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完全エレクトリックモデル投入か!? BMW 3シリーズ次世代をキャッチ

BMW「3シリーズ」次世代型プロトタイプの姿を再び捉えました。今回捉えたプロトタイプはミュールボディではなく、次世代型の本物のパーツを纏っています。

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これまでキャッチしてきたプロトタイプは、現行モデルのパーツを多数使用したミュールボディでしたが、今回はボンネット、前後バンパー、ドアなど全てに次世代型のパーツが採用されています。ただし、ヘッドライト及びテールランプの中身はダミーです。

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依然としてフルカモフラージュでディテールは不明ですが、レポートによれば、次世代型には「CLAR」プラットフォームが採用され、バンパーのエアインテークやヘッドライトは、欧州メーカーのデザイントレンドと言える、スクエア基調のデザインとされるとのことです。

パワートレインは1.5リットル直列3気筒、2リットル直列4気筒、プラグインハイブリッドがラインナップされますが、最大のサプライズとなりそうなのが、エンジンレス。

つまり完全なエレクトリックカーモデルが投入される可能性あることです。。

最高馬力310psを発揮する電気モーターを搭載し、最大航続距離は500km程度までに達すると噂されています。

3シリーズ次世代型のワールドプレミアは2018年ジュネーブモーターショー、エレクトリックモデルが投入されるなら、2019年または2020年が有力です。

(APOLLO)

BMW 3シリーズに新しいエントリーグレード「BMW 318iセダン/リーリング」を設定。価格は409万円から

現行のBMW3シリーズは320i系がエントリーグレードでしたが、2016年10月1日からラインナップに加わるのがBMW 318i。

ついに3シリーズにも1.5L直列3気筒DOHCターボエンジンが搭載されることになります。

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136ps/4400rpm、220Nm/1250-4300rpmというスペックは、1シリーズ(118i)などに搭載されている1.5Lの直列3気筒エンジンと同一。

BMW自慢の新世代モジュラーエンジンである1.5Lの直列3気筒BMWツインパワーターボには、ターボチャージャーや高精度ダイレクトインジェクションシステムをはじめ、無段階可変バルブコントロールシステムのバルブトロニック、バリアブルカムシャフトコントロールシステムのダブルVANOSといったBMW独自の革新的なツインパワーターボ技術が投入されています。

弟分の118iを走らせたことがありますが、絶対的なパワーはないものの、中・低速域で十分なトルク感があり、不満を抱かせるシーンはほとんどありません。

しかも、その気になれば「結構走ってくれる」エンジンという印象。

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ひと回り以上大きく重い3シリーズでも実用上は「モアパワー」を感じさせることはないでしょうが、その走りが気になるところです。

同エンジンは、バランサーシャフトを備えた軽やかな吹け上がりと自然なレスポンス、スポーティなエンジンサウンドだけでなく、ダウンサイジングターボらしく燃料消費率(JC08モード)は、17.2km/Lの低燃費を実現。

装備では、夜間や日中の悪天候の中でも優れた視認性を提供する「LEDヘッドライト」、「LEDフォグ・ランプ(フロント&リヤ)」に加えて、万が一の事故発生時に、車両の通信機能を介してコールセンターに接続し、救急や消防といった機関を早急に手配することが可能な「BMW SOSコール」などの先進の通信技術、3年間にわたり主要項目のメインテナンスなどを無償提供するメンテナンス・パッケージ「BMWサービス・インクルーシブ」を全車標準装備。

さらに、歩行者検知機能付きの「衝突回避・被害軽減ブレーキ」、車線の逸脱をドライバーに警告する「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」、車線変更をサポートする「レーン・チェンジ・ウォーニング」といった先進安全装備も充実(318i SEをのぞ標準装備)。

価格帯はセダンが「318i SE」の409万円から「318i M Sport」が489万円。ワゴンが「318i SEツーリング」の431万円から最上級グレードの「318i M Sportツーリング」の511万円となっています。

なお、318iは「平成32年度燃費基準」および「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(★★★★低排出ガス車)」を達成。エコカー減税の減税率は、自動車取得税で60%、重量税が50%減税、翌年度の自動車税も75%減税になります。

(塚田勝弘)

BMW 3シリーズ グランツーリスモがマイナーチェンジ。最新の2.0L4気筒ターボを搭載

セダンを超えるかと思わせるしなやかな乗り味、そして、クーペのようなフォルムと高い積載性などの実用性を兼ね備えたBMW3シリーズ グランツーリスモ。

今秋、マイナーチェンジを受け、2016年の10月1日から新型モデルが発売されます。

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外観の見どころは、新世代の「コロナ・リング・デザイン」の採用で、夜間走行時にスポーティで目を惹く4灯デザインの「アダプティブLEDヘッドライト」に加えて、「LEDフォグ・ランプ」、「LEDリヤ・コンビネーション・ランプ」が新たに標準装備される点です。

一方のインテリアは、センター・パネルにハイグロス・ブラック仕上げが施され、エアアウトレット周辺部にクロームアクセントが追加されるなど、質感をさらに向上。

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「M Sport」では、洗練された室内空間を強調する「アッシュ・グレイン・インテリア・ウッド・トリム(インレイ付)」、スポーティかつ美しいコックピットを演出する「BMW M Performanceステンレス・スチール・ペダル/フットレスト」が新たに標準装備されます。

エンジンもBMW最新のモジュラーエンジンにスイッチ。

2.0Lの直列4気筒ガソリンエンジンを新たに搭載し、最高出力184ps/5000rpm、最大トルク 270Nm/1350-4600rpmというスペックを得ているだけでなく、15.4km/L(JC08モード)という燃費も自慢。

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なお、「平成32年度燃費基準」および「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(4つ星の低排出ガス車)」を達成し、エコカー減税対象モデルとなり、自動車取得税60%、重量税50%減税、翌年度の自動車税が75%減税となります。

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装備では、歩行者検知機能付きの「衝突回避・被害軽減ブレーキ」、前方の車両との車間距離を維持しながら自動的に速度制御を行う「アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)」といったドライバー支援システムに加えて、万一の事故発生時、車両の通信機能を介してコールセンターに接続し、救急や消防といった機関を早急に手配することが可能な「BMW SOSコール」などの先進の通信技術、足元の操作などでリヤゲートの自動開閉が可能な「オートマチック・テール・ゲート・オペレーション」などがすでに従来型から標準装備されていますが、新型モデルではさらに大幅な快適、安全装備の充実化が行われています。

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具体的には、夜間や日中の悪天候の中でも優れた視認性を提供する前述の「アダプティブLEDヘッドライト」をはじめ、安全な車線変更をサポートする「レーン・チェンジ・ ウォーニング」、複数のカメラによってクルマの周囲の情報をコントロール・ディスプレイに映し出す「トップ・ビュー+サイド・ビュー・カメラ」、後席シートバックレストのリリース機能やダンパー機能付ラゲージフロアを含む「ストレージ・パッケージ」、上質なサウンドと共にスタイリッシュなドライブ を演出する9スピーカーの「HiFiスピーカー・システム」、3年間無償提供されるメンテナンス・パッケージ「BMW サービス・インクルーシブ」などを新たに標準装備。

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価格は8速ATの320iグランツーリスモLuxuryが633万円、8速スポーツATの320iグランツーリスモM Sportが639万円となっています。

(塚田勝弘)

BMW 3シリーズ・グラン ツーリスモ発表。発売は10月1日から

BMW 3シリーズをエレガントとユーティリティという両面で魅力をアップさせる「グラン ツーリスモ」が、新世代ツインパワーターボエンジンを搭載するなどの進化を遂げます。

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2016年10月1日より販売開始となる新しい320i グラン ツーリスモに与えられたエンジンは、最高出力135kW(184PS)、最大トルク270Nm(27.5kg-m)の2.0リッター4気筒DOHCターボ。

8速ATと組み合わされた結果、JC08モード燃費は15.4km/Lと平成32年度燃費基準をクリア。排ガス性能においても平成17年排出ガス基準75%低減レベル(★4つ)を達成しています。

先進安全装備では、歩行者検知機能付きの「衝突回避・被害軽減ブレーキ」や車間距離を維持しながら自動的に速度をコントロールする「アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)」などを備えてるほか、斜め後方から接近する車両を検知して警告を出す「レーン・チェンジ・ウォーニング」を装備。

エクステリアの変更点は、コロナ・リング・デザインを採用したLEDヘッドライト。LEDリヤ・コンビネーション・ライトやLEDフォグ・ランプも新たに標準装備となっています。

モデルラインナップは、エレガンスを強調する「Luxury」と19インチホイールなどでスポーティさを示す「M Sport」の2つ。メーカー希望小売価格(消費税込)は、Luxuryが633万円、M Sportが639万円となっています。

(山本晋也)

ドライバーが激怒!BMW3シリーズ次世代型を決死の撮影!?

BMWのDセグメント・サルーン『3シリーズ セダン』のプロトタイプを補足、カメラマンは外観、インパネ、トランクルーム、ドアのオープンなど、あらゆる撮影をしていました。

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そして休憩時、テストドライバーがシートで車を覆おうとした瞬間、溜まった怒りが爆発したのか、カメラマンに突進してきたのです。

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「いいかげんにしろ!」と言ったかどうかは不明ですが、カメラマンに対し画像データの削除を要求してきたと言います。

結果的になんとかその場を凌ぎ撮影したのが、今回のスパイショットです。

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インパネは現行モデル、ヘッドライトにはダミーが装着されていますが、ワイドになったキドニーグリルや3分割されたバンパーのエアインテークなど、次世代型の新デザインが随所に見られます。

次期型には、新開発モジュラープラットフォーム「CLAR」を採用、大幅な軽量化が図られます。

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エクステリアは「5シリーズ」次期型から、多くのデザインキューを受けると言います。

パワーユニットは1.5リットル直列4気筒ターボエンジン、2リットル直列4気筒ターボエンジン、頂点の「M3」には、3リットル直列6気筒が搭載されます。

ワールドプレミアは2017年秋頃になるでしょう。

(APOLLO)

554万円〜という戦略的価格を付けたプラグインハイブリッドのBMW 330 eの走りは?

こちらでは、プラグインハイブリッドのBMW 330 eとメルセデス・ベンツC 350 e アバンギャルドの価格設定をはじめとした比較をお届けしました。

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554万円〜というBMW 330 eと、メルセデス・ベンツC 350 e アバンギャルド(単一グレード)の721万円という価格差には驚かされますが、BMW 330 eは、カタログから落ちた2.0L直列4気筒ターボを搭載する純ガソリン仕様の330i系と価格は同じくらいで、その代役と考えると納得できます。

さて、330 eの魅力はなんと言ってもモーター駆動らしく低速域の力強さ、スムーズかつ静かな走りでしょう。

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状況に応じてモーターとガソリンエンジンをバランス良く使う「AUTO eDrive」、最速120km/hまでモーター走行が可能な「MAX eDrive」、バッテリー残量を最大50%まで増やせる「SAVE Battery」の3つに加えて、シフトレバーをM/S側に倒すことで充電量を最大80%まで増やせる「CHARGE Battery」と、走行モードを選べる点もプラグインハイブリッドならではの長所といえそう。

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最も気になるのは、BMWらしいフットワークを味わえるかどうか、という方も多いでしょう。

部分的とはいえ電動車両らしく重量を感じさせる乗り味に加えて、それをカバーするためか、パワーステアリングの手応えが妙に軽く感じるのが少し気になります。また、乗り心地はMスポーツだと路面によってはやや硬めに感じられるシーンもありました。

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PHV化されても前後重量配分50:50にするなど、BMWらしいこだわりはコーナリング時の重心の低さという恩恵を得ているとも受け取れますが、バッテリー搭載による低重心フィーリングは好みが分かれそうです。

(文/塚田勝弘 写真/前田惠介)

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プラグインハイブリッド対決! BMW 330eとメルセデス・ベンツC 350 eの違いとは?
http://clicccar.com/?p=380528

プラグインハイブリッド対決! BMW 330eとメルセデス・ベンツC 350 eの違いとは?

2016年3月から納車が開始されているプラグインハイブリッドのBMW 330e。

EV走行距離は36.8kmとやや短いものの、120km/hまでモーター走行が可能で、そこにBMWらしい走りが備わっていれば気になる存在ではないでしょうか。

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554万〜599万円という価格帯も注目点で、最大のライバルといえるメルセデス・ベンツのC 350 eアバンギャルドが721万円という高めの設定ですから、BMW 330eの価格帯は確かに戦略的といえそう。

なお、C 350 eアバンギャルドはEV走行が28.6km、最高速は130km/hとなっています。

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では、両車を比べるとBMW 330eの勝ちでキマリか、というとそんな簡単ではありません。

BMW 330e は2.0Lの直列4気筒ターボエンジンと8ATによるパワートレーンを搭載し、184ps/5000rpm、290Nm/1350-4250rpm、モーターは88ps(65kW)/2500rpm、最大トルク250Nm。システムトータルの最高出力は252ps(185kW)、最大トルクは420Nmとなっています。

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一方のC 350 eアバンギャルドは、211ps/350Nmというパワフルな2.0L直列4気筒ターボに、82ps(60kW)/340Nmというモーター、システム出力も279ps(205kW)/600Nm。パワー、トルクともに圧倒的に上回っています。

同じコースを乗り比べたわけではありませんが、BMW 330eもアクセルを踏み込めばまさしく必要十分といえる力強さが得られるものの、まさにスポーツハイブリッドといえるC 350 eアバンギャルドの「いざ」という時のトルク感、加速力の伸びも明確に違います。

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トランスミッションはBMW 330eは8AT、C 350 eアバンギャルドは7AT。ただし、実際の走行フィールはどちらもスムーズでほとんどケチのつけようがない印象ですから、気になるポイントとはいえないでしょう。

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なお、JC08モードハイブリッド燃費はBMW 330eが17.7km/L、C 350 eアバンギャルド(セダン)のJC08モード燃費が17.2km/Lとほぼ互角となっています。

(文/塚田勝弘・写真/前田惠介、小林和久)

BMW創立100周年を記念した特別な「330e」が登場!!

BMWは創立100周年を迎え、それを記念した特別仕様車「Celebration Edition(セレブレーションエディション)」を2016年5月から相次いで発表しています。

すでに「3シリーズ セダン/ツーリング」「2シリーズアクティブツアラー」「7シリーズ」「M6」「i8」をベースにした特別仕様車が発表されており、今回、BMWの中核を担う「3シリーズ」のプラグインハイブリッドモデルである「330e」がそのラインナップに新たに加わりました。

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「330e」は、同社が販売するDセグメントセダン「3シリーズ」のバリエーションのひとつであり、最大の特徴は2.0L直4ターボエンジンに電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドである点。

モーター単体で36.8kmの走行を可能とするほか、外部電源から車載バッテリーへの充電もできるため、使い方次第ではガソリンをまったく使わずに走るという芸当もこなせる1台であります。

7月9日(土)から100台限定での販売がはじまる「330e Celebration Edition」では、特別オプション・プログラムである「BMW Individual」から厳選のアイテムを多数装備。

エンブレムに彩られるブルーとホワイトの世界観を際立てるために、角度や光の当たり方によってダーク・ブルーの中に微細なターコイズが輝いているような煌きを放つタンザナイト・ブルーを纏うほか、19インチのBMW Individualアロイ・ホイール・スタイリング626を装備しています。

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一方のインテリアでは、手作業による仕上げで手触りと風合いにこだわったオパール・ホワイト色のメリノ・レザー・シートに加えて、ピアノの製作工程と同様のピアノ・ラッカー技術を利用したBMW Individualピアノ・フィニシュ・ブラック・インテリア・トリムと、レザー・フィニッシュ・ダッシュボードを組み合わせて上質な空間に仕立てられています。

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その他にも、速度や簡易ルート案内をフロントウィンドウに表示するBMWヘッドアップ・ディスプレイやharman/kardonサラウンド・サウンド・システムなどの実用的なアイテムも標準で装備。車両本体価格はベースの「330e Luxury(597万円)」より81万円高の678万円。

(今 総一郎)

専用色「タンザナイト・ブルー」が輝く「BMW 330e Celebration Edition」は100台限定

BMW3シリーズに追加されたプラグインハイブリッド(PHV)の「BMW 330e」は、554万円〜599万円という価格設定で、CクラスのPHVは「C350eアバンギャルド」のみで、707万円という価格になっています。

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長年のライバルである3シリーズとCクラス、PHVで戦略が分かれたのは興味深いですが、「BMW 330e」は120km/hまでの速度域で最長36.8kmまでEV走行が可能。「C350eアバンギャルド」は、最長28.6km、最高130km/hまでのモーター走行に対応するとしています。もちろん上記数値はカタログ値なので、実走行では半分から7割程度に減ると思われます。

BMW100周年記念モデルが続々と登場していますが、7月9日から100台限定で発売される「BMW 330e Celebration Edition(セレブレーション・エディション)」は、最上級グレードの「BMW 330e Luxury(ラグジュアリー)」がベース。

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BMWのブルーとホワイトの世界観が表現されたエンブレムがありますが、同限定車はオプションプログラムの「BMW Individual(インディビデュアル)」による最高品質のボディカラーとレザーインテリアで表現されているのが特徴です。

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同エンブレムは、プロペラをモチーフにして、バイエルンの白い雲と青い空をイメージしたとされています。「青い空」をイメージしたブルーをテーマにした同限定車の外観は、特殊な顔料が生み出す色彩の変化が特徴的な「BMW Individual」のカラーの中から、角度や光の当たり方によってダークブルーの色調の中に微細なターコイズが輝いているかのような煌めきを放つという「タンザナイト・ブルー」が採用されています。

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また、質感の高さを感じさせる19インチの「BMW Individual」アルミホイールが足元を引き締めています。

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一方のインテリアは、ホワイトの世界観が表現されていて最高品質の牛革のみを使用し、手作業によるレザー本来の滑らかな手触りと自然な風合いを実現したという「BMW Individualレザー・メリノ・インテリア・プログラム」からオパール・ホワイト色の「メリノ・レザー・シート」をチョイス。

さらに、ピアノの製作工程と同様のピアノラッカー技術が採用されている「BMW Individualピアノ・フィニシュ・ブラック・インテリア・トリム」、「レザー・フィニッシュ・ダッシュボード」との組み合わせも鮮烈な印象を与えます。

100台限定の「BMW 330e Celebration Edition」の価格は678万円で、ベース車よりも約80万円高という設定です。

(塚田勝弘)

4月の輸入車販売、メルセデス・ベンツは中古車でも首位!

日本自動車輸入組合の発表によると、4月の輸入車(乗用車)の販売台数は1.6万台(前年同月比+6.0%)と伸びています。

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ブランド別では首位がメルセデス・ベンツで3,556台(+11.5%)、2位がBMWで2,632台(+9.6%)、3位がVWで2,346台(-8.0%)となっています。

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売れ筋ベスト10には、メルセデス・ベンツがCクラス、CLAクラス、Aクラスの順、BMWが3シリーズ、2シリーズ、1シリーズの順、VWがゴルフ、ポロの順でそれぞれランキングされています。

一方、4月の輸入中古車販売台数(乗用車)については、4.1万台(前年同月比-1.5%)と、3か月ぶりに前年同月実績を下回っています。

車種別では、普通乗用車が33,714台(-0.8%)、小型乗用車が7,242台(-4.3%)。

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ブランド別では、首位がメルセデス・ベンツで9,113台(-0.6%)、2位がBMWで8,926台(-1.2%)、3位がVWで6,269台(-7.8%)となっています。

このように、メルセデス・ベンツは新車、中古車ともに輸入車で最も売れているブランドとなっています。

Avanti Yasunori ・画像:日本自動車輸入組合)

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最新ディーゼルを搭載したBMW 3シリーズの限定車「Celebration Edition Style Edge」

400台限定車の「Celebration Edition Style Edge」は、BMWの創立100周年を記念した特別限定車の第3弾モデルで、カタログモデルの「320d」と同様に、最新の2.0Lクリーンディーゼルエンジンが搭載されています。

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190ps/400Nmと、改良前からそれぞれ6ps、20Nm引き上げられ、カタログ燃費も約10%向上の21.4km/Lと最新エンジンにふさわしいスペック。

限定車「Celebration Edition Style Edge」のベースは320d系の中でも最もスポーティな「M Sport」で、外観では「Style Edge」専用の「18インチMライト・アロイ・ホイール」をはじめ「BMW M Performanceブラック・キドニー・グリル」などが特別装備され、よりダイナミックでスポーティなものとなっています。

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内装は、ピアノの製作工程と同様のピアノラッカー技術を用いて製造される高品質な「BMW Individualピアノフィニッシュブラックトリム」に、「パールグロスクロームハイライト」が組み合わされたインテリアトリムが見どころで、ブラックの「Sensatecレザーシート(合成皮革)」や「BMW M Performanceステンレス・スチール・ペダル/フットレスト」などの特別装備も質感向上に一役買っています。

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価格はセダンの「320d Celebration Edition Style Edgeが577万円、セダンの「320dツーリングCelebration Edition Style Edge」が599万円。

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ベース車の「320d M Sport」は557万円、「320dツーリング M Sport」は579万円ですから、それぞれ20万円アップとなっていますが、見た目や質感を重視する人には買い得感の高い限定車といえそうです。

(塚田勝弘)

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■BMW 320dセダン/ツーリングに新世代ディーゼルを搭載して動力性能、燃費を向上
http://clicccar.com/?p=372879

新世代ディーゼルを搭載して動力性能、燃費が向上したBMW 320d

2015年5月にマイナーチェンジを受けたBMW3シリーズは、同社の基幹モデルのひとつ。なかでも人気グレードのひとつが320dで、「d」はもちろんディーゼルエンジンのこと。

5月28日から、新世代の4気筒クリーンディーゼル搭載車が発売されます。

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BMW 320dは、2012年にDセグメントとして初めてクリーンディーゼルが搭載されたモデルで、今回のディーゼルエンジンは、アルミニウム合金製クランクケースをはじめ、最新のコモンレールダイレクトインジェクション、可変ジオメトリー・ターボチャージャーなどが採用されたBMWの最新技術を投入。

排気量は従来と同じ2.0Lですが、従来モデルと比べると最高出力は6psアップされ、190ps/4000rpm、最大トルクは20Nm向上となる400Nm(40.8kgm) /1750-2500rpmと動力性能を向上させています。

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一方で、JC08モード燃費は、従来モデルから約10%向上の21.4km/Lまで引き上げられていて同クラスの輸入車の中でもトップクラスの低燃費となっています。

排ガス処理は、改良前モデルと同様にNOx(窒素酸化物)吸蔵還元触媒などのメンテナンスフリーで後処理なしの「BMW BluePerformanceテクノロジー」を採用。

なお、エコカー減税対象車の認定を受け、自動車取得税・重量税が「免税(100%減税)」となっていて、翌年度の自動車税も75%減税になります。

安全面などの装備では、BMW3シリーズ セダン/ツーリングのほぼ全モデルに新たに標準装備される「レーン・チェンジ・ウォーニング」を搭載。

こちらは、ドライバーから死角になる自車の左右後方を走行する車両や、追い越し車線から急接近してくる車両を警告することで、安全な車線変更をサポートする機能です。

なお今回のマイナーチェンジで320 SEセダン/ツーリングをのぞく全車に「レーン・チェンジ・ウォーニング」に標準装備されるもので、330eセダンにはすでに標準装備されています。

また、一部グレード(320i SEや330eなど)をのぞいて価格の改定がされています。

セダンの価格帯は、427万〜782万円で、320d系は512万〜557万円。ツーリングの価格帯は、449万〜804万円で、320d系は534万〜579万円となっています。

(塚田勝弘)

新型アウディA4のフットワークと乗り心地をCクラス、3シリーズと比べてみると?

前回の記事でもご紹介しましたが、新型アウディA4で気になるのはやや硬めの乗り心地。

もう少し走行距離が伸びれば、路面からの当たりも少し「角」も取れるかもしれませんが、劇的にマイルドな乗り味になるわけはないでしょう。

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高いボディの剛性感は速度域が高まればフラット感も抱かせますから、人によっては全然気にならないかもしれません。

オールアルミボディとはならずとも、シャーシにアルミを多用していることで、軽くはないけれど重厚感もないという乗り味は、もう少し柔らかめなら言うことナシ! といったところでしょうか。

フロントサスペンションはお馴染みの5リンクですが、新型A4向けに改良されていて、操縦安定性確保のため横からの入力に対してはマウントを硬めにすることで対応し、縦方向のコンプライアンスはソフトにチューニングされているそう。

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リヤは従来のトラペゾイダルから5リンクに一新。5kgの重量減によりバネ下重量を軽減し、ダンパーやブッシュ類のチューニングはもちろん、フロントだけでなくリヤにもモノチューブ式ダンパーを採用することで、軽量化が図られています。

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「クワトロ」モデルの試乗車は、スポーツサスペンションとなる「クワトロ スポーツ」でタイヤサイズは245/40R18。FFの試乗車は225/50R17のこちらも「スポーツ」で、乗り味に大差は感じられませんでした。

新しいプラットフォームによる恩恵で5リンク化された恩恵は、乗り心地の面よりもフットワークで強く察知できるのが印象的。

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また、直進安定性の高さは期待以上で、ワインディングでもFFモデルでもとくに曲がりにくい(アンダーステアになりやすい)と印象づけられることはなく、クワトロはターンインのしやすさもありますが重量がFFよりも120kg重いこともあって、公道の法定速度内ではほとんど無視できそうな差といってよさそう。

新型アウディA4と前後して、Cクラス(プラグインハイブリッド)とBMW3シリーズに乗る機会がありましたが、A4は看板モデルのクワトロだけでなくFFもレベルアップしているのは間違いありません。

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Cクラスはプラグインハイブリッド化されたことで、純ガソリン車よりも重さを感じさせるものの、乗り心地と予想以上に軽快なフットワークとのバランスが秀逸。

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BMW3シリーズは、ひと回り以上小さく感じる(実際にサイズも小さいのですが)旋回性の高さなど一枚上手。低速でコーナー1つ曲がる際でもBMWらしいキビキビとした動きが感じられ、パワステのフィーリングなどは好みが分かれそうですが、それでもフットワーク重視を貫くセッティングといえそう。

Cクラスに最近使われているキーワードである「俊敏性(アジリティ)」も十分に伝わってきますが、軽快感ではやはり3シリーズでしょう。

ドイツプレミアム御三家は、やはり「三車三様」なのだと再確認させられました。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久、塚田勝弘)

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■美点も課題も感じられた新型アウディA4の走り
http://clicccar.com/?p=363505

■アウディに期待する先進性は新型A4にも備わっている?
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■大きくなった新型アウディA4の広さ、使い勝手は?
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■新型アウディA4は前輪駆動とクワトロのどちらを選ぶ?
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BMW3シリーズGT、馬力アップのLCIモデルがニュルに

BMW『3シリーズ グランツーリスモ』のLCIモデル(Life Cycle Impulseの略。BMWではフェイスリフトモデルを指します)が高速テストでニュルに登場しました。

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今回は、フェイスリフトのタイミングで「328i」が「330i」、「335i」が「340i」へ改名される予定です。

パワーユニットは、新開発の3リットル直列6気筒ターボエンジンを搭載し、「340i」の最高馬力は326psへ馬力アップが期待されています。

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エクステリアでは、最新のLEDヘッドライト、フロントバンパー及びリアバンパーなどをリフレッシュ、インテリアの一部も改良される模様です。

遅くとも、2016年の秋までには、プレスリリースがされるスケジュールです。

(APOLLO)