Motor Fan's YEAR 2016

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新型インプレッサが目指した「クラスを超えたインテリアの質感」とは?

スバルの新デザインフィロソフィーである「DYNAMIC×SOLID」を全面採用した新型インプレッサ。ここではインテリアについて触れたいと思います。

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「クラスを超えた質感」という狙いは、スバルに限らず多くの自動車メーカーの目指すところで、CセグメントではアウディA3などがベンチマークとなるべき質感を備えているのではないでしょうか。

新型インプレッサでは、インパネからドアトリムまで連続した造形により空間の広がりと精緻な質感が表現され、より立体的な造形に刷新されたシートはクラスを超えた質感を追求。

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また、インパネ上に施されたステッチを中心にフィニッシャーの仕上がりも質感向上に貢献しているそうです。

インパネの中央には、8.0インチのタッチスクリーンディスプレイが採用されたインフォテインメントシステムが配置され、「Apple CarPlay」や「Android Auto」に対応するなど、最新のコネクティビティが提供されます。

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前方、左右、斜め後方など全方位に渡る優れた視界性能が確保されているほか、拡大されたキャビン、荷室スペースなど、スバルらしい機能性(居住性や積載性)にも気を配った設計となっているそうです。

(塚田勝弘)

■新型インプレッサが示す「次世代スバル・デザイン」とは?
http://clicccar.com/2016/03/18/359853/

■新型インプレッサのエクステリアデザインの見どころは?
http://clicccar.com/?p=362366

■5ドア、4ドアセダンが揃い踏み! 新型スバル・インプレッサを世界初公開
http://clicccar.com/?p=362343

新型インプレッサのエクステリアデザインの見どころは?

ニューヨーク国際自動車ショーで世界初公開された新型インプレッサ(北米仕様)。

ボディサイズは、4ドアセダンが全長4625×1777×1455mm。5ドアは全長4460×全幅1777×全高1455mmで、ホイールベースはともに2670mm。

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現行モデル(日本仕様)と比べると、セダンのG4は全長4585×全幅1740×全高1465mm、5ドアのSPORTは、全長4420×全幅1740×全高1465mm。ホイールベースはともに2645mmとなっています。

セダンは全長が205mm延び、全幅は37mmワイドに、全高は−10mm。5ドアは全長が40mm延長され、37mm拡幅、全高は-10mmとなっています。

新型インプレッサは北米仕様、現行モデルは日本仕様との比較なので、あくまで参考値ですが、全長と全幅がサイズアップを果たし、全高はほとんど変わっていません。しかし、セダンの全長は、北米市場の要求を満たすためか大きく延びています。

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新型インプレッサの見どころのひとつは、エクステリアデザイン。新デザインフィロソフィーと位置づける「DYNAMIC×SOLID」を量産モデルとして初めて全面採用。

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上記したように「ワイド&ロー」のフォルムになった新型インプレッサは、スバルらしいスポーティなフロントマスクに、スバルの象徴であるヘキサゴングリルからシャープなホークアイヘッドランプまで、一体感を抱かせる立体的な造形となっています。

また、フロントからサイド、そしてリヤまでつながる各部のデザインがひとつの塊と感じられるように、起点としての役割もフロントフェイスが担っているそうです。

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サイドビューでは、フロントフェンダーからドアパネル、リヤのショルダーまでをつなぐ抑揚豊かなキャラクターラインとリヤに向けて跳ね上がるドアパネル下部のキャラクターラインが見どころ。

この2本のラインによりソリッドなボディ表面に躍動感が与えられています。また、力強く張り出されたフェンダーフレアーはスバルAWD の信頼感を表現。

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リヤビューは、ヘッドランプと共通のモチーフが与えられたリヤコンビランプが目を惹きます。ワイドなリヤコンビネーションランプが表現する「ワイド&ロー」スタンスが表現されているとのこと。

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伸びやかな印象のセダンは、絞り込まれたキャビンからトランクリッドに至るまでの流麗なシルエットによりスポーティさを強調。

5ドアは、こちらも絞り込まれたキャビンとリヤコンビネーションランプの上まで突き抜ける力強いショルダーにより、軽快でスポーティなデザインとされています。

また、スバルの特徴である視界の良さは、若干現行モデルよりは後方視界が狭くなるとしながらも、Cセグメントトップクラスを維持。優れた空力性能も確保され、機能性とスタイリングとの両立が図られているそうです。

(塚田勝弘)

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日産が「超小型EV」4台をカスタマイズ!NYショーに出展

日産が4月3日までの日程で開催中のニューヨーク国際オートショー16に、「NNMC」(日産ニューモビリティコンセプト)のカスタマイズ車を出展するそうです。

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ベースモデルは日本でもかねてからカーシェアリングの実証実検などが行われているので、実車をご覧になった方も多いかもしれません。

同車はルノーが欧州で販売しているパーソナルEV「TWIZY(トゥイジー)」の日産版で、スリーサイズは全長2,337mm×全幅1,237mm×全高1,453mmとコンパクト。

Nissan New Mobility Concept

車両重量も474kgと軽量で、車内は2名が縦に並んで座るタンデムレイアウトとなっています。

17psのモーターを搭載しており、満充電までの時間は3.5時間。航続距離は約64kmで最高速度は40km/hとなっています。

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そのコンパクトさを活かして駐車車両の隙間に停めることも可能。

Nissan New Mobility Concept

北米日産では色違いのコンセプトモデル4台を出展する予定で、大都市における交通渋滞や排ガスによる大気汚染、駐車場問題を解決するのに有効としています。

Avanti Yasunori

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5ドア、4ドアセダンが揃い踏み! 新型スバル・インプレッサを世界初公開

ニューヨーク国際自動車ショーにおいて新型インプレッサ(北米仕様)が世界で初めて公開されました。

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スバルが次期プラットフォームとして新規開発した「SUBARU GLOBAL PLATFORM(スバルグローバルプラットフォーム)」を全面採用した5代目インプレッサ。

「レオーネからレガシィに変わった時くらい」の変革と位置づけられ、デザインや走り、そして安全性の高さなどでベンチマークの欧州車をしのぎ、世界トップクラスを目指すクルマ作りといえるものになっています。

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新プラットフォームに組み合わされる注目のエンジンは、新開発の2.0L水平対向直噴エンジン。

スバル自慢のAWDシステムや運転支援システム「アイサイト」などの独自のコア技術を搭載することで、「安心と愉しさ」を進化させ、新型インプレッサを次世代スバルの第一弾にふさわしいモデルに仕上がっているそうです。

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さらに、量産車として初めて新デザインフィロソフィーとしている「DYNAMIC×SOLID」を全面採用。

インテリアのフィニッシャーの仕上げにまでこだわることで、スバルの次世代Cセグメントを担うモデルとして、クラスを超えた質感を実現したというのも注目点でしょう。

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なお、北米向け新型インプレッサの生産は、日本からアメリカのインディアナ州(Subaru of Indiana Automotive)に移管されるそうです。

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新型インプレッサ(北米仕様)のサイズは、4ドアセダンが全長4625×全幅1777×全高1455mm。5ドアは全長4460×全幅1777×全高1455mmで、ホイールベースはともに2670mm。

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エンジンは、FB20型の2.0L水平対向4気筒直噴DOHC(NA)で、出力は152hp、トランスミッションはリニアトロニック、駆動方式はシンメトリカルAWDとなっています。

(塚田勝弘)

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まるで「R35.5 GT-R」。新型2017年式日産GT-RがNYで世界初公開!【動画】

ニューヨーク国際自動車ショーで、日産自動車が2017年仕様となるGT-Rを発表しました。

今までのR35 GT-Rのイヤーモデルとは異なり、外観が明らかに異なる、よりアグレッシブさを出したデザインになっております。

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心臓部は3.8LV6ツインターボのVR38DETTエンジンに変わりはないのですが、最高出力が565馬力に引き上げられて、熟成が進んだ6速DCTと4WDシステムによって、0-60mph加速を2.7秒で完了してしまう日本が世界に誇る駿馬です。

また走りの高性能だけではなく、快適性も進化しています。

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Premiumグレードに標準装備されていた新技術として「アクティブ・ノイズキャンセル」と「アクティブ・サウンド・エンハンスメントシステム」を合わせたチタンエキゾーストシステムを採用し、走行状況に応じてサウンドノイズを抑えることが可能になります。

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2017年GT-Rの顔つきは、公開されたオレンジボディも相まってチューニングカーの様な迫力を感じさせます。

このフロントグリルは「V-モーション」グリルと呼ばれ、凄い熱を持つパワーユニットの冷却を可能な範囲で向上させています。高速走行時の安定性にも寄与しているそうです。

RES_2017_nissan_gtr_38インテリアは、今回のGT-Rで一番変化した箇所になります。GT-Rのコンディションをリアルタイムでドライバーに伝える8インチのタッチパネル式モニターはダッシュボードからはみ出さずに収納されています。

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エアコンの吹き出し口、ダイヤル、走行モードの切替スイッチもそれに合わせて低く設置されています。とてもすっきりして使い勝手は良さそうですが、あまりにもすっきり“しすぎて”「GT-R」というプレミアムカーと見るとちょっと地味ではないかと僕は感じました。

ステアリングも、裏のパドルシフトスイッチが小型化し、ステアリングと一緒に回るものになったのでよりドライビング集中できると思います。

いかがでしょうか?

今回の2017年式でR35 GT-Rは次世代へバトンタッチすると言われていますが、やはりどんなに形が変化しても「GT-R」のバッチを付けることを許された日産車はクルマ好きにとっては特別な1台だなと改めて思いました。

現在PS4/Xbox One/PCで大好評発売中のストリートレースゲーム「Need for Speed」上で現地時間の24日から(PC版は30日から)、誰もが無料で新型GT-Rのパフォーマンスをバーチャルですが、体感できます。

最近のゲームアップデートで本格的なハンドルコントローラーも対応しましたので、是非Need for Speedの舞台「ベンチュラ・ベイ」を新型GT-Rでドライブしてみませんか?

北米日産アナウンス(英語)
Need for Speed公式サイト

(栗原 淳)

ホンダが最新のアキュラ「MDX」、「シビック ハッチバック」プロトタイプを披露

3月25日から一般公開されたニューヨーク国際自動車ショーにおいて、ホンダはマイナーチェンジを受けたSUVのMDX、新型シビック(ハッチバック)のプロトタイプを公開しています。

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アキュラMDXは、2003年に日本にも初代が逆輸入されていましたが、2006年6月に販売を終了。現在は3代目に移行し、3列シートのラグジュアリーSUVとして米国での販売台数第1位(ホンダ調べ、2016年2月時点)に輝いているモデル。

エンジンは3.5Lの直噴SOHC i-VTEC V型6気筒で、9速ATを組み合わせている現行モデルに加え、2017年モデルから初めて3モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD(Super Handling-All Wheel Drive)」も選択できるようになっています。

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「SPORT HYBRID SH-AWD」搭載モデルは、3.0L SOHC V型6気筒エンジンと7速DCTの組み合わせで、ガソリンモデルを35馬力上回る325馬力の最大出力を実現。

2017 Acura MDX

外観は、今年1月の2016年北米国際自動車ショーで世界初披露されたコンセプトモデル「Acura Precision Concept」で提示されたデザインが採用されていて、特徴的な「ダイアモンド ペンタゴン グリル」やスポーティさを強調するシャープなフロントフェイスなど、より洗練されたデザインが印象的。

2017 Acura MDX

また、「アキュラ」ブランドとして初めて全グレードに先進の安全運転支援システム「アキュラ ウォッチ(Acura Watch)」が標準装備されています。

「MDX」の北米での発売は、ガソリンモデルが今年夏、「SPORT HYBRID SH-AWD」搭載モデルは今年後半を予定しているとのこと。生産は現行モデルと同様、米国アラバマ工場で行われるのに加えて、2017年初頭からはオハイオ州のイーストリバティ工場での生産も予定されています。

2017 Honda Civic Hatchback Prototype debuts in New York City

Acura NSX GT3 Race Car

ほかにも、新型「シビック ハッチバック」プロトタイプ、北米レース用に開発された新世代スーパースポーツモデル「NSX」のGT3レースカーも世界初披露されています。

(塚田勝弘)

新型「プリウスPHV」米国デビュー!EV走行距離が60km超に倍増

トヨタ自動車が3月23日に開幕したニューヨーク国際オートショーで新型「プリウスPHV」(米国名 プリウス プライム)を公開しました。

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モーターによるEV走行距離を現行モデルの26.4kmから倍増となる60km以上にまで拡大しているのが最大の特徴となっています。

外観では4連タイプの角型LEDヘッドランプを採用。

TOYOTA_PRIUS_PRIME(出展 トヨタUSA)

フロントバンパー中央の開口面積を大きくとり、両サイドには縦長のLED式DRL(デイタイム・ランニング・ランプ)を配置するなど、積極的に差別化されており、迫力のあるフロントマスクに仕上げっています。

[nextpage title=”フード、フェンダーは専用品”]プリウスHVとの外観の差別化に伴い、フードパネルやフェンダーパネルが専用品になっている点も見逃せません。

[youtube]https://youtu.be/BS8usnK7BrM[/youtube]

また、東京モーターショー2013年に同社が出展した「Premi AQUA」との類似性が見られるのも興味深いところです。

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一方、リヤ廻りについてもHVモデルと大きく差別化されています。プリウスHVの縦長のテールランプに対して横長意匠を採用することでワイド感を強調。

TOYOTA_PRIUS_PRIME(出展 トヨタUSA)

2つの膨らみを持たせた波状断面の「ダブルバブルバックドアウインドウ」と称する新形状ガラスにより、空力にも配慮。中央部に凹形状を伴ったリヤスポイラーが目を引きます。

また軽量化を目的にトヨタ初となるCFRP製バックドアを採用。

TOYOTA_PRIUS_PRIME(出展 トヨタUSA)

プリウスHVに比べてリヤオーバーハングが80mm延長されており、全長も4,645mmと+105mm長くなっています。

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[nextpage title=”ルーフにソーラーパネルを装備”]ルーフにはソーラーパネルが設置されており、駐車時は駆動用2次バッテリーの充電、走行時は補機類に電力を供給する構造になっています。

さらにインテリアではインパネセンターに構えるテスラ「モデルS」風のフルHD 11.6インチ大型液晶モニターを装備。

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動力系ではエンジンと動力分割機構の間に新たにワンウェイクラッチを採用することで、従来のハイブリッドシステムでは発電機としてのみ使用していたモーターを、走行用モーターとしても利用する「デュアルモータードライブシステム」を搭載。

2モーターでの走行が可能で、EVモードにおける力強い走りを実現しています。

充電は従来の家庭用電源に加え、充電ステーションでの急速充電にも対応。急速充電時には充電量80%まで約20分での充電が可能となっています。

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(出展 トヨタUSA)

新型プリウス「PHV」の国内発売は今秋を予定しているそうで、既にPHVが主流になりつつある欧州市場に攻勢をかけることになる模様。

気になる価格は300万円台後半と予想され、新型プリウスへの買い替えを検討している方には大いに気になる存在になりそうです。

Avanti Yasunori

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【ニューヨークモーターショー16】トヨタ・86のマイナーチェンジモデル発表!

トヨタ自動車の米国法人であるUSAトヨタが17日、トヨタ「86」のマイナーチェンジモデルを3月23日に開幕するニューヨークモーターショーで公開すると発表しました。

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同車はこれまでScion(サイオン)ブランドで販売されてきましたが、トヨタブランドへの統合に伴い、マイナーチェンジを機に車名もトヨタ・86に変更するそうです。

エクステリアでは前後バンパーの意匠が変更されており、ヘッドランプやテールランプがLEDタイプに改められています。

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インテリアについてもインパネやドアトリム、シートなどの質感を向上。気になるエンジンは+5馬力アップの205馬力となり、M/T車のギヤ比を変更。

サスペンションにはスプリングレート変更などのチューニングが入っているようです。また急な坂道発進で重宝するヒルスタートコントロール(HAC)を装備。

マイナーチェンジを受けたトヨタ「86」は今秋の発売を予定しているそうです。

一方、姉妹車のBRZについては今のところマイナーチェンジに関する情報が無いようですが、同ショーに出展予定の新型インプレッサが話題の中心になるとみられます。

また海外メディアではスバルがミッドシップスポーツを開発しているとの情報を伝えており、こちらも気になるところです。

Avanti Yasunori

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新型インプレッサが示す「次世代スバル・デザイン」とは?

スバルが新型インプレッサをニューヨーク国際自動車ショー(3月23日〜4月3日)に出展しますが、ショーに先立ちティザーフォトが公開されました。

先日開催されたプレス向けの「次世代SUBARU説明会2016」では「スバル デザイン戦略」として、スバル商品企画本部 デザイン部の石井 守部長が登壇し、スバルのブランドスローガンである「安心と愉しさ」を磨くため「新スバル デザインが目指すこと」をテーマとしたプレゼンを披露。

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なお、新型インプレッサは「SUBARU GLOBAL PLATFORM(スバルグローバルプラットフォーム)」を採用する第一弾で、スバルの歴史の中でも第5世代に位置づけられるモデルになります。

石井デザイン部長は、「カタチの意味」、「DNAの意味」、「機能の意味」の3つの意味を掲げ、その3つが重なる領域を具現化したものを「スバルならではのデザイン」として紹介。

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抽象的で少し分かりにくいですが、スバルは「技術で価値の両立に挑戦」した過去から、「クロスオーバー デザインで新しい価値を創造」してきた現在、そしていまから2020年以降の未来は「新時代のライフスタイル デザイン」を探求するとしています。

その未来は、「堅牢性」+「遊び心」+「スポーティ」+「室内空間」というキーワードを具現化したものを目指すそうです。

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デザインを個別に見ていくと、顔であるフロントマスクは「SUBARU FACE DESIGN」と呼び、いわゆる「ヘキサゴングリル」を中心に「コ」の字型のヘッドライトで印象的なものとして、スバル車共通のイメージを構築。

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また、全体のフォルムやディテールは、2013年からスタートされている「DYNAMIC(躍動感)」×「SOLID(塊感)」がテーマで、コンセプトカーの「VIZIV 2」、「VIZIV GT」、「VIZIV FUTURE」、そして新型インプレッサまで反映され、今後も発展・進化していくとしています。

また「DYNAMIC×SOLID」を掲げる新型インプレッサ(コンセプトカー)については、「サイドウインドウ下端が切れ上がったデザインが採用されているようだが、斜め後方の視界確保はどうなるか?」という質問がありました。

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石井氏は「DYNAMIC×SOLIDデザイン」を採用した新型インプレッサ(コンセプト)は、コンセプトカーのためサイドウインドウは小さくしているが、市販モデルの新型インプレッサは現行インプレッサよりもサイドウインドウは小さくなる傾向あるが、それでも他メーカーよりも大きく斜め後方視界は良好で、カメラなどのサポートも併せて窓ガラスの視界性能と「DYNAMIC×SOLIDデザイン」の両立ができているそうです。

(塚田勝弘)