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メルセデスEクラスに待望のクーペが登場。210km/hの追従走行に対応!

もっとも進んだ自動運転技術を搭載するなど、世界の自動車をリードする存在ともいえるメルセデス・ベンツ Eクラスに、新しいバリエーションとなるクーペボディが追加され、ドイツ本国で発表されました。

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いかにもメルセデスらしいフロントマスクと流麗なクーペボディのコンビネーションが、ライバルに圧倒的な差を見せつけているようです。そのボディサイズは、全長4826mm、全幅1860mm、全高1430mm、ホイールベース2873mmと余裕のサイズに成長しています。

全長、ホイールベースが長くなったことで、クーペながら後席のレッグスペースは912mmを確保しているのも注目点といえそうです。

ローンチ段階で用意されるエンジンバリエーションは4種類。新開発の4気筒ディーゼル、2つのスペックを持つ4気筒ガソリンターボ、そして4WDと組み合わせられるV6ガソリンエンジンです。グレードはディーゼルがE220d、4気筒ガソリンがE200とE300、そしてV6はE400 4MATICとなっています。

さらに、メルセデスの自動運転技術の最新版といえる「ドライブパイロット」は210km/hまでの追従走行を可能にしています。

また、スマートフォンアプリを利用するリモート駐車システムも搭載。着実に自動運転の時代へ向かっていることも、新型Eクラスクーペは示しています。

Mercedes-Benz E-Klasse Coupé; 2016 ; Mercedes-Benz E-Class Coupé; 2016;

E220d
エンジン形式:直列4気筒ディーゼル
総排気量:1950cc
最高出力:143kW/3800rpm
最大トルク:400Nm/1600-2800rpm
CO2排出量:106g/km(複合モード)E200
エンジン形式:直列4気筒ガソリン
総排気量:1991cc
最高出力:135kW/5500rpm
最大トルク:300Nm/1200-4000rpm
CO2排出量:136g/km(複合モード)E300
エンジン形式:直列4気筒ガソリン
総排気量:1991cc
最高出力:180kW/5500rpm
最大トルク:370Nm/1400-4400rpm
CO2排出量:147g/km(複合モード)E400 4MATIC
エンジン形式:V型6気筒ガソリン
総排気量:2996cc
最高出力:245kW/5250-6000rpm
最大トルク:480Nm/1600-4000rpm
CO2排出量:183g/km(複合モード)(山本晋也)

メルセデス・ベンツ Eクラスに流麗な「2ドアクーペ」が登場!

メルセデス・ベンツが12月14日、新型Eクラス・クーペの画像を公開しました。

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先代の流麗なボディシルエットをさらに進化させており、Bピラーを廃したスッキリとしたサイドビューは見る者を魅了します。

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「アバンギャルド」に対して「AMGライン」は前後バンパーやサイドスカートの意匠が異なり、サイドウインドウモールを黒色化、ダイヤモンド・ラジエータグリル内のドットをクロムめっき化するなど、差別化が図られています。

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LED式マルチビームヘッドランプの採用に加え、LED式テールランプはドアロックを解除すると車両内側から外側に、ロックするとその逆にそれぞれ流れるように順に発光するシーケンス制御を採用。

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インテリアでは、12.3インチ・ディスプレイを2面並べたバーチャル・インストゥルメントを採用しており、「クラシック」、「スポーツ」、「プログレッシブ」の3種類の中から画面をチョイスすることが可能になっています。

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もちろん、Eクラスセダン同様に部分自動運転システムを搭載、ロングドライブを快適にこなすことができます。

車両のスリーサイズは全長4,826mm(+123)、全幅1,860mm(+74)、全高1,430mm(+32)、ホイールベースが2,873mm(+113)と、先代比で一回り拡大されており、後席足元や頭上スペースにゆとりが設けられています。

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搭載エンジンはガソリン、ディーゼルともにユーロ6排ガス規制に適合。

発売時点のラインナップは、ガソリン車がE200(2.0L/直4/184hp/300Nm)、E300(2.0L/直4/245hp/370Nm)、E400(3.0L/V6/333hp/480Nm)の3モデル、ディーゼル車がE220d(2.0L/直4/194hp/400Nm)の1モデルとなっています。

全てのモデルに燃費や走行時の静粛性に寄与する9G-TRONIC(9速AT)を標準装備。

また減衰特性を変化させることができる可変制御式サスペンションを装備しており、オプションでエアサスタイプの「エアボディコントロール」を用意。

いずれも「コンフォート」、「ECO」、「スポーツ」、「スポーツ+」モードが選択可能となっています。

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日本での販売価格は現行のEクラス・クーペ(716万円〜)に対する機能向上分や、車両サイズの拡大等を含め、750万円〜程度になるものと予想。

流麗なボディを纏った新型Eクラス・クーペの国内発売が待たれます。

Avanti Yasunori・画像:Mercedes-Benz)【関連記事】

メルセデス・ベンツ初のピックアップ「X-クラス」はこんなクルマ!
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メルセデス・ベンツなどドイツ3強がEV投入を加速!【パリモーターショー16】
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乗ってみてわかった新型メルセデス・ベンツ「Eクラス」の凄さとは?【動画】
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M/B Eクラスの「ドライブパイロット」は車線が無くてもステアリング・アシスト可能!
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後方からはモデルの判別ができない? これぞメルセデス・マジック!
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輸送中を激撮!デビュー直前の新型メルセデス Eクラス クーペ

2016年1月のデトロイトモーターショーでベールを脱いだ、メルセデスベンツのミドルサルーン「Eクラス」。

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その後、「エステート」「オールテレーン」と派生モデルが発表されましたが、2017年1月のデトロイトモーターショーにて、今度は「Eクラス クーペ」を初公開すると噂されています。

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今回は、ほぼフルヌード状態で輸送中のプロトタイプをカメラが捉えました。

「Cクラス」とは異なる独自シャシーを採用する「Eクラス クーペ」は、「セダン」や「エステート」と多くのパーツを共有します。

輸送中に捉えたプロトタイプは、ヘッドライトやエアインテークのアウトライン、ドットの入ったフロントグリル、セダンと異なる薄くシャープなテールランプ、デュアルエキゾーストパイプを装着し、スポーティーな仕上がりとなっているようです。

頂点には最高馬力600psの4リットルV型8気筒を搭載する、AMGモデルも期待されています。

ワールドプレミアは前述のようにデトロイトモーターショーの予定ですが、遅れれば3月のジュネーブモーターショーになる可能性もあるようです。

(APOLLO)

さらばCクラス!メルセデス・Eクラス カブリオレ次世代型、400馬力の直4搭載で3月デビューか?

メルセデス・ベンツのミドルクラス・サルーン『Eクラス』の派生モデル、『Eクラス カブリオレ』を偽装の薄くなった状態で補足に成功しました。

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現行モデルでは、Cクラスのシャシーを流用していますが、次期型ではカブリオレ独自の後輪駆動モジュラーアーキテクチャー「MRA」を採用し、真の「Eクラス カブリオレ」が誕生。9月に新型が発売された「Cクラス カブリオレ」とは、それぞれ別の道を歩むことになります。

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明らかになってきたフロントエンドは、サルーンと同じデザインが採用される見込みですが、リアコンビランプがカブリオレ専用のデザインになっていることが新たに分かりました。

その独自性はパワートレインにも反映されそうです。サルーンにラインナップされているV型6気筒は見送られ、最高馬力400psを発揮する高性能2リットル直列4気筒エンジンが搭載されると、最新のレポートに記されています。

ワールドプレミアは2017年3月ジュネーブモーターショーとなりそうです。

(APOLLO)

メルセデス・ベンツ Eクラス ステーションワゴンは、大容量の荷室とセダン並の静粛性・快適性が自慢

2016年11月29日、メルセデス・ベンツ Eクラス ステーションワゴンが発売されました。日本市場ではワゴンモデルの人気が高く、先代モデルでは3割のシェアを占めたそうですから「ワゴンを待っていた!」という方も多いでしょう。

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気になる荷室は、フロアと隔壁がよりスクエアになり、最大1820Lもの大容量を実現。荷室下にも深いアンダーボックスを用意することで、洗車用品など普段あまり使わない物もスマートに収納できます。

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また、リヤバンパー下側のセンサーに足を近づけることで、手を使わずにテールゲートを開閉することができる「フットトランクオープナー(テールゲート自動開閉機能)」も全車に標準装備されています。

さらにワゴンならではの装備として、リヤエアサスペンションに電子制御のセルフレベリング機能を備えることで、乗車人数や荷物の量に関わらず、一定の車高を維持することで乗り心地と運動性能を確保したとしています。

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ステーションワゴンとはいえ、新型Eクラスですから快適性も気になるところ。ワゴンの構造上、キャビンとラゲッジの間に隔壁がなく、直接つながっているから発するワゴン特有の騒音や振動にも対策が施されています。

リヤセクションをワゴン専用に設計し、ボディ底面を補強することでボディ剛性を向上。騒音に対しては、ボディ各部(バルクヘッド、サイドウォール、フロア、リヤシート下部、ホイールアーチなど)に遮音材を多く備えることで静粛性を確保しているそうです。

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新型Eクラスがデビューした際に話題となった、高速道路などでウインカーを2秒以上作動する機能(アクティブレーンチェンジングアシスト)を含むドライブパイロットは、ステーションワゴンにも標準装備されています。

先行車との車間距離だけでなく、周囲の交通状況(車両、車線、ガードレールなど平行な物体)を常に監視し、従来よりもステアリングアシストの介入を拡大。車線が消えかかっている、あるいは表示されていない場合でも先行車を追従します。

また、システム起動時に高速道路上で自動停止した際、30秒以内(一般道は3秒以内)であれば自動再発進が可能となり、渋滞時のドライバーをサポート。ほかにも、走行中にドライバーが気を失うなど万が一の場合には、自動的に車線を維持しながら緩やかに減速・停止するアクティブエマージェンシーストップアシストもセダン同様に搭載されています。

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エンジンは、2.0Lの直列4気筒直噴ガソリンターボ、2.0Lの直列4気筒直噴ディーゼルターボ、3.5L V6直噴ツインターボ、3.0L V6直噴ツインターボを設定。

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価格帯は「E 200 ステーションワゴンアバンギャルド」の712万円から「Mercedes-AMG E 43 4MATIC ステーションワゴン」の1186万円となっています。

(文/写真 塚田勝弘)

プレミアムステーションワゴンのベンチマーク ─ Eクラス ステーションワゴン画像ギャラリー

高機能な追従クルーズコントロールやウインカー操作に応じて自動で車線を変更するなど、自動運転につながるテクノロジー「ドライブパイロット」を搭載した「メルセデスEクラス」に、ステーションワゴンが登場しました。

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すでにグローバルで100万台以上が売れているという、プレミアムステーションワゴンのベンチマークの最新バージョンといえるモデルです。

ステーションワゴンらしい機能として、足をバンパー下に近づけることでテールゲートを開閉する機能や、電子制御セルフレベリングを持つリヤのエアサスペンションといったメカニズムがあげられます。

広大なラゲッジスペースの容積は最大1820リッターで、フラットフロアで使いやすいのもステーションワゴンの頂点といえるEクラスらしさ。

エンジンは2種類のスペックを持つ2.0リッター4気筒ガソリンターボ、2.0リッター4気筒ディーゼル、3.5リッターV6ツインターボ、3.0リッターV6ツインターボを用意。

グレードはE200、E220d、E250、E400、 AMG E43。アピアランスは、“アバンギャルド”、AMGラインをまとう“アバンギャルド スポーツ”、メルセデスの伝統が輝くフロントフェイスの“エクスクルーシブ”、そして20インチホイールを履く”AMG”の4種類で、メーカー希望小売価格は、712万円〜1186万円となっています。

【関連記事】

メルセデスベンツの新型Eクラスワゴンが日本上陸、価格は712万円より
http://clicccar.com/2016/11/29/421907/

メルセデス・ベンツ「Eクラス」画像ギャラリー ─ 自動車線変更から先進的なインパネまで最新技術を満載!!
http://clicccar.com/2016/09/13/397717/

Eクラス クーペ次期型、仕上げのニュル高速テストに姿を見せる!

メルセデスベンツの中核を担う『Eクラス』の派生モデルとなる「Eクラス クーペ」次期型が、仕上げとしてニュル高速テストを行いました。

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「セダン」「エステート」「オールテレーン」に続く第4のモデルは、無骨なワゴンスタイルから一転、流れるような美しいルーフを持つ優雅な2ドアクーペとなります。

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次期型では、独自の「MRA」モジュラーアーキテクチャーを採用し、Cクラスとは完全な独立モデルとなります。

パワートレインは240psを発揮する2リットル直列4気筒ターボ、及び400psを出す3リットルV型6気筒ターボ、さらにはハイブリッドがラインナップされ、2017年3月のジュネーブモーターショーでワールドプレミアが期待されています。

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メルセデス Eクラス・クーペ次期型、スタイルがほぼ見えた!

メルセデスベンツのミドルクラス4ドアセダン、『Eクラス』第4の派生モデルとなる、「Eクラス・クーペ」が薄い擬装で姿を見せました。

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新型「Eクラス セダン」には、ワゴンの「エステート」、オフロードを意識した「オールテレーン」がラインナップされており、この「クーペ」はこれらに続くバリエーションとなります。

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今回捉えたプロトタイプは、これまでのものよりカモフラージュが薄く、他バリエーションとは異なる、スポーティーなシングルバーのフロントグリル、美しいルーフライン、ドアパネルなどスタイルがほぼ露出した形となっています。

「Cクラス」とシャシーを共有していた現行モデルとは異なり、次期型ではFR用「MRA」モジュラーアーキテクチャーを採用、Cクラスとは全く別モデルとなるのが特徴です。

パワーユニットは240psを発揮する2リットル直列4気筒ターボ、400psを発揮する3リットルV型6気筒ターボ、ハイブリッドモデルがラインナップされます。

ワールドプレミアは2017年ジュネーブモーターショーが有力です。

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メルセデスAMG E63エステート、次世代型に新グリル採用か?

メルセデス AMG E63エステート次期型のレンダリングCGを、欧州エージェントから入手しました。

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大きな変化は、『AMG GT R』同様のフィンが縦に配置された「AMGパナメリカーナ」グリルが装備されている点。これまでのドットの入ったグリルと決別し、今後この新グリルを全てのAMGモデルに取り入れるようです。

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フロントバンパーやエアインテークも新デザインが採用されています。

パワートレインはダウンサイジングされる4リットルV型8気筒エンジンを搭載し、最高馬力は571psと伝えられています。

ワールドプレミアはセダンが2016年内、エステートは2017年3月が有力です。

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メルセデス・ベンツ「Eクラス」画像ギャラリー ─ 自動車線変更から先進的なインパネまで最新技術を満載!!

Cクラス、Eクラス、Sクラスと、メルセデス・ベンツのブランドの核となるのは今も昔もセダン。最近は遠くから眺めると、一見CなのかEなのかSなのか(CとSはサイズ感もあってさすがに分かりますが)分からないほど似通って感じます。

コアとなるセダンだけに、意図的にこうしたデザイン・フォルムが採用されているのでしょう。

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しかし、新型EクラスはCクラスとは異なり、「アバンギャルド」を中核モデルとして展開し、最上級グレードとしてSクラスと似た印象の強い「エクスクルーシブ」を据えています。

最廉価グレードでもAMGラインのスポーティな「アバンギャルド」となっているのが新型Eクラスの特徴。

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ボディサイズは全長4950×全幅1850×全高1455mm(写真のE 200 アバンギャルド スポーツ)で、先代のE 250 アバンギャルドは全長4890×全幅1855×全高1455mmですから60mmも全長が長くなっています。

Sクラスに続き、12.3インチのワイドディスプレイを2つ配置したインパネも見どころ。

左右のディスプレイを1枚のガラスカバーで覆うことで、横方向への広がり感を演出。各ディスプレイの解像度は1920×720画素で、精緻なアニメーション表現が可能になっています。

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操作系では、世界初となるタッチコントロールボタンをステアリング両サイドに配置。

スマホ感覚の操作でステアリングから手を離すことなくナビやオーディオ、車両設定などインフォテイメントシステムの全機能をコントロールが可能。ただし、初めてちょっと使うだけでは到底使いこなすのは無理という印象を受けました。

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ほかにも、ロングドライブでも疲れを誘わないシート設計が採用されていて、写真の「アバンギャルド スポーツ」は、背もたれが「アバンギャルド」よりもスポーティな形状になり、深さのあるサイドボルスター、幅広のショルダーを備えることでフォールド性を向上。

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そのほかトランク容量も540L(VDA方式)と先代W212の515L〜531Lから全長が拡大していることもあって拡大されています。

(文/塚田勝弘 写真/水野孔男、塚田勝弘)

新型Eクラスの「ステアリング パイロット」は道路の白線が不明瞭でも車線を維持できる?

自動車線変更の「アクティブレーンチェンジアシスト」をメルセデス・ベンツとして初めて採用した新型Eクラス。

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同機能は、ウインカーを2秒以上点灯させると、約80〜180km/hの速度内で周辺の車両を検知して自動で車線変更する機能で、こちらは高速道路での使用を前提としています。メルセデスとしては初出ですが、高い精度での作動は十分に確認できました。

ほかにもドライバーエイドといえる安全装備が満載されています。世界初として採用されているのが「アクティブエマージェンシーストップアシスト」。

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「アクティブレーンチェンジアシスト」の作動条件である「ステアリング パイロット」の起動時に、ドライバーが一定時間ステアリングの操作をしないと、警告灯と警告音によりステアリングを握るように促し、さらにステアリングもしくはアクセル、ブレーキ、タッチコントロールの操作がないと、警告音を発しながら緩やかに停止する安全装置。

停止後は自動的にパーキングブレーキが作動します。こちらは、部分自動運転が高度化する現在、必要不可欠な機能と言えそう。

車線維持で注目なのが、先述した「ステアリング パイロット」。自動車線変更の「アクティブレーンチェンジアシスト」をオンにするには、先述したように「ステアリング パイロット」もアクティブになっていることが欠かせません。

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また、「ステアリング パイロット」そのものも機能を強化。

車線維持機能は、前走車や車線の白線を認識するタイプが主流になっています。同機能は車線や前走車に加えて、カーブそのものやガードレールなども認識。

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車線が不明瞭な道でも「ディスタンスパイロット・ディストロニック」により車間距離を維持しながらステアリング操作をアシスト。

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約130km/hまで作動する「ステアリング パイロット」の精度は、市販車の中でも確かにトップクラスにあります。

それでも市街地、高速道路を問わず多様なコーナーをもちろん手放しでクリアできるものではなく、あくまでアシスト程度。長距離移動などの際にドライバーをフォローしてくれる頼もしいサポート役ではありますが、依然として主役はドライバーです。

(文/塚田勝弘 写真/水野孔男、塚田勝弘)

新型Eクラスの注目点は自動車線変更だけじゃない!? 未来を感じさせるインパネも必見!

新型メルセデス・ベンツEクラスにはいくつものトピックスがありますが、インテリアデザインも見逃せない点で、近未来を感じさせるのはSクラスと同じかそれ以上のインパクトがあります。さらに、インターフェイスの面でも新たな装備を用意。

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Sクラスと同じように、2つの高精細ディスプレイを配置したインパネは先進感にあふれていて、2つのディスプレイを1枚のガラスカバーで覆うコクピットディスプレイ形式になっています。

こちらは先進性だけでなく、インパネの水平方向の流れを意識させる役割も担っていて、ワイド感が車格をさらに引き上げている印象も受けます。

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中央のディスプレイにはナビやオーディオ、車両設定、多彩で高精度なカメラ映像などの表示に対応するほか、コクピットディスプレイは「クラシック」、「スポーツ」、「プログレッシブ」の3つから好みや状況に応じてチョイスできます。

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また、メーターが表示されるディスプレイには、ナビをはじめ、ECO表示や燃費履歴、走行モードの切替などを表示。

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冒頭で紹介した新しいインターフェイスは、世界初のタッチコントロール機能をステアリングに配置したもので、スマホ同様にタッチセンス機能を内蔵し、横、縦方向のスワイプに反応。

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ナビ(地図画面)の拡大・縮小を含め、インフォテイメントシステムの各機能の操作などのほとんどをステアリングから手を離すことなく操作できるのがウリ。短時間の試乗だと使いこなすには至りませんでしたが、オーナーになれば慣れるのでしょうか。

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そのほか、COMANDシステムのタッチパッド(手書き入力)や音声認識システムなど最近のメルセデス・ベンツでお馴染みの機能も用意されています。

ただし、エアコンや一部の安全運転支援機能を起動、停止できるショートカットボタンを採用し、安全運転支援機能のショートカット操作は新型Eクラスが初になるそう。

また、64色から選べるアンビエントライトを用意し、ダッシュボード下やドアパネルなどを広範囲に彩る演出も質感向上に一役買いそうです。

(文/塚田勝弘 写真/水野孔男)

エンジンは同じでも弟分より一枚上手?新型メルセデス・ベンツ Eクラスの走りをチェック!

メルセデス・ベンツの新型Eクラスのプレス向け試乗会に用意されていたのは「E 200 アバンギャルド スポーツ」。2.0Lの直列4気筒ターボエンジンと9ATが組み合わされています。

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第3世代の直噴システムである「BlueDIRECT」テクノロジーを搭載し、最大圧力200barのピエゾインジェクターをはじめ、スプレーガイド式燃料システム、マルチスパークイグニッションなどを採用し、184ps/300Nmというアウトプットと、14.7km/LというJC08モード燃費を実現。

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このエンジンは、CクラスのC 200系と同一でスペックも同じ。車両重量が重くなっているEクラスでの走りっぷりが気になるところです。

なお、C 200アバンギャルドとE 200アバンギャルドを比較すると130kg増、C 200アバンギャルド AMGラインとE 200 アバンギャルド スポーツを比べると165kg増になっています。

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大人2〜3人近い重量増ですが、動力性能に不足はありません。高速道路への合流や追い越しをかけるシーンでも余裕綽々とまでは言えないものの、容易にこなしてくれます。

さらに、9ATの俊敏かつスムーズな変速もあって流れをリードするのも日本の高速道路ならたやすいはず。

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高張力鋼板が多用されているのはもちろん、フロントフェンダーやボンネット、トランクリッドなど意欲的にアルミを採用した軽量、高剛性ボディもあって、全体的に軽やかなフットワークも美点。

逆に言えば、Eクラス単体で乗ってしまうと軽快感という意味ではCクラスとの違いを感じにくいという皮肉な点も浮かんできます。それでも、ロードノイズや風切り音などが徹底して遮断された高い静粛性や、しなやかな乗り心地など、弟分よりも確実に一枚上手になっています。

(文/塚田勝弘 写真/水野孔男)

新型Eクラスの「自動車線変更」はどこまで自動運転に近付いた?

新型にスイッチしたメルセデス・ベンツ Eクラスには、最新技術が惜しみなく投入されています。

ここではEクラスの看板技術である「アクティブレーンチェンジングアシスト」をご紹介します。

同機能は部分自動運転機能のひとつで、新型セレナが「同一車線」において部分自動運転機能を搭載していますが、新型Eクラスのそれは「複数車線」で実現しているわけです。

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今回、新型Eクラスに初めて導入された自動車線変更の「アクティブレーンチェンジングアシスト」は、高速道路などでウインカーを2秒以上点滅させると、変更したい車線に先行車や後続車がいないか検知し、自動で車線変更する機能。

「アクティブレーンチェンジングアシスト」は、「ステアリングパイロット」が作動状態であり「2秒以上ウインカーが点滅させる」ことが自動車線変更の条件です。

「ステアリングパイロット」は、車線のカーブと先行車を認識するだけでなく、車線が消えかかっていたり、消えていたりする道路でもガードレールなどを認識し、車間を保ちながらステアリングをアシストする機能。

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この自動車線変更機能は、作動前に一瞬の間を感じます。初めは反応が遅く感じますが、進路変更の3秒前にウインカーを出すという法規がある以上、理に適っているといえるでしょう。

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さらに、移りたい車線に先行車がいる場合、もちろん車線変更はされずに直進します。また、微妙な車間距離だとどうでしょうか? 行けそうで行けないような車間距離だと、「一瞬車線変更するような動き」がステアリングと車両から感じられます。この動きは、同機能がオフになっているのではなく、きちんとアクティブ(作動状態)になっていることをドライバーに知らせるものだそう。

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レーダーセンサーやステレオカメラにより全方位ほぼ360°監視している高度なシステムを搭載しているメルセデス・ベンツ Eクラス。ロングドライブで疲れている際などに威力を発揮してくれそうです。

(文/塚田勝弘 写真/水野孔男、塚田勝弘)

「自動運転」の国際基準作りで政府が国連会議を主導か?

日産自動車が8月24日、国産車で初となる運転支援機能「プロパイロット」を搭載した5代目「セレナ」を発売しました。

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高速道路における渋滞走行時や長時間の巡航走行において、アクセル、ブレーキ、ステアリング操作の全てを自動的に制御するもので、政府が策定した自動運転技術ロードマップによると「レベル2(準自動走行システム)」に相当します。

「レベル2」では、システムはあくまで「ドライバーの補助」としての位置付けで、アクセル・ブレーキ・ステアリング操作のうち、複数の操作をクルマが自動で行うものを指します。

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欧米では既にテスラやメルセデス・ベンツが実用化しており、トヨタ、ホンダも2020年には「レベル2」の車両を市販する予定になっているようです。

そうした中、政府(国土交通省)は今年5月24日、官民からなる連携組織「自動運転基準化研究所」を設立しました。

国交省をはじめ、経産省、日本自動車工業会、日本自動車部品工業会、自動車技術会、JASICなどが参画しており、政府としては日本の技術を背景とする国際基準を「世界標準」とすることで、国際競争力を高めたい考え。

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自動運転は、自動ブレーキなどの「レベル1」から人が運転に関与しない「レベル4」まで、難易度に応じて4段階に分類されています。

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今回、国交省が策定する基準は、「レベル2」に対応するもの。

新聞報道などによると、国連の専門家会議で2018年にも基準が確定する見通しの中、国交省は「日本案」をベースに国連の議論を主導したい考えのようで、2017年度予算の概算要求において、自動運転関連で3億4,100万円を要求するそうです。

政府は2020年を目処に、高速道路上での車線変更や追い越しを伴う自動運転「レベル2」を実用化させる方針。

人的要因が大半とされる交通事故撲滅に向け、日本が得意とする技術力を活かし、「自動運転」の国際基準作りで世界をリードしたい考えのようです。

Avanti Yasunori・画像:総務省、日産自動車)

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乗ってみてわかった新型メルセデス・ベンツ「Eクラス」の凄さとは?

7月27日に発売された5代目となる新型メルセデス・ベンツ「Eクラス」(W213系)。

Mercedes-Benz_E-Class

折からのクラスレス化により、外観はCクラスとの差が判り難くなっていますが、実車を前にすると、サイズ感の違いから「Eクラス」としての風格を感じさせます。

ちなみに車両のスリーサイズは全長4,950mm×全幅1,850mm×全高1,455mmと、先代の最終モデル比で60mm長く、5mmスリムになっており、Cクラス比では235mm長く、40mmワイドで、25mm高いなど、明確に差が付けられています。

またホイールベースについても2,940mmと、先代モデル比で65mm長く、Cクラス比では100mm長くなっています。

今回はそんな新型「クラス」の進化度について、試乗レポートを交えながらお伝えしたいと思います。

試乗車に選んだのは、アバンギャルド・シリーズの中でもAMGルックでスポーティな「E200 アバンギャルド スポーツ」。

Mercedes-Benz_E-Class

確実にサイズアップしている訳ですが、それを全く感じさせないエクステリア・デザインを採用しており、実際に運転していても想像する程大きく感じません。

その背景にはショート・オーバーハングで、且つステアリング切れ角が大きく、最小回転半径がAクラスやCクラスの5.1mに対して5.4mと、コンパクトに抑えられていることが寄与しているようです。

さっそく走り出してみると、2.0Lながらも184ps/30.6kgmを発生する4気筒ターボ エンジンは軽々と1.7トンの車体を加速させるだけの十分なパワーを秘めており、高回転まで一気に吹け上がります。

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その際のキャビンへの透過音レベルは、やはり同エンジンを積むCクラスよりも一段と低く抑えられており、クラス相応に静粛性が高められていることを窺がわせます。

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また、19インチのAMGホイールに装着されているミシュラン製のランフラットタイヤはフロントが245/40R19、リヤが275/35R19とかなり太目ですが、それでもロードノイズは比較的小さく、乗り心地も非常にしなやかで適切なものとなっています。

そして以前にもお伝えしたとおり、数多くの運転支援システムを搭載する中でも、新型「Eクラス」の最大のウリとされるのが、同車に初採用された半自動運転システム、「ドライブパイロット」。

Mercedes-Benz_E-Class

Cクラスにもステアリングアシスト機能付の「ディストロニック・プラス」が装備されていますが、Eクラスの「ドライブパイロット」では一歩進めて、車線が不明瞭な場合や表示されていない場合でも、車両やガードレールなど車線と並行する物を監視、前走車との車間を維持しながらステアリング操作をアシストしてくれます。

Mercedes-Benz_E-ClassMercedes-Benz_E-Class

これは完全自律走行に向けた1つの大きなステップとなる機能で、安全性、快適性を向上させ、運転時のストレスレベルを大幅に低減させる効果があります。

今回の試乗ではその効能を一般道で試してみました。

メーターパネル内に表示されているステアリングマークが緑色の場合、アシスト機能ONの状態で、違和感の無い適度な力でステアリング操作をアシストしてくれます。

Mercedes-Benz_E-Class

ただ、前走車がいない場合や、道幅が広くガードレールまでの距離が遠い一般道でのアシストは限定的で、同機能が本領を発揮するのはやはり高速道路上となるようです。

これまでの「ディストロニック・プラス」では、遠方で停止中の前走車は意外にも検知しませんでしたが、「ドライブパイロット」ではそんなシーンでも自動で停止します。

これは壁などを停止中の前走車と誤認することを防止するため、意図的に検知しないようにプログラムされていたようですが、新型Eクラスでは、ステレオマルチパーパスカメラやレーダーセンサーのセンシング能力向上により、実現したようです。

他にも一般路での不意な歩行者飛び出しに対応する「緊急回避補助システム」などの先進的なアシスト機能も装備。高速道路上ではウインカー操作で自動追い越しが可能。

そんな「E200 アバンギャルド スポーツ」のお値段は727万円。

現時点で新型「Eクラス」にはガソリンモデルの「E200アバンギャルド(675万円)」をはじめ、「E250」、ディーゼルモデルの「E220d」、そして最上級の「E400」がラインナップされています。

日本では恐らく「E200アバンギャルド」が売れ筋になると予想されますが、個人的には大きさを感じさせない軽快な走りや質感、インテリアの豪華さも含め、もはやこれで十分といった感想でした。

読者の皆さんも試乗フェアなどの機会に、最新のメルセデスを体感されてみてはいかがでしょうか。

Avanti Yasunori・画像:Mercedes-Benz)

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7月27日に国内市場に導入された新型メルセデス・ベンツ「Eクラス」。

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数多くの運転支援システムが搭載されていますが、中でも注目を集めているのが新型「Eクラス」で初採用された半自動運転システム「ドライブパイロット」。

完全自律走行に向けた1つの大きなステップとなる機能で、安全性、快適性を向上させ、運転時のストレスレベルを大幅に低減させる効果があります。

車線が不明瞭な場合や表示されていない場合でも、車両やガードレールなど車線と並行する物を監視、車間を維持しながらステアリング操作をアシストするのが大きな特徴。

Mercedes-Benz_E-Class

また、高速道路走行中にドライバーがウインカーを2秒以上点滅させると、車両周囲を監視しているセンサーが他の車両等との衝突の危険が無いことを確認し、安全が確認された場合に自動で車線変更してくれます(約80km/h以上で作動)。

Mercedes-Benz_E-Class

さらに緊急回避機能として、車道横断中の歩行者等との衝突の可能性を検知すると、システムが正確なステアリングトルクを計算してドライバーのステアリング操作をアシスト、回避後の車線復帰も同様にサポートします(約20〜70km/hで作動)。

Mercedes-Benz_E-Class

このように、新型Eクラスに搭載された「ドライブパイロット」は、より積極的にドライバーをサポートすることにより、従来にも増して運転時の疲労軽減と安全確保に寄与するシステムとなっています。

テスラやGoogleの自動運転車が話題になるなか、メルセデス・ベンツは今後の完全自律走行に向け、一歩づつ着実な進化を遂げているようです。

Avanti Yasunori・画像:Mercedes-Benz)

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後方からはモデルの判別ができない? これぞメルセデス・マジック!

「Sクラス」「Cクラス」に続き、「Eクラス」のフルモデルチェンジを発表したメルセデス・ベンツ。

Mercedes_Benz_E-Class

新型Eクラスの登場により、主力セダンのデザインモチーフが統一された印象ですが、読者の皆さんはリヤビューを見ただけで、S/E/Cクラスの判別は可能でしょうか?

Mercedes_Benz_E-ClassMercedes_Benz_C-Class Mercedes_Benz_S-Class

ちなみに筆者の場合、リヤエンブレムが無い状態ではほとんど無理です。

後続車から見られる機会が多いリヤのデザインをフラッグシップモデルに似せることで、遠方からも一目でメルセデスベンツ車と判るだけでなく、E、Cクラスのユーザーの自尊心をくすぐる効果が期待できそうです。

こうしたクラスレス化のネガポイントをあえて挙げるとすれば、Sクラスが格下クラスの車種と見間違えられる事ぐらいでしょうか。(勿論、サイドから見れば判りますが)

Mercedes_Benz

ちなみに、画像上段が新型Eクラス、下段左がCクラス、右がSクラスです。

いかがでしょうか?

これぞメルセデス・マジックであり、現行Cクラスが大きく販売を伸ばしている要因といえそうです。新型Eクラスも同様に、販売台数を伸ばすのではないでしょうか。

新型Eクラスの受注は「E 200 アバンギャルド」、「E 200 アバンギャルドスポーツ」が7月27日から始まっており、「E 200 4MATIC アバンギャルド」、「E 220 d アバンギャルド」、「E 220 d アバンギャルド スポーツ」、「E 250 アバンギャルド スポーツ」、「E 400 4MATICエクスクルーシブ」は10月以降になるようです。

Avanti Yasunori・画像:メルセデス・ベンツ)

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Sクラスに迫る上質な内・外装 ─ 新型メルセデス・ベンツ「Eクラス」画像ギャラリー

2016年7月27日に発表された新型メルセデス・ベンツEクラス。

ひとまずセダンから発表され、発売開始は「E 200 アバンギャルド」と「E 200 アバンギャルド スポーツ」が7月27日、「E 200 4MATIC アバンギャルド」、「E 220 d アバンギャルド」、「E 220 d アバンギャルド スポーツ」、「E 250 アバンギャルド スポーツ」、「E 400 4MATIC エクスクルーシブ」の各モデルは10月以降の予定となっています。

技術面のトピックスは数多くありますが、詳細はこちらでもお届けしたように、最大の目玉は車線変更を含む部分自動運転技術の「ドライブパイロット」でしょう。

さて、Sクラス並の存在感を放つ新型Eクラスは、先代よりもホイールベースを65mm延長し、外観は、長いボンネットからクーペを想わせるルーフライン、そしてショルダー幅の広いテールエンドなど、メルセデス・ベンツセダン特有のフォルムが目を惹きます。

また、モデルラインナップは、最先端の技術と高い質感を備えた「アバンギャルド」、ダイナミックなシルエットが印象的な「AMGライン」をまとい、スポーティな存在感を際立たせた「アバンギャルド スポーツ」、そして、メルセデスの伝統が輝くフロントフェイスに、最先端の安全性/快適性とラグジュアリーを細部にまで宿した「エクスクルーシブ」の3タイプを用意。

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インテリアで目を惹くのは、Eセグメントで初となる2つの高精細12.3インチワイドディスプレイの設定で、ディスプレイを1枚のガラスカバーで融合したコックピット ディスプレイは、宙に浮かんでいるように見えるだけでなく、内装の水平方向の流れを強調する中心要素となっています。

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ドライバーの視野に直接入る多様な情報を表示する大型ディスプレイと、センターコンソール上方にセンターディスプレイを備え、コックピットディスプレイのデザインは、「クラシック」、「スポーツ」、「プログレッシブ」の3つから好みに応じて設定が可能。

また、内装の見どころとして世界初採用となるタッチコントロール機能付ステアリングも見逃せません。スマホなどと同様にタッチセンス機能を内蔵したボタンが用意されているもので、縦方向および横方向のスワイプに正確に反応。

メニュー項目の選択はスワイプ、確定はそのままボタンを押し込むだけという新しいユーザーインターフェイスとなっています。

このボタンにより、インフォテイメントの各機能の操作やシフトレバーなどアクセルとブレーキ以外のほとんどの操作をステアリングから手を離すことなく操作できるそう。

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内装の質感もブラッシュアップされています。高級素材を基調として、オープンポアウッド、アルミ(ブライトアルミニウム)、ハイグロスウッド(ウォールナットブラウンウッド)が採用されています。

快適な乗り心地を実現するため、Cクラスなどでもお馴染みの「AGILITY CONTROLサスペンション」をE 200 アバンギャルド、E 200 アバンギャルド スポーツ、E 200 4MATIC アバンギャルド、E 250 アバンギャルド スポーツに搭載。

通常走行時にはしなやかで快適な乗り心地を確保し、ハードなコーナリング時など一定以上の負荷がかかると、瞬時に減衰力を高められる可変ダンピングシステムです。

通常走行時はオイルの一部がバイパスチャンネルを流れるため油圧抵抗が小さく、一方ハードなコーナリングなどでダンパーに急激な入力がある場合はバイパスチャンネルが自動的に閉じ、100%の減衰力を得られるため最大限の安定性を確保。

メルセデス・ベンツ最新のサルーンとして、Sクラスをも超える最新の機能を満載した新型Eクラスは、装備面、性能面ともにEセグメントをリードする存在になることは間違いなさそうです。

(塚田勝弘)

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「A6 オールロード」の対抗馬? メルセデス、Eクラスエステートに「オールテレイン」投入へ

メルセデスベンツは、新型Eクラス『エステート』に、より強靭なボディを持つ『エステート オールテレイン』を投入することがわかりました。

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このモデルは、新型Eクラスに搭載されている「エアボディコントロール」により、スムーズな車高変更が可能で、「エステート」よりワイドで強靭なフェンダーやスキッドプレートを持つ、クロスオーバータイプのモデルです。

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オフロードSUVのように車高は高く設定されていないですが、ノーマルモデルより高い走破性を実現し、アウディ『A6 オールロード』をライバルとします。

パワートレインは新型Eクラスと同じラインナップとなり、2016年9月のパリモーターショーでのデビューが期待出来るでしょう。

(APOLLO)

ベールを脱いだ! メルセデスEクラス・クーペ次期型

メルセデス・ベンツの4ドアサルーン「Eクラス」の派生モデル、「Eクラスクーペ」次期型が再び現れました。

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再びカメラが捉えたプロトタイプはグリルがむき出し、以前が隠されていたボンネットやトランクリッドなどもベールを脱いでいる状態でした。

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現行モデルのクーペは「Cクラス」とシャシーを共有していましたが、次期型ではFR用「MRA」モジュラーアーキテクチャーが採用され、名実共に「Eクラスクーペ」が誕生します。

パワートレインは2リットル直列4気筒をはじめ、ハイブリッドも加わります。

ワールドプレミアは2017年3月が有力です。

(APOLLO)

メルセデス・Eクラス次期型、専用シャシーで新たなる旅立ち!

2016年1月に発表されたメルセデスベンツのミドルサルーン「Eクラス」のカブリオレ次期型にCクラスと異なる、専用シャシーが採用される可能性が確実となり、そのプロトタイプを捕捉しました。

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現行モデルではCクラスのシャシーが用いられていましたが、次期型ではFR「MRA」モジュラーアーキテクチャーを採用し、完全なEクラスボディとなります。

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フロント部はセダンと同じになり、ルーフはソフトトップが採用されるほか、リアコンビランプなどもカブリオレ専用デザインの可能性が高いようです。

パワーユニットはやはりサルーンと同じラインナップで、2リットル直列4気筒及び、3リットルV型6気筒、さらにハイブリッドなどが揃います。

世界初公開は2017年3月頃が有力視されています。

(APOLLO)

メルセデス・ベンツ Eクラスワゴン次期型、新色で現れる!

既にセダンが発表されている、メルセデスベンツ「Eクラス」の派生モデル「Eクラス ステーションワゴンが再び現れました。

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プロトタイプには珍しい赤いボディで現れたそのマスクは完全に露出し、リアの一部のみが隠されている状態です。

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隠されたリア部分はルーフエンドがスポーティーにラウンドし、リアクォーターウィンドウも丸みがかった新デザインが既に確認されています。

プラットフォームには「MRA」アーキテクチャーを採用しており、軽量化と燃費改善に成功しているようです。

ハイテク面では、セダン同様にスマートフォンによる遠隔操作が可能な「リモートパーキングパイロット」システム他、充実した装備が期待されています。

また、パワートレインには新開発の直列6気筒エンジン他がラインナップ予定です。

(APOLLO)

メルセデス・AMG E63、最強次期モデルの詳細見えた!

メルセデス・ベンツのミッドサイズ4ドアセダン「Eクラス」のハイパフォーマンスモデル「メルセデス AMG E63」の次期型がカモフラージュも薄く、再び現れました。

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パーキングに停車中とらえた試作車は、今まで隠されていたヘッドラライト、グリル、リアコンビランプなども見え、大径ホイールやトランクリッドスポイラーも新たに確認できました。

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次期型は過去最強の600psを発揮する4リットルV型8気筒ターボエンジンを搭載します。

ワールドプレミアは2016年11月と噂されますが、2017年に遅れる可能性もあります。

(APOLLO)