザー達の目と耳に焼きつける。

さらに、パレードラン等でユーザー自身も愛車でサーキットを走り、マツダの走りのDNAをカラダに染み込ませて帰っていってもらう、という作戦があったのではないでしょうか。

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発表された来場者数は6,000人。もちろん参加しているユーザーは老若男女、終始笑顔。スペシャルな体験の数々とともにあった一日。

その成果は、マツダ車への愛を深めたというだけでなく、今まではハードルの高かったサーキットという場所にも親近感を持ち、レーシング・イベントも楽しめてしまったところにあるといえるのではないでしょうか。

(文と写真:古川教夫)

富士SWに6千人のマツダファン!「787B」デモラン披露

マツダは、9月25日(日)に富士スピードウェイで「人とクルマの絆を、もっともっと深くする」と題したファンイベント「Be a driver. Experience at FUJI SPEEDWAY」を開催しました。

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早朝から多くのマツダ車が続々と押し寄せ、約6,000人もの来場者で会場は大いに賑わっていました。

イベント開始にあたり、実行委員長である寺田陽次郎氏が挨拶。

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同イベントでは、幅広い層にマツダブランドを体感してもらおうと、同社の開発陣が来場者と直接対話したり、経営陣や開発リーダーによるトークセッションに加え、最新技術搭載車の体験試乗などが行われました。

一方、サーキットコースでは「コスモスポーツ」や「サバンナRX-3」、「カペラロータリー」、「RX-7」、「ファミリアロータリークーペ」など歴代レーシングカーのデモランや、ロードスターの公認レースなどが行われるなど、サーキットならではのコンテンツが実施されました。

さらにイベントの目玉として、1991年にルマン24時間耐久レースで総合優勝を果たし、 普段は広島県のマツダ本社内のマツダミュージアムに展示されている「MAZDA 787B」(55号車)のデモランが行われました。

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最高出力700psを絞り出す総排気量2.6L(654cc×4)の「R26B」エンジンが放つハイトーンなサウンドは今なお健在。寺田陽次郎氏がドライバーを務め、エンジン全開でサーキットを4周しました。

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クリッカーでは4年前、鈴鹿サーキット50周年記念イベントで、同氏による787B 55号車のデモランの様子をご紹介しましたが、今回はそれに続くものとなります。

前回はメインスタンド前ストレートを疾走する同車の様子をお伝えしましたが、今回は近距離からコース路面とほぼ同じ高さでマシンを捕捉できる名所、「プリウスコーナー」から撮影。

コクピット内で寺田氏が懸命に787Bを操る様子が窺えます。

SKYACTIVシリーズとしてのロータリーエンジン復活を望む声が高まる中、ファンにとっては垂涎のビッグイベントとなった次第。

次回は同社の経営陣やデザイナーによるトークショーの模様をご紹介したいと思います。

(Text/Photo: Avanti Yasunori

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鈴鹿に響く「787B」ロータリーサウンドに6万人が歓喜 !【動画】
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【関連リンク】

Be a driver. Experience at FUJI SPEEDWAY
http://fuji.beadriver-experience.com/

厳選 ! 「Fuji 86Style」で見かけた素敵な86/BRZカスタマイズ車たち !!

富士スピードウェイで7月31日、恒例の夏の祭典「Fuji 86Style」が開催され、イベント広場には、カスタマイズコンテストに参加したトヨタ86/スバルBRZがずらりと並べられていました。

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そこで今回は、「Fuji 86Style」に9千人超の86・BRZファンが集結!で予告したとおり、会場で筆者の目に止まったステキなクルマ達をご紹介したいと思います。

まずトヨタ86系で目を引いたのがこちらのクルマ。

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黒1色でシンプルにまとめており、控え目なエアロを装着しながらも、よくマッチした大径アロイホイールや、ダークグレー系のストライプをボディ側面に効果的に配するなど、随所に大人のセンスを感じさせます。

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一方のスバルBRZ系ではこちらのクルマが目立っていました。

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アイスシルバー・メタリックのボディにワンポイントとなる「黒」を上手に配しており、白の大径ホイールで上手く引締めています。大口径のチタンマフラーも素敵。

当日はショップによる本格的なカスタマイズ車も出展されており、中でも筆者が注目したのは、DAMDが仕立てた「86VANTAGE」。

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その外観はほぼ全域に渡って手が加えられており、風格のあるフロントグリルやタンカラーのインテリア、よくマッチしたアロイホイールなどが、ダークグリーンメタリックのボディに映え、一世を風靡した「ユーノスロードスター Vスペシャル」をゴージャスにしたような雰囲気を醸し出しています。

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一方、当日はサーキットコースを使って、86によるドリフト対決「FORMULA DRIFT JAPAN 特別戦」 が行われました。

織戸学、谷口信輝選手による追走バトルで、谷口選手が優勝を勝ち取りましたが、織戸選手のマシンが白地にレッドメタリックを配した、遠目からも美しいカラーリングに仕上がっており、ビジュアルの観点ではむしろ優勢だったかもしれません。

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以上、3回に渡ってお届けした「Fuji 86 Style」ですが、いかがだったでしょうか。

今年で7回目を迎える同イベントには、9,000人を超える86/BRZファンが暑い中、遠方から富士スピードウェイに集結するなど、両車への根強い人気ぶりを窺わせました。

Avanti Yasunori

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サーキットで実感。「新型 86」はココまで進化した!【動画】
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「Fuji 86Style」に9千人超の86・BRZファンが集結!
http://clicccar.com/2016/08/01/389822/

カスタマイズの主役は今年も「ハチロク」! 20代も増加!!
http://clicccar.com/2014/01/15/243873/

厳選 ! 大阪オートメッセで見かけたステキな“トヨタ86”たち !!
http://clicccar.com/2013/02/11/212515/

厳選 ! オートサロンで見かけたステキな“トヨタ86”たち!!
http://clicccar.com/2013/01/18/210786/

塚本奈々美が新型86「86 KOUKI」に乗ってみた!

7月31日の「Fuji 86 Style with BRZ 2016」(@富士)にて開催された「ネッツ東京ドライブミーティング」、ジムカーナ場に特設コースを作って、脇阪寿一選手らと一緒にネッツ東京の顧客の皆さんにプロドライバーとの同乗走行プログラムなどをお楽しみ頂きました。

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その会場に脇阪選手が今話題の「86後期型」を持ち込まれ、私も念願だった新型86を試乗しましたので、今回はそのインプレッションレポートをさせて頂きます。

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86は元々ステアリングレスポンスが良く、楽しい車ですが、後期型はさらにレスポンスが良く、軽快に動くように感じました。

更に剛性面も増したことで、スラローム走行でも車がドライビングにスラスラとついて来てくれ、運転が益々楽しくなりました。

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普段乗っているGR86/BRZレース参戦車両は、ロールバーがついて、セットアップされたマシンですが、86後期型はそのままでもまるでレーシングカーのような剛性感。そして前へ前へと車が進もうとするのは、アップされた馬力と改良された制御のお陰ですね。

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外からその走りを見ていても、ブレーキングからハンドルを切って駆け抜けていく車の姿勢の違いは、前期と後期で一目瞭然でした。

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今回は残念ながら威力試すことができなかった、あのニュルのトヨタGazooチャレンジで磨かれた「TRACK」モードですが、次の機会にはそのモードを思う存分体感出来るシチュエーションで試乗したいですね。

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会場には土屋圭市さん、飯田章さんにもお出でいただき、脇阪選手ともに超〜豪華なイベントになりました。

(塚本奈々美 MotorFan’sYEAR2016 PR大使)

サーキットで実感。「新型 86」はココまで進化した!

富士スピードウェイで開催されたトヨタ86/BRZの恒例イベント「Fuji 86 Style with BRZ 2016」に合わせて、ショートサーキットでは「走れ、86。特別試乗会」と題した新型86の試乗イベントが開催されました。

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事前に行われた抽選で倍率90倍の難関を突破して選ばれた幸運な86ファンが、午前、午後の部に分かれて新型86によるサーキット走行を体験しました。

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富士スピードウェイが皮切りとなる同試乗会でインストラクターを務めたのは、今年の5月末にTOYOTA GAZOO Racingから「C-HR」を駆ってニュルブルクリンク24H耐久レースに参戦、安定した走りで完走を果たし、クラス3位に入賞した佐藤久実選手。

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さらに、MCを務める自動車ジャーナリストの今井優杏(ゆうき)さんが、関西訛りを交えた軽妙なトークでイベント会場を盛り上げます。

GAZOO_Racing

参加者は事前講習を受けた後、先導車に続いてサーキットを追従走行、周回数を重ねるごとにペースを上げ、最終ラップではかなりの速度でストレートを疾走するなど、大いに新型86によるスポーツ・ドライビングを楽しんでいました。

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お昼頃からは今回の富士を皮切りに、9月にかけて全国6ヵ所のサーキットで開催される試乗会の監修を務める脇阪寿一氏も加わり、佐藤久実選手や若手レーシングドライバーの蒲生尚弥選手、中山雄一選手によるデモレースやトークショーが開催されました。

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トークショーにはトヨタのスポーツ車両統括部長で、トヨタ「86」の開発責任者でもある多田哲哉氏も参加。新型86の開発エピソードが紹介され、参加者は興味津々。

新型86ではエンジンや足廻りに手が入っており、前期型との差を明確に体感できるレベルに仕上がっているようで、実際、デモレースにもそれが表れていました。

具体的には、ボディ剛性を向上、VSC介入のタイミングがより適切化され、トラクションの効きが向上。

加えてファイナルギアレシオの変更(4.1→4.3)に伴い、より加速感が得られるなど、ニュル参戦マシンの制御をほぼそのまま導入したことで、数値上では+7ps/+7Nmの差ではあるものの、前期型に対して明確に進化しているとの評。

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特に、VSCでリヤのスライド量を調整しながらLSDが効いた状態でコーナリングが可能な「トラックモード」は、佐藤久実選手らがニュル参戦時に練り込んだ制御を反映しているそうで、かなり顕著な効果を発揮する模様。

同試乗会は今後も全国各地で開催される予定で、抽選に当選した参加者にとっては楽しみな試乗会になりそうです。

・7月31日 富士スピードウェイ(静岡県)
・8月9日 美浜サーキット(愛知県)
・8月17日 セントラルサーキット(兵庫県)
・8月25日 十勝スピードウェイ ジュニアコース(北海道)
・9月7日 中山サーキット(岡山県)
・9月16日 エビスサーキット 西コース(福島県)

発売当初は40〜50歳代が主だった86のユーザー層は年々下がり、最近では20代から60代まで満遍なく均等に売れるようになっているそうで、全体では約半数となるM/T比率が、20代では70%に達しているとか。

新型86は、同車のファンなら一度試してみる価値があるクルマに仕上がっているようです。

(画像:Avanti Yasunori、GAZOO Racing)

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【モーターファンフェスタ】美貌のドレスアップカーが富士に勢揃い!

4月24日(日)に富士スピードウェイで開催されたビッグイベント「モーターファンフェスタ」。同イベントには生憎の小雨模様にもかかわらず、2万人以上の自動車ファンが集結。出展車の数やその内容も東京オートサロンさながらでした。

そこで先回に引き続き、今回はイベント会場で目を引いた素敵なクルマ達をご紹介したいと思います。

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こちらは英国生まれのライトウエイトスポーツカー、ゼノス「E10S」。254psを発生する2.0Lターボエンジンをミッドシップマウント、車重はわずか700kgと軽量です。

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続いてAPR JAPANが出展したアウディ「RS3」。東京国際カスタムカーコンテストのインポートカー部門優秀賞受賞車。米アラバマに拠点を置くアウディチューナーAPRのフルキットを組込んだカラーリングが美しい一台。

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BUZZ FACTORYが出展した真っ赤な「シェルビー コブラ」。とにかく目立ちます。

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ウッド・ステアリングが雰囲気です。

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懐かしいKPGC110の日産「スカイラインGT-R レーシング」の姿も。

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こちらはホンダがS660をベースに仕立てた「S660 NeoClassic」。目指したのは「普遍的でいてハイテク!」。古典的な良さを現在に再生したそうで、愛嬌のある外観はオリジナルとはまるで別物に仕上がっています。

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MAZDAの初ロータリー搭載車「コスモ スポーツ」。1967年に発売された2シータークーペで、エクステリアデザインは車名どおり、さながら宇宙船のよう。

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こちらはヤマハ発動機が1991年に発表した幻のスーパーカー「OX99-11」。450ps/40kgmを誇る3.5L V12エンジンをミッドに搭載。

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奇抜で目を引くエクステリアデザインは由良拓也氏によるもの。

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そしてこちらはOFFICE-Kが出展したFORGIATOホイール装着デモカー。

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ゴールドのランボルギーニ「アヴェンタドール」と黒のシボレー 「コルベット」。

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リバティウォークからはランボルギーニ 「ウラカン」のカスタムカー。

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こちらはフェラーリのV8ミッドシップモデル「488GTB」。3.9Lで670ps/77.5kgmを発生する90度V8ターボエンジンを搭載しています。

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ドライ&ウエットカーボンパーツの製作を手掛けるプロコンポジットのデモカー、日産 R35 GT-Rとランボルギー「アヴェンタドール」。GT-Rのフロントマスクがなかなかの迫力。

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アウディは2代目に進化した日本100台限定のフラッグシップスポーツ「R8」V10モデルを持ち込んでいました。540psと610ps、2タイプの 5.2L NAエンジンを搭載。

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こちらはヴァルドインターナショナルとボディショップ ハマナ自動車の手による「メルセデス AMG GT」。

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s.d.f スターデザインファクトリーが出展したメルセデス・ベンツ「A250」。大径ホイールやボディカラーのオレンジメタリックと黒のコントラストが鮮やかな一台。

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3D DesignのBMW「M4」のカラーリングもなかなか美しい仕上がり。

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以上、筆者の目にとまった素敵なクルマ達でしたが、いかがでしたでしょうか。

普段目にする事がない珍しいクルマや超高価なクルマ達を目の当たりにできるだけでも値打ちのあるイベントでした。

Avanti Yasunori

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サーキットでオートサロン? FSWに2万人超が集結したビッグイベント開催!
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【モーターファンフェスタ】HKS 2016 OPTION FUJI SUPER LAPに見る異形のマシンたち

4月24日に開催された「モーターファンフェスタ in 富士スピードウェイ」で一番初めに行われた走行イベントが「HKS 2016 OPTION FUJI SUPER LAP」。

HKS 2016 OPTION FUJI SUPER LAP自体は23、24日の両日に開催され、コースコンディションがドライでアタックできた23日の展開ではHKSのR35 GT1000+(暫定2位)やエスコートのランサーEvo(暫定1位)が1分43秒台を出すなど、迫力の展開だったそうです。24日のアタックでは、HKSのR35 GT1000+がどこまでタイムを詰めていくかが期待される状況でした。

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しかし、24日は前夜からの雨が残り、あいにくのウエットコンディション、まともなタイムアタックができないという状況でしたが、それでもHKSのR35 GT1000+は2分1秒台のタイムで面目躍如。

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かと思いきや、エスコートのランサーEvoが1分58秒台を出して、雨の富士最速ということに! また、前日のタイムが公式記録となり、やはりエスコートのランサーEvoが最速タイムという結果となりました。

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現在のタイムアタックマシンはラジアルタイヤを使うこと以外、特にレギュレーションに縛られるわけでは無いので、レーシングカーに比べてやたら空力付加物、いわゆるスポイラーが多いのが特徴。
風の力を使って路面にマシンを押さえつけることでラジアルタイヤのグリップ力を補おうというものです。

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富士スピードウェイのようにストレートが長い高速コースではスポイラーが抵抗になって最高速度が大きく落ちるというデメリットが想像されますが、出力の高いチューニングカー(HKSのR35GT1000+:1300ps/エスコート・ランサーEvo 700ps)にとって、空力付加物による走行抵抗の影響はさほど大きくなく、コーナリングスピードの向上を優先してタイムの短縮を狙うのがトレンドです。
特に、今回のようなウェット路面では、エスコートのランサーEvoのように風の力で押さえつけることがコーナーリング中のグリップを安定させることが有利に働く展開だったでしょう。

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とはいえ、トップスピードもタイムを詰める重要な要素であることはかわりなく、HKSのR35GT1000+はストレートスピードも稼ぐために、エスコートのランサーEvoに比べ、特にフロント周りのスポイラー類はすっきりした印象です。このマシン、ドライで最良のコンディションあれば1分40秒前後を出すことが可能とのこと。確かに前日は1分43秒台を出しているので、天気が悔やまれます。

[nextpage title=”さらなる異形のマシンが…”]

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24日のHKS 2016 OPTION FUJI SUPER LAPには雨天のため、1LAPのアタックのみで走行を断念しましたが、タイムアタックマシンとして筑波サーキットで51秒127というとてつもない記録をもち、サラリーマン最速ドライバーとして知られるアンダー鈴木さんが所有するS15シルビアは「史上最大のグリッドウォーク」にも展示され注目を集めていました。

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筑波サーキットのような中速、低速コーナーの多いコースに特化したスポイラー類は、ちょっと見にはベース車両がなんだかわからないほど。空力の作用で全方位で車両を押さえつけるためにアチコチに羽を生やしてしまったということなのでしょう。

レーシングカーとは違ったタイムアタックマシンの造形を堪能できたのもモーターファンフェスタ in 富士スピードウェイの魅力といえます。

(写真・文:松永和浩)

【モーターファンフェスタ】F1エンジンを積んだ日本のスーパーカーがエンジン始動!!

4月24日に開催された「モーターファンフェスタ in 富士スピードウェイ」の中でも最大規模のコンテンツだった「史上最大のグリッドウォーク」。

富士スピードウェイのメインストレートに100台の名車が集まり、レースのスターティンググリッドのように並べて展示するというもの。

あいにくの霧の中とはいえ、集まった全ての来場者が参加できるとあって大盛況となっていました。

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そのグリッドウォークでひときわ人目を引いていたのが、この赤いマシン。

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これはヤマハが1991年に発表したOX99-11というモデル。

当時F1にエンジンを供給していたヤマハが、そのエンジンを積んだスポーツカーを発売しようと計画したモデル。

可愛らしいデザインは日本屈指の大御所である由良拓也さんの手によるもの。見た目は一人乗りに見えますが、前後に2名乗車するタンデム配置となっています。

日本で行われるクラッシュテストなどのテストを避けるため、部品を全てイギリスに送って組み立て、輸入車としてナンバー取得を目指したとのこと。

少量生産の高額車となることから、その方がナンバーを取得しやすかったようです。

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エンジンはミッドシップの縦置き配置のV型12気筒DOHC60バルブの3498cc。F1のエンジンを公道向けにアレンジしたものが搭載されていますが、それでも最高出力の450馬力を発生するエンジン回転数は10000回転!

史上最大のグリッドウォークでは、そのヤマハのF1エンジンに火が入りました!

澄んだ高回転の響きがたまりません。さすが楽器も作るヤマハ。

モーターファンフェスタ in 富士スピードウェイではOX99-11のほかに、同時期に同じコンセプトで計画されたスーパーカーも展示されました。

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ジオット・キャスピタ。童夢とワコールが出資して、やはりイギリスで組み立てる輸入車として日本での発売を目論んでいました。こちらも、ジャッドV10というF1のエンジンを搭載しています。

ヤマハOX99-11もジオット・キャスピタも、バルブ景気の崩壊という時代の流れに逆らうことができずに市販化を断念せねばならなかったのですが、夢は広がっていたといえるでしょう。

日本の自動車の歴史の中でも、うっかり見逃していきそうなモデルにもフォーカスをあてるところが、別冊を含めて90年の歴史を誇るモーターファンのさすが!なところです。

(文・写真・動画:松永和浩)

【モーターファンフェスタ】クルマ離れなんてウソ? 2万人がクルマの魅力に熱狂!

clicccarの5周年をはじめ、2016年は三栄書房のモーター系メディア&イベントの周年が重なるアニバーサリーイヤー「Motor Fan’s YEAR 2016」となりました。そのアニバーサリープログラムとして4月24日富士スピードウェイでMotor Fan’s YEAR 2016の最大のイベント“モーターファンフェスタ”を開催しました。

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当日は霧雨の中まだ、夜が明けないうちから入場ゲートにクルマが並びはじめ、ゲートオープンは15分早まり6時45分にオープンしました。時間を追う事に来場者の車が増えて、入場するのに渋滞でできるほどでした。

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最大のイベントというだけあって、非常に内容は盛りだくさんで、国産車・輸入車の最新モデル56台を試乗できる新型モデル大試乗会をはじめ、F1やグループC、ル・マン参戦車。そして国内外のスーパーカーとレースクィーンが富士スピードウェイの1.5kmのホームストレートを埋め尽くしたグリッドウォーク。D1GPドリフトエキシビジョンなど大変盛り上がりました。

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パドックや駐車場では各メディアが主催した様々なイベントが開催されました。clicccarは公道を普通免許証でヘルメット不要で走行できるX-Kart試乗会を開催。F1速報は革新の足跡と題して、F1解説者の森脇基恭さんを迎えたトークショー。モーターファンイラストレーテッドは「MFIテクノロジーアワード」の表彰式と受賞者の記念講演を開催しました。

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そしてGENROQはモータージャーナリストが運転するポルシェ911GTSやロータスエヴォーラ400といったスポーツカーの同乗試乗。そしてギャルパラダイスはレースクィーンと食事ができるアニバーサリーパーティといったように各媒体の個性が目立ったコンテンツを開催しました。

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雨と霧による悪コンディションでいくつかのコンテンツは中止になりましたが、午後からは天気も良くなり、ステージではトークショーやライブが開催されヒートアップのままエンディングのパレードランを迎えました。350台以上が走行したパレードランはクルマとオートバイが混走するという珍しいパレードランとなり、最大のイベントは最高の盛り上がりのまま幕を閉じました。

(萩原文博)

【モーターファンフェスタ】サーキットでオートサロン? FSWに2万人超が集結したビッグイベント開催!

まるで東京オートサロンがサーキットにやって来たかのような大掛かりなイベント「モーターファンフェスタ」が静岡県の富士スピードウェイで開催されました。

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主催はニューモデル速報「○○○のすべて」や「REV SPEED」、「GENROQ」などの自動車雑誌でお馴染みの三栄書房。

同社は年内を“モーターファンズイヤー”と銘打ち、創立90周年を迎えたのを機に「モーターファン」誌を復刊、「モーターファンフェスタ」もその一環で開催されたもの。

MotorFan

生憎の小雨模様にも拘わらす、早朝のゲートオープンを待つクルマが数珠繋ぎになり、開場後も来場するクルマでサーキット前の道路が渋滞するほどの盛況ぶりでした。

約30年間に渡り、恒例となっている東京オートサロンなども運営しているだけに、“ビッグイベントはおてのもの”といった感じで、来場者は何と2万人を越えたそうです。

サーキットでタイムアタックバトル!

開場後、イベントのトップを飾ったのは全国有名ショップチューンドカーによるタイムアタックバトル「OPTION FUJI SUPERLAP」。

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日産GT-Rやホンダ NSX、トヨタ86などのチューンドカーがレーシングコースで豪快なエキゾースト・サウンドを放ちながら、タイムアタックバトルを繰り広げました。

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その後、9時から開会式が行われ、今回のイベントでアンバサダーを務めるピストン西沢氏やPR大使の吉田由美さん、塚本奈々美さんがステージに登場。

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ピストン氏が開会式で会場を盛り上げた後、お目当て?の総勢50人にのぼるレースクイーンが登場、会場のボルテージが一気に上がります。

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そしていよいよ今回のイベントの目玉、富士スピードウェイのホームストレート1.5kmに100台以上の名車が並ぶ、史上最大の“グリッドウォーク”が開催されました。

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F1やグループC、ラリーなどのモータースポーツの名車に加え、旧車、チューニングカー、ドレスアップカー、スーパーカー、D1マシンに果てはドラッグマシンまであらゆるカテゴリーのマシンがサーキットのストレートを整然と埋め尽くす光景は圧巻。

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お昼前から濃霧が発生、コースに並んだ車両群の先頭車両が霧中で見えない状態でしたが、来場者がコースインすると、あっと言う間にマシンは人だかりの中へ消えました。

午後からは雨が止んだものの濃霧により、フェラーリF1のデモランやLB-WORKSのパレードランなどが残念ながら中止に。

とは言え、会場内のイベントステージは元気いっぱいです。

LIVEやトークショーも

ニューモデル速報「○○○のすべて」のモデル担当歴で最長記録を誇る吉田由美さんのトークショーへと進み、トヨタ、マツダ、アウディの広報担当者を相手に興味深い話題を引き出します。

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続いてMCを塚本奈々美さんにタッチ、NSXでルマン24時間耐久レースに参戦した高橋国光氏、土屋圭市氏、飯田章氏の3人によるトークショーを開催。

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ステージではLIVEショーも行われ、そのステージ横には当選者にプレゼントされるマツダ「ロードスター」とダイハツ「コペン セロ」の姿が。何と太っ腹!

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会場に設けられたクリッカーブースでは公道を走れる50ccカート「X-Kart」の試乗会が開催されていました。

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そしてフェスタ終盤には来場者が愛車でサーキットを走行するパレードランが行われるなど、朝早くから夕方まで楽しめた「モーターファンフェスタ」でした。

ちなみに「モーターファンズイヤー」自体はまだ今年いっぱい続くので、また何か企画が有るかも。

次回はイベント会場で目を引いたステキなクルマ達について触れてみたいと思います。

Avanti Yasunori

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「モーターファンフェスタ2016」すべての方にありがとう
http://clicccar.com/2016/04/25/368450/

富士スピードウェイ・グランドスタンド裏の注目はオーナーズクラブ・コーナー
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富士スピードウェイ、50周年の節目にさらなる前進を!

50年前、奇しくも私が生まれた年ですが、カローラが誕生し、本格的なモータリゼーションが始まったとも言われる頃です。

その1966年に富士スピードウェイは初めてのレースを開催したのです。

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それから50年、自動車は庶民にまで普及し、レースはその速さを極め、バブルの華やかな時代とその崩壊を経験し、失われた20年を経て今に至っているというところでしょうか。

そんな50周年を記念して、往年のドライバーや名車が一堂に会した記念式典が富士スピードウェイで行われました。

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ただ50年を振り返って、「昔は良かった」と懐かしむだけの会ではありません。これを機に、4kカメラも使用したコース監視システムの刷新、グランドスタンドの改修、車いす観戦エリアやグループシートの新設、女性なども意識した「温水便座」いわゆるウォシュレットの増設など、アップデートも抜かりがないことを公表しています。

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また、記念企画は盛りだくさんです。ロゴマークを制定し、50年史の発刊、レストランORIZURU内に記念ブースの設置、オリジナルミニカーや懐かしい「FISCO」ロゴのグッズ販売、各レースでの50周年特別賞の贈呈、パドックパスのプレゼント、記念冊子の無料配布、2017年3月12日に記念感謝祭「Fuji Ronderland Fes!」の開催など思いつく限りのイベント、特典など満載です。

そして、トークショーでは、舘信秀さん、寺田洋次郎さん、関谷正徳さんが登壇。勝又さんの名司会のもと、舘さんは「オープン前の富士スピードウェイに、金網を破って潜り込んで走った」とカミングアウト! 時効とはおっしゃってましたが、すごい過去ですね。

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最近、サーキットって行ってないな、という人も、いままでレース場って敷居が高くて・・・と思ってた人も、今年の富士はウェルカムムードがさらにアップしているので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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かくいう、三栄書房グループも、来る4月24日に一大イベント「モーターファンフェスタ in 富士スピードウェイ」を行います。入場無料(※要駐車場代)ですのでご参加お待ちしております。

(clicccar編集長 小林 和久)

【関連リンク】
モーターファンズイヤー公式サイト http://www.mfy2016.com/

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