Motor Fan's YEAR 2016

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超豪華付録付き!歴代マシンポスターでF1の歴史も振り返ろう!【F1速報×F1女子~2016総集編】

長かったようであっという間だった、F1 2016年シーズン。ニコ・ロズベルグ選手(メルセデス)が最大のライバルであるチームメイトのルイス・ハミルトン選手との熾烈なバトルの末、悲願のワールドチャンピオンを獲得しました。

そしてジェンソン・バトン選手(マクラーレン)とフェリペ・マッサ選手(ウィリアムズ)が今季でF1を引退することに……。ベテランドライバー二人がいなくなると寂しくなるなと思っていた矢先、ロズベルグ選手の電撃引退発表!

なんとも衝撃的なシーズンの終わり方でしたよね。

そんなF1 2016年シーズンを12月15日(木)発売の「F1速報2016総集編」と共に振り返ってみましょう!

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■新王者ニコ・ロズベルグ、電撃引退発表! 完全燃焼。

初のチャンピオンに輝いて閉幕したアブダビGPから5日後の12月2日。ロズベルグ選手が、「現役を引退する」と自らのツイッターで発表しました。一体なぜ、引退を決意したのでしょうか……。

2014年、2015年とチームメイトのハミルトン選手に敗れタイトルを逃してきたロズベルグ選手。ニキ・ラウダ(エグゼクティブ・チェアマン)は、ハミルトン選手に2連覇を許したアメリカGPからロズベルグ選手の逆襲は始まっていたと述懐しています。

「レース後にニコがエンジニアリングルームに戻ってくると、レースエンジニアの隣に座ってコンピューターのモニターを見ながらこう言っていたんだ。『何が自分に足りない』『なぜ、ルイスはあんなタイムを刻むことができるんだ』とね。ドライバーというのは、自分に自信がなければやっていけない。だから、たとえチームメイトに負けても、その理由を自分以外の何か別なものに転化して自信だけは保とうとする。ところが、あの時のニコは自尊心を捨て、ルイスに勝ちたいと言ってきた。それくらい追いつめられていた。」

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セットアップやドライビングに関しても、ロズベルグ選手は妥協をしませんでした。そのことを如実に示したレースが、第15戦シンガポールGP。シンガポールはこれまでロズベルグ選手よりもハミルトン選手が得意にしていたサーキットでしたが、2016年はロズベルグ選手が完璧な週末を送りました。

「ルイスはあの敗戦でようやく気がついた。今までどおりではニコに勝てない、と。それからは、ニコが週末にいつも行っているように、彼もデータとにらめっこし始めたよ」(ニキ・ラウダ)

「ルイスはそれまでセットアップするにあたっては自分の感性を大切にするところがあって、あまりディテールをエンジニアたちにしゃべることはなかった。だけど、マレーシアではマシンの挙動やタイヤのグリップ力について、事細かくレースエンジニアにフィードバックしていた。あんなルイスは初めてだった」(チーフレースストラテジスト ジェームス・バレス)

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そして最終戦アブダビGP決勝の夜、祝勝会で思う存分喜びを爆発させたロズベルグ選手は、一夜明けた月曜日、ついに決断を下したのです。

「最初に伝えたのはビビアンとゲオルク(ロズベルグ選手の個人広報)。そして、次にトトに伝えた。25年間レースをやってきて、F1のワールドチャンピオンになることが僕にとって唯一の夢だった。そのために苦しくても我慢してきたし、多くの犠牲を払ってきた。それが今、ようやく実現したんだ!」(ロズベルグ選手)

■ニコ・ロズベルグvsルイス・ハミルトン

レーシングカートの時代から、互いの腕を競い合ってきたロズベルグ選手とハミルトン選手。ともにGP2王者を獲得し、F1へステップアップしたものの友情はいつしか対抗心へと変わっていってしまいました。2013年以降はチームメイトとして幾多の激闘を繰り広げたふたりの軌跡を振り返ります。

「以前は、ルイスが僕のモナコの自宅に予告もなしに立ち寄って一緒に食事をしたり、ただおしゃべりをして過ごすなんてこともよくあったんだ。でも、そういう関係は終わってしまった。」

と語るロズベルグ選手。そして、二人がグランプリ・ドライバーとしてコース上で戦うようになると、ハミルトン選手も二人の友情はすでに過去のものであることを明言しました。

さらに、ロズベルグ選手は言います。

「僕らの間には、常に対抗心があった。それはサーキット以外の場所でも変わらなくて、本当にくだらないことで競い合っていたよ。たとえば、ピザを食べに出かけるとどっちがたくさん食べたとか、さもなければ、どっちが早く食べ終わるかで競争したりする。全てがそんな調子なんだ。僕らはいつも互いに、コイツには絶対に負けたくないと思っていた。」

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カートチームCRGのチームマネージャーで、二人のライバル意識が高じて様子を近くで見ていたキエーザ氏は、二人の違いについてこう語っています。

「ルイスが勢いに乗った時には、まず誰にも止められない。ごく一部の限られたドライバーが持っている特別な『何か』を彼は備えているんだ。ただ、最終的な速さに関しては、ニコとルイスは同レベルにあると思う。私は長年、彼らを見比べてきたが、それはグランプリのスターになるまでの過程を通じてずっと変わらなかった。明らかな違いがあるのは、ハングリー精神の強さとレースでのアグレッシブさだね。ニコはレースで負けると、すっかり意気消沈してしまう。だが、それも一日限りで、翌日には気持ちを切り替えて前へ進み始める。現実主義だけに、すぐに次の仕事に集中できるんだ。一方、ルイスは誰かに負けるとその自分をどうしても許せないようで、そのことを決して忘れない。」

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そんな対照的な二人ですが、ロズベルグ選手は引退を表明した際、直接ハミルトン選手にメッセージを送ったのだそうです。

「僕らはこれまでも何度もバトルをしてきた仲だからこそ、この決断を彼に直接伝えるべきだと思った。だから、彼にメッセージを送ったんだ。」(ロズベルグ選手)

ハミルトン選手も、ロズベルグ選手の引退を受けて次のようにコメントしています。

「僕らは13歳の頃にレースを始め、いつかF1チャンピオンになるとふたりで話していた。僕がメルセデスに加入した時にも、ニコと同じことを話したんだ。そして、彼は初めてタイトルを獲得した。だから、彼が引退するという決心をしたことに驚かなかったよ。ただ、次のシーズン、チームに彼がいないと思うと寂しくなる。今後の彼の活躍を祈りたい。」

正反対と言っても良いほどの二人だからこそ、互いに意識しあいライバルとして切磋琢磨してきたのでしょうね。でも、最強のライバルであると同時に友情を超える素晴らしい絆があるように思えます。二人の戦いが見られなくなるのは寂しいですが、ハミルトン選手の言うように、ロズベルグ選手の今後の活躍を祈るばかりです。

■2016 TECHNICAL REVIEW

今シーズンも他チームとの差を見せつけた、メルセデス。W07シャシーと組み合わされたパワーユニット、PU106Cのテクニカルアドバンテージは、F1がハイブリッド時代に突入した2014年以来、メルセデスが一貫して採用してきた副燃焼室点火システムに由来するものと考えられているそうです。

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副燃焼室点火システムは、量産車に用いられるテクノロジーとの共通項が多いことでも知られており、インジェクターとスパークプラグをひとつのハウジングのなかで隣接させ、予め副燃焼室で点火させるシステムのことです。

つまり、あらかじめ副燃焼室で点火させることで高温高圧となった混合物の火花が、主燃料室での爆発を誘発。爆発力が大きく=パワフルで、完全燃焼に近い=高効率なエンジンが実現するのです。燃焼効率の追及がテーマのF1パワーユニットには極めて効果的な技術と言えます。

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副燃焼室点火システム……? メカに弱い私の中にはクエッションマークがたくさん。文字だけでは分かりずらいですが、その仕組みがよーく分かる、アメリカのマーレ・パワートレイン社が公開したTIJ(タービュレント・ジェット・イグニション)システムの概念図が記載されているんです!

普段中々見ることができない図面はとても興味深く、F1マシンのテクノロジーの凄さを改めて実感できます。この他にもテクニカルな事が細かく、そして分かりやすく解説してあるのでぜひ読んでみてくださいね。私もお勉強頑張るぞー!

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さらにさらに! 今回は豪華付録が付いてくるんです!! 1990年から現代までのドライバーズチャンピオンが駆ったF1マシンがA2特大ポスターに集結。これは完全保存版間違いなしですね! 今シーズンを振り返りつつ、歴代マシン達を見てF1の歴史も振り返ってみてはいかがでしょうか。

(yuri)

アロンソ選手がバトン選手に自慢気に話していたこととは?【F1女子のHonda Racing THANKS DAY2016】

12月4日(日)ツインリンクもてぎで開催された、年に一度のビックイベント「Honda Racing THANKS DAY2016」。今回は午後の部をどーんと紹介します!

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■Honda Racing THANKS Ceremony

イベント恒例のセレモニーには、ホンダ八郷社長を始めイベントに参加する全ライダー、ドライバーが集結! セレモニーを見ると「今年もHonda Racing THANKS DAYに来たー!」とテンションが一段と上がります。

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今年のセレモニーは今までと一味違いました! なんと、ゲスト陣がステージ前に敷かれたレッドカーペットに登場し、待っているファンの方にサインをしながらステージに向かったのです!! レッドカーペットを歩く姿はまるで、ハリウッドスターのよう。絵になります。

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さてここで舞台裏を少しだけ紹介しちゃいます。ドライバー達が立つステージの裏には、それぞれの名前が貼ってありどこに誰が立つのか一目で分かるようになっているのですが、もちろん私は大好きなバトン選手の立ち位置を即チェック。正面からは撮影することができなかったので、真後ろに回ってみました。

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近い! そして後姿もかっこいい!! 仕事中でしたが、一人ニヤニヤしていたかも!? ちなみに手を後ろで組んでいるのがバトン選手、隣がアロンソ選手です。バトン選手はセレモニー中、なぜか指先を常に動かしていましたよ。寒かったのでしょうか?

■Sound of ENGINE〜世界最速への挑戦〜

F1の歴史を彩ったHonda RA301(1968年)とMcLaren Honda MP4/6(1991年)がツインリンクもてぎに蘇りました。

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走行前、ガレージに並ぶ2台のマシン。マシンだけ見ると、まるでタイムスリップしたかのようですがドライバーを見ると現代のトップドライバーが乗っている……なんだかとっても不思議な感覚でした。まさに夢の共演とはこのことですね。

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RA301をドライブしたアロンソ選手は「めちゃくちゃ楽しかったです。現代のF1マシンに比べて大分違うところがあり、コックピットは狭くとってもタイト。そして何といってもシートベルトがないことが、凄く不思議な感じがしました。」と、マシンの印象を語っていました。

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MP4/6を初めてドライブしたというバトン選手は「とにかくサウンドが凄かったです。このマシンを乗ったのは初めてだったんですけれども、全てが自分を興奮させてくれました。本当に楽しかったです。そして皆さんが楽しんでくれていれば、それが一番嬉しく思います。」とMP4/6のサウンドに酔いしれていました。

■McLaren-Hondaプレミアムサイン会

アロンソ選手、バトン選手、バンドーン選手の3人からサインが貰えるというプレミアムサイン会。お客さん全員が参加できたら最高なのですが、残念ながら抽選。ドライバーの事を思うと、仕方ないですね。

抽選参加方法はとっても簡単。まず、6:30から10:30に中央エントランスで配布さる抽選券をゲットします(一人につき一回のみ)。その後、11:30から発表される当選番号に自分の番号があれば、当たり! サイン会に参加できます。

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サイン会はテント内で行われたのですが、こんな至近距離にドライバーが3人もいるなんて緊張しすぎて倒れちゃいそう! 小さなお子様もいて、ドライバー達は「So cute!」とメロメロでしたよ。

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実は私もファンとしてサインを貰いたい!と思い、メディアパスを持っていながらチケットを購入しサイン会の抽選にこっそり参加したのですが、残念ながらハズレ……。当たった方が神々しく見えました。その運分けてくださーい!!

■Dream対決! Honda Racing No.1決定戦

ライダー7人、ドライバー10人が、ホンダCR-Z Sports&Eco仕様車でエキシビジョンレースを行いました。全員同じ車種でクルマの性能も同じ。レースの鍵を握るのはドライビングテクニックのみ! これは見物ですね。

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エキシビジョンレースは、クルマの性能や新しいレースカテゴリーの紹介をするのが目的で、無理な競り合いや追い越しはしない模範レースですが、ホンダのライダー、ドライバー達がやるとそうはいきません。

これは本戦?と目を疑うほどの激しいバトルが繰り広げられました。熱くなりすぎて、接触してしまう場面も。誰も手を抜かない本気バトルに解説陣、スタッフはヒヤヒヤしていました。

でも、レースとなるとこんなにも熱くなってしまうドライバーがまた魅力的。今まで以上にかっこよく見えた瞬間でした。

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レース終了後、大興奮の様子でマシンから降りてきたドライバー達。そんな中、一人だけ顔が倍以上大きくなったドライバーがいました。もうお分かりかとは思いますが、犯人はもちろん(?)アロンソ選手。自分のマスクを被りながらウロチョロしているではありませんか。アロンソ選手、自由すぎます!

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それぞれレースやコース、クルマのことを夢中で話していて、インタビューになりません! ここは男子高?と思うくらい、大盛り上がりでしたよ。

■2&4スーパー・パフォーマンス

2部構成で行われた「2&4スーパー・パフォーマンス」。1部ではMotoGPチャンピオンマシンRC213Vと国内最速のトップフォーミュラSF14、さらにはSUPER GT参戦マシンNSX CONCEPT-GT、新型NSXが登場。このイベントでしか見ることができない夢の走行を披露しました。

アロンソ選手とバトン選手は新型NSXをドライブ。シートの位置を入念に合わせたりと、走行前の準備も怠りません。

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2部はアロンソ選手がイベントの中で何よりも楽しみにしていた、マルケス選手とのRC213V走行。そしてバトン選手とペドロサ選手はNSX CONCEPT-GTに乗り、サーキットを走行しました。

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ライダースーツに着替えたアロンソ選手はすぐさまバトン選手のもとへ。どうやら自慢しにいったようですね。同世代ということもあり、本当に仲良しな2人です。

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バトン選手もバイクが気になるのか、真剣な眼差しで見つめています。バトン選手がRC213Vに乗っているところも見てみたいですよね!

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昨年もRC213Vに乗ったアロンソ選手ですが、今年もまたRC213Vに乗れることを一年間ずっと楽しみにしてきたのだそうで、なんとバイク用ヘルメットをこのイベントのために新調してきていました! ホンダカラーのヘルメットの後ろには侍の絵が描かれていて、気合十分です。

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いざコースに出ると、その速さにびっくり! 昨年よりも更にスピードを上げているように感じられました。スピードに慣れているとはいえ、2輪は4輪とは全く違う乗り物。アロンソ選手の運動能力の高さには毎年驚かされます。

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バトン選手も負けてはいられません。周回を重ねるごとに速さを増すNSX CONCEPT-GT。鼓膜が震えるほどのエンジン音は、最高でした! もし来年SUPER GTに参戦したらこんな感じ!? とも思いましたが、走行後「SUPER GTの噂は信じないで。とにかく来年は休養したいんだ。」とコメント。残念……。

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走行後、やはり真っ先にバトン選手の所へ向かったアロンソ選手でしたが、今度は膝のプロテクターに跡がついた! と大喜び。そう、跡が着いたということはMoToGP名物の膝すり(コーナーを曲がる際に車体を驚くほど深くねかせ膝をすりながら旋回する技)が出来たということですもんね。って、そこまで攻めちゃう(しかもできちゃう)アロンソ選手がすごすぎる! 私達メディアにも「凄いだろー」と自慢げ。よっぽど嬉しかったのでしょうね。

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楽しいことは本当にあっという間です。フィナーレでは、もう一度今日一日イベントを盛り上げてくれたライダー、ドライバーが勢揃いし、ファンの皆さんにご挨拶。来年のさらなる活躍を誓いました。

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ライダーとドライバーの競演、違うカテゴリーのマシンをドライブするなど、このイベントでしか見ることができないプログラムが盛りだくさんだった「Honda Racing THANKS DAY2016」。

たくさんの夢の競演にはもちろん感動しましたが、何よりも印象的だったのはライダー、ドライバーが心から楽しんでいることでした。レース中では絶対に見る事ができない、リラックスした表情、そして笑顔をたくさん見る事ができてよかったです。

F1ドライバーって、雲の上にいる人というとても遠い存在でしたが(もちろん今もそうですが)、少しだけドライバーが身近に感じられた、そんな素敵なイベントでした。

(yuri)【関連記事】

新たな一面を発見!? アロンソはイタズラ好き?【F1女子のHonda Racing THANKS DAY2016】
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新たな一面を発見!? アロンソはイタズラ好き?【F1女子のHonda Racing THANKS DAY2016】

12月4日(日)ツインリンクもてぎで「Honda Racing THANKS DAY2016」が開催されました。

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今年で9回目の開催となるHonda Racing THANKS DAY は、名前の通り1年間ホンダを応援してくれたファンの方々に向けた感謝イベント。国内のライダー、ドライバーのみならずMoToGP、F1と世界のトップライダー、ドライバーも登場し、ホンダファンにとって夢のようなイベントなのです。

しかも今年は、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソ選手、ジェンソン・バトン選手の両ドライバー、そして来季からマクラーレン・ホンダドライバーとなるストフェル・バンドーン選手も参加し、F1ファンにとって最高の顔ぶれとなりました!

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ゲートオープンは7時30分からでしたが、7時頃のメインゲート前にはすでに長蛇の列。サーキット同乗体験やドライバーサイン会の抽選ブースも大人気で、こちらにもたくさんのお客さんが列を作っていました。

一日中ホンダのモータースポーツを味わえるHonda Racing THANKS DAY。今回は午前の部の様子をお届けします!

■トップカテゴリートークショー

Honda Racing THANKS DAYステージでは、ライダー、ドライバー、監督によるトークショーが行われました。まず最初のステージ「トップカテゴリートークショー」に登場したのは、アロンソ選手、MotoGPライダーのダニ・ペドロサ選手(レプソル・ホンダ)、マルク・マルケス選手(レプソル・ホンダ)です。

3人がステージに向かう姿が見えた瞬間、客席からは大きな声援が! 女性ファンもたくさんおり、「キャー!」という黄色い声も聞こえましたよ。

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ステージに上がると、いきなりスマートフォンを取り出したアロンソ選手。一体何を始めるのかと思いきや、客席の様子を撮影しだしたではありませんか! 「インスタグラムにのせる」と嬉しそうなアロンソ選手でしたが、トークショー後早速インスタグラムに動画をアップしていました。仕事が早い!

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「おはよう!」と日本語で挨拶した2016年MotoGPワールドチャンピオンのマルケス選手は、

「チャンピオンシップを決めることができた、ツインリンクもてぎに戻ってこれて凄く嬉しいです。今日はいろいろなレーシングプログラムがあって、自分たちも楽しみにしています。ホンダにとって特別な1日ですので、ファンの皆さんにも楽しんでもらいたいです。」

と日本のファンの前に戻ってきた感想を話していましたよ。

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司会者に「眠いの?」と心配されるほど、少し寝ぼけ気味だったペドロサ選手。

「自分たちもいろいろなクルマやバイクに乗ってたくさん走行しますので、ぜひ皆さんにも参加してもらって楽しい1日を過ごしてもらえればいいなと思います。自分は今、睡魔と戦っている最中なんですけれども(笑)、これだけたくんさんのファンの皆さんが集まってくれているので、全然大丈夫です!」

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実は3人ともスペイン出身。アロンソ選手にとって、この2人のライダーはどのような存在なのでしょうか。

「スペイン人として、MoToGPで素晴らしい成績を残している2人は凄く誇りに思いますし、嬉しいことです。もちろん、自分も小さい時からMoToGPを見ていて憧れのレースの一つでもありました。」

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また、昨年に引き続き今年もこのイベントでMotoGP参戦マシンRC213Vを走らせることを、とても楽しみにしているというアロンソ選手。

「一緒に走行するマルケスからいろいろアドバイスを貰いましたが、コースに出たら全部忘れます(笑)。でも、今年は昨年よりももっと速く走るので楽しみにしていてください!」

とまるで少年のように目を輝かせながら話していました。

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最後にマルケス選手のカメラで記念撮影。3人の仲の良さが伝わってくる、楽しいステージでした。

■Honda Racing Dream kart Cup

このイベントでしか実現できない、スペシャルメンバーによるカート大会がカートランドで行われました。レース1は国内外で活躍するライダーと佐藤琢磨選手、アロンソ選手、バンドーン選手が真剣勝負!

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レース前には「このレースで2輪ライダーが4輪ドライバーをやっつけるところを、楽しみにしていてほしい。」(マルケス選手)、「とにかくMoToGPのやつらの前でゴールしてやるからな!」(アロンソ選手)と、両者の目から火花がバチバチ。

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10周で行われたレースは、あっという間にドライバー3人がライダー陣を抜いていき、佐藤選手、アロンソ選手、バンドーン選手の本気対決に。

3人のサイドバイサイドの対決は鳥肌もの! プロの走りを目の前で見ることができ惚れ惚れしていたら、えっ?と目を疑うことが起こったのです。

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トップは後ろを見ながら走るくらい、余裕のバンドーン選手。しかしバンドーン選手が後ろを向き振り返った瞬間、アロンソ選手がいきなりトップにたったではありませんか! 突然のイリュージョンにバンドーン選手も動揺を隠せません。

そう、アロンソ選手はプロドライバーとして禁じ手のショートカットをしバンドーン選手の前にたったのです! それを見た佐藤選手もマネしてショートカット!! トップにたち、そのままチェッカーフラッグを受けました。

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結果はショートカットをした佐藤選手が1位、アロンソ選手2位、最後まで真面目に走ったバンドーン選手が3位。レース中のショートカットは本来であればペナルティですが、今回はレースが盛り上がったのでペナルティなし! 私達ファンを楽しませてくれた最高のレースでした。

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表彰式では1位の場所を指さし、「本当は僕がここだ!」とアピールするバンドーン選手。この悔しさは来年のF1で晴らしてもらいましょう!!

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優勝した佐藤選手は「レースは年功序列ですからね(笑)。良いバトルができて良かったです」と満面の笑み。

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本当に楽しそうだったライダー、ドライバー達。ズルしてまでも勝ちたい、負けず嫌いな一面も素敵! 普段絶対に見ることができないメンバー、そして距離で観ることができた超豪華なレースでした。

■McLaren-Hondaトークショー

白熱のカート大会が終わり、続いてトークショーに登場したアロンソ選手とバンドーン選手。ドライバー達は分刻みのスケジュールで大忙しです。

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2人を一目見ようと、ステージの前には多くのファンの方が集まっていました。トークショーのステージはお客さんとの距離がとっても近いんです! こんなに近くでドライバーを見て、ドキドキした方たくさんいたのではないでしょうか。

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アロンソ選手とバトン選手の似顔絵が書いてあるボードを持っている方を発見。なんとこちらの似顔絵、手書きなんだそうです。2人ともそっくり! ミドルネームまで書いてあるところが、最高です!!

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バンドーン選手が話している最中、何かを見つめているアロンソ選手。アロンソ選手の視線の先にあったものは……。

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ツインリンクもてぎの名物「メガシップラインつばさ」。上空を移動する姿に興味深々でした。アロンソ選手が乗っている姿をぜひ見てみたい! 来年やってくれないかなーなんて妄想しちゃいました。

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トークショー中のアロンソ選手は超自由。バンドーン選手が話している最中にまたしてもスマートフォンで撮影していたのですが、バンドーン選手のアップを撮りまくっていました。これにはバンドーン選手も思わず笑みがこぼれます。

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さらにさらに、マイクのヘッドをクルクル回すアロンソ選手。そんなに回してたら外れちゃうよーと心配していた矢先、取れました。マイクのヘッド。ニンマリ顔のアロンソ選手はいたずらが成功した子供のよう。司会者に注意され、ちゃんと元に戻し「喋れるよ!」と満足そうでしたよ。

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レース後の記者会見など、話しをしていないドライバーを見るのが密かな楽しみの私。今回のトークショーでも、アロンソ選手に笑わせてもらいました。

カート大会やトークショーで真面目に取り組むバンドーン選手に対し、少しおふざけしちゃうアロンソ選手のギャップがまた良いですよね。ドライバー達の新たな一面を見る事ができるのも、このイベントだからこそ!

すでに大満足な時間を過ごしましたが、Honda Racing THANKS DAYはまだまだ続きます。午後は、いよいよジェンソン・バトン選手も登場します! お楽しみに!!

(yuri)

今季引退のバトン特集!フィジオからみたバトンの素顔とは?【F1速報×F1女子~アブダビGP号~】

最終戦アブダビGPで幕を閉じた、今シーズンのF1。全21戦、開幕前は随分多いなと思っていましたが、終わってみるとあっという間でしたね。

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そして、ニコ・ロズベルグ選手(メルセデス)が悲願のワールドチャンピオンを獲得! ワールドチャンピオンをかけたチームメイトバトルは終始ドキドキしっぱなしで、最終戦にふさわしい素晴らしいレースでした。

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12月1日(木)発売の「F1速報アブダビGP号」はアブダビGPの模様はもちろん、今季でF1から完全に引退すると宣言し、私達ファンを驚かせたジェンソン・バトン選手(マクラーレン)の特集も見逃せません!

■CHAMPION’S VOICE ニコ・ロズベルグ

初めてF1世界選手権を制したロズベルグ選手。何度も感極まって涙を浮かべた記者会見の様子をお届けします。

── 今シーズンが自分のものになる、と思ったのはいつ頃でしたか。

「シーズンの最初には感じていた。開幕4勝したからね。でも、その時点でチャンピオンシップについて考えるのは大間違いだってことは十分分かっていたよ。なんたって、ルイスがチームメイトで、彼はいつだって応戦してくるし、本当に手強い相手だからね。でもすごいチャンスがあると思っていたし、それを掴むしかなかった。」

──プレッシャーを実感し始めたのはいつですか。

「すべてが自分の手の中にあるって感じた頃、プレッシャーを感じ出した。つまり鈴鹿の後だね。」

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──ルイスのペースがあれほど遅ければ、追い抜くこともできたのでは。

「できなかったよ。時々試してみたけど、ルイスのドライビングは本当にすごかった。ターン21からセクター1を通過して、セクター2の中盤まで全開で行くから、そこにオーバテイクのチャンスがあるんだけど、一度も近づくことができなかった。僕と同じマシンだから、高速コーナーで追い抜けるはずもないし、次のセクションでは追い越しようがないから手を引くしかない。どうしようもなかったんだ。」

──ご両親がサーキットに来ていましたね。栄光の瞬間に家族が一緒にいるというのは、どんな気持ちですか。

「まだ父と会えていないんだ。母としか話していないから、早く会いたいよ。土曜日の夜に、いつもメールしてくれるんだ。たいてい『明日は全速力で行けよ。以上!』とかね。つまりそれが彼のアドバイスってわけだ。父も母も欠かせない存在になっている。母はプライベートな生活を支えてくれているし、父はキャリアを積むサポートをしてくれている。本当に心強いよ。父が導いてくれたこと、そして一歩下がっていてくれることは、すごく助かっている。僕らにとってはそうすることがうまくいく秘訣なんだ。今日もまさに今、一歩引いて見守ってくれていることは間違いないしね。」

■ジェンソン・バトンさらば素晴らしき日々

「これが僕のF1ラストレースになるだろう」。アブダビGPのFIA記者会見で、そう切り出したバトン選手。いったい何を思い、来季以降どうするつもりなのか。鈴鹿より追跡取材した一連のインタビューから、その胸中を探ります。

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──歴代チャンピオンのなかには、頂点に上り詰めたことでレースに対するモチベーションを失った例が見られます。あなたは、そんなことはなかったですか。

「それはない。コックピットに乗り込めば、僕はいつだって自分の100パーセントを出そうとしてきた。チャンピオンになってからもずっとそうだったし、戦闘力のないマシンに乗っていても同じだった。だからこそそれが結果に結びつかないと、欲求不満がたまってしまう。でも、それでモチベーションが下がることは決してない。逆に僕は自分に対して、ずっとプレッシャーを掛け続けてきた。どんな状況でも結果を出し続ける、最高の走りを披露するんだと、自分を鼓舞し続けてきた。今回レースをやめると決断した大きな理由のひとつは、そのプレッシャーに疲れたからだった。これ以上は、もう無理だ。休息したい。そう思ったんだ。」

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──あらためて伺いますが、今回の決断は難しいものでしたか。

「もちろんだよ。ドライバーが自分の将来を考える時、現役続行か完全引退か、普通はふたつにひとつしかない。17年間は、本当に長い年月だった。たとえば僕はモナコに自宅があるけど、この17年間でモナコで過ごした時間なんて、ほんの少ししかない。だからモナコに戻っても、『ああ、帰ってきた』という気持ちは、今もまったく持てずにいる。家族にしても同様だ。僕には姉が3人いて、全部で7人の子の叔父さんなんだけど、彼らの成長を少しもフォローできていない。滅多に会えなくて、みんないつのまにか大きくなってしまっている。それだけ自分のすべてをF1に捧げてきたんだ。」

■密着 これが最後?の日本GP

バトン選手は多忙なレースウィークエンドをどう過ごしているのか。ファンとしては、とっても気になるところです。

F1速報取材班は、サーキットにおいてバトン選手を最も近くでサポートしている、フィジオ(理学療法士)兼パフォーマンスコーチの「マイキー」こと、マイク・コリアーの取材に成功! バトン選手の知られざる一面を知ることができますよ。

フリー走行が行われる金曜日。サーキットに到着したら、チームホスピタリティハウスで朝食を摂るというバトン選手。

「オムレツとサラダ、そしてブラックコーヒーと水一杯。コーヒーに入っているカフェインには、運動能力を向上させる効果があることが判明しているんだ。かつては世界アンチ・ドーピング機関によって禁止されていたけど、04年にカフェインは禁止薬物のリストから除外されて積極的に摂る人も増えているから、僕も特に制限はしていない。とはいえ、一日4杯程度にするよう注意しているよ。」

ちなみにバトン選手はコーヒー以外にもイギリス人らしく紅茶もたしなむのだとか。コーヒーの時はブラックで、紅茶は砂糖入りのミルクティーなんだそうです。コーヒーも似合いますが、バトン選手×紅茶って、絵になると思いませんか!? 思わず飲んでいる姿を想像してしまいました。

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スケジュールは同じでも、金曜日と違いがあるという土曜日。

「実はF1ドライバーはレースよりも予選の前のほうが緊張感が高いんだ。だから、予選前のマッサージは気持ちをリラックスさせるために何もしゃべらないことが多い。ジェンソンが好きな音楽を掛けているか、無音だね。気が付いたら寝ていることもあるよ。」

今年の日本GPはバトン選手にとって、厳しいグランプリとなりました。それでも、バトン選手はチームスタッフと衝突するというようなことはなかったそうです。

「ジェンソンがすごいのは、常にランニングをしたり、食事の管理を自ら行うというフィジカルな面だけでなく、感情をコントロールできるという精神的な強さを兼ね備えていること。F1は個人スポーツではなく、多くのスタッフが関わっている。さらにマシンのパフォーマンスは毎年違うし、同じシーズンの中でもアップダウンがある。だから、いくら肉体的に優れていても、精神的な強さがないとやっていけない。僕らが再会した08年はジェンソンにとって厳しいシーズンだったけど、彼はサーキットを出たら、コース上のパフォーマンスを引きずったりはしなかった。終わったことは振り返らず、常に次のことを考えているんだよ。」

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ファンはもちろん、チームメイトやスタッフ、たくさんの人に愛されてきたバトン選手。ドライビングテクニックはもちろんですが、この人柄に誰もが惹かれたのかもしれませんね。

私がF1にここまでハマったのは、バトン選手のおかげと言っても過言ではありません。来季からF1にいないと思うと、心が張り裂けそうなくらい悲しいですが、新たな人生のスタートも精一杯応援します!!

(yuri)

こんな事ってある!? ワールドチャンピオン獲得5日後に、ロズベルグが電撃引退発表!

2016 F1最終戦アブダビGPで、悲願の初ワールドチャンピオンを獲得したニコ・ロズベルグ選手(メルセデス)。その興奮からまだ冷めやらぬ5日後、「今季限りでF1から引退する」という衝撃発表で世界中のF1ファンのみならず関係者、そして他のドライバーまでも驚かせました。

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ロズベルグ選手は、1982年のF1ワールドチャンピオン、ケケ・ロズベルグを父に持つ2世ドライバー。2006年ウィリアムズでF1デビューし、2010年メルセデスに移籍しました。

現在の短髪なロズベルグ選手も素敵ですが、デビュー当初はサラサラのブロンドヘアーで「F1界のレオナルド・ディカプリオ」と言われるなど、まるでおとぎの国の王子様そのもの! この甘いフェイスに心を奪われたF1女子はたくさんおり、男性のみならず女性からも人気のあるトップドライバーなんです。

メルセデスでは、ミハエル・シューマッハやルイス・ハミルトン選手といったトップドライバーをチームメイトに持ち、さぞやプレッシャーも大きかったことでしょう。

2014年からメルセデスのマシンは他のチームを圧倒する速さになりましたが、惜しくも2年ともハミルトン選手にかなわず、ワールドチャンピオンまでの道のりは非常に長く困難なものでした。

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そんなロズベルグ選手ですが、2016年シーズンは開幕から4連勝と好調な滑り出しを見せ、早くもハミルトン選手との差を43ポイントまで広げました。そしてチャンピオンシップ争いは最終戦アブダビGPまでもつれこみます。

ポールポジションを獲得したハミルトン選手とは12ポイント差で、ハミルトン選手が逆転勝利するには優勝が絶対条件で、なおかつロズベルグ選手が4位以下で終わらないといけないという、ロズベルグ選手が圧倒的に有利な状態でレースはスタートしました。

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ハミルトン選手1位、ロズベルグ選手2位のまま進んでいった最終スティント、とんでもない出来事が起こりました。

なんと、ハミルトン選手がわざとペースを落として、ロズベルグ選手を後続とのバトルに巻き込まれるようにしたのです。ハミルトン選手の戦略通り、後続のマシンがどんどんロズベルグ選手に近づいてきます。まさに手に汗握る状態。こんなに長く感じた最終スティントは今まで見たことがないかも!?

しかし、トップから3.5秒の間に4位までのマシンがいるという状況が続くなか、ロズベルグ選手は2位を見事に守りきり、F1参戦から11年、ようやく初のワールドチャンピオンを獲得しました!

チェッカーフラッグ後、ホームストレートでドーナツターンを披露し喜びを爆発させたロズベルグ選手。ポディウムでは涙を浮かべ、チームのガレージに戻るとすぐに奥さんの元へ駆け付けたロズベルグ選手の姿は今でも鮮明に覚えています。

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ロズベルグ選手は引退について、

「25年間レースをしてきて、F1世界チャンピオンになることは僕の『一つの』夢だった。ハードワーク、痛み、犠牲を通して、これが僕の目標だった。 そして今、それを達成した。僕は自分自身の山を登ってきて、頂上にいる。この決断は正しいと感じている。」

「今シーズン、僕が言えるのは、本当にタフだったんだ。過去2年間の失望の後、すべての領域で狂ったようにプッシュし、僕はこれまで経験したことがないレベルへ自分のモチベーションを上げていった。もちろん、それは僕が愛する人たちにも影響を与えた。それは家族全体を犠牲にして努力し、僕たちの目標の背後にはすべてを置いてきた。」

「今は、ただ、この瞬間を楽しむだけだ。この数週間はシーズンを振り返りながら、やってくるあらゆる経験を楽しみ、味わう時間だ。その後、僕の人生の次のコーナーへ向かい、僕のために何があるのか見てみたい。」

と発表しています。

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今後についての発表はまだしておらず、違うカテゴリーのレースに出るのか、それともレース界からも完全に引退し家族との時間を大切に過ごすのか……来シーズンはワールドチャンピオンとしてどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、そしてハミルトン選手とのチームメイトバトルも楽しみにしていただけに、この突然の発表が残念で仕方ありません。現在31歳。F1ドライバーとしては少し早すぎる引退です。

ロズベルグ選手の引退で、急遽シートに空きが出た2014年から2年連続コンストラクターズチャンピオンを獲得しているメルセデス。一番のライバルになるであろう、ハミルトン選手のチームメイトは一体誰の手に!? こちらも気になるところですね。

(yuri)

ガソリンを使わないF1!? フォーミュラEが丸の内を駆け抜けた!

2016年11月23日(水)、フォーミュラEを戦うマシンが東京丸の内にやってきました!

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フォーミュラEは、2014年9月よりスタートした電気自動車フォーミュラカーによる、FIA世界選手権。電気自動車なので、ガソリンは一切使用しないF1の近未来版といったところです。

都市部の大気汚染対策となる電気自動車の普及促進を狙い、レースは世界各地の大都市や有名リゾート地の市街地コースで行なわれます。2016-2017シーズンでサードシーズンとなり、世界中から注目を浴びているレースのひとつです。

そんなフォーミュラEのマシンが、「エコロジー&モビリティフェアin丸の内」のスペシャルコンテンツとして、東京丸の内仲通りでデモンストレーション走行を行いました。

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丸の内仲通りを駆け抜けたマシンは、サードシーズンで活躍しているABT SCHAEFFLER FE02。セカンドシーズンで優勝3回を含む10回の表彰台を獲得し、圧倒的なパフォーマンスを発揮した前モデルの基本コンセプトを踏襲しながらも、車両のさらなる軽量化と、パワートレインの高効率化を達成させ、更にパワーアップしています。

オープニングセレモニーに登場したのは、シェフラージャパン株式会社最高技術責任者アジアパシフィックアンドジャパンのトーマス・スメタナ氏。シェフラーは、テクノロジーパートナーとしてABT SCHAEFFLER FE02のパワートレインを開発しています。

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「シェフラーは走る楽しみや、エモーショナルといったような側面だけでなく革新的な高効率のソリューションなども提供しています。フォーミュラEにはその両方の要素がうまく融合されているのであって、純粋な電動駆動のエモーショナルなレースマシンでありつつ高効率でもあります。この東京において、モータースポーツのスリルを皆様に少しでも味わっていただきたい。デモンストレーション走行をぜひお楽しみください。」

ABT SCHAEFFLER FE02をドライブしたのは、ABTシェフラー・アウディスポーツチームのルーカス・ディ・グラッシ選手。

ディ・グラッシ選手はフォーミュラEがスタートした2014年からABTシェフラー・アウディスポーツチームから参戦し、記念すべき第1戦北京GPで見事優勝したのを皮切りに6度表彰台へ。次のセカンドシーズンでも史上初の2戦連続優勝を含めて7度表彰台に上るなど、2季通算13度の表彰台回数は全選手中最多を誇ります。

セカンドシーズンでは、セバスチャン・ブエミ選手(eダムスルノー)と最終戦でファステストラップを獲得したほうがドライバーズチャンピオンを獲得するという激しい争いを繰り広げ、ランキング2位に。サードシーズンの開幕戦香港GPは2位でフィニッシュし自身通算14度目の表彰台を飾りました。現在ランキング2位にたち、初の年間王座獲得へ期待が膨らみます。

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「こんにちは、東京! 私の名前はルーカス・ディ・グラッシです。」と日本語で挨拶し、会場を盛り上げたディ・グラッシ選手。

「今回、東京のストリートでフォーミュラEのマシンを運転することができ、嬉しいです。日本、もしくは東京での開催にむけて、これは第一歩ではないかというふうに思います。日本のファンの皆様を代表し、日本のどこかでフォーミュラEを開催することができることを期待しています。もうお待たせするのはやめて、早速マシンを運転しましょう!!」

と早くドライブしてくてたまらない様子。

午後1時と4時の二度行われた走行には、合わせておよそ1万1千人のファンや通行人が足を止め、デモンストレーション走行を楽しみました。

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電気自動車とだけあって、もちろん排気音は全くしません。マシンが近くに来ているのが気付かないくらい静かです。でも、加速時に聞こえるヒューンというモーター音は、クセになるかも!? もちろんタイヤの焦げた匂いも、たまりません。

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ディ・グラッシ選手はモーターならではのトルクの大きさをアピールするために、ホイールスピンをさせて路面に黒々とブラックマークを残してくれました! 丸の内仲通りを通る機会があれば、ぜひチェックしてみてくださいね。

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4時の走行ではイルミネーションの点灯式も行われ、イルミネーションの中をマシンが駆け抜ける姿はとても幻想的でした。やはり、走りを近くで見ると興奮しますね。たくさんの人にフォーミュラEの面白さを伝えるためにも、日本でレースを開催してほしいと心から思った瞬間でした。近い将来、実現しますように!!

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走行を終えたディ・グラッシ選手は、

「今の走行がうまくいったことを、大変嬉しく思います。東京のストリートにおいて、初めてフォーミュラEのマシンを運転することができました。これは誇りに思うことです。小さな一歩であったかもしれませんが、電動モビリティの未来にむけて正しい方向に進みだすことができたのではないかと思います。」

と目を輝かせていました。

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また、日本の印象についても話してくれましたよ。

「私は日本が大好きで、日本に初めてきたのは2008年のことです。当時はF1ルノーチームのリザーブドライバーとして来たんですけれども、それ以降は2010年にF1ドライバーとして来ました。そして、2014年から3年連続WECドライバーとして来ています。一番好きな食べ物は寿司で、どこにいっても寿司ばかり食べています(笑)。東京も大好きです。東京のライフスタイルは大都市でありながらクリーンで安全で……。東京は世界の大都市の素晴らしい例になるのではないかと思っています。」

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そうそう、幸運なことにディ・グラッシ選手と写真を撮ることができました。とっても優しくて、スタイルも抜群でかっこいい! 惚れ惚れしちゃいました。フォーミュラEサードシーズンは始まったばかり。今年こそはドライバーズチャンピオンを獲得してほしいです!!

(yuri)

感動のブラジルGP。あの時マッサは何を思った?【F1速報×F1女子~ブラジルGP号~】

大雨の中、セーフティーカーと共に始まった2016 F1第20戦ブラジルGP。雨は止むことなく降り続け、大荒れのレースとなりました。

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レース中、メインスタンド前でクラッシュしリタイアとなってしまったフェリペ・マッサ選手(ウィリアムズ)がブラジル国旗を掲げながらガレージに戻る姿に、誰もが心打たれたはず。

今シーズン限りの引退宣言をし、最後のホームレースでマッサ選手はあの時どのような気持ちで歩いていたのでしょうか。11月17日(木)発売の「F1速報ブラジルGP」号に、マッサ選手の想いが記載されていますよ。

■フェリペ・マッサ最後の母国GP、ターン14に散る

マッサ選手にとっての最後のホームレースは、大観衆が見守るメインスタンド手前の大クラッシュで幕を閉じました。ガレージに戻る道すがらは他チームも含めたスタッフからの功労パレードにあらためて終わり方が最高だったと、自らの人徳が生んだ花道にマッサ選手は大きな感動と満足感を覚えていたそうです。

「ファンとブラジルのためにも、レースを完走できなかった時の気持ちを言葉にするのは難しい。僕にとっても特別な場所だからね。でも、神のみぞ知る、ということだろう。つまり、あの場所で止まったっていうのは、とても特別で素敵なことだ。ブラジルの人々や、パドックの皆、それにこれまでの長いキャリアのなかで一緒に仕事をしてきた人たちの想い……ただ『本当にありがとう』と口にしたい。ここにいて、この世界の一部でいるということは、とても誇らしく喜びに満ちていて……なんて言ったらいいんだろう。ファンの目の前で止まったのは神様の思し召しによるものだ。僕のキャリアを通してずっと応援してくれたこと、そして最後の瞬間も見守ってくれたことに感謝を伝えるためにね。」

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他チームのガレージ前を過ぎゆく際に、皆がねぎらってくれたことにも感動したマッサ選手。

「レースの途中だというのに、皆が表に出てきて、あれだけ大きなクラッシュの後で僕が歩いて行くのを見送ってくれたのは凄く特別なことだ。いい結果じゃないし、望んだような結果ではなかったけど、『本当にありがとう』って伝えたい。今日のことも、皆のことも一生忘れることはないよ。君たちは僕の心の中にずっと残るだろう。」

■once upon a grand prix

一枚の写真が語る、F1の歴史。今回は2003年4月18日サンマリノGP開始直前にタイムスリップです。

2003年第3戦ブラジルGPは雨が降り続く悪条件下、セーフティーカー先導でレースはスタートしました。滑ってコースを飛び出すドライバーは後を絶たず、王者ミハエル・シューマッハー選手(フェラーリ)も27周目にコースアウトする始末。71周予定のレースは大混乱のなか、55周目(と思しき周)に赤旗終了となりました。

大混乱のブラジルGP優勝したのはイタリア人のジャンカルロ・フィジケラ選手(ジョーダン)。この時30歳、F1グランプリ出走110戦目。96年F1デビュー当初から将来を嘱望されながらも、ここまでの7年間は、勝てそうで勝てないつらい日々でした。

赤旗時は走行周目の2周前の順位が採用されるというルール(トップ走行車を抑えず即刻中断となるため、全車が通常走行で完了した最終周を採るという判断)の適用を巡って関係者間で粉糾、掲示モニター上は55周終了順位(56周目)でフィジケラ選手がトップと一瞬表示されるも、直後に54周に戻り、53周終了時点ならキミ・ライコネン選手(マクラーレン)がトップ、2位フィジケラ選手、3位フェルナンド・アロンソ選手(ルノー)とされました。

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F1協議団がブラジルからパリのFIAに戻って審議を重ねた結果、レースから5日後(4月11日)、ジョーダン陣営の訴えが通ってフィジケラ選手の勝利が決定・発表されました。赤旗中断時点で、フィジケラ選手がすでに56周目に入っていた証拠が判明。つまり、最終結果は53周終了時点ではなく54周終了時のものが有効となります。フィジケラ選手は0.945秒差でライコネン選手をかわしていたのです。

インテルラゴスでは勝利を祝えなかったフィジケラ選手とジョーダンでしたが、2週間後の次戦サンマリノGPで粋な計らいが待っていました。ブラジルGP優勝トロフィーを持ち帰っていたマクラーレン陣営が、フリー走行開始直前のイモラのスターティンググリッド上でジョーダン陣営にトロフィー返還を行ったのです!

若々しいフィジケラ選手とライコネン選手、二人ともかっこよすぎる!! そしてチーム代表たる、ともにクセ者のエディ・ジョーダンとロン・デニスの笑顔も最高なんです。これはFIAの公式行事ではなく、あくまでも非公式なもの。人間の温かみを感じる、素敵な一枚です。

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本誌には今回のマッサ選手の感動シーンの他にも、マッサ選手の単独インタビューやF1関係者が語るマッサ選手との思い出などの引退特集、そして先程紹介したフィジケラ選手とジョーダンへトロフィー返還シーンと、レース中とはまた違った人間ドラマを知る事ができ、読んだ後に心がほっこりする「F1速報ブラジルGP号」でした(^^)

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トト・ウォルフがパスカル・ウェーレインに付けた不思議なニックネームとは?【F1速報×F1女子~メキシコGP号】

10月30日(日)に開催された2016年F1第19戦メキシコGPでは、レッドブル両ドライバーとセバスチャン・ベッテル選手(フェラーリ)が終盤、3位をめぐり激しいバトルを繰り広げました。

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そして表彰式終了後の審議で3位が代わるという衝撃のラストとなりましたが、私的にはメキシコの「死者の日」の骸骨メークでサーキットに登場した、ダニエル・リカルド選手(レッドブル)とマックス・フェルスタッペン選手(レッドブル)の姿が一番の衝撃だったかも!?(笑)

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11月3日(木)発売の「F1速報メキシコGP号」にも衝撃ニュースはあるのでしょうか。早速見どころをチェックしてみましょう!

■SCOOP UP!! ぬか喜び

レッドブルとフェラーリが、異なる戦略で最終盤に急接近。表彰台を賭けた激しい争いは、ふたつのペナルティによって決着という、なんとも後味の悪い幕切れとなりました。

68周目、ターン1でベッテル選手は前を走るフェルスタッペン選手をオーバーテイクしようと仕掛けるも、ブロックされ失敗。しかし、守ったフェルスタッペン選手は止まりきれずにオーバーランし、ベッテル選手の前でコースに復帰します。

レッドブルのエンジニアが「ポジションを譲れ。」と無線で指示を出しましたが、フェルスタッペン選手は従わず……。その状況にベッテル選手の怒りは頂点に達してしまったのです。

「さっさとどけよ。××××野郎め、アイツは本当に××××野郎だ。みんなも見たでしょ。アイツは僕をリカルドに抜かさせようとしているんだ。××××!!」

と無線で怒りをぶちまけるベッテル選手の予感は的中し、直後の70周目にリカルド選手がターン4で襲いかかります。

サイド・バイ・サイドの攻防はタイヤが接触するほど激しいバトルとなりましたが、両者のポジション争いは変わらず、3人はそのままの順位でチェッカーを受けることになりました。

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表彰式控え室へ向かったフェルスタッペン選手でしたが、審議の結果、5秒加算のペナルティが課せられベッテル選手が3位へ繰り上がったのです。フェルスタッペン選手に代わって表彰台に上がったベッテル選手は、まるで優勝したかのようにトロフィーを高々と揚げて喜びました。

しかし約3時間後、審査委員会にリカルド選手と共に呼び出されたベッテル選手は、異例な方向転換を行ったとして10秒加算ペナルティを受け、最終的な順位は3位リカルド選手、4位フェルスタッペン選手、5位ベッテル選手となりました。

レース後、パドックで記者会見を行ったフェラーリとレッドブルの両チーム代表にはもちろん笑顔はありませんでした。

「我々の表彰台は、官僚制度によって奪い去られてしまった。この裁定はあまりに厳しく、不当とも言えるものだ。」(アリバベーネ)

「マックスに対する裁定は我々にとってかなり厳しいものだった。あれがペナルティだというなら、なぜスタート直後のルイス・ハミルトンにはなんのおとがめがなかったのか。ダニエルの件で我々の主張が認められたのは良かったが、彼が表彰台に上がる機会が失われたことが残念でならない。」(クリスチャン・ホーナー)

■Tetsu’s Technical Check

サーキットの特性に合わせてマシンのパーツを変更しているのは分かりますが、「このパーツは何の役割があるのかな?」と思うことがほとんど。このページでは、F1のメカニックとして活躍したモータースポーツジャーナリストの津川哲夫氏が、最新メカニズムを分かりやすく解説してくれます。今回、特に興味深かったのはレッドブルの冷却対策。

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標高が高く空気が希薄、かつ高温なメキシコシティの気候は空力に大きな影響を与えるが、なかでも冷却には神経を使う。空気が希薄な分ラジエター類のクーリングが通常よりも苦しくなるため、より大容積の冷却空気を取り込まねばならず、その効率を上げるには排熱用エアアウトレットの拡大は必須だ。レッドブルはリヤサスペンションのアッパーアームのマウント部に巨大なバルジを装着し、後方に向けてエアアウトレットとしている。(津川氏)

■100の質問 パスカル・ウェーレイン

待ってました!「100の質問」!! 今回の回答者は、ドイツとモーリシャスの血を引くエキゾチックな風貌、マノーのパスカル・ウェーレイン選手(1994年10月18日生)の登場です。デビューイヤーで新鮮なのか、しょっちゅう笑いのツボにはまってくれたそうですよ(笑)。

Q15.ニックネームは?

A.トト(ウォルフ)にリトル・プリンス(星の王子様)って呼ばれてるんだけど、なんでかな(笑)。

Q20.特別な資格を持っていますか?

A.学校を卒業したのが15歳で、その後は3年間メカニックの職業訓練を受けたよ。

Q51.ドリームチームのメンバーは?

A.えーと、メルセデスで、ドライバーはもちろん僕、もうひとりは誰でもいいよ。チームはそのままで……言っとくけど、どこか変えたか方がいいと思ったとしても、言わなくていいからね(笑)。ともかく、そのままで。

Q62.縁起を担ぐ?

A.うん、いろいろね。数字の13が嫌いだよ。13日の金曜日は一歩も外に出ないほうがいいと信じている(笑)。

Q99.何があってもやらないことは?

A.パラシュートとスカイダイビング。

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気難しそうだな、という第一印象を持っていましたが、「13日の金曜日は一歩も外にでないほうがいいと信じている(笑)」と回答するなどチャーミングな一面があってびっくり! なぜニックネームがリトル・プリンスなのかも気になりますよね。今度サーキットで会えたら「ハロー!リトル・プリンス!」と声をかけてみようと思います(笑)。

(yuri)

面白アンケート!ドライバーのお気に入りの曲は何だ?【F1速報×F1女子~アメリカGP号~】

2016F1第18戦アメリカGPで、ルイス・ハミルトン選手(メルセデス)が第12戦F1ドイツGP以来となる6戦ぶりの優勝!ドライバーズランキング1位のニコ・ロズベルグ選手(メルセデス)に26ポイント差までせまり、チャンピオン争いがますます面白くなってきましたよね。

ハミルトン選手が久しぶりにポディウムの頂点に、そして表紙に帰ってきた10月27日(木)発売の「F1速報アメリカGP号」の見どころを紹介します!

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■FOCUS

ハミルトン選手は開口一番「今日はシーズンでも最高のスタート。完璧だったね。」と自画自賛。

日本GPで三年連続のコンストラクターズ選手権チャンピオンを決めたメルセデスは、直後にイギリス、ブラックレーにある本拠地で1000人以上を集めて盛大な祝賀会を開きました。

もちろん、ドライバー二人は主役として招集されましたが、ロズベルグ選手が翌日すぐに帰宅したのに対し、ハミルトン選手はアメリカ行きをさらに一日遅らせ、シミュレーターで「スタート練習」をしていたのだそうです。

「スパはまずまず。予選まで素晴らしかったモンツァでは出遅れて、シンガポールもダメ。セパンは良かったけど、鈴鹿は最悪だった。シーズン後半はとにかくスタートが結果を左右してしまったね。今回は先週、ファクトリーでエンジニアと一緒にやった対策の効果が出た。今日は最初から、うまくやれる自信があったんだ。こんな感触は今年になって初めてだった。もっと早くやっていれば良かったと思うくらいだよ。」(ハミルトン選手)

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鈴鹿での惨敗後に迎えたアメリカGP。ハミルトン選手はどのように気持ちを切り替えたのでしょうか。

「アメリカっていう国が好きなんだ。どこよりもリラックスできる。相性のいいこのサーキットは、僕のハンティング場のようなものだしね。鈴鹿を終えてすぐに、いや、正直に言うと翌日だったかな。起こったことは全て忘れて、いつまでもグダグダ考えるのをやめにしたんだ。レースは続くし、前を向くしかないわけだからね。とにかく僕自身は、自分に何ができるか分かっているし、邪魔をするものがあるとしたらそれはマシンに起因することしかない。今日はそれがなかったから、本当に気分がいいよ。」

■グランプリここだけの話 CATCH THE EYE

アメリカGPの主催者が、F1ドライバーに「お気に入りの曲は何か?」という興味深いアンケートを行いました。

22人がすべて回答した結果、最も多くのドライバーからお気に入りの曲として挙がったのが、ブルース・スプリングスティーンの「Born in U.S.A」とザ・イーグルス「Hotel California」だったそうです。

「Born in U.S.A」を聴いていると答えたのは、セバスチャン・ベッテル選手(フェラーリ)、バルテリ・ボッタス選手(ウィリアムズ)、ケビン・マグネッセン選手(ルノー)で、「Hotel California」を挙げたのはフェリペ・マッサ選手(ウィリアムズ)、ニコ・ヒュルケンベルグ選手(フォースインディア)、マーカス・エリクソン選手(ザウバー)。

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よくヘッドホンをしているハミルトン選手のお好みは、タイ・ダラー・サインの「Wavy」と「Campaign」、Made in TYOの「I Want」の3曲だそうですよ。

知らない曲がほとんどだったので調べて聞いてみたのですが、最も多くのドライバーからお気に入りの曲として挙がった2曲は70年代後半からと80年代前半に大ヒットした曲ということにびっくり! 多くの人から愛されている曲は世代をこえるのですね。

ロック調が好きなドライバーが多いのに対し、ハミルトン選手はヒップホップ系を選曲。あのヘッドホンからこの曲が流れているんだと思うと、めちゃくちゃ似合っているしかっこいい! ぜひみなさんも聞いてみてくださいね(^^)

■ピットストップグランプリ

レースの勝敗において、一瞬のミスが命取りとなるピットストップ。2010年にレース中の再給油が禁止されて以降、道具の進化はもちろんメカニック達の鍛錬もあり、今季は静止時間1秒台のタイムが生まれています。

道具の進化のなかでも最も大きく進化したのがホイールガンとホイールナット。かつてのピットストップといえば、ロリポップマンが作業終了の合図を目視して確認してからロリポップを上げていましたが、現在はロリポップが信号機に変わりました。

そのため、手を挙げる動作もホイールガンに搭載されたボタンを押すだけに簡略化されました。このボタンは4輪ガンマンと前後のジャッキマンが押すことになっており、ロリポップマンが誤って信号機を青にしても、6カ所すべてのボタンが押されていない限り、青信号に変わらない仕組みになっているそう。

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今季ここまでの最速タイムをマークしたウィリアムズの白幡勝広メカニックは、

「タイヤを取ったり付けたりする人には、ある程度の腕力が必要だということは想像できると思いますが、そのほかにもガンマンはマシンが停止する位置が多少ズレても対応できるように、腕の長い人が担当することになっています。ウチの左前輪担当のメカニックは腕が長く、ピット作業もナンバーワンです。」

と解説しています。

そして、ウィリアムズのピットストップの高速化に大きく貢献しているのがマッサ選手の正確なマシン停止能力で、それはボッタス選手も学んでいるそう。

ガンマンは腕が長い人が担当しているとは知りませんでした! 他のチームもそうなのでしょうか。気になるところです。まさに神業ともいえるピット作業。レース展開の中でも重要な役割を担っていますよね。

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本誌では各グランプリのピットストップタイム・ベスト5、そして総合ベスト10が掲載されていて興味深いですよ。そして、次戦のメキシコGPピットストップトップタイムはどこのチームがたたき出すのでしょうか。レース中のピット作業にも注目ですね!!

(yuri)

【F1速報×F1女子~日本GP号~】フェルスタッペンがF1速報を見てびっくりした訳は?

年に一回のビッグイベント、F1日本GPが終わり心にぽっかり穴が開いた状態の方多いのではないでしょうか? そんな時は10月13日(木)発売の「F1速報日本GP号」を読んで思い出にひたりましょう!

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■HONDA Strikes Back

マレーシアGPでの大健闘もあり、ホンダとして期待の高かった日本GP。しかし、ハース、トロロッソにもラップタイムが届かず、事前のシミュレーションでは好調を維持できるはずだった鈴鹿で、一体何が起こったのでしょうか?

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長谷川総責任者は言葉少なに語ります。

「まったく、予想外の結果です。何が悪かったのか、まだはっきり分かりません。ただトラブルや不具合が出たわけではなく、車体とパワーユニット、総合的なパッケージの力不足ということです。とても戦えるレベルではありませんでした。」

予想以上にグリップが低く、鈴鹿の肝と言うべきターン1〜ターン2からS字にかけて連続する中高速コーナーで、パワーがしっかり路面に伝わりません。それを改善するために最高速を犠牲にしてダウンフォースを目一杯つけましたが、区間タイムが伸びず……。

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「エンジンパワーとダウンフォースが足りないために、中高速コーナーの脱出で十分にスピードが乗らない。このふたつはF1マシンとして最も重要な要素なんですが、その欠点が鈴鹿ではあからさまに出てしまったということです。」

と言う長谷川氏。しかし、「サーキットの特性からしても残り4戦はここまで難しいサーキットではないと思いますし、とにかくこのままでは終われません。」と気持ちを切り替え、次戦に向けての意気込みも見せています。

日本GPは期待していた分、本当に残念な結果となってしまいましたが、残り4戦は来シーズンに向けて良いステップになるようなレースになるといいですよね。

■FROM THE PADDOCK 2016

楽しい写真とコメントで振り返る、FROM THE PADDOCK2016。今回は日本GP超拡大スペシャルです!

マグネットが集めるのが趣味のダニール・クビアト選手(トロロッソ)に、日本ならではの「和もの」マグネットをプレゼントしたところ、「一番」マグネットが特に気に入ってくれたんだとか。マグネットをおでこにあてるクビアト選手、キュートです!!

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応援しているドライバーの手作りグッズを身に着けたファンの方もたくさん! 手作り衣装やクマちゃんにチームのお洋服を着せたりとクオリティが高くてびっくりです。上位チーム&マクラーレンが人気だったそうですが、ニコ・ヒュルケンベルグ選手(フォースインディア)とロマン・グロージャン選手(ハース)推しも多数いたそうですよ。

■花よりF1!! 来日ドライバーを追っかけまわしましたSpecial!!

日本GP期間中は年に一度、来日したF1ドライバーを目にできるチャンス! ということで、GPウィーク中に東京で開催されたF1イベントに出席しドライバーを追っかけちゃいました!!

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ホンダウェルカムプラザ青山で行われた、「McLaren-Hondaドライバーズアピアランス」にジェンソン・バトン選手とストフェル・バンドーン選手が登場。バトン選手がバンドーン選手に日本語を教えるシーンがあったのですが、「Cute=可愛い、Beautiful=キレイ。これだけできっと大丈夫。君、まだ独身だろ?」と衝撃発言! でも、かっこいいから気にしません!!(笑)

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レッドブル共同記者会見で、ダニエル・リカルド選手とマックス・フェルスタッペン選手にインタビューすることができました! リカルド選手にマレーシアGPでの優勝のシューイの味は格別だったか質問すると、

「汗をたくさんかいたレースだったけど、決して美味しかったとは言えないです。ニコ(ロズベルグ)にもう二度とごめんだと言われて、ならオレに勝て!と言い返しました。」

と笑いながら白状してくれましたよ。

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フェルスタッペン選手にF1速報を見せたところ「雑誌の表と裏の位置が逆だ!」と、とてもびっくりしていました。何度も表と裏をひっくり返して確認している姿にキュンキュンしちゃいまいた(^^)

この他にもF1日本GPの出来事がたくさん詰まった、F1速報日本GP号。ぜひ購入して思い出の一冊にしてくださいね!

(yuri)

リカルドが今シーズン初優勝!恒例のシューイーもスペシャルバージョンに!!【2016 F1第16戦マレーシアGP】

10月2日(日)、2016 F1第16戦・マレーシアGPが、セパン・インターナショナル・サーキット(全長5.543km、周回数56周)で開催されました。

18年連続18回目の開催となるマレーシアGPですが、今年はサーキットのアスファルトを再舗装し、9つのコーナーを変更するなど大改修が行われました。

また、ほぼ赤道に直下に位置するサーキットであるため年間を通じて高温多湿。決勝の気温は33度、路面温度は52度まで上がり、ドライバーにとって、とても過酷な環境でのレースとなりました。

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オープニングラップから波乱のスタートとなったマレーシアGP。

好スタートを切った5番手スタートのセバスチャン・ベッテル選手(フェラーリ)が、ターン1で3番手スタートのマックス・フェルスタッペン選手(レッドブル)のインを突きますが、2台ともタイヤをロックさせて止まりきれず、ベッテル選手が2番手スタートのニコ・ロズベルグ選手(メルセデス)に追突して左フロントを壊しリタイアしてしまうというハプニングが発生! ロズベルグ選手もスピンして16番手まで下がってしまいました。

この事故により、ベッテル選手には次戦F1日本GPで3グリッド降格ペナルティが科せられます。

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この接触によりバーチャルセーフティーカーが導入され、ポールスタートのルイス・ハミルトン選手(メルセデス)と3番手スタートのフェルスタッペン選手の順位は変わりませんでしたが、4番手スタートのダニエル・リカルド選手(レッドブル)は2番手にジャンプアップ。

パワーユニット交換で計45グリッド降格ペナルティを受け最後尾スタートだったフェルナンド・アロンソ選手(マクラーレン)が混乱をうまくすり抜け、11番手まで浮上しました。

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9周目にはロマン・グロージャン選手(ハース)の左リアのブレーキがトラブルに見舞われ、ターン15でコースオフしてストップし、再びバーチャル・セーフティーカーが導入。

上位勢はステイアウトしましたが、フェルスタッペン選手、ロズベルグ選手らがピットインし、フェルスタッペン選手はソフトタイヤからソフトタイヤへ、ロズベルグ選手はソフトタイヤからハードタイヤへ履き替えます。

タイヤを履き替えたロズベルグ選手は猛プッシュ! 前を走るマシンをどんどん抜いていきます。他のチームを軽々とオーバーテイクするメルセデスの速さは、もはや異次元の世界にいるかのようでした。

ファステストラップを刻みリードを広げていくハミルトン選手。

その後方では、フェルスタッペン選手が6周分新しいハードタイヤを装着し、リカルド選手を上まわるタイムで後ろから追いかけます。

ここまできたらチームオーダーが出るかな?と思いきや、特に出ずコース上でホイール・トゥ・ホイールの激しいチームメイトバトルが展開され、レースを観ている私達ファンを楽しませてくれましたよね。

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レッドブルがチームメイトバトルをしている間に、更にリードを広げ優勝が見えてきたハミルトン選手に悲劇が訪れます。なんと、41周目のメインストレートで突然リアから白煙と炎を吐いてストップ。

「Oh!No—!No—!!」という悲痛な叫びがチーム無線で響き渡ります。ターン1でマシンを止め降りたハミルトン選手は大きく肩を落とし、その場でしゃがみ込んでしまいました。

ドライバーズチャンピオンシップをかけた大事な一戦で、ここで勝てばトップのロズベルグ選手に並ぶことができたはず……。ハミルトン選手の気持ちを考えると胸が痛みます(涙

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ハミルトン選手のマシンストップにより、またしてもバーチャルセーフティーカーが導入。また、エステバン・グティエレス選手(ハース)のフロントタイヤがいきなり外れるというハプニングも発生し、大波乱のレースとなりました。

この波乱のレースを勝ち抜いたのは、リカルド選手! 2014年ハンガリーGP以来の優勝となりました。

2番手は9月30日に19歳の誕生日を迎えたフェルスタッペン選手、そしてスタートの接触で後退し素晴らしい走りで4位まで浮上したロズベルグ選手は、レース終盤でキミ・ライコネン選手(フェラーリ)をオーバーテイクする際、接触し10秒ペナルティを科せられましたが、猛プッシュの甲斐があり、ライコネン選手に13秒差をつけて10秒ペナルティを跳ね返し3位を獲得しました。

マクラーレンはアロンソ選手7位、ジェンソン・バトン選手9位でダブルポイントを獲得。これは次戦の日本GPでも期待できそうですね!

リカルド選手が優勝ということは、当然やりますよね。シューイー(笑)。ポディウムの下では、チームスタッフが自分のシューズを持ってリカルド選手に「絶対やれよ!」と言わんばかりのアピールをし始めたではありませんか!

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その期待に応えるかのように、レーシングシューズにシャンパンを入れ(ロズベルグ選手も一緒になって注いでいました)、思いっきりシャンパンを飲んだのはいいのですが、今回はリカルド選手だけでは終わりません。

なんと、一緒にポディウムに上がったレッドブルチーム代表のクリスチャン・ホーナー氏、チームメイトのフェルスタッペン選手、そしてロズベルグ選手、全員にすすめたのです! 3人とも若干苦笑いでしたが、リカルド選手のあの笑顔にはかなわなかったようです(笑)。

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今年のF1流行語大賞は「シューイー」に決まりですね(笑) 。

さぁ、いよいよ次戦は待ちに待った日本GP! ドライバー達もぞくぞくと来日し、レースウィークが始まるまでどのように過ごすかも楽しみなところです(^^

マレーシアGPリザルトは以下の通りです(ポイント圏内のみ)。

順位/No./ドライバー/チーム
1/#3/ダニエル・リカルド/レッドブル
2/#33/マックス・フェルスタッペン/レッドブル
3/#6/ニコ・ロズベルグ/メルセデス
4/#7/キミ・ライコネン/フェラーリ
5/#77/バルテリ・ボッタス/ウィリアムズ
6/#11/セルジオ・ペレス/フォースインディア
7/#14/フェルナンド・アロンソ/マクラーレン
8/#27/ニコ・ヒュルケンベルク/フォースインディア
9/#22/ジェンソン・バトン/マクラーレン
10/#30/ジョリオン・パーマー/ルノー

(yuri)

【F1速報×F1女子~イタリアGP号~】これがあればF1日本GPは完璧!特別付録「2016日本GPパーフェクトガイド」をゲットしよう!!

9月4日(日)に開催された、歴史と伝統を誇るイタリアGP。レースウィーク中、衝撃的なニュースが2つも飛びこんできましたよね。

フェリペ・マッサ選手(ウィリアムズ)の引退発表と、ジェンソン・バトン選手(マクラーレン)がアンバサダーとしてマクラーレンと2年契約更新発表。もちろん、9月8日(木)発売の「F1速報イタリアGP号」にもこの2人の発表について詳しく記載されています。

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■THE TRUTH OF F1 NEWS

今季限りでF1を去ることを明らかにしたマッサ選手の記者会見は、木曜日の昼過ぎに行われました。ウィリアムズのモーターホームには入りきれないほどの人々が詰めかけ、マッサ選手はスタンディングオベーションを受けます。

感極まって涙を浮かべるマッサ選手に、思わずもらい泣きしたチーム関係者やメディア関係者も少なくなっかったそうです。

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引退発表の場がモンツァだったのには、理由がありました。

「モンツァを選んだのは、10年前にミハエル(シューマッハー)が引退発表をした場所だったから。彼が2006年末で1度目のF1引退を決めたから、僕は2007年もフェラーリに乗ることができたんだ。」(フェリペ・マッサ)

■緊急レポート 急転直下、バトン残留へ

マクラーレン・ホンダが土曜日の予選後に、毎回行う定例会見。

通常はふたりのドライバーとレーシングディレクターのエリック・ブーリエ、そしてホンダから長谷川祐介ホンダF1プロジェクト総責任者が出席し、レースの見通しなどを語ることになっているそうなのですが、この会見に登場したのは、マクラーレン・グループCEOのロン・デニス、そしてバトン選手の2人だけだったのです。

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ロン・デニス氏は「来季はフェルナンド(アロンソ)のチームメイトとして、ストフェル・バンドーンを起用する。ジェンソンとは2018年までの2年契約を結んだ。来季からはアンバサダーとしてマシン開発をはじめ、重要な役割を担ってもらう。必要ならレース出場もありえる」と発表。

バトン選手は

「シュミレーターに乗ったり、よりいいチームになるよう、できる限り力を貸す。でも基本的には17年は、自分の決めたスケジュールで生活する。家族と頻繁に会うことを始め、F1にすべてを捧げてきたために、これまでできなかったことが山ほどある。トライアスロンにもっと出たい。来年はそういうことを、思い切りやり遂げるつもりだよ。」

「グランプリの現場にも、せいぜい2、3戦しか来ないつもり」

と語っています。また、親しいイギリス人ジャーナリストに、「18年は絶対に復帰できるから」と自信たっぷりに話していたそうです。

個人的に一番の衝撃だった、大好きなバトン選手の発表。移籍でも引退でもなく、「休養」って……!? チームに残留するのは嬉しいですが、やっぱりレースをしているところが見たかった(涙)。

グランプリの現場にも2、3戦しか来なくて本当に2018年にレース復帰できるのでしょうか。不明な点が多々ありますが、残りのレースを楽しく走ってほしいなと願うばかりです。

いよいよ来月にせまった、F1日本GP(10月6日〜9日)。

鈴鹿サーキットで現地観戦する方、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。F1速報イタリアGP号には、特別付録「2016日本GPパーフェクトガイド 鈴鹿ナビ」がついているんです!

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今年初めて鈴鹿サーキットに行く方にぜひチェックしてもらいたいのが、鈴鹿サーキットコースガイド&観戦エリアマップ。

ドライバーが最も「攻め甲斐のあるサーキット」と称賛する鈴鹿サーキットは各コーナー見所満載です。金曜日は自由席になるので(パドック内、V席、カメラマンエリアを除く)どこで見るか考えておくとGood☆

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ドライバーエントリーリストで、ドライバー・チーム・カーナンバー・ヘルメットのデザインも確認できますよ。応援するドライバーを探してみては?(^^)

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レース以外にもイベントがたくさんあります。憧れのドライバーからサインが貰えたり、トークショーで近くで見る事ができちゃうかも!? イベント情報は要チェックです!

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せっかく鈴鹿に行ったからには、地元の美味しい料理を食べて帰りたい!という方、「鈴鹿の『うまいもん』を一挙紹介!」ページをご覧ください。F1関係者納得の料理店も紹介されていて、お得なクーポン付きです!

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今年の日本GPもオフィシャルグッズのバリエーションは豊富。今回のテーマ「THE 1 AND ONLY ファンのために。ファンとともに」が描かれている、定番のTシャツやタオルから、クールなデザインのピンズまで、魅力的な商品が盛りだくさんです。どれも欲しくて迷っちゃいますね(笑)。

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この鈴鹿ナビ、お家で読んで終わり。じゃダメなんです!

鈴鹿サーキットの「F1速報ブース」に、鈴鹿ナビを持って行くと、出場ドライバーとヘルメットが記載されている「F1速報2016日本GPクリアファイル」を貰えます。ただし、先着5000名様限定なので欲しい方はお早めに(配布期間:10月7日〜9日)!!

(yuri)

【F1速報×F1女子~ベルギーGP号~】ロングインタビューで、キミ・ライコネンの素顔にせまる!アイスマンが顔をほころばせた理由とは?

長かったF1の夏休みが終わり、待ちに待った2016年F1第13戦ベルギーGPが開催されました。デ・スパ・フランコルシャン名物のオールージュを高速で駆けあがるマシン達は、何度見てもしびれますよね。いつか現地で見てみたいなぁ。

さて、約1カ月振りの発売となるF1速報ベルギーGP号(9月1日発売)は、いったいどのような内容になっているのでしょうか。早速紹介しちゃいます!

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■RACE REPORT

ベルギーGPのレースウィークを振り返ることができる「RACE REPORT」。こちらのページで特に注目してほしいのが「レース無線SPOT LIGHT」です!

レース中、何度も飛び交うチーム無線。各チーム、戦略の事やクルマの状況、時には他のドライバーへの文句も出てきたり……。過去には、キミ・ライコネン選手(フェラーリ)がチーム無線で話した言葉が、グッズ化するなんてこともありました(笑)。

今回も様々なチーム無線がありましたが、最近何かと絡むとが多いライコネン選手とマックス・フェルスタッペン選手(レッドブル)にスポットライトをあてています。

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決勝12周目にターン5で仕掛けて行き場をなくしアウト側のラインオフエリアに逃げフェルスタッペン選手の前でコースに戻ったライコネン選手は、チーム無線で不満をぶちまけました。

「レッドブルに譲らなければならないのか?彼は僕をコースから押し出すことしか考えていないのか?僕がコースオフして逃げていなければ、ぶつかっていたはずだ。」

また、13周目ケメルストレートでフェルスタッペン選手に仕掛けようとしたライコネン選手が無線で叫びます。

「カモン、××××!バカげているよ!僕がフルスピードで走っているとことろに右へ寄せてきたんだ!」

とはいえ、当のフェルスタッペン選手も金曜日のFP2でライコネン選手に同じようなことをされ、無線でクレームをつけていました。

「彼は一体何やってるんだ!?ブレーキングゾーンで僕をブロックしてきたんだ。こっちは300km/hでブレーキングに差し掛かっているところなんだよ、危ないよ!」

■雪解けのアイスマン

現役F1ドライバー最年長、クールな表情と発言で「アイスマン」と呼ばれているライコネン選手ですが、最近は笑顔が多いですよね。

夫になり、父になり、以前よりさらにチームに溶け込み、F1への挑戦を続けるライコネン選手の垣間見せてくれた素顔にせまります。

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── 今シーズンたびたび、「フェラーリの雰囲気は素晴らしく、チーム全員が同じ方向へ向かってプッシュしていて、ここにいられて、とてもうれしい。」と口にしていますが、ドライバーがチームの雰囲気に影響されて変わるとすれば、どんなところでしょうか?

「ドライバーとしての僕に変化があったとは思わない。だが、誰もが率直でいられる環境で、互いに協力し合える時に、それぞれの能力が発揮されることは間違いないだろう。おかしな駆け引きや悪い意味での緊張感がなければ、楽な気持でいられるからだ。この2年間でチームは大きく進歩した。以前よりもずっと協力し合えている。まだ僕らが望んでいるような成績には達していないけどね。」

──今でも若い頃と同様にドライビングを楽しめていますか?

「僕はこれまでとなんら変わらないドライビングをしていると思う。僕は自分の力が衰えたとは思っていないし、もしそう思ったら、その時点で引退を選ぶつもりでいる。」

「ボスたちにも、いつも言っているんだ。僕はチームの貴重な時間や自分の時間を無駄にしたくないから、もう無理だと思ったらすぐにそう伝えてくれ、チームを離れて何か別のことをするってね。でも、まだその時期は来ていない。」

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──子供が生まれて父親になったことで、精神面での変化がありましたか?

「レースをしている時の自分は何も変わらない。ただ、彼ら(ミントゥ夫人と息子のロビン)がレースに来てくれるのはうれしいよ。ずっと一緒にいることはできないものの、少しは家族で過ごせるからね。彼らは今回(ドイツGP)もここに来ていて、一緒に過ごす時間をエンジョイしている。」

──将来的にマネージメントに関わろうという考えはありますか?

「ドライバーのマネージメント?将来、息子に頼まれれば別だけど、それ以外はお断りだ。F1ドライバーになるかどうかは彼の意思に任せるけど、積極的に勧めるつもりはないよ。」

「僕はすでにモトクロスチーム(アイスワンレーシング)のオーナーで、日常的な運営は携わっていないものの、毎日のように連絡を入れて、何が起きているかを聞くようにはしている。たぶん自分のなかに、そういう仕事が好きな部分があるのだと思う。ただ、僕がどこかのF1チームに加わって、同じような仕事をしたら楽しいかといえば、それは正直なところ微妙だと思う。F1はちょっと政治的なことが多すぎると思う。モトクロスが好きなのも、純粋なスポーツとしてやっていけるからだ。」

ライコネン選手そっくりで、天使のように可愛いロビン君。

将来、お父さんのようにF1ドライバーになるのか、それとも全く違う職業につくのか気になりますよね。F1ドライバーになって、ライコネン選手がマネージャーをやっている姿を見てみたい!

でも、モトクロス選手になってアイスワンレースングで活躍するのもいいかも!と、妄想は膨らむばかりです(笑)。

ライコネン選手はロビン君の前ではとても献身的な父親で、家族第一主義なんだとか。今回のインタビューでも、家庭の話に質問がおよぶと、うれしそうに顔をほころばせていたそうですよ(^^

普段はなかなか見ることができない、ライコネン選手の笑顔の写真も多数掲載されています。ライコネン選手ファンの皆さん、永久保存版間違いなしですよ!

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たくさんのフェルスタッペン選手ファンで埋め尽くされたベルギーGP。ベルギー出身ということもありますが、今年のフェルスタッペン選手ファンの多さには驚きました。

次戦(9月4日)はフェラーリの聖地、イタリアGPです。今度はスタンドがフェラーリファンで真っ赤に染まるのでしょうね。ティホシの前でフェラーリはメルセデスに勝つことができるのでしょうか。楽しみです!!

(yuri)

リカルドがまたやっちゃった!今度はあの大先輩にシューズシャンパンを!?【2016 F1第13戦ベルギーGP】

約1カ月のF1の夏休みが終わり、いよいよ2016年シーズンも後半戦に突入しました。

待ちに待ったF1 第13戦の舞台は、ベルギーのデ・スパ・フランコルシャン(7,004km/周回数44周)です!

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ポールポジションを獲得したのは、ニコ・ロズベルグ選手(メルセデス)。フロントローに並ぶのは、チームメイトであり最大のライバルのルイス・ハミルトン選手…ではなくマックス・フェルスタッペン選手(レッドブル)でした。

金曜日に多数のパワーユニット交換を行ったハミルトン選手は土曜日にもさらに交換し、55グリッド降格。21番グリッドからのスタートとなりました。

3番手にはベルギーGPで過去に4勝を挙げ、スパを得意とするキミ・ライコネン選手(フェラーリ)、4番手にはセバスチャン・ベッテル選手と(フェラーリ)とフェラーリ勢が2列目に並びます。

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同じ奇数列の一番前と一番後ろからスタートする、ロズベルグ選手とハミルトン選手。ハミルトン選手がどこまで追い上げてくるのか、そしてロズベルグ選手とライコネン選手がソフトタイヤでスタートする中、フェルスタッペン選手だけスーパーソフトを選択しどちらのタイヤ選択が良いのか、スパが得意なライコネン選手が優勝争いに絡んでくるのではないかなど、見所満載でスタート前からドキドキ!

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全車が一斉にスタートし、スパ名物のオールージュをかけあがるシーンはいつみてもシビレます。いつか現地に観に行きたいサーキットのひとつです。

オープニングラップの1コーナーで、ベッテル選手とライコネン選手、そしてフェルスタッペン選手が接触し上位争いから姿を消してしまいました。後方でも接触があり、大混乱のスタートとなりました。

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6周目、オールージュを駆けあがったケビン・マグヌッセン選手(ルノー)が態勢を崩し、リアのコントロールを失ってスピン。その後タイヤバリアに向かって、高速状態のまま突進するという衝撃的な映像が飛び込んできます。

クラッシュしたマシンからヘッドレストが飛んでいくほど衝撃が激しく、マシンの右側はほとんど破壊されていました。何よりも心配だったのが、マグネッセン選手の体。マシンから自力で降りてきましたが、足をひきずりながら歩いているではありませんか(涙)。

すぐにメディカルセンターに向かったマグネッセン選手ですが、ルノーによると左足首に軽い切り傷があるとのこと。マグネッセン選手は、自身のTwitterで「みんな、メッセージありがとう!自宅に戻っている最中だ。足首が痛むけど、モンツァの準備はできているよ。」とコメントしていたので、一安心です。次戦でマグネッセン選手の元気な姿が見られますように!

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マグヌッセン選手の事故を受けてセーフティカーが導入されましたが、数周後にはタイヤバリアを修復するために約10分間の赤旗中断となりました。

レース中断中、ドライバーはマシンから離れることが可能なのですが、フェルスタッペン選手がレッドブルのピットウォールに行き、レッドブルチーム代表のクリスチャン・ホーナーにオープニングラップ時の接触について一生懸命話している姿が印象的でした。ホーナーがフェルスタッペン選手を落ち着かせている姿は、まるで父と息子のよう(笑)。

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レース中断中に、装着していたミディアムタイヤからソフトタイヤに履き替えたハミルトン選手。オープニングラップ時の混乱によりポジションを大きく上げていましたが、レース再開後も前にいるマシンをどんどん追い抜いていきます。終盤、2番手を走るダニエル・リカルド選手(レッドブル)より2秒速く走りますが、残念ながら届かず3番手でゴールしました。

21番グリッドからスタートして3番手でフィニッシュしちゃうハミルトン選手は、やっぱりかっこいい! ドライバーズチャンピオンシップのポイントリーダーを守り抜きました。

1位は自身20回目、ベルギーGP初優勝のロズベルグ選手。見事なポール・トゥ・ウィンでした。2位を獲得したのは、ずいぶん日焼けをしたリカルド選手。きっと夏休みを満喫したのでしょうね。

そんなリカルド選手が、ポディウムでまたやってしまいました……。

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前戦のポディウムでレーシングシューズにシャンパンを入れて飲むという、パフォーマンス(?)を見せたリカルド選手ですが、今回はコメンテーターのマーク・ウェバーに、シャンパンを入れた自分のレーシングシューズを勧めているではありませんか!

ウェバーといえば、オーストラリア出身の元レッドブルF1ドライバー。そう、リカルド選手の大先輩なのです!! いくらオーストラリアの風習(?)だからといって、さすがにそれは……と思いましたが、少し迷いながら飲んだウェバー。なんて優しいのでしょう!

ウェバーが飲み終わった後、リカルド選手は「オーストラリア人として少し恥ずかしいことをしてしまいましたね。ごめんなさい。」と反省していましたよ(笑)。

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次戦イタリアGPは9月4日(日)に開催されます。イタリアGPといえば、フェラーリのホームグランプリ。たくさんのフェラーリファンが集まる前で、フェラーリ2台はどのようなパフォーマンスを見せてくれるのでしょうか。楽しみですね!

ベルギーGPリザルトは以下の通りです(ポイント圏内のみ)。

順位/No./ドライバー/チーム
1/#6/ニコ・ロズベルグ/メルセデス
2/#3/ダニエル・リカルド/レッドブル
3/#44/ルイス・ハミルトン/メルセデス
4/#27/ニコ・ヒュルケンベルグ/フォース・インディア
5/#11/セルジオ・ペレス/フォースインディア
6/#5/セバスチャン・ベッテル/フェラーリ
7/#14/フェルナンド・アロンソ/マクラーレン
8/#77/バルテリ・ボッタス/ウィリアムズ
9/#7/キミ・ライコネン/フェラーリ
10/#19/フェリペ・マッサ/ウィリアムズ

(yuri)

何問解ける!? F1難問奇問カルトクイズに挑戦してみよう!【F1速報×F1女子~ドイツGP号~】

2年振りの開催となったドイツGP。ホッケンハイムリンクは、F1を心待ちにしていたファンの方達で大盛り上がりでしたよね。

ポディウムでレッドブルのダニエル・リカルド選手がレーシングシューズにシャンパンを入れて飲んだシーンが頭から離れない方、多いのではないでしょうか(^^

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F1はこれから夏休みに入ります。約1カ月F1を観れないと思うと寂しいですが、この寂しさを乗り越えるお供にぴったりなのが、8月4日(木)に発売された「F1速報ドイツGP号」です!!

■FOCUS 明暗分けた7月

4戦4勝。5週間で4レースという長い7月は、メルセデスのルイス・ハミルトン選手にとってこれ以上にない最高の内容でした。しかしチームメイトのニコ・ロズベルグ選手は、24点あったリードが消滅したばかりか、19点のビハインドという立場に追いやられることに……。

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母国GPでポールポジションを獲得したロズベルグ選手ですが、スタートミスで2番手のハミルトン選手に逆転されてしまいました。スタートについて、二人は以下のように語っています。

「いつも一緒に取り組んでいるスタッフがいるんだ。僕らはいくつものアップダウンを乗り越えてきたが、それは僕の責任でも、彼の責任でもない。クラッチの新しいレギュレーションのせいであるし、クラッチが繊細すぎるせいでもある。今日は、というよりこの2レースでは、手順はドンピシャで、今月は間違いなく最高だったよ!」(ルイス・ハミルトン)

「クラッチが滑って、ひどいスタートだった。フォーメインションラップ後の感触は良かっただけに、まったく予想外のことだった。」(ニコ・ロズベルグ)

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ロズベルグ選手は「こういう日が続いても動揺しないという十分な自信がある」と話してはいますが、今年のタイトルはすでにあきらめたようにも見受けられるそうです。

「最近のグランプリではルイスはあまり強引じゃないように思えるけど、実際は強引だよ。見た目と実際とは大きな差があって、いつも彼に対するバトルに発展するんだ。」(ニコ・ロズベルグ)

■2016前半戦終了ワイド真夏の火種

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なんともシュールな絵でスタートするこちらのページ(笑)。

史上最多21戦で行われる2016年シーズンも12戦を消化し、折り返し地点を過ぎました。あちこちに抱えている火種は果たして爆発するのか、それともくすぶったままなのか。F1パドックに転がっている導火線をそれぞれ見ていきましょう。

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この時期になると毎年話題になるのが、ドライバーの移籍問題。私が何と言っても気になるのが、大好きなマクラーレンのジェンソン・バトン選手の来シーズンの行方です。本誌には、

ウィリアムズがジェンソン・バトンと2年契約を締結する間近と見られており、フェリペ・マッサのF1人生の前途が危険にさらされている。

ふたりのベテランドライバーが2017年のバルテリ・ボッタスの隣のシートを競り合っているのは、マクラーレンが来季のフェルナンド・アロンソのチームメイトとして、ストフェル・バンドーンを起用すると考えられているからである。

ウィリアムズの決断は、マッサのここ3年間のチームへの貢献を反映したものではない。チーフテクニカルオフィサーのパット・シモンズも「フェリペの速さや献身ぶり、彼の豊富な経験は、チームが成長するうえで重要な要素のひとつだ」と説明しているとように、原因は経済的な部分にある。

バトンが乗れば、ウィリアムズはマルティーニとレクソナからより多くの資金を集められると予測されるからだ。元世界チャンピオンがチームにいれば、スポンサーシップ契約の価値を高められ、さらにバトンの市場価値を鑑みれば、他のスポンサーに対してもより魅力的になるとチームは考えている。

と書かれていますが、一体どうなるのでしょうか。

個人的には来シーズンもマクラーレンで走ってほしいな、なんて思ったり。まだ決定していない他のチームのドライバーラインナップも気になるところです。

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F1マニアがF1マニアのために作成した「カルトクイズ」の挑戦状が私の元に届きました! F1女子として、良い点を採らねば!と頑張ってみたものの、散々な結果に(涙)。これはかなり難しい! クイズを少しだけ紹介しちゃいます。

Q2.ジェンソン・バトンのカーナンバー、「22」の由来を答えなさい。

Q8.下記は2016年のF1マシンのシャシー名です。( )内に正しい数字を入れなさい。

①W( ) ②FW( ) ③STR( ) ④C( ) ⑤RB( ) ⑥VJM( )

Q13.1953年ドイツGPを現地で観戦した日本の有名人は誰?

①本田宗一郎 ②豊田章一郎 ③藤木軍次 ④白洲次郎 ⑤今上天皇

Q21.以下のなかで違うグループに属する人物がひとりいます。誰?

①ニキ・ラウダ ②へルムート・マルコ ③トト・ウォルフ ④ニコ・ロズベルグ ゲルハルト・ベルガー

いかがですか? もちろん、バトン選手のカーナンバーの由来は答えられましたよ! 気になる答えは本誌をチェック。

ぜひググらずに(笑)、解いてみてくださいね。百点満点だった方は、F1速報編集部にご一報を!!

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4号連続特別付録ペーパークラフト第4弾は、人気絶大の現役フェラーリコンビ、キミ・ライコネン選手とセバスチャン・ベッテル選手の登場です。

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4号分、計8個のヘルメットを父と作成しましたが(半分以上父が作成したかも!?)、懐かしのヘルメット達が作成できてとても楽しかったです。F1の夏休み期間中に、作成してみてはいかがでしょうか?

さて、次回は8月28日(日)に第13戦ベルギーGPが開催されます。スパ・フランコルシャン名物のオー・ルージュを、F1マシン達が駆け上がっていく姿を見るのが楽しみですね!

(yuri)

【F1速報×F1女子~ハンガリーGP号~】有名な「ベッテルの黒表紙のノート」には何が書かれているの!?

過去最多の全21戦で行われる、F1 2016年シーズン。11戦目のハンガリーGPが終わり、いよいよシーズン折り返し地点に突入しました。時が経つのは早い!

ハンガリーGPは、メルセデスのルイス・ハミルトン選手が完璧な走りで今季5勝目を獲得。最大のライバルであるチームメイトのニコ・ロズベルグ選手に、ドライバーズランキングで6ポイント差をつけ逆転しました。

今後のチャンピオンシップ争いがますます面白くなってきましたよね。

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7月28日発売の「F1速報ハンガリーGP号」の表紙は優勝したハミルトン選手、もしくは久しぶりに表彰台に戻ってきたレッドブルのダニエル・リカルド選手かなと思っていたのですが、なんとフェラーリのセバスチャン・ベッテル選手ではありませんか! 笑顔がとっても素敵で、表紙買いするF1女子も多いはず!!

なぜベッテル選手が表紙なのか……。その秘密は後程(^^

まずは私の大好きなページから紹介します!

■100の質問 マックス・フェルスタッペン

F1ドライバーに100の質問をし、レースのことからプライベートのことまで根堀葉ほり聞いちゃうこちらのページ。今回はF1史上最年少優勝者、レッドブルのマックス・フェルスタッペン選手の登場です。

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100の質問のうち、面白い回答をいくつかピックアップしてみました。

Q.F1で一番の友達は?

「一番仲がいいのはカルロス(サインツJr)かな。最近はモナコ在住のドライバーと一緒に移動したりもするよ。」

Q.いま関心のあるニュースは?

「ツール・ド・フランスと他のモータースポーツをチェックしている。主にスポーツニュースだね。」

Q.無人島に行くとしたら、何を持って行く?

「そんなこと考えたこともなかった……。友達、家族、それとラクダ(笑)。」

Q.明日世界が滅亡するとしたら?

「ハチャメチャなことをするよ(笑)。」

ハチャメチャなことって、一体何をするつもりなのでしょうか(笑)。気になります。

■生粋の「レーシング・アニマル」

ハンガリーGP号の一番の見所といっても過言ではない、ベッテル選手の特集! なぜベッテル選手が表紙なのか納得できます。

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ベッテル選手のロングインタビューはもちろん、フェラーリチームスタッフやパフォーマンストレーナー、アライヘルメットサービスマンさらにはレッドブル時代、共に戦ってきたクリスチャン・ホーナー氏から見たベッテル選手についても書かれています。

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フェラーリにとってベッテル選手は「改良された新型ミハエルシューマッハー」ではないか。フェラーリのチーム代表、マウリツィオ・アリバベーネ氏は二人についてこう話してます。

「当時、私はまだフィリップ・モリスの社員だったが、フェラーリを担当していたのでミハエルのことはよく知っている。そして正直な話、セブを見ていると、ミハエルによく似ていることに、いまでも驚かされる。」

しかし、二人には明らかな違いもあるんだとか。

シューマッハもいまから20年ほど前にイタリア語のレッスンを受け始めたが、彼はいつの間にか興味を失ってしまった。ところが、ベッテルは最初の2週間でシューマッハーが熱心に学んでいた頃よりもずっと流暢にイタリア語を話せるようになり、その後も勉強を続けているのだ。

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国際映像で書いている姿を映されることもある、有名な「ベッテル選手の黒表紙のノート」についても書かれています。

亡き偉大なグラハム・ヒルと同じように、ベッテルはいつも一冊の黒表紙のノートを持ち歩き、マシンのセットアップの詳細などこと細かに書き記している。そうして、自分自身のデータバンクを構築しているのだ。

また、このノートについてアリバベーネ氏は微笑みながら

「もちろん、チームのなかでセブの黒表紙のノートを知らない者はいない。彼が熱心に何か書き込んでいるところを、皆見ているからね。ミーティングの時には、時々あのノートをめくりながらマシンの印象を伝えてくれる。あれこそが、彼の仕事への姿勢を端的に物語っていると思わないか? セブは信じられないほど正確で、几帳面な仕事をする若者だ。」

と語っています。

■伝説のF1王者ヘルメットコレクション

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4号連続特別付録ペーパークラフト第3弾は、フェルナンド・アロンソ選手とルイス・ハミルトン選手です! 共にチャンピオンを獲得した年のヘルメットで、ハミルトン選手は2015年仕様ですが、アロンソ選手は2005年仕様。懐かしー!!

ぜひゲットして、作ってみてくださいね。

(yuri)

【F1速報×F1女子~イギリスGP号~】来季もフェラーリ残留決定のキミ・ライコネンが、いたずらっぽく微笑みながら言ったコメントが面白い!

2016年7月10日(日)、伝統のイギリスGPが開催されました。前戦のオーストリアGPの翌週に行われ、F1ファンには最高の2週間でしたよね(F1速報編集部は怒涛の2週間!?)。

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レースは、スタート直前の豪雨によりセーフティーカースタートに。天気も路面も良くなっていき、各チームのタイヤ交換のタイミングがレース戦略の鍵となりました。そんな中、メルセデスのルイス・ハミルトン選手は母国で見事優勝! 表彰式後にファンのところにかけよりダイブするという、ファンサービスも。

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こちらが噂の(?)ダイブシーン。7月14日(木)発売のF1速報イギリスGP号に掲載されている、私のお気に入りの写真です。この場にいるファンの方、羨ましい!!

この他にも本誌の見所がたくさんあるので、どんどん紹介していきたいと思います(^^)

■シンガポールGP

2008年の初開催以来、毎年約20万人もの観客を集めるシンガポールGP。今年は9月16日〜18日に開催予定で、日本では3連休に当たる期間になります。行かれる方、多いのではないでしょうか?

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シンガポールGP Pte ltd.副議長 コリン・シン氏は

「初開催から8年にわたり、私たちはこの国におけるF1グランプリのインフラにおいて多くの改善を行ってきました。FIAの厳しい基準を満たす市街地サーキットを短期間で設営し、元の生活道路に戻すためのノウハウの構築は大きなチャレンジでした。今やシンガポールGPは国際メディアから素晴らしい評価を受け、F1カレンダーのなかでも必見の一戦として知られるようになりました。とても誇らしいと感じています。」

と語っています。

私も2013年と2014年に観戦に行ったのですが、市街地ナイトレースは最高です! 目の前で繰り広げられるレースの迫力、明るいライトに照らされたマシンの美しさは今でも鮮明に記憶に残っています。

そして、ドライバーに会えるチャンスが多いのも魅力のひとつ! 時差も少なく渡航時間も直行便で8時間弱なので、ヨーロッパなどに比べると行きやすいです。シンガポールGPに興味のある方、ぜひこのページを読んで海外観戦の参考にしてみてくださいね。

■F1ニュースの真相

話題のグランプリニュースの裏側を詳細レポートする、「F1ニュースの真相」。今回のニュースはもちろん、F1ファンの女性を虜にしてやまないフェラーリのキミ・ライコネン選手の契約延長のニュースです。

噂では7月に行われる4レースの内容次第で残留の可否を決める、とライコネン選手に通達したとの説もあったそうですが、ここにきて状況が急展開。最終的な決定権を持つフェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長からアリバベーネ氏(フェラーリチーム代表)に、「ライコネンと契約せよ。」と端的に伝える電話があったからなんだそうです。

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ライコネン選手も、契約できて良かったと感じていることを認めました。気になるライコネン選手のコメントは以下の通り。

「僕は喜んでいるよ。来年も残留したいとずっと思っていたし、毎度同じ質問に答えなくても済むという点でもきが楽になるからね。セバスチャンと友達だから、チームに残れたとは思っていない。いい仕事をしていなければ、契約の延長もなかっただろう。チームは僕の仕事に満足し、僕もチームに満足している。それだけのことだ。」

そして、ライコネン選手らしい発言も。

「契約できて、すごくうれしいよ。すっかり落胆している何人かのドライバーの顔を見るという、意外な楽しみもあったしね(笑)」

といたずらっぽく微笑みながら、言ったそうですよ。本人は普通に言っているであろう発言が面白いライコネン選手。来シーズンのパフォーマンスはもちろんですが、どのような面白発言がとびだしてくるかも楽しみですよね(笑)。

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そしてそして! 4号連続特別付録ペーパークラフト第2弾は、F3時代から常に比較され続けたシューマッハとハッキネンが登場です! これは購入必須ですね!!

(yuri)

【F1速報×F1女子~オーストリアGP号~】4号連続特別付録ヘルメットペーパークラフト付き!記念すべき第1弾は誰のヘルメット?

2016年F1第9戦オーストリアGP。決勝の最終ラップで優勝争いをしていたメルセデスのニコ・ロズベルグ選とルイス・ハミルトン選手がまたしても接触。トップを走っていたロズベルグ選手は4位、ハミルトン選手が優勝と衝撃的な展開になりました。

7月7日(木)発売の「F1速報オーストリアGP号」は、グランプリウィークのことはもちろん、ハミルトン選手の特集ページ、私の大好きな「ドライバーの休日」と読み応えたっぷりです。更に、4号連続特別付録のヘルメットペーパークラフト付きなんです!

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■F1が生んだ真のレーシングドライバー。ハミルトンとセナの共通点と相違点

昨年のアメリカGPで3度目のチャンピオンを獲得したとき「アイルトンと肩を並べられたことにすごく感動している。夢が叶ったんだ!」と喜びを表現したハミルトン選手にとって、アイルトン・セナは幼少時代からあこがれのF1ドライバーであり、その背中をずっと追い続けてきた「特別」な存在。

そんなふたりをよく知るジャーナリストPeter Windsor氏が、レーススタイルやドライビングについて比較しています。

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まずは2人の共通点をみてみましょう。

彼らはふたりともカートレースを心から愛し、その後のキャリアを通じてカートを「モーターレーシングのあるべき姿」のひとつと考えていたほどだ。

84年F1ブラジルGPの開催地ジャカレパグアで、ピレリタイヤを履く扱いづらそうなトールマンを駆るアイルトンがターン1へ入っていく様子を見ていた。彼のストレートからコーナリングへのアプローチのライン取りは他のドライバーよりもかなりインサイド寄りだった。
同様に07年のメルボルンで、ルイスのマクラーレンでの初レースもこの目で見た。彼もまた初のグランプリレースでありながらも、まさにアイルトンと同じようにスムースにコーナリングへ移行し、旋回が短くなるようなラインを選んでいた。

07年のニュルブルクリンクでルイスがコースオフしたマクラーレンから降りるのを拒否し、マシンに乗ったままクレーンで吊り上げられたのを見た時、スラクストンでシートベルトを締めずにレースを続けたアイルトンを思い出した。
また、大雨に見舞われた07年の富士や路面状況が目まぐるしく変化した08年のシルバーストンでルイスが勝った時には、85年のポルトガルあるいは93年のドニントンでのアイルトンの勝利の再現のように思えた。

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2人の最大の違いは「ペダルワーク」にあるというWindsor氏。

アイルトンのペダル操作の特徴は、なんと言っても旋回中から立ち上がりにかけての小刻みなブリッピング、いわゆる「セナ足」だ。なぜそうするのかと質問すると「いつの間にか、そういう操作が身についていた。とにかく、できるだけ早くパワーオンにしたいんだ。フルスロットルではなくてもマシンが受け付ける限りにおいて、できるだけ大きなパワーをかけたい。」そのために、アイルトンはスロットルのリターンスプリングになるべく弱いバネを用いることを好んだ。

一方、ハミルトン選手については

ルイスはそういったことは一切しないが、彼のペダルワークはまた違うかたちで絶妙だ。彼はステアリングの切り角に対してスロットルを絶妙に調整することにより、マシンの動的な荷重状態を絶えずコントロールしている。そして、もちろんルイスは左足でブレーキを踏むのだが、最初の一瞬(その時間は1ミリ秒にも満たない)だけはデリケートなタッチで踏力を加えている。

と分析しています。

■4号連続特別付録ペーパークラフト

ペーパークラフトファンの皆さん(?)お待たせしました! オーストリアGP号から4号連続特別付録「伝説のF1王者ヘルメット」が付いてきますよ♪

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F1の歴史にその名を残す多くのチャンピオンたち。そんなレジェンドのアイデンティティたるヘルメットをペーパークラフトで再現。第1弾は「永遠のライバル」セナとプロストです!

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まず始めに各パーツをアウトラインに沿って切り抜き、折り線を付けておきます。結構細かく切るところがあり、一番時間がかかったかも……山折り、谷折り、切り込みが入る場所が分かりやすく記載されているので安心です。

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いよいよ接着です。形を整えながら、説明通りに接着していけばOK! 接着にはボンドを使用しますが、私はボンドだけでは不安だったので裏側の見えないところをセロハンテープでとめてみました。しっかり接着し、作りやすくなりましたよ(^^)

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じゃん! 完成しました! 1つあたりの所要時間、約1時間(不器用だから?)。手のひらサイズなのに、クオリティの高さに驚きました。ぜひ皆さんも作ってみて下さいね。

第2弾はミカ・ハッキネンとミハエル・シューマッハだそうですよ。全部作って我が家のF1コーナーに飾りたいと思います!

(yuri)

[F1速報×F1女子~カナダGP号]明暗を分けた跳馬のストラテジー。ふたつの誤算とは?

第7戦目となるカナダGP。ベッテル選手のロケットスタート、ハミルトン選手・ロズベルク選手のチームメイト同士での接触等、レース開始早々目が離せないレースでしたね。

モナコGPに続き2連勝目となるハミルトン選手が表紙の「F1速報カナダGP号」。

姉のyuriが期間限定「ル・マン女子」としてフランスへ出張中(!)の為、私、妹のharuが見所をご紹介します!

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■SCOOP  UP !! ふたつの誤算

カナダGPでマシンをアップグレードしてきたフェラーリ。スタート直後にインを突いてトップに躍り出たベッテル選手が、フェラーリ今季初優勝を飾るのではないかと期待した方も多かったはずです! しかし、チームの作戦ミスによりチャンスを逃すことに……。

その背景には、2つの誤算があったそうです。

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2台とも2ストップでレースに挑んだフェラーリ。ギヤボックストラブルによりバトン選手がコース脇にストップした所で、バーチャルセーフティーカー(VSC)が導入されました。ここでピットインの指示をだすも、VSCだった為、マシン撤去後すぐに解除されることとなったのです。

「まさか1周かそこらで解除されるとは思わなかった」と、フェラーリチーム代表のアリバベーネ氏は振り返ります。

もう1つの誤算は、スタート時に装着していたウルトラソフトのデグラデーション。

金曜日の路面温度が44℃という高温だったのに対し、日曜日は20℃以上低い23℃だったため、デグラデーションの値が小さくなることを予測できなかったことが誤算となってしまったそうです。

今回はチームの作戦ミスにより優勝を逃してしまいましたが、メルセデス勢を追い詰めることができるパワーが十分にあることを証明したフェラーリ。今後どの様な熱いバトルが繰り広げられるのか、今から楽しみです!

■今宮 純のFORMULA ONE UNIVERSE

今季初のポディウムとなったのはウィリアムズのボッタス選手! チーム創設者フランク・ウィリアムズ氏は、彼のどの様な点を見込んでチャンスを与えたのか。モーター・スポーツジャーナリストの今宮 純氏が語ります。

注目すべきはボッタス選手のその人柄!

「気どらない、飾らない、カッコつけない、そんな一面をモナコGPで行われたパーティーの様子に感じた。最近の新鋭ドライバーたちはそういう席の場合、スリム・フィットなスーツを着こなし、まるでポップスターやモデルみたいだ。そのなかで、ひとり、“浮いた”感じがするボッタス。失礼かもしれないが、シティボーイたちに混ざった、遠くからやってきた青年のよう。場慣れしていない感ありありで、かえって目立つ。ふと思い出すのは、昔こういう場でタキシード姿が似合わないけれどもかえって目立っていた青年、そう新鋭時代のアイルトン・セナ。着こなすアラン・プロストとは好対照……。」

と今宮氏。

オーストラリアGPのメルボルンウォークで、サインと写真に快く応じてくれたボッタス選手は、やはりとても物静かな印象でした。

でもレースとなると速い! そのギャップがたまらないですよね(^^)

そんなボッタス選手が、英雄アイルトン・セナと意外なところに共通点があったとは驚きです。将来、彼のような大物になるかも……!

「フィンランド人ドライバーといえばライコネン選手」というイメージが強いですが、冷静なドライビングで着実にキャリアを積んでいるボッタス選手の今後の活躍に大注目です!

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「花よりF1」では中野のスポーツバーで仲間たちと楽しくF1観戦する様子をお届け。こちらも読んで頂けたら嬉しいです(^^

次選はアゼルバイジャンGP。初開催となるこの地でどのようなバトルが待っているのでしょうか。今から楽しみです!

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【F1速報×F1女子~モナコGP号~】モナコ特有の問題にレッドブルが大混乱!?

雨の中、セーフティーカー先導でスタートした2016年F1第6戦モナコGP。雨が次第に弱くなりどのタイミングでドライタイヤに履き替えるかなど、おもしろいレースでしたよね。

1位のルイス・ハミルトン選手(メルセデス)と2位のダニエル・リカルド選手(レッドブル)、真逆の表情の2人が表紙のF1速報モナコGP号。早速見所をご紹介します!

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■インタビュー マウリツィオ・アリバベーネ

元フィリップ・モリスの副社長、マールボロのブランドマネージャーとしてフェラーリと深い関わりを持ち、2014年11月にフェラーリチーム代表に就任したマウリツィオ・アリバベーネ氏のロングインタビューです。

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インタビューの中で私が気になったのが、来年のドライバー話。セバスチャン・ベッテル選手のチームメイトに理想的だと思われるのはどんなドライバーかという質問に対し、アリバビーネ氏は

「それは来年になったら話そう(笑)。これまでのところ、セバスチャンとキミはとてもよく協力し合い、かつ互いにプッシュし合っていると思う。彼らの仕事ぶりには十分に満足しているよ。ただ、私に言わせれば、来年のことについて何かを見極めたり判断したりするのは、いくらなんでもまだ早すぎる。ドライバーを正しく評価するには、クリーンな週末でのパフォーマンスを見る必要がある。しかし、私たちは開幕以来、まだ一度もそうした週末を過ごすことができていないし、ドライバーのレースに影響を及ぼす外的な要因もあった。少なくとも2、3回はクリーンな週末を過ごさなければ、検討を始めるのに十分な情報が集まったとは言えないだろう。」

と語っています。来年もまたライコネン選手とベッテル選手のコンビが見たい!と思うのは、私だけじゃないはず! 今後のレースも目が離せませんね。

■SCOOP UP!!

前戦のスペインGPに引き続き、勝てるレースをまた落としてしまったレッドブルのリカルド選手。2回目のピットストップで、タイヤ交換するはずのタイヤが用意されていなかったことには驚きました。この場面をレッドブル代表のクリスチャン・ホーナー氏は次のように説明しています。

「我々はルイスがウルトラソフトを装着したのを見て、ひとつ硬めのタイヤ、つまりスーパーソフトで行くことにした。ところが、ピットガレージではソフトを準備しようとしていたんだ。レース前にはウエットとドライの5種類のタイヤを準備しておかなければならず、ガレージはタイヤであふれかえっていた。運が悪いことにスーパーソフトはガレージの裏にあり、持ち出してくるのに10秒もかかってしまった。」

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間違って用意していたソフトを履かせるという手もあったはず。とF1速報は分析していますが、ホーナー氏は

「モナコでは通常のピットウォールではなく、ガレージの2階にエンジニアたちが陣取っているため、状況が分からなかったことがさらに事態を悪化させてしまった・・・。」

と語っています。モナコ特有の問題があったとはいえ、レッドブルらしからぬ初歩的なミスでリカルド選手の初優勝を逃してしまいました。表彰台でのリカルド選手は、見ていて本当に辛かったですよね。次こそは、リカルド選手のいつものビッグスマイルが見れるようなレースにしてほしいものです。

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さて、次戦はカナダGP。6月12日(日)日本時間27時にレースがスタートします。次の日が辛そうですが・・・、頑張って起きていようと思います(笑)!

(yuri)

F1女子おススメ! 往年の名車が集うモータースポーツヒストリックイベント「SUZUKA Sound of ENGINE 2016」とは?

2016年11月19日(土)・ 20日(日)に鈴鹿サーキットで、モータースポーツの歴史が凝縮された夢のヒストリックイベント、「SUZUKA Sound of ENGINE 2016」が開催されます!

国内外から集結した数多くの往年の名車を6つのカテゴリーに分別。懐かしのエンジン音を聞き、それぞ れの歴史、魅力をたっぷりと堪能できる素敵なイベントです。

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【カテゴリー1】 Group C 〜世界を席巻したモンスターたち〜

1982年グループCカーと呼ばれるマシンによる、世界耐久選手権シリーズ(WEC)が始まりました。排気量無制限の ターボエンジンを搭載し、1000馬力以上を絞り出すモンスターマシン達が鈴鹿サーキットにやってきます。

■ 1982年 スカイラインスーパーシルエット

スカイライン シルエットフォーミュラ

市販車をベースとしながらも大幅な改造が許され、そのシルエットは市販車ですが、中身はフォーミュラカーのようだと「シルエットフォーミュラ」とも呼ばれた、スカイラインスーパーシルエット。570馬力以上のモンスターマシンです。

■ 1989年 MAZDA 767B

767B

1988年ル・マン24時間レースに参戦し7位を記録。マシンは後に787Bへと進化し、1991年のル・マン24時間レースで日本車初の、そして日本メーカーとして唯一の総合優勝を飾りました。

※ 参加決定車両: ニッサンR92 CP(1992年)、マーチ83G シルビア・ターボC(1983年)、 NP35(1992年) 、グッピーMCS(1985年) 、ポルシェ962C(1986年)

[nextpage title=”歴代F1マシンが集合!”]

【カテゴリー2】 日本のモータースポーツの原点 〜プリンスが生んだ純国産レーシングマシン“R380”〜

■ 1966年 R380(A-I型)

R380

1964年に鈴鹿サーキットで行われた、第2回日本グランプリ自動車レース大会で敗れたプリンス自動車は、打倒ポルシェを目指して日本初のプロトタイプカーR380を開発。直列6気筒エンジンをミッドシップに搭載した流麗なスタイルには、誰もが驚きを隠せなかったそうです。1966年の第3回日本グランプリでポルシェ906と対決。見事優勝し雪辱を果たしました。

【カテゴリー3】 Formula of LEGEND

1987年鈴鹿サーキットで初めて開催されたF1グランプリは大きなブームを巻き起こしましたが、F1が始まったのは1950年。 古い歴史の中で数多くの名車が生まれ、数多くの名勝負、ドラマが生まれました。長いF1の歴史の中で独創的、革新的な技術が次々 と生み出された、1970年代から1980年代に参戦したマシンが鈴鹿サーキットに集います。

■ 1975年 Ferrari 312T

Formula One World Championship

フェラーリ312Tの「T」の由来となった横置きギアボックスを搭載したのを始め、独特なフロントウイングと独創的な機構を満載し たマシンです。ちなみに、「T」は横を意味するTrasversale(イタリア語)の頭文字。1975年はニキ・ ラウダが5勝、クレイ・ ガッツォーニが1勝し、ニキ・ ラウダのドライバーズととも にコンストラクターズチャンピオンも獲得し、ダブルタイトルに輝きました。

■ 1982年 Alfaromeo 179C

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1976年、チームにエンジン供給する形でF1に復帰したアルファロメオは1979年からワークスチームとして参戦。水平対向12気筒からV型12気筒エンジンへ換えた179を投入し、1981年には1978年ロータスでチャンピオンとなったマリオ・ アンドレッティがチームに加わりました。1982年にかけてアルファロメオは179C、179D、179Eと3種類のマシンを参戦させ、1981年の最終戦ラスベガスGPでアンドレッティが3位入賞。アルファロメオにF1復帰後初の表彰台をもたらせたのです。

※ 参加決定車両: Tyrrell 006 (1972年)、Venturi LC92 (片山右京車/ 1992年) 、Wolf WR1 (1977年)

【カテゴリー4】 世界に勝ち、世界に敗れた日本 〜WGP250 90年代〜

日本メーカーが活躍してきたWGP(ロードレース世界選手権)は、1990年代に入るとGP250ccクラスで日本人ライダーが大活躍。1993年には YAMAHAの原田哲也氏がタイトルを獲得しました。鈴鹿サーキットでの日本グランプリもジャパンパワーが大活躍! しかし、次第に海外 メーカーに遅れをとって行ってしまいます・ ・ ・ 。

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【カテゴリー5】 日本のモータースポーツの原点〜マン島T

1959年Hondaチームは4台の125ccマシンとともに当時の最高峰、マン島TTレースに参戦。3年目の1961年、Hondaは 世界選手権の1戦となったマン島に再び上陸し125ccクラス、250ccクラスで悲願の優勝を飾りました。

2輪の参加車両はまだ決定されていませんが、どの歴代マシンが登場するのか楽しみですね。決まり次第発表されるので、鈴鹿サーキット公式ホームページを要チェック!

【カテゴリー6】 TIME TRAVEL PARKING

1976年以前に 生産された2輪車、4輪車限定200台が、鈴鹿サーキット国際レーシングコースのパドック内に設けられ た専用スペースに集います。 また、展示車両によるフルコースを走行するTIME TRVEL PARADEも見逃せません。

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そして、このTIME TRVEL PARKINGの参加車両を募集しています! 対象車両は1976年以前に生産された2輪車・ 4輪車。市販車・ レーシングマシン。募集締め切りは8月31日(水)。対象車両をお持ちの方、愛車との思い出に応募してみてはいかがでしょうか?

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今年も盛りだくさんなラインナップの、SUZUKA Sound of ENGINE。各マシン、どのようなサウンドを響かせてくれるのでしょうか。ぜひ鈴鹿サーキットで歴代マシンの歴史に触れ、そしてめったに聞くことができない、歴代マシン達のサウンドを楽しんで下さいね。

前売り券(2日間通し券で、大人3500円・ 中高生1700円・ 小学生800円・ 3歳〜 未就学児600円)は、9月25日(日)から発売されます!

公式サイト:SUZUKA Sound of ENGINE 2016|鈴鹿サーキット

(yuri)

【F1速報×F1女子~スペインGP号~】FIA会見の席順は異例中の異例だった!

2016年F1第5戦スペインGPで、F1の歴史に新たな1ページが刻まれました。

レッドブルのマックス・ フェルスタッペン選手が、F1史上最年少優勝記録を更新したのです! しかもレッドブル移籍後初優勝、フェルスタッペン選手自身もF1初優勝と、初めてづくしのグランプリとなりました。

もちろん、5月19日発売の「F1速報スペインGP号」はフェルスタッペン選手の話題でもちきりです(^^

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【CATCH THE EYE】

パドックの裏話を楽しめる「TEAM UPDATE」。このページの片隅にある「CATCH THE EYE」では、グランプリ中の「ここだけの話」が記載されているので、見逃せません!

今回の「ここだけの話」は、グランプリウィーク中の木曜日に行われるFIA会見。フェルナンド・ アロンソ選手、ルイス・ ハミルトン選手、ダニール・ クビアト選手、マックス・フェルスタッペン選手、カルロス・ サインツJr選手、ケビン・ マグネッセン選手が出席しましたが、このキャスティングを決めたFIAのスポークスマンが悩んだのは席順だったそうです。

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通常であれば、アロンソ選手やハミルトン選手が前列ですが、今回は異例中の異例。ドライバー交代で注目を集めた、レッドブルファミリー3人を前列に並べました。

会見後スポークスマンは、

「私の記憶のなかで、これほど多くのジャーナリストとカメラマンで会見場が埋め尽くされたことはない」

と鼻高々に語っていたそうですよ。

[nextpage title=”意見が食い違う、ハミルトン選手とロズベルク選手”]

【FOCUS】

レースのハイライトを紹介するFOCUS。主役はもちろんフェルスタッペン選手です。

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最後までテール・ トゥ・ ノーズの戦いをしながら、優勝争いをしたライコネン選手とフェルスタッペン選手。ライコネン選手からのプレッシャーを耐えたフェルスタッペン選手は、

「最後のストップを終えてピットアウトした後の数周はタイヤを保たせることにすごく集中していた。でも、最後の10周はまるで氷の上を走っているかのようだった。
それで猛攻にあったけど、しばらくしたらキミのペースが少し落ちたのが分かった。たぶん、僕を抜こうとしてタイヤが終わってしまったんだね。それからは、自分のタイヤに集中して、フィニッシュすることだけを考えていた。
勝つなんて予想もしていなかったから、トップでチェッカーフラッグを受けた瞬間は、信じられなかったよ」

と振り返っています。

【SCOOP  UP!!】

フェルスタッペン選手の優勝の立役者になった、メルセデスのドライバー達。スタート直後に2台が接触し、優勝候補だったふたりはリタイアとなってしまいました。一体何が起きてしまったのでしょうか?

まずはロズベルグ選手の意見から。

「ターン3を通過している時に、エンジンパワーが低下していることに気づいた。そして、ルイスが接近しているのが見えた。すぐにドアを閉めてインサイドに入った。彼のためのペースはないことを分からせるためだった。それでも向かってきたから驚いた。相手がすり抜けないように、ドアを閉じるのは、レーシングドライバーなら普通にすることだよ」

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一方のハミルトン選手は、

「ターン3を通過していたら彼に追いついて、左側のスペースは右側より狭かったから、右に行ったんだ。そこにはスペースがあったし、レーシングドライバーとしては、17km/hも速かったら、そのスペースに向かうだろう。そして、あっちのホイールとこっちのウイングが並んで、衝突を避けてグラスにはみ出すしかなかった」

と違う視点の意見です。

意見の食い違いを認めたうえで、レーシングアクシデントと判断されましたが、今後ふたりの関係が悪くならないことを祈るばかりです…… 。

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次戦は伝統のモナコGP。一体誰がモナコウィナーに輝くのでしょうか。楽しみですね!

(yuri)

【F1速報 × F1女子 ~ロシアGP号】1995年AUTOSPORTアワード晩餐会、最年少受賞者は誰だ!?

2014年ソチ冬季オリンピックのメイン会場跡地を利用して作られた、ソチ・オートドロームで第4戦ロシアGPが開催されました。

そして、我らがマクラーレン・ ホンダは今シーズン初W入賞を果たしましたね! やったー!

5月10日発売の【F1速報ロシアGP号】の表紙はもちろん、マクラーレン・ ホンダ。

さて、本誌の見所はどうなっているでしょうか?さっそくご紹介したいと思います(^^

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【HONDA Strikes Back ホンダの逆襲】

タイヤに優しいコース特性にセッティングがうまくマッチングし、上位勢のロングランペースに迫る速さを見せW入賞を果たしましたが、不安があったのは燃費。

2本の長い直線を持つソチは「ここまでの4戦で最も燃費に厳しい」と、長谷川総責任者がレース前に言っていたそうです。

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しかしレース終了後、長谷川総責任者は「燃費に悩んでいたのは我々だけではないですし、無線で細かい指示を出せなくなりましたが、その分ベテランふたりのレース管理のうまさが出ましたね」と語っています。

さすがバトン選手とアロンソ選手! かっこいい!

勢いのある若手ドライバーも魅力的ですが、タイヤや燃費の管理もしっかりとできるベテランドライバーはやっぱり素敵ですよね。

昨年よりレベルアップしたマクラーレン・ ホンダ。トップ争いへ加わるにはまだ厳しそうですが、ふたりのベテランドライバーと一緒に上位を目指して頑張ってほしいです。

【Once upon a grand prix】

1枚の写真から、F1の歴史を紐解いていく連載ページ。今回は1995年12月3日、ロンドンの一流ホテルで開催された“ AUTOSPORTアワード晩餐会 ” に遡ります。

その年の国際/ 英国内モータースポーツ界で、顕著な活躍を見せたドライバーやコンストラクターを称える催しなのですが「ボクスホール・ オートスポーツ・ カデットカーター」に選ばれたのは……目がクリクリの可愛い少年 。

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皆さん、もうお分かりですよね?  3度もF1チャンピオンを勝ち取った最強ドライバー、ルイス・ ハミルトン選手です! この年、ABkCフォーミュラ・ カデットカート選手権でチャンピオンを獲得。全13部門の中で最年少受賞者となりました。

賞を報じるAUTOSPORT誌95年12月7日号には、

「11歳のルイス・ ハミルトンは、95年インディカー・ チャンピオン転じて翌年はウィリアムズに初挑戦するジャック・ ビルヌーブからトロフィーを受け取って大興奮」

と記載されているそうですよ。

この二人には共通点があります。なんと“ F1デビューイヤー2位、翌年チャンピオン ” なのです。しかも史上2人だけ。まるで未来を物語っているような、不思議な1枚ですよね。

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【花よりF1】 では、モーターファンフェスタの様子をお届け。こちらも読んで頂けたら嬉しいです。

次戦はマクラーレン・ ホンダ、フェルナンド・ アロンソ選手の母国、スペインGP。一体どのような走りを見せてくれるのでしょうか。今から楽しみです!

(yuri)

【 F1速報 25th Anniversary × F1女子~F1をかえたテクノロジー号~】 進化をし続けるF1の安全性。残る聖域とは?

F1速報25周年記念にふさわしい【F1速報 25th Anniversary 〜F1を変えたテクノロジー〜】が5月2日に発売されました!

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【グランプリ史を変えた、傑作マシン達】

F1ジャーナリストの津川哲夫氏が、F1の歴史のなかで“ 革命 ” をもたらしたマシン7台をチョイス。その先進性、後世に与えた影響を解説します。

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7台のマシンのなかで、一番印象に残っているのがルノーR26(2006年)です。私がF1にどっぷりはまったのが2006年。このマシンを見て、F1のウィングってこんなに複雑だったんだ! と衝撃的だったのを今でも鮮明に思い出します。

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津川さんは、

「R26はR25(2005年)以上にエアロダイナミックスが追及され、まるで軟体動物かと思えるような過激なカウルをまとっている。しかし、失ったダウンフォースを空力デバイスだけで取り戻すのではなく、その穴埋めをビークルダイナミクス(車両の制御システム)の開発に注進した。その結果、タイヤに優しく、効率のいいフットワークを得たR26は、エアロダイナミクスにばかり注目していたライバルを相手に小気味良く、タイトルをさらっていってのである 」

と解説。F1を見始めた当初は、マシンの形がかっこいい! とかカラーリングがキレイ! など、テクノロジーの事はよく分からず観ていたのですが、今回改めてR26がなぜ速かったかを知る事ができて良かったです(^^

【 進化し続けるF1の安全性 】

年々厳しくなるサバイバルセルの衝突安全性やクラッシュテストの合格基準、数々の最新安全装備……。今どこまで進化しているのか徹底分析します。

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進化を続けるF1の安全性ですが、残るのは“ 頭部 ” 。現在、衝突時の強い衝撃のより頭部が揺さぶられることを防ぐHANS や、ヘルメットのバイザー上部に強化パネルを装着する規則がレギュレーションに盛り込まれています。

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今シーズン話題になっているのが、頭部保護のためのHaloや、ウインドシールド型キャノピー。2017年の導入を目指して新デバイスの開発が進んでいます。

2014年に日本GPで起きたジュール・ ビアンキ選手が遭遇したような事故を防げるという発想だそうですが、皆さんはどう思いますか? 本誌では、

「とにかく美貌の観点で語られがちだが、頭部保護の観点のみに立って議論は進められるべきだ。Haloを装着しても、頭部にダメージを与えるアクシデントが完全になくなるわけではない。しかし、少しでもリスクを軽減できるなら、採用すべきだ」

と分析しています。

本当に2017年から導入されるのか、とても気になりますよね。もし導入が決定するのならば、F1の歴史がまた一つ大きく変わるのではないでしょうか。

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F1を好きになればなるほど、F1の歴史やテクノロジーにも興味が湧いてきます。そんな私にとって、とっておきの1冊です。また、F1博士(?)と呼ばれるほど詳しい方でも、楽しめる内容になっていると思います。

いつもより少し踏み込んだ世界を知る事ができる、F1速報25th Anniversary号。ぜひ読んでみて下さいね!

(yuri)

F1女子大はしゃぎ!鈴鹿サーキットでしか味わえない、体験型アトラクションとは?

鈴鹿サーキットといえば、「レースが行われる場所」というイメージを持っている人がほとんどだと思いますが(私もその一人でした)、子供から大人まで楽しめる「鈴鹿サーキットならでは」の素晴らしい施設がある事をご存知ですか?

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【プッチグランプリ】

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二人乗りのレーシングカーに乗って、タイムアタックをし順位を競うプッチググランプリ。このアトラクション、なんとコースがスケールダウンしたミニ鈴鹿サーキットになっているのです! レースファンには、たまらないシチュエーションですね。

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ただ走るだけではなく、途中にスピードが速くなったり遅くなったりする色々なアイテムがあり面白かったです。2人で乗って協力した方が、速く走れるかも!?

【ツーリングバイク】

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小学3年生〜大人まで楽しめる本格ツーリングバイク。バイク未経験の私、ブレーキとアクセルはどれ? 運転方法は? 転ばない? と不安でいっぱいでしたが、そんな私が安心できるアイテム( ? ) がありました。

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まず、軍手。「とまる」 と「すすむ」の文字がプリントされています。 しかも、< 赤→ とまる、青→ すすむ > と視覚でブレーキとアクセルが分かるのがgood ♪

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転んだり、ぶつかったりしても大丈夫。路面が軟らかいので、ケガの心配もありません。撮影のため転んだふりをしています。ホントですよ!

バイク初体験でしたが、とっても楽しかったです! また乗りたい! 親子で一緒に楽しめるので、おススメです(^^

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乗車後は、メンキョセンターでライセンスカードをGet! 様々な種類のライセンスカードがあるので、全てコンプリートしたくなっちゃいます。

鈴鹿サーキットでもう一つ忘れてはいけないのがサーキット内にある鈴鹿サーキットホテル。

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F1日本GP中にはドライバーやチームスタッフが宿泊していて、一度は泊まってみたい憧れのホテルです。ここにも、“ 鈴鹿サーキットならでは ” の素敵なお部屋がありました。

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まずは、レーシングルームがあるNorth館へ。道にはゼブラゾーンがあり、まるでサーキットのよう! すでにテンションが上がります。

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部屋に入ると、ここはサーキット? と思わせるような、素敵な空間が広がっていました。

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これでもかというぐらい、モータースポーツ一色なレーシングルーム。鈴鹿サーキットのこだわりが感じられます。

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アメニティもレーシングルーム専用のものが置いてありました。パッケージが可愛くて、使うのがもったいないですね。

小さなお子様がいらっしゃるご家族の方におススメなのが、West館にある「コチラ ファミリールーム」。

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家族みんなで寝ることができるよう、ベッドはゆったりサイズ。小さなお子さまにも安心のローサイズです(幅285cm× 高さ35cm以下)。

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壁に掛けられたパネルには、コチラファミリーが潜んでいるようです。視覚探索ゲームで、家族みんなで盛り上がること間違いなし!

ちなみにこの部屋、F1ドライバーも宿泊するそうです( そういえば、誰かがこの部屋の写真をSNSにアップしていたような ) 。こんな可愛い部屋にF1ドライバーがいると思うと、なんだか面白いですね。

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アトラクションもホテルも、鈴鹿サーキットでしか味わえない事がたくさん。アトラクションではレール上を走るのではなく、自分で運転する楽しさを体験できるのが最大の魅力ではないでしょうか。

ぜひ、家族やお友達と遊びに行ってみて下さい! ほかのアミューズメントパークとは違う「鈴鹿サーキットならでは 」の思い出ができますよ。

(yuri)

F1女子が行く【 モーターファンフェスタ2016 】。 世界に2台しかない幻のF1マシンを発見!

2016年は三栄書房の自動車雑誌& イベントは記念日のオンパレード。我らがclicccarも、5周年という記念すべき年なのです!

そんなスペシャルな年にぴったりな、すべてが最大級の車の祭典“ モーターファンフェスタ ” が富士スピードウェイで開催されました。

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F1が大好きな私が楽しみにしていたのは、昔のF1マシンを見られること。

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今回のイベントの大目玉と言っても過言ではない、フェラーリのデモ走行。ミ

ハエル・シューマッハが圧倒的な強さをみせつけた時代の名車「 F2001B 」 と「 F399 」 が富士スピードウェイを駆け抜ける! はずだったのですが 、 濃霧のため予定していた走行は全て中止となってしまいました。残念……

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しかし、ガレージではエンジンの暖機がスタート! V10エンジンのサウンドが響き渡ります。やはり、エンジン音は生で聞くのが一番ですね。初めてF1を観に行った時の感動が蘇ってきました。

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1992年片山右京さんがドライブした、ヴェンチュリーLC92。今のF1マシンと比べてステアリングがすっきりしていますね。

さて、ここでF1豆知識をひとつ。今のF1で使用されている、パドルシフトや様々なスイッチが付いているステアリングはいつ頃から使用されているかご存知ですか?

実はこのマシンと同じ1992年にフェラーリが開発したのです。ミハエル・ シューマッハが自分で燃料セーブなど、マシンの調節をやりたっかったのがきっかけなんだとか。さすがシューマッハですね。

F1速報編集部ブースでは、F1解説でお馴染みの森脇基恭さんとカメラマンの澤田賢志さんによるトークショーも開催。

私……トークショーに飛び入り参加させてもらっちゃいました!初めての経験で緊張しましたが、とても楽しい時間でした( ^ ^

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トークショーでは幻のF1マシン、ロータス88について解説。

「これってF1マシンですか?」と思わず質問してしまったくらい不思議な形をしたロータス88ですが、ツインシャシー構造と聞いて驚きました。

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しかし、この斬新なアイディアがレギュレーション違反と判断されたため実戦を走る事ができず、世界に2台しかない幻のF1となってしまったそうです。

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ロータス88の私的お気に入りポイントは、フロントウィング。飛行機みたいで可愛いと思いませんか?

また、日本GP伝説のイベント「けんさわ祭り」が復活。恒例の(?)じゃんけん大会では、澤田さんが撮影した歴代F1王者のパネルをプレゼント!

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お宝をめぐり、熱いじゃんけんが繰り広げられました。私もじゃんけんに参加したかったなぁ……なんて。

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控室で澤田さんとお話しさせて頂いたのですが、「海外観戦に行くならどこがおススメですか?」と聞いてみたところ、「イタリア!」と即答。

ファンの方達の熱気がどのサーキットよりも凄くて、さらにホテルからサーキットまでも通いやすい距離にあるそうです。毎年、表彰式の時の盛り上がり方は凄いですよね。いつか行ってみたいグランプリのひとつです。

F1をメインに紹介してきましたが、ここで場内の様子を少しだけお届けします。

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当日は朝から雨が降ったり止んだり。雨が止んだかと思うと、サーキット一面霧に覆われるという富士スピードウェイならではのお天気でした。気温も低く、暖かい飲み物でも! と思い自販機に向かうと……

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がーん……暖かい飲み物が完売でした。皆さん、考える事は同じですね。

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場内を歩いていると、可愛いちびっこドライバーを発見! ジェンソン・ バトン選手とキミ・ ライコネン選手を応援しているそうですよ。レーシングスーツ姿、きまってます☆

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TOYO TIRESブースにいた真っ黒なライオン、なんと全てタイヤで出来ていたのには驚きました。

clicccarブースでは、公道を走れる50ccカート「 X-Kart 」 が登場。早速試乗してみました。

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X-Kart、何が凄いって普通免許で乗れてヘルメット不要なんです。さらにミニカー登録で道路を走れる、自動車と原付の中間のようなナンバー付きの車両となっています。

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いよいよ試乗開始。カートだというのに、道路を走っているなんて不思議です。山あり谷ありとまではいきませんが、走行コースもとても面白くてカーブや坂道でもスピードを保ったまま走行できました。

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一緒に試乗した父に感想を聞いたところ「 エンジンの振動や風、ハンドリング全てがダイレクトに感じられる感覚が楽しくて気持ちい! 」 と大興奮でした。一度乗るとやみつきになるX-Kart、また乗りたいです!

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F1マシンをはじめ、様々な車達を近くで見たり実際に試乗したりと、一日中楽しめたモーターファンフェスタ。このようなイベントが、また開催されると良いなと思います!

(yuri)

【 F1速報× F1女子~ バーレーンGP号~ 】 キミ・ ライコネンがスパ・ フランコルシャンを得意とする理由とは?

F1 2016年シーズン第2戦バーレンGP。トワイライトレースで、沈んでいく太陽が何とも言えずキレイでしたよね(太陽が日本で見るより大きく見えたような気がしたのは、私だけでしょうか…… ) 。

バーレンGPならではの素敵な写真と共に、“ F1速報バーレンGP号 ” の見所をご紹介したいと思います( ^ ^

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【 SCCOP UP! ! 】

開幕戦に続き5位入賞を果たしたF1新チーム、ハース。

新しいチームなので、厳しいシーズンになるだろうなと思っていたのですが、大間違い!開幕戦では6位、そしてバーレンGPでは5位を獲得し、レースを盛り上げてくれました。

なぜ、これほどまでに健闘できているのか。あるレース関係者は、

「 ハースの車体開発にはフェラーリの技術が多く取り入れられているが、だからといって誰もが結果を出せるわけではない。大切なのは、マシンを速く走らせるためにきちんとセットアップし、正しい戦略を立てるエンジニアであり、そのマシンを限界ギリギリ、戦略どおりに走らせるドライバーなんだ。」 と分析。

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また、ロータスからハースへ移籍したロマン・ グロージャン選手は「 サインした直後に考えたことは、ロータスで一緒に仕事してきた仲間をハースに誘うことだった。 」 と話しています。

その“ 仲間 ” のひとりがロータス時代にグロージャン選手のレースエンジニアを務めていた、小松礼雄さん。現在小松さんは、ハースで主席エンジニアとして現場のエンジニアをまとめています。

グロージャン選手がハースに誘うほど信頼している、小松さん。世界最高峰のモータースポーツ、F1の主席エンジニアとして結果を出していて本当にかっこいいですよね。同じ日本人として誇りに思います。

今後ハースがどのようなチームになっていくのか、とても楽しみです!

【 FOMULA ONE UNIVERS 】

モタースポーツジャーナリストの今宮純さんが語る、F1ドライバーの肖像。

第20回目に登場するのは現役ドライバーの中で一番人気と言っても過言ではない、“ アイスマン ”  ことフェラーリのキミ・ ライコネン選手です。

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ライコネン選手の母国、フィンランドに10数年以上前の11月末に行ったことがあるという今宮さん。フィンランドは一体どのような国なのか、モータースポーツとの関わりはどうなのか書かれています。その中でも興味深かったものを、いくつかピックアップしてみました。

・建設工事費を削減するために、国道レベルの道路も自然地形そのままの設計。郊外の脇道に入るとニュルブルクリンクやスパ・ フランコルシャンさながらで、ライコネンが“ スパ王 ” と言われるのも納得できる。

・冬場は6時間程度しかない短い日照時間は貴重。あっという間に過ぎる昼間に外でスポーツをし、その後おいしいお酒をたしなむ生き方はフィンランド的には正しい。ライコネンのライフスタイルはなんと言われようがカッコイイ。

・アイスホッケーが人気だが、ミカ・ ハッキネンがチャンピオンになってからモータースポーツのテレビ視聴率が最も高くなった。FIAライセンスを持っている人は人口比率でいうと世界1位。

ライコネン選手と言えば“ お酒が好き ” というイメージが強いですが( 表彰台でのシャンパンの飲みっぷりは最高です ) 、フィンランドのライフスタイルをみると納得できますよね。

女性はもちろん男性からみてもカッコイイ、ライコネン選手。最年長ベテランドライバーとしてまだまだ頑張ってほしいなと思います。

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私、F1女子連載ページ[花よりF1]も掲載されています! 今回は、妹と一緒に行ったオーストラリアGPの様子をお届け。ドライバーに会えるポイントや、メルボルンの街の雰囲気を紹介しています。こちらも、ぜひ読んで下さいね♪

(yuri)

F1女子が発見した、新型Audi R8とF1の共通点とは?

3月26日(土) 、SUPER GT公式テスト真っ最中の富士スピードウェイで「Audi Sport事業戦略概要/新型Audi R8記者発表会」が行われました。

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実は新車発表会の取材は今回が初めて。慣れない環境に緊張気味なF1女子のドキドキ新車発表会初体験レポート、スタートです!

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まずは受付。今日の資料とパスを貰います。受付のスタッフの方が親切だったので、緊張がほぐれました。

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アウディジャパン代表取締役 斎藤氏は新型Audi R8について、

「耐久レースから学んだ“ 燃費とスピードのバランス ” がいかされている。Audi R8 V10 plusにおいては、0-100km/ h加速をわずか3.2秒で駆け抜け、最高速度は330km/ hに達する事ができる。アウディのスポーツのイメージを高めたい。」

とコメント。0-100km/ h加速をわずか3.2秒で駆け抜けるとは、驚きですね。体験してみたいです。

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quattro GmbH R8プロジェクトマネージャーのアルウィン・ワトキンス氏は、

「 Audiのラインアップ中、もっともレースカーに近いデザイン。 」

と自信をみせていました。

こちらが、新型Audi R8。赤のボディカラー、かっこいいですね。

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ボディカラーといえば、憧れのカラーがありまして…… 。

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そう! マットカラーです。スタイリッシュでかっこいい! こちらのAudi R8のカラーは「カモフラージュグリーンマットエフェクト」。Audi R8 V10 plus Coupe 5.2 FSI quattro専用だそうですよ。

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車内の様子。高級感があります。

記者発表会ということもあり、Audi R8を近くでじっくりと見ることができました。そこで、“ F1と共通する物はないか? ” と思い探してみたところ、いくつか発見しました!

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その① : マットカラー

前ページでも紹介した、マットカラー。実は、レッドブルのカラーリングが今シーズンから一新し、マジョーラメタリックからマットカラーになったのです。街中でマットカラーの車を見る事はあまりないですが、これから流行るかも!?

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その② : リヤのディフューザー

F1についているリヤのディフューザーが、Audi R8にもついていました。ディフューザーが付いていることで、車体下の空気の流れを整えてダウンフォースが得られ、よりグリップを高める事ができます。

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その③ : カーボン

F1マシンはほとんどが軽くて頑丈なカーボン素材でできています。Audi R8のモノコックも、カーボンとアルミニウム製。カーボンむき出しのミラーにきゅんきゅんしちゃいます。

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その④ : リアミッドシップ

私が一番興奮したのは、F1と同じリアミッドシップだという事。これぞスポーツカー! という感じがしますよね。しかも、エンジンが見えるので私的には100点満点です(^^

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リアミッドシップなのでもちろん、トランクルームはフロントに。

さらに今回、サブブランド” Audi Sport ” の導入も発表されました。

・Audi Sport Storeを全国に展開
・Audi R8/ RSモデルのラインナップを拡充
・Audiブランドを体感できる様々なテストドライブイベントを実施

など、アウディの重要なブランド要素であるスポーツイメージを訴求するそうです。

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もうひとつ気になったのが、こちらのAudi Sport Collection。2016年度24店舗オープンする、Audi Sport Storeで購入できます。オープンしたら、ぜひ足を運んでみて下さいね。私も父を誘って行ってみようと思います( クマさんのぬいぐるみをおねだり予定 ) 。

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アウディがこだわった” もっともモータースポーツに近い車 ” だという事をひしひしと感じられるAudi R8。F1との共通点があるのも、嬉しいポイントです。

運転する事の楽しさを体感できる、素晴らしいスポーツカーではないでしょうか。私の憧れのスポーツカーの一つとなりました!

(yuri)

F1女子が行く! アウディジャパン・2016SUPER GT体制発表会。新型Audi R8とR8 LMSが奇跡のデモラン!

3月26日(土 )に富士スピードウェイで行われた、アウディジャパン 2016年SUPER GT体制発表会へ行ってきました。今回は、発表会やデモランの様子をレポートしたいと思います!

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まずは発表会の様子から。この日は量産モデルの新型Audi R8記者発表会も行われました。新型Audi R8ついては、後日レポートしますのでお楽しみに。

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新型Audi R8の記者発表会が終わり、いよいよSUPER GT体制発表会のスタートです。

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2016年SUPER GTのGT300クラスに参戦するのは、2012年からAudi R8 LMSで挑戦し続けているAudi Team Hitotsuyamaと、今年から新たに参戦するAudi Team Brailleの2チーム。

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Audi Team HitotsuyamaのRichard Lyons選手と藤井誠暢選手です。「パフォーマンスがアップしたので、楽しみにしていてほしい」(Richard選手)、「従来モデルに対して25kg軽くなった。ポテンシャルの高い車で優勝を目指したい」(藤井選手)と語っていました。

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こちらは、Audi Team Brailleの加藤 正将選手とピエール・カッファー選手。「我々は新型Audi R8 LMSと優秀なドライバー、ピエールという二つの大きな武器を持っている。初戦から優勝を目指したい」(加藤選手)、「SUPER GTへは初参戦なので、楽しみ。ヨーロッパからのノウハウを取り込みたい(Richard選手)とのことでした。

どちらのチームも、新車に確かな手応えを感じているようです。一体、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのでしょうか。今から楽しみですね。

量産モデルのAudi R8が第2世代にモデルチェンジしたことを受けて、GT仕様のレースカーであるAudi R8 LMSも新型に生まれ代わります。

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こちらがAudi Team Hitotsuyamaの新マシン、Audi R8 LMS。

量産モデルのAudi R8との違いは一体何なのでしょうか? Audi R8 LMSは、Audi R8をベースにGT3と呼ばれる規則に沿って開発されたレースカーなのです。

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デモラン前にコース上へ。サーキットのコース上に立つと、毎回テンションが上がる私。自然と笑みがこぼれます(^^

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デモランは新型Audi R8と一緒に走行しました。なかなか見る事ができない光景ですよね。

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実は私、GTマシンの走行を見るのが初めてだったのですが、スピードがありエンジン音も大きくてかっこ良い!やはり、生で見ると迫力が違いますね。

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今回の発表会に参加し、SUPER GTにも興味がでてきました。今シーズンから、SUPER GTも見てみようと思います。そしてアウディジャパンの両チーム、ぜひとも優勝を目指して頑張ってほしいです!

(yuri)

【 F1速報× F1女子~ オーストラリアGP号~ 】 アロンソが要求したヘルメットへのこだわりとは?

いよいよF1 2016年シーズンが開幕しました。今シーズンの行方を占う開幕戦。3月24日( 木 ) 発売の[ F1速報  オーストラリアGP号 ] を読んで、開幕戦を振り返りましょう。

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【森脇基恭の視点】

F1解説でお馴染みの、森脇基恭さんによるオーストラリアGPのキーポイント詳細解説。

フェラーリは赤旗中断後にスーパーソフトタイヤを選択した結果2ストップになり、ミディアムタイヤを履き続けたメルセデス2台に抜かれてしまいましたよね。

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森脇さんは、

「メルセデスはシーズンオフのテスト期間中、ずっとミディアムを履いて走行を続けていたので、このスペックを知り尽くしていました。ミディアムで走行し続ける事は、彼らにとっては決してギャンブルではなかったんです。でも、それをやり切れていなかったフェラーリにとっては、ギャンブルに見えてしまった…… 。メルセデスの用意周到さは完璧だったと思いますし、その勘所を嗅ぎ分ける能力の高さが彼らの強さのひとつですね。」

と解説しています。もちろん、森脇さん的ベストチーム賞はメルセデス。

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シーズンオフのテスト期間中から先を見据えてテストをしていたメルセデスはさすがですね。ただマシンが速いだけでなく、コツコツと努力をしているからこそ2年連続チャンピオンを獲得できたのではないでしょうか。

【 TEAM UPDATE 】

F1グランプリを追いかけ続けるジャーナリスト、尾張正博さんがグランプリウィークに渡って足で拾ったチーム・ トピックスをお届けするこちらのページ。

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各チームの貴重な情報が記載されているのですが、今回は私が思わずクスリと笑ってしまった情報を紹介したいと思います。

まずはフェラーリのセバスチャン・ ベッテル選手。

毎年、自分のマシンに女性の名前を命名する事で有名ですが、今年は“ マルゲリータ ” と名付けたのだとか。木曜日の記者会見で記者が「 なぜ、ピザの名前をつけたのか? 」 と質問して会場は大爆笑になったそうですよ。命名理由は不明ですが、きっとマルゲリータが好きなのでしょうね(笑) 。

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もう一つが今年からアライのヘルメットを着用している、マクラーレン・ ホンダのフェルナンド・ アロンソ選手。

アライのサービスマンであるピーター・ バーガーによれば、アロンソ選手の要求は7年前と同じ「 アゴへの密着感 」 だったそうです。ヘルメットと言えば、頭部を一番重視するのかなと思っていたのですが、まさかアゴとは! そうですよね。アロンソ選手、素敵なアゴをお持ちですものね。こうなると、他のドライバーの要求も気になる所です。

【 花よりF1 】

皆様に重大発表があります! わたくし…… 、オーストラリアGP号から連載ページを持たせて頂くことになりました( ^ ^

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F1を好きになってからずっと読んでいたF1速報に自分の連載ページを持てるなんて、夢のようです。海外F1観戦をはじめ、さまざまなF1の楽しみ方を紹介していきますので読んで頂けたら嬉しいです。一生懸命頑張りますので、よろしくお願いします♪

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ついに始まったF1 2016年シーズン。F1速報オーストラリアGPを読みながら、第2戦バーレーンGPを楽しみに待ちましょう!

(yuri)

【F1姉妹が行く! オーストラリアGP木曜日編 】 憧れのドライバーが目の前に!大興奮のドライバーズサイン会

いよいよスタートしたF1ウィーク! 今日は妹編ということで、私haruがレポートします。

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いざサーキットへ出発です。サーキットへ行く手段として、私たちは「トラム」 という路面電車を利用しました。この電車、F1のチケットを提示すれば無料で乗車できちゃうんです。

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開催地となるアルバートパークは大きな公園になっているのですが、今日はF1一色です。

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今日のメインイベントは、何といってもドライバーズサイン会! チームごとに列が用意されており、そこに並ぶとサインがもらえるのです。

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早速私たちもお目当てのチームの列に並びました。

それにしても…今日は、暑い! 最高気温32度の中、5時間並びました( * _ * ) 女性の皆さん、日焼け止め必須ですよ!

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列に並んでいる時、日本から来たF女さんにも出会うことができました。

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次第にドライバー達が続々とステージに! 列に並びながらも他のドライバーがサインをしている様子が見られるので、待ち時間も十分に楽しむことができました。

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そしていよいよ私の憧れのルイス・ ハミルトン選手が目の前に… 。なんと名前入りでサインをしてもらうことができました。

プレゼントに手作りのお扇子を渡したのですが、とても喜んでくれて嬉しかったです。 5時間待った甲斐がありました( ^ ^

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ちなみに用意したのはこのお扇子です。裏面はルイス・ ハミルトン選手の愛犬の写真を載せちゃいました( ^ ^ ) / 裏面を見た時が一番喜んでいたような… (笑)

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一方姉のyuriは大好きなジェンソン・ バトン選手のサインをGET! メディアの方に2ショット写真を撮ってもらい、オーストラリアGP公式HPに載せてもらえていましたよ。

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ホテルに戻って、また嬉しいサプライズが… 。バルテリ・ボッタス選手に遭遇したのです! 快く写真に応じてくれました(昨日からついてるなぁ…)。

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明日からいよいよフリー走行が始まります。久しぶりに生のエンジン音を聞けることが、今から待ち遠しいです!

(haru)