Motor Fan's YEAR 2016

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ヴォクシー/ノアG‘sが全高15mmダウンで得た走りとは?

2016年4月に設定された現行トヨタ・ヴォクシー/ノアのG’sバージョン。

「G’s」は「G SPORT」の略で、「G‘s」第1弾は2010年に登場したヴォクシー/ノアですから、2代目ヴォクシー/ノアG’sということになります。

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ミニバンであることを意識させない走りを目指し、全高を約15mmダウンさせる専用チューニングサスペンションの装着により、ノーマルよりも明らかに低く構えたフォルムは、専用の大型フロントバンパーなどのエアロにより迫力は十分。

ほかにも、専用剛性アップ&フロア下空力パーツにより操縦安定性が磨かれているそうですが、走りの印象は見た目どおりかなり硬派なもの。

足まわりは硬めに引き締められていて、コーナーでのロールも抑制され、路面にピタリと吸いつくような動きはミニバン離れしています。

20160701Toyota Gs VOXY003

それだけでなく、狙ったラインを外すことなく走れるうえに、ステアリングを戻していった際のボディの揺れも抑えられていますから、慣れてくると背の高いミニバンとは思えない安定感を披露してくれます。

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そのぶん、路面の凹凸を素直に伝えるような、上下の動きで跳ねるような乗り心地になるのは仕方ないでしょう。

「上質な乗り味」を目指しているそうですが、あくまで「チューニング系モデルとして」という条件付きなのは間違いなく、ファミリーユースとして許容できるかは人により異なるとしても、メーカー純正によるミニバンとしてはなかなかハードだなという印象を受けました。

20160701Toyota Gs VOXY021

硬めの乗り味はサスペンションだけでなく、215/45R18サイズのブリヂストン・ポテンザRE050Aによるものもあるでしょう。なお、ホイールはエンケイ製の7J×18の専用アルミホイールを装着。

それでも、ベース車のヴォクシー/ノアは乗り心地、操縦安定性のバランスに秀でていて、ライバルに対してリードしていると思わせてくれる点ですから、「G’sだからこれくらい当たり前でしょう?」と織り込み済みなら乗り心地もしなやかに感じるでしょうし、もっと攻めてもいいかも、と感じさせるかもしれません。

価格はヴォクシーZS G’s、ノアSi G’sともに311万9237円で、2.0Lガソリン車のみの設定になっています。

(文/塚田勝弘・写真/小林和久)

京都市がFCV・ミライを活用したカーシェアリング事業をスタート!

京都市は昨年、4人乗りFCV(燃料電池車)のトヨタ・ミライを3台導入しました。

KYOTO

市民を対象とした モニター制度によるFCVカーシェアリングを約1ヵ月間実施するなど、温室効果ガスの排出が無く、将来のエネルギーとして中心的な役割を担うことが期待される「水素エネルギー」の普及拡大に取り組んでいます。

そして同市は今回、水素エネルギーの更なる普及拡大に向け,「タイムズ」と共同で全国初となるFCVを活用した本格的な有料カーシェアリング事業をスタートさせました。

日祝日(振替休日含)と市内水素ステーションの休業日を除く、今年の8月10日(水)から来年の3月24日(金)までの期間に渡って実施しており、3台の車両はタイムズカーレンタル京都新幹線口店で貸し出しています。

TOYOTA_MIRAI

・貸出 9時30分〜22時/返却 8時〜22時
・返却前の水素充填は不要
・返却時に走行キロ換算料金により店舗で精算

利用予約は3ヵ月前から可能で、最長利用期間は7日間。

利用料金(消費税込)は6時間までが9,000円、12時間までが11,000円、24時間までが13,000円、追加1日ごと 11,000円、追加1時間ごと 1,500円となっています。

これから秋にかけて行楽シーズンとなるなか、紅葉の京都をクリーンエネルギーで走行するFCVで巡るのも良いかもしれません。

Avanti Yasunori

【関連リンク】

京都市:燃料電池自動車「ミライ」を活用した有料カーシェアリング事業について

京都市FCVカーシェアリング事業 | レンタカーならタイムズカーレンタル

VWポロ「GTI」次期型、歴代最強220馬力で登場か!

フォルクスワーゲンのサブコンパクトモデル、『ポロ』次期型に設定される スポーティーモデル、『ポロ GTI』のプロトタイプを初めてカメラが捉えました。

Volkswagen Polo 03

ノーマル「ポロ」次期型も同時にテストを行っているようですが、スポーツモデルらしいツインエキゾーストパイプや、大口エアダクト、大径ホイールを装備していることからも「GTI」と判断できます。

Volkswagen Polo 14

次期型は、ホイールベースの延長により大型化されますが、アウディ「A1」などと同様の軽量プラットフォームを採用することにより、現行モデルより軽量化が図られます。

心臓部には、1.8リットル直列4気筒TSIを搭載、最高馬力は220psとも噂されています。

ワールドプレミアは2017年秋が有力のようです。

(APOLLO)

現在の「BC戦争」はいかに?プレミオ/アリオンと日産・シルフィを比べてみると…

1960年代を中心に「BC戦争」というB(日産ブルーバード)、C(トヨタ・コロナ)の激しい販売競争がありました。

1972年生まれの私にとっては、かつてそんなことがあったのか、という逸話のひとつでしかありませんが、セダン全盛期の「隣のクルマが小さく見えます」という日産サニーのコピー(対トヨタ・カローラ)とともに記憶に残るキーワードのひとつ。

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トヨタ・プレミオ/アリオンは5ナンバーサイズ枠にこだわっていて、一方の日産シルフィは、2000年に初代ブルーバード・シルフィとしてブルーバードの名を冠していました。現在の3代目は2012年に登場し、シルフィという車名になっています。

現行シルフィが3ナンバー枠に拡大されたため、サイズの比較では若干異なるものの、実際の販売現場では互いに意識しあう関係ではないでしょうか。

プレミオは全長4595×全幅1695×全高1475mm(FF)、ホイールベースは2700mmで、最小回転半径は5.3m。

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ライバルのシルフィは、全長4675×全幅1760×全高1495mm(Sツーリング)で、ホイールベースはこちらも2700mm。最小回転半径は5.2m。

ただし、シルフィ・Sツーリングの全長は、エアロパーツ装着により長くなっていて、ほかのグレードは全長4615mmとプレミオ/アリオンよりも20mm長いだけ。

両モデルを並べると、ワイドかつ伸びやかなシルフィの存在感が上回っているように見えます。しかし、プレミオ/アリオンはマイナーチェンジにより5ナンバー枠という限られたサイズの中で最大限、質感の向上が果たされているだけあって、高級感というキーワードでは明らかに上回っている印象を受けます。

内装も質感ではプレミオ/アリオンが一歩リード。ただし、シルフィがSツーリングというスポーティなグレードであったこともあり、シンプルな仕上がりで、こちらの方が好みという方もいそう。

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走りでは、1.8L+CVTのみのシルフィに対して、プレミオ/アリオンは1.5L、1.8L、2.0Lと3種類のガソリンエンジンを用意しているのが強みでしょう。

試乗したのは2.0L(2.0G EXパッケージ)で、152ps/193Nmというスペック。動力性能は街中はもちろん、高速道路でも不足はないはずで、乗り心地の良さや素直なハンドリング性能が印象的です。プラットフォームが初代プリウスをベースとしたものと考えると上出来。

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一方のシルフィも、ロードノイズがやや高い点を除けば走りは悪くありません。とくに高速域の直進安定性の高さが光ります。また、131ps/174Nmという1.8Lエンジンは、高速道路で流れをリードすることもできるなど必要十分といえる動力性能を確保しています。

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商品力では今夏マイナーチェンジを受けたばかりで、「Toyota Safety Sense C」を標準化したプレミオ/アリオンに軍配が上がりそうですが、居住性や積載性を重視するなら荷室容量510Lを確保するシルフィが適任かもしれません(プレミオ/アリオンは491L)。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

圧縮比が8から14まで可変する日産の次世代ターボエンジンはパリサロンで発表

日産の上級ブランド「インフィニティ」のモデルに搭載される『VC-T(バリアブル・コンプレッション・ターボチャージド)』・2.0リッター4気筒エンジンの単体画像が公開されています。

2016年9月のパリサロン(パリ・モーターショー)にて世界初公開される予定のVC-Tエンジン。日産が20年以上も開発を続けてきた「可変圧縮比エンジン」がついに実現するのです。

INFINITI four-cylinder turbocharged gasoline VC-T engine

10年以上前にリンク式コンロッドを用いた可変圧縮比エンジンの技術発表をしている日産ですが、今度のVC-Tエンジンについては、圧縮比が8から14の間で可変できるという数値が公開されているくらいで、具体的な機構についてはパリサロンでプレゼンテーションする予定となっています。

なお、圧縮比の低い状態はハイパフォーマンスを発揮するため、高い状態は高効率を可能にするためと、可変圧縮比のメリットを説明しています。

環境と動力性能を両立できる新世代エンジンは、まさにインフィニティという上級ブランドにふさわしいパワートレインとなるということなのでしょう。

INFINITI four-cylinder turbocharged gasoline VC-T engine

(山本晋也)

アウディ、A6オールロードに620馬力の最強「RS」投入か!

アウディのクロスオーバーモデル『A6オールロード・クワトロ』に、最強となる『RS6 オールロード・クワトロ』が投入されると、欧州スパイエージェントからレンダリングCGが入ってきました。

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フェンダーエクステーションやアンダープロテクターを装備し、ハイパワー冷却ハニカムメッシュ・大エアインテークを装備、シングルフレームグリルには「RS6」のバッチが装着されています。

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パワーユニットは『RS6 アバント パフォーマンス』の4リットルV型8気筒TFSIエンジンを流用、最高馬力は「オールロード」史上、最強の620psと噂されています。

ワールドプレミアは2017年3月のジュネーブモーターショーと思われます。

(APOLLO)

北米でも新型シビック・ハイブリッドを今秋発売へ!! 日本導入はどうなる?

2016年2月の会見で、ホンダの八郷隆弘社長は新型シビックの日本発売について検討していくと前向きの発言がありました。

日本ではセダンが予想されますが、クーペの投入は市場の動向から「ナシ」にしても、ハッチバックはぜひ「アリ」と期待したいところ。

Honda Civic Hatchback Prototype at Geneva Motor Show 2016

米国で今秋から発売される新型シビック・ハッチバックは、現行モデルで10代目を数えています。

なお、新型シビック・ハッチバックコンセプトは、2016年3月のジュネーブモーターショーで初公開されていて、米国には英国の「ホンダオブザユー・ケー・マニュファクチュアリング・リミテッド」から輸入されることになります。

2016年に発売され「2016 North American Car of the Year」を獲得したセダン、クーペは米国ですでに今年発売済みで、今秋発売される新型シビック・ハッチバックは、同国で初めて販売されるシビックシリーズの5ドアモデルです。

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シビック・ハッチバックは、セダン、クーペとともにグローバルモデル共通のプラットフォームを活用。

上の写真を見ても分かるように、スポーティかつ大胆なデザインをさらに際立たせ、優れた燃費性能と運動性能を両立させています。また、使い勝手を向上させるなど、商品力を大幅に向上。

パワートレインは、1.5Lの直噴VTEC ターボエンジンで、CVTのほかに6速MTを一部グレード(LX、SPORT、EX)に採用しています。グレードは、「LX」、「SPORT」、「EX」、「EX-L」、「SPORT TOURING」の5つを用意し、先進の安全運転支援システムである「Honda SENSING」をタイプ別にオプション設定。

使い勝手とスポーティなデザインを両立できる5ドアハッチバックは、輸入車を中心に、現行プリウスも同ジャンルにカテゴライズできますから日本でも一定の人気を集めています。

使い勝手とスタイリングを両立できるはずの5ドアハッチバック。新型シビック・ハッチバックがモデルライフを通じて商品力向上を積み重ねていけば、新型インプレッサ(5ドア)などとともに同ジャンルがさらに活性化されるはずです。

(塚田勝弘)

グレード選びはどうする?ヴォクシー/ノアのエアロ仕様にも追加されたハイブリッド車

トヨタ・ヴォクシー/ノアのエアロ仕様に追加されたハイブリッド車は、重量によるエミッションへの影響を軽量化によりクリアすることで実現されています。

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なお、最新のヴォクシー/ノアには、プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームをセットにした「Toyota Safety Sense C」を設定しているほか、小さな擦り傷程度なら自己修復可能なクリア塗装の「セルフリストアリングコート」が全ボディカラーに採用されています。

さて、ヴォクシー「ZS」、ノア「Si」として設定されたエアロ仕様のハイブリッドモデル。

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外観は、ガソリン車のエアロ仕様と同様に、専用エアロバンパー(フロント大型バンパー、フロントフェンダー、リヤ大型バンパー、大型サイドマッドガード)による迫力あるデザインが魅力で、軽量化に寄与している専用の16インチ鍛造アルミホイールを装着。全長4710×全幅1730×全高1825mmと3ナンバーサイズに突入しています。

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1.8Lエンジンにモーターを組み合わせるハイブリッドシステムにより、標準ボディの5ナンバー系と同じ23.8km/Lというクラストップの燃費を実現。ただし、ガソリンタンクは標準ボディのハイブリッド車やガソリン車よりも5L減となっていますので、航続距離では差が出ています。

車両重量は、軽量化により同じハイブリッド車(標準ボディ)から同じか10kg増に抑制し、ガソリン車のエアロボディと比べても20kg増(ヴォクシーZS同士の比較)に抑えるなど、苦慮した結果の商品化であることをうかがわせます。

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室内の装備では、本革巻き3本スポークステアリング、ハイブリッド専用オプティトロンメーター、消臭機能付シート表皮などが標準装備されていますが、クルーズコントロールや快適温熱シートなどは「V」グレードのみに標準装備となっていますので、快適性重視なら「V」を選びたいところです。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

【関連記事】

ヴォクシー/ノアのエアロ仕様にハイブリッドを追加できた理由とは?
http://clicccar.com/2016/08/14/392560/

レクサスの世界販売が好調。3年連続で過去最高を記録!

レクサスの上半期(1〜6月)全世界販売台数が約31.9万台(前年同期比+5%)と、3年連続で過去最高となったそうです。

Lexus_RX

2015年後半に投入した新型「ES」、「RX」、「LX」が販売を牽引。

主要地域別の販売実績では、北米と中近東がやや伸び悩んだものの、その他の地域ではいずれも2桁台の高い伸びを示しています。

北米 約16.2万台 (前年同期比-4%減)
中国 約4.7万台 (同+26%増)
欧州 約3.6万台 (同+16%増)
日本 約2.8万台 (同+26%増)
中近東 約2.2万台 (同-1%減)
東アジア 約1.2万台 (同+19%増)

レクサスインターナショナルの澤 良宏 Executive Vice Presidentは

「今後もエモーショナルな走りと魅力的なデザイン、先進技術、匠の技を積極的に採り入れて、お客様の期待を超えるクルマづくりを継続していきたい」

としています。

Avanti Yasunori

【関連記事】

ハイブリッド販売台数100万台を記念してレクサスがミラノで納車式を実施
http://clicccar.com/2016/04/24/366855/

レクサス米国3月販売、乗用車系が減速するもSUV絶好調!
http://clicccar.com/2016/04/18/366322/

米・JDパワーの顧客満足度調査で「レクサス」が5年連続首位を堅持!
http://clicccar.com/2016/03/14/357785/

レクサス国内導入10周年、欧州でもブランド力強化へ!
http://clicccar.com/2015/09/18/326979/

【80年代グラフィティ400・その4】SUZUKI GSX400F

FXを見て慌てて開発をスタートさせたもんだから、スズキヤマハとほとんど同じスピードでバイクを作りました。

それがGSX400F。つまり2気筒のGSX400Eは中継ぎとして。裏で4気筒の開発も進めていたわけです。

XJ400Eに少しだけ遅れて登場したわけですが、世の中的にはもうすでに4気筒見飽きているので新しいバイクが出てももう騒がない。ちょっと可哀想なタイミングのバイクになってしまったわけです。

まあこのバイク、実際に乗ってピンときませんでした(あくまで当時の私の主観です)。エンジンの抵抗が多くてガサガサいっているフィーリング。回り方もちょっと重苦しい。

馬力はXJRと同じ45馬力でクラス最強だったけれど、なんか「本当かなぁ」っていうくらいもっさりとした感じだったわけです。たぶんセールスも400マルチの中じゃあ良くない方だったはず。

ところがスズキ、これで終わりにしなかった。

このバイクのエンジンをチューニングしてヨシムラのサイクロンマフラーを純正で装備。スーパーバイクレーサー風の段付きシートでオイルクーラーを装着。

今じゃ当たり前かもしれないけれど、当時はもう反則技ですよ。

だってハンドルひとつ変えただけで違反だ、とか言われていた時代です。

マフラー変えるっていうのはもちろん違反で改造は反則切符切られるのを覚悟じゃなきゃできなかった時代。オイルクーラーだってダメ。

そんな時代に純正で集合マフラーとオイルクーラーですもん。これが出た時は「おおー、ついにスズキが本気出した」って皆で騒いだもんです。

このバイク、GSX400FSインパルスは乗った感じももう別物でした。エンジンはヒュンヒュン回るしハンドリングも素晴らしい。

スズキはこれをその後ホンダが出したCBXにぶつけて、結局CBXに惨敗するんですが、とてもインパクトのあるマシンでした。

まあね、正直なこと言うとGSX400Fはどうでもいいバイクでした(主観です)。でもGSX400FSは素晴らしかった。

ヨシムラの手が市販車に入ったっていうのも凄かったし走りだって素晴らしかったし。もっと評価されてもいいと思うバイク。

ただね、ライバルのCBXはレースキットでまだまだ速くなったけど、インパルスは発売時点でいっぱいな感じ。チューニングパーツもなくて伸びしろがなかったイメージでした。

まあストリート派のライダーには関係ないんですけどこの頃はレースでの活躍ってセールスにもかなり影響していたんです。

次の記事:80年代グラフィティ 400その5 HONDA CBX400F

(ライター:後藤 武/Moto Be バイクの遊び方を提案するWEBマガジン

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無敵のオープン誕生!アストンマーティン ヴァンキッシュ ヴォランテ「S」

先日、アストンマーティン『ヴァンキッシュ』のハイパフォーマンスモデル「S」モデルをスクープしましたが、その最強オープンモデルとなる、『ヴァンキッシュ ヴォランテS』の姿を確認しました。

Aston Martin Vanquish S Volante (1)

エアスプリッター付きベンチレーションやリップスポイラーなどのアグレッシブなフロントエンドを始め、クワッドリアデュフューザー、クワッドエキゾーストパイプまで、クーペと同じものが確認できます。

Aston Martin Vanquish S Volante (3)

パワーユニットは6リットルV型12気筒エンジンを搭載、最高馬力は700psを発揮するとも伝えられており、パフォーマンスでは、ランボルギーニ「アヴェンタドールSVロードスター」と肩を並べる、世界最強オープンカーの誕生となります。

(APOLLO)

メルセデス・ベンツ GLEの次期型は、よりハードに、より広く進化する!

メルセデスベンツのミドルクラス・クロスオーバーSUV、『GLE』次期型のプロトタイプをキャッチしました。

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コードネーム「W167」と呼ばれるこの次期型は、次世代SUVプラットフォーム「HMA」(モジュラー・ハイ・アーキテクチャー)が採用されています。

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ガッツリとカモフラージュされたボディからディテールは不明ですが、ボンネット、エアダクト、ヘッドライトなど、フロントエンド全てが刷新されていることがわかります。

張り出したフロントフェンダーから、現行モデルよりハードでオフロード要素が強いエクステリアが予想出来ます。また、ホイールベースも延長されているのも次期型の特徴です。

パフォーマンスにも抜かりはなく、200kg程度の軽量化を図ると共に、Cd値を現行の0.32から0.30へ進化、燃費も20%以上向上するという情報です。

ワールドプレミアは2018年秋頃と予想しています。

(APOLLO)

アウディ・SQ2がニュルで高速テスト!最小ながらも力強い「S」の加速

アウディのエントリー・クロスオーバーSUV『Q2』のホットモデル『SQ2』が、ニュルブルクリンク・ノルトシェライフェで高速テストを開始、その姿をカメラが捉えました。

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「Q2」より冷却効果の高い大口ベンチレーション、リアにはクワッドエキゾーストパイプを装備しており、スポーティーな仕様となっています。

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パワートレインは『S3』と同様の2リットル4気筒ターボエンジンを搭載、最高馬力は300psを発揮します。

無防備なフルヌード姿でニュルを高速で走りこむSQ2は、コンパクトSUVながら力強い加速で関係者の注目を集めていたといいます。

さらに、この「SQ2」以上の『RS Q2』の登場も確定的で、こちらは『RS3』からエンジンを流用、最高馬力は362psまで引き上げられます。

ワールドプレミアは2017年3月のジュネーブモーターショーと思われます。

(APOLLO)

トヨタ自動車がミシガン大学との「人工知能」研究に2,200万ドルを投資

トヨタ自動車は今年6月、人工知能技術研究会社「TRI」の新拠点を米国ミシガン州アナーバーに開設しました。

TRI

カリフォルニア州、マサチューセッツ州に次ぐ第3の拠点となるもので、アナーバーの「TTC」(トヨタ・テクニカル・センター)の自動運転研究チーム約15名が新拠点に異動、全体の陣容は約50名程度になっている模様。

新拠点では徒歩圏内にあるミシガン大学との連携により、人工知能関連の研究を加速させる考えのようで、今後4年間に渡り2,200万ドルを投じてクルマの安全性向上、生活支援ロボット、自動運転の取り組みなどで協力していくそうです。

TOYOTA_Highway_Teammate

ミシガン大学は自動運転など自動車安全に関する研究で優れており、アナーバーには「TTC」が運営を支援する走行実験施設「Mcity(エムシティ)」が存在するなど、自動運転研究を拡大するうえで絶好の拠点。

ミシガン大学では、ヒトやモノの移動をより安全で効率的なものにするため、コネクティッドカーや自動運転車の革新に向け、産学官連携を密に進めており、トヨタとの連携拡大は目標達成への取り組みを加速させることになるとしています。

トヨタでは既にスタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学(MIT)とも研究を進めており、「TRI」のギル・プラットCEOは、より安全・安心で効率的な移動手段を提供すべく、ミシガン大学の研究者や学生と共に、新たな人工知能技術の開発に取り組んでいく考えを示しています。

自動車メーカーでは、テスラや日産が「自動運転」の分野で先行するなか、トヨタ自動車における人工知能の研究成果がどのようにクルマやロボットに反映されるのかが注目されます。

Avanti Yasunori・画像:トヨタ自動車)

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開発を急ぐ新技術は「守護天使」!? トヨタの研究部門の計画とは?
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新型プレミオ/アリオンの木目調インテリアはまさにトヨタのお家芸

マイナーチェンジを受けたトヨタ・プレミオのフロントドアを開けると、目に飛び込んでくるのはセンターコンソールやドアスイッチパネルなど多用されている木目調パネル。

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長年、高級車の質感向上の切り札として使われてきた木目調パネルは、高級コンパクトセダンのプレミオ/アリオンにも息づいています。

しかも「ライトブラウン」の明るい色調で、最近のクルマでは見かけなくなったトラディショナルなムードが漂います。

ほかにも、ステアリングホイールのリム上部やシフトノブ、助手席グローブボックスにもアクセントとして木目調を使っているほか、シートやフロントアームレストなどにダブルステッチを施すことで高い質感を演出。

今夏のマイナーチェンジでは、インパネをセンタークラスターからシフトレバーまでのコンソールまわりを変更し、一体感とシャープな印象をもたらしています。

20160701Toyota Premio vs Nissan020

さらに、メーターも一新され、4.2インチカラーTFT液晶の採用により多彩な情報が表示されるようになったほか、照明色、メーターの針を白に統一することにより高級感を付与。

20160701Toyota Premio vs Nissan02220160701Toyota Premio vs Nissan019

シートでは本革仕様にブラウンを採用することで上質感を強調し、ファブリック使用にはアイボリーから明るいフラクセンに変更。ブラック内装とのコーディネイトによりメリハリのある内装にイメチェンしています。

装備面では、待望の「Toyota Safety Sense C」を標準化しているのが最大のトピックス。

20160701Toyota Premio vs Nissan042

「Toyota Safety Sense C」は、レーザーレーダーと単眼カメラを組み合わせることで衝突回避・被害軽減ブレーキやレーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームをパッケージ化した先進安全装備。

ほかにもインテリジェントクリアランスソナーや緊急ブレーキシグナル、シフト操作時の急発進・急加速を抑制し被害の軽減をサポートするドライブスタートコントロールが全車に標準装備されています。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

【関連記事】

若々しくなったトヨタ・プレミオ/アリオンのエクステリア
http://clicccar.com/?p=392492

【80年代グラフィティ400・その3】YAMAHA XJ400

Z400FXの大人気を追いかけて色々なメーカーが4気筒の開発を急ぎました。

「次はどこのメーカーが4気筒出すかな」っていうのが当時のライダー達の話題。誰もがFXに乗ってしまったから、違うバイクに乗りたい、っていうライダーも増えてきたんです。

今も昔も変わらないんですが、日本のライダーってね、なんか人とかぶるバイクを嫌がるっていう不思議な習性があります。そんなつまらないこと気にするより、一番楽しいバイク選べばいいじゃん、って思うんですけどね、友達が乗っていると中々同じバイクを買わない。

そんな様子を知って知らずかバイク雑誌も他メーカーの4気筒の噂を書き立てました。

「そろそろヤマハが凄いのだしそうだぞ」なんて噂が飛び回り、少しして登場したのがXJ400。

RZにも通じる美しいタンクのライン。完成度も高くて乗りやすい。FXは大柄だったけどXJは逆にコンパクトで足つき性が良いバイクでした。

これがカタログ。何が見せたくて下から撮影したのか、いまだによく分からないんですけどね。フォトショップもCGもなかった時代だからこういう写真撮るのも大騒ぎだったはずです。

2ストのヤマハが出した4気筒

実はヤマハって4気筒をずっと出してないメーカーでした。2ストばっかりやっていて、国内メーカーで一番最後まで4ストの開発に手を出さなかった。

やっとビックバイクの開発に乗り出した時もなんでだか知らないけど4気筒じゃなくて、わざわざ3気筒でシャフトドライブにしたりしました。

なんかね、ヤマハってどこかちょっとひねくれていたんですね。頑固というか、独自性を追求しようとしていた、って言ってもいいのかもしれません。

そんなことしていたもんで、80年代に入って出したXJ650Eが初めての4気筒。続いてこのXJ400Eを出すことになりました。

ビックバイクでも4気筒の経験がほとんどなかったわけですが、このバイクはそんな経験不足をまったく感じさせないくらいとっても良くできていました。そして馬力はFXとGSXとまた少し超えた45馬力を確保。

良いバイクでしたが、FXほどの人気にはなりませんでした。

まあそりゃそうですよね。後から出てきたのにFXにそんなに大きく差をつけられたわけじゃないし。

そこで頭を絞って考えたヤマハ、マフラーを4本にしてみます。

まあこれもボチボチって感じのヒット。私もこの当時、乗せてもらったりしていました。

とっても良くできたバイクでしたが、どうもピリッとしなかったというか、全体的に完成されていたもんで、逆に光るところが見えにくいバイクでした。

とっても良い人なんだけど・・・ごめんなさい、って感じの人いるでしょう?XJ400ってそういうバイクでした。もちろんこれは私の主観ですが。

次の記事:80年代グラフィティ400その4 SUZUKI GSX400F

(ライター:後藤 武/Moto Be バイクの遊び方を提案するWEBマガジン

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新型・セレナは「プロパイロット」搭載でドライブがココまで変わる!

日産自動車の国内中核モデルとして長年ファミリー層を中心に多くのユーザーに支持され、1991年の初代モデル発売以来、累計150万台以上を販売して来た「セレナ」。

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8月下旬にフルモデルチェンジを予定している5代目では、日産が独自に開発した国産車初、ミニバンでは世界初となる運転支援機能「プロパイロット(ProPILOT)」を装備しています。

高速道路の単一車線内で、カーブ走行を含め、常に前走車との車間距離を保持しながら、追従走行することが可能となっています。

NISSAN_ProPILOT

設定した車速(約30〜100km/h)を上限に、アクセル、ブレーキ操作はもちろん、車線中央を走行するようにステアリング操作をアシスト。特に発進・停止を繰り返すような渋滞発生時にはドライバーの疲労低減に大きく寄与しそうです。

なお、「プロパイロット」作動中にステアリングから手を離した際には、2段階でワーニングが発せられ、従わない場合には最終的にシステムを解除する仕組みになっています。

今回搭載されるのは「プロパイロット1.0」ですが、2018年には「プロパイロット2.0」へバージョンアップ。車線変更を含む、複数レーンでの自律走行が可能になるようです。

NISSAN_ProPILOT

さらに2020年には「プロパイロット3.0」に進化、ドライバーの介入無しで市街地での交差点・信号停止・自動合流・自動分岐・インターチェンジ走行が可能になる模様。

一方、2017年初頭には、次期「ノート」で採用が予想される、発電用小型エンジンを搭載したレンジエクステンダー方式のEV(e-POWER)もラインナップされるとの噂もあり、同車の今後の展開が注目されます。

Avanti Yasunori・画像:日産自動車)

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若々しくなったトヨタ・プレミオ/アリオンのエクステリア

1957年にトヨペット・コロナとして登場した現行モデルのトヨタ・プレミオ/アリオンは、50周年を迎えたカローラよりも長い歴史をもつセダンです。

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その後、コロナ/カリーナという兄弟車関係になり、現在のプレミオ/アリオンにも引き継がれています。カローラよりも上級志向であり、日本ならではの駐車場事情や道路環境に合わせて5ナンバー枠にこだわっているのが特徴。

かつてはセダンこそがファミリーカーの王道という時代もありましたが、いまやミニバンやSUV、ハッチバックなど多様な形態に変わっています。オーナーの年齢層はやはり高めで、60代後半から70代が中心だそう。

こうした保守的なセダンであっても、現在のシニア層は若々しい人が多いですから、内・外装の質感アップだけでなく、ダイナミックな顔つきなど、言葉は悪いですが「爺くさい」クルマでは振り向いてもらえません。

トヨタではSAIがアグレッシブな顔つきになってから存在感を増していて、SAIほどではないにしても、コンパクトなセダンであるプレミオ/アリオンもテコ入れが欲しいところでした。

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外観の変更点まさに高級感、スポーティなイメージを高めることで、写真のプレミオは横バーを組み合わせたデザインにメッキを施したグリルになり、アリオンは細かいブロックメッシュが印象的なフロントグリルになっています。

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プレミオのリヤビューでは、「C」字型のグラフィックが与えられたリヤコンビネーションが新しさを感じさせる点が特徴で、アリオンは6眼のストップランプを採用することでスマートかつハイクオリティな印象。

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ボディカラーでは、新色として「ブラッキッシュアゲハガラスフレーク(メーカーオプション)」を含む5色を加えた全8色を用意。なお、価格はプレミオが190万8655円〜271万1782円。アリオンは189万7855円〜267万5455円です。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

【80年代グラフィティ400・その2】SUZUKI GSX400E

Z400FXの人気で世の中、400は4気筒だろう、なんて流れになりました。でも、そんな簡単に4気筒って作れません。

400の4気筒ってコストがかかってしまうし、部品が多くて抵抗が増えてしまうから性能がキチンと出せなかったりしました。

だから他のメーカーは最初、指をくわえてZ400FXの人気を眺めているしかありませんでした。

でもスズキは「だったら性能でFXをやっつけてやれ」って考えました。

そして出てきたのがこのGSX400Eっていうわけです。このバイク、2気筒だったけど最高出力44馬力。FXが43馬力だったから1馬力超えていました。

当時はね、この1馬力がけっこう大きかったんですよ。皆愛車の馬力を自慢していたから嵐いバイクは1馬力でも大きしよう、って感じだったんです。

ちなみにGSXは2気筒だったけど400としては初めて4バルブを採用していました。

このツインエンジンの魅力は最大出力じゃありませんでした。低中速のトルクが太くでものすごい加速をしたんです。当時、友人のバイク借りた時の感動は今でも忘れません。

アイドリングぐらいからでもクラッチをつないでアクセルを開けるとドカドカと元気な排気音を響かせながらもの凄い力強さで走り出します。これだけで楽しいくらいに低中速が力強い。

でも本当に圧巻だったのは全開加速したときでした。

交差点で青になった時、回転上げてクラッチをつないだとします。タイヤがあたたまっていなければ簡単にホイルスピンします。タイヤがグリップしたらすぐにフロントタイヤが持ち上がります。

ローギアで加速している時はずっとフロントが浮きっぱなし。セカンドにシフトするためにクラッチを握ったらフロントタイヤがやっと接地して飛行機の着陸の時みたいにタイヤがキュキュッと泣いたりするわけです。

「物過ごいバイクだな」って思いました。それまで400じゃ体感したことがない速さだったんです。

かの有名な世界的チューナー、故ポップ吉村氏は「400は二気筒で十分だ」って豪語してGSXをベースにレーシングマシンを製作。

その後登場したホンダCBXベースのワークスマシンと戦ってました。その姿は格好良くてね、わたしゃサーキットまで見に行ったもんです。

GSX400Eは、速さだけいったら間違いなくFXとか問題にならないくらいの性能でした。
でも……このバイク、FXほど売れませんでした。

その理由は……たぶん格好悪かったから。

ま、バイクの格好よさなんて人それぞれですから「これがいいんだよ」っていう人もいたんですけどね。でもわたしの周辺で「GSXに乗せてね」っていう女の子は一人もいませんでした。

※写真はGSX250E。ブレーキやフレームの形式が異なりますがデザインはGSX400Eとほとんど同じです。

性能は良いのに売れないのはデザインが悪いからだ、ってスズキも気がついたのか、後からGSX400Eはこんなスタイルになりました。

でもこの頃はすでにGSX400E自体が時代遅れな感じになってしまって、やっぱりパッとしませんでした。

GSXが発売中止になってしばらくしてから、なんかこの形をザリとかゴキって呼ぶ人達が出てきました。テールカウルの形がザリガニみたいだから、っていうことなんですかね。なんか微笑ましい。

でも個人的には「ポップが愛したこのバイクをザリとか呼ぶなんて本当にもうとんでもない」と思うわけです。ってことでMotoBeではGSXをザリと呼ばせない活動実施中です。

わたし(MotoBeアドバイザー後藤)にとって理想のバイクというのはGSX400Eの延長線上にあるような気がします。それくらいすごいバイクだったんですよね。

「いくら速いっても現行車にかなわないだろう」っていう人もいるんじゃないかと思います。

そりゃあトータルの性能じゃあ絶対無理。現行モデルにはかないません。でもエンジンのパンチだけいったら当時の方が凄かったんじゃないかな、と思います。

排ガスや騒音規制なかったってこともあったから元気に感じたのかもしれません。まあなんでもいいんですが、今でも時々あの強烈な加速を思い出して乗りたくなるバイクです。

次の記事:80年代グラフィティ400その3 YAMAHA XJ400

(ライター:後藤 武/Moto Be バイクの遊び方を提案するWEBマガジン

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表情確認!フォード エコスポーツ改良新型、ほぼヌード姿を捕獲

フォードのコンパクト・クロスオーバーSUV『エコスポーツ』改良新型をほぼヌード姿で捉えました。

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後部は完全フルヌード、フロントエンドはマスキングされていますが、新デザインのグリルや大きくなった左右エアインテーク、バンパーのデザインが確認できます。

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以前に捕捉したプロトタイプはリアにスペアタイヤを積んだ中国市場向け車両でしたが、今回はスペアタイヤを積まない、欧州向けプロトタイプのようです。

マツダ『CX-3』やホンダ『HR-V』(ヴェゼル)などがライバルとなり、パワートレインには、1リットル3気筒エンジン及び、1.5リットル4気筒エンジンがキャリーオーバーされるはずです。

ワールドプレミアは2016年秋以降になると思われます。

(APOLLO)

日産の栃木工場で海外向けスポーツクーペの生産を開始

日産の高級ブランドといえる「インフィニティ」、その新型スポーツクーペとなる「Q60」の生産が本格的に始まりました。

海外向けに展開している同ブランドですが、生産を支えるのは日本の匠。業界最高レベルという生産ラインは、栃木の工場に置かれているのです。

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ダイナミックで官能的とさえいえるボディラインを実現するために、プレスボディ加工技術や樹脂製トランクリッドなど、生産・組立工程において改良されたラインになっているといいます。

さらに、新色の『ダイナミック・サンドストーン・レッド』のために、専用塗装ブースが設置されたというのも、生産技術面でのトピックということです。

そして、プレミアムカーであるインフィニティの生産を担当するのは、栃木工場4500名のスタッフから厳選された216名の熟練した職人。匠と呼ばれる人々によって、その高品質は支えられているのです。

(山本晋也)

ヴォクシー/ノアのエアロ仕様にハイブリッドを追加できた理由とは?

2016年1月、ヴォクシー/ノア、エスクァイアに「Toyota Safety Sense C」を設定したのをはじめ、ヴォクシー/ノアのエアロ仕様に待望のハイブリッド仕様が設定されました。

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登場から少し時間が経っていますが、プレミオ・アリオン、エスティマのマイナーチェンジによるプレス向け試乗会で、ヴォクシー・ハイブリッドのエアロ仕様に乗る機会があったのでご報告します。

あれば売れるのは分かりきっているのに、ヴォクシー/ノアのハイブリッドにエアロ仕様(3ナンバーサイズ)がなかったのはなぜでしょうか?

最も大きかったのが「重量」。

排気ガスの規制(エミッション)をクリアするのが難しく、現行ヴォクシー/ノアが登場した際、ノーマル仕様にハイブリッドを積むだけでも困難だったとのこと。

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今年1月の一部改良において、鍛造アルミホイールの採用やタンク容量の見直しなど細かな改良を積み重ねることでエアロ仕様のハイブリッド車ヴォクシー「ZS」、ノア「Si」の追加が可能になったそうです。

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先述した鍛造アルミホイールの採用をはじめ、ガソリン車(205/60R16)よりもタイヤ径を小さく(205/55R16)することでタイヤ&ホイールで約12kg減量、ガソリンタンクも約5kg軽量化。トータルで20kg近いダイエットを成功させています。

なお、タンク容量はガソリン車と標準ボディのハイブリッドが55Lで、エアロ系ハイブリッドが50L。

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エアロ系をハイブリッド化することでガソリン車の同グレードに対して、20〜30kgほど重くなっています。

それでもスポーティかつ存在感のある見た目と燃費、ハイブリッドならではの魅力を備えたヴォクシー「ZS」、ノア「Si」が両モデルの人気を加速させる武器になっているのは間違いないでしょう。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

ポルシェが米国新車人気調査で12年連続トップ! いますぐ乗りたいポルシェ5車種

ドイツの自動車メーカーであるポルシェが、米国自動車商品魅力度調査結果で12年連続でトップを獲得しました。

この調査はアクセルを踏んだ瞬間に感じるパワーや、快適性、高級感など、77の項目で新車の魅力を評価するもので、様々なカテゴリーにおいて魅力的なモデルが挙げられています。

今回、トップを獲得したポルシェは、「ボクスター」と「ケイマン」がコンパクト・プレミアム・スポーティーのクラスで1位と3位を獲得。「911」もミッドサイズ・プレミアム・スポーティーで、コンパクト・プレミアムSUVでは「マカン」が、ミッドサイズ・プレミアムSUVで「カイエン」が1位を獲得するなど、ほぼ全てのモデルがランクインするという快挙を達成。

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そこで、ラインナップのほぼ全てがランクインしたポルシェの中でも、いま注目したいモデルとグレードをご紹介いたします。

■マカン

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ポルシェのラインナップでも最も売れているSUV「カイエン」の弟分として登場した「マカン」。

大人5人+荷物が十分収まる空間をもち、さらに価格もポルシェの中では比較的お手頃だったことから登場以来人気を誇っています。

デビュー当初は「マカン」「マカンS」「マカンターボ」の3グレードでしたが、新たに「マカンGTS」を追加。

随所にあしらわれたブラックのアクセントのほか、搭載するV6ターボは専用チューニングにより360ps/550Nmを発揮。さらにシャシーにも手が加えられており、最高速度は256km/hを達成し、100km/hまでわずか5.2秒で加速します。

■カイエン

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スポーツカーを手掛けてきたポルシェが送りだしたSUV「カイエン」。初代モデルが登場した2002年は様々な物議を醸したそうですが、そのブランドと実用性から現在ではポルシェを支える大黒柱としてその存在感を誇示しています。

そんな「カイエン」の中でも注目は「カイエンS E-Hybrid」。

走行性能だけでなく、環境保護もテーマに掲げるポルシェが力を注ぐプラグインハイブリッドモデルであり、3.0L V6ターボにモーターを組み合わせたパワートレーンを搭載しています。

モーターアシストによりヘビー級の車体を涼しい顔で動かせることができ、街中ならモーターを積極的に使って走るモードでも十分な力強さを誇ります。

ちなみに、モーターだけでは最長36kmの走行が可能です。さらに、外部電源からバッテリーへ直接充電できるため、使い方にもよりますがガソリンの消費を大幅に抑えることもできます。

■718ケイマン/718ボクスター

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“981”改め“718”のコードを与えられた「ケイマン」そして「ボクスター」。

マイナーチェンジを機に内外装がリフレッシュされましたが、最大のトピックは新エンジン“水平対向4気筒ターボ”への換装に他なりません。

これまで搭載していた水平対向6気筒自然吸気よりもパワーとエコの両面で優れており、2.0Lで300ps/380Nm、2.5Lで350ps/450Nmを達成しています。軽量なボディの中央にエンジンを置くミッドシップレイアウトと相まった走りの進化に要注目です。

■911

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ポルシェのラインナップで、やはり外せないのが「911」であります。

エンジンを後方に配置し後輪を駆動させるRRレイアウトのほか、独特なプロポーションなど、あらゆる部分にポルシェでしか味わえない魅力があふれています。

1964年の登場から連綿と続くポルシェの王道モデルですが、その歴史において2度のターニングポイントがありました。1度目は1997年の空冷から水冷への移行。そして、2度目が2015年の自然吸気からターボへの移行です。

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新エンジン搭載の賛否は分かれるとはいえ、これまで大小さまざまな変化を遂げてもスポーツカーとして高い人気を集めてきた歴史が語るように、新エンジン搭載の「911」が期待を裏切らないことは容易に想像できます。

(今 総一郎)

【80年代グラフィティ400・その1】KAWASAKI Z400FX

最近、旧車が人気です。若い人達でも旧車に乗ってみたいという人が増えました。でも、そのオートバイのことを噂だけで判断している人が多いように思います。

そこで当時のことを思い出しながら名車達のことを説明しようというのがこの企画です。

記念すべき第一回目はカワサキZ400FXです。

80年代は空前のオートバイブームでした。実はそのキッカケを作ったのが70年代後半に登場したカワサキのZ400FXです。

この当時、大型免許は教習所で取れませんでした。難しい試験をパスしなければならず合格率は数パーセントなんて言われていたほど。結果、普通の人たちにとっては400ccが実質的な最大排気量のバイクだったわけです。

ところが70年代のバイクってどれも2気筒。パタパタ音がしてどうも安っぽい。

憧れのナナハンみたいな排気音するバイクはないもんか、って皆思っていて、そんな時、カワサキが400ccの4気筒を出したわけです。大騒ぎになりました。

エンジンは4気筒でシューンと振動もなく走るし回せばクラス最速の加速。そして400に見えないくらい大きな車体。発売された瞬間バックオーダーになってしまうほどの人気になりました。

実は私、この時FXを購入したんですが、もう大変でした。

学校に行くと知らない女の子から声をかけられるんです。

「FX買ったんだって? 今度乗せてね」

それも一度や二度じゃありません。金曜日になると暴走族から自宅に電話がかかってきました。

「明日、大きな集会があるんで、是非FXで参加してください」

祭りの時は知らないヤンキーのにいちゃんにからまれたことがありまして、そしたら隣にいた人が「おい、この人はFX乗っているんだぞ」って言ったんです。「え、そうですか。失礼いたしました」っておさまってしまったり。F

Xには人生を変えてしまうような力があるんだな、って真剣に思ってました。

この様子を他のメーカーが黙って見ているはずがありません。打倒FXを合言葉に色々なマシンが登場してきます。

そしてライダー達はどんどん熱狂し、これが80年代のバイクブームにつながっていくわけです。

私、フェラーリを所有したことはありませんが、当時の田舎じゃフェラーリなんかよりもすごい神通力がありました。

あれを知ってしまったおかげで今もバイクから離れられないでいます。今でもFXよりもすごい神通力持ったバイクには出会ったことがありません。

次の記事:80年代グラフィティ400その2 SUZUKI GSX400E

(ライター:後藤 武/Moto Be バイクの遊び方を提案するWEBマガジン

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ドライブ感覚で気軽行ける!東京都内にあるバーベキュー場

バーベキューというと自然豊かな場所で……というイメージがあると思います。ですが、東京都内でもバーベキューができるスポットはたくさんあります。

今回は東京都内にあるおすすめのバーベキュー場を紹介します。

■おしゃれな雰囲気溢れる大人の空間「CAFE;HAUS」

場所は東京都江東区になります。カフェのテラスで行うことができるバーベキューは雰囲気も抜群。しかも嬉しいのが手ぶらで行ってもバーベキューを楽しめるという点です。ママ友同士で利用する人も多く、気軽にバーベキューができる環境が整っています。

公式サイト:CAFE;HAUSの手ぶらバーベキュープラン

■都内でキャンプも楽しめる「THE THIRD PARK – WILD MAGIC」

場所は東京都江東区になります。なんと東京都内でキャンプも楽しむことが可能です。夜は都心ならではの夜景を堪能しながらバーベキューを楽しむことができるのも魅力的。また、手ぶらでバーベキューをすることもできます。ビールサーバーや飲み放題プランも用意されているため、がっつりと飲みたい方がメンバーにいる場合はおすすめです。もちろん運転手の方は飲酒禁止で!

公式サイト:豊洲でバーベキューするならTHE THIRD PARK(WILDMAGIC)

■東京郊外で自然を満喫「国営昭和記念公園」

場所は東京都立川市になります。園内もとても広く、1日いても楽しめる公園です。手ぶらでバーベキューに参加することができるため、バーベキュー前後に園内を楽しむ際も荷物が邪魔になりません。公園というのもありペット同伴もOKなため、ペットと共にバーベキューを楽しみたい人にはおすすめですよ。

公式サイト:バーベキューガーデン | 国営昭和記念公園公式ホームページ

■自然豊かなの中でバーベキュー思う存分楽しむならここに決まり「大丹波国際釣り場」

場所は東京都奥多摩町になります。1年中を釣りを楽しむことができ、東京都内とは思えないほど自然豊かな場所となっています。釣り好きの人にはおすすめ。渓流のすぐ脇でバーベキューを楽しむことができるため、まさに自然の中でバーベキューを堪能できるのが魅力的。食材の持ち込みは自由となっているため、自分好みのバーベキューを楽しむことができますよ。

公式サイト:奥多摩で釣り&バーベキュー! 大丹波国際釣り場

東京都内でもバーベキューができるスポットはたくさんあり、都会ならでは雰囲気や自然豊かな場所など、実はバーベキューの穴場スポットでもあります。

(鈴木 唯)

日産エルグランド・ライダーにオーテック30周年記念車。価格は426万600円から

日産のカスタムカーや福祉車両、特装車などを生み出したきたオーテックジャパンが創立30周年。それを記念した特別仕様車がエルグランドにも登場です。

エルグランドの特別仕様車は、キング・オブ・ミニバンのカスタム仕様「エルグランド・ライダー」をベースにした「Rider “AUTECH 30th Anniversary”」。

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特別装備での注目は、ギャザー入りブラック/ホワイトレザーシートなどによるハイコントラストレザーインテリア。

エクステリアでは、ダーククロムフロントグリル、ダーククロムバンパーグリル、ダーククロムヘッドランプフィニッシャー、リヤコンビネーションランプ(クリアブラックタイプ)、専用LEDフォグランプで差別化を図ります。

さらに、内外装に「30th Anniverary」と入った専用エンブレムが与えらているのも、アニバーサリーモデルらしいところ。

2.5リッター、3.5リッターのいずれにも設定されるアニバーサリーモデルのメーカー希望小売価格は、426万600円〜518万4000円(それぞれ2WD/4WDを設定)。

さらに、300馬力にパワーアップされたRider HIGH PERFORMANCE SPECにも30周年記念車を設定、こちらのメーカー希望小売価格は538万9200円となっています。

(山本晋也)

日産・エクストレイルに本革シートのオーテック30周年記念車が登場

日産車の特装車やカスタマイズカーなどを長年にわたって担ってきたオーテックジャパンは、2016年に創立30周年。

その記念すべきアニバーサリーイヤーを祝う特別仕様車が、エクストレイルに登場です。

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LEDヘッドランプや専用フロントバンパーなどで差別化したエクストレイル「モード・プレミア」をベースに、30周年を記念した特別仕様車「AUTECH 30th Anniversary」が設定されました。

アニバーサリーモデルだけの主な装備は、ブラック本革シートのほか、ダーククロムフロントグリル、専用ダーククロムバンパーフィニッシャー、専用LEDフォグランプ、専用エンブレム(30th Anniversary)などとなっています。

2.0リッターエンジン(5人乗り/7人乗り)とハイブリッド(5人乗り)に設定され、駆動方式は2WDと4WDをラインナップ。メーカー希望小売価格は、239万1120円〜356万7240円となっています。

(山本晋也)

スバルの2016年ニュル挑戦のキーポイント“あの瞬間”を本人が語る

5月29日にチェッカーを迎えた2016年ニュルブルクリンク24時間。難攻不落のコースで一昼夜走るだけでも厳しいレースだが、今シーズンさらに輪をかけてレースを難しいものにしたのが、開始1時間ほどに突然降りはじめた雷雨と雹だ。

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このレースはテレビやインターネットでライブ中継を見ていたファンも多いと思うが、この雷雨によって、多数のマシンがコースアウトし、クラッシュ。また、雹によって最高峰のSP9クラス=GT3のレーシングカーが、コースの坂道を登れず立ち往生する衝撃のシーンが映し出された。

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強い雨と雹に巻き込まれたレーシングカーのなかで、唯一と言っていいほど大きな損害を受けなかったのが、今シーズンSP3Tクラスで優勝を飾った、スバルWRX STI。

カルロ・ヴァン・ダムのドライブ中に雷雨に見舞われ、クラッシュ車両が多発するなか、いったんはコースアウトするものの危機一髪回避するシーンは、SNS上でも「あぶねえええ」「神回避」「さすがAWD」という声であふれていた。

そんな“神回避”の瞬間を、7月に来日していたヴァン・ダム本人に語ってもらった。まずは、下記の動画の2分20秒あたりからをご覧頂きたい。

突然降り出した雨、そしてコースアウト、危機一髪の回避……。映像で見ると簡単そうだが「もしスティーブン・スピルバーグがモータースポーツの映画を作るとしたら、こんな嵐にするんじゃないかな」とヴァン・ダムが語るほどの状況だったのだ。

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本人に振り返ってもらおう。

「スタートして1時間くらいだったかな。コースで言うと、スタートラインから6〜7kmくらいのあたりだったと思うんだけど、それまではまったくのドライだった。200km/hくらいで走っていたんだけど、前に何かスモッグのようなものが見えたんだ。「いったいなんだ!?」と思って、ひょっとして雨なのかもしれないと思った」

とヴァン・ダム。

「ブレーキングポイントでブレーキを普通に踏んだんだけど、その瞬間、ドライから一気にものすごい雨になったんだ。信じられなかったよ! そこからはロケットに乗ってしまったみたいに止まらなかった。もうクルマはどうしようもない状況で、流れていくままになってしまったんだ」

「当然、ワイパーに触る余裕もないから、すごい雨で何も見えなくなってしまった。ブレーキングしているので車速は落ちていたので、前に1台クルマがいるのが見えたんだ。そして、そのクルマがガードレールにぶつかって、跳ね返されるのが見えた。そして僕もグラベルに入っていってしまったんだけど、その瞬間、辰巳さんやチームメイトの顔が一瞬頭をよぎったよ(笑)

制御できないスバルWRX STIはコースアウトしていく。このままでは、前のマシンにぶつかってしまう……! しかし、ここからがヴァン・ダムの本領発揮だ。

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「『どうする!?』と思ったんだけど、グラベルに出たときに、前のクルマに本当にギリギリのスペースが見えた。そこをなんとか通過して、ひょっとするとわずかにぶつかったのかもしれないけど、なんとか抜け出すことができたんだ。ラッキーだったよね」

「その後の2〜3kmは、ずっとクルマが問題ないことを確認しながら、『クレイジー! クレイジー!』とラジオで叫びながら走っていたんだ。そうしたらピットからは『テレビで見えてるよ』って(笑)」

なんとかクラッシュを回避したヴァン・ダムだが、その先も雹のなかでなんとかピットまで帰り着く。

「クラッシュを避けたあと、3〜4kmくらいはすさまじい嵐が襲ってきたんだ。雨と、ゴルフボールくらいの大きさの雹が襲ってきた。運転席側は閉まっているんだけど、助手席側の窓は開いていて(注:レーシングカーのサイドウインドウは、窓のなかにスライド式の小窓が設けられており、そこを開けていることがある)、そこから雹が飛び込んできたり大変だったよ!」

「クルマはAWDだししっかり走ることはできたけど、とにかく気をつけながら走っていた。その先、いきなり今度はドライになったんだよ! お日様は出ているしね(笑)。そうしてメインストレートに戻ることができたんだ」

なんとかコース上にマシンを留めたヴァン・ダムだが、

「あとで車載を見てみると、カルロは最後までシフトダウンしているんです。そして何事もなかったように曲がっている。すごいことですよ」

と辰巳英治総監督もこの“神回避”がクラス優勝に繋がったと絶賛していた。

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(クリッカー編集部)

スバルのお宝見ちゃった! 聞いちゃった! 触っちゃった!

先日、スバルのイベントで栃木県・葛生のテストコースにお邪魔した時のこと。
スバルのヒストリックガレージで面白いものを見たり聞いたりしたので、そちらをみなさまにもおすそ分け。

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まずはご存知スバルの名車「スバル360」。
こちらはさすがスバルのガレージだけああって、歴代の物が勢ぞろい。
一目で「フロントが違う」と思う黄色い「SS」と書かれたものは、最終型のスポーツモデル「ヤングSS」。

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そして「スバル360」ではもうひとつ面白いお話を。ナットなどに富士重工の頭文字「フ」という文字が刻まれています。まるで「スズキ ラパン」の「ウサギを探せ!」的な隠れキャラ探し…皆さんも今度どこかで「スバル360」に遭遇することがあれば探してみてください!意外なところにありますよ!

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そして私の目を引いたのはボロボロのスクーター。
こちらはスバルのスクータータイプのオートバイ「ラビット」。1949年のオリジナルのものだそうです。そして、「ラビット」のもう少し後期型で後ろに荷台が付いてるタイプのもの展示されていましたが、こちらは人が乗れるようになっています。しかも後ろ向き!

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なんかのんびりした「昭和」の時代を感じます。
こういうのって、いいですね。心がほっこりします!

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(吉田 由美)

ドライブついでに行きやすい、手ぶらでOKなバーベキュー場5選

夏といえばバーベキューの季節でもあります。バーベキューは、材料や道具などを用意しないといけませんが、事前準備がめんどくさいという人もなかにはいるのではないでしょうか。

今回はそんな人に朗報な、手ぶらで行ってもバーベキューが楽しめるBBQ場を紹介します。

■東京都心でもBBQを楽しめる「都会の農園 バーベキューテラス」

場所は東京都江東区になります。商業施設のダイバーシティー屋上にあり、お台場観光を楽しめたい人にもおすすめ。

テントの中でバーベキューができるため、日除け対策もバッチリです。目の前にはフジテレビが見えるのも魅力的。食材等はもちろん用意されていますが、持ち込み可能となっています。

公式サイト:都会の農園 | お台場の商業施設ダイバーシティ東京 プラザの都内最大級屋上菜園施設

■自然の中でバーベキューしたい人にはおすすめ「PICA富士吉田」

場所は山梨県富士吉田市になります。自然豊富な場所でバーベキューを楽しむことができます。宿泊施設もあるため、泊まりで楽しみたい人にもおすすめ。

BBQ食材は様々なものが用意されており、山梨県産甲州ワインビーフや富士桜ポークなど、地域ならでは食材が勢揃いしています。

公式サイト:PICA富士吉田

■相模湾を一望しながらBBQを楽しめる「オレンジフローラル ファーム」

場所は神奈川県真鶴町になります。目の前が相模湾なので、海を見ながらバーベキューを楽しめるスポットです。

相模湾で取れた新鮮な魚介類が用意されているため、海鮮好きにはおすすめの場所。農園内でのセルフクッキングも楽しむことができます。

公式サイト:無農薬レモンやみかんの柑橘類と採れたてのタケノコを直送:神奈川県真鶴町 オレンジフローラルファーム

■屋根付きのため雨でも安心できる「BBQ Base 越谷レイクタウン店」

場所は埼玉県越谷市になります。全国最大級の大きさを誇る商業施設のイオンレイクタウンのすぐ近くにあり、ショッピングも楽しむことができます。

「クルマにバーベキュー関連の荷物が多くて、買い物をしても荷物がつめない」といった不安もありません。どの席もテントで覆われているため、雨が降ってもバーベキューをできるのが魅力的。

公式サイト:株式会社BBQカンパニー | KOSHIGAYA

■公園の中でバーベキューを満喫「青葉の森公園」

場所は千葉県千葉市になります。機材と食材の用意はもちろんのこと、ゴミの回収までしてくれるので面倒な作業は一切ないのが魅力的。さらには持ち込みOKとなっているため、好きなようにバーベキューを楽しむことができます。

公園というのもありペット同伴ももちろん可能。遊具もあるためお子さんがいる家族で思う存分楽しめますよ。

公式サイト:千葉県立青葉の森公園オフィシャルホームページ

準備が不用ということは、手ぶらで楽しめるということでもあり、バーべキュー前後にドライブを楽しめたり宿泊もできたりと、バーベキュー以外も楽しむことができるのが大きな魅力です。

(鈴木 唯)

BMW X4 M40iの良好な乗り心地に驚き!!

私が初めてBMW X4に乗ったのは導入後のプレス向けの試乗会で、箱根が試乗ステージでした。

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BMWのSUV(X4はスポーツ・アクティビティ・クーペを意味するSACを名乗る)らしく、ボディの大きさを感じさせないフットワークを見せてくれる反面、突き上げの大きな乗り心地には少し驚かされた記憶が鮮明に残っていました。

ランフラットタイヤの採用に加えて、明らかに硬い足は、小さな子どもがいるファミリーなどには正直推奨できないかな……と。

「M Performance Automobiles(エム・パフォーマンス・オートモビル)」による「BMW X4 M40i」は、さらにハードな乗り味かもと身構えて街中から走り出すと、良好な乗り心地で驚かされます。

それは速度域を問わず、走行モードを「スポーツ」にしても損なわれない基本的なテイストになっています。

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同モデルに搭載されているタイヤは、ミシュランの「スーパー・スポーツ・タイヤ」。

20インチ(F:245/40ZR20、R:275/35ZR20)という条件下では、という注釈を付けなくても十分に快適に感じるのは、ランフラットタイヤではないことが大きいはず。

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さらに、電子制御ダンパー「ダイナミック・ダンピング・コントロール」を含めたサスペンションのチューニングもガチガチに固めたスポーティ路線一辺倒ではない印象で、20インチということを考えると十分に満足できる乗り味になっています。

BMW X4の最上級モデルにして最高のパフォーマンスと乗り心地を実現しているX4 M40iは、BMW M社によるスポーツモデル作りの巧みさを感じさせてくれます。

(文/写真 塚田勝弘)

日産がプロパイロット搭載の新型「スカイラインクーペ」を年内発売か?

日産自動車が8月10日、デトロイトショー2016でワールドプレミアした「インフィニティQ60スポーツクーペ」(国内:スカイライン・クーペ予想)の本格生産を栃木工場で開始したと発表しました。

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栃木工場では同車の生産に向け、4,500名の中から216名の高度な技能を有する熟練の職人である「匠」を選出。プレミアムカーの生産に関する特別な訓練を実施し、その「匠」の中から選出された6名が「マイスター」として生産に関わるあらゆる面を監督しているそうです。

新たに開発した新色「ダイナミック・サンドストーン・レッド」の塗装のために、専用の塗装ブースを導入したそうで、艶のある深い赤色の仕上げに際し、機械と人間の手による塗装を組み合わせた新工法を採用。

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このダイナミック・サンドストーン・レッド塗装工程は、数百種類の塗料配合・塗布方法をテストして生まれたもので、塗膜厚さや品質をより緻密に管理しているそうです。

ピンと張った筋肉質のボディデザインを表現すべく、深いボディプレス加工技術を採用するとともに、トランクリッドには樹脂製の外板にスチール製のフレームを組み合せた世界初の構造を採用。

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リヤスポイラーをトランクリッドと一体成形するなどの工夫が織り込まれています。

エンジンは2.0L直4ターボ(211ps)と、新設計の 3.0L V6ツインターボ(305ps/405ps)をラインナップ。ミッションは7速ATを採用。

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駆動システムにはオプションでFRベースのAWDシステムを採用、ハンドリング性能と乗り心地を高次元でバランスさせる新設計の「ダイナミック・デジタル・サスペンション」を用意。

第2世代の「ダイレクト アダプティブ ステアリング」の採用により、操縦性能を高めており、より自然なステアリングフィールとフィードバックを実現しています。

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2010年4月以降、ダイムラーと提携関係にある同社だけに、デザイン的にメルセデス・ベンツCクラス・クーペとの類似点がみられるのも興味深いところ。

米国では今秋発売(車両価格400〜600万円)、日本でも年内に発売される可能性がありそうです。

さらに、セレナに初採用される「プロパイロット」搭載の噂もあるようで、同車に関する今後の情報が待たれます。

Avanti Yasunori・画像:日産自動車)

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EVが「ウォレット」に変わる!? ブロックチェーン技術でEVのデメリットを克服

ドイツのベンチャー企業、「Slock.it(スロックイット)」が、欧州の大手エネルギー会社「RWE」(アール・ヴェー・エー)と共同で、新たな決済システムを搭載したEVを開発しているそうです。

Slock.it

EV自体を「デジタルウォレット(財布)」化することで、一充電当たりの航続距離の短さや、充電時間の長さに伴う非効率さを解消しようというもの。

独Slock.it社では、EVとクレジットカード等を連携させた電子端末「デジタルウォレット」をリンクさせることにより、様々な電子決済を可能にしようとしている模様。

これにより、充電スタンドでは時間単位ではなく、電力の補給量単位で決済が可能となり、信号待ちの僅かな時間で、道路上に設置された充電スポットから小こまめに充電することも可能になるといいます。

Slock.it

この「EVのデジタルウォレット化」の鍵を握るのが「ブロックチェーン」技術。

「ブロックチェーン」とは、取引記録をひとつのブロックにまとめて、それぞれのブロックを鎖のように繋いで行く分散コンピューティング手法で、銀行などを介さないため信頼性の高い決済が可能。

サイバー攻撃による契約の改ざんなどが不可能になるため、安心して利用できるようになるそうで、同社ではプロジェクトが完了次第、60台のEVを使ってドイツで試運転を始めるそうです。

ソフトウェア開発分野で20年以上のベテラン勢が立ち上げたSlock.it社のブロックチェーン技術と、3000万人の顧客を持つRWEのエネルギー網の融合により、EVにおける革新的なサービスの展開が期待できるとともに、EVが抱えていたデメリットを克服できる可能性が出てきそうです。

Avanti Yasunori・画像:Slock.it)

三菱化学のバイオエンプラ「デュラビオ」が ルノーの新型「Clio」のメーターカバーに採用

化学大手の三菱化学は、同社のバイオエンジニアリングプラスチック「DURABIO:デュラビオ(いずれも登録商標)」が、ルノーの新型「Clio」(日本名:ルーテシア)のメーターカバーに、欧州車として初めて採用されたと発表しました。

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同社では、デュラビオが今回初めて欧州車の部品に採用されたことを契機に、デュラビオの欧州での拡販を目指すものと見られます。

上の写真で青い矢印で示されている部分がデュラビオが採用されたメーターカバー。

同社が開発したデュラビオは、再生可能な植物由来原料であるイソソルバイドから製造できるバイオエンプラです。

このデュラビオは、植物由来の樹脂材料でありながら、耐衝撃性・耐熱性・耐候性などの面で、従来の一般的なエンジニアリングプラスチックに勝る優れた性能を備えています。

また、発色性が良く、顔料を配合するだけで、つややかな光沢のある表面を作ることができる上に、表面が硬くて丈夫なので、擦り傷が付きにくいという特長も備えています。これらの特徴からデュラビオで製造された部品では塗装工程を無くすことができます。

今回、2016年6月6日に発売されたルノーの新型「Clio」にデュラビオが採用されたのは、これらの特徴が評価されたもので、今後メーターカバーだけに限らず、いろいろな樹脂部品に採用が広がることが期待できます。

(山内 博・画像:三菱化学)

ピックアップトラックもエコの時代!? フォード・F-150にPHVモデル設定の噂

キング・オブ・ピックアップ、フォード『F150』ピックアップの改良型プロトタイプをキャッチしました。

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エクステリアはフロントバンパー及びリアコンビランプのリフレッシュ程度になると思われますが、パワーユニットに大きな変化が見られそうです。

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まず、10速ATが組み合わされた3リットルV型6気筒ディーゼルが新たにラインナップされます。

今なお米国で圧倒的シェアを誇る「F150」ですが、ライバルであるFCA「ラムピックアップ」が、高燃費の3リットルV型6気筒エコディーゼル搭載モデルを発売し人気となったため、フォードとしては新エンジン搭載が急務となっています。

もう1つの目玉はプラグインハイブリッドの設定。ピックアップもエコ重視の時代に入ったということです。

ワールドプレミアは2017年1月のデトロイトモーターショーが最有力です。

(APOLLO)

あれっ? ロードスターって本当はドリフト向きだった?【D1GP】

ひょっとして……ドリフト界ではマイナー車だけど戦闘力は高いのでは?

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ドリフト競技はほとんどFR車で行われます。で、日本が誇るFRスポーツカーといえば、ロードスターも挙げられますが、ドリフト界ではあまり人気がありません。

S2000なんかもそうなんですが、まずノンターボだということが理由のひとつ。パワーを上げることが難しいんですね。

まぁ、ほかにも理由はあるかもしれませんが、そんな感じで、これまでもD1GPにはロードスターはいませんでした。

しかし、岩井照宜選手が、地元・広島愛が高じてついにロードスターをD1GPにデビューさせたのです。岩井選手といえば、かつてはKP61スターレットや、ダイハツ・シャルマンでD1に出ていた変わり者です。

ロードスターのエンジンではパワーに限界があるので、2ローターターボに換装されています。ロードスターといえば前後ダブルウィッシュボーンという高性能なサスペンション形式ですが、なんといってもKP61より短いという超ショートホイールベース。

そもそもD1GPマシンでの実績なんてありません。プライベート参戦で、けっして開発力が高いとはいえない岩井選手も手探りでマシン製作をしてきたのでした。

昨年の最終戦でデビューしたときは、まだあぶなっかしい走りで、最下位の得点で予選敗退。

ところが、今季の開幕戦ではあっさりと予選通過を果たします。パワーが要求される第2戦の富士はダメでしたが、筑波サーキットでの第3戦、第4戦は絶好調。なんと第4戦では単走優勝までしてしまったのです。

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さらに8月にエビスサーキットで行われた第5戦、第6戦でも毎回安定した高得点を獲得し、連日追走トーナメントに進出してポイントをゲット。ついにシリーズ8位にまで上がってきてしまいました!

この間、岩井選手の感触はかならずしもいいものではありませんでした。車両の動きはなかなか思い通りにならないそうです。

筑波のときには「浅めの角度でならコントロールできるけど、ある角度を超えると、勝手に角度がついちゃってコントロールがきかなくなる」とのことでした。

ちょうど筑波は、浅めの角度で審査コーナーに飛び込んでくるため、前半はコントロールがきく領域。そしてホイールベースが短く、軽量なこともあって振り返しは得意。最後のヘアピンは、コーナーにカントがついていることもあって、ちょうど“勝手についちゃう角度”のまま回っていくことができたそうです。

そしてエビスのときには「飛び出しをがんばっちゃうとコントロールを失ってどうしようもなくなるので、そこは捨てるしかない」というのが当初のコメント。ところが、それでも簡単に98点台後半という高得点を連発しました。飛び出し直後の最高速は、ほかの上位のクルマとくらべてだいぶ遅いにもかかわらずです。

データを見ると、ロードスターはずんぐりむっくりしているからわかりづらいだけで、けっこうドリフトの角度がついているようなんです。しかも、意外と角度の安定性が高い。そして、角度がついているにもかかわらずコーナリングスピードが高い。

上にも書きましたが、軽量かつショートホイールベースなので、振り出しや振り返しは得意です。結果ロードスターは“見た目にはよくわからないけど、じつは走りのレベルは高い”ということが判明しました。足りないのはパワーくらいのもんです。

「追走では上位に入れないじゃないか」というひともいるかもしれませんが、それはたぶん岩井選手の経験不足です。

だって、これまであまり追走やってきてないから。追走に強いクルマなのかどうかはわかりませんが、ドライバーがスキルアップすれば、もっと上位に入ってくる可能性はじゅうぶんあります。

もちろん、このロードスターはエンジンが載せ換えられているだけでなく、大幅な仕様変更を受けています。だからノーマルのロードスターがドリフトに向いているとは断言できません。

とはいえ、本来FRスポーツカーとして作られたロードスターは、あんがいドリフトでもその能力を発揮するのかもしれません。コンパクトで見た目の派手さがアピールしづらいので、これまで人間の審査でドリフト競技をやっていたときにはマイナー車種に甘んじていましたが、D1GPに機械審査が導入されて、その素性のよさが証明されたという可能性もあります。

競技に使うには大幅な仕様変更が必要ですが、グリップの低いタイヤを履いて練習するには、けっこういい車種だということもありえます。

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ただね、岩井選手のロードスターって、初代のNA6CEなんですよね。さすがに古いでしょ!

いまのロードスターはもう4代目になってますから。まぁ、岩井選手は予算の少ないプライベーターなのでしかたがないのですが、これだけ活躍しているのだから、次は岩井選手が現行ND型を投入できるようにサポートしてくれるスポンサーが現れることを期待したいです。

なお、8月5、6日にエビスサーキットで開催されたD1GP第5戦は齋藤太吾選手が、翌日に行われたD1GP第6戦は村山悌啓選手が優勝しました。第6戦の結果、齋藤選手の2016年シリーズチャンピオン獲得が決まっています。

D1GP第5戦の模様は9月26日発売の『ビデオオプションvol.271』に、第6戦の模様は10月26日発売の『ビデオオプションvol.272』に収録予定。

ビデオオプションの情報はこちらへどうぞ。また、D1グランプリの詳しい情報は、D1公式サイトでどうぞ。

(まめ蔵・写真提供:サンプロス)

ヤマハの前二輪システム「LMWテクノロジー」を説明する徹底検証が納得すぎる

皆さんはLMWテクノロジーを知っていますか? そう、YAMAHAのトリシティ125に採用されている前二輪後一輪のあのシステムです!

でも実際どんな動きをしているのか、本当に意味があるのかと思いませんか? 筆者も正直「フロントが重くなってハンドリング悪そうだな…」とか思ってました。

しかし!テクノロジーの意味を徹底検証して意味を説明してくれる動画が公開されたんです。

まずは滑りやすい路面で実験。いかにも滑りやすそうな路面を片輪だけ踏んでちゃんとグリップするのかを実験します。

普通の二輪バイクだったら踏んだ瞬間フロントから滑って吹き飛ぶのは間違いなし。

しかしLMWは全くの無問題!片方がグリップしなくなったところでもう片方が支えているのでグリップしたまま進んでるんです!

二人乗りでUターンしたり、段差を乗り越えたりしても全然大丈夫。筆者の予想はまんまと裏切られたわけです。

段差も楽々!中の動きがよくわかります!

ここで紹介した以外にも、不意な横風やブレーキ性能など徹底的に検証しています。逆にどうやったら転ぶのかが気になるレベルです…。

LMWテクノロジーのコンセプトは「めざせ、ころばないバイク」。略して「めざころ」と呼ばれています。

バイクは気をつけないと転ぶ、という考えから世間から疎遠されている面もありますが、バイクは凄く気持ちよくていい乗り物なんだぞ!ということをもっと多くの人に伝えたい、という思いからこのコンセプトで開発のがLMWテクノロジーだそうです。

ここまで徹底的に検証してくれるとどんどん興味が出てきますよね。実は海外ではLMWテクノロジーを活かしてトリシティをオフロードで走らせている方もいるとか。

確かに検証を見る限り、だれでも簡単にオフロードを走るのにはピッタリですね。以上、大納得のLMW検証でした!

公式ページ:LMWテクノロジー実証テスト – バイク・スクーター・ LMW | ヤマハ発動機株式会社

(ライター:佐藤 快/Moto Be バイクの遊び方を提案するWEBマガジン

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フロントピラーの強度と前方視界を両立できる自動車ボディの骨格新部材が登場

新日鐵住金、日鉄住金鋼管、エイチワンの3社は共同で、角型鋼管による3次元熱間曲げ焼入れ(Three-Dimensional Hot Bending and Direct Quench:3DQ)技術を駆使した、自動車のボディ骨格部品であるフロントピラーを世界で初めて開発したと発表しました。

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3DQ技術による新開発のフロントピラーは、ドライバーの前方視認性と強度を両立できる1,500MPa級の高強度を備え、さらに流麗な車体スタイルを形成するためにボディの骨格部品に必要な、高い形状精度を発揮することができます。

今後3社は、3DQ技術をフロントピラーだけではなくボディ骨格全体にまで拡大して3DQ技術を自動車軽量化の画期的技術に成長させることを目指しています。

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フロントガラスの両側面を支えるフロントピラーは、自動車車体の強度と衝突時の車室安全性を保つために大きな強度が要求されますが、一方ではドライバーの前方視界を維持するためには、できるだけ細くすることも必要です。新開発の3DQによるフロントピラーは、高い強度と前方視界を両立することができます。

さらに3DQでは金型を使用せずに、角型鋼管を複雑な3次元形状に短時間で加工することができ、バンパービームやセンターピラーなどボディ骨格部材の各部に適用することが可能で、車体の大幅な軽量化に貢献できます。

(山内 博・画像:新日鐵住金)

アストンマーティン・ヴァンテージ次期型、AMG製V8をニュルで試す!?

アストンマーティンの2ドアクーペ『ヴァンテージ』次期型が、ニュルブルクリンクのノルトシェライフェに高速テストに現れました。

Aston Martin Vantage 007

ボディの大部分がカモフラージュパネルで覆われており、デザインのディテールは不明ですが、注目はその心臓部です。

Aston Martin Vantage 011

アストンマーティンは、技術提携を結ぶメルセデスAMGと、パワートレインや電装コンポーネントを共同開発しており、最新モデル『DB11』にはAMG製エンジン搭載の噂が流れていましたが、結局は搭載が見送られました。

ところが、このニュルを走る「ヴァンテージ」次期型には、メルセデスAMG製4リットルV型8気筒ターボエンジンが搭載されている可能性が高い事が、関係者の証言を元にレポートされています。

市販モデルの公開は2017年秋頃と予想されています。

(APOLLO)

【若さパワー炸裂】8耐ロスを解消!8耐を満喫する若者をスナップしてきた!

7月30日(土)、31日(日)に開催された「“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース」。MotoBeブースにも若者が多く集いましたが、会場には思いのほか若者が多く賑わいを見せていました。

1週間が過ぎて、8耐ロスなみなさんに、イベントを楽しむ若者の姿をどうぞ!

なんといってもメインはレース。バイク好き同士でレースについて談義しながらの観戦は最高です!

二人そろってライディングポーズ。キマリまくってます。

楽しみすぎて若干疲れ気味なのは気のせいです!

女の子がいるとさらに盛り上がっちゃいますよね。

まさかのコンパニオンのおねえさんが乱入!

この夏一番の思い出つくってますねえ。

今回、結構見かけたのがカップル。バイク好きな彼と来て一緒に観戦を楽しんだり、最後に見られる花火で二人の夏の思い出を作っちゃったりと、8耐はデートスポットにも成り得るイベントです!

美男美女カップル。うらやましい!

彼にいろいろ教わりながらの観戦もいいですねえ。

炎天下の中、HONDAに声援!

屋台のご飯がおいしいのも醍醐味です。

なんて素敵な笑顔……末永くお幸せに!

8耐はもちろんバイク好きが集まるイベントですが、屋台あり、物販あり、花火ありでフェスっぽさがあるイベントだと感じました。

友達同士でもカップルでも気軽に一日中楽しめる夏の一大イベント。今年も素敵な思い出がたくさんつくれたのではないでしょうか。

(ライター:佐藤 快/Moto Be バイクの遊び方を提案するWEBマガジン

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SUVとスポーツクーペを融合させたBMW X4 M40iのパワーはどうか?

BMW M社によるハイパフォーマンスモデルが増え続けています。

新型のM2クーペをはじめ、M3セダン、M4クーペ、X5M、X6MまでのMモデルに加えて、M135i、M235iという「M Performance Automobiles(エム・パフォーマンス・オートモビル)」も人気を集めています。

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「M Performance Automobiles」は、M社が手がける高性能車で、M3に代表されるいわゆる「Mモデル」のように専用エンジンなどは搭載されていませんが、ノーマルよりもハイスペックが与えられ、M135i、M235iの2台でも十分なハイパフォーマンスぶりを堪能できます。

「M Performance Automobiles」の第3弾となる「BMW X4 M40i」も、期待を裏切らないスポーティぶりです。

まず、スターターボタンを押すと野太いエンジンの始動音が響き渡ります。「バリバリ」と後方から伝わってくる音は、確かにスポーティ感はありますが、早朝深夜にエンジンを始動させ、アイドリング時でも周囲の目(耳)が気になるところ。

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エンジンは「X4 xDrive 35i」にも積まれている「N55B30A」型で、3.0L直列6気筒DOHCでいわゆる「シルキー6」と呼ばれるもの。「X4 xDrive 35i」よりも過給圧を高め、吸気抵抗を低減することで360ps/5800rpm、465Nm/1350-5250rpmというスペックを獲得。

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ベースとなる「X4 xDrive 35i」の「N55B30A」型エンジンは、306ps/5800rpm、400Nm/1200-5000rpmですから「X4 M40i」は54ps/65Nmも増強されています。

「X4 xDrive 35i」でもシーンを問わずパワー不足とは無縁ですから、パワー/トルク向上の効果は絶大。

ただし、「ECO PRO」モードにすると、ほかのBMW車同様に、かなり出力が抑えられる感じで、街中で経済的にゆったり走る分にはちょうどいい加速を引き出しやすいという利点もあります。

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一方で飛ばしたい時には物足りなく感じますから、「コンフォート」以上にして走るとストレスを感じさせず、「スポーツ」にするとさらに鋭い加速を披露。高速道路の上り坂でもどこまでも加速していきそうなパンチ力はまさに圧巻です。

ただし、この際の排気音はさらに「バリバリ」と高まり、静まった山中にこだまする様は少し演出過剰のような気もしました。

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BMWはX4やX6をSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)と呼ぶとおり、SUVとクーペのクロスオーバーという味付けを与えています。

BMW X4 M40iは、SUVとスポーツクーペの融合で他にはない個性的なSUVといえるでしょう。

(文/写真 塚田勝弘)

7月も新型プリウスが国内市場を牽引、特別仕様車も登場!

自販連(日本自動車販売協会連合会)と全軽自協(全国軽自動車協会連合会)が発表した、7月の軽自動車を含む国内の新車総販売台数は41.6万台(前年同月比-2.2%減)で、3ヶ月連続の前年割れとなっています。

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内訳は登録車が28.2万台(同-0.2%減)、軽自動車が13.4万台(同-6.3%減)となっており、軽自動車は2015年1月から1年半以上に渡って前年割れが続いている状況。

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ただ登録車については、前年割れしたとはいえ、基本的には2014年4月の消費税増税後の販売低迷から抜け出しており、中でも新型「プリウス」は昨年12月に発売以降、8ヶ月連続で月平均2万台以上を販売するなど、現在も首位の座を維持しています。

そうしたなか、トヨタ自動車は8月8日、好調が続くプリウスに早くも特別仕様車を設定しました。

TOYOTA_PRIUS

標準グレード「S」をベースに、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」や、カラーヘッドアップディスプレイ、LEDフロントフォグランプなどを特別装備し、安全装備を充実させています。

これにより、プリウスの首位独走態勢はさらに続くと予想され、登録車販売の牽引役として、今後もライバルをリードすることになりそうです。

Avanti Yasunori

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ジャガー・XFの2017年モデルは装備とボディカラーがさらに充実

ジャガーXFが2017年モデルに移行し、8月5日から受注を開始しました。

かつてのジャガーといえば「猫足」と例えられるほどソフトな乗り味を示すモデルもありましたが、XFを含めた最新ジャガーは、足まわりも適度に引き締まっていて「スポーティかつしなやか」という乗り心地になっています。

Jaguar_XF_17MY_01こうしたテイストを実現しているのは、ボディの75%にアルミニウムを使った軽量モノコック車体構造をはじめ、ダブルウィッシュボーン式のフロントサスペンション、インテグラルリンク式リヤサスペンション、「50:50」の前後重量配分バランスなどによるもので、弟分のXEとともにジャガー・サルーンらしい走りを堪能できるわけです。

ジャガーXFの2017年モデルでは、エントリーグレードの「PURE」に前席シートヒーターが標準装備されたほか、ボディカラーのラインアップも見直されています。新たに「シージアムブルー」、「コスミックブラック」、「ガリウムシルバー」が追加され、計19色に拡充。

Jaguar_XF_17MY_03なお、ガソリンエンジンは240ps/340Nmというスペックの2.0L直列4気筒ターボ、340ps/450Nmの3.0L V6スーパーチャージャー、同じく3.0L V6スーパーチャージャーで380ps/450Nmまで高められた3種類のガソリンを設定。

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「INGENIUM(インジニウム)」と呼ばれるディーゼルエンジンは、180ps/430Nmの2.0L直列4気筒ターボを用意。ガソリン、ディーゼル仕様ともにトランスミッションは全車8ATです。

価格帯はガソリン車が604万〜1120万円、ディーゼル車が614万〜693万円となっています。

(塚田勝弘)

「新型」日産・セレナの登場でミニバン市場はこう変わる!

初代モデルの発売以来、累計150万台以上を販売して来た日産自動車のミニバン「セレナ(SERENA)」ですが、いよいよ8月下旬に5代目が登場しようとしています。

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同車は国内ミニバン市場において、2013年に販売台数No.1の座を獲得(9.6万台)。

その後、2014年にはトヨタ「ヴォクシー」のフルモデルチェンジに伴い、2位(7.7万台)に、2015年にはトヨタ「シエンタ」の登場で3位(6.2万台)へと後退したものの、一貫して上位をキープし続けている人気モデル。

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そこで5代目ではミニバン販売TOPの座奪還に向けて、国内初となる先進の運転支援機能「プロパイロット」を搭載、一気に巻き返しに出ようとしています。

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新型セレナに搭載されるこの「プロパイロット」は同社が2016年、2018年、2020年と段階を踏んで実用化を目指している自動運転システムの第一弾となるもの。

設定した車速を上限に車間距離を保ち、車線中央を維持するようにステアリングを制御、渋滞時のステアリング、アクセル、ブレーキの全てを自動化しており、ドライブにおける疲労感軽減に大きな威力を発揮しそう。

新型セレナではプラットフォームを現行モデルからキャリーオーバーしており、乗り込み易さでは超低床フロアを採用しているトヨタ「ヴォクシー」に軍配が上がりそうですが、先進の運転支援システム「プロパイロット」搭載による商品力の向上により、ライバルに対して大きなアドバンテージを持つことになります。

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おりしもマツダのミニバン販売が他社に押されて低迷しており、今年の2月末には、2017年を目処にSUV開発に専念するとの情報が新聞報道で伝えられるなど、今後のミニバン販売競争はトヨタ、日産、ホンダの3強で繰り広げられる様相となっています。

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そうした中、スッキリとしたエクステリア・デザインを継承、日本初となる高度運転支援システム搭載モデルを300万円以下の車両価格に抑え、8月24日に発売するとみられる「新型セレナ」に大きな注目が集まります。

Avanti Yasunori・画像:日産自動車)

厳選 ! 「Fuji 86Style」で見かけた素敵な86/BRZカスタマイズ車たち !!

富士スピードウェイで7月31日、恒例の夏の祭典「Fuji 86Style」が開催され、イベント広場には、カスタマイズコンテストに参加したトヨタ86/スバルBRZがずらりと並べられていました。

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そこで今回は、「Fuji 86Style」に9千人超の86・BRZファンが集結!で予告したとおり、会場で筆者の目に止まったステキなクルマ達をご紹介したいと思います。

まずトヨタ86系で目を引いたのがこちらのクルマ。

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黒1色でシンプルにまとめており、控え目なエアロを装着しながらも、よくマッチした大径アロイホイールや、ダークグレー系のストライプをボディ側面に効果的に配するなど、随所に大人のセンスを感じさせます。

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一方のスバルBRZ系ではこちらのクルマが目立っていました。

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アイスシルバー・メタリックのボディにワンポイントとなる「黒」を上手に配しており、白の大径ホイールで上手く引締めています。大口径のチタンマフラーも素敵。

当日はショップによる本格的なカスタマイズ車も出展されており、中でも筆者が注目したのは、DAMDが仕立てた「86VANTAGE」。

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その外観はほぼ全域に渡って手が加えられており、風格のあるフロントグリルやタンカラーのインテリア、よくマッチしたアロイホイールなどが、ダークグリーンメタリックのボディに映え、一世を風靡した「ユーノスロードスター Vスペシャル」をゴージャスにしたような雰囲気を醸し出しています。

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一方、当日はサーキットコースを使って、86によるドリフト対決「FORMULA DRIFT JAPAN 特別戦」 が行われました。

織戸学、谷口信輝選手による追走バトルで、谷口選手が優勝を勝ち取りましたが、織戸選手のマシンが白地にレッドメタリックを配した、遠目からも美しいカラーリングに仕上がっており、ビジュアルの観点ではむしろ優勢だったかもしれません。

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以上、3回に渡ってお届けした「Fuji 86 Style」ですが、いかがだったでしょうか。

今年で7回目を迎える同イベントには、9,000人を超える86/BRZファンが暑い中、遠方から富士スピードウェイに集結するなど、両車への根強い人気ぶりを窺わせました。

Avanti Yasunori

【関連記事】

サーキットで実感。「新型 86」はココまで進化した!【動画】
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「Fuji 86Style」に9千人超の86・BRZファンが集結!
http://clicccar.com/2016/08/01/389822/

カスタマイズの主役は今年も「ハチロク」! 20代も増加!!
http://clicccar.com/2014/01/15/243873/

厳選 ! 大阪オートメッセで見かけたステキな“トヨタ86”たち !!
http://clicccar.com/2013/02/11/212515/

厳選 ! オートサロンで見かけたステキな“トヨタ86”たち!!
http://clicccar.com/2013/01/18/210786/

ランボルギーニ アヴェンタドールに最後の改良型!エアロダイナミクスが向上

2020年にも、後継モデルが登場すると噂されるランボルギーニ『アヴェンタドール』。

その後継モデルの前に、最後の改良型と思われるプロトタイプをキャッチしました。フルカモフラージュかと思いきや、よく見ればデザインのディテールまで確認できます。

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新しくデザインされたフロントバンパーのエアダクト、リップスポイラーにサイドのエアインテーク、リアを見ればセンターエキゾーストパイプのデザイン、デュフューザーなどが刷新され、エアロダイナミクスが大きく進化すると思われます。

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パワーユニットは6.5リットルV型12気筒をアップデートし、最高馬力を現行の700psから730psへ引き上げられるとレポートされています。

早ければ、2016年9月のパリモーターショーで初公開されるでしょう。

(APOLLO)

ドライビングアカデミーってなんだろう?【SUBARU テックツアー 2016】

8月6日・7日の2日間にわたり、栃木県佐野市にあるスバル研究実験センター(SKC)にて、第1回SUBARU テックツアー 2016が開催されました。

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テックツアーとは、スバルの歴史や取り組みをメディア向けにわかりやすく体感しながら学べるプログラムです。

第1回目となる今回は、スバルドライビングアカデミーについて、関係者のお話しや実際に走行するプログラムなどを体験できました。

私は昨年開催された「SUBARU FUN MEETING」に応募するも見事落選!(号泣)

スバリストの私としてはSKCは憧れの聖地の1つでした。今回、クリッカー編集長の小林さんと共にテックツアーに参加させていただき、念願のSKCデビューに成功しました。

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到着してまず案内されたのは、なんとっ!!!私が一番見たかった「スバル技術資料館」。

ここにはスバルの歴代モデルや試験車両などが数多く保管されています。あまりにも夢中になりすぎて、プレゼンテーションに遅刻しそうに……(笑)

ここでの昇天話はまた後日。

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プレゼンテーションでは、スバルのクルマ作りとスバルドライビングアカデミー(SDA)についての解説などが、SDAのチーフインストラクターでもある藤貫さんから行なわれました。

ドライビングアカデミーと聞いたときは、全社員が受ける研修のようなものを想像していました。しかし、想像とは違ってスバルの楽しい走りを生み出す源とも言える重要なものでした。

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プレゼンテーションでは藤貫さんに加え、SKCの管理課 課長の秋山さん、新型インプレッサの開発責任者(PGM)の阿部さん、SDAのアカデミー生でもある車両研究実験 第一部の中路さんの4人による豪華フリートークも聞くことができました!

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このフリートークのなかで、SDAの目的や設立の経緯、苦労話などが語られました。

SDAとは、エンジニアがドライビングスキルを磨くためのカリキュラム。初級・中級・高速・特殊と4段階のランクがあり、主なトレーニング内容は、車両整備の講習や心技体レクチャーといった静的なものから、高速走行やサーキット走行などの動的なものまであります。

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なぜ、SDAが設立されたのか?それは、スバルにはテストドライバーが存在せず、エンジニア一人ひとりがテストドライバーとなって開発に携わっているそうです。

エンジニアが自ら乗って開発することによって、細かいニュアンスまで開発に織り込むことができ、スバルの安全性や走りに、さらに磨きがかかるのです。

テストドライバーが存在しないということは、スバルでは常識ですが他社では非常識と思われているとかいないとか……(笑)

とはいえ、スバルにはなくてはならないものに違いはありません。

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今回テックツア―に参加したことで、スバルのクルマ作りに対するエンジニアたちの熱い想いを強く感じることができました。

変わりゆく時代の中でも、変わらない信頼を提供すること。まさに、「Confidence in Motion」とはこういうことだったのですね。

次回は実際にSDAのプログラム体験記を紹介しちゃいます!是非お楽しみに!

(文:岩本 佳美/写真:井元 貴幸)

1,000人に訊いたお盆調査。帰省のピークは8月13日(土)!

今年のお盆にマイカーで帰省する予定がある男女1,000人を対象に、ソニー損保がインターネットを通じてアンケートを実施し、連休中の交通渋滞発生時期について予測しました。

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アンケート結果では、年初に新たな祝日として「山の日」 が制定されたことにより、「お盆休みが増えた」とする回答が4割近くに達したそうです。

長期休暇が取りやすくなったことで、帰省ラッシュを避け、8月11日の「山の日」を利用して帰省するケースが増える模様。

ちなみに、アンケート結果からは帰省ラッシュのピークが8月13日(土)、Uターンラッシュのピークが8月14日(日)になると予想されています。

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また、過去に帰省などの長距離ドライブで実際に事故やトラブルを経験した割合は4割近くに達しており、「他の車との事故」や「ゲリラ豪雨などの自然災害」、「渋滞中のトイレトラブル」がそれぞれ約1割、次いで「タイヤのパンク」、「バッテリー上がり」、「高速合流時の立ち往生」などが続いています。

これらの結果から、交通事故はもちろんのこと、自然災害に遭ったときの対処やトイレ休憩のタイミングについても、注意しておく必要がありそうです。

一方、新東名(愛知県)開通効果検討会議が8月5日に発表した情報によると、今年2月13日に新東名高速道路の浜松いなさJCT〜豊田東JCT間が開通したことにより、従来の東名高速三ヶ日JCT〜豊田JCT間の平均交通量が約3割減っているそうです。

NEXCO

今年5月の連休の際には、新旧東名で発生した渋滞回数は9割減少しており、お盆の交通渋滞低減にも大きな効果が期待されています。

日本道路交通情報センターが提供している渋滞予測ツール を活用するなど、最新の情報を確認の上、ゆとりを持って出かけるようお勧めします。

Avanti Yasunori・画像:NEXCO中日本、ソニー損保)

【関連記事】

8/11「山の日」制定でお盆の渋滞はどう変わる?
http://clicccar.com/2016/08/04/390220/

警察庁、新東名と東北道の最高速度120km/hに見直しへ!
http://clicccar.com/2016/03/25/362526/

新東名の開通区間「55km」を走ってみてわかったことは?
http://clicccar.com/2016/02/20/355132/

2月13日、新東名55km区間開通で御殿場‐豊田間が60分短縮!
http://clicccar.com/2016/02/13/353613/

【ジャガーF-Pace試乗2】ディーゼル版のINGINIUMエンジンの秀逸は何より静粛性だろう

日本仕様の搭載エンジンは、「INGINIUM(インジニウム)」と呼ばれる最新の2L直4ディーゼルターボと、3Lスパーチャージャー付V6ガソリンの2種。

パワースペックは、前者が180PS/4000r.p.mと43.8kgm/1750~2500r.p.m、後者には340PS/6500r.p.mと45.9kgm/3500r.p.mの標準型と、380ps/6500r.p.mと46.9kgm/3500r.p.mのHP版がある。

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トランスミットは、全車8速ATにIDD(インテリジェント・ドライブライン・ダイナミクス)採用のトルクオンディマンド式AWDを組み合わせている。

これ、通常は後輪へ90%の駆動トルクを送るが、走行状況に応じて、それを最大90%以上前輪に移行できる4駆システム。

で、今回試せたは“普通のV6“とインジニウム仕様の搭載モデルでありました。

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V6ガソリン版の試乗車は、255/50R20インチタイヤを履く35t R-Sport。L4ディーゼルは255/55R19を履いた20d Prestigeのご指定であります。

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80%のアルミ材と2%のマグネシューム部材、残り18%が各種鋼板という構成のハイブリッドボディは、走り出した瞬間に判るほどボディコアにガッシリとした剛性感が漲ってる。おまけに、前後の軸荷重配分が50:50というスポーツカー並のバランスも効いているんだろう。

2t近い車重を全く意識させることなく、軸ブレしない滑らかさで走り出せる感触が、実に印象的だ。躾けの好い電動パワステの感触はもとより、シャーシにはトルクベクタリング・バイ・ブレーキング、インテリジェント・ドライブイン・ダイナミクス等、安定して止まる、曲がるを支援するための「寿限無の黒子」が緻密に配備されていて、それらが巧みに連携し合う事により、F-PACEに爽快な走りと弛まないフィット感をもたらしている。

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脚の動きには、柔軟な関節に抑制感一杯の張りある筋肉が躍動している如きイメージが常にある。けれど、古典的なジャガーの猫脚とは最早次元の違うボディ体幹の強さが、無駄な多々良踏みを尽く吸収して不快や不安を操者に与えないのが、今様だな。

操作に呼応するインフォメーションが実に適切で、挙動を即座に掴めるから、とにかく積極的に走り込めるし、穏やかに走りたい時にも生きた路面の突然の変化に脅かされることが少ない。

試乗を通じて、「御者に極め付け忠実性の高い乗り物」という印象に終始した。

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3Lの340PSと45.9kgm仕様エンジンは、スーパーチャージャーの奏でる勇ましいサウンドはさておき、全域に滑らかで応答性も素早い部類といった印象。力感自体も、走行状況に応じた緻密なパワー制御に加え、2t近いボディ重量もあってか、持て余すほどのものではない。

8ATの制御に委ね右足の感触で操る範囲なら、万事安心感に満ちた過不足ない心臓だ。もちろんダイナミック・モードやマニュアル・セレクトで、美味しいパワーやトルクの波を目一杯たぐり出せば、御望みの「豹変」も可能ではある。

そういう時も、件の黒子軍団が必死にあちこちで働いていてくれるから、いわゆる「意のままの運転」のまま、ハイアベレージのペイスを稼ぎ出すことができる。

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方や、ディーゼル版のINGINIUMエンジンの秀逸は何より静粛性だろう。直噴のノイズレベルはオープンボンネット状態でも同等排気量のガソリン直噴に劣らない。

ディーゼルとしては異例に静かなアイドリングだ。走り出してスロットルを開けていく過程も、ノイズというより寧ろ心地よい部類のサウンドと表現できる類で、ネガなイメージに一切触らない。素敵だねぇ、これは。

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惜しむらくは3点あり。

常用性面で感じる発進トルクの、やや薄い点。加えて、日本の一般道の常用域(40〜60Km/h範囲)において、パーシャルから加速体制に入る場合などに示される、ATシフトモードの不適応感、かな。

それに、試乗車に装着の19インチタイヤの感触がやや、粗い…。

20in
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先ず、アイドルから踏み込んだ時に感じさせるトルクの薄さは、2Lキャパのシングルターボ・ディーゼルのポテンシャルとしては未だ払拭しにくい宿命だろうから、このタメは覚悟して堪えられる範疇ではある。

走り出してしまえば加速は驚くほど滑らかで、文字通り広いトルクバンドを掴んでしまえば、寧ろ十分に力強く感じるから。

だけど、要するに1500rpm+の巡行領域からアクセルを踏み込んで加速を所望する場合などは、もう少々積極的に、かつ滑らかにAT側がトルクのボトムを補う制御をして欲しい、って感じ。

まぁ、そういう時はマニュアルでギヤを落とすか、市街地では燃費効率に目を瞑ってATモードを予め「ダイナミック」にして走ればいいって話ではあるけれど。

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V6ガソリンに比べINGINIUMディーゼル搭載車、乗り比べると鼻先が軽く感じ、ワインディングでは身のこなしに優位性を感じさせる。のは魅力なのだけれど、19インチタイヤ装着の試乗車は若干だが、タイヤの縦バネ感が強い印象。舗装路面の状況によって、共振の収まりが悪かった点が惜しまれるところだ。

18インチや22インチ仕様は比較試乗出来なかったけれど、これだけ多彩なタイヤチョイスを可能としているわけだから、全方位に万全とは仲々いかないのかもしれない、けどね。

22in
22inch
18in
18inch

(鈴木誠男)

【関連記事】

【ジャガーF-Pace試乗 序章】Jaguarの歴史では英国の「いつかはクラウン」だった!?
http://clicccar.com/2016/08/03/389819/

【ジャガーF-Pace試乗1】20世紀のジャガーと決別したイアン・カラム ジャガー
http://clicccar.com/2016/08/03/389990/

日産マーチ・次期型、新たなるプロトタイプをキャッチ!本物パーツ装着で「擬装返り」か?

日産の人気コンパクト・ハッチバック『マーチ』次期型の、新たなプロトタイプをカメラが捉えました。

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通常、新型プロトタイプは、捕捉される度に擬装が軽くなっていくものですが、今回捉えた試作車は以前より擬装が重くなる「擬装返り」しています。

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前回、むき出しだったヘッドライトはダミーで、このプロトタイプには本物のヘッドライトが装着されている可能性が高いです。

また、ヘッドライトの上部に怪しいボックス、ルーフレールの部分にも謎のパネルが装されています。コンセプトモデル「スウェイ」の立体感のあるデザインを隠しているのか、気になる所です。

ディテールこそ、「スウェイ」と異なるデザインが採用される可能性は高いですが、「Vモーショングリル」を始め、サイドの流れるようなプレスライン、ルーフラインの傾斜などは酷似しており、かなりスポーティーで刺激的なデザインが期待出来そうです。

パワーユニットは1.2リットル直列3気筒ターボが予想され、ワールドプレミアは早ければ2016年内、遅れれば2017年になりそうです。

(APOLLO)

ボルボ・S60/V60 ポールスターが367ps/470Nmを誇る最新エンジンを搭載

ポールスター社は、本国スウェーデンのツーリングカー選手権やFIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)をはじめとしたレース活動のほか、ボルボの市販車をチューニングしたハイパフォーマンスモデルを投入してきました。

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2015年7月にボルボがポールスターを完全子会社化しました。

これは、メルセデス・ベンツのAMGやBMWのM社などのようにメーカーとチューナーが一体となって高性能車を市販化するのが狙いで、ブランドイメージの引き上げや利益率の高い高価格帯モデルの拡充などといった利点が考えられます。

さて、8月5日に発売された新型「S60 Polestar/V60 Polestar(ポールスター)」は、2016年シーズンよりWTCCに参戦している「S60 Polestar TC1レーシングカー」の技術が注がれたモデル。

ボルボの最新世代エンジンである「Drive-E」の「T6」をベースに、ターボチャージャーの大型化、スーパーチャージャーの強化、コンロッドとカムシャフトの見直し、エアインテークの大型化、燃料ポンプの大容量化といった変更によって性能が引き上げられているのが最大の注目点です。

「T6」エンジンの2.0L直列4気筒ターボは、367ps/470Nmという強力なアウトプットを実現。従来型の3.0L 6気筒エンジンを上回る性能を発揮し、0-100km/h加速は4.7秒(S60ポールスター。V60 ポールスターは4.9秒)、最高速度250km/h(リミッター作動)のハイパフォーマンスを実現。

燃費も欧州値で12.2km/L(JC08モードは11.2km/Lになる見込み)を達成し、最大27%燃料消費率を改善。なお、上記のスペックは現在申請中のため予定値となります。

さらに、新たに「Sport+(スポーツプラス)」モードが採用されているほか、スポーツドライビングを実現するパドルシフト付8速オートマチックトランスミッションを搭載。

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専用にチューニングされた電動パワーステアリングや、パワー向上に対応するため新たに採用された371mmのスロット付フロントブレーキディスク、ブレンボ製6ポッドキャリパー、オーリンズ製DFVダンパーなどの採用によりハンドリングやブレーキ性能も強化。20インチのアルミホイールも新デザインとなっています。

ほかにも、新パワートレーンの採用によって従来型のS60/V60 Polestarから車両重量が削減されていて、フロントアクスルを中心に軽量化を実現。重量配分の最適化により、ハンドリング性能の向上も期待できます。

価格はS60ポールスターが839万円、V60ポールスターが859万円で、計100台限定です。

(塚田勝弘)

もう逢えないかもしれない!? 希少なアストンマーティンの限定車

2016年8月2日、イギリスのプレミアムスポーツカーブランドであるアストンマーティンが2台の限定車を公開しました。

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2014年10月にアストンマーティンのCEOにアンディ・パーマー氏が就任し、2020年までに7台のニューモデル(新型車、限定車含む)をリリースすると発表。

その後ヴァンテージV12S、ヴァルカンそして新世代アストンマーティンの幕開けを告げるDB11と、これまでのアストンマーティンでは考えられないようなペースでローンチしてきました。

そして今回、2016年5月のイタリアのイベントで発表されたヴァンキッシュザガートとWEC(FIA 世界耐久選手権)などで活躍しているヴァンテージGTEレーシングカーのDNAを引き継いだロードカーであるヴァンテージGT8が披露されたのです。

ヴァンキッシュザガートは、アストンマーティンのフラッグシップモデルであるヴァンキッシュをベースに、イタリアのカロッツェリアであるザガートとコラボレーションして生まれたモデルです。

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アストンマーティンとザガートのコラボの歴史は1960年のDB4 GT ザガートから始まり、以降1986年のV8ヴァンテージ、2002年の DB7ヴァンテージザガート。そして2011年にはV12ヴァンテージザガートが発表され、今回のヴァンキッシュザガートは5台目のモデルとなります。

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エレガントなヴァンキッシュのボディをベースに、ザガートのアイコン的なダブル・バブルルーフをはじめ、円形のテールライトリフレクターを採用。

インテリアでは、ダッシュボードにはヘリンボーンカーボンファイバーとアルマイト処理を施された暗色ブロンズが組み合わされています。また、エアコンのベントやロータリースイッチには暗色ブロンズが使用されています。

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シートやドアセクションにはZパターン・キルトがあしらわれ、ヘッドレストにはエンボス加工で、センターコンソールにはステッチで、ザガートのイニシャルであるZが施されています。

これまで登場した3台のザガートとのコラボモデルもコレクターズアイテムとして非常に人気を誇っています。

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99台限定で価格が5810万円というヴァンキッシュザガート。その希少性からプレミアム価格となるのは間違いないでしょう。日本には2台が輸入されるそうです。

ベビーアストンと呼ばれるV8ヴァンテージクーペをベースとしたヴァンテージGT8は、モータースポーツのDNAをふんだんに織り込み、エクステリアや走行性能もノーマルとは大幅に異なります。

大きなリアウィングが存在感を主張するヴァンテージGT8は、そのままサーキットを走行しても高いパフォーマンスを発揮するポテンシャルを感じさせます。

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カーボンを採用したボディパーツはレースで培った空力特性を応用。シャシーもサーキット走行を想定してチューンを施されています。

そして徹底的な軽量化を図り、最大で100kgの軽量を実現。シャープな俊敏性を実現しています。

搭載される4.7LV8エンジンは最高出力446psを発生し、トランスミッションは6速MTかセミATのスポーツシフトIIから選ぶことが可能です。

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こちらのストリートからサーキットまで走行できるドライバーズカーのヴァンテージGT8も全世界で150台の限定生産です。価格は6速MT車が2770万円、スポーツシフトII車は2827万2400円で日本には4台が導入される予定です。

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今回の2台の限定車、今回の発表会以外で見ることはほとんどない超希少車といえるでしょう。

(萩原文博)

お盆の交通渋滞回避には「予測ツール」の活用がお薦め!

日本道路交通情報センター(JARTIC)によると、お盆や夏の行楽シーズン期間中には、故郷への帰省や観光地への行楽などで、高速道路や一般道路の交通量が増加するため、今年も激しい渋滞が発生する可能性が高いとしています。

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高速道路では上下線ともに、8月11日(木) 〜 16日(火)に渋滞が多く発生、特に下り線は8月13日(土)に、また上り線は8月14日(日)にラッシュのピークを迎え、10km以上の渋滞が多く発生するとの予測。

また一般道路では、期間中の休日を中心に観光地へ向かう車が増加。周辺道路の渋滞が予想され、特に激しい渋滞として赤川花火大会(山形県鶴岡市)の開催日に国道112号で15kmなどの渋滞が予測されています。

JARTIC

日本道路交通情報センターでは、HP上のカレンダーに日時を指定することで、最新の渋滞予測が地図上に表示される仕組みになっているので、こちらを参考にしてみるのもよいかもしれません。

また同センターでは、事故や天候等によって、混雑状況が予測と大きく変わる可能性もあるので、出かける前にインターネットや電話等で最新の情報を確認の上、ゆとりを持って出かけるよう勧めています。

公式ページ:渋滞予測情報|JARIC

Avanti Yasunori・画像:JARTIC)

450馬力だ!マツダ RX-7次期型、復活へのカウントダウンが始まった

2002年に生産終了となった、マツダのフラッグシップ・ピュアスポーツ『RX-7』次期型のレンダリングCGが、最新リポートと共に欧州から届きました。

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情報によれば、、1.6リットル次世代ロータリーエンジン「16x」ターボチャージャー搭載が有力で、最高馬力は450psを発揮するという情報です。

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また「SKYACTIVシャーシ」を採用するボディは、トヨタ「86」並の1250kg程度に軽量化し、燃費向上やトルク不足の解消も図ると見られています。

エクステリアはコンセプトモデル「マツダ RX-VISION」の意匠を継承し、ロングノーズ&ショートデッキを特徴とした、アグレッシブなデザインとなることが予想されます。

ワールドプレミアは2017年東京モーターショーが有力です。世界が待つ、ロータリーエンジン搭載「RX-7」次期型、復活へのカウントダウンが始まっています。

(APOLLO)

ターゲットは輸入ワゴン!! 走りの良さは世界基準に ─ スバル「レヴォーグSTI Sport」画像ギャラリー

6月21日に発表、7月21日に発売されたスバル・レヴォーグSTI Sportは、初期受注で1000台超となっているそう。

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走りの良さは以前から定評があり、さらにドライバーが感じる領域を1/100秒単位で詰めていくことで、さらにブラッシュアップされています。同クラスの輸入車と比べると、課題は走りよりもむしろ、内装を中心とした質感の向上でしょう。

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素のレヴォーグを、NVHや安全性能だけでなく内外装の向上などを年次改良で実施し、さらにSTI Sportを最上級グレードにふさわしいものに仕立てたのが注目点です。

外観では、「STI」エンブレムが付く専用フロントグリルはもちろん、サイドスカート部にメッキ加飾を施した専用フロントバンパー、専用LEDフロントフォグランプ(専用カバー付)などによりスポーティかつ、ワイド感のある佇まいとなっています。

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そのほか、サイドシルスポイラー、LEDハイマウントストップランプ付ルーフスポイラーなどを用意。足元は専用18インチアルミホイール(ダークグレー+切削光輝タイプ)が、リヤは専用大型デュアルマフラーカッターが引き締めています。

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内装の作り込みは、スバルに限らず日本車共通といえる課題。たとえば、ほかにはない個性やデザインではボルボ、細部にまで隙を感じさせない圧倒的な仕上がりならアウディなど、輸入車の多くには抜きんでた点があります(割り切りもありますが)。

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レヴォーグSTI Sportで目を惹くのは、ボルドーの内装色で、かなり思い切った色使いですから好き嫌いが分かれそう。専用装備されるのは、本革巻ステアリングホイール、本革巻シフトノブ、レッドルミネセントメーター、ボルドー/ブラックのドアトリム、ドアアームレストなど。

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中でもSTIのロゴが刻印された本革シートは、短時間の試乗ですがホールド性、快適性のバランスに秀でていている印象を受けました。

1.6Lなら323万円〜(2.0Lは365万円〜)という値付けで、この走りとムードを演出しているレヴォーグSTI Sportは、コストパフォーマンスという項目を入れれば世界に誇れるワゴンであることは間違いありません。

(文/塚田勝弘 写真/森山良雄)

塚本奈々美が新型86「86 KOUKI」に乗ってみた!

7月31日の「Fuji 86 Style with BRZ 2016」(@富士)にて開催された「ネッツ東京ドライブミーティング」、ジムカーナ場に特設コースを作って、脇阪寿一選手らと一緒にネッツ東京の顧客の皆さんにプロドライバーとの同乗走行プログラムなどをお楽しみ頂きました。

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その会場に脇阪選手が今話題の「86後期型」を持ち込まれ、私も念願だった新型86を試乗しましたので、今回はそのインプレッションレポートをさせて頂きます。

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86は元々ステアリングレスポンスが良く、楽しい車ですが、後期型はさらにレスポンスが良く、軽快に動くように感じました。

更に剛性面も増したことで、スラローム走行でも車がドライビングにスラスラとついて来てくれ、運転が益々楽しくなりました。

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普段乗っているGR86/BRZレース参戦車両は、ロールバーがついて、セットアップされたマシンですが、86後期型はそのままでもまるでレーシングカーのような剛性感。そして前へ前へと車が進もうとするのは、アップされた馬力と改良された制御のお陰ですね。

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外からその走りを見ていても、ブレーキングからハンドルを切って駆け抜けていく車の姿勢の違いは、前期と後期で一目瞭然でした。

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今回は残念ながら威力試すことができなかった、あのニュルのトヨタGazooチャレンジで磨かれた「TRACK」モードですが、次の機会にはそのモードを思う存分体感出来るシチュエーションで試乗したいですね。

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会場には土屋圭市さん、飯田章さんにもお出でいただき、脇阪選手ともに超〜豪華なイベントになりました。

(塚本奈々美 MotorFan’sYEAR2016 PR大使)

喫煙したらクルマが炎上!? 「冷却スプレー」の扱いに要注意

ここ数年猛暑が続いていることもあり、暑くなった車内の温度を瞬時に下げられる「冷却スプレー」の人気が高まっています。

そうした中、先頃「炎天下の車内温度を素早く下げる効果的な方法とは?」の記事でもお伝えしたように、「冷却スプレー」使用時の車両火災が散発しているようです。

ANN

8月5日午前には、広島市西区の路上で停車中のクルマから突然炎が上がり、車内にいた男性が火傷を負って病院に運ばれたそうです。

目撃者によると、まるで給油タンクに引火したかのように、20〜30秒で真っ赤な炎が上がったそうで、クルマは全体が焼け焦げ、窓が全て無くなっています。

車内にいた男性は幸い命に別状は無かったようですが、「冷却スプレー」を使った後、煙草に火をつけようとしたら突然爆発したそうです。

同様の車両火災は前日に名古屋市港区の路上でも発生しており、軽貨物車を運転していた20代の男性が、車内で「冷却スプレー」を使った後に、煙草を吸おうとして火を付けた際、男性と助手席の男性の体に火がつき、顔などに重傷を負ったそうです。

「冷却スプレー」は手軽な価格で、暑さ対策用グッズとして取扱店舗が拡大しており、それに伴って誤った使い方による火災や爆発などの事故が年々増えているそうです。

可燃性の「LPG」ガスを使用していることが多く、空気よりも重く、車内の下方に一定時間滞留しやすいのが特徴で、取扱い時には火気厳禁が絶対条件。

衣類の内部に入り込みやすく、さらに衣類の繊維内に残りやすい特性があるため、最近の車両火災の多くは可燃性ガスが衣類に残った状態で車内でタバコを吸ったために、ライターで火をつけた際に引火、爆発事故に繋がっているようです。

そのため、JAF(日本自動車連盟)では「冷却スプレー」使用時の火気厳禁はもちろんのこと、火気を取り扱う場合は事前に車内のエアコンを外気導入モードにして窓を開けた状態で走行、車内の空気を入れ換えるなど、格別の配慮が必要としています。

ほかにも、車内が高温になり、スプレー缶自体が破裂する事故も起っているようなので、車内の温度が40度以上になるような場所にはスプレー缶を放置せず、クルマから出しておくのが賢明。

特に普段から車内で煙草を吸われる方はこの時期、参考にして頂ければと思います。

Avanti Yasunori

【関連記事】

炎天下の車内温度を素早く下げる効果的な方法とは?
http://clicccar.com/2016/07/29/387275/

【ジャガーF-Pace試乗1】20世紀のジャガーと決別したイアン・カラム ジャガー

F-PACEのボディは、ほぼ同時期に開発されたEセグ・サルーン「二代目XF」のD7aアルミニューム骨格を基本にする。が、その81%は独自性を与えるため、専用にアレンジされたものだという。

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スタイリングはXF&XF Mk2と同じジャガーの現デザイン・デレクター、イアン・カラムの担当だ。

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99年に先任のジェフ・ローソンからジャガースタイリングの重いバトンを渡されたカラムだが、それまでの60年代を意識下とする懐古調のジャガーの造形エッセンスを、08年の初代XFを機に大幅に切り替えている。

シンプルな塊に観せながらも、広範囲に巧みなプレスラインの彫塑処理を図ることで途切れぬ緊張感を全身に保たせた、張りのあるカラム調のボディ造形は圧巻だ。中でも、ロングボンネットの先に収斂する短いオーバーハングに刻み込まれた開口の大きい3ピースグリルと、睨みの利いた切れ長のヘッドライトが相まって魅せる、躍動的で力感ある野獣の表情は見事だ。

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このカラム・ジャガーの趣には、それまでのどの世代のジャガーとも異なるモダーン、かつクールな佇まいがある。Grace、Pace、Spaceの押えるべき3点の基本も、カラムはモデルを追うごとに確実なステップアップを果たしつつある。

09年発表のトップレンジXJ(SWB)を、15年生まれのXF-Mk2は居住性の基本となるSpace面で明らかに抜き去っているからだ。

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そのXFの派生形となるF-PACEは、サルーンが主体だったジャガーの体系を、間違いなく打開する次代への意欲作だろう。

カジュアルでスポーティかつモダーンな新世代ジャガーは、おそらく今後その主軸をXE&XFのサルーン系と、F-PACEを切り口として計画され、今後順次登場する幾つかのSUV系による二本立てで構築されるものになる、と予想できる。

2座スポーツのF-typeの行方は読みにくいが、その上でトップレンジのXJは一段とラグジャリーなハイクラス・スポーツサルーンへと発展することになるだろう。

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F-PACEの基礎造形を大雑把に言ってしまえば、XFサルーンの屋根を延した上で、Dピラーをキックアップさせてハッチバック化し、SUVならではの嵩高いアピアランスを持たせたものだ。

この技法の応用により、シューティングブレーク的なミドルレンジワゴンの誕生も、近い将来十分に予想できる。

対XF比で言うと、F-PACEのサイズは全長-234mm、ホイールベースで-86mmそれぞれ短いが、全幅は+56mm拡く、全高も+212mm高い。乗員の着座ポジションをボディ高の増加を活かして見直したおかげで、キャビンは内側に喰い込ませたリアドアの厚みにも関わらず、特に長手方向に結構なゆとりがある。

ホイールベースの短縮にも関わらず508L(左右後席を畳めば最大1598L)のブートスペースが確保でき、かつオフロード走行を見越したオーバーハング長の最適化も合わせて実現している点は、流石だ。

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ボディ側面は、側突耐性を確保するストロークを、膨張では無く内側に飲み込ませる技法を基本に構築したために、ドアは相応に厚い。

けれど、ピラーを悪戯に内側へ絞り込んでいないため、側面をスクエアに切り立てたそれは、ショート・ボブの髪型みたいにスリークで涼し気だ。車幅をつかみ易い気遣いを感じさせるまとめが、好い。

ボリューミーなカイエンやマカンのそれとは実に対照的だ。

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惜しむらくは、リアエンド周辺の処理で、些か実用面での纏りを無視した感が残り、運転席から確認させる後方が遠方視点寄りにして視野が狭い点が難、だと感じた。

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XFに似たインテリアの印象は、正しく20世紀のジャガーと決別した風情。これぞカラムの描くクールの具象なのだろう。

が反面、「古典的なジャガーの世界」を些かなりとも身を置く空間に望みたい向きには、モダーンがドライに過ぎて、「色気や艶、湿り」等が思いっきり排除されている感は、如何にも惜しい。

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VWとアウディ、レンジローバーとランドローバーの持分を参考に想えば、独行ゆえに新世代ジャガーブランドの居住空間の設えに関する試行錯誤、まだ最適解に到ってはいないような気がするのだが、いかがなものだろう

(鈴木誠男)

【関連記事】

【ジャガーF-Pace試乗 序章】Jaguarの歴史では英国の「いつかはクラウン」だった!?
http://clicccar.com/2016/08/03/389819/

【ジャガーF-Pace試乗 序章】Jaguarの歴史では英国の「いつかはクラウン」だった!?

ジャガー・カーズの前身は、今から94年前に創業の側車(オートバイのサイドカー)屋まで遡れる。けど、そこまで振り返ると物語が壮大に過ぎて、今のジャガーとの脈絡図り難くなる。

XJ12
XJ12

クルマの側から眺めて今のジャガーの基礎体系を固めたモデルは、いささか乱暴な言い方だけど1968年に発表されたXJ6(&12)シリーズじゃないか。

歴代ジャガー・モデルに共通するコンセプトはGrace(優雅さ)、Pace(速さ)、Space(広さ)って事だが、XJはまさに何処を切っても、そつなくそれ等の持ち味を備えていた。ただしそれは、70年代以前の価値観に照らしてだけれど。

此奴ぁ86年まで18年間もシリーズを重ねて作り込まれたんもんだが、同時にそれはイギリスの経済不況の只中で築かれた足跡だから、輝きだけで無く多くの時代の影も背負いこんだ作品て事も言える。

まぁ工業製品として診ると、電気系統の脆弱さとか、日本の気候ではオーバヒート例もかなりあって、全般に信頼性は褒められたものでは無かったなぁ。でも、WW2を境に徐々に失われて行った幾つかの「英国製高級車ならではの風情」を、比較的身近に感じさせる存在として初代XJは、大きな役割を果たした。同時代のR.Rやベントレーも「信頼性の内実は大差ないレベル」なんだけど、価格は一層高かったから。

XJ6&12シリーズこそ70〜80年代のイギリスを代表できる「現実的な高級車?!」だった点は、おそらくは誰も否定できないと思うけれど。

XJ40
XJ40

このXJに、機械的信頼性がもたらされるのは86年発表のXJ40かな。これが実質的に創業者ライオンズの承認した最後のジャガーだね。その後XJは、94年のX300系を経て、2003年にフルアルミモノコックボディのX350に発展する。

XJ8(X350系)
XJ8(X350系)

で、ここまでのXJジャガーの立ち位置、日本車でいうところの「いつかはクラウン」に近いかも。

まず違う点から言うと、ジャガーはドライバーズカーの性格が強く、クラウンは概ねリヤパッセンジャーサイドのクルマという感じ。搭載エンジンや装備によって価格差はかなり幅が大きく、上級モデルは専ら個人所有車に、ベーシックから中級モデルはジャガーの場合、カンパニーカーって呼ばれる「企業の管理職級に貸与される社用車」需要に生産が支えられていた。

クラウン等が、その頃の日本を代表する高級車だった一方、タクシーやハイヤー等の特定需要に支えられていたのに似ているだろう。

現行XJ(X351系)
現行XJ(X351系)

以上のベクトルが明確に変化し始めたのは、比較的最近のこと。

XJ系で眺めれば09年に発表された現行X351系からだけれど、それはむしろ、その前年に発表された一回り小さいX250(初代XF)の方に、より意味が大きかった。

経営母体がいくつも変転したジャガーだけど、フォードに時代を経て現在のタタ・モータース傘下に収まったのを機に、以降ジャガーのモデルコンセプトはかなり大きな方向転換を図ってる。

一言で言えば、それまでのオフィシャルやビジネスライクなスタイル重視とは趣が違う、プライベートカーとしてのカジュアルでスポーティなスタイリスト、とでも言おうか。初代XFは、まさにその先鞭を打ったモデルだろうな。

勿論、ドライバーズカーである事の軸足は何一つ外さない。のだけど、ジャガー全体のイメージがそれ以前よりモダーンで軽快、かつ様々なステージにマッチできるクルマへと柔軟に変貌を遂げたわけだ。

その一環として、より広いフィールドでジャガーならではの持ち味を満喫させる、舗装路から踏み出せるジャガー初のクロスオーバーモデルが、「F-PACE=エフ-ペイス」として生まれ出たって話だ。

勿論そこには、Grace、Pace、Spaceという、ジャガーの基本理念が、新しい時代と多様な環境にマッチできる形としてアレンジされ、確と受け継がれている。

F-pace
F-pace

(鈴木誠男)

トヨタ・プリウスに安全装備を充実させた特別仕様車の「S Safety Plus」を設定

2015年12月から2016年まで登録車の販売台数でトップを快走しているトヨタ・プリウス。

日本自動車販売協会連合会のデータによると、昨年12月の1万6406台(前年同月比155.0%)をのぞき、毎月2万台前後(年間で最も売れる3月は3万台超)というセールスを続けています。

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特別仕様車の設定など不要に思えるほどの好調ぶりですが、標準グレードの「S」をベースに人気の「Toyota Safety Sense P」などを装備した特別仕様車「S Safety Plus」が8月8日に発売されました。

衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」は、歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ、全車速追従機能付のレーダークルーズコントロール、レーンディパーチャーアラート(ステアリング制御付)、オートマチックハイビームの4つの先進安全機能をセットにした先進安全装備。

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ほかにも、インテリジェントクリアランスソナーやシンプルインテリジェントパーキングアシスト、カラーヘッドアップディスプレイ、LEDフロントフォグランプなどが特別装備されるなど、「S Safety Plus」の名のとおり安全装備の充実がポイントです。

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さらに、人気の「ナビレディセット(バックカメラステアリングスイッチ、音声認識・ハンズフリー通話)」も装着するなど、特別仕様車らしい充実装備が光ります。

ボディカラーは、「スティールブロンドメタリック」、「ホワイトパールクリスタルシャイン」、「シルバーメタリック」、「アティチュードブラックマイカ」の全4色を設定。

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プリウス「S Safety Plus」の価格は、2WDが269万3520円、E-Four(電気式四輪駆動)が288万7920円。ベースとなった「S」グレードからは約21万円高となっています。

(塚田勝弘)

新型スズキ・スイフトを捕捉!迫力のフロントエンドが露出

スズキのBセグメントハッチバック『スイフト』の次期型が、ついに本物ボディでテストを開始、その姿をカメラが捉えました。

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前回捕捉したプロトタイプは、黒い布で覆われていた上、ヘッドライトやリアコンビランプもダミーという状態でしたが、今回は全て次世代型の本物パーツが装着されているようです。

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特に衝撃を受けたのは、そのフロントビューです。Bセグメント・コンパクトカーとは思えない大きなラジエーターグリルに、鋭く釣り上がる楕円形のヘッドライトを持つアグレッシブなフロントマスクは、現行モデルの面影もありません。

またAピラーからCピラーへ向かう角度の付いたルーフラインや、側面上部のキャラクターラインにより、かなりスポーティーな仕上がりを見せています。

パワートレインは1リットル直列3気筒「ブースタージェット」エンジン、1.2リットル直列4気筒「デュアルジェット」エンジン、そしてスズキの新開発ハイブリッドシステム、「SHVS」(スズキ ハイブリッド ビークル バイ スズキ)というラインナップとなりそうです。

ワールドプレミアは2016年9月のパリモーターショーの可能性が高いと思われます。。

(APOLLO)

新型NSXの国内正式発表は8月25日!V6ターボのハイブリッドスポーツカー

デビューが報じられてから3年。アメリカで作られるホンダ(アキュラ)のフラッグシップモデルであるNSXが、ついに国内販売を開始する日程が明らかとなりました。

すでに情報が公開されているように、マルチマテリアルのボディにV6・3.5リッター直噴ターボエンジンをミッドシップに縦置き配置。フロントは電気モーターで駆動する高出力の3モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD」を与えられた新時代のスーパースポーツです。

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といっても、発表日と販売網に関する情報が、ホンダNSX先行公開ページにおいて公開されたのみで、正式な価格発表はまだまだ先となります。

気になる正式発表の日付は2016年8月25日。

また、国内における新型NSXの販売は、全国のHonda Cars(販売店)の中から、スーパースポーツのメンテナンスに必要な専用設備を備え、ホンダが認定したサービスエンジニアである「NSX スペシャリスト」が在籍する店舗だけに限られるといいます。

そうした店舗は「NSX PERFORMANCE DEALER」と名付けられ、その一覧も、ホームページで公開されています。

ぼぼ全国を網羅する42都道府県に「NSX PERFORMANCE DEALER」は配置されています。

そして、商談開始は、8月25日に、それぞれの店舗にて行なわれるということです。

・先行公開Webサイト:New NSX│Honda

(山本晋也)

サーキットで実感。「新型 86」はココまで進化した!

富士スピードウェイで開催されたトヨタ86/BRZの恒例イベント「Fuji 86 Style with BRZ 2016」に合わせて、ショートサーキットでは「走れ、86。特別試乗会」と題した新型86の試乗イベントが開催されました。

Fuji86Style

事前に行われた抽選で倍率90倍の難関を突破して選ばれた幸運な86ファンが、午前、午後の部に分かれて新型86によるサーキット走行を体験しました。

GAZOO_Racing

富士スピードウェイが皮切りとなる同試乗会でインストラクターを務めたのは、今年の5月末にTOYOTA GAZOO Racingから「C-HR」を駆ってニュルブルクリンク24H耐久レースに参戦、安定した走りで完走を果たし、クラス3位に入賞した佐藤久実選手。

Fuji86Style

さらに、MCを務める自動車ジャーナリストの今井優杏(ゆうき)さんが、関西訛りを交えた軽妙なトークでイベント会場を盛り上げます。

GAZOO_Racing

参加者は事前講習を受けた後、先導車に続いてサーキットを追従走行、周回数を重ねるごとにペースを上げ、最終ラップではかなりの速度でストレートを疾走するなど、大いに新型86によるスポーツ・ドライビングを楽しんでいました。

Fuji86Style

お昼頃からは今回の富士を皮切りに、9月にかけて全国6ヵ所のサーキットで開催される試乗会の監修を務める脇阪寿一氏も加わり、佐藤久実選手や若手レーシングドライバーの蒲生尚弥選手、中山雄一選手によるデモレースやトークショーが開催されました。

Fuji86Style

トークショーにはトヨタのスポーツ車両統括部長で、トヨタ「86」の開発責任者でもある多田哲哉氏も参加。新型86の開発エピソードが紹介され、参加者は興味津々。

新型86ではエンジンや足廻りに手が入っており、前期型との差を明確に体感できるレベルに仕上がっているようで、実際、デモレースにもそれが表れていました。

具体的には、ボディ剛性を向上、VSC介入のタイミングがより適切化され、トラクションの効きが向上。

加えてファイナルギアレシオの変更(4.1→4.3)に伴い、より加速感が得られるなど、ニュル参戦マシンの制御をほぼそのまま導入したことで、数値上では+7ps/+7Nmの差ではあるものの、前期型に対して明確に進化しているとの評。

Fuji86Style

特に、VSCでリヤのスライド量を調整しながらLSDが効いた状態でコーナリングが可能な「トラックモード」は、佐藤久実選手らがニュル参戦時に練り込んだ制御を反映しているそうで、かなり顕著な効果を発揮する模様。

同試乗会は今後も全国各地で開催される予定で、抽選に当選した参加者にとっては楽しみな試乗会になりそうです。

・7月31日 富士スピードウェイ(静岡県)
・8月9日 美浜サーキット(愛知県)
・8月17日 セントラルサーキット(兵庫県)
・8月25日 十勝スピードウェイ ジュニアコース(北海道)
・9月7日 中山サーキット(岡山県)
・9月16日 エビスサーキット 西コース(福島県)

発売当初は40〜50歳代が主だった86のユーザー層は年々下がり、最近では20代から60代まで満遍なく均等に売れるようになっているそうで、全体では約半数となるM/T比率が、20代では70%に達しているとか。

新型86は、同車のファンなら一度試してみる価値があるクルマに仕上がっているようです。

(画像:Avanti Yasunori、GAZOO Racing)

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「Fuji 86Style」に9千人超の86・BRZファンが集結!
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次期「86/BRZ」も富士重工業とトヨタが共同開発!
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豪トヨタが開発した「86シューティングブレーク」とは?
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「86GRMN」は豊田章男社長が主導する「もっといいクルマ」だった
http://clicccar.com/2016/04/30/369670/

新型smartにターボエンジンモデルでマット仕様の限定車を発売

2015年に新型にスイッチしたsmart(スマート)は、全世界での累計販売台数は150万台を突破し、日本でも累計販売台数は3万台超となっています。

日本でスモールカーといえば軽自動車が思い浮かびますし、先代にもスマートKという軽自動車規格仕様もありました。

smart fortwo cabrio

しかし、軽自動車以上のサイズ、排気量を備えたスモールカーを日本で成功させるのは、トヨタiQからも分かるように容易ではないだけにsmartの偉大さがうかがえます。

8月3日に発表されたのは、新型smartに新たにターボエンジンを追加するというもので、ターボ仕様は2台の限定車(smart fortwo cabrio turbo limited 、smart fortwo turbo matt limited)、そしてカタログモデルの「mart forfour turbo」 という計3台になります。

なお、ターボエンジンの詳細と、カブリオレ仕様の「smart fortwo cabrio turbo limited」に関してはこちらで紹介しましたので、ここでは限定車の「smart fortwo turbo matt limited」を取り上げます。

smart fortwo cabrio

2人乗りの「smart fortwo turbo matt limited」は、車名からも分かるように流行のマットカラーをまとった80台限定車。

「ムーンホワイトマット」と「チタニアグレーマット」が目を惹く2色のマットカラーに、ブラックのトリディオンセーフティセルとフロントグリルがコーディネートされ、各40台を用意。

smart fortwo cabrioスポーティなターボモデルにふさわしく、16インチのブラックペイントアルミホイールとクロームエグゾーストエンドなどスポーティなムードを際立たせる装備を配置。

インテリアでは、パドルルシフトやスポーツアルミペダル、コックピットクロック&レブカウンター、本革シートとパノラミックルーフを備え、スポーティかつ質感の高いインテリアに仕上げられています。

Archivnummer: SSPIP39650Archivnummer: SSPIP50931fortwo________________

2人乗りの「smart fortwo turbo matt limited」は2016年10月頃の発売予定で、価格は241万円となっています。

(塚田勝弘)

【関連記事】

メルセデス・ベンツのsmartにカブリオレを含む限定車、ターボ仕様を追加
http://clicccar.com/?p=390601

新型トゥインゴ同様、smartにも待望のターボエンジンを追加

新型ルノー・トゥインゴには、東京モーターショーでのお披露目時からターボエンジン(直列3気筒の0.9Lターボ)が設定されるとアナウンスされていましたが、メーカー(ブランド)違いの兄弟車である新型smart(スマート)は、1.0L 直列3気筒NAエンジンのみでした。

Archivnummer: SSPIP39476シティユース中心のスモールカーですからNAでも不足はありませんが、smartも4人乗りがカタログモデル(2人乗りのfortwoは限定車)ですから、高速道路を使った長距離走行でも活躍する機会があるはず。

当然ながら「トゥインゴにあるターボはないの?」という声も聞こえてきそうで、そうした声に応えたのか分かりませんが、smartにもターボ仕様が追加されました。

ターボエンジンが用意されるのは2台の限定車と、通常モデルの「smart forfour turbo」の計3台。

最高出力は90ps、最大トルクは135Nmで、NAエンジンよりも19ps/44Nmもアップされています。これだけ出力とトルクが上がれば力強く、スポーティな走りが期待できるはず。

なお、「smart forfour turbo」の燃費は22.0km/L(JC08モード) となっています。

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「smart forfour turbo」の装備も充実しています。

外観では、16インチブラックペイントアルミホイールやクロームエグゾーストエンドなどを用意。パドルシフトやスポーツペダル、コックピットクロック&レブカウンターなどによりスポーティなインテリアも魅力。

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ほかにも本革シートやパノラミックルーフなどの装備が用意されているほか、外装色は全8パターンのボディカラーから選択可能。なお、「smart forfour turbo」の発売は2016年9月頃の予定で、価格は256万円という設定です。

(塚田勝弘)

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新型smartにターボエンジンモデルでマット仕様の限定車を発売
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メルセデス・ベンツのsmartにカブリオレを含む限定車、ターボ仕様を追加

メルセデス・ベンツのスモールカーであるsmart(スマート)には、2人乗りの「fortwo」と4人乗りの「forfour」が設定されています。

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なお、2人乗りの「fortwo」は、常時買えるカタログモデルではなく、限定車という位置づけ。

クルマとアルコールのたとえはあまり良くないかもしれませんが、季節ごとに登場する限定発売ビールのような展開をするそうです。

新型smartは、発表時のエンジンは1.0Lの直列3気筒NAのみでしたが、今回2台の限定車、そしてカタログモデルにも新たに「smart forfour turbo」を加えることで、計3台のターボモデルが加わることになります。

ブランド違いの兄弟車ともいえる新型ルノー・トゥインゴは、50台のみのローンチ限定モデル(1.0L NAエンジン+MT)をのぞき、0.9Lの3気筒ターボが基本ですが、smartはNAとターボの両方を常時用意。

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先述した3モデルに共通する新型の0.9L直列3気筒ターボエンジンは90ps/135Nmを発生します。既存のNAエンジンに比べて最高出力は19ps、最大トルクも44Nm向上。

Archivnummer: SSPIP50758

街中でよりキビキビしたスポーティな走りが可能になるだけでなく、高速道路や山岳路などでの走行性能も高まるのは間違いありません。なお、トランスミッションはNAもターボも全車に6速DCTが用意されます。

さらに、低排出ガス車認定(平成17年基準)の4つ星(75%低減レベル) を獲得し、燃費も23.1km/Lの低燃費を実現するなど(smart fortwo turbo matt limitedの場合)、高い環境性能もポイント。

8月3日に発売された「smart fortwo cabrio turbo limited」は、先代smartでも人気の高かったカブリオレモデル。

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シルバーのトリディオンセーフティセルとフロントグリルに人気の高い4色のボディカラー(ラリーレッド、イエロー、クリスタルホワイト、ディープブラック)を組み合わせた各色50台の限定車になります。「ラリーレッド」と「イエロー」にはブラックのソフトトップを組み合わせ、「クリスタルホワイト」と「ディープブラック」にはレッドのソフトトップを装着。

Archivnummer: SSPIP55283電動開閉式ソフトトップは、走行速度を問わず開閉することが可能。本革シートにより質感を高めたインテリアには、ターボ仕様の特徴であるコックピットクロック&レブカウンターなども加わります。限定200台となる「smart fortwo cabrio turbo limited」の価格は、248万円です。

(塚田勝弘)

ポルシェ市販車史上、最強のモンスターに!?『911 GT2 RS』

ポルシェ『911』ラインナップ中、頂点に君臨する『911 GT3 RS』を凌駕するであろう『911 GT2 RS』が、ニュルのノルトシュライフェ北コースに高速テストのため、姿を表しました。

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初めて捉えたその姿は、フロントバンパーに大口ベンチレーション、その横にはダウンフォースを生むカナード、市販モデルとは思えない巨大リアウィングが確認できます。

さらに、発表時にはカモフラージュで隠されている、さらなるエアロキットも姿を現す可能性があります。

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リポートによれば、3.8リットルボクサー6気筒ターボユニットを搭載し、最高馬力はポルシェ市販車史上、最強となる700psに達すると噂されています。

このモンスターが姿を見せるのは、2017年フランクフルトモーターショーが有力です。

(APOLLO)

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レヴォーグの中古車を買うなら9月がベスト!といえる理由

スバルレヴォーグは2016年6月に一部改良を行い、走行性能に磨きをかけた最上級グレードのSTIスポーツが登場しました。

販売店に取材してみると、現在レヴォーグの受注台数の半数がSTIスポーツとなっているそうです。従来からスバル車は走行性能を磨いたスポーティグレードに人気が集まりますので、今後レヴォーグの人気モデルはSTIスポーツになることは確実でしょう。

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先日一部改良を行い展示車や試乗車が大量に中古車として市場に出回ったことで、1.6L車は値落ち、2L車は値上がりと動きがハッキリと分かれました。

元々レヴォーグは1.6L車、特に1.6GT-Sアイサイトが人気グレードだったので、この一部改良を機に割安感が出たと言えます。

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今後のレヴォーグの中古車相場ですが、しばらくは現在の相場水準をキープし、次の買い時は9月になると思われます。

なぜ、9月なのか。それは半期決算のタイミングとSTIスポーツのデリバリーが始まるタイミングだからです。

中古車は新車と異なり、人気という要素が価格に反映されます。

例えば同じ車種で新車時に高額なグレードであっても、中古車での価格が高いとは限りません。中古車では需要と供給のバランスで価格が決定しますので、需要の多いすなわち人気の高いグレードは高くなり、逆に人気のないグレードは安くなる傾向があります。

ミニバンのエアロ装着グレードが良い例です。

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そして9月からレヴォーグの人気グレードであるSTIスポーツのデリバリーが始まります。

新車のデリバリーが始まれば、未使用中古車の流通が始まるのは間違いありません。したがって人気グレードであるSTIスポーツの未使用中古車はしばらく強気な価格設定になると思われます。

逆に1.6GT-Sアイサイトなど従来人気グレードだった中古車は流通台数が多いので、価格を安く設定しなければ、長期在庫になりかねません。

したがって、9月がレヴォーグの中古車の買い時と言えるのです。

運転支援システム、アイサイトによる高い安全性能と水平対向エンジン+AWDによる高い走行性能がお手頃価格で手に入るのです。

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中古車はこのように、様々な要因によって相場が変動します。このタイミングを上手く捉えることで、賢い買い物ができるのです。

(萩原文博)

夏の思い出作ってきたぞ!鈴鹿8耐MotoBeブースは若者100人大集合!

7月30〜31日に「“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース」で開催されたMotoBe初の若者限定イベント。

関連記事:全国の若者集まれ!MotoBeが鈴鹿8耐で若者限定スペシャルイベントを開催!

二日間で約100人の若者が参加してくれたイベントとなりました!

MotoBeブースでは29歳までの若者限定でいろいろな特典を用意!

受付してくれた方はプール無料券配布、普通の人じゃ入ることが出来ないパドックツアー、30日の夜は鈴鹿サーキットのファミリーキャンプ場でキャンプできるという、さまざまな特典を用意しました!

30,31日の天気はめちゃくちゃ良くてレース日和と同時にレース日和と同時にプール日和!

MotoBeブースで用意していたチケットも二日間とも大人気ですぐに配り終えてしまうほど。参加者のほとんどがプールで鈴鹿バカンスを満喫していました!

30日夜のキャンプでは多くの若者ライダーが駆けつけてくれ、若者だけの自由な空間を作ることができました!明日に備えてテントで速攻寝るグループもいれば、MotoBeと一緒にピザパーティーした方も。

朝は8耐スタートを見るためにみんな早めに起きてサーキットへ移動しましたが、参加者それぞれが楽しみ方を見つけて8耐を楽しむ様子は若者限定だからこそ生まれた自由な雰囲気なのかもしれません!

MotoBeが鈴鹿サーキットさんにお願いしまくってようやく実現したパドック・メディアセンターツアーは多くの方が参加してくれました!

普通じゃ入ることのできないメディアセンターや、レースを運営しているコントロールセンターなどを間近で見学し、8耐のアツアツな雰囲気を感じてもらいました!

参加者の方からは「勉強になった」「レースの裏側が見れて楽しかった!」「なんだか感動した!!」といろんな感想を頂きました。

MotoBeブースに参加してくれた方は8耐をそれぞれの方法で楽しんでいました!

MotoBeが事前に提案した通り、1日目4耐のスタートを見たらプールに入ってイベントブースを見て、キャンプへ。

二日目の8耐はスタートからレースをしばらく見たらイベントに参加したり、MotoBeのパドックツアーに参加したり、最後に花火と表彰式を見て帰る…というパターンもいれば、しばらくレースを応援して8耐の終わる前にプールで汗を流し、表彰式を見て帰るという方も…。

人それぞれの楽しみ方を見つけてレース、というより8耐というバイクイベントを楽しんでいました!

今年のレースはYAMAHA FACTORY RACING TEAMが優勝!表彰式を見て、最後の花火を見たらもう夏のバイク思い出はしっかり刻まれたはず。

レースを100%楽しむ方法もあれば、レース40%イベント60%くらいの楽しみ方もあるということがわかってもらえたと思います。今年参加できなかった方も、来年は一緒に8耐で夏の思い出を作りましょう!

(ライター:佐藤 快/Moto Be バイクの遊び方を提案するWEBマガジン

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最小セダンにして最強の400馬力。アウディ・RS3がニュル参上!

アウディの最小4ドアセダン『A3セダン』のハイスペックモデル『RS3セダン』がニュルブルクリンク北コースで高速テストを開始しました。

Audi RS3 Sedan (8)

2017年にも改良新型が発表される予定の『A3セダン』をベースに開発が進んでおり、フロントバンパーに備えられたノーマルモデルより大きなハイパワー冷却用エアインテークをはじめ、エアロパーツや大径の左右二本出しエキゾーストパイプを装備しています。

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パワートレインは2.5リットル直列5気筒ターボエンジンを搭載。最高馬力はA3ラインナップ中、最強の400psを発揮すると見られています。

パフォーマンスも『RS3スポーツバック』を凌ぐ、0-100/km加速4.1秒というリポートが届いています。

世界公開は2017年内になるでしょう。

(APOLLO)

大幅改良でスポーツカー復権の象徴になれるか!? ─ スバル「BRZ」画像ギャラリー

7月5日に発表、8月1日に発売を開始したスバルBRZは、2012年2月の登場以来、初のビッグマイナーチェンジを受けています。

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外観は、航空機のウィングチップ(翼端板)をモチーフにしたという新意匠のバンパーをはじめ、前後ライトにLEDを採用。ほかにも、フェンダーガーニッシュや17インチアルミホイール、リヤスポイラーもフローティング式の新デザインとすることでスポーティムードを高めています。

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SUBARU_BRZ_29内装のクオリティアップも見どころ。インパネをはじめ、ニーパッドやメーターパネルバイザーにレザー調素材を採用し、細部にはレッドステッチが施されています。

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また、ステアリングホイールの小径化やメーターパネルに4.2インチディスプレイを新たに採用することで、運転環境や各種情報の認知性を高めているほか、ヒーターコントロールパネルやドアスイッチパネルをカーボン調とすることにより、課題である質感向上とスポーティな雰囲気作りがされています。

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新設定された最上級グレードの「GT」は2016年秋の発売予定で、GTにはブレンボ製の対向4ピストンブレーキやザックス製ダンパー、17インチアルミホイール(スーパーブラックハイラスター塗装)などを用意。

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「GT」を設定する狙いは、ピュアハンドリングとフラットライドにあり、まさにグランドツーリング的な味付けになっていますから、スポーティであっても快適な乗り味は譲れないという層にオススメ。

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さらに、この「GT」をベースとしたわずか100台限定の「Yellow Edition」も設定されていて、7月7日から先行予約されています。

(文/塚田勝弘 写真/森山良雄)

新型プリウスPHVに何が起きた? トヨタが異例の「国内」発売延期を表明!

トヨタ自動車が8月3日、「プリウスPHV」の国内発売時期を当初予定していた今秋から今冬に延期するという、異例の発表を行いました。

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これまでは9月に受注開始、10月26日頃に発売されると予想されていましたが、今回の発売延期に際し、同社は「より良いクルマを着実にお届けするため」との説明に留めており、具体的な理由を明らかにしていません。

産経新聞によると、国内発売延期の理由として「生産が遅れ、販売に必要な台数が確保できない見通しとなったため」としており、加えて「当初計画よりも立ち上がりの生産台数を抑えることになった」としています。

TOYOTA_PRIUS_PHV

また、朝日新聞によれば、軽量化を目的に採用したCFRP(強化プラスチック)製バックドアの品質が量産段階で安定しないことによる生産遅れとの情報も有ります。

ちなみに現行プリウスは先代モデル同様、米国でワールドプレミアするなど、米国市場を強く意識したモデルとなっています。

しかしながら米国では、ZEVによる環境規制強化にともなって充電機能を持たない現行プリウスがZEVの範疇から外れたこと、PHVのライバルとも言えるテスラが比較的廉価なEV「モデル3」投入に向けて世界中で受注を開始していることなどから、トヨタとしては米国で「電動車」と認められるPHVモデルの早期投入&拡販が急務の状況。

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そうした事情から、当初の計画どおりに台数が出せなくなった場合に考えられるのが、PHVの投入を急ぎたい米国向けを優先するケース。

噂によると、国内市場には新車効果の維持を目的に、現行プリウスの装備を充実させた特別仕様車をまもなく投入する計画があるようで、PHVモデルとのバッティングを避けたいとの思いが今回の決断を後押しした可能性もあります。

TOYOTA_PRIUS_PHV

今回トヨタが発表したプリウスPHV発売延期に関する文面の表題をよく見ると「国内」と明記されていることからも、国内市場に限った対応を匂わせます。

今冬の発売となればプリウス派生のSUV「C-HR」の発売とも重なる訳ですが、ジャンル違いということで、こちらについては許容しているのかもしれません。

いずれにせよ、新型プリウスの本命モデルとも囁かれる同車の発売が待たれます。

Avanti Yasunori・画像:トヨタ自動車)

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何問解ける!? F1難問奇問カルトクイズに挑戦してみよう!【F1速報×F1女子~ドイツGP号~】

2年振りの開催となったドイツGP。ホッケンハイムリンクは、F1を心待ちにしていたファンの方達で大盛り上がりでしたよね。

ポディウムでレッドブルのダニエル・リカルド選手がレーシングシューズにシャンパンを入れて飲んだシーンが頭から離れない方、多いのではないでしょうか(^^

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F1はこれから夏休みに入ります。約1カ月F1を観れないと思うと寂しいですが、この寂しさを乗り越えるお供にぴったりなのが、8月4日(木)に発売された「F1速報ドイツGP号」です!!

■FOCUS 明暗分けた7月

4戦4勝。5週間で4レースという長い7月は、メルセデスのルイス・ハミルトン選手にとってこれ以上にない最高の内容でした。しかしチームメイトのニコ・ロズベルグ選手は、24点あったリードが消滅したばかりか、19点のビハインドという立場に追いやられることに……。

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母国GPでポールポジションを獲得したロズベルグ選手ですが、スタートミスで2番手のハミルトン選手に逆転されてしまいました。スタートについて、二人は以下のように語っています。

「いつも一緒に取り組んでいるスタッフがいるんだ。僕らはいくつものアップダウンを乗り越えてきたが、それは僕の責任でも、彼の責任でもない。クラッチの新しいレギュレーションのせいであるし、クラッチが繊細すぎるせいでもある。今日は、というよりこの2レースでは、手順はドンピシャで、今月は間違いなく最高だったよ!」(ルイス・ハミルトン)

「クラッチが滑って、ひどいスタートだった。フォーメインションラップ後の感触は良かっただけに、まったく予想外のことだった。」(ニコ・ロズベルグ)

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ロズベルグ選手は「こういう日が続いても動揺しないという十分な自信がある」と話してはいますが、今年のタイトルはすでにあきらめたようにも見受けられるそうです。

「最近のグランプリではルイスはあまり強引じゃないように思えるけど、実際は強引だよ。見た目と実際とは大きな差があって、いつも彼に対するバトルに発展するんだ。」(ニコ・ロズベルグ)

■2016前半戦終了ワイド真夏の火種

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なんともシュールな絵でスタートするこちらのページ(笑)。

史上最多21戦で行われる2016年シーズンも12戦を消化し、折り返し地点を過ぎました。あちこちに抱えている火種は果たして爆発するのか、それともくすぶったままなのか。F1パドックに転がっている導火線をそれぞれ見ていきましょう。

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この時期になると毎年話題になるのが、ドライバーの移籍問題。私が何と言っても気になるのが、大好きなマクラーレンのジェンソン・バトン選手の来シーズンの行方です。本誌には、

ウィリアムズがジェンソン・バトンと2年契約を締結する間近と見られており、フェリペ・マッサのF1人生の前途が危険にさらされている。

ふたりのベテランドライバーが2017年のバルテリ・ボッタスの隣のシートを競り合っているのは、マクラーレンが来季のフェルナンド・アロンソのチームメイトとして、ストフェル・バンドーンを起用すると考えられているからである。

ウィリアムズの決断は、マッサのここ3年間のチームへの貢献を反映したものではない。チーフテクニカルオフィサーのパット・シモンズも「フェリペの速さや献身ぶり、彼の豊富な経験は、チームが成長するうえで重要な要素のひとつだ」と説明しているとように、原因は経済的な部分にある。

バトンが乗れば、ウィリアムズはマルティーニとレクソナからより多くの資金を集められると予測されるからだ。元世界チャンピオンがチームにいれば、スポンサーシップ契約の価値を高められ、さらにバトンの市場価値を鑑みれば、他のスポンサーに対してもより魅力的になるとチームは考えている。

と書かれていますが、一体どうなるのでしょうか。

個人的には来シーズンもマクラーレンで走ってほしいな、なんて思ったり。まだ決定していない他のチームのドライバーラインナップも気になるところです。

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F1マニアがF1マニアのために作成した「カルトクイズ」の挑戦状が私の元に届きました! F1女子として、良い点を採らねば!と頑張ってみたものの、散々な結果に(涙)。これはかなり難しい! クイズを少しだけ紹介しちゃいます。

Q2.ジェンソン・バトンのカーナンバー、「22」の由来を答えなさい。

Q8.下記は2016年のF1マシンのシャシー名です。( )内に正しい数字を入れなさい。

①W( ) ②FW( ) ③STR( ) ④C( ) ⑤RB( ) ⑥VJM( )

Q13.1953年ドイツGPを現地で観戦した日本の有名人は誰?

①本田宗一郎 ②豊田章一郎 ③藤木軍次 ④白洲次郎 ⑤今上天皇

Q21.以下のなかで違うグループに属する人物がひとりいます。誰?

①ニキ・ラウダ ②へルムート・マルコ ③トト・ウォルフ ④ニコ・ロズベルグ ゲルハルト・ベルガー

いかがですか? もちろん、バトン選手のカーナンバーの由来は答えられましたよ! 気になる答えは本誌をチェック。

ぜひググらずに(笑)、解いてみてくださいね。百点満点だった方は、F1速報編集部にご一報を!!

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4号連続特別付録ペーパークラフト第4弾は、人気絶大の現役フェラーリコンビ、キミ・ライコネン選手とセバスチャン・ベッテル選手の登場です。

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4号分、計8個のヘルメットを父と作成しましたが(半分以上父が作成したかも!?)、懐かしのヘルメット達が作成できてとても楽しかったです。F1の夏休み期間中に、作成してみてはいかがでしょうか?

さて、次回は8月28日(日)に第13戦ベルギーGPが開催されます。スパ・フランコルシャン名物のオー・ルージュを、F1マシン達が駆け上がっていく姿を見るのが楽しみですね!

(yuri)

三井物産、炭素繊維を自動車車体へ利用する独・自動車エンジニアリング会社へ出資参画

大手商社の三井物産は、独・Forward Engineering GmbH(フォワード エンジニアリング ゲーエムベーハー:FE社)に出資参画するとともに、FE社と業務提携の契約を締結したと発表しました。

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FE社は、炭素繊維・複合材料を使用した自動車構造材設計・エンジニアリング分野のリーディング企業で、南ドイツ・ミュンヘンに本拠を置いています。

三井物産は、今後FE社の技術を利用して、炭素繊維・複合材料を自動車分野に使用する事業を拡大することを目指すものと思われます。

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航空機分野では構造体に炭素繊維・複合材料を使用することは広く普及していますが、自動車の量産車ではまだまだ研究段階で、車体を軽量化するために今後の普及が期待されています。

FE社は、旧社名のRoding Automobile GmbHの頃から量産車を軽量化することを目指して、炭素繊維・複合材料を用いた自動車車体開発で実績を積み重ねてきました。

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一方、三井物産は昨年4月、金沢工業大学の革新複合材料研究開発センターと複合材料研究で手を結び、炭素繊維・複合材料による自動車部品の新製法に関する共同開発を開始。本年3月にはノルウェーと韓国の炭素繊維関連メーカーの株式を取得するなど、炭素繊維関連事業を急速に拡大しています。

(山内 博・画像:三井物産)

最強サルーン降臨!メルセデス AMG S63セダン、改良新型で605馬力へ!

メルセデスベンツの最高級4ドアサルーン『Sクラス』のトップモデルとなる、『AMG S63 セダン』改良新型の姿をカメラが捉えました。

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今回はフロントバンパーのみ、カモフラージュが施されています。恐らくエアスプリッター付き新形状エアインテークが配置され、リアに関してはこれから作業に入ると思われます。

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パワートレインは「AMG S63クーペ」と同様、ダウンサイジングされる4リットルV型8気筒ツインターボを搭載、最高馬力は605psが予想されています。

ハイテク面では、新世代安全分点支援システムの導入が見込まれ、名実共に最強サルーンの誕生と言えそうです。

(APOLLO)

「ニッサン ブレードグライダー」の最新版がオリンピックの開催地ブラジルで公開

2013年の東京モーターショーで披露されたEVコンセプトカーの「ニッサン ブレードグライダー」。2016年8月4日に、オリンピックが開催されるブラジルのリオデジャネイロで最新のプロトタイプが公開されました。

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車名からも想像できるように「滑走するように走るクルマ」がテーマ。何といっても外観で目を惹くのは、超ナローのフロントトレッドと、高い空力性能と安定したハンドリングを実現するというワイドなリヤトレッド。

矢先形状の車体部分に設置された運転席には、広々としたレッグルームが広がり、コックピットは継ぎ目のないウィンドスクリーンを採用。3シーターのどこに座ってもパノラミックな景色が楽しめるそうです。

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また、同車専用のステアリングコントローラーには、バッテリー残量、速度、回生モード、トルクマップなどを表示する最新型ディスプレイを搭載。

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さらに、センターディスプレーの左右に配された2つのスクリーンには、フロントホイール後方に搭載したカメラにより、斜め後ろの映像が映し出されます。カメラはドアミラーの役割も果たすだけでなく、空力性能の向上にも貢献します。

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技術面のトピックスは、英国のWilliams Advanced Engineering(ウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリング)が開発したバッテリー(5個の電池モジュールから構成する220kWのリチウムイオンバッテリー)、モーター技術を動力源としている点で、左右のタイヤに設置された130kWの電気モーターにより後輪を駆動。

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「滑走するように走るクルマ」を掲げるだけに、プロトタイプの最高時速は190km/hに達し、0-100km/h(62mph)加速は5秒を切るそうです。なお、同コンセプトカーの1台はオリンピック・パーク内に常設展示され、もう1台をメディアやVIPの試乗に使用する予定となっています。

(塚田勝弘)

最新スバルBRZは「より低くワイドに」をテーマにダイナミックな外観に

今秋登場する新型インプレッサは、次世代プラットフォーム「SUBARU GLOBAL PLATFORM」やデザインテーマ「DYNAMIC&SOLID」などを掲げ、スバル車が新たなステージに移行するエポックメイキングなモデルになりそう。

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こうなると、ほかのモデルもマイナーチェンジで顔つきを似たイメージに変更する、という統一化を図るのは、スバルに限らず自動車メーカーの常套手段といえるもの。

今夏、ビッグマイナーチェンジを受けたスバルBRZも例に漏れず、次期インプレッサ同様に「DYNAMIC&SOLID」というデザインテーマに沿ったフェイスリフトを受けています。

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具体的には、BRZを「より低くワイドに」見せるべく、開口部が少し大きくなった感のある新デザインのフロントバンパーを採用。こちらは、空力向上はもちろん、航空機のウイングチップをモチーフとするなど、スバルらしいこだわりを感じさせます。

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前後のライトをLED化することで上質感を強調しているほか、LEDフロントフォグランプも採用。サイド、リヤでは新デザインのフェンダーガーニッシュ、フローティングタイプの新デザインのリヤスポイラーが主な変更点ですが、スポイラーはアルミ化することで見た目だけでなく軽量化など図られています。

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足元では、「R」、「S」に標準装備される17インチアルミホイールをハイラスター塗装の10本スポークタイプに変更し、よりスポーツカーらしさを強調しています。

(文/塚田勝弘 写真/森山良雄)

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スポーティなのに乗りやすくなった後期型スバルBRZ
http://clicccar.com/2016/07/31/389469/2/

トップはホンダN-BOX。販売再開の日産デイズは?〜2016年7月の軽乗用車販売

2016年7月の軽乗用車セールスランキング(速報)が、一般社団法人 全国軽自動車協会連合会より発表されています。

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●2016年7月 軽乗用車販売ランキング(軽自協調べ・速報)
1位 ホンダ N-BOX 13,023台
2位 ダイハツ タント 12,790台
3位 スズキ アルト 7,680台
4位 日産 デイズ 7,521台
5位 ダイハツ ムーヴ 7,117台
6位 スズキ ワゴンR 6,969台
7位 スズキ スペーシア 6,768台
8位 スズキ ハスラー 6,710台
9位 ホンダ N-WGN 6,155台
10位 ダイハツ ミラ 5,988台

ホンダN-BOX、ダイハツ・タントのトップ2は不動といえる軽乗用車ランキングですが、7月より販売再開している日産デイズが4位に登場、押し出されるように前月3位のホンダN-WGNが9位になっています。

トップ2が盤石と思えるのは、その台数だけではありません。前年同月比で見ても、スーパーハイトワゴンの2台は110%近い数字で伸びを感じさせるのに対して、そのほかのモデルは60〜80%台の数字となっているのです。

注目は、前年同月比134.2%と大きく伸びているスズキ・スペーシア。これまでスーパーハイトワゴンでは遅れをとっていましたが、伸びるきっかけをつかんだということでしょうか。

さて、前年同月比といえば、バックオーダーを抱えた状態のホンダS660にも変化が見えます。前年同月比78.1%、前月比87.0%の902台となっているのです。オーダーから納車までの時間がかかることで距離を置いていたユーザー層にとっては、そろそろ狙い目の時期になってきたと言えそうです。

(山本晋也)

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2016年6月の軽乗用車セールス、ホンダN-WGNが急浮上!
http://clicccar.com/2016/07/07/384166/

トヨタ系ハイブリッドだけが「5桁」販売。〜2016年7月の登録車セールスランキング

一般社団法人 日本自動車販売協会連合会(自販連)より、2016年7月の登録車(軽自動車と海外ブランドを除く)の車名別の販売ランキングが発表されています。

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●2016年7月 登録車販売ランキングトップ10(自販連調べ)
1位 トヨタ プリウス 27,988台
2位 トヨタ アクア 15,748台
3位 トヨタ シエンタ 10,944台
4位 日産 ノート 9,711台
5位 ホンダ フィット 9,592台
6位 トヨタ パッソ 8,889台
7位 トヨタ カローラ 8,679台
8位 トヨタ ヴィッツ 8,569台
9位 トヨタ ヴォクシー 7,644台
10位 ホンダ ヴェゼル 6,295台

トップ3をトヨタのハイブリッド系モデルが占めるのは、2016年度になってからの定位置といえるもので、前月は6位だった日産ノートが4位にランクアップしているほかは、フルモデルチェンジ間近の日産セレナがトップ30圏外になっているのが目立つ程度で、ほぼ変動していないといえるランキングとなりました。

とはいえ、ティザーサイトが展開されていることからわかるように、この夏から秋にかけて、前述したセレナ(8月下旬)やホンダ・フリード(9月16日)など、トップ10ランキングに入ってきそうなクルマのフルモデルチェンジが控えています。

『プロパイロット』と名付けられた自動運転技術を搭載するセレナ、新しいモーターを採用したハイブリッドを用意するフリード、こうしたモデルの登場で、この秋のランキングは大いに盛り上がりを見せそうです。

(山本晋也)

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新型ホンダ・フリード投入でトヨタ・シエンタを追撃!!
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真夏の怪奇現象!? レヴォーグの中古車がわずか1週間で50万円ダウン!

中古車の価格が変動する要因は様々ありますが、最も影響を与えるのが自車のフルモデルチェンジやマイナーチェンジ。そしてライバル車のフルモデルチェンジです。

今回、スポーティワゴンのスバルレヴォーグで目を疑うような中古車相場の動きを発見しました。

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スバルレヴォーグはレガシィツーリングワゴンの後継車として2014年に登場。1.6L直噴ターボと2L直噴ターボエンジンを搭載しています。

毎年のようにアップデートされ、最近では2016年6月27日に一部改良を行うとともに、最上級グレードとなるSTI Sportを追加しました。

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ある販売店ではレヴォーグの受注の半数がこのSTIスポーツとなっているそうです。やはりスバリストはスポーティグレードを好むようです。

中古車相場に変動があったのはちょうどこの一部改良を行った6月末から7月上旬にピッタリあてはまります。

中古車検索サイト・カーセンサーnetを見ると、レヴォーグの中古車全体の平均価格は281万円と3カ月前からほぼ横這いで推移していますが、一部改良を機に流通台数は100台程度から200台へと倍増。平均走行距離も1万5000kmから1万kmへ5000kmも減っているのです。

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その理由を突き止めるためにさらにグレードや年式を詳しく見て行くと、まるで真夏の怪奇現象のような動きがありました。

2015年〜2016年式という高年式の1.6GTアイサイトは一部改良前の平均価格が約320万円でした。しかし改良後わずか一週間で50万円ダウンの約270万円まで暴落といえる値落ち幅を記録しています。

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いくら流通台数が増加したとはいえ、平均走行距離はまだ7000km程度の高コンディション車が多い中での、値落ち幅約50万円というのはかなりインパクトは大です。

しかし、値落ちばかりではありません。当時最上級グレードだった2.0GT-Sアイサイトは6月末の平均価格は約288万円でしたが、一部改良後に約330万円まで逆に値上がりしています。

この上げ下げのバランスによってレヴォーグ全体は横這いという形になっているのです。

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今回のレヴォーグの中古車相場の乱高下は一部改良によって展示車や試乗車の多くが中古車として市場に出回ったことが原因といえます。

2Lモデルは値上がり傾向ですが、1.6L車は1.6GTアイサイトだけでなく、ビルシュタイン製のダンパーなどを装着した1.6GT-Sアイサイトも値落ちしていますので、今、レヴォーグの中古車を購入するなら1.6L車がオススメです。

(萩原文博)

5ナンバーワゴンのホンダ・シャトルが一部改良で装備を充実

5ナンバーサイズの国産ワゴンといえば、カローラ・フィールダー、ホンダ・シャトル、日産ウイングロードなど、と非常に少なくなっています。私事で恐縮ですが、1990年代のワゴンブームに専門誌の編集者をしていた私にとっては少し寂しい気がします。

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日本の道路事情でも取り回ししやすく、セダンなどよりも積載性に優れ、しかもSUVのように荷室のフロアが高くないので、重い荷物や長尺物でも出し入れしやすいという積載性の高さが最大の魅力です。

コンパクトワゴンのホンダ「SHUTTLE(シャトル)」は、フィットの冠こそ外れているものの、フィットをベースとした5ナンバーワゴン。

4160804-shuttle_001H1.5Lのガソリン車、1.5L+i-DCDのハイブリッドを設定し、最高値34.0km/L(ハイブリッド)の燃費だけでなく、乗り心地の良さも魅力といえるほどの仕上がりになっています。

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2016年8月4日に一部改良を受けたホンダ・シャトルは、インテリアライト(フロントマップランプ、ルームランプ、ラゲッジルームランプ)のLED化、カラーバリエーションを変更し、「プレミアムクリスタルレッド・メタリック」 、「ルーセブラック・メタリック」、「ルナシルバー・メタリック」の3色を新たに設定しています。

4160804-shuttle_003Hさらに、ハイブリッドのエントリーグレードをのぞき、2015年12月に発売された特別仕様車「STYLE EDITION」の装備を標準化されています。「HYBRID X」には、フォグライト、ステンレス製スポーツペダル、ETC車載器(音声タイプ)を装備。「HYBRID Z」に本革巻ステアリングホイール(スムースレザー)やステンレス製スポーツペダル、ETC車載器(音声タイプ)、トノカバーを標準装備。

一部改良で装備の充実、質感向上を果たしたホンダ・シャトル。価格帯はハイブリッド仕様が199万5000円〜255万7000円。ガソリン車の「G」はFFが169万5000円、4WDが188万9400円です。

(塚田勝弘)

ランボルギーニ・ウラカンSVの完全な姿をキャッチ!最高馬力は650psへ

ランボルギーニのミッドシップモデル『ウラカンLP10-4』のハイスペックモデルとして登場が噂されている、『ウラカンSV』(スーパーレジェーラ)がニュルの高速テストに現れました。

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冬に補足したプロトタイプは、外観上はノーマルモデルとほぼ変わりないミュールボディでしたが、今回の試作車はペイント偽装されているものの、よく見ればヘッドライト周り以外、ほぼフルヌードの状態で、ディテールが確認出来ます。

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フロントバンパーには、空気の流れを効率よく分割するフロントエアスプリッター付き大口ベンチレーションやリップスポイラーを装備。

リアには、固定式大型リアウィング、センター上部に移動されたデュアルエキゾーストパイプやダウンフォースを生むディフューザーなど、エアロキットのオンパレードです。

ボディにはアルミ&カーボンを多数使用していると見られ、100kg程度の軽量化を図っていると思われます。

パフォーマンスも圧巻で、ハイチューンされる5.2リットルV型10気筒エンジンはMax Powerを650psへ引き上げ、0-100km/h加速は3秒を達成したとリポートされています。

ワールドプレミアは2016年9月のパリモーターショーが有力です。

(APOLLO)

内装の質感向上でスバルBRZは大人のスポーツモデルに変身!?

今夏、ビッグマイナーチェンジを受けたスバルBRZ。

「大幅改良前のBRZもベストだと思っていたが、さらに引き上げる」という意気込みをもって、内・外装、走りなどが磨き上げられています。

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外観はフェイスリフトが中心で、MT車のドライバビリティ向上、乗り心地と操縦安定性の改善などが主なテーマ。今回は内装のクオリティアップについてご紹介します。

「所有する喜び」を感じさせるインテリアを掲げた後期型BRZは、Sグレード以上に4.2インチのカラーTFTをメーターに追加しているほか、インパネをはじめニーパッドやメーターパネルバイザーにレザー調素材を新たに採用し、レッドステッチも施すことで上質感とスポーティムードを演出。

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また、新意匠となったステアリングホイールは小径化されているだけでなく、断面形状の最適化に加えて、高触感革を使うことで操作性とグリップ性を向上。実際にしっとりした触感を味わえますし、スポーティな走りをしても滑ってしまうことはありませんでした。

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ほかにも、「R」グレードにカーボン調インパネパネルを、「S」にデザインフルオートエアコンスイッチパネルを採用するなど、スポーツモデルらしさを強調するフィニッシャーも用意されています。

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スバルBRZが取り込みたい若い人はもちろんですが、より本物志向を抱いている大人の層にビッグマイナーチェンジを受けたスバルBRZがインテリアの色気でアピールできるか気になるところ。

とくに、「S」グレードのスポーティな雰囲気が魅力ですが、より上級志向の方には2016年秋に登場予定の最上級グレード「GT」を待つ手もあります。

(文/塚田勝弘 写真/森山良雄)

【関連記事】

「プラス2」の後席を持つスバルBRZの走りはどこまで引き上げられたか?
http://clicccar.com/2016/08/01/389767/

スポーティなのに乗りやすくなった後期型スバルBRZ
http://clicccar.com/2016/07/31/389469/

次期・日産ジューク?! 吉利汽車の新型SUVがグローバルカーへ

中国の自動車メーカー「ジーリー(吉利汽車)」。

日本ではあまり馴染みのないメーカーですが、2010年にボルボ・カーズを買収。親会社としても有名です。

その「ジーリー」が開発する新型コンパクトSUVの初補足に成功しました。

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驚くのはそのフロントビューです。エンジンフード両サイドにポジジョンライト、ラジエーターグリル左右に円形ヘッドライトが装備されている個性的なこのデザイン、まるで日産「ジューク」そっくりです。

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欧州を始め、本格的にグローバル展開をするこのSUVの骨格には、ボルボの「XC40」次世代型に採用される「CMA」プラットフォームを流用、ワールドワイドに通用する革新的なデザインが採用されるとも噂されています。

パワートレインには、ボルボ「V40」に追加設定された1.5リットル直列4気筒「T3」が搭載予定で、2016年秋にもワールドプレミアが予想されています。

(APOLLO)

男性ユーザーに人気のホンダ・N-BOXカスタムに「ブラックスタイル」が登場

2015年、2016年上半期において軽自動車販売台数ナンバーワンの座を獲得しているホンダN-BOXシリーズ。

N-BOX、N-BOXプラス、N-BOXスラッシュという同シリーズの中でも人気なのがN-BOXです。とくにスポーティなN-BOXカスタムは、男性ユーザーを中心に幅広い層から支持を受けています。

4160804-n-box_002H2016年8月5日、N-BOXに「SSパッケージ」、「ターボSSパッケージ」など計5タイプの特別仕様車が設定されました。

こちらの記事では、スポーティな内外装が魅力のN-BOXカスタム専用として用意された「SSブラックスタイルパッケージ」、「ターボSSブラックスタイルパッケージ」についてご紹介します。

「SSブラックスタイルパッケージ」、「ターボSSブラックスタイルパッケージ」の両モデルに用意されるのは、N-BOXカスタム「G・Lパッケージ」、「G・ターボLパッケージ」の装備に加えて、パワースライドドア(リヤ右側)、チップアップ&ダイブダウン機構付スライドリヤシート、シートバックテーブル、運転席&助手席シートヒーター、LEDポジションランプ、LEDフォグライト/フォグライトガーニッシュ、ブルーステッチ(ステアリングホイール/合皮コンビシート)など。

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中でも目をひくのは、オールブラック14インチアルミホイール(ターボ車は15インチ)、黒塗装フロントグリルの黒いアクセントで、N-BOXカスタムの外装をクールに引き立てています。

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価格は「SSブラックスタイルパッケージ」のFFが164万5000円、4WDが177万5000円。「ターボSSブラックスタイルパッケージ」のFFが175万円、4WDが188万円です。
(塚田勝弘)

【関連記事】

最も売れている軽自動車のホンダN-BOX、N-BOXカスタムに人気装備満載の特別仕様車を設定
http://clicccar.com/?p=390787

いま最も売れている軽自動車、ホンダ・N-BOX/N-BOXカスタムに人気装備満載の特別仕様車を設定

2015年の軽自動車販売台数1位に輝き、2016年上半期もナンバーワンとなったホンダのN-BOXシリーズは、いま最も売れている軽自動車です。

N-BOXシリーズには、N-BOX、N-BOXプラス、N-BOXスラッシュの3タイプがあり、販売を牽引しているのはベースとなるN-BOXでしょう。

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そのN-BOXとN-BOX Customに、数々の人気装備を追加しながらも買い得感のある価格とした特別仕様車「SSパッケージ」、「ターボSSパッケージ」を設定し、2016年8月5日から発売を開始しました。

「N-BOX G」の特別仕様車「SSパッケージ」、「ターボSSパッケージ」には、「G・Lパッケージ」、「G・ターボLパッケージ」の装備に加えてディスチャージヘッドライトやパワースライドドア(リヤ右側)チップアップ&ダイブダウン機構付スライドリアシート、運転席&助手席シートヒーターなどを装備。

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「N-BOX Custom」の特別仕様車である「SSパッケージ」と「ターボSSパッケージ」には、「G・Lパッケージ」「G・ターボLパッケージ」の装備に加えて、パワースライドドア(リア右側)、チップアップ&ダイブダウン機構付スライドリアシート、運転席&助手席シートヒーター、LEDポジションランプ、LEDフォグライト/フォグライトガーニッシュなどを用意。

さらに、これらの特別仕様車は、多彩なカラーリングで人気の2トーンカラースタイルも選択できます。

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価格は「N-BOX G SSパッケージ」のFFが146万円、4WDが159万円。「N-BOX GターボSSパッケージ」のFFが162万円、4WDが175万円。

「N-BOX Custom SSパッケージ」は、FFが164万5000円、4WDが177万5000円、「ターボSSパッケージ」のFFが175万円、4WDが188万円となっています。

(塚田勝弘)

レクサスRXのFFモデルに人気の「F SPORT」とブルーの専用色を追加

2015年のフルモデルチェンジで4代目にスイッチしたレクサスRX。

弟分のNXに続いて大型化されたスピンドルグリルやシャープなラインが際立つディテールにより、周囲を威圧するような圧倒的な存在感を放っています。

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中でも人気なのが富士スピードウェイの「F」を冠したスポーティグレードの「F SPORT」。従来は4WDにのみ設定されていましたが、2016年8月3日、2WD(FF)にも「F SPORT」が追加されました。

また、LEXUSの「F」を象徴するボディカラーの「ヒートブルーコントラストレイヤリング」を「F SPORT」専用色として追加設定されています。

2014年発売の「RC F」に初めて採用された同ボディカラーは、1,500℃以上の高温時の青白い炎をイメージしているそう。

具体的には、ブルーの着色ベースとカラークリアベースの2つのブルーカラー層を重ねて、にごりのない純度の高いブルーを実現することで、鮮やかな明度域から暗いシェード域まで、あらゆる角度で輝度の高みと深みを両立。

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異なる色相を塗り重ねるため、色変動や色ムラ発生を抑えるべく、最適な設計が追求されていて、異なる色相を塗り重ねる新技術によって実現した渾身の外板色といえるでしょう。今回、RXの「F SPORT」にも同色を採用することで、カラー面でも充実を図るとしています。

プレミアムSUV市場は、BMW X5やメルセデス・ベンツGLEなどの輸入車の攻勢によって、レクサスがRXを導入した2009年から約3倍に拡大(レクサス調べ)しているとのこと。

日本車を代表するモデルとして孤軍奮闘しているレクサスRX。2WDへの「F SPORT」の設定と、専用色追加により、同マーケットでさらに存在感を高めるのが狙いといえそうです。

(塚田勝弘)

吉田由美は「お金がかかる女」と思われていそう疑惑&視線の原因!?~「メルセデスベンツSL」

このところ、今月末にかけて‘ひとりメルセデスベンツ試乗会’中。
「メルセデスベンツ SLC」にはじまり、続いてオープンカーシリーズで「AMG SL63」。
でもこのクルマが自己主張が強すぎ!
迫力のあるデザインと野太いエンジン音、さらにボディカラーが鮮やかなブルー…これは目立たないはずがありません!(笑)

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実は先日、東京・神宮球場にヤクルト×広島カープの野球の試合を観に行った時の事。SLを敷地内の駐車場に止めていて、そこは試合終了後30分間は野球帰りの人たちが通行するため出庫できません。私は暑かったのでSLの車内にいて、エンジンON。エアコンをつけていました。そこの場所でもすでにアイドリング音で、みんな振り返りまくり。
さらに駐車場を出るときも、駐車場を出てからも、野球帰りの人がまだ車道を歩いているというぐらい人通りは多かったのですが、SLのエンジン音でみんな振り返ります。そしてその目は「この女性、お金かかりそう…」と思われている感じ。いえいえ私、意外とお金かからないですよー。誤解ですよー(笑)

でもアイドリングで駐車したりといった使い方のせいでしょう、燃費はその直後ではリッター3.3km。その後、リッター9.5kmまでアップ。でも私はそれ以上に世間の視線に怖気づき、少し早目ですが、別のクルマに交換。

しかしその前に、今年初開催の最新モデルとヒストリックカーの祭典「オートモービルカウンシル2016」へ。

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会場内のメルセデスベンツブースでは4台のSLが展示されていました。中でも私の目に留まったのは落ち着いたブルーの1963年型「メルセデスベンツ190SL(W121)」。とにかくボディラインが美しい。衝突安全などそれほど気にしない時代のおかげか、デザインの美しさを追求したと思われるデザインはとっても優雅。もちろん最新の2016型「SL」も展示されていました。

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「オートモービルカウンシル」は新旧のクルマが展示されている自動車版「今昔物語」イベント。最新型のクルマには今のクルマの良さが、そして旧いクルマにもそのクルマにしかない魅力が…。私は2016年型「SL」にもう少し試乗していていればよかったと後悔しました。だってなんだかんだ言ってもクルマって楽しいんだもん♡

(吉田 由美)

レヴォーグの最上級グレード「STI Sport」の目指すものとは?

2013年11月、第43回東京モーターショーの会場にて華々しいデビューを飾った「レヴォーグ」。

台座に乗せられた「レヴォーグ」がグルグルと回転している演出風景もさることながら、日本の道路事情などを念頭に置いて開発し、日本専売モデルとして販売がスタートすることも大きな話題となりました。

登場からすでに数回の改良を経た「レヴォーグ」ですが、その熟成は滞ることなく2016年4月にも年度改良を実施。その際に嬉しいサプライズとして、新グレード「STI Sport」が追加されました。

スバル車において、「STI」というネーミングは卓越した高性能モデルに与えられることは有名ですが、「レヴォーグ」が冠するのは「STI Sport」と何やら聞き慣れない響き。

実はこれ、スバルとSTI(スバルテクニカインターナショナル株式会社)が協業した新ブランドとして企画・開発されたものなのです。

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■高性能への敷居を下げるための工夫

新ブランド「STI Sport」の使命は、ズバリ、“認知度の拡大”と“手が届く高性能”の2本柱による強い事業構造の創造です。

そのために、ベースとなる市販モデルに後から専用パーツとチューニングを施すという手法ではなく、ベース車両の製造時に「STI」のエッセンスを織り込む手法を編み出したのが最大のポイント。

「レヴォーグ」は先述したように日本を念頭に置いたモデルであり、現在も主力として販売が好調なことから、新ブランド第一号に抜擢されたそうです。

ただし、製造ラインでは「レヴォーグ」だけでなく、「BRZ」や「インプレッサ」「XV」も製造されており、その作業効率と走行性能との両立は悩みどころ。

製造担当者と相談した結果、最終的に足まわりの3項目にSTIのノウハウが活かされることが決定しました。ちなみに、今後これが軌道に乗れば、装着されるアイテム数は増えるかもしれないそうです。

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■機能性の美点を活かしつつ、ボルドーでプレミアムを演出

足回りをSTIが担当した一方、デザインや装備などは富士重工業が担当しました。そもそも「レヴォーグ」は機能と装備については元から充実しており、「レヴォーグ STI Sport」ではいかにしてスポーティかつラグジュアリーな印象を表現するかが鍵だったと言います。

とりわけ目を引くのはボルドーとブラックで彩られたインテリア。

実はこの色使いのバランスが肝で、当初はシフトノブやステアリングにもボルドーを使い、かえってスポーティさをスポイルしてしまったそうです。

そういった目に見える仕立てを変える一方、機能性はベースとなる「レヴォーグ」から踏襲。とはいえ、ドアポケット内側に不織布を張るといった、最上級グレードだからこそのこだわりも施されています。

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より深く知りたい方にはこちらがおススメです。

(今 総一郎)

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西部警察で活躍した劇中車が小樽で揃って見られるのもあと1年!

2016年8月1日ショッキングなニュースが舞い込んできました。

北海道小樽市の観光名所として知られる「石原裕次郎記念館」が、施設の老朽化などを理由に来年の夏に閉館されることになったのです。

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湘南のイメージの強い石原裕次郎さんですが、幼少期に小樽で過ごしたことあった縁もあり1991年に記念館が開館しました。石原裕次郎さんの愛車をはじめ、ヒット曲のレコードジャケットや出演したドラマで使用されたクルマなど、およそ2万点が展示されています。

その展示物の中には、40代以上の男性が学生時代に興奮して見ていた西部警察の劇中車があるのです。

西部警察は、1979年10月から1984年10月までテレビ朝日系で全3シリーズが放送された石原プロモーションが製作したテレビドラマ。現在では考えられないようなカーアクションと銃撃戦、そして爆破が見どころのかなりバイオレンスな刑事ドラマでした。

その西部警察の主役である大門軍団が悪質な犯罪者と戦うために設計された特殊捜査車両が、小樽の石原裕次郎博物館で2011年6月から展示されていました。

2代目の日産S130フェアレディZをベースとした「スーパーZ」はガルウィングを採用し、軍団を率いる渡哲也演じる大門圭介の愛車として西部警察パート2第15話からパート3の最終回まで活躍しました。

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そしてスーパーZと同じ回から登場したのが「マシンRS」です。

6代目スカイライン・R30型をベースとした特殊捜査車両で、捜査用コンピューターを助手席に搭載していました。このマシンRSは2L直列DOHCエンジンを搭載しています。

さらに西部警察パート3第16話からはターボエンジンを搭載したRS-1、RS-2がラインナップに追加され、マシンRSはRS-3として登場します。

アフターバーナーやマシンガンを搭載したRS-1は攻撃車。RS-2は情報収集車、そしてRS-3は情報分析車として位置づけられ活躍しました。

R30型の前期型は西部警察の影響で赤黒のツートンボディが大人気で、レプリカを作るツワモノも多いですが、劇中の東京駅丸の内口でのフォーメーションによる走行は現在では絶対不可能です。

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そして石原裕次郎が演じた小暮課長の愛車ガゼールのオープンカーも展示されています。

ラインナップにないオープンカーで、芝浦のヤナセ本社前で運転中に自動車電話を使う小暮課長の姿を羨望のまなざしで見た人は多いはず。

さらに、鳩村刑事の愛車だったスズキ・カタナも展示されるなど、当時西部警察に熱狂した人なら一度は行きたい場所。私もいまだに再放送で西部警察を見ています。

来年夏の閉館までに一度は足を運んで、大門軍団の愛車を見学してくるのはいかがでしょうか。

(萩原文博)

ポケモンGOだけじゃない!渋滞時に助手席で使いたいおすすめのアプリ5選

スマホアプリと言えば、ここ最近は「ポケモンGO」の話題で持ち切りです。スマホアプリは渋滞時にもうまく活用すれば渋滞の時間つぶしになることも。今回は助手席で活躍できるおすすめゲームアプリを紹介します。

■イメージした人物やキャラクターをズバリと当てられてしまう「Akinator the Genie」

一時期SNS上でも随分と話題になったアプリです。ゲームを始める前にある人物やキャラクターをイメージしましょう。魔人はその人物を当てるためにいくつか質問をしてくるので、そのイメージしている人物に当てはまる回答をしていくだけ。そうすると不思議なことに、魔人に自分がイメージしている人物が当てられてしまうのです。

Androidダウンロードサイト:Akinator the Genie – Google Play の Android アプリ

■どの有名人に似てるかわかっちゃう!?「顔診断カメラ」

写真を撮るだけですぐに診断できちゃいます。どの有名人に似ているかをはじめ、見た目だけの顔年齢や顔のパーツの評価など、遊び心満載のアプリです。

Androidダウンロードサイト:顔年齢診断カメラ – Google Play の Android アプリ

■自分は普通?それとも変人?「究極の選択」

究極の選択と題して、様々なテーマから2択を迫られます。例えば「実験台になるなら?」という質問では、A.身長が3倍になるクスリ・B.身長が3分の1になるクスリの2択。少ない回答を多く選んでいくほど、変人偏差値がどんどん上がっていくというもの。意外な自分を見つけられるかもしれませんよ。

Androidダウンロードサイト:究極の選択 – Google Play の Android アプリ

■本当の自分がバレちゃう!?「本音スイッチ」

人数が多いときほどおすすめのアプリ。質問文を入力し、あとは端末を順番に回していくだけ。答えかたもYestとNoの2択なのでシンプルです。誰がどの回答したかわからないハラハラ感と意外な本性を知ることができるかもしれません。

Androidダウンロードサイト:本音スイッチ – Google Play の Android アプリ

■耳年齢がわかっちゃう面白アプリ「君、年いくつ? – 超音波年齢予測アプリ」

モスキートン音が流れ、それが聞こえたらボタンを押すだけ。顔年齢を診断するアプリは多くありますが、耳年齢を診断してくれるアプリはなかなかきかないですね。その年齢に応じた懐かしいアイテムを紹介してくれるというのもあり、実年齢と一致している人はわかるアイテムもあると思いますよ。

Androidダウンロードサイト:君、年いくつ? – 超音波年齢予測アプリ – Google Play の Android アプリ

渋滞時はなかなかクルマが動かないためイライラしがちですが、ゲームアプリで気を紛らしてみるのもいいですよ。

(鈴木 唯)

ダイハツがインドネシアで7人乗りコンパクトミニバンを発売

インドネシア政府が推進しているエコカー施策である「LCGC(Low Cost Green Car/ローコストグリーンカー)」には、日産からダットサンGOが販売されていますが、ダイハツ(トヨタ)もLCGC適合車第1弾の「AYLA(アイラ)」の販売を2013年9月から開始しています。また、OEM版としてトヨタから「AGYA(アギア)」として販売されています。

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今回発表された「シグラ」は、ダイハツが日本で培った軽自動車の技術やノウハウを活かし、多人数乗車や多くの荷物を積む点など、現地で求められるニーズを反映した本格7人乗りAセグメントMPV。第1弾同様にトヨタへのOEM供給も実施されます。

「シグラ」のプラットフォームは、アイラと共通となるグローバルAセグメントプラットフォームを活用したもので、改良が施されています。エンジンはダイハツがアセアン向け次世代エンジンと位置づける1.2Lの新型NRエンジンと、燃費性能、出力などを改良した1.0LのKRエンジンを用意。

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燃費性能や価格面だけでなく、パッケージングも見どころだそうで、室内空間を最大限に有効活用する技術とノウハウを活かした、本格的なMPVとなっています。

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小型車ながら大人7人が快適に座れる居住空間と、日常生活で求められる荷物収納スペース、さらに高い小回り性を実現しているそうですから、インドネシア市場でのシェア拡大に期待が集まるコンパクトミニバンになりそうです。

(塚田勝弘)

日産・ルノーとの共有プラットフォームでメルセデス・Aクラス次世代型はボディサイズを拡大?

メルセデスベンツのCセグメントハッチバック、『Aクラス』次世代型のプロトタイプをキャッチしました。

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コードネーム「W177」と呼ばれる次期型は、ルノー日産と共有する次世代プラットフォーム「MFA」を採用、軽量化及び剛性の向上が図られるとリポートされています。

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また、ボディ構造が根本から見直され、ホイールベース、全幅、全長を延長し、リアのヘッドルームやリアゲートの開口などにも、大幅な改善が期待できそうです。

パワーユニットは1.6リットル及び2リットルの直列4気筒エンジンがアップデートされ、燃費の向上及び馬力アップが見込まれているほか、プラグインハイブリッドモデルの投入の可能性もあります。

ワールドプレミアは2017年のフランクフルトモーターショーが最有力でしょう。

(APOLLO)

8/11「山の日」制定でお盆の渋滞はどう変わる?

高速道路各社がお盆期間(8月6〜16日)の渋滞予測を発表、10km以上の渋滞が昨年を上回る446回発生、ピークは下りが8月13日、上りが8月14日になるとしています。

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おりしも、今年から8月11日が「山の日」として祝日になり、16日にかけて全国的に連休の渋滞に拍車がかかるとみられています。

「山の日」は今年の元旦に施行された祝日で、以前から各県が条例などで独自に設けていた「山の日」を国レベルで一纏めにしたもので、山に親しみ、山の恩恵に感謝する事を趣旨としています。

下りでは13日朝に関越自動車道の花園IC付近と中央自動車道の相模湖IC付近で、上りでは14日の夕方に東名高速道路上りの大和トンネル付近や東北自動車道の上河内SA付近などで渋滞が発生すると予測しており、最長の渋滞は45kmに達する模様。

昨年には14日夜、関越自動車道上りで最長となる約49kmの事故渋滞が発生しており、高速道路各社は移動日や出発時間をピークから外すなどして渋滞を回避、安全運転を心掛けるよう、呼びかけています。

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元初代プリウス開発者が精査した三菱自動車の開発実態は?

前東京高検検事長で弁護士の渡辺恵一氏を委員長に、委員として2名の弁護士と、元トヨタ自動車の理事、八重樫(やえがし)武久氏を含む4名で構成する特別調査委員会が、8月2日に三菱自動車の燃費不正に関する調査結果を公表しました。

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同委員会は本問題の事実関係や原因・背景等を明らかにするため、今年の4月25日から7月31日までの約3ヶ月に渡り、MMC(三菱自)、NMKV(日産/三菱自合弁会社)、MAE(三菱自動車エンジニアリング) の役職員、及び元役職員等154名を対象に実施した計236回に上る聞き取り調査をベースに、綿密に開発の実態を調査したそうです。

今回、調査委員として抜擢された八重樫氏は、入社以来一貫してトヨタのクリーンエンジンの研究開発に携わり、初代プリウスのハイブリッドシステム開発を担った中心人物で、「ハイブリッドの父」の異名を持つエンジン開発のベテラン。

そうした経歴を持つ元トヨタ自動車の八重樫氏らが今回の調査で目の当りにした同社の開発現場の実態はどのようなものだったのか、さっそく見て行きましょう。

報告書によると、下記に列記した原因/背景の根本まで掘り下げて分析した結果、「MMCの経営陣及び開発本部の幹部による開発現場に対する関心が低く、開発本部の各部署も自分たちの業務にしか関心を持っていない」と指摘しています。

・性能実験部、認証試験が燃費の責任を負う仕組み
・開発工数が慢性的に不足
・性能実験部が「できない」と言えない風土
・法規違反に対する意識が希薄
・不正行為が長年にわたり改められない
・技術的議論が不十分なまま燃費目標を設定
・会社一体となってクルマを作り、売るという意識が欠如

そうした背景から「MMC全体で自動車開発に対する理念の共有がなされず、全社一体となって自動車開発に取り組む姿勢が欠けていたことが本質的な原因」とした上で、今回の問題は「性能実験部及び認証試験グループ、更には開発本部だけの問題ではなく、経営陣をはじめとするMMC全体の問題」と結論付けています。

具体的には、MMCの開発業務について、経営陣が開発の実情や実力を十分に把握していたとはいい難く、開発の現場にほぼ任せきりにしており、開発責任者や開発本部の幹部らも、性能実験部の業務に対し、無理解、無関心だったと指摘。

性能実験部では、一足先に「惰行法」が採用されたディーゼル車の走行抵抗測定に関する経験から、法律に定める「惰行法」による走行抵抗測定が煩雑といった認識が浸透。

少なくとも1991年12月頃には「高速惰行法」による走行抵抗データを使って、あたかも「惰行法」によって走行抵抗を測定したかのような負荷設定記録を作成するようになっていたそうです。

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このような状況になってしまったのは、各車種の開発チームや担当者の意思によるものだった可能性が高く、その一方で、上司は部下が法規を遵守して業務を行うように、指導や監督をしていた形跡すら見当たらなかったといいます。

おりしも、2005年に当時の新入社員が評価方法の違法性を指摘、また2011年に実施したコンプライアンス(法令順守)に関する社内アンケートでも「報告書の虚偽」との指摘があったにもかかわらず放置しており、一連のリコール隠し問題が発覚以降も全く自浄作用が働かなかったことを考慮すると、この根深い状況は一筋縄では解決しそうに無さそうです。

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そこで先頃、三菱自動車を傘下に収めた日産自動車は、山下光彦副社長(開発・品質担当)を事業構造改革の責任者として早々に送り込んでおり、既に開発部門の多層からなる階層のフラット化や、会議体の見直しなどに着手しているそうです。

7月からは開発部門でエンジニアリング子会社を含む約5,000人を対象にした「パフォーマンス・レボリューション活動」をスタート。

新聞報道などによると、部長以上を対象に、現状認識、会社の実態等について議論を開始しており、9月末を目処に課題をまとめ、共通認識を高めた上で、具体的な解決策を見出し、その後、社内全体の活動に拡大していく計画とか。

開発の現場で役員が議論に参加する仕組みづくりも併せて進めているようです。

山下副社長の今後の手腕が注目されるとともに、「外部の目」として日産自動車本体のサポートも引き続き、必須の状況と言えそうです。

Avanti Yasunori

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三菱自動車、燃費不正問題に関するユーザーへの賠償額を公表
http://clicccar.com/2016/06/19/379750/

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http://clicccar.com/2016/05/31/374144/

日産がいち早く発動した三菱自とのシナジー戦略とは?
http://clicccar.com/2016/05/25/373756/

三菱自 相川社長が辞任表明、益子会長が当面留任する背景は?
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日産が三菱自動車の燃費不正解明を待たずに買収に動いた訳は?
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「スバル・BRZ」の毎年の進化はマイナーチェンジへの伏線だった!?

振り返ると、21世紀に入ってから数年でスポーツカーは、その存続が危ぶまれていました。一部の高性能モデルは販売が続いていましたが、その一方で手頃なスポーツカーは姿を消していき、「もはやこれまで……」と嘆いていた方は多いのではないでしょうか?

そんな冬の時代に舞い降りた「BRZ」と「86」。

スバルとトヨタのコラボで生みだされたこの2台は、後輪駆動(FR)を採用するだけでなく、低重心が魅力の水平対向エンジンを搭載し、トランスミッションは6速のATとMTを設定。

価格も手頃だったことから瞬く間に注目を集め、スポーツカーひいては運転することの楽しみを再び味わわせてくれる救世主となりました。

あれから4年。スポーツカーはもちろん、クルマそのものに走る楽しみという潤いをもたらしたこの2台に内外装からパワートレーンにまで及ぶ大規模なマイナーチェンジが行なわれました。

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■大規模改良へ向けた変更を毎年実施!

今回のマイナーチェンジは、内外装の仕立ての刷新からエンジン性能向上に至るまで、その規模は相当に大掛かり。

とはいえ、実は「BRZ」は登場から毎年なにかしらの改良が施されており、具体的にはダンパーのフリクション特性、減衰力特性のチューニング、リヤバルクヘッド周辺の剛性向上、EPSのリチューニングがそのメニュー。また、特別仕様車の設定も行なわれ、毎年話題に事欠く事がありませんでした。

このように毎年進化させる目的は、ズバリ、話題喚起であります。登場当初は爆発的にヒットするものの、話題がないとそのまま台数は右肩下がりとなってしまうそうです。そのため、毎年改良を実施して存在感を示しているとのこと。しかも、「BRZ」の場合、これまでの改良は今回のマイナーチェンジを見据えてのものだったそうです。

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■素材や形状など、細部のつくり込みで魅力を1UP!!

ルックスやパワートレーンの変更が目を引く一方、インテリアは登場以来のレイアウトを踏襲。しかし、改良後の「BRZ」に乗り込むと細部の仕立てが上質になっていて、よりスポーツカーらしさに磨きが掛かっていることが分かります。

真っ先に違いを感じるのがステアリング。セッティングの変更だけでなく、素材と形状も見直し、362mmへ小径化されたことで、より手にフィットする感覚が強められています。さらに、メーターには走行中のGや、水温/油温/電圧などを表示する液晶を採用。いずれもスポーツマインドを高めるだけでなく、実用面でも重要な役割を果たしています。

そのほかには、インパネやドアトリムにレザー調素材をあしらい質感を向上。オーナーの満足度をアップさせる演出が随所に光っています。

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より深く知りたい方にはこちらがおススメです。

(今 総一郎)

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首都直下地震からの復旧の第一段階となる「道路啓開」ってなんだ?

ここ数年、日本各地で大きな地震や噴火が続発しています。

そうした中で、ドライバーとして首都直下地震に備えて覚えておきたい言葉が「道路啓開(どうろけいかい)」ではないでしょうか。

道路啓開というのは、災害発生によって混乱した道路を緊急車両が通行できるように最低限の瓦礫処理を行ない救援ルートを確保すること。地震災害時の復旧作業のファーストステップとして重要な作業です。

作業内容としては、大地震により放置されてしまった車両を、ジャッキ付き台車やレッカー、フォークリフトなどを使って車両を移動するというものになりますが、そうした手間を減らすよう大地震発生時にクルマを置いて逃げる場合は、ドライバーとしてはクルマにカギを残しておいて、移動しやすくしておくことは重要事項です。

また震度6弱以上の大震災の場合は、緊急車両の通行を確保するために道路交通法に基づいた交通規制が敷かれることも覚えておきたい情報です。

たとえば東京都においては、国道4号、国道17号、国道20号、国道246号、目白通り、外堀通り、高速自動車道・首都高速道路が第一次交通規制の対象となり、都心方向への車両通行が禁止されます。

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(図表引用:警視庁)

【関連リンク】

警視庁:大震災発生時の交通規制はこのようになります
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kurashi/saigai/jishin/kotsukisei.html

ポルシェ・911/718ボクスター/718ケイマンに選ばれた「ADVAN Sport V105」の魅力

ポルシェの代名詞的存在である911をはじめ、ビッグマイナーチェンジにより4気筒の直噴ターボを搭載した新生2シーター、718 ボクスター/718 ケイマンに、ヨコハマタイヤの「ADVAN Sport V105」が新車装着されました。

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装着サイズは、911のフロントが235/40ZR19(92Y)、リヤが295/35ZR19 (100Y)。 718ボクスターのフロントが235/40ZR19(92Y)、リヤが265/40ZR19 (98Y)。718ケイマンのフロントが235/40ZR19(92Y)、リヤが265/40ZR19(98Y)となっています。

グローバル・フラッグシップタイヤという位置づけの「ADVAN Sport V105」は、横浜ゴムのハイパワー、プレミアムカー向けタイヤ。高いドライビングパフォーマンスを発揮するとともに、優れた快適性や安全性を高次元でバランスさせているのがポイントです。

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今回、新車装着されたタイヤはポルシェ社と共同開発したもので、タイヤサイドには同社の承認を示す「N0」マークが刻印されています。

横浜ゴムとポルシェの関係は80年代後半にまで遡り、1989年に初めてポルシェ社の技術承認を取得した「YOKOHAMA A008P」が911・タイプ964に装着されたのを皮切りに、その後も数多くの車両に新車装着されています。

また、モータースポーツにおいてもポルシェ956や962Cをはじめ、多くのポルシェ車がヨコハマタイヤを装着して参戦してきたという実績もあります。

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中でもル・マン24時間レースでは、2000年に「チームタイサンア ドバン」のポルシェ911GT3R、2001年に「ザイケルモータースポーツ」のポルシェ911GT3Rが、それぞれGTクラスで優勝。さらに、2005年には 「Alex Job Racing」のポルシェ911GT3RがLM GT2クラスの優勝を果たしています。

(塚田勝弘)

サーキットのラップタイム短縮を追求した「ポテンザRE-06D」は「GAZOO Racing 86/BRZ Race」でも使用可能

ブリヂストンが誇るスポーツタイヤブランド「POTENZA(ポテンザ)」の新たなラインアップとして、サーキットのラップタイム短縮を追求した新商品「POTENZA RE-06D」が8月2日に発売されました。なお、発売サイズは205/55R16 91Vの1サイズ。

POTENZA RE-06D(1)新発売となる「POTENZA RE-06D」は、専用開発された構造、パターン、形状、コンパウンドを採用することで、ブロック剛性とコーナリング時の接地性を向上し、ウェット性能とドライ性能の両立を追求。サーキットでのあらゆる場面に対応可能な高いグリップ力を発揮するスポーツタイヤとなっています。

この「POTENZA RE-06D」は、注目度の高い国内最大級ワンメイクレースである「GAZOO Racing 86/BRZ Race」の「プロフェッショナルシリーズ」の競技規定を満たしているため、同レースでも使用できます。

POTENZA RE-06D(2)

なお、「GAZOO Racing 86/BRZ Race」は、ナンバー付車両によるJAF公認のワンメイクレース。サーキット専用のレーシングカーではなく、ナンバー付のレース参戦用車両であるTOYOTA 86「86Racing」もしくは、SUBARU BRZ「RA Racing」、そして国内Aライセンスがあれば参戦可能。

20141222_02_02SUBARU BRZ「RA Racing」

2015年からは、より多くのクルマ好きが参加できるよう、プロドライバーとアマチュアドライバーが参戦できる「プロフェッショナル」シリーズと、アマチュアドライバーしか参加できない「クラブマン」シリーズの2シリーズ制となっています。

2015年度は全国7か所のサーキットで全8戦が開催され、のべ593台、1大会平均74台が参戦するという盛況ぶりです。

(塚田勝弘)

BMWのオペレーターサービスを2017年1月まで6500円で提供! 月額130円のお試しも用意

2013年9月に導入された輸入車初の本格的なテレマティクス・サービスである「BMWコネクテッド・ドライブ」。2016年4月末時点で、同サービスを搭載したBMW車の累計販売台数は10万台を突破しているそうです。

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なお、BMWのテレマティクス・サービス「BMWコネクテッド・ドライブ」には、無料サービスと、有料の「BMWコネクテッド・ドライブ・プレミアム」があります。

「BMWコネクテッド・ドライブ」のサービスをウェブ上で購入できる「BMWコネクテッド・ドライブ・ストア」において、BMWの創立100周年を記念した特別キャンペーンが実施されています。

今回のキャンペーンは、「BMWコネクテッド・ドライブ」の中からオペレーターによる有料サービスが特別価格で提供されるのが目玉。

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ドライバーの代わりにナビの目的地検索や設定を行ってくれる「BMWドライバー・サポート・デスク」を2017年1月末までの期間限定で1年間のサービス利用を6500円の特別価格で受けられるというものです(なお、通常の1年間の料金は1万3000円)。

また、同キャンペーンの開始に併せて「BMWドライバー・サポート・デスク」のお試し体験として、わずか130円で1か月間利用できるサービスも追加されています。

私もテストする機会がありましたが、通信を使う分とオペレーターが検索する分、少しタイムラグがあるものの、グルメスポットの検索など、すぐに探す必要がなければ十分に実用になります。コンシェルジュ的にドライブに寄り添ってくれる「BMWドライバー・サポート・デスク」を試してみるのもいいかもしれません。

(塚田勝弘)

新型トヨタ・プリウスPHVの発売延期が決定。その理由とは?

トヨタ・プリウスPHVの新型モデルは、国内では2016年6月に開催された「スマートコミュニティJapan 2016」において初めて日本仕様が披露されました。

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新型プリウスPHVは、モーターだけで60kmと、現行型(26.4km)の2倍超となる走行距離を目標値に掲げ、さらに、EV走行時の最高速度も100km/hから時速135kmまで引き上げられています。

気になる燃費(JC08モード走行ハイブリッド燃費)も従来型の31.6km/Lから37km/Lに向上。なお、素の新型プリウスは燃費スペシャルのS(2WD)が37.2km/L、4WDのE-Four「S」が34.0km/Lとなっています。

ほかにも、ソーラー充電システム(日本、欧州仕様のみ)を搭載しているほか、急速充電機能(日本仕様のみ)や、11.6インチ大型ディスプレイを備えるなど、トヨタMIRAIには手が届かない、インフラ面からも現実的ではないけれど、気になる存在という方も多いはず。

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見どころ満載の新型プリウスPHVの発売は、今秋頃の予定とされていましたが、今冬に少しずれ込んだそうで、ティザーサイトの表示も今冬と変更されています。

発売延期の理由は、部品供給などの生産面なのか、市販車での性能達成までもう少し時間が掛かるのかなど技術面なのか、いくつか考えられます。詳細は明らかにされていませんが、後者は少し考えにくいですね。

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なお、プレスリリースによると、

「今回モデルチェンジ予定の新型車は、4代目プリウスをベースとしながら、EV走行距離の大幅拡大や先進的なデザインの採用など、お客様がPHVに求められる要望に応えることで、電気を活用した新しいカーライフスタイルを提案できるクルマを目指し開発に取り組んでまいりました。今回、お客様により良いクルマを着実にお届けするため、発売時期を延期することを決定しました。何卒ご理解賜りますようお願いいたします」

とアナウンスされており、さらに性能を上げるのか、先述したように目標値に達していないのか明確には分かりません。

「着実にお届けする」という言葉から、生産上の都合であり、新型プリウスPHVに殺到するであろうオーダーに対応する体制強化であることを願いたいものです。

(文/写真 塚田勝弘)

新入社員に指摘されていた三菱自動車の燃費不正問題

記者会見や一部報道でも周知のとおり、三菱自動車による燃費不正問題で、外部有識者のみで構成される特別調査委員会による報告書が8月2日に公表されました。

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なお、特別調査委員会は、渡辺恵一委員長(元東京高検検事長)、元トヨタ理事でハイブリッド開発統括の八重樫武久委員、坂田吉郎委員(弁護士)、吉野弦太(弁護士)の4人です。

調査報告書によると、同社は遅くとも1991年(平成3年)頃から型式指定審査のため、法令である惰行法によって走行抵抗を測定することなく、開発段階における動力性能実験に付随する高速惰行法によって測定済みの走行抵抗のデータを流用。

そして、惰行法によって走行抵抗を測定したかのような体裁として負荷設定記録を作成して運輸省(当時)に提出し、型式指定審査を受けるようになっていました。

三菱自動車はその後、今回の燃費不正問題が発覚するまで約25年にもわたり、ほぼすべての車種について同様の方法で負荷設定記録を作成して、型式指定審査を受けていたと指摘しています。

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報告書の中では、リコール隠しによる多数の人材流出なども指摘されていますが、中でも注目なのが極めてコンプライアンス意識の低下が続いていた状況。

とくに、驚くべきは、2005年(平成17年)2月18日に開催されたという「新人提言書発表会」において走行抵抗測定方法の問題が取り上げられ、「国仕向け自動車の型式指定審の際に使用する走行抵抗は、惰行法によって測定するというのが法規の定めであり、法規にって惰行法を用いるべきである旨の提言が、時の新人社員からなされた」と、新入社員から突っ込まれたという点です。しかし、その後も同社の運用は改められていません。

今後の復活は日産自動車のサポートも重要ですが、改めて企業風土の刷新は難しいことと感じさせられます。今度こそ自浄力が働くでしょうか。

(塚田勝弘)

日産フェアレディZ次世代型、2017年東京モーターショーで登場か!?

一時は存続も危ぶまれた、日産のピュアスポーツ『フェアレディZ』次世代「Z35型」に関するリポートが、レンダリングスケッチと共に欧州から届きました。

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昨年までの情報では、コンポーネンツからパワーユニットまで、メルセデスベンツと共有するという情報もありましたが、やはり日産独自のスポーツモデルとしてデビューが濃厚となっています。

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パワーユニットは、最高馬力400psが見込まれる日産の新世代3リットル「VR30DETT型」V6DOHCツインターボエンジンの可能性高いようです。

フロントマスクはメッキVモーショングリルに現行モデルのブーメランヘッドライトとは異なる、鋭く釣り上がるヘッドライトや迫力を増すパワーバルジも描かれています。

ワールドプレミアは2017年東京モーターショーが有力で、2018年からの発売が予想されています。

(APOLLO)

夏のドライブにおすすめ!都内から行きやすい滝名所5選

暑い夏は少しでも涼しさを感じたいですよね。そんな夏におすすめなドライブ先が滝。少しでも暑さを忘れられる場所でもあり、自然豊かな場所がとても多いですよ。

■幅150mにも及ぶ滝「白糸の滝」

場所は静岡県富士宮市です。まるで絹糸のような落ち具合から「白糸の滝」と名づけられました。約150mの岩壁に沿って流れ落ちる1本1本の滝は絶景そのもの。ここまで幅広い滝を見れることはなかなかできません。そのダイナミックさには思わず目を奪われること間違いなしかと思います。

■日本の滝百選と日本三名瀑にも選ばれている「袋田の滝」

場所は茨城県大子町になります。夏は虹が架かることもあり、自然ならではのコラボレーションを見ることも可能です。4段になっている岩壁から流れ落ちるため「四度の滝」という別名もあります。高さ約120mから流れ落ちてくる滝の迫力は圧巻そのものです。

■神秘的な雰囲気溢れる秘境「濃溝の滝」

場所は千葉県君津市です。実は清水渓流公園内にある滝とのことで、意外な場所にあるというのも話題。その濃溝の滝の魅力といえば、公園内にあるとは思えないほどの神秘的な空間。あの人気アニメーション映画でもあるジブリに登場するような世界観と話題です。特に朝方には朝日が差し込むため、おすすめの時間帯。

■川が裂けているように見える「吹割の滝」

場所は群馬県沼田市になります。「東洋のナイアガラ」と呼ばれているほど迫力満点の滝でもあり、国の天然記念物です。近くで見ることもできますが、第1観瀑台では滝を高い位置から見ることができ、間近で見るのとは違った迫力を感じることができますよ。

■華厳の滝以外の栃木県名物滝「竜頭の滝」

場所は栃木県日光市です。栃木県と言えば「華厳の滝」が有名ですが、日光周辺には多くの滝があります。2つの岩から流れてくれるその滝は、まるで竜の頭のように見えるためその名がなづけられました。上からは展望台、下から茶屋から眺めるなど様々な見方をすることができます。

都会の喧騒や暑さを少しでも忘れるために、滝はおすすめの観光スポットでもありますよ。

(鈴木 唯)

実は危険!真夏の車内に置いてはいけない物

気温が急上昇する真夏の車内。日が直接当たる屋外に駐車してあるクルマの中の温度は想像以上の温度です。

猛暑日とも言われる気温が35度を超える場合は、車内の温度が50度以上になっている場合も。そんな車内に放置しておくと危険なものを紹介します。

■日常生活に欠かせない「スマートフォン・パソコン」

電子機器でもあるこれらは、動作可能温度が40度程度までとなっており、それ以上の耐熱機能は持っていません。むしろ熱にはとても弱いもの。バッテリーが異常消耗したり、故障することもあるので真夏の車内放置はやめておきましょう。

■炭酸飲料入りの「ペットボトル」

暑い夏は喉も渇きやすく水分を積極的に取りたくなりますよね。つい車内に置きっぱなんていう経験がある人もいるのではないでしょうか。最近よく飲まれている炭酸水などの炭酸飲料は暑さで炭酸ガスの圧力が上がりやすくなるため暴発する危険性があります。

■喫煙者は注意!「ガスライター」

こちらも暑さでガスが膨張し爆発する可能性があります。車内のガラスを割るほどの威力を発揮することも。可燃性ガスのため、最悪の場合はクルマの火災発生に繋がることもあります。喫煙者ならついやってしまいがちですが、非常に危険なので必ず持ち歩きましょう。

■意外と車内に常備しがち!?「スプレー缶」

車内のにおい消しや冷却のため、スプレー缶を車内に置いている人は結構多いと思います。そんなスプレー缶には高圧ガスが充填されているので、気温が上がれば爆発する危険性も。車内に置く場合は日が当たりにくい場所に置いておき、使わない場合は車内に常備しないようにしましょう。

■電解液が溶出する!?「電池を使った電化製品」

電池を使う電化製品をクルマに置いていることもありますよね。その電化製品の電池にも気をつけましょう。電池が液漏れを起こしてしまう可能性があります。

何気なく今までに車内に放置していたものもあると思います。内容物が流出したり、容器が破裂するとクルマが使用できなくなってしまい、手痛い出費を被ってしまいます。夏の時期は特に気をつけましょう。

(鈴木 唯)

トヨタの上半期世界販売は約500万台、VWが12万台リードで首位に

トヨタ自動車が7月28日に今年上半期の世界販売台数を発表しました。

それによると、ダイハツ、日野を含むグループの世界販売台数は499.2万台(前年同期比-0.6%減)となっています。

TOYOTA

トヨタは4月の熊本地震の影響で生産停止を強いられたものの、6月には国内生産が29.8万台(前年同月比+4.2%増)と、2ヶ月連続で前年実績を上回わるまでに回復。

国内販売についてもプリウスの新車効果も手伝って、6月には14.3万台(同+7.9%増)と、4ヶ月連続の前年増となっており、上半期の世界販売は前年並みの451.2万台となっています。

TOYOTA_PRIUS

反面、傘下のダイハツは軽自動車の国内販売不振が響いて、上半期の世界販売が39.6万台(同-7.1%減)と苦戦。

一方、VWグループはVWブランドが排ガス不正問題で前年割れしたものの、傘下のアウディやシュコダ、ポルシェの好調に支えられ、上半期の世界販売台数では511.7万台(+1.5%増)と、トヨタに12.5万台の差をつける結果となっています。

トヨタ自動車も下半期での巻き返しに向け、熊本地震などに伴う減産分の挽回に本腰を入れており、通年での世界販売台数の首位維持に期待がかかります。

Avanti Yasunori・画像:トヨタ自動車)

【関連記事】

地震による減産から復調!トヨタの5月国内生産が12.4%増
http://clicccar.com/2016/06/30/382526/

トヨタ自動車の4月生産、地震の影響で国内生産18.8%減!
http://clicccar.com/2016/06/03/376246

世界一決定戦への出場権も得られる!! マツダが新レース「GLOBAL MX-5 CUP JAPAN」への協賛を発表 

「ロードスター・パーティレース」など、ロードスターにとってワンメークレースは欠かせないものになっていますが、現行型も「世界統一戦」というべき新しい参加型モータースポーツが明言されていました。

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2015年から開始された「プロジェクトWOMEN IN MOTORSPORT(ウィメン・イン・モータースポーツ)」は、モータースポーツ界での女性の活躍を推進すべく、「Mazda Women in Motorsport Project 2016」として今年も継続されます。

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また、ドライビングレッスン「Be a driver. マツダ・ドライビング・アカデミー」は従来の岡山国際サーキット、富士スピードウェイに加えて、東北・九州のオーナーも体験できるように開催地域を拡大。

さらに、参加型モータースポーツ「ロードスター・パーティレースIII」には、新型ロードスター(ND型)NR-Aクラスを新設。そして、2016年8月1日、MX-5(ロードスター)をベースにした世界統一仕様レース車による新レースイベント「GLOBAL MX-5 CUP JAPAN(主管:ビースポーツ)」協賛をマツダが発表しました。

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同日からキャロッセにて同レース車両の受注販売を開始し、2017年からは国内全5戦のシリーズ戦が行われます。さらに、シリーズ戦績上位ドライバーは、2017年以降にマツダレースウェイ・ラグナ・セカ(米国カルフォルニア州モントレー)で開催予定の世界一決定戦への出場権が与えられるというのが最大のポイント。

冒頭で紹介したように、国内モータースポーツにおいてはロードスターのナンバー付車両で気軽に参加できる「ロードスターパーティレース」などに協賛してきたマツダ。

さらに、ハイレベルなステージとして2017年から開催される 「GLOBAL MX-5 CUP JAPAN」への協賛も行われます。なお、「GLOBAL MX-5 CUP」レースは、世界に先駆けて今年から米国で開催されており、順次日本(GLOBAL MX-5 CUP JAPAN)や欧州など各地に展開していきます。

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同レースは、スリックタイヤを装着した純粋なレース仕様の車両を使い、毎戦異なるサーキットを舞台に単独で45分間の決勝レースを競う、ドライバーの技量が試される本格的なスプリントレース。可能な限り性能差が生じないよう指定部品の管理を徹底し、ドライバー搭乗時の重量まで調整を行うなどイコールコンディションの下でレースを実施。

レース車両の仕様と競技ルールを世界同一とすることで、公平な環境で、世界一のMX-5レーサーを目指す機会を提供するというマツダ(ロードスター)。日本を代表するスポーツカーが新しいステージに上がるきっかけになるかもしれません。

(塚田勝弘)

スバルが米国生産累計300万台を約27年で達成!

アメリカ北部を中心に好調な販売だというスバル。2016年7月28日(米国時間)には、米国での生産が累計台数 300万台に到達したそうです。

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1989年9月、米国インディアナ州の「スバル・いすゞオートモーティブ インク(現スバル オブ インディアナ オートモーティブ インク、以下 SIA)」において初代レガシィの生産を開始して以来、26年10か月での達成です。

現在のSIAでは、「レガシィ(1989年〜)」と「アウトバック(1995年〜)」が生産されていますが、過去には「バハ(2002年〜2006年)」「トライベッカ(2005年〜2014年)」を生産していたこともあります。

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アメリカでの販売は、近年は「売るクルマがないほど好調」という状況もある中、SIA では継続して能力増強投資を実施。

標準操業における生産能力を2016年3月末の218千台から 、2016年末には394千台、2018年度には436千台へ引き上げていくそうです。

これにより2016年内にも新たにインプレッサの生産を開始。2018年には多人数SUVの生産を追加する予定としています。

これらの生産車は、主に米国・カナダで販売されていて、2015年暦年でのスバル車の生産台数は、過去最高の228,804台(対前年比+18.5%)となっています。

これにより、スバル車のシェアはかつての1%程度から4%程度に急拡大しています。新型インプレッサの生産開始で、今後さらにアメリカでの人気が高まるかもしれません。

(塚田勝弘)

大事件!? シューズにシャンパン入れリカルドが飲んじゃった!【2016 F1第12戦ドイツGP】

7月31日(日)2016 F1 第12戦ドイツGPがホッケンハイムリンク(全長4,574km、周回数67周)で開催されました。

スタンドには多くのファンの方が集まり、応援しているドライバーのフラッグを掲げたりチームウェアやキャップを身に着けたりと、2年振りのドイツGPを心から楽しんでいるように感じられました(^^

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母国GPでポールポジションを獲得したニコ・ロズベルグ選手(メルセデス)ですが、スタートに失敗し4番手まで後退……。逆に、最高のスタートを切ったチームメイトのルイス・ハミルトン選手(メルセデス)は、ロズベルグ選手を抜き1番手でオープニングラップを駆け抜けていきました。

2番手、3番手にはレッドブルのマックス・フェルスタッペン選手、ダニエル・リカルド選手が続きます。

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2回目のピットアウト後、ヘアピンで外側にまわったフェルスタッペン選手のインを突いたロズベルグ選手が追い抜いたのですが、フェルスタッペン選手をコース外に押し出してしまい、ロズベルグ選手に5秒のタイムペナルティが科せられてしまいます。

母国GPでポールポジションを獲得し、ファンの方もロズベルグ選手の優勝を期待していたはず。でも、レースでは散々な結果となってしまいました(涙)。やはり、母国GPというプレッシャーは相当なものだったのでしょうね。

F1ドライバーはドライビングテクニックだけでなくメンタルも強くなければいけない、過酷なスポーツだと改めて思いました。

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レッドブルはチーム内でタイヤ戦略を変え、フェルスタッペン選手はSS(スーパーソフト)→S(ソフト)→S→SS、リカルド選手はSS→S→SS→SSに履き変えました。結果、2回目のピットインでスーパーソフトになったリカルド選手は、チームの指示でソフトを履くフェルスタッペン選手をパス。2位リカルド選手、3位フェルスタッペン選手でチェッカーを受けました。

せっかく前を走っていたのに、チームの指示で順位を落とすことになってしまったフェルスタッペン選手。大丈夫かなと心配していたのですが、ポディウムで行われたインタビューでは「それぞれストラテージが違った。チームとしては、2位3位になれて良かった。Wポディウムを今回目指していたし、フェラーリより多くポイントをとれて満足している。」と笑顔で話していたので一安心!

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ドイツGPの優勝を獲得したのは、スタートから最後まで完璧な走りだったハミルトン選手。ポディウムでは優勝トロフィーにシャンパンを入れて飲んだりと、やることがかっこよすぎです!

そんな姿を見てリカルド選手は何を思ったのか、自分のレーシングシューズにシャンパンを入れ飲み始めたではありませんか!! 陽気なリカルド選手はとっても魅力的ですが、レーシングシューズでシャンパンを飲むってどうなのでしょうか……。新品であったことを祈るばかりです(笑)。

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F1はこれから約1カ月の夏休みに入ります。次戦は8月26日(日)にベルギーの伝統サーキット、スパ・フランコルシャンで開催されます。

ドイツGPでコンストラクターズポイントをフェラーリから逆転し2位となったレッドブルがメルセデスにどこまで追いつけるのか、それともフェラーリが追い返してくるのか、今後のレース展開も楽しみですね!

ドイツGPリザルトは以下の通りです(ポイント圏内のみ)。

順位/No./ドライバー/チーム
1/#44/ルイス・ハミルトン/メルセデス
2/#3/ダニエル・リカルド/レッドブル
3/#33/マックス・フェルスタッペン/レッドブル
4/#6/ニコ・ロズベルグ/メルセデス
5/#5/セバスチャン・ベッテル/フェラーリ
6/#7/キミ・ライコネン/フェラーリ
7/#27/ニコ・ヒュルケンベルグ/フォース・インディア
8/#22/ジェンソン・バトン/マクラーレン
9/#77/バルテリ・ボッタス/ウィリアムズ
10/#11/セルジオ・ペレス/フォースインディア

(yuri)

夏のドライブデート。こんな男性は嫌われる!?

夏のデートに女性をドライブに誘う男性も多いと思います。せっかくのデートを失敗に終わらせたくないですよね。

今回は女性が引いてしまう、ドライブデート中の男性の行動を紹介していきます。

■暑いからといってエアコンをガンガン入れる!

「冷え性だからエアコンの入れすぎは寒く感じる」といった女性もいます。自分が暑いからといってエアコンの入れすぎは控えましょう。男女では感じる気温が違うため、彼女に「寒くない?」「暑くない?」と気のきいた言葉をかけてあげるといいですよ。

■急発進・急ブレーキなどが多い

同乗者はかなりの恐怖を感じるものです。下手をすると「危なっかしい運転をする人」というマイナスのイメージを与えてしまいます。緊急時のときは仕方がありませんが、非常時以外は急発進や急ブレーキはしないよう、余裕をもった運転をしましょう。

■話をまったく聞いてくれない人

ドライブデート中の楽しみと言えば車内での会話。女性は話を聞いてもらうのは好きな人が多いです。ですが、まったく話を聞いてくれず、ましてや自分の話ばかりされても女性は飽きてしまいます。女性の話に耳を傾けることも大事ですよ。

■休憩がまったくないドライブ

ドライブと言えどもたまに外の空気を吸いたくなったりしますよね。ずっと座りっぱなしというのも疲れるものです。特にお手洗いに関しては女性から言い出しにくかったりします。男性から「少しクルマを停める?」など、さりげなく聞いてあげると好印象ですよ。

■自分好みの音楽だけをかける

ドライブに音楽は欠かせないもの。前もって彼女に事前リサーチできているといいですが、リサーチできていない場合は夏ドライブの定番ものを流すといいでしょう。自分好みものを流しても、彼女は好きではジャンルかもしれません。それだけで彼女につまらないドライブといった印象を与えてしまうこともありますよ。

女性とのドライブデートの際は、なによりも相手への気遣いが大事です。

(鈴木 唯)

こいつは一体何なんだ!? 水陸両用のスーパーバイク「BISKI」

水陸両用の車やバイクってスパイ映画などではよく出てきますよね。なかには自作している人もいますが、完璧な物は多くは存在しません。

しかし、海外の「GIBBS」という会社が発表している「BISKI」はかなりしっかりした水陸両用バイク。今回はその全貌を紹介します!

このBISKIというバイク、見た目はスクータータイプのちょっとデカめのバイク。ロードでは最高速129kmとかなり走れる方のスクーターのようです。

しかし、ボタンを押すとロードバイクから一変!タイヤが格納されてジェットスキーに変身できるんです!

しかも水上での機動性も抜群で最高速は60kmだとか。まんまスパイ映画に出てくるようなスーパーマシンですね!

実はこのBISKIを作っている会社「GIBBS」では、ほかにも水陸両用バギーなどを作っている会社。

BISKIはあくまでコンセプトモデルのようなもので販売は今のところ未定だとか。しかし、これが発売されたらバイクの楽しさがかなり広がりそうですよね!

もちろんそこら辺の川や海では使えませんが、場所を選んで使えばかなり楽しめそう。

バイクは路面の上を走るもの、という概念を覆してくれる近未来のバイク「BISKI」でした!

(ライター:佐藤 快/Moto Be バイクの遊び方を提案するWEBマガジン

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マレーシア・プロドゥアの新型車は「軽自動車」由来の4ドアセダン?

ダイハツのマレーシアにおける合弁企業プロドゥアが、新・国民車となる「BEZZA(ベザ)」を発売開始しました。

マレーシア語で『従来と違う』という意味になる造語が車名の由来という、この新型車は、開発をプロドゥアが担当した初めてのモデルになるといいます。

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といっても、同社が開発を担当したのは、スタイリングとアッパーボディ。車体の基本となるプラットフォームはダイハツの軽自動車ノウハウを元にしたグローバルAセグメントプラットフォームを活用したものだということです。

つまり、プロドゥア・ベザはグローバルには最小カテゴリーとなるAセグメントの4ドアセダンというわけです。

とはいえ、Aセグメントでありながら、最大500リッターの容量を誇るトランクを持つなど、セグメント以上のサイズ感となるプロドゥア・ベザ。そのスリーサイズは全長4150mm、全幅1620mm、全高1510mmとなっています。

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エンジンは、1.0リッター「1KR-VE」と1.3リッター「1NR-VE」を搭載します。後者は、新工場を建て、現地生産するというのもニュースのひとつです。

さらに軽自動車にも採用されるアイドリングストップ機能「eco IDLE」を搭載するなど、燃費性能も考慮したことで、マレーシアのエコカー政策となるEEV(エナジー・エフィシエント・ビークル)に適合しているというのもセールスポイント。なお、1.3リッター車の燃費性能は22.8km/Lと発表されています。

分割可倒リヤシートの中央にヘッドレストが確認できない点や、ATが4速にとどまっている点などはASEAN向けのAセグメントカーという印象も受けますが、いかにも立派な内外装は、一見しただけではAセグメントとは思えないたたずまいといえるのではないでしょうか。

なお、現地価格は99万〜135万円(1RM=26.5円換算)といいます。マレーシアではアフォーダブルという価格帯は、日本においても、けっして安くはありません。ダイハツ・パッソなど日本のAセグメントカーとかぶる価格帯になっているのも時代の流れを感じさせます。

(山本晋也)

「プラス2」の後席を持つスバルBRZの走りはどこまで引き上げられたか?

マツダの初代ロードスターの登場が世界的に熱気を持って迎えられたのは、デザインや価格などはもちろん、誰もが気軽にスポーツカーを楽しめるというのが大きかったはずです。

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ワインディングやサーキットでなくても、街中の交差点をひとつ曲がるだけでも楽しい。こんなモデルはスポーツカーに限らず、走りを楽しむ人から歓迎されます。

とくにスポーツカーに大切な旋回性能は、ボディサイズや重量、足まわりのセッティングなど多様な要素により決まりますが、全長やホイールベースの長さが大切です。

トヨタ86/BRZは、ドライバーをより低く座らせるだけでなく、ドライバーを中心に回転するような設計がされていますが、2570mmという長すぎるホイールベースは心地よい旋回性能という面では、物理的な限界も感じさせるところ。

なお、ひと回り以上小さなマツダ・ロードスターは2310mm。

商品企画上、「プラス2」のリヤシートが不可欠なのは理解できるにしても、純粋に走りを楽しむなら「後席要らないかも」と思わされることも。

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そうはいっても与えられた条件下でのハンドリング向上は、スポーティ志向のユーザーも振り向かせるためには欠かせないはず。

ビッグマイナーチェンジを受けたスバルBRZは、乗り心地と操縦安定性の両立という、相反するメニューが掲げられ、ダンパーやコイルスプリングのチューニング、リヤスタビ径のアップ、車体剛性強化、EPS(電動パワーステアリング)のチューニングなどが盛り込まれています。

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さらに、サスペンションセッテイングにより、横滑り防止装置であるVDC介入のタイミングを最適化し、スピン回避のため「利けばいい」というレベルから進化。

とくに「Track」モードを追加し、車両コントロール領域を拡大し、通常モードよりもドライバーによるコントロール性を重視するなど、介入のしきい値が変更されています。

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公道の普段使いでは、「Track」モードにはせずに、基本制御が変更されたVDCによる安定感と安心感のある走りを楽しみ、サーキットであればまさに「Track」モードで徹底してコーナーを攻める、そんなメリハリのあるハンドリングが楽しめるのが最新のスバルBRZといえそうです。

(文/塚田勝弘・写真/森山良雄)

ジャガー・ランドローバーが100台以上のコネクテッド自律運転車両を投入して目指す世界とは?

オンロードだけでなく、オフロードでの自動運転技術の開発を推進しているジャガー・ランドローバー。

今後4年間、「コネクテッド自律運転車両(CAV:Connected Autonomous Vehicle)」の技術開発とテストに、100台を超える研究用車両を活用する計画を明らかにしました。

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2016年後半にも本社コベントリーとソリハル周辺の高速道路と市街地に設けられた41マイル(約65km)の新しいテスト用ルートを、研究用車両で走行させる予定だそうです。

初期段階では、車車間通信と、車両とインフラ間の路車間通信を使い、車両間の相互通信はもちろん、道路沿いの標識、道路情報掲示板、信号との通信を可能にするというもの。

将来的には車両間のデータを共有し、複数のコネクテッド・カーが連携し合うことで、車線変更や交差点の通行をより容易に、安全にするとしています。

具体的な技術として「ROADWORK ASSIST(ロードワーク・アシスト)」を搭載。

前向きに設置されたステレオカメラを使い、前方道路の3Dビューを生成し、高度な画像処理ソフトウエアと連携させることで、コーンや障害物を認識することが可能。

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同システムにより、車両が道路工事の開始地点に接近していることを検知し、込み入った建設現場や一方通行道路があることを知らせます。わずかな力でステアリング操作をアシストし、ドライバーが車線中央を走行し続けることができるようにサポートするものです。

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また、無線信号を使用し、車両間で関連データを送受信するデバイスをテストする研究プロジェクトの一環である「OVER THE HORIZON WARNING(視野外警告)」も実施されます。

車両が独立して通信し、ドライバーと自律運転車両に見通しが悪く、目視できない場所にある危険や障害物を警告。

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ほかにも、車両を減速か停止させることで、ほかの車両に危険が生じる場合、付近の車両に「Hazard Ahead(前方危険)」警告を送信する機能も搭載されます。

また、コネクテッド技術を搭載した緊急車両が周囲の車両と通信し、ドライバーが警告灯やサイレンに気が付くよりも先に、緊急車両に搭載されたデバイスがその接近を配信する機能なども開発項目に入っています。

これらが実現すると完全自動運転車両も現実味を帯びてくるように感じさせますが、手動運転車両、部分自動運転車両、完全自動運転車両の混在期間をどう運用していくかなど、課題は山積しているのは間違いないでしょう。

(塚田勝弘)

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ジャガー・ランドローバーはあらゆるオフロードを走破できる「オールテレイン自律運転技術」を目指す
http://clicccar.com/?p=389415

【SUPER GT2016】大混戦のGT300。86、ランボを抑えて勝ったのはプリウス!

7月23〜24日にスポーツランドSUGOで開催された「2016 AUTOBACS SUPER GT Round4 SUGO GT 300km RACE」。GT300クラスもめまぐるしく順位が入れ替わる激しい戦いが展開されました。

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7月24日の朝のフリー走行までウェットコンディションでしたが、ウォームアップ走行では完全にドライ路面。グリッドに並ぶときには全車スリックタイヤを装着しています。

そして決勝。ポールポジションの25番 VivaC 86 MC 土屋武士選手がホールショットを獲りますが、2番手には予選3位だった61番 SUBARU BRZ R&D SPORT 山内英輝選手が素晴らしいスタートを決め、 31番 TOYOTA PRIUS apr GT 嵯峨宏紀選手を抜き去り第2コーナー立ち上がりでは2位に浮上します。

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トップで先行するVivaC 86 MCとSUBARU BRZ R&D SPORTの差は徐々に開いていきます。そして3番手を走行する31番 TOYOTA PRIUS apr GTの背後には11番GAINER TANAX AMG GT3 ビヨン・ビルドハイム選手が迫ります。

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順風満帆に見えたVivaC 86 MCですが、GT300の25周目の最終コーナーで5番マッハ車検 MC86 山下潤一郎選手がクラッシュ。セーフティーカーの導入となり、VivaC 86 MCが築き上げた8秒のアドヴァンテージが振り出しに戻ってしまいます。

今年からセーフティーカー導入時のピットインが制限されていますが、タイミング的には各チームとも通常のピットインをするタイミングではなかったために混乱は免れました。

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レースが再開されたのが30周目、ピットオープンは29周目となり、まず4位まで順位を下げてしまった31番 TOYOTA PRIUS apr GTと7位だった7位の4番 グッドスマイル 初音ミク AMGが早めのピットイン。PRIUSは中山雄一選手に、初音ミクは谷口信輝選手にチェンジ。

そして30周目にはSUBARU BRZ R&D SPORTがピットイン。続いて31周目にトップだったVivaC 86 MCが入ります。BRZは井口卓人選手に、VivaC 86 MCは松井孝允にチェンジ。

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このピットインでVivaC 86 MCは左側のタイヤのみを交換で作業時間を短縮。しかしそれ以上に勝負に出たのが88番マネパ ランボルギーニ GT3で、織戸学選手にチェンジする際、タイヤ無交換作戦に出ます。これが功を奏してか、全車が規定のピットインを終わらせる頃にはトップに立っていたのです。

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2番手には18番 UPGARAGE BANDOH 86 山田真之亮選手がきますが、マネパランボルギーニとの差は7秒以上。そのUPGARAGEに噛み付いたのがVivaC 86 MC。

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その後も31番PRIUSに抜かれ、徐々に順位を落としていきます。

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そしてタイヤの消耗で若干ペースの鈍ったマネパランボルギーニにVivaC 86 MCとPRIUSが迫り、3台が絡んだトップ争いを展開。しかしタイヤが消耗したからといっても、そこは織戸学選手。そうやすやすとはトップを譲りません。

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マネパランボルギーニの織戸選手とVivaC 86 MCの松井選手のデッドヒートにGT500マシンが絡んできたちょっとした瞬間、62周目のハイポイントでPRIUSの中山選手がVivaC 86 MCに勝負をかけ2位に浮上。

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そして63周目でマネパランボルギーニも抜き去りトップに躍り出ます。

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そして激しい攻防の末、VivaC 86 MCの松井選手はマネパランボルギーニを攻略し、再び2位に浮上。マネパランボルギーニはこのあたりでタイヤが尽きてしまったのか、その後もずるずると順位を落としていきます。

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VivaC 86 MCが2位に浮上したその背後には、3位に上がってきたSUBARU BRZ R&D SPORTとGAINER TANAX AMG GT3が激しい追い上げを見せて迫ります。

このまま2位争いにもつれ込むのか?という、71周目の最終コーナーで8番手まで落ちていた UPGARAGE BANDOH 86が最終コーナーでクラッシュ!激しくスポンジバリアを蹴散らし、修復のために赤旗が掲示され、その段階でレースが終了となります。

悲喜こもごものレース終了となったが、これもSUGOの魔物の仕業なのでしょうか。

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優勝は31番 TOYOTA PRIUS apr GT 、2位にVivaC 86 MC、3位にSUBARU BRZ R&D SPORTとなり、JAF GT勢が表彰台を独占するカタチとなりました。

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ここまでノーポイントだった31番 TOYOTA PRIUS apr GTが20ポイント獲得で一気にドライバーポイントランキング3位に浮上。

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2位となったVivaC 86 MCはドライバーポイントランキング首位となり、チャンピオン争いも面白くなってきています。

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次戦は8月6〜7日の富士スピードウェイ「2016 AUTOBACS SUPER GT Round5 FUJI GT 300km RACE」。真夏の300kmはドラマの多いレースとなるでしょう。

(写真:吉見幸夫 文:松永和浩)

【F1速報×F1女子~ハンガリーGP号~】有名な「ベッテルの黒表紙のノート」には何が書かれているの!?

過去最多の全21戦で行われる、F1 2016年シーズン。11戦目のハンガリーGPが終わり、いよいよシーズン折り返し地点に突入しました。時が経つのは早い!

ハンガリーGPは、メルセデスのルイス・ハミルトン選手が完璧な走りで今季5勝目を獲得。最大のライバルであるチームメイトのニコ・ロズベルグ選手に、ドライバーズランキングで6ポイント差をつけ逆転しました。

今後のチャンピオンシップ争いがますます面白くなってきましたよね。

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7月28日発売の「F1速報ハンガリーGP号」の表紙は優勝したハミルトン選手、もしくは久しぶりに表彰台に戻ってきたレッドブルのダニエル・リカルド選手かなと思っていたのですが、なんとフェラーリのセバスチャン・ベッテル選手ではありませんか! 笑顔がとっても素敵で、表紙買いするF1女子も多いはず!!

なぜベッテル選手が表紙なのか……。その秘密は後程(^^

まずは私の大好きなページから紹介します!

■100の質問 マックス・フェルスタッペン

F1ドライバーに100の質問をし、レースのことからプライベートのことまで根堀葉ほり聞いちゃうこちらのページ。今回はF1史上最年少優勝者、レッドブルのマックス・フェルスタッペン選手の登場です。

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100の質問のうち、面白い回答をいくつかピックアップしてみました。

Q.F1で一番の友達は?

「一番仲がいいのはカルロス(サインツJr)かな。最近はモナコ在住のドライバーと一緒に移動したりもするよ。」

Q.いま関心のあるニュースは?

「ツール・ド・フランスと他のモータースポーツをチェックしている。主にスポーツニュースだね。」

Q.無人島に行くとしたら、何を持って行く?

「そんなこと考えたこともなかった……。友達、家族、それとラクダ(笑)。」

Q.明日世界が滅亡するとしたら?

「ハチャメチャなことをするよ(笑)。」

ハチャメチャなことって、一体何をするつもりなのでしょうか(笑)。気になります。

■生粋の「レーシング・アニマル」

ハンガリーGP号の一番の見所といっても過言ではない、ベッテル選手の特集! なぜベッテル選手が表紙なのか納得できます。

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ベッテル選手のロングインタビューはもちろん、フェラーリチームスタッフやパフォーマンストレーナー、アライヘルメットサービスマンさらにはレッドブル時代、共に戦ってきたクリスチャン・ホーナー氏から見たベッテル選手についても書かれています。

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フェラーリにとってベッテル選手は「改良された新型ミハエルシューマッハー」ではないか。フェラーリのチーム代表、マウリツィオ・アリバベーネ氏は二人についてこう話してます。

「当時、私はまだフィリップ・モリスの社員だったが、フェラーリを担当していたのでミハエルのことはよく知っている。そして正直な話、セブを見ていると、ミハエルによく似ていることに、いまでも驚かされる。」

しかし、二人には明らかな違いもあるんだとか。

シューマッハもいまから20年ほど前にイタリア語のレッスンを受け始めたが、彼はいつの間にか興味を失ってしまった。ところが、ベッテルは最初の2週間でシューマッハーが熱心に学んでいた頃よりもずっと流暢にイタリア語を話せるようになり、その後も勉強を続けているのだ。

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国際映像で書いている姿を映されることもある、有名な「ベッテル選手の黒表紙のノート」についても書かれています。

亡き偉大なグラハム・ヒルと同じように、ベッテルはいつも一冊の黒表紙のノートを持ち歩き、マシンのセットアップの詳細などこと細かに書き記している。そうして、自分自身のデータバンクを構築しているのだ。

また、このノートについてアリバベーネ氏は微笑みながら

「もちろん、チームのなかでセブの黒表紙のノートを知らない者はいない。彼が熱心に何か書き込んでいるところを、皆見ているからね。ミーティングの時には、時々あのノートをめくりながらマシンの印象を伝えてくれる。あれこそが、彼の仕事への姿勢を端的に物語っていると思わないか? セブは信じられないほど正確で、几帳面な仕事をする若者だ。」

と語っています。

■伝説のF1王者ヘルメットコレクション

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4号連続特別付録ペーパークラフト第3弾は、フェルナンド・アロンソ選手とルイス・ハミルトン選手です! 共にチャンピオンを獲得した年のヘルメットで、ハミルトン選手は2015年仕様ですが、アロンソ選手は2005年仕様。懐かしー!!

ぜひゲットして、作ってみてくださいね。

(yuri)

エスティマのマイナーチェンジの背景に隠れているものとは?

1990年に初代モデルが登場し、7人乗りの大空間とエンジンを床下に置く特異なパッケージングから「天才タマゴ」の愛称で親しまれた「エスティマ」。

2000年には2代目、2006年には3代目へと進化を果たしてきました。

そんな3代目も今年で10周年。「そろそろフルモデルチェンジか?」と期待していた方も多いのではないでしょうか?

そして2016年6月、いよいよその時が……と思ったら、フルモデルチェンジではなく、なんと行なわれたのはマイナーチェンジ!?

しかし、肩を落とすことはありません。一般的にマイナーチェンジと聞くと内外装の化粧直しを想像しますが、「エスティマ」は見た目だけでなく中身も時代のニーズに合わせた抜本的な改革が行なわれているのです!!

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■「エスティマは大切にすべき」の想いが下した英断!!

そもそもフルモデルチェンジを行なわなかった要因のひとつに、「エスティマ」をはじめとしたデザイン系ミニバンの市場規模の縮小が挙げられます。

低床プラットフォームの採用で室内空間の広さをとことん追求した「ノア/ヴォクシー」をはじめ、高級サルーンに匹敵する質感を誇る「アルファード/ヴェルファイア」の好調を横目に、「エスティマ」はたとえフルモデルチェンジしても先行きが不透明だったそうです。

しかし、その一方で初代モデルから一貫する高効率パッケージとデザイン性など、それらが立派な個性として根付いていたのも事実。

国内だけでも40万台が保有されていることから、減少傾向だからといってスッパリと見切りをつけずに、多くのファンに向けて出した答えが今回のマイナーチェンジだったというわけです。

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■新グレード「アエラス スマート」設定、温もりあふれるベージュが心地よい

今回のマイナーチェンジに際してラインナップが見直されました。なかでも注目は新グレード「アエラス スマート」です。

かつて女性ライフスタイル誌「VERY」とコラボレーションした特別仕様車「VERYエディション」で得た知見を活かしたグレードで、ベージュもしくはホワイトのインテリアや紫外線(UV)を約99%カットするガラスを全面に採用するなど、女性が喜ぶ仕立てや機能が満載!

そのほかには、自動ブレーキと車線逸脱警報さらにオートマチックハイビームがセットの「トヨタ・セーフティ・センスC」を全車に標準装備。一部グレードには、走行時のボディのたわみを吸収するパフォーマンスダンパーを採用する点も注目です。

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より深く知りたい方にはこちらがおススメです。

(今 総一郎)

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スポーティなのに乗りやすくなった後期型スバルBRZ

トヨタ86、スバルBRZがビッグマイナーチェンジを受けて、後期型にスイッチしました。ここではスバルBRZについて走りの印象をお届けします。

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スバルBRZ(トヨタ86も)の使命のひとつに、20代など若年層にスポーツカーの魅力を届けるというものがあります。

BRZが2012年3月に発売されて以来、グローバル販売台数は約5万5000台、国内は約1万5000台だそうで、台数だけ聞くと物足りなく感じますが、BRZ/86の投入は「いま時の若者」に振り向いてもらい、さらに新型ロードスターの登場もあって国産クーペ/スペシャリティカーという絶滅しかけていたマーケットを活性化させているのは間違いないでしょう。

内・外装の質感向上とともに、新型スバルBRZで追求されているのはドライバビリティの向上。

MT仕様のエンジンは、アルミ化と赤ちぢみ塗装が施されたインテークマニホールドは、吸気脈動効果最大化を図るべくブランチ長最適化、ポート断面積の拡大などが盛り込まれています。

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こうした吸排気のフリクション低減などにより、最高出力は改良前の200ps/7000rpmから207ps/7000rpmに7psアップ。最大トルクも205Nm/6400-6600rpmから212Nm/6400-6800rpmに向上。

また、MTのファイナルギアも4.100から4.300に低くなっているほか、6速の耐久性向上も盛り込まれています。

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7ps/7Nmアップしたパワーとトルクにより、中低速域ではより扱いやすく、高速域では伸びやかさが増しているのは十分に感じられます。とくに、2000-4000rpm付近のトルク増強が利いている印象で、やや改良前モデルで感じられた線の細さは解消されています。

それだけでなく、エンジンレスポンスの高まりや高回転域の吹き上がりもシャープになっていますから街中から高速、ワインディングまで改良前よりも扱いやすく、しかも楽しめるパワートレーンになっているのは朗報。

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ほかにも操縦安定性や乗り心地の向上、新グレード「GT」の設定など見どころは満載となっているスバルBRZ。GTの追加もあってより幅広い層にアピールするスポーティモデルに仕上がっています。

(文/塚田勝弘 写真/森山良雄)

ドライバー必見!長時間ドライブでも眠くならない方法とは?

夏休みを利用して家族で旅行に行ったり、地方のイベントに行くために長時間ドライブをする機会もあると思います。そんな長時間ドライブでの心配が睡魔。

今回はドライブ時の眠気対策を紹介していきます。

■眠気覚ましドリンクを飲む

今やコンビニにも置かれている眠気覚ましドリンク。長距離ドライブの際は事前に購入しておくことがおすすめ。パーキングエリアなどでも置いてあることは多いですよ。またコーヒーのようなカフェインが含まれてるのも効果的です。

■思い切ってパーキングエリアで休憩

クルマから降りて外の空気を吸ったり、身体を伸ばしたり動かしたりするだけでもだいぶ違います。それでも目が覚めない場合は思い切って仮眠するのもありです。

■ガムを食べる

特にガムは効果的。ガムは噛み続けるため顎を長時間動かします。顎は動かすと脳を活性化させる働きを持っているため、眠気覚ましには効果的。刺激が強いガムでなくても効果があるので、自分好みのガムで大丈夫ですよ。

■窓を開ける

風を受けるだけでも刺激を受けますし、車内の換気にもなります。実は新鮮な空気を吸うことで脳が冴えやすくなるそうですよ。

■歌をうたう・同乗者とおしゃべり

1人ドライブの際はおすすめ。音楽に合わせて思いっきり歌うことによって、脳を覚ましましょう。大きな声を出すことによってストレス発散にもなりますよ。同乗者がいる場合は大きな声で歌うのは迷惑になってしまうので、2人以上の場合はおしゃべりがおすすめ。口を動かし続けることで目が覚めてきやすいですよ。

居眠り運転は死亡事故などの重大な事故を引き起こす危険なもの。眠気を感じたらこれらのことを実践して目を覚ましましょう。

(鈴木 唯)

現行最強の250?「ホンダ・CBR250RR」がかっこ良すぎ!

Hondaがついに250とは思えないほど本気すぎるバイク「CBR250RR」を投入しました。

最近の250クラスではありえないほど豪華なスペックとクールすぎるカラーリングです!

以前モーターショーの時にコンセプトモデルが発表され、話題を呼んでました。実際の製品もコンセプトモデルにかなり近い形になってますね!

ヘッドライトもバイク全体のフォルムを崩さず、ちょうどいい存在感。

テール周りもスマートにまとまっていてスーパースポーツ感がバリバリ感じられます!

コックピットも本格的。メーターなんてリッターバイク並みの作りこみです。

装備もかなり豪華で、まさかのSHOWA製倒立フロントフォークを採用。最近のオンロード250ではかなり珍しいと言えるでしょう。

エンジンは二気筒で構造を見る限り、かなりパワーが出ていそう…。

スロットル・バイ・ワイヤシステムというハイテク機能も導入され、乗り手の好みによって3つの設定でエンジン特性が変更可能に。

ミドルクラス界に衝撃を与えるバイクとなりました!

今回発表されたのはインドネシアのピー・ティ・アストラ・ホンダ・モーター(インドネシアのホンダです)。発売はインドネシアで2016年末を予定しています。

日本に入ってくる正式な発表はありませんが恐らく近年入ってくるでしょう!

公式のホンダホームページでは、新型CBRを舐めまわすように全体を見ることができます…。見れば見るほどかっこいいスポーツ流線フォルムです!

公式ページ:HONDA CBR Series

カラーリングは以下の3色。

・Anchor Greymetallic

・Mat Gunpowder Black Metallic

・Honda Racing Red

どれも先進的なカラーでライダーの心をぐっと掴んできます!

蛍光イエローが挿し色になっているAnchor Greymetallicもいいけど、Racing Redのまんまレースマシンみたいなかっこよさも捨てがたい…!

性能・カラーリングどちらもハイクオリティすぎるバイク。あと気になる乗り味ですね。日本発売がたまらなく楽しみです!

(ライター:佐藤 快/Moto Be バイクの遊び方を提案するWEBマガジン

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あらゆるオフロードを走破できる「オールテレイン自律運転技術」を目指すジャガー・ランドローバー

メルセデス・ベンツが最新のEクラスに一歩進んだ部分自動運転技術を投入するなど、まだ一部とはいえ市販車に自動運転技術が採用され始めています。

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先日、ジャガー・ランドローバーが「オールテレイン自律運転技術」のデモンストレーションを実施しました。

世界初のオフロードのデモンストレーションとして、2台のレンジローバー・スポーツを使用し、専用狭域通信技術(DSRC:Dedicated Short Range Communications)で接続される「OFF-ROAD CONNECTED CONVOY(オフロード・コネクテッド・コンボイ)」が行われました。

2台のレンジローバー・スポーツは、「無線車両間(V2V:vehicle-to-vehicle)通信システム」を活用し、車両位置、空転などの情報に加えて、すでに実用化されている「オールテレイン・プログレス・コントロール・システム(ATPC)」と「テレイン・レスポンス」の設定を2台で瞬時に共有するそうです。

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数百万ポンド(約数億円)規模の予算を投じた「AUTONOMOUS ALL-TERRAIN DRIVING(オールテレイン自律運転)」研究プロジェクトは、あらゆるオンロードやオフロード環境、どんな天候条件においても車両が自動的に走行可能となることを目指しているプロジェクトで、ランドローバーを抱える同社らしい試み。

ジャガー・ランドローバー社では、高度な自律運転技術や完全自動運転技術の適用を舗装路のみに限定するのではなく、オフロードなどの脇道に入ったとしても、継続的にサポートしていきたいと考えているそうです。

日本の道路環境だとあまり必要性を感じさせませんが、世界には多様な「道」がありますし、ドライバーをサポートするという意味では悪路や悪天候下でこそ大切な技術ともいえそう。

目指しているのはオフロードなどの悪路だけでなく、コーンや一方通行表示のある工事中の道路をはじめ、雪で覆われた山道、ぬかるんだ林道でも、ドライバーと自律運転車両の両方がこの先進技術を使用できるようになると想定。

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もし、ドライバーが前方の障害物や危険にどのように対処すればよいかわからない場合でも、車両に制御させることが可能になるそうです。

オールテレイン自律運転能力を実現するため、同社では未来の自律運転車両の「目」として機能する次世代のセンシング技術を開発。

ドライバーよりも優れた視覚を有するセンサーは常時作動し、どのような路面でも車両が車両自身で考え、最適なルート選択をする高度な人工知能を車両にもたせることができるようになるとのことです。

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自律走行などの技術は、軍事を含むロボットなどで採用されていますが、同社が開発している「SURFACE IDENTIFICATION AND 3D PATH SENSING(路面識別および3D道路センシング)」研究では、カメラ、超音波、レーダーおよびLIDAR(ライダー)センサーを組み合わせ、車両に360度の視界を提供。非常に高精度なセンサーを搭載し、雨天時や降雪時でも路面特性からタイヤ幅まで判断し、ルート設定をすることができます。

(塚田勝弘)

脳の中が見える!? ドライバーの脳活動を可視化するウェアラブル光トポグラフィ

日立ハイテクノロジーズは、ドライバーの脳活動を可視化するウェアラブル光トポグラフィを開発しました。

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このウェアラブル光トポグラフィは、人体の前額部に巻き付けるように装着するだけで、簡単に脳活動を可視化することができ、同社ではドライバーの脳活動を自動車の開発に利用することを提案しています。

たとえば

①運転中のドライバーの脳活動を可視化して自動車の挙動に対するドライバーの反応を確かめて自動車の操縦性を改善する

②インパネ回りの装備を操作したときにドライバーの脳活動を確認してインパネのユーザビリティを評価する

③自動車のデザインを見たときにドライバーの脳活動からドライバーのデザインの好みを評価する

などの利用方法を同社では見込んでいます。

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上の画像で赤い部分は、ウェアラブル光トポグラフィで測定した脳の活動が活発な領域を示しています。

ウェアラブル光トポグラフィでは、人体に無害の近赤外光を照射して脳血流量の増減を観察できます。

近赤外光は血中のヘモグロビンに吸収される特性があるため、光が透過しにくくなった領域ほど脳が活性化していることが分かります。

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ウェアラブル光トポグラフィは、脳の司令塔と言われる前額部を計測するように測定装置をハチマキのように装着します。脳の前額部は、高次脳機能といわれる短期記憶・注意・意思決定・思考・行動の制御・情動などを司っていると考えられています。

計測の実例の様子が以下の動画からわかります。

ウェアラブル光トポグラフィで自動車開発にドライバーの脳活動を反映させることができるようになり、新しい開発ツールが登場したことになります。自動運転の開発などで、人間が何気なくやっていることへの解析にも有効なツールとなるかもしれません。

(山内 博・動画、画像:日立ハイテクノロジーズ)

【SUPER GT2016】FIA-F4 17歳で最年少優勝の小高一斗選手、SUGOでも優勝飾る!

7月23〜24日のSUPER GT第4戦 2016 AUTOBACS SUPER GT Round4 SUGO GT 300km RACEの中で行われたFIA-F4選手権の第7〜8戦。

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その第8戦で、5月の富士戦で最年少優勝と2連勝を飾った17歳、FTRSスカラシップの小高一斗選手が第8戦を優勝。ポイントリーダーに返り咲きました。

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7月23日の予選で第7戦、第8戦ともにポールポジションを獲得した小高一斗選手。17歳とは思えない貫禄が備わってきたようです。

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第7戦のグリッドでは優勝宣言。それも1位を2回獲る!自信の程がうかがえます。

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第7戦はポールポジションから危なげなくスタートした小高選手のホールショット。

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この後もぐいぐいと突き進み、11 番 エヴァRT弐号機 tanzen Rn-sの大湯都史樹選手とのバトルを交えながらもトップを死守。1番にチェッカーフラッグをくぐり抜けての優勝を果たします。

これで富士2連勝からの3連勝かと思いきや、なんと再車検で車両規則違反が見つかりまさかの失格!ノーポイントでチャンピオン争いすら危険な状態になってしまいます。

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第7戦を優勝したのは小高選手失格によって繰り上がった大湯都史樹選手。初優勝となります。

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そして24日の第8戦。小雨が徐々にやみつつある中でのグリッド整列は、タイヤチョイスが悩みどころ。結局全車レインタイヤを装着で臨んだスタートですが、溝の浅いユーズドタイヤか溝の深い新品タイヤかはチョイスが分かれるところです。

ポールポジションからスタートした小高選手は、すばらしいスタートを決めた大湯選手に第1コーナーまでに先行を許してしまいます。小高選手は新品タイヤ、大湯選手はユーズドタイヤ。このタイヤの差もスタートに関係してくるのでしょうか。

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小高選手は2周目から大湯選手の直後、スリップストリームの効く距離まで接近し、ストレートでは並びかけます。しかし第1コーナーにいたスピン車両のために出ていたイエローフラッグのおかげで抜き去ることが出来ません。

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そして5周目にイエローフラッグが解除されると、それを機に大湯選手を一気に抜き去りトップへ浮上。6周目までにその差を2秒に広げて独走態勢に持ち込もうという矢先、最終コーナーでコースアウトが発生しその回収のためにペースカーが導入されます。せっかく築いたマージンが全くのゼロに。

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トップでのセーフティーカー解除を経験したことがない小高選手ですが、恩師である片岡達也選手に直伝されたという解除後のスタート方法で、2位以下を一気に引き離す素晴らしい再スタート!

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そしてもぎ取った第8戦の優勝。前日の失格騒ぎを払拭する完璧な優勝と言えるでしょう。

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恩師の片岡達也選手もパルクフェルメに祝福にやってきました。

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チームメイトの宮田莉朋選手も2位となりFTRSスカラシップチームの1、2フィニッシュ!

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次戦は8月6〜7日の富士スピードウェイでの第9〜10戦。SUPER GTを観戦するなら、ますます盛り上がるFIA-F4も一緒に楽しみましょう。

(写真・文:松永和浩)

新型スバル・インプレッサの内装はDセグメント並の質感を実現!?

走りはもちろん、安全性や快適性、そして内・外装の質感向上を掲げて開発されたという新型スバル・インプレッサ。

オーナーやドライバーにとってインパネは、所有する喜びを満たしてくれる重要なセクションといえるでしょう。

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インテリアのクオリティアップも新型インプレッサの見どころで、8インチナビからコンソールまで連なる力強い造形、インパネからドアトリムまでの連続感、インパネのステッチ(上級グレード)などに注力しているそうです。

開発当初のスケッチは、レガシィサイズなどの将来のDセグメント車を見据えたコンセプトデザインだったそうです。

将来デザインを良くしたいということでデザイナーサイドがこっそり作っていたものを、阿部一博プロジェクトゼネラルマネージャーに見せたところ、「これやりたいね」という話になったそう。

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しかし、新型インプレッサはサイズアップされたとはいえ、DセグメントではなくCセグですから「サイズが大きすぎて合わない」ということになります。

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それでも新型インプレッサに落とし込め! ということに。サイズでいうと数十ミリ異なるそうですから、単にスケールを小さくすればOKということではもちろんありません。

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単に入れるだけならできるかもしれないそうですが、ナビを入れるだけでなく、ナビの位置を上に上げることで視線移動を抑えて安全性を確保するなどの要件もあったほか、「シフトレバー前の収納(サイズ)を妥協するな」という指令もあったとのこと。

この開発エピソードを聞く限り、次期レガシィのインテリアデザインは新型インプレッサのそれの延長線上かさらに超えた質感、見栄えを実現してくるのでは? そんな期待も抱かせてくれます。

(文/写真 塚田勝弘、スバル)

【関連記事】

世界で3番目の新型インプレッサに採用された歩行者エアバッグの秘密は? ボルボとの違いは?
http://clicccar.com/2016/07/26/388588/

日産、新たな3列7人乗りクロスオーバーSUVを開発!?

日産が新たに開発していると思われる、ミッドサイズSUVのプロトタイプをカメラがキャッチしました。

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捉えたプロトタイプは、ピックアップトラック『NP300ナバラ』と、クロスオーバーSUV『パスファインダー』をミックスさせた、ミュールボディの試作車のようですが、果たしてその正体は…

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リポートによれば、「NP300ナバラ」をベースに日産が新たに開発していると見られる、3列7人乗りの新型のクロスオーバーSUVで、名称は現時点で未定ながら、『ナバラSUV』と名乗る可能性もあるようです。

パワートレインは2.5リットル直列4気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高馬力は220ps程度と予想されているます。

気になる日本発売に関しての情報はないですが、手薄なクロスオーバーSUVだけに、可能性は十分あると思われます。

(APOLLO)

これってあり?無し? 世界にたった1台【トヨタ86シューティングブレーク】夏の総選挙

今年5月にオーストラリアでお披露目された、「86シューティングブレーク・コンセプト」。
トヨタのスポーツカー「86」をベースに手作業で作られたというワンオフモデル。
つまり、世界に一台しかないのです。

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とはいえ、残念ながら市販の予定は今のところ無いそうですが。

こちら、静岡県・富士スピードウェイにて毎年8月6日付近に開催されるトヨタ86/BRZのお祭り「FUJI 86 style with BRZ」のイベントで日本初お披露目。
しかし私はそれをひと足お先に拝見させていただきました。

確かに手作りということもあるのか、多少のつぎはぎ感はあります。
しかし、アイデアもデザインもユニーク。

ちなみに皆さんはこの「86シューティングブレーク コンセプト」はアリですか?それとも無し?
皆さんの意見をFacebookやTwitterなどでお聞かせくださいませ。

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(吉田 由美)

盗難防止にも最適。室内に置ける「自立式自転車専用スタンド」が発売

自転車を外に止めておくと盗まれるんじゃないかと少し不安になりますよね…。また、自宅周辺に自転車スタンドがないという人もいると思います。

そんな場合は、室内に自転車が置くことができる「veloline(ベロライン) 自立式自転車専用スタンド」がオススメです。

■自転車を縦置きでも横置きも可能

部屋に置くと場所を取るのではないかという不安点もあるかと思います。しかし、このスタンドは自転車を縦でも横でも置くことが可能です。縦に置けるというだけで横のスペースを取らなくて済むのは魅力的。

ちなみに、縦置きの場合はタイヤが床につかないようになるため、部屋が汚れる心配もありません。このスタンドは主にロードバイク・MTB・クロスバイクに使うことができます。

■シンプルな設計

スタンド自体は非常にシンプルな設計です。余計なものがないので軽量でもありますよ。3種類のスタンドが付属しており、自身の車種に合ったサイズを使用することができます。

自転車店に置かれているようなシルエットになるため、部屋のインテリアにもなりそうですよね。

(鈴木 唯)

「スバリスト」目線で新型インプレッサの北米仕様と国内仕様を比較してみた!

7月26日に、待望の国内仕様が公開された新型インプレッサ。

SGP(スバル グローバルプラットフォーム)や新デザインフィロソフィー(DYNAMIC × SOLID)、歩行者用エアバッグなど、スバルの”初”がてんこ盛りで公開されました。

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3月23日にニューヨーク国際自動車ショーで先行公開された北米仕様とは細部が異なり、日本の法規制に合わせているほか、デザインや使い勝手も国内に合わせた仕様へと変更されています。

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今回は、すでに公開されている北米仕様との違いを徹底チェックしてみましょう。

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まずはエクステリアですが、ヘッドランプのデザインが異なります。輸出仕様(左)では側面のサイドマーカーがついているほか、ヘッドランプ自体はマルチリフレクタータイプとなります。

国内仕様(右)はプロジェクタータイプになり、照射方向がステアリング連動で可変する機能も備えます。さらに、ポジションランプのコの字型の造形も異なっています。

仕向け地にもよると思われますが、ヘッドランプウォッシャーも国内仕様には装備されています。

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フロントグリルはどちらも飛行機のウイングをモチーフにした意匠が取り入れられていますが、輸出仕様はブラックですが、国内仕様はメッキとなっています。

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フォグランプ周りはデイライトの形状をはじめガーニッシュの形状も全く異なります。輸出仕様(左)がLEDが縦配置となっていますが、国内仕様(右)は横長となっており、イメージもかなり異なりますね。

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インテリアではメーターパネルの配色が異なります。赤を基調とした輸出仕様に対し、国内仕様は白基調となっています。ただし、現行インプレッサではグレードによって配色が異なるので、国内仕様も赤基調のメーターが設定されるかもしれません。

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基本的なインパネ形状はステアリング位置以外はほぼ同一となっていますが、アイサイトを装備する国内仕様はステアリングスイッチのレイアウトや左右独立温度調整機能付きフルオートエアコンなどが異なります。

こちらのエアコンもグレードによっての違いがあるのかもしれません。

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オーバーヘッドコンソールはアイサイト関連のスイッチがつく国内仕様に対し、北米仕様は緊急時のSOSスイッチが装備されています。また、ルーフトリムも北米仕様がブラックであるのに対し、国内仕様はアイボリーとなっている点にも注目ですね。

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運転席のパワーウインドウスイッチでは電動格納ドアミラーが備わらない北米仕様では格納スイッチが省略されているほか、国内仕様にはミラーコントロールスイッチにメッキの華飾が備わるなど、細部が異なっています。

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運転席まわりでは、国内仕様にアイドリングストップのキャンセルスイッチが備わるほか、ステアリング操作と連動して進行方向を照らす「ステアリングレスポンシブヘッドライト」(SRH)のキャンセルスイッチも備わります。

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インテリアで最も大きく異なるのがセンターコンソール。ハンドブレーキレバーのある北米仕様ではカップホルダーが前後に並べて置く形状に対し、国内仕様では電動パーキングブレーキの採用で、カップホルダーが横並びに設置されます。また、フロントのアームレストもこれに合わせ、国内仕様のほうが大型のものが装着されています。

すでに公開されている北米仕様と細部の異なる国内仕様。総じて北米仕様より装備が充実しているように感じました。

もちろん今後公開されるであろうグレード展開により、装備の差異はあると思いますが、そのあたりは北米仕様の装備内容が参考になるかもしれません。

なにはともあれ正式発表が待ち遠しいですね。

(井元 貴幸)

ジャガー・ランドローバーがクラシックカーの試乗、購入が可能な拠点を設置へ

2015年4月〜2016年3月期に、初めて世界販売台数50万台を突破したジャガー・ランドローバー。現在はインドのタタ傘下とはいえ、英国を代表する伝統ある自動車ブランドだけに数多くの名車を世に送り出してきました。

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好調なセールスを支えているのは、F-PACEなどの新車ラッシュによるものが大きいでしょうが、一方で近年、注力しているのはクラシックカー・ビジネス。

750万ポンド(約10億4,250万円)を投じて、クラシックカーの販売をはじめ、レストア、パーツの供給、ドライビング・エクスペリエンスの提供を担うジャガー・ランドローバー・クラシックのための土地を英国コベントリーに取得し、新たに本部を開設するそうです。

オープンは2017年初頭の予定で、場所は2,000万ポンド(約27億8,000万円)を投資してコベントリーに新設された「スペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)」のテクニカル・センターの近く。

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なお、「スペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)」は、ビスポークオーダーをはじめ、「SVR」などのハイパフォーマンスモデルなどを生み出すジャガー・ランドローバーのスペシャリティ軍団。

ハイパフォーマンスモデルを生み出す部門とクラシックカーを扱う部門が隣接するとは、現在の同社を象徴する戦略と言えそうです。

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拡張されたジャガー・ランドローバー・クラシックの拠点では、ジャガーとランドローバーの2ブランドの貴重な歴史的モデルのコレクションの保管およびメンテナンスを担います。

またユーザーは、製造された当時を再現、レストアされたジャガーおよびランドローバーのクラシックカーを見たり、購入したりできるだけでなく、実際に走行体験することができるようになるそうです。

(塚田勝弘)

色のおもてなしで女ゴコロ鷲掴み!?【ベントレー コンチネンタルGT】

先日行われた「ベントレー コンチネンタルGT」のCOLOR試乗会。

そのタイトル通り、‘色’にフィーチャーしたボディカラーのラインナップですが、それにも増して素敵なプレゼンテーション…。

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ちなみにこの時、用意されていた「ベントレー コンチネンタルGT」の試乗車は、4リッター V8ツインターボエンジン「V8S」、4リッター V8ツインターボエンジンの「V8Sコンバーチブル」、6リッター W12ツインターボエンジンの「スピード」、6リッター W12ツインターボエンジンの「スピード コンバーチブル」。
ボディカラーも鮮やかなブルーの「セクイムブルー」、薄い水色「ジェットストリーム」、ピンクとパープルの中間ぐらいの色「マゼンタ」、ヴィヴッドな黄緑「アップル グリーン」、華やかなイエロー「モナコ イエロー」と個性的な色ばかり。

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「ベントレー」は108色の豊富なボディカラーの中から自分の好きな色を選べる、ということをアピールしたかったのだとか。

しかも、この試乗会のボディカラーの印象をさらに強くしたのが、そのアプローチ方法方法。

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座る席や宿泊するお部屋など、随所でこれから乗るボディカラーの花束が用意され、お食事の席にはクルマのボディカラー見本に名前と試乗車の種類が書かれているという、とにかく色のアピールが凄い!でもそのお陰でかなり印象に残った試乗会となりました。
問題はどれも2000万円オーバーのお値段ですが…(笑)。

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(吉田 由美)

トヨタがプリウスを題材に「もっといい珈琲づくり」に挑戦!

トヨタ自動車がブルーボトルコーヒーとのコラボにより、「プリウス」の乗り心地を再現した「プリウス試乗味コーヒー」を発売しました。

新型プリウスの試乗促進を目的にしたキャンペーン「TRY!PRIUS」の一環として企画したもので、8月31日までの期間限定となっています。

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ブルーボトルコーヒーは、2002年に創設され、現在サンフランシスコ、ニューヨーク、ロサンゼルス、東京の4都市圏で 26店舗を展開中。

今回の「プリウス試乗味コーヒー」の開発には、ブルーボトルコーヒーの味を決めている3名のプロフェッショナル、QCマネージャーのケビン・サクストン氏、ロースターの山本健太氏、バリスタ・トレーナーの藤岡響氏が参加。

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3名は実際にプリウスに試乗して、走りや乗り心地をコーヒーの味で再現するという難題にチャレンジ、コロンビア産とエチオピア産の2つの豆を、「ハイブリッド」ブレンド、約1カ月間の試行錯誤を経て、完成させたそうです。

新型プリウスの滑らかな走りや力強い加速感、キャビン内の快適さ、同車のクリーンさなどをインスピレーションに、組み合わせるコーヒー豆の割合や焙煎度合いで表現。

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ブルーボトルコーヒーの拘りは、コーヒー生豆を厳選、焙煎してから48時間以内の豆のみを使用するため、時間内に配送可能な範囲の店舗のみでの限定販売となっており、「清澄白河ロースタリー&カフェ」、「青山カフェ」、「新宿カフェ」の3店舗で7月29日から販売を開始しています。

店舗ではアイスコーヒーのみの販売ですが、数量限定で販売する豆はホットでもアイスでも楽しめるとのこと。

珈琲好きで新型プリウスに興味が有る方は、是非一度「プリウス試乗味コーヒー」を体感されてみてはいかがでしょうか。

Avanti Yasunori・画像:トヨタ自動車、BLUE BOTTLE COFFEE)

買うならどっち?「kouki」86、GとGT系グレードの装備を徹底比較!

2016年8月1日から販売が開始される“kouki”ことマイナーチェンジ版のトヨタ「86」。購入に向けて、財布と相談している人も多いのではないでしょうか?

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新しい86のグレード構成はシンプルに、ベーシックな「G」(6MT:262万3320円/6AT:264万7080円)、中堅の「GT」(298万1880円/304万8840円)、そして最上級「GT Limited」(318万3840円/325万0800円)で構成されます。

かつてラインナップされたモータースポーツ用のベース車「RC」は、今回、カタログから落とされました。

発売に先立って、簡素な「G」と豪華な「GT Limited」の撮影をすることができたので、両者を写真で比べてみましょう。

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まず、わかりやすいところで、ホイール。

青いボディのGは16インチ。タイヤサイズは、205/55R16です。白いボディのGT Limited(及びGT)は、17インチになります。意匠も異なりますね。タイヤサイズは、215/45R17と、一段とスポーティになっています。

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Gのスタイリング。特に「ショボい」という印象は受けません。地味めなホイールも、かえってスパルタンでいいかも。なお、フォグランプが省略されています。

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GT Limited(及びGT)には、フォグランプが付きます。ホイールと併せて、華やかな印象ですね。

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スポーツカーは、他車を抜き去ったあとの後姿も大事。Gのリアビューは、アッサリしています。「黒」の面積が大きくて、視覚的に締まった感じ。

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GT Limited(及びGT)には、マフラーエンドに「マフラーカッター」が付くので、ポイントが利いた後姿になります。GT Limitedの専用装備「リアスポイラー」は、意外に目立ちませんね。

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走行中のG。Gのブレーキは、通常のディスクブレーキですが、MT車にはベンチレーテッドタイプがオプションで用意されます。ベーシックグレードながら、MT車にはトルセン式LSDが標準で装備されます。なお、GのAT車には、ベンチレーデッドディスクやトルセン式LSDの設定がありません。

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同じく、走行中のGT Limited。GT Limited(及びGT)は、AT車も含めて、16インチのベンチレーデッドディスクブレーキ、トルセンLSDが標準装備。そのうえGT Limitedには、ブレーキパッドにスポーツブレーキパッド(ハイμパッド)が奢られます。

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上級グレードと大きく異なるのが、Gのインテリア。ブラック基調というか、(ほぼ)黒一色です。うーん、禁欲的……。

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GT Limited(及びGT)は、2トーンのインテリア。ググッと豪華になります。GT LimitedとGTは「ブラック&ブラック」「レッド&ブラック」、そしてGT Limited専用色として、写真の「タン&ブラック」が用意されます。

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ステアリングホイール、パーキングブレーキレバー、シフトブーツなどのステッチが効果的ですね。小径3本スポークのステアリングホイールは、GT Limited(及びGT)は本革巻き、Gはウレタンとなります。

GT Limited(及びGT)のAT車は、パドルシフト付き(GのAT車には設定なし)。また、GT Limited(及びGT)のペダル類は、スポーツアルミペダルになっています(Gではオプション装備)。

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GT Limitedには、バックスキン調のアルカンターラと本革のコンビネーションシートが採用されました。しかも、パーフォレイション(小孔)付き。

GTのシートは「ブラック&ブラック」「レッド&ブラック」の2種類から選べます。シート地は、GT Limitedと異なり、ファブリック仕様となります。

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ちょっと寂しい、Gのギアレバーまわり。

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GT Limited(及びGT)とGでは、空調関係でも差が付きます。上級グレードは、左右独立式のオートエアコンを採用。スイッチ類は、ダイヤル+トグル調の「ピアノタッチスイッチ」です。一方、Gはシンプルに、3つのダイヤル式となります。

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グレードを問わず、ATモデルには「VSCオフ」「TRACKスイッチ」に加え、「スポーツ/スノーモード」が設定されます。

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こちらは、MT車(G)です。

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86全グレード中、唯一、GT Limitedには、贅沢にもシートヒーターが装備されます。

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Gのコンビネーションメーター。

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GT Limited(及びGT)には、コンビネーションメーター内に、4.2インチのディスプレイが組み込まれます。

以上、GT LimitedとGの主な違いを見てきました。いかがだったでしょう……?

ベースグレードのGでも、MT車ならちゃんとトルセン式LSDが付いてくるのが、良心的ですね。

フル装備のGT Limitedもカッコいいけれど、個人的には、むしろシンプルなGの方に肩入れしたい気持ちです。なにしろ、両者には50万円以上の差がありますから。

庶民派スポーツカーとして、廉価なGを買って、自分なりにモディファイする。惜しげなくサーキットの走行会に参加する。トヨタ86には、そんな楽しみ方が似合っている……というのは、贔屓の引き倒しでしょうか!?

(文と写真:ダン・アオキ)

後方からはモデルの判別ができない? これぞメルセデス・マジック!

「Sクラス」「Cクラス」に続き、「Eクラス」のフルモデルチェンジを発表したメルセデス・ベンツ。

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新型Eクラスの登場により、主力セダンのデザインモチーフが統一された印象ですが、読者の皆さんはリヤビューを見ただけで、S/E/Cクラスの判別は可能でしょうか?

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ちなみに筆者の場合、リヤエンブレムが無い状態ではほとんど無理です。

後続車から見られる機会が多いリヤのデザインをフラッグシップモデルに似せることで、遠方からも一目でメルセデスベンツ車と判るだけでなく、E、Cクラスのユーザーの自尊心をくすぐる効果が期待できそうです。

こうしたクラスレス化のネガポイントをあえて挙げるとすれば、Sクラスが格下クラスの車種と見間違えられる事ぐらいでしょうか。(勿論、サイドから見れば判りますが)

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ちなみに、画像上段が新型Eクラス、下段左がCクラス、右がSクラスです。

いかがでしょうか?

これぞメルセデス・マジックであり、現行Cクラスが大きく販売を伸ばしている要因といえそうです。新型Eクラスも同様に、販売台数を伸ばすのではないでしょうか。

新型Eクラスの受注は「E 200 アバンギャルド」、「E 200 アバンギャルドスポーツ」が7月27日から始まっており、「E 200 4MATIC アバンギャルド」、「E 220 d アバンギャルド」、「E 220 d アバンギャルド スポーツ」、「E 250 アバンギャルド スポーツ」、「E 400 4MATICエクスクルーシブ」は10月以降になるようです。

Avanti Yasunori・画像:メルセデス・ベンツ)

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夏休みにおすすめ!家族で楽しめる関東のダム5選

ダムは施設の巨大さや水の迫力さを目の前で体感できるので、日常ではなかなか味わえない貴重な体験ができます。

夏休みの子どもの自由研究や、家族ドライブの行き先にもおすすめですね。

■首都圏最大級の呼び声もある「宮ヶ瀬ダム」

場所は神奈川県ですが、愛甲郡愛川町半原と相模原市緑区青山と愛甲郡清川村宮ヶ瀬の3つの市町村から成り立つ巨大なダムです。壮大な自然に包まれているのも特徴で、首都圏とは思えないその豊かさも魅力の1つとなっています。

放流中のダムを間近で見ることができ、その迫力には思わず目を奪われること間違いなしです。宮ヶ瀬川湖畔エリア・ダムサイトエリア・鳥居原エリアの3つに大きく分かれており、1日かけて楽しむことができますよ。

公式サイト:ぐるり宮ヶ瀬湖|公益財団法人 宮ヶ瀬ダム周辺振興財団

■東京都内とは思えない自然豊かな「小河内ダム」

場所は東京都西多摩郡です。小河内ダムによって堰き止められて作られたのが奥多摩湖。ドラム缶橋と呼ばれる橋から眺めることができる景色は絶景そのもの。景色を楽しむにもおすすめの場所です。

公式サイト:小河内ダムの紹介 展望塔休館中 | 広報・広聴 | 東京都水道局

■群馬県と埼玉県の県境にある「下久保ダム」

場所は群馬県藤岡市と埼玉県神川町を跨ります。下久保ダムにある神流湖は釣りの名所でもあるスポット。ニジマスやオオクチバスなどの50cm近い大物釣れるため、釣りが好きな親子にはピッタリではないでしょうか。

神川町では8月21日まで「神流の涼」というイベントが開催されており、川遊びやバーベキューを楽しむことができます。

公式サイト:下久保ダム | 神川町観光協会

■ロックフィルダムの「奈良保ダム」

場所は群馬県みなかみ町になります。このダムは岩石などで積み上げられて造られたロックフィルダムで、今回紹介したダムの中でも唯一のロックフィルダムです。

下から見上げるととても美しい光景でもあります。放水路に水が流れ込んでいる場面は圧巻と言えるほどの迫力さです。

公式サイト:奈良俣ダム

■ダムの最も高い部分を歩ける「相俣ダム」

相俣ダムでは、1番高い部分にあたる天端が歩けるようになっています。深く切り立った谷に造られているため、上から見る景色には思わず足元がおぼつくほど。ですが、日常ではなかなか見ることができない光景を楽しむことができます。

周辺には赤谷湖・キャンプ場・猿ヶ京温泉などがあるため、アウトドアやレジャーにも最適です。

公式サイト:相俣ダム | 利根川ダム統合管理事務所 | 国土交通省 関東地方整備局

ダムの周辺には湖はもちろんのこと、公園やキャンプ場があるところも多くあります。ダムに立ち寄るだけではなく、周辺も探索してみるのもおすすめです。

(鈴木 唯)

炎天下の車内温度を素早く下げる効果的な方法とは?

夏場の車内は太陽光で加熱されており、乗り込むのが辛いもの。

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JAF(日本自動車連盟)の調査では、日中に窓を締め切った車内は50〜60℃にまで達しているそうで、インパネに至っては80℃近くまで達する場合もあるそうです。

ボディ色が濃色系の場合、淡色系に比べてさらに車内温度が+5℃程度上昇する模様。

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そこで、JAFは今回、高温になった車内温度を早く下げるための検証結果をHP上で公開しました。

JAFの評価によると、最も早く温度を下げるには、まず窓を全開にした後、エアコンを「外気導入」にして走り出し、車内の熱気を放出したら窓を閉め、「内気循環」にして冷やすことが最も効率的とのこと。

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これにより、55℃だった車内温度が2分以内に約29℃まで急減した模様。

JAF

グラフが示すとおり、窓全開でエアコンをかけながら、すぐに走り出すのがポイントのようで、窓を閉めた状態でエアコンをかけただけでは、同程度の温度にまで下げるのに10分程度要しています。

窓を閉めて停車した状態では車体後部バンパー裏に設置されている換気口に負圧が働かないため、車内の空気がなかなか抜けません。

しかし、窓を開ければ熱気が排出され、さらに走行することで換気口部からも負圧で熱気が一気に吸い出されます。

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またエアコンを一旦、外気モードにすることで、車外の空気を吸いながら冷気を車内に吹き出すため、冷却が促進されるという訳です。

尚、冷却スプレーの多くは可燃性のガスが使われているため、服などに残ったガスに引火する危険性があるため火気は厳禁とのこと。

この暑い夏、是非参考にしてみて下さい。

Avanti Yasunori・画像:JAF、トヨタ自動車)

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車内にいても熱中症になることも!? 気をつけたい車内熱中症の原因と対策

熱中症というと暑い中で屋外にいると起きるイメージがあると思います。

屋外と比べて車内はエアコンが入っていたり、日が直接当たっているわけではないので、熱中症が起きるとは想像しにくいですよね。

ですが、車内でも熱中症は起こるもの。今回はその原因と対策を紹介していきます。

■車内の気温が予想以上に上がっている

運転席では日が直接当たっていないとしても、ダッシュボードなどは日が当たっていますよね。実はこのときのダッシュボードの温度は70度近くまでなることがあるそうです。また、窓から日が当たっていることもありますよね。実はこれによって、エアコンをつけていても外の気温より暑さを感じることもあるのです。

■エアコンの冷風が後部座席にまで届いていない

ドライバーの人は気づきにくいですが、後部座席にまで十分に冷風が届いていない場合もあります。運転席や助手席が涼しくても、後部座席に座っている人は暑いままなんてことも。

■水分をあまり取っていない

高速道路での渋滞に巻き込まれると、サービスエリアなどにすぐには寄れないためトイレに行くことができなくなります。それを恐れてトイレが近くならないように水分をあまり取らないというのも、熱中症の原因に…。

続いては、そんな車内熱中症への対策を紹介していきます。

■サンシェードなどで日よけ対策

窓ガラスに取り付けられるサンシェードを使えば直射日光の侵入を防ぐことができます。おしゃれな柄ものも多く発売されているので、駐車中の車内のデコレーションにもなりますよ。

■水分補給はこまめに取ることが大切

熱中症対策では水分を一気に取るよりこまめに取るほうが効果があります。トイレが心配な場合は簡易トイレも発売されているので、それらを車内に常備しておくといいでしょう。

また、どの地点で休憩するか、次のサービスエリアまでどれくらいか、渋滞情報と一緒に調べておくと、より安心できますよね。

■熱中症対策アイテムを車内でも使う

冷却材や冷汗スプレーなど、熱中症対策グッズは多く発売されています。それらを車内でも使うことをオススメ。身体に直接触れて涼しさを感じるものは体感温度を下げてくれます。

ただし、スプレー類には可燃性ガスが使われていることが多いので、車内に放置したり、使用直後に火気を使うことは避けてくださいね。

車内にいても決して油断ならないのが熱中症の恐ろしいところです。暑い日にクルマで移動する際は車内でも対策をしておくとより安心ですよ。

(鈴木 唯)

世界に7台、7億円のスーパーカーがニュルで大クラッシュ! 衝撃の一部始終!

スウェーデンにある世界屈指のスーパーカーメーカー『ケーニグセグ・オートモーティブAB』社が誇る、全世界限定7台、約7億円の『ケーニグセグ ONE 1』がニュルの高速テストで大クラッシュ、ボディが大破しました。

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場所はニュルブルクリンクサーキット、高速テストでお馴染みの「北コース」に存在する「アーデナウアー・フォレスト」と呼ばれる、北コースでも有数のS字カーブです。

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コースのみを写した画像を見ると、S字カーブに直線状に引かれたタイヤ痕が確認できます。

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「ケーニグセグ ONE1」は今回、北コースの世界最速ラップに挑戦していたと見られ、減速必至のコーナーで、最高馬力1360psというモンスターパワーがコントロール不能になったようです。

ドライバーは大怪我を負ったものの、幸いにも命に別条はなかったとといいます。

(APOLLO)

新生グッドイヤーはオールシーズンタイヤで日本のユーザーニーズを切り開く

13インチ〜18インチの計44サイズをラインナップするグッドイヤーの新オールシーズンタイヤ「Vector 4 Seasons Hybrid(ベクター フォーシーズンズ ハイブリッド)」の発表会において日本グッドイヤーの金原雄次郎社長が、新生グッドイヤーとして同社の戦略発表もしています。

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「Vector 4 Seasons Hybrid(ベクター フォーシーズンズ ハイブリッド)」は、欧州仕込みのオールウェザー性能と、国産によるデリバリー性のアップというメリットを、その名の通りに『ハイブリッド』したタイヤです。

アイスバーンでの性能はスタッドレスタイヤに劣るオールシーズンタイヤですが、東京のような年間でも積雪路が時々しか発生しないような地域では、ドライやウェット路面でのグリップにおいてスタッドレスタイヤをしのぎ、また積雪路では走ることもできないサマータイヤとは異なり、雪道も走行可能なオールシーズンタイヤは、一年中履き替えることなく利用できるタイヤなのです。

[nextpage title=”新生グッドイヤーはオールシーズンタイヤを核にする”]

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サマータイヤに限りなく近い性能と積雪路での必要性能を持つオールシーズンタイヤを、すべての路面に対して安全を求めるユーザーに向けた最適解として、日本グッドイヤーは2016年後半の中心的ラインナップとしてアピールしていくそうです。

タイヤを履き替え忘れていて突然の雪道で困ることもなければ、交換の手間も、保管のコストも不要になるというオールシーズンタイヤ。

すでにアウディやフィアット、シトロエンなど世界中の自動車メーカーに選ばれているという実績もあり、さらに日本向けに国産というのですから、国内市場での評価が高まることが予想されています。

とはいえ、新生グッドイヤーはオールシーズンタイヤだけで勝負するわけではありません。2017年には新しいハイパフォーマンスタイヤの発売を予定しているなど、グッドイヤーの持つブランド性を引き上げる製品投入も予定しています。

日本のユーザーメリットを、世界の目で見つけ、提案するグッドイヤーの提案には、これからも要注目といえそうです。

(写真:小林和久 文:山本晋也)

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新型インプレッサはスバル初のNA・直噴だけのエンジンを搭載する

2016年秋に発売予定の、5代目となるスバル・インプレッサの国内仕様がお披露目されました。

完全新設計のプラットフォーム「SUBARU GLOBAL PLATFORM」の採用、ダイナミック・ソリッドをテーマとした新しいスバルを示す内外装など、その見どころは多くなっています。

そして、国内仕様のお披露目会場では、もちろんスバルのアイデンティティである水平対向エンジンも展示されていました。

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ひとまず2.0リッターガソリン直噴と発表されたエンジンの型式は従来と同様の「FB20」。最高出力は113kW(154PS)/6000rpmと発表されています。ポート噴射のFB20エンジンの最高出力は111kW(150PS)/6200rpmですから、回転を落としながら最高出力をアップするという進化を遂げていることが確認できます。

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これまでスバルの直噴エンジンといえば、1.6リッター・2.0リッターの直噴ターボ「DIT」シリーズと、86/BRZに搭載されるポート噴射と直噴を併用した「D-4S」でしたから、直噴だけのNA(自然吸気)エンジンとしては、これが初ラインナップといえます。

実用タイプの直噴エンジンは耐ノック性を高められることがメリットで、パフォーマンスよりも燃費性能アップに、そのアドバンテージを使っていると想像できます。

初物となるその水平対向エンジンは、カットモデルも置かれ、直噴エンジンのポイントといえるピストン冠面のキャビティ(凹み)も確認することができました。

なお、このエンジンカットモデルは、東京・恵比寿にある富士重工業本社一階のショールーム「スバルスタースクエア」にて、しばらくの期間展示され、誰でも見ることができるということです。

(写真・文 山本晋也)

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XVハイブリッドにも「tS」が追加!「XV HYBRID tS」の先行予約開始。価格は332万6400円

スバルXVハイブリッドをベースとしたSTI(スバルテクニカインターナショナル)コンプリートカー「SUBARU XV HYBRID tS」の登場です。

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STIの手が入っているのはフットワーク、そしてXVが持つカジュアルさを強調するオレンジ色をアクセントとした専用カラーの内外装。

発売は2016年秋、予約は7月28日から始まります。メーカー希望小売価格は332万6400円(消費税込み)、ボディカラーはクリスタルホワイト・パール(3万2400円高)、クリスタルブラック・シリカ、ハイパーブルーの3色となっています。

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【SUBARU XV HYBRID tSの主要装備】※予定

■ 足回り/メカニズム
・ STI製フロントストラット&コイルスプリング
・ STI製リヤダンパー&コイルスプリング
・ STI製フレキシブルタワーバーフロント
・ STI製フレキシブルドロースティフナーフロント
・ 17インチアルミホイール(オレンジ塗装&切削光輝)

■ 視界
・ HIDロービームランプ(ブルーインナーレンズ、ブラックアイライン)
[ヘッドランプレベライザー(オート)、ポップアップ式ヘッドランプウォッシャー付]

■ 操作性・計器盤・警告灯
・ インパネセンターバイザー(レザー調素材巻)
・ 本革巻セレクトレバー(オレンジステッチ、ダークキャストメタリック加飾)+ピアノブラック調加飾パネル
・ シフトブーツ(オレンジステッチ)
・ 本革巻ステアリングホイール(オレンジステッチ、STIオーナメント、シルバー/ブラック加飾
+ダークキャストメタリック加飾)
・ 左右独立温度調整機能付フルオートエアコン(抗アレルゲンフィルター付)(メッキリング/シルバー&ピアノブラック調&オレンジベゼル付エアコンダイアル)
・ 高剛性クランプスティフナー(左右)付電動パワーステアリング

■ シート
・ 専用シート[メイン:ウルトラスエード&本革(ブラック)/サイド:合成皮革(オレンジ)&トリコット(アイボリー)、オレンジステッチ、STIロゴ型押し、フロントシートヒーター付]
・ 可倒式&上下調整式フロントシートヘッドレスト(オレンジステッチ)
・ リヤシートヘッドレスト(オレンジステッチ)

■ 内装
・ インパネ加飾パネル(ピアノブラック調+ダークキャストメタリック)
・ ドアトリム加飾(アイボリー、オレンジステッチ)
・ ドアアームレスト(オレンジ表皮、オレンジステッチ)
・ パワーウインドゥスイッチパネル(ダークキャストメタリック加飾、メッキ加飾付スイッチ)
・ STIロゴ入りステンレス製サイドシルプレート(フロント)
・ フロントコンソール(ダークキャストメタリック加飾パネル、レザー調素材巻+オレンジステッチ)
・ スライド機構付コンソールリッド(オレンジステッチ)

■ 外装
・ STI製フロントスポイラー(オレンジピンストライプ)
・ STI製サイドアンダースポイラー(オレンジピンストライプ)
・ フロントフォグランプカバーデカール(STIロゴ入り)
・ ダークメッキ加飾付フロントグリル
・ ブラック電動格納式リモコンドアミラー(LEDサイドターンランプ&ターンインジケーター付)
・ カラードドアハンドル
・ ルーフエンドスポイラー(LEDハイマウントストップランプ内蔵、オレンジピンストライプ※)
・ STIオーナメント(フロント、リヤ)
・ tSオーナメント(リヤ)

■SUBARU XV HYBRID tS(プロトタイプ・参考値)主要スペック

車両型式:DAA-GPE
全長:4485mm
全幅:1780mm
全高:1550mm
車両重量:1530kg
エンジン型式:FB20
エンジン形式:水平対向4気筒エンジン
最高出力:110kW(150PS)/6000rpm
最大トルク:196Nm(20.0kg-m)/4200rpm
メーカー希望小売価格(税込):332万6400円

(山本晋也)

100万円台で狙えるのはこのクルマ! コスパの高いミニバン5選

庶民の味方の軽自動車といえども、グレードやオプションなどを選んで、いざ見積りを確認すると200万円を越えてビックリ!なんて経験をした方もいるのではないでしょうか?

かつてよりも新車のハードルが高くなっているなか、やはり中古車や新古車(登録だけされた新車)は要注目であります。前者は型落ちとはいえワンランク上の仕様や稀少なモデルを選べる点がメリットで、後者は走行距離がわずかな新モデルをある程度割安で買える点が挙げられます。

そんななかから、今回はミニバンを取り上げました。 ユニークなモデルから、堅実なモデル、さらにはプレミアムなモデルまで様々なタイプをご紹介いたします。

ホンダ・エディックス

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2004年〜2009年にかけて販売された「エディックス」。約4300mmの全長や、1800mmを下回る全幅など、その姿はコンパクトカーに見えます。しかし、このクルマの乗車定員は6名。なんとフロントは3人掛けなのです。

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水平基調のインパネは、前席中央に人が座っていても操作性を損なわないように配慮した設計となっています。また、前席中央を倒せば、アームレストや小物を置くのに便利なトレーに早変わりと、アイデア盛り沢山。荷室は6人乗車時でも439Lが確保されています。

スバル・エクシーガ

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ミニバン+SUVというユニークなコンセプトを掲げて販売されたのが「エクシーガ」。現在も販売されている「エクシーガ クロスオーバー7」の前身となったモデルです。

2008年に登場した「エクシーガ」は、3列目シートを備え、最大で7人が乗れるスペースを持つミニバンであるものの、その低く構えたプロポーションがスポーティな雰囲気を際立てています。しかしながら、映画館のように後席にいくにつれて徐々に座面を高くするシアターレイアウトのように、閉塞感を感じさせない工夫が凝らされています。

エンジンはスバルでお馴染みの低重心に有利な水平対向エンジンを搭載。さらに駆動方式は4WDを採用しているため、積雪路などで強みを発揮します。行動派にオススメです。

トヨタ・シエンタ

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人目を奪う個性的なルックスと小柄なボディに内包する大空間で高い人気を集めている「シエンタ」。

デビューから1年を迎え、まだまだ新車の香りが漂う「シエンタ」ですが、実はパワートレーンがモーターを組み合わせるハイブリッドでなく、ガソリンエンジン版なら最安で168万9709円でGETできるのです!

ちなみに、本革ステアリング&シフトノブ、上級のファブリックを表皮に用いたシートが備わる上級グレード「G」でさえ、車両本体価格はFF車で198万327円。ギリギリ100万円台に収まっています。

ホンダ・フリード

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「ちょうどいい」のフレーズでお馴染みのミニバン「フリード」。すでに新型の登場が秒読み段階ですが、だからこそ現行モデルが狙いどきなのです。

全長:4215mm×全幅:1695mm×全高:1715mmのボディには、6人または7人が乗れるだけのスペースを備えており、燃料タンクを2列目座面の下に収めるセンタータンクレイアウトの採用により、3列目シートの圧迫感は少ないです。また、荷室も3列目を畳んだ状態で、27インチ自転車をそのまま積載可能という大空間を実現。

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2008年に登場し、細かな改良やハイブリッドモデルの追加が行なわれたものの、先述した実用性はデビュー当初から踏襲されています。

トヨタ・エスティマ

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箱形ボディのミニバンとは異なり、フロントグリルから滑らかなアーチを描き、まるで新幹線のようなプロポーションが優雅な「エスティマ」。

発売は2006年ですが、2008年と2012年にマイナーチェンジを実施。そして2016年には内外装を最新トレンドへ刷新する大規模改良が行なわれました。

見て触れる部分のリフォームによって快適かつ上質なリビングルームは魅力的ですが、その一方、実はパワートレーンの変更はなし。つまり、この最新仕立ての内外装に対する想いよりも、デビュー時から継承される特有なプロポーションが見せる「小洒落たミニバン」に魅力を感じているのならば、あえて型落ちを狙ってみるのもアリなのです。最新モデルへの乗り換えが多いとのことなので、時期的にも狙い目です!

(今 総一郎)

新型インプレッサは大きくなっても最小回転半径と左右ミラー間距離は現行同等

新型スバル・インプレッサのプレビューイベントでは、プロジェクトゼネラルマネージャーの阿部一博氏をはじめ、7人の開発陣が登壇し、開発秘話を明かしてくれました。

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新型インプレッサ(プロトタイプ)は、5ドアのSPORTが全長4460×全幅1775×1480mm、4ドアセダンのG4が全長4625×全幅1775×全高1455mm。ホイールベースが2670mm。

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現行型はSPORTが全長4420×全幅1740×全高1465、G4が全長4585×全幅1740×全高1465mmで、ホイールベースは2645mm。SPORT、G4ともに全長は40mm長くなり、全幅も35mm拡幅しています。

なお、全高はSPORTが15mm高く、G4は10mm低くなっています。ホイールベースは25mm延長ですから前後オーバーハングが長くなっていることが分かります。

全長と全幅、ホイールベースの拡大となると、居住性や積載性の向上、乗り心地の改善が期待されますが、新型インプレッサのデザインテーマである「DYNAMIC×SOLID」を具現化するため、エモーショナルなデザイン実現のために取られたサイズアップだそう。

とくに全幅の拡大は、新型インプレッサのデザインに効いているとのこと。

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ボディサイズが大きくなると、取り回しや駐車などで悪影響が出てきますし、旋回性能を考えても歓迎ばかりはできません。また、駐車への影響については、現行インプレッサで狭い場所で何とか駐車し、ドアを開けているようなケースではさらに厳しくなるでしょう。

しかし、新型インプレッサは取り回しの指標となる最小回転半径、左右ミラー間の距離(ミラートゥミラー)が現行と同等になるように工夫を凝らしたそうです。

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ミラートゥミラーに関しては、視界を左右する「サイドミラーの鏡のサイズや画角を変えずに」という条件付き。場所を微妙に近づけてみたり(ドア側に近づけると風切り音が大きくなる)形を工夫したり、サイドターンランプの形を1mm単位で縮めたりして、モデルを見ながら詰めていったそうです。

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また最小回転半径は、ホイールベースを25mm延ばしながらも現行からのキープを目指し(現行は5.3m)、設計をイチからやり直して達成。

左右ミラー間距離、最小回転半径という数値面では現行インプレッサと同等という新型インプレッサ。サイズ拡大が実際にどれだけ取り回し時の実感として異なるか分かりませんが、開発陣の苦労が数値では結実しているそうです。

(文/写真 塚田勝弘)

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Sクラスに迫る上質な内・外装 ─ 新型メルセデス・ベンツ「Eクラス」画像ギャラリー

2016年7月27日に発表された新型メルセデス・ベンツEクラス。

ひとまずセダンから発表され、発売開始は「E 200 アバンギャルド」と「E 200 アバンギャルド スポーツ」が7月27日、「E 200 4MATIC アバンギャルド」、「E 220 d アバンギャルド」、「E 220 d アバンギャルド スポーツ」、「E 250 アバンギャルド スポーツ」、「E 400 4MATIC エクスクルーシブ」の各モデルは10月以降の予定となっています。

技術面のトピックスは数多くありますが、詳細はこちらでもお届けしたように、最大の目玉は車線変更を含む部分自動運転技術の「ドライブパイロット」でしょう。

さて、Sクラス並の存在感を放つ新型Eクラスは、先代よりもホイールベースを65mm延長し、外観は、長いボンネットからクーペを想わせるルーフライン、そしてショルダー幅の広いテールエンドなど、メルセデス・ベンツセダン特有のフォルムが目を惹きます。

また、モデルラインナップは、最先端の技術と高い質感を備えた「アバンギャルド」、ダイナミックなシルエットが印象的な「AMGライン」をまとい、スポーティな存在感を際立たせた「アバンギャルド スポーツ」、そして、メルセデスの伝統が輝くフロントフェイスに、最先端の安全性/快適性とラグジュアリーを細部にまで宿した「エクスクルーシブ」の3タイプを用意。

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インテリアで目を惹くのは、Eセグメントで初となる2つの高精細12.3インチワイドディスプレイの設定で、ディスプレイを1枚のガラスカバーで融合したコックピット ディスプレイは、宙に浮かんでいるように見えるだけでなく、内装の水平方向の流れを強調する中心要素となっています。

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ドライバーの視野に直接入る多様な情報を表示する大型ディスプレイと、センターコンソール上方にセンターディスプレイを備え、コックピットディスプレイのデザインは、「クラシック」、「スポーツ」、「プログレッシブ」の3つから好みに応じて設定が可能。

また、内装の見どころとして世界初採用となるタッチコントロール機能付ステアリングも見逃せません。スマホなどと同様にタッチセンス機能を内蔵したボタンが用意されているもので、縦方向および横方向のスワイプに正確に反応。

メニュー項目の選択はスワイプ、確定はそのままボタンを押し込むだけという新しいユーザーインターフェイスとなっています。

このボタンにより、インフォテイメントの各機能の操作やシフトレバーなどアクセルとブレーキ以外のほとんどの操作をステアリングから手を離すことなく操作できるそう。

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内装の質感もブラッシュアップされています。高級素材を基調として、オープンポアウッド、アルミ(ブライトアルミニウム)、ハイグロスウッド(ウォールナットブラウンウッド)が採用されています。

快適な乗り心地を実現するため、Cクラスなどでもお馴染みの「AGILITY CONTROLサスペンション」をE 200 アバンギャルド、E 200 アバンギャルド スポーツ、E 200 4MATIC アバンギャルド、E 250 アバンギャルド スポーツに搭載。

通常走行時にはしなやかで快適な乗り心地を確保し、ハードなコーナリング時など一定以上の負荷がかかると、瞬時に減衰力を高められる可変ダンピングシステムです。

通常走行時はオイルの一部がバイパスチャンネルを流れるため油圧抵抗が小さく、一方ハードなコーナリングなどでダンパーに急激な入力がある場合はバイパスチャンネルが自動的に閉じ、100%の減衰力を得られるため最大限の安定性を確保。

メルセデス・ベンツ最新のサルーンとして、Sクラスをも超える最新の機能を満載した新型Eクラスは、装備面、性能面ともにEセグメントをリードする存在になることは間違いなさそうです。

(塚田勝弘)

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東京のタクシー初乗り運賃を「410円」に引下げる実証実験が8月5日から実施

国土交通省は、東京のタクシー初乗り運賃を410円に引下げる実証実験を8月5日(金)から9月15日(木)までの期間限定で実施すると発表しました。

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今回の実証実験に参加するのは東京のタクシー事業者23社の40台のタクシーで、参加車両の車体後部左側には上図右側のステッカーが表示されています。

これにより、東京の一部タクシー乗り場において、初乗り410円のタクシーを利用することができます。

東京のタクシー初乗り運賃については、初乗り距離を短くして額を引き下げるという内容の申請がなされており、現在、国土交通省で運賃改定手続が進められています。

今回の実証実験は初乗り運賃の引き下げによる効果を確かめるために行われます。

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初乗り410円のタクシーを利用できる場所は、1.新橋駅東口、2.浅草駅前、3.新宿駅東口、4.東大病院前の4カ所のタクシー乗り場です。各タクシー乗り場の地図で青い円は実証実験の初乗り区間を示し、赤い円は現行の初乗り区間(2km)を示しています。

なお、今回の実証実験に参加する車両は流し営業は行わず、上記乗り場でのみ利用可能です。

実証実験の実施運賃は、初乗り運賃が1.059mまで410円に、加算運賃が237mごとに80円となります。

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国土交通省では、実証実験の利用者に対してタクシー利用の実態や実証実験参加に係る感想等について、アンケートを実施する予定です。

(山内 博・画像:国土交通省)

MINIクラブマンでワンコと小旅行で貴重な天然芝ドッグラン&日本一の落花生に遭遇【梅田 悠と愛犬Ulu】

女優・梅田悠ちゃんとその愛犬Uluくんによる一人と1頭旅、いよいよ本番です。お供をしてくれるのは、こちら「MINI Cooper S Clubman」。

MINIブランドならではの魅力が、ステーションワゴンとして新たに表現された注目の1台です。

(悠ちゃん&Uluくんの紹介はこちらの前編をご覧ください)

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■雨も上がって、たどり着いた先には……

当日はあいにくの雨。

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でも悠ちゃんとUluくんは元気です。

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Ulu「今日はどこに連れて行ってくれるのかな?」

悠「千葉県某所! Uluが絶対喜ぶ場所ですよ」

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Ulu「このクルマは、都会のスタイリッシュな空気にも馴染むし、緑豊かなカントリーサイドを走るとまた頼もしくスポーティーでハマりますねぇ」

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悠「だからUluさん、前編につづきどんなキャラなのかしら……。しかしインテリアもカッコイイね! ”丸”のモチーフがいっぱいで、各所の素材や質感も個性的。なんだか映画で見るクルマみたいだな」

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Ulu「どんな映画ですか?」

悠「うーん、バットマン?」

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Ulu「……(気持ちいい。僕は抱っこされると眠くなっちゃう方なんです)」

悠「寝ちゃったね。このクルマは確かに居心地いいからね。広いし、乗っていて気持ちがよくて、なんだかすっぽりハマる感じがするなあ」

Ulu「……zzz(そうそう。MINIらしいゴーカート・ハンドリングの楽しみはそのままに、エンジンに断然パワーがあって超速い。走るのも、助手席に乗るのも爽快なクルマですよ、これは。今回の1台はオプションでレザー・クロス・パンチのスポーツシートも入っているからねえ……ああ、渾身のコメントなのに眠くてしゃべれない…)」

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■ここはどこだ?「オリーブの森dogrun&cafe」だ!

Uluくんが眠っている間にたどり着いた先は、千葉市若葉区にある「オリーブの森dogrun&cafe」。
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天然芝のドッグランにカフェやトリミングサロンなどが併設された、犬も人も楽しめるスポットです。

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Ulu「一面の緑だ! 遊べる場所もたくさんあって、これはワクワクです♡」

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悠「Uluくん、ごめん。今日は雨だから走るのはやめておこうか…」

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Ulu「マジで? 」

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悠「なんてね! 実はここには屋内ドッグランもあるんだよ。思いっきり走ろうね」

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Ulu「ウヒョー。悠ちゃんってば、ラブリーな顔して冗談キツイぜ! 雨の日も遊べるなんて嬉しいね!」

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オリーブの森のドッグランには、様々な工夫が凝らされています。オーナー自らが各地のドッグランを訪れた経験から、愛犬のために欲しいと感じたモノを全て手作りで実現しているのだそう。

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例えば総天然芝のドッグランは意外にも珍しいものなんです。維持にかかる手間は膨大ですが、犬の足への負担が少なく、泥んこにもなりにくいのだそう。また、名物「50mの直線」ドッグランや、夏季限定犬用プールなど、ワンコ垂涎の施設も用意されています。

そしてこんな可愛い犬たちとの出会いも!

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おっとり優しい看板犬ルーカス君(右)と、走るのが大好きなレベッカちゃん(中)は、アメリカンコッカーとトイプードルのMIX犬「コッカプー」の2人組。マイペースで人なつっこいココちゃん(左)はスタッフさんの愛犬です。

オリーブの森を訪れたら、ぜひご挨拶したい顔ぶれです。

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U「ビシッと並んで、あいつらなかなかヤルな!」

■飼い主も楽しい!ランチメニュー&バーベキュー

テラスのような開放的なカフェでは、洋食ランチメニューを楽しむことができます。

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悠「ハンバーグや焼きカレーなど、美味しくてボリューム満点のメニューがそろっていました。私が食べた焼きカレー、チーズの下にハンバーグまで入ってた!」

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Ulu「もちろん犬用メニューもあって、僕らも一緒にランチをすることもできるんだって! ドッグランの横には貸切のバーベキューサイトもあるので、友達とみんなで訪れるのもいいかもね〜」

※バーベキューは事前申し込みが必要です

オリーブの森dogrun&cafe
千葉県千葉市若葉区小間子町1-498
Tel:043-497-3363
ドッグラン利用料金:わんちゃん1頭につき平日/800円 土日祝日/1000円(時間制限なし)
※飲食やBBQ貸切は料金別途

■八街の町で落花生を買うぞ!

悠「いっぱい走って、いっぱい食べたね。さあ、Uluくん。次は八街(やちまた)の町へ連れてってあげるよ!」

Ulu「連れてってあげるって、悠ちゃんが落花生を買いたいだけでしょ! なんたって八街市の落花生、特に”千葉半立”という品種は、日本一の誉れも高い最高級落花生ですからね。僕は食べられないけど…犬だから」

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悠「Uluさん、落花生にも詳しいんですね…。ちょっと八街市推奨の店『ぼっち』でお買い物してきます!」

『ぼっち』は八街市優良特産落花生推奨協議会の推奨を受けた落花生が入手できるお店。また、市内の様々な落花生屋さんがが工夫を凝らした豆菓子や、お野菜、その他特産品など、八街市の美味しいトコロがぎゅっと詰まっています。

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悠「いろいろな落花生を試食したよー! さや入りはもちろん、バタピーや茹で落花生も美味しい〜♡ Uluくん、ごめんよ」

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Ulu「……いいけどね」

八街市推奨の店 ぼっち
千葉県八街市八街ほ238-45
TEL:043-497-2447

■小旅行も終わりに近づいて…

最後は八街の町をちょっと散策。

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Ulu「昭和の古き良き風情の残る街角は、どことなくミステリアスな雰囲気です。驚くことにMINI Cooper S Clubmanはこのレトロな情緒にもしっくりと……」

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悠「Uluさん、次はレポーター!? まあいいか♡ 1日とっても楽しかったね!」

Ulu「たくさん遊びました。さあ悠ちゃん、おうちに帰りましょう」

(文:窪木紘子/モデル:梅田 悠/ヘア&メイク:中田愛美/写真:ダン・アオキ)

スバル・レヴォーグ STI Sportは輸入ステーションワゴンを超えた!?

従来のコンプリートカーとは異なり、工場でのインライン化が可能となったスバル・レヴォーグ STI Sport。

その前に2016年4月に年次改良でC型となったレヴォーグのポイントをおさらいします。

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当初、国内専用モデルとしてデビューしたレヴォーグですが、欧州やオセアニア、アジアなどにも投入されています。世界的なSUVブームとはいえ、大きすぎないワゴンのニーズは依然としてあるということでしょう。

C型レヴォーグの改良点は、日本よりも速度域の高い欧州から要望があったという静粛性の向上をはじめ、安全性の強化、質感のアップが盛り込まれています。

静粛性向上のメニューは、フロントドアガラスの室内側ショルダー部ウェザーストリップを2枚化することで車内への透過音を低減させたほか、リヤクォーターガラスの板厚アップやカーゴルームの吸音材追加など、非常に細やかな改善によって静かなキャビン空間を実現しました。

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安全面では、フロントドアビーム強化、リヤシートベルトにプリテンショナーを追加、後席シートクッションの乗員保持向上などが注目点です。

質感向上では「1.6GT EyeSight」に新デザインの17インチアルミホイールを採用。また、「GT-S」には、メーカーオプションで「ブライトパール」内装が新たに加わっています。

C型になってグレード整理もされたレヴォーグですが、やはり最大の注目は「STI Sport」。一見あまり変わっていないように見えるかもしれませんが、外観の変更点は専用18インチアルミホイール、フロントグリル、リヤゲートにSTIロゴの追加、フロントバンパーとグリル&メッキバーの新設計、フロントフォグカバーの新設計、フロントフォグランプのLED化、マフラーカッター(100パイ真円形状)など、多岐にわたっています。

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内装もステアリングなどにSTIロゴの追加、赤ステッチの追加、ドアトリムへの不織布表皮の追加など、細部にまでこだわりを感じさせます。

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「1.6 STI Sport」は323万円〜、「2.0 STI Sport」は365万円〜という価格設定も装備内容を考えると魅力的といえる内容になっています。インライン化により価格を抑えることで、輸入ステーションワゴンにも対抗できる商品力を確保しているのは間違いないでしょう。

(文/塚田勝弘・写真/森山良雄)

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スバル・レヴォーグ「STI Sport」の乗り味はノーマルを超越!?
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スバル・レヴォーグSTI Sportのシャープで扱いやすいハンドリング
http://clicccar.com/?p=388219

ミニバン選びの最新トレンドとは? いま乗るなら外せない5台はコレ!

軽自動車そしてSUVなど、ブームの移り変わりはあるものの、依然として販売ランキングで上位に輝く人気カテゴリーであるミニバン。各社から新型モデルが登場し、それらは驚くような販売台数を叩き出しています。

新しいモデルを見てみると、かつてのように『居住空間の広さ』に終始するだけでなく、デザインや走りといった付加価値をアピールしています。

そこで今回は、そんな付加価値が魅力的な5台をピックアップしてみました。

日産・セレナ

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「トヨタ・ノア/ヴォクシー」「ホンダ・ステップワゴン」が相次いで新型へシフトする一方、いっこうに新型の情報が出てこなかった「日産・セレナ」。しかし、遂に2016年8月下旬に販売がスタートすることが明かされました。

新型で最大のトピックとなるのが「プロパイロット」と称する最新の運転支援システムの採用です。

フロントに備わる単眼カメラで前方車両との距離や車線を認識し、加減速だけでなくステアリング操作も行ないます。この「プロパイロット」搭載モデルを、300万円以下の価格で用意する点にも注目です。

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トヨタ・シエンタ

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2003年に登場し、2010年に一端販売を中止するも2011年に復活。そして2015年に新型へと代替わりした「シエンタ」。

最大で7人が乗れるスペースを内包するボディはコンパクトで扱いやすく、ポップ感溢れるボディカラーもアクティブな印象を強調。大きくて煌びやかなミニバンとは違ったテイストがウケて、現在でも納車は3カ月を超すほどという人気ぶりです。

パワートレーンにガソリンだけでなく、「アクア」譲りのハイブリッドを用意している点も魅力です。

トヨタ・エスティマ

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2006年に登場し、現役生活10周年を迎えたベテラン選手「エスティマ」が6月にマイナーチェンジを実施しました。

新型に行なわれたメニューは内外装のリニューアルが中心。外観にはキーンルックと称するコンセプトを採り入れたほか、内装はメーターのデザイン変更に加えて、随所に合成皮革をあしらうことで質感が向上しています。

とくに、マイナーチェンジ前に販売されていた特別仕様車「VERYエディション」での知見を活かして導入した新グレード「アエラス スマート」でしか選べないホワイトまたはベージュのインテリアは一見の価値あり。

ホンダ・オデッセイハイブリッド

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フロアを低めたことで、居住空間の拡大と走行安定性を高めた「オデッセイ」。デビュー当初はガソリンエンジンのみでしたが、ついに待望のハイブリッドが追加されました。

「オデッセイハイブリッド」のキャスティングはモーターが主役で、エンジンが脇役。エンジンはモーターを動かすための電力を作ったり、モーターだけでは苦しい場面でアシストするのが役目です。燃費はJC08モードで26.0km/Lを達成します。

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シトロエン・グランドC4ピカソ

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SFの世界から飛び出して来たようなデザインが目を引く「グランドC4ピカソ」。その個性的なルックスに加えて、天井全体を大きく覆うガラスフールがもたらす開放感も魅力。

快適な2列目で後席モニターを用いて映画などエンターテインメントを楽しんでくつろぐといった多くのミニバンの趣きとは異なり、過ぎ去る街並みや大自然をパノラマで楽しむという新提案を披露します。

ちなみに、2016年12月にはディーゼルエンジンを搭載する「グランドC4ピカソBlueHDi」の導入が予定されています。

(今 総一郎)

「A6 オールロード」の対抗馬? メルセデス、Eクラスエステートに「オールテレイン」投入へ

メルセデスベンツは、新型Eクラス『エステート』に、より強靭なボディを持つ『エステート オールテレイン』を投入することがわかりました。

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このモデルは、新型Eクラスに搭載されている「エアボディコントロール」により、スムーズな車高変更が可能で、「エステート」よりワイドで強靭なフェンダーやスキッドプレートを持つ、クロスオーバータイプのモデルです。

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オフロードSUVのように車高は高く設定されていないですが、ノーマルモデルより高い走破性を実現し、アウディ『A6 オールロード』をライバルとします。

パワートレインは新型Eクラスと同じラインナップとなり、2016年9月のパリモーターショーでのデビューが期待出来るでしょう。

(APOLLO)

ゴルフRを超える!? ヒュンダイのホットハッチがニュルテストに出現

韓国ヒュンダイモーターは昨年、高性能車に特化した新ブランド、「N」を立ち上げましたが、同社のCセグメントハッチバック『i30』次期型のNバージョンと思われるプロトタイプがニュルの高速テストに現れました。

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目指したのは長年ホットハッチを牽引するフォルクスワーゲン『ゴルフR』です。

以前、「i30」次期型のノーマルモデルも捕捉していますが、比較するとマスキングされたフロントバンパー越しには、より大きなベンチレーションの影が見えます。

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また、サイドスカートやツインエキゾーストパイプも確認でき、ホットハッチらしい仕上がりとなっています。

パワートレインは2リットル直列4気筒ターボエンジンの搭載し、最高馬力は260psから280psを発揮、VW「R」に迫るパフォーマンスも期待できそうです。

(APOLLO)

【関連記事】

ヒュンダイ・i30次世代型、アルプス山脈で高地テスト
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交通安全に留意して「ポケモンGO」を余裕で楽しむためには?

7月22日に日本でも配信が始まったスマホ向けゲーム「ポケモンGO」。

Nintendo

上空から噴水を見た形がポケモンの「モンスターボール」にそっくりだと話題になった愛知県名古屋市の鶴舞公園では、アイテムを入手できるポイントが多いとして、今では「ポケモンGOの聖地」化しています。

Pokevision

普段は人がほとんどいない同公園に早朝、深夜を問わず、スマートフォンを持った人達が遠方から大勢押し寄せて来る様は壮観です。

同様の状況は関東方面でも起きており、新宿御苑や世田谷公園などを中心に「ピカチュウ」などの人気キャラを捕獲しようと、大賑わいの状況になっているようです。

任天堂と共同で「ポケモンGO」を開発した米「Niantic」(ナイアンティック)」社は、もともと検索大手Googleの社内スタートアップで、「Google Earth」を開発したJohn Hanke(ジョン・ハンケ)氏によって2010年に設立されました。

それまで家に篭もりがちだったゲームプレイヤーを2Dの世界から3Dのリアルワールドに誘い、プレイヤーが自らの足で歩き回ることを前提に開発されています。

Niantic

ただ、ここ数日のニュースでも多く取り上げられているとおり、ポケモン探しに夢中になるあまり、海外と同様に、早速日本各地で危険な状況が多発しているようです。

24日辺りから同ゲームをプレイしながらクルマを運転したり、公園横の道路に違法駐車するケースが目立つようになり、警察官が出動するなどの事態に。

また、自転車に乗りながらゲームをしていて歩行者に衝突したり、自転車のかごに入れていたバッグをひったくられる事件が発生しています。

25日には金沢市の国道でポケモンGOをしながら運転していた軽自動車が停止中のライトバンに追突、さらに夜には日系ブラジル人が岐阜県美濃市の東海北陸自動車道の美並IC-美濃IC間の上り車線に入り込んだため、高速隊が出動する騒ぎも起きています。

その一方では、鳥取県がこうしたト状況を逆手にとり、同県の観光名所「鳥取砂丘」をスナ(砂)ホ・ゲーム開放地区として知事が自ら売り込むなどの動きまで登場。

これら一連の出来事は、突然ポケモンが出現した際に、慌てて捕獲しようと周りが見えなくなることが主因。

そこで、ポケモンの種類や出没場所が予め見当がつけば、安全にプレイできる可能性が高まり、事故なども減るのでは?と、調べてみたところ、あるWebサイトを発見しました。

POKEVISION

「Pokévision」がそれで、出現しているポケモンをリアルタイムに地図上に表示、世界中のポケモン出没場所が特定できるようです。

ゲーム愛好家にとっては、醍醐味が削がれるかもしれませんが、ポケモン捕獲に夢中になって危険な地域に踏み入り、自身が「捕獲」されるよりは良いかもしれません。

Avanti Yasunori・画像:Niantic、Pokévision)

【関連記事】

海外で「ポケモンGO」が交通事故の原因になっている?
http://clicccar.com/2016/07/21/387404/

美女とワンコとMINIクラブマンで夏の小旅行へ【梅田 悠と愛犬Ulu】

楽しみいっぱいの夏。愛犬と出かけるなら、やっぱりクルマが便利! 人も犬も楽しく快適に、さらにオシャレにドライブを楽しむには、どんなクルマがいいだろう?

そこで、1人の美女と1頭のイケメンチワワ君が、話題のクルマで出かけてみました。

■ご案内は梅田 悠ちゃん&Uluくん!

愛犬とのお出かけを体験してくれるのは、この1人と1頭!

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梅田 悠(うめだ はるか)
*女優
*1988年3月15日生まれ
*三重県 松阪市出身
*8月は、舞台「のぶニャがの野望」番外公演「ねこ軍議〜飼い猫はどいつニャ?〜」の東京公演・滋賀公演にも出演します!(公式サイト

Ulu(うる)
*ロングコートチワワ
*3歳

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U「Uluです。現在3歳、ピチピチのイケメンです。悠ちゃんとももう3年の付き合い。
悠ちゃんは、いつも少年ジャンプを読んでいます。僕が生まれるずーっと前からずーっと読んでいるんだって! 少年の心を忘れない、そんな女子です」

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悠「Uluの性格はちょっと内弁慶かな? 今日ははじめてのモデルのお仕事に緊張気味みたい。普段は慎重でお利口。私の言うことはしっかり聞いてくれる良い子で、あとやっぱり超イケメン!」

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U「そう?やっぱり僕ってイケメン?悠ちゃんは舞台を中心に活躍中。いつもお芝居やお稽古から帰ってくると僕に甘えっぱなしなんだわ! ちょっとは悠ちゃんも自己紹介してください」

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悠「甘えてくるのはUluなのですが…。女優のお仕事では、出会うすべての人からたくさんのものを吸収させてもらいたいと考えています。それが自分の芝居につながっていくと思って。地元、三重県松阪市の方々が応援してくれるのも大きな力になっています。この夏は松阪市の祇園まつりで”みこし大使”に任命されているんですよ!」

仕事の話はとっても真面目な悠ちゃんは、舞台女優であるとともに、クラシックからヒップホップ、エアロビクスまでプロ級のダンス女子でもあります。

清楚な見た目と明るい表情、かいま見える芯の強さのギャップが魅力的!

そんな彼女が愛犬と小旅行に出かけるクルマは…

■新型MINIクラブマンで小旅行!

悠ちゃんとUluくんの小旅行の相棒は、こちらのクルマ!umedaharuka01 (1)

「MINI Cooper S Clubman」。昨年、大注目の中で登場した新型MINIクラブマンの中のスポーツモデル。MINIでは初めての8速AT搭載モデルでもあります。

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悠「見てUlu、可愛いクルマ!」

U「いや、これは可愛いだけじゃないね。カッコよさとラブリーさの同居。まるで僕のようです。ただ、僕は小さいけどこいつは結構大きいね。MINIブランドらしいチャームはそのままに、たっぷりとしたステーションワゴンの風格が……」

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悠「Uluさん、なぜいきなりそんなコメントを…」

U「悠ちゃん、僕をなめたらいかんぜよ。ほら、荷室の広さを見てみたまい」

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悠「これならUluと出かけても、荷物をたくさん積めて安心。いつものお皿や毛布も全部持ってきてあげられるよ♡」

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U「ちなみにこのコは、僕のお出かけキャリーにいつも潜んでいるヤツ。名前も知らないヤツですが、いるとなぜか安心するのです」

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U「そしてやっぱりMINIクラブマンと言えば、スプリットドアっていうんですか、観音開き! ヤツが入っているのはその内側の収納ポケットです。さすがに僕は入れませんが、あのポケットは便利そう」

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悠「Ulu君、さらに説明的だね……。ほら、後席を倒せばお出かけ先だって2人でゴロゴロできちゃうよ! ちなみにフラットフロアを上げれば、より深さが出るので大荷物も安心です」

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U「かく言う悠ちゃんも説明番長ですね。見た目以上に収納力抜群、細かい工夫もたっぷりで、かなり自分仕様に使うことができそう。そういうことです!」

■さあ、1人と1匹どこへゆく?

というわけで、存分に「MINI Cooper S Clubman」を味わった2人は、小旅行へ出かけます。

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今日の行き先は悠ちゃんからUlu君へのプレゼント。自然の中でたっぷり遊ぼう!

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(文:窪木紘子/モデル:梅田 悠/ヘア&メイク:中田愛美/写真:ダン・アオキ)

後編へ続きます

スバル・レヴォーグ STI Sportのシャープで扱いやすいハンドリング

スバル・レヴォーグに最上級グレードとして追加された「LEVORG STI Sport」は、こちらでもご紹介したように、良好な乗り心地を実現するなど、シャーシまわりが最大の見どころになっています。

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フロントダンパーの「ダンプマティックⅡ」は、スバル WRX STI S207譲りで、メルセデス・ベンツCクラスなどが採用していますが、日本の量産車ではスバルが初。

大小様々な路面からの入力に対応する乗り心地だけでなく、ステアリング操作に素直に反応する利点、直進安定性やロール剛性、スラロームなどでステアリングを戻した際の追従性などの向上もレヴォーグ STI Sportの狙いのひとつとなっています。

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「ダンプマティックⅡ」以外にもステアリングギアボックスの取付部の剛性アップにより、切れ味鋭いハンドリング、連続するコーナーでも容易に破綻しない追従性も謳われています。さらにリヤサスペンションの最適化によりロール特性、乗り心地の改善を図っているとのこと。

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ショートサーキットでは、コーナーの大小を問わずロール剛性の高さを感じさせてくれました。

ボディの傾きや揺り返しなども抑制されていますから非常にコントロールしやすいうえに、足も硬く引き締められている印象も希薄で、ハンドリングと乗り心地の両立は想像上以上に高い次元で行われています。

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ただし1.6Lと2.0Lは、AWD方式が異なりますから操縦性には差が感じられます。1.6Lは、イニシャルトルクが「前60:後40」で滑りやすいウェット路面でも安心して走れますし、FFからの乗り換えでも違和感を覚えることは少なそう。

一方、「前45:後55」となるVTD-AWD(不等&可変トルク配分電子制御AWD)の2.0Lモデルは、アクセルを踏んで曲がることがより容易。1.6Lよりも乗り心地は若干硬めに感じますが、動力性能だけでなくフットワークも重視するなら2.0Lをチョイスしたいところです。

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レヴォーグSTI Sportは、高速道路やワインディングなどで気持ちのいい走りを味わえるだけでなく、低・中速域での良好な乗り心地を得るという相反する要素を達成。運転席だけでなく後席でも良好な乗り味が確認できました。

また、レヴォーグそのものマイナーチェンジでC型になり、欧州からの要望で静粛性の向上も図られるなど、最近よく使われる「動的質感」も明らかに高められています。

(文/塚田勝弘・写真/森山良雄)

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スバル・レヴォーグ「STI Sport」の乗り味はノーマルを超越!?
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アストンマーティン・ヴァンキッシュ次世代型に700馬力の「S」登場

2017年登場のアストンマーティン『ヴァンキッシュ』に、究極のハードコアモデル「S」が投入されることがわかりました。

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フロントエアスプリッターを備えるベンチレーションやリップスポイラー、サイドスカート、リアにはクワッドエキゾーストパイプ&クワッドデュフューザーなど、スーパーカーアイテムが凝縮されたエクステリアが確認できます。

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軽量化を図るとともに、メカニック面でもブレーキ、サスペンションを強化。圧倒的なパフォーマンスを発揮します。

そして注目される心臓部には、6リットルV型12気筒エンジンを搭載、最高馬力はアストンマーティン最強の700psを叩き出す可能性を秘めています。

ワールドプレミアは2018年内の可能性が高いようです。

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新型ダイハツ・ブーンのアイドリングストップ機構、実燃費はどうか?

2016年4月時点で「ガソリン車ナンバー1」というJC08モード燃費を掲げて登場した新型ダイハツ・ブーン、トヨタ・パッソ。1.0L直列3気筒DOHCの自然吸気エンジンは、吸気側のデュアルポート化により高タンブル化と吸気効率の向上などを実現。

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高タンブル化やアトキンソンサイクル化や、ピストン形状の最適化により、圧縮比は従来の11.5から12.5に向上、高圧縮化も達成。そのほか、EGRバルブの応答性向上によってEGR(排気再循環)の量を拡大し、燃焼効率を向上するなど定番といえるメニューも盛り込まれています。

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さらに、ボディ側も空力性能の向上(空力意匠、空力パーツの採用)によりCd値の低減も図られているほか、プラットフォームの軽量化など低燃費実現策が数多く採用されています。

トランスミッションは、燃焼効率のいい回転域を使いやすいなど、カタログ燃費向上に利くCVT。もちろん、いわゆる「コースティング」機能付アイドリングストップも用意されています。

新型ブーンに搭載されているアイドリングストップは、軽を含む従来のダイハツ車と同じフィーリングで、再始動時の音、振動ともにスズキのアイドリングストップと比べるとやや大きめ。

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また、停車時に「カックン」ブレーキを防ぐため、少しブレーキを戻しながら停止するようなブレーキ動作だと意図していないのにエンジンが再始動してしまい、再びブレーキペダルを踏み込んでも再停止してくれません。

ホンダの軽なども同様ですが、ドライバーの意図に沿ってくれないのはやや残念なところ。

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ブレーキストロークセンサーなどにより意図しないエンジン再始動を防ぐスズキ方式は、同社の特許かもしれませんが、乗り比べてしまうと少し気になります。

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さらに、コースティングに入ってからのエンジン再始動もスズキの方がスムーズ。ダイハツ・ブーンも9km/h以下では同機構が作動しませんから、渋滞時にエンジンが止まったり再始動したりしてギクシャクした動きにはならないものの、再始動時は音も振動も大きめに伝わってきます。

ただし、新型ブーン/パッソは、2WDだけでなく4WDにも9km/h以下でエンジンがストップするなどにより4WDでも24.4km/Lという燃費を達成しているのも自慢。

ブレーキ操作も「どうすれば再始動せずにアイドリングストップに入れるか」も慣れてくるとコツがつかめますので、オーナーなら慣れるかもしれません。

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さて、新型ブーン/パッソが誇る2WDのカタログ燃費28.0km/Lですが、315km走行して(高速道路約6割、一般道約4割)実燃費は18.5km/L(満タン法)。

なお、メーターの平均燃費表示は走行シーンにより異なりますが、15〜18km/L台(写真は16.7km/L)を表示することが多かったです。

とくにエコランに徹したわけではないので20km/L台も無理とはいいませんが、15〜19km/Lくらいが現実的な数値ではないでしょうか?

(文/写真 塚田勝弘)

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これが量販モデルか!? トヨタ・C-HR、赤×白ツートンカラーの画像流出

トヨタの新世代コンパクトクロスオーバーSUV『C-HR』の量販モデルと思われる、赤×白ツートンカラーの車両画像が流出しました。

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トヨタは、2014年のフランクフルトショーで『C-HRコンセプト』3ドアを公開した後、2015年秋のフランクフルトショーでは、『C-HRコンセプト』5ドアバージョン、2016年3月のジュネーブショーでは、市販モデルが公開されています。

2014年から進化を続けてきた「C-HR」は、細部パーツを市販に向けた形状に変更し続け、このデザインに行き着いています。よって、このまま市販されることはほぼ間違いないと思われます。

コンセプトモデルで刺激的なデザインでも、量販モデルでは大人しくなってしまう傾向があるなか、「C-HR」はコンセプトモデルの意匠をかなり忠実に反映させ、期待に応えたといえます。

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プラットホームには、プリウスにから流用される自慢の「TNGA」(トヨタ グローバル アーキテクチャー)を採用、迫力あるデザインのため大きく見えますが、実車はかなりコンパクトになっています。

パワートレインは1.8リットル直列4気筒と組み合わせたハイブリッドと、1.2リットル直列4気筒DOHC直噴ターボ、及び2リットル直列4気筒DOHCエンジンがラインナップされます。

日本発売は2016年8月から9月が有力視されています。

(APLLO)

平成27年12月末の軽四輪車の平均普及台数は100世帯あたり54.3台に増加も、今後の動向に注目

全国軽自動車協会連合会 (全軽自協)は、平成27(2015)年12月末現在の世帯当たり軽四輪車普及台数などの最新データを発表しました。

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発表によると、全国平均で軽四輪車の普及台数は100世帯あたり54.3台に達し、昨年の54.0台からさらに0.3台増加したことになります。

これは、全軽自協が総務省調べの「住民基本台帳世帯数」(平成28年1月1日現在)と国土交通省調べの「自動車保有車両数」(平成27年12月末現在)をもとに集計したもの。

以前は3月末に集計されていましたが、平成25年から12月末に変更されています。

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世帯数(外国人世帯数を除く)は5581万1969世帯(前年同期比44万7772世帯増)、軽四輪車の保有台数は3029万9240台(同41万3745台増)で、この結果、世帯当たり軽四輪車の普及台数は、平成26(14)年12月末現在の100世帯に54.0台から54.3台(1.85世帯に1台から1.84世帯に1台) へと増加しました。

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軽四輪車の保有台数は、昭和52(77)年 (100 世帯に15.9台) から連続して増加を続けており、昭和57(82)年には100世帯に20台を超える20.2台、昭和63(88)年には100世帯に30台を超える31.9台、平成12(00)年には100世帯に40台を超える40.8台、平成23(11)年には100世帯に50台の大台を超える50.3台となっています。

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地域別にみると、世帯当たり普及率が高いのは、①佐賀県の104.0台、②鳥取県の103.3台、③長野県の102.5台、④山形県の101.5台、⑤島根県の101.3台の順番になっています。

反対に普及率の低いのは、①東京都の11.9台、②神奈川県の22.7台、③大阪府の27.9台、④埼玉県の40.6台、⑤千葉県の41.0台となっています。

なお、47都道府県で前年より普及率が低下したのは佐賀県(104.2台→104.0台)だけでした。

このように、国内販売の大きな割合を占めている軽四輪車の販売台数ですが、増税の影響で伸び悩みが指摘されており、今後の動向が注目されます。

(山内 博・画像:ダイハツ、ホンダ)

トヨタが「もっといいクルマづくり」を目指す若者向けに「職業体験イベント」を開催!

トヨタ自動車が愛知県豊田市の本社で9月22日(木・祝)に開催する小学5年生〜高校3年生までを対象にしたイベント「職業体験プログラム」の参加者を募集しています。

TOYOTA

トヨタ技術会が将来の日本を担う子供達や、若者にクルマづくりの楽しさを体験してもらおうと、毎年行っているイベント。

小学生向けには「トヨタスタッフの仕事を体験してみよう」をテーマに、トヨタ会館のガイド業務や館内ショップでの接客体験を、中学生向けには車両性能評価や生産業務などを体験できるメニューを用意。

TOYOTA

また高校生向けには「エンジニアの仕事を知る・見る・体験できる特別な1日」をテーマに、同社のエンジニアから生の体験談を聞いたり、設計、評価部門、テストコースなどの見学や、仕事体験(燃料電池製作)などのメニューが用意されています。

TOYOTA

高校生の部は募集人数が48名で、申込み多数の場合は抽選となり、当日のスケジュールは昼食や移動時間を含み、9:00〜16:30(受付開始:8:30)となっています。

いずれも参加費は無料で、小学生の参加には保護者の同伴が必要。事前申込み制で、募集締切りは8月22日(月)。

トヨタ技術会が主催するこのイベント、クルマに興味が有る若者達にとって、貴重な体験になりそうです。詳しくは同社のHPを参照下さい。

Avanti Yasunori・画像:トヨタ自動車)

【関連リンク】

トヨタ自動車(トヨタ会館)
https://www.toyota.co.jp/jp/about_toyota/facility/toyota_kaikan/index.html

ホンダの最新テストコースで先進安全システムを体感。軽自動車への展開も約束!

2016年4月、ホンダは栃木県さくらに新テストコースを開設しました。

ハイウェイや市街地を模したテストコースは、「ホンダセンシング」と呼ぶ先進安全システムの開発に使われているという最新のITテストコースです。

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今回、メディア向けに開催された「ホンダセンシングワークショップ」では、その最新テストコースを初公開。

さらに、「衝突軽減ブレーキ」「歩行者事故低減ステアリング」「路外逸脱抑制機能」を体感するとともに、自動運転まで見据えて開発を進めるエンジニアとのミーティングも行なうというプログラムでした。

残念ならが天候不良によりホンダセンシングの体感プログラムは途中で中止され、ホンダの市販車が積む安全装備への理解は消化不良ぎみでしたが、ミーティングの時間が延びたことで、ホンダの考える先進安全システムへのロードマップへの理解が進むワークショップとなりました。

他社同様、ホンダも近い将来、「トラフィックジャムアシスト」という名前で、渋滞時に限った操舵と加減速を機械がコントロールする自動運転を実現しようとしています。

そうしたフルタイムではない自動運転のフェイズにおいては、ドライバーの意思を読み取ることや、ドライバーの操作によって機械から人間へ運転権をスムースに移すことが重要とされています。

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たしかに、道路上の白線とドライバーが意図しないステアリング操作を認識する「路外逸脱抑制機能」の体験において、そうしたドライバーの操作を優先(オーバーライド)する制御の絶妙さは体感できることができました。

わざとステアリングをズラしておくと機械が車線を維持するようステアリングを動かすのですが、その際にちょっとでもドライバーが意思を入れた動きを見せると、すぐさまドライバーに操作を任せてくれるのです。

こうしたオーバーライドに関する味付けの部分は、安全とドライバーの意思をバランスさせる上で非常に難しい項目ですが、2002年に車線維持支援システムを市販車(アコード)に搭載したホンダの経験が、絶妙なバランスを実現しているようです。

2016年7月の時点では、ミリ波レーダーと単眼カメラを利用したホンダセンシングの搭載車種は限られています。具体的にはジェイド、ヴェゼル、ステップワゴン、オデッセイ、アコード、レジェンド、クラリティといったラインナップにしか搭載されていません。

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つまり、フィットや軽自動車は、衝突軽減ブレーキを採用していても、それは赤外線レーダーによる低速域に限定されたもので、ホンダセンシングという名前で展開している高性能な先進安全システムとは異なるものなのです。

しかし、この秋にも登場予定のフリードにはじまり、小型車・軽自動車へも、より高性能なホンダセンシングの採用は拡大するといいます。

先進安全システムが交通事故を減らすものであれば、量販モデルに採用することこそ事故低減効果が期待できるというもの。具体的なスケジュールについてはシークレットということですが、その効果を考えれば、メーカーとしての装備拡大と、ユーザーの積極的な選択を期待したいと感じたワークショップとなりました。

(山本晋也)

新型ダイハツ・ブーンの居住性、積載性は「軽」を超えたか?

新型ダイハツ・ブーンは、全長3660×全幅1665×全高1525mm(CILQ。X系は全長3650mm)、ホイールベースは2490mmというサイズ。

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先代ブーンの全長3640×全幅1665×全高1535mm、ホイールベース2440mmと比べると、スリーサイズはほとんど変わっていませんが、50mmもホイールベースが延長されているほか、前後トレッドも各10mmずつワイドになるなど、居住性や安定感のある走りに配慮されていることが分かります。

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さらに、トレッド拡大で前輪の切れ角を見直すことで、先代の4.7mから4.6mに最小回転半径も小さくなっていて、全長が10〜20mm伸びても取り回しの面でも不安はありません。

気になる居住性ですが、前席は横方向、頭上空間ともに身長171cmの私でもとくに不満はありません。

シートサイズも一見すると十分なサイズが確保されていますが、時間座っていると腰を中心に疲れを感じることもありました。

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後席は先述したロングホイールベース化し後席をより後方に配置して、タンデムディスタンス(前後乗員間距離)を940mmとすることでクラストップを実現したとしています。

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膝まわり、頭上空間ともに十分な広さを感じさせてくれますが、シートは背もたれ、前後ともにもう少し厚みを含めたサイズアップが欲しいところ。

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また、荷室はスモールカーの標準的な広さという印象で、シングルフォールディング(6:4分割可倒式はX系のエントリーモデル以外に標準装備)により、シンプルに前倒しすれば拡大できるという設計になっています。

150万円以下がメイングレードだけにコストの制約も厳しいのでしょうが、もう少しスモールカーのスタンダードを打ち破るような質感があると軽からのアップサイジング層の心をよりキャッチできる気がします。

(文/写真 塚田勝弘)

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ダイハツ新型ブーン試乗!! 軽の技術でコンパクトカーは変わるのか?
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子供たちが描く未来のクルマ! 「トヨタ夢のクルマアートコンテスト」

トヨタ自動車が、世界の15歳以下の子供達を対象に毎年開催している「トヨタ夢のクルマアートコンテスト」。

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このコンテストは、2005年に愛知県で開催された「愛・地球博」に先立ち、モータリゼーションが進むアジア近隣諸国の子供達に「自動車の未来や夢」について発表してもらう場を提供するために企画されたのが始まりだそうです。

第5回(2011年)からワールドコンテストへと拡大し、今年で第10回を数えており、これまでに300万点以上の応募作品が集まっている模様。

まず、世界80以上の国と地域でナショナルコンテストが開催され、優秀作品がワールドコンテストにエントリーされる仕組みで、今年も8月に日本に受賞者を招待して表彰式が開催される予定になっています。

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ワールドコンテストの審査委員は、審査委員長の豊田章男社長をはじめとした社内審査委員と、美術や自動車の専門家で構成。

日本のナショナルコンテストでは、12〜15歳、8〜11歳、7歳以下の3部門にそれぞれ3作品が入賞、計9点の作品がワールドコンテストにエントリーしています。

これまでにも、走れば走るほど空気を綺麗にする「花の形の空気清浄機カー」や、脳内を検診する「ブレイン・カー」、口の中を掃除してくれる「おくちのクリーンカー」などの作品が登場、子供達の多様な発想もさることながら、色彩の豊かさにも広がる夢が感じられます。

また、昨年から新設された「夢のクルマ技術賞」の入賞作品をもとに、同社の「モノづくりの技」でミニチュアカー化、表彰式で披露されました。

同社では、このコンテストを通して「夢のクルマを描くことで、夢を持つことの楽しさや大切さを感じて欲しい」としており、これからも子供の夢を応援していくそうです。

Avanti Yasunori・画像:トヨタ自動車)

防水性に優れたGPS付き二輪車用ETC2.0車載器が日本無線から発売

日本無線は、GPS付き二輪車用ETC2.0車載器の新製品「JRM-21シリーズ」を2016年7月28日より発売すると発表しました。

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「JRM-21シリーズ」はETC2.0サービスに必要なGPSセンサーを内蔵した二輪車用ETC2.0 車載器。

同社従来品より防水性能が向上させて防水等級IP67をクリアし、より安心して使用できる製品になっています。

ETC車載器のメリットは四輪車よりも二輪車の方が大きいはずです。なぜなら、バイク・ライダーは分厚いグローブをはめている場合が多く、ETCを利用できない場合は、料金所でグローブを外して、サイフを取り出し、現金を支払って、再度グローブをはめるという面倒な動作が必要になるからです。

本新製品は次のような特徴を備えています。

1.ETC2.0に対応

「JRM-21シリーズ」はETC2.0 に対応しており、ETC2.0サービスを利用すれば圏央道の料金水準がETCに比べて約2割引となります。さらに今後も、ETC2.0サービスは増える見込みです。

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2.自社製受信機を搭載

「JRM-21シリーズ」には、ETC車載器の心臓部であるGPS受信機に自社製の受信機を搭載しており、その信頼性には定評があります。

日本無線の車載用GPS受信機は世界で初めてGPS カーナビゲーションシステムに採用されて以来、その高い信頼性が評価されて数多くのメーカーに採用されています。

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3.コンパクトなアンテナ

ETCアンテナとGPSアンテナをコンパクトに一体化したシンプルなデザインを実現。ハンドル周りにアンテナを装着してもオートバイの外観を損ないません。

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4.製品全体に防水・防塵性能を付与

「JRM-21シリーズ」ではアンテナ・インジケータはもちろんのこと、本体もIP67の防水・防塵性能を実現しており、雨・洗車でも安心です。近年のゲリラ豪雨に対しても防水性を保つことができます。

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5.雨の日でもカードの抜き差しができる

「JRM-21シリーズ」には、水に濡れても壊れない専用ICカードコネクタを採用しており、雨の中でカードを抜き差ししても浸水するおそれがありません。

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6.安心のフルシールド・ハウジング構造

従来品に引き続き、フルシールド・ハウジング構造を採用。さらにバックル部分を大型化し、二輪用の厚手グローブをしたままでも開閉しやすい構造になっており、グローブを外さずに操作できます。

7.二輪車用の耐震設計

振動が多いオートバイに取り付けても、故障しにくい高い振動スペックの振動加速度試験20Gをクリアしており、振動に強い二輪車専用の耐振設計が施されています。

価格は取付・セットアップ費用別で23,800円(税抜き)。あなたのバイクにもETC車載器を取り付けて、快適なツーリングを楽しんでください。

(山内 博・画像:日本無線)

ダイハツ・新型ブーン試乗!! 軽の技術でコンパクトカーは変わるのか?

2010年に登場した先代ダイハツ・ブーンのプラットフォームを軽量化、高剛性化させて生まれ変わった新型ダイハツ・ブーン。

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先代同様にトヨタ・パッソのブランド違いであるのは同じですが、開発や設計、デザイン、製造までをダイハツが担っていて、新型パッソはダイハツからトヨタにOEM供給されることになります。

これからトヨタ、ダイハツのコンパクトカーは、トヨタの7カンパニー制で生まれたトヨタ自動車東日本主体の「トヨタコンパクトカーカンパニー」とともに歩むことが予想されますから、ダイハツ主体の新型ブーン/パッソとは異なった戦略、クルマ作りがされる可能性もありそう。

新型ブーンは、とくにフロントマスクからキャストあたりと似た雰囲気が漂います。

乗り心地の良さも先代ブーンからの進化を感じさせる点。街中での静粛性は国内のスモールカーの標準を少し超えたあたりかな、と感じさせます。

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28.0km/Lという低燃費を謳う直列3気筒の1.0L NAエンジンとCVTの組み合わせは、メインステージと思われるタウンスピードであれば動力性能に大きな不満はないものの、高速に場所を移すとモアパワーを抱かせます。その加速フィールは、最高出力64psの軽のターボが過給をはじめた際には及ばない印象。

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また、少し気になるのがかなり軽めのパワステで、街中で交差点を曲がる際や狭い場所で駐車する時などは女性などでも楽に扱えるのでしょうが、市街地でも少し速度を上げるだけで、直進するだけでも僅かとはいえ、修正舵を当てる必要性を感じさせます。

これが高速になると顕著になりますから、街中中心という割り切りを感じさせるパワステのセッティングといえそうです。

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一方で、高速巡航時は軽自動車よりも室内への侵入音も抑えられていて、軽とはひと味違う美点。これでもう少し直進安定性やロードホールディング性能が向上されれば、走りの質感の「軽さ」が払拭されるはずで、さらなるスポーティグレードの設定も期待したいところです。

(文/写真 塚田勝弘)

ヤマト運輸が自動運転による宅配「ロボネコヤマト」プロジェクトを始動!

ヤマト運輸とDeNA(ディー・エヌ・エー)が7月20日、国家戦略特区において自動運転による次世代物流サービス「ロボネコヤマト」プロジェクトの実証実験を来年3月から1年間に渡って実施すると発表しました。

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「クロネコ宅急便」を手掛けるヤマト運輸では、受け取りニーズの多様化に合わせて、コンビニなどにも受け取り場所を拡大するなど、利便性の拡大を進めています。

一方のDeNA はインターネットサービスで培ったノウハウと自動運転技術を連携させた、物流領域での自動運転技術の活用を模索中。

そこで両社は持ち前のノウハウを結集、「より利便性が高く、自由な生活スタイルを実現する物流サービスを目指す」ことにしたといいます。

両社は「ロボネコヤマト」プロジェクトで2種類のサービス実証実験を予定。

「オンデマンド配送サービス」は、共働き夫婦や一人暮らしの人が、望む時に望む場所で荷物を受け取ることができる配送サービスで、スマホで荷物の現在地や到着予定時刻の確認が可能。

また「買物代行サービス」は、小さな子供を持つ家庭やお年寄りが地域の複数商店の商品をインターネット上で購入、一括で宅配。

実証実験では、ニーズに応えられているかどうかの検証と、サービス利用における顧客からの細かな要望などの収集を行う計画で、市販車の後部座席に荷物の保管ボックスを設置した専用車両を使用するそうです

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また実験では安全確保のために人が乗り込み、配送ルートの一部で自動運転、将来は完全無人化を目指す予定としています。

DeNAは「自動運転」をゲームに次ぐ主力事業に育てる方針で、ベンチャーの 「ZMP」との合弁会社「ロボットタクシー」を設立、すでに神奈川県藤沢市などの国家戦略特区で「自動運転タクシー」の実証実験をスタートさせており、8月からは幕張イオンモールにも「自動運転バス」の導入を予定。

今回、新たにヤマト運輸と共同で実施する「ロボネコヤマト」プロジェクトはそれに続くもので、自動運転車による宅配実現を目指すことになります。

ただ、公道を使った自動運転による宅配サービスには法整備の問題や、都市部の複雑な道路網への対応が必要となることから、課題が多いのも事実。

実現した場合、早朝や深夜の配達などサービスの幅が広がり、消費者にとって宅配便をより便利に使えるようになることから、両社の今後の取組みが注目されます。

Avanti Yasunori・画像:ヤマト運輸)

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DeNAが8月からイオンモールに「自動運転バス」を導入!
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ソフトバンクが自動運転サービス事業に進出! その理由とは?
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国家戦略特区プロジェクト「自動運転タクシー」実証開始!
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岩手県のバス会社と宅配のヤマトが「貨客混載」でコラボ!
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スバル・レヴォーグ「STI Sport」の乗り味はノーマルを超越!?

国内外でモータースポーツ系モデルの投入が相次いでいます。

スバルも例に漏れず、レヴォーグに新設定された「STI Sport」は、スバルというメーカーのブランド力を高めるだけでなく、STIにとっても認知度のさらなる向上に貢献するモデルと期待も大きいでしょう。

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7月21日に発売されたレヴォーグSTI Sport最大の見どころはシャーシにありますが、従来のSTI製コンプリートカーとは異なりライン生産されるため、足まわりのパーツ点数を抑えるなどの工夫もされています。

そうなると、STIなのに硬派なモデルではないのでは? という突っ込みもありそうですが、当然、多くの人に売りたいカタログモデルである以上、快適な走りを提供すると同時に価格もある程度抑制する必要があります。

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とはいえ、富士スピードウェイで開催された試乗会では、路面が良好なショートサーキット内はもちろん、一部荒れた路面がある外周路でも想像以上に良好な乗り心地を味わえました。

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「STI Sport」は、1.6Lと2.0Lともに同じ225/45R18タイヤ、そして目玉であるフロントダンパーの「DampMatic Ⅱ」も同じ。この「ダンプマティックⅡ」はビルシュタイン製の倒立式ダンパーで、メルセデス・ベンツのA、B、Cクラスなどの採用例があります。

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主に大きなストロークに作用する「メインバルブ」と、微小な入力に作用する「コンフォートバルブ」の2バルブを組み合わせた可変減衰力ダンパーからなり、非線形的な流量コントロールが可能で良好な乗り心地を実現。

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ただし、「ダンプマティックⅡ」を使っていれば乗り心地と操縦安定性の両立が図れるというほど単純な話ではありません。メルセデスの例でいえば、Cクラスは見事な乗り味とハンドリングを得ていますが、それ以外の車種では完璧とはいえませんし、ほかのセッティングや設計なども重要になっています。

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レヴォーグ STI Sportでは、ニュルブルクリンクなどからのフィードバックで得た知見が活かされているだけでなく、選任のテストドライバーをおかず開発陣自らがステアリングを握るなど、新たな開発手法の構築も利いているのかもしれません。

また、今回の結果次第で、走りと乗り心地が磨かれた仕様が数多くスバル、STIから出てくると予想されます。

(文/塚田勝弘・写真/森山良雄)

カイエン次世代型に巨大タッチスクリーンを発見!

ポルシェの旗艦クロスオーバーSUV、『カイエン』次世代型のキャビンを初めて撮影に成功しました。

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目に飛び込んできたのはセンターに配置されている巨大タッチスクリーンです。

現行モデルにある、モニター両サイドの縦長のエアコン吹き出し口をスクリーン下部へ移動、その開いたスペース分インチアップを図ったようです。

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次期型はベントレー『ベンテイガ』に採用されている、超軽量「MLB Evo」プラットフォームを流用し、その構造を根本から変え、エクステリアは現行モデルのスポーティーなイメージからワイルドなフロントマスクが噂されています。

世界公開は2018年秋と予想されています。

(APOLLO)

日産ジューク「15RX Vセレクション」に、オプションパッケージ「Style Blackパッケージ」を設定

日産・ジュークの「15RX Vセレクション」に、キセノンヘッドランプとブラック17インチアルミホイールを組み合わせたオプションパッケージ「Style Blackパッケージ」が設定されました。

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今回、設定されたオプションパッケージ「Style Blackパッケージ」は、夜間の視認性を向上させる「キセノンヘッドランプ」と、これまで「パーソナライゼーション」専用オプションでしか選べなかった「ブラック17インチアルミホイール」を組み合わせて、83,160円(税込み)というお買得な価格設定としたことが特徴です。

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日産「ジューク」は、国内販売で販売台数が伸びているコンパクトSUVの分野に先鞭をつけて登場しましたが、昨年度はホンダ「ヴェゼル」にSUV販売台数トップの座を奪われています。

そこで、ジュークで最も人気のあるグレード「15RX Vセレクション」に「Style Blackパッケージ」を投入して、過熱する国内コンパクトSUV市場でジュークの販売をてこ入れする狙いがあるものと見られます。

(山内 博・画像:日産自動車)

バーゲンプライス!? ベースモデルから80万円アップの「GOLF GTI Clubsport Track Edition」

現行フォルクスワーゲン・ゴルフは最廉価モデルが250万円を切るという、輸入車のライバルを寄せ付けない価格設定で、ゴルフGTIも389万9000円(MT)、399万(DSG)という戦略的な価格設定が際立っています。

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なお、弟分のポロGTIはMTが327万9000円、DSGが337万9000円ですから62万円という差。決して小さくはありませんが、駐車場事情などが許す限りやはりゴルフGTIに手を伸ばしたくなります。

「GOLF GTI Clubsport Track Edition」は、400台限定で価格は469万9000円。ゴルフGTIのMTよりも80万円高、DSGから70万9000円高となっていますが「GTI Clubsport」の性能アップ、装備を考えると買い得感すら抱かせます。

265ps/5350-6600rpm、350Nm/1700-5300rpmの2.0Lエンジンは、約10秒間のブースト機能により290ps/380Nmにまで向上。いざという時の伝家の宝刀としての魅力は十分にあります。

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ほかにも、電子制御油圧式フロントディファレンシャルロック、大径4輪ベンチレーテッドブレーキディスク(フロント:340×30mm/リヤ:312×22mm)、アダプティブシャシーコントロール「DCC」といった走りを磨く装備を用意。

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ブラックルーフが精悍な外観も専用エクステリア(ハニカムフロントグリル、フロント&リヤバンパー、リヤスポイラー)、225/35R19タイヤ/7.5Jx19アルミホイールが与えられていて素のGTIとはひと味違った凄みを感じさせます。

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インテリアも専用ファブリック&アルカンターラレカロスポーツシートによるホールド性の高いシートをはじめ、触感も見た目も際立つ専用アルカンターラ3本スポークマルチファンクションステアリングホイールによりスポーティかつ上質な仕立てとなっています。

(文/塚田勝弘 写真/佐藤靖彦)

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「GOLF GTI Clubsport Track Edition」のブースト機能の加速感は?
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日本初の名車の祭典「オートモビル カウンシル 2016」を8月5日から幕張メッセで開催

日本にもクラシックカーの祭典はいくつかありますが、2016年8月5日(金)から8月7日(日)までの3日間、国内外の自動車メーカー9社とヘリテージカー専売店19社が一堂に会する、初といえる形態のイベントが開催されます。

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日本の自動車マーケットを牽引してきた80台を超える往年の名車を展示、紹介するだけでなく、憧れの名車も含め、書籍やグッズなどの販売もする日本初のヘリテージカー・イベントで「オートモビル カウンシル 2016」と命名されています。

テーマは「クラシック・ミーツ・モダン」。各メーカーは自社のヘリテージカーと最新のモデルを同時に展示し、各々のブランドフィロソフィーを語りかけるとともに、クルマの魅力を多くの人々に訴えていくというもの。

日本メーカーでは、今年で生誕50年を迎える「カローラ」の初代モデルと生誕50年記念限定車、スバル新型インプレッサのプロトタイプと、水平対向エンジンの初期型と最新型、本年春のニューヨーク国際自動車ショーに出品されたスポーツカーなどが国内で初めて一般公開されます。

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輸入車では、これまでウェブ上でしか見ることのできなかった、本年秋に欧州で発売予定の「ABARTH 124 spider」、レーシングテクノロジーを満載した「VOLVO S60 Polestar」、今年、ジュネーブで公開され話題となった最新モデル「McLaren 570 GT」などが日本初公開となります。なお、自動車メーカーの出展車両は下記のとおり。

■トヨタ自動車  展示テーマ:カローラ生誕50年
(1)初代カローラ (2)TE27 (3)カローラGT (4)カローラ生誕50年 記念限定車

■日産自動車  展示テーマ:日産・プリンスとの融合50年
(1)R380‐1(1=ローマ数字表記) (2)プリンス・スカイラインGT S54A-1型 (3)KPGC10(初代GTR) (4)GTR 17MY

■富士重工業  展示テーマ:ボクサーエンジン50周年
(1)SUBARU1000 (2)新型インプレッサ(プロトタイプ 発表発売前の特別展示) (3)EAエンジン(スバル初の水平対向エンジン) (4)FBエンジン(最新の水平対向エンジン) (5)栄(中島飛行機製航空機エンジン)

■本田技研工業  展示テーマ:マイクロスポーツ
(1)S360 (2)S600 (3)S660

■マツダ  展示テーマ:デザインのヘリテージ
(1)R360クーペ (2)ルーチェREクーペ (3)コスモスポーツ(レストアモデル) (4)サバンナGT(輸出名:サバンナRX-3) (5)ユーノスロードスターなど

■FCAジャパン  展示テーマ:アバルト ヘリテージ
(1)ABARTH 124 spider(国内初公開) (2)ABARTH 595 COMPETIZIONE (3)Fiat Abarth 124 Spider Rally (4)Fiat Abarth 595 Berlina

■ボルボ・カー・ジャパン  展示テーマ:ボルボ スポーツ
(1)P1800 (2)850T5-R (3)S60 Polestar(国内初公開) (4)XC90 T6 AWD R-DESIGN

■McLaren AUTOMOTIVE ASIA PTE LTD.
(1)570GT(国内初公開) (2)F1(ロードカー)

■メルセデス・ベンツ日本
(1)190SL(R121) (2)500SL(R129) (3)SL400(R231)

ほかにも、ヘリテージカー専売店では、世界中の人達のあこがれの名車を展示、販売します。

ヘリテージカーに関連する書籍、モデルカーや玩具、アパレル商品の販売はもちろん、ヘリテージカー・ライフをサポートするオーナーズクラブや各地で開催されているイベントなども紹介。

なお、入場料などの詳細は下記のウェブサイトを参照してください。

・公式Webサイト:Automobile Council 2016(オートモビル カウンシル)

・フェイスブック:Automobile Council(Facebook)

(塚田勝弘)

自動運転車向けの地図配信にNTTドコモの携帯電話ネットワークを活用する研究

NTTドコモ(ドコモ)は、総務省・自律型モビリティシステム(自動走行技術、自動制御技術等)の委託事業で、パスコ社と共同で委託先に選定され、7月15日に採択通知書を受け取ったと発表しました。

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今後ドコモは、エッジコンピューティングを利用した高度地図データベースの高効率なリアルタイム更新・配信技術の開発を開始することになります。

今回ドコモとパスコ社が委託先に採択されたのは、総務省の「平成28年度 情報通信技術の研究開発『自律型モビリティシステム(自動走行技術、自動制御技術等)の開発・実証』」の4つの研究開発課題のうち、課題III「高度地図データベースの高効率なリアルタイム更新・配信技術の確立」についてです。

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ドコモとパスコ社の役割分担については、パスコは主に自動走行に必要な高度地図データベース(以下、ダイナミックマップ)の更新技術の開発を分担し、ドコモは自動走行車へのダイナミックマップの効率的な配信技術の開発を分担します。

ダイナミックマップとは、道路情報や道路上の物体に関する高精度な地図情報と、道路交通情報や他の車、バイク、歩行者等の状況に応じて変動する情報を、時間的・空間的に統一して三次元の空間情報にまとめた地図のことです。

ドコモが開発する技術は、自動走行車へのマップ情報配信に携帯電話のネットワークを活用することを想定したものです。

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現状のネットワーク技術で膨大なデータ量となるダイナミックマップを高速移動する自動走行車に配信すると、携帯電話ネットワークへ高負荷がかかり、ダイナミックマップの配信に不具合が発生することが予想されるため、より効率的な配信技術が求められています。

そこでドコモは、エッジコンピューティングの技術を用いて、ダイナミックマップのサーバーを携帯電話のネットワークに分散して配置することで、ネットワークに与える負荷を低減する技術を検証し、効率的な配信技術を開発します。

エッジコンピューティングは、ユーザーの近くに情報を処理するサーバー(エッジサーバー)を分散設置することで、クラウドコンピューティングに比べて、遅延の少ない情報処理やデータの分散を可能とする技術です。

ドコでは、今回の実証実験で携帯電話(モバイル)のネットワーク網にエッジサーバーを設置することで、モバイルエッジコンピューティングの環境を構築することを目指しています。また、今回の委託事業による技術開発の一部をNTT未来ねっと研究所と連携して進めるとしています。

(山内 博・画像:総務省、ドコモ)

アンモニアがエネルギーキャリアに!アンモニアから水素燃料を製造する技術開発に成功

昭和電工は共同研究により、アンモニアから燃料電池自動車用高純度水素を製造する実用可能な技術の開発に世界で初めて成功したと発表しました。

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これにより、アンモニアを原料とした水素ステーション、すなわちアンモニア水素ステーションの実現に向け大きく踏み出したことになり、燃料電池自動車の普及に欠かせない新しい水素インフラ構築が進展します。

今回の共同研究は、内閣府総合科学技術・イノベーション会議の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「エネルギーキャリア」(管理法人:国立研究開発法人 科学技術振興機構【理事長 濵口 道成】)の委託研究課題「アンモニア水素ステーション基盤技術」によるもので、昭和電工、広島大学、産業技術総合研究所、豊田自動織機、大陽日酸が参加して行われました。

アンモニアは化学式「NH3」で示されるように多くの水素を含んでおり、エネルギーキャリアとして期待されています。

エネルギーキャリアとは、液体水素やメチルシクロヘキサン、アンモニアなど水素を多く含む物質のことで、エネルギー生産地で合成して、化学的に安定な液体として保存、運搬し、エネルギー消費地で液体から水素を取り出すか直接エネルギーに変換して使用する形で利用されます。

しかしながら、アンモニア水素ステーション実現のためにブレイクスルーしなければならない大きな技術障壁としては次の3点がありました。

その技術障壁とは、①高活性高耐久性アンモニア分解触媒、②残存アンモニア濃度を0.1ppm以下にでき、再生が容易なアンモニア除去材料、③水素純度99.97%を達成できる精製技術、の3点です。

今回の共同研究では、世界トップレベルのアンモニア分解用ルテニウム系触媒の調製、アンモニア除去材料の作製及び水素精製技術を確立することにより、それらを用いたアンモニア分解装置、残存アンモニア除去装置及び水素精製装置を実証システムの1/10スケールで開発することに成功しました。

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これらの装置を組み合わせることで、世界で初めてアンモニアを原料とした燃料電池自動車用水素燃料の製造が可能となりました。

現在、研究チームでは昭和電工・川崎事業所においてシステムの実証を行うべく、プロセスの検討を行っています。

今回の成功により、アンモニアを燃料電池自動車用水素燃料へ利用するための基本的な技術が確立したことになり、将来、アンモニアを水素の運搬に利用する燃料電池自動車用水素ステーションの実現が期待されます。

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今後、研究グループでは、アンモニア分解装置、アンモニア除去装置、水素精製装置を連結させ、10Nm3/hで水素を供給できる実証システムの開発を経て、アンモニア水素ステーションの実現を目指します。

同ステーションが実現すれば、アンモニアからの高純度水素を燃料電池自動車や燃料電池フォークリフトへ利用することができ、燃料電池自動車普及のネックになっている水素インフラ構築に新しい手段が登場することになります。

この技術の詳細は、2016年7月20日に日本科学未来館で開催されたSIPエネルギーキャリア公開シンポジウムで発表されました。

(山内 博・画像:昭和電工)

強烈な加速Gを発揮するゴルフ GTI Clubsport Track Editionのブースト機能

フォルクスワーゲン・ゴルフGTI生誕40周年を記念して限定車として設定された「GOLF GTI Clubsport Track Edition」に、ちょい乗りする機会がありました。

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試乗ステージは、パサート/パサートヴァリアントGTEの試乗会でもあった袖ヶ浦フォレストレースウェイでしたので、約10秒間というブースト機能も試すには格好の場だと思いましたが、プログラムの関係で残念ながら周辺の一般道ということで、その速さはまさに味見した程度……

ゴルフGTIにはDSG、MT仕様があり、さらに速いモデルならゴルフRもありますが、個人的には走りのバランスはノーマルのGTIがベストで、より楽しむならMTモデルがオススメです。

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「GOLF GTI Clubsport Track Edition」は、6速DSG仕様のみ日本に上陸していて、残念ながら本国にある3ドアのMT仕様(ClubSport S)はありません。

エンジンはゴルフRの2.0L TSIがベース。ノーマルのゴルフGTIと比べると、最高出力は45ps(33kw)向上となる265ps(195kW)、最大トルクは350Nmでこちらは同値。

そして、アクセルペダルをキックダウンすると10秒ほど最高出力が290ps(213kW)、最大トルクも380Nmまでアップするブースト機能が作動するというものです。

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限られた走行条件でしたが、キックダウンさせてブースト機能を発揮させると、強烈な加速Gに驚かされます。グレード名のとおりサーキットで楽しむ仕掛けではあるでしょうが、いざというときに楽しめそう。

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普段使いで気になる乗り心地は、素のGTI(225/45R17)よりも大きな225/35R19タイヤを履くだけあってショックはハードに伝えてきますが、それでもこうしたスポーツ仕様の割には良好といえるもので、ストローク量の大きなサスペンションであることを感じさせてくれます。

ブースト機能に注目が集まりがちですが、普通に走らせる分でも中・低速域のトルク感、そして高速域のパンチ力もノーマルGTIより当然上で、最大トルクこそ350Nmと同じですが、素のGTIが1500-4400rpmという回転域で最大トルクを発揮するのに対し、「GTI Clubsport」は1700-5300rpmとより幅広い回転域になっているのも効いているのでしょう。

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より攻撃的な内・外装が与えられている「GTI Clubsport」は、コレクターズアイテムとしての価値も見逃せません。一方で、公道を中心に走りを楽しみ、そして乗り心地を含めたロングツーリング性能の高さでいえば、やはり素のGTIのバランスの高さも再確認させられました。

469万円という価格はその内容から見れば決して高くはなく、400台限定の「GOLF GTI Clubsport Track Edition」は、ディーラーにより異なるそうですが、在庫は品薄状態とのこと。

ただ、今秋には快適性を重視した「Street Edition」も導入される予定ですので、そちらを待つ手もあります。

(文/塚田勝弘・写真/佐藤靖彦)

テスラのイーロン・マスクCEOが先進的な「新事業計画」をブログで公開!

テスラモーターズの自動運転機能に関するニュースが飛び交うなか、イーロン・マスク会長兼CEOが7月20日、同社の新事業計画を自身の公式ブログ上で明らかにしました。

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マスク氏が同社を発足させて以来、一貫して目指しているのは、化石燃料への依存を早期に断ち、「持続可能エネルギー」への切り替えを加速させること。

そうした観点で、今後実現を目指す新たなマスタープランを公開したもので、要約すると、次の4つのポイントで構成されています。

1)蓄電装置一体型ソーラーパネルの普及
パワーウォールを進化させ、契約から設置までの全てを1社で一元管理

2)自律走行可能な大型EVトラック、都市型EVバスを開発
・トラックの大型化により貨物輸送コストを大幅削減
・車内レイアウト工夫でバスの乗客密度を向上、車体を小型化

3)人間の運転より10倍安全な自律走行システムを実現
世界中で販売したテスラ車から収集した走行データを活用

4)自家用車のシェアリングシステム構築
テスラ車ユーザーが同社のカーシェアリングシステムに自車を登録、
使用しない時間帯に貸し出し、車両返済資金、維持費に充当

2)については、来年にも発表する予定としており、小型EVバスでは、携帯電話を持たない人のために、既存のバス停に呼び寄せ用のボタンを設置、車椅子や自転車も載せられるようなデザインを予定しているそうです。

4)のシェアリングシステムは、税金や保険料など維持費が高くつくことから、日本でもクルマ離れが懸念されるなか、持続的な新車販売に効果的なシステムとなる可能性を秘めていそうです。

モデルSの自動運転支援システムは、米国では昨年10月に発表され、日本でも国交省の認可を受けて、運転支援システムの配信が今年1月から始まっています。

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そうしたなか、今年5月7日に米フロリダ州の幹線道路で、初となる自動運転機能作動中の死亡事故が1億3000マイル(約2億km)走行時点で発生しました。

事故原因については現在のところ、ドライバーの前方不注意(DVD鑑賞?)と、カメラセンサー等の認識能力に起因している可能性があるとの見解のようです。

同社では現在、世界中の車両を合わせて、1日当たり約500万kmの走行実績を積んでいるそうですが、ワールドワイドで自動運転が法的に認められるまでには100億km(約6年相当)の実績が必要になると予測。

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テスラでは、これまでに得た知見をベースに、技術力に更なる磨きをかけながら、「EV」、「自動運転」、「家庭用発電システム」、「カーシェアリング」をトリガーにして、今後も持続可能エネルギーへの早期移行を実現させる考えのようです。

Avanti Yasunori・画像:TESLA)

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ナビがDVDから最新のSSD式に劇的進化した2017年モデルのジャガーXE

XEによりDセグメントに再挑戦を果たし、さらに、新型XF、初のSUVであるF-PACEを発売と、怒濤のニューモデル攻勢をかけているジャガー。

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2016年7月19日、2017年モデルのジャガーXEの受注を開始しました。

大きな変更点は、XFやF-PACE同様に、タッチ操作やホーム画面を自由にカスタマイズできる10.2インチ静電式タッチスクリーンの「InControl Touch Pro」を標準装備した点で、新型XE登場時に古さを感じさせたDVDナビとついに決別。

さらに、ジャガーのコアバリューといえる「走り」の間口を広げるべく、新たなエントリーグレードである「SE」を追加し、 439万円〜というラインナップに変更されています。

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ほかにも、3年間の無料メンテナンスパッケージ「JAGUAR PREMIUM CARE(ジャガー・プレミアムケア)」も全グレードに付加され、新車登録日から3年間、走行距離無制限の保証、ロードサイドアシスタンス、定期点検(2 回)と指定交換部品および一部の消耗部品の交換を含むメンテナンスが無料で受けられます。

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エンジンは、ガソリン搭載モデルが5機種、ジャガー・ランドローバーが設計から生産までを手がけた「INGENIUM(インジニウム)」と呼ばれるディーゼルエンジン搭載モデル3機種で、計8機種にラインアップを拡大。

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ボディカラーは「ポラリスホワイト」、「エボニーブラック」、「アルティメットブラック」、「ダークサファイヤ」、「グレイシャーホワイト」、「オデッセイレッド」、「クォーツァイト」、「ロジウムシルバー」、「アンモナイトグレー」、「ブリティッシュレーシンググリーン」、「イタリアンレーシングレッド」、「インゴット」、「ストームグレイ」、「テンペストグレイ」、「コスミックブラック」、「ガリウムシルバー」、「シージアムブルー」の計17色を設定しています。

ガソリン仕様の価格は、2.0L 直列4気筒ターボチャージド(200ps/320Nm)を積む「XE」が439万円、「XE PURE」が489万円、「XE PRESTIGE」が521万円。

同じ2.0Lの直列4気筒ターボチャージド(240ps/340Nm)を搭載する「XE PORTFOLIO」が648万円。3.0L V6スーパーチャージド(340ps/450Nm)を積む「XE S」が793万円。

2.0Lの直列4気筒ターボチャージド クリーンディーゼル(180PS・430Nm)搭載車は、「XE PURE」が507万円、「XE PRESTIGE」が541万円、「XE R-SPORT」が555万円です。

(塚田勝弘)

「BMW 330e」の本当の弱点とは?

アウディの新型SUV「Q2」の国際試乗会から帰国し、そのままBMWのプラグインハイブリッド車「330e」で長野県・乗鞍までドライブ。
気が付けばこの日は3連休のド真ん中。渋滞が懸念されましたが、羽田からの道は首都高、山手トンネル、中央道と乗鞍までの道のりはどこも空いていて、ストレスフリー。これにはホッとしました。

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この日は約4時間半のロングドライブに備えて、その前に飛行機内で約12時間爆睡。
でも、飛行機の移動って、機内でいくら眠っても時差ボケ&気圧のせいか、現地に着いてからもなぜかしっかり眠くなるので、いつ眠くなるか心配ではありますが。

ちなみにこの日の移動距離は約300㎞。

今回の乗鞍へ行く目的は「JAPAN EV Rally 白馬~乗鞍~高山」というEV・PHVのイベントへの出演だったので、電気自動車かあるいはPHEVで行かねばなりません。

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しかし、「BMW 330e」という選択は大正解。

プラグインハイブリッドなので、エンジン+電気モーターに加えて、外から充電して電気を蓄ることができるリチウムバッテリーが搭載されていますが、基本は「オートドライブモード」にしておけば、これらは自動で最適な効率いい状態で走ってくれます。電気が溜まっている場合には電気を使いますが、モーターとエンジンの切り替えが実に自然。加速もなかなか良いです。シートは決して柔らかいわけではありませんが、ロングドライブでは疲れ知らず。ハンドルもさすがBMW。全長4.650m、全幅1.8mながら最小回転半径5.4m。というか、想像以上にハンドルが切れるので、クルマがコンパクトに感じられます。もちろん、走りの楽しさもそのまま。うーん、BMWは動力源が変わっても「駆け抜ける歓び」というか、BMWフィーリングが同じなのは、本当に驚きます。
気になるのは、床下の音。車内が静かなせいもあるのか、ちょっと気になる。

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そして、実は一度、ドキッとしたことが・・。
中央道でPAに入り少し休憩。その後で再び、走り始めた時に、まさかのパワーダウン。速度が上がりません。しかしすでに本線に合流するところだったのですが、その後も速度が20㎞ぐらいから上がらなくなり、その後…。クルマを道の端に寄せて停止。インジケーターには「注意して走行してください」との文字。しかし、エンジンスタートスイッチを一回切って、再度指導すると、エンジン再始動に成功。緊張の一瞬でした。原因はわかりませんが、やっぱり熱に弱いのでしょうか?この日は暑い日で、さらに湿度も高かったので。

ちなみに熱さといえば、今回の取材で私は海外帰りということもありますが、小型のキャスター付きトランクを2個+バッグをラゲッジルームに収納し、トランクの中に入スイス土産の「リンツ」のチョコレートを入れていたところ、チョコが溶けてドロドロに…。ショックです。ラゲッジ下のバッテリーが高温になるため、ラゲッジ内にはチョコレートはもちろん、PCなども置かないことをおすすめします。

ちなみに残念ながら時間が無くて、今回は途中充電せず、ガソリンだけで会場に向かいましたが、その時の燃費は15.3㎞/L。電費は53.8㎞/kwhでした。

(吉田 由美)

ザ・ビートル初のクロスオーバー風モデルは個性的な内・外装と堅実な走りが美点

速さを追求するモデルも含めて「質実剛健」、簡単にいえば「マジメ」という印象がまず根底にあるのがフォルクスワーゲンではないでしょうか。

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しかし、クロスポロやクロスアップ! など、ベース車をSUV仕立てにすると、カラーリングも含めて遊び心が急に増してくる傾向があります。

また、ラインナップの中でもカブリオレも設定するザ・ビートルは、モデルラインナップの中でも個性が際立っている印象。

5月21日に設定された「The Beetle Dune(ザ・ビートル・デューン)」は、ザ・ビートル初のクロスオーバー仕立てになっているほか、見た目も鮮やかなサンドストームイエローメタリックにペイントされているだけあって、遠目に見ても存在感十分。

1960年から70年代にかけて、カリフォルニアで一世を風靡したBeetleベースの伝説的なラフロードカー「Dune Buggy(デューン・バギー)」や「Baja Bug(バハバグ)」からインスピレーションを得て作られたモデルだけに、クロスオーバーモデルといっても海岸線を流すのが似合いそうです。

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機能、性能面では、ベース車から15mmアップとなる専用サスペンション(18インチアルミホイール)、そしてベース車の1.2Lではなく、アイドリングストップ付きの1.4L TSI(直列4気筒ターボ)と7速DSGの組み合わせがトピックスで、少し高めのアイポイントを得ています。

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信頼できるハンドリングやしっかりしたボディの剛性感、そして硬めの乗り心地など、硬質な走りはイメージどおり。

また、ベース車よりも排気量を拡大し、150ps/250Nmというスペックを得ているだけあって、驚くような速さではないですが、上り坂でもストレスなくクリアしてくれます。

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見た目は遊び心満点でも、中身きっちり。そんなモデルを探していたBeetleファンにはピッタリ。

なお、価格は321万9000円で500台限定ですが、7月21日時点でまだ完売とはなっていないそうですから気になる方はディーラーに急ぎましょう。

(文/塚田勝弘・写真/佐藤靖彦)

環境性能にも配慮したスポーツタイヤ「ADVAN A052」登場

横浜ゴムが「ADVAN(アドバン)」の新商品「ADVAN A052(アドバン・エイ・ゼロゴーニ)」を8月1日に発売します。

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「アドバン」シリーズ最強を謳ってきた従来の「ADVAN NEOVA AD08R」を凌ぐというグリップ力とハンドリング性能を発揮するだけでなく、騒音や燃費も配慮した次世代のストリートスポーツラジアルタイヤという位置づけ。

技術面のアプローチとしては、先進のレーシングテクノロジーから生まれた構造技術の「マトリックス・ボディ・プライ(ADVAN Sport V105に搭載)」の採用に加えて、フラッグシップ低燃費タイヤ「BluEarth-1 EF20」で活用された「多目的設計探査」を駆使し、コーナリングフォースを最大化するプロファイルと構造が開発されています。

コンパウンドはドライグリップとウェットグリップを高次元で両立した「ADVAN A052専用コンパウンド」を新規開発。これにより、サーキットで速いラップタイムを安定して刻むことが可能で、さらに周回を重ねてからのタイムドロップを抑制するとしています。

また、素直で扱いやすいハンドリング特性も訴求点であるほか、ウェットグリップ性能、騒音、転がり抵抗に係る規制を定めた国際基準である「UN/ECE Regulation No.117 02 Series(R117-02)」をクリアしていて、走りだけでなく環境や人に優しいタイヤに仕上がっているそう。

開発されたサイズは、315/30R18 98Y〜205/55R16 94Wの全19サイズで、8月の発売開始時のサイズは、255/40R18 99Y、235/40R18 95Y、225/45R17 94W、215/45R17 91W、205/45R17 88W、205/50R16 91W、205/55R16 94Wの7サイズ。なお、価格はオープンプライスとなっています。

(塚田勝弘)

ジェイテクトがステアリングシステムの評価・解析を行う欧州テストコースをオープン

自動車部品大手ジェイテクトは、フランスにあるヨーロッパ地域統括拠点・JTEKT EUROPE S.A.S(JEU)において、ステアリングシステムの評価・解析を行うテストコース「IRY JTEKT EUROPEAN PROVING GROUND」を開所したと発表しました。

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同社では、自社製品の評価、解析を行える施設を開設することで、技術力と営業力の強化をすすめ、欧州市場でのステアリングビジネスのニーズに対する対応力を向上させたい考えです。

今回のJEUの新テストコースでは、高度運転支援(ADAS)に対応する製品技術を開発・提案することも目指しています。

7月11日に開所したジェイテクトの欧州テストコースは、フランス中西部のローヌ川に沿ったリヨン地方の都市IRIGNYにあり、敷地面積が125,970㎡、コース面積50,200㎡の規模で、試験路には、①500mの直線路、②直径190m・勾配0度のダイナミックパッド、③75mの低μ(摩擦)路、⑤NV(異音)評価路を備えています。

開所式には、フランスの経済産業大臣・エマニュエル=マクロン氏、メトロポールドリヨン区長・ジェラード=コロム氏も参加し、同社取締役社長の安形哲夫氏やJEU代表・フランシス=フォルタン氏が出席しました。

会場内では同社の開発によるEPSを搭載した自動運転バス・NAVYA-ARMAも登場し、式典を盛り上げたということです。

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同社は、日本国内のテストコースとして三重県伊賀市に敷地面積55万平方メートル、周回路長さ2.2kmの伊賀試験所を所有しており、これに加えて今回ヨーロッパ地域での新テストコースを開所したことで開発環境が一層拡充されることになります。

(山内 博・画像:ジェイテクト)

東レがターボダクト向けに3Dサクションブロー成形機を導入

東レは、ターボ搭載車に必要なターボダクト向けに、世界最大手のサクションブロー成形機メーカーであるドイツのKautex Maschinenbau GmbH (カウテックス社)から大型3Dサクションブロー成形機を導入することを決定しました。

【差替】Kautexサクションブロー成形機

東レによると、日系エンジニアリングプラスチックメーカーによる同成形機の導入は初めてになります。今後、本年8月までに同社名古屋事業場(樹脂応用開発センター内)に設置し、10月から本格稼働する計画です。

近年のダウンサイジングターボ車では、ターボチャージャーとエンジンを繋ぐターボダクトを樹脂製とすることが軽量性と設計自由度の優位性から主流となっており、高い長期耐熱性や耐薬品性などの要求特性を満たす材料として、PPS樹脂やナイロン樹脂、PBT樹脂などの高機能エンジニアリングプラスチックスの適用が広がっています。

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樹脂製ターボダクトの成形方法としては、主に射出成形とサクションブロー成形がありますが、長尺で複雑な形状にも対応できる利点に加え、一体成形により短時間で製造できるサクションブロー成形への注目が高まっています。

東レはターボダクト向け材料に好適な各種エンジニアリングプラスチックを幅広く製品のラインナップにそろえています。

今回、世界最大手のカウテックス社からサクションブロー成形機を導入して、新たな成形方法に関する技術・ノウハウを蓄積して、サクションブロー成形に最適な材料の開発力を強化すると同時に、ターボダクトの成形加工技術を磨くという狙いがあります。

(山内 博・画像:東レ)

部分自動運転も全車標準装備のPHEV ─ VW・パサートGTE画像ギャラリー

現行パサート/パサートヴァリアントに設定されたプラグインハイブリッドは、フォルクスワーゲンとしては第2弾となるモデル。

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第1弾のゴルフGTEとレイアウトは同じですが、エンジン、モーターの最高出力を高めるなど、ボディサイズ拡大による重量増に対応。

EV走行距離は51.7km、ハイブリッド燃費は21.4km/Lとなっています。

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ゴルフGTEと同様に、内・外装にブルーのアクセントを与えることでスポーティかつエコなイメージを付与しています。

とくに、フロントグリルのGTEバッヂやヘッドライトの上まで連なるブルーのラインが爽やかなムードを演出し、インテリアもステアリングやシフトレバーなどのブルーステッチ、ブルーを基調としたメーターパネルの色使いなども印象的。

装備の充実ぶりも目を引きます。

上級グレードの「GTE Advance」には、意外にもフォルクスワーゲン初となるヘッドアップディスプレイをはじめ、アラウンドビューカメラの「Area View」、駐車支援システムの「Park Assist」、ドライビングプロファイル機能、ナッパーレザーシート(シートヒーター付)、アダプティブシャーシコントロールの「DCC」、235/45R18タイヤ(8J×18インチアルミホイール)などを装備。

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ほかにも、シリーズ共通の装備として、プリクラッシュブレーキシステム「Front Assist」、レーンキープアシストシステム「Lane Assist」、レーンチェンジアシストシステム「Side Assist Plus」など、アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付)、渋滞時追従システム「Traffic Assist」など、部分自動運転ともいえる安全、快適装備を標準装備しています。

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さらに、LEDヘッドライト、LEDダークテールランプ、純正インフォテインメントシステム「Discover Pro」、パワーテールゲート(挟み込み防止機能付、Easy Open機能付)、電子制御式ディファレンシャルロック「XDS」なども用意。

ボディカラーは、有償オプションの「オリックスホワイト マザーオブパールエフェクト」をはじめ、「ピュアホワイト」、「ディープブラックパールエフェクト」、「ハーバードブルーメタリック」の全5色を設定。

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価格は、セダンの「Passat GTE」が519万9000円、「Passat GTE Advance」が579万9000円、「Passat Variant GTE」が539万9000円、「Passat Variant GTE Advance」が599万円です。

(文/塚田勝弘 写真/佐藤靖彦、塚田勝弘)

横浜ゴムが初のSUV用スタッドレスタイヤ「iceGUARD SUV G075」を9月に発売

横浜ゴムのスタッドレスタイヤ「iceGUARD(アイスガード)」ブランド初となるSUV用スタッドレスタイヤ「iceGUARD SUV G075」が、2016年9月から発売されます。

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ドライ中心のオンロードしか走らないSUVユーザーも雪国以外の地域で多いと思いますが、SUVだけにスキーなどでフル稼働させている人も多いはずで、SUV専用スタッドレスタイヤはSUV専用タイヤほどの選択肢はなかっただけに朗報といえそう。

「iceGUARD SUV G075」は、「SUVに、飛躍の氷上性能を」をテーマに、SUVユーザーからのニーズが最も高い氷上性能の向上に主眼をおいて開発。

氷上性能とともにSUVユーザーが高い関心を持っているという、性能の長持ちと省燃費に加え、上記したように、最近人気の都市型SUVに対応するべく静粛性も追求されています。

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開発にあたっては 「iceGUARD」の基本コンセプト「氷に効く」、「永く効く」、「燃費に効く」を投入し、最新技術が惜しみなく注ぎ込まれています。

まず「氷に効く」では、「iceGUARD」の最新コンパウンド技術「スーパー吸水ゴム」と「iceGUARD」のパターン技術を取り入れた専用トレッドパターンを採用。

「スーパー吸水ゴム」がスリップの原因となる水膜を吸水し、さらにトレッドパターンとの相乗効果で高い接地性とエッジ効果を発揮。これにより、氷上制動性能を従来品(「GEOLANDAR I/T-S」)に比べ23%向上しています。

「永く効く」では、「スーパー吸水ゴム」に配合した「ブラックポリマーⅡ」と「エボ吸水ホワイトゲル」が低温時でもゴムの柔らかさを維持し、長期間にわたって高レベルの氷上性能を持続。

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「燃費に効く」では、低燃費タイヤブランド「BluEarth(ブルーアース)」の技術を応用した「低発熱トレッドゴム」が採用されているのがポイントで、発熱によるエネルギーロスを抑え、転がり抵抗を5%低減。

さらに、横浜ゴム独自のシミュレーション技術により溝配置を適正化することで、パターンノイズを28%低減(騒音エネルギー低減率での比較)するなど、先述したように静粛性も向上しています。

発売サイズは235/55R18 100Q〜175/80R15 90Qの24サイズで、今後もさらなるサイズ拡大がされる予定。価格はオープンプライスです。

(塚田勝弘)

2020年に「ADAS(先進運転支援システム)」市場が1.4兆円規模に!

車両の前後や側方に装着したセンサーにより、車両周辺の状況を検知して事故を未然に防ぐ先進運転支援システム「ADAS」(Advanced Driving Assistant System)。

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市場調査や企業向けコンサルティングを手掛ける矢野経済研究所が、「ADAS」の世界市場動向について調査したそうです。

ADASの主な運転支援機能には、車線維持支援(LKS)、前方車両追従(ACC)、緊急自動ブレーキ(AEB)、標識認識(TSR)などがあり、センシング・デバイスとしてはミリ波レーダーやカメラ、赤外線レーザー、ナイトビジョン、超音波センサーなどが挙げられます。

矢野経済研究所が今年の3月から6月にかけて、カーエレクトロニクスや半導体、自動車メーカーなどを対象に動向を調査した結果、2015年から日米欧でADAS装着車が急増しており、世界市場が本格的に拡大していることが判明したそうです。

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今後も2020年にかけて年平均成長率29.3%で推移し、2015年時点で約4,300億円だったADAS市場は、2020年に1.4兆円を超える規模にまで成長する見通しといいます。

米国運輸省やIIHS、NHTSAが、2022年までに主要自動車メーカー20社が製造する全新規販売車両において「AEB」(緊急自動ブレーキ)が標準装備になると発表。

これを受けて、各自動車メーカーが搭載を前倒しする可能性が高く、2020年までに9割以上の新規販売車両に「ADAS」が標準装備されると推測しています。

センシング・デバイス別に見ると、特に車載カメラは自動運転車向けに複数の搭載が検討されていることから、昨年の約1,500億円から2020年には約6,800億円市場(年平均成長率43.6%)に拡大する見込み。

また、ミリ波レーダーについても、2019年以降に検知距離が100m以下の周辺監視向けSRR(Short Range Rader)として複数個の搭載が進むため、市場規模が約1,100億円→約3,900億円(同27.8%)に、超音波センサーも300億円→860億円(同19.0%)にそれぞれ拡大する見込みといいます。

一方、廉価タイプの赤外線レーザーや、高価なナイトビジョンについては伸びが鈍化する傾向にある模様。

このように、自動運転車両の普及とともに、ADAS市場は2020年に向けて飛躍的に拡大するとみてよさそうです。

Avanti Yasunori・画像:TOYOTA、矢野経済研究所)

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PHEVのVWパサート/パサートヴァリアントGTEが対応するIoT関連がスゴい!

フォルクスワーゲンのプラグインハイブリッドでは第2弾となるパサート/パサートヴァリアントGTEには、「Discover Pro」と呼ぶ純正インフォテインメントシステムが標準装備されています。

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8インチの大型フルカラータッチスクリーンに、ナビだけでなくETC2.0対応のルートガイド(合流や渋滞、事故などの情報をリアルタイムで受信して、それらを反映させたルートを案内)を用意するほか、地デジ、iPod/iPhoneの楽曲再生、Bluetooth、MirrorLinkにも対応するなど、最新の車載インフォテインメントシステムにふさわしい陣容となっています。

さらに、モーターによる走行距離が分かる「レンジモニター」には、エアコンをオフにするとどれくらい航続可能距離が伸びるかが分かる機能も用意。

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ほかにも「エネルギーフローインジケーター」や、最大3回まで出発時間と充電時間をプログラムできる「eマネージャー」、その時点の充電量でEV走行が可能な範囲を地図上に360ゾーンで表示する「360°レンジ」などが搭載されています。

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また、3年間無料(通信料は別途必要)のモバイルオンラインサービス「Volkswagen Car-Net」のEV/PHEV専用サービス「e-Remote」にも対応しています。こちらは、アプリをダウンロードしたスマホで各種機能を設定できるほか、バッテリー充電や車両のエアコン予約、車両データや車両状況(駐車位置やドアの施錠状況)などの確認ができます。

(文/塚田勝弘・写真/佐藤靖彦、フォルクワーゲン)

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フォルクワーゲンのPHEV「パサートGTE」はEVとしても使える!?
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フォルクワーゲン第2弾のプラグインハイブリッド「パサートGTE」もスポーティな走りが魅力

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ハイグレードモデルの方が安い!? 価格の逆転現象が起きている中古輸入車セダン

新車のグレード構成は排気量が大きく、装備が充実したハイグレードの方が一般的に価格は高くなります。

しかし中古車では、ハイグレードだから価格が高いとは限りません。ときには小排気量のグレードが高価格となる逆転現象が起きるのです。

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この逆転現象が起きる理由として考えられるのが走行距離、そして大排気量による高額な自動車税そして燃費の悪さによるユーザーの敬遠が挙げられます。

そこで、今回は価格の逆転現象が起きているメルセデス・ベンツSクラスを例に、輸入セダンの中古車では大排気量のハイグレードがいかに買い!であることを紹介しましょう。

まず、検証するのは2005年〜2013年まで販売されていた先代のメルセデス・ベンツSクラスです。

中古車情報サイトカーセンサーnetによると7月19日現在、先代のメルセデス・ベンツSクラスの中古車は約430台流通しています。そのうち約190台はモデル初期の2005〜2006年式となっています。

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2005〜2006年式でベーシックグレードのS350とハイグレードのS500の中古車相場を比較してみましょう。

最高出力272psを発生する3.5LV6エンジンを搭載するS350の2005年式中古車の平均価格は203万円、平均走行距離は7.5万kmです。一方の最高出力387psを発生する5.5LV8エンジンを搭載するS500は平均価格が179万円、平均走行距離は5.9万kmと平均価格も平均走行距離もハイグレードのS500が下回っています。

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同じように2006年式でもS350は平均価格が255万円、平均走行距離が6.7万km、S500の平均価格が245万円、平均走行距離は5.4万kmとS500が割安になっていて、この傾向はS500がS550に名称が変わった2008年式まで続いています。

元々S350の新車時価格が987万円、S500が1260万円と273万円の価格差があり、S500は本革シートが標準装備など装備でのアドバンテージもありながら、走行距離も少なく価格が安くなっているのです。

一方、多くの人が気にしている税金と燃費ですが、自動車税はS350が5万8000円、S500が8万8000円(ともに年額)で3万円差。

燃費は10・15モードでS350が8.4km/L、S500が6.7km/Lで、500km走行するにS350だと59.5L、S500だと74.6L必要でだいたい15.1L差。これをハイオク130円で計算すると1963円となります。年間5000kmで約2万円、年間1万kmで約4万円差です。

もし、中古車を購入する際にこの差を考慮して選ぶと、ハイグレードのほうがお得と言えます。

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同様な価格の逆転現象は、2009年〜2015年に販売されていたBMW7シリーズでも、Sクラスに比べると小さくなりますが起きています。

大排気量エンジン搭載のハイグレードモデルは税金や燃料代で敬遠しがちですが、中古車は購入時の金額だけでなく、ランニングコストもしっかりと考えて選ぶと案外ハイグレード車のほうがお得!といえるケースもあるのです。

(萩原文博)

塚本奈々美がTV出演でドリフトの面白さを知ってもらえるか!?

今季、D1SLの東西日本シリーズとレディースリーグに出場する中、どうしたらドリフトの魅力をさらに広く一般の方々に知って頂くか……、いつも考えていました。

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そんな中、日本テレビ「Going!」に私の走りを取材頂きました!

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一般の方から見たら、なんでクルマが横を向いて走るんだ?って不思議ですよね。そこで、超高速カメラや車載用の超小型カメラなど、合わせて10台以上のカメラを使って撮影いただきました。

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シルエイティを駆った私の単走に続き、D1GP日比野哲也選手のD1本番車両スープラと追走シーンも撮影。

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頭文字Dのコミック内で佐藤真子が駆るシルエイティが、現役のD1GPマシンと追走するなんて、今回の番組収録がなければ絶対に実現しなかったと思います。

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とにかく、日比野選手のD1GPマシンのプレッシャーは半端なくすごかったですね。

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この模様は7月23日23時55分〜、日本テレビ「Going!」の「神技ライブラリー」のコーナーで全国放送される予定です(※放送予定が変わる可能性があります)。

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少しでも多くの方にドリフトの魅力が伝わるといいな。

(塚本奈々美 MotorFan’sYEAR2016 PR大使)

次期アウトランダーか!? 三菱が新型スモールクロスオーバーMPVを世界初披露

eKワゴン、eKスペースの生産再開、販売を開始した三菱自動車。

信頼回復の道のりは決して容易なものではないでしょうが、日産の力を借りながら復活するには新型モデルの存在も欠かせないでしょう。

燃費不正問題以前は、軽自動車と電動化車両(PHEVやピュアEV)が二大看板で、そして従来からの強みであるSUVという構図でしたが、今後は軽の復活だけでなく、より電動化車両、SUVの存在感が増しそう。

ex_Concept

しかし、次期RVRは開発が遅れているという問題があったという報道もあったなかで燃費不正問題という状況になりましたから、スケジュールの重要性はあったとしても「より良いモデル」をリリースしないとユーザーの反応は厳しいでしょう。

2016年8月11日(一般公開は12日)から21日までインドネシアで開催されるインドネシア国際オートショーに、SUVの力強さとMPVの多用途性を融合させた、スモールサイズのクロスオーバーMPVコンセプトカーを世界初披露するとしています。

MITSUBISHI

同モデルが東京モーターショーでも披露された「MITSUBISHI eX Concept」と異なるものなのか、上の1枚の写真では分かりませんが、「eX Concept」は次世代コンパクトSUVという位置づけで、SUVとクーペのクロスオーバーという雰囲気。

今回、ワールドプレミアされるというモデルは「スモールサイズのクロスオーバーMPV」だそうですから、もう少し居住性や積載性を重視したコンセプトカーなのでしょう。

具体的には、同コンセプトカーはレイアウトの最適化とワイドボディの採用により、MPVとして乗員7名がゆったりくつろげる居住空間を確保しているそうで、コンパクトミニバンとSUVをクロスさせたモデル。

フロントフェイスには、人とクルマを守る機能を表現したという最近の三菱顔である「ダイナミックシールド」を採用しているほか、伸びやかでスポーティなボディに安定感の高さをアピールする大きく張り出した前後フェンダーや高めの地上高など、外観はSUVらしいスタイリングや機能を融合させたクロスオーバーMPVのコンセプトカーとしています。

(塚田勝弘)

キアの次世代高級4ドアクーペは、対空ミサイルと同じ名称!?

キアが2011年のフランクフルトモーターショーで発表した高級4ドアクーペ『GTコンセプト』の市販モデルが、ニュルで高速テストを開始したようです。

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アストンマーティンを彷彿させるアグレッシブなフロントマスクを持ち、ライバルにメルセデスベンツ『CLS』やBMW『6シリーズ』などを想定するこのモデルの名称は、当初『キアGT』と思われていましたが、『スティンガー』と名乗る可能性があることがわかりました。

Kia GT 24

カモフラージュはまだ重いですが、押し出しの強い「キア タイガーノーズ」を持ち、フロントバンパー左右には、縦型のエアダクトが配置されるフロントマスクが予想されています。

エクステリア&室内とも、キア最高級レベルのクオリティを持ち、パワーユニットには次世代8速オートマチック・トランスミッションと組み合わされる3.3リットルV型6気筒ターボエンジンを搭載、最高馬力は400psに達すると思われます。

ワールドプレミアは早ければ2016年10月のパリモーターショーですが、2017年3月に遅れる可能性もあります。

(APOLLO)

激安のAMG!137万円プライスダウンしたメルセデスAMG A 45 4MATIC Racing Editionの価格は583万円

Cセグメントのホットモデルとして、BMWが2ドアクーペのM2クーペを日本に上陸させたほか、限定車ですがフォルクスワーゲン・ゴルフのGTI Clubsport Track Editionが登場するなど、同セグメントには走りを強調したモデルが輸入車を中心に多彩に揃っています。

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なかでも刺激的な走りという意味で、非常に分かりやすく伝わってくるのがメルセデスAMGのA 45 4MATIC。

7月20日、特別仕様車の「メルセデスAMG A 45 4MATIC Racing Edition」を発表し、全国限定合計100台で注文受付を開始しました。発売は8月上旬が予定されています。

「メルセデスAMG A 45 4MATIC Racing Edition」は、「メルセデスAMG A 45 4MATIC」をベースに、装備のスリム化を図ることで量産2.0L最強となる381psを発揮するエンジンパフォーマンス、そしてセグメント・ナンバー1となる0-100㎞/h加速4.2秒という圧倒的な動力性能をベース車同様に享受できます。

Archivnummer: SSPIP49893なお、ベース車から廃止される装備は、シート素材(レザー/パワーシート→DAINAMICA/マニュアルシート)、COMANDナビゲーション&TVチューナー、キーレスゴー、リヤアームレストなどとなっています。ボディカラーは「コスモスブラック」が50台限定、「カルサイトホワイト」が50台限定で、内装色は「ブラック(レザーDINAMICA)」。

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「メルセデスAMG A 45 4MATIC Racing Edition」の価格は583万円で、720万円のベース車から137万円安くなっています。

(塚田勝弘)

海外で「ポケモンGO」が交通事故の原因になっている?

世界中の大人や子供を夢中にさせている、超人気のゲームアプリ「ポケモンGO」。

欧米など、30カ国で「ポケモンGO」がリリースされて以降、ゲームプレイに没頭するあまり、各地でアクシデントが多発しているようです。

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米メリーランド州では、巡回中の警察官がパトカーを路肩に停めて話し込んでいたところへ、「ポケモンGO」をプレイしながらクルマを運転していた若者が、ハンドル操作を誤り、パトカーに突っ込む事故が発生。

スマホの画面に出没するターゲットを捕獲しようと、夢中になってしまったことが原因で発生したもので、ほかにも自転車に乗りながらプレイしていて歩行者に衝突したり、崖から転落する事故まで発生しているといいます。

また、米TVニュース番組「10News WTSP」では、生放送中に「ポケモンGO」をプレイしていた女性キャスターが、カメラの前を平然と横切るという放送事故が発生。

この様子は全米で大きな話題になっている模様。

日本でも「歩きスマホ」などによる事故が多く報告されており、「ポケモンGO」の日本配信が目前に迫っているだけに、他所事では済まない状況が予想されます。

Nintendo

ドライバーは従来にも増して、スマホを注視している歩行者や自転車に注意が必要になりそうです。

ゲーム製作側もゲームプレイ中の事故防止に向け、ターゲット出現をランプと振動で伝える、歩きスマホ防止用デバイス「Pokémon GO Plus」を用意している模様。

とはいえ、事故の未然防止には、車両が通る路上や高速道路、河川などの危険な場所や、立ち入り禁止区域などにターゲットを出現させないようにするなどの製作側の配慮が必要になりそうです。

Avanti Yasunori・画像:Nintendo)

ルノー・カングーに「ゼン(EDC)」と「アクティフ(6MT)」の2つの仕様を設定

ルノー カングーが毎年5月に山中湖に集う「ルノー カングー ジャンボリー」は、初めの頃は100人、200人くらいだったのが、いまや4000人を超えているそうです。

フランスにあるルノー本社でも素晴らしいイベントだ! と評価されていて、ルノー本社のホームページにも「ルノー カングー ジャンボリー」が紹介されたとのこと。

カングーEDC_外観走り

ルノー カングーは、3列シートこそ設定されていませんが、個人的にはミニバンやステーションワゴンでは飽き足らない層の受け皿になっている印象で、オートキャンプなどアウトドアを楽しむ人はもちろん、室内は広く、ラゲッジに荷物もたくさん積める毎日の足として愛用されているのでしょう。

日本におけるルノーの販売台数では、Bセグメントのルーテシアが最も売れ筋となっているそうですが、ルノーの顔としてカングーの存在感は健在といえます。

カングーアクティフ6MT_内装

2016年7月21日に発売を開始する「ルノー カングー ゼン」は、2.0LのNAエンジンに匹敵する動力性能を備えた1.2L 直噴ターボエンジンに2ペダルのDCTの6速EDC(エフィシェント デュアル クラッチ)を組み合わせた仕様で、ブリリアントブラックドアミラーやボディ同色バンパー、シルバードアハンドル、可倒式助手席、レザーステアリングなどを標準装備。

ボディカラーは「ジョン アグリュム」、「ブラン ミネラル」、「マロンショコラ メタリック」、「ノワール メタル メタリック」、「ブルー エトワール メタリック」、「ブルー コスモス メタリック」の全6色を設定。価格は259万円です。

一方の「ルノー カングー アクティフ」は、仕事や遊びでカングーを使い倒すニーズに応える仕様で、装備をシンプルなものにして235万円と価格も抑えられています。エンジンはこちらも1.2L 直噴ターボで6MTとの組み合わせ。ボディカラーは「ブラウン ミネラル」、「グリ メタン」の2色を用意。

カングーアクティフ6MT_外観「ルノー カングー アクティフ(6MT)」装備は、フロントフォグランプ、ボディ同色バンパー、シルバードアハンドル、フラットワイパーブレード、スピードリミッター&クルーズコントロールなどが省かれ、エアコンもマニュアルとなっていますが、シンプルな仕様でMTというニーズも多そう。

なお、快適装備を重視する人には、同じ6MTで「ルノー カングー ゼン」も設定されています。

(塚田勝弘)

【WEC第4戦ニュルブルクリンク】トヨタがもう一つのホームレースで今季初勝利を目指す!

WEC第4戦ニュルブルクリンク6時間耐久レースが7月24日(日)に開催されます。

ニュルブルクリンク・サーキットは、チームの本拠地であるドイツ・ケルンから車で1時間ほどの場所にあり、ル・マンでの悪夢を振り払い、心機一転、勝利を目指すのに最高の舞台と言えます。

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レースにはル・マン24時間レース用に開発された低ドラッグ空力仕様ではなく、ストレートの距離が短く、タイトなコーナーをもつニュルブルクリンクに合わせた超ハイダウンフォース仕様のTS050 HYBRIDが投入されます。

ケルンのトヨタモータースポーツ有限会社(TMG)の風洞で開発された新しい空力仕様は、最高速性能と引き替えにより強力なダウンフォースを生み出し、これが、これからのシーズン後半戦へ向けたパッケージとなります。

7月22日(金)に行われる公式練習走行では、5.137kmのニュルブルクリンク・グランプリコースにおいて新しい空力仕様の検証とそのセッティングが進められる予定。尚、サーキットに関しては、今シーズンからヴィードル・シケインがよりタイトに変更されています。

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チーム代表、ドライバーのコメントが届きました。

■佐藤俊男(TOYOTA GAZOO Racingチーム代表)

「前戦ル・マンの無念は一旦胸中に収め、前を向いて進みたいと思います。ファンの皆様をはじめ、関係者やライバルメーカーの方々にはこれまでに多くの温かい励ましの言葉を頂き、心から感謝を申し上げます。モータースポーツチームとして、改めてレースをしたい、戦いたい思いで一杯であり、モチベーション、チーム力ともこれまで以上に高まっています。

よってニュルブルクリンク6時間レースは再度パフォーマンスを示す絶好の機会になると思います。またケルンのTMG社員など大勢の応援がもらえるこのレースは、我々にとってはホームレースと言えるイベントです。昨年は、とても多くの観客の皆様にも声援を頂きました。今年も、グランドスタンドを埋めつくす皆様の前で勝利に向かって戦うことが出来るものと確信しています。」

■中嶋一貴(TS050 HYBRID 5号車)

「ル・マンからあまり間を空けずにレースに戻ることが出来るのは嬉しいことです。例年WECはル・マンの後長い夏休みとなっていましたが、1か月でシリーズが再開するのは我々にとって歓迎すべき状況です。

ル・マンでは我々の真の強さを証明出来たので、今週末も同様に戦えると思っています。ニュルでのレースには、ケルンからチームの仲間が、大勢応援に駆けつけてくれます。特にあのル・マンの後だけに、彼らに好結果をもって応えるべく、士気は高まっています。チームの仲間は、懸命な努力を続けてくれています。このレースは彼らの働きに報いる絶好のチャンスです。」

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■アンソニー・デビッドソン(TS050 HYBRID 5号車)

「ル・マンが残念な結果に終わっただけに、これまでにないほど雪辱に燃えています。ニュルブルクリンク・サーキットはとても楽しいコースで、これまでと同じように、我々のTS050 HYBRIDがここでも競争力があることを願っていま

す。チームのホームレースで勝利を目指し戦えることは大きな励みとなるでしょう。ケルンから応援に来てくれる多くの仲間の前でのレースは特別です。その素晴らしい雰囲気とチームスピリットは、この週末のレースに大きな力をもたらしてくれるでしょう。」

■セバスチャン・ブエミ(TS050 HYBRID 5号車)

「あのル・マンからすぐにレースに戻れるのは気分的に良いことで、ニュルブルクリンクでの第4戦をとても楽しみにしています。我々は再び勝利を争えると思っていますし、シーズンの前半戦を良い流れで締めくくるためにも好結果を目指します。今季これまでの3戦中、2戦でレース終盤までリード出来たことは大きな自信に繋がっており、ニュルブルクリンクでも同様の好パフォーマンスを見せられると思っています。ル・マンの結果を受け入れるのが困難なのは我々全員同じですが、それはもう胸にしまい、シーズン残りのレースを見据えて戦う時期に来ています。何としても今季初勝利を狙って行きます。」

[nextpage title=”6号車ドライバーのコメントは次ページへ!”]

■小林可夢偉(TS050 HYBRID 6号車)

「個人的にはニュルブルクリンクでここ数年間レースを行っていませんが、フォーミュラカーでは何度か良い結果も得ており、LMP1-Hカーでの初のニュルブルクリンクを楽しみにしています。我々のTS050 HYBRIDは充分に上位を争える速さがあると思っていますので、表彰台の一番上を目指します。このレースにはダウンフォースを増強した空力仕様を投入することになり、最高のパフォーマンスを引き出すべくハードワークが必要です。チームはル・マンのパッケージでも素晴らしい仕事をしてくれ、今週末も再び良いレースが戦える自信があります。」

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■ステファン・サラザン(TS050 HYBRID 6号車)

「ル・マンで我々は素晴らしい仕事をやり遂げ、昨年と比べて大きな進歩を果たしました。今の我々にとって最も重要なのは、ライバルと戦える位置に戻れたということです。今の我々の目標はレースに勝つ事、そして世界チャンピオンのタイトル争いです。ル・マンの後に長い休暇がないのは良いことだと思っています。ニュルブルクリンクのコースは大好きですし、我々には競争力の高いTS050 HYBRIDがあります。この週末のレースを心待ちにしており、戦う準備は出来ています。」

■マイク・コンウェイ(TS050 HYBRID 6号車)

「ニュルブルクリンクは最高のコースで、レースを戦うのを本当に楽しみにしています。ハイダウンフォースサーキットなので、どのチームのパッケージが適しているのか、とても興味があります。我々も改良したパッケージを持ち込みますので、ル・マンのような良いペースで戦えることを望んでいます。6号車はドライバーズ選手権を争っており、着実にポイントを獲得してタイトルを狙いにいきます。昨年のニュルブルクリンクでの雰囲気は最高でした。我々にとってもう一つのホームレースで、多くのファンやチームの仲間を前に戦えるのを楽しみにしています。」

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前戦のル・マン24時間レースでは、TS050 HYBRID 5号車がチェッカーフラッグまであと数分というところで、痛恨のメカニカルトラブルにより、ほぼ手中にしていた初勝利を逃すこととなりましたが、速さではライバルのポルシェとアウディに決して引けを取らないことを証明しました。

ニュルブルクリンクはル・マンでの悔しい気持ちをバネに、素晴らしい結果になることを期待したいですね。今度こそチームトヨタの笑顔が見ることができますように。

(yuri)

メルセデスAMG S63クーペ改良新型、今度は「GT R」風新グリルだ!

メルセデスベンツのラグジュアリー2ドアクーペ、『Sクラス クーペ』のハイチューンモデル『AMG S63クーペ』改良新型の姿をカメラが捉えました。

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まず、マスキングされたフロントグリルに注目です。拡大するとメッシュの奥に、6月24日に発表されたばかりの『AMG GT R』と同じ、メッキフィンが縦に配置された「AMGパナメリカーナ」フロントグリルが見えます。

また、フィンで分割されている新デザインのエアインテークも薄っすらと浮かんで見えています。

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まず、マスキングされたフロントグリルに注目です。拡大するとメッシュの奥に、6月24日に発表されたばかりの『AMG GT R』と同じ、メッキフィンが縦に配置された「AMGパナメリカーナ」フロントグリルが見えます。

また、フィンで分割されている新デザインのエアインテークも薄っすらと浮かんで見えています。

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この「パナメリカーナ」グリルは、今後AMGラインナップに順次採用される予定です。

パワートレインは5.5リットルV型8気筒をダウンサイジングした、新開発4リットルV型8気筒ツインターボが搭載され、馬力やパフォーマンスが向上すると思われます。

ワールドプレミアは早くても2017年3月、遅れれば秋頃になるようです。

(APOLLO)

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この「パナメリカーナ」グリルは、今後AMGラインナップに順次採用される予定です。

パワートレインは5.5リットルV型8気筒をダウンサイジングした、新開発4リットルV型8気筒ツインターボが搭載され、馬力やパフォーマンスが向上すると思われます。

ワールドプレミアは早くても2017年3月、遅れれば秋頃になるようです。

(APOLLO)

新型ホンダ・フリードのモーターにレアアースフリー磁石を世界で初めて採用

大同特殊鋼とホンダは、ハイブリッド車用駆動モーターに適用可能な高耐熱性と高磁力を兼ね備えた、重希土類完全フリー(不使用)熱間加工ネオジム磁石を世界で初めて実用化し(大同特殊鋼、ホンダ調べ)、今秋発表予定の新型「フリード」に採用すると発表しました。

なお、重希土類とは、希土類(レアアース)の区分の一つで、軽希土類、中希土類、重希土類の3つに分類されているうちの一種類です。

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ハイブリッド車など電動車の駆動モーターには、世界最強の磁力を持つネオジム磁石が使用されており、今後、急激な需要拡大が見込まれています。

ハイブリッド車用駆動モーター用のネオジム磁石は高温環境下で使用されるため、高い耐熱性が要求されます。その耐熱性を確保するために、従来は重希土類元素(ジスプロシウム、テルビウム)が添加されてきました。

しかし、重希土類元素は世界的に有力鉱床が偏在し、希少金属(レアメタル)にも分類されるため、安定調達・材料コストの観点でリスクを抱えています。

重希土類元素の使用量を低減することが、ハイブリッド車駆動モーター用にネオジム磁石を使用する上で大きな課題の一つでした。

大同特殊鋼の完全子会社であるダイドー電子では、ネオジム磁石を一般的な製造工法である焼結工法とは異なる熱間加工法により、量産しています。熱間加工法は、ナノレベルの結晶粒を高度に配向させることができる技術で、一般的な焼結磁石の10分の1程度の微細な結晶粒組織を得ることで、より耐熱性が高い磁石を製造可能としています。

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今回、大同特殊鋼が熱間加工法の技術をさらに進化させるとともに、ホンダが駆動モーター開発の経験を活かして磁石形状を見直すなど、共同で開発を進めた結果、重希土類元素を全く使用せずに、ハイブリッド車用駆動モーターに適用可能な高耐熱性・高磁力を実現したネオジム磁石を世界で初めて実用化しました。

さらにホンダは、この磁石に対応した新しいモーターを設計し、磁石形状に加えてローター形状も見直し、磁石にかかる磁束の流れを最適化することで、重希土類完全フリー熱間加工ネオジム磁石をハイブリッド車用駆動モーターに採用することができました。

トルク、出力、耐熱性において従来の磁石を用いたモーターと同等の性能を達成しているということです。

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本技術の採用により、ネオジム磁石の適用を拡大しても、課題であった重希土類元素の制約が無くなり、その資源リスクを回避して調達ルートの多様化も図ることが可能になりました。

ホンダでは、今秋発表予定の新型フリードに搭載するハイブリッドシステム「SPORT HYBRID(スポーツハイブリッド) i-DCD」に、今回の重希土類完全フリー熱間加工ネオジム磁石を採用するとともに、順次、新型車に適用を拡大していきたい、としています。

また、大同特殊鋼では、従来、焼結ネオジム磁石の独占状態であったハイブリッド車駆動モーター用磁石市場に、熱間加工ネオジム磁石で新規参入します。

ダイドー電子本社工場(岐阜県中津川市)が、経済産業省の補助金を受け建設した新製造ラインで、来月から量産、出荷を開始し、重希土類完全フリーを維持しながら、さらなる高特性化に向けた磁石の開発も引き続き推進します。

磁石の原料となる磁粉は、カナダ・オンタリオ州トロント のマグネクエンチ社(Magnequench International, Inc.)から調達しており、マグネクエンチ社と原料磁粉の開発を続けるということです。

(山内 博・画像:ホンダ)

フォルクワーゲンのPHEV・パサートGTEは、EVとしても使える!?

フォルクワーゲンのプラグインハイブリッド第2弾であるパサート/パサートヴァリアントGTE。

路面状態が良好なサーキット(袖ヶ浦フォレストレースウェイサーキット)ではあまり気になりませんでしたが、一般道に出ると乗り心地の面でやや硬さを感じさせるのは、ガソリン仕様と同じという印象です。

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MQBプラットフォームがゴルフを主眼に置いて開発されているためか、パサートの重量増に足がついていないキャパ不足も感じさせてしまうのが、ゴルフとの違いかもしれません。

しかし、PHEV化されたパワートレーン系の仕上がりは上々といえます。

通常時は3つの走行モードから「ハイブリッド」を選べば充電もしてくれますし、イージーかつエコな走りが可能。

「低速時だからエンジンは停めてEVで走らなければ損!」なんて気を使うことなく、ドライビングに合わせて最適なパワーソースを選択してくれます。

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早朝深夜の住宅街などでエンジンを始動させたくない場合などは、最長51.7km(JC08モード)を誇るEVモードが控えていますし、モーター走行時でも130km/hまでカバーしますから日本であれば公道すべてをEVとして走行することもできます。

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試乗時はバッテリーがフル充電ではなく、途中からは第4の走行モードともいえる「バッテリーチャージモード」で試乗会会場に戻る要請がありましたので、エンジンが主役(モーターはオルタネーター)の走行になりましたが、このモードでも動力性能にもちろん不満はなく、PHEV向けに開発されたコースティング機能付6速DSGのスムーズかつダイレクト感のあるシフトフィールもあってドライビングの楽しさは損なわれません。

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なお、袖ヶ浦フォレストレースウェイでは、このコースティング(エンジンをクラッチがフロントドライブアクスルから切り離す)で滑走するフィーリングや回生具合など、プラグインハイブリッドならではの特性もチェックする機会がありました。

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コースティングや回生ブレーキを使えばエコな走りが可能で、もちろん充電すればカタログ値ですが51.7km走行可能とEVとして実用になるのも美点(現時点でセダン、ワゴンでは国内最長)。

なお、急速充電には対応せず普通充電の200Vで満充電までは約4時間となっています(充電設備、充電環境により異なります)。

(文/塚田勝弘・写真/佐藤靖彦)

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フォルクスワーゲンの10車種31モデルが「Android Auto」に対応

日本向けのGoogle「Android Auto」サービスが7月13日から開始されました。

最初から対応を謳っていた自動車メーカーやカーナビメーカーも、日本向けのサービス開始(アプリの登場)を待ちという状態でしたが、これで「Googleマップ」などを車載器で使えることになります(対応車載器とスマホをUSBで接続)。

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待望の日本でのサービス開始により、数多くの自動車メーカー、カーナビ製メーカーで「Android Auto」がようやく稼働することになりますが、フォルクスワーゲンが早速、10車種31モデルにおいて「Android Auto」に対応すると発表しました。

フォルクスワーゲンの多くのモデルに標準搭載されているVolkswagen純正インフォテイメントシステム「Composition Media」内の「App-Connect」を介して利用することになります。

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すでに利用可能であった「MirrorLink(スマホなどと車載機器を接続する規格のひとつ)」やApple社の「CarPlay」に、Googleの「Android Auto」が加わることで、より多彩なコネクティビティ機能を車内で享受できます。

現時点での対応車種は、下記のとおり。

Polo TSI Trendline、Polo TSI Comfortline、Polo TSI Highline、CrossPolo、Polo BlueGT、Polo GTI、The Beetle Base、The Beetle Design、The Beetle Turbo、Golf TSI Trendline、Golf TSI Comfortline、Golf TSI Highline、Golf GTI、Golf Variant TSI Comfortline、Golf Variant TSI Highline、Golf Variant R-Line、Golf Alltrack TSI 4MOTION、Golf Alltrack TSI 4MOTION Upgrade Package、Golf Touran TSI Trendline、Golf Touran TSI Comfortline、Golf Touran TSI Highline、Golf Touran TSI R-Line、Sharan TSI Trendline、Sharan TSI Comfortline、Sharan TSI Highline、Passat TSI Trendline、Passat TSI Comfortline、Passat Variant TSI Trendline、Passat Variant TSI Comfortline、Tiguan Lounge Edition、Tiguan 2.0 TSI Leistung 4MOTION

フォルクスワーゲン グループ ジャパンでは今後も「Android Auto」対応モデルを増やしていくと表明しています。

※写真はパサートGTEの「Discover Pro」画面ですが、試作車に搭載されたデモ画面です。

(文/塚田勝弘・写真/佐藤靖彦)

これが日産マーチ次期型か? レンダリングCGが流出!?

ルノー・日産は7月5日、2016年中に日産マーチ次期型の生産を開始することを発表しましたが、その市販モデルと思われる次世代型のレンダリングCGが欧州エージェントから流出しました。

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6年振りのフルモデルチェンジとなるこの第5世代モデルは、これまでのマーチのイメージを刷新、2015年のジュネーブモーターショーで公開された『スウェイ』コンセプトをベースに、シャープでスポーティなフロントマスクとなっています。

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これまで、プロトタイプもキャッチしていますが、このCG通りのデザインなら、試作車のヘッドライトはダミーだった可能性もあります。

パワートレインは最高馬力82psを発揮する、1.2リットル直列3気筒エンジンを搭載、JC08モード燃費は25km/L以上が期待できそうです。

ワールドプレミアは2016年パリモーターショーが有力です。

(APOLLO)

トヨタ、クルマの次は工場を高速通信で「つなぐ化」!

あらゆるモノがインターネットにつながるIoT(Internet of Things)時代の到来に伴い、電化製品に加えてクルマもクラウドにつながろうとしています。

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トヨタ自動車は2014年8月にクルマとITを融合させたテレマティクスサービス「T-Connect」をスタート。

さらに今年1月にはフォードやその子会社リビオ社と、クルマとスマホアプリをつなぐ「SDL」(スマートデバイスリンク)の展開で提携するなど、「つなぐ」技術の導入に積極的な姿勢を見せています。

TOYOTA

そうしたなか、同社は今春ドイツで開催された「ハノーバーメッセ2016」で、工場間ネットワークの新たな自社標準として、ドイツ発の通信規格である 「EtherCAT」(イーサキャット)を採用する方針を明らかにしました。

「EtherCAT」は、ドイツのFA機器メーカー「ベッコフ オートメーション」が開発した工場の生産設備をつなぐのに適した通信規格で、「高速データ通信」と「電力供給」に必要な両ケーブルを1本化できる省配線技術が大きなメリットとされています。

「つながる工場」では、生産現場に無数のセンサーを設置、データの分析結果を品質や、生産性の向上に活用することになります。

日経新聞によると、トヨタではこれまで主要なFA機器メーカーが加盟する日本電機工業会によって策定された通信規格「FL-net」を使ってきたそうですが、世界規模で工場を運営する同社にとって、データ通信も世界標準に切替える必要があった模様。

TOYOTA

「IoT」のコンセプトに基づいて生産システムを進化させるには、「EtherCAT」が最も合致しているとの考えから、今後はサプライヤーの工場にも展開していくことになるとみられます。

このように、「IoT」はますますその規模が拡大しており、自動車生産の現場にも浸透し始めているようです。

Avanti Yasunori・画像:TOYOTA)

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トヨタがフォードとの連携で「T-Connect」を進化させる?
http://clicccar.com/2015/06/07/310838/

トヨタが新テレマティクスサービス「T-Connect」を披露!
http://clicccar.com/2014/10/14/272959/

マツダ「G-ベクタリング・コントロール」はエンジンで実現したのがスゴイ!

マツダは、2016年7月14日にビッグマイナーチェンジを果たしたアクセラに搭載された新技術「G-ベクタリングコントロール(略称:GVC)」を、ほかのラインナップにも拡大していくことを発表しています。

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では、『エンジンでシャシー性能を高める』というマツダのGVCとは、どのような仕組みになっているのでしょうか。

簡単にいえば、ステアリング操作に合わせてエンジンの出力を絞ることで微妙にエンジンブレーキをかけて、スムースなコーナリングをサポートするというものです。もちろん、コーナーの立ち上がり(ターンアウト)ではエンジン出力を戻してくれます。

ちょこまかと曲がって山道を一定速度で走っているように見えても、ベテランドライバーは微妙なアクセル操作をすることでスムースに走り抜けるものですが、そうした「上手な運転」をアシストしてくれる機能といえます。

それだけでなく、直進状態においてもステアリング操作に合わせて駆動力をコントロールすることで、修正舵を最小限にでき、クルマの揺れを低減できるというのもメリットのひとつといいます。

つまり、「同乗者がクルマ酔いしづらい運転ができる」機能という見方もできるものです。

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では、この『G-ベクタリング』制御というアイデアがマツダ独自かといえば、そうではありません。

遡ると、2009年に日立製作所の自動車部門が、ESC(横滑り防止装置)の機能を利用してブレーキを四輪独立制御することによってステアリング操作に合わせた姿勢をコントロールする論文を発表しています。

また、市販車では日産の電気自動車リーフが、駆動力を使って車両を安定させる制御システムを搭載しています。リーフのシステムも、ドライバーのステアリング操作に応じて、駆動トルクをわずかに変化させることで、なめらかにクルマをコーナリングさせようというもので、ドライバーのリニアリティ感をアップさせるという点ではマツダのGVCと狙いが似ています。

では、こうした先人に対してマツダのGVCは何が違い、どこがスゴイのかといえば、そうした微妙な駆動トルクの変化を、エンジンによって行なっているという点にあります。

従来であれば、電気モーターのレスポンスが必要と思われていた微妙で精緻なトルク制御を、内燃機関で実現したことがマツダの特徴でありスゴイところ。ここ数年SKYACTIVテクノロジーを進化させてきたことの成果といえそうです。

(写真:小林和久 文:山本晋也)

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マツダ・アクセラが大幅改良! 新設定1.5Lディーゼルの価格は230万3640円
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アクセラのマイナーチェンジで社長登壇の発表会を行うマツダの思いは?
http://clicccar.com/2016/07/14/386139/

官能性も手に入れた、マツダのクリーンディーゼル「スカイアクティブD」
http://clicccar.com/2016/07/15/386201/

メルセデス「Gクラス」発売以来38年、初の大刷新か!?

日本では『ゲレンデヴァーゲン』の名称で人気を博し、改良に改良を重ね、キープコンセプトを貫いてきた、メルセデスベンツのオフロードモデル『Gクラス』が、1979年登場以来、38年目にして初の大幅改良がされる可能性が高いことが分かりました。

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衝撃情報はそのエクステリアです。

今回捉えたプロトタイプは、現行モデルで武装したミュールボディですが、市販型では次世代プラットフォームにより、全幅を約10センチ拡大、独立懸架新フロントサスペンションを採用し、2012年のロサンゼルスオートショーで公開された近未来オフロード、『エナーGフォース コンセプト』からデザインを取り入れるとリポートされています。

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また、軽量素材を使用し車重は約150kgの減量を実現するほか、電気系統も全て大刷新し、次世代安全運転システムが多数採用されると予想されています。

パワートレインにも注目だ。メルセデスベンツが20年振りに復活させる、新開発直列6気筒エンジン「M256」が搭載される可能性が高いようです。

40年近くキープコンセプトを貫き、大刷新された車といえば、近年ではジャガーのフラッグシップサルーン『XJ』が思い出されます。

過去を脱ぎ去った新デザインには、賛否両論が巻き起こりましたが、果たしてこの「Gクラス」はどんな進化を見せるのでしょうか。

ワールドプレミアが予想される2017年フランクフルトモーターショーに注目です。

(APOLLO)

世界初、熱硬化性と熱可塑性の長所を両立した新炭素繊維材料を発売

新日鉄住金マテリアルズは、現場で重合・硬化できる新規フェノキシ樹脂を用いた炭素繊維熱可塑性プリプレグ「NS-TEPreg(エヌエス テプレグ:登録商標)」の開発に、世界で初めて成功したと発表しました。

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近年、自動車業界でも需要が高まっている炭素繊維強化プラスチックは、炭素繊維を布状に加工したプリプレグを積層し、加熱・加圧・冷却して成形します。

炭素繊維強化プラスチックは、熱硬化性タイプ(CFRP)と熱可塑性タイプ(CFRTP)の2つに分類されます。

CFRP用の熱硬化性プリプレグは、粘着性・柔軟性がある(半硬化)ので作業性が良いという特徴があります。その成形品であるCFRPは優れた強度・剛性を有す反面、加熱しても鉄やプラスチックのように変形しないため、二次加工性や量産性に課題があります。また、耐衝撃性も高くありません。

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一方、これまでのCFRTP用の熱可塑性プリプレグは、粘着性・柔軟性がなく(完全硬化)作業性がよくありません。その成形品であるCFRTPは耐衝撃性が高く、加熱すると柔らかくなるため変形しやすく、二次加工性は優れますが、強度・剛性の面ではCFRPよりも劣ります。

そこで、近年、良好な作業性を有し、成形しCFRTPとなっても、CFRP同等の優れた強度・剛性を実現する熱可塑性プリプレグの開発が求められてきました。

今回同社が開発に成功した「NS-TEPreg」(熱可塑性プリプレグ)は、従来の熱硬化性プリプレグの良好な作業性を有し、成形してCFRTPとなってもCFRPと同等の優れた強度・剛性を実現し、熱可塑性の耐衝撃性、二次加工性も有するという両方の長所を両立した、これまでの常識を覆す画期的な新炭素繊維材料です。

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「NS-TEPreg」は、新規フェノキシ樹脂を用いたプリプレグであることがポイントです。

今回開発した新規フェノキシ樹脂は、通常のエポキシ樹脂と同様に未硬化の状態では液状でありながら、硬化が完了した後はプラスチック同様の熱可塑性を示すという特殊な樹脂です。

本新規フェノキシ樹脂に加え、さらに、この樹脂の硬化反応を半硬化状態にコントロールする製造技術も開発することで、世界で初めて高品質の”半硬化状態の熱可塑性プリプレグ”「NS-TEPreg」の量産化に成功しました。

「NS-TEPreg」は、熱硬化性プリプレグ同様に半硬化状態なので、成形にCFRPの成形設備がそのまま適用できるので、材料を使う現場に新たな設備投資が不要というメリットもあります。

従来の熱可塑性プリプレグを用いて作られたCFRTPは、炭素繊維と樹脂との接着力が低く、炭素繊維の高強度・高弾性といった性能を発揮できませんでした。一方「NS-TEPreg」を用いて作られたCFRTPは、炭素繊維と樹脂との接着力が高いため、CFRPと同等の高強度・高弾性を持つという優れた性能を備えています。

さらに、「NS-TEPreg」に用いられる新規フェノキシ樹脂は、靭性(粘り強さ)が高いことから、一般的なCFRPに比べて成形品の層間強度が高く剥離しにくい特徴があります。

これらの接着力、強度、樹脂の靭性により、優れた耐衝撃特性も示します。また、樹脂の特殊な構造から、熱可塑性の樹脂でありながら、耐水性に優れ、湿気にも強く、吸湿による寸法変化や性能低下が小さいという特徴もあります。

「NS-TEPreg」は軽量・高強度で作業性がよく、自動車業界ではハイブリッド車(HV)、電気自動車(EV)、燃料電池自動車(FCV)などの環境対応車への応用と、軽量化への貢献が期待されています。

(山内 博・画像:新日鉄住金マテリアルズ)

カーオーディオをハイレゾ対応にする車載向けICを旭化成エレクトロニクスが発売

旭化成エレクトロニクスは、車載機器向けに好適なサンプリング速度コンバーター(SRC:Sampling Rate Converter)IC「AK4136VQ」を発売すると発表しました。

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このSRC IC「AK4136VQ」の特長は、オーディオ入力/出力信号のfsi/fso:サンプリング速度が8k〜384kHzの広範囲にわたっており、ハイレゾ音源に対応可能なサンプリング速度になっている点です。

同社では、ハイレゾ音源のもつ情報量の多い「原音」をあますところなく再現する能力があり、カーオーディオシステムなどで普及の進むハイレゾリューション音源処理に最適としています。

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また、同社独自のオーディオ信号処理技術「VELVET SOUNDアーキテクチャー」を採用し、出力データの分解能は32ビットで、きめ細やかで自然な信号波形を再現できます。

4種類のデジタルフィルターを内臓しており、ユーザーの好みやシーンに合わせ4種類のサウンドカラーを選択できます。

今後、カーオーディオでもハイレゾ音源の高音質を楽しむことができるようになりそうで、その高音質に期待が高まります。

(山内 博)

VWのプラグインハイブリッド第2弾「パサートGTE」もスポーティな走りが魅力

ゴルフGTEに続き、パサートにもプラグインハイブリッド(PHEV)を設定したフォルクワーゲン。

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フォルクワーゲングループジャパンでは、プラグインハイブリッドをPHEVと表記していますが、PHVと呼ぶメーカーもあり、統一された方がユーザーは混乱しないと思うのですが、メーカーやブランドのイメージ戦略もあって、こうした呼称の違いが生まれるのでしょう。

さて、ゴルフGTEに続いてパサート/パサート ヴァリアントに設定されたPHEVは、フォルクワーゲンにとって第2弾。

パサート/パサート ヴァリアントはゴルフ同様にMQB(モジュラー・トランスバース・マトリックス)と呼ばれるモジュラー化されたプラットフォームを使っていますから、PHEV化も想定した戦略のもとで生まれたモデルです。

日本で発売されるPHEVのセダン/ステーションワゴンでは最長となるEV走行可能距離51.7kmが特徴のひとつですが、ゴルフGTEとはスペックが異なります。

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エンジンはゴルフGTEと同じ1.4Lの直列4気筒DOHCターボですが、ゴルフGTEの150ps/5000-6000rpm、250Nm/1500-3500rpmに対し、パサートGTE(ヴァリアント含む)は156ps/5000-6000rpmと最高出力が6ps高められています。なお、最大トルクはゴルフGTEと同じ。

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モーターも55kWという定格出力は両モデルともに同じですが、最高出力はゴルフGTEから5kW(7ps)アップの116psとなっています。なお、最大トルクは330Nm(33.6kg-m)でゴルフGTEと同じです。

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パサートGTEの出力アップはボディサイズ拡大による重量増に対応したもので、パサートはセダンが1720kg、ヴァリアントが1770kgあり、ゴルフGTEの1580kgよりもセダンは140kg、ヴァリアントは190kgも重くなっていますから、エコだけではない走りのプラグインハイブリッドを謳うなら出力向上はマストなのも頷けます。

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パサートGTEにも「EV」、「ハイブリッド」、「GTE」の3つの走行モードが用意されていますが、最もスポーティな「GTE」にすると、エンジンレスポンスが一段と高まり、試乗会場だった袖ヶ浦フォレストレースウェイサーキット内はもちろん、外周路や一般道でも爽快な走りが楽しめました。

(文/塚田勝弘・写真/佐藤靖彦)

豊田合成、インドにエアバッグの新工場を開設

豊田合成は、インド市場の拡大と安全規制強化から見込まれるエアバッグなどの需要拡大に対応するため、インド北部のハリヤナ州バワルに新工場を設立すると発表しました。

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パワル新工場は、同社の生産子会社「豊田合成ミンダ・インディア株式会社」(TGMIN)の分工場として設立し、エアバッグやウェザストリップなどの自動車部品を2017年3月から現地の日系カーメーカーに提供します。

新工場の設立に伴う投資額は約5.5億ルピー(約9億円:1ルピー=1.6円で計算)です。

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パワル新工場とTGMINの概要は次の通りです。

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エアバッグに関しては、タカタがリコール問題で経営が揺らいでおり、その隙をついて豊田合成がインドで生産拡大に動いた形です。今後、豊田合成がインドの日系メーカー、特にスズキへの拡販に成功するかが注目されます。

(山内 博・画像:豊田合成)

地震で中止のオートポリス戦、代替レースは岡山で同日に開催!【スーパーフォーミュラー2016】

9月10〜11日にオートポリスで予定されていたスーパーフォーミュラー第5戦は「平成28年(2016年)熊本地震」の影響で中止となっていました。第3戦が開催されている7月16日、その代替レースが発表となりました。

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代替レースは予定されていた日程の9月10〜11日のまま、場所は岡山国際サーキットとなります。

[大会名]
2016年 全日本スーパーフォーミュラ選手権シリーズ第5戦 岡山国際サーキット

[開催日]
2016年9月10日(土)・11日(日)
10日:フリー走行、公式予選(20分間)、決勝レース(30Laps/110km)
11日:ノックアウト予選(Q2まで)、決勝レース(51Laps/190km)※タイヤ交換あり

[開催場所]
岡山国際サーキット(3.703km)

[主催者]
株式会社岡山国際サーキット/アイダクラブ(AC)

[併催イベント]
2016全日本フォーミュラ3選手権第13戦・第14戦
2016 N-ONE OWNER’S CUP Rd.10

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土曜、日曜で2レース制となる第5戦、シリーズを戦う上ではかなり重要な一戦となりそうです。

(写真・文:松永和浩 写真は第3戦富士のフリー走行のものです)

【関連リンク】

第5戦 岡山国際サーキット開催のご案内
http://superformula.net/sf/apf/ap/NList02.dll/?No=NS022147

マツダ・アクセラに搭載された「G-Vectoring Control」が走りを変える!?

今年5月に開催された「人とくるまのテクノロジー展2016」で動画紹介を含めた技術展示されていた「G-Vectoring Control(G-ベクタリング コントロール)」が、ビッグマイナーチェンジを受けた新型マツダ・アクセラに搭載されました。

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トルクベクタリングというキーワードを聞くことが多くなったと思いますが、主に横滑り防止装置などを使ってコーナリング中に前輪内側にブレーキを掛けることで旋回性能を高めるという機構で、三菱自動車のようにAYC(横滑り防止装置)と4WD技術を応用し、4輪の駆動力と制動力を制御するなどの例もあります。

最近のトルクベクタリングやそれに似た効果をもたらす機能は、ブレーキ制御方式、左右のトルク配分を変える、つまり駆動力で曲がる(ハイブリッド含めて)方式など、いずれもある程度の旋回スピードが必要になる場合が多いですが、最近はその制御(介入)を感じさせない仕上がりになっている例が増えています。

マツダが発表した新世代車両運動制御技術「スカイアクティブ ビークル ダイナミクス(SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS)」の第一弾としてアクセラに搭載された「G-ベクタリング コントロール」は、今後すべてのマツダ新世代モデルに採用されます。

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「スカイアクティブ ビークル ダイナミクス」とは、マツダの新世代技術である「スカイアクティブ テクノロジー」のひとつで、パワートレーン、ボディ、シャーシなどのSKYACTIV技術の個々のユニットを統合制御することで、マツダのコアバリューである「人馬一体」の走行性能を向上させる「新世代車両運動制御技術」の総称となっています。

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アクセラから搭載された「G-ベクタリング コントロール」は、日立オートモーティブシステムズ社の「G-Vectoring」制御のアルゴリズムを基にマツダが応用開発したもの。

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「エンジンでシャーシ性能を高める」という発想と、人間中心の開発哲学に基づいて開発されています。

ハンドル操作に応じてエンジンの駆動トルクを変化させることで、これまで別々に制御されていた車両の横方向と前後方向の加速度(G)を統合的に制御して四輪への接地荷重を最適化。スムーズで効率的な車両挙動を実現したという世界初(2016年6月現在の量産車において)の制御技術だそうです。

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「G-ベクタリング コントロール」によりどんな効果が得られるのでしょうか?

タイヤの接地荷重状態の最適化が可能になることで、車両がよりドライバーの意図どおりに動くようになり、無意識のものも含めたハンドルの修正操作が減少。

ロードフォールディングスの向上は、運転の楽しさや安心感に直結し、疲れも軽減させます。また、乗員にかかる加速度(G)の変化がよりスムーズになるため、乗員の揺れが減り、乗り心地も改善するとのこと。

さらに、雨の日や雪道などの滑りやすい路面での車両の操縦性と安定性も高まる利点も挙げています。

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マツダは「Be a Driver」というキーワードを掲げていますが、「G-ベクタリング コントロール」の搭載によりドライバーの運転技量に関係なく、高速域だけでなく「低速からの日常走行」も含めて、より威力を発揮しそうな高速走行やワインディング走行や緊急回避時など、幅広い走行シーンで一貫した効果を発揮するそう。

また、緻密に駆動トルクをコントロールできるSKYACTIVエンジンと、理想的な車両挙動を実現できるSKYACTIVシャーシの搭載モデルであれば、駆動方式やセグメントによらず様々なモデルに展開することが可能な汎用性の高い技術で、先述したようにマツダの新世代モデルに順次採用していく予定とされています。

(塚田勝弘)

夏休みの子どもにオススメ!電気自動車組み立て体験イベントがお台場で開催

そろそろ小学生は夏休みに入る頃ですよね。小学生の子どもを持つ親御さんは子どもをどこに連れて行こうかと頭を悩ますかと思います。そんな親御さんに嬉しいニュースです。

■お台場にあるクルマのテーマパーク「MEGA WEB」

見て、乗って、感じるがテーマである「MEGA WEB」。トヨタ シティショウケース・ライド スタジオ・ヒストリーガレージの3つの施設があります。大人でも子どもでも楽しむことができので、親子連れにはとてもオススメです。

■夏休みに子ども向けのイベントが開催!

8月2日(火)〜5日(金)の4日間「PIUSで学ぼう!あそぼう!」が開催されます。

2日(火)と3日(水)の「PIUS組立て&走行体験」では、ひとり乗り電気自動車「PIUS」の組立てをすることができ、組立てた自動車に乗ることもできるというもの。

4日(木)と5日(金)の「FC-PIUSのしくみをしろう!のってみよう!」では、燃料電池で動くクルマの仕組みやFC-PIUSについて学ぶことができ、その後に実際にFC-PIUSに乗ることができます。

普段なかなか体験することができない、クルマの物作りなどを学べるという貴重な機会です。どちらも参加費は無料となっているので、気軽に参加することができます。

公式サイト:見て乗って感じる クルマのテーマパーク MEGA WEB

(鈴木 唯)

アメリカンモンスター・トラックホークは707馬力のド迫力!

ジープのフラッグシップ・クロスオーバーSUV『グランド チェロキー』のハイパフォーマンスモデル、『グランドチェロキー トラックホーク』のフルヌード姿をカメラが捉えました。

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フロントバンパーにはベースモデルと異なる大きなエアインテークを備え、フロントグリルにも3分割されている冷却用エアダクトを装備しています。

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また、新アロイホイールとブレンボ製高性能ブレーキキャリパーも確認できます。

パワートレインには、ジープ史上最強となる707psを発揮する6.2リットルV型8気筒スーパーチャージャー「ヘルキャット」エンジンを搭載し、2016年内にも発表が期待出来そうです。

(APOLLO)

人気ゲーム「グランツーリスモ」のマシンがミニカーになって登場!

1968年に販売をスタートしたホットウィールは、外観や中身を実車さながらに再現するありふれたミニカーとはひと味違い、とにかく見た目の派手さとカッコよさを追求し、デカールやエアロパーツなど見る者に衝撃を与える存在感を放っています。

そんなホットウィールが、レースゲームの王道中の王道であるプレイステーション用ドライビングシミュレーションゲーム「グランツーリスモ」シリーズとコラボレーションしました。

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「グランツーリスモ」といえば、ホットウィールとは反対に、マシンの姿形からサウンドはもちろん、コースの路面状態や起伏まで、とことんリアルを追求しているのがポイント。

一見相反するコンセプトに見せますが、両者のコラボがもたらすのは「究極にリアルなカッコよさ」でしょう。マテル・インターナショナル株式会社は、それを追求した「HW グランツーリスモ アソート」を2016年7月初旬から順次発売しています。

今回販売される以下の8種類で、いずれも本物同様のデコレーションが施されています。価格は各400円で全国の取扱販売店およびオンラインストアで販売予定。

①日産・スカイライン

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②ジャガー・XJ220

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③フォード・GT LM

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④パガーニ・ウアイラ

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⑤ダッジ・バイパー

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⑥アストンマーチン・One-77

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⑦ランボルギーニ・ガヤルド

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⑧ランボルギーニ・アヴェンタドール

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※一部の車両については「グランツーリスモ」シリーズ収録車両と年式やモデルが異なります。

(今 総一郎)

大阪府で自転車保険の加入義務がスタート。自転車保険に入るメリットとは?

7月1日から大阪府では自転車保険への加入が義務化されました。

■自転車による大きな交通事故の発生

自転車に関することで記憶に新しいのは昨年の道路交通法の改正。テレビや新聞でも大きく取り上げられこともあり、それがきっかけで自転車走行時のルールが変わったというを知った人も多いのではないでしょうか。

今回の自転車保険加入義務化には、自転車による大きな交通事故が関係あるとのこと。

自転車は自動車と違って免許が必要ではなく、誰でも乗ることができる乗り物。実際に小学生が自転車で起こした交通事故で多額の賠償金が発生する事故もありました。

実際に、自転車による交通事故で賠償金が約1億円にもなったケースもあります。

■加害者も被害者のどちらも守るためにある自転車保険

賠償金だけに限らず、交通事故は加害者も被害者も怪我をする可能性があります。その場合、治療費などがかかりますよね。

自転車保険に入っておく最大のメリットはこのような金銭面を保険金が負担してくれるということ。万が一のためにも自転車保険に加入しておくこと、より安心かと思います。

■交通事故を起こさないために安全運転を

1番は交通事故を起こさないことが何よりです。そのためにもマナーを守って運転することが大切。

街中でイヤホンをつけながら自転車を運転をしている人が多くいますが、交通事故が起きてから後悔しても遅いです。

事故が起きないように、日頃から安全運転を心がけましょう。

(鈴木 唯)

ホンダがHV用モーター磁石の「脱レアアース」で世界初の新技術!

ハイブリッド車(HV、PHV)をはじめとする電動車では、駆動用モーターに使用する磁石の脱レアアース(希土類)が大きな課題とされています。

駆動用モーターの「ネオジム磁石」は、エンジンルームなど高温下での性能維持のため、ジスプロシウムやテルビウムといったレアアースの添加が不可欠の状況。

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ただ、レアアースは中国への依存度が高く、調達や価格高騰などのリスク面から、使用量を減らすことが喫緊の課題となっています。

そうしたなか、ホンダと大同特殊鋼が7月12日、HV用駆動モーターに適用可能な高耐熱性と高磁力を兼ね備えた、レアアースを使わないネオジム磁石を共同開発、世界で初めて実用化したと発表しました。

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大同特殊鋼の子会社であるダイドー電子が、ネオジム磁石の製造工法として採用している「熱間加工法」(ナノレベルの結晶粒を配向させる技術)をさらに進化させた上で、ホンダが磁石形状やローター形状を工夫することにより、磁束の流れを最適化。

一般的なネオジム磁石は、比較的大きな磁石粉末を金型に充てん後、高温下で焼結するのに対し、開発品では磁石結晶の粒径を1/10まで微細化、加熱した金型から押出す工法を採用。

トルク、出力、耐熱性において従来の磁石を用いたモーターと同等の性能を達成、生産コストの低減も併せて実現したとしています。

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ホンダは今秋発表予定の新型HVミニバン「フリード」にこの技術を適用しており、順次、新型車への拡大を目指す模様。

また、磁石の原料となる磁粉についても、カナダのマグネクエンチ社とさらなる高特性化に向けた開発を行うそうです。

トヨタも電動車用モーターの「脱レアアース」を進めており、要(かなめ)となる駆動用モーターの生産リスク解消に、ホンダが一足先に目処を付けたことになります。

Avanti Yasunori・画像:HONDA)

【関連記事】

FCV(燃料電池車)のコストダウンには脱レアアースが必須!
http://clicccar.com/2013/10/20/233735/

中国がレアメタル原材料への40%関税を撤廃した狙いとは?
http://clicccar.com/2013/01/09/209208/

中国のレアアースに頼らずEV&ハイブリッドを作る方法
http://clicccar.com/2011/06/01/29847/

BMWグループが量産車の部品製造に3Dプリンタを導入

BMWグループは13日、同グループのロールス・ロイス 「ファントム」に組み込まれている1万点以上の部品の量産に、3Dプリンタを使用していると発表しました。

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また同社の研究・イノベーションセンター(FIZ)にある部品製造センターでは、新型ロールス・ロイス「ドーン」の部品を製造するために、3Dプリンタによる製造プロセスを採用しています。

BMWグループが採用したのは「HPマルチ ジェット フュージョン技術」と呼ばれる平面的な3Dプリンタで、同グループでは3Dプリンタの採用で部品製造時間の短縮と、より経済的な生産が可能になるとしています。

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同グループの生産戦略・技術部門の責任者であるUdo Hanle氏は

「3Dプリンタによる部品製造技術は、BMWグループの今後の主な製造技術になると有望視しています。ロールス・ロイスの部品生産への3Dプリンタの採用は、大規模で、一つの重要なマイルストーンです。新しい技術を利用することにより、将来的にはさらに生産時間を短縮することが可能となります。」

とコメントしています。

今回、3Dプリンタによる連続生産に成功した部品は、ロールス・ロイス「ファントム」のハザード警告灯、センターロックボタン、電子パーキングブレーキ、そしてソケット用プラスチックホルダです。

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BMWグループの部品製造センターの責任者 Jens Ertel氏は

「平面的な3Dプリンタによる生産技術は量産している部品製造プロセスの中心になっています。その最近の一例が、「HPマルチジェットフュージョン技術」です。3Dプリンタによる部品製造プロセスは、最初はプロトタイプの部品に採用されましたが、今後我々は長期的に連続生産する量産部品に拡大していく予定です」

とコメントしています。

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「HPマルチジェットフュージョン技術」では、部品製造プロセスの開始時に、まずベース粉末材料の薄層が塗布されます。その後3Dプリンタのプリントヘッドが、塗布された粉末床の上に添加剤を噴霧して、粉末床の上に積み重ねる形で部品の細部の形状を成形します。噴霧される粉末・成分のそれぞれの層は、赤外線の照射で融合されます。

このような平面的な3Dプリンタによる部品製造を、同社ではCLIPテクノロジー(Contininuous Liquid Interfece Production:連続液体界面製造)と呼んでいます。

(山内 博・画像:BMWグループ)

メルセデス・ベンツ日本が「クルマを置かないショールーム」を代官山に開設!

メルセデス・ベンツ日本(MBJ)がCCCマーケティングとのコラボレーションにより、代官山蔦屋書店内にデジタル・ツールを活用してメルセデスブランドを体験できる「メルセデス・ベンツ ライフスタイル ラウンジ」を2ヶ月限定で開設しました。

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VR(バーチャル・リアリティ)による製品体験ができるほか、関連書籍やオリジナルグッズの展示など、メルセデス・ベンツとともに暮らす上質なライフスタイルを提案。

ラウンジ内には、メルセデスの商品に関する知識をもったプロダクト・エキスパートが常駐しており、製品に関する質問に応じてくれます。

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また、無料の試乗プログラム「トライアルクルーズ」を展開、メルセデス・ベンツおよびスマートの試乗を気軽に楽しめます。

MBJは2011年7月にレストランとカフェを併設した世界初のクルマを売らないショールーム「メルセデス・ベンツ・コネクション」を東京・六本木に開設しました。

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2013年4月には大阪にも拠点を追加、翌年5月には東京ミッドタウン内に、よりカジュアルにブランド体験できる施設「メルセデス ミー」をオープンさせています。

さらに2015年7月には、人の往来の多い羽田空港内にも出店するなど、同ブランドの「敷居の高さ」を取り払う取組みが本格化。

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MBJ上野社長が就任後に打ったこれらの施策は、新型「Aクラス」に続く「CLA」、「GLA」といった矢継ぎ早の派生エントリーモデルの投入と相まって、新たな顧客層の獲得に大きく寄与したようです。

また、Sクラス以降、CクラスやEクラスを含め、ボディデザインに一貫性を持たせた上で、安全装備などを充実させたことが奏功、それまで年間3万台程度だった販売台数は2015年に6万台超にまで拡大、輸入車トップのシェア(約20%)を獲得するまでになっています。

TSUTAYA今回、MBJとCCCマーケティングが代官山蔦屋書店でスタートさせた「クルマを売らないショールーム」戦略に続く、「クルマを置かないショールーム」についても、今後の新車販売にどのように寄与するのかが大いに注目されます。

Avanti Yasunori・画像:メルセデス・ベンツ日本、TSUTAYA)

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http://clicccar.com/2013/12/08/239708/

六本木「メルセデス・ベンツ・コネクション」が移転&大阪にも !
http://clicccar.com/2012/07/25/181011/

世界初の『メルセデスベンツ・カフェ』六本木店探訪記
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【F1速報×F1女子~イギリスGP号~】来季もフェラーリ残留決定のキミ・ライコネンが、いたずらっぽく微笑みながら言ったコメントが面白い!

2016年7月10日(日)、伝統のイギリスGPが開催されました。前戦のオーストリアGPの翌週に行われ、F1ファンには最高の2週間でしたよね(F1速報編集部は怒涛の2週間!?)。

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レースは、スタート直前の豪雨によりセーフティーカースタートに。天気も路面も良くなっていき、各チームのタイヤ交換のタイミングがレース戦略の鍵となりました。そんな中、メルセデスのルイス・ハミルトン選手は母国で見事優勝! 表彰式後にファンのところにかけよりダイブするという、ファンサービスも。

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こちらが噂の(?)ダイブシーン。7月14日(木)発売のF1速報イギリスGP号に掲載されている、私のお気に入りの写真です。この場にいるファンの方、羨ましい!!

この他にも本誌の見所がたくさんあるので、どんどん紹介していきたいと思います(^^)

■シンガポールGP

2008年の初開催以来、毎年約20万人もの観客を集めるシンガポールGP。今年は9月16日〜18日に開催予定で、日本では3連休に当たる期間になります。行かれる方、多いのではないでしょうか?

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シンガポールGP Pte ltd.副議長 コリン・シン氏は

「初開催から8年にわたり、私たちはこの国におけるF1グランプリのインフラにおいて多くの改善を行ってきました。FIAの厳しい基準を満たす市街地サーキットを短期間で設営し、元の生活道路に戻すためのノウハウの構築は大きなチャレンジでした。今やシンガポールGPは国際メディアから素晴らしい評価を受け、F1カレンダーのなかでも必見の一戦として知られるようになりました。とても誇らしいと感じています。」

と語っています。

私も2013年と2014年に観戦に行ったのですが、市街地ナイトレースは最高です! 目の前で繰り広げられるレースの迫力、明るいライトに照らされたマシンの美しさは今でも鮮明に記憶に残っています。

そして、ドライバーに会えるチャンスが多いのも魅力のひとつ! 時差も少なく渡航時間も直行便で8時間弱なので、ヨーロッパなどに比べると行きやすいです。シンガポールGPに興味のある方、ぜひこのページを読んで海外観戦の参考にしてみてくださいね。

■F1ニュースの真相

話題のグランプリニュースの裏側を詳細レポートする、「F1ニュースの真相」。今回のニュースはもちろん、F1ファンの女性を虜にしてやまないフェラーリのキミ・ライコネン選手の契約延長のニュースです。

噂では7月に行われる4レースの内容次第で残留の可否を決める、とライコネン選手に通達したとの説もあったそうですが、ここにきて状況が急展開。最終的な決定権を持つフェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長からアリバベーネ氏(フェラーリチーム代表)に、「ライコネンと契約せよ。」と端的に伝える電話があったからなんだそうです。

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ライコネン選手も、契約できて良かったと感じていることを認めました。気になるライコネン選手のコメントは以下の通り。

「僕は喜んでいるよ。来年も残留したいとずっと思っていたし、毎度同じ質問に答えなくても済むという点でもきが楽になるからね。セバスチャンと友達だから、チームに残れたとは思っていない。いい仕事をしていなければ、契約の延長もなかっただろう。チームは僕の仕事に満足し、僕もチームに満足している。それだけのことだ。」

そして、ライコネン選手らしい発言も。

「契約できて、すごくうれしいよ。すっかり落胆している何人かのドライバーの顔を見るという、意外な楽しみもあったしね(笑)」

といたずらっぽく微笑みながら、言ったそうですよ。本人は普通に言っているであろう発言が面白いライコネン選手。来シーズンのパフォーマンスはもちろんですが、どのような面白発言がとびだしてくるかも楽しみですよね(笑)。

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そしてそして! 4号連続特別付録ペーパークラフト第2弾は、F3時代から常に比較され続けたシューマッハとハッキネンが登場です! これは購入必須ですね!!

(yuri)

ポルシェ・911GT3 RS次世代型「4.2」がニュル今季最速!

ポルシェ『911』のハイチューンモデルである、『911GT3 RS』次世代型がニュルで高速テストを開始しました。

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ニュルブルクリンク北コースでは、SUVからハイスペック・スポーツモデルまで、新型モデルが幅広く高速テストを行っています。

今年も4月頃から、多数のハイスペックモデルがラップタイムを計測していますが、この「911GT3 RS」次世代型が、「2016シーズン・高速テスト」で暫定首位となる最速ラップを出していた事がわかりました。

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これがテスト走行であることを忘れてはいけませんが、その存在感は別格と言えそうです。

次期型はフロントバンパーのエアインテークが拡大されるほか、ボンネットエアダクトやリアのデュフューザーデザインを変更され、さらにはエキゾーストパイプがセンターから両サイドへ移動されていることに気付きます。

パワートレインは現行モデルの4リットルから4.2リットルへアップされる、ボクサー6自然吸気エンジンが搭載され、その最高馬力は525psを叩き出すとリポートされています。

ワールドプレミアは2017年3月のジュネーブモーターショーが有力で、名称は「911 GT3 RS 4.2」が最有力候補となっているようです。

(APOLLO)

ハイブリッド車に貢献する世界初の大電流動作可能な高耐圧GaNパワー半導体を豊田合成が開発

豊田合成は、青色LEDの主要材料であり、高い電圧にも耐えられるなどの優れた物理特性を有する窒化ガリウム(GaN)を用いて、20Aを超える大電流動作が可能な1.2kV級パワー半導体デバイス チップを世界で初めて開発したと発表しました。

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開発した技術は、大電力を扱うハイブリッド車などの電力制御装置や太陽光発電などの電力変換装置の回路に使うことができ、機器の小型化・高効率化に大きく貢献できます。

パワー半導体デバイスとは、電力用の整流ダイオード、スイッチング用トランジスタなどの半導体素子の総称です。

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同社は、1986年から行っている青色LEDの結晶成長技術を活用して、2010年からGaNを用いたパワー半導体向けデバイス技術の研究開発に着手。

これまでにGaN基板上に耐圧1.2kV級の低損失MOSFET(パワーデバイスなどに用いられるトランジスタの一種)を作製し、動作実証を行ってきました。

このたび、素子を並列動作させる配線技術を確立し、1.5mm角のチップサイズで縦型GaNトランジスタとして世界で初めて20Aを超える電流を流すことに成功しました(豊田合成調べ)。

同社では、今後2018〜20年頃の実用化を目指し、開発を進めています。

(山内 博・画像:豊田合成)

新型・プリウス、全世界に衝撃を与えた米衝突安全テストで最高評価を獲得!

米国IIHS(道路安全保険協会)は、前面衝突による死亡事故において従来の衝突試験だけではカバーできておらず、搭乗者の死亡事故撲滅に繋がっていない点に着目。

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2010年代からは、対向車や立木、電柱といった、障害物と衝突した際の事故状況を再現、時速40マイル(64km/h)でフロント部分の運転席側1/4(25%)をバリアに衝突させる「スモール・オーバーラップ」衝突試験を導入しました。

IIHSは、その試験結果が予想どおり著しく芳しくなかったため警鐘を鳴らし、トヨタやメルセデス・ベンツ、アウディなどに大きな衝撃が走りました。

映像のように、その破壊力は凄まじいもので、ダミーが受けた傷害レベルに応じてGOOD(優)、ACCEPTABLE(良)、MARGINAL(可)、POOR(不可)に分類される4段階評価において、2012年モデルの米国向け「カムリ」や「プリウス V」に「POOR」の評価が下されました。

IIHS_PRIUS_2012

この試験がなぜ厳しいかというと、強大な衝突エネルギーを受け止める役割を持つフロントサイドメンバよりも外側に大入力が入るため、Aピラー下部で入力の大半を受け止める形となり、キャビンの変形量が一気に増大するからです。

[nextpage title=”新型プリウスで最高評価を獲得!”

]IIHSの評価結果は米国での新車販売をも左右するだけに、トヨタは本件を重く見て、徹底した対策を行いました。

昨年12月に発売された4代目「プリウス」では衝突安全性能を見直し、IIHS評価で全て「GOOD」の評価を獲得。

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その衝突性能の向上代は試験映像からも明白に伝わってきます。

新型プリウスは、IIHS評価のみならず、NHTSA(運輸省道路交通安全局)の衝突安全テストにおいても、総合で最高となる「5つ星」を獲得しました。

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トヨタが獲得した今回の衝突安全テスト結果は、新型プリウスの衝突安全性能の高さを如実に裏付けているといえそうです。

Avanti Yasunori・画像:IIHS、NHTSA)

【関連記事】

トヨタ「アクア」が米IIHS評価で「トップセーフティピック」に認定!
http://clicccar.com/2015/08/18/322057/

IIHS衝突試験の新評価で判明した人気車の意外な弱点とは?
http://clicccar.com/2013/01/04/208718/

クルマが跳び蹴り!? 追走ドリフトで起こった珍事

現代のドリフト競技のいちばんの見どころは追走です。2台が先行/後追いに分かれてコースインし、先行がドリフトしつつ全力で逃げようとするところを、後追いがインを差して、きれいにドリフトを合わせてみせたら勝ち、というものです。格闘技的要素が強い競技内容が魅力ですね。

でも、クルマがジャンプして体当たりするなんていう走りかたは誰も想定していません。

いったい何が起こったんだー!

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これは7月9日に奈良県の名阪スポーツランドで行われたD1西日本シリーズの準決勝での一幕です。

日本のドリフトの最高峰はD1GPですが、その下部カテゴリーとしてD1SL(ストリートリーガル)があり、さらにその下に、東日本/西日本に分かれてシリーズ戦を行うD1東日本シリーズ/西日本シリーズがあるんですが、そのD1西日本シリーズ2016年第2戦です。

準決勝ふたつめの対戦は、古賀誠進選手vs野々英喜選手。

どちらも九州のベテランで旧知の仲です。雨が上がって、路面がどんどん乾き、濡れているところと乾いているところが混在するむずかしい状況でした。お互いにミスをしたりして、なかなか決着はつかず、勝負は再々戦にまでもつれこみます。

その2本目、1コーナーに飛び込んだ先行の野々選手に、後追いの古賀選手が猛チャージをしかけます。みるみる距離を詰めていったのですが、減速しきれず接触……その瞬間、古賀選手のマシンがポンッと宙に浮き上がったのです。

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そう。最初の写真だけ見ると、ジャンピング体当たりのように見えますが、本当は「体当たりしてジャンプ」という順番でした。

おそらくタイヤ同士が当たって、跳ね上がってしまったのだと思います。じっさいは当たりかたもそれほど激しいものではありませんでした。

フォーミュラではよくありますが、ハコ車のレースではそれほど多くないですよね。ドリフトの場合、大きくカウンターステアを当てた状態で接近するので、レースよりはこういうことが起こる頻度が高いと思います。

ただ、これまではフロントのタイヤ同士が当たって、後追いの車両がウイリーしてしまうというケースばかりでした。こんなふうにきれいに4輪ジャンプしたのはみたことがない。もしかしたら、前後輪ともタイミングよく当たってしまったのかもしれません。

当てられたほうの野々選手は、振り向いた瞬間自分の真横にタイヤが見えたのでビビッたそうですが、それでも動じずに行ってしまいました。当てた古賀選手は着地してそのままストップ。とはいえ、なんとか自力でピットに帰っていきました。

野々選手は決勝に勝ち上がりましたが、その際軽い接触でスピン。もしかしたらなにかしら足まわりにダメージを受けていたのかもしれません。

ちなみにこの大会で審判員をやっていた昨年度のD1GPチャンピオン川畑真人選手は、この大技に嫉妬。「九州まで教わりにいく!」とまでいっていました。

大まじめにやっていても起こる珍プレー、こんなのもモータースポーツの醍醐味ですね。

写真協力:サンプロス

(まめ蔵)

ホンダが新型フリード ハイブリッドに採用する「重希土類フリー」ネオジム磁石の利点とは?

2016年秋にホンダがフルモデルチェンジを予定している新型フリード ハイブリッド。

技術面で注目を集めているのが、重希土類完全フリー(不使用)熱間加工ネオジム磁石を世界で初めて実用化する点です。

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「重希土類=レアアース」とされることが多いですが、あくまで希土類(レアアース)の区分のひとつであり、レアアース17元素は軽希土類、中希土類、重希土類の3つに分類されるそうです。

ホンダが大同特殊鋼とともに、重希土類フリー(不使用)熱間加工ネオジム磁石を開発したのは、ハイブリッド車など電動車の駆動モーターに使用されているネオジム磁石は、今後、急激な需要拡大が見込まれているから。

ハイブリッド車用駆動モーターにおいて、ネオジム磁石は高温環境下で使用されるため、高い耐熱性が要求されます。耐熱性を確保するために、従来は重希土類元素(ジスプロシウム、テルビウム)が添加されていました。

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レアアースというと、「中国にしかないのでは?」と誤解している方も多いと思いますが、重希土類元素は世界的に有力鉱床が偏在しているそうです。しかし、生産量の約97%が中国算ということで、価格の変動はもちろん、地政学的なリスクを抱えているという面もあります。

ホンダも重希土類完全フリーの熱間加工ネオジム磁石を開発した背景として、重希土類は希少金属(レアメタル)にも分類されるため、安定調達、材料コストの観点でリスクを抱えていると認めており、重希土類元素の使用量を低減することが、ハイブリッド車駆動モーター用にネオジム磁石を使用する上で、大きな課題のひとつでした。

新型フリード ハイブリッド向けに生産を受け持つのは、大同特殊鋼の完全子会社であるダイドー電子。ネオジム磁石を一般的な製造工法である焼結工法とは異なる熱間加工法によって量産するそうです。

なお、熱間加工法とは、ナノレベルの結晶粒を高度に配向させることができる技術で、一般的な焼結磁石の10分の1程度の微細な結晶粒組織を得ることで、より耐熱性が高い磁石が製造可能。

今回、大同特殊鋼が熱間加工法の技術をさらに進化させるとともに、ホンダによる駆動モーター開発の経験を活かし、磁石形状を見直すなどして共同で開発を推進。

そして、重希土類元素をまったく使用せずに、ハイブリッド車用駆動モーターに適用可能な高耐熱性、高磁力を実現したネオジム磁石を世界で初めて実用化することができたそうです。

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さらに、ホンダはこの磁石に対応した新しいモーターを設計。

磁石形状に加えてローター形状も見直し、磁石にかかる磁束の流れを最適化することで、重希土類完全フリー熱間加工ネオジム磁石をハイブリッド車用駆動モーターに採用が可能に。

気になる性能面ですが、トルク、出力、耐熱性において従来の磁石を用いたモーターと同等の性能を達成しているそうです。また、同技術の利点は、ネオジム磁石の適用拡大に際して課題であった重希土類元素の制約から脱却したことで、先述したように資源リスクを回避、調達ルートの多様化も図ることが可能になった点です。

今後の重希土類完全フリー熱間加工ネオジム磁石の採用は、今秋発表予定の新型フリードに搭載するハイブリッドシステム「SPORT HYBRID(スポーツハイブリッド) i-DCD」を皮切りとして、順次、新型車に適用を拡大していくとのこと。

多くの台数そして車種に採用されれば、コスト削減が実現し、さらにハイブリッドが身近な存在になるかもしれません。

(塚田勝弘)

オーストラリアに「トヨタ・MIRAI」を試験的導入

トヨタ自動車(トヨタ)のオーストラリアの現地会社Toyota Motor Corporation Australia Ltd.(TMCA)は、将来技術に対する関心を高めることを目的に、3台の「MIRAI(ミライ)」を試験的に導入し、FCVの理解活動や試験走行に活用すると発表しました。

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オーストラリアでは今年末に移動式水素ステーションが導入され、FCVを導入する環境が整うことを機会に、TMCAでは本格的に「MIRAI」の路上走行などを開始する予定です。

この移動式水素ステーションは、地上据え付けも、トラックの荷台に据え付けて運ぶことも可能になっており、様々な場所で「MIRAI」の燃料補給が可能になります。

TMCAのデーヴ・バトナー(Dave Buttner)社長は

「昨年10月に『MIRAI』を初めてオーストラリアで展示したのに続き、このたび3台の車両を導入することになり、大変うれしく思う。トヨタは、将来技術やFCVへの皆様の関心が高まることを期待している」

とコメントしました。

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燃料電池技術のメリットのひとつに、将来の代替燃料として最も有望な水素を燃料としていることが挙げられます。また、FCVは使用時に水しか排出しない、環境に優しいクルマという特長もあります。

「MIRAI」は現在、米国のカリフォルニア州、日本、ならびに欧州各国で販売されていますが、オーストラリアでは水素ステーションの整備が進んでおらず、一般販売はされていません。

バトナー社長は、

「我々は燃料電池技術には非常に高い関心を持っているものの、実際にオーストラリアで販売できるようにするにはインフラ整備が必要である。そのため、業界全体が一丸となり、極力早く、インフラ整備の計画を進めることが重要だと考えている。この技術は将来有望であり、オーストラリアの方々にも、ぜひご注目頂きたい」

とコメントしています。

(山内 博・画像:トヨタ)

テスラが長野市に超急速充電施設「テスラスーパーチャージャーステーション」を新設置

モデルSの車両本体価格は884万1000円からで、2016年度CEV補助金対象車。

日本の急速充電規格である「CHAdeMO(チャデモ)」にはアダプターを使って対応していますが、独自の充電規格である超急速充電施設「テスラスーパーチャージャーステーション」をアメリカだけでなく、日本でも展開しています。

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今回、長野市にも設置された「テスラスーパーチャージャー」では、テスラユーザーは24時間無料で認証などの手間なく充電口にプラグインするだけで充電できます。アダプターが必要ありませんから容易に充電できるのも魅力です。

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充電時間も短時間ですみ、現在販売中のモデルSをゼロから充電すると、20分で約250km走行分の充電ができます。

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「テスラスーパーチャージャー」が設置されているのは、東京の3か所をはじめ、横浜、大阪、神戸、岡山、仙台、盛岡にそれぞれ1か所、全国では合計9か所に設置されていて、長野を含めて合計10か所となります。

長野に設置することによって、東京からの人気の避暑地、ゴルフやスキーなどのレジャーに、充電の心配なく出かけることができるようになり、また、日本海側への移動もしやすくなると思われます。

[テスラ 長野スーパーチャージャーステーション]

所在地:信州松代ロイヤルホテル
住所:長野県長野市松代町西寺尾1372-1
オープン日時:2016年7月12日(火) 0時
営業時間:24時間年中無休(法令点検日除く)
充電器:テスラスーパーチャージャー 4基

(塚田勝弘)

シボレー コルベット、最強ミッドシップの次期型をキャッチ!

ゼネラルモーターズのスポーツモデルの代名詞ともいえる『シボレー コルベット』の次期型と思われるプロトタイプを、初めてカメラが捉えました。

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テストトラックを超望遠から狙った画像のため非常に粗く、細部は確認できませんが、低くフラットなルーフが確認出来ます。

GM.ME205

情報提供者によれば、次期型『C8』モデルは、駆動方式が現行のFRからミッドシップに変更され、プラットフォームには軽量素材を多数使用し、大幅な減量が実行されるようです。

心臓部にはダウンサイジングされる6リットルV型6気筒エンジンが搭載され、最高馬力はコルベット史上最高の500psを発揮するとリポートされています。

ワールドプレミアは2018年1月のデトロイトモーターショーの可能性が高いでしょう。

(APOLLO)

本田宗一郎も走った幻のサーキット「多摩川スピードウェイ」開設80周年記念展

戦前、多摩川の河川敷に日本最初のサーキット「多摩川スピードウェイ」がありました。

丸子橋の上流、川崎側に作られた全長1.2km、コース幅20mのオーバルコースで、1936年から全国自動車競走大会が開催され、初開催時には1万人を超える観衆も集めたそうです。

このとき、若き本田宗一郎兄弟が出場を果たしています。しかし、その後燃料事情の悪化などもあり、3年・4回で開催が休止します。

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終戦後は大きなイベントは開催される事もなく、騒音問題などで廃止となりました。

現在、コース跡は川崎市の硬式野球場として利用されていますが、グランドスタンド跡は現在も堤防の一部として現存しています。

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そのグランドスタンド跡に、スピードウェイ開設80周年を記念してプレートが設置されました。

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今回、川崎市市民ミュージアムで開設80周年記念展「多摩川スピードウェイ〜日本初の常設モーターサーキット〜」が開催され、市民ミュージアムのスペース1F「逍遥展示空間」で、当時の写真を中心に以下の物が展示されます。

○写真パネル(多摩川スピードウェイの会制作)
第1回から第4回のレースの模様や出場者などを紹介するパネルのほか、レースに関わった人たちの紹介パネル。

○昭和14年の航空写真

○実物資料
・東横目蒲電鉄 沿線パンフレット(昭和13年)
・昭和12年の川崎市都市計画図などの地図資料

○映像資料(会場内に液晶モニターを設置)
市民ミュージアム所蔵の第4回のレースを撮影した映像(約2分30秒)を初公開。

特に映像は、所蔵されていたコレクションの中より発見された貴重なものです。ほかにも全国自動車競走大会や多摩川スピードウェイの貴重な映像が公開される様です。

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また、7月17日(日)、31日(日)各日14時から、多摩川スピードウェイの会 会員によるギャラリートークが開催されます。

観覧料、ギャラリートーク共に無料です。参加者には市民ミュージアムから多摩川スピードウェイ跡地への行き方等を記載したガイドマップが提供されます。

スピードウェイ跡地には市民ミュージアムより徒歩で20分程です。イベント終了後、マップ片手に日本最初のサーキット跡を訪れてはいかがでしょうか。

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【開催概要】
会 期:平成28年7月17日(日)〜31日(日)
会 場:川崎市市民ミュージアム 1階 逍遥展示空間
主 催:川崎市市民ミュージアム 川崎市中原区等々力1-2 TEL 044-754-4500
共 催:多摩川スピードウェイの会
協 賛:日本プロセス株式会社

(川崎BASE・写真:(c)多摩川スピードウェイの会)

ダンロップ「LE MANS 4」が日刊自動車新聞用品大賞2016・部門賞を受賞

住友ゴム工業は、同社の低燃費タイヤ・ダンロップ「LE MANS 4(ルマンフォー)」が「29th 日刊自動車新聞用品大賞2016」において「タイヤ・ホイール部門賞」を受賞したと発表しました。

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「LE MANS 4」は、同社の独自技術であるサイレントコア(特殊吸音スポンジ)を搭載しており、優れた低燃費性能と耐摩耗性能、さらに静粛性能と乗り心地というタイヤに要求される4種類の性能をバランスさせた、快適で長持ちする低燃費タイヤであると、同社では強調しています。

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さらに「LE MANS 4」には、2月より同社独自の新材料開発技術「4D NANO DESIGN」によって開発された「新シリカ用変性ポリマー」が採用されています。

この改良により全90サイズ中40サイズについて、ラベリング制度における転がり抵抗性能が「A」から「AA」に高まり、低燃費性能がさらに向上しています。

ラベリング制度とは、日本自動車タイヤ協会によるタイヤの転がり抵抗性能とウェットグリップ性能の両性能をグレーディングシステム(等級制度)に基づく表示を行い、情報提供する制度のことです。

「日刊自動車新聞用品大賞2016」は、同選定委員会が2015年7月から2016年6月の期間に注目を集めた各ジャンルのカー用品を対象に、販売数量だけにとらわれず「商品の技術開発力」「企画力」「アイデア」「ユニークさ」「パイオニア精神」を重視し、カー用品量販店へのヒアリングやアンケート調査の結果も反映して選定しています。

(山内 博・画像:住友ゴム工業)

都会に映える妖しいムードが魅力のBMW X3 Celebration Edition BLACKOUT

2代目となる現行BMW X3は2011年3月から日本でも発売され、2014年にはマイナーチェンジを受けて顔つきを存在感あるものに変更しています。

最近では、ジャガーF-PACEなど新型SUVのラッシュとなっていて、ライバルのメルセデス・ベンツGLCが登場するなどテコ入れが欲しい時期になっています。

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X3を初めとしたBMWのSAVシリーズは、ディーゼル仕様の比率が高いそうで、8月6日から発売される「BMW X3 Celebration Edition BLACKOUT」も、2.0Lの直列4気筒クリーンディーゼルエンジンを搭載した200台限定車。

ディーゼルらしく380Nmという分厚いトルクによる走りと、輸入車SUVの中でもトップクラスの18.6km/L(JC08モード)の低燃費を両立。「BMW X3 xDrive20d」の中でも最もダイナミックな走りとスタイリングを持つ「M Sport」がベースとなっています。

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都会の夜に映える「ブラックサファイア」のボディカラーを採用し、BMWお馴染みの「キドニー・グリル」や力強い造形の18インチ・アルミホイールまで、エクステリアの随所をブラック一色で統一し、クールでスタイリッシュな佇まいを実現。

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インテリアもクールな印象を受けるブラック内装で、ブラックの「ネバダ・レザー・シート(フロント・シート・ヒーター付)」に「BMW Individualアンソラジット・ルーフ・ライニング」が組み合わされています。

これにより、外観との調和がとれたブラックの世界観を演出し、さらに「ブラッシュド・ アルミ・インテリア・トリム」とアルミペダルのアクセントが洗練されたムードも演出。

さらに、上質なサウンドが魅力のHiFiスピーカー・システムに加えて、「BLACKOUT」の文字が刻印されたインテリア・バッジとレザー・キーケースといった専用装備品も用意されています。

「BMW X3 Celebration Edition BLACKOUT」の価格は698万円です。

(塚田勝弘)

デンソー、コモンレールシステムで国際学会「IEEE」においてメダルを受賞

自動車部品大手のデンソーは、世界最大の電気・電子分野の国際学会であるIEEEにおいて、IEEE Medal(Environmental and Safety Technologies)を受賞し、2016年6月18日(土曜日)にニューヨークで授賞式が行われた、と発表しました。

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今回の受賞は、クリーンディーゼル車の普及拡大に大きく貢献する電子制御式噴射システム(以下、コモンレールシステム)を世界で初めて実用化したことが評価されたもので、同社取締役副社長の宮木 正彦氏、常務役員の篠原 幸弘氏、竹内 克彦氏の3氏が受賞しました。

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IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)は、米国に本部をおく電気・電子分野における世界最大の専門家組織です。主に工学分野における学会としての活動と、工業技術の標準化団体としての活動を行っています。

IEEE Medalは、技術革新や事業・産業の発展に大きく貢献した研究者や技術者、チームをIEEEが選定し毎年授与するもので、「Environmental and Safety Technologies」は環境、安全分野における優れた功績に対して授与されます。

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デンソーは1995年に世界で初めて、高圧噴射、多段噴射が可能なコモンレールシステムを量産しました。

コモンレールシステムは、ディーゼル車の課題であった黒煙排出やエンジン騒音などを大きく低減することで、それまでのディーゼルのマイナスイメージを塗り替え、特に欧州におけるディーゼル乗用車のシェアの大幅な拡大に貢献しました。

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その後もデンソーは、2013年に2,500気圧の超高圧噴射が可能なシステムを開発、量産し、排出ガスのさらなるクリーン化を実現しています。

また2012年には、燃料を噴射するインジェクターに内蔵された圧力センサーが噴射圧をリアルタイムに測定し、インジェクターごとにタイミングと噴射量を制御できる「i-ART(intelligent Accuracy Refinement Technology)システム」を世界で初めて量産し、燃費の向上と排ガス中の有害物質低減に貢献しています。

(山内 博・画像:デンソー)

アウディの新型コンパクトSUV「Q2」試乗会でインゴルシュタット「アウディミュージアム」初訪問

ただ今、ドイツ&スイス出張。
今回のメインはアウディの新型コンパクトSUV「Q2」の国際試乗会ですが、その前にアウディの本社があるインゴルシュタットに行き、本社工場見学と「Audiミュージアム」見学。

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私、インゴルシュタットもミュージアムも初めて。
というか今回の旅は、ミュンヘンも飛行機のトランジットでしか行ったこと無いし(たぶん)、初めてのところだらけですが。

そして「Audiミュージアム」のお話。

アウディミュージアムは本社、工場と隣接されています。
その奥には「納車式」などが行われる場所も。今ではフォルクスワーゲンをはじめ、メルセデス・ベンツやほかのメーカーでも大々的(?)に納車式が行われていますが、一番最初にそれを行ったのがアウディ。だそうです。

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ミュージアムはエレベーターで最上階へ上がり、上の階からアウディの歴史を辿りながら見ていきます。
スタートは、アウディ創業者であるアウグスト・ホルヒの大きな写真と1903年製の「ホルヒ 10-12PS」。カール・ベンツに務めていたホルヒが独立し、「ホルヒ」社を設立。最初に作られたクルマ。12馬力、最高速度は50㎞/h。右ハンドル。この当時から「軽量化」にこだわり、シリコンとアルミの合成素材などを使用。
40台が販売されましたが、価格は当時300年間働いた金額だったそうです。

そして1013年製の「Audi 14-35 PS」。
ホルヒは会社を飛び出してしまうのですが、「ホルヒ」という名前は使えないため、
「ホルヒ」のラテン語読み「アウディ」という社名になったのがアウディの名前の由来。

やがて1929年に世界恐慌が起き、そこで「DKW」「アウディ」「ホルヒ」「ヴァンダラー」が合同で「アウトウニオン」を結成。

しかし、1945年に解体。

その後、ダイムラーを経てフォルクスワーゲンの傘下となり、1965年に「アウディAG」として「100」などを製造。アウディ自慢の四輪駆動システム「クワトロ」を世に送り出しました。

時間が無かったので、今回はポイントを絞ってガイドしていただきましたが、ほかにもレースのクルマ、ホルヒが最後に作ったクルマでアメリカで発見されたというボロボロのクルマ、二輪車なども展示。

そして一番下の階は、最新のアウディが展示されていますが、今は「アウディA5クーペ」の発売に合わせて、「クーペ展」が行われていました。
中でも私のお気に入りは「DKW モンツァ」。
可愛いすぎる~!

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(吉田 由美)

初代カローラのシートとエンブレムを復刻したカローラアクシオの限定車

トヨタは、カローラの生誕50年を記念し、カローラアクシオに特別仕様車 HYBRID G「50 Limited」を設定、全国のトヨタカローラ店から9月1日より500台限定で発売します。

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カローラは「人目をひく、美しいスタイルのハイ・コンパクトカー」をイメージして「カローラ(ラテン語で花の冠の意)」と命名され、1966年に誕生。

以来、時代とともにさまざまな進化を遂げながら今年で50年を迎えます。

初代カローラは、クルマのあらゆる面で80点以上を実現すべきであるという「80点主義+α(アルファ)」の発想で開発されました。

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当時、同時期に新発売されたライバルの日産「サニー」の排気量が1000ccで、一方カローラの排気量が1100ccであったことから、「+100ccの余裕」というテレビCMは世相を映す名キャッチコピーとして有名になりました。

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その「+α」として、クルマの走りのイメージを体現させることをねらいに、「赤色」の内装を組み合わせ、「スポーティさ」を追求しました。また、カローラの車名の由来でもある「花の冠」をモチーフにしたエンブレムは、発売当時にカローラの象徴としてデザインされたものです。

今回の特別仕様車はカローラアクシオ「HYBRID G」をベースとし、この初代カローラの特徴である赤の内装シートと花冠エンブレムを復刻することで、カローラの50年の歴史を今に再現しています。

一番の特徴である「赤」のスポーツシートは、トヨタ・デザイン部で保管されてきた初代カローラのカラーサンプルをもとに往年の「赤」を今日の技術で忠実に再現。シートをはじめとする内装に採用しています。

また、「赤」とブラックを組み合わせて内装に配置することで、モダンでありながらスポーティな室内空間を創出。また、花冠エンブレムをシートの背もたれやリヤ車名のエンブレム下に配置しています。

フロントロアグリルのデザインをドットパターンとし、Bi-Beam LEDヘッドランプを特別装備したほか、タイヤサイズを185/55R16&アルミホイールとし、スタイリッシュなイメージに仕上げています。

外板色はホワイトパールクリスタルシャイン、ブラックマイカの2色が設定されています。

FF二輪駆動のパワートレインには、リダクション機構付のTHSⅡ(1NZ-FXE 1.5L)ハイブリッド・システムを備えており、特別仕様車の価格は税込み240万円となっています。

なお、特別仕様車は2016年8月5日(金)から7日(日)までの3日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催されるイベント「オートモビル カウンシル 2016」に、初代カローラとともに出展されます。

(山内 博・画像:トヨタ)

シートベルト警報装置の設置義務が後部座席にも拡大

国土交通省が、シートベルト未着用で走り続けた場合に警報音が鳴る「シートベルト・リマインダー」の全席装着を義務化する方針を固めたそうです。

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後部座席でシートベルトを着用せずに事故で死亡するケースが多いため、安全上の観点から後部座席についてもシートベルトの着用を義務付けており、高速道路で未着用が判明した場合、罰則で減点(-1点)を伴います。

ただ一般路の場合、口頭注意のみで罰則・罰金の設定が無いため、着用率が上がっていないのが実情のようです。

とはいえ、衝突事故が発生した場合、後席乗員のダメージは想像以上に大きく、窓が開いている場合、車外へ放出されるケースもあるといいます。

新聞報道によると、国交省は昨春、世界的な基準を定める国際会議で、乗用車の警報装置設置範囲を後部座席を含む全座席に拡大する規制を提案したそうです。

今年11月の国際会議で正式に採択され、早ければ2017年春にも保安基準が改定される見通しとか。

警察庁の統計では昨年、後部座席で事故に遭って亡くなった152人のうち、約7割の人がシートベルトを付けていなかったそうで、そのうち35人は車外に放出されていたそうです。

家族など後席乗員の安全を守るためにも、こうした装置の有無にかかわらず、ドライバーが率先してシートベルトの着用を促したいものです。

Avanti Yasunori・画像:メルセデス・ベンツ)

スープラ後継モデル?トヨタ×BMWの次世代スポーツ市販版が姿見せた!

トヨタとBMWで共同開発が行われている次世代スポーツカーが、ドイツ市街地を白昼堂々テスト走行する姿をカメラが捉えました。

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今回捕捉したのは、BMW『Z4』の後継モデルとされる『Z5』です。ヘッドライトは以前より露出し、その輪郭が見えてきました。

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エクステリアは現行モデルと比べ、長いフロントオーバーハングと短いリアオーバーハングを合わせ持ち、伸びやかなシルエットが特徴といえます。

ルーフには電動開閉式ソフトトップが採用され、パワートレインには190psを発揮する2リットル直列4気筒ターボエンジンを搭載、また頂点に君臨する『Z5 M』には3リットル直列6気筒ターボエンジンが与えられ、最高馬力は425psを叩き出します。

そして、『スープラ』後継モデルにあたるトヨタ版には、250psを発揮する、BMW製の2 リットル直列4気筒直噴ターボ及び、300psを超えると見られる、3リットル直列6気筒ターボがラインナップされる可能性があるようです。

ワールドプレミアは、両モデルとも2018年が予想されています。

(APOLLO)

ボルボのSUV『XC60』次世代型はこうなる!

ボルボのコンパクトクロスオーバーSUV『XC60』次世代型のレンダリングCGを、欧州スパイエージェントから独占入手したました。

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今回が初のフルモデルチェンジとなる次世代型は、兄貴分『XC90』譲りのT字型ポジションライトを備えると同時に、フロントのエアインテーク、リアサイドウィンドウの処理などは、『ボルボ40.1コンセプト』からデザインの多くを取り入れているようだです。

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新型では、「スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー」をベースに、ホイールベースを延長、室内空間をより充実させ、ボルボ自慢の4気筒「Drive-E」パワートレインを採用、低燃費かつ、パワフルな走りを目指します。

ワールドプレミアは2017年3月のジュネーブモーターショーと予噂されています。

(APOLLO)

ホンダ・S2000復活! ミッドシップで330馬力を発揮?

ホンダが2009年まで生産していたFRオープン2シータースポーツ『S2000』が復活するというリポートを、欧州エージェントから最新のレンダリングCGと共に独占入手ししました。

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エクステリアは、新型『NSX』から多くの意匠を受け継いだ、スピード感のある、ブランド・アイデンティティに溢れたデザインとなりそうです。

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気になるパワートレインは、新型『タイプR』の2リットル直列4気筒をデチューンしたものという情報もありますが、エージェントから届いたリポートには、1.6リットルから1.8リットルの直列4気筒ターボエンジンを搭載し、最高馬力は330psを発揮すると明記されています。

先代「S2000」は、2リットル直列4気筒で250psを発揮しましたが、後継モデルでは革新的な進化を遂げることになりそうです。

また、駆動方式はFRが見直され、ミッドシップに変更されるようです。

ワールドプレミアはホンダ70周年にあたる、2018年が有力と伝えています。

(APOLLO)

トヨタの「スポーツ・ハイブリッド」戦略は次期86/BRZにも展開される?

日本では「ハイブリッド車」が主流を占めるなか、欧州では「小排気量ターボ車」が普及。さらに近年では環境規制強化に伴い、低燃費車のトレンドが「PHV」に移行しつつあります。

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ただ、燃費性能のみを追求すると、どうしてもクルマ本来の「走る楽しさ」が二の次になりがちです。

そこで、小排気量ターボエンジンに日本のメーカーが得意とするハイブリッド技術を合体させれば、スポーティなハイブリッド車が実現する可能性が出てきます。

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そうしたおり、英自動車メディアが、次期「トヨタ スープラ」にターボ仕様のガソリンエンジンとモーターをドッキングした、いわゆる「スポーツ・ハイブリッド」モデルが存在すると報じて話題になっています。

さらに巷では、2.0Lクラスの出力を持つ1.5Lターボエンジンにハイブリッドシステムを組み合わせ、次期トヨタ86/BRZに搭載する計画がトヨタとスバル間で進みつつあるとの噂も。

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確かにハイブリッド車の普及拡大にともない、走る楽しさを備えたスペシャリティ感のある「スポーツ・ハイブリッド」の需要が出てきても不思議ではありません。

次期スープラに加え、次期86/BRZの開発動向についても注目されます。

Avanti Yasunori・画像:トヨタ自動車、SUBARU)

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トヨタの次なる一手は「ダウンサイジング・ターボ+HV」か?
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マイナーチェンジでスバルBRZと統一されたトヨタ86の「あの」部分とは?

「トヨタ86」と「スバル BRZ」のマイナーチェンジが7月5日に揃って発表され、8月1日に発売が予定されています。

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今回のマイナーチェンジでは、エンジンや足廻りなど「走り」に直結する部分の性能が向上したほか、外観についてもフロントバンパーの意匠や、前後ランプのLED化などが図られています。

そうしたなか、今回86のフロント周りに興味深い変更が織り込まれています。

現行の「86」では「BRZ」との差別化を目的に、フロントターンランプがバンパー両側の低い位置に設置されており、当初チューン業界で物議をかもした経緯があります。

TOYOTA_86

そんな背景もあってか、マイナーチェンジではフロントランプの機能配置をBRZと統一、フロントターンランプのLED化を機に、ヘッドランプ内に移設されています。

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今回、バンパ内のランプが両車共にフォグランプのみとなったことで、新型86とBRZのフロントバンパーに互換性が生まれました。

TOYOTA_86

全長も変化しないため、好みで86にBRZのフロントバンパーを装着したり、BRZ用の社外パーツの流用等が可能になり、ドレスアップの幅が広がるという訳です。

その逆(BRZ→86)もしかりで、オーナーにとっては新たな楽しみが増えそうです。

Avanti Yasunori・画像:トヨタ自動車、SUBARU)

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トヨタ自動車が「環境ブランド調査2016」で首位を獲得!

トヨタ自動車が「環境ブランド調査2016」で総合ランキング1位を獲得しました。

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この調査は、日経BP社が地球環境の保全と企業経営の持続的発展を支援する目的で行っているもので、インターネット経由で約2万人を対象に主要560社の環境活動が一般の消費者にどう伝わっているかについてアンケートを実施しています。

企業ランキング付けのベースとなる「環境ブランド指数」は環境情報接触度、環境コミュニケーション、環境イメージ、環境評価の4つの指標で構成されており、トヨタ自動車は総合評価で昨年の「97」から5.6ポイント伸ばして「102.6」を獲得。

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昨年まで5年間首位を維持してきた「サントリー」の環境ブランド指数99.3を抜いて2009年以来、7年ぶりにトップの座に躍り出ました。

同社はハイブリッド車「プリウス」の商品イメージなどが奏功、2000年の調査開始から10年間に渡って1位を維持していましたが、2010年には「エコナビ」を打ち出したパナソニックに、また2011年から5年間は「水と生きる」の企業メッセージで強力なブランドを築いたサントリーに1位の座を譲っていました。

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今回の調査で首位に返り咲いた背景には、量産車として世界初の燃料電池車「ミライ」やハイブリッド車の4代目「プリウス」を発売したこと、昨年10月に打ち出した「トヨタ環境チャレンジ2050」で社会や会社の未来像を示したことなどがあるようです。

消費者が持つ同社のブランドイメージとして、「省エネルギーへの貢献度」で1位(日産3位、ホンダ4位、マツダ5位、ダイハツ8位、スズキ15位)、「リサイクルへの貢献度」で12位、「廃棄物削減への貢献度」で2位、「生物多様性や動植物資源の保全への貢献度」で7位にそれぞれランキングされています。

Avanti Yasunori ・画像:日経BP、トヨタ自動車)

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夏休みの運転免許取得合宿にオススメ!温泉付きの自動車教習所5選

夏休みを利用して運転免許取得の合宿に参加し、短期間で免許を取ろうという学生も多いと思います。

そこで今回は温泉付きの教習所をピックアップしました。ちょっとした旅行気分も味わえるため、夏休みの思い出作りにもなりますよ。

■さくら那須モータースクール(栃木県)

”日本三大美肌の湯”にも選ばれている”喜連川温泉”に毎日無料で入ることができます。食事は教習所内でのバイキングとなっており、食事がおいしいと評判です。

教習期間中に牛しゃぶしゃぶパーティーの招待があるなど、食べることが好きな人にはオススメの教習所となっています。

公式サイト:さくら那須モータースクール

■MAXドライビングスクール千曲(長野県)

こちらの教習所ではスポーツクラブも経営しているため、教習所合宿に参加している人はこのスポーツクラブを無料で利用することができます。身体を動かすのが好きな人にはオススメです。温泉はトルマリン風呂・檜風呂・サウナなどが用意されています。

合宿所では様々な設備が共有というのが多いですが、こちらは洗濯機・電子レンジ・冷蔵庫・キッチン・バス・トイレがすべて室内に揃っており、女性に人気となっています。

公式サイト:MAXドライビングスクール千曲

■湯本自動車学校(福島県)

宿泊場所が専用宿舎やホテルなど、複数用意されているのが魅力の教習所です。自分にあった宿泊先を選ぶことができます。

さらに、フラガールで有名な”スパリゾートハワイアンズ”の無料入場券をもらうことができます。施設内はプールやショーを始め、1日かけても遊びつくせないほどです。

公式サイト:湯本自動車学校

■関東自動車学校庄内余目(山形県)

専用宿舎の1つでもある”湯の浜グランドホテル”では、部屋から海を一望することができます。その他にもほとんどの宿泊先がホテルというのも魅力的。そのため毎日宿泊先の温泉で汗を流すことができます。

教習所内にはテニスコートやカラオケもあり、こちらの利用ももちろん無料です。週に1回はお寿司を食べることができるという、豪華な食事プランとなっています。

公式サイト:関東自動車学校余目校庄内町

■マツキドライビングスクール赤湯校(山形県)

山形県の名物でもある”赤湯温泉”は、約900年の歴史を誇る温泉。そんな歴史ある温泉に毎日浸かることができるのとはこの上ない贅沢ですよね。

教習所内での食事は何種類も用意されているため、食事に飽きがこないと評判。また女性限定で自炊プランもあるため、自由に生活できるというのも魅力的な点です。

公式サイト:マツキドライビングスクール赤湯校

教習所合宿は今や様々なプランが用意されており、旅行気分を味わうことができます。

(鈴木 唯)

歩くことを諦めない人のための車イス「COGY(コギー)」

下半身が不自由になり車イス生活を送っている人や歩行が困難な人に、まるで自分の足で歩いているかのような感動を味わえる車イス「COGY(コギー)」。

先日、実際にCOGYを試乗している場面のムービーが公開されましたが、なんと1週間で120万回を達成するなど注目を浴びています。

■COGYの特徴について

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COGYは、わずかな足の力でもペダルが動くように設計されており、少しでも片足が動けば使用することができます。

片足を動かすことにより人間の原始的歩行中枢が働くため、もう片方の足も反射的に動くというもの。この仕組みをうまく利用したものがCOGYです。両足で漕ぐことにより、早歩き程度までのスピードを出すことができます。手元にはハンドルがあるため、ハンドルを利用すれば曲がったり回転することも可能に。

実際に自分の足を使って自分の好きなように移動することができるため、自分の足で歩いているかのような感覚を味わうことができるのです。

■実際に使ってみた人からは喜びの声が続出!

初めての経験で最初は少し苦戦していたものの、コツを掴めばどんどんと進むため、表情もどんどん笑顔に。「うれしさが体験できた」「前向きになれる」「ほかの方に勇気を与えられるんじゃないかな」などといった感想が出ていました。

■ムービーを見た人の反応は?

「この車椅子は奇跡生み出すかもしれませんね」「これはすごい」「本当にこんな製品が広まって欲しい」と共感の声が多く発生していました。実際にフェイスブックでは1万5千を超えるシェアに2万5千以上の「いいね!」と、国内だけではなく海外からも注目を浴びています。

■希望を与える1台

リハビリだけではなく、日常生活でも使うことももちろんできます。ペダルが付いていますが、扱いは車イスのため公共機関での利用も可能です。また、特別なときにだけ使いたいという場合はレンタルすることもできるようになっています。

この車イス1台が、歩くことが難しい人に希望を与えるものになるのではないでしょうか。

(鈴木 唯)

フォード・フィエスタ次世代型に豪華でホットな『ST』を投入へ!

フォードのBセグメントハッチバック『フィエスタ』次期型に、ハイチューンモデル『ST』が存在することを確認しました。

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次世代型フィエスタは、フォード・グローバル「B」プラットフォームを採用し、より豪華で高級志向なモデルになると伝えられており、スクエアなノーズ、スリムなヘッドライトなど、フォードの最新デザイントレンドを取り入れたものが予想されます。

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「ST」次世代型は、その第7世代「フィエスタ」をベースにし、ワイドなフロントバンパーや、大径ホイールなどをもつスペシャルなモデルとなります。

パワーユニットは1.6リットル4気筒ターボ「Ecoboost」エンジンをリチューンし、最高馬力は220psへ引き上げられると噂されています。

ワールドプレミアは2017年3月ジュネーブモーターショーが有力です。

(APOLLO)

BMW GROUP Tokyo Bayのドライビング・エリアではトレーニングも受けられる

「会社帰りにドライバー・トレーニング」というコンセプトを掲げた「BMW GROUP Tokyo Bay」のドライビング・エリア。

初めて見た時には「こんなに狭くて大丈夫なの?」と思ってしまいましたが、山岳地帯にあるサーキットやテストコースではなく、お台場という場所にこうしたスペースが設けられただけでもBMWの同施設への本気度合いが伝わってきます。

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プレスデーとなった7月8日のデモンストレーションでは散水されませんでしたが、本格的な散水設備、夜間照明設備などが用意された「BMW M社」認定のハンドリングコースでは、同社公認のドライバー・トレーニング・プログラムである「BMW ドライビング・エクスペリエンス」のベーシックコースの開催が可能だそう。

エリアには、パイロンを設置するだけでなく、スキッドパッド部分には一定の水深を保てるように微妙な傾斜(75:1)が付けられています。

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ドライビング・エリアで披露されたデモンストレーション「The Ultimate Drive」では、スーパーGTのマシンである「BMW M6 GT3」が登場。ドライバーはもちろん荒 聖始、ヨルグ・ミューラーで、スモークを上げたスピンターンだけでなく、レースさながらのドライバーチェンジも披露されました。

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さらに、市販車のM4、2016年全日本ラリー選手権に参戦中のMINI JOHN COOPER WORKS RALLY TEAMの大橋逸夫、エクストリームバイク スタントライダーの小川裕之という各選手が競演。

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そのドライビング・エリアの横には、5台分のワークベイ、モーターサイクル用の整備エリアを備えていますが、臨海副都心エリアは板金や塗装を含む重整備作業が認められていないため、本格的な修理は木場にあるサービスセンターに回送されるそうです。

なお、2015年4月にオープンした同サービスセンターでは、カーボンファイバー素材の修理作業も可能な国内最大の施設になっています。

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「BMW GROUP Tokyo Bay」の大きな特徴であるドライビング・エリアの併設は、ドイツにもないそうで、世界有数の規模、そしてBMWとして世界初のコンセプトが実現されていて、参加型ショールームとしてクルマ好きの注目スポットになりそうです。

(文/写真 塚田勝弘)

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「BMW GROUP Tokyo Bay」の「BMWショールーム」には「M」モデルも勢揃い
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BMW世界初の大規模ショールーム「BMW GROUP Tokyo Bay」が100台の試乗車、50台の展示車でオープン
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スバル・フォレスターに本革シート仕様の「Brown Leather Selection」を設定

7月11日に発売を開始したスバル・フォレスター「Brown Leather Selection」は、スバル初のBOXER(水平対向)エンジン搭載車「スバル1000」の発売から50周年を記念した特別仕様車の第二弾。

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なお、第一弾は5月31日に発売されたSUBARU XVの特別仕様車「SUBARU XV 2.0i EyeSight Proud Edition」となっています。

スバル・フォレスター「Brown Leather Selection」は、NAエンジンの「2.0i S-Limited」と、ターボ仕様の「2.0XT EyeSight」がベース。専用インテリアが最大の見どころで、本革シートをはじめブラウンカラーリングでコーディネートすることで、上質感と特別感のある内装に仕立てられています。

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見た目と座り心地にこだわった高触感の本革巻ステアリングホイールには、ヒーター機能をスバルとして初めて採用。さらに、パワーリヤゲート、アドバンスドセイフティパッケージを標準装備とするなど、快適、安全装備ともに充実しています。

forb1672sforb1671sボディカラーは「クリスタルホワイト・パール※」、「アイスシルバー・メタリック」、「ダークグレー・メタリック」、「クリスタルブラック・シリカ」、「セピアブロンズ・メタリック」、「ジャスミングリーン・メタリック」、「ヴェネチアンレッド・パール※」、「ダークブルー・パール」を設定(※3万2400円高)。

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価格は2.0L NAエンジンを積む「S-Limited Brown Leather Selection」が313万2000円、2.0L直噴ターボの「2.0XT EyeSight Brown Leather Selection」が331万2360円です。

(塚田勝弘)

ポルシェ911カレラGTS改良新型、ニュルで見せた455馬力の走り

ポルシェ『911カレラ』のハイスペックモデルである、『911カレラGTS』改良新型が、ニュルブルクリンク北コースで高速テストを開始しました。

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2015年に公開された新型『911』同様の新ヘッドライトや、薄型リアコンビランプ、新デザインのエンジンフードが採用されています。また、左右4本出しエキゾーストパイプは、センター2本出しへと、よりスポーティーになっていることがわかります。

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改良新型はパワートレインにも注目。現行モデルの3.8リットルボクサー6気筒自然吸気エンジンは、他モデル同様にダウンサイジング化され、3リットルボクサー6気筒ターボエンジンへと代えられます。

排気量は小さくなりますが馬力はアップし、最高馬力は455ps程度に引き上げられると思われます。

ワールドプレミアは2016年10月のパリモーターショーが有力です。

(APOLLO)

BMW GROUP Tokyo Bayの「MINI」ショールームはファンが集う場に

東京お台場にオープンした「BMW GROUP Tokyo Bay」。

正面エントランスからセンター棟に入ると、ネスプレッソとのタイアップによるカフェになっていて、一般的な総合受付は用意されていません。

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左側に配置される「MINI」のショールームには、最新モデルが11台展示されます。なお、プレス向けの初日には、オープンを記念するイベントのためドラムセットが用意されていた分、展示台数が減らされていました。

増え続けるMINIシリーズをじっくりと比較、確認するには最適な場ですし、試乗車も用意されていますからどのMINIにするかじっくりと吟味できます。もちろん、John Cooper Works(ジョン・クーパー・ワークス)仕様も用意。

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MINIショールームのデザインは、もちろん最新CIに基づいていますが、MINIはその土地の風土も盛り込まれるのも特徴で、日本では伝統的な外壁材として使用される焼杉材を一部壁面に採用。

また、床にはイタリア製の高級タイルが使用されるなど、白を基調とした「BMW」ショールームとは違った雰囲気が漂っています。

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センター棟、BMWショールームとともにMINIショールームにも「MINIハブ」と名付けられたカウンターバーが設置されていて、MINIのファンが集う場にもなって欲しいという想いが込められているそうです。

(文/写真 塚田勝弘)

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VWグループから新型SUVが登場。その正体は?

フォルクスワーゲングループの一員であるチェコの自動車メーカー「シュコダ」から発売が予定されている、新型フラッグシップ・クロスオーバーSUV『コディアック』がニュルで高速テストを開始しました。

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ボディ全体がパネルでカモフラージュされ、デザインの詳細は不明ですが、リポートによれば2016年3月のジュネーブモーターショーでお披露目された、『ビジョンSコンセプト』のデザインから多くを取り入れつつ、フォルクスワーゲンの最新デザイントレンドを加味しているようです。

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ご覧の通りサイズはかなり大きい印象で、全長は約4700mm、3列7人乗りのレイアウトを持っています。

排気量の予想ラインナップは1.4リットル、1.8リットル、2リットル。2016年10月のパリモーターショーで世界初公開される可能性が高いようです。

(APOLLO)

30台限定の「ルーテシア ルノー・スポール トロフィーLS」はスポーティな専用シートが魅力

「TROPHY(トロフィー)」は、ルノーのスポーティモデル「ルノー・スポール(R.S.)」の中でも最高峰グレードに与えられる特別な称号。その仲間に、30台限定の「ルーテシア ルノー・スポール トロフィーLS」が加わりました。

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「ルーテシア ルノー・スポール トロフィー」は、最高出力220ps、最大トルク 260Nmを発生するハイパワーの1.6L直噴ターボエンジンに、6速DCTの「エフィシエント デュアル クラッチ」が組み合わされた、レーシングカー直系の刺激的な走りが魅力。

RENAULT CLIO IV R.S. 220 EDC TROPHY (B98 RS TROPHY) - PHASE 1

今回発売された「ルーテシア ルノー・スポール トロフィーLS」 には、レースで培われたノウハウがフィードバックされた高いホールド性と、毎日の運転から長距離ドライブまで快適性を損なわないサポート性を併せ持つ、ヘッドレスト一体式レザーフロントスポーツシート(ノワール レザー フロントスポーツシート(ヘッドレスト一体式、TROPHYロゴ入り )が装備されているのが特徴。

RENAULT CLIO IV R.S. 220 EDC TROPHY (B98 RS TROPHY) - PHASE 1RENAULT MEGANE III COUPE RENAULT SPORT NBI (D95 RS NBI)

ほかにも、「ブラックインテリア+カーボン調フィニッシャー(左右エアコンベゼル・ドアトリム) 」を装備し、価格は349万5000円。ボディカラーは「ブラングラシエ」のみとなっています。

(塚田勝弘)

ニュルFF最速の系譜を受け継ぐ「ルノー・スポール 273 トロフィー2」を150台限定で発売

ニュルブルクリンク北コースの市販車最速タイムは、同一条件下で競っているわけではありませんので、あくまで参考記録でしょう。それでも、スポーツカーやスポーティモデルにとっては大切な速さをアピールする指標のひとつになりつつあります。

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7月7日に発売された「メガーヌ ルノー・スポール 273 トロフィー2」は、ニュルブルクリンクサーキットで2014年6月当時、FFの市販車速タイムを更新した「メガーヌ ルノー・スポール トロフィーR」と同じ273psというパワフルな 2.0L ターボエンジンを搭載し、グレード名にも273という数値が採用されています。

ノーマル仕様と比べて4 kg軽量なアクラポヴィッチ製チタンマフラーをはじめ、F1 タイプエアインテークブレード(TROPHYロゴ入り)、ZAMAC シフトノブ、レーシーな雰囲気が魅力のレザー&アルカンタラコンビのレカロシートを装備するなど、本格スポーツモデルにふさわしいスペックと装備が与えられた限定モデル。

RENAULT MEGANE III COUPE RENAULT SPORT 275 (D95 RS 275) - TROPHY LIMITED EDITION

RENAULT MEGANE III COUPE RENAULT SPORT 275 (D95 RS 275) - TROPHY LIMITED EDITION

ボディカラーは、メガーヌ ルノー・スポールに初めて採用される「ルージュ フラム メタリック」と「グリ チタニアム メタリック」を含む5色を用意。

RENAULT MEGANE III COUPE RENAULT SPORT 275 (D95 RS 275) - TROPHY LIMITED EDITION

台数は150台限定で「ルージュ フラム メタリック」が 限定70 台、「ジョン シリウス メタリック」が限定35台、「ブラン ナクレ メタリック」が限定25台、ノワール エトワール メタリック」が限定10台、「グリ チタニアム メタリック」が限定10台。

なお、有償色の「ジョンシリウス メタリック」は15万6600円高、「ブランナクレ メタリック」は2万1600円高となっています。「メガーヌ ルノー・スポール 273 トロフィー2」の価格は422万円です。

(塚田勝弘)

次期スープラは DCT搭載の「スポーツ PHV」で登場か?

東京モーターショー17、もしくは翌年1月のデトロイトショー18でワールドプレミアされ、同年秋頃の発売が予想されている新型スープラ。

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海外でも同車に関する報道が増えつつあるなか、イギリスの自動車メディア「Auto EXPRESS」が興味深い情報を伝えています。

これまでにもお伝えして来たとおり、新型スープラはデザインこそトヨタ・オリジナルですが、スポーツカーとして肝となるパワーユニットに加えてプラットフォームも「Z4」の後継となる「Z5」と共通化され、生産もBMWが担当するようです。

BMW製2.0L直4ターボエンジン(2種類)と3.0L直6ターボエンジンが搭載され、後者にはトヨタのハイブリッド・システムが組み合わされるとの予想。

同メディアでは、そのハイブリッド・システムについて詳しく伝えており、ルマン24Hレースで戦う「トヨタ TS050ハイブリッド」の技術を採り入れる可能性があるとしています。

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具体的には、BMW製ガソリンエンジンで後輪を駆動、車両前後に搭載したトヨタ製モーターの出力を全輪に伝えるハイブリッド・システムを採用しているとのこと。

米国のZEV規制対応に伴って充電可能な「PHV」仕様とし、減速時の回生電力を利用してリチウムイオンバッテリーを充電する構造。

トランスミッションについても、ハイブリッド車用のCVTではなく、スピーディなシフトを可能にするトヨタ初の「DCT」(デュアルクラッチトランスミッション)が採用されるとしています。

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さらに、BMWの軽量化技術により車重を1,400kg以下に抑えており、Z5共々軽量化が図られているそうなので、その「走り」には相当期待できそう。

新型「スープラ」のワールドプレミアが今から大いに待たれます。

Avanti Yasunori ・画像:TOYOTA USA)

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インテリアの質感向上は必見!! 大人になった新型「NISSAN GT-R」─ 画像ギャラリー

内・外装デザインだけでなく、メカニズムにも手を入れるビッグマイナーチェンジを受けた日産GT-R。概要はこちらでお届けしましたが、「NISSAN GT-R」の2017年モデルは熟成の極みという域に達しています。

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日産のデザインシグネチャーである「Vモーション」を採用したフロントマスクが目を惹きますが、新しいエンジンフードは、剛性向上で超高速域での変形を抑制し、新形状のフロントスポイラーもレースカー直系を感じさせるデザインになっています。

もちろん、高レベルのダウンフォースを維持するのに貢献するなど、性能面でも向上が図られています。

サイドビューは、GT-Rらしい流線型フォルムはそのままに空気の流れを改善させるため、サイドシル前部を張り出させているのが特徴。

リヤはトレードマークであるリング型テールランプを引き続き採用するも、新形状のサイドアウトレットなどにより、リヤまわりにも空気の流れを改善させるためのデザインになっています。

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オーディオとヒーターコントロールのダイヤルやノブ類は、本アルミ削り出しとすることで、高い精度感と高品質なクリック感を実現。エアコンの吹き出し口は、人間工学に基づいた優れた操作感を追求し、精緻かつアイコニックなデザインが目を惹きます。

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また、プレミアムエディション専用のファッショナブルインテリアには、これまでの「アンバーレッド」、「アイボリー」に加え、プレミアム感が際立つ「タン」とスポーティ感を印象づける「アーバンブラック」の新色2色が追加され、計4色から選択できるようになっています。

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装備では、不快な音を低減しながらクリアで心地よいエキゾーストサウンドを実現し、軽量化にも貢献する新設計のチタン合金製マフラー(電子制御バルブ付)の採用が注目で、室内ではドライバーがエンジンサウンドを心地よく感じるよう音質をコントロールする「アクティブ・サウンド・コントロール」を採用し、1000万円級のプレミアム・スーパースポーツにふさわしいサウンドを実現。

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ボディカラーでは、カラーアルミを採用した鮮やかな新設定の「アルティメイトシャイニーオレンジ」が注目。上塗りに4層塗装を施し、上側のベースを半透明タイプとすることで、彩度の高さと色の深み感を強調。さらに、下側のベースには平滑性の高いカラーアルミを蒸着させることで、輝きを増すというボディカラーになっています。

また、2014年11月に発売された「Track edition engineered by nismo」を17年モデルでも継続設定し、最新の「NISSAN GT-R NISMO」のサスペンションとホイールを搭載。なお、発売日・価格などの詳細発表は今夏の予定とされています。

(塚田勝弘)

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大幅に進化した日産GT-Rの2017年モデルを発売開始
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大幅に進化した日産GT-Rの2017年モデルを発売開始

4月1日に先行公開された最新NISSAN GT-Rの発売が7月11日から開始されました。

2017年モデルは、2007年の発売以来、最大のビッグマイナーチェンジを受けたもので、内・外装だけでなく、メカニズムにも手が加えられています。

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まず外観では、フロントからリヤに至るまで大幅な変更がされていて、フロントは日産のデザインシグネチャーである「Vモーション」を採用するとともに、性能向上も実現。

マットクローム仕上げを施し、最新のメッシュパターンを採用した新デザインのフロントグリルは、開口部の拡大により冷却性能を向上させつつ、バンパーサイドの形状を最適化することで、従来の空気抵抗、ダウンフォースの維持を可能にしています。

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また、新デザインのシルバーフィニッシュのリヤディフューザーを囲むバンパー下部と、ボディカラーを分けるラインは、リヤビューをさらにワイドでアグレッシブに見せるために高い位置に変更されています。

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インテリアは質感向上がテーマ。インパネは、熟練の職人が高度な技術を用いて厳選した一枚革で仕立てられたナッパレザーに、精巧なステッチを施すという入念な仕上がりが見どころ。水平基調ながらもスポーツカーらしく、メーターからセンターコンソールまでドライバーを包み込むように配置することでドライバーオリエンテッドな空間が演出されています。

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ナビのディスプレイは7インチから8インチに拡大され、併せて大型のアイコンを採用することで、使い勝手と視認性を向上。また、カーボン製のセンターコンソール上に配置したマルチファンクションスイッチにより、ナビ機能を手元で操作することも可能です。

パドルシフトもステアリングホイール固定タイプに変更され、ドライバーが手を離すことなくシフトチェンジできる操舵角領域が拡大。さらに、操作力やストローク量だけでなく、音にまでこだわった改良も行われています。

エンジンは3.8Lの24バルブV6ツインターボですが、さらに高効率を追求することで、高出力と燃費性能を同時に向上。「GT-R NISMO」の技術を使った気筒別点火時期制御を採用することで、ノッキングの発生を抑え、燃費を損なうことなく最高出力 570ps/6800rpm、最大トルク637Nm/3300-5800rpmというアウトプットを得ています。

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また、改良型6速デュアルクラッチトランスミッションとの組み合わせにより、中速〜高速域においてスムーズな加速を実現しているそうで、日常的に多用するシーンでのドライビングフィールの向上は朗報といえそう。

快適性の向上も図られています。現行モデルよりもさらにスムーズな乗り心地を実現しているだけでなく、吸音材・遮音構造の徹底的な見直しによりキャビンのロードノイズや風切音を大幅に低減し、全速度域で高い静粛性を実現。

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さらに、エンジン始動時から低回転走行時の排気音を低減することが可能な「エキゾースト・サウンド・コントロール」を採用することで、夜間や住宅地など静かさが求められる時間帯、場所でも音を気にせずに走り出すことができるのも朗報と言えそう。

大きく進化した最新GT-Rの価格は、「GT-R Pure edition」が996万840円、「GT-R Black edition」が1186万9200円、「GT-R Premium edition」が1170万5040円です。

(塚田勝弘)

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レヴォーグ STI Sportを「マニア目線」で徹底チェック!

ついに待望の「レヴォーグ STI Sport」が発表となりました。

すでにクリッカーでもインプレッション記事などがアップされていますが、2015年モデルともいえる「アプライドB型」オーナーの筆者が、気になるポイントをチェックしてみました。

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レヴォーグ STI Sportは、レヴォーグの最上級グレードとして設定され、内外装の質感と乗り心地を含めた走りの部分を高めたモデルとして登場しました。

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これまでSTIといえば走りを重視したモデルを数多くリリースし、WRXシリーズ以外ではSTIの名を冠したモデルは限定車となるコンプリートカーのみとなっていました。

こうした経緯もあり、登場を待ち望んでいたユーザーの中には「MTの設定ないの?」とか「なんでブレンボついてないんだ」といった声も聞こえてきます。

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しかし、今回登場したモデルはあくまでカタログモデルであり、レヴォーグの質感を向上させるために、足回りとステアリングフィールの味付けをSTIが担当したモデルといえます。

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グレード名にSTIの名が入ることから誤解を招いてしまいそうですが、フットワークについてはSTIのエッセンスをふんだんに取り入れていますから、期待を裏切らない仕上がりとなっています。

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足回りでは専用チューニングのダンパーとコイルスプリングを採用。フロントにはS207にも採用されているダンプマチックIIを採用しています。

ダンプマチックIIは、微低速域ではコンフォート・バルブが作動して滑らかに、高速域になるに従いリニアでレスポンスの高い減衰特性となるメイン・バルブが働く構造となっています。これにより乗り心地とハンドリングの楽しさを両立しているのです。

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もちろん、リアのダンパーとスプリングもSTI Sport専用のセッティングとなっており、試乗をさせていただいた富士スピードウェイの外周路からショートコースの領域まで、ノーマルのGT-Sとは一線を画す乗り味を体感できました。

外周路の路面の継ぎ目などはトトンと軽やかな音とともにいなしている乗り心地を実現する一方で、ショートコースのような振り返しの多い場所でも破綻することなくハイレベルなフットワークを披露。

まさに、STI Sportの上質なイメージを走りの部分でも裏切らない仕上がりといえるでしょう。

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STIの手掛けたポイントはダンパーとサスペンション以外にもステアリングフィールを向上させるために、専用クランプスティフナーを装備した電動パワーステアリングもあります。

このスティフナーは標準モデルの2.9mmから4.0mmへとアップ。取り付け部分の剛性をアップさせ直進状態から遅れなくリニアに反応する操舵応答性を実現しています。

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レヴォーグSTI Sportは走りの部分でSTIの提唱する「強靭でしなやかな走り」を誰でも手に入れることができるようにしている、まさにSTIの入門モデルといえるでしょう。

もちろん、より応答性や操縦安定性を向上させたいオーナーにはフレキシブルタワーバーやフレキシブルドロースティフナーといったアイテムもディーラー装着オプションとして設定されているので、好みで追加するのもおススメです。

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さて、STI Sportの魅力は走りの部分だけではありません。エクステリアも専用アイテムが上質さを際立たせています。

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まずは専用のフロントバンパー。フォグランプ周りの造形が変更され、サイド部分まで回り込んだ形状はアグレッシブな印象を受けます。

フロントグリルは標準モデルと比べ外周のメッキ部分を細くし、精悍な印象となっています。もちろんグリル内にはSTIのバッヂが添えられ、バンパー下部のメッキアクセントと併せて、STI Sportであることを上品に主張しています。

ちなみにSTI Sportは今後ほかのスバル車にも展開していく計画とのこと。他のモデルでもひとめでSTI Sportとわかるフロントマスクとするために共通のイメージとなるようです。

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ホイールも専用デザインの18インチホイールを採用。デザインはSTI Sport専用となりますが、ベースとなる部分はSTIからリリースされている18インチホイールセットをベースとした軽量、高剛性の鋳造ホイールとなっています。

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リム部のデザインが異なるものの、スポーク形状などはSTIのホイールセットと同一であることがわかります。カタログモデルでありながら、バネ下荷重の低減により乗り心地の面でもSTIのテクノロジーの恩恵を受けることのできる重要なアイテムの一つといえるでしょう。

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リアに回ると、STIのロゴ入りマフラーカッターがさりげなく装着されています。マフラー本体の性能は標準モデルと変わりはないそうですが、こうしたちょっとした配慮もうれしいアイテムですね。

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注目のインテリアですが、スバルの市販車としては初となるボルドー色の内装が最大のトピックといえるでしょう。

シート形状は標準モデルの本革仕様と同一ですが、プレミアムスポーツツアラーのイメージと、STIの象徴色でもあるチェリーレッドを連想させる配色はSTI Sportに相応しいインテリアカラーといえます。

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ヘッドレストにはSTIロゴが入り、インテリアでもさりげなく主張している部分といえます。もちろん角度調整などの機能は標準モデルと同一の機構を備えます。また、シートヒーターや2名分のポジションメモリーも装備されます。

ただ、個人的には本革だけでなく、ウルトラスエードの設定も欲しかったところ。

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インパネ回りも形状はそのままに、配色やSTIロゴを随所に配置することで、標準車とはまた異なったイメージとなっています。

ベースモデルはGT-S系としながらも、加飾パネルはGT系のピアノブラックを採用。ボルドー色とのマッチングも絶妙です。また、各部のステッチ色はGT-S系のブルーに対し、内装色に合わせレッドとなっています。

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メーターパネルも標準車がブルーを基調としているのに対し、リング部分をレッドに変更し、STIロゴを配置。

フルスケールではないものの、白い文字盤にレッドにリングという組み合わせと併せ、控えめにスポーツさを印象付けています。WRX STIのように赤文字盤ほどの過激さはなく、実用域での視認性が良好な180km/hメーターとしたことは、筆者個人的には高評価です。

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インテリアの気になる部分といえば、ドアポケット内に貼られた専用素材。細かい部分ですが、4枚のすべてのドアに貼られています。

ドアポケットのドリンクホルダーは特にこれからの季節飲み物を多く摂取するので大変重宝する収納ですが、500mlのペットボトルより少しポケットが大きいため、荒れた路面ではボトルがガタつき意外と音が気になるのですが、こうした配慮も最上級モデルならではのきめの細かさといえるでしょう。

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また、注目のオプションとしてはサンルーフの設定があげられます。

これまでスバルでSTIの名を冠したモデルでサンルーフが設定されていたのは先代インプレッサWRX STI A-Lineのみで、大人のためのプレミアムスポーツモデルという部分ではA-LineとSTI Sportは共通している部分といえるでしょう。

レヴォーグ STI Sportは2回目の年次改良と同時に発売され、いわゆるアプライドモデルがC型となりますが、標準モデルもきめ細かな進化を果たしています。

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まずはGT-S系に新たに設定されたブライトパール内装。

これまでブラック系のみしか選択のできなかったGT-Sに白系の内装が設定されたことはトピックといえます。ドアアームレストなどもシート色と統一され、新たなインテリアカラーとして注目されています。

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細かな部分としてはエアコン吹き出し口の開閉ダイアルにホワイトのポイントを追加。一目で開閉状態がわかるようになりました。これはレガシィアウトバックやB4ではすでに採用されており、WRXシリーズも今年の年次改良で追加されて部分です。

もちろんポイントの追加だけでなく、ダイアルを操作したときの質感も向上。タッチが上質になっています。

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後席も左右のクッション内部の発砲ポリプロピレンを拡大し、安全性を向上しているほか、左右のシートベルトにプリテンショナーを内蔵することでさらなる安全性の向上が図られています。

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フロントドアのウェザーストリップを2重化し、静粛性も向上。すでに採用されている遮音ガラスと併せて、より静かな室内空間へと進化しています。

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静粛性の面ではカーゴルームのフロアボードをウレタン高密度化することで遮音性を強化。ルーフ部分の吸音材の追加と併せてカーゴスペースの静粛性を大幅に向上。後席の快適性がさらに高まったといえるでしょう。

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遮音性の向上ではクオーターウインドウの厚みが3.1mmから3.5mmへアップしたことで、こちらもカーゴルームの遮音性がアップしています。

レヴォーグ STI Sportは、プレミアムGTツアラーといった印象で、それに相応しい走りと内外装を手に入れたこだわりのモデルといえます。

もちろんC型へ改良された標準モデルもブライトパール内装の追加や各部の静粛性の向上などで、商品力が強化されています。

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標準モデルでも十分すぎるツアラー性能を有するレヴォーグですが、新たに設定されたSTI Sportはプレミアム感とワンランク上の走りを満喫できるイチオシのグレードです。

レヴォーグの購入を検討している方は、一部の店舗では試乗車も用意されるそうなので、是非標準モデルとの違いを体感し、STIの手掛けた走りを体感することをおすすめします。

(井元 貴幸)

BMW100周年を彩ってきた名車が「BMW GROUP Tokyo Bay」に集結!

東京お台場に「BMW GROUP Tokyo Bay」をオープンさせたBMWグループは、2016年3月7日に創立100周年を迎えています。

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ミュンヘン北部の小さな航空機エンジン製造所から始まったBMWは、現在では、BMW、MINI、ロールス・ロイスが自動車を、子会社のBMW Motorradはモーターサイクルをリリースしています。

「BMW GROUP Tokyo Bay」のお披露目となった最初の週末には、中古車販売スペースと「BMW」ショールーム内にBMW100年の歴史を彩ってきたクラシックカーも展示されていました。ここでは、何台かピックアップしてお届けします。

1929年の「BMW 3/15 PS DA-2」は、BMW初の四輪車。1923年の二輪車生産開始を経て前年の1928年に四輪車に進出し、1927年から英国の小型車「オースティン・セブン」を国産化していたディクシー社を買収したため、当初は「BMW ディクシー 3/15 PS」を名乗っていたそう。サイズは全長3000×全幅1275×全高1625mmで、エンジンは水冷4気筒サイドバルブの749ccを搭載。

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1938年の「BMW 328 Wendler Coupe」は「BMW 328」がベース。第二次世界大戦以前のドイツは自動車空力研究の分野で最先端にあり、ドイツ全土建設が進むアウトバーンでの高速連続走行を想定した空力に優れたモデル。エンジンは1971ccの直列6気筒OHVを搭載していました。

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1955年生まれのイセッタ。「BMW Isetta 250」は、西ドイツが戦後、経済的に困窮していた庶民のために発売したモデルですが、BMWは超小型車の分野に進出すべく自社開発を行う一方で、結果的にはイタリアのイソ社とライセンス契約を結び、同社のイセッタを国産化しています。

前方に1枚ドアを配置したボディは全長2280mm、全幅が1410mm。一見、三輪車のようにも見えますが、後輪のトレッドが520mmと狭い四輪車で、チェーンによって駆動。エンジンは245ccの空冷単気筒OHVを搭載しています。

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1958年の「BMW 507 Roadster」は、レースに参加できる性能を備えつつも、高性能かつ快適な高級スポーツカーとして位置付けられたモデル。オープンモデルながらも非常にスタイリッシュにまとめられた脱着式ハードトップを用意。3168ccエンジンをベースに150psに強化されたものを搭載し、1330kgという軽い車体もあって最高速は220km/hに達し、0-100km/hを11.5秒でクリアした圧倒的な高性能を誇っていました。

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こちらもご存じの方が多い「マルニ」こと「BMW 2002」をベースに、ターボ付きの2000ccエンジンを搭載した「BMW 2002 TURBO」。1973年のフランクフルトモーターショーで登場。170ps/24.5kg-mというスペックを誇り、生産台数は1672台でした。なお、時を同じくしてポルシェも911ベースにターボを設定するなど、ドイツだけでなく世界中でターボブームが巻き起こっています。

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上の写真は1981年型の「BMW M1」で、同社の市販車として初めてミッドエンジンを採用し、現在の「BMW Mモデル」の端緒ともなっています。

鋼管と鋼板を使った軽量かつ強靱なシャーシフレームに、ジョルジェット・ジウジアーロがデザインしたFRP製ボディを架装。1978年のパリサロンで披露されてから1981年までわずか399台という生産台数も未だに熱視線を集める理由でしょう。

(文/写真 塚田勝弘)

運転中に自転車が突然折れる!? 自転車の安全基準について

実はここ最近「自転車が突然壊れた」「フレームがいきなり折れた」などといった報告がSNS上で見られます。

こういった背景には、ネットショッピングで自転車を購入できるというのが大きく関係しているようです。インターネット上で発売されている自転車、特に海外製品の場合は検査が十分に行われず発売されることも多いとのこと。

■自転車の安全基準とは?

では、一体どんな自転車が安全に乗ることができるのでしょうか。

まず、自転車には安全マークというものがあります。それが「BBAマーク」です。それ以外にSGマークなどがありますが、こちらはスポーツ用自転車が対象となるため、普段使いとして乗る自転車ならBBAマークを確認していれば大丈夫です。

このBBAマークが貼られている自転車は、自転車業界の「自転車安全基準」をクリアしたものです。安全に乗ることができると認められている自転車になります。

参考サイト:自転車の新しい安全基準 BAA

■インターネットで購入した場合も安全基準をしっかりチェック

自転車屋さんに持ち込めば、安全基準をチェックしてくれます。ネット上で購入して不安がある場合は、自転車を知り尽くしているプロのかたに見てもらいましょう。そのほうがより安心して乗ることができますよ。

■購入先はきちんと考えることが大事

自分で自転車の整備ができない場合は、安易にインターネット上で自転車を購入しないほうがいいです。走行中に突然自転車が壊れてしまった場合、最悪の場合は他人を巻き込む交通事故に繋がることも。自転車も1歩間違えれば凶器になりうることもある乗り物です。

安全基準を満たしていても、日頃のメンテナンスはとても大事なことなので、定期的に点検することをオススメします。

(鈴木 唯)

上半期の新車販売ランキングTOP10はこうなっている!

自販連(日本自動車販売協会連合会)によると、今年の上半期(1〜6月)にもっとも売れた登録車は昨年12月にフルモデルチェンジしたトヨタ自動車の「プリウス」。

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新車効果も手伝って半年間で14.2万台を販売、月平均2.4万台を売り上げている計算となります。さらに同車以外にもトヨタ車がTOP10中、6車種を占めている状況。

1位 トヨタ プリウス 14.2万台
2位 トヨタ アクア  8.9万台
3位 トヨタ シエンタ 6.1万台
4位 ホンダ フィット 5.9万台
5位 日産 ノート   5.1万台
6位 トヨタ ヴォクシー 4.4万台
7位 トヨタ カローラ  4.3万台
8位 ホンダ ヴェゼル 3.9万台
9位 トヨタ ヴィッツ 3.7万台
10位 日産 セレナ   3.5万台

また、全軽自協(全国軽自動車協会連合会)によると、上半期にもっとも売れた軽自動車はホンダ「N-BOX」で、9.6万台を販売。

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TOP10中、ホンダが2車種、ダイハツとスズキが各4車種の構成比となっています。

1位 ホンダ N-BOX  9.6万台
2位 ダイハツ タント  8.9万台
3位 スズキ アルト   5.6万台
4位 ホンダ N-WGN  4.7万台
5位 スズキ ハスラー  4.6万台
6位 スズキ ワゴンR   4.5万台
7位 スズキ スペーシア  4.2万台
8位 ダイハツ ムーヴ  4.1万台
9位 ダイハツ ミラ   4.0万台
10位 ダイハツ キャスト 3.9万台

一方、6月の軽自動車を含む国内の新車総販売台数は前年同月比-4.9%減の42.1万台と、2ヶ月連続の前年割れとなっています。

内訳では登録車が28.8万台(+3%増)、軽自動車が13.3万台(-18.4%減)と、軽自動車の不振が目立つ状況。

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登録車の販売が3ヶ月連続で前年増と回復傾向を見せるなか、軽自動車は昨年1月以降、約1年半に渡って前年割れが続いています。

今年上半期(1〜6月)の累計販売台数で見ても、登録車は164.2万台(+0.7%増)の前年増となっていますが、軽自動車は90.5万台(-13.4%減)と前年割れしており、両者を合わせた総販売台数についても254.7万台(-4.8%減)と前年割れしている状況。

特に今年の4月以降は三菱自の軽自動車に端を発する燃費不正問題がこの状況に拍車をかけており、新車総販売台数を押し下げています。

全体を俯瞰してみた場合、昨年4月の軽自動車税(地方税)の1.5倍引き上げ(7,200円→10,800円)が予想以上に販売にダメージを与えているといえそうです。

Avanti Yasunori

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【F1速報×F1女子~オーストリアGP号~】4号連続特別付録ヘルメットペーパークラフト付き!記念すべき第1弾は誰のヘルメット?

2016年F1第9戦オーストリアGP。決勝の最終ラップで優勝争いをしていたメルセデスのニコ・ロズベルグ選とルイス・ハミルトン選手がまたしても接触。トップを走っていたロズベルグ選手は4位、ハミルトン選手が優勝と衝撃的な展開になりました。

7月7日(木)発売の「F1速報オーストリアGP号」は、グランプリウィークのことはもちろん、ハミルトン選手の特集ページ、私の大好きな「ドライバーの休日」と読み応えたっぷりです。更に、4号連続特別付録のヘルメットペーパークラフト付きなんです!

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■F1が生んだ真のレーシングドライバー。ハミルトンとセナの共通点と相違点

昨年のアメリカGPで3度目のチャンピオンを獲得したとき「アイルトンと肩を並べられたことにすごく感動している。夢が叶ったんだ!」と喜びを表現したハミルトン選手にとって、アイルトン・セナは幼少時代からあこがれのF1ドライバーであり、その背中をずっと追い続けてきた「特別」な存在。

そんなふたりをよく知るジャーナリストPeter Windsor氏が、レーススタイルやドライビングについて比較しています。

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まずは2人の共通点をみてみましょう。

彼らはふたりともカートレースを心から愛し、その後のキャリアを通じてカートを「モーターレーシングのあるべき姿」のひとつと考えていたほどだ。

84年F1ブラジルGPの開催地ジャカレパグアで、ピレリタイヤを履く扱いづらそうなトールマンを駆るアイルトンがターン1へ入っていく様子を見ていた。彼のストレートからコーナリングへのアプローチのライン取りは他のドライバーよりもかなりインサイド寄りだった。
同様に07年のメルボルンで、ルイスのマクラーレンでの初レースもこの目で見た。彼もまた初のグランプリレースでありながらも、まさにアイルトンと同じようにスムースにコーナリングへ移行し、旋回が短くなるようなラインを選んでいた。

07年のニュルブルクリンクでルイスがコースオフしたマクラーレンから降りるのを拒否し、マシンに乗ったままクレーンで吊り上げられたのを見た時、スラクストンでシートベルトを締めずにレースを続けたアイルトンを思い出した。
また、大雨に見舞われた07年の富士や路面状況が目まぐるしく変化した08年のシルバーストンでルイスが勝った時には、85年のポルトガルあるいは93年のドニントンでのアイルトンの勝利の再現のように思えた。

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2人の最大の違いは「ペダルワーク」にあるというWindsor氏。

アイルトンのペダル操作の特徴は、なんと言っても旋回中から立ち上がりにかけての小刻みなブリッピング、いわゆる「セナ足」だ。なぜそうするのかと質問すると「いつの間にか、そういう操作が身についていた。とにかく、できるだけ早くパワーオンにしたいんだ。フルスロットルではなくてもマシンが受け付ける限りにおいて、できるだけ大きなパワーをかけたい。」そのために、アイルトンはスロットルのリターンスプリングになるべく弱いバネを用いることを好んだ。

一方、ハミルトン選手については

ルイスはそういったことは一切しないが、彼のペダルワークはまた違うかたちで絶妙だ。彼はステアリングの切り角に対してスロットルを絶妙に調整することにより、マシンの動的な荷重状態を絶えずコントロールしている。そして、もちろんルイスは左足でブレーキを踏むのだが、最初の一瞬(その時間は1ミリ秒にも満たない)だけはデリケートなタッチで踏力を加えている。

と分析しています。

■4号連続特別付録ペーパークラフト

ペーパークラフトファンの皆さん(?)お待たせしました! オーストリアGP号から4号連続特別付録「伝説のF1王者ヘルメット」が付いてきますよ♪

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F1の歴史にその名を残す多くのチャンピオンたち。そんなレジェンドのアイデンティティたるヘルメットをペーパークラフトで再現。第1弾は「永遠のライバル」セナとプロストです!

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まず始めに各パーツをアウトラインに沿って切り抜き、折り線を付けておきます。結構細かく切るところがあり、一番時間がかかったかも……山折り、谷折り、切り込みが入る場所が分かりやすく記載されているので安心です。

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いよいよ接着です。形を整えながら、説明通りに接着していけばOK! 接着にはボンドを使用しますが、私はボンドだけでは不安だったので裏側の見えないところをセロハンテープでとめてみました。しっかり接着し、作りやすくなりましたよ(^^)

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じゃん! 完成しました! 1つあたりの所要時間、約1時間(不器用だから?)。手のひらサイズなのに、クオリティの高さに驚きました。ぜひ皆さんも作ってみて下さいね。

第2弾はミカ・ハッキネンとミハエル・シューマッハだそうですよ。全部作って我が家のF1コーナーに飾りたいと思います!

(yuri)

ベッド型回転式チャイルドシートの新製品「コンビ・クルムーヴ スマート」

子どもが生まれたときに考えるのがチャルドシート。数多くのものが発売されており、どのチャイルドシートがいいのか悩みますよね。

そこで今回は、7月下旬から発売される最新チャイルドシート・クルムーヴ スマートを紹介していきます。

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■小さめのサイズでコンパクトカーにも最適

チャイルドシートは車内のスペースを意外と取るもの。子どもを乗せてのクルマ移動となると、チャイルドシート以外の子ども関連の物品も荷物として車内に置くことが多いため、車内は子ども関連のもので占領されてしまいます。

そう考えると、チャイルドシートもできる限りコンパクトなものがいいですよね。コンビではクルムーヴ スマートを「コンビ史上最小のチャイルドシート」と銘打っています。

■1台で0〜4歳からまで長期間使える

ヘッドレスト調整が8段階あるため、子どもが大きくなっても使うことができます。後向きと前向きの両方で使用できるので、首が据わっていない乳児の頃から幼児期まで使用できます。

■操作もスムーズにできる

2016年6月時点で操作部分を1ヶ所に集めているのは「クルムーヴ スマート」だけとなっています。

操作部分が1ヶ所ですので、操作もスムーズに行え、しかも指1本で行うことが可能です。リクライニングもチャイルドシートも、楽に行えるのはいいですよね。

■形は子どもを衝撃から守るベッド型

万が一のとき、できるだけ衝撃から子どもを守りたいですよね。特に首が据わっていない頃の万が一には万全を期したいところ。

そのために重要なのが進行方向と後向き状態での設置。こうすることにより衝撃をうけるのが背中全体になるため、衝撃を拡散しやすくなります。頭部には衝撃吸収素材であるエッグショックが搭載されており、子どもの頭をしっかりと守ってくれます。

■様々なクルマに対応可能のチャイルドシート

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今回発売されるのはISOFIXタイプとシートベルトタイプの2種類になります。最近ではメジャーにもなってきたISOFIX。

ISOFIXタイプは、チャイルドシート自体に付いているコネクターを座席についている金具部分に差し込むもので、簡単に装着できるのが魅力です。

公式サイト:【コンビ】選び方に迷ったら!!チャイルドシートの『なぜ?』〜最新モデル「クルムーヴ」〜|コンビ株式会社

(鈴木 唯)

トヨタ『オーリス』次世代型、シャープなキーンルックに?

2015年4月にフェイスリフトが行われたトヨタ・オーリス 次世代型の姿を、初めてカメラが捉えました。

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捕捉した次期型プロトタイプは、フロントマスクからAピラーまでが新型モデルで、それより後部は現行ボディを纏っており、「フィアット500」のような可愛いヘッドライトもダミーだです。

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市販モデルには、現行モデルよりシャープなヘッドライトと、迫力のエアインテークを装備したキーンルックが噂されていますが、ダミーパーツが多く、断定はできない状況です。

プラットフォームには「TNGA」(トヨタ・グローバル・アーキテクチャー)を採用、全高とホイールベースが延長され室内空間も向上するようです。

予想されるパワートレインは、トヨタの新型クロスオーバーSUV『C-HR』から流用される1.8リットル直列4気筒エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド、および1.2リットル直列4気筒ターボエンジンが予想され、ワールドプレミアは2017年東京モーターショーと噂されています。

(APOLLO)

BMW GROUP Tokyo BayのBMWショールームには「M」モデルも勢揃い

お台場にオープンした「BMW GROUP Tokyo Bay」。

実質的な運営は「BMW Tokyo(ビー・エム・ダブリュー東京)」が担い、セールスやサービスのスペシャリストが集い、「BMW i」のプロフェッショナルも常駐します。

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「BMW GROUP Tokyo Bay」の施設などの概要はこちらでもお届けしましたが、「BMW」と「MINI」のショールームがそれぞれ用意され、合計3つのカフェがあるくつろげる空間になっているほか、中古車展示ベース、簡易整備用ワークベイ、さらにドライビングエリアや国際会議が可能なホールまで配置されています。

今回は「BMW」のショールームについてご紹介します。

センター棟から入ると右手に広がる広大な展示スペースを中心として、BMW、BMW i、究極のカスタマイズカーを謳うBMWインディビジュアル、BMW M、キッズコーナーも兼ねるi3のドライビング・シミュレーター、モーターサイクルのBMW Motorrad、納車時に説明をゆったり受けることができるハンドオーバー・ベイが2ルーム用意されています。

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センター棟を背にしてBMWショールームに入ると、奥行きは80mもあり、ドイツ本国にもないという「白い道」の右手側に「BMW」、「BMW i」を用意。

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なお、左側手前にはBMW インディビジュアルがありますが、その背面に250台のミニカーが配置されていて、1台だけ実車の展示車両と同じカラーで塗られたミニカーを用意するなどさり気なくですが、凝った仕掛けが隠されています。

また、頭上には青空や森の中を走るシーンをイメージしたという投影(映像)されているという演出も。

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ほかにも、キッズコーナーも兼ねるi3のドライビング・シミュレーター、アクセサリーのウェアを試着できるフィッティング・ルームが「白い道」を挟んで左手に配置されています。

BMW i3のドライビング・シミュレーターは、3D映像によるドライビング体験が可能で、2020年の同拠点から虎ノ門に至る路上が映し出され、免許を持っていない子どもでもペダルやステアリング操作をすることで、操縦感覚を楽しめる仕掛けになっています。

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BMWインディビジュアルのさらに奥、一段低い場所にはBMW Mモデルを4台常設。

4台のMモデルが一同に会するのは日本の正規販売店では初で、最新のMモデルをゆったりしたスペースでチェックできます。床は特別なアスファルト塗装になっているほか、サーキット同様のガードレール、縁石などが設けられています。

最大100台の試乗車が用意されているだけでなく、BMW M社公認のドライビングエリアでのドライバー・トレーニングを受けられるのがドイツ本国にもない点ではありますが、気軽にショールームをのぞいてみるだけでも楽しめそうです。

(文/写真 塚田勝弘)

【関連記事】

BMW世界初の大規模ショールーム「BMW GROUP Tokyo Bay」100台の試乗車、50台の展示車でオープン
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ロボット月面探査レースに挑戦する民間チーム「HAKUTO」にスズキが技術支援

スズキは、世界初のロボット月面探査レース「Google Lunar XPRIZE(グーグル・ルナ・エックスプライズ)」に挑戦する、民間月面探査チーム「HAKUTO」とコーポレートパートナー契約を締結したと発表しました。

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スズキは、月面に民間開発のロボット探査機(ローバー)を着陸させ、500m以上移動し、高解像度の動画や静止画データを地球に送信するGoogle Lunar XPRIZEのミッション達成に向け、HAKUTOが開発するローバーへの技術支援を検討している模様です。

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ミッションの達成には、打ち上げ費用に直結するローバーの軽量化と、レゴリスというパウダー状の砂で覆われた月の表面をスリップすることなく確実に走行できる走破性が大きな課題となります。

スズキは、軽量化技術やトラクション制御技術など小さなクルマづくりや四輪駆動車の開発で培ってきた技術の活用を検討し、HAKUTOのミッションを支援したいとしています。

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スズキの代表取締役社長である鈴木俊宏氏は、

「小さなクルマづくりを通じて、豊かな社会に貢献してきたスズキは、小さなローバーで夢にチャレンジするHAKUTOに共感し、このプロジェクトを支援することを決めました。スズキの技術を活用したローバーによる月面探査の成功を楽しみにしております。」

とコメントしています。

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また、HAKUTO代表の袴田武史氏は

「ローバーの軽量化と4輪駆動の技術は非常に重要であるため、スズキにパートナーに加わっていただき大変心強く思います。スズキが小さなクルマ作りで培ってきた技術とノウハウを、HAKUTOのローバーに活かせるように検討を進めていきます。」

とコメントしています。

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HAKUTOは、株式会社ispaceが運営する日本で唯一Google Lunar XPRIZEに参加するチームです。

多様な人材が集まって月面探査ロボット(ローバー)を開発、Google Lunar XPRIZEに挑戦するプロジェクト「au×HAKUTO MOON CHALLENGE」で、世界初の民間月面探査を目指しています。

2015年1月には、月面ミッションを達成できる能力のローバーを開発したその技術力が評価され、Google Lunar XPRIZE中間賞のモビリティ部門を受賞しています。

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Google Lunar XPRIZE は、Googleがスポンサーとなって、XPRIZE財団によって運営される、民間組織による月面無人探査を競う総額3,000万ドルの国際賞金レースです。

1位のチームには賞金2,000万ドル、2位のチームには賞金500万ドルが与えられます。現在、世界各国から16チームが参加しています。

(山内 博)

ヴェルファイア「Golden Eyes」をさらにスタイリッシュに!モデリスタ用アイテム登場

トヨタ向けのカスタマイズパーツを数多くリリースしているトヨタモデリスタインターナショナルから、特別仕様車のヴェルファイア「Golden Eyes」用アイテムが発売されました。

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こちらでは、アルファードの特別仕様車「TYPE BLACK」用アイテムをご紹介しましたが、よりアグレッシブなヴェルファイアに映えるパーツが揃っています。

特別仕様車の「Golden Eyes」の力強いスタイリングをさらに引き立てるスモークメッキやダークメッキを採用したアイテムが中心で、「MODELLISTA エアロキットA(スモークメッキ)」などのエアロキットをはじめ、単品での装着でもスタイリッシュさと高級感をアップさせる「クールシャインキット (スモークメッキ)」、青色のLEDが先進的なイメージを与える「フロントグリル(ダークメッキ)」などを用意。

フロントグリル_点灯価格は、フロントスポイラー、サイドスカート、リヤスタイリングキットからなる「MODELLISTA エアロキットA(スモークメッキ)」が24万3000円、フロントスポイラー、サイドスカート、リヤスカートの「MODELLISTA エアロキットB」が19万2240円。

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フロントグリル(ダークメッキ)はLED有が8万7480円、LED無が7万6680円、ミラーガーニッシュとバックドアガーニッシュのセット「クールシャインキット(スモークメッキ)」が4万8600円となっています。

(塚田勝弘)

トヨタ・アルファードの「TYPE BLACK」用カスタマイズパーツがモデリスタからリリース

トヨタ車のカスタマイズアイテムを数多くリリースしているモデリスタ(トヨタモデリスタインターナショナル)から、アルファードの特別仕様車「SA TYPE BLACK」、「S A Package・TYPE BLACK」向けのカスタマイズアイテムがリリースされました。

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「TYPE BLACK」の特別装備に多く取り入れられている「スモークメッキ」に合わせた加飾を施すことで、 特別仕様車をより特別なスタイルに演出するアイテムとなっています。

特別仕様車の「TYPE BLACK」の黒を基調とした世界観をさらに際立たせるスモークメッキを使ったアイテムとして、「MODELLISTA エアロキット A(スモークメッキ)」や、エアロキットとセットで装着することでスタイリッシュさと高級感をアップさせる「クールシャインキット(スモークメッキ)」、青色のLEDにより先進的なイメージを付与する「フロントグリル(スモークメッキ)」を設定。

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価格は「MODELLISTA エアロキット A(スモークメッキ)」が24万3000円(塗装済み)、フロントスポイラー、サイドスカート、リヤスカートからなる「MODELLISTA エアロキット B(スモークメッキ)」が19万2240円。

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スモークメッキのフロントグリルは、9万720円(LED有)、7万9920円(LED無)、ミラーガーニッシュとバックドアガーニッシュからなる「クールシャインキット(スモークメッキ)」が4万8600円です。

なお、各パーツは上記のセットのほか、単体でのオーダーも可能となっています。

(塚田勝弘)

ルノー・メガーヌCC次世代型、レンダリングCGを入手!

ルノーは、2015年9月のフランクフルトモーターショーで『メガーヌ ハッチバック』、2016年3月のジュネーブモーターショーで『メガーヌ エステート』を発表しましたが、第3のモデルである『メガーヌ CC』のレンダリングCGを欧州エージェントから入手しました。

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インサイダー写真をベースに描かれたCGで、ほぼこのデザインで発売される可能性が高いようです。

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「メガーヌ CC」といえば屋根全体をガラスで覆う「ガラスルーフ」が人気ですが、次世代型でも継承される見込みで、スイッチにより20秒以内でクーペとオープンの切り替えを可能にします。

また、キャビンへの風の巻き込み制御やトランク容量のアップ、ボディ剛性の向上が行われる見込みです。

パワーユニットは、ブラッシュアップされる2リットル直列4気筒ガソリンエンジンなどがラインナップされ、日本には2018年以降の導入が期待できそうです。

(APOLLO)

「燃えにくい電解液」で高電圧と安全性を両立したリチウムイオン電池

東大・大学院の山田淳夫教授らの研究グループは、燃えにくい電解液を使用して高電圧と安全性を両立した4.6V リチウムイオン電池を開発したと発表しました。

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現状のリチウムイオン電池は作動電圧が3.7Vですが、高電圧化されることでさらに高密度なエネルギー貯蔵が可能になり、EVの航続距離を伸ばすことができます。

しかし、作動電圧を高くすると既存の有機電解液では副反応・劣化が発生してしまい、安定した充放電が難しくなるという問題がありました。

そこで、研究グループでは、リチウムイオン電池の高電圧作動を可能にする新規な難燃性電解液、すなわち「燃えにくい電解液」を開発しました。

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この電解液は、同研究グループが2014 年に発表した「濃い電解液(高濃度電解液)」のアイデアに基づき、リチウムイオンの濃度を極限まで高めることによってリチウムイオ ン、アニオン(マイナスイオン)、有機溶媒分子が相互に結び付いたネットワーク構造を実現。有機溶媒に起因する燃焼性が格段に低下するとともに、高電圧作動時に発生する副反応を抑制することができ、既存電解液では不可能だった平均電圧4.6Vのリチウムイオン電池で100サイクルの安定した充放電に成功しました。

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今回の新しい燃えにくい電解液のネットワーク構造は、理化学研究所のスーパーコンピュータ「京」(神戸市)を用いたシミュレーションで明らかになりました。

先日もマツダが、大型放射光施設「SPring-8」を使用して新素材の開発に乗り出すことが発表されたばかりで、自動車の技術開発も「京」や「SPring-8」のような世界的規模のツールを使用する段階に入ったことが注目されます。

(山内 博・画像:東京大学)

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マツダと兵庫県立大学が大型放射光施設SPring-8を活用して触媒材料を研究
http://clicccar.com/2016/06/24/380538/

46万円でも装備したい!新型アウディQ7の4WS「オールホイールステアリング」

新型アウディQ7は先代よりも若干小さくなっていますが、それでも全長5070×全幅1970×全高1735mm(エアサスペンション装着車は全高1705mm)という巨体。

現在日本で買えるSUVの中でも(フォード、リンカーンのぞく)、キャデラック・エスカレードに次ぐ全長で、全幅は1985mmあるレンジローバー・ディスカバリーには及ばないものの、ボリューム感のあるフロントセクションもあって存在感は抜群です。

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先代よりもシャープなラインと面構成によるフォルムにより、スッキリとした印象を受けますが、実寸は依然として大きく、狭い場所でのすれ違いや駐車などの取り回しが気になってきます。

そこで、ぜひ装備したいのがオプションの「アダプティブエアサスペンションパッケージ」。エアサスペンションといわゆる4WSの「オールホイールステアリング」がセットで用意されます。

Allwheel steering

新開発のエアサスペンションは、アクティブダンパー(制御ユニット)によりダンパーの減衰力だけでなく全高まで自動調整され、高速走行中は最大30mm低くなり、燃費向上などに貢献。オフロードを低速で走る場合は逆に最大60mm上昇することで悪路走破性を向上させます。

「オールホイールステアリング」は、電動のスピンドルを使ったリアのステアリング機構により、状況に応じて後輪を最大5度切ることができる装備で、低速では後輪が前輪と逆位相になることで、旋回半径を最大40cm減らすことが可能。

Audi Q7

最小回転半径は、オールホイールステアリングなしの5.7mから、ありは5.3mまで小さくなります。さらに高速域では、前輪と同じ方向に後輪をわずかに切ることで、ステアリングのレスポンスを高めることが可能。

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今回、割り振られた試乗車が「なし」仕様だったため、高速域のフィーリングは残念ながら確認できませんでしたが、駐車場内に設けられたパイロンを通過する極低速用の特設コースでは、冒頭で紹介した巨体とは思えない小回り性能が確認できました。

これなら大きなボディサイズにより取り回しが気になる方も懸念は緩和されるはず。

最大5度というと小さく感じるかもしれませんが、運転席からも後輪が逆位相に切れていることが目視できるほど。また、この手のステアリング機構は操舵フィールに違和感を覚えることも多々ありますが、ホンダやBMW、日産など各メーカーが投入してきた歴史もあってか、アウディが新機構と謳う出始めの割に完成度の高さも印象的でした。

「アダプティブエアサスペンションパッケージ」のオプション価格は46万円と、安いとはいえませんが、804万円〜という新型Q7を手にしようとする方なら選択できるのではないでしょうか。

(塚田勝弘)

818万円のアウディ RS Q3 performanceは、RS Q3から27ps向上の367psを達成!

ドイツプレミアム御三家と呼ばれるメルセデス・ベンツ、BMW、そしてアウディには、それぞれハイパフォーマンスモデルが存在します。

以前からレース活動だけでなく市販仕様にも力点が置かれてきましたが、最近はとくに市販モデルへの注力ぶりが際立っているように思えます。

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ほかにもボルボのポールスターなどもそうで、レース活動と市販部門を分けて、後者をメーカーに組み込むことで魅力的なモデルの開発に専念するという流れは、日本の自動車メーカーも含めてさらに加速していきそう。

7月5日、アウディから3車種(Audi RS 7 Sportback、Audi RS 6 Avant、Audi RS Q3)の「RS performance」モデルが同時発表されました。

アウディのモータースポーツ活動をサポートするAUDI AG傘下のquattro GmbHが開発に参加している「RS performance」モデルは、RSモデルをベースに性能をさらに磨き上げたアウディ究極のハイパフォーマンスカーを謳っています。

いずれのRSモデルでも動力性能や見た目のスポーティ度合いは、ノーマル仕様よりも上回っていますが、「RS performance」はRS仕様でもモノ足らないという層にアピールする超アグレッシブな仕様。

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今回紹介する「Audi RS Q3 performance」には、7年連続で2.0〜2.5Lカテゴリーにおいて、「インターナショナルエンジンオブザイヤー」を受賞した直列5 気筒2.5 TFSIエンジンが搭載されています。

従来の「Audi RS Q3」と比べると27ps/15Nm向上し、367ps/465Nmを発揮。7速SトロニックとAWDのquattro(クワトロ) の組み合わせにより、圧倒的なパフォーマンスを実現。

0-100km/h 加速は4.8 秒から4.4 秒へと短縮。最高速は250km/h から270km/h (スピードリミッター作動)にまで高められています。

さらに可変ダンパーが選択可能になったほか、エクステリアは専用デザインのエアロパーツに加えて、「マットチタンルックパーツ」やハニカムメッシュグリル、8.5J×20インチの「マットチタンルックホイール」、レッドブレーキキャリパーなどにより、さらなるスポーツ性を追求。

Cockpit

インテリアもスポーティムード満点で、「カーボンデコラティブパネル」、コントラストステッチングの「ファインナッパレザーシート」、フラットボトムデザインのステアリングホイールなどを標準装備。

さらに、「ブルーカーボンデコラティブパネル」と「バルコナレザー&パーフォレイテッドアルカンターラシート」、「ダイヤモンドステッチング」の「ファインナッパレザーシート」なども選択可能とすることで、個性的なキャビンに仕立てられています。

アウディRS Q3 パフォーマンスの価格は818万円で、発売は8月下旬からとなっています。

(塚田勝弘)

BMW4シリーズグランクーペに改良新型、LEDヘッドライトが新しい!

BMW『4シリーズグランクーペ』の初のLCIモデルの姿をキャッチしました。

ちなみに、LCIとはLife Cycle Impulseの略で、BMWではフェイスリフトをこう呼びます。

BMW 4er GranCoupe Facelift (1)

捕捉したプロトタイプを見ると、ヘッドライトに現行モデルとは異なる、新LEDデザインが採用されているのがわかります。また、フロント&リアバンパーをリフレッシュし、リアコンビランプもLED化されると思われます。

BMW 4er GranCoupe Facelift (9)

ヘッドライトは中のLEDだけでなく、アウトトラインも変更されているようで、キドニーグリルと一体感を出したデザインになりそうです。

パワートレインは現行モデルからキャリーオーバーされる見込みで、新世代直列6気筒ガソリンエンジンなどがラインナップされるようです。

ワールドプレミアは2017年前半の可能性が高いと思われます。

(APOLLO)

アイシン精機のパーソナルモビリティがドイツのデザイン賞を受賞

アイシン精機は、同社のパーソナルモビリティ「ILY-I」「ILY-A」が、ドイツのDesign Zentrum Nordrhein Westfalen e.V.(ノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター)が主催するRed Dot Design Award において「Red Dot Award: Design Concept2016」を受賞したと発表しました。

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さらに、「ILY-I」が受賞案件の中でもより優れたものに送られる「Red Dot: Best of the Best」に選ばれました。

「Red Dot Design Award」は1955年から毎年開催され、ドイツの「iF design award」、アメリカの「International Design Excellence Awards」と並び、世界三大デザイン賞のひとつに数えられる権威ある賞です。

そのなかでも「Red Dot Award: Design Concept」は、デザインの概念やアイデア、先見性、将来性などを重視して選定される2005年に新設された部門です。

今回この部門には、60カ国から4,698件のエントリーがあり、244件が「Red Dot Award: Design Concept2016」を受賞、うち42件が「Red Dot: Best of the Best」を受賞しています。

アイシン精機はこれからも製品のデザインについて、見る人や使う人が抱く期待の一歩先を行く新しい価値を生み出していきたい、としています。

今回、同社が受賞した内容は次の通りです。

■ILY-I:「Red Dot Award: Design Concept」 「Red Dot: Best of the Best」

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「ILY-I」は、屋内で使用することを想定したファニチャーモビリティです。

現在の電動車いすは、室内空間にマッチさせにくく、また健常者との差を感じさせるスタイリングのため乗りたくないツールになっています。そこで、インテリア性が高く、一般的な家具と同じように、老若男女問わず使え、誰もが乗りたいと感じるモビリティを目指しました。

発進・停止、方向やスピード、回転といった移動に関わる制御は、肘掛けにあるコントローラで誰でも簡単にできるようになっています。

・デザイナーのコメント

これから必然的にIT化していく生活環境のなか、違和感をもって迎えられるのではなく、生活空間になじみある家具をインテリジェント化するという新しい生活スタイルを提案しました。センサーを目のように両側につけ、愛らしい生き物のようであり、一緒にいたくなるようなイメージを持たせました。

■ILY-A:「Red Dot Award: Design Concept」

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「ILY-A」は、4 種類の形態に変形させることで多用な用途に対応する1 人乗りの電動モビリティです。

ベビーカーとほぼ同程度の小型サイズでありながら、ロボット技術を応用した新開発の「知能化安全技術」を搭載し、突然飛び出してくる人や障害物などを動・静止物体に関わらず認識し、自動で車体の速度を減速して制動制御します。

安全かつ気軽に使え人々の行動範囲を広げることができる「ILY-A」は、若者からアクティブシニアまであらゆる世代の人々が快活に活動する社会を実現するためにデザインされた近未来の乗り物です。

・デザイナーのコメント

未来のライフスタイルを描き、人とモビリティとの新しい関係を考えた時に、単なる移動ツールではなく人々の暮らしをより豊かにするものにしたいと考えました。また若者からお年寄りまで幅広い層の人が乗りたくなるようなデザインを目指しました。

(山内 博・画像:アイシン精機)

モデリスタの新型86用カスタマイズアイテムは「スタイリッシュ ギヤ」がテーマ

ビッグマイナーチェンジを受けたトヨタ・86。

トヨタモデリスタインターナショナルが発売したカスタマイズアイテムは「Stylish Gear」をコンセプトに掲げ、スポーツマインドを刺激する躍動感はもちろん、洗練された品格を表現したパーツとしているのが特徴です。

スタイリング

洗練されたダイナミックなスタイルを演出する「MODELLISTA エアロキット」をはじめ、サイドビューを伸びやかに印象付け、躍動感を演出する「トランクスポイラー」を設定。

トランクスポイラー

さらに、新商品も投入されています。クリアランスランプ連動で LEDの光が先進的な佇まいを醸し出す「フェンダーイルミブレード」、パドル部を大型化した取替タイプの「パドルシフト」は、スタイリッシュな見た目だけでなく操作性向上を意図したアイテムになっています。

フェンダーイルミブレード_点灯パドルシフト_正面

価格は、フロントスポイラー、サイドスカート、リヤスパッツからなる「MODELLISTA エアロキット」が12万6360円(塗装済)/11万240円(素地)。トランクスポイラーが5万9400円(塗装済)/5万4000円(素地)、フェンダーイルミブレードが5万8320円、スタイリッシュモールが3万1320円、マフラーカッターが2万7000円、LEDライセンスランプが8640円、18インチアルミホイール&タイヤセットが29万7000円となっています。

インテリアパネルセット_ヘアライン調

インテリアパネルセット_レッドモノグラム柄

そのほか、インテリアではインテリアパネルセットのレッドモノグラムが4万6440円、ヘアライン調が2万8080円、LEDルームランプセット(面発光タイプ)が3万2400円などとなっています。

(塚田勝弘)

トヨタ・ノアの「Si W×B(ダブルバイビー)」はのモノトーン内装が魅力

ヴォクシーの特別仕様車「煌(きらめき)」シリーズと同時に設定されたトヨタ・ノアの「Si W×B(ダブルバイビー)」もスタイリッシュな内・外装が特徴になっています。

ベース車は「Si」グレードで、ガソリン車とハイブリッド車の両方に設定され、専用の内装色(ブラック×ブラック)が特徴のひとつとなっています。

NOAH_01天井やピラーなどのインテリアをブラックで統一し、センタークラスターパネルなどにピアノブラック塗装を施すことでクオリティアップが図られています。

さらに、車名の由来となっているインテリアのコーディネイトにも注目。

ファブリックと合成皮革を組み合わせたシート表皮にアクセントカラーとしてホワイトのステッチを施した専用シートを採用し、黒を基調に白を挿し色とした「W×B」のモノトーンの世界観が演出されています。

NOAH_04NOAH_05NOAH_06

エクステリアは、フロントフードモールやフロントバンパーロアモールにスモークメッキ加飾を施すことで、スタイリッシュな印象を強調。

NOAH_03また、ワンタッチスイッチ付デュアルパワースライドドアが特別装備されているほか、アクセルペダルを踏まずに定速走行できるクルーズコントロールを装備するなど機能も充実しています。

ボディカラーには特別設定色の「アイスチタニウムマイカメタリック」、オプションの「ホワイトパールクリスタルシャイン」を含む全4色を設定。

価格はガソリン仕様(2WD/4WD)が280万440円〜302万5080円、ハイブリッドはベース車同様にFFのみで、価格は332万1000円です。

(塚田勝弘)

【関連記事】

トヨタ・ヴォクシーにお馴染みの「煌(きらめき)」シリーズの特別仕様車を設定
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トヨタ・ヴォクシーにお馴染みの「煌(きらめき)」シリーズを設定

ミドルサイズの箱型ミニバンで絶大なる人気を誇るヴォクシー/ノア。上級仕様という位置づけのエスクァイアも含めた3兄弟といえるシリーズですが、この3モデルを足すとステップワゴンもセレナも太刀打ちできない売れ行きとなっています。

VOXY_03

7月6日に設定された特別仕様車ヴォクシーの「ZS 煌(きらめき)Ⅱ」は、ヴォクシーではお馴染みの特別仕様車。

ヴォクシーの「ZS 煌 Ⅱ」は、「ZS」(ガソリン車/ハイブリッド車)がベースで、フロントグリルモールに高輝度シルバー塗装が施されるなど、華やかさを増した外装が目を惹きます。

VOXY_01一方の内装は、センタークラスターパネルを中心にピアノブラック塗装が施されるなど、質感が向上されています。

VOXY_02

また、ワンタッチスイッチ付デュアルパワースライドドアやスーパーUVカットグリーンガラスが特別装備されているほか、夜間運転の視野拡大に寄与するLEDフロントフォグランプが用意されるなど機能も充実。

VOXY_05ほかにも、ボディカラーに特別設定色の「アイスチタニウムマイカメタリック」を含む全4色が設定され、ハイブリッド車の特別仕様車も今回新たに設定されています。

価格はガソリン仕様(FF、4WDを設定)が280万440円〜302万5080円、ハイブリッド(FFのみ)が332万1000円です。

(塚田勝弘)

スズキが世界初のロボット月面探査レースを支援する理由とは?

スズキが7月5日、世界初のロボット月面探査レース「Google Lunar XPRIZE」に挑戦する民間月面探査チーム「HAKUTO」と、コーポレートパートナー契約を締結したと発表しました。

HAKUTO

「Google Lunar XPRIZE」は民間組織により月面無人探査を競う、総額3,000万ドル(約30億円)をかけた国際賞金レース。

「HAKUTO」は、ベンチャー企業や大学などから集まった様々なバックグラウンドを持った人材が参画し、日本から唯一同レースに参加するチーム。

月面に純民間開発の「ローバー(月面探査ロボット)」を着陸させ、着陸地点から500m以上走行、指定された高解像度の動画や静止画データを地球に送信することがミッションとなっています。

このレースには、世界各国から16チームが参加しており、1位のチームには賞金2,000万ドル(約20億円)、2位のチームには賞金500万ドル(約5億円)が贈られます。

ミッションの達成には、打ち上げ費用に直結するローバーの「軽量化」と、レゴリスと呼ばれるパウダー状の砂で覆われた月の表面をスリップすることなく確実に走行できる「走破性」が大きな課題となります。

HAKUTO

スズキはこのローバーに、同社がこれまで小さなクルマづくりや4WD開発で培ってきた、軽量化技術・トラクション制御技術などを投入する予定。

HAKUTO代表の袴田武史氏は「軽量化と4輪駆動の技術が非常に重要であるため、スズキにパートナーに加わってもらえて大変心強い」としています。

自動車メーカーが宇宙関連事業に関わったケースとしては、古くはアポロ15号の月面探査車の設計をポルシェが担当、また最近では昨年1月に日産がNASAとの共同開発で5年間に渡るパートナーシップを締結した事例があります。

スズキの技術が月面探査車レースにどこまで活かされるのか注目です。

Avanti Yasunori ・画像:SUZUKI、HAKUTO)

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日産の自動運転技術がNASAの火星探査に活かされる!?
http://clicccar.com/2015/01/25/289620/

アポロ15号の月面探査車はポルシェの設計だった【動画】
http://clicccar.com/2013/12/11/239852/

スポーツカーブーム到来!がんばれ!スポーツカー!「スバル BRZ」

先日、テレビのニュース番組で、ビッグマイナーチェンジした「トヨタ86」の発表を受けて、「このところスポーツカーが人気」ということが取り上げられていました。

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確かに国産スポーツカーの日本国内での販売台数は2011年に約6000台、2012年に「トヨタ86」&「スバルBRZ」の発売によって約42000台に大幅アップ!その後は若干数を減らしたものの、2015年には4代目「マツダ ロードスター」の登場によって再び4万2000台を超える増加へ。
しかしこれは国産車に限らず、輸入車でもスポーツタイプのクルマは好調。
確かにこのところのラインナップを見ても、各輸入車メーカーがそれぞれ個性的なクルマを揃え、メルセデスベンツAMGは2015年、世界でこれまでの約2倍となる44.6%増加の6万8875台もの車を販売し、日本はその中で4位。
ルノーも「ルノー・スポール」に特化したところ、ファンの心をガッチリつかんでいる様子。
しかも、40~60歳代の方が多いと思いきや、「86/BRZ」などは比較的手の届きやすい価格ということもあり、意外にも若年層の男性にも人気が高いのだとか。

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そして先日、マイナーチェンジした「スバル BRZ」試乗会へ行って来ました。
スバルは今回のマイナーチェンジを単なる「マイナーチェンジ」ではなく、「ビッグマイナーチェンジ」とし、「進化」ではなく「飛躍」と言ってます。

というわけで、よりワイドに、より低く見えるようにしたフェイスリフトはもちろん、飛行機のウイングをモチーフにしたバンパーを採用。しかし私には‘動物の牙’のように見えます。ライトもLEDでキラキラ。よく見るとライト内には「BRZ」のロゴも描かれています。
なんか…硬派なBRZが、ちょっと色気づいた感じです(笑)

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インテリアも内装の皮の質感を上げ、異素材を組み合わせて、頑張った感じ。

サスペンションも再チューニングされたとのことですが、確かに段差を乗り越えた後のおさまりが良くなったかも。

また、モードにも「トラックモード」を追加したとのことですが、これは残念ながら個人的には実感できませんでした。というかこれがむしろ、「自然な介入」ということなのかもしれませんが。

ちなみにこの黄色いボディカラーは100台限定の「BRZ Yellow Edition」。ヴィヴィッドな色だけでなく、黒いホイールや黒いサイドミラー、ブレンボのブレーキとZFのダンパーが採用されているそうです。

スポーツカーが元気だと、なんだか嬉しくなりますよね。
これからもがんばれ!スポーツカー!

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(吉田 由美)

新型アウディQ7の豪快な加速と上質な乗り味はロングツーリング向き

こちらでもご紹介したように、最大300kgの重量増を削減したという新型アウディQ7。

先代Q7(3.OL)と新型Q7の3.0Lモデルを比較すると、2300kgから2080kg(エアサスペンション装着車は2100kg)と、車両重量上では約200kg減となっています。

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先代登場から10年を経て初のフルモデルチェンジですから、先進安全装備などの時代の要請もあって装備が増えるのは当然で、大人3〜4人分のダイエットは評価できるのではないでしょうか。

フットワークは軽快とまではいえませんが、5m超という全長、2mに迫る全幅、そして3m近いホイールベースということを考えると、パワフルな3.0L TFSI車はトルクフルで、ボディの重さを感じさせない走りを披露。

乗り心地の良さも魅力で、大きなタイヤを履く(試乗車は285/45R20)だけあって大きな入力に対してはそれなりに衝撃を伝えますが、不快さはなく、ボディの揺れも気になるほどではないです。

大型SUVらしいドッシリとした足まわりの動きですが、高速域になるとフラットライド感が増すだけでなく、十分に高級車といえる上質な乗り味を提供してくれます。

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さらに、路面から遠いSUVということもあってタイヤからのノイズも抑制されていますし、エンジンや風切り音なども抑制されていて高い静粛性を味わえるのも魅力といえそう。

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今回は乗ることはできませんでしたが、2.0L、3.0Lともにエアサスペンション装着車が設定されており、バネ下重量を大幅に削減したエアサスならさらに上質な乗り心地が期待できます。

(文/写真 塚田勝弘)

【関連記事】

最大300kgものダイエットに成功した新型アウディQ7
http://clicccar.com/?p=383492

史上最強のベントレー、コンチネンタルGT次期型がニュルで超高速テスト!

ベントレーの2ドアクーペ『コンチネンタルGT』の次世代型が、ニュルブルクリンクで「超」高速テストを開始しました。

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リポートによれば、フルフェイス・ヘルメットを被ったドライバーが運転する次期型プロトタイプは、サーキットに出るや否や、いきなりトップギアで超高速域に達したということです。

Bentley Continental GT (8)

次期型は特徴的な次世代LEDデイタイムランニングライトを持ち、『EXP10スピード6』から多くのデザインを取り入れたモデルとなるようです。

プラットフォームはポルシェ『パナメーラ』次期型に採用される「MSB」で、軽量化を図っています。

パワーユニットは新開発6リットルW12気筒ターボエンジンで、最高馬力はコンチネンタルGT史上最高の600psを発揮するとも噂され、0-100km/h加速でも過去最高の4秒に迫る数値だというリポートがあります。

ワールドプレミアは2017年3月のジュネーブモーターショーの可能性が高いようです。

(APOLLO)

歩行者エアバッグを標準装備した新型ボルボ・V40シリーズ

2代目にスイッチしたアウディQ7。新型Q7のスリーサイズは全長5070×全幅1970×全高1735mmと、日本ではフルサイズSUVといえる大きさです。

それでも年々拡大するプレミアムモデルの中にあって、先代Q7(5090×1985×1740mm)よりも若干小さくなっているのは朗報といえそう。

さらに、重厚感のあった初代よりもスッキリしたフォルムになったことも視覚的に威圧感が薄れた理由になっている気がします。

Audi_Q7_01

10年目にして初のフルモデルチェンジを受けたQ7は、時代の分だけダイエットされているのも美点で、アルミ(ドア、エンジンフード、テールゲート、フロントフェンダーなど)と高強度スチールの組み合わせにより、ボディで71kg、ドライブドレインで約20kg、サスペンションやステアリング、ブレーキなどのシャーシで約100kg以上も軽くなっているそうですから驚き。

トータルでは最大300kgの軽量化により、クラストップレベルの軽量化、そして空気抵抗低減が達成されています。

軽くなれば動力性能や燃費の面に好影響を与えるのはもちろんで、新設定された2.0Lの直列4気筒エンジン搭載車も売れるはず、という手応えをアウディ ジャパンが抱くのもよく理解できます。

Audi_Q7_02

導入当初は高いグレードが売れるという傾向があるため、改良された3.0L TFSIエンジン搭載車が半分以上を占めているそうで、とくに先代Q7からの買い替え層は3.0Lを選ぶ傾向が強いそう。

Audi_Q7_09

試乗車はその3.0LのTFIS搭載車(Q7 3.0TFIS quattro)が割り当てられましたが、333ps/440Nmというスペックは、先代3.0Lの272ps/400Nmから大きく向上しているとおり、大きさを感じさせない強烈な加速をどの速度域でも味わえるのが魅力。

Audi_Q7_03

先述した最大300kgの軽量化もあって3.0L TFSIの燃費は、先代の8.6km/Lから11.7km/Lと37%改善しているのも魅力ですし、先代オーナーを中心に予想よりも3.0L車が売れている理由のひとつといえそうです。

Audi_Q7_04

トランスミッションは全車に8速ティプトロニックが組み合わされていて、トルクコンバーター付の多段ATらしくスムーズな変速フィールとなっていますし、速度域を問わず扱いやすさを感じさせてくれます。

残念ながらインポーター「いち押し」の2.0L搭載車は試乗できませんでしたが、こちらも大きなQ7を十分に走らせるというアウトプット(252ps/370Nm)に加えて、12.6km/Lというカタログ燃費を達成していますから、実用上は2.0Lモデルを本命で選んでもいいでしょう。

(文/写真 塚田勝弘)

最大300kgものダイエットに成功した新型アウディQ7

2代目にスイッチしたアウディQ7。新型Q7のスリーサイズは全長5070×全幅1970×全高1735mmと、日本ではフルサイズSUVといえる大きさです。

それでも年々拡大するプレミアムモデルの中にあって、先代Q7(5090×1985×1740mm)よりも若干小さくなっているのは朗報といえそう。

さらに、重厚感のあった初代よりもスッキリしたフォルムになったことも視覚的に威圧感が薄れた理由になっている気がします。

Audi_Q7_01

10年目にして初のフルモデルチェンジを受けたQ7は、時代の分だけダイエットされているのも美点で、アルミ(ドア、エンジンフード、テールゲート、フロントフェンダーなど)と高強度スチールの組み合わせにより、ボディで71kg、ドライブドレインで約20kg、サスペンションやステアリング、ブレーキなどのシャーシで約100kg以上も軽くなっているそうですから驚き。

トータルでは最大300kgの軽量化により、クラストップレベルの軽量化、そして空気抵抗低減が達成されています。

軽くなれば動力性能や燃費の面に好影響を与えるのはもちろんで、新設定された2.0Lの直列4気筒エンジン搭載車も売れるはず、という手応えをアウディ ジャパンが抱くのもよく理解できます。

Audi_Q7_02

導入当初は高いグレードが売れるという傾向があるため、改良された3.0L TFSIエンジン搭載車が半分以上を占めているそうで、とくに先代Q7からの買い替え層は3.0Lを選ぶ傾向が強いそう。

Audi_Q7_09

試乗車はその3.0LのTFIS搭載車(Q7 3.0TFIS quattro)が割り当てられましたが、333ps/440Nmというスペックは、先代3.0Lの272ps/400Nmから大きく向上しているとおり、大きさを感じさせない強烈な加速をどの速度域でも味わえるのが魅力。

Audi_Q7_03

先述した最大300kgの軽量化もあって3.0L TFSIの燃費は、先代の8.6km/Lから11.7km/Lと37%改善しているのも魅力ですし、先代オーナーを中心に予想よりも3.0L車が売れている理由のひとつといえそうです。

Audi_Q7_04

トランスミッションは全車に8速ティプトロニックが組み合わされていて、トルクコンバーター付の多段ATらしくスムーズな変速フィールとなっていますし、速度域を問わず扱いやすさを感じさせてくれます。

残念ながらインポーター「いち押し」の2.0L搭載車は試乗できませんでしたが、こちらも大きなQ7を十分に走らせるというアウトプット(252ps/370Nm)に加えて、12.6km/Lというカタログ燃費を達成していますから、実用上は2.0Lモデルを本命で選んでもいいでしょう。

(文/写真 塚田勝弘)

日産・ラフェスタ ハイウェイスターが2WD全車に両側スライドドアを標準装備

プレマシーのOEM車である日産ラフェスタ ハイウェイスター。

供給元のマツダがミニバンから撤退するという一部報道もあるだけに、次期ラフェスタはどうなるのか、商用系をのぞく乗用ミニバンは、日産もエルグランドとセレナのみの品揃えになるのか気になるところです。

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ラフェスタ ハイウェイスターとプレマシーの魅力のひとつに、BOX系ではないステーションワゴン派生型のようなスタイリッシュなフォルムでも両側スライドドアを実現している点があります。

7月5日に受けた一部改良では、2WD(FF)の全グレードに、ドアの開閉を楽にしてくれる電動スライドドアとスライドドアイージークロージャーを標準装備。

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なお、上記の両装備は「ハイウェイスター」と「ハイウェイスターG」の助手席側に、「ハイウェイスターGスプレモ」には運転席、助手席の両側に標準装備されます。

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また、2WDの一部グレードにインテリジェントキー、キセノンヘッドランプを標準装備することで使い勝手を向上。さらに、ホワイト系のボディカラーに「スノーフレイクホワイトパール」を採用することで上質なエクステリアを加えています。

日産ラフェスタ ハイウェイスターの価格帯は、6ATの2WDが230万3640円〜270万円、4ATの4WDが237万6000円〜260万7120円です。

(塚田勝弘)

「特別過ぎる」トヨタ・アルファードはゴールド加飾のゴージャスなキーも装備

トヨタの高級ミニバン「アルファード」に特別仕様車「TYPE BLACK」の登場です。

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エンジンは2.5リッターと3.5リッター、いずれも2WDと4WDが用意されています。

2.5リッターは「S」をベースに“Aパッケージ”の装備を加えた「S“Aパッケージ・TYPE BLACK”」。3.5リッターは「SA」をベースにした「SA“TYPE BLACK”」という設定となっています。

特別装備の内容は、専用ゴールドエンブレム(フロント)やダークメッキガーニッシュ付フロントフォグランプ、専用シート表皮は打ち抜き穴からブラウンが覗く特別仕立てとなっています。

また、黒木目調本革巻き4本スポークステアリングホイールやブラックのルーフヘッドライニングも上質な印象を高めています。

そのほか、外観では高輝度塗装の専用アルミホイールで差別化。パワーバックドア(挟み込み防止機能付)、アクセサリーコンセント(AC100V・100W/1個)、そして専用ゴールド加飾付きのスマートキーなどを特別装備した、ゴージャスなミニバンです。

メーカー希望小売価格は、2.5リッターが392万6291円(2WD)、417万6655円(4WD)。3.5リッターは431万7055円(2WD)、451万1455円(4WD)となっています。

(山本晋也)

トヨタ・ヴェルファイアに「黄金の目」を持つ特別仕様車が復活!

力強い顔つきの高級ミニバン、トヨタ・ヴェルファイアに特別仕様車「ゴールデンアイズ」が帰ってきました。

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先代モデルでも特別仕様車として設定された「ゴールデンアイズ」は、その名の通りゴールド加飾を施したヘッドランプが特徴となるラグジュアリー度を高めた高級ミニバンです。

2.5リッターの「Z」グレードをベースに“Aエディション”の装備を加えた「Z“Aエディション・GOLDEN EYES”」、3.5リッターの「ZA」をベースにした「ZA“GOLDEN EYES”」というラインナップ。

ゴールド加飾のヘッドランプのほか、ダークメッキを施したフロントグリル、専用シート表皮などを特別装備。

シート表皮は、ブラックをベースにゴールドのドットがのぞくウルトラスエードのメイン材に、肩部にはダークブルーのクロコ調柄の合成皮革を組み合わせることで、ヴェルファイアらしさを強めています。

そのほか、高輝度塗装の専用アルミホイール、黒木目調本革巻き4本スポークステアリングホイールなどを装備。

ブラックのルーフヘッドライニング、パワーバックドア(挟み込み防止機能付)、アクセサリーコンセント(AC100V・100W/1個)なども特別装備されています。ゴールド加飾のスマートキーも見逃せないアイテムです。

メーカー希望小売価格は、2.5リッターが392万6291円(2WD)、417万6655円(4WD)。3.5リッターは431万7055円(2WD)、451万1455円(4WD)となっています。

(山本晋也)

2016年6月の軽乗用車セールス、ホンダN-WGNが急浮上!

日産と三菱の軽自動車が不正問題から販売停止になっている中、2016年6月の軽乗用車の販売ランキング(速報)が、一般社団法人 全国軽自動車協会連合会より発表されました。

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1位がホンダN-BOX、2位にダイハツ・タントというトップ2は、もうおなじみといえる並びですが、3位にホンダN-WGNがジャンプアップしているのが大きな変化となっています。

●2016年6月 軽乗用車販売ランキング(軽自協調べ・速報)
1位 ホンダ N-BOX 15,622台
2位 ダイハツ タント 12,340台
3位 ホンダ N-WGN 8,059台
4位 スズキ アルト 7,821台
5位 ダイハツ ミラ 6,803台
6位 スズキ ワゴンR 6,789台
7位 スズキ ハスラー 6,663台
8位 ダイハツ ムーヴ 6,542台
9位 スズキ スペーシア 6,299台
10位 ダイハツ キャスト 4,731台

マイナーチェンジ効果により販売ランキング3位に上昇してきたN-WGN、順位自体はインパクトありますが、そのセールスは4桁。軽自動車離れと言われる状況を如実に感じる数字になっています。

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ちなみに、軽自動車(四輪)全体としては、2016年6月の販売台数は13万3137台となり、前年同月比では81.6%と、軽自動車マーケットが元気を失っているのは明らか。

さらに軽乗用車だけに絞ると、6月の販売台数は9万6023台(前年同月比76.6%)となり、三菱eKと日産デイズの販売停止が大きく影響していると感じられる数字が並んでいます。

果たして、軽乗用車市場はこのままシュリンクしてしまうのでしょうか。

(山本晋也)

2016年6月の登録車販売ランキングはプリウスの圧勝、月販2.8万台超

一般社団法人 日本自動車販売協会連合会(自販連)より、2016年6月の登録車(軽自動車と海外ブランドを除く)の車名別の販売ランキングが発表されました。

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2016年になってからトップ独走中のトヨタ・プリウスが6月もトップ。さらに上半期でも14万2562台と、前年同期比199.7%の倍増。新型へのフルモデルチェンジ効果を発揮しています。

トップ10の顔ぶれは前月と同様、トヨタ6台、日産2台、ホンダ2台の内訳となっています。

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●2016年6月 登録車販売ランキングトップ10(自販連調べ)
1位 トヨタ プリウス 28,785台
2位 トヨタ アクア 15,041台
3位 トヨタ シエンタ 10,954台
4位 ホンダ フィット 9,936台
5位 トヨタ パッソ 8,278台
6位 日産 ノート 7,956台
7位 トヨタ カローラ 7,489台
8位 トヨタ ヴォクシー 7,278台
9位 ホンダ ヴェゼル 7,184台
10位 日産 セレナ 6,600台

トップ3をトヨタが独占しているのは、4月から3か月連続。その3台だけが5桁のセールスとなっているのも、トヨタ系ハイブリッドの浸透ぶりを実感させられます。

日産の2モデルは、いずれもモデルライフ後半で、セレナなどはフルモデルチェンジ直前といえるタイミングですが、トップ10入りしているのは販売力といえるのかもしれません。

トップ10圏外では、トヨタ・ヴェルファイア(3,695台)に肉薄するホンダ・オデッセイ(3,474台)や、ハイブリッドを追加した効果で前年同月比274.2%と売れ行きを伸ばすトヨタ・オーリス(2,484台)などの動向が気になるところといえそうです。

(山本晋也)

【SUPER GT2016】2016日本レースクイーン大賞新人賞発表!

5月20日から7月1日までという長い戦いを終え、いよいよ発表となった2016日本レースクイーン大賞新人賞。

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新人グランプリに輝いたのはエヴァンゲリオンレーシングレースクイーンの引地裕美さん(上写真中央)。準グランプリはFRESH ANGELSの堀尾実咲さん(写真左)、特別賞はスーパーGT ADVANGALの山本愛実さん(右)が選ばれました。

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発表は7月3日、東京秋葉原で開催された「ギャルパラ七夕祭り」の会場。このイベント自体はレースクイーンとファンの交流イベントとして開催され、夏らしく参加レースクイーンが全員浴衣で登場。

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その参加レースクイーンには新人賞ファイナリスト10名も含まれ、新人賞授章者の発表は浴衣姿のまま、司会の渡辺順子さんから発表されました。この時点ではまだ各賞の発表は行われていません。

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選ばれた新人賞の3名。喜びのあまりうれし涙がこぼれています。

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そしてコスチュームに着替えて改めて壇上に上がった授章者。ここからいよいよ、グランプリを含めた各賞の発表です。

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昨年の新人賞グランプリの早瀬あやさんからグランプリが発表されます。引地裕美さんは自分の名前が読み上げられると、その場で号泣!

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引地裕美さんは受賞のスピーチで「私はずっとグランプリを獲りたいと言ってきましたが、まさか本当にグランプリを獲れると、思っていなかったです。グランプリというステキな賞を頂くことができてとてもうれしい。私を信じて、あきらめず応援してくれた(ファンの方々)ありがとうございます。これからも一生懸命頑張っていきますので、応援してください。みなさん、本当にありがとうございました」と語っています。

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準グランプリに輝いた堀尾実咲さん。

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堀尾実咲さんと引地裕美さんは、実は昨年の鈴鹿8時間耐久ロードレースでともにエヴァンゲリオンレーシングのレースクイーンとして参加した間柄。受賞の喜びを分かち合うかのように抱き合う姿が印象的でした。

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そして特別賞に輝いた山本愛美さん。

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昨年までレースクイーンの経験はまったく無く、今年からレースクイーンをはじめた完全な新人。仕事の都合で政見放送に参加できなかったことで悔し涙を流したとのことですが、それをバネにしての特別賞の受賞。

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エンディングではイベントの参加していた先輩レースクイーンから祝福を受ける場面も見受けられました。

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引地裕美さん、堀尾実咲さん、山本愛美さんの3名、チームは違えどSUPER GTやモータースポーツ全般をいっそう盛り上げてくれる存在になってくれることでしょう。

授章者の3名には授賞式終了後に直撃インタビューをさせていただきましたので、改めて後ほど掲載させていただきます。

(写真・文:松永和浩)

エアロダイナミクスと先進装備が自慢 ─ 新型「アウディA4アバント」画像ギャラリー

新型A4セダンのCd値0.23には及びませんが、新型A4アバントもワゴンとしてはクラストップレベルのCd値0.26を達成するなど、燃費や静粛性能を含む走行性能に効く空気抵抗係数を実現しているのが自慢。

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Cd値を追求してもあまり意味がないという見方もあるようですが、A4セダンのプレス発表会のトークセッションで、流体力学が専門の東洋大学理工学部生体医工学科の望月 修教授から「100km/h時で0.24から0.23に下げると700m/Lの燃費削減に相当する」という話があり、同値を減らしていくことは確かに効果があるそうです。

低速走行時にどれだけCd値削減が分かりませんが、高速道路を巡航する際の燃費には効きそう。

遠くから見ると新型か旧型か分からないという声もありそうな新型A4アバントですが、オプションのマトリクスLEDを装着したフロントマスクはとくに精悍な雰囲気で、最新モデルらしい厚みを感じさせる存在感のある顔つき。

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リヤビューは、テールランプがよりワイドに、そして鋭さを感じさせる造形となったことで、ワイド感を強調。

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ボディサイズの若干の大型化もありますが、室内は先代よりも広くなっているのはもちろん、ラゲッジスペースも5人乗車時は15L増の505L、最大時は80L増の505Lを確保するなど、ライバルよりも大柄とはいえスクエアかつ広大で使いやすい設計となっています。

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写真のアウディA4アバント2.0TFSI Sportには、オプション(35万円)の「S Lineパッケージ」が装着されていて、専用バンパーやドアシルトリム(S Lineロゴ)、エクステリアのS Lineロゴ、ヘッドライニングブラック、デコラティブパネルマットブラッシュトアルミニウム、5ツインスポークスターデザイン(8J×18)、スプリントクロスレザー(S Lineロゴ)などのほか、先述したマトリクスLEDヘッドライトパッケージ(34万円)が用意されています。

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また、ボディカラーの「グレイシアホワイトメタリック」も8万5000円のオプションで、車両本体価格は585万円、オプション込みで662万5000円です。

(文/写真 塚田勝弘)

特別プライスで購入できるチャンス!MV AGUSTAがモニターキャペーンを開催

MV AGSTA JAPANから嬉しいニュースです。2016年7月1日〜12月31日の期間、対象のツアラー2車種を、モニター価格で購入できる期間限定キャンペーンが開催されます!

今回モニター価格で購入できるのは「TURISMO VELOCE 800 LUSSO」「STRADLE 800」の2車種です。

「TURISMO VELOCE(ツーリスモベローチェ)」は、MV AGUSTA初のツアラーとして登場したモデル。

「STRADLE(ストラダーレ)」は、扱いやすさと抜群パフォーマンス性を両立させた最新3気筒エンジン、専用シャシー電子制御機構が高い次元でバランスされたモデルです。

さらに「LUSSO」は、シリーズ中唯一の電子制御サスペンションを搭載したモデルです。

キャンペーンは、TURISMO VELOCE 800 LUSSOが限定30台、STRADALE 800が限定10台の計40台を対象に行われます。

キャンペーン価格は、TURISMO VELOCE 800 LUSSOが¥1,765800(メーカー小売価格・¥2,197800)で、¥432,000のオフ、STRADLE 800が、¥1,431000(メーカー小売価格・¥1,755000)で¥324,000のオフとなっています(価格は税込価格)。

最大43万円オフで購入できるのはとてもお得ですが、ケアーも充実しています。

・定期点検での5万円分純正パーツサポート(3年間有効)
・テクノオイル・ジャポンK.K.とのコラボによりエンジンオイル「MOTUL 300V FACTORY LINE ROAD RACING 5W-40」を20Lサポート(無償)

さらにチェーンルーブ、チェーンクリーナー、タイヤリペアも無償サポートされます。

ただし、モニター価格で購入するには条件があります。

・MV AGUSTA JAPANホームページ、Facebookにてモニターレポートを掲載すること
(購入から1ヵ月以内に最低2回、レポートをする)
・購入者のSNSにてレポートを公開、MV AGUSTA JAPANホームページでシェア
(最低年4回レポートする)

モニターレポート活動を数回行うことが条件となりますが、とてもお買い得な価格で
MV AGUSTAの新モデルが購入できる大変素晴らしいキャンペーンです!

この機会に、あなたもMV AGUSTAのオーナーになってみてはいかがでしょうか!?

(ライター:張山 和希/Moto Be バイクの遊び方を提案するWEBマガジン

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産総研がイオンを見分けるセパレーターで次世代蓄電池のリチウム硫黄電池を開発

産業技術総合研究所(産総研)の研究グループは、イオンを見分けるセパレーターを使用して次世代蓄電池のリチウム硫黄電池を開発したと発表しました。

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今回、開発されたリチウム硫黄電池は、セパレーターに金属有機構造体を複合材料にして利用している点がポイントです。

新開発のセパレーターでは、リチウムイオンを通して、多硫化物イオンは通さない「イオンふるい」効果が確認されました。開発されたリチウム硫黄電池は、1,500回充放電を繰り返しても安定に動作しました。

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リチウム硫黄電池は、リチウム空気電池、ナトリウムイオン電池とともに現状のリチウムイオン電池に代わる次世代蓄電池として開発が進められています。

リチウムイオン電池の正極に硫黄を用いるリチウム硫黄電池は、正極容量が高く次世代蓄電池として期待されています。

しかし、放電反応の中間で生成するリチウム多硫化物が電解液に溶け出して、充放電サイクルを繰り返すと、溶け出した多硫化物イオンが原因でリチウム硫黄電池の容量が劣化するという問題がありました。

そこで研究グループでは、従来から知られている金属有機構造体の「分子ふるい」機能が、イオンの種類を分別できる「イオンふるい」としても機能すると考え、金属有機構造体をリチウム硫黄電池のセパレーターとして使用することに成功しました。

新開発のセパレーターは、充放電に必要なリチウムイオンを通す一方で、電解液に溶け出した多硫化物イオンが負極側へ移動することを防ぐため、新型のリチウム硫黄電池で長期間の安定した充放電サイクルを実現できました。

金属有機構造体(MOF:Metal Organic Frameworks)とは、金属と有機物の配位子が多孔質の三次元配位ネットワーク構造を形成する新素材で、センサーや触媒など多方面への応用が期待されています。

今回のリチウム硫黄電池を含む次世代蓄電池が実用化されると、EVやHV・PHVの性能が大幅に向上することが期待できます。

(山内 博・画像:産総研)

日本発売はいつ?ホンダ・シビックセダン新型、欧州仕様をキャッチ

ホンダのコンパクトサルーン『シビックセダン』新型の欧州仕様と思われるプロトタイプをキャッチしました。

Honda Civic Sedan 002

ヘッドライト及びリアコンビランプ周辺をテーピングしていますが、米国仕様との違いは特に見られないようです。しかし、隠している以上、ランプの光りなどに違いがある可能性があります。

Honda Civic Sedan 009

パワーユニットは最高馬力127psを発揮する1リットル3気筒VTECターボエンジン及び、200psを発揮する1.5リットル4気筒ターボエンジンがラインナップされると思われます。

ワールドプレミアは10月のパリモーターショーで、ハッチバックと共に公開が予定されていますが、日本発売は2018年以降となりそうです。

(APOLLO)

「GT」と「S」どちらのグレードが買い? 207馬力にパワーアップしたBRZに試乗

2016年8月1日より発売されるスバルBRZの大幅改良モデルに乗ることができました。

今回のビッグマイナーチェンジでは、内外装が変化しているだけでなく、MTモデルのエンジン出力アップ(200馬力→207馬力)と、ファイナルギアのローギアード化(4.1→4.3)による動力性能やフィーリングの変化も見逃せないポイントです。

2016BRZ_GT002

もともとBRZはパワーに頼るキャラクターではありません。今回のマイナーチェンジでも、ボディ剛性アップや、それに合わせてサスペンションのセッティングも変更することにも注力しているといいます。

そうして標準車のシャシー系もレベルアップしていますが、シャシー系のアイテム(ブレンボブレーキやザックスダンパー)をグレードアップした最上級グレード「GT」が追加されるというのもトピックスのひとつでしょう(GTの発売は2016年秋予定)。

まだ発売前ということもあり、参考価格が発表されているのみですが、その価格は331万5600円(MT)。

標準仕様の価格帯243万円〜297万円(MTの場合)と比べると、十分に高価に感じます。果たして、価格差だけの価値は感じられるのでしょうか。

今回、従来の最上級グレードである「S」の進化版と、新たな最上級グレードとなる「GT(プロトタイプ)」、いずれもMT車を同条件で、比較しながら乗りことができました。

メーカー希望小売価格297万円の「S」と、それに対して34万5600円高のGT(プロトタイプ)。

果たして、ドライビングの満足度には価格なりの違いが明確にあったのかといえば、答えはノー。第一印象は、意外にも「S」にドライビングファンを感じるものだったのです。

2016_BRZ_S_102

その理由はタイヤとのマッチングにあります。いずれのグレードも、ミシュラン・プライマシーHP(215/45R17)を履いていますが、おそらく「S」は標準タイヤに完璧にターゲットを合わせたシャシーと感じられたのです。

それはブレーキやサスペンションから感じたことで、フルブレーキングをしたときの減速感も互角ですし、旋回しながらアクセルを開けていったときの粘り具合も同様。むしろ加速状態で適度にリアが沈み込む「S」の方が、安心してアクセルを踏んでいけると感じたくらいなのです。

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発想を転換して、タイヤをグレードアップしていくと想像すると「GT」の充実したシャシーとバランスが取れ、その能力を存分に味わうことができそうな予感。

自動車メーカーの標準装着タイヤというのは、雪道用のチェーンを装着することも考慮しなければいけないので、ドライ路面での走りだけを考えて選定することはできません。

今回のマイナーチェンジではボディ寸法などには手を入れていませんから、「GT」グレードであっても標準装着は215幅となってしまうとエンジニア氏は言います。

件のエンジニア氏は明言したわけではありませんが、その言葉の行間と「GT」グレードの印象からは『225サイズのタイヤであれば』、『もっとグリップ重視の銘柄であれば』、まったく違う印象になるであろうということは感じられます。

BRZというクルマは、ノーマル状態で乗るだけでなく、オーナーの好みに合わせてモディファイすることも含めてスポーツカーとして受け入れるというキャラクターも持っています。

そうした部分も含めて考えれば、吊るしで楽しむのであれば「S」が最適バランス。一方、タイヤ・ホイールのグレードアップを考えているのならば「GT」を選ぶのがベターといえそう。

17インチに収まるブレンボブレーキですが、その存在感は大径ホイールを履かせても色褪せることなく、相乗効果で足元をマッシブに魅せると思えるからです。

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■スバルBRZ S(6MT)主要スペック
車両型式:DBA-ZC6
全長:4240mm
全幅:1775mm
全高:1320mm
ホイールベース:2570mm
車両重量:1240kg
乗車定員:4名
エンジン型式:FA20 D-4S
エンジン形式:水平対向4気筒DOHC
総排気量:1998cc
最高出力:152kW(207PS)/7000rpm
最大トルク:212Nm(21.6kg-m)/6400-6800rpm
変速装置:6速MT
燃料消費率:11.8km/L (JC08モード)
タイヤサイズ:215/45R17
メーカー希望小売価格(税込):297万円

(写真と文 山本晋也)

純正部品の注文に最高!ヤマハのバイクはアプリでパーツ品番がわかる

そうか、そういうアプリの活用方法があったのか!

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クルマやバイクにお乗りのみなさん、愛車のパーツカタログって持ってますか? クルマいじりが好きなひとは持っているかもしれませんが、やっぱり持っていないひとも多いと思います。

でも、タダで入手できるなら持っていて悪いものではないですよ。修理や整備の際に純正部品の品番がわかると便利ですからね。

そして、ヤマハはなんとバイクのパーツカタログをアプリで用意しちゃっているのです!そして無料です。なんと親切な!

せっかく無料なのでダウンロードして見てみました。

すると、私が20年前に乗っていたTZR250の’89年モデル(後方排気)のパーツカタログまで出てくるではありませんか!

あー、あのバイク、夏に乗るとケツが熱かったなぁ。低速トルクがスカスカだったなぁ。いい音だったけど、自分で乗ってるとよくわからないんだよなぁ(ひとが乗ってるのを聴くといい音)。

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バイクはクルマと比べると、自分でイジれる部分が多いので、DIYで修理や整備をするひとも多いのではないでしょうか。ヤマハのバイク乗りなら、このアプリは必携ですよ。まぁ、必要になったらダウンロードすればいいだけだけど。

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在庫、価格の表示や、「MY MODEL」の登録、あるいは選択した部品のデータを保存できたりするところも便利です。

アプリ名はずばり「Yamaha Parts Catalogue」。バイクだけじゃなくて、電動アシスト自転車とかも見ることができますよ。

さらに、往年の名車OW01(FZR750R)のパーツカタログを見てみるなんていうマニアックな楽しみかたもできると思います。

アプリは下記のリンク先からダウンロードできます。

公式サイト:部品情報検索 スマートフォンアプリ Parts Catalogue – 部品情報検索,パーツカタログ | ヤマハ発動機株式会社

(まめ蔵)

超小型EV「 i-ROAD」のライバル車がカナダから登場!

カナダのバンクーバーに拠点を置くEVベンチャー「エレクトラ メカニカ」が、1人乗りのパーソナルEVを開発しており、発売が近いようです。

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3輪式の小型EVで、同社が公開したスペックによると全長3,048mm、全幅1,209mm、全高1,283mm、ホイールベース2,045mmと、軽自動車よりは小さいものの、トヨタ「i-ROAD」よりも一回り大きいボディサイズになっています。

Electra_ Meccanica_SOLO

最高出力82hp、最大トルク19.4kgmを発生するモーターにより後輪を駆動、車両重量は450kgと軽量で、0-100km/h加速は8秒、最高速度130km/hの性能を発揮。

8.64kWhのリチウムイオン・バッテリーを搭載しており、満充電までの所用時間は220V電源で3時間、110Vの場合は6時間、航続距離は最大で160kmとなっています。

車名は「SOLO」(ソロ)。

市販開始は7月以降としており、車両価格は約160万円程度。1人乗りにしては少々お値段が張りますが、既に2万件以上の予約が入っているといいます。

Electra_ Meccanica_SOLO

日本ではトヨタ「i-ROAD」などのパーソナルEVによるシェアリングサービス実証実検が数年に渡って継続されていますが、肝心の法整備が進んでいない状況。

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しかし市販化が実現した際には、「ソロ」のように海外のベンチャー参入が活発化する可能性があり、将来的に「 i-ROAD」のライバル車が増えることが予想されます。

Avanti Yasunori ・画像:Electra Meccanica、トヨタ自動車)

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VWパサート・ヴァリアントに日本専用250台限定の特別仕様車が登場

1.4リッターターボエンジンと7速DSGのステーションワゴン「フォルクスワーゲン パサート ヴァリアント」に特別限定車の発売です。

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日本専用、限定250台の特別限定車「Passat Variant Voyage(パサート ヴァリアント ヴォヤージュ)」は、フォルクスワーゲン純正インフォテイメントシステムである「Discover Pro」パッケージ(ETC2.0車載器付き)や、LEDヘッドライトパッケージなどの人気オプションを標準装備しつつ、メーカー希望小売価格389万円としたお買い得な一台。

さらに日差しが強くなる季節に効果的で実用性の高いレギュラースモークのカーウインドウフィルムも装着されています。

ボディカラーは、全7色。それぞれの限定台数は次のようになっています。

ピュアホワイト…25 台
ディープブラックパールエフェクト…45台
ハーバードブルーメタリック…60台
タングステンシルバーメタリック…60台
ナイトブルーメタリック…15台
オリックスホワイトマザーオブパールエフェクト(有償オプションカラー:12万9600 円)… 35台
クリムゾンレッドメタリック(有償オプションカラー:6万4800 円)…10台

(山本晋也)

コンパクトSUV・プジョー3008はクルマ好きの選択肢になる? ならない?

新しい3008は、内装に関しても明確なスタイルを打ち出しています。

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まず、ドライバー視界の中で極小径ステアリングの上方にメーターパネルが位置する、プジョー独自の「i-コクピット」が、さらなる洗練と進化を遂げました。

具体的にはメーターパネルが12.3インチの液晶モニターに、ダッシュボード上には8インチ・タッチモニターが配され、2画面環境となったのです。

液晶メーターパネルの中央にナビ地図を、左右にボビンメーターで速度とタコメーターを表示させるなど、走る上で必要な視線の移動をより減らしつつ、情報表示の自由度は高まっています。

好みに応じて「リラックス」や「スポーツ」といった表示テーマも設定できますし、タッチモニターの側にはインフォテイメントが集約され、アップル&アンドロイドのスマホと音楽や通信機能と連携可能です。

加えて新たに4種類の芳香を用意するパルファン・フレッシュナーを備えるなど、香りまでパーソナライズできます。

液晶化による物理的なボタン廃止といえば、これまではメーカーのコスト削減の気が強かったのですが、新しい3008はそこもユーザーがメリットに感じられるよう、キチンと磨き上げてきました。

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初代3008から受け継いだトグルスイッチに、ピアノの鍵盤を思わせる質感の高いデザインと繊細なタッチを実現したのです。

これはエアコンの温度調整やハザードランプ点灯といった日常的な操作を通じて、指先に軽く確かなストロークが感じられ、クルマに触れることそのものが心地よくなるような、触覚上の工夫といえるでしょう。まさに五感をくすぐるSUVたらんとしているのです。

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装備面に目を移しても、360度視界&リアビューカメラや、ACC(車速対応クルーズコントロール)に組み合わせられたレーンキープアシストや自動ブレーキなど自動運転支援システムの面でも、新しい3008は最新のCセグメントにふさわしい充実度を誇ります。

またFFのSUVとはいえ、氷雪路や泥、砂といった滑りやすい路面で駆動トルクを制御する「アドバンス・グリップ・コントロール」も備わっています。

いってみれば、新しい3008はいわゆるドライビング・プレジャーだけではなく「ドライビング・エクスペリエンス」として、ドライバーや同乗者が経験できる総合的な刺激や喜び、落ちつきや心地よさの深化を、第一義に掲げています。

クルマとしての世界観をかくも強固にまとめ上げ、実現してきたコンパクトSUVである点に、プジョーの仕事っぷりの熱量を感じることができるでしょう。

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正直なところ、概してコンパクトSUVは必ずしもクルマ好きの選択肢ではなく、むしろ視線の高さとか経済面での無難さを求めるような層が集まりやすいことを、プジョーは重々承知しているはずです。

少し前に、現代美術館で知られるポンピドゥ・センターが、美術館に行かない層が多く住む非・文教地区のド真ん中にインスタレーション作品を設営して、ほとんど無理やり美術作品に触れさせるという「ゲリラ的巡回美術館」をやっていましたが、ニュー3008はそういう意味でも、エスプリとかお洒落ゴコロ以前に、フランス的な志の高い一台といえます。

クルマで喜びを得られないことは、是正すべき不幸の一種なのかもしれません。

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ちなみにパワートレインに関しては敢えて触れませんでしたが、近日中にPSAプジョー・シトロエン・ジャポンから、日本市場での重大発表があります。

少なくとも今、確実にいえることは、日本仕様のニュー3008はアイシンAW製の6速ATを基本とすること。そして、それに組み合わされるエンジンは1.2Lターボのピュアテック130psガソリン仕様を筆頭としつつも、それだけではないということです。

(NANYO Kazuhiro)

東京都青少年・治安対策本部からの受託で富士通とFTRD社がビッグデータ分析で東京の433交差点の渋滞を分析

富士通と富士通交通・道路データサービス(以下、FTRD社)は、FTRD社の「FUJITSU インテリジェントデータサービス 商用車プローブデータサービス」を使用するビッグデータ分析で東京都の主要渋滞箇所433交差点の交通渋滞を定量的に分析したと発表しました。

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今回2社は、東京都青少年・治安対策本部(以下、東京都)から渋滞分析調査業務を受託し、商用車プローブデータを使って交通渋滞を分析しました。

商用車プローブデータとは、トラックなどの貨物商用車に搭載したデジタルタコグラフから1秒間隔で集められる商用車データで、移動速度、位置、時刻、X軸・Y軸・Z軸の3方向の動きに対する加速度などの情報が含まれています。

本調査で富士通とFTRDは、建設コンサルティングの地域未来研究所の協力を得ながら次の2つの作業を2015年12月23日から2016年3月11日までの約3カ月間で実施しました。

第1は、東京都全域の主要道路の内、国道と都道・市の幹線道路にある交差点間の平均旅行速度を色分けした上図左側の平均旅行速度図を作成する作業です。なお、東京都全域の主要道路とは、日本デジタル道路地区協会が定めた道路種別のうち「その他の道路」を除く、高速道路、国道、都道、市道を含む道路のことです

第2は、主要渋滞箇所433交差点の右左折直進方向別交差点通過時間分析(上図右側に示す)を行う作業です。主要渋滞箇所433交差点は、国土交通省関東地方整備局が設立した首都圏渋滞ボトルネック対策協議会が特定し、2013年1月に発表した東京都の主要渋滞箇所です。

平均旅行速度図で交差点間の交通渋滞の状況を俯瞰することができ、交通渋滞が連なって発生している路線を発見しやすくなります。

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交差点の右左折直進方向別交差点通過時間分析をすれば、具体的にどの方向へ向かう車線に渋滞が発生しているかを可視化できるため、より的確・効率的な渋滞原因の究明や、効果的な対策立案に役立つということです。

東京都は、2015年3月27日公開の「東京都長期ビジョン」に示している、高度に発達した利用者視点のインフラを備えた都市の実現を目指す具体的政策を展開する中で、より的確・効果的な交通渋滞対策を行うために、本調査結果を活用する計画です。

今回の調査・分析で東京都は、大きな都市問題になっている渋滞を緩和するために、より的確な交通渋滞の原因究明と効果的な施策立案を目指すことになります。

(山内 博・画像:富士通)

新型アウディA4アバントの美点と課題とは?

プレミアムワゴンでありながら初の大台超えとなる、通常時500Lという大容量のラゲッジスペースをはじめ、電動ラゲッジルームカバー、パーティションネット、ルーフレールを全車に標準装備するなど、新型アウディA4アバントの積載性や装備は、最新モデルらしい隙のない仕上がりになっています。

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なお、電動ラゲッジルームカバーは、全車標準のオートマチックテールゲート(キーを保持した状態でのキック操作にも対応)と連動して自動的に上下する便利なトノカバー。トノカバーを上げたままだと後方視界が制限されてしまいますが、いちいち上げたり下ろしたりする手間が省ける装備です。

Audi_a4_avant_06ステーションワゴンである新型アウディA4アバントの美点は、スクエアで使いやすくて大容量(505L〜1510L)、荷室フロアに配置されたフックも含めた電動ラゲッジルームカバーといった積載性の高さ。

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また、セダン同様に質感の高いインテリアと操作性を若干変更したMMI(ナビやオーディオ、車両設定などを司る)、そして12.3インチというワイドなメーター(バーチャルコクピット)などの先進装備も魅力です。

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安全装備では前後カメラ、ディスタンスセンサー、フロントアシストの「アウディプレゼンスシティ」をはじめ、アダプティブクルーズコントロール(ACC)、「アウディアクティブレーンアシスト」などの予防安全システムを備えていて、欧州ミドルサイズワゴンの中でもトップクラスの充実ぶりとなっています。

2.0LのFF(2.0 TFSI Sport)仕様を走らせてみて気になるのが、乗り心地の洗練度がもう少しという点。

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足まわりの熟成不足なのか、路面状態を問わず絶えず上下に揺れている印象で、しなやかさもあまり期待できません。

試乗車の「2.0 TFSI Sport」に装着されているスポーツサスペンションによるものなのか、スポーツタイヤ(試乗車はブリヂストン・ポテンザ S001)の特性か、その両方なのか分かりませんが、セダンでもFF、クワトロモデルともに見受けられた傾向の乗り味なのでワゴンのクワトロ仕様がどういうマナーを示すのか気になります。

また、オーナー予備軍の方は重々承知の上で購入するとは思いますが、若干のボディサイズ拡大により(全長4735×全幅1840×全高1435mm/全長5mm、全幅15mm拡大)狭い場所でのすれ違いや車庫入れなどもライバルであるCクラスワゴン(全長4705×全幅1810×全高1460mm)やBMW3シリーズツーリング(全長4625×全幅1800×全高1460mm)などと比べるとかなり不利であるという点でしょうか。

ボディサイズ以外、とくに走りの面では熟成が進めば、乗り心地と操縦安定性のバランスもより改善が期待できますし、ワゴンで重要な積載性が良好といえるのはまずは朗報といえそうです。

(文/写真 塚田勝弘)

フェラーリが日本の公道を走って50周年記念の「フェラーリ GENUINE アクセサリー・フェア 2016」を実施

サーキットを走る勇姿ではなく、「日本公道デビュー」という言い回しはフェラーリらしいですが、いまから50年前の1966年、フェラーリ275 GTBから日本での正規販売がスタートしました。

ちなみに、275 GTBはバリエーションモデルのGTSを含めても生産台数が1000台に満たない希少なモデル。

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日本公道デビュー50周年を記念して、フェラーリ・ジャパンが7月1日より3か月間限定で「フェラーリ GENUINE アクセサリー・フェア 2016」を正規販売店で開催しています。

毎年開かれているキャンペーンですが、今年は同50周年を記念し、特別なキャンペーンになっています。

フェラーリ純正アクセサリー「GENUINE」は、車両の購入後でもオーナーのフェラーリをカスタマイズできるよう、「プランシング・ホース(跳ね馬)」に象徴される信頼性と純粋性に裏付けられた数多くのパーツを用意。

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これらの純正アクセサリーにより、ライフスタイルに合わせてさらなるカスタマイズを楽しむことが可能で、スタイリングやエアロダイナミクス、性能を強化することができます。

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具体的には、カーボンファイバー製フロントスポイラー(フロント・セクションを軽量化するとともに、フェラーリ458イタリアのスポーティな外観をより強調)や、パッセンジャーディスプレイキット(ドライバーのみならずパッセンジャーにも至福のドライビングエクスペリエンスを提供)、California スペシャルハンドリングキット(ロードホールディング性を高める、レーシングDNAを持つフェラーリならではのアクセサリー)などを用意。

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「GENUINE」の特徴は、チタニウムやアルテックスといった軽量かつ高性能な素材の積極的な導入、伝統や革新性などに基づくスタイリング創造をフェラーリが地道に重ねてきた成果といえるもので、どのアイテムもフェラーリの独自性と高級感を強調できるよう考案されています。

フェア期間中、フェラーリ純正アクセサリー 「GENUINE」を10万円以上(税別)購入すると抽選で、1組2名を「2016 F1 日本グランプリ」のスクーデリア・フェラーリ・オフィシャルF1パドッククラブに、2組4名様をグランドスタンド観覧に招待するほか、ピレリ によるタイヤ交換キャンペーンとして、タイヤ交換を実施の先着50名にピレリポディアムキャップ(非売品)がプレゼントされるなど、フェラーリオーナーなら見逃せない充実の内容。

気になる保証ですが、フェラーリ正規ディーラー・ネットワークでのみ取り扱うことによりフェラーリによる保証でカバーされるそうです。

(塚田勝弘)

「2016年のもっともスマートな企業」50社にトヨタがランクイン!

米マサチューセッツ工科大学傘下のメディア「MIT テクノロジーレビュー」が、効果的なビジネスモデルや革新的な技術を持つ「2016年のもっともスマートな企業」50社のランキングを発表。

ITやメディア、バイオ関連の企業が並ぶなか、テスラモーターズとトヨタ自動車の2社が自動車メーカーとしてランクインしました。

MIT_Technology_Review

テスラモーターズはEVのモデルSやモデルXにオートパイロット(自動運転)システムを搭載したことや、車両価格を約380万円〜に抑えた「モデル3」が発売前から40万台規模の事前受注を獲得したことが評価され、4位にランキングされています。

TESLA_MODEL3

一方、今回初登場のトヨタ自動車は「マイクロソフト(26位)」や「IBM(45位)」、「インテル(49位)」を抑え、「Facebook(15位)」や「SpaceX(16位)」に続く17位にランキングされました。

トヨタ自動車が今回ランキングに登場した背景には、年初に10億ドルを投じて自動運転に向けた「AI」(人工知能)を研究する「TRI」(Toyota Research Institute)を米国に新設したことが評価されたようです。

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そのほか、2位には中国の検索エンジン大手「Baidu(バイドゥ)」、6位には高度運転支援システムを手掛ける「Mobileye (モービルアイ)」、8位には自動運転技術で先行するGoogleの持ち株会社「Alphabet(アルファベット)」、12位にはグラフィック・プロセッサーを手掛ける「Nvidia(エヌビディア)」がそれぞれランクインしています。

これらの顔ぶれは、自動運転技術の実現に向けた「クルマとITの融合」が加速していることを如実に表しているようです。

Avanti Yasunori ・画像:MIT Technology Review、TESLA、TOYOTA)

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プジョー3008が「緊張感の中から生まれた」SUVと言えるワケは?

先日、パリ近郊ブールジェで行われた新型・プジョー3008の発表会に、運よく出席することができました。

壇上から所感を述べたオートモーティブ・プジョー社のマクシム・ピカCEOは、自身がトップに就任して初めてゼロから手がけたクルマであること、そして従来的なハッチバックの上背を伸ばしただけのSUVと違って、ハンドリングやドライビング・エクスペリエンスという点で一切妥協や我慢のないプジョーらしいプジョーであるとスピーチ、個人的な思い入れを隠そうとしませんでした。

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プジョーのトップ自らがそこまで新しい3008に感情を込める理由は、いくつかあります。

まず、ピカCEO自身が就任した時期は、プジョーの屋台骨が傾きかけてフランス政府や中国の東風グループの資本注入を受け入れ、生産拠点の閉鎖や人員削減をやむなくされた危機の時代であったこと。

その一方で、SUVクロスオーバーというジャンルは、先進国・新興国それぞれの市場を問わずここ数年、世界的に隆盛しています。全体の市場規模ではほぼ横ばいが続く欧州ですら、SUVの占めるシェアだけは7年前の約2.5倍にまで伸びているほどです。

しかも2世代目となる3008には、欧州COTYを獲ったプジョー308ハッチバックやシトロエンC4ピカソですでに投入され、性能やポテンシャルを高く評価されている最新世代プラットフォーム「EMP2」を使えるという、高いデフォルト期待値がありました。

そもそもEMP2は軽量かつ低重心であるだけでなく、SUV化を視野に入れてステアリングポストやバルクヘッド周りの剛性を確保して設計された、この上ない素材です。

ハッチバックの派生モデルだったひと世代前の時代と違って、プラットフォーム開発の流れの中でもはやSUVは、亜流どころか限りなくメインストリームに近い存在なのです。

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つまり、新しい3008は開発から生産、販売まで全体のオペレーションのあらゆる局面で、プジョーとして捲土重来を期すべき緊張感の中から登場してきたニューモデルであることが了解されます。

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現行3008のデザインには、モノスペースとワゴンの中間のような不思議なシルエットによる独特の爛熟感があって、フランス本国をはじめ欧州でも大ヒットしましたが、2世代目はあえて雰囲気をガラリと変え、明快なSUVルックとしてきました。

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垂直近くに切り立ったフロントグリル、ボンネットからリアにかけて流れる高めのショルダーライン、それでいて低くコンパクトにまとめられたルーフラインは、骨太なシルエットを強調しますが、じつは現行モデルより車高は低められています。

Cピラーのデザインに凝り過ぎたSUVが多い昨今、窓から上をブラックアウトした3008はほぼツートン。スッキリと、彫像のようなカタマリ感で存在感を主張するデザインは、近頃のプジョーが得意とするところです。

発表によればボディサイズは、4447×1841×1624mm。全長は+82mm、全幅は+6mm、全高は-11mm。ホイールベースは2675mmと+60mm伸ばされ、その恩恵でリアシートの足元や上半身のスペース、トランク容量も+90Lの520Lと拡大。居住性や実用性に大きく貢献しています。

EMP2の利点が、パッケージングにももたらされているのです。

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でもどうやら、3008は「走る・止まる・曲がる」を誇るだけのSUVではなさそうなのです。次回で内装の説明をしていきましょう。

(NANYO Kazuhiro)

ベイビー『パナメーラ』見えた!ポルシェ『パジュン』の姿を公開

ポルシェが開発を進めている、新型5ドアクーペ『パジュン』のレンダリングCGを、欧州スパイエージェントから入手しました。

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「パジュン」は、『パナメーラ スポーツ ツーリスモ』コンセプトモデルの市販版と伝えられており、車格的にはパナメーラの下に位置するスポーティーなモデルです。

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確かにCGを見ると、パナメーラよりアグレッシブで刺激的なリアビューと言えるでしょう。

次期パナメーラと同じ次世代プラットフォーム「MSB」を採用、3リットル自然吸気V型6気筒エンジンや、プラグインハイブリッドモデルもラインナップが予想されており、日本販売予想価格はベーシックモデルで、700万円程度が設定される可能性が高いと思われます。

ワールドプレミアは2017年秋頃と予想しています。

(APOLLO)

NEXCO中日本がETC車限定で「路外給油サービス社会実験」を開始。

中日本高速道路(NEXCO中日本)は、高速道路上での燃料切れ防止を目的として、東海北陸自動車道 福光インターチェンジ(IC)で「路外給油サービス社会実験」を開始すると発表しました。

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今回の「路外給油サービス社会実験」は、東海北陸自動車道・福光ICで一時流出し、周辺にある高速道路外の指定ガソリンスタンド(GS)で給油、福光ICから1時間以内に流入して高速道路を走行した場合に、利用者が本来目的としたICまで降りずに走行した場合と同一料金にするというものです。

この社会実験は7月15日から来年7月14日までの1年間、ETC車限定で実施されます。

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指定GSは2箇所のみ。なお、24時間営業ではないので注意が必要です。

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東海北陸自動車道ひるがの高原サービスエリア(SA)〜北陸自動車道有磯海SA方面は、150km以上のGS空白区間になっており、NEXCO中日本では以前から燃料切れ対策として、東海北陸自動車道城端SAで緊急用のガソリン缶の販売を実施していました。

今回、サービスの向上を目指し、高速道路外のGSを活用して「燃料切れの不安解消」や「お客さまの利便性向上」のため、ETC車限定の社会実験を期間限定で実施することになりました。

ただし、今回の社会実験には下記6つの適用条件があり、注意が必要です。

1.給油を目的に福光ICで一時流出し、再度、1時間以内に同じ福光ICから流入すること
2.指定GSで給油すること。指定GS以外の給油は適用されない
3.ETC車限定(全車種が対象)。現金車は対象外
4.指定GSで給油の際にETCカードの確認が必要。GSスタッフに「高速道路からの一時流出」と伝えて、GS事務室内に設置されているインターホンでETCカードの確認手続きを行う必要がある
5.高速道路へ再流入後に、最初の進行方向と同一方向へ走行することが条件。流出ICから折り返しとなる逆方向へ走行した場合は対象外。
6.指定GSは24時間営業ではなく、営業日時が限定されている

(山内 博・画像:NEXCO中日本)

ホンダCR-Z次世代型、Type Rの心臓部を移植!?

ホンダの2+2ライトウエイトスポーツ『CR-Z』次世代型に関するリポートを、欧州エージェントからレンダリング・スケッチと共に入手しました。

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2010年、『CR-X』を彷彿させるパッケージで登場した『CR-Z』。その次期型は、新型シビックからプラットフォームが流用されると噂されていますが、心臓部も最新『Type R』の2リットルVTECターボ、「KC20C」が搭載される可能性があることが分かりました。

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関係者からのリポートによれば、次世代型は現行モデルよりコンパクトサイズで、車高は低く、ヘッドライトはシャープに、そしてアグレッシブなバンパーを持ち、走りを追求したモデルとなるといいます。

パワーユニットに関しては、1.5リットルターボにモーターを組み合わせたハイブリッドモデルの噂もあり、確定情報入手までもう少し時間がかかりそうですが、ワールドプレミアは2018年夏頃までに実現すると思われます。

(APOLLO)

「キーンルック」は『意外性』と『緩さ』!? 新しいトヨタフェイスの正体について訊く

エスティマがビッグマイナーチェンジを行い、最新のトヨタフェイスに一新されました。

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次々に展開されるトヨタの新しい顔ですが、そもそもこの顔にはどんな意味が込められているのか、あらためてその真意を聞きました。

[語る人]
トヨタ自動車株式会社
トヨタ・コンパクトカー・カンパニー デザイン部長
CVカンパニー 主査 服部繁也 氏

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── まず、「キーンルック」や「アンダープライオリティ」といった考え方は、どんなきっかけから生まれたのでしょうか?

「トリガーは2回です。まず欧州戦略で、シェア5%と伸び悩む理由にトヨタ車としての共通項の欠如、ブランド力の弱さがありました。そこを何とかしたかった。もうひとつは先代プリウスでの取り組みです。空力のためにアッパーグリルはツルッとさせて空気を流しつつ、冷却はアンダーグリルに集中させた。この両者がいまの表現につながっています」

── マツダのイメージモデルのような、デザインのキーとなる造形やスケッチはありますか?

「いえ。トヨタはフルラインメーカーで、かつ世界展開も幅広いですから、そうした原型のような考えは縛りになってしまいます。今回のエスティマも結果的には薄い目に大きなグリルとなりましたが、当初には異なるアイデアもいろいろありました」

── しかし、そうは言ってもデザイン部内での共通認識は必要ですよね?

「そこは専務役員の福市得雄が、常に現場に対し語りかける機会をもっています。福市は5年前にデザイン本部長に就いて以降『意外性』をテーマに社外へメッセージを発信していますが、同時に社内トップ会議にも目を配ることで現場を喚起しています」

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── カローラやカムリ、SAIなど、キーンルックはそれぞれの表情や個性の表現が難しいのでは?

「キーンルックを最大限に表現するのはあくまでヴィッツなどグローバル・コアモデルに絞っていて、たとえばパッソやアルファードなど国内向けモデルではそこまでやらない。ただ、たとえば新しいプレミオ・アリオンでは、グリルは大きいけれど、フォグランプ周りにメッキを施して重心を下げ、それをこのクルマのアンダープライオリティとしている。そういう自由度は残しているということです」

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── キーンルックはどんどん先鋭的になります。先ほど意外性という話がありましたが、より派手に展開するしかないのでしょうか?

「今回のエスティマでは、顔の表現をよりツルッとさせました。先代はアンダーグリルが左右に張った顔をしていましたが、本来のエスティマはこっちじゃないかと。つまり、単に派手にするのではなく、クルマごとにあるべき表現を考えている。ちなみに、よく誤解されるのですが、キーンルックとは新しい顔の表現全体のことで、細長いグリルやランプのことではありません」

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── アンダープライオリティは開口部が大きく、表情が大味で、ややもすると改造車のようになりませんか?

「そこは配慮しています。たとえば新しいエスティマのグリルは横バーを挟んで上下に開口部がある。上のグリルは結構高い位置にあるので、そのまま下までハの字にしてしまうと大きすぎてしまいます。なので、サイドラインからの流れで挟み込んで六角形としました。これはアクアと同じ考え方ですね」

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── アンダープライオリティにも幅がある?

「はい。もともとはハの字の開口によって視点を下げることが目的なのですが、エスティマやアクアでは、アクセサリーランプを組み込んださらに外側のハの字で視点を横に引っ張る次のステップにもトライしている。シエンタもその応用ですね。そういう幅、ある種の緩さがあるのがキーンルックということです」

── なるほど。ありがとうございました。

(すぎもとたかよし)

トヨタ自動車、太陽光で製造する「CO2フリー」水素の実証試験へ!

トヨタ自動車が6月28日、福岡県の宮田工場で再生可能エネルギーを利用して水素を製造する実証プロジェクトを開始すると発表しました。

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水素エネルギー社会の進展、再生可能エネルギーの更なる利用拡大を目的に、天候に左右される不安定な再生可能エネルギー由来の電力を一旦水素に置換して貯蔵、工場内のFC(燃料電池)フォークリフトで活用する国内初の取組みとなります。

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経済産業省が推進する「地産地消型再生可能エネルギー面的利用等促進事業費補助金」を受けて実証試験を行うもので、トヨタ自動車九州のほか、福岡県、九電テクノシステムズ、豊田通商の4者が参画しており、年間で最高4億円の補助金が最長3年間に渡って交付される見込みとか。

本実証プロジェクトは「地産地消型グリーン水素ネットワークモデル」の構築を目指しているもので、大規模な貯蔵ができない「電力」を、電気分解して水素に置換することにより、長期間大量に貯蔵できる技術として有望視されています。

トヨタ自動車では、来年3月までに太陽光発電システムや水素製造・供給システム、FCフォークリフト、定置用の燃料電池などを宮田工場に導入予定。

TOYOTA

同社によれば、CO2フリー水素を利用するFCフォークリフトの導入により、火力発電由来の電力を使う電動フォークリフトに対して一台あたりのCO2排出量を半減できる見込みといいます。

TOYOTA

今後トヨタ自動車では、工場内のCO2排出量を2030年に現状の1/3に、2050年には排出量「ゼロ」を目指す計画。

FCフォークリフトによる水素の直接利用に加え、定置型燃料電池により水素から電気に戻すことで、クルマの生産段階からCO2排出量を抑制、国内外の他工場や新設工場にノウハウを展開していく計画のようです。

TOYOTA

これらの技術が普及すれば、災害時を含めた電力の自給が可能となり、エネルギーの地産地消にも大きく貢献することになりそうです。

Avanti Yasunori ・画像:トヨタ自動車、福岡県)

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トヨタが2020年に水素でFCVを生産!年内に実証実検へ
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フェイスリフト、燃費向上、安全装備まで盛り込んだジープ・チェロキーにジープ75周年記念車が登場

ジープ75周年記念車第2弾として設定された「ジープ・グランドチェロキー 75th アニバーサリーエディション」は、限定車共通のカラーなどが用意されているほか、フェイスリフト、装備の充実化も図られています。

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外観では、フロントフェイスを一新し、より精悍なマスクにLEDのフロントフォグランプを装備することで高級感を演出。

安全装備も強化されていて「アダプティブクルーズコントロール(STOP&GO機能付)」、「アドバンストブレーキアシスト」、「前面衝突警報(クラッシュミティゲーション付)」、「ブラインドスポットモニター/リヤクロスパスディテクション」という、ベースモデルには設定のない先進安全装備をすべて用意。

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また、290ps/347Nmというアウトプットを誇る3.6LのV6「ペンタスター」エンジンを改善すると同時に、「START&STOPシステム」と電動パワーステアリングを新設定することで燃費を約12%向上し、JC08モードは8.6km/Lから9.6km/Lになっています。

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「ジープ・グランドチェロキー 75th アニバーサリーエディション」は計205台の限定。

ボディカラーが「レコングリーン」、インテリアカラーが「ブラック×フォレストベージュ」の組み合わせが80台、「ブリリアントブラッククリスタル」とインテリアが「ブラック」の仕様が125台で、価格は604万8000円です。

(塚田勝弘)

ジープ・ラングラー/アンリミテッドにジープ75周年記念の限定車第2弾を設定

ジープのラインナップの中でもオフロードなどのタフな走りに向くジープ・ラングラー/ラングラー・アンリミテッド、そして同ブランドの最上級モデルであるグランドチェロキーに75周年記念モデル第2弾が設定されました。

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ここでは、ラングラー(アンリミテッド含む)を中心にご紹介します。

同記念モデルの特徴は「グリーン・オレンジ・ブロンズ」をボディとインテリアの共通のメインカラーに設定されているほか、エンブレムとフロントシートに刻印された誕生年の「1941」、インテリアアクセントなど数々の特別装備が施されている点です。

2ドアモデルの「ジープ・ラングラー 75th アニバーサリーエディション」のベース車は「サハラ」で、ボディカラーは「サージグリーン」、インテリアは「ブラック×ダークサドル」となっています。20台限定で価格は412万5600円です。

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4ドア仕様「ジープ・ラングラー アンリミテッド 75th アニバーサリーエディション」のベース車も「アンリミテッド サハラ」。

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「サージグリーン」のボディカラーと「ブラック×ダークサドル」のインテリアカラーの組み合わせが120台、内・外装とも「ブラック」になる仕様が30台で、価格は443万8800円です。

(塚田勝弘)

人気のジープ・レネゲードに黒基調でシックな雰囲気の150台限定車を設定

新世代ジープといえるレネゲードは、フィアット500Xのブランド違いの兄弟車で、ファッショナブルな内・外装により若いユーザーを含めた幅広い世代から支持を集めているコンパクトSUVです。

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7月16日から販売を開始する「Jeep Renegade Black Edition(ジープ・レネゲード・ブラック・エディション)」は、モデル名どおり黒を基調としたシックな仕立てになっています。

レネゲードは、イエローやオレンジなどカラフルなボディカラーがとくに印象的ですが、落ち着いた雰囲気のブラックも目を惹きます。

同限定車は、専用の「カーボンブラックメタリック」のボディカラーに加えて、ブラックグリル、専用ファブリックシートなど黒を基調とした特別装備をエクステリア、インテリアに多数用意。

433_news_image_JBU16US4_192さらに、「グロスブラック フロントフォグランプベゼル」や18インチ グロスブラックアルミホイール、運転席2ウェイパワーランバーサポートなどの多くの特別装備を設定すると同時に、レネゲードの上級グレード「リミテッド」に装着されている安全装備を網羅しながら、「リミテッド」より約10万円お得な価格設定になっていて、レネゲードを買うなら見逃せない限定車になっています。

搭載されるエンジンは1.4Lの直列4気筒「マルチエア」ターボで、6速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)との組み合わせ。140ps/230Nmという出力はとくにパワフルという印象は受けませんが、4人乗車でも街中はもちろん、高速道路から山岳路まで不足なく走ってくれます。

「Jeep Renegade Black Edition」の台数は150台限定で、価格は309万9600円です。

(塚田勝弘)

ポルシェ・718ケイマンを初公開! さらにポルシェ流「3本の矢」も表明

7月10日に予定されている参議院選挙に向けて、街中で候補者が演説する姿をチラホラと見かけるようになってきました。そんななか、虎ノ門ヒルズで行なわれた演説には思わず足が止まってしまいました。

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多くの人々が注目する中、登壇したポルシェ ジャパン株式会社 代表取締役社長である七五三木 敏幸氏は冒頭で「7月から本社が虎ノ門ヒルズへ移転し、ポルシェ ジャパンは新たな幕開けを迎えた」と挨拶。さらに「期待を越えた歓びを提供するために挑戦を続ける」と決意を新たにし、その実現に向けた3本の矢を表明しました。

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まず第一が「欲しい!」と思わせる魅力的なモデルの投入。

ポルシェにとって日本は世界で5番目の規模をもつ重要なマーケットであり、基幹モデルの「911」をはじめ、SUVの「カイエン」や「マカン」、サルーンの「パナメーラ」など多彩なジャンルへの展開もあって、20年で販売台数は約3倍へ。今後もその勢いを絶やさないために、新モデルの投入には積極的に取り組んでいくとのこと。

第二が「環境への取り組」み。

これは過去と現在そして未来のポルシェを含めた取り組みであり、例えば2015年11月からクラシックポルシェのための最適なサポートを提供するポルシェクラシックパートナーを認定し、既存のポルシェを長く大切に乗り続けるための地盤を固めています。

また、現在販売中のモデルでは、「カイエン」と「パナメーラ」へのプラグインハイブリッドの設定に加えて、「911」「718ボクスター」で採用したターボエンジンによる高効率化も環境対策の一環のひとつ。将来的にはEVを投入していくことが明かされました。

そして、ここに新たなモデル「718ケイマン」が、いよいよ日本で初めてその姿を現しました。

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「718ケイマン」をひと言で言うなら、「718ボクスター」の屋根固定バージョン。

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両者はメカニズムも共通で、車両の中央に置かれるエンジンには「718ボクスター」と同じく水平対向4気筒ターボが採用され、2.0Lの「718ケイマン」が最高出力:300ps/最大トルク:380Nm、2.5Lの「718ケイマンS」は350ps/420Nmと、その性能も共通となっています。

しかし車両価格に違いがあり、「718」を冠する新型の車両本体価格では「ケイマン」が619万円〜、「ケイマンS」が813万円〜と、「ボクスター(658万円〜)」および「ボクスターS(852万円〜)」と逆転し、「ケイマン」がポルシェのラインナップの中でも最もリーズナブルなモデルとなりました。ちなみに、導入はヨーロッパを皮切りに2016年9月24日から順次開始されます。

このようにハード面を充実させる一方で「ソフト面も充実する」のが3本目の矢。

ドライバーの技能に合わせたスポーツ走行を楽しめるポルシェドライビングエクスペリエンスやモータースポーツへのサポート継続など、ポルシェの掲げる運転の楽しさを知ってもらう取り組みを引き続き行ない、そこで得た知見は次の市販車へフィードバックしていくと言います。

ハードとソフトによる好循環の構築。すでにその成果が実態として表れているだけに、街中で叫ばれている絵空事とは違って説得力があり、期待もあります。今後の展開から目が離せません。

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(今 総一郎)

その運転の仕方大丈夫!? もしかしたらクルマの寿命を縮めているかも…。

自動車はどんどんと高性能になってきています。そのため自動車自体の寿命も昔と比べて延びており、故障の頻度も減っているのだとか。

とはいえ、大切な愛車は長く大事に乗りたいですよね。今回は思わずやってしまいがちな、クルマの寿命を縮めてしまう行動を紹介していきます。

■急発進・急ブレーキを頻繁にする

急発進はエンジンや駆動系に、急ブレーキはタイヤとブレーキ自体に大きな負荷をかけることになります。当然それを繰り返していると対象部分の負担が大きくなり、故障の原因になります。緊急時以外は、あまり急発進や急ブレーキをしないような運転を心がけておくといいでしょう。

■エンジンをかけてすぐに普通に運転する

ついやってしまいがちですが、実はこれもクルマの寿命を縮める1つの原因です。すぐに普通に運転してしまうと、エンジンなどがまだ温まっていない状態での運転となります。クルマのパーツは温まった状態でこそ本来の力を発揮するもの。冷えた状態では無理を強いることになるので、寿命を縮めてしまいます。

■クルマに乗らないことが多い

クルマは、エンジンやタイヤなどが動く(運動する)ことで走ります。その運動を滑らかにするためにオイルやグリースがあるのです。クルマに乗らないと回転が起きないため、オイルが部品から落ちたり、グリースが固くなってしまいます。そのような状態になってしまうと始動時に部品に傷がついたり、走行時にうまく回転が起きなくなり、故障の原因にもなるのです。

■停車時にハンドルをきる

停車したままハンドルをきったり、ハンドルをきったままエンジンを止めたり……実はこれらの行動はタイヤやサスペンション、パワーステアリングなどに負担がかかっているのです。最近のクルマは耐久性も優れているため、昔のクルマと違って負荷の量が軽くはなっていると言われていますが、長持ちさせるためには控えておいて損はないですよね。

日頃のちょっとした行動でも積み重なるとクルマへのダメージになります。愛車を長年使うためにも、気をつけたいですね。

(鈴木 唯)

ヤマハ・FJR1300AS/Aがツーリング・スポーツ性能を進化させて新発売!

ヤマハ発動機からビッグニュースです!

ロングツーリングで高い実力を発揮するスポーツツアラーとして人気の高い「FJR1300AS」「FJR1300A」が、全性能をさらに進化させて新登場しました。

高速巡航性をさらに快適にするために、トランスミッションが従来の5速から6速に刷新されました。

単に現行の5速にプラスした6速ではなく、全域での滑らかな繋がり感を実現するために、ギアごとに効率よく駆動力を引きだすギアレシオを設定し直しています。

また、コンパクトな「ヘリカルギア」の採用により6速に増加されたにもかかわらず、軽量化が実現されました。

さらに、より快適なシフト操作を実現するため、アシストカムとスリッパーカムの2種のカムを設けたA&S(アシスト&スリッパー)クラッチを採用しました。

クラッチレバーの操作荷重を低減するとともに、市街地での軽快な走りが可能になります。

従来のカウル及びヘッドランプの形状は継承しつつ、立体感のあるデザインに一新。

また、リアコンビネーションランプ、ライセンスランプ、ポジションランプにもLEDを採用し、先進性と高級感が増加されました。

ヤマハ発動機としては初の新システムである「コーナーリングランプ」が新採用されました。走行中、バンク角に応じてイン側前方を照射するランプが順次自動点灯し、照射エリアが広がります。

ロービーム、ハイビームいずれの場合も浅いバンク角ではイン側のランプが1個点灯、バンクが深くなるにつれて2個目、3個目が追加点灯し、夜間走行でのライダーの負担軽減が図られます。

メーター類も一新されました。3連独立のメーターは、ガンメタの枠で囲むデザインで、
高級感が一層際立ちました。デジタル表示メーター液晶も一新。液晶バー表示の燃料計はブロックバータイプに変更され、全体的に見やすい表示となっております。

もともと「FJR1300 AS/A」はツアラーとしての高い安定性と快適さに定評がありました。

今回はさらに、トランスミッションやクラッチの大幅な見直しによる、走行性能の進化、灯火系の見直し、コーナーリングランプ追加など安全性の進化などが大きな変更ポイントとなり、ツアラーとして、さらに熟成が重ねられました。

単なるマイナーチェンジではなく、フルモデルチェンジに近い進化を遂げたといっても過言ではありませんね。

新型「FJR1300AS/A」は7月25日発売予定。

価格は「FJR1300AS」1,836,000円、「FJR1300A」1,512,000円。カラーラインナップはマットシルバー1(新色/マットシルバー)・ダークグレーメタリック N(ダークグレー)の2色となっております。

最新型のスポーツツアラー、見逃せませんよ!

(ライター:張山 和希/Moto Be バイクの遊び方を提案するWEBマガジン

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新型NSXが「パイクスピーク16」デビュー戦でクラス優勝!【動画】

6月27日に米コロラド州で開催された「第100回パイクスピーク国際ヒルクライム」に新型アキュラ(ホンダ)NSXが出場。

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「パイクスピーク」は全長19.99km、標高差1,440mの山岳コースを一気に駆け上るレースで、北米ホンダのアキュラブランドから参戦したNSXが「タイムアタック2クラス」で10分28秒820のタイムを叩き出し、クラス優勝を果たしました。

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3モーター式の「SH-AWD」(スポーツハイブリッド・スーパーハンドリングAWD)を搭載した新型NSXは196のコーナーを持つヒルクライムステージを快調にクリアし、77台が完走したなか、総合20位をマーク。

今回優勝したドライバーはホンダの北米R&D部門で車両開発を担当するエンジニア、ニック・ロビンソン氏。

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自身が何年もかけて懸命に開発してきたクルマだけに、量産車クラスで優勝した喜びもひとしおだったようです。

同車の開発に関わってきたスタッフ全員の努力が実を結ぶ結果となり、開発陣にとっても幸先の良いデビューとなりました。

Avanti Yasunori ・画像: Acura)

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ホンダが米国で「NSX」量産第一号車を納車
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フィアット正規ディーラーでアバルトの販売を開始!新型「アバルト124スパイダー」も間もなく登場

いままでフィアットとアバルトが併売されていなかったのも意外な気もしますが、2016年7月1日からフィアット正規ディーラーにおいてアバルトの販売を開始したそうです。

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全国に79拠点ある正規ディーラー店舗において、フィアットとアバルトの両ブランドの全モデルを販売するというもので、今回の取り扱いブランドの変更により、店舗名も「フィアット/アバルト(+地名)」に変更されます。

今回の変更は、FCAジャパンによる中長期計画(3つのフェーズ)に沿うものといえますが、最大の狙いはもちろん販売強化の一環。まず第1フェーズは、FCAジャパンとして企業基盤を固めた時期(本国でのフィアットとクライスラーの統合が開始した2009年から統合完了の2012年まで)。

商品・ブランド力(傘下のブランドはフィアット、アバルト、アルファ ロメオ、ジープ、クライスラー)を強固なものにした第2フェーズ(現在15モデルのラインアップのうち10モデルを発売した2012年から2015年)、そして、2016年から3年間を第3フェーズと位置づけて、先述した販売強化の目的に正規販売ネットワークの充実化を図るというものです。

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今回、フィアットと併売されることになったアバルトは、2009年の国内導入と同時に主要都市4拠点に店舗をオープン。その後、商品拡充に伴い全国25店舗にまで拡大。

新しいフィアット/アバルト正規ディーラー店舗において、2016年秋に発売が予定されている新型「アバルト124スパイダー」をはじめ、アバルトの全モデルが展開され、アバルトのオーナーは、従来から3倍強となる全国の正規ディーラー店舗においてアフターサービスを受けることができます。

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なお、新型「アバルト124スパイダー」の登場を待ち焦がれているファンも多いと思いますが、下記のイベントにおいて日本デビュー(初展示)が予定されているそうです。

(塚田勝弘)

【関連サイト】

AUTOMOBILE COUNCIL 2016 (オートモビル カウンシル 2016)
http://www.automobile-council.com/

会期:2016年8月5日(金)〜 8月7日(日)9:00〜18:00
※5日(金)の9:00〜12:00は、プレスタイムのため一般入場不可

会場:幕張メッセ 2・3ホール (千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)

日本発売もある? ルノー、メガーヌ新型に初のセダンを投入へ

ルノーは、2015年9月のフランクフルトモーターショーで4代目『メガーヌ』、2016年3月のジュネーブモーターショーで『エステート』を公開したましたが、「メガーヌ」派生モデルとしては初となる『セダン』の姿をカメラが初めて捉えました。

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擬装されたボディから、独立トランクルームを持っているだけでなく、ルールラインがスポーティーなクーペ風ラインになっていることが窺えます。

フロントマスクは、一部が見えているヘッドライトやエアインテークからハッチバックやエステートに準じたデザインが採用されると思われます。

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パワーユニットは1.2リットルと1.6リットルの「TCe」ターボエンジンなどがラインナップされる予定で、名称は「メガーヌ セダン」または「メガーヌ フルエンス」が噂されています。

日本では現在セダンのラインナップはありませんが、サイズ的にも国内向きと思われることから、日本発売も十分ありえるでしょう。

(APOLLO)

ブルーエナジー製リチウムイオン電池が新型Honda「ACCORD」に搭載

GSユアサ・グループのブルーエナジー社は、自社製の新型リチウムイオン電池「EHW5」が、5月26日から発売されている新型・ホンダ アコードに採用されたことを発表しました。

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新型リチウムイオン電池「EHW5」は、従来品より17%軽量化と7%小型化しており、車両あたりの電池モジュールとしては20%軽量化と15%小型化を達成しています。

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ブルーエナジー社のリチウムイオン電池は2011年から量産を開始し、2015年度までに累計50万台以上の車両に搭載されており、セル換算では2,600万セル以上の市場実績があります。

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HV車へのリチウムイオン電池の搭載については、トヨタが4代目の新型プリウスでもニッケル水素電池搭載車を残しているように比較的慎重な姿勢であるのに対して、ホンダはHV車にリチウムイオン電池を積極的に搭載していることが目立ちます。

(山内 博・画像:GSユアサ)

地方新聞を一挙にジャック!トヨタ・アクア&ドラクエのコラボレーション広告

2011年に発売されたコンパクトハイブリッドカーの「アクア」。

累計販売台数が100万台を達成したことから、登場から30周年を迎える人気ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズとのコラボレーションが行なわれています。

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TVCMのほか、お気に入りのモンスターとアクアを配合して特別な「アクア」を生み出せる配合シミュレーターなどが行われていますが、先日、47都道府県の地方新聞にコラボ広告が掲載されました。

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その広告が 現在、webにて一挙に公開中です。

たとえば、北海道ではいかにも寒そうな氷系モンスターの「ひょうがまじん」とコラボするなど、各地域の特色にちなんだモンスターがあてられているようです。ちなみにワタクシの故郷である神奈川県は「やまたのおろち」でした。いったいどんな由来があるのでしょうか?

また、モンスターのカラーとアクアのボディカラーが合わせてあったり、ドラクエでお馴染みのメッセージが添えられていたり、ドラクエの世界観が活かされているのもポイントです。

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広告サイト:トヨタ アクア | キャンペーン | AQUA×ドラゴンクエスト | 新聞ジャック | トヨタ自動車WEBサイト

(今 総一郎)

恋の可能性もあるかも!? 運転免許合宿のメリットはこれ!

夏休みを利用して運転免許合宿に参加する学生も多いと思います。今回はそんな運転免許合宿でのメリットを紹介。

■短期間で免許を取得できる

合宿だと2週間〜3週間ほどで運転免許を取得することができます。教習所に通う場合だと数ヶ月はかかるもの。時間に余裕があり、短い期間で早く免許を手に入れたいという人にはオススメ。また、運転教習の間隔が空かないので、運転に慣れやすいというメリットもあります。

■費用が比較的安め

教習所に通う場合だと20万ほどかかりますが、合宿だと探せば20万円を切るところも多くあります。それでいて宿泊費・食費などが含まれているため、実はかなりお得。プランによっては現地までの交通費も無料というのもあるため、教習所に通うより費用が安くなることもあります。

■地方の道路だと運転しやすい

合宿は地方で行われることが多いです。そこで魅力的なのが道路。都心と比べて交通量も少なく道も広いため、初心者には比較的運転しやすくなっています。運転を始めたばかりの方には助かるものかと思います。

■旅行気分を味わえる

宿泊先がホテルや旅館というところもあり、ちょっとした旅行気分にもなれます。場所によっては近くに温泉やレジャー施設があったりと、休日に現地の観光をすることもできますよ。

■出会いがたくさんある

合宿ではさまざまな場所から多くの人が集まります。期間中は食事などを始め、一緒に過ごすことが多くなるため、親近感も沸きやすく会話をする機会も多いです。普段だったら会うことのない人たちと出会えて、免許取得後も親交がある人も多くいます。

この夏に運転免許取得を考えている人は、合宿での免許取得もぜひ検討してみてくださいね。

(鈴木 唯)

フィアット版マツダ・ロードスター「アバルト124スパイダー」の日本デビューは8月!

マツダとFCA(フィアットクライスラー)の協業から生まれ、ロードスターとプラットフォームを共にするオープン2シーターが「フィアット(アバルト)124スパイダー」です。

マツダが生産を担当する、このヘリテージを感じさせるスポーツカーの日本デビューの日付が明らかとなりました。

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初お披露目に選ばれたのは「クラシック ミーツ モダン」をキャッチフレーズにかかげる自動車イベント『AUTOMOBILE COUNCIL 2016 (オートモビル カウンシル 2016)』です。

会場は千葉県・幕張メッセ 2・3ホール 、会期は2016年8月5日(金)〜 8月7日(日)9:00〜18:00(※8月5日(金)の9:00〜12:00は、プレスタイムのため一般入場不可)となっています。

また、FCAジャパンでは全国のフィアット正規ディーラーにおいてアバルト全車を取り扱うことを発表しています。もちろんアバルト124スパイダーもその対象となります。

NAエンジンを積むロードスターに対して、1.4リッターターボを搭載する124スパイダー。その走りは、そして価格は? 日本デビューに合わせた情報公開に期待が集まります。

(山本晋也)

トヨタ・スペイドに丸洗いシートカバーを備えた特別仕様車が登場

助手席側の大開口・電動スライドドアによる乗降性の良さと、シャープな顔つきのコントラストが印象的なコンパクトカー、トヨタ・スペイドに特別仕様車の登場です。

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スペイドの特別仕様車「F “Queen II”」は、Fグレードをベースに次のような特別装備を与えられています。

丸洗いが繰り返し可能なストライプのウォッシャブルカバーシート(ファスナー式)
内装に特別色ブラックを設定
室内天井は格子柄を採用
レジスターリングのサテン調加飾
シフトレバーベゼル、インサイドドアハンドル(運転席・助手席)のメッキ加飾
専用意匠のセンターメーター
フロントグリル、電動格納式リモコンドアミラー、バックドアガーニッシュ、アウトサイドドアハンドルのメッキ加飾
スーパークロームメタリック塗装樹脂フルキャップ

ボディカラーはブラック(特別設定色)、ホワイトパールクリスタルシャイン、ボルドーマイカメタリック、ブラッキッシュアゲハガラスフレークの4色を設定。メーカー希望小売価格は、194万9400円(2WD)と210万600円(4WD)となります。

合わせてレギュラーモデルにはプリクラッシュセーフティシステム「Toyota Safety Sense C」の全車標準装備化やIR(赤外線)カット機能付ウインドシールドガラスの標準装備、センターメーターのデジタル表示化といった内容のマイナーチェンジを実施しています。

ボディカラーは、新色ブラッキッシュアゲハガラスフレークを含む全9色。レギュラーモデルの価格帯は、177万7680円〜207万7920円となっています。

(山本晋也)

トヨタの左右非対称ボディ「ポルテ」が安全性アップで特別仕様車を設定

助手席側に大開口・電動スライドドアを持つ独特のスタイルで、その乗降性の良さから支持を集めるトヨタ・ポルテがマイナーチェンジです。

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主な変更点は、プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームをセットにした「Toyota Safety Sense C」を全車で標準装備にしたこと。

「Toyota Safety Sense C」は、センサーにレーザーレーダーと単眼カメラを組み合わせ、それぞれの特徴を活かしているのが特徴。

約15km/h〜140km/hの速度域において、衝突を予測し警報を発するだけでなく、プリクラッシュブレーキの作動速度域は約10km/h〜80km/hと幅広いのも特徴です。

そのほか、信号待ちなどで先行車が発進したことに気づかず停止し続けた場合、ブザーとディスプレイ表示でドライバーに知らせる先行車発進告知機能や、急ブレーキをハザードランプの自動点滅により後続車へ知らせる緊急ブレーキシグナルを全車に標準装備するなど、安全装備を充実させています。

快適性では、IR(赤外線)カット機能付ウインドシールドガラスの標準装備、センターメーターのデジタル表示化などが変更ポイント。ボディカラーには、新色シトラスオレンジマイカメタリックとブラッキッシュアゲハガラスフレークが追加されています。

さらに、マイナーチェンジに合わせて、丸洗いできるウォッシャブルシートカバーを備えた特別仕様車「F “a la mode Trois”」が設定されました。

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ポルテ特別仕様車「F “a la mode Trois”」の特徴は、簡単に脱着できるファスナータイプで、丸洗いが繰り返し可能なウォッシャブルカバーシートを装備しているところ。さらにウォッシャブルカバーシートと天井に、水玉模様をあしらいポルテらしいキャラクターをアピールします。

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なお、ベースシート表皮はフロマージュ、インパネ上部とドアトリムオーナメントにプラムのさし色を入れた内装色も特別設定したものです。そのほかインテリアにおいては、ブラウン塗装したレジスターリング、メッキ加飾のシフトレバーベゼル、インサイドドアハンドル(運転席・助手席)を採用しています。

エクステリアでは、ラジエーターグリルと電動格納式リモコンドアミラーにブラウン塗装、バックドアガーニッシュとアウトサイドドアハンドルにメッキ加飾を施すとともに、ホイールにはパールホワイト塗装の樹脂フルキャップを特別装備します。

ボディカラーはホワイトパールクリスタルシャイン、チェリーパールクリスタルシャイン、クリームベージュ、シトラスオレンジマイカメタリックの4色を設定。

メーカー希望小売価格は、特別仕様車が194万9400円(2WD)と210万600円(4WD)。レギュラーモデルの価格帯は、177万7680円〜207万7920円となっています。

(山本晋也)

テスラ・モデルSが米国の公道で自動運転中に初の死亡事故

電気自動車の米国テスラ・モータースは、同社モデルSで自動運転中に発生した死亡事故について、米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)が予備審査を開始したと6月30日に発表しました。

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各種情報によると、公道で自動運転中の自動車による死亡事故が明らかになるのは初めてということです。

事故は5月7日、フロリダ州の幹線道路を自動運転で走行中のモデルSの前方を大型トレーラーが横切ったところ、トレーラーの側面にモデルSが衝突。ドライバー1名が死亡したというものです。

テスラの発表によると、事故は強い日差しの中で発生。白色に塗装されたトレーラーにドライバーが気付かず、モデルSの自動運転システムも動作しないか、あるいは動作が間に合わない形で発生しました。

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モデルSの自動運転システムは、米国では昨年10月に発表され、日本でも国交省の認可を受けて、自動運転システムの配信が今年1月から始まっています。

モデルSの自動運転システムでは、カメラ・レーダー・センサーで周囲の状況を検知し、設定された速度で所定の車間距離を保って走行しますが、自動運転中でもハンドルを握ることが必要で、運転中にドライバーがハンドルから手を離したらシステムが自動的に減速運転に入るようになっています。

テスラでは、モデルSの自動運転システムはドライバーが何らかの運転操作をすれば、すぐに自動で解除されるようになっており、またシステムは開発途上であることをユーザーに告知済みであると発表しています。

テスラの自動運転中の死亡事故は1億3000マイル(約2億km)の走行実績で今回初めて発生しましたが、米国内では9400万マイル毎に、全世界では6000万マイル毎に死亡事故が発生しているとしています。

今後NHTSAの調査結果がどのようになるかに注目が集まっています。

(山内 博・画像:テスラ・モータース)

新しい「スバル レヴォーグ STIスポーツ」1・6リッターと2・0リッターの見分け方教えちゃいます!

スバル「レヴォーグ」がマイナーチェンジし、新しいグレードが追加となりました!

その名は「レヴォーグ STIスポーツ」。

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ちなみに「STI」とは、「スバル テクニカ インターナショナル」の略で、スバルのモータースポーツ活動やチューニングなどを行う会社。メルセデス・ベンツでいえば「AMG」、日産の「NISMO」みたいなもの。
その冠が付いたグレードがラインアップに加わり、そのポジションは最上級のポジション。
マイナーチェンジでより室内は静かに、よりスムーズになりましたが、それに加えて「STI スポーツ」には「STI」と書かれた専用のエンブレムやアルミホイールなどが施されています。
装備も上級を目指し、シートも渋めのボルドー。そこに赤いステッチがアクセントになっています。

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ちなみにこの「レヴォーグ STIスポーツ」には「1・6リッターDIT」と「2・0リッターDIT」がありますが、見た目は同じ。しかし違いの分かるポイントをお教えいたします!

1)ハンドル。ハンドルにあるスイッチで走行モードの切り替えができる「SI-DRIVE」に、「S#」モードがあるのが2.0。

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2)フロントのダクトの中。中を覗くと、中が素通しになっているのが2.0。中にカバーみたいなのが付いているのが1・6。2・0にはありません。暗いし黒いので、よ~く見ないとわかりませんが…。

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(吉田 由美)

プリウスPHVの燃費・電費・充電時間、そして伸びたEV走行距離はどう評価される?

ハイブリッド燃費の目標値を37.0km/L(JC08モード燃費)に据えた新型プリウスPHV。

ノーマル・プリウスの最高値37.2km/L(Eグレードは40.2km/L)と比較すると、「あまり変わらない?」と思うかもしれません。

が、こちらはPHVですから充電が可能で、充電による航続可能距離は60km以上(等価EVレンジのこと、EV走行換算距離ともいう)と、従来型PHVの26.4kmから大幅に延びる模様です。

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また、新型プリウスPHVの「JC08モード走行ハイブリッド燃費」とは「ハイブリッド燃料消費率」のこと。

具体的には、外部充電した電力を使わずに走行する際の燃費である「ハイブリッド走行時(Charge Sustaining走行/エンジン駆動によるハイブリッド走行の領域のこと)」の燃費です。

従来型プリウスPHVの「JC08モード走行ハイブリッド燃費」は31.6km/Lでしたから、新型は6km/L以上延びる見込みとなっています。

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燃費で気になるのは、新型プリウスPHVは、アグレッシブな外観デザインを採用したためか、あるいは全長が105mm延長(全幅、全高は同値)されるためか、Cd値が0.24から0.25に若干悪化している点でしょうか。

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とはいえ、EV走行時の航続可能距離は60km超が目標値となっているほか、メルセデス・ベンツやBMWなど輸入車のPHVに多いように、EV走行での最高速度も135km/h(テストコースなどでの計測)に達しているそうですから、バッテリーの残量があれば、強めにアクセルを踏み込まなければEVとして日常ユースはまかなえそう。

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旧型プリウスPHVは、EVとしての走行可能距離の短さが泣き所で「プリウスと変わらないのでは?」というユーザーの判断もありましたが、航続可能距離が伸びたことで、新型プリウスPHVの評価がどう変わるかが気になります。

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PHVに必要かどうかの議論はありますが、新型プリウスPHVは急速充電にも対応しています。その充電時間は、80%までなら約20分とアナウンスされています。

(文/写真 塚田勝弘)

【関連記事】

プリウスPHVを「見て座って」分かった、プリウスとの違いは?
http://clicccar.com/?p=379440

スマホを自転車にしっかりと固定できるスマホホルダーが発売

趣味がサイクリングという人もいれば、移動手段が自転車メインという人もいるかと思います。そんなときスマホで地図などを確認しながら走行できるとなると、とても便利ですよね。

■工具いらずで自転車にしっかりと固定できるスマホホルダーが発売

今回発売されたのは自転車のハンドル部分に取り付けることができるスマホホルダーです。

このような4本のアームでしっかりと支えます。上下だけや側面だけのアームだと取れてしまうのではないかという不安もありますが、上下側面ともにアームがついているので安定さは抜群。より安心して使うことができますよね。

上のアーム部分を倒すだけで装着が完了となるため、手袋などをはめたままでも簡単に取り付けることができます。もちろん装着された状態で画面のタッチ操作が可能です。アームには空間があるため、その間に充電器を通して充電をしながらの使用もできるのも魅力的。

特徴的なのは様々な自転車に対応ができるという点です。今回発売されるのは2つのタイプとなります。

型番:800-BYHLD001
対応自転車:ロードバイク・クロスバイク
ハンドル径:太めのもの
価格:3,222円(税抜)

型番:800-BYHLD002
対応自転車:シティサイクル・ママチャリ
ハンドル径:細めのもの
価格:3,685円(税抜)

■カメラの取り付けもでき撮影も可能に!

付属品として雲台がついてくるため、カメラを取り付ければ走行中の風景を収めることができます。風景がいい場所でぜひとも使ってみたいですね。

商品ページ:自転車用スマートフォンホルダー(ロードバイク・クロスバイク・ハンドル直径Φ25〜34mm・脱着簡単) 800-BYHLD001 | サンワダイレクト

(鈴木 唯)

トヨタ・ポルテ/スペイドが一部改良で待望の「Toyota Safety Sense C」を全車標準化。特別仕様車も設定

トヨタ・ポルテ(トヨタ店、カローラ店)と、カローラ店およびネッツ店扱いとなるスペイドが一部改良を受けました。

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最大の特徴であり魅力は、助手席側の大開口ワイヤレス電動スライドドアで、低床設計により楽に乗降できるとともに、室内空間の広さと多彩なシートアレンジにより「バリアフリー」といえるコンパクト2BOXモデルである点。

現行型にスイッチして運転席側にリヤドアを追加し、乗降性(手荷物が置きやすくなったという意味では、積載性も向上)が格段に向上しています。

実際にウェルキャブの仕様や機能も充実していて、障がい者や高齢者の利用はもちろんのこと、介護者への配慮も考えたやさしいクルマとして開発されています。

3列シートのシエンタも利点がありますが、大きなウインドウによる良好な視界、狭い道でも運転しやすく、乗降もしやすいですから、サードシートが不要ならポルテ/スペイドを選んだ方が便利かもしれません。

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今回の一部改良では、プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームをセットにした「Toyota Safety Sense C」を全車に標準化。

同システムは、レーザーレーダーと単眼カメラを組み合わせ、異なる2つのセンサーで高い認識性能と信頼性を両立し、多面的な安全運転支援を可能としている先進安全装備です。

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また、先行車を検知し、信号待ちなどで先行車が発進したことに気づかず停止し続けた場合に、ブザーとディスプレイ表示でドライバーに知らせる先行車発進告知機能や、急ブレーキをハザードランプの自動点滅により後続車へ知らせる緊急ブレーキシグナルを全車に標準装備するなど、安全装備強化が図られています。

ほかにも、IR(赤外線)カット機能付ウインドシールドガラスの標準装備、センターメーターをデジタル表示化するなど、快適性や視認性向上なども盛り込まれています。

ボディカラーでは、ポルテに新規設定色の「シトラスオレンジマイカメタリック」、「ブラッキッシュアゲハガラスフレーク」を含む全9色を用意。スペイドには、新規設定色の「ブラッキッシュアゲハガラスフレーク」を含む計9色が設定されています。価格帯は、ポルテ、スペイドともに177万7680円〜207万7920円です。

また、一部改良と合わせて両車に特別仕様車を設定。

ポルテ特別仕様車「Fa la mode Trois(ア・ラ・モード・トロワ)」は、ファスナー式で簡単に脱着でき、丸洗いが繰り返し可能なウォッシャブルカバーシートを特別装備するほか、室内天井とウォッシャブルカバーシートは、内装色「フロマージュ」に合わせて水玉模様があしらわれた専用デザインになっています。

さらに、ベースシート表皮をフロマージュ、インストルメントパネル上部とドアトリムオーナメントのさし色をプラムとした内装色を特別設定するなど、カラフルなカラーコーディネイトが特徴。

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スペイドの「F Queen Ⅱ」もファスナー式で簡単に脱着が可能で、丸洗いが繰り返し可能なウォッシャブルカバーシートを特別装備するほか、特別色のブラック内装を設定。

室内天井は格子柄として、ウォッシャブルカバーシートはストライプをあしらった専用デザインを採用するなど、こちらはスポーティなムードが漂います。

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特別仕様車の価格はともに2WDが194万9400円、4WDが210万600円となっています。

(塚田勝弘)

1.6リッターと2.0リッターでSTI Sportの走りは違う!?【スバル・レヴォーグC型試乗】

2016年6月、スバル・レヴォーグが年次改良でC型へ進化したのに合わせて、新グレード「STI Sport」を設定しました。

スバルのモータースポーツ部門ともいえるSTIのノウハウを量産車にフィードバックした、STIの手が加わった初のカタログモデルです。

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そのSTI Sport、最上級グレードという位置づけながら、最高価格のグレードというわけではありません。

もともと1.6リッターと2.0リッターという2つのボクサー直噴ターボエンジンを設定するレヴォーグは、排気量によって安全装備やシャシー性能を差別しないグレード展開をしてきましたが、STI Sportについても同様。外観では見分けがつかないほどです。

とはいえ、走り味には明確な違いを感じます。

レヴォーグSTI Sportには、ステアリングギアボックスの取り付け剛性を上げるスティフナーとフロントにダンプトロニックIIという仕組みを採用したビルシュタイン・ダンパー、そしてSTIらしいチェリーレッドに塗られたコイルスプリングが与えられています。

スプリングの塗装色は、量産車としての耐久性を満たすために新規に開発された塗料というのも隠れた注目点でしょう。

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このサスペンション、1.6リッターと2.0リッターで区別していないといいます。実際、カタログ重量は10kgしか変わらない両車ですから、あえて別々に作り込むよりも、ひとつの仕様に注力したほうがリソースの無駄にならず、有効といえます。

ただし、その乗り味は意外にも異なるものでした。

今回、それぞれ1つの車体しか乗っていないので個体差という可能性もありますが、2.0リッターのSTI Sportが、ズシッと入力を受け止める筋肉質なフィーリングのフラットライドなのに対して、大げさに言えば1.6リッターのSTI Sportは、リアがヒラヒラと旋回を促すような印象があったのです。

STI Sportのシャシーチューニングは、応答遅れの少ないリニアなハンドリングと、ニュルブルクリンクで鍛えられた柔軟で強靭なサスペンションという2つの要素が大きな特徴ということですが、前者が強調されているのは1.6リッター車、後者は2.0リッター車で、より感じやすい傾向にあるといえそう。

その理由についてエンジニア氏にたずねてみたところ、「駆動システムの違いが大きいのではないか」という見解でした。

2.0リッター車は前後トルク配分45:55を基本としたVTD-AWD方式、1.6リッター車は同60:40を基本に、100:0まで可変するアクティブトルクスプリットAWD方式を採用しています。

こうした駆動トルクの違いにより、軽快さや重厚感といった違いが出ているという見立てです。

レヴォーグSTI Sportのメーカー希望小売価格は、1.6リッター車が348万8400円、2.0リッター車が394万2000円(いずれも消費税込)。45万円以上の価格差がありながら、装備面で違うのはエンジンと前述した駆動システムだけで、どちらも先進安全技術のアイサイトやアドバンスドセーフティパッケージは標準装備しています。

また、STIチューンのサスペンションをはじめ、ボルドー&ブラックのレザーシートや専用エクステリアなどの装備面でも違いはありません。

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さらに、1.6リッター車にはアイドリングストップが備わるなど、よりダウンサイジングターボらしい環境性能を意識したキャラクターで、新しいSTIの解釈による新世代スポーツツアラーとしての印象は強まっているようにも感じます。

STI Sportのリニアなハンドリングに価値を見出すのであれば、あえて1.6リッターに乗るというのも、ひとつの選択といえるでしょう。

●スバル レヴォーグ 1.6STI Sport EyeSight主要スペック
車両型式:DBA-VMG
全長:4690mm
全幅:1780mm
全高:1490mm
ホイールベース:2650mm
車両重量:1550kg
乗車定員:5名
エンジン型式:FB16
エンジン形式:水平対向4気筒DOHC直噴ターボ
総排気量:1599cc
最高出力:125kW(170PS)/4800-5600rpm
最大トルク:250Nm(25.5kg-m)/1800-4800rpm
変速装置:CVT(マニュアルモード付き)
燃料消費率:16.0km/L (JC08モード)
タイヤサイズ:225/45R18
メーカー希望小売価格(税込):348万8400円

(写真と文 山本晋也)

アストンマーティンが99台限定の「Vanquish Zagato Coupe」を披露

2016年6月22日、英国のゲイドンで公開されたアストンマーティンの「Vanquish Zagato Coupe(ヴァンキッシュ・ザガート・クーペ)」。

5月にイタリアのコモ湖畔で開催されたヒストリックカーの祭典「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」で発表された「Vanquish Zagato Concept」の市販モデルで、大きな反響を集めたため99台限定で生産されることになったそうです。

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アストンマーティンとザガートのコラボの歴史は、1906年に発表された美しいシルエットが特徴の「DB4 GT Zagatoレーシングカー」に端を発し、50年にもなります。

生産されることになった「Vanquish Zagato Coupe」は、同コラボとして5台目のモデルで、アストンマーティンのダイナミズムや素材クオリティへのこだわりに、ザガートの特徴であるデザイン・ランゲージを巧みに融合させています。

また、高いスポーツ性だけでなく、アストンマーティンの手になるビスポーク・ラグジュアリーの究極の形を示すものという意欲作。

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アストンマーティンの6.0L V12エンジンは、最高出力が600ps(欧州仕様)に引き上げられており、0-60mph(約97km/h)をわずか3.5秒で加速。パフォーマンス向上により、サスペンションのセットアップも見直されています。

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ザガートらしいアグレッシブな外観が目を惹きますが、ボディはカーボンファイバーで製作され、大きな1ピースパネルを使うことにより、ボディパネルの継ぎ目に現れるスプリット・ラインを大幅に削減しているのが特徴。

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そのほか、ザガートの伝統的なリヤビューを彷彿とさせる円形のテールライト・リフレクターをはじめ、「Aston Martin Vulcan(ヴァルカン)」と同様のLEDブレード・テクノロジーのOne-77用に開発されたものと密接な関係があるという、ウイング・ミラーなども注目点です。

「Vanquish Zagato」の彫刻的なリヤエンドは、DB11のエアロダイナミックな造形を想起させる造形になっています。さらに、リトラクタブル・スポイラーやラゲッジへのアクセスを容易にするリヤハッチなども装備。

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一方のインテリアでは、ダッシュボードに、「ヘリンボーン・カーボンファイバー」とアルマイト処理が施された暗色ブロンズの組み合わせが採用され、オプションでアニリン・レザーも設定されています。

また、ベントやロータリー・スイッチには豪華な素材を採用しているほか、シートやドアトリムまわりには、ユニークな「Z」パターン・キルトがあしらわれていて、Zagatoのイニシャルである「Z」がヘッドレストにエンボス加工で、センターコンソールにはステッチで施されています。

なお、欧州での納車は2017年第1四半期から開始される予定となっています。

(塚田勝弘)

トヨタのハイブリッドSUV「C-HR」のインテリア画像が公開!

トヨタの新世代設計思想「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」に基くクロスオーバーモデル『C-HR』の新画像が発表されています。

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注目は、ついに公開されたインテリア。そのコンセプトワードは、「センシュアル-テック(Sensual-Tech)」。

いかにも日本車らしいハイテクと機能性を、ファッショナブルでかつ大人の色気を感じさせるスタイルに仕上げているといいます。また、非対称デザインとすることで、コクピット感を強調しているのも特徴といえそうです。

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公開されたインテリアは、欧州仕様のリコリスブラウン。アメリカや欧州のデザイン拠点と日本のデザイン部が協力して作り上げた、インターナショナルな新提案ということです。

画像からは、電動パーキングブレーキを装備していること、EVモードを持つハイブリッドでありながらストレートタイプのシフトパターンを採用していることなども確認できます。

欧州での発売予定は2016年末、2016年9月から受注を開始するということもアナウンスされています。

(山本晋也)

新型・アウディ A4アバントの荷室容量、走りはどうか?

セダンに続き、4月末に発売された新型・アウディ A4のステーションワゴン「アバント」。アウディのアバントには多くのファンがいるだけに、登場を待っていた方も多いでしょう。

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VWグループのディーゼルゲートの余波により、残念ながら日本向でのローンチ時にディーゼルの設定はありませんが、FFの「2.0 TFSI」、「2.0 TFSI Sport」、クワトロ(AWD)の「2.0 TFSI quattro」、「2.0 TFSI quattro Sport」という4モデルが設定されています。

セダン同様に、空力性能を徹底したダイナミックな外観、先進的なコクピットと広くなった上質なインテリアなどが大きな魅力です。

なお、セダンのCd値0.23、アバントは0.26となっています。

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ワゴンだけに気になる荷室容量は、後席を立てた状態で505L、3分割式の後席バックレストを倒すと最大で1510Lを確保。先代よりもそれぞれ15L、80L拡大するなど、スクエアなラゲッジスペースは大きさだけでなく、使い勝手も良さそう。

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ボディサイズは、全長4735×全幅1840×全高1435〜1455mmと、先代よりも5mm長く、全幅は15mmワイドになり、全高は標準車が10mm高く、スポーツサスペンション仕様は逆に10mm低くなっています。

なお、最小回転半径は先代と変わらず5.5mで、FFもクワトロも同じ。

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ボディサイズはやや拡大していますが、セダン同様にアルミとスチールを組み合わせた複合ボディを採用し、最大120kgの軽量化(欧州仕様値)果たし、ボディも熱間成形鋼板(ホットスタンプ)の多用により15kgの軽量化を果たしています。

ジャガーがXEやXFなどでアルミ合金製ボディを積極採用している点などを考えると新型だけにA4にもその使用比率を高めて欲しいところですが、実際の走りは190ps/320Nmというアウトプットを誇るFFでもパワー不足は感じられず、1人乗車で空荷状態だと痛快な加速を堪能できるほど。クワトロよりも100kg軽い車両重量ももちろん効いていそう。

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FF向けは、アウディが「ライトサイジング」と呼ぶ燃費とドライバビリティを両立したエンジンですが、高圧縮比のアトキンソンサイクルでもパフォーマンス面に影響が出ていないのも朗報。吹け上がりも良好で、トルク感も十分に感じられます。

さらに、7速Sトロニック(デュアルクラッチトランスミッション)の変速もスムーズで、しかも美点のダイレクト感も健在。

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今回はFFモデルのみの試乗でしたが、「アウディ=クワトロだろう!」という声があるのを重々承知しながらも、セダン同様に使用条件などが合えばFFを積極的に選んでいいのかなと感じさせてくれる仕上がりになっています。

(文/写真 塚田勝弘)

豊田自動織機がインドのエンジン生産工場で開所式を実施。新興国市場でのエンジン生産能力拡充が続く

豊田自動織機のインドにおけるエンジン生産子会社「Toyota Industries Engine India Private Limited(トヨタ インダストリーズ エンジン インディ・以下TIEI)」は6月23日に現地で開所式を行い、本格的な生産を開始しました。

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開所式には、インド政府重工業・公企業省のAnant G Geete大臣、カルナタカ州のSiddaramaiah州主席大臣などの現地行政トップ、在インド大使館磯俣秋男公使、トヨタ自動車役員など多数の関係者が出席しました。

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インドは、2012年の自動車生産台数が400万台を超える世界第6位(自動車部品工業会調べ)の自動車大国で、生産の約4割をディーゼルエンジン車が占めるディーゼルエンジンの一大マーケットです。

豊田自動織機とTIEIは、より多くのTIEI製のディーゼルエンジンを生産し、インドのエンジン生産の主要拠点としてインドの自動車関連産業の一翼を担うことが出来るよう努めたい、としています。

TIEIインド工場は、カルナタカ州ベンガルール・ジガニ工業団地に立地し、建屋面積は約4万平方メートル、2016年3月末の従業員数は約1,200名で、生産能力は年間108,000基となっています。

トヨタ系では先日ブラジルでもエンジン工場を開設したばかりで、新興国市場でのエンジンの現地生産能力を拡充する動きが続いています。

(山内 博・画像:豊田自動織機)

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ライバルはCX-3!フォード エコスポーツ改良新型はスポーツ力がアップする

フォードが2012年から販売しているコンパクトSUV『エコスポーツ』の改良新型をカメラが捉えました。

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フロントバンパー、グリル、ヘッドライトを中心に、リアバンパーなどもリフレッシュされることが予想されるほか、ホイールがインチアップされ、スポーツ力がアップするとようです。

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通常、欧州仕様はスペアタイヤを装備していませんが、今回捕捉したプロトタイプはスペアタイヤを装備しており、南米と中国向けの試作車と見られます。

改良新型は室内にも注目で、ステアリングホイールやシートのデザインをリフレッシュし、こちらもスポーティーな仕上がりとなるようです。

ライバルはマツダ『CX-3』やホンダ『HR-V』を想定。パワートレインには、キャリーオーバーされる1リットル3気筒エンジン及び、1.5リットル4気筒エンジンが搭載される模様です。

ワールドプレミアは2016年秋と噂されています。

(APOLLO)

日本でも予約開始。価格は1591万円から ─ ポルシェ新型パナメーラ画像ギャラリー

2016年6月28日、ドイツ・ベルリンにてポルシェのラグジュアリースポーツサルーン新型「パナメーラ」が世界初公開され、日本におけるメーカー希望小売価格も発表されています。

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今まで以上に『911デザインランゲージ』を強めた新型パナメーラ。そのボディサイズは、次のようになっています。

全長5049mm(従来比+34mm)
全幅1937mm(同+6mm)
全高1423mm(同+5mm)
ホイールベース2950mm(同+30mm)

パワートレインは、4.0リッターV8ツインターボ(パナメーラ ターボ)と2.9リッターV6ツインターボ(パナメーラ 4S)の2種。

いずれもインジェクションをセンターにレイアウトした直噴エンジンとなり、V8には気筒休止システムも採用されているということです。両エンジンとも高効率化した8速PDK(DCT)と組み合わせられます。

日本での受注開始は7月28日から。メーカー希望小売価格は、パナメーラ4Sが1591万円、パナメーラターボは2327万円となっています。また、パナメーラターボには期間限定で左ハンドルも受注可能ということです。

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エンジンスペック、パフォーマンスは次の通り。

●パナメーラターボ
最高出力:404kW(550PS)/5750rpm
最大トルク:770Nm/1960-4500rpm
0-100km/h加速:3.6秒
CO2排出量(NEDC):214-212g/km

●パナメーラ4S
最高出力:324kW(440PS)/5650rpm
最大トルク:550Nm/1750-5500rpm
0-100km/h加速:4.4秒
CO2排出量(NEDC):186-184g/km

(山本晋也)

2代目にスイッチした新型ポルシェ・パナメーラの予約受注を早くもスタート

ベルリンでワールドプレミアされたばかりの2代目ポルシェ・パナメーラの予約受注が日本でも7月28日から開始されます。

グランツーリスモという位置づけのパナメーラの新型パナメーラは、フルモデルチェンジにふさわしい陣容で、エンジンとトランスミッション、シャーシも見直され、室内のディスプレイと操作系も先進ぶりを感じさせるものに。

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さらに、リヤアクスルステア、アクティブロールコンペンセーション、3チャンバーエアサスペンションなどを装備することで「スポーツカーと快適なクルージングカーの境界を飛び越える」とした意欲作になっています。

エンジンは高い出力と重低音の効いたサウンドを備えた新しいV6とV8ツインターボ。

2代目パナメーラではエンジンを再設計されていて、いずれのエンジンもパワーアップしながら燃料消費量とエミッションを大幅に改善。

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「パナメーラ・ターボ」、「パナメーラ4S」には新しいツインターボ直噴エンジンを搭載し、すべてにフルタイム4WDと新しい8速ポルシェ・ドッペルクップルング(PDK)が組み合わされています。

「パナメーラ・ターボ」のV8ガソリンエンジンは550ps、パナメーラ4SのV6ガソリンエンジンは最高出力440psを発揮。

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外観は、911のテイストが色濃く盛り込まれているうえに、長くてダイナミックなプロポーションと目を引くショルダー、 力強いサイドパネル、そしてリヤを20 mm低くしたことで引き締まったルーフラインによりパナメーラらしさを主張。

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見どころのひとつであるインテリアは、スマホやタブレットの見やすさ、そして直感的な操作体系を採用した最新のインフォテインメントに進化しています。

最近のトレンドである、従来のハードキーとメーター類を大幅に縮小し、新しい「ポルシェ アドバンストコックピット」の中央に設置されたタッチパネルと個別に設定可能なディスプレイに変更されています。

気になる価格は、ポルシェ・パナメーラSが1591万円、パナメーラ・ターボが2327万円となっています。

(塚田勝弘)

VWが新戦略「TOGETHER-2025」で新型EVを30車種以上投入!

VWはディーゼル車排ガス認証試験に関する問題が表面化したことを受け、開発責任の所在を明確化すべく、年初に車両開発部門の大掛かりな組織改革を実施しました。

同社は深刻なダメージから再生を図るべく、過去の過ちから学んで欠点を改め、オープンで信頼性の高い企業風土を確立するとしています。

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具体的には組織を「スモールカー」、「コンパクトカー」、「ミッド&フルサイズカー」、「BEV(バッテリー式電気自動車)」の4つに集約、その上で各組織のマネージャーをサポートする「ストラトジー&プロダクト部門」を新設しており、デジタル化、電動モビリティなどの市場要請に応えて行くとしています。

そうしたなか、VWは6月16日に開催した記者会見で、マティアス・ミューラーCEOが新戦略「TOGETHER -Strategy 2025」を発表しました。

VWは同戦略により「e-mobility」に注力していく考えで、10年内に30車種以上のピュアEVを投入、年間200〜300万台規模の販売目標を掲げており、2025年にはVWグループ総販売台数の20〜25%を電動車が占めるとしています。

「自動走行」についても、独自開発した競争力のある技術を他社に提供する考えで、新戦略を掲げて再出発した同社の今後の動きが注目されます。

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地震による減産から復調!トヨタの5月国内生産が12.4%増

トヨタ自動車が6月29日に発表した5月の生産・国内販売・輸出実績によると、世界生産は75万450台(前年同月比11.8%増)と、4月度の66.9万台(同6.2%減)から2桁増へと転じました。

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注目されるのは、国内生産が熊本地震の影響で生産停止を強いられた4月度の20.1万台(18.8%減)からもち直して24.2万台(12.4%増)へと回復している点。

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九州工場は4月18日に生産を停止、愛知県の工場でも19日から段階的に生産を停止するなど、地震による減産が約8万台に上ったため、25日以降、生産の増強を図っており、年内をめどに挽回する計画になっているようです。

一方、海外生産は北米・中南米・欧州・アジア・アフリカで増加しており、50.9万台(11.5%増)と、5月度として過去最高を記録するなど、4ヶ月連続増の状況。

1月からの累計生産では国内が124.8万台(2.8%減)、海外が239.1万台(3.2%増)と、国内の減産分を海外で補う構図になっており、総生産台数が363.9万台(1.0%増)と、5月を機に前年増に転じています。

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英国のEU離脱問題で世界情勢が揺れるなか、欧州における販売台数も含め、今年後半の動向が注目されます。

Avanti Yasunori ・画像:トヨタ自動車)

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ベンツGLCなどのライバルに対抗!? BMW X3・X4の装備を充実化!

メルセデス・ベンツGLKがフルモデルチェンジを受けてGLCとなり、ジャガーF-PACEが導入されるなど、輸入車のミドルサイズSUVの競争が激化しています。

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気がつくと現行モデルではやや古参になってきたX3、そしてX3をベースにクーペの要素が採り入れられたクロスオーバーSUVのX4が、テコ入れといえる一部改良を実施しました。

今回の一部改良は、装備の充実化がメニューとなっています。

車間距離を維持しながら自動的に速度制御を行う「アクティブ・クルーズ・コントロール」を含む最新のドライバー支援システム「ドライビング・ アシスト・プラス」に加えて、安全な車線変更をサポートする「レーン・チェンジ・ウォーニング」が新たに標準装備(X4 M40iを除くX3とX4全車に標準化。レーン・チェンジ・ウォーニングはX4 M40iに従来から標準)されています。

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ほかにも、上位グレード(X3 xDrive35i、X4 xDrive35i、X4 M40i)にのみ標準装備されていた「ネバダ・レザー・シート」と「フロント・シート・ヒーティング(運転席&助手席)」がBMW X3、X4の全車に標準装備されています。

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こうした最新装備を標準化しながらも13万円(X3 xDrive20iベースモデルは8万円、X4 Drive28iベースグレードは12万円の価格アップ)のアップに抑えることで高い商品力を実現。価格帯はBMW X3が599万〜800万円、X4が699万〜863万円となっています。

(塚田勝弘)

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回転式チャイルドシートの最新モデル、コンビ・クルムーヴ スマートが発売

コンビは、 回転式チャイルドシートの最新モデル「クルムーヴ スマート」を、2016年7月下旬より新発売すると発表しました。

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同社の回転式チャイルドシートは、赤ちゃんがまるでベッドのようにゆったりでき、もしものときの衝撃を背中で受け止められる、と好評を得ており、今回の新製品の登場でラインナップが拡充されることになります。

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今回の新製品は「チャイルドシートの快適性や安全性は車のサイズに左右されてはならない」という考えから、多くの車に装着しやすいコンパクト設計を実現しています。

ヘッドレストが大きく伸縮することで、新生児から4才頃まで成長に合わせてぴったりフィット。さらに、操作レバーを1カ所に集約させることで回転とリクライニングの直感的な操作を実現しています。

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また、衝撃や振動から赤ちゃんを守る、超・衝撃吸収素材「エッグショック」などの快適装備も搭載し、ゆったり・カンタン・快適にこだわった回転式チャイルドシートになっています。

ISOFIX固定タイプとシートベルト固定タイプを揃え、ユーザーの好みで選べる2つのラインナップが用意されています。

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(山内 博・画像:コンビ)

「バーチカルツイン」有終の美。Kawasaki「W800」Final Editionが発売!

Kawasakiの「W」は約半世紀以上も歴史のあるシリーズで、伝説の単車としてベテランライダーに愛される「W1SA」を始めとする「バーチカルツイン」は、現在でも根強いファンの多いオートバイです。

1999年に発売が開始された「W650」は、現代に蘇った「ネオレトロ」と呼ばれる斬新なジャンルで、「W400」とともに爆発的ヒットを記録しましたが、2008年の排出ガス規制強化により生産が終了しました。

「W800」は、そのW650をベースにFI化とエンジンのボアアップが施され、2011年に発売が開始されました。

最大出力はそのままに、低速のトルクを増強することにより、味わい深い振動と乗りやすさ、愉しさを追求したオートバイ。そんなW800にも、ついに「Final Edition」が発表されました。

W800 Final Editionは、1973年に登場した往年の名車「650RS W3」を彷彿させるカラー&グラフィック、さらに専用のエンブレムが採用されています。

Final Editionにふさわしく、フューエルタンクには塗段差の少ない高級塗装を採用。

熟練の技を持つ技師が手作業で施す特別塗装。塗装と焼付けをそれぞれ4回づつ行う事により、深みのある色合いと独特の輝きを実現しています。

かつてW3も同様の塗装方法をしていたとのことで、それと同様の徹底したこだわりを見せています。また、タンク上部には「FINAL EDITION」の文字があしらわれています。

シートには白いパイピングとオリジナルのパターンのデザインを採用。こちらもFinal Editionの名に恥じない存在を演出します。

今回のFinal Edition発売を記念し「W800 スペシャルクレジットキャンペーン」が
7月1日から実施されます。対象モデルは年式を問わず、W800シリーズすべてとなります。

キャンペーン期間は2016年7月1日(金)〜12月31日(土)まで。

キャンペーン情報:「W800 スペシャルクレジットキャンペーン」実施のご案内

2011年式のW800に乗っているライターとしては、今回のFinal Edition発表は寂しいものがあります。

ただ、昨今のレトロ系バイクブームにより、他メーカーも「ネオレトロ」と呼ばれるジャンルのオートバイを数々発売しております。この状況を、Kawasakiが黙って見ているわけがなく今後何らかの形で、新たなネオレトロ系オートバイが発売されるのではないかと期待しております。

それが「W」を受け継ぐオートバイであれば、Wシリーズのオーナーとして嬉しいですし、Wシリーズを愛する多くのライダー達も待ち望んでいるはず。

というわけで、WシリーズW800 Final Edition有終の美を飾るこのモデル、要チェックです!

W800 Final Edition
カラー:キャンディサンストーンチャコール×キャンディサンセットオレンジ
メーカー希望小売価格:925,560円
(本体価格857,000円、消費税68,560円)

(ライター:張山 和希/Moto Be バイクの遊び方を提案するWEBマガジン

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クーペSUV戦争勃発!? ランドローバーが新型モデルで市場に参入

BMW『X6』に続いてメルセデス・ベンツ『GLEクーペ』が登場し、熱くなってきた「プレミアム・クーペSUV」市場。キング・オブ・SUVの「ランドローバー」も参入することが確実となりました。

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コードネーム「L560」と呼ばれるこのプロトタイプは、ジャガー『F-PACE』からアーキテクチャーを始め、多くのコンポーネントを共有するといわれ、生産モデルには「レンジローバー・スポーツ・クーペ」の名称が与えられる可能性が高いようです。

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パワーユニットは、3リットルV型6気筒及びV型8気筒エンジンのほか、最大570psを発揮する5リットルV型8気筒スーパーチャージャーが期待されているだけでなく、レンジローバー初となる、EVモデルもラインナップされる可能性があるようです。

乗車定員がライバル「X6」や「GLEクーペ」の5名と異なり、4名の超贅沢SUV(オプションで5名の選択可)となることも興味深いといえます。

(APOLLO)

ユニオンジャックのボディカラーを採用したお得なMINIの限定車

EU離脱で揺れている英国。日本の自動車メーカーでは、トヨタや日産、ホンダなどが生産拠点を構えていて、関税がかかるようになるのでは? など今後の影響を懸念する声も気になるところ。

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さて、その英国を代表するクルマのブランドで身近なところでいえば、BMW製になったとはいえ、MINIを思い浮かべる人も多いでしょう。

ドイツ製への信頼感がMINI人気を支えているのは間違いないでしょうが、日本の道路事情でも比較的扱いやすく、輸入車の入門モデルとしてはもちろん、幅広いラインナップも人気の理由として考えられます。

6月末から300台限定で発売中の「MINI Victoria」は、MINI ONE(3ドア/5ドア)をベースに仕立てられたBMWグループ誕生100周年を記念した限定車になっています。

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英国を象徴する「ユニオン・ジャック」カラーの赤、青、白の3色のボディカラーとのコントラストが映えるカラーのミラーキャップ、サイドストライプが特徴。さらに、シートヒーターやコンフォートアクセスなど、とくに女性に人気だという装備も標準装備されています。

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「MINI Victoria」の名称は、ロンドンを代表する街の一つであるビクトリアに由来しているとのこと。価格は「MINI ONE 3 Door Victoria」が273万円、「MINI ONE 5 Door Victoria」が288万円となっています。

(塚田勝弘)

シボレー・キャプティバに15台限定の「パーフェクトブラック」登場

7人乗りミドルサイズのアメリカンSUVシボレー・キャプティバの特別仕様車「シボレー・キャプティバ Perfect Black」が、2016年7月2日から発売されることが発表されました。

全国限定15台で、メーカー希望小売価格(消費税込)は409万円となっています。

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ネーミングの通り「カーボンフラッシュメタリック」のボディカラーの設定となり、19インチブラックペインテッドホイール、エンジンフード/テールゲート デカールを装着。オールブラックのスポーティで精悍なエクステリアとしているのが特徴です。

インテリアでは、ダークチタニウムカラーの特別なステッチがアクセントとなるレザーシートを採用、前席と2列目左右にはシートヒーターを装備してるほか、10.2型大型LEDディスプレイを備えたリアエンターテイメント、後席のためのDVDマルチプレーヤーとデジタルTVチューナーも備わっています。

<特別装備品
19インチ ブラックペインテッドホイール
エンジンフード/テールゲート デカール
シートスティッチカラー(ダークチタニウム)
レザーシート(前席&後席左右シートヒーター付)
リアエンターテイメント(パイオニア製10.2型大型LEDディスプレイ)
パイオニア製後席専用DVDマルチプレーヤー
パイオニア製後席専用デジタルTVチューナー
パナソニック製ETCユニット

(山本晋也)

ダンロップ史上最高傑作を謳うスタッドレスタイヤ「WINTER MAXX 02」を8月から発売

スタッドレスタイヤにおいて要となる「氷上性能」、そして「長持ち(効きの長持ち、ライフの長持ち)」において、ダンロップ史上最高の性能を実現したとする乗用車スタッドレスタイヤ「WINTER MAXX 02」。

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ダンロップ独自の新材料開発技術「4D NANO DESIGN」(フォーディー ナノ デザイン)によりシリカの分散性を高めた新開発の「超密着ナノフィットゴム」、サイピング(MAXX シャープエッジ)の本数を増やし、最適なパターン形状とした「MAXX グリップパターン」により、従来品の「WINTER MAXX 01」と比べて氷上ブレーキ性能を12%向上しているそう。

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さらに、新開発の「超密着ナノフィットゴム」に、経時変化によるタイヤの硬化を抑制する新開発の高機能バイオマス材料「しなやか成分」を配合することで、高い氷上性能を長期間維持することが可能になっています。

また、従来品から高い評価を得ているというライフ性能をさらに向上し、氷上性能だけでなく、雪上、ウエット、シャーベット、ドライなどの様々な路面における性能も向上。

サイズラインナップは 91サイズで、幅広い車種に対応しているのも魅力。 2016年8月から順次発売され、価格はオープンプライスになっています。

(塚田勝弘)

さらば富士重工業、 2017年度から社名がSUBARUになることが決定!

2016年6月28日、富士重工業株式会社の第85期定時株主総会が開催され、同総会において第2号議案として付議していた「定款一部変更の件(商号の変更)」が承認されました。

すなわち、事前に発表があったように、2017年4月1日をもって、同社の社名は「株式会社SUBARU」(英文表記:SUBARU CORPORATION)に変更されることが決定したというわけです。3D_BI_TypeH_C300

1917年に創設された飛行機研究所(後の中島飛行機株式会社)を源流とする富士重工業が設立したのは1953年。SUBARUというブランドが生まれたのは1958年です。

もともとは四輪車に付けられたSUBARUブランドが生まれる以前には、スクーターの「ラビット」ブランドなどでも知られた富士重工業。富士重工業の頭文字を使った「フ」をモチーフとしたロゴを使っていた時代もありました。

社名をアルファベットにすることで、グローバル企業としてのステップアップを期待させるのはもちろん、『すばる』という美しい響きの日本語をアルファベットにして展開することで、日本のものづくりを感じさせるブランドとなることも想像させる社名変更です。

(山本晋也)

日産・GT-R次期型は650馬力のハイブリッドで東京五輪デビュー!?

日産は2016年3月のニューヨークモーターショーでR35『GT-R』改良新型を発表しましたが、次期型となる「R36」に関するレポートが欧州エージェントから届きました。

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エクステリアは2014年に公開された『2020ビジョンGTグランツーリスモ』コンセプトの意匠を継承しているようです。

確定デザインではないようですが、「Vモーション」とLEDヘッドライトを組み合わせたフロントマスクの可能性は高いと言えそうです。

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注目のパワートレインは、2016年デトロイトモーターショーで公開された次世代3リットルV型6気筒ツインターボエンジンと、プラグインハイブリッドシステム「R-ハイブリッド」を組み合わせ、最高馬力は650psを叩き出すという情報が入っています。

ワールドプレミアは東京オリンピックで盛り上がる2020年が有力です。

(APOLLO)

「株式会社SUBARU」への社名変更が正式決定。ところで「アレ」は変更されるの?

「株式会社SUBARU」への社名変更が発表されていた富士重工業株式会社。本日開催された定期株主総会にて社名変更が承認され、正式に「株式会社SUBARU」(英文表記:SUBARU CORPORATION)への変更が決定しました。

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前身である「飛行機研究所(後の中島飛行機株式会社)」の誕生から100年となる2017年度がスタートする4月1日から変更が実施されます。

近年は基幹事業となる自動車部門と航空宇宙部門への経営資源の集中も進められており、さらなる飛躍が期待されます。

ちなみに、富士重工のWebサイトのURLは「http://www.fhi.co.jp」ですが、社名変更によってこちらも変更されるのでしょうか?

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現在「http://www.subaru.jp」はスバル車のWebサイトとなっていますが、来年からこちらが「株式会社スバル」のトップページになるのか、「富士重工業」時代の名残りとして残るのか、4月1日だけに驚きの発表があるのか(←無い)、Webメディアの担当者として気になるところです。

(クリッカー編集部)

【関連記事】

車名も社名もスバルに!富士重工業が「株式会社SUBARU」に2017年4月1日より社名変更
http://clicccar.com/2016/05/12/371678/

スバリストとして、富士重工業の社名変更に思うこと
http://clicccar.com/2016/05/15/372182/

「ばくおん」作者も推薦!漫画「グッバイエバーグリーン」が面白い【バイク漫画】

「ばくおん!!」はバイク乗りたちだけでなく、バイクを知らない人たちの間でも大ブームの漫画。アニメ化されますます注目を集めています。

そんな「ばくおん」の作者、おりもとみまな氏も待望していたバイク漫画「グッバイエバーグリーン」が単行本になって発売されました!

物語の主人公は女子高生の「翼」。亡き祖父の愛車だったバイクに乗るため、第一話ではいろいろな人に助けられながら免許を取り、50年代後半のバイク「YAMAHA YDS-1」に乗ります。

その後も翼が過ごす、どこか抜けていてのほほんとしたリアルなバイクライフが印象的な作品です。

実はこの漫画、かつてあった人気バイク専門誌「RIDE」に連載されていた漫画。当時からばくおん作者含め、多くのファンがいた漫画でした。

しかし、エンディング直前の13話で中断されていた作品なんです。

今回の単行本化は当時の読者や作者のファンなどから多くのリクエストがあり、最終話の第14話を加えて単行本として刊行することになったとか。

グッバイエバーグリーンでは様々な名車が各所で登場します。

まず主人公が翼が乗る「YAMAHA YDS-1」

1959年に発売された空冷2ストロークエンジンのバイクで、発売当初はキャッチコピー「飛ばせ、飛ぶ140km/h」が話題を呼びました。作中でもこのキャッチを彷彿させるセリフがあります。

ほかにも「YAMAHA SDR200」や「YAMAHA RZ250」「KAWASAKI GPZ1000RX」が登場。これらの車種も今でも絶大な人気がある車両です。

背景などもよーく見てみると「Honda CB750F」のテールが描かれていたりと、旧車ファンの心もガッツリ掴んでくる作品。旧車2st好きの筆者は随所随所で「おぉ!!」と感動していました。

グッバイエバーグリーンはコミックアーススターにて第7話までサンプルを読むことが出来ます。買う気はないけど…って方もぜひぜひ読んでみてください。

一話読むと次が気になっていつの間にか最新話まで読んでしまいますよ!

バイクの知識があるない関係なく読める内容なので是非試しに読んでみてください!

書名:グッバイエバーグリーン
著者:せきはん(大森しんや)
ISBN:978-4-8030-0926-2
発売日:2016年6月24日
発行:アース・スターエンターテイメント
発売:泰文堂
価格:600円+税

公開中のページ:のーどうでいず|コミック アース・スター

(ライター:佐藤 快/Moto Be バイクの遊び方を提案するWEBマガジン

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現役選手がレポーター? D1GPの破天荒な魅力【TSUKUBA DRIFT】

普通やらせる? やらせないよね、現役の選手にレポーターって。

それがやらせるんですよ。D1GPでは、敗退した選手にピットレポーターをやらせちゃうの。

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で、最近人気なのがこのGOODYEAR Racing Bee☆Rの時田雅義選手。

ちゃんと優勝経験もあるドライバーなんだよ。でも、単走予選や単走決勝で敗退すると、ピットレポーターを頼まれちゃうんです。よく考えたら、ドライバーのこともクルマのこともわかってるんだから、ある程度しゃべることができれば、ピットレポーターとしてはうってつけなんだよね。

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なにか異変があったら、そのチームのホットピットまでダッシュ!

特にこの時田選手は実況MCにイジられると、いいリアクションをとりつつも、きっちりレポーターの仕事はやってくれるので好評なんです。

しかも、今季新調したレーシングスーツは、スポンサーの意向で『俺だっ!』なんていう文字が背中にでっかく入ってるから(そんなレーシングスーツもあまりないよね)、もうイジるにはうってつけというわけです。

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そんなわけで、筑波サーキットで行われたD1GP第3戦・第4戦の際に、その時田選手に話を聞いてみました。

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── ピットレポーターっていうのはどうですか?

時田:「僕はドライバーですから! でも負けたときには、なにもしてないよりいいんじゃない?」

──自分がドライバーだからこそわかることもありますよね?

時田:「まぁ、自分だったら聞かれたくないことは聞かないけど、選手の心境とか、クルマのどこが壊れたとか、コースの状況がどうとかっていうのは答えられますよね……でも僕はドライバーですから!」

── ピットレポーターをやってプラスになることはありますか?

時田:「選手だとほかのチームのピットにズカズカ見に行けないけど、レポーターとして行くぶんには文句をいわれないし、それが仕事なので、そこでいろいろな技術やノウハウがチラ見できたりすることはありますね」

──  ピットレポーターをやることで人気が上がったりは?

時田:「いちばん悲しいのが、『予選落ちちゃったんだ。残念だね。じゃあ今日もピットレポーターだね』って、お客さんにいわれること。僕はドライバーですから!」

──  レポーターをやるためにネタを考えたりとかは?

時田:「してないよ! 僕はドライバーですから。頭はそっちで使うもんじゃないから。でもね、なかなか難しいんですよ。たとえばこのクルマのアレが壊れてるとか、わかっちゃっても言っていい部分と悪い部分があるんで。まぁ、そういうところは気をつかってますけど、ありがたいことにみんなやさしいので助かってます」

前にも書いたけど、時田選手も優勝経験がある一流ドライバー。いつもピットレポーターをやってるわけじゃありません。

時田選手がちゃんと追走に勝ち残っているときには、敗退したほかの選手に白羽の矢が立って、ピットレポーターをやるわけです。

でもね、やっぱりこういうところで活躍するっていうのは絶対プラスになりますよ。人気は絶対に上がるし、レーシングスーツのスポンサーロゴだって映像に映るわけだからね。

今年は86にマシンチェンジした時田選手、また優勝するところも見たいですね。下が今季の時田選手のマシンです。

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ちなみにこの『TSUKUBA DRIFT』D1GP第3戦は、WANLI FAT FIVE RACINGの斎藤太吾選手が優勝し、開幕以来3連勝、昨年からつづけて5連勝を達成しました。

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翌日に行われた第4戦では、ベスト8でクラッシュに巻き込まれた斎藤選手はそれにともなうマシントラブルにより準決勝で敗退。PACIFIC RACING TEAM with DUNLOPの村山悌啓選手がD1初優勝を果たしました。

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D1GP第3戦の模様は7月26日発売の『ビデオオプションvol.269』に、第4戦の模様は8月26日発売の『ビデオオプションvol.270』に収録予定。

ビデオオプションの情報はこちらへどうぞ。また、D1グランプリの詳しい情報は、D1公式サイトでどうぞ。

(まめ蔵・写真提供:サンプロス)

スズキ スイフト次期型か!? プロトタイプ車両を目撃

スズキのBセグメントハッチバック、『スイフト』の次期型と思われるプロトタイプを目撃、撮影に成功しました。

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スズキ特有のカモフラージュが施された試作車ですが、現行モデルより丸みを帯びたルーフエンドやリアサイドウィンドゥのピラー付近に配置されているドアハンドル、鋭く切れ上がるヘッドライトなど、スポーティーなエクステリアが見て取れます。

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パワーユニットは1リットル3気筒ターボ「ブースタージェット」エンジン及び、1.4リットル4気筒ディーゼルなどが予想されています。

ワールドプレミアは2016年10月のパリモーターショーと予想します。

(APOLLO)

日本国内のカーシェアリング会員数が前年比24%の大幅増

公益財団法人・交通エコロジー・モビリティ財団の発表によると、2016年3月の調査結果では、わが国のカーシェアリング車両ステーション数は10,810カ所(前年比14%増)、車両台数は19,717台(同20%増)、会員数は846,240人(同24%増)と、引き続き増加を続けています。

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業者別では「タイムズカープラス」が会員数約60万人、「オリックスカーシェア」が会員数約15万人で2大勢力を形成しています。

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国別でのカーシャリングの普及率は、スイスがダントツのトップですが、日本もカナダ・アメリカ・ドイツとほぼ同等の普及率に追いついていることが分かります。

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カーシェアリングについては、自動車保有に伴う費用負担や手間を軽減するだけでなく、自動車による環境負荷を低減する等の効果があることが報告されています。

一方で自動車販売の減少で自動車産業に及ぼす悪影響が心配されています。

(山内 博・画像:交通エコロジー・モビリティ財団)

トヨタが「C-HR」のインテリアデザインを初公開!

トヨタ自動車がイタリア・ミラノで新型クロスオーバー「TOYOTA C-HR」欧州仕様車のインテリアデザインを公開しました。

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「センシュアル-テック(Sensual-Tech)」をコンセプトに、ハイテクかつ高い機能性をファッショナブルに仕上げ、運転に集中できるドライバーズ空間を実現しています。

運転席は、メーターを中心としてディスプレイオーディオ・操作パネルをドライバー方向に向けてコンパクトに配置、運転中の視認性や操作性に配慮。

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インパネからドアトリムまでなめらかに繋がる、ピアノブラックパネルをレイヤー状に構成し、シームレスで広がりのある空間を表現しています。

さらに、タッチスクリーンパネルを独立させながら、ダッシュボードを低く設計するなど、見通しの良さへの配慮もみられます。

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ミステリアスな室内空間と先進性を素材と配色の組み合わせで演出しており、黒を基調としたリコリスブラウン(濃い茶色)、アナダイズドブルー(発光をイメージしたブルー)、ブラックの3種類を設定。

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同社の米国・欧州のデザイン拠点と本社のデザイン部が協力してデザイン開発を担当、質感・形状・色など細部にこだわり、新たなデザインに挑戦したといいます。

同車は欧州で2016年9月から事前受注を開始し、2016年末から販売を開始する予定で、その後、順次世界各国・各地域での販売を計画しているそうです。

Avanti Yasunori

【関連記事】

【ニュル24時間レース・2016】悪天候の中、トヨタ「C-HR」がクラス3位で完走!
http://clicccar.com/2016/05/31/375178/

VWの特別限定車「ALLSTAR」シリーズ第二弾は1.2リッターターボの4車種を展開

フォルクスワーゲンが、ポロ、ゴルフ、ゴルフヴァリアント、ザ・ビートルの4車種に特別限定車「ALLSTAR(オールスター)」シリーズを設定しました。

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いずれもベースとなっているのは1.2リッターターボエンジンと7速DSGを積むモデルで、20スポークのアルミホイールや、アルミ調ペダルなどを装備しています。さらにポロとザ・ビートルには純正ナビゲーションシステムが標準装着されるなど、お買い得な仕様となっています。

ボディカラーは、ザ・ビートルがダークブロンズメタリック(専用色)、ゴルフとゴルフヴァリアントはカーボンスチールグレーメタリック(専用色)、ポロは専用色のブルーベリーメタリックのほかピュアホワイトとサンセットレッドメタリックをラインナップ。

税込メーカー希望小売価格と限定台数は、ポロが245万9000円(3色合計870台)、ゴルフが299万9000円(300台)、ゴルフヴァリアントは315万9000円(300台)、ザ・ビートルは299万9000円(280台)となっています。

(山本晋也)

日産が「e-POWER」システム搭載の新型「ノート」発売? 自動運転車も投入!

日産自動車が先頃開いた定時株主総会で、カルロス・ゴーンCEOが今年度に投入する新型車や新技術について説明しました。

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最新のハイブリッドパワートレーン「e-POWER」システムを搭載した新型コンパクトカーの国内導入を控えているとしており、航続距離の拡大と燃費向上を求めるユーザーのニーズに応え、EVの「リーフ」に匹敵する軽快な走りと、静粛性、優れた加速性能、低燃費を実現しているそうです。

各種情報によると、同車は日産が11月頃の投入を目指している「ノート」のHVモデルとみられ、発電専用のガソリンエンジンを搭載してモーターで走行するレンジエクステンダー方式を採用している模様。

この「e-POWER」システムは昨秋のフランクフルトモーターショーで同社が公開した「GRIPZコンセプト」に搭載されていたシステムで、「ノート」のビッグマイナーチェンジに合わせて市販化する計画のようです。

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さらに、単一車線での自動走行を実現する「プロパイロット」技術を他市場に先駆けて国内に投入することを発表。

これは、同社が2016年度末までに国内で販売する中核モデルの8割に搭載する既存の自動ブレーキ技術をさらに発展させたもの。

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より安全で効率的なドライビングを提供するとしており、国内に投入後、米国、欧州、中国で商品化する計画のようです。

あわせて、「e-POWER」システム、「プロパイロット」技術を搭載した新型車を株主にひと足先に公開予定で、今年後半に発表会と試乗会を企画しているそうです。

Avanti Yasunori

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日産は「自動運転」の市場投入で一歩先を行く!
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GAZOO Racingの動画「ホバーカー(空飛ぶクルマ)86」がトヨタの戦略を示唆!?

トヨタ自動車がGAZOO Racingのサイト「THE WORLD IS ONE FUTURE」で、未来都市を浮揚しながら走行する「AE86」を登場させました。

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動画の解説には「クルマはひとの心を動かすもの」、「大きな進化をしようとしている今、思う」とのコメントが付けられています。

同社は2014年6月9日、ブルームバーグが米サンフランシスコで開催したサミットで、路面から浮いた状態で移動する事が可能な「空飛ぶクルマ(ホバーカー)」の研究・開発を進めていることを明らかにしました。

TOYOTA_Hover_Car(筆者によるイメージ)

トヨタと一緒に登壇したNHTSA(米運輸省道路交通安全局)のデビッド・フリードマン局長がこのトヨタの先端研究に「将来有望な革新的技術」とコメント。

2015年8月には「不可能を可能に」をテーマに、レクサスのCMで超伝導体を内蔵した磁気浮上方式の「ホバーボード」を実際に開発。米人気映画「BTTF」(バック・トゥ・ザ・フューチャー)を彷彿させる華麗な滑りを披露しました。

さらに、翌月には北米の開発拠点であるTEMAから「空飛ぶクルマ」に関する特許を出願しています。

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そして今回、CGで「空飛ぶAE86」を表現した動画を公開するなど、これらの動きはバラバラでは無く、一つの線上に繋がっているようです。

このCGをよく見ると、通常の道路ではなく、リニア新幹線の線路にも似た磁気レーン上を浮揚走行しています。

ともすると見落としてしまいそうですが、ここにもトヨタが考えている「空飛ぶクルマ」の実現に向けた構想が暗に表現されているようです。

突拍子の無い話に聞こえますが、トヨタが「ホバーカー」の実現に向けて何らかの開発をしていることは間違いなさそうで、実現すれば世界で初めて量産車から車輪を廃するのは同社となるのかもしれません。

Avanti Yasunori ・画像:トヨタ自動車)

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空飛ぶAE86の世界でも、あの風の感触はかわらない?
http://clicccar.com/2016/06/23/381132/

トヨタが「空飛ぶクルマ」の特許を出願!
http://clicccar.com/2015/09/23/327593/

不可能を可能に!「レクサス・ホバーボード」完全浮上
http://clicccar.com/2015/08/05/320432/

トヨタがクルマからタイヤを無くしてしまうかも!?
http://clicccar.com/2014/06/26/259753/

323万円(税抜き)から!スバル・レヴォーグの最上級グレード「STI Sport」の価格が発表

スバル・レヴォーグの最上級グレードとして、スバルテクニカインターナショナル(STI)とコラボレーションした「STI Spott」が、2016年7月21日より発売されることが正式発表されました。

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STI Sport専用フロントフェイスやアルミホイール、ボルドーカラーのインテリアに仕上げられた、最上級にふさわしい内容となっています。また、専用に仕上げたビルシュタイン・サスペンションも与えられています。

装備は最上級ながら、パワートレインは2.0リッターと1.6リッターを用意しているのは、絶対的なスピードではないところでスポーツを感じて欲しいという作り手の思いなのでしょうか。もちろん、スバルの先進安全技術「アイサイト」は標準装備されています。

メーカー希望小売価格は、1.6リッターが税込348万8400円(本体価格323万円)、2.0リッターは税込394万2000円(本体365万円)となっています。

排ガス触媒に必須の希少物質・ロジウム(Rh)の代替物質を日本の研究チームが開発

大分大学工学部の永岡勝俊 准教授らの研究チームは、パラジウム(Pd)とルテニウム(Ru)からなる合金ナノ粒子で、自動車排ガス触媒のロジウム(Rh)を代替できることを明らかにしたと、発表しました。

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ロジウムは産業上重要な貴金属で、自動車の排ガス浄化用触媒に大部分が使用されていますが、希少で高価なため、ロジウムと置き換えることのできる新しい物質の開発が求められていました。

研究チームはRhよりも資源量が豊富なPdとRuに注目し、ナノサイズ化と化学的還元の手法を駆使することで,PdとRuが原子レベルで混合した固溶型合金ナノ粒子を合成、自動車排ガス中の窒素酸化物(NOx)の浄化に対する触媒活性を調べました。

その結果、開発したPd-Ru固溶型合金ナノ粒子がRhをしのぐ触媒性能を持つことを発見したということです。

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さらに、PdRu固溶型合金がRhに非常によく似た電子的特徴を持っており、PdRu固溶型合金が「擬似ロジウム」として振る舞うことを明らかにしました。

開発したPdRu固溶型合金ナノ粒子は、触媒化学のみならず様々な分野で擬似ロジウムとしての応用が期待できます。さらに、今回の研究成果のコンセプトをさまざまな元素の組み合わせに拡張することで、さらなる新物質の開発、機能の発現が期待できます。

今回の研究成果は,2016年6月24日にNature Publishing Groupの電子ジャーナル「Scientific Reports」で公開されました。

今回の研究チームには、他に九州大学稲盛フロンティア研究センターの古山通久 教授、九州大学大学院工学研究院の松村晶 教授、京都大学大学院理学研究科の北川宏 教授らが参加しています。

(山内 博・画像:Scientific Reports)

ブラジルのエタノール燃料に対応! 日立オートモティブシステムズ製の高圧燃料ポンプをVWが採用

日立オートモティブシステムズは、ブラジルでのエタノール燃料に対応した高圧燃料ポンプが、ドイツ自動車大手のVWに採用されたと発表しました。

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(画像:日立オートモティブシステムズ)

ブラジルでは、1973年の石油危機を契機とした「国家アルコール計画」で、サトウキビを原料とするエタノール燃料を使用するの車両が開発・販売されています。現在では、全自動車販売台数の約90%を、ガソリンにエタノールを混合した燃料を使用できるフレックス燃料車が占めるまで増加しています。

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(画像: バイオ燃料利用体制確立促進事業ホームページ)

ただ、エタノール燃料はガソリンと比べて腐食性や壊食性が高いため、自動車の燃料系統の劣化や損傷が発生しやすいことが課題でした。

日立オートモティブシステムズではこの課題に対し、適切な材料選定とポンプ構造の最適化で、部品の耐久性を向上させ、25メガパスカルの高燃圧と、100%エタノール燃料(E100)への対応を可能としました。

今回、日立オートモティブシステムズ製の高圧燃料ポンプが新興国で販売台数を拡大しているVWに採用され、VWがブラジルで生産する車両に搭載されることになりました。

日立オートモティブシステムズでは、高圧燃料ポンプをVWグループ向けに2004年から供給を開始しており、今後、中国をはじめ、ブラジルと同様の燃料事情を抱える新興国向けに、燃料系部品販売を増加させることを狙っている模様です。

(山内 博)

レンタカーの利用率が高い地域は○○!?

旅先での移動手段や友達同士のドライブなどにレンタカーを使う人も多いと思います。今回GfK ジャパンが約13,000人を対象にレンタカーに対する調査を行ったとのこと。

■レンタカーの使用率は?

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72%の人が使用したことがあると回答。そして、利用したことがあると回答した人に”どこに住んでいるか?”という質問に対して、首都圏という人が80%という結果になりました。

東京都内では自動車がなくても生活できると言われていますが、地方の場合は1人1台と持っているとも言われています。そのため、首都圏在住の人はレンタカーを使う頻度が多いのかもしれません。

■レンタカーを使うのはどんなとき?

これは地域を問わず「旅行先」が1番多い回答でした。やはり移動手段としてクルマは便利だというのがよくわかります。続いて多いのが「引越し」という回答。最近では節約のため、レンタカーを使って自分自身で引越しを行う人も増えてきています。

■レンタカーは自家用車の代わりになる?

この質問では回答が見事に半々という結果に。「代わりになる」という人は移動手段だけという認識が強いかと思われます。

対する「代わりにならない」という人は、自家用車に対するこだわりが強いのではないでしょうか。クルマに対する認識の差によって、回答の違いが出てくる結果になりました。

記事元:レンタカー利用実態調査 – GfK Japan | GfK India

(鈴木 唯)

三菱自動車の燃費試験における不正問題。軽以外の対象車には3万円

軽自動車の走行抵抗値不正問題の調査において、同社の登録車(パジェロ、RVR、旧型アウトランダー、ギャランフォルティス/ギャランフォルティス スポーツバック、コルト/コルトプラス)においても、恣意的な改ざん行為があったことが判明しています。

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対象車のオーナー(所有者)には、お詫びとして3万円が払われることも発表されました。

対象車を判別するための専用検索ページも用意されています。用意するのは車検証。そこに書かれた車台番号を入力するだけで、自分のクルマが対象になっているかどうかがわかるという仕組みです。

また燃費不正に関するお問い合わせ専用窓口も用意されています。

フリーダイヤル:0120-100-223
[受付時間]9時〜17時(土日は9時〜12時、13時〜17時)

(山本晋也)

ブランド初のコンセプトカー「ロールス・ロイス ビジョン・ネクスト100」は完全自動運転車

いままでコンセプトカーがなかったのは意外な気もしますが、純然たるコンセプトカーとしてはブランド初となる「ロールス・ロイス ビジョン・ネクスト100」がロンドンで発表されました。

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以下の4つのビジョンを提案し、未来の個人向け輸送手段は実用的かつ機能的なものとなるという一般的な考えを拒否しています。

パーソナル・ビジョン(個人の好みを反映)
エフォートレス・ジャーニー(平易な旅程)
グランド・サンクチュアリ(豪奢なる聖域)
グランド・アライバル(威厳のある到着)

2030年以降と想定されている「完全自動運転(レベル4)」が実現すると、運転する喜びはもちろん、クルマの「走り」や「乗り味」などのフィーリングが問われることもなくなり、自分で愛車を所有することもほとんどなくなるのでは? といった予想する向きも確かにあります。

そこでロールス・ロイスは、自分の所有するクルマに対して感情的なつながり(所有する喜びなど)を求めるオーナーに対し、全自動運転車でありながら一切妥協することなく、オーダーメイドによる独自仕様のビジョンを提案。

これが上記した第1の基本原則「パーソナル・ビジョン」です。

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ふたつ目の「エフォートレス・ジャーニー(平易な旅程) 」は、同モデルに搭載されている「エレノア」がオーナーのライフスタイルとクルマ周囲の環境をデジタルで接続。

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バーチャルなアシスタント兼運転手を務め、オーナーの負担を解放し、乗車する人の出発準備が整うとその人の待っている場所までクルマを「移動」させ、次の目的地に向かうそうです。

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3つ目の「グランド・サンクチュアリ(豪奢なる聖域)」は、同ブランドならではのラグジュアリーな室内空間を示したもので、同ブランド史上最も居心地の良いシートを用意。未来的でも手作業で仕上げられた「ラウンジ」に仕立てられています。

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最後の「グランド・アライバル(威厳のある到着) 」は、国賓などが目的地に到着した際の、「威厳のある到着」を約束する堂々たるスタイリングを有していることで、「スプリット・オブ・エクスタシー」、「パンテオングリル」、「ロングボンネット」、車両全体の象徴的なプロポーションはロールス・ロイスそのまま。

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ロールス・ロイス初のコンセプトカーがどんなモデルかのぞいて見たい人は、下記の動画(YouTube 360°)をチェックしてはいかがでしょうか。

(塚田勝弘)

日本でもお馴染みのサーブブランドが消滅。来年からEVのNEVSに

スウェーデンの電気自動車(EV)メーカー、ナショナル・エレクトリック・ビークル・スウェーデン(NEVS)は、2017年に開始する初のEVの量産を前にして、新ブランドをNEVSにすると6月21日付けで発表しました。

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同社は自動車ブランド、サーブの運営会社であり、今回の発表でサーブブランドの使用が中止され、今後新ブランドのNEVSが使用されることになります。これで、日本でもお馴染みの約70年続いた自動車ブランド サーブが消滅することが確実になりました。

NEVSのHPにはNVESのロゴと、生産されていたサーブ車の写真が公開されていますが、このサーブ車の姿も見られなくなります。

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一方サーブの母体であるスウェーデンの航空機・軍需品メーカーのサーブABは、NEVSに対してサーブのブランド名の使用を認めない考えを示していました。

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ここでサーブの歴史を振り返ると、サーブは1947年にサーブABの自動車部門として設立され、90年にサーブ・オートモービルとして分離されました。

その後サーブは2000年にゼネラル・モーターズ(GM)の傘下に入りましたが、09年に経営が悪化し、10年にオランダのスパイカー・カーズへの売却を経て、11年末に経営破綻、破産を申請しました。12年6月にはNEVSがサーブを買収していました。

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NEVSは14年5月にスウェーデン・トロヘッタンの本社工場の生産を停止し、15年6月には中国・天津市で新工場を起工し、今後、福建省にも拠点を置く計画を持っています。天津工場の年産能力は10万台で、サーブの中型車「9―3」がベースのEVを生産するものと見られます。

(山内 博・画像:NEVS)

メルセデス・Aクラス次世代型をキャッチ!まさかのSUVテイスト!?

コードネーム『W177』と呼ばれる、メルセデス・ベンツ「Aクラス」次世代型のプロトタイプの姿を初めて捉えました。

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先日捉えた次世代型「GLE」クラス同様、初期プロトタイプ特有の重いカモフラージュが施されていますが、いくつかの情報を入手しました。

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まず、次期型はより大きなフロントグリルに派手なヘッドライトを持つといい、さらに写真からはルーフエンドがラウンドしており、よりスポーティーになっている様子が窺えます。ただし、Cピラーが厚みを持ち、ハッチバック姿はそのまま、若干のSUVテイストになるという情報も入ってます。

新世代アーキテクチャーが採用され、リアのヘッドルームやリアゲートの開口などにも大きな改良がされるようです。

ハイテク面では、次世代クルーズコントロールやインフォテインメントシステムが期待され、ワールドプレミアは2017年のフランクフルトモーターショーが有力です。

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トヨタが人工知能を持った「家庭用ロボット」を発売する!?

5月の伊勢志摩サミットで、トヨタ自動車が国際メディアセンターの広報展示スペースに日本のものづくり技術を世界にPRすべく、生活支援ロボット「HSR」(Human Support Robot)を展示しました。

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このロボットは手足が不自由な方を支援するため、実証実験を通じて利用者の視点をフィードバックしながら開発を進めているもの。

そうしたなか、同社が年初に米国に設立したAI(人工知能)研究開発子会社「TRI」を率いるギル・プラットCEOが6月20日、日経新聞の取材に対して、自動運転などの支援技術に加えて「家庭用ロボットがAIの有力な応用分野」と述べたそうです。

プラット氏は、高齢者の移動手段や家庭用ロボットはトヨタにとっての有力な新事業分野になるとの見方を示し、その実用化・普及については、個人的な推測とした上で「10〜15年後」との見解を示した模様。

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「人類が火を使えるようになったのと同じで危険さもあるが、利点も大きい」としており、「自動車同様にAIでも品質管理を徹底、トヨタの良品廉価の製品を生産する技術を活かし、発明して良かったといわれるようにしたい」とロボット開発に向けた抱負を述べたそうです。

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おりしもトヨタはTRIを通じて米グーグル傘下のロボット開発会社、米ボストン・ダイナミクスと東大発のSCHAFT(シャフト)の2社の買収交渉を進めている模様で、本格的にロボット開発に取組む姿勢をみせています。

スマホの普及で安価なセンサーが登場しており、ディープラーニング(深層学習)など、AIの中核技術が利用可能になりつつあり、「家庭用ロボット」の実現が加速しそうな状況。

日米で高齢化が進むなか、トヨタ自動車は得意の環境技術に加え、ロボット技術でも先行したい考えのようです。

Avanti Yasunori ・画像:トヨタ自動車)

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新たなコンパクトSUV「GLB」をメルセデス・ベンツが計画中!

メルセデス・ベンツが新たなコンパクト・クロスオーバーSUVを開発しているとの情報を画像と共に入手しました。

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現在メルセデスベンツのSUVラインナップは下から「GLA』「GLC」「GLE」「GLS」となっています。ラインナップのうち、スポーツタイプ及びミニバンの「Vクラス」以外でSUVを持たないのは「Bクラス」だけです。

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現在メルセデスは、そのBクラスベースの新たなクロスオーバーSUVを計画しており、その名称は「GLB」となる可能性が高い事が分かりました。

今回、撮影に成功したプロトタイプは、GLAのボディの車高を上げ、ホイールベースを延長、さらに全幅も拡げた試作車となっています。

「GLB」は、現行モデルの「Aクラス」や「Bクラス」に採用されているアーキテクチャーの、第2世代FFプラットフォーム「MFA2」を採用し、「GLA」よりも余裕のあるキャビンを持つことになります。

もちろん、その上に位置する「GLC」より小さく、その間を埋める役目を担い、パワートレインは、2018年にワールドプレミアが予定されている「Bクラス」次世代型と共有、2018年から2019年にワールドプレミアを計画していると噂されています。

(APOLLO)

ルノー・トゥインゴにパワーアップした「GT」が登場!

リアエンジン・リアドライブのシティラナバウト、ルノー・トゥインゴにスポーツバージョンの登場です。

英国のビッグイベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」での発表に合わせてフォトデビューを果たしました。

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サンクターボやクリオV6といったミッドシップのスペシャルモデルを彷彿とさせるトゥインゴの基本レイアウトを活かしたスポーツバージョン。

リアに49度傾けて搭載されたエンジンは3気筒898ccターボで5速MTとコンビネーション。トゥインゴGTでは最高出力80kW/5750rpm、最大トルク170Nm/2000rpmへと鍛えられています。

そうしたパワーアップを象徴するのが、左側リアフェンダーに取り付けられたエアインテークです。これによりターボチャージャーに送り込む吸気温度を12%も下げることが可能になっているといいます。

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足元の印象的な、コンセプトカーのデザインイメージを受け継ぐという17インチの「Twin’Run」ホイールに組み付けられるタイヤは、横浜ゴムのブルーアース。サイズはフロントが185/45R17、リアが205/40R17となっています。

シャシーを鍛え上げたのはルノー・スポール。標準モデルと比べて20mmダウンしたというシルエットも「GT」の名前にふさわしいスポーツバージョンであることを感じさせます。

(山本晋也)

日産・マーチ後継モデル、ヘッドライトが見えた!

日産のBセグメント・ハッチバック・コンパクト『マーチ』の後継モデル試作車が再びカメラの前に現れたました。今度はヘッドライトやリアコンビランプの一部も確認ができ、そのディテールの一端が見えてきました。

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マーチの後継モデルに関しては、2015年のジュネーブモーターショーで公開された「スウェイ」コンセプトのデザインを、継承するのではと複数のメディアで報じられていますが、どうでしょうか。

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ヘッドライトはコンセプトモデルがシャープに細く切れ上がっているのに対し、こちらは上に向かって太く広がりを見せています。

「Vモーショングリル」は、コンセプトモデルは下部がバンパーまで大きく食い込んでいるのに対し、こちらは現行モデル程度の大きさのようです。

そのほか、コの字型だったリアコンビランプのデザインやツインエキゾーストパイプも変更されている様子で、どこまでデザインが採用されるか不明ですが、現行モデルよりかなりスポーティーになることは間違いなさそうです。

パワートレインは、1.2リットル3気筒ターボが予想され、市販モデルは2017年東京モーターショーでワールドプレミアが期待できそうです。

(APOLLO)

VWが「3Dカスタマイズ」シミュレーションをホームページで開始

ディーラーに行って実車を確認する前に、各メーカーのホームページで気になっているクルマのカラーや装備などのシミュレーションをしたことがある人もいるでしょう。

カラーバリエーションやパーツが多岐にわたっている輸入車を中心に、国産メーカーもホームページでのシミュレーションに注力しつつあります。

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6月20日からフォルクワーゲン(VGJ)が導入したのが新しい見積り3Dシミュレーション。

グレードを選ぶとトランスミッションの選択画面になり、ボディカラーの選択(人気ボディカラーや有償色の価格も表示)、シートカラーの選択(複数から選択できる場合)、ホイール、オプションと進んでいき、シミュレーション結果が表示されます。

その際、ボディカラーやシートカラーを選択中に「360°ビュー表示」をクリックすると、内・外装を様々なアングルから確認することができます。

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シミュレーション結果には「フォルクスワーゲンコード」が付与され、このコードを使えば異なるパソコン端末でも簡単に同じシミュレーション結果を再現することが可能。

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さらに、その結果をPDFファイルでダウンロードできるためるので、正規販売店に希望のモデルとオプションの組み合わせを容易に伝えることができます。これにより、商談時の待ち時間も減らすことができるようになります。

もちろん、あらかじめ自宅などで好みの仕様を吟味し、さらにスタッフからアドバイスを受ければ納得の一台が手に入るという利点もあります。

公式サイト:VGJ公式ウェブサイト

(塚田勝弘)

「up!」がアップデート! イタリア国際試乗会で「新型フォルクスワーゲンup!」にいち早く試乗

イタリアから帰国しました!

13555676_863241043820162_296686630_o (1)今回イタリアでのミッションは、今年のジュネーブモーターショーでマイナーチェンジした新型「フォルクスワーゲンup!」にいち早く試乗すること。

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ちなみに「up!」は日本では2012年に発売されている全長3540㎜×全幅1645㎜×全高1478㎜の、フォルクスワーゲンで一番小さなクルマ。

「シンプル」でスッキリしたデザイン、「コンパクト」で取り回ししやすいサイズ、そして「スポーティ」で楽しい走りと「リーズナブル」な価格がup!のチャームポイントですが、今回のトピックは、外観のスタイリングと新色のボディカラー、新エンジンの追加、スマートフォンと連動するコネクティビティ「フォルクスワーゲン・maps+more」などなど。

エクステリアは、フロントの下回りのデザインがシェイプされて直線の強さが少し和ぎ、「カールおじさんのヒゲ」のインパクトが薄くなったのが残念ですが、デイタイムランニングライト内蔵のヘッドライトなどが変更され華やかに。

全長は60㎜大きくなり、3600㎜となっていますが、これは室内が広くなってということではなく、外側のバンパーなどによっての拡大となったようです。

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試乗は初代「ゴルフGTI」並みのパフォーマンスを発揮するという90PS 、1.0リッターTSIエンジンにも試乗しましたが、日本に導入されるのは70PS 1.0リッターの3気筒ガソリンエンジン、5速のシーケンシャルASG(オートメーテッドシフトギアボックス)、アイドリングストップ付き。アイドリングのオンとオフのタイミングは割としっかりとわかってしまいますが、クルマのキャラクター考えるとそれもさほど気になりません。

ボディカラーは全13色のうち、7色が新色。その中で日本には5色、うち新色は「ハニーイエロー」と「テールブルー」の2色が導入されるとか。ルーフとドアミラーを白か黒に設定できるパックもあります。

米国のオーディメーカー「beats」社のオーディを搭載する「up!beats」も日本に導入されますが、6個のスピーカーとサブウーファーで合計7個のスピーカーで音の演出もバッチリ。

そしてもう一つの新型up!のウリであるスマホと連動する「maps+more」。センターコンソールの上にスマホを置き、bluetoothで接続。スマホ内にあらかじめダウンロードしておいた「up!」のアプリを開けばナビゲーションはもちろん、車両のデータなどを表示します。さらに手書き入力も可能! 目的地の文字や数字を書き込むと候補地が出てきます。ただ残念なのは、これがちょこちょこフリーズしてしまったりと、まだ不完全。こちらに関しては日本仕様も含めて発売までの間に改善するそうです。

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ちなみに日本発売は2017年。

それまでにはかなり性能もupしそうですね!

(吉田 由美)

輸入ミニバンの定番モデルにスポーティモデルが追加 ─ フォルクワーゲン「ゴルフ・トゥーラン」画像ギャラリー

2016年1月に2代目にスイッチしたフォルクワーゲン・ゴルフ・トゥーラン。初代は2003年(日本は翌年)に登場しました。

00010157_s日本における新車販売の中では確かにニッチかもしれませんが、ゴルフ・トゥーランは、輸入ミニバンの中でトップシェアを誇る人気モデルとなっています。さらに、兄貴分のシャランと合計するとこの2台で輸入ミニバンの半数を占めるという人気ぶり。

vw2016年6月21日から追加された新グレードのゴルフ・トゥーラン「TSI R-Line」は、走りや質感、安全性などはもちろん、スポーティな内・外装にもこだわる人向けのモデル。

価格は397万円と決して安くはありませんが、ベースの上級グレード「TSI Highline」とは異なる雰囲気に満ちています。

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ゴルフ・トゥーラン「TSI R-Line」は、フォルクスワーゲンR GmbH社が、同モデルのために企画、開発したエクステリア(フロント&リヤバンパー、サイドスカート)やプラスティックデコラティブパネルなどの「R-Line」専用パーツを内・外装に標準装備。

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フォルクスワーゲンR GmbH社は、ゴルフRや、世界ラリー選手権で参入初年度に総合優勝という快挙を達成したポロR W RCなどの本格的なレースマシンの企画、開発などを一手に手掛けるフォルクスワーゲンのインハウスチューニングメーカーです。

こちらでもご紹介したように、内・外装に専用アイテムが装備されているほか、新色の「ハバネロオレンジメタリック(有償色)」も用意されています。

(塚田勝弘)

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VWの新型ゴルフ・トゥーランに早くもスポーティな新グレード「TSI R-Line」を追加
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新型ホンダ・フリード投入でトヨタ・シエンタを追撃!!

当初の予定よりも遅れているという噂もある次期ホンダ・フリード。

ミニ・ミニバンの定番モデルでありかなりの台数の代替えも期待できますが、トヨタ・シエンタがフルモデルチェンジを受けて「大」を付けてもいいヒットモデルになったことで、ホンダの心中は穏やかでないはず。

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ようやく? なのか分かりませんが、新型ホンダ・フリードのティザーサイトと写真が公開されました。

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モビリオの後継モデルであるホンダ・フリードは、2008年の発売以来、ジョン レノンの息子であるショーン レノンCMでもお馴染みになった「ちょうどいい」をコンセプトとして掲げ、5ナンバー枠に収まるコンパクトボディでありながら、広々とした室内空間や使い勝手を実現。

大ヒットとはならなかったモビリオから打って変わってファミリー層を中心に幅広く支持されてきました。

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2016年の秋には、その「ちょうどいい」フリードが新型にスイッチ。居住性、燃費性能、走行性能などさらに進化させて登場させるだけに、トヨタ・シエンタとのコンパクトミニバン争いは激化しそうです。

写真を見る限り、現行モデルよりもスタイリッシュなフォルムで、サイドウインドウをはじめとした大きな窓による、視界の良さなどもうかがわせます。

(塚田勝弘)

【関連サイト】

新型ホンダ・フリード先行公開ページ
http://www.honda.co.jp/FREED/new/

遊び心満載!「道路」がトートバックになった!?

株式会社アンドアールからクルマ好きにはたまらない、遊び心溢れるトートバックが発売されました。

■道路がそのままバックの柄に!

今回発売されたトートバックは道路標識がそのままバックの柄になっているという遊び心満載のデザイン。ライトグレーとグレーの2種類があり、ライトグレーが大きめのサイズでグレーが小さめのサイズとなっています。

大きめのサイズのほうはA4ファイルを入れても余るほどの大きさ。ライトグレーは幹線道路交差点をイメージしており、グレーは坂道滑り止めをイメージしたデザインで、それぞれ若干違うのが特徴です。

■素材はフェルト製

素材はフェルト製で触り心地もよく、安っぽさを感じにくいものとなっています。厚さも5mmとしっかりしているのが特徴です。

■トートバック以外にもクルマ関連のデザイングッズが!

今回紹介したトートバック以外にも、株式会社アンドアールはクルマ関連をデザインしたTシャツなども発売しています。

5月にはタクシーをイメージしたTシャツとトートバックを発売。Tシャツは親子で着られるように大人用と子ども用のサイズが用意されており、カラーバリエーションも豊富です。

■持っているだけで目立つアイテム

なかなか見かけないデザインというのもあり、街中で持っていると注目を浴びること間違いなしです。「周りの人が持っていないかばんを持ちたい」「クルマが好きだから、クルマ関連のバックが欲しいな」という人にはオススメです。

販売サイト:ハンドメイド作品 / オリジナルアイテム | nomino

(鈴木 唯)

マツダと兵庫県立大学が大型放射光施設SPring-8を活用して触媒材料を研究

マツダと兵庫県立大学は、世界最大級の大型放射光施設SPring-8(兵庫県佐用郡)を活用した材料開発研究に関する、共同研究契約を締結したと発表しました。

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マツダでは、この共同研究で自動車触媒における貴金属材料の使用量低減や新規高分子材料の開発などの成果が期待できるとしています。

共同研究のテーマは「微細複合材料の放射光分析法の研究」で、放射光による分析手法を活用し、自動車の実走行に近い状態の温度下において、材料のナノスケールレベルの構造分析を行うなどの取り組みによって、これまで解明されていなかった材料物性発現のメカニズムの解明を目指すということです。

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研究期間は平成28年度から平成37年度までの10年間で、マツダ 技術研究所と兵庫県立大学産学連携・研究推進機構放射光ナノテク センター及び同大学高度産業科学技術研究所が共同で研究を実施します。

この研究により、自動車触媒における貴金属材料の使用量低減や新規高分子材料の開発などの成果が期待できます。

SPring-8は世界一明るい放射光を利用して、物質を原子レベルで見るためのいわばスーパー顕微鏡で、自動車メーカーではトヨタが燃料電池関連でSPring-8を活用したことが知られています

(山内 博・画像:マツダ)

アウディ・RS5、次期型は史上最強の500馬力

2016年6月、アウディは「A5クーペ」及び上級モデルの「S5クーペ」を発表しましたが、その頂点に立つハイパフォーマンスモデル、「RS5」の次期型がミュールボディで現れました。

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次期RS5は、公開されている「S5」よりさらに大きなエアダクトを持つほか、ワイドフェンダー、アグレッシブなRSキットなどで固められるはずです。

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最新のリポートによれば、最高馬力は500ps以上を発揮する3リットルV型6気筒「TFSI」ターボエンジンを搭載し、「A5クーペ」史上最強モデルの誕生となります。

ワールドプレミは2017年3月のジュネーブモーターショーが本命ですが、1月のデトロイトモーターショーの可能性あるようです。

(APOLLO)

スバル・ステラが一部改良を実施。「カスタム」にエントリーグレードの「F」を新設定

ダイハツからOEM供給されているスバル・ステラがムーヴ同様、6月21日に一部改良を受けました。

ムーヴのブランド違いということになりますが、販売店が近い、あるいは「スバル」ブランドがいい! などの理由であればOEM車でも買わない手はありません。

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最大のトピックスは、ステラ・カスタムにエントリーグレードの「F」が新設定されたこと。

カスタム専用デザインやLEDヘッドランプはそのままに、フルホイールキャップ、2眼ルミネセントメーター(メッキリングなし)や、マルチインフォメーションディスプレイといった一部の装備を簡素化したモデルになり、ダイハツ・ムーヴの同等グレードと同様に、135万円と価格を抑えたのが特徴です。

そうはいっても装備は充実していて、電動格納式カラードドアミラー(キーレスアクセス連動&サイドターンランプ付)、LEDヘッドランプ、LEDフォグランプ、パワーウィンドウ、マルチインフォメーションディスプレイ、UVカットガラス(全面)、濃色ガラス(リヤ)、2眼ルミネセントメーター、オートエアコン、キーレスアクセス&プッシュスタート、運転席シートリフターなどを用意。

また、メーカー装着オプションの「プレミアムセレクション(ステラ・カスタム)」を、加飾パネルやシートステッチのカラーを変更することで、上質でスタイリッシュな内装に見直されています。

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「ブラックインテリアセレクション(ステラにメーカーオプション)」では、インパネ下部やインナーリモートまわりのカラーリングを変更して質感を高め、より幅広いユーザーニーズに対応。なお、一部改良後のスバル・ステラの価格帯は、113万4000円〜174万4200円となっています。

(塚田勝弘)

カンヌ映画祭の名を冠した、ルノー キャプチャー カンヌは即売必至!?

カングーをはじめとして、数多くの特別仕様車をリリースしているルノー。

基本的には、どのモデルも日本のためのスペシャルな仕様になっており、買い得感の高い価格設定になっているのもポイント。

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2016年6月23日から50台限定で販売された「ルノー キャプチャー カンヌ」は、その名のとおりカンヌ映画祭の名前を冠した限定車になっています。

ルノーは映画との関わりが非常に深く、110年以上も映画との関連があり、映画のワンシーンにルノーの各モデルが出てくるのはもちろん、オフィシャルカーとして映画祭をサポート。

なお、5月に開催された第69回カンヌ映画祭に300台超のルノー車が提供されたそう。

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最大のポイントはボディカラーで「ブルー マリーン フュメ+カプチーノメタリック(20台限定)」、「イヴォワール+カプチーノメタリック(30台)」ともに、印象的なカプチーノのルーフカラー、そして個性を感じさせるボディカラーにペイントされています。

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ほかにも専用内装色の「ブラウン+ダークカーボン」、専用レザーシート(前席シートヒーター)、9インチSDナビゲーション、カンヌ映画祭公式エンブレムデカール(左右)、アルミ製ペダル、サングラスホルダーを装備。

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価格は289万円で、ベースの「ルノー キャプチャー インテンス」から21万8000円高となっていますが、シートヒーター付レザーシートやナビなどの装備を考えるとお得な仕様です。

今週末(2016年6月25日、26日)には売り切れてしまうかも!? とのことなので、キャプチャーが気になっている方は正規販売店に急ぎましょう。

(文/写真 塚田勝弘)

新しいプリウスPHVは4人乗り ─ トヨタ「プリウスPHV」画像ギャラリー

デザインの好き嫌いは人により差があるでしょうが、新しいプリウスPHV、個人的にはノーマルのプリウスよりもカッコよく見えました。

タブレットのようなサイズの11.6インチ大型ディスプレイを備えた内装の先進性の高さも魅力的に思えます。

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居住性で気になるのは、後席が2人掛けになることで乗車定員が4名になる点。

販売現場の声を聞くと、普段は5人乗車などほとんどしないのに「気になる人は気になる」ポイントだそうで、どう評価されるでしょうか。

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ボディサイズは、ノーマルのプリウスよりも全長が105mm長い、全長4645×全幅1760×全高1470mm。ホイールベースは2700mmで同値になっています。車両重量は1510kgで150kg重くなっています。

重量増がハイブリッド走行時の実燃費にどう影響するかも気になるところ。

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エンジンは素のプリウスと同じ「2ZR-FXE」型の1.8L直列4気筒DOHCで、98ps/142Nm、トランスミッションも同じ電気式無段変速機。

モーターは駆動用に加えて発電用モーターも駆動時に使われるようになり、モーター形式は「1NM」に「1SM」が加わり、「1NM/1SM」となっています。

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駆動用モーターの最高出力は53kW(72ps)、最大トルクは163Nmとノーマルのプリウスと変わっていませんが、発電用モーターの「1SM」が駆動にも使われることで23kW(31ps)、40Nmという出力とトルクを得ています。

ただし、システム最高出力は90kW(122ps)でプリウスと同値で、先代プリウスPHVの100kW(136ps)よりも若干下がっています。

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すでにテストコースでの走行試験はもちろん、販売店関係者によると営業担当者のトレーニングも実施されているそうですから、ほぼこのまま市販化されるのは間違いなく、あとは値付けがどうなるかが最大の注目ポイントになりそうです。

(文/写真 塚田勝弘)

【関連記事】

プリウスPHVを「見て座って」分かった、プリウスとの違いは?
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VWの新型ゴルフ・トゥーランにスポーティな新グレード「TSI R-Line」を追加

2016年1月から発売されている新型フォルクワーゲン・ゴルフ・トゥーランに、新グレードの「TSI R-Line」が設定されました。

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11年ぶりにフルモデルチェンジを受けたゴルフ・トゥーランは、まさにゴルフ・ミニバンといえる質感の高い走りと、先代から乗降性などを中心に使い勝手を進化させた輸入ミニバンの代表的モデル。

「TSI R-Line」は、ゴルフ・トゥーランの上級グレード「TSI Highline」をベースに、新たに「R-Line」専用の内・外装アイテムを追加。

専用フロントバンパーやサイドスカート、リヤバンパーからなる「クロームパッケージ」が採用され、スポーティな外観となっています。

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また、内装も「R-Line」専用のファブリックシートやドアシルプレート、アルミ調ペダルクラスターなどを装備することで、スポーティかつ上質で洗練された仕上がり。

また、「R-Line」専用の215/55 R17モビリティタイヤ/6.5JX17アルミホイール(5ダブルスポーク)が足元を引き締めています。

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安全装備はベース車同様に、プリクラッシュブレーキシステムの「Front Assist(シティエマージェンシーブレーキ機能付)」を装備するなどフォルクワーゲン自慢の最新装備が標準装備されています。

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ボディカラーは、新色の「ハバネロオレンジメタリック」をはじめ、「カリビアンブルーメタリック」、「ピュアホワイト」、「ディープブラックパールエフェクト」、「リフレックスシルバーメタリック」という全5色を用意。価格は397万4000円となっています。

(塚田勝弘)

トヨタがバーチャル人体モデル・THUMSに「子ども」モデルを追加

トヨタは、人体に衝撃が加わった際の傷害をコンピューター上でシミュレートできるバーチャル人体モデル「THUMS(サムス :Total HUman Model for Safety) Version 4」に10歳、6歳、3歳の「子ども」モデルを追加し本年秋から販売すると発表しました。

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今回の「子ども」モデル追加で、大柄男性、成人男性、小柄女性モデルも含めて、THUMSのラインナップが完成したことになります。

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THUMSは人体各部位の傷害程度を予測することが可能で、エアバックなど乗員保護装置の技術開発に活用されています。

また、THUMSはNASCAR(ナスカー : National Association for Stock Car Auto Racing 全米自動車競争協会)のレース事故におけるドライバーの肋骨骨折を低減するシート形状規格などモータースポーツ分野でも活用されています。

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今回「THUMS Version 4」に追加する10歳(身長138cm相当)、6歳(身長118cm相当)、3歳(身長94cm相当)の「子ども」モデルは、各年齢の平均体格を表現しています。

これまで発売してきた、大柄男性モデル(身長189cm相当)、成人男性モデル(身長179cm相当)、小柄女性モデル(身長153cm相当)と同様、乗員と歩行者の姿勢を模擬した2タイプ(計6タイプ)を揃えています。

トヨタでは、ラインナップの充実により、年齢や体格差による影響まで考慮した、より幅広い傷害解析が可能となるとしています。

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トヨタは2000年にTHUMS Version 1を市販開始して以来、2003年のVersion 2で顔面・骨を、2008年のVersion 3では脳を、2010年のVersion 4では脳や内臓の形状をはじめ骨格、内臓との位置関係や結合状態まで精密にモデル化してきました。

2015年のVersion 5では、衝突前の乗員身構え状態を模擬できる筋肉モデルを追加するなど、THUMSは継続して改良・進化を重ねてきました。

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今回追加する子供モデルは、米国ミシガン州のToyota Technical Center内に設置されている「先進安全技術研究センター」(CSRC : Collaborative Safety Research Center)が、米国のウェインステート大学(Wayne State University)やミシガン大学(University of Michigan)と共同で実施した研究成果(身体形状データ)などを活用して作成されたということです。

(山内 博・画像:トヨタ)

日立マクセル製リチウムイオン電池を搭載した無限の電動バイクがマン島TTレース3連覇を達成

日立マクセルは、2016 年 6 月 8 日に開催された「2016 年マン島 TT レース TT Zero Challenge クラス」の決勝レースで、日立マクセル製リチウムイオン電池を搭載したM-TEC(以下、無限) の電動バイク「神電 伍(SHINDEN GO)」が3連覇を達成したと発表しました。

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日立マクセルは 2013 年より無限のレース仕様電動バイク「神電」向けに、ラミネート形リチウムイオン電池を供給しています。

同社のラミネート形リチウムイオン電池は、独自の電極積層構造を採用するとともに、オリジナルの耐熱セパレータ技術を用いています。

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今回「神電 伍(SHINDEN GO)」に搭載された電池は、無限用の専用仕様品として、 昨年の「神電 四(SHINDEN YON)」搭載の電池から、さらに容量密度を向上させたということです。

無限は「神電 伍(SHINDEN GO)」のバッテリーシステムやモーター、フレーム等を新規開発し、マクセル製電池の出力向上に合わせて同社で冷却性能を高めることで、さらなる高出力化を実現 しました。

(山内 博・画像:日立マクセル)

アウディA8次期型、ニュルで雨天ハンドリングテスト!

ニュルブルクリンクで霧雨の中行われた、アウディのフラッグシップサセダン『A8』次期型のハンドリングテストの模様をカメラが捉えました。

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リポートによれば、濡れた路面での高速域やコーナーも安定した走りを見せ、順調な仕上がりのようです。

プラットフォームにはポルシェ次期「パナメーラ」に採用されるスポーティーな「MSB」が期待されており、カモフラージュされたフロントからは、よりワイルドでシャープなフロントマスクの一端が見えます。

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パワートレインには直列4気筒、V型6気筒、V型8気筒、W型12気筒のほか、プラグインハイブリッドもラインナップされる可能性が高く、ハイテク面では先進のインフォテインメントシステム並びに、自動運転技術の搭載他、最新のドライビング・テクノロジーが満載される模様です。

ワールドプレミは2017年前半と見られています。

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開発を急ぐ新技術は「守護天使」!? トヨタの研究部門の計画とは?

トヨタ自動車が1月、米国に設立した「TRI」(Toyota Research Institute)を率いるギル・プラットCEOが、AI(人工知能)を使った新技術について語ったそうです。

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ロイター等によると、同社は自動運転技術で2方式の開発を進めていると言います。

一つはドライバーが事故を起こしそうになった際、AIが運転操作を支援する方式で、同社が「守護天使」(Guardian Angel)と呼んでいるもの。

TOYOTA_Highway_Teammate

プラット氏によれば数年内の実現を目指しているそうです。

もう一つは高齢者や体の不自由なドライバーに代わり、AIが運転する「Chauffer」(お抱え運転手)と呼ぶ方式で、こちらはほぼ完全な自動運転。

米人気映画「MIB Ⅱ」(メン・イン・ブラック2)でステアリングホイールの中から現れる運転代行ロボットを思わず連想してしまいますが、こちらの実現にはより高い信頼性が必要となるため、さらなる研究が必要としており、実用化には時間がかかるとしています。

TOYOTA_Highway_Teammate

また、プラット氏はAIの応用領域として「家庭用ロボット」が有力としており、日本を中心に今後10〜15年で高齢化に伴う介護用で需要が高まるとの予想のもと、商用化を急いでいる模様。

トヨタ自動車はTRIに今後5年間で約10億ドル(約1,050億円)の研究費を投じる計画で、先頃ご紹介した米Google傘下のロボット会社買収への動きも含め、AI研究を加速させる考えのようです。

Avanti Yasunori ・画像:トヨタ自動車

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トヨタ自動車、伊勢志摩サミットで生活支援ロボットをPR!
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トヨタ自動車が「ライドシェア」のUber社に戦略的出資!
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トヨタ、ミシガン州に新拠点を開設し、「自動運転」の研究を加速
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トヨタの自動走行車は「気持ちが通ったパートナー」に!
http://clicccar.com/2015/10/08/331845/

ホンダ「S1000」、128馬力で登場か? レンダリングスケッチを入手!

ホンダが『ビート』以来、19年振りに発売した軽自動車規格の『S660』。

その兄貴分となる『S1000』に関するレポートが、欧州からレンダリングスケッチと共に入ってきました。

S1000

「S1000」は、「S660」のボディを拡大、パフォーマンスを向上させグローバルモデルとして販売するモデルとなりますが、そのボディサイズやパワートレインは気になる所です。

Honda-S660_Concept-2013-1280-03

エクステリアデザインは「S660」の意匠を継承する可能性が高く、ボディサイズは全長3500mm×全幅1590nn×全高1190mmという情報です。

パワートレインには、新開発の1リットル直噴3気筒VTECターボを搭載、最高馬力は「S660」の倍、128psを発揮するといい、6速MTも勿論ラインナップされる可能性が高いようです。

ワールドプレミアは2017年内、日本発売の可能性もあり、予想価格は300万円以内に収まりそうです。

(APOLLO)

ダイハツ・ムーヴ カスタムにお値打ち価格135万円の新グレードが追加

ダイハツのハイト系軽自動車「ムーヴ」がマイナーチェンジと新グレードの追加です。

全車共通の変更点は、オートライトの点灯タイミングを早期化した点、メ ーカーオプションで設定している「ブラックインテリアパック」の内装色の一部変更などになります。

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カスタムシリーズに追加設定された「カスタムX”Special”」は、14インチフルホイールキャップ・スチールホイールの採用などにより、価格を抑えたムーヴカスタムのエントリーグレード。2WDが135万円、4WDは147万4200円(いずれも消費税込)となっています。

そのほか、フロントシートリフト車の価格を引き下げ、福祉車両として最安値(ダイハツ調べ)の126万4000円〜157万4000円(消費税非課税)としているのもマイナーチェンジの変更点です。

(山本晋也)

ダイハツ・ムーヴの最上級グレードがマイナーチェンジで内装充実

ダイハツのハイト系軽自動車「ムーヴ」。その上級グレードといえるのがムーヴカスタムの”ハイパー”シリーズです。2016年6月21日、ムーヴのマイナーチェンジに合わせて、ハイパーシリーズもプレミアム度を増しました。

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主な変更点は、ドライバーが常に目にするインテリアに集中しています。インパネガーニッシュ とドアオーナメントパネルの加飾をグロッシーブラッククロスに変更、さらにシートステッチをシル バーステッチとするなど、インテリアのプレミアム度を高めました。また「純正 ナビ装着アップグレードパック」も標準装備となっています。

メーカー希望小売価格は、NAエンジンのムーヴカスタムX”ハイパーSA II”が149万400円(2WD)と161万4600円。ターボエンジンのムーヴカスタムRS”ハイパーSA II”は2WDが162万5400円、4WDは174万9600円となっています(いずれも消費税込)。

(山本晋也)

【モーターファンズイヤー】モーターファンの復活第2号が6月25日に発売!

今年で創刊90周年を迎え、4月に20年ぶりに復刊を果たした「MotorFan」から第2号6月25日に発売します。

メイン特集は「長く乗れる極上パワートレイン」。オリンピック開催の2020年まであと4年となった今。どんなパワートレインを買ったら、2020年もワクワクしていられるか?
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燃費の本当の話、しましょう。13台の話題の国内外のクルマを対象に実走行燃費チェックを実施。燃費不正あるいは排ガス問題がクローズアップされている中、MotorFanはリアルに近い数値が測定できる実走モード燃費を独自に策定。クルマが持つ真の実力も丁寧に検証しながら、距離計の嘘を含めて事実を明らかにしました。
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MF図解特集では「多段化するトランスミッション」をピックアップ。7速、8速は珍しくなくなり、今後はさらなる多段化が進んでいくとされている。今回の特集では6速ATから9速ATに変わったレンジローバー・イヴォークをテキストに多段化すると何がどうなるのかを詳しく解説。
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ロードテスト再録は「マツダ コスモ・スポーツ」を3部構成に分けて徹底再考。第一部では、マツダ所有の初期型を実車確認。第二部はモーターファン1967年8月号をできるだけ忠実に再現・再録した「再録ロードテスト」。第三部は現役のエンジニアにロードテストを読み解いてもらった「現在の視点」。
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モーターファン Vol.2
2016.06.25
不定期刊
定価864円 (本体価格800円)
http://www.sun-a.com/magazine/detail.php?pid=9019

モーターファン Vol.1は下記リンクよりお買い求めいただけます。
http://www.sun-a.com/magazine/detail.php?pid=8947

200キロオーバーの世界を仮想空間で体験できるVWのプロモーション

フォルクスワーゲンは、6月17日(金)より仮想空間(バーチャルリアリティ、以下:VR)を活用したプロモーションをフォルクスワーゲン正規販売店で順次実施すると発表しました(一部実施しない店舗もあり)。

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このプロモーションでは、エキサイティングなVR(バーチャルリアリティ) 試乗を体験できます。

VR試乗のコンテンツは、高速道路などでしか体験することができないオールイン・セーフティ体験と、プロドライバーが運転するGolf Rのサーキット走行体験の2つが用意されています。

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オールイン・セーフティ体験では、時速200キロ超の高速走行性能や衝突被害軽減ブレーキ、前走車追従走行支援システムといった先進安全技術など、一般の試乗では体験しにくいフォルクスワーゲンの性能を気軽に体感することができます。

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フォルクスワーゲンでは、エンターテイメントから医療分野まで幅広く活用が進んでいるVR技術を使ってフォルクスワーゲンの魅力を発信することを目指しています。

キャンペーン情報:Volkswagen VR Theater 体験 キャンペーン

(山内 博・画像:フォルクスワーゲン)

2035年にPHVの世界市場が32倍、EVが17倍に拡大する!?

世界のマーケット情報や企業情報のレポートを手掛ける富士経済が、次世代自動車の市場動向を調査、その結果をまとめた「2016年版 HEV、EV関連市場徹底分析調査」を公開しました。

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報告書によると、現状ではHVが次世代自動車市場を牽引しているものの、2020年頃を起点にPHV、EVの市場拡大ペースが加速。2030年頃には拮抗し、その後PHVとEVがHVを抜き去り、逆転するとしています。

PHV:欧州、北米、中国で2025年頃より大幅な需要増加
EV:2015年に市場が大きく伸張。今後中国の需要増加がけん引
HV:日本を中心に市場が拡大。欧州や中国は伸び悩む

2035年頃にはPHVの世界市場が欧・米・中を中心に665万台(2015年比:約32倍)まで拡大、EVについても567万台(同 約17倍)に達するとしており、共にHVの468万台(同 約3倍)を上回ると予測。

欧米各メーカーを中心としたPHVとEVの多車種展開により、市場の伸びが予想されるとしています。

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その背景として、北米のZEV(Zero Emission Vehicle)規制により、HVがZEV認定の対象から外れたことや、各国に於けるPHV・EVへの優遇策(購入補助他)による普及拡大とそれに伴う車両の低価格化、急速充電器の普及、二次バッテリーの容量アップによる航続距離拡大などをあげています。

次世代自動車の更なる普及拡大には世界的に需要が高いSUV、ピックアップトラックの電動化が有効としており、今後の企業戦略に活かせそうな内容となっています。

Avanti Yasunori ・画像:富士経済、トヨタ自動車)

554万円〜という戦略的価格を付けたプラグインハイブリッドのBMW 330 eの走りは?

こちらでは、プラグインハイブリッドのBMW 330 eとメルセデス・ベンツC 350 e アバンギャルドの価格設定をはじめとした比較をお届けしました。

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554万円〜というBMW 330 eと、メルセデス・ベンツC 350 e アバンギャルド(単一グレード)の721万円という価格差には驚かされますが、BMW 330 eは、カタログから落ちた2.0L直列4気筒ターボを搭載する純ガソリン仕様の330i系と価格は同じくらいで、その代役と考えると納得できます。

さて、330 eの魅力はなんと言ってもモーター駆動らしく低速域の力強さ、スムーズかつ静かな走りでしょう。

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状況に応じてモーターとガソリンエンジンをバランス良く使う「AUTO eDrive」、最速120km/hまでモーター走行が可能な「MAX eDrive」、バッテリー残量を最大50%まで増やせる「SAVE Battery」の3つに加えて、シフトレバーをM/S側に倒すことで充電量を最大80%まで増やせる「CHARGE Battery」と、走行モードを選べる点もプラグインハイブリッドならではの長所といえそう。

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最も気になるのは、BMWらしいフットワークを味わえるかどうか、という方も多いでしょう。

部分的とはいえ電動車両らしく重量を感じさせる乗り味に加えて、それをカバーするためか、パワーステアリングの手応えが妙に軽く感じるのが少し気になります。また、乗り心地はMスポーツだと路面によってはやや硬めに感じられるシーンもありました。

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PHV化されても前後重量配分50:50にするなど、BMWらしいこだわりはコーナリング時の重心の低さという恩恵を得ているとも受け取れますが、バッテリー搭載による低重心フィーリングは好みが分かれそうです。

(文/塚田勝弘 写真/前田惠介)

【関連記事】

プラグインハイブリッド対決! BMW 330eとメルセデス・ベンツC 350 eの違いとは?
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アウディ・ジャパンが世界で1台だけのアウディQ7をヤフオク! で販売

日本だけでなく世界でも活躍している墨絵イラストレーターの茂本ヒデキチ氏による世界で1台だけの「Audi Q7 HIDEKICHI Dynamic Edition」が6月21日から7月4日までヤフオク! に出品されています。

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茂本ヒデキチ氏は、大阪芸術大学を卒業後、東京のデザイナーを経てイラストレーターに。

「墨」によるドローイングを得意とし、そのスピード感あるタッチでミュージシャン、黒人、アスリートなど、既存の墨絵では描かれなかったモチーフを取り入れ、日本国内だけでなくニューヨークでも話題を呼び、海外からのオファーも多いそうです。

ヤフオク! の新企画「プレミアムカーオークション」に出品されるもので、「プレミアムカーオークション」とは、ヤフオク! でしか手に入らない、特別車のオークションです。

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記念すべき第1回に出品されるのがこの「Audi Q7 HIDEKICHI Dynamic Edition」。

アウディ ジャパンによると、世界的墨絵アーティストである茂本ヒデキチ氏の躍動感溢れる墨絵アートと、アウディQ7の持つ俊敏さと躍動が共鳴し、見る人を圧倒する唯一無二のプレミアムなモデルに仕上がっているとのこと。

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価格はオークションですから落札者により決定されますが、いくらになるか気になるところです。

ちなみに、新型アウディQ7は、804万円〜という価格設定で、ベース車はQ7 3.0 TFSI quattro(929万円)で、写真を見るとオプションの「S Lineパッケージ」装着車になっているようです。

また、「Audi Q7 meets 墨絵」と題した動画も公開されているほか、「Audi Q7 HIDEKICHI Dynamic Editionの」展示イベントも開催されています。

(塚田勝弘)

【関連サイト】

ヤフオク! 商品ページ
http://page9.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k219133478?u=%3baudi_campaign

Audi Q7 meets 墨絵
You Tube:https://youtu.be/l8pGzShpA5k

「Audi Q7 HIDEKICHI Dynamic Edition」展示イベント
日時 :6月24日(金) – 6月26日(日) 10:00 – 19:00
場所 :代官山T-SITE 東京都渋谷区猿楽町16-15

[F1速報×F1女子~カナダGP号]明暗を分けた跳馬のストラテジー。ふたつの誤算とは?

第7戦目となるカナダGP。ベッテル選手のロケットスタート、ハミルトン選手・ロズベルク選手のチームメイト同士での接触等、レース開始早々目が離せないレースでしたね。

モナコGPに続き2連勝目となるハミルトン選手が表紙の「F1速報カナダGP号」。

姉のyuriが期間限定「ル・マン女子」としてフランスへ出張中(!)の為、私、妹のharuが見所をご紹介します!

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■SCOOP  UP !! ふたつの誤算

カナダGPでマシンをアップグレードしてきたフェラーリ。スタート直後にインを突いてトップに躍り出たベッテル選手が、フェラーリ今季初優勝を飾るのではないかと期待した方も多かったはずです! しかし、チームの作戦ミスによりチャンスを逃すことに……。

その背景には、2つの誤算があったそうです。

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2台とも2ストップでレースに挑んだフェラーリ。ギヤボックストラブルによりバトン選手がコース脇にストップした所で、バーチャルセーフティーカー(VSC)が導入されました。ここでピットインの指示をだすも、VSCだった為、マシン撤去後すぐに解除されることとなったのです。

「まさか1周かそこらで解除されるとは思わなかった」と、フェラーリチーム代表のアリバベーネ氏は振り返ります。

もう1つの誤算は、スタート時に装着していたウルトラソフトのデグラデーション。

金曜日の路面温度が44℃という高温だったのに対し、日曜日は20℃以上低い23℃だったため、デグラデーションの値が小さくなることを予測できなかったことが誤算となってしまったそうです。

今回はチームの作戦ミスにより優勝を逃してしまいましたが、メルセデス勢を追い詰めることができるパワーが十分にあることを証明したフェラーリ。今後どの様な熱いバトルが繰り広げられるのか、今から楽しみです!

■今宮 純のFORMULA ONE UNIVERSE

今季初のポディウムとなったのはウィリアムズのボッタス選手! チーム創設者フランク・ウィリアムズ氏は、彼のどの様な点を見込んでチャンスを与えたのか。モーター・スポーツジャーナリストの今宮 純氏が語ります。

注目すべきはボッタス選手のその人柄!

「気どらない、飾らない、カッコつけない、そんな一面をモナコGPで行われたパーティーの様子に感じた。最近の新鋭ドライバーたちはそういう席の場合、スリム・フィットなスーツを着こなし、まるでポップスターやモデルみたいだ。そのなかで、ひとり、“浮いた”感じがするボッタス。失礼かもしれないが、シティボーイたちに混ざった、遠くからやってきた青年のよう。場慣れしていない感ありありで、かえって目立つ。ふと思い出すのは、昔こういう場でタキシード姿が似合わないけれどもかえって目立っていた青年、そう新鋭時代のアイルトン・セナ。着こなすアラン・プロストとは好対照……。」

と今宮氏。

オーストラリアGPのメルボルンウォークで、サインと写真に快く応じてくれたボッタス選手は、やはりとても物静かな印象でした。

でもレースとなると速い! そのギャップがたまらないですよね(^^)

そんなボッタス選手が、英雄アイルトン・セナと意外なところに共通点があったとは驚きです。将来、彼のような大物になるかも……!

「フィンランド人ドライバーといえばライコネン選手」というイメージが強いですが、冷静なドライビングで着実にキャリアを積んでいるボッタス選手の今後の活躍に大注目です!

無題

「花よりF1」では中野のスポーツバーで仲間たちと楽しくF1観戦する様子をお届け。こちらも読んで頂けたら嬉しいです(^^

次選はアゼルバイジャンGP。初開催となるこの地でどのようなバトルが待っているのでしょうか。今から楽しみです!

(haru)

【ゆとり世代のチョイ乗り報告】最後の6気筒!?「ポルシェ・ケイマンS」を試す(後篇)

先代モデルとなったポルシェ・ケイマンS、無事にドライバーズシートの権利を獲得し、いよいよ試乗です。

カエルに例えられる顔つきや滑らかな曲線のボディラインなど、車体を構成するすべての要素に只ならぬ雰囲気が感じられ、思わずニヤニヤ。

納車手続きの予行演習っぽく、必要書類を記入し、キーを受領。「911」のボディを象ったキーもお洒落で所有欲をくすぐります。

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低めの着座位置や素早く6速MTを操るために底上げされたセンターコンソールなど、ギュッとタイトなコックピットに収まると、自然と身が引き締まります。

ソワソワとした高揚感を抑えるために、目をつぶり、大きく息を吸い、静かに吐き出す。レザーが醸す香りや外の喧騒を感じさせない静謐など、カチリ…カチリ…と徐々に自分と「ケイマン」がシンクロしていく感覚が心地よいです。

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キーを挿してひねると、座席直後に搭載された3.4L水平対向6気筒自然吸気エンジン(325ps/370Nm)が、猛々しいサウンドを耳に、エンジンのピストン運動が刻む振動をシート越しに身体へ届けてきます。

ボディが強固な上にシートが肉厚なため不快感はなく、ドライバーはエンジンの確かな存在感を堪能できます。底知れない実力を漂わせるエンジンと自らの手中にあると感じる一体感に、ワタクシは勝利を確信しました。

しかし、誤算が。クラッチペダルが重すぎるほど重いのです。「フンッ!!」と気合いを込めるほど押し返そうとする力が強く、信号が多い都内では10分足らずで足はプルプル。

「せっかくのポルシェだからMT!」と意気込んでいたのですが、余計な手間を掛けずに完璧かつスピーディに変速をこなしてくれる7速PDKにしておけば……。

シフトノブ

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さらにいいますと、街中での乗り心地は決して穏やかではありません。

タイヤ(ピレリ P ZERO)が、フロントは235/35ZR20、リヤは265/35ZR20と横幅が広くそして薄い上に、車高が低いため、タイヤが接地する路面の凹凸がもたらすショックを和らげる余裕が少なく、路面の粗さで乗り心地は大きく左右されます。

ホイール&ブレーキ

しかし、ポルシェのスゴイ所は、そういった外乱を受けた際にボディとステアリングがビクともしないことです。

街中でも高速道路でも、強めのショックを後々まで残さない。たとえ路面が酷くてもステアリングは1mmの動きさえ見逃さずにたちまちクルマの向きを変えるため、第一声に「しっかりしている」という感想を挙げたくなるのも頷けます。

搭載する水平対向6気筒自然吸気エンジンは、アクセルを緩やかに踏み込めば、それに呼応するようにモリモリとパワーとサウンドは高まり、1370kgの車体を突き抜けるように加速させていきます。

370Nmの最大トルクは4500〜5800rpmと高めの回転域で発生させますが、かといって低回転域で加速が弱い心配は無用。

新型「ケイマン」の2.0L水平対向4気筒ターボは380Nmを1950〜4500rpmで、2.5L水平対向4気筒ターボの「ケイマンS」は420Nmを1900〜4500rpmで発揮させると聞くと、その走りへの期待は高まるばかりです。

ただし、あと一歩踏み込んで欲しいのが安全装備です。

自動ブレーキはなく、後ろ側方の死角に入り込んだクルマの存在を警告する機能もありません。この点については競合モデルに劣っていると言わざるを得ません。

それに真っ赤なインテリアはフロントウィンドウへの反射が強く、トンネルの出口などの明暗が切り替わる場面では危ないなとも感じました。

多少の欠点はあるものの、それらを上回る美点には抗えないです。

街中では人目を引くデザインとブランドが、一歩離れた郊外では人目に触れない代わりに爽快な走りがオーナーを満たしてくれるのですから。

今回試乗した「ケイマンS」の自動車税は5万8000円と決して安くなく、その他の維持費は想像もつきません。

でも、どうせ払うなら気持良く払えるクルマが欲しくなりませんか? それはスポーツカーでも、ミニバンでも、軽自動車でも変わらないはず。そして「ケイマン」は間違いなくその1台であると断言できます。

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(今 総一郎)

【関連記事】

【ゆとり世代のチョイ乗り報告】最後の6気筒!?「ポルシェ・ケイマンS」を試す(前篇)
http://clicccar.com/2016/06/19/379143

ダイハツ・ムーヴが一部改良で新グレード「カスタム X Special」を追加、価格も引き下げ

ダイハツ・ムーヴは、長年ライバル関係にあるスズキ・ワゴンRをはじめ、現在ではホンダN-WGN、7月にも生産、販売再開と一部で報道されている三菱eKワゴン/日産デイズといった軽トールワゴンとの競争はもちろん、ほかの軽自動車ジャンルと比較されることもあるでしょう。

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2015年、そして今年に入ってもぱっとしない軽自動車販売ですが、三菱の燃費不正問題とスズキの走行抵抗値不正問題もあって、さらに逆風が強まっている状況。

2014年12月にフルモデルチェンジを受けたダイハツ・ムーヴは、軽自動車販売ランキングで今年だけ見ても1月が6位、2月が8位、3月〜5月が9位と、スズキ・ワゴンRと順位の前後を競い合っています。

6月21日に受けた一部改良では、人気のムーヴカスタムに価格を抑えた「カスタムX Special」を新設定。さらに、全グレード6000円プライスダウンという価格改定も行われています。

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ムーヴカスタムの「ハイパーシリーズ」においては、インテリア加飾や仕様を変更。

インパネガーニッシュとドアオーナメントパネルの加飾をグロッシーブラッククロスに変更し、さらにシートステッチをシルバーステッチにするなど、インテリアの質感を向上。

また、通常はメーカーオプションの「純正ナビ装着アップグレードパック」を標準装備するなどの商品力向上も図られています。

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全車にオートライトの点灯タイミングを早期化するなどの仕様変更が施されているほか、メーカーオプションで設定されているムーヴの「ブラックインテリアパック」の内装色を一部変更。

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ほかにも、フレンドシップシリーズのムーヴフロントシートリフトをシンプルで使いやすい機構とすることで、自動車メーカーが製造し、車いす等昇降装置とその車いすを固定するための装備を備え、車両本体の消費税が非課税となる車両において、最も低い価格としているのも変更点となっています。

新設定された「カスタムX Special」の価格は、NA/2WDが135万円、NA/4WDが147万4200円、「カスタムX ハイパーSAⅡ」のNA/2WDが149万400円、NA/4WDが161万4600円、「カスタムRS ハイパーSAⅡ」のターボ/2WDが162万5400円、ターボ/4WDが174万9600円。

「ムーヴ フロントシートリフト」の価格帯は、126万4000円〜157万4000円です。

(塚田勝弘)

ダイハツ・キャストにレザー調シートを採用した特別仕様車「プライムコレクション」を設定

乗り心地のよさや内・外装の質感の高さなど、ダイハツの最新モデルらしい仕上がりが魅力のダイハツ・キャスト。

こちらでもご紹介したように、2016年6月20日に一部改良を受けたほか、特別仕様車の「プライムコレクション」が「アクティバ」と「スタイル」に設定されています。

cast_20160620001キャスト・アクティバ、スタイルともに「G プライムコレクションSAⅡ」「Gターボ プライムコレクションSAⅡ」というモデル名。

特別装備としてレザー調シートをはじめ、インテリアアクセントカラー(センタークラスター/ドアアームレスト)を用意。

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ほかにも、純正ナビ装着アップグレードパック、スーパーUV&IRカットガラス(フロントドア)、スーパークリーンエアフィルター、SRSサイドエアバッグ(運転席/助手席)、シートヒーター(運転席/助手席)も装備されるなど、カラーコーディネイト、装備ともに充実しています。

価格帯は、アクティバの「G プライムコレクションSAⅡ」「Gターボ プライムコレクションSAⅡ」が147万9600円〜171万1800円、キャスト・スタイルの「G プライムコレクションSAⅡ」「Gターボ プライムコレクションSAⅡ」が147万9600円〜170万6400円です。

(塚田勝弘)

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ダイハツ・キャストが一部改良で内・外装カラーのバリエーションを拡充
http://clicccar.com/?p=380488

ダイハツ・キャストが一部改良で内・外装カラーのバリエーションを拡充

2015年9月に登場したダイハツ・キャストには、最もオーソドックスの「スタイル」、SUV風に外観が印象的な「アクティバ」、アグレッシブな走りを楽しめる「スポーツ」という3つのバリエーションを用意しています。

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そのキャストが、2016年6月20日に一部改良を受けました。

軽自動車販売ランキング(全国軽自動車協会連合会調べ)において、2016年1月は9位、2月と3月は7位、4月と5月は10位。昨年の発売以来、ほぼ5位以内にランクインしていただけに、やや物足りないところでした。

3つのバリエーションともに乗り心地や静粛性の高さなどは、軽自動車でもトップクラスだと思いますが、完成度の高さからすると、もっと売れてもいいような気がします。

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今回の一部改良では、キャストシリーズで好評だという多彩な内・外装のカラーバリエーションをさらに拡充させています。

まず、キャスト・スタイルでは、「デザインフィルムトップ」のカラーに、2015年の東京モーターショーの参考出品車で好評だったというシルバーをベースに新開発した「ヘアライン調/シルバー」を新設定。

cast_20160620022また、「カーボン調/ワインレッド」も選択できるようになり、2トーンカラーの選択肢が1色から3色に拡大されています。

内装色では、従来の 「シルバー」、「バーガンディ」、「ライトブラウン」に加えて「ピンク」、「ネイビー」、「ブラック」、「ホワイト」の4色を追加することで内・外装のカラーコーディネイトの幅が広がっています。

cast_20160620011キャスト・アクティバには、「デザインフィルムトップ」のカラーに「カーボン調/ブラック」を新設定し、2トーンカラーが2色に拡充。さらに、ボディカラーに「ブライトシルバーメタリック」を追加

インテリアアクセントカラーも従来の「シルバー」、「ブルー」、「オレンジ」に加えて「レッド」、「ネイビー」、「ブラック」、「ホワイト」の4色が追加されています。

cast_20160620024キャスト・スポーツでは、「デザインフィルムトップ」を選択すると、「レッド」が標準設定となる「ドアミラー」と「リヤクォーターピラーパネル」のカラーをブラックに変更できるメーカーオプションが新たに設定されています。

装備面では、4WD車の最低地上高をアクティバが従来の175mmから180mmに、スタイルとスポーツを145mmから150mmに高めることで、より走破性を向上させているほか、助手席シートヒーターを追加(キャスト・スポーツと特別仕様車「プライムコレクション」に標準装備するほか、メーカーオプションの「ウォームパック」に設定)。

価格帯はスタイルが122万400円〜170万6400円、 アクティバが122万400円〜171万1800円、キャスト・スポーツが162万円〜174万4200円となっています。

(塚田勝弘)

クルマも「ミラーレス」に!6月18日、国土交通省が解禁

「ミラーレス」といってもデジタルカメラの話ではありません。長い歴史を持つ自動車用のミラーがいよいよ無くなろうとしています。

国土交通省が6月18日、サイドミラーの代わりにカメラモニタリングシステムを備えた「ミラーレス車」を解禁しました。

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道路運送車両の保安基準などで、鏡面の面積や視認エリアなど詳細な条件が定められていたサイドミラー。

今回カメラとモニターで代用できるようになったのは、国連のWP29(自動車基準調和世界フォーラム)が、昨年11月にミラーの代用範囲拡大を決定したことが背景に有ります。

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こうした世界の動きを踏まえ、国土交通省が自動車の保安基準を改定し、自動車の全てのミラーをカメラとモニターで代用することを認めたもの。

これまでバックカメラが先行して普及するなか、日産自動車がエクストレイルなどのインナーミラーに液晶モニターを内蔵した「スマート・ルームミラー」をいち早く採用。

車両後方の様子をカメラ映像化することで、後席乗員の頭部やCピラーなどによる後方視界への影響が無くなり、暗い地下駐車場内や夜間の視認性も向上、安全性の向上に寄与しています。

今回「ミラーレス車」が解禁されたことで、これまでゼロにできなかった死角を無くすことが可能になるとともに、雨天時にドアガラスやバックウインドウガラスについた水滴の影響を受けること無く、クリアな視界を得ることができるようになります。

また、エクステリアデザインの一部となっていた外付けミラーに代わり、新たなアイデアが生まれる可能性も。

一方、ネガ要因としては、後続車の遠近感への違和感や、映像表示の微小な遅延、システムの故障などが考えられます。

また、カメラの搭載位置やレンズへの埃・水滴付着に対する設計上の工夫が必要になるのは言うまでもありません。

しかし、国交省がGoを出した背景には、これらの要件をクリアした車両の登場が近い事を意味している可能性が高く、それが国産車なのか、輸入車なのか、はたまたトラックやバスなどの商用車なのかは現時点で不明ですが、いずれにしても今後の動向が大いに注目されます。

Avanti Yasunori ・画像:Volkswagen

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プラグインハイブリッド対決! BMW 330eとメルセデス・ベンツC 350 eの違いとは?

2016年3月から納車が開始されているプラグインハイブリッドのBMW 330e。

EV走行距離は36.8kmとやや短いものの、120km/hまでモーター走行が可能で、そこにBMWらしい走りが備わっていれば気になる存在ではないでしょうか。

20160414BMW PHV_007

554万〜599万円という価格帯も注目点で、最大のライバルといえるメルセデス・ベンツのC 350 eアバンギャルドが721万円という高めの設定ですから、BMW 330eの価格帯は確かに戦略的といえそう。

なお、C 350 eアバンギャルドはEV走行が28.6km、最高速は130km/hとなっています。

20160414BMW PHV_025

では、両車を比べるとBMW 330eの勝ちでキマリか、というとそんな簡単ではありません。

BMW 330e は2.0Lの直列4気筒ターボエンジンと8ATによるパワートレーンを搭載し、184ps/5000rpm、290Nm/1350-4250rpm、モーターは88ps(65kW)/2500rpm、最大トルク250Nm。システムトータルの最高出力は252ps(185kW)、最大トルクは420Nmとなっています。

20160223Mercedes-Benz C350e_04720160223Mercedes-Benz C350e_022

一方のC 350 eアバンギャルドは、211ps/350Nmというパワフルな2.0L直列4気筒ターボに、82ps(60kW)/340Nmというモーター、システム出力も279ps(205kW)/600Nm。パワー、トルクともに圧倒的に上回っています。

同じコースを乗り比べたわけではありませんが、BMW 330eもアクセルを踏み込めばまさしく必要十分といえる力強さが得られるものの、まさにスポーツハイブリッドといえるC 350 eアバンギャルドの「いざ」という時のトルク感、加速力の伸びも明確に違います。

20160414BMW PHV_02220160414BMW PHV_021

トランスミッションはBMW 330eは8AT、C 350 eアバンギャルドは7AT。ただし、実際の走行フィールはどちらもスムーズでほとんどケチのつけようがない印象ですから、気になるポイントとはいえないでしょう。

20160223Mercedes-Benz C350e_008

なお、JC08モードハイブリッド燃費はBMW 330eが17.7km/L、C 350 eアバンギャルド(セダン)のJC08モード燃費が17.2km/Lとほぼ互角となっています。

(文/塚田勝弘・写真/前田惠介、小林和久)

世界の先進自動車技術市場、2030年にはどうなっている?

マーケティング&コンサルテーションを手掛ける富士キメラ総研が、自動車産業において「環境」「安全」「快適」をキーワードとする有望技術の方向性や、それらに応じて変化する機器やデバイス市場の将来動向を調査しました。

TOYOTA_ADAS

その調査結果を元にまとめた「2016 次世代カーテクノロジーの本命予測」では、自動車産業の将来を以下のように予測しています。

・自動運転システム

衝突回避、車線逸脱防止、道路検知などを行う先進運転支援システム(ADAS)搭載車は2015年時点で1,030万台に達しており、2020年には日米欧における販売台数の過半数がADAS搭載車となる見込み。

その後、2030年には全販売台数の41.5%にあたる5,800万台に拡大すると予測しています。

2016

また、2020年から徐々に「自動運転レベル3」の生産が拡大、2020年代後半には高級車や商用車を中心に、より高度な「自動運転レベル4」の量産がスタートするとしています。

・次世代カーナビゲーションシステム

ADASの搭載が進むなかで、日欧を中心に次世代車載情報通信システム「IVI」(In-Vehicle Infotainment)のディスプレイにADAS情報を映すニーズが高まるとしており、2030年には現在の6倍以上の1,812万台まで搭載が拡大すると予測しています。

TOYOTA_PRIUS_PHV

また、低価格車を中心にスマートフォン連携システムの需要が拡大しており、2030年には現在の30倍以上となる7,450万台にまで拡大する見込み。

2016

・センシング技術

ADASの普及に連動してセンシングカメラの需要が拡大すると予想され、2030年には日欧で主流になりつつあるミリ波レーダーとの組合せがさらに拡大。

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また、レーザーレーダーは、コスト低減要求の強いコンパクトカーや新興国向け車種の一部で採用が拡大するとの予想。

2016

・車載電源

2011年にドイツのメーカー5社が「LV148」規格を策定、48V電源対応車の開発が進んでおり、今年から欧州を中心に「48VマイルドHV」が投入されるようです。

2016

また、2020年からは中国、米国でも採用が増えるとの予想。

・バイ・ワイヤ技術

機械式制御に代わって電気信号で制御する技術で、主に日米欧を中心に搭載が増えています。

ドライブ・バイ・ワイヤは、エンジンの回転を電気制御するため、燃費削減につながるほか、アクセルワイヤやなどの部品が不要になるため、軽量化にも貢献。

2016

今後、自動運転などで電子制御化がさらに進むことから、2020年代前半には搭載率が100%になるとみられ、上級モデルを中心に搭載が進むようです。

シフト・バイ・ワイヤは、シフトレバーのデザインに制約がなくなり、センタークラスター、センターコンソールのデザイン性向上にもつながるため、ハイエンドクラスの自動車を中心に搭載が進むとの予想。

また、クラッチ・バイ・ワイヤは、高速道路でのみクラッチ操作からオートマチックに切り替えるなど、ドライバーの運転支援にもつながることから、2018年から主にM/T車の多い地域で搭載が進み、欧州、中国、新興国に限定的に普及するとしています。

これらの調査結果より、今後2020年から2030年にかけて「環境」「安全」「快適」をテーマにした機器やデバイス市場が飛躍的に拡大するとみてよさそうです。

Avanti Yasunori ・画像:トヨタ自動車、富士キメラ総研)

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【ツーリングで泊まりたい!】岩手の最強民宿「木いちご荘」に行ってきた!

普段、バイクでは主に街乗りをしているというみなさん、今年は「1泊2日のロングツーリング」を楽しんでみませんか?

わたし張山は、年に1、2回泊まりがけのロングツーリングを楽しんでおります。

泊まりがけツーリングのメリットはなんといっても「旅らしさ」と「非日常」が何倍も味わえるということです。そこに「すばらしい宿」が加われば最高の旅になりますよね。

先日、ツーリング先で「これは!」と感動した宿を発見しましたので、今回はその宿についてレポートいたします。

岩手県北部、八幡平の裾野にある「安代(あしろ)」と呼ばれる地域。

東北有数のツーリングスポット「八幡平アスピーテライン」にもほど近く、閑静な田園風景と野山が広がるこの地に

岩手の最強民宿こと「ラズベリーハウス 木いちご荘」があります。

先に申し上げます。木いちご荘の宿泊価格は「¥6,800(税抜)〜¥9,200(税抜)」です。ちなみにこれ、「朝食代」「夕食代」「風呂代」「部屋代」すべて込みの価格です。

え、安っ!! って思いますよね?(笑)

値段に差があるのは、夕食のお料理の内容によってプランが分けられているからで、メインディッシュは4種類の中から選べます。今回私が選んだ料理は「やわらか美味い 杜仲茶ポークスペアリブ」がメインディッシュのプラン。

食堂へ行き、料理が並べられた席を見ると何やら料理が溢れております……。

え? これで1人分!? 料理多すぎじゃないですか!? と驚きながらも席につき「いただきます……!」

最初から、メインのスペアリブをガブり。……反則だろ、この味は。

口の中でとろける、やわらかな肉の食感。あふれだす肉汁が、食欲の起爆剤になる。

長時間じっくりと煮込んだというポークスペアリブ。噛みしめるほどに、あふれる旨み……すごい、すごすぎる。こんな料理、今まで食べたことが無い。

1万円以内で泊まれる宿(私の場合は¥8,500)で食べられる料理の味を、遥かに超越しております!

この日のサイドメニューはカレイの煮つけ、マイタケの炊き込みご飯、お刺身盛り合わせ、他にもたくさん……

どれも、ご主人の腕とセンスが光る絶品の味ばかり。山菜などの旬の食材も取り入れられ、相乗効果で舌が魅了されます。

すさまじい料理の量と、その反則級の美味しさにわたしは無言になってしまいました。

さて、木いちご荘の料理の破壊力が十分に伝わったと思いますが、まだ今回のレポートは終わりませんよ。

なんと、食後のデザートで、「山の恵みで作った果実のチーズケーキが30種類の中から食事後に食べ放題」です

これにはもう、私は完全にヤられました。

チーズケーキの種類はサルナシ、山ぶどう、ハックルベリー、桑の実、栗、くるみ、イエロートマト、山ボーシ、ガマズミ、ブルーベリー、桜の実、レッドトマト、カボチャ、ブラックカーラント…などなど(覚えきれない)

食べ放題といっても、さっきの量の料理を食べたあとなので、ケーキを1つか2つしか食べられないのが、悔しすぎました……。生まれ変わったら、底なしの胃袋と太らない体が欲しい。

料理が素晴らしすぎる宿ですが、ご主人曰く「うちはあくまでも民宿ですからね。高級旅館のようなサービスは期待しないでください」とのことです。

しかし、ご主人と奥様が毎日丁寧に掃除をされているので、館内はとても綺麗な空間でしたよ。

何より、料理の内容が素晴らしすぎてこの宿に宿泊することを、わざわざツーリングのメインに計画しても良いくらいです。

いやいや、木いちご荘大満足の宿でした。

東北自動車道と、八戸自動車道の分岐点に位置する場所にあるので、泊まりがけの東北ツーリングや北海道ツーリングへ向かう前泊などでも使いやすい民宿ですよ。

ライダー達におススメしたい、岩手県の最強民宿。

ぜひとも、チェックしてみてくださいね。

「ラズベリーハウス 木いちご荘」
住所:〒028-7554岩手県八幡平市赤坂田204-1
交通アクセス:東北自動車道・松尾八幡平IC または安代IC〜国道282号を15分程
駐車場:先着順、25台分あり
公式Webページ:岩手 安比高原 果実酒の宿 木いちご荘

(ライター:張山 和希/Moto Be バイクの遊び方を提案するWEBマガジン

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【ゆとり世代のチョイ乗り報告】最後の6気筒!?「ポルシェ・ケイマンS」を試す(前篇)

環境や燃費への意識の高まりを受け、小排気量化(ダウンサイジング)とターボもしくはモーターによる補強は、全世界的なトレンドになっています。

911

高性能スポーツカーも例に漏れず、ポルシェも2016年にその動きを加速させており、「911」は従来の3.4Lと3.8Lを3.0Lへ統一。最高出力は20ps、最大トルクは60Nm向上させながら、燃費を約12%も改善させました。

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さらに、今年6月にはオープンカーの「ボクスター」では、エンジンを2.0Lまたは2.5Lへ小型化してターボが取り付けられただけでなく、6気筒から4気筒へ気筒数が削減されています。

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その一方で、最高出力はいずれも35psアップしています。これを受けて、「ボクスター」の屋根をガッチリと固定したクーペモデルの「ケイマン」も同様の改良を実施。新型の受注がスタートしています。

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この変化に期待の声もあれば、戸惑いや失望を覚えている人もいるようです。

「俺たちが愛したポルシェは死んだ」と嘆く彼らにとって、エンジンの冷却形式が空冷から水冷に変わったことは言語道断で、「911」以外のポルシェは邪道。最新の「911」もサイズが大きく重くそして価格が高過ぎる、らしい……です。小排気量&ターボ化は、ワタクシが想像するよりも深刻なことなのでしょう。

しかし、昔からの「あれこれ」を知らない立場から見ると、今回の改良は前向きなものばかり。性能があらゆる方面で上がり、おまけに維持費のうち自動車税が下がったのですから。

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とはいえ、ボクスター&ケイマンも新車だとオプションも含めて最終的に総額は700〜800万円になるはず。

となると「ゆとり世代」のワタクシに限らず、ポルシェに憧れつつも予算が……という方々にとって、2013〜2015年式の「ケイマン」を中古で買うという選択が現実的なのではないでしょうか?

それに空冷ポルシェの中古市場での高騰ぶりを見ると、水平対向6気筒の自然吸気モデルもいずれはプレミアが付くのかもしれません。

そんな折り、とある取材の顔ぶれにモデル末期の「ケイマン」の名が。これを逃してしまったら!? と思い、すかさず立候補。無事にドライバーズシートを奪取し、滑り込みで試乗のチャンスを獲得。その魅力や如何に?

【後篇】へ続く……

(今 総一郎)

親しみやすい125cc「Honda GROM」が新しくなって発売!

初心者からベテランまで幅広い層に人気の125cc「Honda グロム」が外観のデザインを一新し、より親しみやすいバイクとなりました。

前モデルから丸っこくて小さな可愛さから女性ライダーからの人気もありましたが、今回のデザインは可愛さもかっこよさも兼ね備えたデザイン。丸っこさとともに角ばったスタイルも取り入れられました。

LEDヘッドライトは新設計で他のバイクにはない雰囲気を放っています。まん丸のミラーとのギャップがかっこ可愛いです!

■パールバレンタインレッド

■レモンアイスイエロー

■パールヒマラヤズホワイト

どのカラーも新しいデザインと相性ピッタリですね!

レッドは可愛く、イエローは格好良く近未来感があります。ホワイトは乗り手を選ばずだれでも似合うバイクとなっていますね。

海外ではグロムのUSDMカスタムなんかも流行ったりしています。今回のモデルはそんな人たちのツボもしっかり押さえているので話題になること間違いなしです!

(ライター:佐藤 快/Moto Be バイクの遊び方を提案するWEBマガジン

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昭和電工、車載向け需要の増加でリチウムイオン電池材料の供給能力拡大へ

昭和電工は、リチウムイオン電池(LIB)材料用カーボン負極材SCMG(登録商標、以下同じ)の生産能力増強を決定しました。

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同社が生産能力増強を決定したSCMGは、上の写真のように黒い粉状の材料で、同社のHPでは下の写真のようにラミネートセルに封入してLIBの負極を形成する使用例を紹介しています。

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LIBは、スマートフォンやタブレット向けをはじめとする小型用途に加え、電気自動車(EV)向けの大型用途での需要が拡大しています。

特に中国では、大気汚染対策で政策によるEV推進が図られており、EVやEVバス向けLIBの需要が大きく伸長しています。

EV向けは1台あたりに搭載されるLIB容量が大きく、使用される材料も多くなります。今後、EVの普及に伴ってLIB材料市場は拡大を続け、2020年の市場規模は2兆円程度になると同社は見込んでいます。

昭和電工のSCMGは低抵抗や長寿命を特徴とし、EV用のLIB向けだけに限らず、今後の市場拡大が期待されるアイドリングストップ用途にも採用されており、需要が増大しています。

このような市場動向から、LIB向けの負極材の製造能力増強を決定したものと見られます。

今回決定された増強設備の本格稼働は2016年末を予定しており、能力増強により大町事業所における生産能力は現在より50%増の年間1,500トンとなります。加えて、6月からは中国における委託生産も開始したということです。

また、今年1月からLIB向けの正極用カーボンコート箔SDX(登録商標、以下同じ)の中国における委託生産も開始しました。

SDXは低抵抗で正極材料との密着性に優れているため、充放電特性が高まり、正極材に添加する導電助剤やバインダーの使用量を抑える効果がります。SCMGと同様、EV用途での需要が高まり、供給能力の拡大が必要なことから、中国での生産を開始したということです。

(山内 博・画像:昭和電工)

BMW、100周年記念限定のクレジットカードが登場

三菱UFJニコスは、ビー・エム・ダブリュー・ジャパン・ファイナンス株式会社との提携クレジットカードである「BMWカード」と「MINIカード」のラインナップに、期間限定で100周年記念限定デザイン「BMWカード VISA」を加えるとともに、「MINIカード」では新たに5種類のデザインを加えると発表。6月16日から新カードの会員募集が始まりました。

10683 BMW ICカード(BMW100周年記念)

期間限定の「BMWカード VISA<“THE NEXT 100YEARS”>」では、最新の超高性能モデル「i8」と生産台数が500台にも満たないとされる「328ミッレ・ミリア」をあしらい、BMWの歴史を感じさせるデザインが特徴。

一方の「MINIカード」は、従来発行されていた黒を基調に中央にエンブレムを配するデザインのエンブレムが最新のものに変更されました。

また、3代目となる現行「MINI」が展開する様々なバリエーション(3ドアハッチバック、5ドアハッチバック、クラブマン、コンバーチブル)を用意し、各クルマのオーナーやファンの満足感を高めてくれます。

10493 MINIカード(一般)10684 V・MINI(3DOOR)10685 V・MINI(5DOOR)10686 V・MINI(CONVERTIBLE)10687 V・MINI(CLUBMAN)

両カードとも、サービスとしてはVisa加盟店でのポイント付与はもちろん、空港ラウンジサービスの利用や溜まったポイントをBMW/MINIオリジナルグッズと交換も可能。また、オリジナルデザインのETCカードも発行できます。

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年会費は「BMWカード」が本人:4762円(家族1名につき:400円)、「MINIカード」は3810円(家族1名につき:305円)です。

(今 総一郎)

プリウスPHVを「見て座って」分かった、プリウスとの違いは?

日刊工業新聞などの一部報道によると、9月後半から生産を開始する新型プリウスPHVの生産台数は年間5〜6万台規模だそう。

PRIUS_PHV_20

新型プリウスPHVは「素のプリウスで十分じゃない?」といわれないように、内・外装のデザインや装備を一部変更するなど、「売る気満々」というのが「スマートコミュニティJapan 2016」で公開された実車からも伝わってきます。

専用の4眼LEDヘッドライトやブラックアウト化されたフロントグリルなど、顔つきからも違いを感じさせますが、見た目での最大の違いはオプションのソーラーパネル、インパネの11.6インチ「T-Connect SDナビゲーション」でしょう。

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ソーラーパネル発電で走行できる距離は、当然ながら地域や日照などの条件により異なりますが、豊田市で充電させたところ、JC08モード換算で5km程度の走行が可能という数値が出たそう。なお、発売時には一定の参考値が公表されるはず、とのことです。

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11.6インチの「T-Connect SDナビゲーション」の完成度も非常に高く、タッチコントロールの反応も、たとえばテスラ・モデルSや三菱電機製パネルを採用するボルボXC90(こちらは手袋をしたままでも操作できるのがウリ)と比較しても申し分ないという印象。

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機能としては最新の「T-Connectナビ」と変わらないですが、充電状態や充電スケジュールなどPHVならではのメニューが追加されているほか、ソーラーパネルを含めたエネルギーフローも当然表示されます。

また、PHV化で気になるのがバッテリーによる居住性、積載性への影響ですが、ノーマルのプリウスは後席下にバッテリーが積まれていますが、プリウスPHVは荷室下に配置が換えられていて、荷室フロアが77mm高くなっていますが、ゴルフバッグ2セットが積載できるとのこと。

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なお、荷室フロアボードの下をのぞこうとしたり、後席背もたれを倒して段差ができるか確認したりしましたが、この2つはNGが出ました。

後席の座り心地は、新型プリウスって「こんなに低かったかな?」という低い位置に座らせるのも印象的ですが、中央の大型コンソールはアームレストとしても機能するうえに、座面、背もたれともに後席としてはまずまずのフィット感を抱かせるのも朗報といえそう。

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そのほか、バックドアの一部にカーボンを採用しているプリウスPHVですが、その開閉感は軽く、ボディの軽量化以外にも力を入れずに開閉できるという利点も感じさせてくれます。

(文/写真 塚田勝弘)

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新型プジョー3008にスポーティなGT/GT Lineを追加

2016年5月にパリで発表されたばかりの新型プジョー3008。CセグメントのSUVで、「プジョー i-Cockpit」と呼ぶ新しいインテリアなど見どころは満載となっています。

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6月16日にフランスで発表された新型プジョー3008 GTは、「BlueHDi 180 S&S」と呼ばれる2.0Lディーゼルエンジンに6速ATを組み合わせたグレード。外観は「Coupe Franche(クープ・フランシュ)」という独特のカラーリングが目を惹きます。

一方の、新型プジョー3008 GT Lineは、価格訴求力の高いエンジンを搭載しながらスポーティさと高級感あふれるエクステリアを両立。

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具体的には、フルLEDライト(クローム仕上げのヘッドライトユニット)と専用グリルが装備されているほか、ウェザーストリップ、クローム処理を施したダブルエギゾーストパイプ、新「ブラックダイヤモンド・ガラスルーフ」、2トーンボディカラー、「クープ・フランシュ(オプション)」などが用意されています。

足元は18インチの2トーンアルミホイールがスポーティに演出しているほか、ブラックドアミラーカバー(GTはクローム仕上げ)も装備。内装は、GTシリーズ共通のデザインが採用され、グレー内装を基調としてアルカンタラを使用したシート、クロームで統一したパーツなども質感向上に寄与しています。もちろん、先述した「i-Cockpit」も採用されています。

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3008 GT、3008 GT Lineは、プジョーのプレミアムなラインナップのひとつとして、欧州では2016年10月より販売を開始。なお、現時点での日本導入は未定となっています。

(塚田勝弘)

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プラグイン車両の利便性を高めるメルセデスのワイヤレス充電

メルセデスに代表されるプレミアムブランドを展開するダイムラーが「TecDay」と名付けた技術発表会をドイツにて開催しました。

次世代に向けて、様々なテクノロジーが発表された中に、電気自動車やプラグインハイブリッドなどの利便性を上げるアイデアがありました。

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それが「非接触充電」です。駐車場の床面と車両側それぞれにコイルを配置することで実現するダイムラーの非接触充電は、最大3.6kWの出力が可能で、伝送効率は約90%といいます。

非接触充電自体は他メーカーも実験・デモンストレーションをしていますが、2017年にSクラスのプラグインハイブリッド車にオプション設定するというロードマップを描いていることが、ダイムラーの先進性です。

非接触充電システムが現実となれば、駐車場に止めるたびに充電プラグを車両に接続するといった手間がなくなるため、充電を忘れてしまうことも減り、ユーザーは意識することなくプラグインハイブリッドであるメリットを享受できるというわけです。

(山本晋也)

300~400万円台で買える! いま注目のキャンピングカーは「ミドルキャンパー」

2016年7月2日(土)〜7月3日(日)、東京ビッグサイトにてキャンピングカーを展示する「東京キャンピングカーショー2016」が開催されます。

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年間を通じて100台を越えるイベントは「東京キャンピングカーショー」のみで、12回目となる今回は過去最多となる約160台が一堂に会します。

一般社団法人日本RV協会の調べによると、キャンピングカーの購入者の中心は40〜50代が約70%と圧倒的ですが、60代以上も約25%となるなど、その年齢には広がりが見られるとのこと。

このように子育てや仕事から解放されたシニアのセカンドライフを支える一方、近年では災害時のシェルターなど街中での活用への注目も強まっているといいます。

キャンピングカーと聞くとトラックの荷台を改造したようなものをイメージしますが、現在はシンクなども備えた本格派から、横になって休むスペースだけといった簡易的なものまで、その形態は多岐に渡ります。

日本RV協会によると、近年、広々空間を誇る軽自動車がベースの「軽キャンパー」が世帯年収400万円未満の方から多くの支持を集めていたのが特徴でしたが、キャンピングカーライフの成熟度の高まりを受けて、さらなる機能を求める声が増えており、もう一回り大きく改造の自由度が高い「ミドルキャンパー」への人気が高まっているようです。

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価格も300〜400万円台と比較的リーズナブルで、多くの人が想像するキャンピングカーよりも取り回しに優れているため、「軽キャンパー」ユーザーの次の選択肢として注目されています。今回の「東京キャンピングカーショー2016」では18台が展示され、そのスペースは最大規模となっています。

公式サイト:東京キャンピングカーショー2016|キャンピングカー専門イベント情報サイトJRVA-EVENT.COM

(今 総一郎)

ベントレー、コンチネンタルGT次世代型に最強コンバーチブル投入へ!

4月にベントレー コンチネンタルGT次世代型の姿を捕捉しましたが、今度はそのオープンモデルである『コンチネンタルGT コンバーチブル』の次世代型プロトタイプの姿を初めてカメラが捉えました。

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次世代型では低いボンネットにワイドなフロントグリル、よりアグレッシブなヘッドライトを持ち、全体的にコンパクトなサイズとなるようです。

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パワーユニットは、アウディ「SQ7」の4リットルV型8気筒ツインターボディーゼルエンジン及び605psを叩き出す6リットルW型12気筒ターボエンジン、そしてプラグインハイブリッドがラインナップされます。

ワールドプレミアは2018年3月のジュネーブモーターショーが有力視されています。

(APOLLO)

フォード「フィエスタ」、次世代型で高級モデルへ!?

フォードのサブコンパクトモデル『フィエスタ』次期型のプロトタイプ、本物ボディを初スクープに成功しました。

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これまでのプロトタイプは、現行モデルのミュールだでしたが、ついにヴェールを脱いだ第7世代モデルです。レポートによれば、より豪華に、より高級志向を目指すモデルになるといいます。

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フォード・グローバル「B」プラットフォームを採用し、全幅がワイドに一回り大きくなるといわれおり、スクエアノーズにスリムなヘッドライトが特徴。

キャビンには最新のインフォテインメントシステムを採用し、最新の「SYNC3」音楽ソフト、スマートフォン連携衛生ナビ、ワイドスクリーンなどを装備するようです。

パワーユニットにはフォード次世代の「EcoBoost」3気筒エンジンを搭載する可能性が高く、ワールドプレミは2017年春頃になる模様です。

(APOLLO)

ヤマハから「YZF-R25 MotoGP Edition」が発売!【モビスタ到来】

初心者からベテランまで幅広い層に人気のミドルクラス・バイク「YAMAHA YZF-R25」。

最近は、毎回ツーリングに行ったらすれ違うバイクの中にR-25がいる気がします。

そんな大人気のR-25の限定モデル「Movistar Yamaha MotoGP Edition」が発売されることになりました!

見ただけで分かる方もいると思いますが、今回発売となるMovistar Yamaha MotoGP EditionはYAMAHAのMotoGPマシン「YZR-M1」をモチーフとしたカラーリング。標準モデルよりもかなりレーシーなイメージです!

標準車からの変更点としては、専用カラー&グラフィックはもちろんのこと、前後キャリパーがゴールドに、サスペンションコイルもイエローになっています!

YZR-M1をイメージしたゴールド音叉マーク(タンクのYAMAHAロゴマーク)、MotoGP3冠タイトルを記念したワールドチャンピオンロゴもあり、まるで自分が優勝したかのような優越感…。これで誰でもロッシになれるってわけです(笑

これを見て「買っちゃおうかな…」と思った方、このモデルは限定モデルで国内は400台の販売となっています(“限定”と言われると更に欲しくなっちゃうのが筆者…)。

まさに今だからこそ作られたこの限定モデルでワークスライダー気分を味わっちゃいましょう!発売は7月20日(水)からとなっています!

公式サイト:YZF-R25 Movistar Yamaha MotoGP Edition

(ライター:佐藤 快/Moto Be バイクの遊び方を提案するWEBマガジン

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SUVに「Fタイプ」の要素を採り入れたスポーツへのこだわり ─「F-PACE」画像ギャラリー

ジャガーXE、XFとプラットフォームを共有し、ボディの約80%にアルミニウムを使用したジャガー初のSUV「F-PACE」。

全長4740×全幅1935×全高1665mmというサイズは、全長4610×全幅1895×全高1725mmというディスカバリー・スポーツよりも全長と全幅はひと回り大きく、全高は60mmも低い「ロング&ワイド&ロー」といったフォルムになっています。

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外観の見どころは、ジャガーが誇るピュアスポーツのFタイプの要素を採り入れている点。

ボンネットのV字に近いライン、ボンネットからリヤまで連なる複数の連続的なサイドラインなどのプレス技術により、シンプルで力強い印象を演出したとしています。

足まわりは、ジャガーXE、XF同様にフロントにダブルウィッシュボーン、リヤにインテグラル式サスペンションを採用して、ハンドリングと乗り心地の両立が図られているほか、電動パワステやトルクベクタリングを採用。

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ほかにも、トルクオンデマンド式4WDを補完するインテリジェント・ドライブライン・ダイナミクス(IDD)がトラクションと車両安定性に寄与するほか、滑りやすい路面でも一定速度(3.6km/hから30km/h)で走破できるオール・サーフェイス・プログレス・コントロール(ASPC)などが搭載されています。

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インテリアでは、XF同様に10.2インチ静電式タッチスクリーンのインフォテインメントシステム「InControl Touch Pro」などが見どころ。

ジャガー初の装備では、自動緊急ブレーキ(AEB)に待望の歩行者検知機能を追加。乗降を助けるディプロイアブル・サイドステップ、リストバンド型アクティビティキーをオプションで設定。

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なお、このウェアラブル技術を活用したキーはウォータープルーフ仕様になっていて、マリンスポーツなどのアウトドアシーンで濡れても車両の施錠/解錠が可能となっています。

(文/写真 塚田勝弘)

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三菱自動車、燃費不正問題に関するユーザーへの賠償額を公表

三菱自動車が6月17日、国土交通省へ燃費試験不正に関する再報告を実施するとともに、対象車ユーザーへの賠償額の考え方について公表しました。

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また、不正に至った経緯や不正に関与した部署についても同日付けで公表。

同社によると、社内文書保管期間(10年間)である2006年まで遡って再調査した結果、過去に販売した車種でも不正行為があったとしており、現行販売車以外に1991年から法規で定める「惰行法」とは異なる独自の「高速惰行法」による走行抵抗値を17車種で使用していたそうです。

これにより、不正対象車は当初の62万5,000台から200万台超にまで膨らむことになり、補償額は少なくとも1,000億円以上に上る模様。

三菱自動車によると、今回の一連の不正は、遵法意識の不足、ものが言えない組織風土、人材の特定部署への長期固定などの複合要因によって起こったとしています。

<走行抵抗値改ざんに至った主な背景>

・実走行測定にバラツキ大、机上計算が常習化
・長期に渡り一部署に人材を固定、ローテーション不足
・性能実検部の業務がブラックボックス化
・試験項目が増大、開発現場の業務負担が増加
・総指揮を執るPXの業務量に則したリソース確保不足
・開発PMの業務マネジメント不足(子会社に丸投げ)
・燃費目標達成がプレッシャーとなりデータを改ざん

<不正に関与した部署>

・性能実験部/MAE/車両性能実験部
→法令で定められた「惰行法」と異なる方法で走行抵抗を測定
・認証部 法令で定められた成績書に事実と異なる記載
・性能実験部/MAE/認証部
→走行抵抗値のデータを改ざん
→過去の試験結果などを基に走行抵抗値を机上計算

賠償額については「ユーザーの使用年数に関わらず、燃費値が異なることによって生じる燃料代の差額や、今後の車検時等に発生する税額負担等を踏まえ、賠償金を一律に支払う」としています(自動車取得税のエコカー減税追加納付分も別途負担)。

ユーザーへの賠償金支払いは8月頃になる模様です。

■賠償額:10万円/台(2016年4月21日時点のユーザー対象)

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・リース、残価設定型クレジットを利用のユーザーは契約年数毎に1万円
・既に車両を手放したユーザーについては使用年数毎に1万円

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■賠償額:3万円/台(2016年6月17日時点のユーザー対象)

・現行販売車種:パジェロ(2006年発売)、RVR(2010年発売)

・販売終了車種:旧型アウトランダー/ギャランフォルティス/ギャランフォルティス スポーツバック/コルト/ コルトプラス

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今回発表された賠償額が車種で異なるのは、軽自動車の方が燃費改ざんによる実燃費との乖離が大きいためとしています。

また、2006年3月までに販売した車種については社内記録が残っておらず、燃費の改ざん有無が不明のため、補償の対象外となっています。

日産ブランドで販売したOEM車(デイズ、デイズルークス)に対する賠償については日産から追って発表されるものと予想されます。

三菱自動車は再発防止に関して「開発部門の業務プロセス可視化、経営陣などによる部長職の意識改革により、開発部門の閉鎖的な組織に風穴を開け、自浄作用を取り戻す」としていますが、これまでの経緯を考えると同社の抜本的な社内風土改革には「外の目」が不可欠な状況。

先頃、資本提携を結んだ日産自動車からの人材投入など、「ゴーン流」の改革が注目されます。

Avanti Yasunori

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世界初! メルセデスが外部充電可能な燃料電池車「GLC F-CELL」を2017年に発売

メルセデス・ブランドを擁するダイムラーグループが、次世代環境テクノロジーの数々を発表しています。その中でも間もなくやってくる未来として注目されるのが「GLC F-CELL」です。

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長年、燃料電池車の研究に注力しているダイムラー(メルセデス)ですが、CクラスのSUVであるGLCをベースにした燃料電池車の特徴は外部充電(プラグイン)に対応していることにあります。

700気圧の水素タンク(搭載量は約4kg)と従来より3割も小型化したという燃料電池スタックに、外部充電可能な9kWhものリチウムイオンバッテリーをプラスすることにより、水素が手に入らない状態でも50kmの走行を可能としているのです。

燃料電池を含めた航続可能距離は約500km(NEDCモード)、現時点ではプロトタイプということですが、2017年には発売を予定しているというリアリティのあるプラグイン燃料電池車。

コンセプトとしては過去にも存在していましたが、実際に発売を予定しているのは、世界初ということになるとダイムラーはアナウンスしています。

(山本晋也)

ホンダ、台湾で四輪車生産累計30万台を達成

ホンダの台湾現地法人である台湾本田は、同社の100%子会社で四輪車生産会社である台湾本田汽車が2003年の生産開始以降、累計30万台を達成したことを記念し、6月15日に式典を挙行したと発表しました。

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式典には、台湾本田の董事長(社長)である伊藤隆人氏をはじめ、台湾本田汽車総経理の万年博之氏、そして両社の従業員らが出席し、記念すべき30万台目のモデルとして、CR-Vのラインオフを行いました。CR-Vは、台湾のSUVセグメントにおいて累計販売台数首位を獲得しているということです。

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台湾本田汽車は2003年にCR-Vから生産を開始し、その後アコード、シビック、フィット、シティと生産車種を拡大してきました。2012年に生産累計20万台を達成して以来4年で、生産累計30万台という新たな節目を迎えることになりました。

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中国本土の生産台数と比較すれば少ない生産台数ですが、台湾で日本車の生産が続いていることは嬉しいかぎりです。

(山内 博・画像:ホンダ)

クルマも恋も気持ちが冷めないうちに!「BMW GROUP TOKYO BAY」【吉田由美のすべすべ】

東京・青海にBMW&MINIの国内最大拠点「BMW GROUP TOKYO BAY」がオープン。今年7月8日のグランドオープンに先がけて、一足お先に行ってきました!

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このスペースはこれまでも特設会場を作り、自動車メーカーのイベント等が行われていたり、お台場で撮影があるときにはこの前を通るので馴染みがある場所。通るたびにでき上がっていく巨大な建物を、楽しみにしていました。

敷地面積はなんと2万7000㎡。その中にBMWのすべてのラインアップ「BMW」はもちろん、BMWのハイパフォーマンスモデル「BMW M」、次世代のモデルを担う「BMW i」、自分だけのこだわりのクルマを実現するカスタマー・オーダー・メイド・プログラム「BMWインディビジュアル」。そして「MINI」、「MINIジョンクーパー・ワークス」が勢ぞろい。

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BMWとMINはそれぞれの世界観に包まれるショールームに分かれていますが、BMWは25台、MINIが11台展示されています。なかでもBMWの展示スペースは直線で80m!圧巻です。

そして「BMW GROUP TOKYO BAY」の最大のトピックは、「体験型」ということで、試乗車はなんと80台!

話題の「M4」や「i8」もラインアップに入っています。「i8」といえば、メディアでもなかなかお借りしづらい車なのですが、それがここでは試乗できてしまうのが凄い!整備のスペースも4つ用意されています。

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BMWエリアとMINIエリアをつなぐ場所にはカフェスペースもあり、その奥には300名が収容できるホールも完備。こちらには同時通訳の機能もあります。

「BMW GROUP TOKYO BAY」の総工費は約43億円!!!

そしておしぼりにもこだわりがあります。国産の天然素材を使用し、肌触りが良いだけではなく、そのまま布巾としても使用できます。そのうえ3か月で土に還るとか。カップ&ソーサーももちろんオリジナル。

ちなみにここでクルマを購入することもできます。
試乗して気持ちが盛り上がったら、その気持ちが冷めないうちに…というわけですね。

(吉田 由美)

日本レースクイーン大賞新人賞政見放送、その中継現場に潜入してきた!

今年SUPER GTでレースクイーンデビューを果たした新人レースクイーンを対象に、人気投票でグランプリを決定する日本レースクイーン大賞新人賞。

そのファーストステージも終わり、上位10名のファイナリストからいよいよグランプリ選出のファイナルステージ投票が6月10日から開始されました。

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そのセカンドステージの投票にあわせて、6月10日の午後8時からニコニコ生放送で、ファイナリスト10名による政見放送が行われ、その中継現場に潜入取材を敢行してきました!

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司会MCは2015年までENEOSのレースクイーンとして活躍し、今年の東京オートサロンではイメージガールのA-Classも務めた「なべじゅん」こと渡辺順子さん!

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レースクイーンの皆さん、各自思い思いのアピールをカメラに向かって行うのですが、中には緊張のあまり涙ぐんでしまうレースクイーンも。

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しかし、そこは「なべじゅん」の絶妙な掛け合いで軌道修正、最後までしっかりアピールしてもらいます。

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ファイナリストになった10人には、その証のメダルが贈呈されました。裏面にはしっかりと「ファイナリスト」の文字が刻まれています。

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仕事の関係で政見放送の中継現場に参加できなかった山本愛美ちゃんは、なんとテレビ電話での参加。

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また、今回の中継は一般観覧も用意され、最後はレースクイーンの皆さんによるお見送りまで。観に来た方の満足感は相当なものでしょう。

日本レースクイーン大賞新人賞のファイナリストはこの10名。

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阿久津真央
pacific fairies
1993年12月24日 生まれ
やぎ座/O型
趣味・特技/ダンス、映画鑑賞、ダンス、ボーリング、くびれ

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市原彩花
LEON RACING LADY
1988年7月10日 生まれ
かに座/BLOOD型
趣味・特技/旅行、美味しい物を食べること、岩盤ヨガ、旅行の計画、笑顔

009 010

岡島彩花
Vivacious GIRLS
1997年5月18日 生まれ
おうし座/AB型
趣味・特技/ウィンドサーフィン、ウィンドサーフィン、たまにでるエクボ

011 012

神尾美月
エヴァンゲリオンレーシングレースクイーン
1995年5月15日 生まれ
おうし座/O型
趣味・特技/絵、動物のものまね、目、笑顔

013 014

霧島聖子
SUBARU BRZ GT GALS BREEZE
12月8日 生まれ
いて座/AB型
趣味・特技/ゲーム、アニメ、歌うこと、ラッピング(リボン)、目

015 016

引地裕美
エヴァンゲリオンレーシングレースクイーン
1992年2月6日 生まれ
みずがめ座/B型
趣味・特技/岩盤浴、よく笑い、よく泣く、くしゃっとなる笑顔

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日比ゆり
R’Qs RACING GIRLS
1996年6月5日 生まれ
ふたご座/B型
趣味・特技/おさんぽ、探検、お絵かき、くちびる

021 022

堀尾実咲
FRESHANGELS
1993年4月29日 生まれ
おうし座/A型
趣味・特技/ひとりからおけ、クラシックバレエ、書道、肩甲骨、おへそ

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堀トモカ
MOTUL Circuit Lady
1991年5月14日 生まれ
おうし座/O型
趣味・特技/インテリア、植物を育てること、おでこ

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山本愛実
スーパーGT ADVANGAL
1993年4月13日 生まれ
おひつじ座/A型
趣味・特技/映画鑑賞、SPECIAL、笑顔

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このファイナリスト10名で競われる美の競演、日本レースクイーン大賞新人賞のファイナルステージは6月24日まで下記のURLで投票できます。そして発表は7月3日。

栄冠は誰の手に渡るのでしょうか?

公式ホームページ(PC用):日本レースクイーン大賞公式ホームページ

[投票方法]

RQ大賞公式ホームページ(PC用)の「日本レースクイーン大賞 2016 新人グランプリ」バナーをクリックして投票
※毎日1回のエール投票(0.5pt)のみの投票となります。

(写真・文:松永和浩)

BMW、i8に410馬力の「S」を投入か!?

BMWのハイブリッド・スーパーカー『i8』に、ハイスペックモデルの「S」モデルが発売される可能性が高い事が分かりました。

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捉えたプロトタイプは一見、普通の「i8」ですが、リアを見ると黒いリアウィンドゥに、ノーマルモデルにはない、冷却のためのエアインテークがあり、これがハイパワーモデルの証と言えます。

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「S」モデルには、強化されるサスペンション及びブレーキが設定されるほか、フロント&リアバンパーも専用のデザインになる可能性があり、この試作車よりもアグレッシブなデザインになることも予想されます。

1.5リットルツインターボとモーターを組み合わせた最高出力は410psが想定され、0→100km/h加速4.1秒のパフォーマンスを発揮、ワールドプレミアは早ければ2017年3月のジュネーブモーターショーが有力といえそうです。

(APOLLO)

燃費不正問題で三菱自動車が500億円を計上するも旧型車の燃費計測は困難!?

三菱自動車の燃費試験における走行抵抗値の不正行為。5月下旬には、「燃費試験関連損失」として191億円の特別損失を計上すると発表していました。

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今回新たに、平成29年度3月期決算に約500億円の特別損失を計上する見込みと発表。

そのうち、軽自動車4車種以外の登録車5車種についての顧客補償として、約30億円が含まれます。

なお、冒頭で紹介した191億円のうち、平成28年3月期決算に三菱と日産自動車の軽自動車4車種ユーザーへの支払い費用として、約150億円を引き当て済み。

しかし、三菱と日産の軽自動車4車種、登録車5車種以外にも過去販売されたモデルについても不正があったことが明らかになっているため、今後の見通しとして

「平成29年度3月期の業績見通しにつきましては、上記お客様へのお支払い以外に発生する費用を現在精査中であり、見通しが明らかになった段階で公表させて頂く予定です」

とされています。

このように、まだ全容解明にはほど遠い状態で、過去に販売されたモデルのうち、走行抵抗の改ざんが行われたパジェロ、旧型アウトランダー、ギャランフォルティス、ギャランフォルティス スポーツバック、コルト、コルトプラス、RVRの5車種の該当類別については、旧年式車であったり、生産を終了したりしており、中古車による実車測定も行っていますが、正確な燃費値は確認することができないそうです。

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それでは補償はどうなる? と気になる方も多いと思いますが、三菱自動車では、改ざんの事実を真摯に受け止め、該当車両を使用している顧客に対し、誠実な対応するとしています。

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これらのモデルに「乗っていた」人への補償がどうなるかは文脈からは読み取れませんが、今後の対応に注目が集まります。

(塚田勝弘)

トヨタのハイブリッド車向け補修用バッテリーをGSユアサ バッテリーが新発売

GSユアサグループのジーエス・ユアサ バッテリーは、トヨタの最新ハイブリッド車に搭載されているEN(European Norm:欧州規格)規格の補機用鉛蓄電池の補修用に最適な「ECO.R ENJ」(エコ.アール イー・エヌ・ジェイ)シリーズを6月下旬に新発売すると発表しました。

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GSユアサのEN規格鉛蓄電池は、通常の補機用鉛蓄電池より全高が低く、JISの安全性にも合致した「日本仕様のEN規格鉛蓄電池」です。

このGSユアサ製のEN規格鉛蓄電池は、トヨタのアルファード・ヴェルファイアのハイブリッド車、シエンタのハイブリッド車、新型プリウスに搭載されています。

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今回発売した「ECO.R ENJ 」シリーズは、トヨタ系ハイブリッド車専用の補機用鉛蓄電池として、今後見込まれる取り替え需要の増加を見据えて補修市場に投入されます。

「ECO.R ENJ 」シリーズの機種と適合車種は次の通りです。

ENJ-LN0:シエンタ HV
ENJ-LN1:プリウス(W50系)
ENJ-LN2:ノア HV、ヴォクシー HV、エスクァイア HV、アルファード HV(H30系)、ヴェルファイア HV(H30系)

製品情報:ジーエス・ユアサ バッテリー|製品情報|ECO.R ENJ

(山内 博・画像:GSユアサ)

免許取得中の方に朗報!6月25日「無事故の日」にちなんでプレゼントキャンペーンが実施中

新年度を迎えてはや数ヶ月、自動車免許を取得すべく教習所に通っている方や、免許の取得を考えている方も多いと思います。そんな方に嬉しいニュースが入ってきました。

■教習所費用1万円サポートのキャンペーン実施

東京指定自動車教習所協会では「教習料金サポート!総額100万円プレゼントキャンペーン」を6月1日(水)からスタートしました。

このキャンペーンは、指定教習所に6月1日(水)〜7月31日(日)に入所した人が対象で、抽選で100人に教習料金のサポート費用として1万円が当たるとのこと。

■指定教習所とは?

「指定教習所」とは、道路交通法令の定めた基準をクリアし、公安委員会が指定した教習所のこと。毎年新たに免許を取得する方の97%がこの指定教習所の出身者です。

自分が通っている教習所が指定教習所かなのかどうかは、ホームページなど調べられます。

■6月25日は“無事故の日”

語呂に合わせて6月25日は「無事故の日」となっています。「無事故」にちなんで「指定自動車教習所の日」にもなっており、今回のキャンペーンが実施されています。

■若者のクルマ離れを防ぐことにも繋がる

自動車免許は、若いうちに取るイメージが強いと思いますが、若者のクルマ離れという言葉も浸透しているくらい、クルマに関心を持たない若者が増えています。教習所費用をサポートしてくれるキャンペーンなどがきっかけで、クルマに興味をもつ若者が増えるといいですね。

応募詳細:東京指定自動車教習所協会:「625(むじこ)の日」プレゼントキャンペーン

(鈴木 唯)

塚本奈々美、GR86/BRZ第4戦レポート

6月4・5日、GAZOO86/BRZレース第4戦(富士)、プロクラス、クラブマンクラス併せて124台がエントリー。

今季同シリーズ3戦目の出場となったが、前戦SUGOで負ったマシンの修復がぎりぎりのタイミングとなり十分な事前練習ができない中、また現体制では「富士のウェット」のデータがない中で難しい戦いとなりました。

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クラブマンクラスには79台ものエントリーがあったことで、2組に分かれての予選が行われ、この予選で様々な運転やタイヤの使い方、ブレーキなどを試すも、セットとドライビングのマッチがイマイチうまくいかず、タイムが伸びない。

なんとかA決勝に進出はしたものの、決勝グリッドは24番になりました。

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決勝ではスタートに成功し一気に17位まで浮上しましたが、4周目を超えたところから急に順位を落とし、45台中の26位で10周をフィニッシュ。

どうやら、この季節の路温とその時の雨の量、路面の状況にエアー圧はマッチしなかったようです。

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レースぎりぎりまでチームが完璧にマシンを修復してくれたのに、十分期待に応えられなかったのが非常に残念です。

課題としては、もっと足回りの動きを察知し、バンプタッチの上手な利用・ ダンパーの固さに応じたブレーキの使い方、コーナリング・路面状況やコースに応じたセットを短い時間で見つけるセッティング能力を身につけたいです。

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この日はネッツ東京のお客様や新入社員の皆様に応援頂き、大変嬉しかったです。

86の次戦は9月3・4日の第6戦富士大会となるが、ドライバーとして、そしてチームとしての課題を整理し、万全の準備をして、応援いただいている皆様のご期待に応えたいと思います。

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(塚本奈々美 MotorFan’sYEAR2016 PR大使)

開発コードを冠した限定車、Gクラス「Edition 463」は驚きの価格!

メルセデス・ベンツの中でも孤高の存在といえる「Gクラス」。

6輪仕様やラリー強化ツインサスペンション仕様を投入するなど、限定車を中心とした話題喚起、商品力向上に余念がありません。

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2016年6月16日に発売を開始し、9月以降の納車が予定されている特別仕様車の「Mercedes-AMG G 63 Edition 463」、「Mercedes-AMG G 65 Edition 463」も限定車となっています。前者は93台、後者はわずか3台限定。

ベース車は、Gクラスの中でも圧倒的なパフォーマンスを誇る「G 63」と「G 65」。Gクラスの開発コード「463」が車名に含まれていますが、その名に恥じない特別仕様車となっています。

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「G 63」は、最高出力571ps(420kW)、最大トルク760Nmを誇る5.5L V8直噴ツインターボエンジンを搭載。

Edition463_G65_01一方の「G 65」に搭載されている6.0L V12ツインターボエンジンは最高出力630ps/1000Nmという圧倒的なハイパワーと強大なトルクを誇り、最もパワフルなプレミアムSUVとして君臨しています。

今回の特別仕様車には、究極のオフローダーとしての圧倒的な「走破性」そして「スポーティ」というキーワードのもと、特別装備を内・外装に満載。外観では、フロントのステンレスアンダーカバー、サイドのダークアルミニウム調ストリップラインとAMGスポーツストライプ(デカール)が存在を主張しているほか、通常モデルには用意されていない21インチの専用デザインである「AMG5ツインスポークアルミホイール」が装備されています。

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インテリアでは、上質さを演出する「designoエクスクルーシブインテリアパッケージ(Mercedes-AMG G 65には標準装備済み)」に加えて、同限定車専用のカーボン調デザインを施したレザーシートとAMGカーボンファイバーインテリアトリムが組み合わされていて、スポーティムードを演出。

「Mercedes-AMG G 63 Edition 463」のボディカラーには、「designoミスティックホワイト2(52台限定)」と「オブシディアンブラック(41台限定)」の2色を設定し、いずれも21インチホイールにはマットブラックを採用。

一方の「Mercedes-AMG G 65 Edition 463」には、「designoグラファイト」の外装色に、セラミックポリッシュホイールが組み合わされ、スタイリッシュな印象に仕上げられています。

気になる価格は、「Mercedes-AMG G 63 Edition 463」が2160万円、「Mercedes-AMG G 65 Edition 463」が3672万円です。

(塚田勝弘)

最後のアストンマーティンDB9「Last of 9」のコレクターズアイテム化は必至!?

フォード傘下時代にDB7の後継モデルとして登場したアストンマーティンDB9は、英国ゲイドンのファクトリーで製造された最初のモデルでもありました。

2ドアクーペ、2ドアオープンのVolante(ヴォランテ)をラインアップし、2004年(発表は前年)から現在までアストンの主力モデルのひとつとして同ブランドの屋台骨を支えてきました。

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2016年6月16日、アイコン・モデルとして君臨してきたDB9 のファイナルバージョンである「Last of 9」が発表されました。すでに、3月のジュネーブモーターショーでDB11が発表されていますから「Last of 9」はまさに最終仕様。

世界で18 台のみという超レアな仕様であり、日本には 3 台のみ導入されます。

ファンにとってはまさに垂涎の的といえるでしょう。「Last of 9」の製造を受け持つのは、アストンマーティンのビスポーク的な部門といえる「Q by Aston Martin」。

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ボディカラーに「Q ヘリテージ・カンバーランド・グレイ」を採用し、ボディの前後を飾るマザー・オブ・パール製のインレイ・ウイング、V12エンジンに装着される「Q by Aston Martin」プレート、フェンダーに配置されるブラック塗装の「Last of 9」バッジなど、限定車にふさわしいカスタムメイドのバッジも用意。

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インテリアには、「サンドストーム・ゴールドレザー」装飾のピンストライプがあしらわれた「セミアニリン・ビターチョコレート・カラー」の本革シートを装備。「Last of 9」の刺繍も施されるほか、ヘッドライニングは質感の高さを抱かせるカシミア張りとなっています。

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ダッシュボードには、「フィドルバック」と呼ばれる木目を美しく揃えたウッドパネルが採用されているほか、ビレット・アルミニウム製のロータリースイッチに機械加工による飾り模様も施されています。

「Last of 9」を手にできる幸運なオーナーには、製造プロセスが記録された「Q by Aston Martin」ブックが贈呈されるとともに、アストンマーティン・オーナーズ・クラブへの登録が公式に行われます。

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クルマの出自が保証されるため、コレクターズアイテムとしての価値も高まります。

さらに、クルマの製造工程を見学するために、アストンマーティン本社を訪れることもできるそう。なお、日本向けはクーペのみ3台で、価格は3319万7000円です。

(塚田勝弘)

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グローバルWebサイト調査で「トヨタ自動車」が高評価!

メディアの品質・価値のリサーチなどを手掛けるトライベック・ブランド戦略研究所が「Global Site Survey2016」と題して、各企業のグローバルWebサイトを評価、そのランキングを発表しました。

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これは本年の4月13日〜4月25日に渡り、アメリカ/イギリス/シンガポールの23歳以上 2,075人(大卒以上)を対象にインターネット調査を実施したもの。

ランキングの元となるグローバルサイト指数は、サイト全体の「総合評価」と、サイト上の項目別「コンテンツ評価」の指数をそれぞれ偏差値化、平均することで算出、各国のグローバルサイト指数の平均値でランキング順位を決定しています。

それによると、1-60位までに自動車メーカー7社のWebサイトがランキングされており、その中で首位は総合ランキング5位の「トヨタ自動車」、2位は同7位の「FORD(フォード)」、3位は同11位の「GM」、4位が同20位の「ホンダ」、5位が同28位の「日産自動車」、6位が同44位の「Renault(ルノー)」、7位が同56位の「VW」と順となっています。

トヨタ自動車は米フォードのWebサイトに2.6ポイント差、米GMにも6.6ポイント差をつける結果となっています。

また、Sony、Nikon、Canon、Panasonic、EPSON、など、日本企業のWebサイトが上位を独占する結果となっており、コンテンツの充実ぶりで世界をリードしていることが判ります。

Avanti Yasunori ・画像:トライベック・ブランド戦略研究所)

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「次世代自動車」関心度アンケートでトヨタへの期待大!
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トヨタ、世界ブランド価値ランキング自動車部門で1位!
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理系女子を志す学生必見!自動車メーカー14社×マイナビが「リケジョ応援イベント」を実施

自動車メーカー14社が所属する”日本自動車工業会”と人材広告企業である”マイナビ”は、職業選択の幅を広めるため、理系女子を応援するイベント“Drive for the future―あなたの想いを走らせる仕事─”をこの夏に行います。

■理系と仕事の繋がりを学べる

今回のイベントでは、自動車業界で働いている女性の話を聞くことができます。参加対象者は、文系と理系の選択前である女子中高生と理系進学を希望している女子高生。

実際に働いている女性技術者の経験談などを聞くことができるので、今後の進路に参考してほしい、というのがイベント開催の目的です。

■大阪と東京の2ヶ所で開催

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・大阪会場
日程:7月16日(土)13時〜17時30分
場所:グランフロント大阪(大阪市北区)
参加費:無料

・東京会場
日程:7月17日(日)13時〜17時
場所:マイナビルーム(東京都千代田区)
参加費:無料

土日に開催されるので、学生にとっても参加しやすい日程となっています。

■気になるイベント内容は?

イベント当日は4つのセッションが展開されます。

オープニングセッションでは業界の基礎知識を紹介。その後のパネルディスカッションでは“女性のキャリア”をテーマに、自動車業界で働いている4人の女性技術者の話を聞くことができます。

レクチャルームでは“私の学生時代と勉強内容”や“学生時代にしておけば良かったこと”といった学生時代の話を始め、“理系で得したBest3”などを聴くことができるそうです。

女性技術者と直接話ができる展示・体験コーナーも用意されています。気になることがあったら気軽に聞くこともでき場で、貴重な交流の機会となっています。

各自動車メーカーの最新技術に触れられる体験コーナーもあり、スズキからはバーグマン200、トヨタからはKIROBO miniなどといった、各メーカー自慢の技術が勢揃い(こちらの体験コーナーは東京会場のみとなります)。

理系の進路を考えている女子中学生や高校生にとって、理系の仕事を知ることができる絶好の機会となります。

特設サイト:【夏休み特別企画】 女子学生×女性技術者 トークイベント Drive for the Future  | MY FUTURE CAMPUS

(鈴木 唯)

バイオエタノールを燃料に使った日産のレンジエクステンダーEV「e-Bio Fuel-Cell」は何がスゴイ?

SOFC(固体酸化物型燃料電池)の車載では世界初の試みとしている日産自動車の「e-Bio Fuel-Cell」。エタノール燃料を使った車上(水素)改質型のレンジエクステンダーEVという位置づけになります。

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今回の日産「e-Bio Fuel-Cell」のように、エタノールなどのアルコール燃料、ガソリンなどの炭化水素燃料を使った車上改質は、80年代後半から1990年代後半にかけて各自動車メーカーが研究してきました。

しかし、改質器の小型化や熱対策や耐久性、始動性や応答性などが解決できず、高純度の水素を使ったSOFC(固体高分子型燃料電池)へと収斂していったという流れがあります。

こうした課題は、日産が発表した「e-Bio Fuel-Cell」の課題でもあるのでしょうが、こちらでも紹介したように、FCスタックの熱対策や作動温度のさらなる低温下などにより、かつてとは状況が違うというのも「絵空事ではない」ことにつながっているようです。

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燃料となる100%エタノールやエタノール混合水は、ブラジル、アメリカ、タイなどの世界中で普及しているという状況もあります。

食料と競合してしまう(バイオエタノール生産か食料か)フード・コンフリクトという問題も、サトウキビなどの残渣からバイオエタノール生産に成功するなど、解決策も芽生えつつあります。

なお、エタノール混合水の比率は水が55%、エタノールが45%となっています。この比率は改質器でエタノール混合水から水素を取り出す際の化学式の主反応によるものだそうで、これ以上水の割合を増やしても反応はするが、効率が悪くなるそう。

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日産が発表した「e-Bio Fuel-Cell」は、100%エタノールもしくは水を混ぜたエタノール混合水を補給する燃料タンクが30L前後で済み、航続可能距離は600km以上。

60%前後という燃焼効率の高さも利点で、ガソリンエンジンが究極的には43〜44%というところを目指すとされていますから、1.5倍以上という効率の高さが目を惹きます。

日産の算出によると、Cセグメントクラスを前提としたランニングコスト(参考値)は、ガソリンエンジン車が9.0円/km、「e-Bio Fuel-Cell」が3.1円/km、EVが2.9円/kmと、EV並のコストで済むうえに、エタノール燃料もしくはエタノール混合水の補給もすぐ完了し、EVのように長時間充電する必要がありません。

ガソリンや水素よりもインフラの制約が低く、自分で補給することも難しくないため、日本だけでなく世界的にガソリンスタンドの減少にも対応できるほか、高純度の水素が必要なPFEC(固体高分子型燃料電池)を採用するトヨタMIRAIやホンダFCXクラリティなどのような高額な水素スタンドの必要もありません。

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日産では、同システムを短距離走行、長時間使用のデリバティブ・ユースを想定。バッテリーEVを軸に、エタノール燃料を使ったレンジエクステンダーEVでトヨタやホンダなどの高純度水素を使ったFCVに対抗する構えを取りつつあるといえそうです。

(文/写真 塚田勝弘)

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2020年にも実用化!? 商用バンを想定したバイオエタノール燃料使用の「e-Bio Fuel-Cell」技術
http://clicccar.com/?p=379044

シトロエンC3次世代型、大刷新するフロントマスク見えた!

シトロエンのBセグメント・ハッチバック『C3』が、次世代型で大刷新されることが、最新スパイショットによって判明しました。

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歴代の「C3」といえば、大きなヘッドライトで可愛いイメージでしたが、次世代型では「C4ピカソ」や「C4カクタス」から多くのデザインを取り入れ、ヘッドライトは薄くシャープなデザインへ大刷新、大人顔に進化するようです。

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アーキテクチャーは現行のプジョー「208」と共有し、7インチタッチスクリーン・ディスプレイを始め、最新のエンターテインメント・システムを装備します。

パワーユニットは、80psと110psを発揮する1.2リットルガソリンエンジン、99psと120psを発揮する1.6リットル、エコ「BlueHDi」エンジンなどが搭載される見込みで、ワールドプレミは2016年10月のパリモーターショーと噂されています。

(APOLLO)

人気セレクトショップ「nano・universe」がオリジナルカスタム自転車を発売

人気セレクトショップ”nano・universe”と自転車ブランド”Cocci Pedale(コッチペダーレ)”が夢のコラボを実現し、オリジナル自転車を販売開始しました。気になるコラボ内容とはどのようなものか、まとめました。

■自分だけのオリジナル自転車を作成

ハンドルの形は全4種類から選ぶことができます。1番の魅力はなんと言っても、19ヶ所の部分を数多く用意されたカラーから選ぶことができるという点。世界に1つしかない、自分だけのオリジナル自転車を作れます。また、追加オプションでベルなども付けることができ、細かい部品までもこだわれるのも魅力的です。

■新たなライフスタイルの可能性を

nano・universeはファッションのイメージが強いですが、ファッションだけに限らず様々なライフスタイルの提案をしてきました。今回のテーマが自動車になったということで、このようなコラボが実現しました。自転車ブランドの”Cocci Pedale”は自分のオリジナル自転車を作れるということで定評があるメーカーです。

今回のコラボにより日頃からnano・universeを愛用している方々にも、自転車に興味を持ってもらえる1つのきっかけにもなります。最近は自転車ブームでもあり、自転車1台があることにより、日常生活の過ごしかたや楽しみかたの幅も広がりそうですよね。

■カスタマイズ自転車の魅力とは?

自分好みに選べるとなると愛着もよりわきますし、大切に使いたくなりますよね。世界に1つだけのオリジナル自転車というだけで、なんだか誇らしくなるような気がします。nano・universe愛用者だけに限らず、オリジナルの自転車を作れるという点は自転車好きにもオススメです。

特設サイト:おしゃれ自転車を自分でデザインしよう Cocci Pedale

(鈴木 唯)

2020年にも実用化!? バイオエタノール燃料使用の「e-Bio Fuel-Cell」技術

バッテリーEVを次世代エコカーの主軸に据えている日産自動車。

500km以上の航続可能距離を目指すなど、今後もバッテリーEVを主役と据えながらも、バイオエタノール燃料を使う、新しい燃料電池システム「e-Bio Fuel-Cell」の技術を発表しました。

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技術説明会では副社長の坂本秀行氏(下の写真左)、日産自動車 総合研究所所長の土井三浩氏(下の写真右)が同技術の利点などを解説。

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「e-Bio Fuel-Cell」システムは、バイオエタノール燃料を使うレンジエクステンダーという位置づけで、同システムを積んだプロトタイプもテストされているそうで、「絵空事ではない」と強調しているのが印象的でした。

今回、日産が発表したのは、バイオエタノール(100%もしくは、水とエタノールの混合水)をタンクに補給し、改質器により水素に改質、SOFC(固体酸化物型燃料電池)と呼ぶFCスタックが発電を行ってバッテリーに蓄電し、モーターによる電動駆動するというシステム。

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SOFC(固体酸化物型燃料電池)は、700〜1000℃(技術革新により年々下がっているが動作温度には700℃は必要)にもなる高温の固体電解質を使った燃料電池で、家庭用エネファームのひとつのタイプとしても採用。大阪ガスやトヨタ、アイシンなどにより化石燃料を使い、発電効率46.5%を実現しすでに市販化されています。

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SOFCは、酸素と反応する燃料であれば発電し、トヨタMIRAIが採用するPEFC(固体高分子型燃料電池)のように高純度の水素が不要で、純度の低い水素でも発電でき、コンパクトな車載システムの設計が可能というのが利点です。

さらに、高温で作動するため希少金属を使った高活性な触媒も不要というメリットもあります。

しかし、SOFCは発電効率が一般的に40〜70%(日産の同システムは60%)といわれている高さが魅力でも、700℃にもなる高温への対策が課題でした。そこで、FCスタックの材料をセラミックから金属ベースに変更をもくろみ、その目処が経ってきたことが、今回の発表に至った理由のひとつのようです。

なお、熱源があることは、常温と700℃の間を行ったり来たりするため、スタックが割れてしまうというデメリットがあります。

逆にメリットは「熱源を持つ」という点。バッテリーEVがヒーターなどを使うと航続可能距離が急速に短くなってしまうことからも分かるように、熱源の確保に心配する必要がないという、長短を併せ持っているのも特徴です。

ほかにも長短いくつもありますが、別記事でもご紹介します。なお、市販化は2020年を目指し、デリバティブ・ユースの商用車などが想定しているそうです。

(文/写真 塚田勝弘)

ポルシェ・マカンをターゲットに据えたジャガー初のSUV「F-PACE」が登場

2016年1月から5月までの5か月間で、前年同月比2.6倍というセールスを記録しているという絶好調のジャガー。

牽引役はXEやフルモデルチェンジを受けたXFなどでしょうが、6月13日にジャガー初のSUV「F-PACE」が発表されました。

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プレス発表は荒天のため翌14日に延期され、晴天下で開催されました。発表会が延期になったのは、特設の円形バンクをグルグルと回るパフォーマンスを披露するためもあったのでしょう。雨で濡れた中、強風では確かに危険だったかもしれません。

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また、ジャガー・ランドローバー・ジャパンのマグナス・ハンソン社長が海外出張のため不在になってしまい、前日、暴風雨の中で撮影されたビデオでの出演となりました。当日は、マーケティング・広報部ディレクターの若林敬市氏がプレゼンを行いました。

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すでに受注が開始されていたローンチ記念限定車の「F-PACE FIRST Edition」は、インポーターとしては売り切れ状態。正規販売店に在庫があれば買えるかも、という状況のようですから気になっていた方は急いだ方が良さそうです。

ジャガーF-PACEの開発途中にポルシェ・カイエンが発売され、ジャガー・ランドローバーの開発陣は一層開発に熱が入ったそうですが、「ジャガー」ブランドで出すだけに単なるSUVではなく、「パフォーマンスSUV」を謳っています。

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見どころは、ボディのじつに80%にアルミニウムを使った軽量モノコックボディ。

エンジンも180ps/430Nmを誇る2.0Lの直列4気筒ディーゼルターボをはじめ、3.0Lガソリンスーパーチャージャーは340ps版と380ps版(最大トルクはともに450Nm)の3つを設定するなど、抜かりのない布陣。トランスミッションは全車8ATとなっています。

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ライバルと意識しているポルシェ・マカンはSUV離れした切れ味鋭いハンドリングが魅力ですが、マカンは1830kg〜1980kgという車両重量で、F-PACEは1920kg〜1980kgという重量。

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F-PACEには、先述したように430Nmという最大トルクを誇るディーゼルがありますから価格も含めてマカンにするかF-PACEにするか悩む方もいるかもしれません。

なお、価格は2.0Lディーゼルターボ搭載車が639万〜728万円、3.0L V6スーパーチャージャー搭載車が849万〜981万円で、限定モデルの「F-PACE FIRST Edition」は1108万9000円です。

(文/写真 塚田勝弘)

塚本奈々美、GR86/BRZ第4戦レポート

6月4・5日、GAZOO86/BRZレース第4戦(富士)、プロクラス、クラブマンクラス併せて124台がエントリー。

今季同シリーズ3戦目の出場となったが、前戦SUGOで負ったマシンの修復がぎりぎりのタイミングとなり十分な事前練習ができない中、また現体制では「富士のウェット」のデータがない中で難しい戦いとなりました。

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クラブマンクラスには79台ものエントリーがあったことで、2組に分かれての予選が行われ、この予選で様々な運転やタイヤの使い方、ブレーキなどを試すも、セットとドライビングのマッチがイマイチうまくいかず、タイムが伸びない。

なんとかA決勝に進出はしたものの、決勝グリッドは24番になりました。

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決勝ではスタートに成功し一気に17位まで浮上しましたが、4周目を超えたところから急に順位を落とし、45台中の26位で10周をフィニッシュ。

どうやら、この季節の路温とその時の雨の量、路面の状況にエアー圧はマッチしなかったようです。

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レースぎりぎりまでチームが完璧にマシンを修復してくれたのに、十分期待に応えられなかったのが非常に残念です。

課題としては、もっと足回りの動きを察知し、バンプタッチの上手な利用・ ダンパーの固さに応じたブレーキの使い方、コーナリング・路面状況やコースに応じたセットを短い時間で見つけるセッティング能力を身につけたいです。

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この日はネッツ東京のお客様や新入社員の皆様に応援頂き、大変嬉しかったです。

86の次戦は9月3・4日の第6戦富士大会となるが、ドライバーとして、そしてチームとしての課題を整理し、万全の準備をして、応援いただいている皆様のご期待に応えたいと思います。

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(塚本奈々美 MotorFan’sYEAR2016 PR大使)

EVとしても使える新型「プリウスPHV」、年間生産6万台!

トヨタ自動車が「スマートコミュニティJapan 2016」(6月15日-17日)で、新型プリウスPHV(国内仕様)を初公開しました。

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現行モデルの2倍の大容量リチウムイオンバッテリー(8.8kWh)を搭載しており、モーターによる航続距離を現行の26.4kmから60km以上にまで引き上げています。

エンジンとモーターを併用するHVモードでの燃費は37.0km/L(JC08モード)。日本仕様には世界初となる最大出力180Wのソーラーパネルをルーフ上に装備。

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日中に発電した電力を一旦、12Vニッケル水素バッテリーに蓄電、その後まとめて駆動用二次バッテリーに電力を供給することで、バッテリーの電力消費を補いながら、モーター走行距離や燃費の向上に貢献します。

ちなみにソーラーパネルのみによる発電で1日あたり最大5kmの走行が可能とか。

現行モデルとは異なり、ベース車のプリウス(HV)と車体の前後意匠を大きく変えることで、一目で判別できるとともに、よりスポーティなイメージになっており、海外でも広く受け入れられそうな雰囲気を漂わせています。

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新型プリウスPHVは日米欧向けを中心に今秋の発売を予定しており、愛知県豊田市の堤工場で9月後半より月間4,000台から5,000台ペース(6万台/年)で生産する計画になっているそうです。

今回、トヨタがPHVに力を入れている背景には、海外の主力市場である米国で、2018年モデルからHVがZEV(ゼロエミッションビークル)の対象外となるためで、同様に中国市場においてもHVが補助金支給の対象(PHV・EV)外という実情があります。

新型では200V/16Aに加えて、100V/6Aの家庭用電源を利用して充電できるという改善が盛り込まれています。CHAdeMO規格の急速充電にも対応しており、約20分でバッテリー容量の80%まで充電可能。

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外部への給電も可能で、AC100Vのコンセントを車内2カ所に備えており、同時に最大1500Wまで家電などを利用できるそうです。

同社の説明によると、新型では日常走行なら、ほぼエンジンを使わずにモーターのみで走れるようになっているそうなので、事実上のEVとして使えそう。

バッテリー増量によるリヤの重量増に対応するため、バックドアには軽量なCFRP(カーボン樹脂)を採用。これにより、造形の自由度が増したことから、空力に寄与する2つの膨らみを持った「ダブルバブルバックドアウインドゥ」を採用。

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リヤ周りの大きな特徴になっており、左右方向の後方視界も拡大しています。

車両価格は未発表ですが、現行モデルはHV比で約60万円高の設定になっており、販売が伸び悩む一因になっているだけに、新型ではどこまで価格差を抑えられるかが、大いに注目されます。

Avanti Yasunori ・画像:トヨタ自動車)

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11.6インチ大型ディスプレイ搭載の新型プリウスPHV、日本で初公開!
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今秋発売の新型プリウス「PHV」詳細仕様が判明!【エクステリア編】
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新型「プリウスPHV」米国デビュー!EV走行距離が60km超に倍増
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国内レース史上初の快挙!デミオディーゼルがS耐鈴鹿でクラス優勝!【スーパー耐久2016】

6月12日に鈴鹿サーキットで決勝レースが行われたスーパー耐久シリーズ2016 第3戦 「SUZUKA “S耐”サバイバル」で、TEAM NOPROのマツダ デミオSKYACTIVディーゼル「DXLアラゴスタ・NOPROデミオSKY-D」が、国内レース史上初のクリーンディーゼルエンジンによる耐久レース優勝を果たしました。

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海外のチームが持ち込んだディーゼルマシン、たとえば世界耐久選手権のアウディや世界ツーリングカー選手権のセアトなどが優勝をしたことはありますが、国内のレースにおいて国産メーカーのディーゼルエンジンが耐久レースで優勝したのは初の快挙です。

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今回の第3戦は大会名の「SUZUKA “S耐”サバイバル」が示すとおり、今までに類を見ないレースフォーマットで開催されました。

6月11日に通常通りの予選が行われますが、ここでは各クラス3位までが予選通過となり、4位以下はその日の午後に行われる敗者復活レース「セカンドチャンス100」に出場しなくてはならないというルール。

ST-5クラスの場合は「セカンドチャンス100」で5位以内、予選総合順位で8位以内にいないと決勝レースに進出できないということになるのです。

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DXLアラゴスタ・NOPROデミオSKY-Dは通常予選の順位が7位、セカンドチャンス100のグリッドは4番となります。このレース、レース時間は100分。デミオディーゼルの燃費を活かすことができるかどうか。

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しかしグリッド上では余裕の表情。スタートドライバーは野上達也選手が務めます。

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スタート直後、SUGOでも見せたショートフォーマット特有の「あの作戦」で、すぐさまピットイン。谷川達也選手チェンジ。さすがに0周ではなく1周でのピットインでした。

その後30分強で井尻薫選手にドライバーチェンジのためにピットイン。フロントタイヤのみ交換、給油は無しでのピットアウト。燃費に優れるデミオディーゼルは、100分のレース時間であれば無給油で走りきることができるのです。

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そしてセカンドチャンス100を2位でフィニッシュ。予選順位は5位となりました。

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決勝のグリッドは、もう最後尾ではありません。予選順位5位はデミオディーゼルにとって、今までの中では最上位の結果でした。

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スタートドライバーは谷川達也選手。ここから4時間の熱い戦いが始まります。

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グリッドでは多少小雨もパラついていましたが、路面はドライコンディション。天気予報では雨に向かうとのことでタイヤの選択に悩むチームが多数いる中、デミオディーゼルはスリックタイヤをチョイスし勝負に出ます。

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スタートから1時間とちょっと経った頃に、いきなり本格的な雨が降ってきます。

ピットは大渋滞になりつつも、デミオディーゼルはピットの渋滞ピークを1周だけステイすることでかわし、4輪をレインタイヤにチェンジ、給油を行い、ドライバーは谷川選手から井尻薫選手へと交代。

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雨足は激しさを増し、コースのいたるところに川ができるほど。こうなるとガソリン勢もペースを落とさざるを得ず、デミオディーゼルとのタイム差は僅差になって行きます。

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デミオディーゼルは2回目のピットインで再び谷川選手に交代し、規定ピットイン回数をクリア。これ以後は給油の必要も無く、あとはひたすらゴールを目指すのみ。

しかし、ライバルは給油のためにあと1回以上はピットインしなくてはなりません。

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ラスト40分ほどのところでトップがピットイン。順位が入れ替わりデミオディーゼルは、トップに躍り出ます。

その後、ライバルがタイムを詰めようと必死に追いかけますが、ラスト5周に谷川選手はさらにペースアップで後続を引き離します。

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そして、感動のゴール!

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史上初のクリーンディーゼルエンジン車による耐久レース優勝を果たしました。いよいよ速さとともに「燃費」がレースを制する時代が来たのです。

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次戦は9月3〜4日の富士。9時間の長丁場で、燃費のデミオディーゼルにはかなりの期待を寄せてしまいます。

(写真・文:松永和浩)

○○○が違う!キザシの覆面パトカーを見分ける方法

キザシを見たら覆面パトカーと思え!……なんて巷で言われちゃうのも無理はない。

だって、スズキのミディアムセダン「キザシ」の日本での累計登録台数は3379台(2009年10月〜2016年4月)とごくわずか。

しかも、資料(2014年に公表されたリコール届出)で確認できるだけでも908台が覆面パトカーとして警察に納入されている。すなわちキザシを4台見たらそのうち1台はパトカーという計算になるなのだ。

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なんとも凄い「パトカー率」。そんなクルマが日本自動車史上存在しただろうか?

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面白いのは、いろんな事情(コストダウンともいう)があって覆面パトカー仕様は市販車とは仕立てが違うってこと。

たとえばインテリア。キザシの日本仕様は本革シートが標準装備だけど、パトカー仕様は布シート。そりゃ、そうだ。勤務中の警察官も護送される容疑者も本革の質感を楽しんでいる場合じゃありませんからね。S_im0000000029

それからステアリング。こちらも本来の市販車は革巻きですが、パトカーは本革ではありません。同じく標準装備のクルコンも取り外し。高速道路を快適にクルージングしている場合じゃありませんからね。

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えっ、室内の違いなんてどうでもいい?

ですよね。外観での見分け方も教えちゃいましょう。

違いは顔……いえフロントバンパーにあります。パトカーのフロントバンパーには、市販車についているアレがありません。それはフォグランプ。そう、フォグランプがないのが、外観でパトカーを見極めるポイントなのです。

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といっても、キザシの覆面パトカーは交通取締り用ではないので善良な市民にとってはあまり関係ないかも。見分けたところで「だからなに?」って話……だけどまあいいか。

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※写真はすべて市販モデルです。

(工藤貴宏)

レビュー待ち、打倒国産SUV! アルファロメオ初のSUV市販モデルのレンダリングCGが流出!

アルファロメオ初のSUV、『ステルヴィオ』(仮称)の市販モデルと思われるレンダリングCGを入手しました。

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「ステルヴィオ」は「ジュリア」同様に、FR/4WD「ジョルジオ」プラットフォームを採用することが予想されていますが、リポートによればフロントマスクを始めとし、リアコンビランプまで酷似しており、「ジュリアSUV」とも言えそうなエクステリアとなる可能性が高いようです。

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リアビューに関しては、ルーフエンドが他社ライバルより多少クーペ風になっていますが、実車ではもっと大胆なクーペデザインが採用される可能性もあります。

パワートレインは180psを発揮する2.2リットル直列4気筒ディーゼルターボ及び、210pを発揮する2リットル直列4気筒ガソリンターボで、頂点には510psを叩き出す、2.9リットルV型6気筒ターボ搭載「クアドリフォリオ」モデルもラインナップされるでしょう。

日本でのライバルは、メルセデスベンツ「GLA」、BMW「X1」、アウディ「Q3」他ですが、これらを上回る戦略的価格で、ホンダ「ヴェゼル」マツダ「CX-3」など国産車も射程内に捉えると予想されています。

ワールドプレミアは2017年3月のジュネーブモーターショーが有力視されています。

(APOLLO)

6月は「違法マフラー取り締まり」強化月間!検査ポイントを細かく問い合わせてみた!〜排出ガス編〜

前回は違法マフラー取り締まりについて音量に関しての情報をまとめました。今回は排出ガス編。音量よりもややこしいですがチェックしておきましょう!

前回記事:6月は「違法マフラー取り締まり」強化月間!バイクの検査ポイントを細かく問い合わせてみた!〜排気音編〜

取り締まりで音量測定なら何をするか分かると思いますが、あまり聞いたことないのが排出ガスの取り締まりです。実はバイクの車検証を見てみると排出ガス規制がかかっているか、かかっていないかが記載されています。

最近のバイクには触媒がマフラーに付いていて、排気ガスの有害物質を化学変化で綺麗にして排出しています。

出典:AUTO STUDIO SKILL blog : バージョンアップ Vol 2!

触媒は排気抵抗になるからと言って外してしまう人もいるのですが、当然排気ガスの有害物質が増えてしまい、車検も通らないし取り締まりの対象になってしまうわけです。

また、コンピューターでセッティングを変更したりしても排出ガス規制をクリアできなくなる可能性があります。

今回のような取り締まりでは、排出ガスに関するチェックも行われます。ただし全ての取り締まり場所で行われるわけではありません。検査機器がある場所のみで、更に現場の係官が測定が必要だと判断した場合にだけ実施されるようです。

出典:開発の裏側 シャーシによる排ガス測定 – バイク用品・バイクパーツ | ヤマハ発動機グループ ワイズギア

街頭での測定ではアイドリング時の回転数で計測されます。アフターマーケットのマフラーで触媒ごと変更した場合は、触媒としての性能を証明するための書類が必要となります。

音量と違って自分のバイクの排出ガスを計測するのはそう簡単ではありません。排気ガス測定器を使用すれば計測することは可能ですが、かなり高価。

出典:【楽天市場】◆排気ガステスター自動車排ガス測定器UREX-5000V2:ツールデポ

安いものもありますが、大体8万〜20万とこれだけのために手軽に買える値段ではありません。

どうしても測りたい場合は自動車整備工場などで測ってもらいましょう。

指定工場であれば、大体どの工場にも置いてあるそうです。ただし、必ず計測してくれるわけではないので快く計測してくれる工場を自分で探すしかありません。

国土交通省のポスターを見ると、平成22年4月以降に製作されたバイクだけが騒音と排ガスの両方に適用されるというような捉え方もできるのですが、排ガスに関してはこの年式はちょっと違います。

車検証を見て排ガス規制がかかっているバイク全てに適用されるので注意が必要です。

排ガス規制がかかっているバイクはニューモデル・継続生産車によって違ってきますが、どのモデルがニューモデルでどれを継続生産車にするのかはメーカーによって考え方が違うため、一概に判断できる区別方法は車検証を見るのが確実でしょう。

ちなみに排出ガス規制がかかった年式はこちら。

■国産車

原付き一種(50cc原付き)
ニューモデル:平成10年10月1日以降
継続生産車:平成11年9月1日以降

原付き二種(125cc)
ニューモデル:平成11年10月1日以降
継続生産車:平成12年9月1日以降

軽二輪(250cc)
ニューモデル:平成10年10月1日以降
継続生産車:平成11年9月1日以降

普通自動二輪車・大型自動二輪車(250cc以上のバイク。大型バイクも含まれます)
ニューモデル:平成11年10月1日以降
継続生産車:平成12年9月1日以降

■輸入車

輸入車にはニューモデル・継続生産車の区別はありません。

原付き一種(50cc原付き):平成12年4月1日以降

原付き二種(125cc):平成13年4月1日以降

軽二輪(250cc):平成12年4月1日以降

普通自動二輪車・大型自動二輪車:平成13年4月1日以降

取り締まりの対象になるようなマフラーの取り付けをショップで行った場合、取り付けを行ったショップも「不正改造のほう助」として取り締まりの対象になります。持ち込みでマフラー交換などをお願いする場合は一応頭に入れておきましょう。

今回ご紹介した内容は車検が通るバイクなら、ほぼ問題なくクリアできるでしょう。

250ccより下のバイクは車検がないので、少しでも心当たりがある方はこれを機に愛車を一度チェックしておくべきかもしれません。

前回音量に関しての記事でもありましたが、これは6月が強化月間なだけで新しく何か変更というわけではありません。今後も変更がない限り、このルールのままです。

検査で引っかかって取り締まられる場合もありますが、他にも全国の運輸支局が「黒煙110番」という相談窓口を設けることになったので、近隣住民の方から相談されて取り締まられるケースもあります。

この点も一応気をつけておきましょう。

ややこしいルールがたくさん出てきましたが、取り締まりの対象にならないよう、不安要素を明確にして楽しくバイクに乗りましょう!

(ライター:佐藤 快/Moto Be バイクの遊び方を提案するWEBマガジン

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ニューモデル速報日替わりセール スケジュール

6月
06月17日(金) ビート&S660のすべてセット[全2冊]  ¥950 → ¥200
06月18日(土) MAZDAロードスターのすべてセット[全3冊]  ¥1,350 → ¥300
06月19日(日) 86 & BRZのすべてセット[全3冊]  ¥1,350 → ¥300
06月20日(月) プリウスのすべてバックナンバーセット[全4冊]  ¥1,800 → ¥400
06月21日(火) ランクル・プラドのすべてセット[全4冊]  ¥1,800 → ¥400
06月22日(水) シルビアのすべてセット[全4冊]  ¥1,800 → ¥400
06月23日(木) スカイラインGT-Rのすべてセット[全4冊]  ¥1,800 → ¥400
06月24日(金) ソアラのすべてセット[全4冊]  ¥1,800 → ¥400
06月25日(土) レジェンドのすべてセット[全5冊]  ¥2,250 → ¥500
06月26日(日) オデッセイのすべてセット[全5冊]  ¥2,250 → ¥500
06月27日(月) フォレスターのすべてセット[全5冊]  ¥2,250 → ¥500
06月28日(火) ロータリーのすべてセット[全6冊]  ¥2,700 → ¥600
06月29日(水) セリカのすべてセット[全6冊]  ¥2,700 → ¥600
06月30日(木) 三菱ランサーのすべてセット[全5冊]+1冊  ¥2,750 → ¥600

7月
07月01日(金) ABCCのすべてセット[全4冊]+1冊  ¥2,800 → ¥500
07月02日(土) インプレッサのすべてセット[全7冊]  ¥3,150 → ¥700
07月03日(日) フェアレディZのすべてセット[全7冊]  ¥3,150 → ¥700
07月04日(月) NSXのすべてセット[全3冊]+1冊  ¥3,350 → ¥400
07月05日(火) レガシィのすべてセット[全8冊]  ¥3,600 → ¥800
07月06日(水) クラウンのすべてセット[全9冊]  ¥4,050 → ¥900
07月07日(木) スカイラインのすべてセット[全16冊]  ¥7,200 → ¥1,600
07月08日(金) SUBARU水平対向のすべてセット[全21冊]  ¥9,450 → ¥2,100
07月09日(土) ビート&S660のすべてセット[全2冊]  ¥950 → ¥200
07月10日(日) MAZDAロードスターのすべてセット[全3冊]  ¥1,350 → ¥300
07月11日(月) 86 & BRZのすべてセット[全3冊]  ¥1,350 → ¥300
07月12日(火) プリウスのすべてバックナンバーセット[全4冊]  ¥1,800 → ¥400
07月13日(水) ランクル・プラドのすべてセット[全4冊]  ¥1,800 → ¥400
07月14日(木) シルビアのすべてセット[全4冊]  ¥1,800 → ¥400
07月15日(金) スカイラインGT-Rのすべてセット[全4冊]  ¥1,800 → ¥400
07月16日(土) ソアラのすべてセット[全4冊]  ¥1,800 → ¥400
07月17日(日) レジェンドのすべてセット[全5冊]  ¥2,250 → ¥500
07月18日(月) オデッセイのすべてセット[全5冊]  ¥2,250 → ¥500
07月19日(火) フォレスターのすべてセット[全5冊]  ¥2,250 → ¥500
07月20日(水) ロータリーのすべてセット[全6冊]  ¥2,700 → ¥600
07月21日(木) セリカのすべてセット[全6冊]  ¥2,700 → ¥600
07月22日(金) 三菱ランサーのすべてセット[全5冊]+1冊  ¥2,750 → ¥600
07月23日(土) ABCCのすべてセット[全4冊]+1冊  ¥2,800 → ¥500
07月24日(日) インプレッサのすべてセット[全7冊]  ¥3,150 → ¥700
07月25日(月) フェアレディZのすべてセット[全7冊]  ¥3,150 → ¥700
07月26日(火) NSXのすべてセット[全3冊]+1冊  ¥3,350 → ¥400
07月27日(水) レガシィのすべてセット[全8冊]  ¥3,600 → ¥800
07月28日(木) クラウンのすべてセット[全9冊]  ¥4,050 → ¥900
07月29日(金) スカイラインのすべてセット[全16冊]  ¥7,200 → ¥1,600
07月30日(土) SUBARU水平対向のすべてセット[全21冊]  ¥9,450 → ¥2,100
07月31日(日) ビート&S660のすべてセット[全2冊]  ¥950 → ¥200

8月
08月01日(月) MAZDAロードスターのすべてセット[全3冊]  ¥1,350 → ¥300
08月02日(火) 86 & BRZのすべてセット[全3冊]  ¥1,350 → ¥300
08月03日(水) プリウスのすべてバックナンバーセット[全4冊]  ¥1,800 → ¥400
08月04日(木) ランクル・プラドのすべてセット[全4冊]  ¥1,800 → ¥400
08月05日(金) シルビアのすべてセット[全4冊]  ¥1,800 → ¥400
08月06日(土) スカイラインGT-Rのすべてセット[全4冊]  ¥1,800 → ¥400
08月07日(日) ソアラのすべてセット[全4冊]  ¥1,800 → ¥400
08月08日(月) レジェンドのすべてセット[全5冊]  ¥2,250 → ¥500
08月09日(火) オデッセイのすべてセット[全5冊]  ¥2,250 → ¥500
08月10日(水) フォレスターのすべてセット[全5冊]  ¥2,250 → ¥500
08月11日(木) ロータリーのすべてセット[全6冊]  ¥2,700 → ¥600
08月12日(金) セリカのすべてセット[全6冊]  ¥2,700 → ¥600
08月13日(土) 三菱ランサーのすべてセット[全5冊]+1冊  ¥2,750 → ¥600
08月14日(日) ABCCのすべてセット[全4冊]+1冊  ¥2,800 → ¥500
08月15日(月) インプレッサのすべてセット[全7冊]  ¥3,150 → ¥700
08月16日(火) フェアレディZのすべてセット[全7冊]  ¥3,150 → ¥700
08月17日(水) NSXのすべてセット[全3冊]+1冊  ¥3,350 → ¥400
08月18日(木) レガシィのすべてセット[全8冊]  ¥3,600 → ¥800
08月19日(金) クラウンのすべてセット[全9冊]  ¥4,050 → ¥900
08月20日(土) スカイラインのすべてセット[全16冊]  ¥7,200 → ¥1,600
08月21日(日) SUBARU水平対向のすべてセット[全21冊]  ¥9,450 → ¥2,100

日産が燃料改質・固体酸化物型燃料電池を世界で初めてクルマに搭載!

日産自動車から、まったく新しい燃料電池自動車を生み出すテクノロジーが発表されました。それが、バイオエタノールから発電した電気で走行する燃料電池システム「e-Bio Fuel-Cell」です。

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現在、トヨタやホンダが市販している燃料電池車は、水素を燃料とする固体高分子型燃料電池(PEFC)を搭載しています。一方、日産が発表した技術は、エタノールや天然ガスなどを改質する(水素を取り出す)ことで、燃料電池を動かそうというもの。

さらに燃料電池そのものも、常温域で動くPEFCではなく、固体酸化物型燃料電池(SOFC)としているのがポイントです。これまでSOFCは高温(700度以上)で作動する上、起動にも時間がかかる傾向にあり、移動体に使うには向いていないと言われていました。

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しかし、エタノールなどの液体燃料を使うことで、燃料インフラの整備やタンクのコストなどでは大きなメリットがあります。とくに、サトウキビ由来のエタノールを自動車用燃料として利用しているブラジルなどでは、従来のインフラのまま利用できる燃料電池車となるといいます。

こうしたバイオ燃料は、実質的に大気中の二酸化炭素を増やさずに済む「カーボンニュートラル」を実現することも、「e-Bio Fuel-Cell」のメリットです。

さらにSOFCは、高温で作動するため高価なレアメタルを使った触媒が不要というのもコストや持続性において有利なシステム。また、一般にSOFCはPEFCに対して発電効率に優れているといのもアドバンテージといえそうです。

自動車の動力源として世界で初めてSOFCを車両に搭載するという「e-Bio Fuel-Cell」、まずは長時間連続稼働を前提とした商用車などでの活用が期待されます。

(山本晋也)

ついに510馬力だ! アウディRS4アバント次期型、ニュルで高速テスト

2016年3月のジュネーブモーターショーでフルモデルチェンジを果たした、アウディ『A4アバント』の最強モデルとなる「RS4アバント」が、ニュルブルクリンクでの高速テストに姿を見せました。

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フォーリングスのエンブレムも装着しての高速テストですが、大口エアダクト、ツインエキゾーストパイプ、大径アロイホール、リップスポイラーなどアグレッシブな外観に仕上がっているのが分かります。

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パワートレインには、現行モデルの4.2リットルV型8気筒エンジンをダウンサイジング、新開発の3リットルV型6気筒ターボが搭載される見込みですが、、最高馬力は510psとも噂され、BMW「M3」やメルセデス「AMG C63」以上のパフォーマンスが期待できそうです。

ワールドプレミアは、2016年内の可能性が高いようです。

(APOLLO)

若返ったオヤジ系セダン!? ─ トヨタ「プレミオ/アリオン」画像ギャラリー

オヤジ系セダンといったら怒られそうなほどスポーティなフロントマスクに生まれ変わったトヨタ・プレミオ(トヨペット店)/アリオン(トヨタ店)。そうはいっても実際の購入層は高めなはず。

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最近行われたトヨタ車のマイナーチェンジで、SAIはかなりアグレッシブに、カムリも若々しい印象に生まれ変わっています。このことから、年齢層高めのオーナーが多いセダンとはいえ、コンサバな内・外装では売れない時代になったというが窺えます。

迫力が増したフロントマスクはもちろん、リヤコンビネーションランプは、プレミオには「C」の字グラフィックが与えられているほか、深みのあるレンズ色により上品で落ち着いたイメージが表現されています。

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一方のアリオンは、奥行き感のある造形と6眼のストップランプにより、スマートで高級感のあるイメージを演出。

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内装は、大人の上質な雰囲気という印象ですが、インテリアカラーは、本革シートにブラウンを採用することで上質で落ち着いた印象になっています。

また、ファブリックシート仕様は、アイボリーから明るいフラクセンに変更され、ブラックに統一した室内とのコントラストで、メリハリのあるモダンなテイストになっています。

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ボディカラーは「ブラッキッシュアゲハフレーク」を含む5色の新色が採用され、全8色を設定。

さらに、標準モデルのほかに、ウェルキャブも用意されていて、プレミオの助手席回転スライドシート車「Aタイプ」は219万6327円〜255万2727円、助手席回転スライドシート車「Bタイプ」は213万2000円〜246万2000円。

アリオンの助手席回転スライドシート車「Aタイプ」は218万5527円〜253万3091円、助手席回転スライドシート車「Bタイプ」が212万2000円〜244万4000円となっています。

(塚田勝弘)

【関連記事】

トヨタ・プレミオ/アリオンがマイナーチェンジ! ペダルの踏み間違い事故などを低減する安全装備を標準化
http://clicccar.com/?p=378471

軽キャンパーのベース車にも最適!? ダイハツ・ハイゼット・キャディーへの期待

ダイハツの新型ハイゼット・キャディーはFFの商用車。

キャブオーバーが定番だった従来の商用バンと比べると小回り性能がどうか気になりますが、前席のお尻の下に音・振動源となるエンジンがありませんから、静粛性を含めた運転(室内)環境は格段に向上しているはず。

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カタログ上では、ハイゼット・キャディーの最小回転半径は4.4m、ハイゼットカーゴは4.2m、ウェイクは4.4m(一部グレードのみ4.7m)となっています。

20cmの差ですが、極めて狭い道などで差を分けるかもしれませんし、キャブオーバータイプだと心理的にもぎりぎりまで寄せやすい利点もあります。

ただ、ベースのウェイクから想像すると視界は全方位広いですから、必要以上に気にする必要はあまりないかもしれません。

また、ハイゼット・キャディーは、より大きな商用車からの「ダウンサイジング」も狙っているはずで、その場合はなおさら気にならないはず。

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乗員室フロア高360mm、荷室フロア高595mmのキャディーは、乗りやすさ、積みやすさが魅力ですが、この特徴を活かして、商用ユースはもちろん軽キャンパーのベース車としての期待が高まります。

ハイゼットをベースとした軽キャンパーは、数多くのキャンピングカービルダーが架装してリリースしているほか、ダイハツグループのダイハツクラフト(D-Craft)もハイゼットカーゴ、アトレーをベースとした軽キャンパーをリリースしています。

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軽キャンパーで重要な荷室スペースは、キャディーが荷室長1310×荷室幅1210×荷室高1235mm、カーゴ(4人乗り/クルーズ/ハイルーフ)は、荷室長860×荷室幅1350×荷室高1210mmとなっていて、幅をのぞき長さと高さはキャディーの方が余裕が上。

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今後、軽キャンパーのベース車としても活躍しそうなハイゼット・キャディー、「はたらくクルマ」以外にも様々なニーズがありそうです。

(塚田勝弘)

【関連記事】

これぞダイハツ・ウェイクの本命!? 新型商用車ハイゼット・キャディーが登場
http://clicccar.com/2016/06/13/378382/

モデリスタから新型エスティマ・エスティマハイブリッド用カスタマイズアイテムが登場

フェイスリフトを中心に、グレードを「アエラス」系に集約するなど、マイナーチェンジを受けたトヨタ・エスティマ/エスティマハイブリッド。発表と同時に同車用のカスタマイズアイテムがリリースされています。

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新しいフロントマスクは、大開口のエアインテークを含むアッパーグリルまわりが目を惹きますが、モデリスタのカスタマイズアイテムでも顔つきを強調するメニューが目を惹きます。

まず、エクステリアのアイテムとして、ロアグリルを大きく見せるデザインとメッキ加飾により大胆な変身ぶりを実現する「MODELLISTA エアロキット」をはじめ、艶やかなブラックパネルとメッキモールでスタイリッシュなフロントフェイスを表現したという「フロントグリルカバー」を設定。

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ほかにも、エスティマのワンモー ションフォルムをさらに強調する「ルーフガーニッシュ」、モデリスタオリジナルの19インチアルミホイール&タイヤセット「WingDancer 4」などが用意されています。

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内装では、LEDのクリアな面発光が室内を明るく照らす「LEDルームランプセット(面発光タイプ)」、ユーティリティのアイテムとしてスライドドア開閉に連動し、LEDライトが足元を照らす「LEDスマートフットライト」、快適な車中泊をサポートする「エアスリープマット」などニーズや好みに応じたアイテムが設定。

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数多くのアイテムが用意されていますが、価格の一例を挙げると、「MODELLISTA エアロキット」が10万3680円(塗装済)、「WALD AERO KIT エアロキット」は、12万3120円(塗装済)、10万8000円(素地)、「LEDルームランプセット(面発光タイプ)」が4万8600円、「LEDスマートフットライト」が2万3760円、「エアスリープマット」2万1600円などとなっています。

(塚田勝弘)

トヨタ・プレミオ/アリオンがマイナーチェンジ。ペダルの踏み間違い事故などを低減する安全装備を標準化

国産ミドルサイズセダンがファミリーカーの定番だったのは、一昔も前の話。

自販連による販売ランキングを見てみると、フィールダーを含むトヨタ・カローラが10以内の常連になっているのみで、他のモデルはほとんど壊滅状態。カローラに続くのが高級車の象徴のクラウンという状況です。

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インプレッサやアクセラ(時々)なども30位以内にランクインしていますが、セダンだけだとランク外になると思われますし、一番売れているカローラもフィールダーと商用ニーズを除くと10位以内に入るか分かりません。

さて、6月13日にマイナーチェンジを受けたプレミオ/アリオンは、国産ミドルサイズセダンを代表する一台で、1.5L、1.8L、2.0Lガソリンを設定。

国内での販促ポイントとなるハイブリッドが設定されていないのは泣き所かもしれませんが、200万円を切るエントリーモデルから250万円超の最上級モデルまで、きめ細かくグレードが設定されています。

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外観は、コンサバなイメージを一新するほどアグレッシブな顔つきに変化。押し出し感のあるフロントグリルや、精悍さを増したシャープなヘッドランプなどを採用。

さらに、プレミオのフロントグリルは、横バーを組み合わせたデザインにメッキをあしらうことで重厚感を演出し、アリオンは細かいブロックメッシュグリルとなっています。

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ハイブリッド車のSAIもマイナーチェンジで精悍な顔つきになり、台数回復に寄与していますから、プレミオ/アリオンがどうなるか興味深いところ。

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インパネは、センタークラスターからシフトレバーまわりの形状が変更され、一体感のある洗練されたデザインに変更されているほか、インテリアの質感の印象を左右するメーターを一新し、4.2インチカラーTFT液晶を採用。

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また、照明色やメーター指針を白に統一することにより高級感を演出し、視認性も向上したとしています。

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さらに、予防安全パッケージの「Toyota Safety Sense C」をはじめ、駐車時などの衝突回避や衝突被害軽減に寄与する「インテリジェントクリアランスソナー」を標準装備。ほかにもドライブスタートコントロール、緊急ブレーキシグナルを標準化するなど、走行時や駐車時での衝突回避あるいは衝突被害の軽減をサポートするという安全性の強化も朗報。

年配の方のニーズが高いと思われるプレミオ/アリオンだけに、アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故低減などが期待できます。

なお、価格帯はプレミオが190万8655円〜271万1782円。アリオンが189万7855円〜267万5455円となっています。

(塚田勝弘)

オムロンが運転手の状態をリアルタイムに判定する世界初の車載センサーを開発

オムロンは、運転手の行動や状態をセンシングし、安全運転に適した状態かを判定する「ドライバー運転集中度センシング技術」を搭載した、世界初の車載センサーを開発したと発表しました。

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この車載センサーに搭載されている「ドライバー運転集中度センシング技術」は、画像センシング技術に「時系列ディープラーニング」という最先端のAI(人工知能)技術を組み合わせているということです。

オムロンでは、運転手の健康状態が急変し、運転の継続が困難な状況に陥ってしまうことによる事故の複数発生や、自動運転の実現にむけた運転手の安全運転を支援する技術開発が求められていることを背景に、運転手が安全運転に適した状態かをリアルタイムに判定できる技術開発を進めてきました。

今回の車載センサーのキモである「ドライバー運転集中度センシング技術」は、画像センシング技術に最先端のAI技術「時系列ディープラーニング」を取り入れて、カメラで撮影した映像から、運転手が運転に適した状態かをリアルタイムにレベル分けして判定することができます。

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オムロンは、この技術を搭載した車載センサーを2019年〜2020年に発売される自動運転車などへ搭載することを目指しています。

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新開発の車載センサーの特長は次の3点です。

・運転手の行動/状態をセンシングし、運転に適した状態かをリアルタイムにレベル別に判定できる
・多様な運転手の状態を手のひらサイズのカメラ1台で判定できる
・ネットワーク接続を必要としない車内で完結したシステムでもリアルタイムに判定処理が可能

オムロンは、当技術のデモンストレーションを、2016年6月8日(水)から10日(金)まで開催された「第22回 画像センシングシンポジウム SSII2016」および、2016年6月27日(月)から30日(木)に、アメリカ・ラスベガスで開催される「CVPR Industry Expo 2016」に展示します。

(山内 博・動画、画像:オムロン)

6月は「違法マフラー取り締まり」強化月間!検査ポイントを細かく問い合わせてみた!〜排気音編〜

ご存じの方もいるかもしれませんが、今月6月は国土交通省と警視庁が実施する「違法マフラーの取り締まり強化月間」です。

ポスターなどでどういうものなのか説明されていますが、バイクはどうすればいいのか?MotoBeが徹底的に問い合わせてきました!

取り締まりは全国各地で行われ、特別な臨時車検会場を設けてバイク、車の排気音量、排出ガス規制に対応しているかどうかを調べるそうです。

臨時車検会場というのは、大黒PA、奥多摩などでたまに行われている抜き打ちの改造マフラー取り締まりと一緒だと考えればいいでしょう。

出典:奥多摩周遊道路 騒音 取締り 検問 – ノーマル然として – Yahoo!ブログ

この取り締まり、実は平成22年4月以降に製作されるバイクとそれより前のバイクでは検査方法と基準がちょっと違ってきます。

では、具体的な排気音量、排気ガス規制の検査方法、基準はどうなんでしょう。

平成22年4月以前に製作されたバイクの場合検査で測られるのは近接排気騒音のみ。

近接騒音の音量測定は決まっています。測定器をサイレンサーと同じ高さ、後方45度の角度で50cm離れた場所に置きます。

最高出力が5000回転を超えるバイクの場合はエンジンの半分の回転数で実施、つまり12000回転まで回るエンジンは6000回転で測定されます。

最高出力が5000回転より下のバイクはエンジンの75%回転数で実施されます。

ちなみに音量の基準は、

250cc、それ以上のバイクは94dBまで
125cc以下の原付き二種は90dB
50cc以下の原付一種は84dB

となっています。

この基準よりオーバーしてしまったら整備不良になってしまいます。

純正マフラーなら経年劣化以外は大丈夫でしょうが、社外マフラーに変えている方は(特にオークションなどの無名激安マフラー、サイレンサー)要注意です。

抜き打ち検査されて引っかかってしまったら怖い、一度も測ったことがないのでこの際測りたいという方は「音量測定器」を使えば測ることができます。値段はピンきり。

出典:デジタル小型騒音計防風スポンジ付:マミーショップ

他にもスマホアプリでも測ることができます。ただし、スマートフォンのマイクを使って測るため、あまり正確ではないものもあるようです。大体こんなもん、と割りきって測る場合はオススメです。

平成22年4月以降に製作されたバイクは、前述の方法にプラスして加速走行騒音規制が入ってきます。

加速走行騒音規制とは、止まった状態で音量を測るものではなく、走って加速した時の音量のこと。

これは簡単に測定することは出来ません。

「抜き打ちの検査とかで測定すんの絶対無理だろ」って思って確認してみたら平成22年4月以降のバイクは純正マフラー、あるいはJMCAマークとかEマーク付きのマフラーに関しては加速騒音の検査を通ったという証明になるので取り締まりには引っかからないそうです。

ただ、何もついていない社外マフラーの場合、証明することができないので取り締まりの対象になる可能性があります。

発売された当初は規制がなかった時代のバイクなので難しいところですが、この場合は純正マフラー推奨

社外マフラーも可能ですが、現代のバイクと同じ騒音の基準で判断されます。旧車の場合、純正を維持するほうが難しい車種もあるのでかなり厳しいところですね…。

なお、次回解説する排出ガス規制の検査はありません(発売当初規制がなかったため)。

ちなみに、サイレンサー出口にボルトなどで装着されているバッフル(簡易消音器)も取り締まり対象です。これは、簡易的に取り外しができて爆音になってしまうため、信用性がないのでNGとのこと。

簡単には取り外しが不可能なリベット打ち込みなどで固定されているものなら取り締まり対象外となります。

オークションや知人から購入したマフラーを持ち込みでショップに取り付けてもらうこともあると思います。しかし、もしもそのマフラーが取り締まりの対象になるようなマフラーだった場合、取り付けを行ったショップも「不正改造のほう助」として取り締まりの対象になります。

大体のショップはそんな危ない橋を渡ってまで作業してくれませんが、お願いする時は一応頭に入れておきましょう。

今回まとめたのは排気音についてです。次回は排出ガス編です。こちらもかなりややこしいので、ぜひチェックしてください!

今回は取り締まり強化月間だからこそ特集していますが、これは6月が強化月間なだけで新しく何か変更というわけではありません。以前からこのルールでした。

これを機に愛車を一度万全な状態なのかチェックしてみましょう!

(ライター:佐藤 快/Moto Be バイクの遊び方を提案するWEBマガジン

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メルセデスベンツGLE次世代型を早くもキャッチ!

メルセデス・ベンツのミドルクラス・クロスオーバーSUV『GLE』次世代モデル、「W167型」初プロトタイプの姿をスクープに成功しました。

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現行モデルは「Mクラス」がフェイスリフトされたタイミングで「GLE」に改名、日本では2015年に発売されたばかりの新型車。

ですが、「W166型」Mクラス最終型は2011年から発売されているので、タイミング的には早過ぎ、というわけではありません。

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厳重なカモフラージュの中にも、次世代型の幾つかの特徴が分かりました。

まず車高が低く、前後フェンダーがワイドになっている他、ルーフエンドもラウンドして、車幅はコンパクトにされているようにも見えます。また、Cピラーと側面のガラス部分が完全に隠されており、ここは大きな変化がありそうです。

プラットフォームには現在最新の「MRA」の後継次世代プラットフォームが採用され、フロントオーバーハングが短縮、ホイールベースが延長されているのもレポートされています。

その他大きな進化は、車重を250kg以上軽量化、20%以上の燃費改善、CD値は現在の0.32から0.30へ向上するという情報です。

ワールドプレミは2018年内の可能性が高いようです。

(APOLLO)

NEDOが「超急速充電」できる2階建てEVバスを実証試験!

経済産業省が所轄するNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が、重量の制約上、EV化は困難とされていた2階建て大型EVバス(ダブルデッカー)の実証試験をマレーシアで実施するそうです。

NEDO

同機構は2015年度から現地で実施しているEVバスシステム実証事業を通して、マレーシアの都市交通スマート化と、都市交通事業の広域展開を目指しています。

実証試験は東芝、ピューズ、ハセテック、オリエンタルコンサルタンツグローバルの4社、及びマレーシアのバス運行会社であるPAPSB社と共同で行う模様。

NEDOとマレーシアのプトラジャヤ市が6月3日、新たな実証試験で協力して行くことで合意、基本協定書を交わしました。

主な実証内容は以下の3点となっています。

・超急速充電が可能な超寿命二次電池搭載のEVバス走行
・超急速充電システムの現地設置
・バス運行状況モニタリング、電池の品質、充電状態確認

実証試験用の2台のEVダブルデッカー(長さ12m)は、僅か10分間で充電できる「大電力充電技術」を採用、ディーゼルバス並みの運行性能を保有しているといいます。

NEDOは日本の技術を活用し、現地企業とも連携しながら、本事業をショーケース化することで、マレーシアがASEANのEVハブとなることに貢献、都市交通パッケージ事業の広域展開を目指すとしています。

Avanti Yasunori

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コンチネンタルが「Toyota Safety Sense C」開発で「技術開発賞」を受賞。その意義とは?

ドイツの自動車部品大手のコンチネンタルは、トヨタの衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」の開発への貢献で、トヨタから技術開発賞を受賞したと発表しました。

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トヨタ衝突回避支援パッケージにはプリクラッシュセーフティ(PCS)、レーンディパーチャーアラート(LDA)、オートマチックハイビーム(AHB)といった、ドライバーをサポートする機能が含まれており、パッケージ化することで、衝突回避の支援、車線逸脱による衝突事故の回避支援、夜間走行時の安全性向上、といった交通事故予防における3つの主要な分野に対応しています。

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トヨタの「2016グローバル仕入先総会」で行われた授賞式で技術開発賞を授与された、コンチネンタル・コーポレーションの取締役会会長のエルマー・デゲンハート(Dr. Elmar Degenhart)氏は

「大切なお客様からこのような賞を頂戴しましたことは、非常に名誉なことであり、安全性の向上を目指す、これまでの努力が認められたものと思っています。145年の歴史をもつドイツ系テクノロジーカンパニーとして、高品質と安全なモビリティを追及されるお客様を、今後もサポートしてまいります。」

と受賞の喜びを語りました。

コンチネンタルが受賞したトヨタの技術開発賞は、最新技術によりトヨタの商品力向上に大きな成果をあげた仕入先に贈られるもので、受賞の対象となった統合センサーモジュールMFLは、カメラとレーザーレーダーを単体のコンパクトユニットに統合したものです。

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このセンサーモジュールは車両前方の障害物を検知し、衝突の危険がある場合にはドライバーにブザーとディスプレイ表示で警告します。

万が一、衝突が避けられないとクルマが判断した場合には、自動ブレーキで衝突回避、または衝突被害軽減をサポートします。このPCSに加え、MFLは車線逸脱による事故に備えるLDAの他、AHBといったToyota Safety Sense Cの機能実現に貢献しています。

コンチネンタルは、このセンサーモジュールをトヨタが世界で販売しいる10車種以上に供給しています。

最近、自動車業界では系列やグループの枠から外れた取引が広がっており、従来ではトヨタ系の自動車部品会社との取引がほとんどを占めていたトヨタに、コントネンタルが今回のセンサーモジュールの納入で成果を挙げたことが注目されます。

今後ますます系列やグループの枠を越えた自動車部品のサプライチェーンが形成されることが予想されます。

(山内 博・画像:コンチネタル・コーポレーション)

全車ターボとなったポルシェ911、中古車の空冷激高に続きNA(自然吸気)に予兆あり

欧州車の小排気量エンジン+過給器という流れは、いよいよスポーツカーのポルシェにも及んできました。先日発表された718ボクスターは新開発の水平対向4気筒ターボエンジンを搭載します。

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ポルシェのイメージリーダーである911も例外ではありません。991型と呼ばれる現行911もマイナーチェンジ時に、ライトサイジングと呼ばれる小排気量化+過給器のエンジンに変更されています。

以前、ポルシェ911では空冷エンジンを搭載した中古車の価格が上昇するという現象が起きました。もしかして……と思い、911の中古車相場を中古車検索サイト・カーセンサーnetで調べてみると興味深い動きがありました。

現行型の911は現在中古車市場に120台ほど流通していて、全体の平均相場はこの1カ月ほぼ横這いで推移しています。

しかし、グレードや年式を細かく見てみると、2014〜2015年という高年式のGT3は平均走行距離に変化はないものの、約70万円も値落ちしているのに対して、スタンダードのカレラが約10万円の値上がり、カレラ4Sは約50万円も値上がりしています。

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流通台数が少ないので、多少のブレではないかと考えられますが、これはライトサイジング化されたターボエンジンではなく、今後稀少となる自然吸気エンジンの911に乗りたい!という動きが早くも中古車市場に表れたとも捉えることもできます。

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まだ、予兆というレベルの小さな動きなのでこのまま収まるかもしれませんが、空冷ポルシェのような値上がりを示す可能性があるので、今後注意深くチェックしていく必要があります。

「最新のポルシェが最良のポルシェ」と言われますが、オーナーにとっては最も思い入れの深いモデルが最良のポルシェということなのかもしれません。

(萩原文博)

これぞダイハツ・ウェイクの本命!? 新型商用車ハイゼット・キャディーが登場

フロントマスクを見るとダイハツ・ウェイク!? と思った方も多いかと思いますが、6月13日から発売されたハイゼット・キャディーは、ウェイクをベースとした新しい商用車です。

ボディサイズは全長3395×全幅1475×全高1850mmで、ウェイクよりも15mm背が高くなっています。

hijet_caddie_160613005 軽自動車最大級のキャビンとラゲッジを誇るウェイクは、もちろん積載性もトップクラス。ザクッと大きな荷物を積むなら商用バンモデルの方が当然向いています。

スクエアかつ背が高いスタイルのダイハツ・ウェイクですから、これをベースにした商用バンがなかったのが不思議なくらいで、乗用の主役はタントに任せて、ハイゼット・キャディーを前面に出してもいいのでは? と思ってしまいます。

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ハイゼット・キャディーの特徴は、軽乗用車のノウハウを活かし、高い静粛性や広々したインテリア、キャビンのほか、カメラとソナーセンサーによる衝突回避支援システムの「スマートアシスト2」を採用するなど、「はたらく 楽ラク」というコンセプトを掲げ、働きやすさを「6つの楽」として下記の6つが具現化されています。

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1.楽ラク ノリオリ…乗降性に優れる足元フロアシート高
2.楽ラク ツミコミ…積載性に優れる荷室フロア高
3.楽ラク アンシン…最新の安全装備(スマートアシスト2)
4.楽ラク ドライブ…高い静粛性とゆとりある運転空間、操縦安定性、低燃費
5.楽ラク セイケツ…掃除がしやすい樹脂性の荷室フロア
6.楽シク カラフル…ユーザー用途に合わせた豊富なカラーと、その他パックオプション

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駆動方式はFFを基本に、4WDも設定。燃費は21.8km/L〜25.0km/Lです。トランスミッションは全車CVTで、価格帯は118万8000円〜154万4400円となっています。

(塚田勝弘)

消費税引き上げ延期で自動車取得税の廃止も2019年に!?

国内市場では2014年4月の消費税増税前に駆け込み需要が発生しましたが、増税後は新車販売で前年割れが相次ぐ結果となりました。

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登録車については消費増税から1年後の昨年4月にようやく前年割れから脱し、徐々にもち直しながら現在に至っていますが、軽自動車は昨年4月の軽自動車税増税の煽りを受けて、一旦増税前に駆け込み需要が発生したものの、その後17ヶ月連続で前年割れが続いており、先頃の燃費不正問題がその状況に拍車をかけています。

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今や国内の自動車市場活性化が喫緊の課題となっており、JAMA(日本自動車工業会)の西川廣人会長も5月の就任挨拶で「自動車ユーザーに対する過重な税負担の軽減は不可欠であり、引き続き自動車税制の抜本的な見直しを強く訴えていく」としています。

安倍政権は当初2015年10月の予定だった消費税の再増税(8%→10%)を経済再生とデフレ脱却を優先するため、2017年4月に先送りしており、これに伴い、同時に予定されていた「自動車取得税(地方税)」の廃止も先送りされて現在に至っています。

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政府はその一方で自動車取得税の廃止に伴う財源確保のため、新車購入時にクルマの燃費に応じて最大3%課税する「環境性能課税」(地方税)の導入を予定しており、税制改正大綱でも「消費税率10%時に導入する」としています。

自動車税制の見直しにはエコカー減税適用基準の見直しも含まれており、結局、税の軽減どころか税の付け替えに過ぎないとして、JAMAを筆頭に自動車業界が強く反発しています。

そうしたなか、安倍首相が2019年10月まで消費税率再引き上げの先送りを決めたことで、予定していた「自動車取得税」廃止やそれに伴う「環境性能課税」の導入についても再度先送りされるとの見方が強まっています。

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しかし、本来は消費税との2重課税になっている「自動車取得税」を即刻廃止し、代替財源に新税を導入するのではなく、自動車関係税以外から創出すべきなのはいうまでもありません。

既に国の総税収の約1割に達している自動車関係諸税にこれ以上依存し続けた場合、新車販売の落ち込みがさらに深刻化、日本経済の原動力である自動車産業自体を弱体化させる可能性もあります。

政府は自動車関係税に過度に頼らない税収手段を構築することが急務といえそうです。

Avanti Yasunori ・画像:JAMA、JAF)

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5月国内新車販売、登録車は6.6%増も軽自動車14.3%減!
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2017年4月、新車に「燃費性能別」の新税を導入か?
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「自動車取得税」廃止でも消費増税は相殺されない!?
http://clicccar.com/2014/02/02/245662/

「税は取るべき所から!」軽自動車各社が増税案に猛反発!!
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米国の49倍! JAFが高額過ぎる自動車税制是正に向けて動いた!!
http://clicccar.com/2011/09/06/58299/

立体駐車場に対応したホンダN-ONE LOWDOWNに特別仕様車を設定

2012年11月に発売されたホンダN-ONEは、N360風の愛らしいフロントマスク、Nシリーズらしい広さと巧みなパッケージングが魅力で、Nシリーズを生み出した開発責任者の浅木泰昭氏をはじめとした開発陣のこだわりが、とくにターボ仕様のスポーティな走りから感じられます。

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一方で、導入時から指摘されていた1550mm制限のある立体駐車場への対応は、2015年7月のマイナーチェンジを機に全高を65mm下げたローダウン仕様を設定することでユーザーニーズに応えています。

ローダウン仕様とノーマル仕様を乗り比べる機会が何度かありましたが、頭上の開放感はもちろん背の高いノーマル仕様が大きく上回るものの、身長171cmの私の場合、当然ながら頭が天井に触れることもなく、こちらで十分と感じさせてくれます。

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さて、6月10日から発売された「SS(Suzuka Special)アーバンブラックパッケージ」は、「Premium Tourer・LOWDOWN」をベースに、ブラック基調の内・外装とオレンジ、ブルー、イエローの3種類から選べるアクセントカラーがあしらわれるのがポイント。

4160609-n-one_012Hさらに、2015年12月に発売された「G」の特別仕様車「SS(Suzuka Special)ブラウンスタイルパッケージ」で好評を得たという、落ち着いた配色の内・外装と、充実装備を上級グレードの「Premium SS(Suzuka Special)ブラウンスタイルパッケージ」でも選べるようになっています。

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前者の「SS(Suzuka Special)アーバンブラックパッケージ」に用意される特別装備は、ブラックコンビシート(アクセントカラー)&専用インテリアやアクセントカラー装備(オレンジ、ブルー、イエロー)をはじめ、フロントドアガーニッシュ、ドアミラー、フロントグリル、フロントバンパー、エアコンアウトレットリング、メーターリング、本革巻ステアリングホイール、ドアサイドモール、15インチアルミホイール(オールブラック) などと多岐にわたっています。

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後者の「Premium」の特別仕様車「SS(Suzuka Special)ブラウンスタイルパッケージ」には、ブラウンコンビシート&専用インテリア、ブラウン2トーンカラースタイル(ルーフ/ドアミラー)、ブラウン塗装フロントグリル/ドアサイドモール/リヤバンパーモール、ブラウンテールゲートスポイラー、14インチアルミホイール(ピューターグレー塗装) 、ナチュラルウッド調インテリアパネル、ホワイトイルミネーション、運転席&助手席シートヒーター、クルーズコントロール、親水/ヒーテッドドアミラー+フロントドア撥水ガラスなどを用意。

価格はFFのみの「Premium Tourer・LOWDOWN特別仕様車SSアーバンブラックパッケージ」が169万8000円、「Premium特別仕様車SSブラウンスタイルパッケージ」のFFが158万円、4WDが171万円となっています。

(塚田勝弘)

VW・ポロ次期型と兄弟車に。セアト・イビーザ次世代型を捕捉

スペインの自動車メーカー、セアトのコンパクトハッチバック『イビザ』の次世代型プロトタイプをキャッチしました。

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次世代型では、モジュール化されたプラットフォーム「MQB Aゼロ」を採用しますが、これはフォルクスワーゲンの次期「ポロ」にも採用されるため、ポロとは兄弟車ということになります。

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エクステリア・デザインは2015年のジュネーブモーターショーで公開されたセアト「20V20」から影響を多く受けているといい、これは今後登場が噂されるイビザ「クロスオーバー」にも影響しそうです。

パワートレインは1リットル3気筒及び4気筒モデルがラインナップされる予定で、2016年秋以降のワールドプレミアが予想されています。

(APOLLO)

トヨタが人工知能「AI」の開発で米Google傘下のロボット会社を買収か?

今年1月、米国にTRI(Toyota Research Institute)を設立するなど、AI(人工知能)の研究を加速させるトヨタ自動車。

DARPA(米国防総省 国防高等研究計画局)主催の災害対策ロボット競技会でプロジェクトマネジャーを務めたギル・プラット氏をTRIのCEOに据え、同氏の人脈によりGoogleで自動運転車開発プロジェクトを立ち上げたジェームズ・カフナー氏を招聘(しょうへい)するなど、積極的な動きをみせています。

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TRIはマサチューセッツ工科大学やスタンフォード大学ともAIの研究・開発で連携しており、走行中予期しない状況下に陥った際に危険を回避したり、何故そのような状況になったのかを説明できるような人工知能の実現を目標にしている模様。

さらに、トヨタはロボット事業を将来の成長を担う事業のひとつに位置付けており、日経新聞によると、Googleのロボット事業を担う中核子会社2社を買収すべく、詰めの交渉段階にあるようです。

2社の人材を活用してロボットの開発体制を大幅に強化する考えのようで、自動運転技術などへの応用も視野に入れている模様。

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買収対象としているのは1992年設立の米ボストン・ダイナミクス社と、2013年に米国企業の手に渡った東京大学発のベンチャー、SCHAFT(シャフト)社。

両社ともにDARPAの災害対策ロボットコンテストで注目を集め、Googleの傘下に入った経緯があり、TRIにとって理想的な買収相手と言えそうです。

このように、最先端のAI技術を吸収して生まれ変わろうとしているトヨタ自動車。今後もその動きから目が離せません。

Avanti Yasunori

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わがまま家族対応型!? ショッピングもスポーツ観戦も楽しめる!おトクなオススメバスツアー

今度の日曜日、あなたは家族とどのように過ごしますか? せっかくのお休み、ゆっくり寝ていたいのに、家族は朝から元気いっぱい! 「どこかへ連れて行って!」と当然せがまれるでしょう。出かけるのもいいけど、運転するのは当然あなたです。

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目的地に向かう車内、子供たちははしゃぎ、そして奥さんは気持ちよさそうにスヤスヤと眠っている……

目的地に着いたはいいが、もちろん休む間もなく、あなたも連れ出されるでしょう。そして一日が過ぎ、帰りの運転もあなた。当然道は渋滞、あなたを除くみんなは夢の中。「…こんな休日はいやだー!」とお困りのお父さま方、そんな声に応えるバスツアーがあります。

ルートは、朝、東京を出発して、御殿場アウトレットへ。午後にはサーキットで国内最高峰のレース・スーパーフォーミュラを特別待遇で観戦。その後再びバスに乗り、帰路へ、というスペシャルなコース。

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このツアーは、毎年4月に東京・お台場で「モータースポーツジャパン」という10万人イベントを開催しているNPO法人日本モータースポーツ推進機構が主催するレース観戦バスツアー。

都会の家族にモータースポーツの現場を体験してほしい、ということで企画されたツアーなのです。

開催日は7月17日(日)。静岡県富士スピードウエイで行われる「スーパーフォーミュラ第3戦」の決勝レースを観戦します。

参加費は8000円。しかも、これは1名の金額ではなく大人1名と子供2名(中学生以下)の費用なのです。

つまり、家族ならパパとママに子供4人の場合、1万6000円という金額で日曜日一日が過ごせるというわけ。ただし、中学生以下の子供を同伴することが参加の必須条件となっているので、ご注意を。

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特別待遇の観戦には、ピットビルからのスタート観戦や、普段は入れないメディアセンターや表彰台を見学できたりと、スペシャル感が満載。レースに興味がない奥様は、アウトレットでのショッピングを楽しめる、という至れり尽くせりなバスツアーです。

40名の定員になり次第締め切りなので、参加希望者は下記をご覧いただき、お早めにお申し込み下さい!

募集案内(PDF):超お得!親子で楽しむ日帰り観戦バスツアーのご案内

(クリッカー編集部)

ホンダ・N-WGN/N-WGN Customが一部改良で内・外装ともに上質に

軽ハイトワゴンのホンダN-WGNは、Nシリーズの美点であるパッケージングの良さはもちろん、新・安全性能総合評価で最高評価となる「5つ星」を軽自動車で初めて獲得するなど、安全性の高さも訴求ポイントとなっています。

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このクラスには、スズキ・ワゴンRやダイハツ・ムーヴといったライバルだけでなく、三菱eKワゴン、日産デイズ、も分類できますが、三菱自動車の燃費不正問題によりeKワゴンと日産デイズは現時点(2016年6月10日)では販売停止となっていますから、言葉は悪いですが他のメーカーや販売店にとってはチャンスなのも事実でしょう。

もちろん敵失は別にして、軽ハイトワゴンは、その上の軽トールワゴンに次ぐ売れ筋マーケットですから絶えず改良は欠かせません。

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6月10日に一部改良を受けたホンダN-WGN/N-WGN Custom。N-WGNには、ボディ同色でメッキ仕上げされたコンビネーショングリルと、落ち着いた雰囲気を演出する「ブラウン×ベージュ」の内装色を追加。

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一方の「N-WGN Custom」には、新しいメッキグリルなどが採用されたほか、インテリアにLEDルームランプを採用するなど、内・外装の質感が向上されています。

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加えて、「360°スーパーUV・IRカット パッケージ」、ETC車載器、充電用USBジャック(急速充電対応)搭載のナビ装着用スペシャルパッケージをタイプ別に設定するなど装備を充実。

ボディカラーには「タフタホワイト2」、「ルナシルバー・メタリック」、「シャイニンググレー・メタリック」、「クリスタルブラック・パール」、「ブリティッシュグリーン・パール」の新色5色を追加され、全12種類の多彩なカラーバリエーションとなっています。

一部改良を受けたホンダN-WGNの価格帯は109万〜145万円、N-WGN Customが138万〜164万5000円です。

(塚田勝弘)

新型「トヨタ・エスティマ」、先進のスタイリングと洗練されたインテリアで再臨!

1990年に誕生した初代トヨタ「エスティマ」は2000年1月にフルモデルチェンジを受けて2代目に移行、2006年1月に3代目が登場し、その後10年以上に渡って同社のミニバンラインナップを担ってきました。

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今回、6月6日に「ビッグマイナーチェンジ」を敢行、グレード体系を人気のアエラス(2.4Lエンジン)に一本化。内外装の大幅変更に加えて、サスペンションのチューニングにより、操縦安定性や乗り心地が向上しています。

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また、フロントパフォーマンスダンパーの追加により、走行中のボディに発生する小さなたわみや微振動を速やかに吸収、よりシャープなハンドリングを実現しています。

安全装備では「Toyota Safety Sense C」を全車に標準装備、レーザーレーダーと単眼カメラの組み合わせにより、高い認識性能と信頼性を両立しています。

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外観についてはフロンマスクが一新され、近年のトレンドを採り入れたものになっています。

ヘッドランプは従来のディスチャージタイプに代わり、LEDクリアランスランプを備えた「Bi-Beam LEDヘッドライト」を採用、フロントバンパーの両側には縦長のデイライト機能付LEDアクセサリーランプを装備しています。

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リヤ周りにも「LEDライン発光ストップランプ」「面発光テールランプ」を組み合わせた赤基調のリアコンビネーションランプを採用。

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一方、インテリアでは新意匠のオプティトロンメーターを採用。

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インパネに合成皮革をあしらうなど、モダンで上質な空間を演出しており、大型ナビと一体化したタブレット端末のようなセンタークラスターが目を引きます。

ボディ色ではブラックルーフと組み合わせたツートーン仕様の外板色3色(OPT)をはじめ、新設定の3色(OPT)を含む全10色をラインナップしており、全カラーに洗車などによる小さな擦り傷を自己修復する「セルフリストアリングコート」を採用。新車時の光沢とカラーを長期に渡り維持できるようになっています。

価格はエスティマが327万1,418円から370万473円、エスティマハイブリッドが431万1,163円から492万8,727円。

最新の安全装備が搭載され、より精悍な顔つきを得た「エスティマ」は今後もトヨタの代表的ミニバンとしてのポジションを担うことになりそうです。

Avanti Yasunori ・画像:トヨタ自動車)

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http://clicccar.com/2016/06/06/376814/

トヨタが「つながるクルマ」でKDDIと共にグローバル通信プラットフォームを構築へ

トヨタとKDDIは、「つながるクルマ」に必要な車載通信機(データ・コミュニケーション・モジュール、以下 DCM)とクラウド間の通信でにおいて、高品質で安定した通信をグローバルに確保するために、従来のローミングサービス等に依存しないグローバル通信プラットフォームの構築を推進すると発表しました。

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クルマの「つながる化」を推進するため、現在は国・地域で仕様が異なっているDCMを、2019年までにグローバルで共通化。2020年までに日本・米国市場で販売されるほぼ全ての乗用車に搭載し、その他の主要市場においても順次搭載を進めていく予定です。

今回構築するグローバル通信プラットフォームは、グローバル共通DCMを搭載した車両の位置情報から、国・地域ごとに選定した通信事業者への自動的な接続・切替と、通信状態の監視を統合的に行うもので、これにより、コネクティッドカーに必要な、高品質かつ安定した通信をグローバルで維持することができます。

通信の接続・切替は、ローミングに依存せず、DCMに内蔵されたSIMの設定情報を、通信による書き換えによって行うことで、選定した通信事業者へ直接接続が可能となり、ユーザーはより低価格かつ高品質の通信を車両から確実に利用することができます。

当プラットフォームはトヨタとKDDIが共同で企画・設計し、開発・運用はKDDIが行うということです。

また、各国における通信回線は、KDDIが有する600社以上の海外通信事業者との関係を生かし、トヨタとKDDIが共同で選定・調達し、当通信プラットフォームに組み入れていく予定です。

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一方ですでにトヨタはソフトウェア大手の米・マイクロソフトと共同で、新会社「Toyota Connected, Inc.」(上の写真は同社のヒックス社長)を、2016年4月に米国テキサス州プレイノに設立しており、車載通信機(DCM : データ・コミュニケーション・モジュール)が装着されたトヨタ車、レクサス車から得られる様々な情報を集約するトヨタ・ビッグデータ・センター(以下、TBDC)の運用を推進しています。

トヨタは今回のKDDIとのグローバル通信プラットフォームおよびマイクロソフトとのTBDCの運用で「つながるクルマ」でも万全の事業体制を構築しているものと見えます。

(山内 博・画像:トヨタ)

これが市販モデルだ!オペル「GTコンセプト」の レンダリングCGが流出

オペルが2016年3月のジュネーブモーターショーで公開し、市販が期待されている『GTコンセプト』。

市販モデルと思われるレンダリングCGを欧州スパイエージェントから入手しました。

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入手したレポートによれば、ジュネーブモーターショーで公開されたコンセプトモデルは、曲面を多用した近未来的エクステリアとキャビンが印象的な2ドアクーペでしたが、市販版はぐっと現実的なデザインになっているようです。

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しかし、立体感のあるエンジンフードや押出の強いフロントマスク、流れるようなルーフラインはコンセプトモデルから受け継いでおり、オペルの現在のラインナップにはない、革新的なモデルとなる事は間違いなさそうです。

パワートレインは「GTコンセプト」同様の1リットル直列3気筒ターボエンジンが予想されていますが、発表されている最高馬力145ps、最大トルク20.9kgmでは、ライバルに想定される「フィアット124スパイダー」や「トヨタ86」に見劣りするため、市販版ではパフォーマンス力¥のアップがカギとなりそうです。

市販版のワールドプレミは2018年秋頃と噂されています。

(APOLLO)

売れていない? なぜホンダCR-Zは年内で生産を終了するのか?

「2+2」のスポーティハイブリッドであるCR-Z。

1980年代後半から90年代前半にかけて若者の支持を集めたCR-Xと、リヤホイールスカートに代表される、空力を追求したスタイリングが特徴的だった初代インサイトを融合し、現代的解釈で新たに生まれ変わったようなスポーツハイブリッド。

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ハイブリッドでもスポーツモデルですから、初代インサイト同様にMTを設定し、MTでもアイドリングストップを搭載。パワー感はまずまずというレベルでも、走りと環境の両立を高い次元で目指した意欲作です。

2010年2月に販売を開始して以来、累計約4万台を販売してきたそうですが、その間の月販販売台数は平均で520台超といったところでしょうか。

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ハイブリッドと純ガソリン車という違いはありますが、トヨタ86の2015年の月平均は約560台。86はBRZと同じ工場で生産されていますし、CR-Zの月の平均販売台数はここ数年100台未満だったことを考えるとCR-Zの生産終了もやむを得ないのかもしれません。

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さて、6月10日に発売された特別仕様車の「α・Final label(アルファ・ファイナルレーベル)」は、車名どおり「α」がベース。

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特別装備は、「CR-Z Final label」ロゴ刺しゅう入り専用ブラックコンビシート(前席)、プライムスムース・ドアアームレスト(ブラック)、専用マット塗装17インチ軽量アルミホイール、「CR-Z Final label」ロゴ入りアルミ製コンソールプレート、ピアノブラック調ステアリングガーニッシュ、ナビ装着用スペシャルパッケージ、プレミアムペダル、トノカバーが加えられています。

ボディカラーは、モノトーンでは特別色の「ブリリアントスポーティブルー・メタリック」(モノトーン)のほか、「プレミアムホワイト・パール2」、「スマートブラック」を設定。

2トーンでは、「プレミアムイエロー・パール2×ブラック」、「ブリリアントスポーティブルー・メタリック×ブラック」を用意。価格はCVT、6MTともに280万円となっています。

(塚田勝弘)

11.6インチ大型ディスプレイ搭載の新型プリウスPHV、日本で初公開!

トヨタ自動車が、東京ビッグサイトで開催される「スマートコミュニティJapan 2016」(6月15日-17日)に、新型プリウスPHV(国内仕様)を出展するそうです。

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日本初公開となる同車は今秋発売予定で、ルーフにソーラー充電システムを搭載、急速充電(CHAdeMO)にも対応しています。

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今回の展示会では、燃費・環境性能面でさらに進化したPHVシステムや、ソーラー充電システムの仕組み、急速充電機能、11.6インチ大型ディスプレイを使ったT-Connect SDナビゲーションシステム等を紹介する模様。

トヨタ初となる11.6インチ大型ディスプレイには、ナビやオーディオ、空調などの様々な情報を集約。

フルHDによる高精細表示で視認性を追求したほか、スマートフォン感覚の直感的な操作が可能。

ナビ機能は縦長画面により、進行方向遠方まで見通せるとともに、オーディオやエアコンなど、他の機能と2画面を同時に表示することができます。

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リアルな3Dグラフィックを使ったエネルギーモニターには走行中のエネルギーの流れがリニアに表現され、タイマー充電の設定や1週間分の充電スケジュール予約状況を見ながら予約の設定・変更が可能。

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また日本モデルではルーフの大型ソーラーパネルで発電、駐車中に駆動用バッテリーを充電したり、走行中には駆動用バッテリーの消費を抑え、モーター走行距離を拡大、燃費の向上に貢献します。

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今秋の発売を前に、日本で初公開される新型プリウスPHVをこの機会にいち早くチェックしてみてはいかがでしょうか。

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Avanti Yasunori ・画像:トヨタ自動車、CleanMPG)

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新型「プリウスPHV」米国デビュー!EV走行距離が60km超に倍増
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キャデラック、ATSクーペ・CTSセダンに特別カラーの限定車を各5台設定

Dセグメントに分類されるキャデラックATS、その上のEセグメントになるキャデラックCTSセダンに「ダーク アドリアティック ブルー メタリック」のボディカラーに加えて、新たなアイテムを組み合わせた「Blue Edition」が設定されました。

発売日は6月4日からで、各5台限定10台です。

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「ダーク アドリアティック ブルー メタリック」はカタログモデルでは有償ペイントの人気色。

ATSクーペ「Blue Edition」のインテリアカラーは「ライトプラチナム&ジェットブラックアクセント」と「ハイグロスサペリウッドトリム」の組み合わせになっています。さらに、特別装備として電動サンルーフ、ETC2.0 車載器も用意。

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CTSセダン「Blue Edition」は、「ライト カシミア/ミディアム」、「カシミア アクセント」、「ブラックオリーブアッシュウッドトリム」という組み合わせで、ETC2.0車載器(電動サンルーフはCTSセダンに標準)が特別装備されています。

価格はATSクーペ「Blue Edition」が595万円、CTSセダン「Blue Edition」が800万円となっています。

(塚田勝弘)

世界最速SUVに搭載される世界最強クルマ時計は2300万円!

今週、ベントレー初のSUV「ベンテイガ」の日本発表が行われました。

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「ベンテイガ」は去年のフランクフルトモーターショーでお披露目されましたが、日本での価格は2695万円。

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世界最強のSUV、ウルトララグジュアリーSUVというだけあって、ハンドメイドで作られ、最高速度は301㎞/h。新設計の6リッターツインターボw12エンジン搭載。世界初48Vの電動アンチロールバー搭載により、あらゆる路面に対応した安定性と乗り心地、操縦性を実現しているとか。

選べるボディカラーは108色。

[nextpage title=”気になる2300万円の時計とは?”]そして私が気になったのは、オプションで設定されているブライトリング社の巻き上げ機構の機械式時計「Mulliner Tourbillion by ブライトリング」。2時間ごとに自動で巻き上げられる芸術を見ることができます。時計の価格は約2300万円。「ベンテイガ」とほぼ同じぐらいの価格です。ちなみにまだオーダーは入っていないとのことなので、今オーダーすれば世界第一号オーナーになれるかも!

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そして「ブライトリング」といえば日曜日に「レッドブル・エアレース千葉2016」で優勝を決めた「チーム・ファルケン」の室屋義秀選手。室屋さんのスポンサーには「ブライトリング」もついていて、優勝後に行われたインタビューは東京・銀座の「スタジオ・ブライトリング」。インタビュー後の撮影は機内をイメージしたメンバー専用のラウンジ「クラブ・ブライトリング」で行われました。シートは本物の全日空の飛行機で使用されているシートだとか。そしてこの時、メンテナンスを行っているお部屋も見学させていただきました。

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今週は、「ブライトリング」な一週間でした。

(吉田 由美)

From Motor Fan’s Year

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トランスフォーマー5『Transformers: The Last Knight』のバンブルビーが公開!

2007年に初公開された映画「トランスフォーマー」。

そのシリーズ最新作となる『Transformers: The Last Knight』がアメリカにて2016年6月下旬に公開が予定されています。

シリーズを通して登場するAUTOBOT(オートボット)の1台であり、主役といえる「バンブルビー」。その最新の姿が公開されました。

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シリーズ当初から「シボレー・カマロ」が起用されていましたが、最新バージョンでは2015年にアメリカで発表された新型「カマロ」を採用。

通算で6代目となる「カマロ」は、各部にアルミニウムを用いて約90kgの軽量化と約28%の高剛性化を達成。

搭載するエンジンには、先代から改良を施し性能が向上した3.6L V6、さらには「コルベット」にも積まれる6.2L直噴V8といった従来のアメリカンマッスルカーを髣髴とさせるユニットに加えて、新開発の2.0L直4ターボ(275hp/40.8kgm)を採用する点で話題を呼んでいます。

今回、その姿を現した「バンブルビー・カマロ」は、専用デザインのフロントバンパー、フロントリップスポイラー、サイドスカート、リヤスポイラーなど、GMがカスタマイズを手掛けたとのこと。

(今 総一郎)

ボルボ、「V90」に「クロスカントリー」投入へ!

現在ボルボのフラッグシップモデルには、セダンの「S90」、SUVの「XC90」、ワゴンの「V90」がありますが、90シリーズ第4のレンジとなる「V90 クロスカントリー」が投入されることが分かりました。

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スペインで撮影されたプロトタイプには分厚いカモフラージュがされていますが、ボルボ最新デザインキューのT字型ポジションライトやDピラーに沿って光るリアコンビランプが確認できます。

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新型「V90」と比較すると、車高は高くセッティングされ、よりアクセントの強いルーフレールが設置されるほか、大径ホイールなどによりアウトドア色の強いモデルとなります。

パワートレインは「XC90」から流用される「T8ツインエンジンAWDプラグインハイブリッド」で、新世代2リットル直列4気筒「ドライブ-E」と組み合わされます。

ワールドプレミアは早くて2017年3月のジュネーブモーターショーとなりそうです。

(APOLLO)

東京アールアンドデーが燃料電池小型トラックの技術を開発し、福岡で実証へ

自動車技術の研究・開発会社の東京アールアンドデーは、環境省の技術開発・実証事業で「燃料電池小型トラックの技術開発・実証」事業を行うと、発表しました。

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東京アールアンドデーとグループ会社のピューズは共同で燃料電池トラックの技術開発を行い、車両の基本性能や働く車としての実用性などの検証を経て、普及の基本型となる燃料電池トラックを実現するということです。

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(この画像は東京アールアンドデーのEVです)

実証事業では、福岡市で「下水バイオガス原料による 水素製造時にCo2を排出しないグリーン水素」を用いて、福岡市内のエリア共同輸配送を手がける天神地区共同輸送株式会社(通称:イエローバード、本社:福岡市)と共同で2018年度に実際の配送業務を行い、本事業後の2019年度に燃料電池トラックの量産を目指しています。

(山内 博・画像:東京アールアンドデー)

パナソニックが車載LEDランプモジュール向け接続用コネクタ2種を開発

パナソニックの社内カンパニー・オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は、車載LEDランプの設計自由度やデザイン性の向上に貢献する、車載LEDランプモジュール向け接続用コネクタ2種を開発したと発表しました。

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開発されたコネクタは、基板とFPC(柔軟性のあるフレキシブル回路基板)とを接続する基板対FPCコネクタと、奇譚と電線とを接続する基板対電線コネクタの2種類の接続用コネクタの2種類。

基板対FPCコネクタは、日中でも点灯されるヘッドライトに組み込まれた線状のライト装置であるDRL()やリアランプ内の配線接続向けに適しており、基板対電線コネクタは、LEDヘッドランプモジュールでの使用に適しています。これら2種類のコネクタは2016年6月からサンプル出荷に対応するということです。

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1つめの基板対FPCコネクタの特長は、

1.業界初(パナソニック調べ)のFPCを接点としない金属端子接続構造を採用したため、LEDチップを実装したFPCと制御電源基板を直接に接続することが可能。中継用のワイヤーハーネスが不要になり、部品点数と工数を削減。

2.金属で挟み込んだダブルクリップ接点構造を採用したために、車載用に求められる耐振動性、耐熱性(125℃)を確保

3.慣性ロック構造によりコネクタの不完全嵌合を防止し、コネクタ接続作業の作業性を向上

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基板対電線コネクタの特長は、

1.独自開発の端子形状で、業界最低背(オアナソニック調べ)の高さ3.4mm を実現。LEDの照射角への影響が小さく、LEDランプモジュールを小型低背化

2.独自の端子構造によりLEDヘッドランプに求められる耐振動性、耐熱性(125℃)を確保

3.嵌合ロックの誤動作を防止する「嵌合ロック誤操作防止ガード」を採用し、コネクタの接続作業の作業性を向上

となっています。

最近の新型車では、DRLやリアランプでは、斬新なデザインを実現するためにFPCの使用が増えています。

パナソニックでは、今回の新製品コネクタを使用すれば、車載LEDランプの設計自由度向上やデザイン性向上に貢献できるだけではなく、中継ワイヤーハーネスが不要となり部品点数と工数を削減でき、コストダウンにも貢献できる、としています。

(山内 博・画像:オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社)

2695万円は「遠慮した価格」?ベントレー・ベンテイガのスペックと装備に想う…

先日国内発売が発表されたマセラティ・レバンテに続き、2016年6月9日にベントレー・ベンテイガが国内での導入が発表されました。

ここ最近、欧州プレミアムブランドが続々とSUV市場に参入し、高級化そして高価格化が進んでいます。

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国産車のSUVで最も高価格なのが1100万円のレクサスLXです。

しかし、輸入車のSUVではレンジローバーSVオートバイオグラフィーが2858万円、今回発表されたベントレー・ベンテイガが2695万円。さらにポルシェカイエターボSが2251万円と2000万円オーバーのSUVは3モデルもあります。

先日マイナーチェンジで名称を変更したメルセデス・ベンツGLS 63AMGは1900万円で肉薄。これではマセラティ・レバンテSの1279万円が高くない!と感じてしまいそうです。

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今回発表された高級SUV、ベントレー・ベンテイガのボディサイズは全長5150mm×全幅1995mm、全高1755mmです。車両重量は2530kg。搭載される6LW12気筒ツインターボエンジンは最高出力447kW(608ps)、最大トルク900Nmを発生。最大トルクは1250回転という低回転域から発生します。

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組み合わされるミッションはZF製の8速ATで駆動方式はフルタイム4WDを採用し、最高速度はSUVで唯一300km/hを超えた301km/hを実現しています。

また、6LW12気筒ツインターボエンジンは一定の条件下では半分の6気筒を休止する可変シリンダーシステムを採用することで、従来のパワートレインと比較して11.9%も効率を向上させています。

ベンテイガは真のラグジュアリーと高い走破性を実現させるために、世界初となる電動式アクティブ・ロール・コントロール技術、48Vの電動アクティブ・アンチロール・バーを前後に採用しています。

従来のアンチロールバーでは車体制御のために、乗り心地が犠牲になることがありました。しかし新システムはどんしなときでも乗員の快適性を損なうことがないように対応してくれます。

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さらにベンテイガはベントレーのパーソナライエーションとMullinerによる特別なオプションが用意され、エクステリアカラーやレザー、ウッドパネル、そしてライフスタイルに合わせたオプションなどが取り揃えられ、1台1台、オーナーの好みにあわせて仕立てられます。

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ボディカラーは標準で17色。オプションを含めると最大で108色から選ぶことができ、車内のカーペットもオプションで15種類。そしてウッドパネルは7種類、インテリアを彩るレザーハイドは15種類と豊富なバリエーションを誇ります。

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さらに、ベンテイガ発売と同時にアダティブ・クルーズ・コントロールやエレクトロナイトビジョンなど先進の安全装備をはじめ、6種類のライフスタイルに合わせたパッケージオプションを設定。

こうして自分の好みに仕立てて、オプションを装着すると、レンジローバーSVオートバイオグラフィーの価格を軽く超えてしまうのは必至です。ペンテイガはパフォーマンスだけでなく、装備そして価格もプレミアムSUVのトップに相応しいモデルと言えるでしょう。

(萩原文博)

「つながる」サービスの「BMWコネクテッド・ドライブ」搭載車が10万台を突破

BMWの「つながる」サービスである「BMWコネクテッド・ドライブ」には、現在Z4をのぞき全車に標準装備されている無料サービスと有料サービスがあります。

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通信料も無料となる「BMWコネクテッド・ドライブ・スタンダード」は、主に「BMW SOSコール」と「BMWテレサービス」からなります。2016年4月末時点で10万台を突破したのはこの無料サービス。

無料といってもその内容はオーナーにとって安心感を与えてくれるものになっています。

「BMW SOSコール」は、エアバッグが展開するような深刻な事故が発生した際、車両が自動的にSOSコールセンターに接続。

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コールセンターへの音声接続とともに、車両情報や位置情報、衝突状況、エアバッグの展開状況などの情報もデータとして同時に送信されます。

万一、ドライバーが事故の衝撃で意識を失っているような場合でも、的確かつスピーディな救急対応を可能とするものです。

「BMWテレサービス」は、コントロール・ディスプレイに表示される「コンディション・ベーズド・サービス(CBS)」と呼ばれるアイテムが黄色のステータスに変わると、車両が自動的に整備関連のすべてのCBSデータが指定された正規ディーラーに送信されます。

販売店では、送られてきたメインテナンス情報に基づき、準備を効率的に進められるためサービス予約が容易になり、より正確かつスピーディなサービスを受けることができます。

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ほかにも、ルームランプやハザードの消し忘れなどにより、車両のバッテリー電圧が規定より低下すると、車両からバッテリー異常を自動的にオーナー(Eメールで送信)と正規ディーラーに通知され、エンジンを始動した際にバッテリー電圧がさらに低下し、異常を検知した場合にも、BMW正規ディーラーに通知が行われる「バッテリーガード」も用意。

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「エマージェンシー・サービス」も無料サービスに含まれています。

路上故障などのトラブルが発生した際、車載コントロール・ディスプレイのメニューから「BMWエマージェンシー・サービス」に連絡をすることができるもので、オペレーターとの音声通話に加えて、車両の位置情報や車両ステータス(ガゾリン残量、走行状況など)のデータもコールセンターに送信されるため、より迅速なエマージェンシー・サービスの手配が可能になります。

なお、有料サービスには、オペレーターが24時間365日対応してくれる「BMWドライバー・サポート・デスク」をはじめ、スマホからキーロック/アンロックなどが可能な「BMWリモート・サービス」、オンラインでニュースや天気予報が分かる「BMWコネクテッド・ドライブ・サービス」などさらに多彩なサービスが提供されます。

(塚田勝弘)

日立オートモティブが自動運転・電動化・環境関連に注力、フォード向け拡販を目指す

自動車部品大手の日立オートモティブシステムズ(以下、日立オートモティブ)が、6月1日に2018年へ向かっての中期経営目標を発表しました。

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発表によると、技術分野では自動運転関連・電動化関連・環境規制関連の製品に注力し、従来からメインの日産との取引に加えて、グローバルトップ10と呼ばれる大手自動車メーカーへの拡販を目指し、特にフォード向けへの販売増加を目論んでいます。

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地域戦略については、米州と中国を成長センターとして捉えていて、メキシコと重慶に現地法人を設立しています。米州では現地テクニカルセンターを強化して、米州の顧客対応を拡充することを目指しています。

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一方中国では、2018年に向けて中国市場の成長予測を大きく上回る成長を狙っており、内陸地域での生産を拡大しているカーメーカーに対応して、重慶に15番目の製造会社を設立しています。

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自動車部品業界では、従来からの系列を超えた取引が広がっており、日立オートモティブもメインの日産系の取引に加えて、グローバルトップ10と呼ばれる系列外の大手メーカーへの拡販を目指していることが目立ちます。

(山内 博・画像:日立オートモティブ)

使わないときはコンパクトに!自転車専用の折りたたみ式ヘルメットが発売

自転車は移動に便利な乗り物でありますが、倒れた拍子に怪我をしてしまうことも十分あります。そんなときに1番守りたい部分が頭ですよね。ヘルメットがあれば安全性を高めることができます。

■自転車専用のヘルメットが新登場!

今回、ジック株式会社は「自転車専用折りたたみ式ヘルメット」を6月1日から発売開始しました。

このヘルメットの最大の魅力はなんと言っても折りたためるという点。

折りたたむと1本の棒状になるため、持ち運びにも収納にも最適なサイズになります。従来のヘルメットではこんなコンパクトなサイズにできるものはなかったため、画期的な開発として注目を浴びています。

■世界各国の賞を受賞

折りたためるだけがこのヘルメットの魅力ではありません。

EN規格を取得しているため、安全性とデザイン性はとても高いものとなっています。内側に衝撃吸収剤が付いているため、転倒時には頭をしっかりと保護。

さらに「bis British Invention Show 2016」や「Taipei Cycle d&i Awards 2016」などの権威ある賞を受賞しており、世界各国から注目を浴びています。

■より安全な自転車ライフを

ヘルメットがあることで自転車のある生活が安全なものになりますよ。このヘルメットは通学や通勤にも合うようなシンプルなデザインとなっており、老若男女問わず使えるのも魅力的となっています。

製品情報:véloline 自転車専用折りたたみ式ヘルメット|GIC BIKE COLLECTION / ジック株式会社

(鈴木 唯)

ツーリングも来た!BMW 5シリーズ、次世代型が続々とベールを脱ぐ

BMW『5シリーズ』が続々と軽擬装でテストドライブを開始しているようです。

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連続捕捉された「セダン」、「M5セダン」に続いて、今回は3台目のレンジとなる「ツーリング」のスクープに成功しました。

前出2台と同様に、キドニーグリル、新LEDヘッドライト、フロントバンパー・エアインテーク、リアコンビランプの一部などが露出。

見えてきたエクステリアからは、ルーフからDピラーが現行モデルよりラウンドし、スポーティーな仕上がりになっていることや、リアコンビランプがよりなめからに、そして長いデザインが採用されていることが分かります。

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次世代「5シリーズ」には、新開発「35UP」プラットフォームが採用され、100kg以上の減量が実現。

パワートレインには「X5」に採用されている、「xDrive40e」プラグインハイブリッドをはじめ、1.5リットル直列3気筒、2リットル直列4気筒ターボ、さらには直列6気筒、V型8気筒がラインナップされると思われます。

(APOLLO)

BMW M5次世代型は歴代最強の626馬力を発揮か?

BMWのEセグメント・サルーン、『5シリーズ セダン』のハイスペックモデルとなる、「M5 セダン」次世代型が、フロントマスクも露わにカメラの前に姿を見せました。

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これまで隠カモフラージュされていた、ヘッドライト、キドニーグリル、エアダクト、サイドウィンドゥなどの擬装もかなり外され、ワールドプレミアが近づいて来ていることを感じさせるプロトタイプです。

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次世代型では、新型「7シリーズ」にも採用されたカーボンファイバーなどを多用する新開発「35UP」超軽量プラットフォームにより、100kg程度の軽量化を実現しているようです。

パワートレインは、「M5」史上最強の626psを発揮すると噂される、4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、パフォーマンスでライバル「AMG E63」を超えるとも噂されています。

ワールドプレミアは、2017年3月のジュネーブモーターショーあたりと思われます。

(APOLLO)

メルセデス・ベンツSLKからSLCへ。生まれ変わった人気の2シーターモデル

SUVを中心に、車名変更を含むラインナップの拡充を図っているメルセデス・ベンツ。

2011年から2014年まで「日本で一番売れていたオープンカー」のSLKが、メルセデスのロードスターを意味する「SL」に、車格を表す「C」が組み合わされ、「SLC」に生まれ変わりました。

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なお、「C」クラス系のSUVは「GLC」ですから少し混乱しそうですが、「SL」の知名度が高いだけに「SLC」もすぐに浸透しそう。

「新型」となったSLCは、ロングノーズ&ショートデッキのフォルムはもちろん踏襲されていて、刷新されたリヤバンパー、テールランプによりワイド感を強調。

さらに、サイドにエアダクトデザインを施すことで、スポーティムードが高められています。

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機能面では、リバース操作に連動して車両後方の映像が映し出されるリヤビューカメラを全車に標準装備。

ほかにも、「LEDハイパフォーマンスヘッドライト」をベースに、走行状況や天候などに応じて最適なモードを自動で選択する「インテリジェントライトシステム」などが用意されています。

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SLCの特徴であるバリオルーフは、ルーフフレームにマグネシウム合金を採用することで、軽量化と低重心化を実現。停車時に開閉操作を開始すると、開閉動作は約40km/hまで継続するようになり利便性も向上しています。

ほかにも、スイッチ操作でルーフトップの透過率を変更できる「マジックスカイコントロールパノラミックバリオルーフ」も引き続き搭載されています。

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エンジンは「SLC 180」「SLC 180 Sports」「SLC 200 Sports」に、第3世代の直噴システムの「BlueDirect」を搭載。

「SLC 180」「SLC 180 Sports」には、1.6Lの直列4気筒直噴ターボを搭載し、156ps/250Nmというスペックを発生。なお、カタログ燃費は14.9km/Lとなっています。

「SLC 200 Sports」は、2.0Lの直列4気筒直噴ターボを組み合わせ、184ps/300Nmというアウトプットを得ながら、1.6Lとそれほど遜色のない14.2km/Lという燃費を両立。

トランスミッションは全車9ATに進化。滑らかな変速と燃費や静粛性向上に寄与しています。

さらに、5つのモードを用意する「ダイナミックセレクト」も標準装備され、シーンに応じて走り方を変えられるのも魅力。

最上級の「メルセデスAMG SLC 43」には、AMG専用開発の3.0L V6ツインターボが積まれていて、367ps/520Nmを発揮。0-100km/h加速は4.7秒(欧州参考値)という俊足を誇ります。

価格は「SLC 180」が530万円、「SLC 180 Sports」が590万円、「SLC 200 Sports」が685万円、「メルセデスAMG SLC 43」が970万円です。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久、塚田勝弘)

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リチウムイオン電池内部の反応不均一性を可視化する研究がEVの走行距離を伸ばす!

京都大学大学院 人間・環境学研究科の内本喜晴教授、折笠有基助教(現 立命館大学 准教授)らの研究グループは、リチウムイオン電池内部の反応不均一現象の可視化に成功しました。

これにより、EVの走行距離延長につながると期待されています。

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今回の研究は、京大研究グループが立命館大学、国立研究開発法人 産業技術総合研究所、株式会社KRIと共同で行ったものです。

現在のリチウムイオン電池の設計はトライ&エラーの要素を多く含んでいますが、今回の成果を用いることで、今後、EVの走行距離延長へ向けたリチウムイオン電池開発が期待されています。

本研究内容は、2016年5月19日午後6時(日本時間)付けで、英国Nature Publishing Groupのオンライン科学雑誌「Scientific Reports」に掲載されます。

リチウムイオン電池はEV用のように大型化すると、電池内部の反応不均一現象が電池性能を左右すると考えられていますが、この現象を解析する有効なツールはこれまでありませんでした。

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本研究では、反応不均一現象を可視化するために、2次元データが取得可能なX線吸収分光測定を行いました。また、リチウムイオン電池の電極における、電子伝導率とイオン伝導率の計測手法を確立しました。

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性能が異なるリチウムイオン電池の電極を上記手法によって解析した結果、電極内部の反応不均一性はイオン伝導によって決定されており、これが性能に大きく影響していることを突き止めました。

今回の研究成果はリチウムイオン電池の実用的な設計に貢献し、電池性能の向上に有用です。

前述のように反応の不均一性は大型電池では顕著となるため、自動車用リチウムイオン電池の設計へ適用されることで、走行距離が長く、高い安全性を有する電池の実現につながると期待されます。

(山内 博・画像:国立研究開発法人 産業技術総合研究所)

ランドローバー「ディスカバリー・スポーツ」の100台限定車は+2シートが標準装備

スポーティな走りと良好な乗り心地のバランスは、兄弟車である「レンジローバー・イヴォーク」よりも上かもと思わされるのが、ディスカバリー・スポーツの魅力です。

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2016年6月1日から100台限定で発売された「DISCOVERY SPORT 7 Plus Special Edition」は「HSE」がベース。

ディスカバリー・スポーツの特徴ひとつである7人乗車が可能な「5+2シート」が標準装備され、乗車人数や荷物の量に応じて2〜7人まで調整可能で、ラゲッジスペースは194Lから最大1698Lまで拡大します。

高めの位置にあるサードシートは、足元、頭上の開口スペースも限られているため、身長171cmの筆者の場合だとまず乗り込むのにも降りるのにも少し苦労しますが、チャイルドシートを卒業した140〜150cmくらいの子どもや小柄な方なら乗り降りも含めて実用になるでしょう。

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「DISCOVERY SPORT 7 Plus Special Edition」の内装は、「シーラス・グレインド・レザーシート」か「アーモンド・グレインド・レザーシート」から選択が可能で、ヘッドライニングにはエボニーを採用。

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装備では、ふたつの充電対応USBポートをフロントシートに備え、2列目には8インチのスクリーンで映画などが鑑賞できる「リヤシート・エンターテイメント・システム」が搭載されています。

安全装備では、自動緊急ブレーキ、「レーンデパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告)」、「オートマチック・ハイビーム・ アシスト」などからなる「ドライバーアシスト・プラスパック」も用意。

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ボディカラーは、「サントリーニ・ブラック(限定50台)」と「コリス・グレイ(限定50台)」の2色展開で、ブラック仕上げのフロントグリル、フェンダーベント、19インチ「スタイル521・アロイホイール」などによって精悍な外観がより引き立てられています。

また、「コリス・グレイ」にのみルーフとピラーが「サントリーニ・ブラック」仕上げの「ブラック・コントラストルーフ」が装着されます。

「DISCOVERY SPORT 7 Plus Special Edition」の価格は、「サントリーニ・ブラック」が649万円、「コリス・グレイ」が649万円で、各色50台限定です。

(塚田勝弘)

働く電気自動車「日産・e-NV200」の国内希望小売価格を値下げ

2016年6月1日、日産自動車株式会社は電気自動車「e-NV200」の販売価格を改定しました。

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「e-NV200」は、すでに「LEAF(リーフ)」で電気自動車の分野で実績を上げていた日産が2014年10月に販売を開始したモデル。

多目的商用バンである「NV200 バネット」をベースにe-パワートレーンが搭載されているのですが、小型化と薄型化さらには搭載位置の工夫により、室内空間を損なうことなく実用性を維持しているのがポイントです。

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また、電気自動車の強みである加速の力強さと走行時の静粛性も獲得。

従来のガソリンエンジンを用いる商用車と比較して、重量物となるバッテリーは床下に敷かれているため、車両の重心も低くなっており、走行時の安定性も高まっているほか、周辺騒音や環境への配慮の点でも企業のイメージアップに貢献するとのこと。

つまり、決められた用途で使われることが多い商用車にピッタリの長所が盛り沢山なのです。

満充電時での走行距離は190km。走行以外にもバッテリーに蓄えた電力は最大1500Wを取り出すことができるパワープラグ(100Vコンセント)を介して、屋外などでの電源提供や、災害時の非常用電源としても活用することもできます。

今回の価格の見直しは、バンおよびワゴンの全グレードが対象。

クリーンエネルギー自動車導入促進対策補助金(26万4000円)を利用すれば、最もお手頃な「VXルートバン」が303万円から購入が可能になります。

(今 総一郎)

自転車の改正道路交通法から1年。新ルールは浸透しているのか?

ちょうど1年前、自転車に関する道路交通法が改正されたことが大きな話題となり、メディアでも多く取り上げられていました。

ルールが変わったことにより戸惑った人も多くいると思いますが、あれから1年たって新ルールはきちんと浸透しているのでしょうか。

先日開催された”ヨコハマサイクルスタイル×ヨコハマミニベロフェスタ”にて、来場者に自転車運転に関するアンケートを実施したとのこと。その結果を紹介していきます。

■新ルールを守る意識は約8割

Q.「改正道路交通法」が施行されたのはご存じですか?
Q.「自転車運転の危険行為14項目」について、  どれくらい意識していますか?

道路交通法が改正されたということ自体は話題になったこともあり、8割以上の人が知っていました。

ここで注目したいのが「自転車運転の危険行為14項目」についてです。

内容をきちんと理解して守っている人は4割にも満たない数字でした。そのため、間違った認識で違反を起こしてしまう可能性もなきにしもあらずです。

それでも、内容を理解していなくても意識をしている人が半数近くに上っており、これらを含めると全体の8割が新ルールを守って自転車を運転するという意識を持っているという結果になりました。

■自転車事故への備えは?

Q.乗車中にヒヤリとした事や事故を起こしたことはありますか?
Q.自転車保険には加入していますか?

約半数の人が自転車を運転中にヒヤリとした経験があるとのこと。「歩行者が急に飛び出してきた」「クルマと接触しそうになった」といった内容が主な回答でした。

自転車事故への備えとして、やはり1番安心できるのが自転車保険です。ですが、自転車保険の加入率も約半数となっています。クルマと比べて危険性が少ないという認識がどうしても強いことから、自動車保険は入っているけど自転車保険は入っていないという人も多いそうです。

■自転車運転への意識をもっと高めに!

自転車運転のマナーや新ルールを、1度見直す機会があるだけでも意識の持ち方は変わってくると思います。自転車事故による死者も発生することがあるため、決して軽率することはできません。

自転車に乗る機会が多くある人ほど、自転車の安全運転について改めて見直してみませんか?

(鈴木 唯)

マツダ・アクセラが12年10ヵ月のマツダ最短で世界累計生産500万台を達成!

マツダは、「アクセラ」の累計生産台数が2016年4月末までに500万台に達したと発表しました。

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マツダ車で500万台を達成するのは、「マツダ ファミリア」に続いて2車種目になります。「アクセラ」は2003年6月の生産開始から12年10ヵ月で累計生産500万台を達成したことになり、マツダ車として最短記録となりました。

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マツダの年間販売台数の約3割を占める基幹モデルである「アクセラ」は、日本では防府工場(山口県防府市)が国内の生産拠点になります。

海外では「Mazda3」として長安マツダ汽車有限公司(中国)、オートアライアンス(タイ)、マツダデメヒコビークルオペレーション(メキシコ)の世界3拠点で海外生産されており、マレーシアとベトナムでは現地組立が行われています。

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「アクセラ」というと2003年に登場した初代モデルを思い出す方も多いかと思います。初代アクセラも高評価を受けたモデルで、2004年欧州カー・オブ・ザ・イヤー第2位に選出されたことも特筆されます。

現行モデルの「アクセラ」は、2013年のフルモデルチェンジされた際に「SKYACTIV技術」とデザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」が全面的に採用されたマツダの新世代を代表する車種になりました。

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2013年にはカナダ・カー・オブ・ザ・イヤーの「ベスト・ニュー・スモール・カー」を、2014年には国際的なデザイン賞である「レッド・ドット・デザイン」賞を受賞したほか、「2014年ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」および「2014年ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」のトップ3 ファイナリストに選出されるなど、近年のマツダ躍進を象徴するモデルに成長しました。

(山内 博・画像:マツダ)

BMW・5シリーズGT、次期型はここに注目!

先週から続くBMW5シリーズ次世代モデルのテストですが、最後のバリエーションとなる、『5シリーズ GT』(グランツーリスモ)の軽擬装プロトタイプを捕捉しました。

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関係者の話では、次期型で注目すべき点は、背の高いハッチバックスタイルはそのまま、ハッチゲート開口部がワイドになり使い勝手が向上、荷室容量がアップされるほか、リアウィンドウに高さを持たせ、リアシートの居住性に開放感を持たせている点。

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新開発「35UP」プラットフォームを採用し、100kg以上の減量となる「5シリーズ」のパワーユニットは、1.5リットル直列3気筒、2リットル直列4気筒ターボ、直列6気筒のほか、「xDrive40e」プラグインハイブリッドモデルもラインナップされる可能性が高いようです。

(APOLLO)

日立化成、耐久性が1.5倍のアイドリングストップ車用鉛バッテリー「Tuflong G3」を発売

日立化成は、アイドリングストップシステム(ISS)車向けに、耐久性を同社従来品と比べ1.5倍(同社従来ISS車用バッテリーとの比較)に高めた鉛バッテリーの新製品「Tuflong G3」を発売すると発表しました。

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軽自動車向けM-44サイズを先行して6月に発売し、乗用車向けは秋に発売する予定としています。

最近のISSの普及は目覚しく、一旦停止する軽自動車のほとんどは、ISSのセルモーターの音を響かせています。

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ISS車のバッテリーは、通常車に搭載するバッテリーと比較して頻繁に充電と放電を繰り返すので、バッテリーの劣化が生じやすいという事情があります。

そのため、これまで以上に耐久性および充電受入性能を向上させたISS車用鉛バッテリーが求められています。

「Tuflong G3」は、次の特長により同社の従来ISS車用バッテリーと比較して、耐久性を1.5倍に高めた、ということです。

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「Tuflong G3」の特長は、

1.ISS車に搭載するバッテリーには、劣化の原因となる電解液の成層化現象が起こりやすく耐久性が低下するので、成層化を抑制し、耐久性を高めることができる新型セパレータ(G3セパレータ)を採用し、耐久性1.5倍を実現

2.製品保証期間を、ISS車用鉛バッテリーとしては業界初(同社調べ)の38カ月(距離無制限)に延長

3.車両搭載時の経年劣化が少なく、エンジン始動を数万回分繰り返した状態でも同社従来ISS対応品と比較して車両の燃費低減効果が高いことを実証

(山内 博・画像:日立化成)

カー・オブ・ザ・イヤー受賞車「ホンダ CR-Z」が生産中止を発表!

ホンダのハイブリッド・スポーツクーペ「CR-Z」が2016年内での生産終了を発表しています。

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2010-2011日本カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれたCR-Zは、ハイブリッドテクノロジーと走る楽しさを両立するというコンセプトを持つホンダの伝統を感じさせるスポーティクーペ。

前回のマイナーチェンジではトレッド幅を広げてシャシー性能アップを果たすなど、最後まで走りを磨き続けてきました。

その生産終了に伴い設定されたのが、特別仕様車「α・Final label(アルファ・ファイナルレーベル)」です。ベースグレードに対して「CR-Z Final label」のロゴ入りアルミコンソールプレートをはじめ、以下の特別装備が与えられています。

・「CR-Z Final label」ロゴ刺しゅう入り・専用ブラックコンビシート(前席)
・プライムスムース・ドアアームレスト(ブラック)
・専用マット塗装17インチ軽量アルミホイール
・「CR-Z Final label」ロゴ入りアルミ製コンソールプレート
・ピアノブラック調ステアリングガーニッシュ
・ナビ装着用スペシャルパッケージ
・プレミアムペダル
・トノカバー

ボディカラーに特別色の「ブリリアントスポーティブルー・メタリック」ほか5パターンを設定した特別仕様車「α・Final label」。トランスミッションは6速MTとCVTを用意、メーカー希望小売価格は280万円となっています。

(山本晋也)

ビールが旨い!美しいチタンマフラーの青焼けから発想した「チタンブラー」とは?

先頃、伊勢志摩サミットでフィーチャーされた三重県ですが、クルマやバイク好きにとっては鈴鹿サーキットの存在でもお馴染みですね。

その鈴鹿市でバイク用のマフラーなどのカスタムパーツを製作しているのが、MAVERICK(マーベリック)ブランドを展開するクラフトアルマジロ社。

MAVERICK

「チタンマフラー」の製造で定評があるメーカーで、その外観は鏡面のように美しく、スチール製やステンレス製マフラーに比べて軽量(約半分)で錆に強いなど、耐久性にも優れています。

最大の特徴は「ヒートグラデーション」と呼ばれる独特な青い焼け色で、排気熱により妖艶なブルーに変化したチタンマフラーは、芸術品のような風格さえ漂わせています。

そんなチタンマフラーの焼け具合をタンブラーで表現したのが、「チタンブラー」。

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もちろんチタン製で焼け色にも種類があり、冷温両用で中空2重構造を採用、タンブラーの内面にはブラスト処理が施されています。

サイズは直径80mm×高さ150mm、容量360ccで「BASIC」と「PREMIUM」の2種類のグレードが存在。

同社の職人が丹精込めて美しいヒートグラデーションを再現しています。

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チタン製だけあって、さすがにお値段は高め(税抜き15,000円から)ですが、これから暑くなるなか、この「チタンブラー」で呑む冷えたビールは最高かも。

手作りの少量生産品なので、納期がかかる事もあるようですが、マニア心をくすぐる逸品と言えそうです。

製品情報:MAVERICK Titanbler

Avanti Yasunori ・画像:MAVERICK)

ホンダのFCV「CLARITY FUEL CELL」で活用される燃料電池テクロノジーとは?

ホンダの燃料電池自動車「CLARITY FUEL CELL (クラリティ フューエル セル)」には、米国の燃料電池素材メーカー W. L. Gore & Associates(以下、ゴア社)のプロトン交換膜(PEM)「ゴアセレクト(登録商標、以下同じ)メンブレン」が、燃料電池テクロノジーとして採用されています。

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最近FCV関連部品の情報が明らかになることが増えていますが、いよいよFCVの心臓部とも言える燃料電池テクノロジーの一端が明らかになりました。

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ホンダの「CLARITY FUEL CELL」は、燃料電池パワートレインの小型化に成功し、ボンネット内への搭載を可能としたことで、セダンタイプのFCVとして世界で初めて5人乗りを実現しました。

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FCVで水素と酸素を反応させて電気エネルギーを取り出すのが、発電機能をもつ燃料電池(FC)スタックです。FCスタックの内部には板状のセルが数百枚も積層されています。

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1枚のセルには、PEMと電極層を組み合わせたMEAと呼ばれる膜/電極複合体が構成されており、このMEAに高圧水素タンクからの水素と空気中の酸素を通して水素と酸素を反応させて電気を発電します。

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このMEAを構成しているPEMの素材が、今回発表されたゴアセレクト メンブレンです。

ゴアセレクト メンブレンは、延伸多孔質ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)を補強材としてフイルム状に形成されており、FCスタックの出力密度向上の一端を担うことにより、FCスタックの小型化に貢献しています。

ゴア社のPEMは、FCVのパワートレインが要求する二大要素である性能と耐久性を高いレベルで満足しているために、今回ホンダ「CLARITY FUEL CELL」に採用されたということです。

新たに開発されたゴアセレクト メンブレンは、高いプロトン伝導性が特徴。同時に、耐久性や品質に対する厳しい要求もクリアしています。

今後もFCV関連の技術が公開されることに興味がつきません。

(山内 博・画像:ホンダ、ゴア社)

アウディの2.5 TFSIが「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー」のクラス最高点を獲得

「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー」は、世界各国のモータージャーナリストにより投票が行われ、大賞の「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー」を筆頭に、「ベスト・ニュー・エンジン」や「ベスト・パフォーマンス・エンジン」のほか、排気量別(1.0L以下、1、1.4L〜1.8L、1.8L〜2.0Lなど、大排気量は4.0L以上)に賞が与えられます。

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大賞といえる「インターナショナル・エンジン オブ・ザ・イヤー」に輝いたのは、フェラーリ488 GTB/スパイダーに搭載されている3.9L V8ターボ(669Pps)で、「3.0〜4.0L」、「4.0L以上」、「パフォーマンス・エンジン」でも受賞するなど圧倒的な強さを見せたのがフェラーリです。

そして、2.0〜2.5Lカテゴリーでは、アウディの2.5 TFSIエンジンが受賞しました。なお、アウディは2.0〜2.5Lカテゴリーにおいて7年連続で受賞しています。

AUDI AG技術開発担当取締役のDr.ステファン クニゥシュは「この5気筒エンジンは、アウディでもっとも長い伝統を持つエンジンのひとつで、今後も開発を継続してゆきます」と語っています。

さらに「2.5 TFSIは、Audi RS Q3 performanceにおいて、圧倒的な牽引力、強化されたレスポンス、特徴的なサウンドによって人々を魅了しています。さらに、新型Audi TT RSには、新開発されたアルミ合金製の5気筒エンジンを搭載する予定です」と、さらに今後に期待を抱かせるコメントも残しています。

私もSUV離れしたRS3 スポーツバックやRS Q3の圧倒的なトルク感と速さには、驚かされましたが、審査員は「これほど力強い特性を備えたエンジンは、世界に数えるほどしか存在しません。しかも、この5気筒パワーユニットは、1980年代のグループBラリーカーの独特なエンジンサウンドを思い起こさせます。アウディの2.5 TFSIは、優れたパフォーマンスが印象的なだけでなく、その個性でも際立っています。この5気筒エンジンを通してアウディは1980年代の夢を現代へ と受け継ぐことに成功しています」と高く評価しています。

(塚田勝弘)

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メルセデス・ベンツVクラスがアドブルー・タンクの大型化と新グレードを追加

2015年10月に日本でも発表され、今年1月から販売を開始しているメルセデス・ベンツの新型Vクラス。先代よりも丸みを帯びたフロントマスクはモダンになり、インテリアも大幅に洗練されています。

V-Klasse AVANTGARDE, AMG Line (PS2), 48,3 cm (19") AMG Leichtmetallräder im 7-Doppelspeichen-Design, hochglanzschwarz lackiert und glanzgedreht (RK4), bergkristallweiß (9134)

パワートレーンは2.2Lの直列4気筒ディーゼルターボの「Blue TEC」に7ATという組み合わせのみ。ディーゼルの排ガス処理はやや高額となりがちではありますが、AdBlue(尿素水溶液)インジェクターとSCR触媒コンバーターが使われています。

その走りっぷりは、ディーゼルターボらしい分厚いトルク感を味わうには重量が重すぎる印象がありますが、シーンを問わず過不足なく走るのはいかにも欧州の実用車的な走りといえそう。

その、Vクラスが6月1日に一部改良を受けました。

全車、尿素水溶液「AdBlue(アドブルー)」タンクの大型化(11.5Lから25Lに拡大)を実施し、補充サイクルが大幅に伸び、約2万kmまで継続走行が可能となっています。なお、 アドブルーの補充サイクルはあくまで目安で、使用環境や運転方法に応じて異なるとしています。

さらに、新グレードの「V 220 d Sports long」を追加しています。

ベース車は「V 220 d AVANTGARDE long」で、内・外装のスポーティでスタイリッシュな印象をより強調する「AMGライン」を採用。

エクステリアには、「AMGデザインエクステリア (フロントスポイラー、リヤバンパー、リヤルーフスポイラーリップ)」、専用となる19インチ「AMG 7ツインスポークアルミホイール」を用意し、スポーティムードが強調されています。

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一方のインテリアには、カーボン調インテリアトリム、ステンレスアクセル&ブレーキペダル(ラバースタッド付)を装備。さらに、現在販売中のVクラスとして初めてパノラミックスライディングルーフ(挟み込み防止機能付)を標準装備しているほか、安全性を高める最新の「レーダーセーフティーパッケージ」も標準装備。

価格帯は550万〜819万円で、新設定された「V 220 d Sports long」は819万円という最上級グレードになっています。

(塚田勝弘)

日本向けは限定8台!希少な「メルセデスAMG S 63 4MATIC カブリオレ Edition 130」

44年ぶりに「復活」を果たし、ラグジュアリークラスに加わったSクラス カブリオレ。

自動車博物館などに出かけると、もっと昔から4シーターオープンがあったことに気がつくと思いますが、最近は衝突安全や燃費面などクリアすべき要件も多く、リーマンショック直後は世界的に高級車の買い控えが起きていたという指摘もありました。

Archivnummer: SSPIP52776

ここ数年は、高級車のニーズが高まるなどマーケットが整ってきた側面も「復活」を後押ししたのかもしれません。

そのSクラス カブリオレの発表とメルセデス・ベンツの定義による「自動車生誕130周年」を記念し、内・外装に特別装備が採用された限定車「メルセデスAMG S 63 4MATIC カブリオレ Edition 130」も同時に発表されています。

2016年6月2日(木)から2016年7月6日(水)までの期間限定で注文受付を開始。

Archivnummer: SSPIP52785

日本向けは8台で、全世界限定130台という希少なモデルである「メルセデスAMG S 63 4MATIC カブリオレ Edition 130」には、通常の塗料の1/3〜1/10の粒子の塗料を用いることにより、通常の塗料では再現できないというエクステリアを演出する「アルビームシルバー」に、「ボルドーレッド」のソフトトップが組み合わされています。もちろん、同限定車だけに用意された塗装です。

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インテリアには、高級感とスポーティさを兼ね備える「AMGカーボン ファイバー/ピアノラッカー」のトリムにより質感とスポーティ感を向上。

また「Burmester 3Dハイエンドサラウンドサウンドシステム」を標準装備するほか、ステアリングおよびカップホルダーには同仕様車限定の「Edition130」エンブレムを配置。フロアマットも同限定車専用となっています。

贅の限りを尽くした「メルセデスAMG S 63 4MATIC カブリオレ Edition 130」の価格は3251万円です。

(塚田勝弘)

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ホンダが知能化技術研究開発の新拠点「HondaイノベーションラボTokyo」を開設

ホンダの研究開発子会社である本田技術研究所は、知能化技術の研究開発を強化するため、外部有識者や研究機関との連携を図る共創の場として、新拠点「HondaイノベーションラボTokyo(英語名称:Honda R&D Innovation Lab Tokyo)」を、今年9月を目標に東京・赤坂に開設すると発表しました。

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本田技術研究所は、すでに2003年に知能化研究を進化させることを目的に、ホンダ・リサーチ・インスティチュート(以下、HRI)を設立。ドイツ・フランクフルト、米国・シリコンバレー・コロンバス、日本・埼玉県和光市に拠点を設けています。

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これらの拠点に加え、今回新たにHondaイノベーションラボTokyoを開設する理由は、都内・赤坂という立地条件を活かして、大学や研究機関の研究者・外部有識者との連携を密接にして、人工知能(AI)に特化した研究開発を加速させることにあると見られます。

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ホンダの知能化技術というと、ロボットASIMOがありますが、ASIMOで蓄積した成果に、HondaイノベーションラボTokyoで得られるAIの技術・情報を加えて、自動運転やコネクティビティ、ロボティクスなどの分野の研究を拡大強化することが期待されます。

(山内 博・画像:ホンダ)

雨の日の自転車移動に最適なムレにくいレインポンチョが新登場

雨の日はできる限り自転車に乗りたくないものですが、どうしても乗らざるをえないときってありますよね。

そんなときに活躍するのがレインポンチョ。道路交通法の改正により、傘をさしながらの自転車の運転は禁止された今、雨の日には欠かせないアイテムです。

■機能性に優れたレインポンチョ

株式会社マックハウスはこのたび”梅雨の新発想”をコンセプトに新たなレインコートを発売しました。

レインポンチョは雨を防ぐためのものですが、その機能性をさらに活かすために防水機能を搭載。また、湿気によるムレを防ぐため透湿機能を付けるなど、ワンランク上のレインポンチョとなっています。

■従来の悩みを解決

従来のレインポンチョには、「風が強いとフードが取れて結局濡れてしまう」「かわいらしいデザインが多いので、男性向けのデザインも欲しい」といった声が多くありました。

今回のレインポンチョはそれらの悩みをズバリ解決。首元にはドローコードストッパーが付いており、これを締めることによってフードが風で取れる心配がありません。また、フードにリフレクターが付いているため、暗い夜道でも安心して運転することができます。

サイズは女性用・男性用・キッズ用の3パターンが用意されており、カラーバリエーションも豊富。おしゃれなデザインも魅力的です。キッズ用はランドセルなどを背負ったままでも羽織ることができるように、身幅の調節が可能となっています。

■雨の日でも快適な自転車ライフを

雨の日の自転車は憂鬱になりがちです。ですが、ちょっとした不満点を解決してくれるこのレインポンチョで、雨の日の自転車ライフも少しは変わるのではないでしょうか。

梅雨の季節が本格的にやってくる前に、雨の日の自転車用に1枚用意しておいてもいいかもしれませんね。

製品情報:マックハウス|ジーンズ・シャツを楽しむカジュアルファッション・通販

(鈴木 唯)

クーペSUV!? アルファロメオ初のコンパクトSUVの真実とは?

アルファロメオ初のプレミアム・コンパクトSUV「ステルヴィオ」の姿を、再びカメラが捉えました。

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注目したいのは、リアハッチゲートがボックスのように擬装されている箇所です。。通常のプロトタイプに、このような擬装はまずないです。

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ではなぜ、このような擬装をしているのか。

過去にこのようなカモフラージュをしていたプロトタイプは、ほぼ全てクーペルーフだったのです(SUV、サルーン共に)。

ということで、この「ステルヴィオ」も「クーペSUV」となる可能性が十分あるようです。

アルファロメオは2018年までに、FR/4WD「ジョルジオ」プラットフォームを採用する8台の車を発表する計画を持っていますが、「ステルヴィオ」はその一台と思われます。

パワーユニットは4気筒ターボのほか、520psを発揮する2.9リットルV型6気筒ツインターボエンジンを搭載する「クアドリフォリオ」もラインナップされるようです。

(APOLLO)

トヨタと米スタンフォード大、駆動用バッテリーのコストを半分に!

米スタンフォード大学とトヨタグループの豊田中央研究所が共同で、EVやPHVに使用する駆動用2次バッテリーの価格をリチウムイオン電池の半分以下にできる技術を開発したそうです。

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日経新聞によると、使い切りタイプの「亜鉛電池」をベースに従来の弱点を克服、蓄電池化に成功した模様。

これまでの亜鉛を使う電池には「デンドライト」(樹状析出)と呼ばれる充電時に樹氷のような形状に成長する針状結晶がセパレーターを貫通してショートが発生するなど、蓄電池には応用しにくい課題がありました。

そこで、充電時に発生する針状の亜鉛が電池を破壊しない方向に伸びるよう設計を工夫し、繰り返し充電できるようにしたそうです。

亜鉛を使った電池は電解液を使っているため発火リスクが無く、製造、維持コストを抑制でき、既存設備が使用できることから追加投資も抑えられます。

現行のリチウムイオン電池と同等の性能を維持した上で、価格を半分以下に抑えることができるそうなので、電動車のように大量に電力を使う用途向けに普及しそう。

TOYOTA

一方、リチウムイオン電池にもまだ伸びる余地があり、亜鉛の蓄電池との間で棲み分けが進みそうです。

Avanti Yasunori ・画像:トヨタ自動車、豊田中研)

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「全固体電池」の採用で安価なPHVを実現するのはトヨタ?ホンダ?
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次世代リチウムイオン電池開発が本格化!電動車のモーター走行距離倍増へ
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バッテリー性能革新とインフラ整備進展でEV本格普及へ
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フェイスリフトを受けた新型メルセデス・ベンツSLが登場

Sクラス カブリオレ、弟分のSLCと共にプレス発表会の場で披露された新型メルセデス・ベンツSLは、フェイスリフトを中心に3.0L V6直噴エンジンや9ATの採用などがトピックス。

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新しいフロントマスクのモチーフは、直立気味のフロントグリルが印象的だったレーシングモデルの「300 SLパナアメリカーナ」。同モデルは、1952年に登場した世界初のガソリン直噴エンジンとする2シータークーペです。

そのフロントマスクは、末広がりの形状として安定感とスポーティ感を増しているのが印象的。インテリアでは、ドアのベルトラインとダッシュボード上部を一体化させているほか、4つの円形エアアウトレットがスポーティムードを演出しています。

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エンジンは全4タイプが用意されています。

3.0LのV6直噴ツインターボを新たに「SL 400」に搭載。高性能の直噴システムはもちろん、カムシャフトアジャスター、メルセデス・ベンツが得意とする「NANOSLIDE」加工をシリンダー壁面に施すことで摩耗損失を低減させるなどにより、367ps/500Nmというアウトプットと、11.6km/Lというカタログ燃費を得ています。

なお、「SL 500」には455ps/700Nmの4.7L V8直噴ツインターボ、「SL 63」には585ps/900Nmの5.5L V8直噴ツインターボ、そして「SL 65」には630ps/1000Nmを誇る6.0LのV12気筒ツインターボが搭載されています。

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トランスミッションは、「SL 400」と「SL 500」に電子制御9速ATの「9 G-TRONIC」を新たに搭載。ダイナミックかつスムーズな変速と、エンジン回転数を抑えることで静粛性と燃費向上に寄与します。

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また、SLの特徴である「バリオルーフシステム」も刷新され、約40km/h以下なら走行中でもルーフ開閉が可能(ただし、開閉を開始できるのは停止時のみ)。ルーフを開ける際はトランク内のカバーが自動で作動し、いつでもワンアクションで操作ができるようになっています。

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価格は「メルセデス・ベンツ SL 400」が1265万円、「メルセデス・ベンツ SL 550」が1698万円、「メルセデスAMG SL 63」が2277万円、「メルセデスAMG SL 65」が3383万円です。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久、塚田勝弘)

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VWパサート・ヴァリアントのPHV「GTE」登場。EV走行距離51.7km/L、価格は519万9000円〜

フォルクワーゲンからゴルフGTEに続く、プラグインハイブリッド(PHV)第2弾となるパサートGTE、パサートヴァリアントGTEが登場しました。

後日、プレス向けに発表会・試乗会が開催されますので、ここでは注目ポイントをご紹介します。

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パワートレーンは、1.4L TSIガソリンエンジン(156ps)とPHEV用に専用開発された3つのクラッチを内蔵する6速DSG。

エンジンとトランスミッションの間には、発電機を兼ねた85kW(116ps)を発生する電気モーターをコンパクトに挟みこんだ「GTE」専用のPHEVドライブユニットが採用されています。

駆動用バッテリーは、外部からの充電が可能なエネルギー容量9.9kW/hのリチウムイオンバッテリーを搭載。

なお、ゴルフGTEは同じ1.4L TSIですが最高出力は150ps、駆動用バッテリーは8.7kWですから、大型化・重量増に対応したパサート用のパワートレーンになっています。

走行モードはゴルフGTE同様に、「EV」、「ハイブリッド」、「GTE」という3つのモードを用意。イグニッションをオンにすると、モーター走行の「Eモード」としてスタートし、走行します。

EVモードでの航続距離は、現在国内で販売されているすべてのPHVのセダン、ステーションワゴンの中で最長となる51.7kmを誇ります(JC08モード)。

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さらにこのEモードでは、電気モーターだけで最高時速130km/hまでの加速が可能で、「ハイブリッド(以下:HV)モード」では、エンジンと電気モーターを効率よく駆動して走行することでJC08モード燃費21.4km/Lという燃費を実現。

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グレード構成は、標準仕様の「GTE(セダン、ヴァリアント)」、安全、先進装備をより充実させた「GTE Advance」という上級グレードをセダン、ヴァリアントの両方に設定。

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追加装備として、デジタルメータークラスター「Active Info Display」、ヘッドアップディスプレイ、アラウンドビューカメラ「Area View」、駐車支援システム「Park Assist」、ドライビングプロファイル機能のほか、ナパレザーが採用用されたパワーシート(シートヒーター付き:運転席/助手席)、アダプティブシャシーコントロール「DCC」、235/45R18インチモビリティタイヤと8JX18インチアルミホイールなどが用意されます。

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価格は「パサートGTE」が519万9000円、「パサートGTE Advance」が579万9000円、「パサートヴァリアントGTE」が539万9000円、「パサートヴァリアントGTE Advance」が599万9000円です。

(塚田勝弘)

ポルシェが自動運転などの先進技術開発で新会社設立!

ポルシェが先頃、新会社「ポルシェ・デジタル」を設立すると発表しました。

PORSCHE

今後ますます進むクルマのデジタル化に対応するのが目的で、プレミアム車用のソフト開発をリードする大手サプライヤを目指すそうです。

ドイツ・シュトゥットガルト近郊に本社を構え、米ITコンサルティング会社であるガートナー出身のティロコスロフスキー氏がCEOに就任。

新会社では先進技術の動向調査を行うとともに、特に自動運転の分野で世界中のイノベーターをつなぐインターフェイスに位置付けている模様。

PORSCHE

今後はドイツ本社の他にも米シリコンバレー、ベルリン、中国にも拠点を置くそうで、デジタル化に向けたパートナーとの長期的な協力を推進して行くとしています。

トヨタ自動車も自動運転の研究を加速すべく、米国に研究機関「TRI」を設置するなど、クルマの高度AI(人工知能)化に乗り出しており、こうした動きはポルシェにおいても同様のようです。

Avanti Yasunori ・画像:PORSCHE)

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【東京おもちゃショー16】トヨタが出展する「カマッテ」の新作は「夢カプセル」!

東京ビッグサイトで6月9日から4日間に渡って開催される「東京おもちゃショー16」に、トヨタ自動車が親子で車内の空間をカスタマイズできるトレーラー「Camatte Capsule(カマッテ カプセル)」を出展すると発表しました。

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同社はクルマが持つ「夢」や「楽しさ」を次世代へと伝えていきたい、クルマをもっと身近なものとして感じてもらいたいという想いのもと、昨年出展した「Camatte Vision(カマッテ ビジョン)」をはじめ、これまでも数回に渡って親子で楽しめる「カマッテ」シリーズを同ショーに出展しています。

TOYOTA_Camatte TOYOTA_Camatte

今回出展する「Camatte Capsule」では、子供が自ら「クルマの中でしたいこと」、「クルマの中に置きたいもの」を自由にイメージし、車内に配置された3面スクリーンに自分好みの空間を映し出すことができるような仕組みを備えているそうです。

専用アプリをインストールしたタブレット端末で6種類の色パターンから自分の好きな色を選択した後、日常生活に関わる24アイテム(家具、電化製品、楽器など)から最大8アイテムを任意に選択して配置。

TOYOTA_Camatte

「Camatte Capsule」内の3面スクリーンに投影された、自らが選択した色やアイテムで構成されるバーチャルな空間を体感しながら、親子でその空間(世界)について語り合うというコンセプトになっています。

ブースには「Camatte Capsule」を牽引するクルマとして、これまでに出展した「Camatte そら」(2012年)、「Camatte 57s」(2013年)、「Camatte はじめ」(2015年)を展示、様々なタイプの「Camatte」を体感することができます。

今年も東京おもちゃショーにご家族でお出掛けの際は、トヨタブースに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

Avanti Yasunori ・画像:トヨタ自動車)

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フォルクスワーゲンの国内販売が復調。9か月ぶりにプラス成長

フォルクスワーゲンの2016年5月の新車登録台数が4,015台で、前年同月比:+9.7%となり、2015年8月以来、9か月ぶりに前年同月比にてプラス成長を示したことが発表されました。

Golf TSI Highline_Rear

2015年9月に、北米でディーゼルゲートと呼ばれる旧型ディーゼルエンジンに違法プログラムを使っていた問題が表面化して以来、日本国内での販売モデルには無関係な話だったにもかかわらず、ブランドへの信頼性を失ったことで販売不振となっていたフォルクスワーゲン。

2016年5月には、 「ゴルフ」(前年同月比 :+14.6%)、「ポロ」(前年同月比:+0.6%)といった主力モデルが販売回復したこともあり、前年同月比を超えることができたということです。

5月には、その主力モデルの商品性を高めるマイナーチェンジも実施しています。はたして、この勢いはそのまま加速するのでしょうか。

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東海エリアの就職希望先ランキング、TOP10にトヨタ系4社がランクイン!

就職情報サイト「キャリタス就活」が、東海地区で2017年に卒業を予定している大学・大学院生459名(男子155人、女子304人)を対象に「就職希望企業ランキング調査」を実施しました。

これは、同就活サイトを運営するDISCO(ディスコ)が、2016年3月1日から4月30日にかけてインターネット調査を行ったもの。

DISCO

ランキングTOP10内には、首位の「トヨタ自動車」を筆頭に、「DENSO(2位)」、「豊田自動織機(9位)」、「アイシン精機(10位)」と、トヨタグループ4社がランクインしています。

また、11位から50位でも「豊田通商(28位)」、「東海理化(32位)」、「トヨタ紡織(36位)」、「トヨタコミュニケーションシステム(37位)」の4社がランクインしています。

DISCO

昨年に続き、売り手市場と言われている就職戦線ですが、東海地区の学生からはやはり安定感・信頼感のある、地元の身近な企業に注目が集まっているようです。

Avanti Yasunori ・画像:キャリタス就活2017)

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アウディの研究車両「ジャック」がアウトバーン9号線で自動運転を披露

アウディは、Audi A7をベースにした自動運転の実験用コンセプト車両「ジャック」がアウトバーン9号線を自動走行する様子を公開しました。

「ジャック」というのは実験用コンセプト車両のアウディ社内でのニックネームです。

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「ジャック」の自動走行は、普通に人間が運転しているように自然な走りを見せています。

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トラックを追い越すときには、横方向の車間距離を少し余分に開けています。車線変更するときには、ウインカーを点灯させた後、移動する側の車線マーカーに少し幅寄せしてから車線変更を実行しています。

これらの運転動作は、人が実際に運転しているときに、周囲のドライバーに意図を伝えるために行う自然な運転動作を真似ているということです。

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アウトバーン9号線での自動走行実験では、テストドライバーではなく取材に訪れえたメディア関係者がアウトバーンでの自動走行を体験しました。テレビのレポーター?は両手をハンドルから離してマイクを手に自動走行の様子をレポートしています。

「ジャック」の自動運転の頭脳となっているのは、zFASと略称されているセントラルドライバーアシスタンスコントローラーです。

このコントローラーは、高性能プロセッサーがすべてのセンサーからのシグナルをリアルタイムで分析し、クルマを取り巻く状況を判断しています。ZFASは、周囲の交通の状況を判断して、次の瞬間にどう変化するかを予測して、次にどんな運転操作をするべきかを導きだしている、ということです。

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最近、自動車メーカー各社が自動運転のデモンストレーションを公開していますが、メディア関係者に公道上で自動運転車に試乗させるのは、アウディの「ジャック」への自信と信頼が表れているようです。

「ジャック」の自動走行の動画は下記のサイトで公開されています。

公式ページ:Audi piloted driving on the A9

(山内 博・画像:アウディ Media TV)

スバルがタブレット端末による商談システムを2016年8月までに導入

スバルの商談は、カタログやチラシを見ながら展示車を眺めたり、試乗車に乗ったりして進めていく、というオーソドックスなものでした。

2.Sales Support System

今回、2016年8月までに全国のスバル特約店(44社460店舗/2016年6月1日現在)にタブレット端末を活用した商談システムを導入すると発表されました。

すでに輸入車では当たり前になりつつシステムで、国産メーカーでもトヨタや日産などで導入されているほか、トヨタのネッツ店では子ども向けの絵本まで見られるサービスを導入しているなど、販売現場では必需品になりつつあります。

とくに、ボディカラーやインテリアカラー、オプションなどが膨大でセミオーダーメイド感覚の輸入車ではいまやタブレット端末がないと商談が成り立たないかもしれません。

富士重工業は、日立製作所と共同で「SUBARU Sales Support システム」を構築。

カスタマイズ車両の3D画像の提示と、来店から注文までのワンストップ対応により、商談シーンでもスバルの「安心と愉しさ」を提供する先進的なシステムとしています。ほかにもイベント会場やお客さんの自宅での商談でも使えるなど、場所を選ばない利点もあります。

1.Sales Support System

同システムの構築にあたっては、構想段階において日立の顧客協創活動「Ex アプローチ」を活用したそうです。

「Ex アプローチ」とは、店側がお客を深く理解し、課題や問題を一緒に解決しながら、お客がシステムを実際に使った際に得られる質の高い経験価値(Experience)と満足感を生み出す実践活動だそう。

また、利用者の思いを実現するために必要となるものは何かという「人間中心設計」の視点で蓄積してきた技術やノウハウを提供し、業務価値の向上に必要となる要求事項の整理などを行うものとしています。

スバル車のオーナーになる人の利点は、要望に応じた条件を入力すると、具体的な見積金額と3D 画像によるカスタマイズ車両の外観や使用シーンのイメージが瞬時に表示される点。

画像は 360 度回転し、さまざまな角度から車両の外観や内装を確認できるほか、市街地からレジャー、アウトドアなど様々なシーンとのマッチングを確認でき、クルマを手にした後の使用シーンを、臨場感を持ってイメージすることが可能としています。

ほかにも商談時間の短縮など、待ち時間も減るそうで、あとは「どれくらい値引き可能か」どうかも表示されると便利なのですが……

(塚田勝弘)

シュコダの新型旗艦SUV、名称は「熊の楽園」から由来!?

チェコの自動車メーカー『シュコダ』の新型旗艦クロスオーバーSUVの最終プロトタイプをキャッチしました。

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その名は「コディアック」(KODIAQ)。

アラスカ最大の島「コディアック島」から由来しており、保護区には35,000頭もの熊が生息している「熊の楽園」とも言われています。

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シュコダはその島と熊を合成したティザー広告も公開しているほか、コディアック島のスペル「KODIAK」最後の「K」を車のスペル「Q」に変更して「KODIAQ」に名称変更してしまう、変わったティザー動画も公開しています。

エクステリア・デザインは2016年3月のジュネーブモーターショーで公開された「シュコダ・ビジョン・Sコンセプト」から意匠を受け継ぐと言われ、3列7人レイアウトの大型SUVです。

排気量ラインナップは1.4リットル、1.8リットル、2リットルと並び、ワールドプレミは2016年9月のパリモーターショーとなるようです。

(APOLLO)

「ラウンド・オブ・8〜ファイナル4」レポート・室屋選手、強敵を倒し悲願の初優勝!【レッドブル・エアレース2016】

レッドブル・エアレース2016 第3戦千葉大会。ラウンド・オブ・14全てのヒート(対戦)が終了し、タイム順にラウンド・オブ・8のヒートが決定しました。

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Heat8  ナイジェル・ラム vs ハンネス・アルヒ

元チャンピオン同士、前戦シュピールベルグ戦2位と3位の好カードです。

Heat9  室屋義秀 vs マティアス・ドルダラー

非常によく対戦する同期のライバル同士。練習からここまで共に好調な2人。ポイントリーダーのドルダラー選手の方が若干勝ち星が優勢なのが不安材料です。

Heat10  カービー・チャンブリス vs マット・ホール

今シーズンは好調な元チャンピオン・チャンブリス選手と今年のチャンピオン大本命とみられていたホール選手。ポイントが伸び悩んでいますが、千葉ではここまで順調です。

Heat11  ファン・ベラルデ vs マルティン・ソンカ

昨年千葉戦で優勝した機体を持つベラルデ選手と今回絶好調のソンカ選手。注目度合いではHeat9に譲るものの影の大本命の対決です。

ラウンド・オブ・8はラウンド・オブ・14の1時間後に開始されます。

ラウンド・オブ・8開始の時刻に雲は切れ、日が差し始めました。風は若干ですが弱まったようですが、相変わらず吹いています。

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【Heat8】

ナイジェル・ラム

LAMM-R8

タイムを0.4秒短縮し1:05.128を記録します。やはりラウンド・オブ・14ではマージンを持っていたようです。

ハンネス・アルヒ

Arch-R8

1分4秒台でないと勝てないタイムに気負ったのか、スタート速度が201ノット!ペナルティ1秒が加算。1:06.144で敗退です。

【Heat9】

室屋義秀

MUROYA-R8

今回は無事にスモークを引きながら200.3マイルで抜群のスタートを決めると、1:04.610という本日全体で2番目のタイムを叩き出し、ドルダラー選手にプレッシャーを掛けます。

【マティアス・ドルダラー】

Dolderer-R8
199.7マイルとこちらも悪くないスタートを決めると、最初の計測ポイントで0.2秒リード。ゲート8を越えターンを終えたポイントで0.75秒と一気にタイム差を広げた…に見えたが、ドルダラー選手の速過ぎるターンがオーバーGを招いており、DNFで失格となりました。

今大会最大のライバルに焦りを誘った室屋選手が今年初の決勝:ファイナル4に進出です。

【Heat10】

カービー・チャンブリス

Chambliss-R8

200ノットぎりぎりのスタートを決め、1:05.352と悪くないタイムを記録しますが、ホール選手を圧倒する程のタイムではなく、ホール選手の結果を待ちます。

【マット・ホール】

HALL-R8

スタートにチャンブリス選手に若干リードを許し進入したゲート4、バーティカルターン開始時にまさかのオーバーG:DNFで失格です。優勝候補と目されていた本命がまた一人、ここで消えました。

【Heat11】

ファン・ベラルデ

Velarde-R8

1:06.143を記録。直前の飛行をしたホール選手のオーバーGを意識したのか、コース両端のターンを大回り・慎重に行き過ぎた印象です。

【マルティン・ソンカ】

SONKA-R8

本日最速のソンカ選手、1:05.128を危なげなく記録し、ファイナル4に進出しました。

この結果、ラム、室屋、チャンブリス、ソンカとファイナル4が出揃いました。

室屋選手に立ちはだかるライバルは、チャンピオン経験者が2人、最速タイム記録者と楽に勝てそうな相手は居ません。決勝:ファイナル4は僅か5分後に開始されます。

ファイナル4の飛行順はラウンド・オブ・8の対戦順で、最終順位はタイムだけで決定されます。飛行場では着陸から次の離陸まで3分程しかなく、整備・エンジン冷却等の時間はほとんど取れません。

最初の飛行はナイジェル・ラム選手。今シーズンでの引退を表明しており、千葉では現役最後のフライトとなります。200.3ノットで快心のスタートを決めたラム選手はノーペナルティの飛行で、1:05.734を記録します。

LAMB-F4

2番目は我らが室屋選手。昨年のファイナル4進出時はペナルティを受け、順位を下げる事もあったので、ノーペナルティでの飛行を会場全体が祈っています。

無事スモークオン。200.1ノットとこちらも快心のスタートを決め、1:04.992を叩き出します。ラム選手を上回り、これで表彰台確定!です。残るチャンブリス選手とソンカ選手の飛行を待ちます。

Moroya-F4

3番目はチャンブリス選手。今回、1分4秒台を記録していないチャンブリス選手ですが、序盤室屋選手のタイムをリードします。後半もノーペナルティでしたが、1:05.618と2番手タイムを記録。室屋選手の2位以上、自身の最高順位更新(過去は3位3回)が確定しました。

Chambliss-F4

最後のソンカ選手は室屋選手以外で唯一1分4秒台を記録しています。まさに最後に「最強の刺客」が登場となり、沸いていた会場も少し冷静さを取り戻します。

ともに初優勝をかけた対決。198.2ノットでスタートしたソンカ選手、序盤リードを奪うも、最後のバーティカルターンを前に室屋選手に0.1秒逆転され、再び詰めるも1:05.097。

SONKA-F4

わずか0.105秒差で室屋選手の初優勝が決まりました!

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ファイナル4は誰もペナルティを犯さず、優勝と4位の間が0.8秒しかない好勝負でした。

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前戦でドルダラー選手が優勝し、2009年組でただ一人未勝利だった室屋選手。記者会見でソンカ選手との0.105秒差を「ファンブースト」と評しました。

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「決勝に残る」のではなく「頂点を掴む」ため、チーム一丸となった機体の改修も実を結びました。

チャンピオンシップランキングも11位から4位に躍進、前戦終了時までは霧散しそうだった今年の目標「総合順位3位以上」も改めて現実味が帯びてきました。

YOSHI-JPN

次戦は7月16,17日にハンガリー、ブダペストのドナウ川河畔で開催されます。

(川崎BASE・Photo:Y.Kanoh/Jorg Mitter/Red Bull Content Pool)

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「ラウンド・オブ・14」室屋、相手にプレッシャーを掛け準決勝へ!【レッドブル・エアレース2016】
http://clicccar.com/2016/06/06/376748/

マセラティ・クアトロポルテ改良型をキャッチ

2014年にフルモデルチェンジをしたマセラティのプレミアム・サルーン『クアトロポルテ』の改良新型をキャッチ、室内の撮影にも成功しました。

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マスクでフルカモフラージュされているフロント部分は、SUV「レヴァンテ」を彷彿させる、大きなグリルやエアインテークが配置されるという情報です。

また室内では、グーグルの新たなアンドロイドベースのインフォテインメントシステムを採用、インチアップされたスクリーンも見えています。

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8速オートマチックトランスミッションを採用し、パワートレインは3リットルV型6気筒エンジンと3.8リットルV型8気筒エンジンを搭載して404馬力から530馬力を発揮。

早ければ2017年3月ジュネーブモーターショーでの公開が有力視されています。

(APOLLO)

トヨタ、ホンダの5月中国販売、減税効果で2桁の前年増!

マークラインズによると、5月の中国市場における日本車の販売で、トヨタ自動車が10.3万台(前年同月比+12.0%増)と5ヶ月連続で伸びています。

TOYOTA_COROLLA

昨年10月に、中国政府が排気量1.6L以下の小型車を対象に減税を開始したことで、「カローラ」や「レビン」「ヴィオス」の販売が増加、さらに折からのSUV人気で「RAV4」の販売も好調に推移しています。

TOYOTA_LEVIN

1-5月の累計販売台数についても49.5万台(+20.1%)と大きく伸びており、このペースでいけば、同社の2016年販売目標115万台(前年比+2.4%)を達成する見通し。

日産も10.6万台(+3.4%)と、3ヶ月連続で販売増となっており、小型セダンの「シルフィ」やSUV「エクストレイル」の販売が好調。

ホンダも「ヴェゼル」や「CR-V」「XR-V」などのSUVが好調で、9.9万台(+23.9%)と3ヶ月連続の販売増、年初からの累計でも44.6万台(+15%)と好調。

その一方、マツダは他社に比べて小型車減税の対象車やSUVのラインナップが少なく、5月も2万台(-0.6%)と2ヶ月連続で前年割れしている状況。

中国市場における販売のキーワードは「小型車」と「SUV」に集約されているといえそうです。

Avanti Yasunori

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2016年5月の軽自動車セールスランキング、ホンダが伸びた!

全国軽自動車協会連合会より、2016年5月の軽四輪乗用車のセールスランキング(速報)が発表されています。

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5月は、走行抵抗値の不正問題により三菱と日産の軽自動車「eK」シリーズと「DAYZ」シリーズが販売休止中ということもあり、大きな動きが予想されていました。

トップは3か月連続でホンダN-BOX、前年同月比110.5%。また、ホンダの軽自動車N-WGNも前年同月比120.5%と大きく伸びています。ダイハツでは2位につけたタントが前年同月比129.9%と躍進。いずれもとライバルが消えたぶんを吸収した格好となっています。

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■2016年5月 軽四輪乗用車 通称名別販売ランキング(軽自協調べ)
1位 ホンダ N-BOX 11,487台
2位 ダイハツ タント 11,283台
3位 スズキ アルト 7,211台
4位 スズキ スペーシア 6,676台
5位 スズキ ハスラー 6,193台
6位 ホンダ N-WGN 6,169台
7位 スズキ ワゴンR 5,704台
8位 ダイハツ ミラ 5,367台
9位 ダイハツ ムーヴ 5,074台
10位 ダイハツ キャスト 4,439台

5月18日に走行抵抗値の測定に関する不正を発表したスズキの車種が3〜5位に並び、まだ影響が大きく現れているようには見えません。

ただし、前述した3モデル以外は、メーカーを問わず前年同月比で落ち込んでいます(64.3〜90.2%)。全体としては前年同月比82.7%の月販8万台市場となった軽乗用車。

eK、DAYZの問題により、長らく高値安定と思われていたリセールバリューに変化が現れたことも、こうした「軽自動車離れ」ともいえる状況を生み出しているのかもしれません。

(山本晋也)

トヨタ、KDDIと共同で日米の全車両をネット常時接続化!

トヨタ自動車とKDDIが6月2日、「グローバル通信プラットフォーム」の構築を共同で推進すると発表しました。

両社はクルマをネットワークに常時接続するための「DCM(車載通信機)」とクラウド間の通信を高品質、かつ安定的に供給すべく、国や地域で仕様が異なっているDCMを2019年までにグローバルで共通化していくそうです。

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トヨタは2020年までに日本・米国市場で販売されるほぼ全ての乗用車にDCMを搭載し、その他の主要市場においても順次搭載を進めていく考え。

今回のグローバル通信プラットフォームでは、国境を越えた際にローミングではなく、コネクテッドカーに最適化された通信事業者を自動的に選定、DCMに内蔵されたSIMの設定情報を通信により書き換えることで、ユーザーはより低価格で高品質な通信が可能になるそうです。

トヨタとKDDIが共同で企画・設計し、開発・運用は600社以上の海外通信事業者との関係を有するKDDIが担当。

トヨタでは今回の「グローバル通信プラットフォーム」の構築を、クルマの「つながる化」に向けた重要技術に位置付けているそうです。

Avanti Yasunori

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経済効果43兆円! 自律走行車普及で事故90%減による米試算
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2025年にネット通信で走る「コネクテッドカー」が6割に !
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2016年5月の登録車セールス、トップ3の顔ぶれはトヨタのハイブリッドカー

日本自動車販売協会連合会(自販連)による、2016年5月の新車乗用車販売数ランキングが発表されています。

なお、自販連が発表しているのは国産登録車のみを対象としており、軽自動車と輸入ブランドの車種は除いたランキングとなっています。

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2015年12月のデビュー以来、6か月連続でトップを守り続けているのは、トヨタ・プリウス。それに続くのは、アクアとシエンタという、同じくトヨタのハイブリッド(を設定する)車種というのも2か月連続です。

とはいえ、5月はトヨタ・パッソの新車効果による躍進が期待され、ランキングに動きが生じると予想されていました。さて、トップ10はどのような顔ぶれになっているのでしょうか。

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■2016年5月新車乗用車販売台数ランキング(自販連発表)
1位 トヨタ プリウス 21,527台
2位 トヨタ アクア 11,225台
3位 トヨタ シエンタ 9,449台
4位 ホンダ フィット 8,771台
5位 トヨタ パッソ 6,784台
6位 日産 ノート 6,256台
7位 トヨタ ヴォクシー 5,951台
8位 ホンダ ヴェゼル 5,776台
9位 トヨタ カローラ 5,690台
10位 日産 セレナ 5,333台

フルモデルチェンジしたパッソが上位に食い込んできている以外は、あまり変化のないランキングにも思えますが、そうともいえません。

新グレード「RS」を追加するなどのマイナーチェンジを施したホンダ・ヴェゼルが前月とさほど変わらないポジションにいる一方で、ビッグマイナーチェンジから変化が見られないカローラがランクダウンしています。

このことから、常にフレッシュさを高めるように商品性を磨いていなければトップ10内を維持するのは難しいという、ユーザーの目が肥えた市場であることを、トップ10の変動から感じることができた5月といえそうです。

(山本晋也)

迫力を増したフロントマスクと安全装備の強化に注目 ─ トヨタ「エスティマ」画像ギャラリー

トヨタ・エスティマがマイナーチェンジを受け、最新のトヨタ顔にフェイスリフトされました。

さらに、内・外装のリフレッシュと「Toyota Safety Sense C」の標準装備なども行われ、ガソリン車のエスティマ、エスティマハイブリッドとともにグレードが整理され、人気の「アエラス」系のみとなっているのが特徴です。

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販売店であるトヨタ店、トヨタカローラ店の販売現場にとって本音はフルモデルチェンジが待たれるところでしょう。

とくにトヨタ店は、今でこそエスクァイアが並んでいますが(トヨタカローラ店は従来からノアがあり)、ミニバンはプリウスアルファをのぞいてエスティマの「1本足打法」のような状態でしたから。

しかし、モデル末期といわれ続けて数年、それでも売れ続けるのはトヨタの販売力がなせるワザ。トヨタが「ミニバン市場における独自のポジションをより強固にすべく」とリリースに表記しているのはその証といえるかもしれません。

ボンネットフードやグリル、フェンダーを中心に一新したフロントビューに加え、より美しく伸びやかなサイドビューを実現するなど、独自の存在感を強調した外観デザインとし、ボディカラーではミニバン初(トヨタ調べ、2016年6月現在)となるツートーン仕様が設定されています。

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インテリアには、新たに「ブランノーブ(ブランノーブは、ヌバック調シート表皮のことで、TBカワシマの登録商標)や、サテン調加飾を採用するなど、シンプルかつモダンな室内空間を演出したとしています。

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装備面では、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」の標準化が注目点で、パワートレーンなどには手は入れられていませんが、サスペンションのチューニング最適化をはじめとする走りの質感向上なども図られています。

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具体的には、リヤコンビネーションランプにエアロスタビライジングフィンを採用することで空力性能を高め、走行安定性を確保。

また、フロントパフォーマンスダンパーの設定により、走行中の小さなたわみや微振動を速やかに吸収し、よりシャープなハンドリングを実現に貢献するとしています。

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ボディカラーは、先述したようにミニバン初となるブラックルーフと組み合わせたツートーン仕様(ルーフ・ピラー・アルミホイールなどをブラックで統一し、よりスタイリッシュさを追求)の3色(オプション設定)をはじめ、新規設定色のレッドマイカメタリック、ダークシェリーマイカメタリック、スパークリングブラックパールクリスタルシャイン(オプション設定)を含む全10色を用意。

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インテリアカラーは、天井、ピラーを含めてブラックで統一されるほか、グレードごとにシートカラーが設定され、より洗練されたキャビンになっています。

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さらに、福祉車両の「ウェルキャブ」も、ベース車と同様の改良が施され、セカンドシートがそのまま車いすになる「サイドリフトアップシート車(脱着タイプ)」には、シートが格納された時の前後スライド位置・リクライニング角度の自動記憶機能が採用され、使い勝手を向上しています。

(塚田勝弘)

【関連記事】

10年ものロングセラー「トヨタ・エスティマ」がマイナーチェンジで「Safety Sense C」を標準化
http://clicccar.com/?p=376814

「ラウンド・オブ・14」レポート・室屋選手、相手にプレッシャーを掛け準決勝へ!【レッドブル・エアレース2016】

レッドブルエアレース2016 第3戦・千葉大会の予選は、強風と高波により中止となりました。

予選が中止の場合、決勝日最初のマッチアップ「ラウンド・オブ・14」の組合わせは直前迄のチャンピオンシップランキングの上位-下位となります。幕張に夜半から降っていた雨は完全に止みましたが、また風が吹き始めました。

今年のコースレイアウトの主な変更点は、飛行距離の延長(50秒台→1分5秒前後)・スタート位置の変更に加え、コース端のターン方法に指定があります。

飛行するにあたって、2本のパイロンの間を飛ぶゲート以外はコースの飛行方法に制約はほぼありませんが、ゲート4(/12)を抜けた後、機体が垂直なるまで左右に旋回を始めるとペナルティとなる制約ができました。

安全性のための措置ですが、飛行機の三次元の機動がダイナミックに表現される見せ場となります。落とし穴でもありますが。
コース反対側のゲート8を抜けての180度ターンは制約なし、水平に旋回してもOKです。

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朝の室屋選手は大変落ち着いた様子。トラブルが無ければラウンド・オブ・14は問題無く勝ち抜けると話していました。

【Heat1】

ペーター・ポドランセック(ランキング10位)

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全体最初のスタートは会場のコンディションが一切判らないだけに不利となります。ゲート7侵入時、海側からの風に機体が数メートル流され、補正をかけるも痛恨のパイロンヒット!  3秒のペナルティを受け、1:11.752で飛行を終えます。

カービー・チャンブリス(ランキング5位)

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後攻のチャンブリス選手、ポドランセック選手の3秒ペナルティをマージンに変えた飛行で1:06.509を記録。ラウンド・オブ・8に勝ち上がります。

【Heat2】

室屋義秀(ランキング11位)

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コース侵入時の「スモークオン」の指示でスモークが出ず1秒加算のペナルティ。苦しい競技開始です。室屋選手は、バーティカルターンがウイングレット非装着の機体では不利(ここだけで0.5秒程遅い)と分析していましたが、 バーティカルターンは他の選手より得意な室屋選手、1:06.022(ペナルティ加算後タイム)でマクロード選手を待ちます。

ピート・マクロード(ランキング4位)

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後攻のマクロード選手は、練習の時から室屋選手に対して1〜1.5秒程遅いタイムしか出ていないため、攻めた飛行に出ます。 ゲート7通過時にゲート8に向けた動き出しが早過ぎてインコレクトレベル(水平不保持)での2秒ペナルティを受けると 更に攻めますが、ゲート12通過後のバーティカルターンでオーバーGを発生させ、万事休す。DNFとなり、室屋選手が昨年に引き続きラウンド・オブ・8に進出します。

【Heat3】

マイケル・グーリアン(ランキング9位)

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先攻グーリアン選手は一発よりステディに勝ちを狙うのが信条といわれるパイロット。スタートスピードも199マイルと、順調に競技を開始したかに見えた10秒も経たないターン4の垂直上昇時開始直後、オーバーG:DNFで失格となりました。

ナイジェル・ラム(ランキング6位)

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ラム選手はグーリアン選手の失格を知ってのゆとりを持って飛行している筈ですが、ここまでの最速タイム1:05:552を叩き出しての勝ち上がり、2014年チャンピオンの実力を見せつけます。

【Heat4】

マルティン・ソンカ(ランキング12位)

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昨年ランキング4位、チェコ空軍のパイロットはコンパクトな無駄のないライン取りで唯一の1分4秒台(1:04.352 この日の最速タイム)を叩き出します。

ハンネス・アルヒ(ランキング3位)

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1:05.356を叩き出すも敗北。しかし、このタイムはソンカのタイムに次ぐものです。

【Heat5】

マット・ホール(ランキング8位)

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昨年2勝、ランキング2位だったホール選手は昨年の千葉戦でも2位を勝ち取っており、室屋選手に次ぐ注目度です。 今年から機体もスポンサーカラーで一新、練習セッションも常に上位3人に入る安定感をここでも見せ、1:05.029のタイムを記録します。

フランソワ・ルボット(ランキング7位)

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フランスのトップガン教官をこなす実力派ながら、2世代前といわれる機体で奮闘するルボット選手。インコレクト レベル(機体の水平保持不良)で2秒ペナルティを受け、1:11.064。ホール選手が勝ち上がります。

【Heat6】

ファン・ベラルデ(ランキング13位)

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今年、昨年チャンピオンだったボノム選手の機体を譲り受け、第2戦では予選トップを獲得。直前に対戦相手イワノフ選手の 棄権が耳に入っており、1:06.604でフィニッシュしました。

ニコラス・イワノフ(ランキング2位)

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まさかの体調不良でスタートできず棄権。コックピットで手で顔を覆う姿が大型モニターに大写しになると 会場から悲鳴が起きます。今年の開幕戦で優勝し、チャンピオンシップランキング2位。昨年の千葉戦でも予選トップ だった注目選手。予選が中止になった会場に赴いて、一人だけサイン会を行っていたイワノフ選手。無念の棄権・敗退です。

【Heat7】

ペトル・コプシュタイン(ランキング14位)

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今年から参戦のコプシュタイン選手。スラロームの振り幅が大きく、タイムは1:06.752と伸び悩みました。

マティアス・ドルダラー(ランキング1位)

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ランキングトップのドルダラー選手はコース両端のターニングマニューバーをコンパクトにまとめ、1:05.125。順当にラウンド・オブ・8に勝ち上がります。

ラウンド・オブ・14全てのヒート(対戦)が終了し、タイム順にラウンド・オブ・8のヒートが決定しました。ファステストルーザーはハンネス・アルヒ選手。全体4位のタイムを記録し、敗者復活。ラウンド・オブ・8へ進出します。

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(川崎BASE・Photo:Y.kanoh)

「ギュ、バキ、ドン」!? ジムカーナチャンピオンに聞いた、リーフでタイム短縮のコツ。

前回の記事「日産リーフでジムカーナ。390kg軽いノートと勝負してあのCMを証明?」で、日産自動車広報部の期待通りに(クリッカー編集部の目論見が完全に外れて!?)、ノートよりも速いタイムでジムカーナを走った電気自動車のリーフ。

速いだけでなく楽しいってことは十分わかったんだけど、それだけで終われるわけがない。

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だって、クリッカーは常に読者の役に立ちたいと思っているから、記事を読んでリーフでジムカーナをしようという人のために、どうやったら人より速くリーフを走らせることができるのか?というコツくらいは聞いておかないと編集長が許してくれるわけがないってもんです。

……なんて思っていたら、ちょうどいい先生をスタッフの中に発見。

「日産自動車実験部でリーフ担当」と紹介されたちょっと怖そうな見た目の人(ああ書いちゃった!)、実は現役ジムカーナドライバーの顔も持つ河本晃一さん。2015年の全日本ジムカーナ選手権ではPN2クラスでシリーズ2位になった凄い人に、リーフを速く走らせるコツを聞いてみましたよ。

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「大事なことは、抑える(減速する)ところは抑えることです。音で言うと『ギュ、バキ、ドン』。ギュっと減速して速度を抑え、バキッと曲げる、そしてドン!と加速する。リーフの優れた加速を上手に生かすのがタイムアップの近道ですね。」

なるほど。減速してきちんと曲がり、リーフの鋭い立ち上がりを生かせばタイムが短縮できると。

タイムアタックの後に河本さんの助手席に乗せてもらいました。その動きのスムーズなことといったら、素人の僕とは次元違い(当たりまえだ!)。

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コーナーを繋げるライン取りの滑らかさに感動しました。パイロンを抜けるときは、すでに2つくらい先のパイロンを見ているのだとか。視線も大事です。

そんな河本さんがリーフで走ったタイムは54秒46(ウェット)。同条件でのクリッカー編集部のタイムは59秒96。予想通りにぜんぜん違う(笑)。

ちなみにタイムアタック前にコースを歩いてまわるのですが「その時にコース図を見ているようではダメ。どんなライン取りでどう走るかイメージしながら歩くのはあたりまえ」なのだそうで。

ここだけのナイショですけど、ボクはその時コースを覚えるので精いっぱいでした。

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(クリッカー編集部)

【関連記事】
日産リーフでジムカーナ。390kg軽いノートと勝負してあのCMを証明?
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衝突回避支援を全車標準装備した天才タマゴ最新形 ─ トヨタ・エスティマ画像ギャラリー

独特のワンモーションフォルムから「天才タマゴ」というキャッチコピーと共にトヨタ・エスティマ(初代)が誕生したのは1990年5月。そのイメージを受け継ぐ3代目モデル(現行)が誕生したのは2006年1月と、かなりのロングセラーとなっているLクラス・ミニバンです。

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そのエスティマ/エスティマハイブリッドが、2016年6月6日にワンモーションフォルムを強調するニューマスクになって生まれ変わりました。

フロントフード、グリル、バンパー、そしてフェンダーまでも新造形としたフロントマスクにはBi-Beam LEDヘッドランプが組み合わされ、まったくモデルライフの長さを感じさせないフレッシュな表情となっています。

インテリアでは、センターメーターといった基本骨格はそのままに、合成皮革を使ったインパネがLクラスにふさわしいムードを演出します。また、メーターパネルは新意匠に、4.2インチのマルチインフォメーションディスプレイを新設するなど、最新モデルらしい雰囲気となっています。

さらに、単眼カメラとレーザーセンサーによる先進安全システム「トヨタ セーフティセンスC」を全車に標準装備。衝突被害軽減ブレーキ、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームが備わっています。

パワートレインは、ガソリンエンジン車が2.4リッター+CVT、ハイブリッドは2.4リッターのハイブリッド4WDと従来通り。シャシーのセットアップは見直され、上級グレードにはフロントパフォーマンスダンパーを設定するなどハンドリングの強化を図っています。

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ボディカラーは、新色となるスパークリングブラックパールクリスタルシャイン、レッドマイカメタリック、ダークシェリーマイカメタリックほかホワイトパールクリスタルシャイン、シルバーメタリック、アイスチタニウムマイカメタリック、ブラックの全10色。ルーフ・ピラー・アルミホイールなどをブラックとした2トーン仕様もレッドマイカメタリック、ダークシェリーマイカメタリック、アイスチタニウムマイカメタリックの3色に用意されています。

全車AERASとなった新型エスティマ/エスティマハイブリッド。メーカー希望小売価格は、エスティマ(2WD)が327万1418円〜370万473円(4WDは21万6000円高)、エスティマハイブリッドは431万1163円〜492万8727円となっています。

マイナーチェンジしたエスティマ/エスティマハイブリッドにもサイドリフトアップシートのウェルキャブ(福祉車両)は用意されます。

サイドリフトアップシート装着車のメーカー希望小売価格は、333万2000円〜435万7000円。サイドリフトアップシート(脱着タイプ)のメーカー希望小売価格は手動式が347万3000円〜450万4000円、電動式が395万6000円〜498万7000円。ガソリンエンジン車(FF)とハイブリッドが用意され、いずれも消費税は非課税となっています。

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●トヨタ エスティマ AERAS SMART(7人乗り・2WD)主要スペック
車両型式:DBA-ACR50W
全長:4820mm
全幅:1810mm
全高:1745mm
ホイールベース:2950mm
車両重量:1780kg
乗車定員:7名
エンジン型式:2AZ-FE
エンジン形式:直列4気筒DOHC
総排気量:2362cc
最高出力:125kW(170PS)/6000rpm
最大トルク:224Nm(22.8kg-m)/4000rpm
変速装置:CVT
燃料消費率:11.4km/L (JC08モード)
タイヤサイズ:225/50R18 95V
メーカー希望小売価格(税込):351万4909円

(山本晋也)

いすゞと日野がトラック・バスの自動走行・高度運転支援向けのITS技術の共同開発で合意

いすゞ自動車(以下、いすゞ)と日野自動車(以下、日野)は、自動走行・高度運転支援に関わるITS技術を共同開発することを合意したと発表しました。

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今回の合意の背景には、慢性的なトラック運転手不足解消と省エネルギーの達成には、会社の枠を超えたITS技術の共同開発が欠かせないという事情があります。

2013年に終了したNEDOのエネルギーITS推進プロジェクトで、日本のトラックメーカー4社は、大型トラックの隊列走行実験に成功しており、今後両社はNEDOプロジェクトで開発された要素技術の実用化に共同開発で取り組むものと見られます。

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NEDOプロジェクトで開発された大型トラックの隊列走行に必要な要素技術は次の5項目です。

・隊列形成:個々の車両の位置を認識して隊列を形成し管理する技術
・車線保持制御:道路端の白線を認識して操舵を制御する技術
・車間距離維持制御:車車間通信と車間距離検出によって車間距離を制御する技術
・障害物との衝突回避制御:障害物を検出し、レーンチェンジや非常ブレーキ制御を行う技術
・先頭車追尾制御:分合流部、降雪や悪天候時などの白線認識不可時に先行車を認識し追従する技術

米国ではロボット技術を活用したトラックの隊列走行実験が行われ、欧州では互いに通信しながら隊列走行する自動運転トラックが欧州横断に成功したという情報もあり、今後いすゞ・日野の両社は大型トラックの隊列走行に必要なITS技術の共同開発を急ぐものと見られます。

(山内 博・画像:NEDO)

【F1速報×F1女子~モナコGP号~】モナコ特有の問題にレッドブルが大混乱!?

雨の中、セーフティーカー先導でスタートした2016年F1第6戦モナコGP。雨が次第に弱くなりどのタイミングでドライタイヤに履き替えるかなど、おもしろいレースでしたよね。

1位のルイス・ハミルトン選手(メルセデス)と2位のダニエル・リカルド選手(レッドブル)、真逆の表情の2人が表紙のF1速報モナコGP号。早速見所をご紹介します!

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■インタビュー マウリツィオ・アリバベーネ

元フィリップ・モリスの副社長、マールボロのブランドマネージャーとしてフェラーリと深い関わりを持ち、2014年11月にフェラーリチーム代表に就任したマウリツィオ・アリバベーネ氏のロングインタビューです。

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インタビューの中で私が気になったのが、来年のドライバー話。セバスチャン・ベッテル選手のチームメイトに理想的だと思われるのはどんなドライバーかという質問に対し、アリバビーネ氏は

「それは来年になったら話そう(笑)。これまでのところ、セバスチャンとキミはとてもよく協力し合い、かつ互いにプッシュし合っていると思う。彼らの仕事ぶりには十分に満足しているよ。ただ、私に言わせれば、来年のことについて何かを見極めたり判断したりするのは、いくらなんでもまだ早すぎる。ドライバーを正しく評価するには、クリーンな週末でのパフォーマンスを見る必要がある。しかし、私たちは開幕以来、まだ一度もそうした週末を過ごすことができていないし、ドライバーのレースに影響を及ぼす外的な要因もあった。少なくとも2、3回はクリーンな週末を過ごさなければ、検討を始めるのに十分な情報が集まったとは言えないだろう。」

と語っています。来年もまたライコネン選手とベッテル選手のコンビが見たい!と思うのは、私だけじゃないはず! 今後のレースも目が離せませんね。

■SCOOP UP!!

前戦のスペインGPに引き続き、勝てるレースをまた落としてしまったレッドブルのリカルド選手。2回目のピットストップで、タイヤ交換するはずのタイヤが用意されていなかったことには驚きました。この場面をレッドブル代表のクリスチャン・ホーナー氏は次のように説明しています。

「我々はルイスがウルトラソフトを装着したのを見て、ひとつ硬めのタイヤ、つまりスーパーソフトで行くことにした。ところが、ピットガレージではソフトを準備しようとしていたんだ。レース前にはウエットとドライの5種類のタイヤを準備しておかなければならず、ガレージはタイヤであふれかえっていた。運が悪いことにスーパーソフトはガレージの裏にあり、持ち出してくるのに10秒もかかってしまった。」

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間違って用意していたソフトを履かせるという手もあったはず。とF1速報は分析していますが、ホーナー氏は

「モナコでは通常のピットウォールではなく、ガレージの2階にエンジニアたちが陣取っているため、状況が分からなかったことがさらに事態を悪化させてしまった・・・。」

と語っています。モナコ特有の問題があったとはいえ、レッドブルらしからぬ初歩的なミスでリカルド選手の初優勝を逃してしまいました。表彰台でのリカルド選手は、見ていて本当に辛かったですよね。次こそは、リカルド選手のいつものビッグスマイルが見れるようなレースにしてほしいものです。

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さて、次戦はカナダGP。6月12日(日)日本時間27時にレースがスタートします。次の日が辛そうですが・・・、頑張って起きていようと思います(笑)!

(yuri)

10年ものロングセラー「トヨタ・エスティマ」がマイナーチェンジで「Safety Sense C」を標準化

トヨタでは特殊な位置付けの「センチュリー」を除けば「再登板」を果たした先代シエンタの12年に次ぐ、10年半ものロングセラーモデルとなっているエスティマ。同車を取り扱っているトヨタ店の現場にとってフルモデルチェンジは「悲願」と推測できますが、エスクァイアが割り振られていることもあってマイナーチェンジでも待望といえるかもしれません。

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まず見どころはフロントマスクを中心とした大がかりなフェイスリフトで、エンジンフードからラジエーターグリル、バンパー、フェンダーまでのフロントデザインが一新されています。

印象的な大開口のエアインテークを含むアッパーグリル、サイドまで回り込んだ薄型のヘッドランプ、張り出したバンパーコーナーの造形がワイド感を強調。ディテールでは、LEDクリアランスランプと組み合わされた「Bi-Beam LEDヘッドランプ」やデイライト機能付のLEDアクセサリーランプもスタイリッシュな見た目に貢献しています。

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最近のトヨタ顔になったわけですが、現行シエンタが売れていることもあってエスティマでも概ね支持されそう。

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リヤでは、立体的に造形された赤基調のリヤコンビネーションランプになったのが大きな変更で、LEDライン発光ストップランプと面発光テールランプとの組み合わせにより、先進性を主張。

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一方のインテリアでは、合成皮革が採用されたインパネにアクセントステッチの加飾が施され、よりモダンで上質な雰囲気になっています。さらに、横長のサテン調加飾オーナメントがワイド感を演出し、サテン調加飾のステアリングホイールとともに上質感が表現されています。

メーターも新意匠のオプティトロンメーターになり、先進性を高めつつ、視認性を向上。また、マルチインフォメーションディスプレイ(4.2インチTFTカラー)が標準装備され、大型ナビと一体化したタブレット端末のようなセンタークラスターには、直感的な操作が可能な静電式スイッチが採用されています。

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装備では、衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームがセットにされた衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」が全車に標準装備されたのがトピックス。

走りにも手が入れられていて、コイルスプリングをはじめとしたサスペンションのチューニング最適化などにより、操縦安定性の確保に加えて、より上質な乗り心地を実現したとしています。

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気になる価格帯は2.4Lガソリンのエスティマが327万1418円〜370万473円、2.4Lエンジンを積むエスティマハイブリッド(E-FOUR)が431万1163円〜492万8727円。グレードが整理され、「X」や「G」がなくなり、人気の「アエラス」系となっています。価格は約7万円〜17万円ほどアップとなっていますが、内容を考えると妥当といえるかもしれません。

今回のマイナーチェンジは、ホンダ・オデッセイがハイブリッドの追加を中心としたマイナーチェンジへの対抗策とも推測でき、エスティマ対オデッセイの販売競争が激化しそうです。

(塚田勝弘)

BEAMS創業40周年記念!パナソニックとの夢のコラボレーション電動アシスト自転車を発売

人気セレクトショップBEAMSと、大手電機メーカーのパナソニックのコラボによる電動アシスト自転車の発売が決定しました。人気と知名度を誇る両者がコラボした、その電動アシスト自転車”BP02”の魅力をまとめました。

■実用性もデザイン性も抜群!

今回発売される”BP02”の注目点は、高い機能性をもちながら、魅力的なデザインという点。

従来の電動アシスト自転車というと「デザインがださい…」「見た目はいいけど、機能が弱い…」といった悩みがありました。そんな悩みを解決してくれるのが、今回の「BP02」です。

■”BP02”の機能性は?

駐輪場にも駐車しやすいスマートなタイヤ構造、握りやすいワイドハンドル、クッション性のある厚手のサドルと、負担がかかりにくい設計となっています。ビーチクルーザーをイメージした「乗ること自体を楽しめる」をコンセプトにしており、その名の通りの機能性を有しています。

■BEAMSとのコラボで上質なデザイン性

人気セレクトショップでもあるBEAMSは、ファッションに限らず小物なども扱っており、そのデザイン性の高さが人気を博しています。

そんなBEAMSから発売される自転車ですので、自転車愛好家や電動アシスト自転車を欲しい人だけに限らず、BEAMSを愛用している人からも注目されること間違いありません。

■6月17日(金)から限定台数で予約受付開始

実は、BEAMSとパナソニックは2007年にも電動アシスト自転車を共同開発しています。その際に発売された”BP01”は限定台数200台がわずか2週間で完売しました。

当時の「BP01」より、機能もデザインもパワーアップさせた「BP02」。予約は6月17日(金)全国のBEAMS店舗もしくはオンラインショップにて開始されます。

オレンジ150台とホワイト150台の限定300台を発売予定。今回も完売が予想されるため、気になる方は要チェックですよ。

公式サイト:ビームス公式通販 BEAMS Online Shop

(鈴木 唯)

アストンマーティン「V12 Vantage S」に7速MTモデルを追加

ポルシェやコルベットに採用されている7速MT。アストンマーティンの日本向け現ラインナップは、2ペダルの7速AMTや6ATになっていますが、2017年モデルの「V12 Vantage S」に無償オプションとして7速MTが追加されます。

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Hパターンの左下に配置される7速MTの1速は、クラシックなドッグレッグ・パターンで、6速仕様の「H」パターンの中に頻繁に使用するギアをすべてレイアウト。

アストンマーティンが「AMSHIFT」と呼ぶ7速MTは、ドライバーによる選択が可能で、クラッチ、シフトポジション、プロペラシャフトの各センサー情報とエンジン・マネージメント・プログラムが相まって、ヒール&トゥによるシフトダウンを完璧に再現するというもの。

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さらに、クラッチ操作による加速の中断を最小限に抑制し、どのドライビング・モード時でも使用可能だそう。とくに「スポーツ・モード」時に真価し、中でもシフトダウン時のブリッピングは、非常にエキサイティングな咆吼を響かせるそうです。

自動ブリッピング機能は、ポルシェや日産フェアレディZのようにスポーツカー向けのMTに欠かせない要素になっているのでしょうか。

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7速MTもAMTの「スポーツシフト3」もシャーシ、ブレーキ・パッケージ、6.0LのV12エンジンなど、トランスミッション以外のすべてが共通で、両バージョンともに0-100km/hを3.9秒で加速し、最高速度は330km/hに達します。

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トランスミッション以外では、新しくなった「スポーツプラス・パック・オプション」が注目されています。

5つ用意されるボディカラーは、フロントグリル、リップスティック、サイドシル、ミラーハウジング、リヤディフューザー・ブレードのアクセントカラーと無償で組み合わせることができます。

さらに「スポーツプラス・パック」のエクステリアには、グラファイト仕上げの10本スポーク軽量アルミホイールが装着されるほか、ブラックまたはグレイのレザーにストライプやコントラスト・ステッチを組み合わせたインテリアを採用。

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「V12 S」以外の「Vantage」ラインナップにも変更があり、V8モデルを「V8 Vantage S」のクーペとロードスターに統合。さらに、新しい「Ami 3インフォテインメントシステム」の採用もトピックスで、「Ami 2」から大幅に進化したナビを搭載するほか、Apple「Car Play」にも対応しています。

なお、MTバージョンの「V12 Vantage S」の納車開始は、2016年第3四半期が予定されています。

(塚田勝弘)

日産リーフでジムカーナ。390kg軽いノートと勝負して「あのCM」を証明!?

電気自動車って速いらしい ── という噂は電気自動車に乗ったことない人でもクルマ好きなら聞いたことはあるでしょうけれど、じゃあどのくらい速いかといえばそれを感覚で説明するのもまた難しい。

そこへ舞い込んできたのが「論より証拠。じゃあジムカーナでタイムを計ってみれば!」という日産自動車からのイベントへのお誘い。

それはやるしかないでしょ、白黒つけてやる!とばかりにやる気満々で出かけてきましたよ、クリッカー編集部も。

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ルールを簡単に説明すると、
・コースは1分弱でまわる特設ジムカーナコース
・まずガソリン車のノートで練習兼アタック3本
・続いてリーフで練習走行1本
・リーフでタイムアタック2本

これでリーフとノートのタイムアタックをしようというわけ。

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電気自動車のリーフは、パワーが109ps、トルクは254Nm。そして車両重量は1480kg。
対するノートはスーパーチャージャー付のエンジンを搭載したグレードで98ps、142Nm、車両重量1090kg。

比べると最高出力はほぼ同じだけどリーフはトルクが2倍弱。だけど390kgも重い。
果たして予想どおりリーフは速いのか?

というわけで、タイムアタック開始。

多分リーフのほうが速いんだろうけど、もしノートのほうが速かったらそれも面白いかな……記事的には、とひそかに思っていたのはここだけの内緒。

日産さん、そんな気持ちでタイムアタックしてごめんなさい(笑)

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しかし残念なことに、そんな企みはリーフでスタートした瞬間に打ち砕かれた。
速いぞリーフ。この加速の伸びは何なんだ……。

というわけで、結果を報告しましょう。

クリッカーチームの記録(ベストタイム)は、
ノート(ガソリン車):1分3秒05
リーフ(電気自動車):59秒96

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おっ……(悔しいけど!?)リーフのほうが速い!!

リーフがゼロヨンで180SXに勝つCMは決してオーバーじゃなかったんだ!!(←というのまでは検証できてないですね今回は)

いずれにせよ、リーフが遅くない(むしろ速い)というのを身をもって体感できた今回のジムカーナ対決。

なにが凄いかって、モーターが湧き出すように発生する大トルクを生かした加速ですよ。

もちろん単純な加速も驚いたんだけど、エンジンと違ってパワーバンドがないから立ち上がりがとにかく鋭い。

ガソリン車と違ってシフトダウンの必要もなく、スタビリティコントロール(VDC)をオフにしてロールを残したままフル加速すると、簡単にタイヤスモークを上げちゃうんだから駆動力はたいしたもの。

文句なしに速いよこれは。

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そしてもうひとつ。

単に速いっていうだけでなく「抜群に気持ちよかった」のも今回のジムカーナを通じて強く感じたこと。低重心によるコーナリングの安定感、そして鋭くスムーズな加速が生む爽快感がその理由。

電気自動車じゃモータースポーツはできない!? 誰だそんなことを言っているのは!?

ボクはもう口が裂けても言いませんよ、絶対。

またやりたいなあ。

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(クリッカー編集部)

【サーキットの狼】伝説の自動車マンガが呼び起こすスーパーカーブームの思い出

いいおじさんになった男の子たちにとって“スーパーカー”という言葉には、特別な思い入れが宿るものです。1970年台半ばから後半にかけて起こったスーパーカーブームは、社会現象として当時のあらゆるメディアを席巻しました。

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テレビでは「対決!スーパーカークイズ」(テレビ東京)がレギュラーで放送され、各地で行われたショーには高級カメラを持った少年たちが展示マシンの撮影に長い行列を作り、自動車雑誌にも高級スポーツカー中心の企画が毎号掲載されました。商業の世界でもラジコン、ダイキャストモデル、プラモデル、スーパーボール、などなどさまざまなかたちで世に送り出されました。さらに身近なところでは、コカコーラの王冠にマシンのイラストが描かれたりと、あらゆるところでフェラーリやランボルギーニが目に付いた時代でした。

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さて、ブームを大きくした要因は数あれど、もっとも大きな一翼を担ったのが、ある一つのマンガ作品です。そうです、ご存知「サーキットの狼」です。

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(c) 池沢さとし/animedia.com

1975年から1979年にかけて、「週刊少年ジャンプ」(集英社)に掲載された、池沢さとし氏による自動車マンガであり、スーパーカーブームのバイブルとも言える作品です。当時の少年誌といえば、野球やサッカーなどをテーマにした、いわゆる熱血スポーツ漫画が主流でした。そんななか、「少年ジャンプ」という人気コミック雑誌で始めた連載は異彩を放ち、イッキにブレークの時を迎えます。

主人公・風吹裕矢の活躍はブームを加速させ、ブームは漫画の人気を押し上げるという互いのフィードバックが連続し、空前のスーパーカー人気は生み出されました。当時を知る人ならば、その加速度は、まさにスーパーカー並みと言うでしょう。

肝心の作品性はというと、なかなか面白いです。登場するスーパーカーばかりに目がいきがちですが、一匹狼の走り屋である風吹裕矢とそれを取り巻くライバルや友人たちとの対決はなかなかにエキサイティングです。裕矢と恋人のミキとの甘い時間や、高級車に乗り都会で颯爽と生きるキャラたちに、石原裕次郎の映画を観て思うような、ある種の憧れすら感じたものです。

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同作品は売れに売れて、累計1700万部の単行本(全27巻)が販売されたそうです。しかし、今はその40年後。子供のころ使っていた実家の本棚に黄ばんだ表紙の古本を発見する以外は、なかなか目にする機会もなくなりました。

そんな「サーキットの狼」ですが、電子版なら読むことができます。現在、電子コミック販売大手「マンガ図書館Z」ではPDFでの販売を開始しています。一度買ってPCなどにダウンロードしてしまえば汎用のビューワで楽しむことができます。お手軽でいいですね。

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ちなみにキャンペーン中で、たくさんの人が買えば買うほど、購入での特典がアップグレードされるそうです。100人以上が購入すると最高グレードになります。売れ数は下記のサイトからタイムリーに見ることができます。面白い企画ですね。

よかったら便利なPDF版「サーキットの狼」で色褪せないマシンたちの走る姿を楽しみながら、スーパーカーブームのころのご自身に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

【キャンペーン概要】
■開催期間:2016年6月1日(水)~6月30日(木)
■内容:キャンペーン期間中、『サーキットの狼』PDF版全27巻とオリジナルの壁紙をセット販売
■セット内容:
①購入人数が1人~29:車両全体写真の壁紙+サイン
②購入人数が30人~99人:①+コックピット写真の壁紙+サイン
③購入人数が100人以上:②+エンジンルーム写真の壁紙+サイン
※購入人数は期間中サイトで確認ができます。

詳細、購入はこちらから:
↓↓↓↓↓
「マンガ図書館Z」
■URL:http://www.mangaz.com/special/circuit/

(三栄書房/ebooks)

おや……ボクスターとケイマンの馬の数が同じに!

先日の記事「『4気筒になった新型ボクスターは興味ない』と強がる初代オーナーの戯言」では言いたい放題書いちゃったわけですが、何だかんだ言ってもマイナーチェンジで「718」というサブネームが付いて心機一転した新型ボクスターの最大のトピックはダウンサイジングで4気筒化されたエンジンだし、ポルシェ好きとしては気になるポイント。

ですよね?

標準車は265馬力から300馬力へ、「S」は315馬力から350馬力へパワーアップしているので文句ないだろ!という人もいますしその気持ちも分かりますが、6気筒じゃなくなったのはなんとなくさみしい気持ちがあるは僕だけですかね。

ちなみに理由を「軽量化のため」という人もいますが、ターボを装着したことにより新型は6気筒時代よりも重量が増しているので誤解なきよう。最大の理由は燃費向上です。まあ気持ちよく走れれば文句ないんで、早く乗れる機会が訪れるといいなあ。

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そんな話はともかく、「718ボクスター」と「718ケイマン」を比べてみると従来とは上限関係が逆転した価格のほかにも、気になるポイントを見つけちゃたので問題提起。いや、ご報告。

それはエンジンパワー。

マイナーチェンジ前である981型のエンジン最高出力はボクスターよりもケイマンのほうが上だった。

ボクスター:265ps ボクスターS:315ps
ケイマン:278ps ケイマンS:329ps

ところが718となった新型は、ボクスターもケイマンも

標準車:300ps S:350ps

見事に同じになっている……。

S_20160601Porsche Boxter 718_023 S_20160601Porsche Boxter 718_073

この理由がどこにあるのか?

推測ですが、ポジショニングの変更でしょうね。

これまでは「価格も含めケイマンのほうが上級ポジションだったから、ボクスターよりハイパワーで」だったのが、新型は「ボクスターのほうが高い価格になったんだからケイマンのほうがハイパワーなのはちょっとね」といったとこでしょう。

おい、ますますボクスターの魅力がアップしちゃったじゃないか! どうしてくれるんだ! 欲しくなっちゃうぞ!(価格も上がったけど!)

というわけで、新型「718」はボクスターもケイマンの同じ最高出力になったんですよ、というお知らせでした。

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あと、気がついたらポルシェ公式ウェブサイトの車名選択メニューが「ボクスター」とか「ケイマン」がまとめて「718」になってるよ。これって……今後は「911シリーズ」みたいにボクスターとケイマンをまとめて「718」にする伏線に違いない!

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(工藤貴宏)

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『4気筒になった新型ボクスターは興味ない』と強がる初代オーナーの戯言http://clicccar.com/2016/06/02/375964/

5月国内新車販売、登録車は6.6%増も軽自動車14.3%減!

自販連(日本自動車販売協会連合会)と全軽自協(全国軽自動車協会連合会)の発表によると、5月の軽自動車を含む国内の新車総販売台数は前年同月比1.2%減の33.2万台と、2ヶ月ぶりの前年割れとなっています。

2016.05

内訳では登録車が22.4万台(6.6%増)、軽自動車が10.8万台(14.3%減)と、軽自動車の不振が目立ちます。

これは三菱自動車の燃費データ改ざんで「eKワゴン」などに加え、同社からOEM供給を受けていた日産「デイズ」などの販売が大きく落ち込んだ事が影響しています。

三菱自動車の軽自動車販売は75%減の912台、日産も76.8%減の3,105台。また、燃費試験方法で不正があったスズキは15.4%減の3万8,094台の状況。

一方、ダイハツは5.4%増の3万8,358台、ホンダも3.8%増の2万786台となっており、日産や三菱自から顧客が流入した可能性が考えられます。

軽自動車は昨年1月以降、17ヶ月連続で前年割れが続いており、好材料が無いことから登録車との対比がいっそう鮮明化、総販売台数への影響も顕著になっています。

Avanti Yasunori

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トヨタ自動車の4月生産、地震の影響で国内生産18.8%減!
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限定230台。プジョー208の特別仕様車の価格は税込220万円!

プジョーのコンパクトカー208に、全国限定230台となる特別仕様車「208 Style Plus(スタイルプラス)」の登場です。

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エンジンは最高出力110馬力の3気筒1.2リッターターボ、トランスミッションは6速ATで、プジョーらしい軽快な走りが期待できるパワートレインとなっています。

ボディカラーは、新色のダーク・ブルー (メタリック) のほか、オレンジ・パワー (メタリック)、 リオハ・レッド(メタリック) 、 ビアンカ・ホワイト(ソリッド)の4色を用意。

メーカー希望小売価格は220万円(税込)と、ベース車となる208 Styleから3万円プラスの設定です。

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特別装備として、エクステリアに専用エンブレ ムやフロントドアステップガード、クロームドアミラ ー、スーパーティンテッドガラスが与えられています。16 インチのスチールホイールキャップも新しいデザインとなっています。

インテリアでは革巻きステアリングが備わります。そのほか、低速域での衝突被害を軽減する「アクティブシティブレーキ」やバックソナーなどの安全デバイスも装備されています。

(山本晋也)

2016年夏ボーナスで狙いたい「安くて楽しい」要注目の3台!

夏のボーナスを楽しみにしている方もいるのではないでしょうか?

毎年、街頭インタビューではボーナス額の増減や使い道などが聞かれています。ちなみに、2015年の主な使い道は貯金がトップでした。

たしかに貯金は大切。欲しいものが買えないとか、食べたいものが食べれないとか、行きたいところに行けないとか……、ここぞというときに予算が足りずに後悔した経験はあるはず。

余談ですが、ワタクシも最近、貯金でクルマを購入。良い出物を即断即決で買えただけに、コツコツと貯金してきた過去の自分に感謝です。

それはともかく、今年の夏ボーナスを頼りにクルマを買おうと思っていたり、はたまた、貯金を奮発してクルマを買おうと思っている方もいるのでは?

そこで、直近に登場したモデルの中から、価格はお手頃ながら、しっかりと満足感が得られる3台ご紹介いたします。

■アルトワークス 

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手軽に楽しめるスポーツカーが軽く200万円を越すなかで、なんと150万9840円というプライスで登場した「アルトワークス」。

アクセルに対して鋭く反応するエンジンと、コーナーで粘り強く踏ん張るKYB製サスペンションはもちろん、専用チューニングは5速マニュアルトランスミッションにもおよび、フィーリングに徹底的にこだわっています。

維持費が安い代わりにエンジンの排気量などに制約がある軽自動車ですが、670kgと超軽量のため弾丸のように加速し、スペックから想像できないほどその走りは痛快です。

もちろん、ベースとなった「アルト」同様に居住空間と荷室は実用的なレベルを確保。4人家族でも十分使えます。

■シエンタ

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トレッキングシューズをモチーフとしたポップなルックスと、コンパクトながら3列目シートを備える高効率パッケージがもたらす実用性の高さで、2015年7月に発売されるやたちまち人気を集めた「シエンタ」。

パワートレーンにガソリンエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドを用意している点も魅力ですが、注目すべきは1.5L直4のガソリンエンジンだけを搭載したグレード「G」。ハイブリッドよりも車両本体価格は安く、シートは上級ファブリックとなり、ステアリングは本革になります。

■イグニス

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『遊べる軽』をコンセプトとした「ハスラー」で、低燃費や室内の広さといった実用性だけでなく、見た目や機能に個性を加えるというトレンドを築いたスズキが2016年に送り出した新モデルが「イグニス」。

ボディサイズは軽自動車よりも一回り大きく、大人5人が乗ることも可能。SUVらしい見た目通り、最低地上高は180mmを確保するほか、悪路を走るのに有効なメカニズムも内蔵しています。パワートレーンは1.2L直4にモーターを組み合わせたハイブリッドで燃費は最良値で28.8km/Lとなっています。

(今 総一郎)

新型・NSXの考え抜かれたエアロダイナミクスが100秒で理解できるムービー

アメリカの専用工場において、ついに量産が始まった新型NSX。

アメリカなどではアキュラの、また日本ほかではホンダのフラッグシップモデルとして発売される予定となっている、スーパースポーツです。

3.5リッターV6ツインターボと、前後合わせて3つの電気モーターからなるハイブリッドパワートレインも注目のNSXですが、いかにも空力を考慮したスタイルからも目が離せません。

‘TOTAL AIRFLOW MANAGEMENT’ CONCEPT

ハイパワーユニットを冷却するためのインテーク、空気抵抗を抑えながらダウンフォースを生み出すディテールなど、「トータル・エアフロー・マネージメント」と呼ばれる様々な工夫が盛り込まれています。

新型NSXの特徴といえるCピラーのスリットも、もちろん空力性能から生み出されたカタチ。そうした複雑に絡み合ったボディワークを、わずか100秒で説明してくれるムービーが発表されました。

ホンダによって作られた映像は、NSXのボディワークの二大テーマである「サーマル(冷却)」と「エアロ(空力)」の注目点を紹介することから始まります。

ボディに対して空気の流れを示すシーンでは、下から上に向かって、また後方の収束点を車体から遠ざけるといった工夫をビジュアルで表現。その後は、まるで空気になったような目線で、車体のどこに空気を流すように設計されたのかを疑似体験できるといった具合。

フロントバンパーの左右に振り分けられたインテークやフロントフードのベント、またリアバンパーのアウトレットに至るまで、NSXのエクステリアにはしっかりとした意味があるということが感じられる約100秒のムービーです。

(山本晋也)

GAERNEの人気モデル「GP-1」に新色イエローが追加!

前回の記事では「ツーリングを心ゆくまで楽しめるブーツ」として、ガエルネのツーリングブーツを紹介しました。

ツーリング専用設計の軽量ブーツで、だれでも気兼ねなく使えるおしゃれなデザインでした。

今回ご紹介するのは同じガエルネ社が作るレーシングブーツ「GP-1」。実はこのモデル、以前から人気のモデルで初心者から上級者まで愛され続けているブーツなんです。

そんな人気モデルに新色のイエローが追加されました!

この「GP-1」が長年愛され続けているのは「使いやすさ」から。

普通のレーシングブーツって、操作性とプロテクション性能を両立することは難しいんです。

操作性をあげようと動きやすく作ったら柔らかすぎて転倒時に怪我をする。かといって、プロテクション性能を上げると硬すぎて動きにくい……

ライターもレースに出た時に柔らかい素材のブーツを使っていたら、転倒時に足をバイクに巻き込まれて捻挫したことがあります。

しかしGP-1はこれを両立させてしまったブーツ!

プロテクションパーツや中の構造を変えることで、操作に必要な前方向の動きは動きやすく、転倒時の捻じれや後ろ方向への動きを規制してくれるんです。


今回の新色は最近のバイクシーンでトレンドとなっている蛍光イエローを取り入れたカラー!いかにもレーシングブーツっぽいスポーティーなデザインになっています。

蛍光色はサーキットで映えること間違いなし!

個人的にはフルカウル系ももちろん似合うと思いますが、敢えてのストファイ系にも抜群にマッチすると思います!

現代風カラーでさらにかっこ良くなったGP-1、レース初参加の方もベテランの方も検討してみてはいかがでしょうか?

製品情報:GP-1 / ジーピー・ワン / | GAERNE(ガエルネ)

(ライター:佐藤 快/Moto Be バイクの遊び方を提案するWEBマガジン

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ツーリングを心ゆくまで楽しめるブーツ「GAERNE G-EVOLUTION FIVE」

皆さんはツーリングブーツを使ったことがありますか?

レーシングブーツでもなければオフロードブーツでもないツーリング専用設計のブーツ。
それがツーリングブーツです。

今回紹介するのはイタリアのブーツメーカー「ガエルネ」から先日発売されたばかりのツーリングブーツ「G-EVOLUTION FIVE」です!


G-EVOLUTION FIVEは従来のツーリングブーツに比べ、片側700gとかなりの軽量設計となっています。

いくら乗りやすいツーリングブーツでもショートツーリングならまだ気にならないんですが、ロングツーリングになるとブーツの重さって一気に違いがわかります。

ライターの経験では、300gを超えると急に足がおもーく感じて疲れがドッと出てきちゃうんですよね。しかしこのくらいの重量ならショートからロングツーリングまで軽快に楽しむことができます!

ツーリングブーツに限らず、ちゃんとしたバイクのブーツって耐久性がなければいけないので、履いた状態で足首を動かすのって硬くて結構大変なんです。オフロードブーツが一番顕著かもしれませんが、ツーリングブーツでも硬いものがあります。

しかし、ガエルネのブーツは耐久性と柔らかさを両立しているため、かなり柔らかい方です。しかもこのG-EVOLUTION FIVEは、ほかモデルのなかでも更に柔らかい設計となっていて、ソールもグリップがいいものを使っているのでラクラクなライディングができちゃう優れ物なんです。


カラーはブラックとホワイトの2色。

どちらのカラーもバイクのかっこよさをより引き立ててくれるシンプルなデザインです!ズボンの裾をインしてもいいし、ブーツの上に被せての使用もできるよう、ちょっと細身のデザインになっています。

ツーリングブーツを使ったことのない方は、ぜひ一度履いてみて欲しいブーツです!

バイクに乗る事を大前提に作られているブーツなわけですからスニーカーなんて比じゃありません。

ガエルネの正規取扱店のJAPEXで購入すれば、購入前に試着ができる「ホームdeチョイス」や、自分に合ったブーツのサイズをデータベースから計算してくれる「G-FIT」なんてサービスまであります。

このツーリングブーツでこれからのバイクシーズンをより楽しく過ごしちゃいましょう!

製品情報:G-EVOLUTION FIVE / ジーエボリューションファイブ

(ライター:佐藤 快/Moto Be バイクの遊び方を提案するWEBマガジン

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思ったよりも売れている!? マツダ・アクセラの世界生産台数500万台を最速で達成

マツダのCセグメントモデルであるアクセラは、長年ファンに愛されてきた「ファミリア」の後を受け継ぐモデルで、初代は2003年10月に発売を開始しました。

MAZDA_axela_04生産を開始した2003年6月から2016年4月末までの12年10か月で累計生産500万台を達成。これはマツダ車として最短記録となるそうです。

3 代目となる現行アクセラは2013年に登場。

セダン、スポーツというボディタイプに加えて、ガソリン、ディーゼル、ハイブリッド、そしてAT/MT(ハイブリッドはCVTのみ)など、多彩なバリエーションが用意されています。

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グローバルモデルである現行アクセラは、「SKYACTIV(スカイアクティブ)技術」とデザインテーマ「魂動(こどう)- Soul of Motion」が全面的に採用された新世代モデルの第3弾。

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デビューした2013年には、カナダ・カー・オブ・ザ・イヤーの「ベスト・ニュー・スモール・カー」を、翌年には国際的なデザイン賞である「レッド・ドット・デザイン」賞を受賞したほか、「2014年ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」、「2014年ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イ ヤー」のトップ3ファイナリストに選出されています。

自販連の販売ランキングでは、2015年のデータで2カ月に1度くらいのペースで30位に入るくらい(2000台前後〜3000台前後/月)という日本の販売データ。その完成度の高さからすると、思ったよりも苦戦している印象もありますが、アクセラはマツダの年間販売台数の約3割を占めているそうです。

生産工場は日本の防府工場(山口県防府市)をはじめ、長安マツダ汽車(中国)、オートア ライアンス(タイ)、マツダデメヒコビークルオペレーション(メキシコ)があり、マレーシアとベトナムでは現地組立が行われています。

(塚田勝弘)

BMW 2シリーズ アクティブツアラーのPHVモデル、225xeの走りは上質か?

「BMW 2シリーズ アクティブ ツアラー」に追加されたプラグインハイブリッド(PHV)の「225xe」は、4WDの「xDrive」とモーター走行の組み合わせと思われる車名の「xe」からも分かるように、1.5Lの直列3気筒ターボに後輪を駆動するモーターを組み合わせた4WDとなっています。

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エンジンは「218iアクティブツアラー」と同じく、最高出力136ps/4400rpm、最大トルク220Nm/1250-4300rpmというスペック。モーターは88ps(65kW)/4000rpm、165Nm/3000rpmという数値になっています。

システム合計で224ps/385Nmというパワーを誇ります。0-100km/h加速は6.7秒(ヨーロッパ仕様車値)ですから、まずまずの俊足ぶりというのが分かります。なお、組み合わされるトランスミッションは6AT。

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4WDシステムはフロントを駆動するエンジンと、リヤを駆動するモーターという組み合わせたオンデマンド式ですが、モーターは停止時から最大トルクを発生するため、バッテリー状態やアクセルの踏み込む方次第によりますが、125km/hまでは(MAX eDriveモード時)まではモーターによる後輪駆動になります。

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走り出しはモーター走行なのでもちろん静かで、エンジンが始動しても1.5Lの直列3気筒は予想以上に力強さがありますから、街中、そして郊外の坂道などを乗る分には動力性能に不満を抱くことはまったくありませんでした。

「SPORT」モードで気持ちよく走っていると、バッテリーはあっという間に減っていきますが、バッテリーの充電量を最大50%まで増やせる「SAVE」モードにも変更できますので、状況に応じた走りをゲーム感覚で楽しめます。

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気になる乗り味は、バッテリーを低い位置に積むとはいえ重量物がプラスされることを感じさせるもので、ボディが前後、左右に揺すられるような動きが気になりました。

もう少しストローク感があるといいのでしょうが、SUVのような車高の高さがないだけに仕方ないかも。

短時間の試乗だったため実燃費や高速域の走りなど、分からないことだらけでしたが、街中では部分電動車両らしい静粛性の高さなど、純ガソリン仕様やディーゼル車にはない魅力も確認できました。

(文/塚田勝弘 写真/前田惠介)

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ベース車よりも10万円ダウンのお買い得な限定車、アルファロメオ「Giulietta Divina」

アルファロメオのCセグメントモデル「Giulietta(ジュリエッタ)」は、2012年から日本に上陸し、セクシーな内・外装が魅力です。

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2016年6月4日から発売される150台限定の「Alfa Romeo Giulietta Divina(ディビーナ)」は、人気グレードの「Sportiva(スポルティーバ)」からパワーシート(前席、運転席メモリー付)、ランバーサポート(前席)、「スポルティーバ」エンブレムを省くことで、ベース車両より約10万円安い359万6400円という価格設定。シートまわりのこうした電動系装備が不要なら狙い目かもしれません。

Cセグメントはメルセデス・ベンツAクラスやフォルクスワーゲン・ゴルフなどが強烈な価格競争力を維持しているだけに、販売の上積みをしていくには特別仕様車や限定車は欠かせないピースなのでしょう。

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ボディカラーは人気の高い「アルファ レッド」が100台限定で、「アイス ホワイト」は50台限定。ほかにも専用アルミホイールを用意しています。

なお、エンジンは1.4Lの直列4気筒「マルチエア」インタークーラー付ターボで、トランスミッションは6速デュアルクラッチトランスミッションの「Alfa TCT」で、右ハンドルのみとなっています。

(塚田勝弘)

エアレースで日本人初優勝の室屋義秀選手から逆インタビュー!?【吉田由美のすべすべ特別編】

「レッドブル・エアレース 千葉 2016」で見事優勝を飾った「チーム・ファルケン」の室屋義秀選手。
現在43歳。パイロット歴は25年。エアレースは2009年の初参戦。8年目に勝ち取った栄光です。

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私はおととし秋に「ファルケン」のトークショーで室屋選手とご一緒させていただき、去年、日本での初開催に行くつもりでしたが叶わず。
今年、初めて「エアレース」観戦となりました。

しかも幸運なことに、室屋選手の初優勝という瞬間に立ち会えたのです。

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前日の予選レースは強風と高波のために中止。
室屋選手が出場する「マスターズクラス」ではなく、そこに出場する次世代パイロットの「チャレンジャーカップ」の練習飛行は行われましたが、その後のプログラムはすべて中止。室屋さんの飛行は翌日までお預けとなりました。
というわけで、レースを観たのは決勝レースのみとなりました。

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エアレースは、直径5m、高さ25mもの巨大パイロンを飛行機でスラロームして速さを競いますが、パイロンは15m~25mの間の赤い部分内を通過せねばならないとか、侵入スピードは374㎞以下、ゲートは水平に通過、パイロンに接触したり機体から発煙しないなどすると減点されてしまいます。極めつけは重力が10Gを超えると失格、といったルールが決められています。

スピードやG、機内での様子などは場内のモニター画面に表示されるのでパイロットの表情や飛行状態が一目瞭然。

レースはトーナメント方式。14名が2名づつ飛行し、タイムの速い7名+敗者の中で最速タイムの人1名、合計8名が次のステージ「ラウンド・オブ・8」へと駒を進めます。
そこでまた2名づつ戦い「ファイナル4」へ。そこで4名のパイロットでタイムを競い優勝者が決まります。

室屋選手は最初の飛行時「ラウンド・オブ14」でスモークが出ないトラブルに見舞われ、減点で+1秒。
しかしその後のレースは完璧。今シーズンの現在のところポイントランキング1位のマルティス・ドルダラー選手との戦いを1分04秒610で制してからは勢いに乗り、見事勝利。
表彰台の真ん中に上り、表彰式で「君が代」が流れたのには感動しました。

そして今回のレースで、室屋選手はランキング⒒位からいきなり4位へとジャンプアップ。

実はレース前に室屋選手と少しお話しすることができましたが、「すべすべってどういう意味?」と逆質問。「え?そこ??笑」
室屋選手は「由美のすべすべ」をご存知だったのです。
私は「新車雑誌でなんとかの「すべて」という「すべてシリーズ」という雑誌があって、それに私は26年ぐらい出てるので、「すべてのすべて」という意味」と説明。
んんん・・・意味わかったかな?

というわけで時の人、室屋選手も楽しみにしている(?)「由美すべ」は、室屋選手の今後のご活躍を期待しています!

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(吉田 由美)

「シルビア」復活!? 後継モデルは発売されるのか

『シルビア』は、日産がスペシャリティカーとして1965年に発売後、No.1デートカーとしての地位を築いたが、時代の流れと共に2002年、惜しまれつつも生産終了となりました。

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しかし、その10年後の2012年、トヨタのスポーツクーペ「86」がヒット、翌2013年には、東京モーターショーで日産が「IDx」コンセプトを発表したことにより、「シルビア」復活の噂がネットを中心に広がりました。

 

そして今回タイミングよく、海外からも発売可能性を探るスケッチが入ってきました。

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スケッチは2013年東京モーターショーで公開された「IDx NISMO」の意匠を取り入れたフロントマスクですが、当時のシルビアを彷彿させる、市販されても違和感のないデザインのようです。

噂されるパワートレインには、メルセデスベンツ「Cクラス」に搭載されている1.6リットル直列4気筒ターボチャージャー付きエンジンの可能性があり、メルセデスは2017年に「Cクラス」改良新型を発表する予定で、アップデートされるタイミングで搭載される可能性もあるようです。

ワールドプレミアは2017年東京モーターショーが期待されています。

(APOLLO)

86/BRZは値落ちするも、絶版車のS15シルビアが値上がりする3つの理由とは?

2013年の東京モーターショーでワールドプレミアされたIDxコンセプト。510ブルーバードを彷彿させるレトロなスタイリングとコンパクトサイズのFR車はポストシルビアと言われ注目の的となりました。

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一時は市販化決定!と言われていたIDxですが、2015年の東京モーターショーではIDxの市販モデルの出展はなく、市販化の進行状況は不明です。

そんなタイミングでドリフト御用達として人気のFR車、日産シルビアの最終モデルS15型(1999年〜2002年)の中古車が値上がり傾向となっています。

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中古車検索サイトカーセンサーnetによると、掲載台数は330台前後、平均走行距離も9万3000kmと目立った動きがないにも関わらず、平均価格は3月の末に110万円と最近の最安値を記録して以降再び値上がりしはじめ、現在では116万円まで平均価格は値上がりしています。

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S15型シルビアは2L直4DOHCエンジンを搭載したスペックSと2L直4DOHCターボエンジンを搭載したスペックRの2種類のグレードがあります。中古車の比率は1:2でターボエンジンを搭載したスペックRのほうが多いのが特徴です。

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S15シルビアの中古車が値上がりは中古車の約63%を占めるスペックRが値上がりした影響によるものです。

中古車の中にはチューニングを施した新車時価格以上のプライスを付ける中古車もありますが、数は少ないながらもノーマル車も流通しています。

このようなノーマル車も段々と少なくなっていくので、手に入れるなら急ぐべきです。

同じFRクーペでは2012年に登場したトヨタ86/スバルBRZの中古車も多く出回るようになり、S15型シルビアと価格がクロスオーバーしてきました。

86やBRZの中古車の平均価格は値落ちしているにも関わらずS15型シルビアは値上がりしています。これは漫画やD1などの影響、そしてハイパワーのターボ車、さらに豊富なアフターパーツが販売されているという3つが理由のようです。

S14 S13

S15型シルビアは値上がりしていますが、先代となるS14型シルビアの平均価格は横這い、そしてS13シルビアは値落ちと各世代でバラバラな動きとなっています。

しかし、S14型シルビアよりも年式の古いS13シルビアの中古車は平均価格で20万円も高いのは正直驚きです。

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またS15型シルビアにはNAエンジンを搭載したオーテックバージョンと電動開閉式ルーフを採用したヴァリエッタというオーテックジャパンが製造したモデルがあります。オーテックバージョンは横這いで目立った動きはありませんが、4シーターオープンカーのヴァリエッタは全国で10台しか流通しておらず、しかもこの1カ月は平均価格が6万円も値上がりしています。

毎年秋に開催されるオーテック里帰りミーティングにシルビアで参加したい人も早めのチェックが必要です。

(萩原文博)

「ニュルブルクリンク24時間レース」でFALKEN勢2チームが好成績。総合9位とクラス優勝

住友ゴム工業は、5月26日(木)〜29日(日)に開催された世界最大級のツーリングカーレース「第44回ADACチューリッヒ ニュルブルクリンク24時間耐久レース」で、FALKEN(ファルケン)勢2チームが好成績を収めたと発表しました。

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まず、ファルケンタイヤヨーロッパがタイヤを供給しているFALKEN Motorsportsチームの「ポルシェ 911 GT3 R (991)」は、同レースでポルシェ勢最上位となる総合9位で完走しました。

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また、住友ゴム工業がタイヤを供給している「SUBARU WRX STI」は、同レースのSP3Tクラスにおいて昨年に続き2年連続でクラス優勝を果たしました。

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ニュルブルクリンク24時間レースは、自動車メーカー、タイヤメーカーが開発テストを行うサーキットとしても有名なニュルブルクリンクで行われる24時間レースです。

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ニュルブルクリンク24時間レースは、高低差300m、ブラインドコーナーを含め約170カ所のコーナーを持つ北コース(オールドコース)と、F1も開催される近代的なGPコースをつなげた1周約25kmのフルコースを使用し、世界一過酷なレースとも言われています。

(山内 博・画像:住友ゴム工業)

マツダのディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」の燃焼室構造が「恩賜発明賞」を受賞

マツダは、同社の新世代クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D(スカイアクティブ ディー)」に採用した「ディーゼルエンジンの燃焼室構造」の発明が、平成28年度全国発明表彰で最高位の賞である「恩賜発明賞」を受賞したと発表しました。

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この賞は、公益社団法人発明協会が主催する全国発明表彰の象徴的な賞として、最も優秀と認められる発明の完成者に贈呈されるものです。

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受賞対象となったのは、特許第5338268号の「ディーゼルエンジンの燃焼室構造」という発明で、受賞者は、 いずれもマツダの志茂 大輔(しも だいすけ)氏、金 尚奎(きむ さんぎゅ)氏、片岡 一司(かたおか もとし)氏の3氏です。

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今回受賞した発明は、自動車用量産ディーゼルエンジンで世界一の低圧縮比14.0を実現し、ディーゼル車としてトップクラスの低燃費を達成し、NOx排気後処理装置無しで厳しい排ガス規制に適合しながら高い加速性能を実現した「SKYACTIV-D」の中核となる技術です。

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燃焼室形状に卵型楕円関数から導かれた形状を採用することで、燃焼室内の縦方向の旋回流を強化したことが特長です。これにより燃料噴霧と空気との混合が促進され、低圧縮比化によるNOx・すす等の有害排出物の低減効果を最大限に引き出すことに成功した、ということです。

マツダは、VWのディーゼル排ガス不正問題が明らかになった直後に、「SKYACTIV-D」には一切不正な装置を付加せずに、各国の排ガス規制をクリアしている、と声明を発表しています。その自信は、今回受賞した発明の技術に裏打ちされていると言えます。

(山内 博・画像:マツダ)

BMW創立100周年を記念した特別な「330e」が登場!!

BMWは創立100周年を迎え、それを記念した特別仕様車「Celebration Edition(セレブレーションエディション)」を2016年5月から相次いで発表しています。

すでに「3シリーズ セダン/ツーリング」「2シリーズアクティブツアラー」「7シリーズ」「M6」「i8」をベースにした特別仕様車が発表されており、今回、BMWの中核を担う「3シリーズ」のプラグインハイブリッドモデルである「330e」がそのラインナップに新たに加わりました。

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「330e」は、同社が販売するDセグメントセダン「3シリーズ」のバリエーションのひとつであり、最大の特徴は2.0L直4ターボエンジンに電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドである点。

モーター単体で36.8kmの走行を可能とするほか、外部電源から車載バッテリーへの充電もできるため、使い方次第ではガソリンをまったく使わずに走るという芸当もこなせる1台であります。

7月9日(土)から100台限定での販売がはじまる「330e Celebration Edition」では、特別オプション・プログラムである「BMW Individual」から厳選のアイテムを多数装備。

エンブレムに彩られるブルーとホワイトの世界観を際立てるために、角度や光の当たり方によってダーク・ブルーの中に微細なターコイズが輝いているような煌きを放つタンザナイト・ブルーを纏うほか、19インチのBMW Individualアロイ・ホイール・スタイリング626を装備しています。

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一方のインテリアでは、手作業による仕上げで手触りと風合いにこだわったオパール・ホワイト色のメリノ・レザー・シートに加えて、ピアノの製作工程と同様のピアノ・ラッカー技術を利用したBMW Individualピアノ・フィニシュ・ブラック・インテリア・トリムと、レザー・フィニッシュ・ダッシュボードを組み合わせて上質な空間に仕立てられています。

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その他にも、速度や簡易ルート案内をフロントウィンドウに表示するBMWヘッドアップ・ディスプレイやharman/kardonサラウンド・サウンド・システムなどの実用的なアイテムも標準で装備。車両本体価格はベースの「330e Luxury(597万円)」より81万円高の678万円。

(今 総一郎)

44年ぶりに「復活」した超高級4シーターオープン!「Sクラス カブリオレ」は2145万〜3417万円

1961年から71年まで約10年間販売されたW111以来、44年ぶりとなる「ラグジュアリー4シーターオープン」。メルセデス・ベンツの4シーターオープンは、Eクラスにカブリオレが設定されていますが、Sクラスとなると半世紀近い年月が経っていたわけです。

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SLでも十分過ぎるほどのインパクトですし、コンパクトなSLCもスポーティな雰囲気が増していますが、Sクラス カブリオレの存在感はまさに別格。

全長5044×全幅1913×全高1430mm(欧州参考値)という巨体は、どこから眺めても「オープン」とは思えないほどのボディマスの大きさが際立っています。

S_Class_Cabriolet_03しかし、流麗なサイドビューは、オープン時にはスッキリとした眺めで「アコースティックソフトトップ」と呼ばれる幌を閉じた状態のリヤビューは非常にエレガント。

その大きさからあくまで「迫力満点」という印象は逃れられませんが、曲線も巧みに盛り込まれていることから、このクラスのオープンに欠かせない優雅なムードも感じさせます。

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ソフトトップは3層構造で、50km/h以下なら走行中でも約20秒で開閉可能と、大きさの割に素早く開け閉めが可能で、閉める際はトランク内で自動的に展開されるラゲッジカバーに格納されるそう。

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「アコースティックソフトトップ」は、ブラック、ブルー、ダークレッドがあり、ボディカラーにより組み合わせられます。

インテリアが醸し出す優美でゴージャスな雰囲気は外観以上かもしれません。

とくに、AMG専用「dssignoエクスクルーシブナッパレザー」に、海洋船をイメージしたというディープシーブルーとポーセレンの組み合わせを含む、セクシーなインテリア3色を用意。

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パワートレーンは、「S 550」向けの4.7L V8ツインターボ+9AT(455ps/700Nm)、「S 63 4 MATIC」系の5.5L V8ツインターボ+7AT(585ps/900Nm)、「S 65」に搭載される6.0LのV12ツインターボ+7AT(630Nm/1000Nm)という3本立てで、「S 550」と「S 65」がFR、「S 63 4MATIC」系が「4MATIC」の車名どおり4WDとなっています。

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価格は「S 550カブリオレ」が2145万円、「メルセデス AMG S 63 4MATIC カブリオレ」が2750万円、「メルセデス AMG S 65 カブリオレ」が3417万円、限定車の「メルセデス AMG S 63 4MATIC カブリオレ Edition 130」が3251万円です。

(文/塚田勝弘・写真/小林和久、塚田勝弘)

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経産省とトヨタの出身者が生み出した超「カワイイ」EV!

経済産業省出身の伊藤慎介氏と、トヨタ自動車出身のカーデザイナー根津孝太氏によるベンチャー「リモノ(rimOnO)」が先頃、小型EVのプロトタイプを発表しました。

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「社会に優しい、小型でスローなモビリティ」を開発テーマに、ユーザーがワクワクするような商品を日本発で生み出したいとの思いで製作。

とにかく「カワイイ」ことを徹底して追求したそうで、同車の開発には三井化学や帝人といった大手企業に加え、楽器メーカーのローランドも参画するなど、異色のコラボとなっています。

<rimOnOのスペック>

・全長2.2m×全幅1.0m×全高1.3mとコンパクト
・大人2人乗り(または大人1人と子供2人)
・着せ替え可能な「布製ボディ」
・交換式のカセット型バッテリー「e-cell」
・目標車重200kg以下(軽量樹脂を活用)
・最高速45km/h(欧州L6e規格に準拠)
・航続距離50km(目標)

プロジェクトを立ち上げたリモノ社の伊藤社長は、京都大学大学院工学部を卒業後、経産省に入省。「EV、PHEVタウン構想」や省エネ住宅「スマートハウス」の政策を担当していたキャリア官僚。

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また、同車のデザインを担当した根津取締役は、トヨタ時代にパーソナルモビリティ「i-Unit」や、子供でも乗れるEV「カマッテ」のデザインを担当した人物。

そんな二人が出合ったのは2014年の2月頃で、その後約2年をかけてプロトタイプ製作に漕ぎ着けたそうです。

ちなみに「リモノ」社のネーミングは「乗り物」から「の」を取って命名したもので、従業員は42名、同車の開発には10名が関わっているそうです。

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伊藤社長は高齢化社会に対応したコンパクトシティには小型でスローな乗り物が必要であり、街中の細い道を前提に開発したといいます。

ボディ表面は耐光性・防水性・耐火性を持つポリエステル繊維を採用、裏面にはウレタンフォームが入っており、着せ替えにより、色やデザインの変更が可能。

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詳細設計やプロトタイプ製作には自動車部品の設計・開発を手掛ける愛知県名古屋市の「ドリームスデザイン」が協力しており、その他にも帝人フロンティアがボディ表皮を、三井化学がボディー・シートの樹脂製骨格部材を提供、ローランドがEV用の走行サウンドを製作しています。

同社では2017年の夏頃までに市販用モデルを作り、販売を予定しているそうです。

ただ、国土交通省における「超小型モビリティ」の実証実検が過去6年間に渡って行われているものの、法整備が未だに進んでいないのが実情。

一方の小型車先進地域のヨーロッパでは「欧州L6e」という規格が有り、原付免許で運転できる定員2名のマイクロEVの販売が可能ですが、日本では認められていません。

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フランス、イタリア、スペインなどでは既に2人乗りの量産車が街中を走っており、日本もオープンカフェが立ち並ぶ中、歩行者と共栄共存できる「社会に優しいクルマ」の先進国になれる可能性も。

伊藤社長は元キャリア官僚というバックグランドを活用して「日本版L6e」の実現を呼び掛けているそうです。

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同社はまずミニカー規格に適合した1人乗り仕様で発売するそうで、近い将来、日本版L6e規定が誕生すれば、月産1000台を目指し、車両価格40万円を実現したいとしています。

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リモノ社ではもっと多くの人たちが気軽に移動できることが、社会全体に「やさしい」と考えており、超小型モビリティの要件では不十分で、欧州に倣った「日本版L6e」の導入を切望しており、今後の動きが注目されます。

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ジープ・コンパスの限定車はオリジナル自転車付き!

2.0リッターエンジンにCVTを組み合わせた、前輪駆動の日本向きコンパクトSUV「ジープ・コンパス スポーツ」に、限定100台の特別仕様車『Jeep Compass Black Edition』が登場です。

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2016年6月11日から発売される、この限定車のメーカー希望小売価格は、ベースモデルに対して約16万円アップの324万円(税込)。

それでいながら、ダイヤトーンサウンドナビやリヤビューカメラ、そしてオリジナルファットバイク(20インチ自転車)といったアイテムが特別装備されるお買い得な仕様といえそうです。

販売台数は限定100台、ボディカラーの内訳はブラック:50台、ブライトホワイト:40台、グラナイトクリスタルメタリック:10台となっています。

(山本晋也)

珊瑚にちなんだ専用色のフィアット500を限定販売

フィアット500に、珊瑚にちなんだ特別なレッドカラーをまとった、限定100台の特別仕様車「フィアット500コラーロ」が誕生します。

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イタリア語で珊瑚を意味するコラーロという車名の通り、鮮やかな珊瑚をイメージした限定車専用色となるコーラルレッドのボディカラーとなっているのが特徴。ベースは、1.2リッターエンジンを積む1.2ラウンジ・グレードで、15インチアルミホイールも装着されています。

なお「フィアット500コラーロ」については、売上の一部を石垣島周辺沿岸域にてサンゴ礁の再生活動を行う特定非営利法人アクアプラネットに寄付。限定台数に合わせて、100本のサンゴの苗の植え付けを行なう予定ということです。

メーカー希望小売価格は231万1200円(税込)、2016年6月11日から発売となります。

(山本晋也)

VW新型クロスオーバーSUV、「タイグン」試作車を初捕捉!

フォルクスワーゲンが2012年のサンパウロモーターショーで公開した新型コンパクトSUV『タイグン』。市販モデルと思われる試作車を初めて捕捉に成功しました。

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このプロトタイプはまだ「ゴルフ」のミュールボディのため、市販モデルの詳細は不明ですが、関係者の話によれば、エクステリアデザインには、「タイグン」より2016年ジュネーブモーターショーで公開された「Tクロス ブリーズ」のデザイン影響を強く受けると噂されています。

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次期型「POLO」ベースで開発が進んでおり、同じ「MQB」モジュラープラットフォームが採用され、パワートレインには1リットル直列4気筒DOHCインタークーラー付きターボエンジンが搭載されるとも伝えられています。

また、この市販モデルのワールドプレミアは2017年秋頃の可能性が高い事も分かりました。

(APOLLO)

「DS」のトンがったオリジナリティは「女神」レベル

去年の東京モーターショーで「シトロエン」から独立した「DS」ブランドになったことを日本でも発表しました。
「シトロエン」はオリジナリティ溢れるブランドですが、それに加えてラグジュアリー&カッコよさ&華やかさが加わったのが「DS」です。なのでズバリ、めちゃめちゃトンがってます!

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「DS」といえば私は去年、パリに取材で行った際に、「DS」のイベントに遭遇しました。
ちょうどその日は、60年前に「DS」がパリモーターショーでお披露目された日。
つまり、「DS」の誕生日だったのです。
さらに、たまたまその時に私が乗っていたのは「DS 5」の60周年記念の限定車「DS 5エディション1955」のディーゼルモデル。正にアメイジングなタイミングで新旧の‘ご対面’となりました。エッフェル塔をバックに、2台並べた写真が撮れるという幸運…。
もちろんこの時に遭遇した日本人は、私を含めて編集部、カメラマンさんの3人のみ。
本当に貴重な体験でした!

そんなDSのイッキ乗り試乗会が開催されました。

ラインアップはカラーバリエーションが豊富な「DS3」。そのオープンバージョン「DSカブリオ」、4ドアクーペの「DS4」とそのSUVタイプの「DS4 クロスバック」。
そしてDSのフラッグシップモデルの「DS5」。

この日私が試乗したのはオランジュトリマリンの「DS4 クロスバック」、ノアール ペルラネアの「DS5 シックレザーパッケージ」、ボディが白、ルーフがエメラルドの「DS3 シックDS LED ヴィジョンパッケージ」 の3台。
どれもそれぞれ個性が強くて面白いのですが、中でも印象に残ったのは「DS3」は個性的なボディカラーのコンビネーション。「クリオレ」というシートの色は茶色がかった黒で、夏でも暑苦しくない絶妙カラー。
「DS4 クロスバック」のオリジナリティ溢れまくりの後席ドア。窓ガラスがなんとも言えない独特なデザインのため、窓ガラスの開閉をあきらめて、‘はめ殺し’(窓が開かないこと)にしたという潔さには脱帽です。

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(吉田 由美)

BMWが2日間乗り放題!? モニターキャンペーンを開催!

ツーリングに行きたくなるこの季節。外にいるだけで心地が良い気温です。

そんな絶好のツーリング日和に、憧れのBMWを乗り回せるキャンペーンが開催されます!しかも2日間も!


今回のキャンペーンで乗ることができる車両はBMWの人気モデルF700 GSF800 GSS1000 XRC650 SportC650 GTの5車種です。

どれも今注目しておきたい車種ばかり!

しかもどこかの会場での試乗ではなく、2日間自分の思うように乗り回せてしまうというのだからこれは応募するしかありませんね。

しかしさすがに応募者全員が乗れる!というわけではありません。抽選で選ばれた5名が2日間のモニターに選ばれます。

応募したけど惜しくも抽選から外れてしまった方にもステキなBMW Motorradグッズが貰えるチャンスがあります。

■GS TrophyイベントTシャツ

こちらのTシャツを応募者の中から抽選100名様にプレゼント!今年のイベントでしか手に入らないオリジナルTシャツです。

ただ今、絶賛応募受付中となっています!

応募ページ:BMWと行く2日間のモニタープレゼント!

ぜひこのチャンスを生かして憧れのバイクを乗り回してみましょう!

(ライター:佐藤 快/Moto Be バイクの遊び方を提案するWEBマガジン

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ポルシェ・カイエン「プラチナエディション」は、RSスパイダーデザインの20インチホイールを装着

6月2日から予約受注が開始されたポルシェ・カイエン「プラチナエディション」。

この車名は、限られた期間にのみ販売する厳選されたモデルシリーズに使用されるものだそうですが、販売期間はとくにアナウンスされていません。

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外観で目を惹くのは、よりワイドなホイールアーチに収まるRSスパイダーデザインの大径20インチアルミホール。

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ボディカラーはブラックとホワイトのソリッドカラー仕上げが標準で、「ジェットブラックメタリック」、「パープライトメタリック」、「マホガニーメタリック」、「キャララホ ワイトメタリック」、「ロジウムシルバーメタリック」をオプションで設定。

よりワイドになったホイールアーチもボディ同色になる「ハイグロスエクステリアパッケージ」も用意されています。

インテリアでは、8ウェイの電動調節機能が組み込まれたレザースポーツシートをはじめ、アルカンターラ仕上げのセンターパネル、全席のヘッドレストにあしらわれた「ポルシェ クレスト」が見どころ。

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装備では「ポルシェ・ダイナミック・ライトシステム(PDLS)」内蔵のバイキセノンヘッドライト、「パワーステアリング・プラス」、「パークアシストシステム(前後)」などが標準化されていて、「パークアシストシステム」は、障害物までの距離や前後の他の車両の存在を警告音で知らせるだけではなく、周囲の様子を中央のディスプレイに表示。

さらに、ドアミラーとインテリアミラーに自動防眩機能が標準装備されているほか、後部座席の乗員のプライバシーを確保する濃色プライバシーガラスも標準となっています。

そのほか、標準装備となる「Platinum Edition」ロゴ入り「ステンレススチール・ドアエントリーガード」をはじめ、「カイエンS E-ハイブリッド プラチナエディション」には、「イルミネーテッド・ドアエントリーガード」がモデル名ロゴをテラス演出も用意。

よりハイグレードな標準装備として、プラチナエディションモデルには、オンラインナビゲーション、およびBOSE製サウンドシステムを含む最新の「ポルシェ・コミュニケーション・マネージメントシステム(PCM)」を装備。ダッシュボードには、美しいアナログ時計が配置されています。

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価格は「カイエン プラチナエディション」が944万円、「カイエンS E-ハイブリッド プラチナエディション」が1257万円です。

(塚田勝弘)

数少ない国産5ナンバーワゴンの日産ウイングロードが一部仕様変更

急激に数を減らしている国産ステーションワゴン。

5ナンバー系では、ホンダ・シャトル、トヨタ・カローラフィールダー、そして日産ウイングロードがありますが、ウイングロードの販売台数は月300台に満たないようで、残念ながらその存在感は年々薄くなっています。

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6月1日に一部改良を受けたウイングロードは、全車にリヤヒーターダクト、ヒーター付ドアミラー、スチール製リヤワイパーを標準装備し、使い勝手を向上させています。

なお、価格帯は167万6160円〜206万8200円で、約2万1000円高となっています。

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また、オーテックジャパンも今回の一部改良を受けて「ライダー」とライフケアビークルの「アンシャンテ」の仕様を一部変更。

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ベースモデルと同様に全車にリヤヒーターダクト、ヒーター付ドアミラー、スチール製リヤワイパーを標準装備。価格はライダーが237万6000円、アンシャンテ(助手席スライドアップシート)が235万9800円〜252万7200円です。

(塚田勝弘)

トヨタ自動車の4月生産、地震の影響で国内生産18.8%減!

トヨタ自動車が発表した4月の世界生産台数は、66.9万台(前年同月比6.2%減)。うち国内生産台数は20.1万台(18.8%減)と、2ヶ月ぶりに前年実績を下回りました。

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これは熊本地震でグループの部品工場が被災、ドア部品の供給が滞ったことを受け、国内の大部分の車両組立工場を一時停止した影響によるもの。

4月18日に九州工場で生産を停止して以降、愛知県の他工場も19日から段階的に停止、25日から順次生産を再開したものの、地震による減産は約8万台に上った模様。

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この影響で輸出も12.7万台(14.5%減)と落ち込んでいます。

一方、海外生産は中南米・欧州・アフリカで増加、46.8万台(前年同月比0.5%増)と3ヶ月連続で前年実績を上回っています。

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年初からの累計生産台数では世界生産が288.8万台(1.5%減)で、うち国内生産が100.6万台(5.9%減)、海外生産が188.2万台(1.1%増)となっており、5月以降の生産状況が注目されます。

Avanti Yasunori ・画像:トヨタ自動車)

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専用色「タンザナイト・ブルー」が輝く「BMW 330e Celebration Edition」は100台限定

BMW3シリーズに追加されたプラグインハイブリッド(PHV)の「BMW 330e」は、554万円〜599万円という価格設定で、CクラスのPHVは「C350eアバンギャルド」のみで、707万円という価格になっています。

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長年のライバルである3シリーズとCクラス、PHVで戦略が分かれたのは興味深いですが、「BMW 330e」は120km/hまでの速度域で最長36.8kmまでEV走行が可能。「C350eアバンギャルド」は、最長28.6km、最高130km/hまでのモーター走行に対応するとしています。もちろん上記数値はカタログ値なので、実走行では半分から7割程度に減ると思われます。

BMW100周年記念モデルが続々と登場していますが、7月9日から100台限定で発売される「BMW 330e Celebration Edition(セレブレーション・エディション)」は、最上級グレードの「BMW 330e Luxury(ラグジュアリー)」がベース。

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BMWのブルーとホワイトの世界観が表現されたエンブレムがありますが、同限定車はオプションプログラムの「BMW Individual(インディビデュアル)」による最高品質のボディカラーとレザーインテリアで表現されているのが特徴です。

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同エンブレムは、プロペラをモチーフにして、バイエルンの白い雲と青い空をイメージしたとされています。「青い空」をイメージしたブルーをテーマにした同限定車の外観は、特殊な顔料が生み出す色彩の変化が特徴的な「BMW Individual」のカラーの中から、角度や光の当たり方によってダークブルーの色調の中に微細なターコイズが輝いているかのような煌めきを放つという「タンザナイト・ブルー」が採用されています。

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また、質感の高さを感じさせる19インチの「BMW Individual」アルミホイールが足元を引き締めています。

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一方のインテリアは、ホワイトの世界観が表現されていて最高品質の牛革のみを使用し、手作業によるレザー本来の滑らかな手触りと自然な風合いを実現したという「BMW Individualレザー・メリノ・インテリア・プログラム」からオパール・ホワイト色の「メリノ・レザー・シート」をチョイス。

さらに、ピアノの製作工程と同様のピアノラッカー技術が採用されている「BMW Individualピアノ・フィニシュ・ブラック・インテリア・トリム」、「レザー・フィニッシュ・ダッシュボード」との組み合わせも鮮烈な印象を与えます。

100台限定の「BMW 330e Celebration Edition」の価格は678万円で、ベース車よりも約80万円高という設定です。

(塚田勝弘)

「BMW 225 xe アクティブ ツアラー」は買いか? 欧州メーカーがPHVを導入するワケは?

BMW 2シリーズに追加されたプラグインハイブリッド「BMW 225 xe アクティブ ツアラー」。

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最近は、BMWだけでなくメルセデス・ベンツやVWグループ(フォルクワーゲン、アウディ、ポルシェ)、ボルボなど欧州系メーカーのプラグインハイブリッド(PHV)攻勢が続いていますが、欧州メーカーがこぞってPHVを投入するのは、燃費向上はもちろん、最大の理由はEUで2021年に待ち構えているC02排出量95g/km(メーカーの平均値)という壁。

アメリカのZEV規制をクリアできずにクレジットを購入するのも避けたいところでしょうが、お膝元で罰金を払うのも避けたいところでしょう。

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そう考えると、メルセデス・ベンツがPHVを2017年までに10モデルを、BMWが7シリーズに追加することで2016年中に全5モデルを日本導入し、ボルボが今後、全モデルにPHVを導入するとアナウンスしていることも理解できます。

なにせ、EUでは充電してEV走行した分はCO2排出量がカウントされませんから、PHVはCO2削減の有効な切り札になりえます。

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さて、メルセデス・ベンツBクラスの対抗馬として登場させたはずのBMW 2シリーズ アクティブ ツアラーは、コンパクトなボディサイズでも4人家族がゆったり過ごせるキャビンや使い勝手のいい荷室などを備えています。

なんだか日本車が得意とする使い勝手を備えている気がしますが、そこに誰が見てもBMWと分かるデザイン(ブランド力)と、前輪駆動でもBMWらしい走りが味わえるのが人気の理由でしょう。

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プラグインハイブリッドの「225xe アクティブツアラー」は、モーター走行のみで最大42.4km走行可能(EV走行換算距離/JC08モード)で、最高速度は125km/h(ヨーロッパ仕様車値)。電気モーター走行時は後輪駆動になります。

ゴルフGTEの53.1km(アウディA3スポーツバック e-tronは52.8km)には及びませんし、JC08モードなので実走行では5〜7割くらいに減るかもしれません。それでも近所の買い物や駅までの送迎程度なら充電した電気でまかなえるのではないでしょうか。

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価格は「225xe アクティブ ツアラー Luxury」が488万円、「225xe アクティブ ツアラー M Sport」が509万円。もちろん、自動車取得税、重量税が免税になり、翌年度の自動車税も75%減税となります。

なお、1.5Lターボ搭載車が342万円〜、2.0Lのディーゼルターボ363万円〜という値付けですから、アクティブ ツアラーの居住性や使い勝手を享受すればいい、というのであればわざわざPHVに手を出す必要はないかもしれません。

ただし、2.0Lガソリンターボで4WDの「225i xDrive アクティブツアラー M Sport」は504万円という設定で、カタログ燃費は14.6km/L。

一方、PHVの「225xe アクティブ ツアラー 」のハイブリッド燃費は17.6km/L。充電分のEV走行を別にしても燃費面ではPHVの「225xe」の優位が目を惹きます。

(文/塚田勝弘・写真/前田惠介)

WRX STIがクラス2連覇!今年も恵比寿でファンと感動の瞬間を共有!【ニュルブルクリンク24時間レース】

ニュルブルクリンク24時間レースが5月28日と29日の2日間にわたり開催されました。

今年もスバルはWRX STIでSP3Tクラスに参戦。2008年から続くスバルのニュルブルクリンク24時間レースへのチャレンジは初参戦から毎年欠かさず参戦し、今年で9回目となります。

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昨年も東京・渋谷にある富士重工業本社ビル内にあるショールーム「スバル スタースクエア」にてパブリックビューイングが開催され、クラス優勝奪還の瞬間をクリッカーでも紹介しました。

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今年のニュルブルクリンク24時間レースはスバルにとって、レース開催前から波乱続きでした。

3月22日に富士スピードウェイで行われたシェイクダウンテストでは、午後のテスト走行の際にクラッシュ。山内選手は肋骨にひびが入るけがを負い、マシンも深刻なダメージを受けました。

当初はニュル24時間レースの前哨戦ともいえるVLN(ニュルブルクリンク耐久レース)への参戦はおろか、ニュル24時間レースそのものへの参戦も危ぶまれましたが、急ピッチでマシンを製作。5月14日に開催されたVLN第3戦へも出場し、見事クラス2位を獲得しました。

VLNでの結果から、ニュル24時間レースへの期待も高まりました。

しかし、VLNでクラス首位を獲得したのは最大のライバルともいえるアウディTT。もちろん24時間レースにも参戦することもあり、ファンも気が抜けない状況で5月27日の予選を迎えました。

VLN Langstreckenmeisterschaft Nuerburgring 2016, 58. ADAC ACAS H&R-Cup

予選でもクラス2位という結果で、期待と不安が入り交じり、ファンの気持ちは決勝での走りに集中します。

REPLAY

決勝レースは28日22時30分(日本時間)スタート!開始早々45分で激しい降雨に見舞われ赤旗中断。アレンベルクと呼ばれるコーナーでは次々とマシンがスピンやクラッシュするも、WRX STIはカルロ・ヴァンダム選手のドライブで、グラベル上でクラッシュしていたマシンを回避!

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ツイッターなどでは「カルロ神回避!」といったツイートが飛び交い、USTREAM配信などでも神がかり的な回避が何度もリピートされ、多くのスバルファンが歓喜しました。

レースは赤旗中断後も雨に見舞われていましたが、スバルが誇るシンメトリカルAWDが威力を発揮!山内英輝選手のアタックでライバルアウディTT RS 2.0を上回るラップタイムを重ね、ついにクラストップに躍り出ます。

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その後は安定したペースでスティントを重ね、じりじりと2位以下を引き離していきます。残り3時間を切るころ、エビススバルビルにはパブリックビューイング参加者が続々と集まり始めます。

このイベントに参加するファンは、イベント開始前からスマホなどでレースの様子をしっかりチェックしている方が多く見受けられました。

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そして、午後8時からニュル24時間レースでも長きにわたりスバルチームのドライバーとして活躍した吉田寿博選手をゲストに迎えスバルのイベントMCとしてお馴染みの濱田恵梨子さんとともに、トークショーがスタートしました。

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昨年のパブリックビューイングでも吉田選手の解説がおこなわれましたが、やはり実際にニュル24時間レースに参戦したドライバーのトークは現地での様子や休憩時間の話など、スバルチームにいたからこそわかる裏話は実に面白く、大画面の中継とともに実際にその場にいるような感覚になります。

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パブリックビューイング中は吉田選手の解説のほか、来場者からの質問を受けるコーナーも設けられ、過酷な24時間を乗り切るための技なども飛び出しました。

また、現地とネット回線を使いレーシングドライバーの松田晃司選手のレポートや山内選手の生の声が届けられ、モニター越しに会場のファンからエールが送られました。

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そして待ちに待ったゴールの瞬間!会場では来場者が一斉にクラッカーで祝福!日本にいるファンとニュルブルクリンクがひとつになった瞬間でもありました。

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昨年、男泣きを見せた山内選手は、事前に今年は泣きません!といっていたものの、シェイクダウンテストでのクラッシュというアクシデントから見事連覇を成し遂げたこともあり、感極まっていた模様。

予定を変更し、地元でもあるマセール選手にアンカーを譲ったものの、結局男泣きしてしまう山内選手のレースに懸ける思いが強く伝わりました。

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イベントの方は、締めくくりに豪華賞品を懸けたじゃんけん大会を開催。連覇の感動とともに、賞品をゲットした参加者は、一層忘れられないレースとなったことでしょう。

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解説を担当した吉田選手によると「連覇できたことが率直に嬉しいです。スバルファンとみんなが一つになって優勝を祝おう!というイベントは大事なことだと思います。スバルのユーザーやファンとともにコミュニケーションのとれるイベントがいろいろ開催できるよう、スバルの方へも提案していきたいと思います。たとえば山内選手などを迎えて凱旋ツアーなんかもいいですよね!」と語りました。

また、勝因については「個人的にはチームが強くなったことだと思います。やるべきことが明確になり、粗削りながらもディーラーメカニックさんをはじめチームが自信をもってレースに挑んでいたことが結果に結びついたと思います。まだまだスバルチームは強くなると思います!」と語りました。

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来年はいよいよ悲願の3連覇を目指し、スバルチームにはより強く、より心をひとつに勝利を目指してほしいと感じました。

(井元 貴幸)

メルセデス・ベンツ Sクラス、改良型のインパネが露出!

メルセデス・ベンツの旗艦サルーン『Sクラス セダン』改良型、今度はインパネの撮影に成功しました。

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インパネはウィンターテストでも撮影に成功していましたが、その時はまだ現行モデルを流用していたようで、新たに捉えた画像には新型3本スポーク・ステアリングホイールやフラットになったコンソールボックスなどを見ることができます。

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刷新されるヘッドライトには、新デイタイムランニングライトを備えた「マルチビームLEDヘッドライト」を装備し、フロントバンパー、エアインテーク、及びリアバンパーなどがリフレッシュされるようです。

パワートレインには、往来のV型6気筒から新開発直列6気筒へ進化するほか、「Eクラス」にも搭載されている、2リットル直列4気筒ターボなどもラインナップされる可能性が高いようです。

ワールドプレミアは、早ければ2016年3月のジュネーブモーターショーが有力視されています。

(APOLLO)

ルノー・ルーテシア、改良型でメガーヌ風フロントマスクに!?

ルノーのコンパクトハッチバック『クリオ』(日本名ルーテシア)の改良型プロトタイプを捕捉しました。

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改良新型は「Cシェイプ ランニングデイライト」を装備する新ヘッドライトに「メガーヌ」風グリルにリデザインされるようで、リアコンビランプ、バンパー、ホイールなど、エクステリアだけで10箇所以上のリフレッシュがなされるほか、インフォテインメントシステムや室内細部のアップロードもされるという情報です。

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パワートレインはキャリーオーバーされる可能性が高く、このフェイスリフトではエクステリアの改良がメインとなります。

ワールドプレミアは2016年10月のパリモーターショーになりそうです。

(APOLLO)

JAFの調査で判明した「自動ブレーキ」に対する誤解とは?

近年、軽自動車も含めて装備が進む「自動ブレーキ」。

ニュースやCMで頻繁に登場することもあり、「ぶつからないクルマ」とともに、衝突回避に向けた技術として認識が高まっています。

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JAFが全国のドライバー35,614名を対象にしたオンライン調査でも97.3%がその存在を「知っている」と回答したそうです。

しかし、その中の約半数のドライバーが「ぶつからないよう、勝手にブレーキをかけてくれる装置」と誤解しているとして警鐘を鳴らしています。

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「自動ブレーキ」は、正しくは「衝突被害軽減ブレーキ」。その名が示すとおり、ドライバーに警告音で危険を知らせることで減速を促し、それでも反応が無い場合に強制的にブレーキングして衝突を回避、または衝突被害を最小限に軽減する装置。

ドライバーの認知ミスを補完する装置に過ぎず、将来に向けて研究が進みつつある「自動運転車」が装備しているような物とは本質的に異なります。

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もっとも、遠方まで障害物を検知できる「ミリ波レーダー」や「カメラ」などのセンサーと「クルーズコントロール」の組み合せにより、前走車との車間距離を常に一定に保ちながら全車速で追従走行できる車種も存在します。

「自動ブレーキ」と言ってもその性能は様々であり、特に軽自動車ではコストの関係で比較的安価な「レーザーセンサー(赤外線)」を使っているケースがほとんど。

軽自動車にも遠方まで検知できる「ステレオカメラ」装着モデルが登場していますが、中には「レーザーセンサー」を「レーザーレーダー」と謳っているケースも見受けられ、消費者としてはあらかじめその性能をよく理解しておく必要があります。

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また「自動ブレーキ」が機能する速度域についても、30km/h以下、もしくは50km/h以下と、動作速度域が限定されているシステムもあります。さらに、天候や道路状況によってもシステムが十分に作動しない場合もあります。

システムは日々進化を続けていますが、ドライバーは決して過信せず、安全運転を心がけることが重要です。

Avanti Yasunori ・画像:JAF)

【関連記事】

政府が交通事故死者数削減で自動ブレーキ装備義務化を検討
http://clicccar.com/2016/03/04/358028/

マツダ・CX-3が「新・安全性能総合評価ファイブスター賞」を最高得点で獲得

外野から見ていると「出来は凄くいいのに、それほど売れていない」と感じてしまう、マツダ・CX-3。

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BセグメントをベースとしたコンパクトSUVの売れ行きを見てみると、2016年1月のCX-3は2915台で24位、ホンダ・ヴェゼルは5584台で10位にランクインしています(自販連の新車乗用車販売台数月別ランキングより)。なお、2月はヴェゼルが7035台で8位、CX-3は3247台で24位に位置しています。

CX-3が苦戦しているように思えるのは、クリーンディーゼルのみという思い切った戦略、そしてマイナーチェンジでさらにデミオの完成度が高くなったこと、やや割高に感じられる価格設定(ディーゼルのみということもあるでしょう)などが考えられます。

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一方のライバル、ホンダ・ヴェゼルはフィット譲りの広い後席や荷室、ハイブリッドを擁する点も売れ行きに貢献しているかもしれません。

しかし、CX-3も「出来の良さ」に由来する「安全性の高さ」が高い評価を得ています。

マツダの「SKYACTIV(スカイアクティブ)」というとクリーンディーゼルエンジンなどを思い浮かべる人が多いと思いますが、ボディやシャーシなども含めた新しいモノ作りの総称ともいえるもの。

その軽量・高剛性の安全ボディ「SKYACTIV-BODY」を採用したCX-3が、平成27年度のJNCAP(Japan New Car Assessment Program)自動車アセスメントにおいて、同年度最高得点で「新・安全性能総合評価ファイブスター賞」を受賞しました。

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「JNCAP自動車アセスメント」における「新・安全性能総合評価」は、衝突時の乗員保護性能や歩行者保護性能などについて5段階で評価されるもので、今回の「新・安全性能総合評価」においてCX-3は平成27年度にテストされた全銘柄、全クラス対象11車種の中において最高得点でファイブスター賞を受賞。

なお、眞鍋かをりさんもゲストとして登場し、主査の冨山道雄氏にトロフィーが手渡されています。

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なお、同賞についてマツダでは、平成24年度にCX-5で、平成25年度にアテンザで、平成26年度はデミオとアクセラが、いずれも好成績で受賞しており、マツダの「SKYACTIV-BODY」を採用した新世代マツダ車の大きな訴求点となっています。

(塚田勝弘)

「4気筒になった新型ボクスターは興味ない」と強がる初代オーナーの戯言

言っておくけど全然興味ないからね。欲しくもないからね。6気筒じゃなくて4気筒ターボのポルシェ・ボクスターなんて。

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だいたい、昔はともかく今どきのポルシェのスポーツカーといえば6気筒というのはお約束。なのに、『718ボクスター』とネーミングまで変更した新型ボクスターのエンジンは全車4気筒ターボ。

いや別にいいんですよ4気筒ターボでも、SUVとかセダンなら。だけど燃費対策だかなんだか知らないけど、ポルシェのスポーツカーに6気筒じゃなくて4気筒っていうのはどうなんですかね。

効率がいい? 昔はポルシェにも4気筒のスポーツカーがあった? 今じゃWECのマシン(昨年はル・マン24耐で1-2フィニッシュ!)もエンジンは4気筒? 何を言っているんだかさっぱりわからないなあ(本当はわかるけど)。

わかってますよー。6気筒から4気筒になって排気量が落ちてもターボのドーピングでパワーが上がっているのは。

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「ボクスター」は先代比35ps/100Nmアップの300ps/380Nm、「ボクスターS」は先代比35ps/60Nmアップで350ps/420Nm。

ちなみに僕が持っている14年落ちの986型は……「ボクスターS」なのに252ps/305Nm。あれれれれ……でもボクスターといえばやっぱり6気筒でしょ。ターボが付いているからってねぇ。

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さて、話をデザインに移しましょうかね。最新の「718ボクスター」は、パッと見たところ先代と前後バンパーやライトなど細部しか変わっていないように見えるけど、実はボンネットフードとフロントウインドウ、そしてソフトトップ以外はすべて新設計なのだとか。これは心の底からカッコいいと思うから許す!

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またナビ関係はオプションで通信機能付きにも発展できる「ポルシェ・コミュニケーションマネージメントシステム(PCM)」を採用。iPhoneとの連携も便利そうだから文句ないや。

価格は、ベーシックな「718ボクスター」の6速MT車が658万円、7速PDKだと710万4000円。高性能版「718ボクスターS」はそれぞれ852万円/904万4000円。

ちなみにクローズド版である「718ケイマン」の価格も発表されているけれど、新型からボクスターとケイマンの相対的な価格が逆転したことには驚かずにはいられない。

これまでケイマンは「ボクスターより高価」だったけど、新型は約40万円安いんだからね。まあ、買うにしても(無理しても)中古にしか手が届かない僕にはあんまり関係ないか。

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というわけで、独断と偏見でチェックしてみた新型「718ボクスター」。

新車は買えない初代ボクスターオーナーとして確実に言えるのは「4気筒ターボなんて興味ないさ!悔しくなんかないよ」と強がるしかないってこと。

だって、乗れば「これ、イイ!」って感じることが、乗らなくたって想像できるんだから。

そもそもポルシェはスペックではなく、そのドライブフィーリングが大事。気筒数じゃなくて、その仕上がりが重要なんですから。懸念の4気筒エンジンだって、マカンの仕上がりを見ればスポーティ感が失われているはずないし。

ああ、はやく乗ってみたい!

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以上、初代ボクスターオーナーの戯言でした。

(工藤貴宏)

5月の軽自動車販売台数発表。燃費不正問題で三菱自動車75%減、日産77%減、スズキ15%減。ダイハツ、ホンダは増加

三菱自動車などの燃費不正は自動車業界のみならず社会問題になっていますが、この問題に関係するメーカーは大きく販売台数を減らしていることが全国軽自動車協会連合会(全軽自協)の発表で明らかになりました。

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全軽自協が発表した軽自動車の5月販売台数によると、貨物車と乗用車を合わせた軽自動車全体で、「eKワゴン」などの販売停止に追い込まれた三菱自動車は全年同月比75.0%減の912台に激減しました。

また、三菱自動車からOEM供給されていた「デイズ」などの販売を停止した日産は、76.8%減の3105台に大幅減少しました。

5月18日に燃費データの不正を公表したスズキは、15.4%減の3万8094台に販売台数を減らしています。

一方、燃費不正問題とは無関係のメーカーは、ダイハツが5.4%増、ホンダが3.8%増と、ライバルの苦境を尻目に販売を伸ばしています。

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軽四輪乗用車に限った5月の販売台数では、三菱自動車は前年同月比97.2%減の僅か74台、日産は94.6%減の593台に激減しました。スズキも21.1%減の結果になりました。

これら3社と比べて、ダイハツは7.1%増、ホンダは11.4%増と販売台数を大幅に増加させていることが分かります。

今回発表の5月軽自動車販売台数を見れば、世間を敵に回すような内向きの企業体質では、いくら名門企業といえども、今の時代はやっていけないことが明らかになった、といえそうです。

報道発表:2016年5月軽四輪車新車販売速報(一般社団法人全国軽自動車協会連合会)

(山内 博・画像:全軽自協)

【モーターファンズイヤー】レーシングオン特注ミニカーの予約がスタート

レーシングオンは今年で30周年を迎え、アニバーサリーイヤーを祝う企画としてレジン製ミニカーの世界的ブランド「スパーク」の全面協力の下完成した、「Racing on 特注 1/43 ロータス100T 1988年日本GP 中嶋悟」の予約販売の受付がスタートしました。

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購入方法

通信販売:8月8日(月)18:00までにWebで予約申し込み。

上記期間中に「AUTOSPORT web SHOP」へアクセスして予約ページから”氏名”と”メールアドレス”を登録しエントリー。申し込み者が販売数量を上回った場合は8月8日以降抽選を行ない、当選者に通知いたします。当選メールが届いたら送付先情報を記入し返信。梱包が完了次第、代引き発送いたします。
※おひとり様一個限り。登録アドレス及び氏名が重複するなど同一人物と判断された場合、2件目以降のエントリーは無効となります。発送・支払い方法は代金引換便のみです(玄関口で運送業者にお支払い下さい)。
通信販売価格は9,400円+送料540円+代引手数料324円(各税込)となっています。
※こちらのミニカーは限定品となっており、お申込みが販売数量を上回った場合は抽選となります。

Racing on特注 1/43 ロータス100T 1988年日本GP 中嶋悟 予約販売サイト(AUTOSPORT web SHOP)

直売:8月6日〜7日に富士スピードウェイで開催される「SUPER GT 第5戦」会場内

富士スピードウェイ(グランドスタンド裏)・三栄書房出店ブースにて直売を行ないします。各日25個ずつの限定数量販売で、朝のゲートオープン時よりブースにて整理券を配布します。販売価格は9400円(税込)です。

イベント詳細はSUPER GT 公式ホームページ

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テスラ対策!? 日産がリーフに続いてe-NV200を値下げ

発表1週間で約32万台という先行予約を受けたというテスラ・モデル3のインパクトは大きなものがあります。

しかも米国での価格は3万5000ドル〜ということで、1ドル110円で換算すると385万円。移送費や諸経費を入れると多少高くなるとはいえ、日本での売れ行きも気になるところ。

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テスラが登場するまでピュアEV市場をリードしてきた日産は、2016年1月にようやく? 20万台に達する見込みというリリースを出しています。

テスラが凄いのか、日産の踏ん張りをもっと期待しなくてはならないのか分かりませんが、テスラの店舗に行列(日米ともに)ができた写真を見ると前者のような気がします。

登場以来、リーフは度重なる値下げをしてきましたが、今回は商用バンである「e-NV200」の値下げを実施しました。

同モデルは室内の広さや多用途性、EVならではの滑らかな加速性や高い静粛性が好評なだけでなく、最大1,500Wの電力を供給するパワープラグは、電源が無い屋外での電源供給が可能となり、走る蓄電池などの利点があります。

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あくまで個人的な印象ですが、「e-NV200」を街中で見かけることは多いとはいえず、さらに商用ではない乗用ニーズとして使っているケースも多いとは言えなそうです。

今回の価格改定では、ユーザーの裾野を広くするべく価格が見直され、全グレードにおいて価格を値下げ。

国の購入補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進対策費補助金)26万4000円を利用すれば、303万円〜という設定になります。なお、補助金をのぞく価格帯は、329万4000円〜476万7120円です。

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日産によると、全国で約2万3000基を超えた充電インフラが設置完了していて、充電のしやすさもアピールしていますが、サービスエリアや空港の駐車場などの充電ニーズが多い場所でPHVが充電していてピュアEV(主にリーフ)が充電できない、という問題も出てきています。

充電可能な新型プリウスPHVの販売開始も控えており、車両価格の値下げだけでなく充電インフラの拡充もEVの普及にとっては重要な課題になってきているようです。

(塚田勝弘)

ソーラー充電システムを搭載した新型プリウスPHV日本仕様を初公開

次のプリウスはPHV(プラグインハイブリッド)にしよう! とお考えの方もいるかもしれません。ニューヨークオートショーで披露された新型プリウスPHV(プリウス・プライム)の日本仕様は、2016年秋にも発売予定とアナウンスされています。

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先日開催された「人とくるまのテクノロジー展2016」では、新型プリウスのカットモデルや試乗体験が可能でしたが、残念ながら新型プリウスPHVの出展はありませんでした。

急速充電に対応するという(約20分で80%まで充電可能)新型プリウスPHV。いよいよ注目の日本仕様が公開されます。

お披露目の場は6月15日から17日までの3日間、東京ビッグサイトで開催される「スマートコミュニティJapan 2016」。

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展示されるプリウスPHVには、先進装備として車両のルーフにソーラー充電システム(日本、欧州仕様のみ)が搭載されているほか、進化されたPHVシステムによる燃費・環境性能に加え、ソーラー充電システムの仕組みや急速充電機能(日本仕様のみ)、11.6インチ大型ディスプレイを備えたナビゲーションシステムなどが紹介されます。

同ナビゲーションには、「先読み減速支援機能」などの最新のドライバーサポート機能も搭載されます。

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ほかにも、燃料電池自動車「MIRAI(ミライ)」の主要ユニットの大きさや配置の様子が分かるカットボディの展示に加えて、燃料電池の発電する仕組みが分かる「燃料電池教室」も同ブース内で開催。

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さらに、進化の著しいテレマティクスサービスについては、走行するクルマから得られる様々な情報を「ビッグデータ」として利用する現行サービスや今後の可能性が紹介されるそう。

個人的には、あとはトヨタが後ろ向きと思われているピュアEVの先行開発(電池)、たとえば東京工業大学とトヨタ、高エネルギー加速器研究機構などによる全固体セラミック電池(過去最高のリチウムイオン伝導率をもつ超イオン伝導体だそうで、開発された全固体電池は数分でフル充電が可能)などの一端でも披露される日が待ち遠しく感じます。

※プリウスPHV(プライム)の写真は北米仕様です。

(塚田勝弘)

【レッドブル・エアレース2016】 システム変更で勝ち残りサバイバル度が激化!?

地上からたった15mの高さを370kmで飛び、10Gで旋回 ── タイムを競う地上最速のモータースポーツ、レッドブル・エアレース。今年も千葉にやってきます!

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エアレースは、世界中から選りすぐられた14人のパイロットによって、7か国・8ラウンド開催されるシリーズ戦でチャンピオンシップが争われます。

昨年のチャンピオン、ポール・ボノム選手と、「エアレースの父」ことピーター・ベネゼイ選手が引退し、新時代を向かえました。

6/4〜5に開催される千葉大会を前に、エアレースをより楽しむためのポイントを抑えましょう。

今年は幾つかのルールに変更がありました。

開幕戦のアブダビを見ると昨年より観客側等への飛行禁止区域の設定が広くなっているようです。安全面についてのルール強化は怠りありません。

千葉でも、コース端のバーチカルターンをする箇所で海岸側はすぐに禁止区域となり、失格となる様です。

レースの進行についても変更がありました。

予選順位によって、決勝日「ラウンド・オブ・14」の対戦は1位 vs 14位、2位 vs 13位… 7位 vs 8位の組み合わせとなり、進行は7‐8位から始まり6-9位…最後に1-14位と進行します。

この対戦の勝者7名は準決勝「ラウンド・オブ・8」へ進み、敗者の中で最も速かった1名がファステストルーザーとして残り1枠を埋めます。

「ラウンド・オブ・8」の対戦もタイム順に上位-下位での組み合わせが行われるため、「ラウンド・オブ・14」で自分の飛行前に相手が失格でも、(速い相手と対戦しない為に)決勝に進む為にはあまり余裕を持った飛行は出来ません。

ラウンド・オブ・8ではノックアウト方式で勝ち残った選手のみが決勝:ファイナル4に進出、優勝をタイムで争います。

飛行時のタイム加算に繋がるペナルティーに大きな変更はありません。

・スタート時の速度超過:200マイルを超えると1秒加算。201マイルを超えると失格。
・ゲート(2本のパイロンで構成される関門)通過時の高度と飛行姿勢が水平(前後・左右で各10度以内)を保っていないと2秒加算
・パイロン接触:1本毎に3秒加算 ※3本接触で失格
・スモークが連続して出ない:1秒加算
・10Gを越えての旋回:即失格

2010年までは最大許容Gは12Gとなっていましたが、10年に大会での練習中に事故が2度起きました。2014年の再開後は機体への負荷と安全性を考慮され最大値は10Gに引き下げられました。

今年からGを検知するセンサーシステムが変更になり、開幕戦では失格者が続出。室屋選手も2戦連続でその餌食となっています。

対策はセンサーの値を飛行して体で覚え込むしかありません。千葉戦までに修正できていることに期待しましょう。

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(川崎BASE・Photo:Predrag Vuckovic/Red Bull Content Pool)

日産とメルセデスが共同開発する新型ピックアップトラックは「Xクラス」!?

2015年4月、ダイムラーと日産はピックアップトラックの共同開発を発表。日産は『NP300』を既に公開しています。

現在はメルセデス版の発表が待たれている状況ですが、プロトタイプがテストドライブを始めたようです。

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スクープレポートによれば、その名称は「Xクラス」と名乗る可能性が高く、「NP300」とは多くのコンポーネンツを共有する兄弟車となるようです。

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カモフラージュされているフロントマスクは「NP300」と比べると釣り上がるデザインのヘッドライトは似ているようにも見えます。

メルセデス版はよりワイルドなデザインが採用されるとも噂されており、アグレッシブなバンパーにフロントグリルにはスリーポインテッドスターが入り、メルセデスベンツ版の誕生となりそうです。

(APOLLO)

NGKのターボエンジン用スパークプラグは大チップを実現したのがポイント【人とくるまのテクノロジー展】

ダウンサイジング過給エンジンが増えています。その目的は環境性能(省燃費)とはいえ、やはり小排気量から大きな力を発生させるターボエンジンはエンジン各部に負担をかけるようです。

5月25日〜27日にパシフィコ横浜にて開催された人とくるまのテクノロジー展2016横浜(主催:自動車技術会)のNGKブースでは、そうしたダウンサイジング系ターボエンジンに合わせた専用スパークプラグのプロトタイプが展示されていました。

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そのポイントは、スパークプラグの先端でL字型に曲がっている接地電極に大きめの貴金属チップが取り付けられている点にあります。

これまでも接地電極にチップを溶接して着火性を向上させるというタイプはありましたが、ターボエンジンの過酷な燃焼室ではチップの脱落も心配されるため中々普及していなかったといいます。

また、チップ自体の消耗も増えるため、サイズを大きくする必要があります。そうしてチップサイズが大きくなると、また脱落しやすくなるという悪循環だったのです。

NGKがプロトタイプを展示したターボエンジン用スパークプラグでは、接地電極のチップ径を1.0mmとNAエンジン用に対して太くしているのが特徴。それでいて、ファイバーレーザー溶接によりしっかりと溶接されているため、ターボエンジンにも対応できるようになったというわけです。

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(撮影・文 山本晋也)

【モーターファンズイヤー】クルマプレゼント第一弾終了のお知らせ

4月1日より募集していたモーターファンズイヤー・クルマプレゼントキャンペーン第一弾は5月31日を持って終了させていただきました。当選発表は6月30日(予定)とさせていただき、全応募者のなかから厳正な抽選により当選者を決定します。クルマの当選者には三栄書房から直接ご連絡を差し上げます。

今後とも、モーターファンズイヤーを宜しくお願いします。

より丸いタイヤができる!? ブリヂストンの最先端成型システムとは?

IT(Information technology)は聞き慣れてきたけど、ICTを使ったモノ作りと聞くと、「?」と感じる方も多いでしょう。

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正直私もよく分からないので調べてみると、ICTは「Information and Communication Technology」の略で、IT(通信技術)をさらに前進させ、通信による「コミュニケーション」も採り入れる情報通信技術のこと。

ブリヂストンがICTとAI(人工知能)を新たに採り入れた最先端のタイヤ成型システム「EXAMATION(エクサメーション)」を彦根工場に2016年2月に初導入したと発表し、技術説明会が開催されました。

ブリヂストンのタイヤ成型システム「EXAMATION」は、タイヤができるまでのいくつもの工程(ゴム練り後継、トレッド押出工程、コード/カレンダー工程、裁断工程、スチールベルト工程、ビード工程など)を経て、成型工程に至り、加硫工程、検査工程に至ります。

従来の成型工程では、熟練工がシート状の材料のつなぎ目を人が合わせる必要があり、熟練工がひとつのドラムの前(上で)材料のつなぎ目を合わせるのに対し、撮影禁止とされた「EXAMATION」の動画イメージでは3つのローラーが稼働。

専用ドラムに同時に巻き付けることでタクトタイムが短縮され、後で1本に合体し、成型されるそうです。

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「EXAMATION」では、その工程を全自動化することで、生産能力が「2倍」になるだけなく、真円度向上が図れます。

つまり、より「丸い」タイヤができるわけですね。ほかにもセンサーによる品質保証など、高品質化のメリットは多くなっています。

センサーによるQA保証

また、全自動とICTの高精度成型により「スキルレス」化を図れるだけでなく、従来ラインよりも人出が少なくすむことで、ほかの現場に振り分けることが可能。

なお、作業員は「EXAMATION」では携帯端末で仕事(材料補強や生産工程の管理)をします。

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また、「EXAMATION」のICT活用では、センシング、高精度加工が可能になり、予測、補正によりバラツキを抑制し、工程能力も向上。ラインとローラーでは、カメラでセンタリングし、貼付欠か反映、品質保証が可能になっています。

機械化されると人の仕事が奪われるのでは? と考えてしまいますが、少子高齢化により、日本各地、あらゆる業種で慢性的な人出不足と指摘されている昨今だけに、ブリヂストンの彦根工場も例外ではないそうですから、配置換えなどが可能になる利点もあるそうです。

ユーザーとしては、どんなタイヤが全自動で成型されたものか気になりますが、見た目では当然ながらまったく分からないそうで、「EXAMATION(エクサメーション)」は17インチ以下のタイヤが対象。

ユーザーメリットは、より高品質なタイヤが手に入るというのが期待できそうですが、コスト面まで恩恵が受けられればなおうれしいところ。ただし、数多い工程の中でも成型工程の話ですから早々に実現するのは難しいかもしれません。

(塚田勝弘)

BASFジャパンが「国際R-Mベストペインター・コンテスト」日本大会の結果を発表

愛車のボディを傷つけて板金塗装のお世話になった経験をお持ちの方も多いかと思います。そんなときに頼りになるのが自動車塗装技術者です。

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ドイツを本拠とする化学会社BASFジャパンは、同社の自動車補修用プレミアム塗料ブランドである「R-M」の水性塗料「オニキスHD」ユーザーの塗装技術者を対象とした「国際R-Mベストペインター・コンテスト」の国内選抜である日本大会の決勝を5月21日に開催。この度、優勝者が決定しました。

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同コンテストの日本大会の結果、㈱オールホンダボディーサービス(秋田県)の佐々木公大さんが日本大会で優勝し、日本代表として国際大会に出場するのは、 アバンステクノサービス(有)(岡山県)の横田原也さんに決定しました。

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優勝した佐々木公大さんは「このコンテストはオニキスHDを導入した時からの憧れだったので、優勝できてとても嬉しいです」とコメントして、優勝を喜んでいます。

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BASFジャパン 機能性材料統括本部コーティングス事業部オートモーティブリフィニッシュ部シニアマネージャー田所秀夫氏は「予選、決勝を通じて、若手塗装技術者の技術力と自動車補修産業への情熱、プロフェッショナリズムに非常に感銘を受けました。本コンテストを通じて、世界に通じるペインターへの出発点になると確信しています。」とコンテストの感想を述べています。

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フランスで開催される第12回「国際R-Mベストペインター・コンテスト」(2016年9月26日〜30日開催)には、ベラルーシ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、イタリア、日本、カザフスタン、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スロベニア、スペイン、南アフリカ、スウェーデン、スイス、ロシア、アメリカ、英国、ウクライナの21か国が参加予定です。

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過去2回の大会では日本の塗装技術者の実力を世界に知らしめる優秀な成績を収めており、2010年の国際R-Mベストペインター・コンテストでは日本から参加した塗装技術者が優勝している、ということです。

今年の日本からの参加者横田原也さんの同コンテストでの健闘を祈りましょう。

(山内 博・画像:BASFジャパン)

シェフラーが日産と協業して電動可変バルブタイミング機構を開発

欧州自動車部品大手のシェフラーは、日産自動車と共同で、ガソリンエンジン向け電動可変バルブタイミングコントロール(Electric Cam Phaser、以下ECP)機構を開発したと発表しました。

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両社は、この技術で加速レスポンスを向上させながら、CO2削減および排気性能向上にも対応することを狙っています。

従来の可変バルブタイミング機構の多くは、エンジンの油圧を駆動源とした油圧制御であったため、その作動範囲(エンジン回転数/温度)および応答速度に制限があり、エンジン冷機始動後ではある程度潤滑油が暖まるまでは作動できないという課題がありました。

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今回シェフラーが開発したECPは電動モータとギアボックスによってバルブの開閉タイミングを制御させるので、すべての条件下における応答時間の向上や変換角度を拡大することができ、油圧制御と比較して高度で繊細な制御を行うことが可能になる利点があります。

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また、アイドリングストップなどのストップスタートエンジンアプリケーションでは、最適なバルブタイミングをエンジンの再始動前に設定することができ、排気エミッションの低減、燃費の向上、加速レスポンスの向上などをもたらすことができます。

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シェフラージャパンの代表取締役社長 四元伸三氏は

「今回、日産との協業によりシェフラー初となるECPを提供できることを大変光栄に感じています。ECPは単体の部品開発とは異なり、エンジンの一部となるシステム開発になるため、精緻なすり合わせが必要になります。今回の開発は、シェフラージャパンの技術者が日産の開発チームと緊密に連携をとり、さらにドイツ本社の開発チームも日本を訪れて日産とともにワークショップを開くなど、シェフラーのローカルとグローバルR&Dの機能が融合した成果と考えています。(今後)さらに日本のR&D体制を強化しながら、日本メーカーの開発に貢献していく考えです。」

とコメントしています。

今回、欧州自動車部品大手のシェフラーが日産と協業してECPを開発したことで、国内の自動車メーカーと外国の部品メーカーとの取引が増加すれば、国内の自動車部品業界が影響を受けることになり、今後の動向が注目されます。

(山内 博・画像:シャフラージャパン)

自分の運転が上手と思う人は○割!? 苦手な運転は定番の○○!?

「俺って運転うまいかも!」「運転はちょっと苦手なんだよな…」と、自分の運転技術に対しての意見は人それぞれだと思います。

自分の運転について、ドライバーはどう思っているのでしょうか?今回は運転技術に対するアンケート結果を紹介します。

■自分の運転は上手か下手か?

この回答を見ると約3割の人が自分の運転は上手と回答しています。また、運転頻度別のアンケート結果を見ても、”ほぼ毎日”と”月1回程度”でもあまり差は見られませんでした。それでも半数以上の人が”ふつう”という結果に。

■苦手な運転技術は?

先ほどの”クルマの運転は、ご自身で上手いと思いますか?”に”上手でない”と”あまり上手ではない”に回答した方々に、アンケートしたものです。

男女とも圧倒的なのが”駐車”でした。限られた空間にクルマを入れるというのは、運転が苦手という人にはなかなか難しいものです。ここで気になったのが男女での差。女性のほうが”合流”と”車線変更”を苦手とする割合が多いという結果になりました。

■運転が上手な人は何が違う?

苦手な運転技術で最も多かったのが”駐車”です。では、自分の運転が上手と思っている人と、自分の運転が下手と感じている人では、駐車の際に意識しているもので違いがあるのでしょうか。

それぞれに”駐車場にクルマをとめる際、目印にしているものが何ですか?”とアンケートを取った結果がこちらです。

大きな違いは”車室の線”という点。上手くないという人はバックモニター映像や隣のクルマを参考にしているとのこと。ちなみに、車室とは駐車スペースのことです。駐車場の正確な位置を示してくれるため、バックモニターの映像や隣のクルマと比べても信用度はとても高いものになります。

■苦手を克服し、さらなる安全運転を

駐車は少しコツをつかめば苦手という感覚がなくなる人も多いとか。苦手な運転技術がなくなるだけでも、より安全な運転をすることができます。

出典元:【パーク24】約3割が自身の運転を「上手い」と評価 苦手な運転技術は「駐車」と「バック」

(鈴木 唯)

塚本奈々美D1SL参戦レポート:『ドリフトの聖地』の洗礼!?

5月28・29日、エビスサーキットで開催されたD1ストリートリーガルにて、チーム「頭文字D アゾン WAKO’S」として東日本シリーズとレディースリーグに出場しました。

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D1GPも開催される「ドリフトの聖地」、エビスサーキット南コースの難易度は世界トップレベル、マシンが観客に向かってジャンプして出てくる迫力と、かなりの頻度でクラッシュが見られるドキドキ感で、世界中のドリフトファンがこぞって訪れる人気のあるサーキットです。

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急こう配で先の見えない最終コーナーからアクセル全開で飛び込む勇気が必要で、数十センチでもラインがずれてしまうと、ジャンプ台から壁にダイブすることになります。

今大会でも公式練習から何台ものマシンが壁の餌食となっていましたが、私も初めて走るこのコースで、走りやセッティングを模索している中での練習走行で、わずかにライン を外し壁の餌食となりました……。

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メカニックの懸命の修復で28日のD1東日本シリーズの単走に臨みましたが、まだまだコースに慣れきれず、40台がエントリーする中で30位に終わりました。

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翌29日、4月の開幕戦では準優勝を飾ったD1レディースの第2戦では、単走5位で決勝トーナメントに進みましたが、やはりエビスを走りなれたベテラン選手たちには敵わず、1回戦敗退となりました。

それでも5位に与えられる2ポイントを獲得し、シリーズポイントランクでは1位タイとなっています。

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今回は初めて走るこの難コースで、結果は大変悔しいものになりましたが、この経験を活かして、やはり難コースである名阪(奈良)で開催される第3戦(7月9・10日)の西日本シリーズとレディースリーグで上位進出を狙いたいと思います。

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皆さんのご声援、宜しくお願い致します。

(塚本奈々美 MotorFan’sYEAR2016 PR大使)

【もうすぐ梅雨】梅雨のバイクの過ごし方〜保管・遊び方〜

毎年夏手前にライダー達を憂鬱にさせるのが「梅雨」。今年の梅雨入りは関東は6月8日ごろから、関西は6月5〜7日ともうすぐ梅雨入りしてしまいます。

とにかく雨が降り続くので気持よくバイクに乗ることなんてできませんし、寝かしておくにしても結構な長期間…。

この時期は楽しくバイクに乗れず筆者は毎年死にかけています…。ライダーはどうやって梅雨を過ごせばいいのか、いくつかまとめてみました。

■雨のツーリングに行ってみる

雨でバイクに乗るのは基本的に無理だと言われていますが、今の最新技術が組み込まれたタイヤとバイク用のちょっといいレインコートがあれば乗れないことはありません。

ただ晴れと同じ乗り方は絶対出来ないので、転倒や事故だけには気をつけましょう。

逆に晴れでは味わえない感覚もあるので試しにちょっと行ってみるのもいいかもしれません(遠方や行ったことのない場所はおすすめしません)。

■ダートではっちゃける


(出典:北海道オフロードパークBLOG

俺は雨でもバイクに乗るぜ!という相当なバイクジャンキーはダートで遊んでみるのもいいかもしれません。

言っておきますが雨の中でのオフロードは相当ハードです。雨に体温を奪われ、ヌルヌルのグチャグチャ路面を泥だらけになりながら進む姿は素人から見たらもはや修行の一環なのか自衛隊の訓練にしか見えません。

ただどんなにうまくても100%転倒するので、もう捨ててもいい服装と人に迷惑のかからない場所でトライしましょう。

■屋外保管

大体のライダーは屋外に保管するしかないと思うのですが、意識しなければいけないのは盗難と錆び。

シートをしっかり掛けて、絶対に動かないものとゴジラロック、できれば外からは入りにくくて見えにくいところの方が吉です。

関連記事:当てはまったら要注意!バイク盗難の前兆

錆びに関しては錆びそうな部分にシリコンスプレーを吹いておきましょう。ならべく揮発しにくいものじゃないと梅雨を丸々凌げません。一般的にはフロントフォーク、マフラー(特にエキパイ)などは必須です。エンジン周りやリアサスペンションのロッド部にも吹く方もいます。

シートは盗難防止だけでなく、サビ予防にもなるのでどちらにせよ、必須です。

■屋内保管

バイクを入れることができるガレージがあるブルジョア〜ンなライダーも湿気にだけは注意しましょう。室内保管で温度、湿度管理までしている旧車ライダーも結構います。

現行のよく出来たバイクはちょっとやそっとじゃ錆びませんが、旧車なんかはすぐに錆びてしまいます。不安な方は先記したようにシリコンスプレーなどをかけておきましょう。

いかがでしたでしょうか。

筆者は一度2ストのピッカピカのチャンバーを外に放置して錆びまみれにした思い出があります。少しでも錆びたら全部錆びきるまでそう時間はかかりません。

ついつい憂鬱になってしまう梅雨ですが、終われば気持ちのいい夏が待っています!(暑すぎても困る)

梅雨を楽しむのもよし、梅雨をうまくやり過ごすのよし、頑張って梅雨を乗り切りましょう!!

(ライター:佐藤 快/Moto Be バイクの遊び方を提案するWEBマガジン

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実は薄氷の勝利だった!? ── ニュル24時間スバルSTIチーム・辰己英治総監督に訊く

2016年のニュルブルクリンク24時間レースが終わりました。スバルSTIチームは、SUBARU WRX STI NBRチャレンジ 2016を投入し、見事SP3Tクラス2連覇を達成したことは皆さんもご存じのことでしょう。

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完走することでも、いや、1周を無事に帰ってくることすら困難なことでも知られる、世界屈指の難コース。そこで24時間レースを2年連続で制することの素晴らしさ! 心から賛辞を送らせていただきます。

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レース開始直後45分に降り出した大雨、そして雹がアレンベルクコーナーを埋め尽くす状況となり、コースアウトするマシンが続出。WRX STIもコースオフしてあわや接触という状況で、なんとかそれを回避したカルロ・ヴァン・ダム選手のドライビングテクニックに『神回避』というネットでの命名もありました。

さて、ネットでの皆さんのリアクションを見ると、賛辞の一方で、終盤になにも起こらなかったからか、その戦いぶりを「退屈だった」と表現する方もいらっしゃるようでしたが、果たして実際はどうだったのでしょうか。

ゴール直後の辰己英治総監督にお話しを伺いました。

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── 辰己総監督、優勝おめでとうございます!

「ありがとうございます。いやぁ、今年も大変でした」

── 勝因は?

「今年は・・・運かな? 運ですね。あとは、スバルのグループの人たち、ディーラーメカとかスバルの人たち、そしてスバルファンの皆さんに、なんとかみんなに喜んでもらいたい。そのためにはなにがなんでもゴールさせるぞ! という執念がありましたよね」

── ここまでの道のり、大変だったですね。

「去年から、このクルマづくりおいては(シェイクダウンでのクラッシュなど)大変なことがあった。そういうことを乗り越えて、とにかく出るんだという執念はものすごいものがあったんじゃないかと思いますね。そういう執念がありながら、現地に来ると、もう運でしたね」

── レース序盤、ヒヤッとするシーンがありました。

「これだけ天気に翻弄されたのは初めてですよ。そのせいか、自分で勝ち取った感は、正直、いまいちなんですよ」

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── WRX STIに不利になるようなレギュレーション変更がありましたが、これも対応は大変だったのでは?

「レギュレーション変更が公表されたのが、実は今年に入ってからだったんです。今年に入って急に変えられてれても、実は間に合わない。アウディ勢は、変更されるレギュレーションにのっとって去年からクルマづくりをしている。そういうところでアウェイだなぁと感じましたね。それがわかったのが、実はけっこう最近でした

うちは2月か3月にはクルマをドイツに送らなければならない。そうなると、エンジンに関しては小さくなったレギュレーションに仕様に合わせて開発ができない。昨年仕様にそのままリストリクターを小さくして臨むしかないわけです。そして、日本で事故をして(船便で)送れなくなった。そうしたことにエネルギーを使われてしまいました」

── アウディはしっかり対応できていたと。

「アウディは、リストリクターが大きくなって、タイヤも太くなって、タンク容量も大きくなって、そういうレギュレーションのなかでクルマづくりをしている。でも、レギュレーションについて我々のほうが理解が低かったということですよね。ルールはヨーロッパで作られています。ドイツで勉強が必要だということを痛感しました」

── そういうマシンの状況下、トップを走るアウディTT RS2を追いかけているとき、また、トップに立った後にアウディTT RS2を引き離そうとしても、なかなかその差が変わらず、我慢比べのような展開が続きましたね。

「完全にクルマ作りで負けたなと思いました。有利な展開なはずなのに、逃げられない。蛇ににらまれたカエル状態。まだまだ力が及んでないなと思いましたね。真っ当に戦ったら追いつけないと思いましたね」

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── いっとき差がついても、また戻ったりという展開はなんだったのでしょうか?

「アウディのドライバーのレベルの差だと思いますね。1人はめちゃめちゃ速い選手がいました。彼が走っているときは、うちはかなわなかった。ほかの2人はまあまあ、1人はあまり速くない。そのドライバーのときにうちは追いつくんだけど、そのあとがうまくいかなかったですね」

── その点、STIチームの4人は全員が総じて高いレベルで走れていますしたね。

「そうですね。4人が、うちのクルマのすべてを出してくれました。雹がふったときにグラベルに飛び出して当たりそうになったときも、よく避けられたよね。あれはカルロの執念でした。普通だったら終わっていましたよ。壁とクルマの間に入っていった。パッと切ってすぐ戻した。だから、リアバンパーをかすったくらいで済んだんです。フロントが当たっていたら、クルマが回転してしまって足がやられて、多分終わりだった。直後に来た車にも挟まれて、絶対に終わっていたと思います」

思うようなマシン開発が進まず、レギュレーションにも邪魔をされた今年のニュル。

それをカバーしたのは『運』であり、それを呼び込んだチーム全体の『執念』であり、ドライバー全員の『実力』だったという辰己総監督。

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勝った嬉しさはもちろんですが、マシン開発に関する困難さ、それがゆえに「スパッと勝ちきれなかった」ことに、どこか『悔しさ』が滲んでいるようにも見えました。

「でもね、我々は勝つために出ているわけですから。やっぱり、勝たないといけない。みんなにきっとしばらくの間は喜んでもらえるんだろうなと思いますよ」

そう語って、辰己総監督はチームの輪のなかに入って行きました。

スバルSTIチームは、すぐにスーパーGTへの戦いに集中するとともに、来年に向けたクルマと体制づくりに入るものと思われます。

スバルSTIチームの戦いは、まだまだ続きます。

(写真・文 ハイパーレブ/86&BRZ WORLD編集長 渡辺文緒)

ボクスターのトラウマ初告白&「由美すべ」リニューアルのお知らせ【吉田由美のすべすべ70】

今年のジュネーブモーターショーで公開された「ポルシェ 718ボクスター」が日本で発表されました。

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今まで名称は「ボクスター」でしたが、新型からは新たに「718」というネームが付きました。「718」とは、1950年代~60年代に数々のレースで優勝を飾った「ポルシェ718」を継承したモデルという意味。新型「718ボクスター」には「ポルシェ718」同様ミッドシップレイアウトとして、水平対向4気筒エンジンが搭載されています。改めて「718」と命名されたのには、「1つのモジュールとして1から設計したため」とのこと。

しかもエンジンは新開発の「ターボチャージド水平対向エンジン」で、2Lの「718ボクスター」は300馬力、0-100㎞/hは4.7秒。2.5Lの「718ボクスターS」は350馬力、0-100㎞/hは4.2秒、加えてバリアブルタービンジオメトリー(VTG)を備えたターボチャージャーが搭載されています。加えて軽量設計、燃費もアップ。さらにスタイリングもよりクールでシャープ。

初代ボクスターから10年。心機一転(?)の新型「718ボクスター」ですが、初代ボクスターには実は私、海よりも深い悲しい思い出があります。
初めて告白しますが、1999年に発売された「ホンダ S2000のすべて」取材で、ライバル車として初代「ボクスター」が用意されていました。この「ボクスター」に試乗させていただいたのですが、その時にレポーターとしてレーシングドライバーの中野信治選手が走っていて、ラインどりを憶えようと私はその後ろを走りましたが、途中で私のテクニックが付いていかずコースアウトし、小さな木にぶつかって停止。私は事故の恐怖とクルマをぶつけたという申し訳なさで脚ががくがく震えていました。改めて、その節は、ご心配とご迷惑をお掛けし、申し訳ありませんでした。みなさま、ごめんなさい。

これは私が「カーライフ・エッセイスト」になる前の話しですが、体は無傷だったものの、心とクルマは全損です。そのため、私はこの話を封印していました。名前も新たに心機一転した新型「718ボクスター」のように、私はこのトラウマから卒業できるのでしょうか。

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そして大事なお知らせ。

「由美のすべすべ」がリニューアルされます! こちらも心機一転!! 基本、毎週日曜日更新。でも号外もあります!こうご期待!!!

(吉田 由美)

燃費不正スズキ車の走行抵抗を法令通り測ったら「カタログ燃費より良かった」!?

スズキの国内販売(速報値)によると、2016年4月の軽四輪車は3万9820台で、前年同月比89%、登録車は8404台で前年同月比175.2%となっています。

4月の軽自動車の落ち込みは、ハスラー、ワゴンRなどの減少が響き、一方の登録車は、新型ソリオや新型イグニスなどの新車効果で4月として過去最高を記録。

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JC08モード燃費の計測時に必要な走行抵抗値の不正問題に揺れるスズキですが、本当に影響が出てくるのは5月でしょう。

一部報道によると、5月31日の記者会見では、鈴木 修会長から軽自動車販売は18%減という数字も出たそうですが、11%減となった4月よりも減少幅が大きくなっていて、しかも新車攻勢は登録車だっただめ、今後も軽自動車の販売は減らしていくかもしれません。

しかし、スズキの説明では、実際の燃費に影響がないと国土交通省に報告。その根拠として、今回スズキが行っていたことについて

「装置毎などの積上げによる走行抵抗値は、量産部品を用いた実測値であり、車両開発の段階において量産部品相当の部品を組み付けた試作車において惰行法による検証も行っていることから、申請した数値自体は間違いのないものと考えております」

と説明。

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また、社内調査による関係資料の確認及び関係者の聞き取り調査により、「燃費を不正に操作しようとした意図はなかったことを確認しております」としていますが、この点は国土交通省による調査などが必要ないか少し引っかかるところ。

SUZUKI_001

さらに、

「14車種(OEM供給車種を含めると計26車種)の燃費最良車について、実際に惰行法により測定した走行抵抗値により燃費測定を行ったところ、全てカタログ表記の燃費値を上回っていることを社内試験にて確認しております」

としています。

カタログの燃費値を上回っているならば、惰行法の計測を最初からそうしていれば、と思ってしまいますが、今回の不正では、テストコースの風などの影響以外にも

「リーマンショック後に再開した新車開発や軽自動車用新型エンジンの開発などへの対応のため、審査時に必要な惰行法の測定に十分な人員が配置できなかった」

とも説明し、また社内のチェック体制が働いていなかったことも認めていますから、鈴木会長が謝罪したように、法令違反への認識が甘かったという説明に集約されそうです。

燃費不正問題は、国交省の対応にも批判が集まっていますが、法令違反なのは事実で、スズキによる

「(三菱と違い)意図的に燃費をつり上げる不正がなかったから」

だけでは、一般ユーザーへの説明不足なのは明らかで、今後も丁寧なフォローがないと販売への影響が続くかもしれません。

[対象車種]スズキ:14車種 OEM:12車種 合計 26車種

[軽四輪車]スズキ:8車種 OEM:11車種 軽四輪車計 19車種

アルト(マツダ・キャロル)
2014年12月22日発売
アルト ラパン
2015年6月3日発売
アルト エコ(マツダ・キャロル エコ)
2011年12月13日発売〜2014年11月生産終了
ワゴンR(マツダ・フレア)
2012年9月6日発売
ハスラー(マツダ・フレアクロスオーバー)
2014年1月8日発売
スペーシア(マツダ・フレアワゴン)
2013年3月15日発売
エブリイ(マツダ・スクラムワゴン・スクラムバン/日産・クリッパーリオ・クリッパー/三菱・タウンボックス・ミニキャブバン)
2015年2月18日発売
キャリイ(マツダ・スクラムトラック/日産・クリッパー/三菱・ミニキャブトラック)
2013年9月20日発売

[登録車] スズキ:6車種 OEM:1車種 登録車計 7車種

ソリオ(三菱・デリカD:2)
2015年8月26日発売
イグニス
2016年2月18日発売
バレーノ
2016年3月9日発売
SX4 S-CROSS
2015年2月19日発売
スイフト
2010年9月18日発売
エスクード
2015年10月15日発売

(塚田勝弘)

スズキのバイクを買うなら今!「GSR250・GSX-S1000」がキャンペーン中!

新車で「SUZUKI GSR250・GSX-S1000」を買おうと思っている方に朗報です。なんと本日6月1日からお得なキャンペーンが開催されます!

ミドルクラスだったらのGSR250、大型クラスだったらGSX-S1000、どちらも定評のある人気車種です。

■GSR250/S/Fは16,200円分のプレゼント

乗りやすさで定評のあるGSR250シリーズ。初心者が乗っても低速、高速どちらも安定したハンドリングで曲がっていってくれます。

価格もミドルクラスにしてはかなり手が出しやすいのでファーストバイクにはおすすめ!

なんとキャンペーン期間中にGSR250シリーズを購入すると16,200円分の用品がもらえるんです!16,200円分って言ったらかなりいろんなものがもらえます。

調べただけでも盗難防止にイモビアラームもあるし、ちょっとしたアクセサリーで車体を豪華にもできる…。適用される用品は「オートリメッサアクセサリーカタログ」と「純正オプションカタログ」から選ぶことが出来ます。

キャンペーン期間は6月1日(水)〜9月30日(金)までと結構長め!対象車種はGSR250、GSR250S、GSR250Fの国内認定車の新車となっています。

■GSX-S1000/Fにはオリジナルバッグのプレゼント

スーパースポーツのGSX-R1000をストリート専用にチューニングされたGSX-S1000シリーズ。「ストリートで最強に乗りやすい」という声を聞きます。

こちらも発表されてから日が浅い車種ですが、良い評判ばかりが聞こえてくる人気の車種です。


キャンペーン期間中に契約すると「NANKAI製 オリジナルバック」がもらえます。肩からかけてショルダーバックとしても、シートバックとして使えるようです。

キャンペーン期間は6月1日(水)〜10月31日(月)まで。対象車種はGSX-S1000 ABS、GSX-S1000F ABSの新車の国内認定車。

これからどんどんバイクが乗りやすくなってくる季節。是非バイクに乗って楽しい夏を、充実したライフスタイルを過ごしましょう!

(ライター:佐藤 快/Moto Be バイクの遊び方を提案するWEBマガジン

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ルノー・クリオにワイドボディで275馬力の最強バージョンが登場!

世界三大レースのひとつ、F1モナコグランプリを舞台にルノー・クリオ(日本名:ルーテシア)のスペシャルモデルがアンベールしました。

ルノーのF1ワークスマシンの名前をつけた、そのコンセプトモデルの名前は「クリオ R.S. 16」、ルノースポールの持つ技術力を集めたという、ホットモデルです。

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エンジンスペックは275馬力、360Nm。ボディは60mmもワイド化され、タイヤは19インチを採用。Bセグメント車のクリオとは思えない迫力を全身から醸し出しています。

ボディカラーは、ルノースポールのトレードマークいえるシリウスイエロー、F1マシンの伝統を受けて、ドアミラーはグロスブラックとされているのも、F1マシンとの関連性を感じさせます。

現時点では市販に関する具体的なアナウンスはありませんが、6月にイギリスで開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでも展示予定というクリオR.S. 16。

そのタイミングで、インフォーメーションが追加されることに期待が高まります。

(山本晋也)

【ニュル24時間レース・2016】悪天候の中、トヨタ「C-HR」がクラス3位で完走!

5月28日、29日の2日間に渡って独ニュルブルクリンク24時間耐久レースの決勝レースが開催され、TOYOTA GAZOO Racingチームの3台中、2台が完走しました。

今回完走を果たしたのは、トヨタ自動車が今秋の発売を予定している「C-HR」をベースにした「TOYOTA C-HR Racing(♯326)」と「LEXUS RC-F(♯36)」。

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初日の15時30分(現地時間)にドライコンディションでスタートした決勝戦でしたが、約40分後には天候が一転、アーデナウ付近で雹(ひょう)が混じるゲリラ豪雨に見舞われ、路面が白く氷結。

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コーナーでスリップによるクラッシュが多発する大混乱のレース展開となりました。

そうしたなか、影山正彦選手、佐藤久実選手、片山智之選手、H.Daenens選手の4名が交代で駆る「TOYOTA C-HR Racing」は無事混乱を切り抜け、車高高めのSUVモデルにも拘わらず、終始安定した走りで快走。

TOYOTA_GAZOO

途中、クラス2位まで浮上するほどの快調な走りを見せていましたが、ガス欠が発生、コース上でストップしたため、ピットまで牽引されるハプニングも。

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しかしながら、燃料補給後は何事も無かったかのように快走。SP2Tクラス(排気量1,620ccまでのターボエンジン搭載クラス)3位・総合84位でゴールしました。

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同車の開発責任者であり、レースへの出場経験も豊富な古場(こば)主査を中心に、決勝までにマイナートラブルを潰し込んだのが奏功、初出場ながらも幸先の良い成績を残す結果となりました。

TOYOTA_C-HR

一方の「LEXUS RC-F」も決勝戦では安定した走りを見せ、SP-PROクラス(排気量3,000cc以上で広い改造範囲が認められたクラス)1位、総合24位で完走。

TOYOTA_GAZOO

しかし、もう一台の木下隆之選手らが駆るSP3Tクラス(排気量2,000ccまでのターボエンジン搭載クラス)で出場した「LEXUS RC(♯188)」は原因不明の駆動系トラブルに見舞われ、チームが夜を徹して懸命の復旧を試みるもコースに戻る事は無くリタイアに追い込まれました。

TOYOTA_GAZOO

GAZOO代表のモリゾウこと豊田章男社長は、「ニュルへのチャレンジも10年目を迎え、改めて現実を物凄く思い起こさせてくれた」「天候やクルマの状態など、もっといいクルマ作りと人材育成には色々な課題を残したが、多くの人にバッターボックスに立つ機会を与え、各々がナイススイングをしてくれたニュル24時間だったと思う」とコメントしています。

TOYOTA_C-HR_20

ちなみにモリゾウ選手は決勝戦でステアリングを握ることはありませんでしたが、予選に出走し、「LEXUS RC」でニュルとの対話を行ったようです。

TOYOTA_C-HR

トヨタは「今回の結果がゴールではなく、いいクルマ作りのためのスタートであることは、初挑戦の2007年以来変わらないテーマ」としています。

Avanti Yasunori ・画像:トヨタ自動車)

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レーシングドライバー・モリゾウ選手とトヨタ自動車・豊田章男社長がいる現場

2016年のニュルブルクリンク24時間レースが終了しました。レースレポートはAUTSPORT WEBなどの詳報に譲りますが、今年も最終ラップまで目が離せない、白熱したレースを楽しむことができました。

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かつては「世界最大の草レース」と呼ばれ、それこそワゴンでも大衆車でもポルシェでも参戦できたこのレース。

近年は、多くの自動車メーカーがワークスもしくはそれに準ずる体制で参戦し、最先端の市販レース用マシン規格を満たしたGT3車両が多く参戦しています。

車両のバリエーションは、今の日本のスーパー耐久に各種ワンメイクレース車両が混走しているようなイメージです。

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さて、今年はTOYOTA GAZOO RACINGがアルテッツァで参戦してから10年目の区切りを迎えました。

そういうこともあってか、トヨタ自動車の関係者そして関連企業の重役クラスの方々の来場が非常に多く、トヨタ自動車社内外でこのレースのプレゼンスが大変高まっていることがよくわかります。

そして、今年もドライバーのラインアップにモリゾウ選手、つまりトヨタ自動車の豊田章男社長がエントリーされていました。世界の豊田社長が重視するイベントとあっては、周囲の方々も見逃すわけにはいきません。

レースウイークの木曜日には「今年は走らない」とこれまで言ってきたモリゾウ選手がレーシングスーツを着て予選1回目の現場に登場しました。

実際のところは、現場の皆を驚かせてやろうと、サプライズでレーシングスーツを着たのだといいますが、いざモリゾウ選手が現場に到着してみると、チームの誰もが「マシン、準備できています」と、予選出場が当然だという対応をしたのだそうです。

「断ることもできなくなってしまってね。乗らないわけにはいられなくなっちゃったんですよ」と笑いながら、そのときの様子を語ってくれたモリゾウ選手。

でも、本当は走る気満々だったのだと、勝手に思っています。

2

先にも書きましたが、世界の豊田章男社長です。

当然ガードも厳しく、やすやすとお話できるような雰囲気ではありませんし、新聞経済系記者はまだしも自動車メディアの端くれがおいそれと話しかけられるような状況にはとてもなりません。

しかし、決勝レース中、空が白んできた日曜朝、GAZOO RACINGのピットで取材をしていると、朝の陣中見舞いでしょうか、豊田社長が現れました。

そして、気軽に話かけてきてくれたのです。

「朝から大変だね〜。記者のみんなもメカニックみたいだね。私は寝ましたよ。でもあまり寝られないんだよ。年だからね〜。体力がない(ワハハハ)」と、そんな世間話をしてくれました。

トヨタ自動車の代表取締役豊田章男ではなくひとりのクルマ好き、レース好きのモリゾウ選手の素顔と接することができました。

マシンにトラブルが続く現場の様子を、そして必死に対応する現場の面々の姿を、自分の目で見に来たのでしょう。

そして、早朝からピットでうろうろしているレースが好きそうな取材陣をちょとからかってやろうと思ったのだと思います。

3

こちらも調子に乗って、モリゾウ選手に聞いてみました。

GAZOO RACINGのニュル24時間レース活動において、これまで重要な役割を担ってきたトヨタ86の存在が今年はないことが非常に気になっていたのです。多くの86オーナーの皆さんの、今年のニュルに86が出ないことが残念だという声を聞いていたのです。

「86は、ここ(ニュル)でなければ生まれなかったクルマです。そしてここでの走りをベースとしたGRMNを発売し、それをある程度盛り込んだマイナーチェンジを迎えようとしています。
あるひとつのところまでは、やりきったというふうに、私は見ています。これから次の86に対してのいろいろなヒントを、ここから盛り込んでいくのではないかと思います。未来を向いていると思っていただいていいと思いますよ」

とモリゾウ選手。

モリゾウさんのコメントは、決して86オーナーに対するリップサービスや宣伝文句ではありません。

真摯に来年の参戦車両を検討し、それを市販車にいかに直結させるのか考え、そして現場に指示する方向性を考えているのだろうと感じました。

ニュルブルクリンクで自分という人を鍛え上げ、自らがステアリングを握ることで86も鍛え、ついに86GRMNを世に送り出した人物たからこそ言える言葉です。

一番楽しそうに応えてくれたのは、86のマイナーチェンジ版の乗り味をお聞きしたときです。

「ええ、乗りました乗りました。ほんと、良いクルマに仕上がってますよ。エンジンもいい感じです。ほんと86・BRZは素晴らしい」

と。

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さて、GAZOO RACINGからはエントリーした、LEXUS RC、TOYOTA C-HR、そしてTOM’Sの協力により出走となるLEXUS RC-F、そしてLEXUS IS-F CCS-R。

それぞれ、レース中のトラブルで厳しいレースとなりました。

特にRCは電気系統に起因する駆動系のトラブルで、エンジン、トランスミッションを夜通しかけて交換する状況でした。

「大変でしょうが、仕方ないですね。頑張るしかない」とモリゾウ選手。

本当はそんな作業を続ける現場でメカニックに檄を飛ばし、不具合があるというクルマを自分で乗って確かめて、ニュルのコースに出ていきたいのではなかったのでしょうか。

でも、豊田章男社長という存在が、そんなことを許してはくれません。

ニュルに来ても、世界の豊田章男社長でいなければならないモリゾウ選手が、少しだけかわいそうに思いました。

しかし、レーシングドライバーとしてのモリゾウ選手の存在を薄く消しながらも、クルマづくりに対するモリゾウ選手のポリシーを、強く表現されているように見えました。

現場ありき。道が人を鍛え、クルマを鍛える。

今年のニュルブルクリンク24時間レースでモリゾウ選手とお話をしてその言葉の意味が、少しわかったような気がします。

(ハイパーレブ/86&BRZ WORLD 編集長・渡辺)

水素社会の推進とCO2削減に効果的な住友化学の分離システム【人とくるまのテクノロジー展】

CO2(二酸化炭素)の削減が叫ばれる昨今ですが、それとは別に水素製造や天然ガスの精製時にもCO2を分離することが必要です。

住友化学が「人とくるまのテクノロジー展2016横浜」で展示した「CO2分離膜」は、製造や採掘時の圧力を利用することで、低エネルギーで原料ガスからCO2を分離できる選択透過膜。

まだ開発中ということですが、2017年には実用化を目指すという、すぐそこにあるテクノロジーです。

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天然ガスの精製だけでなく、プラントにおける排出ガスからのCO2分離とCCS(二酸化炭素の回収・貯留)を組み合わせることで、CO2の排出量低減につながるといいます。もちろん、水素ステーションでの使用など、水素社会に向けたローコストなソリューションとしての提案も考えられるということです。

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(撮影・文 山本晋也)

マイナーチェンジで精悍なマスクに変身 ─ ホンダ新型アコード画像ギャラリー

ホンダのグローバルモデル「アコード」がマイナーチェンジ。フルLEDヘッドライトやLEDポジションランプに合わせて、シャープな印象となるフロントグリルにするなど、「アコード」らしいスポーティサルーンに生まれ変わっています。

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メカニズム面では、2モーターハイブリッドシステム「スポーツハイブリッド i-MMD」のエンジンやモーターを進化させることで、30.0〜31.6km/Lという1.6t前後のサルーンとは思えないほどの好燃費を実現している点に注目。

それでいて、モーターの最高出力は従来型に対して12kWも増えているといいますから、パフォーマンスの面でも『スポーツハイブリッド』というブランドにふさわしい進化を遂げたといえそうです。

さらにバッテリーも小型化することで、トランクスペースを拡大。サルーンに求められるパッケージングについても向上しているというから見逃せません。

メーカー希望小売価格は、385万円〜410万円。

ボディカラーは、ディープオーロラ・メタリックとプレミアムディープロッソの2つを新色として設定。パールホワイトオーキッド・パール、プレミアムスパークルブラック・パール、ルナシルバー・メタリックと合わせた全5色の設定となっています。

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●ホンダ・アコードハイブリッドEX 主要スペック
車両型式:DAA-CR7
全長:4945mm
全幅:1850mm
全高:1465mm
ホイールベース:2775mm
車両重量:1600kg
乗車定員:5名
原動機型式:LFA-H4
エンジン形式:直列4気筒DOHC
総排気量:1993cc
エンジン最高出力:107kW(145PS)/6200rpm
エンジン最大トルク:175Nm(17.8kg-m)/4000rpm
モーター形式:交流同期電動機(定格電圧700V)
モーター最高出力:135kW(184PS)/5000-6000rpm
モーター最大トルク:31.5Nm(32.1kg-m)/0-2000rpm
変速装置:電気式CVT
燃料消費率:30.0km/L (JC08モード)
タイヤサイズ:235/45R18 94W
メーカー希望小売価格(税込):410万円

(山本晋也)

エネルギー回生を前提としたヴァレオの電動スーパーチャージャー【人とくるまのテクノロジー展】

自動車技術会が主催する自動車テクノロジーの展示会・企画会議「人とくるまのテクノロジー展 2016 横浜」が開催されました。世界中のサプライヤーや自動車技術の関連企業550社以上が集った会場には、近未来のトレンドを示す様々なアイデアやパーツが展示されていたのです。

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その中で、注目したいトレンドのひとつが「電動スーパーチャージャー」です。

ターボエンジンと組み合わせることで、より低回転域から過給を立ち上げることも可能となり、またレイアウトの自由度が高いことも次世代エンジンの過給装置として有望視されています。

グローバルに展開する大手サプライヤーのヴァレオが展示していた電動スーパーチャージャー『e4Boost』のポイントは、ベルト駆動式スタータージェネレーターと組み合わせたソリューションとしてアピールしている点。

単純に電動スーパーチャージャーを使うだけでは、エンジンによって発電した電気を消費する機器になってしまいますが、減速エネルギー回生システムとセットにすることで、回生によって充電したバッテリーで電動スーパーチャージャーを動かすというエネルギー効率に優れた過給装置になり得るといいます。

とくに48V電装系に対応した電動スーパーチャージャーとスタータージェネレーターのコンビネーションは、近未来のトレンドとして推している存在。また、従来の電装系にマッチする12vの電動スーパーチャージャーとスタータージェネレーターも展示、カーメーカーの選択肢を広げていたのも印象的です。

(撮影・文 山本晋也)

小粋なフレンチコンパクト「DS 3」、「DS 3 CABRIO」がフェイスリフト

「プジョー」、「シトロエン」、「DS」の3ブランドを擁するGroupe PSA。

「DS」はシトロエンから独立した格好の高級ブランドという位置づけで、エントリーモデルのDS 3/DS 3 CABRIO(カブリオ)がマイナーチェンジし、日本にも上陸しました。

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6月1日から発売される新型DS 3/DS 3 CABRIOは、「DS WING」と呼ばれるフロントグリルに変更。これによりDS全モデルがシトロエンのダブルシェブロンからこの「DS WING」エンブレムにスイッチしたことになります。

顔つきは新エンブレムが配されたフロントグリルを中心に、鮮やかな光彩を放つLEDランプの「DS LED VISION」を採用することで、洗練されながらも存在感が高まっている印象を受けます。

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インテリアでは、水平ラインを基調としたダッシュボードや、スリットから射す外光がアクセントとなる3連メーター、高いホールド性が確保されたバケットタイプのシート形状など、最新のフレンチコンパクトカーとして高い質感を得ているだけでなく、ラリーカーとしても活躍するスポーティさを表現。

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また、荷室スペースはクラストップレベルの270L(VDA方式/CABRIOは230L)を確保するほか、6:4分割可倒式の後席によりフレキシブルに対応します。

パワートレーンは、2つのエンジンとトランスミッションを用意。

「DS 3 Chic」、「Chic DS LED Vision Package」、「CABRIO」は、1.2Lの「Puretech」直列3気筒ターボエンジンと6ATの組み合わせで、最高出力110ps、最大トルク205Nm、JC08モード燃費は19.8km/Lとなっています。

「Sport Chic」には、1.6Lの直列4気筒DOHCターボエンジンを搭載。すべての回転域で効率のよい過給を行うツインスクロールターボチャージャーや可変バルブタイミング機構(VVT)などが採用されていて、自然吸気の2.0Lエンジン凌ぐパワーとトルクを発揮。トランスミッションは6MTで、小気味よい走りが期待できます。

なお、すべてのモデルに信号待ちなどの停車時に自動的にエンジンを停止、再始動するストップ&スタート機能が採用され、燃費の向上が図られています。

女性ユーザーからの支持が高いという「DS 3 CABRIO」は、コンパクトオープン初の5シーター。

スイッチを押すだけでセミオープン、フルオープン、または任意の位置でルーフポジションを変えることができます。さらに、開閉時間はわずか16秒、さらに高速走行でも電動ルーフの作動が可能です。

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ルーフカラーには「ブルー」、「DSモノグラム」、「ブラック」に加えて新色の「エメラルド」も追加されています。さらに、リヤウインドウまわりのキャンバスもルーフカラーと同色になり、よりアクセントを強調。

ほかにも、ルーフサイドの補強やトランクルーム上部の補強材などにより、ボディ剛性も向上されているのも朗報でしょう。

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価格は「DS 3Chic」が259万円、「DS 3 Chic DS LED Vision Package」が274万円、「DS 3 CABRIO Chic」が304万円、「DS 3 Sport Chic」が299万円です。

(塚田勝弘)

アウディQ5次期型、移動中のほぼフルヌード姿をキャッチ

アウディのミッドサイズ・クロスオーバーSUV『Q5』が、移動のためほぼフルヌードの状態でカートランスポーターに積まれる直前の一瞬を、撮影しました。

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ヘッドライトは「Q7」風スクエアなデザインながら、レンズの中には最新のLEDマトリクスヘッドライトが見えます。

また、今まで隠されていたフロントバンパーのエアインテークのデザインも露出し、リアコンビランプは新デザインに、バンパー一体型のエキゾーストパイプなどで、かなりスポーティーに仕上げられているようです。

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プラットフォームには「A4」と同じ「MLB Evo」を採用、100kg以上の減量化に成功しているようです。

パワーユニットは2リットル直列4気筒エンジンのほか、ハイエンドモデル「QS5」には、340psを発揮する3リットルTDIターボチャージャー付きV型6気筒や、「eクアトロ」システムPHEVもラインナップされる模様です。

ワールドプレミアは2016年9月と予想されています。

(APOLLO)

サンルーフがプラネタリウムになる!? 絢爛豪華なBMW・7シリーズの100周年記念車

BMW100周年を記念した特別仕様車が続々とリリースされていますが、今度は最高峰セダンの7シリーズにも100周年記念車が設定されました。

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7月9日に70台限定で発売される「BMW 750Li Celebration Edition “Individual(セレブレーション・エディション・インディビジュアル)」。

ベース車は、450ps/650Nmを誇る4.4LのV型8気筒BMWツインパワー・ターボ・エンジンが搭載された上級グレードの「BMW 750Li」。

外観は、特殊な顔料が生み出す色彩の変化が特徴的な「BMW Individualボディ・カラー・プログラム」から「アズライト・ブラック」のボディカラーがチョイスされています。

こちらは、「ダーク・ブラック」の色調の中に、まるで宝石のような美しいブルーの煌きを放つ質感の高いカラー。

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存在感のある20インチの「BMW Individualアロイ・ホイール」も見どころで、フラッグシップサルーンにふさわしいプレミアムな佇まいが強調されています。

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BMWの限定車としては少なめに思えるのは、その価格だけでなく手作業によるインテリアであるため。最高品質を誇る牛革のみを採用し、手作業による丹念な仕上げによるレザー本来の滑らかな手触りと自然な風合いを実現した「BMW Individualメリノ・レザー・インテリア・プログラム」から、上質で温かみあふれる雰囲気を演出するキャメル色の「フル・レザー・メリノ」が選択されています。

ほかにも、贅沢な雰囲気をさらに強調する同色のアルカンタラ製のルーフライニングや、ピアノの製作工程と同様のピアノラッカー技術により製造される高品質な「BMW Individualピアノ・フィニシュ・ブラック・インテリア・トリム」などの特別装備が組み合わせも見逃せません。

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装備面では、先日追加された「リモート・パーキング」のほか、夜間にLEDライト・エレメントがサンルーフのガラス面に6色の「星空」を演出する「スカイラウンジ・パノラマ・ガラス・ルーフ」、前席だけでなく後部座席の「マッサージ機能」も標準装備とするなど、1880万円という価格にふさわしい装備が与えられています。なお、ベース車のBMW 750Liは1659万円です。

(塚田勝弘)

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リモコン操作で無人駐車が可能! 量産車世界初の機能をBMW7シリーズに設定
http://clicccar.com/2016/05/18/372486/

トヨタのHVモデル世界販売、年内にも1,000万台到達か?

トヨタ自動車によると、1997年以来、約19年間に渡って世界で販売してきたハイブリッド車の累計販売台数が4月末に900万台を突破したそうです。

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地域別の内訳では日本が438万台と最多で、北米が299万台、欧州が111万台、その他が53万台の状況。

現在、約90以上の国・地域でHV 33モデル、PHV 1モデルを販売しており、これまでに販売したハイブリッド車の累計販売台数は901.4万台に達しています。

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昨年7月末に800万台を突破した後、約9か月でさらに100万台上積みしており、これまでの販売推移をグラフで「見える化」してみると、3代目「プリウス」や「アクア」がハイブリッド車の普及拡大に大きく寄与していることがわかります。

北米ではガソリン安の影響で2014年以降、ハイブリッド車の販売が下降気味となっていますが、欧州では逆にジワジワと販売を伸ばしている様子が窺えます。

ちなみに車種別に見た場合の世界販売台数TOP20は以下となっています。

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米国で販売台数が多いハイブリッド車はプリウス(168万台)、カムリ(38万台)、アクア(18万台)、Lexus RX(16.7万台)、プリウスα(16万台)、ハイランダー(14.6万台)など。

また欧州ではオーリス(29.6万台)、プリウス(28.7万台)、ヤリス(23.1万台)、Lexus RX(9.8万台)などが販売を伸ばしています。

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トヨタでは地球環境の問題に対してクルマの持つマイナス要因を限りなくゼロに近づけ、持続可能な社会の実現を目指す「トヨタ環境チャレンジ2050」に基づき、2020年までに150万台/年、累計で1,500万台のハイブリッド車を販売する計画。

同社はこれまでに約6,700万トンに上るCO2排出量を抑制、約2,500万kLのガソリン消費を抑制したとしています。

今年も4月末時点で既に47万台を販売しており、今秋には新型プリウスPHVや新型プリウスの派生SUV「C-HR」を投入する見込みで、このペースで行けば年内にも1,000万台到達の可能性もありそうです。

また、今後はトヨタにおいても米国ZEV規制への対応に伴い、これまでのHVに代わってPHVの開発が活発化すると予想され、トヨタが培ってきたハイブリッド技術はFCVやEVを含めた全ての電動車の基盤となるだけに、いっそう重要性を増して行くものと予想されます。

Avanti Yasunori

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三菱自動車、日産との提携を正式に締結!「外の目」で体制立て直しへ

三菱自動車が5月25日、日産自動車との資本業務提携に向けた「戦略提携契約」を正式に締結したと発表しました。

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これにより、日産は10月に約2374億円を投じて三菱自動車株の34%を取得、総議決権を得て三菱自動車は事実上、日産の傘下に入ることになります。

また同日、6月24日に予定している株主総会後の新役員人事について発表。

開発部門の立て直しを目的に、日産から担当副社長として山下光彦氏(63)、財務経理担当副社長として三菱東京UFJ銀行から池谷光司氏(58)を招くとともに、三菱商事出身の白地浩三氏(63)を常務執行役員から副社長に昇格させるそうです。

三菱自動車生え抜きで開発部門に長く携わってきた相川哲郎社長(62)と中尾龍吾副社長(63)は、不正問題の責任を取って辞任することになります。

益子会長(67)については当面、社長を兼任、10月に日産が出資後、年内に開く臨時株主総会にて新体制が発足する時点で辞任する模様。

一方、三菱自動車は同日、2016年3月期決算を修正、偽装問題の対応で191億円の特別損失を計上すると発表。軽4車種のユーザーへの燃料代の差額支払いや、エコカー減税の追加納税などに対する補償費の一部に引き当てるとしています。

新聞報道などによると、三菱自動車の開発部門に入る山下光彦氏は既に日産を退任しているそうですが、日産時代にEV開発にも携わっていたこともあり「日産での経験を生かし改革を進めたい」と意気込みをみせているそうです。

「外の目」による社内改革が必須の三菱自動車だけに、開発部門のトップとなる山下副社長の今後の手腕に期待がかかります。

Avanti Yasunori ・写真:小林和久)

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貴重!最小エコブースト×最大エコブーストのツーショット【吉田由美のすべすべ】

先週から引き続き、ひとり「フォード」week!

お借りした「フォード フィエスタ」をお返ししてから、今度は「フォード エクスプローラー」に乗り換えなのですが、私と同じように駆け込み試乗をされている方がいらしたようです!

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私は「フィエスタ」から「エクスプローラー」。
そのかたは私と逆に今日まで「エクスプローラー」で「フィエスタ」に。

このエクスプローラーは、試乗会直前にフォードが日本市場から撤退ということを受けて試乗会がキャンセルとなってしまった不幸なコ。

しかし、今年3月の発売前から「エクスプローラー」の最高グレード「タイタニウム」は人気だったらしい。フォード・ジャパンは「マスタング」も好調、「エクスプローラー」も幸先のいいスタートで、「これから」という感じだっただけに、今回の撤退話はとても残念。

「フィエスタ」も乗るとやっぱり軽やかでいいクルマだし、「エクスプローラー」はサイズがかなり大きいけれどインテリアとか、見た時にちょっとテンションが上がります。

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ちなみに「フィエスタ」は1Lのエコブースト、「エクスプローラー」は3.5Lのエコブースト。最小と最大の「エコブースト」エンジン搭載車が並んでいるのを日本で見るのは、もう貴重かも。

(吉田 由美)

トヨタ86GRMNの楽しみ方は? 求められるものは?

トヨタの「より良い走りを目指した」G’s、GRMNの試乗で最後を飾るのは2台の86。

6速MTのリミテッド仕様と、マークXと同じく100台限定の86 GRMN仕様をに乗ることができました。

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結論からいって、サーキットでもクルマのコントロールを楽しむことにかけては前者、通常の200psパワーユニットを選んだ方がまずもって運転も巧くなるでしょう。

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しかしタイムを削るという目的については明らかに後者に軍配が上がります。

それは86GRMNが楽しめない、という意味ではありません。

そもそも、赤/黒のド派手なアルカンターラ内装とバケットシートに迎えられて、ココロが浮き立たないドライバーはいないでしょう。それよりも86GRMNは、ステアリングやシートを通じて伝わってくるインフォメーションの質、身のこなしの質という点で優れているだけでなく、ウエポンめいた一面があります。

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妙な話、リミテッドでサーキットを周っていると自分のドライビング上のミスすら楽しめるのですが、86GRMNではドライビングの粗さやミスは、そのまま失速となって、すぐさま反映されるかのような印象です。

例えば低速コーナーの出口で荒っぽくアクセルを踏みすぎると、トラクションコントロールがグッグッという音とともにすかさず介入してきます。よって86GRMNは挙動やラインを乱すことなく、安定姿勢のままコーナーを脱出するわけですが。

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一方で、フロントを5mm、逆にリアは5mm狭めたトレッドは、回頭性とリアのスタビリティ重視といえます。アイシン精機が開発したモーションコントロールビームというボディの捩れや振動を吸収する減衰装置をリアパンパー下に備え、S字の切り替えしや路面表面が大きくき切り替わるような局面でも、シャシーそのもののしなりを穏やかに保ちます。

しかもボンネットやトランクリッドなど上モノを軽くしただけあって86GRMNの身のこなしは元々俊敏。逆に舵がキチンと鋭敏に効く分、つい欲張ってこじりがちにもなりますが、そういうドライバーの未熟さや拙速さをクルマが見抜いてクールダウンしてくれるような、そんなところもあります。

それでいて、アクセルを早めに踏めて、手で組まれた219psエンジンを5500rpm以上の回転域できっちり回せた時のエキゾーストの心地よさは、格別です。

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それにしてもこの日、何台ものG’s、GRMNに乗って強く印象づけられたことは、各車とも速度域を問わず、走行フィールに雑味がなく安定していることでした。

シャシーの剛性アップは無論、空力スパッツなどで車体下の空気の流れをコントロールして、ホイールハウスから車体がリフトするのを防いだり、ホント、ブレーキの制動フィールから4輪の接地感までタッチがいいんです。

86GRMNのトランクリッドなど、大きなリアウイングを背負っているだけでなくテールエンドがノーマルよりかなりハネ上がっていることにも、今回、初めて気づきました。

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「走りの味だし」という点でこれだけの成果を積み上げたG’sやGRMNに今後、求めたいのは、デザイン面です。

後付け感や攻撃性の表現ばかりでなく、大人っぽいシンプルな意匠・デザインを創り出すことができたら、そこさえクリアできたら、ハイパフォーマンス系の輸入車から流れる客層すらいるのでは? これだけ走りが磨かれたからこそ、美意識面での洗練に期待せずにはいられないのです。

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(南陽 一浩)

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ホンダの電動カブは市販の期待も!?【人とくるまのテクノロジー展16】

2015年の東京モーターショーに世界初公開された電動カブ「EV-Cub Concept」が「人とくるまのテクノロジー展2016」にも出展されました。

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カブといえば、1958年に発売された初代スーパーカブ以来、日本だけでなく世界中で愛されていますから、時代に合わせたEV化はぜひ期待したいところ。

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「EV-Cub Concept」は、参考出品のコンセプトカーということで詳細は明らかにされていませんが、家庭のAC100Vで気軽に充電でき、バッテリーも脱着可能。

盗難対策なのかあるいは蓄電池としても想定しているのか分かりませんが、電動アシスト付自転車が人気を集めているいま、発売されればコンシューマ向けとして話題を集めそうです。

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担当者にお話を伺うと、この電動カブ「EV-Cub Concept」は、新聞配達などの商用ニーズではなく、一般ユーザーを想定。さらに、ホンダの仕事外活動から発展したものではなく、市販化も見据えている模様です。

(文/写真 塚田勝弘)

新世代の安全性能を手に入れた先進サルーン ─ ホンダ新型アコード画像ギャラリー

2016年5月26日、ホンダのミドルサイズセダン「アコード」がマイナーチェンジを果たしました。

フルLEDヘッドライトによるフェイスリフト、先進的な2モーターハイブリッドシステムの進化を表現するスイッチ式エレクトリックギアセレクターといった特徴的な変化が、先進性をアピールするマイナーチェンジです。

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ハイブリッドシステムの進化により燃費性能を向上させただけでなく、安全性能面の進化にも注目です。

ミリ波レーダーとカメラによる先進安全支援システム「ホンダセンシング」は全車に標準装備。

さらに、光ビーコンを利用して信号情報を運転支援に活用するシステムを世界初搭載。進行方向の信号情報を先読み的に利用することで、スムースでエコロジカルな交通につなげます。

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従来設定のあったプラグインハイブリッド仕様はなくなり、マイナーチェンジを機に車名を「アコード」とシンプルにしたのも特徴。グレードはHYBRID LX、HYBRID EXの2つとなり、メーカー希望小売価格は385万円〜410万円となっています。

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●ホンダ・アコードハイブリッドLX 主要スペック
車両型式:DAA-CR7
全長:4945mm
全幅:1850mm
全高:1465mm
ホイールベース:2775mm
車両重量:1580kg
乗車定員:5名
原動機型式:LFA-H4
エンジン形式:直列4気筒DOHC
総排気量:1993cc
エンジン最高出力:107kW(145PS)/6200rpm
エンジン最大トルク:175Nm(17.8kg-m)/4000rpm
モーター形式:交流同期電動機(定格電圧700V)
モーター最高出力:135kW(184PS)/5000-6000rpm
モーター最大トルク:31.5Nm(32.1kg-m)/0-2000rpm
変速装置:電気式CVT
燃料消費率:31.6km/L (JC08モード)
タイヤサイズ:225/60R17 94V
メーカー希望小売価格(税込):385万円

(山本晋也)

新型アウディ・A5の公開直前に、最強モデル「RS5」が出現!

アウディは2016年6月2日に、新型『A5クーペ』のワールドプレミアを予定していますが、その公開を前に最強モデルとなる「RS5クーペ」の姿を捉えました。

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フロントマスクには、ミュールボディの下に大口エアダクトが見えているほか、サイドスカート、クワッドエキゾーストパイプなど、ハイチューンモデルらしいエクステリアが確認できます。

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注目のパワーユニットは現行モデルの4.2リットルV型8気筒から、3リットルV型6気筒ターボエンジン「TFSI」へダウンサイジングされるエンジンが搭載予定ですが、パフォーマンスは向上し、最高馬力は最強の470psを発揮するとも噂されています。

ワールドプレミアは早ければ2017年1月のデトロイトモーターショー、あるいは3月のジュネーブモーターショーと思われます。

(APOLLO)

【男性必見】女性が彼のクルマで重視するのは○○!?

最近は「若者のクルマ離れ」という言葉が浸透するほど、クルマに関わる機会が減っていると思われていますが、今でもドライブデートは人気のデートとして女性の多くから支持されています。

では、女性が彼のクルマで意識するのはどこなのでしょうか?

■彼が乗るクルマで重視するポイントは?

見た目のデザイン・乗り心地・安全性の3点が多く挙がっていました。その中でも若い世代になるほど、見た目のデザインを重視する傾向に。

やはりクルマも外見が大切さということでしょうか。また30代以上の女性は、乗り心地や安全性のほうを優先したいという意見が多かったです。

■彼に乗っていてほしいクルマとは?

見た目のデザインが大切という意見が多いため、高級車が多く出揃いました。

1番人気は高級車の代名詞でもある”BMW”という結果に。街中で見かけたら思わず見てしまいますよね。アウディやメルセデス・ベンツなどの車種も人気でした。

「BMWは自分が憧れる」「地位が高いブランド」「見栄えがいい」などといった、まさにデザインを重視する傾向が多い意見が目立ちました。

■クルマの見た目=ステータス

クルマにも当然高級車やコンパクトカーなどがあり、どんなクルマに乗っているかなどでその男性のステータスやイメージにもなります。女性としては少しでもいいクルマに乗っていてほしいと願望が今回の結果によく表れていると思います。

また、乗り心地や安全性の意見が多かったのは、長時間の移動時の疲れ軽減やクルマは時にも凶器ともなりえるので、それらを意識した回答だったのではないかと思われます。

出典元:女性を知る。探る。活かす。デジタル時代の女ゴコロを探る情報サイト「BWRITE(ブライト)」

(鈴木 唯)

【モーターファンズイヤー】創刊号で当時をふり返ろう。全9雑誌無料公開中!!

モーターファンズイヤー対象誌の創刊号が電子雑誌となり、絶賛公開中です!今回追加された5つの雑誌を紹介します。

まずはモータースポーツマガジン、「Racing on」

ron

アンドレア・デ・チェザリスが表紙が印象的な「vol.0」が発行されたのは1986年の3月。「元気ッ!春一番こちらビートたけし」では若かりし頃のビートたけしさんの姿も。

hyperrev

EUNOS ROADSTER特集で始まった「Hyper Rev」創刊号。マツダスピードAスペックの分析など、必見の内容となっている。

option

“日本版キャノンボール”と称し、雨宮ロータリーで1800キロを走ったドキュメントがメインコンテンツの「Option」。創刊号とはいえ今の雑誌ではやることはない、ビッグスケールの企画は必見です。

doriten

Option2の姉妹誌である「ドリフト天国」の創刊号。1999年当時のドリフト事情をチェックできる。

moto

創刊当初はモトライチャンプという誌名であった「モトチャンプ」。アメリカのハーレーダビッドソン事情やイタリアのオートバイ・メーカー、ピアッジオが製造販売するスクーター「ベスパ」の特集されている。

こちらのサイトからご覧いただけます。
大公開!「創刊号」

 

 

対応端末:PC、スマートフォン(iPhone/Android対応)、タブレット(iPad/Android対応)
対応OS:Windows 7、8/Mac OS X 10.7、10.8、10.9/iOS 7、8/Android 4.1、4.2、4.3、4.4
※端末やOSによっては閲覧できない場合があります
※閲覧は上記端末で行えますが、ダウンロードのご利用はスマートフォン、タブレットのみ対応です。
※ダウンロードには無料アプリ(iOS/Android対応)が必要です。
あらかじめご了承ください。

※都合により創刊号が用意できない場合があります。この場合は創刊号に相当する号のご用意となります。

トヨタ「マークX GRMN」は本格スポーツFRだった!

G’s、GRMNのフルラインナップ試乗会。G’s VOXYに続いて乗ったのはマークXのGRMN仕様。

19インチ大径サイズのホイールに、リアがより幅広&扁平のタイヤを履く本格的FRです。

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エアダムを左右に広げ、アグレッシブでエレガントさを増したエクステリアは、AMGやMといった欧州の名門チューナーにも共通する文法が貫かれています。

驚いたのは、G’sノアから乗り換えた直後から、車格やサイズが似ても似つかないにもかかわらず、ニュルブルクリンク仕込みらしい懐の深い乗り味が地続きで感じられたことです。

というのも車高が下がってストローク感は短くなったとはいえ、アシがおそろしくよく動き、フラットな乗り心地が持続します。

ステアリング操舵に対する素直な回頭性、ブレーキのタッチ、そしてV6の3.5Lが絞り出す321ps・380Nmの滑らかなパワーフィールなど、明らかに動的質感という点では2ランクほど上がってはいますが。

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惜しむらくは、袖ヶ浦ではこのパワーと体躯をやや持て余してしまうところでした。

8コーナーのような大回りでヨーが残る局面では、穏やかとはいえ立ち上がりで踏みすぎるとナチュラルにオーバーステアが出て、次の逆振りのヘアピンでよろけるといった具合です。

ただしコーナー出口でなく、もっと上手なドライバーが進入時からパワードリフトに持ち込むような操り方をしたら、話は別かもしれません。

それだけ積極的にコントロールしてこそ光る何かを秘めているだけでなく、コントロール性の高さを感じさせてくれる一台、それがこのマークX GRMNなのです。

(南陽 一浩)

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可変減衰力サスペンションなどを搭載したスバル・レヴォーグ「STI Sport」の先行予約を開始

2016年夏にも発売されるスバル・レヴォーグ「STI Sport」。その先行予約が5月27日から開始されました。

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数ある専用装備の中でも注目は、「DampMatic Ⅱ」と呼ばれる専用のチューニングが施された可変減衰力サスペンションの採用。

ダンパーの特性を活かした専用コイルスプリングとの組み合わせにより、操縦安定性の向上と乗り心地の確保という、相反する性能を高次元で両立したというのが自慢。

もちろん、専用チューニングビルシュタインリヤダンパーコイルスプリングも採用されています。

また、ステアリングギアボックスの取り付け剛性向上により操舵応答性を高めるなど、ハンドリングの向上にも余念がありません。

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外観は、専用設計となるフロントバンパーやフロントグリルをはじめ、LEDフロントフォグランプが採用されているほか、専用18インチアルミホイール、専用大型デュアルマフラーカッターを装備。ボディの前後にはSTIのオーナメントも配置。

なお、ボディカラーはベース車の7色に加えて、「WRブルー・パール」が用意されています。

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一方インテリアは、「STI Sport」専用のテーマカラーである「ボルドー」でコーディネートされていて、レッドステッチやピアノブラックのパネルとの組み合わせにより、スポーティでありながら落ち着きのある上質な雰囲気を演出。

また、専用アイテムとして、STIロゴ付きとなる専用ルミネセントメーター、ステアリングホイール、サイドシルプレート、運転席・助手席ヘッドレストを採用することで、レヴォーグ最上級グレードという位置づけにふさわしい仕上がりになっているそう。

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そのほか、レヴォーグ STI Sportにも専用クランプスティフナー付電動パワーステアリング(なお、フォレスターtSでは、クランプスティフナーの肉厚化されています)が備わり、アドバンスドセイフティパッケージも標準装備されています。

価格は「レヴォーグ 1.6STI Sport EyeSight」が348万8400円、「レヴォーグ2.0STI Sport EyeSight」が394万2000円です。

公式サイト:LEVORG×STI ティザーサイト|SUBARU

(塚田勝弘)

「立ち上がる」車椅子を生んだ、トヨタとセグウェイのコラボレーション

米国トヨタが5月21日、電動立ち乗り2輪車でお馴染みの「セグウェイ」を発明したディーン・ケーメン氏とのコラボにより、歩行者の目線まで「立ち上がる」電動車椅子を開発したと発表しました。

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ケーメン氏が設立したベンチャー「DEKA」社との合同プロジェクトにより実現したもので、2009年に生産完了した、階段を登れる「iBOT」をさらに進化させたものとなっています。

オフロードでの4駆走行に加えて、着座位置を上昇させることで、歩行者と同じ目線での会話や同じ速度での移動が可能となっています。

新型では6輪を備えており、立ち上がった際にも2輪で安定して走行。

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トヨタ自動車は「DEKA」社から得た平衡保持技術の使用権を、医療リハビリ療法や潜在的な用途に発展させる計画としています。

同社は年初に米国に人工知能(AI)技術研究会社「TRI」設立、ロボットや自動運転などの研究を加速させており、今回の「DEKA」社とのコラボについても、社会福祉面における事業の可能性を模索しているものと推測されます。

Avanti Yasunori ・画像:TOYOTA USA)

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新型BRZ登場!米国スバルが2017年モデルを先行公開!

スバルの米国法人がBRZの2017年モデルの概要を公開しました。

発売から4年半を経て、ついに本格的なマイナーチェンジを実施。2017年モデルではバンパーやランプ類の意匠が変更されています。

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ヘッドランプやテールランプがLED化されており、リヤスポイラーについてもデザインを変更。

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インテリアではステアリングホイールやメーターのデザインが変更されており、シートの質感が向上しています。

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BOXERエンジンにも手が加えられ、205psに出力が向上。足周りには17インチ×7.5Jの黒色アロイホイールにミシュランタイヤを装着、サスペンションはザックス製のショックアブソーバーを装備しています。

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ちなみに、姉妹モデルのトヨタ86は3月のニューヨークモーターショーでマイナーチェンジモデルを発表済みで、今秋の発売を予定していることからBRZも同時期に発売されると予想されます。

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米国スバルは6月12日に詳報を公開するとしており、今後の情報が待たれます。

公式サイト:2017 Subaru BRZ | Subaru

Avanti Yasunori ・画像:SUBARU USA)

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豪トヨタが開発した「86シューティングブレーク」とは?
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トヨタ「86GRMN」は豊田章男社長が主導する「もっといいクルマ」だった
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【ニューヨークモーターショー16】トヨタ・86のマイナーチェンジモデル発表!
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「若者向け」のロールス・ロイス!? レイス・ブラック・バッジを日本初披露

いまやロールス・ロイスといえば、ベントレーとともに英国を代表する高級車ブランドで、紳士淑女あるいは成功を収めた人が「上がり」で乗るイメージがあるかもしれません。

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2016年のジュネーブモーターショーに登場し、5月25日に日本で初めてお披露目された「レイス・ブラック・バッジ」は、「自信みなぎる今日の若い型破り世代」をターゲットに据え、「妥協せず、言い訳をしない生き方とライフスタイルをおくる世代」に向けたモデルとのこと。

外観では、車名どおりブラックがキーワードになっていて、「ブラック・バッジ」のフロントエンド、サイドパネル、リヤのダブルRバッジが配色を反転させてブラックを背景にしたシルバーとなっているほか、フロントグリルの縁や、トランクリッドの仕上げのアクセント、ロワーエアインテークのアクセント、エキゾーストパイプなどのクローム・サーフェスがダーク調に変更。

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さらに「ブラック・バッジ」は、ブラックカラーにも、新しいレベルの色彩強度を付与。

ペイントとラッカーを何層も重ね塗りしたうえ、手作業で繰り返しポリッシュして仕上げられています。ソリッドカラーとしては異例といえる塗装とポリッシュに多くの手間がかけられているのも特徴で、量産車としては前例のない深みと黒色度、色彩を持つブラックカラーとして昇華されています。

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車内の「ブラック・バッジ・キャビン」は、航空宇宙技術由来のアルミニウム合金製糸の織物とカーボン・ファイバーからなるコンポジット材サーフェスを採用。「ブラック・バッジ」のダッシュボードとリヤのエアアウトレットは物理蒸着によってダーク調に仕上げられ、圧倒的といえる上質感を演出。

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エンジンは6.6LのV12気筒で、8ATとの組み合わせにより632psという圧倒的なアウトプットを誇るだけでなく、このハイパワーに追加のトルク(+70Nm)が加えられているのも特徴です。

さらに、エアサスペンションのチューニングや新しいドライブシャフト、8ATなどにより、ドライバーズカーとしての資質も向上。もちろん、ロールス・ロイスが誇る流「魔法のじゅうたん」の乗り心地は犠牲になっていないそう。

なお、価格などは発表されていませんが、2016年末までには発売するとアナウンスされています。

(塚田勝弘)

初参戦!業界BBQ大会で恐怖の(?)正座お出迎え【吉田由美のすべすべ68】

毎回お誘いいただいているのに、なかなか参加できなかった「自動車業界BBQ大会」に参加しました!

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実は私、一日日にちを間違えていて、朝のFacebookからのリマインダーを見て慌てて出かけたという・・・。

会場は東京・夢の島マリーナ。

夢の島公園にもバーベキュー場があるようですが、そこではなく、マリーナ内の「マリンセンター」横のセレブなバーベキュースペース。
贅沢なことに貸し切りです。
こちらは夢の島マリーナに船を係留しているオーナーさんだけが借りられるとのこと。

カメラマンのMさんが専属シェフ。家から持参した寸胴鍋いっぱいのビーフシチューや、バーベキューを焼いたり、焼きそばやオムライスを作ったりと大活躍。

そして朝から船で釣りに出かけた人たちもいて、釣ったばかりの「きす」や「タコ」などその場でさばいててんぷらにしていただいたりと、とっても贅沢~。

この日は30名ぐらいの参加でしたが、とても楽しいひとときでした。

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それにしても、少し遅れて行った私を皆さまが正座で出迎えてくださったのですが・・・
ますます縁遠くなるのでやめてくださーい(笑)。
すでに「行き遅れ」ですけど・・・

(吉田 由美)

F1女子おススメ! 往年の名車が集うモータースポーツヒストリックイベント「SUZUKA Sound of ENGINE 2016」とは?

2016年11月19日(土)・ 20日(日)に鈴鹿サーキットで、モータースポーツの歴史が凝縮された夢のヒストリックイベント、「SUZUKA Sound of ENGINE 2016」が開催されます!

国内外から集結した数多くの往年の名車を6つのカテゴリーに分別。懐かしのエンジン音を聞き、それぞ れの歴史、魅力をたっぷりと堪能できる素敵なイベントです。

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【カテゴリー1】 Group C 〜世界を席巻したモンスターたち〜

1982年グループCカーと呼ばれるマシンによる、世界耐久選手権シリーズ(WEC)が始まりました。排気量無制限の ターボエンジンを搭載し、1000馬力以上を絞り出すモンスターマシン達が鈴鹿サーキットにやってきます。

■ 1982年 スカイラインスーパーシルエット

スカイライン シルエットフォーミュラ

市販車をベースとしながらも大幅な改造が許され、そのシルエットは市販車ですが、中身はフォーミュラカーのようだと「シルエットフォーミュラ」とも呼ばれた、スカイラインスーパーシルエット。570馬力以上のモンスターマシンです。

■ 1989年 MAZDA 767B

767B

1988年ル・マン24時間レースに参戦し7位を記録。マシンは後に787Bへと進化し、1991年のル・マン24時間レースで日本車初の、そして日本メーカーとして唯一の総合優勝を飾りました。

※ 参加決定車両: ニッサンR92 CP(1992年)、マーチ83G シルビア・ターボC(1983年)、 NP35(1992年) 、グッピーMCS(1985年) 、ポルシェ962C(1986年)

[nextpage title=”歴代F1マシンが集合!”]

【カテゴリー2】 日本のモータースポーツの原点 〜プリンスが生んだ純国産レーシングマシン“R380”〜

■ 1966年 R380(A-I型)

R380

1964年に鈴鹿サーキットで行われた、第2回日本グランプリ自動車レース大会で敗れたプリンス自動車は、打倒ポルシェを目指して日本初のプロトタイプカーR380を開発。直列6気筒エンジンをミッドシップに搭載した流麗なスタイルには、誰もが驚きを隠せなかったそうです。1966年の第3回日本グランプリでポルシェ906と対決。見事優勝し雪辱を果たしました。

【カテゴリー3】 Formula of LEGEND

1987年鈴鹿サーキットで初めて開催されたF1グランプリは大きなブームを巻き起こしましたが、F1が始まったのは1950年。 古い歴史の中で数多くの名車が生まれ、数多くの名勝負、ドラマが生まれました。長いF1の歴史の中で独創的、革新的な技術が次々 と生み出された、1970年代から1980年代に参戦したマシンが鈴鹿サーキットに集います。

■ 1975年 Ferrari 312T

Formula One World Championship

フェラーリ312Tの「T」の由来となった横置きギアボックスを搭載したのを始め、独特なフロントウイングと独創的な機構を満載し たマシンです。ちなみに、「T」は横を意味するTrasversale(イタリア語)の頭文字。1975年はニキ・ ラウダが5勝、クレイ・ ガッツォーニが1勝し、ニキ・ ラウダのドライバーズととも にコンストラクターズチャンピオンも獲得し、ダブルタイトルに輝きました。

■ 1982年 Alfaromeo 179C

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1976年、チームにエンジン供給する形でF1に復帰したアルファロメオは1979年からワークスチームとして参戦。水平対向12気筒からV型12気筒エンジンへ換えた179を投入し、1981年には1978年ロータスでチャンピオンとなったマリオ・ アンドレッティがチームに加わりました。1982年にかけてアルファロメオは179C、179D、179Eと3種類のマシンを参戦させ、1981年の最終戦ラスベガスGPでアンドレッティが3位入賞。アルファロメオにF1復帰後初の表彰台をもたらせたのです。

※ 参加決定車両: Tyrrell 006 (1972年)、Venturi LC92 (片山右京車/ 1992年) 、Wolf WR1 (1977年)

【カテゴリー4】 世界に勝ち、世界に敗れた日本 〜WGP250 90年代〜

日本メーカーが活躍してきたWGP(ロードレース世界選手権)は、1990年代に入るとGP250ccクラスで日本人ライダーが大活躍。1993年には YAMAHAの原田哲也氏がタイトルを獲得しました。鈴鹿サーキットでの日本グランプリもジャパンパワーが大活躍! しかし、次第に海外 メーカーに遅れをとって行ってしまいます・ ・ ・ 。

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【カテゴリー5】 日本のモータースポーツの原点〜マン島T

1959年Hondaチームは4台の125ccマシンとともに当時の最高峰、マン島TTレースに参戦。3年目の1961年、Hondaは 世界選手権の1戦となったマン島に再び上陸し125ccクラス、250ccクラスで悲願の優勝を飾りました。

2輪の参加車両はまだ決定されていませんが、どの歴代マシンが登場するのか楽しみですね。決まり次第発表されるので、鈴鹿サーキット公式ホームページを要チェック!

【カテゴリー6】 TIME TRAVEL PARKING

1976年以前に 生産された2輪車、4輪車限定200台が、鈴鹿サーキット国際レーシングコースのパドック内に設けられ た専用スペースに集います。 また、展示車両によるフルコースを走行するTIME TRVEL PARADEも見逃せません。

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そして、このTIME TRVEL PARKINGの参加車両を募集しています! 対象車両は1976年以前に生産された2輪車・ 4輪車。市販車・ レーシングマシン。募集締め切りは8月31日(水)。対象車両をお持ちの方、愛車との思い出に応募してみてはいかがでしょうか?

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今年も盛りだくさんなラインナップの、SUZUKA Sound of ENGINE。各マシン、どのようなサウンドを響かせてくれるのでしょうか。ぜひ鈴鹿サーキットで歴代マシンの歴史に触れ、そしてめったに聞くことができない、歴代マシン達のサウンドを楽しんで下さいね。

前売り券(2日間通し券で、大人3500円・ 中高生1700円・ 小学生800円・ 3歳〜 未就学児600円)は、9月25日(日)から発売されます!

公式サイト:SUZUKA Sound of ENGINE 2016|鈴鹿サーキット

(yuri)

これぞ伝統のGTI!フォルクスワーゲン・新型ポロGTI 6MT試乗レポート

2014年夏にマイナーチェンジを行ったフォルクスワーゲンポロ。2015年冬に最上級モデルのポロGTIを追加。さらに夏には待望の6MTが登場しました。

今回、個人的にメーカーの広報車両を借用し、山梨方面にハンドルを切りました。

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ポロGTIのエクステリアは5ナンバー枠に収まり、コンパクトで取り回しもよく嬉しい限りです。あのMINIですら、今は3ナンバーですから・・・。

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コンパクトなボディですが、佇む姿は迫力満点です。

落とされた全高、水平基調のフロントマスクにヘッドライトユニットまで続くレッドライン、LEDヘッドライト、大型フロント&リアスポイラーと専用パーツを纏います。

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タイヤサイズは、コンパクトボディに215/40R17というワイドなものを採用しています。ポリッシュ&ブラックの専用アロイホイール、その隙間から覗くレッドキャリパーもホットハッチ感満点です。

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新型ポロGTIは、従来からエンジンの排気量が大きくなっています。ダウンサイジングエンジンの先駆けであった同社としては意外な設計といえます。

先代は1.4リッターにターボとスーパーチャージャーを組み合わせた、ツインチャージャーでパワーを引き出していましたが、今回のマイナーチェンジで1.8リッ ターTSIエンジンが搭載されています。

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最近では左足で運転をすることすら忘れている方が多い中、踏みごたえのあるクラッチペダルを踏み、エンジンを始動させますと、「ブウォン!」とGTIにふさわしい咆哮が響きます。

クラッチペダルから足を浮かすと、エンジン回転を上げなくてもスルスルと動き出し、豊かな低速トルクに助けられ、ポンポンとシフトアップをしても街中では交通の流れをリードしているほどです。

ターボチャージャーが仕事をはじめるのは超低速域からであるため、1.8リッターエンジンは、さらに大排気量エンジンを搭載している感覚でした。試乗前には、じゃじゃ馬を予想していましたが、いい意味で裏切られました。

ただ、足回りの硬さは否定できず、キャビンには容赦なくダンピングのショックが届きます。

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高速道路では、弾丸のような速さを見せてくれます。車両重量:1240kgに対して、最高出力:192psですから、速いのは当たり前です。

追い越し加速も豊かなトルクでシフトダウンを要求する場面は少ないのですが、ここぞという時に、シフトダウンをし、アクセルを踏み込むと、野太い排気音と共に猛進していきます。

そのような場面でも、車両の挙動は極めて安定志向。ホットハッチというよりGTカー的な要素が高いといえます。

ワインディングでは、水を得た魚のように走ります。コリコリと節度感のあるシフトレバー、ヒール&トウに適したペダル配置。これらを駆使した走りは大人をアツくさせてくれます。

コーナーでもロールは見事に押さえ込まれ、クリックなギア比を持つステアリングと相まって、優れた回頭性を実現しています。

またブレーキフィールも絶品。構造は前後とも一般的な片押しのシングルピストン式なのですが、踏力に比例して「ググっ」と制動が立ち上がるもの。決してカックンブレーキにはならず、ワインディングでも大きな武器になってくれました。

GTI伝統の赤いラインが印象的なタータンチェックを採用したシートや、パワフルなエンジンなど、GTI魂がコンパクトなボディにギュっと凝縮された一台といえます。

(文/写真:外川 信太郎)

これからの季節に大活躍!遊び心満載なサンシェード「ワンシェード」が発売

暑くなってくるとクルマのフロントガラスにサンシェードを付ける機会も多いと思います。暑い夏は少しでも快適な状態でクルマに乗りたいですよね。

■目立つサンシェードでクルマを見つけやすいという利点が

今回紹介するサンシェードは、ユニーク雑貨ブランド”YOU+MORE![ユーモア]”から発売されたサンシェードで”ワンシェード”という商品。

柴犬が運転席にいるという斬新なデザインは、ブランド名通り遊び心満載となっています。

目立つサンシェードは広い駐車場で自身のクルマを探す際も目印にできるので、見つけやすいというメリットもあるのが特徴です。犬好きな方には特にオススメなサンシェードかと思います。

■コンパクトで付けやすさも抜群!

サンシェードは折りたためるタイプで、置き場所を無駄に取りません。さらに、吸盤タイプのため、取り付けも楽々行うことができます。クルマの中で無駄な荷物にならないのは重要な点ですよね。

■サイドガラス用も発売

サイドガラス用は、犬の種類が柴犬・紀州犬・フレンチ・ブルドッグ・ダックスフントの4種類が1セットです。窓ガラスからひょこっと顔を出しているようなデザインはかわいらしさも溢れ出ています。こちらは重ねるようにたためるタイプのため、サンシェードが4枚あっても置き場所を取ることがなく、コンパクトにして車内に置くことができます。

■サンシェードもこだわったものを

カーアイテムでもこだわりを持てるのがクルマの魅力でもあります。少し目立つことにより他のクルマとの差別化をすることもできますし、取り付けるときがちょっと楽しみにもなりそうですよね。今年の夏は少し変わったサンシェードで、夏のドライブをより楽しんでみるのはいかがですか?

公式ブログ:「おかえりなさい」車でお出迎えワンシェード│YOU+MORE!│フェリシモ

(鈴木 唯)

ジープ・ラングラー、次世代「JL型」を接近撮!

ジープのクロスカントリー4WD、『ラングラー』の次世代モデルと思われるプロトタイプの捕捉に成功、超接近撮影に成功しました。

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「ラングラー」は1987年に登場した初代「YJ型」、1996年の「TJ型」を経て、2007年デビューした3代目「JK型」が現行モデルですが、次世代モデルでは「JL型」と位置づけられるようです。

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今回のプロトタイプは、ボディ全体がマスクされている上、ボンネットからフェンダー部分には、マスクの下にクッションのようなものまで入れる、手の込んだカモフラージュが施されているため、詳細は一切不明。

ですが、リアウィンドゥが現行モデルより、寝ていること、ホイールベースが延長されていること、縦長サイドミラーが取り付けられていることなどが判明しました。

関係者によれば、次期モデルでは軽量素材を多用し、大幅な軽量化が図られ、パワートレインは3.6リットルV型6気筒エンジンをアップデートし300psまで引き上げられるということです。

ワールドプレミは2017年秋、遅れれば2018年1月のデトロイトモーターショーあたりと思われます。

(APOLLO)

自動運転を見据えたデンソーの2系統電動パワステとは?【人とくるまのテクノロジー展16】

デンソーが「人とくるまのテクノロジー展」で展示していた2系統EPS(EPS=電動パワーステアリング)は、電子回路もモーター巻線も文字どおり2系統持っていて、たとえば自動運転の際に何らかのトラブルが起きても1系統生きていることで、パワーアシストが失われることなくステアリング操作が可能というもの。

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じつは、すでにトヨタ・アルファード/ヴェルファイアなどに搭載され、2015年から量産化しています。

自動運転車両でなくても万一、EPSに問題があり「重ステ」になると、たいていの人はパニックになるはずで、速度域が高かったり、交差点だったりすると重大な事故に直面する可能性があります。

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自動運転のシーンでは、従来の1系統EPSだとステアリング操作ができず「自動運転停止」となってしまい、しかも手動運転に切り替えできたとしても「重ステ」状態ですから先述した状況に陥るかもしれません。

2系統ならハーフアシストで自動運転が継続できるほか、アシスト力50%のハーフアシスト状態で手動運転に切り替えることができます。たとえ異常があっても一定期間機能が失われない、「フェイルオペレーション」が用意されているわけです。

私も体験してみましたが、アシストがゼロになると急に重くなり、ハーフアシストでもアリ、ナシには大きな差があります。自動運転というとセンシングの面などに注目が集まりがちですが、すでに採用されている技術の底上げも不可欠なのが分かります。

(文/写真 塚田勝弘)

ヘッドマウントディスプレイで現実映像とCGを融合した3D映像を表示【人とくるまのテクノロジー展】

キヤノンは、5月25日(水)〜27日(金)に パシフィコ横浜で開催された「人とくるまのテクノロジー展2016」でヘッドマウントディスプレイ「MREAL Display MD-10」を出展。

現実映像とCGを融合した3D映像をアピールしました。

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この「MREAL Display MD-10」は、同社のMR(Mixed Reality:複合現実感)システム「MREAL(エムリアル)」の新製品として、5月25日より新発売されています。

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同社では「MREAL」を、自動車メーカーをはじめとする製造業での設計・製造部門で、デザインや設計データを実物大の3D映像で確認し、試作回数やコストの削減を可能にする業務支援ツールとして自動車業界にも拡販したい考えのようです。

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「MREAL Display MD-10」の特長は次の2点です。

1.広画角・高精細により使用用途が拡大

水平方向で約60°、垂直方向で約40°の広画角を実現し、解像度も現実映像で約1700×1060、CG部分で1920×1200と大幅に向上。自動車の外観や内装のデザインを近距離から確認でき、ねじのような細かい部品をCGにはめ込むことで作業性を確認できるなど、実寸大で臨場感のある3D映像を通した検証が可能になる。

2.新たなソフトウエア(別売り)により「手を使った検証」の利便性が向上

「MREAL」は、組み立てやメンテナンスの検証時にCG映像の中に自分の手を映し出し、作業性や操作性を確認可能。この検証に新たなソフトウエアを使用することで、手の輪郭をより滑らかに表示することができ、手とCGの位置関係をより自然な感覚で把握できる。

(山内 博・画像:キャノン)

島津製作所が燃料電池内部を探る「FC-3Dモニタ FCM-3D-Oxy」を展示【人とくるまのテクノロジー展】

島津製作所は、5月25日(水)〜27日(金)に パシフィコ横浜で開催された「人とくるまのテクノロジー展2016」で、固体高分子形燃料電池(PEFC)内の酸素濃度をリアルタイムで測定できる「FC-3Dモニタ FCM-3D-Oxy」を出展し、目に見えない燃料電池内部を探るハイテクをアピールしました。

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固体高分子形燃料電池(PEFC)は、燃料電池自動車を始めとする自動車分野などへの応用が期待されるほか、家庭にも普及しつつある家庭用燃料電池「エネファーム」にも搭載されています。

島津製作所の「FC-3Dモニタ FCM-3D-Oxy」は、PEFC内ガス拡散層(GDL)の深さ方向の酸素濃度をリアルタイムで直接モニタする世界初(同社調べ)の装置ということです。

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燃料電池内部の酸素濃度を測定することで、発電効率を高める部材の設計および選定や気体流路の最適化への寄与が期待できます。

同社では「FC-3Dモニタ FCM-3D-Oxy」を5月23日から新発売しており、今後自動車メーカーおよび部品メーカーに拡販したいとしています。

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「FC-3Dモニタ FCM-3D-Oxy」の特長は次の3点です。

1.ガス拡散層内部5箇所の酸素濃度をモニタ可能

直径50μmの微細なプローブをPEFC内部に直接挿入し、GDL内の任意の位置・深さごとの酸素濃度をモニタできます。最大で5箇所までの同時測定が可能です。プローブの先端位置を自動で算出する機能も搭載。

2.高速なデータ処理による酸素濃度のリアルタイム把握

深さ方向に測定できる本製品用のソフトウェアを新開発。5箇所同時測定時でもリアルタイムで酸素濃度とプローブの先端位置を記録することができる。

3.設置面積1m×1mで導入しやすい一体型ユニット

従来製品は暗室で使用する必要がありましたが、本製品は、制御部と本体部を一体化して設置面積1m×1mの単一ユニットに収納。暗室が不要で、研究開発現場への導入が容易。

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(山内 博・画像:島津製作所)

カルソニックカンセイが今までにない楽しさをアピール【人とくるまのテクノロジー展2016】

カルソニックカンセイは、5月25日(水)〜27日(金)に パシフィコ横浜で開催された「人とくるまのテクノロジー展2016」で、「Human-Max コックピット」を出展し、今までにない楽しさをアピールしました。

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この「Human-Max コックピット」は人の能力・気分を最大限に引き出し、新しい楽しさを提供するというコンセプト出品のコックピットです。

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「Human-Max コックピット」の特長は次の3点です。

 【高揚感と解放感を両立】

クルマを操る気分を高揚させるドライビング空間と、自動運転モードでのの自由で解放的な空間価値とを両立させたコックピットデザインを実現

【目の拡張】

鳥瞰表示により全周囲のリスクをドタイバーが瞬時に理解可能。遠方虚像の採用で距離感が得られ前方視界とのマッチングが容易

【手の拡張】

画面内に手が現れて直観的に操作可能な次世代インタフェース。前方から視線をそらさずスマホライクな操作感を安全に実現

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同社は人とクルマのテクノロジー展において、「Green & Comfort」という二つのテーマに基づいて展示を展開し、ほかにも同社が誇る製品・技術を展示しました。

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(山内 博・画像:カルソニックカンセイ)

前代未聞!? クルマが載った音楽アルバムだけを集めた「タモリ倶楽部」的な珍書が発売!

008-009今月、三栄書房から一風変わった本が出版されました。その名も「カージャケ〜CAR JACKET GRAPHIC」。

カバーなのかオビなのか微妙な装丁に、レコードジャケットがずらり。

クレイジーケンバンド・横山剣さんの「車があるとジャケットの画が締まるんだよね」とのコメントで、およそ察しがつきますが、クルマを絵柄にあしらった音楽ジャケットのコレクションブックです。その数、約500枚。

ジャンルも、ロック、ジャズ、ポップス、ヒップホップ、サントラ、歌謡曲、アイドル、アニメなど洋楽・邦楽問わず実に様々。登場する車も、国産車、欧州車、アメ車、レーシングカーなど古今東西の名車・珍車がずらりと並びます。

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この本を出版したのは、自動車関連が得意な三栄書房。企画は音楽系制作物に強い金羊社クリエイティブワークス。この2社の接点から生まれたのが、このウルトラマニアックな本というわけです。

「ビーチ・ボーイズ、クレイジーケンバンド、矢沢永吉、一連のジャズの名盤等々を代表的な例として、レコードやCDのジャケットにクルマが映っている、いわゆるカージャケは昔から魅力的なものが多いことから、10年くらい前から音楽とクルマの結びつきを分かりやすく見せたビジュアル本を作れないものかと画策していました」

とは、本書の編集長・竹部吉晃さん。

「でも、いざ作り始めると、その数の多さに収拾がつかず、どのようにまとめたらいいのか、かなり悩まされました。年代で切るのか、音楽ジャンルで切るのか、車種で切るのか。最初は音楽ジャンルでという話もありましたが、最終的にまず年代で切り、その次に音楽ジャンルということが決まっていきました」

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500枚ものジャケットを掲載するための苦労話を伺うと、

「音楽ライターさんたちの協力を得ながら全方位でカージャケを洗い出し、掲載するジャケと並べる順番を決め、そこから本格的なジャケット探しが始まりました。約500枚を掲載ということで、自分が持っているジャケでは当然足りませんから、ジャンルごとのコレクター諸氏に相談し、協力を取り付け、レコードを借りに行ったり送ってもらったりで、500枚に近づけていきました。今回協力していたいただいた方は日本を代表するコレクターばかりで、ある意味レコード・コレクターのオールスターが揃った感があります。何より、横山剣さんにインタビューできたことは、この本に箔をつけてもらった気がします」

とのこと。多大な労力に見合う、自信のほどが窺えました。

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「カージャケ〜CAR JACKET GRAPHIC」は、5月21日から発売中。書店でお見かけの際はぜひご購入を!

(クリッカー編集部)

「LEVOLANT(ル・ボラン)CARS MEET 2016」呼ばれてないけどじゃじゃじゃじゃーん【吉田由美のすべすべ67】

横浜赤レンガ倉庫で開催された「ル・ボランCARS MEET 2016」に行って来ました。
しかも仕事ではないのに(笑)

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実は私、今年に限らず気が付けば毎年このイベントに足を運んでいます(驚)。

横浜で開催されているし、なぜかこのイベントの日はいつもヒマで、しかも晴天!

お仕事じゃないので、夕方ぐらいにフラーっと出かけてチラッと見て、誰かとお茶飲んで、ご飯食べて帰って来るという…

今年もそんな感じです。

今年も赤レンガ倉庫に来る観光客と、このイベントに来るお客様で大賑わい。

国内外の最新モデルが展示されていますが、中でも注目を集めていたのは「ボルボXC90」。
ボルボらしからぬ個性とインパクト、そして迫力はピカイチです!

そして今回、「BMW 7シリーズ」にオプション設定されている自動駐車システム「リモート・コントロール・パーキング」のデモが注目を集めていました。
これは車外にいながらにして、リモコンの遠隔操作でクルマのエンジンを始動・停止させ、自動駐車ができるというもの。これによって狭い空間での駐車可能となりました。しかも、歩行者を検知し危険と判断したら自動で停止もします。

また、お世話になっているFM横浜「ザ・モーターウィークリー」の公開収録も一番前も席で観覧。

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でも、そろそろこのイベントにお仕事で呼んで欲しいな~、「ルボラン」さん。よろしくお願いします!笑

(吉田 由美)

横浜ゴムがチェルシーFCの新ユニフォームを発表

横浜ゴムは、パートナー契約を結んでいるイングランド・プレミアリーグに所属するチェルシーFCの2016-2017年シーズン新ユニフォームを発表しました。

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同時に新ユニホームを着用した選手を起用し、新しい広告ビジュアルを制作しました。

このビジュアルのテーマは横浜ゴムの意志を表現したもので、「Aim High – Strive for success(高みを目指すという意味)」というコピーを採用しています。

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新ビジュアルは横浜ゴムの制作するチェルシー関連のアイテム(Web・SNS・店頭ツールなど)にも使用しグローバルに展開され、今後、色々な広告媒体でこのビジュアルを目にすることになる予定です。

新ユニフォームはシンプルに優雅、伝統に焦点を当てたデザインとなっています。

細部にホワイトを使った伝統的なブルーを基本とし、アディダスの3本ストライプを脇に配し、伝統的なVネック襟を採用しています。

クラブを象徴するライオン紋章が袖やユニフォーム前面に装飾されたことも新デザインの特徴です。胸には大きく「YOKOHAMA TYRES」のロゴが表示されています。

1905年設立のチェルシーFCはプレミアリーグの名門クラブ。

プレミアリーグで5度、FAカップで7度、UEFAカップウィナーズカップで2度、2012年のUEFAチャンピオンズリーグ、2013年のUEFAヨーロッパリーグで優勝し、英国クラブで唯一UEFA三大クラブ大会を制しています。

(山内 博・画像:横浜ゴム)

ホンダの威信をかけた新型アコードの最新装備とは?

ホンダのアッパーミドルサイズセダン「アコード」がビッグマイナーチェンジを受けました。

新型アコードのラインナップはハイブリッドのみで、リース販売で用意されていたアコード プラグイン ハイブリッド(PHV)は今年の3月に生産を終えていました。

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まさにいつの間? という感じですが、生産終了、販売終了となるモデルは最後に限定車などで華々しく去るか、黙って去る場合が多いようです。

さて、ビッグマイナーチェンジを受けた新型アコードは、インラインタイプのフルLEDヘッドライト/LEDフォグライトが採用されたフェイスリフトを実施。

また、2.0L DOHC i-VTECエンジンと「i-MMD」の組み合わせであるハイブリッドシステムのモーターやバッテリーなどを新設計することにより、「SPORT HYBRID i-MMD」が小型・軽量化されているだけでなく、高出力・高トルク化が図られているのが見どころ。

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安全装備も最新世代にスイッチされています。

最新の安全運転支援システムである「Honda SENSING(ホンダ センシング)」が標準化されたほか、近赤外線技術を応用した、走行車両の車載装置との双方向通信機能と車両感知機能を併せ持つ装置「高度化光ビーコン」を使った信号情報活用運転支援システムに世界で初めて対応。

こちらは、交通信号のさまざまな情報を通信で取得して、メーター内に表示する機能で、安全で円滑な走行をサポートするもの。

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また、ホンダ自慢のプローブ情報システムで高精度な渋滞予測を実現する「Hondaインターナビ」を標準装備、iPhoneのさまざまなアプリを車内で便利に使える「Apple CarPlay」にも新たに対応しています。

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さらに、車線変更や合流時などに助手席側後方の確認を補助する「LaneWatch(レーンウォッチ)」や、狭い場所での駐車などをサポートする「パーキングセンサーシステム」を装備するなど、最新装備を積極的に採用するホンダの最新セダンらしい充実ぶりが目を惹きます。

価格は「HYBRID LX」が385万円、「HYBRID EX」が410万円です。

(塚田勝弘)

【関連記事】

新型アコードをホームページで先行公開、オデッセイHV並のモーターに進化か!?
http://clicccar.com/2016/04/21/367871/

色気を増した内外装が魅力。BMW 2シリーズ アクティブ ツアラーの400台限定車

MINIでの実績がありながらも2014年10月のデビュー時は、「BMWなのにFF!?」など、自動車業界(マスコミ)やマニアから懐疑的な目線で見られていた(と思われます)2シリーズ アクティブ ツアラー。

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蓋をあけてみれば都市部を中心にかなりの遭遇度で、一般のユーザーはFFだろうがFRだろうがほとんど気にしないという、BMWによる調査も理解できるところです。

また、世界的には好調のようですが、メルセデス・ベンツBクラスの対抗馬としての役割を日本でどれくらい果たしているのか気になります。

登場から1年半が経ち、新車効果が薄れてきたのか分かりませんが、6月11日から発売される400台限定の「BMW 2シリーズ アクティブ ツアラー Celebration Edition Fashionista(セレブレーション・エディション・ファッショニスタ)」は、ガソリンの直列3気筒BMWツインパワーターボエンジンを積む「BMW 218iアクティブ ツアラー」がベース。

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外観は「アルピン・ホワイト」、「フラメンコ・レッド(※)」に加え、同限定車専用カラーの「インペリアル・ブルー(※)」の鮮やかな3色のボディカラーから選択できるのが特徴。※のカラーはオプション装備(7万7000円)

ほかにも17インチの「スター・スポーク・スタイリング479アロイ・ホイール」が組み合わされ、エレガントかつ洗練されたスタイリングが強調されています。

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内装は、キャンベラ・ベージュの「Sensatecレザー・シート(合成皮革)」と上質な「ファインライン・ストリーム・ウッ ド・インテリア・トリム」の組み合わせが印象的で、明るくモダンな仕上がり。

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「218i アクティブ ツアラー Celebration Edition Fashionista」の価格は398万円で、ベース車の「218i アクティブ ツアラー」よりも56万円高となっています。

(塚田勝弘)

電動ソフトトップは30km/h以下なら走行中でも開閉可能 ─「MINIコンバーチブル」画像ギャラリー

3代目にスイッチしたMINIコンバーチブルは、時速30km/hまでなら走行中でも開閉可能な電動ソフトトップが採用されています。開閉時間は約18秒ですから、急な雨や信号待ちなどでもすぐに開閉できそうです。

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「半オープン」も楽しめるスライディングルーフ付で、少し屋根を放つだけで気軽に開放的なドライブが享受できるわけです。

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さらに、従来はノーマルMINIの3ドア/5ドアのルーフに対応していたユニオン・ジャック模様をソフトトップ生地にも織り込むことが可能になり、MINIらしい個性の演出にも対応。

全長3835×全幅1725×全高1415mmという新型MINIコンバーチブルの外観は、お馴染みの丸型ヘッドライトをはじめ、六角形のフロントグリル、短めの前後オーバーハングなど、MINIのアイコンが散りばめられています。

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さらに、万一の車両横転時に展開して乗員を保護するロールオーバー・プロテクション・システムもよりボディに溶け込むようにデザインされるなど、細部にまでこだわりが貫かれています。

ボディカラーでは、MINI専用の「カリビアン・アクア」を設定するなどしてオープンモデルらしい爽快感を表現。

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インテリアの眺めもMINIそのものですが、コンバーチブル専用の「レザー・チェスター モルト・ブラウン」をチョイスできるなど、信号待ちなどで車外から「見られる」こともオーナーの所有する喜びを刺激してくれそうです。

ほかにも、新しいデザインプログラムである「MINI Yours」もMINIコンバーチブルから導入され、好きな装備を1アイテムからチョイスできるだけでなく、従来のオプションとの組み合わせが可能。さらに、パッケージオプションの「MINI Yours Package」も用意されています。

(文/塚田勝弘 写真/前田惠介)

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次期スズキ・スイフト向け!? フルハイブリッドシステムを披露【人とくるまのテクノロジー展16】

次期スズキ・スイフトには、バレーノ同様にターボ仕様のほか、ハイブリッドモデルがフルハイブリッド化されるのでは? という噂もあります。

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「人とくるまのテクノロジー展2016」のススキブースに展示されていたハイブリッドシステムの展示モック。

こちらは、ハイブリッドとシングルクラッチのAGS(オートギヤシフト)の組み合わせで、モーターによる発進、緩やかな加速はもちろん、さらにエンジンはISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を使い、スムーズに始動させることが可能。

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さらに注目は、モーターのみで一定速走行が可能なこと。モーターによる発進と一定速走行が可能となればフルハイブリッドシステムといえるもので、もちろん、モーターによるパワーアシスト、モーターとエンジンのハイブリッド走行もできます。

気になるのがJC08モード燃費ですが、アクアの37.0km/Lにどれだけ近づけるのかがひとつの注目ポイントになりそう。

次期スイフトに搭載されるのか、ソリオにも積まれるのか分かりませんが、今年夏くらいという噂も。

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なお、スズキは記者会見やホームページなどで、燃費計測時に必要な走行抵抗値の不正問題で謝罪していますが、同問題が新しいハイブリッドシステム搭載モデルの発売延期などにつながるかは、広報もコメントできないとしています。

(文/写真 塚田勝弘)

ホンダが米国で「NSX」量産第一号車を納車

ホンダの米国現地法人アメリカン・ホンダモーターは、現地時間2016年5月24日にアキュラブランドの新型「NSX」北米仕様車の量産第一号車をラインオフし、納車したと発表しました。

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新型「NSX」第一号車のオーナーとなったのはリック・ヘンドリック氏で、彼は2016年1月に行われたチャリティーオークションにおいて、120万USドルでその権利を落札しました。落札金は米国の2つのチャリティー団体に寄付されたということです。

話題の新型車をオークションで落札し、落札金額をチャリティー団体に寄付するというところは、いかにもアメリカ風です。

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新型NSXの量産は、専用工場として設立されたオハイオ州メアリズビルの「パフォーマンス・マニュファクチュアリング・センター(以下、PMC)」で行われ、今回の北米仕様車を皮切りに、各地域向けの新型NSXが順次生産されるということです。

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第一号車のオーナー リック・ヘンドリック氏は次のようにコメントしました。

「この素晴らしい新型NSXの第一号車を手にすることと、これを通じてチャリティーに貢献できることは、非常に特別な瞬間であると感じています」

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PMC NSX生産プロジェクトリーダー クレメント・ズソーザ氏のコメントは次の通りです。

「今日は、我々PMCにとって大きな夢が実現した日であり、このオハイオで30年以上にわたり培ってきた生産技術や知見の集大成となる日です。NSXのデザインや生産においては、熟練したスキルを持つエキスパートたちが集まり、高いクラフトマンシップによる大きなイノベーションを実現しています」

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アメリカン・ホンダモーター副社長 アキュラ担当役員 ジョン・イケダ氏は次のようにコメントしました。

「新型NSXはアキュラのDNAをまさに体現するモデルです。この夢の商品を他のお客様にも早くお届けしたいと思っており、これを契機として今後もさらにアキュラを発展させていきます」

(山内博・画像:ホンダ)

トヨタがマレーシアで乗用車専用工場を新設。生産体制を再編

トヨタは、マレーシア市場で生産体制を構築するために、新たな車両工場を建設し現地生産体制を再編すると発表しました。

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今回トヨタは、マレーシアにおける合弁事業会社UMW Toyota Motor Sdn. Bhd.(以下、UMWT)と車両生産子会社Assembly Services Sdn. Bhd.(以下ASSB)を通じて、乗用車専用工場を新たに建設します。

既存の乗用車と商用車を混流生産する工場での乗用車生産は2019年初に終了するということです。

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セランゴール州クラン市に建設する新工場への投資額は約490億円で、伸縮自在ラインやコンパクトな塗装ブースなど、メキシコ新工場・中国新ラインと同様の革新的生産技術を導入し、2019年初より年産5万台の生産能力で稼働を開始する予定です。

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一方、1968年にコロナ・カローラのCKD生産からスタートした現在の工場は商用車生産に特化し、車両構造・サイズに応じて工程や物流を最適化して生産性を向上させるという目論みです。

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現在のマレーシア工場での生産車種は、商用車系のハイラックス、ハイエース、乗用車系のフォーチュナー、イノーバ、カムリ、カムリ ハイブリッド、ヴィオスとなっています。

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トヨタは2014年にガザフでSUVのフォーチュナーを生産開始し、インドネシアでイノーバ、ヴィオスを生産開始していることから推して、今回のマレ-シア新工場でも現地仕様車のフォーチュナー、イノーバ、ヴィオスを増産することになると見られます。

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トヨタの高見常務役員は次のようにコメントしました。

「今回の新工場は、昨年新設を決定したメキシコ新工場・中国新ライン、本年開所したインドネシア・ブラジルの新エンジン工場に続き、『競争力ある新しい工場づくり』を実践するもの。最新鋭の生産技術の導入に加え、『もっといいクルマづくり』を支える人材育成に尽力することで、UMWTを通じてより高品質の車をマレーシアのお客様へ届けたい」

(山内 博・画像:トヨタ)

ブリヂストンがICTとAIを搭載したタイヤ成型システム「EXAMATION」を彦根工場に初導入

ブリヂストンは、独自のICT(情報通信技術)に加えて、新たに人工知能(AI)を実装した最新鋭タイヤ成型システム「EXAMATION」を同社グループの彦根工場に初めて導入したと発表しました。

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「EXAMATION(エクサメーション)」とは、Evolutional(革新的な)と Attractive(魅力的)、AutoMATION(自動化設備)に由来するブリヂストンの商標ということです。

同社は、今後このシステムを既存工場、新設工場などグローバルに展開していくことで、生産競争力の強化を図り、商品の高品質化を達成したいとしています。

この最新鋭タイヤ成型システム「EXAMATION」の登場で、タイヤ製造の現場がAIの利用で自動化され、タイヤ製造もAIの時代に突入したことになります。

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「EXAMATION」の開発は、1990年代後半からICTや最先端技術を導入したタイヤ生産システムを研究・開発し、2002年には世界で初めて部材工程から製品検査工程までを全自動化した生産システム「BIRD」を開発したことからはじまります。

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今回の「EXAMATION」には、これまで「BIRD」で培ってきたICTを進化させ、新たなコンセプト “Bridgestone Intelligent office BIO/Bridgestone Intelligent Device BID(以下BIO/BID)に基づいた生産技術を実現する独自のICTを搭載したことが特徴です。

Bridgestone Intelligent office:BIOとは、フィールド情報・設計情報と固有技術をつなぎ、知見を超えたアルゴリズムを生み出す同社の新技術群のことで、Bridgestone Intelligent Device:BIDとは、アルゴリズムに基づき生産システムを自動制御し、断トツのモノづくり力を引き出す同社の新技術群であるということです。

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BIO/BIDは、高分子・ゴム・複合体の材料加工に関する知見を加えた独自のデータ解析に、生産工程等で得られる膨大な情報をビッグデータ解析し、更に技能員が培ってきた技術・ノウハウを加えた独自のアルゴリズムを搭載しています。

BIOで生み出される、これまでの知見を超えたアルゴリズムに基づき、BIDが生産システムを自動制御する独自の人工知能(AI)を搭載することで、技能員のスキルに依存してきた従来の生産工程や品質保証の判断・動作を、「EXAMATION」側で全て自動的に行うことができます。

これにより、人による様々なバラツキが極小化され、従来にない高精度なモノづくりが可能となり、更に本システムで得られた情報を、既存の成型システムや前後の工程間、製品情報など様々なデータに繋ぐことで、工場全体の工程能力も向上することができます。

最新鋭タイヤ成型システム「EXAMATION」の効果は次の3点です。

(1)品質向上

タイヤ1本あたり480項目の品質データをセンサーで計測し、リアルタイムで最適条件に自動制御する人工知能(AI)を実装し、極めて高精度なタイヤ製造が可能になり、従来製法と比べ、真円性(ユニフォミティー)が15%以上向上。

(2)高生産性

従来製法は、単一のドラム上に部材を順番に積層するため生産リードタイムにロスが生じていたのを、本システムでは、複数のドラムを配置したマルチドラム製法を採用して、部材の貼り付け動作を同時並行で行うことができ、既存成型と比べて約2倍の高い生産性を実現。

(3)自動化によるスキルレス化

従来製法は、手作業による成型が前提でしたが、本システムでは、これまで人間のスキルに依存してきた、生産工程や品質保証の判断・動作も含め、全て設備側で自動化、人の介在に伴うバラツキを抑制し、一層の品質向上が可能。

(山内 博・画像:ブリヂストン)

HKSの電動スーパーチャージャーが初お目見え【人とくるまのテクノロジー展】

2016年5月25日〜27日に開催された「人とくるまのテクノロジー展2016横浜」。自動車技術会が主催の展示会・企画会議です。

自動車メーカーのブースではトヨタがプリウスのカットモデルを、ホンダがクラリティ フューエルセルのカットモデルを展示するなど、”スポーツよりもエコ”といったトレンドを感じさせます。

そうしたなか、チューニングパーツメーカーの雄といえるHKSがブースを設け、開発中のニューアイテムを展示していました。

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HKSといえば、ターボチャージャーやスーパーチャージャーといった過給パーツを独自に開発してしまうことでも知られていますが、今回の人とくるまのテクノロジー展においてプロトタイプを展示したのは「電動スーパーチャージャー」。

従来の遠心式スーパーチャージャーがクランク出力からベルトを介してチャージャーを駆動していたのに対して、この電動スーパーチャージャーは、文字通り電気モーターによる過給装置です。

ポイントは、多くのクルマが使っている12V電装系で動くこと。自動車メーカーの考える電動スーパーチャージャーは、欧州を中心に広まりつつある48V電装系を前提としたものや、ハイブリッドカーの電気系を利用する三桁ボルトの電動スーパーチャージャーが多いのですが、HKSのそれは後付けも考慮した12V仕様となっているのです。

現時点では単体で駆動することを確認したレベルのプロトタイプで、車載しての実証はこれからという電動スーパーチャージャー。新型車への搭載を考えたアピールはもちろん、HKSらしいチューニングパーツとしての展開も期待できるニューアイテムといえそうです。

(写真・文 山本晋也)

「人とクルマのテクノロジー展2016」で知った運転の楽しさとは?【吉田由美のすべすべ66】

なんだかんだ言って、毎年足を運んでいる自動車の最新技術の祭典、「人とクルマのテクノロジー展」。
今年は3日目の最終日に行って来ました。

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まずは国立研究開発法人 産業技術総合研究所の赤松幹之氏の講演「運転の楽しさを科学する」の聴講からスタート。
「自動運転技術を運転の楽しさにつなげるためには、まずは運転の楽しさを科学的に理解しなければならない」…まさにその通り!
赤松氏によると、60歳以上の人120名にリサーチしたところ、7-8割の人が運転が好きと答えているとか。
そして「運転の楽しさ」は大きく分けて「非日常感」「ゆとり感」「スピード感」「一体感」の4つ。
「非日常感」は都会に住む女性や若い人、「ゆとり感」は高齢者。スピード感は、30代ぐらいまでの男性が感じやすく、スリルや困難をやり遂げたと思うらしい。そして「一体感」。スピードでの楽しさ、コーナーでの難しさを克服したときに、自分の体の一部として感じられた時に思うようです。
そして「楽しさ」とは…?無理して頑張った時や達成感を感じた時に感じるとか。
自分の能力とバランスの取れたチャレンジをすることが楽しいと感じるようです。
そして人間は新しい環境に適応しながら「楽しさ」を感じ、自動運転のようなテクノロジーは、人間の能力を拡大させます。つまり…技術を介して人間の能力は拡大されていくのだそうです。自動運転になったとしても「楽しい」と感じる、ということ…ですね。
なかなか興味深いお話しでした。

展示フロアにも興味深い商品がたくさん展示されていましたが、個人的には「ZF」のブースに展示されていたスケルトンのクルマが気になりました。ちなみに透明の部分以外の部分がZFの商品だそうです。

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ちなみに…会場には「三栄書房」のブースもありましたよ♪

(吉田 由美)

日産史上、最大のダウンフォースを誇る新型GT-R NISMOの凄み

2017年モデルに移行した日産GT-Rに続き、新しいGT-R NISMO(ニスモ)もニュルブルクリンクサーキットで初公開されました。

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ドイツだけでなく世界屈指の難コースとして知られるニュルブルクリンクは、GT-Rが世界最高峰のスポーツカーになるべくその性能を引き上げてきたステージ。

2017年モデルの「NISSAN GT-R NISMO」は、標準GT-Rと同様、フロントエンドの新しいバンパーが目を惹きます。

600psというハイパワーエンジンの冷却性能を向上させるために、開口部は空力性能を悪化させることなく大胆に拡大され、ダーククローム仕上げのVモーショングリルが配されています。同時に、フード剛性も大幅に強化することで超高速域での変形を抑制し、高い空力性能を実現。

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NISMO専用のカーボンファイバー製フロントバンパーは、カーボンファイバーシートを幾層にも重ねて精巧に作り上げられることで理想的とする強度を実現しているそうです。また、カナード形状のデザインがもたらす空気の流れにより大きなダウンフォースを発生させると同時に、ホイールハウス周辺の空気を吸引することで空力性能もさらに高まっています。

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これらの改良により「NISSAN GT-R NISMO」のボディ形状はいままでの日産車の中で最大のダウンフォースと、超高速域での優れた安定性を得ているそうですから、サーキットでのパフォーマンス向上にも期待できます。

もちろん走りもブラッシュアップされていて、スラロームタイムやコーナーリング性能が向上。標準モデルでも引き上げられた高いボディ剛性とダウンフォースにより、超高速域まで含めたコーナーリング時の安定性が向上しています。また、ボディ剛性向上に伴い、ダンパーやスプリング、スタビライザーそれぞれの突き詰めたセットアップを行うことで、接地性と走行性能も高められています。

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標準GT-Rが採用しているビルシュタイン製の「DampTronic」は、複数の車両情報システムを活用することで、路面状況や走行条件に対して適切なサスペンションの減衰力設定が可能。状況に応じた高レベルのコントロールができるモード設定型電子制御式ダンパーですが、当然ながらNISMO向けにチューニングが施されています。

ベース車同様に新しいインテリアも見どころ。新デザインのダッシュボードの上層部やステアリングホイール、センターアームレストにアルカンターラを採用することで上質感を演出。

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センターダッシュボードのレイアウトも見直されています。現行モデルでは27個あったナビゲーションやオーディオのスイッチを、2017年モデルでは11個にまで削減するなど、最近のインパネレイアウトの流行に沿うものに刷新されています。

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8インチに拡大されたタッチパネルモニターには、大型アイコンにより操作性を向上。カーボンファイバー製のセンターコンソールに搭載された新しいディスプレーコマンドコントロールは、高速域における運転中でもモニターをタッチすることなく操作が可能とのこと。

シートは、赤のアルカンターラを中央部分に使用したレザー仕様のレカロ製カーボンバケットシートも目を惹きます。

心臓部のVR38DETTエンジンは、6速DCTとの組み合わせで、GT3選手権で採用している高流量、大口径のツインターボチャージャーが搭載されています。なお、2017年モデルのGT-Rニスモの発売時期や価格はまだ公表されていませんが、5種類のボディカラーから選択できます。

(塚田勝弘)

あの新型NSXが日本先行上陸! ただしギアだけ?【人とくるまのテクノロジー展】

日本は自動車大国といわれるほど大きな産業となっていますが、クルマを作るためには、トヨタやホンダといった自動車メーカーだけではできません。

サプライヤーと呼ばれる多くの部品メーカーや、計測機器や工作機械を作る会社があってこその自動車産業です。

そうしたさまざまな企業が一堂に会する大イベントが「人とくるまのテクノロジー展」。毎年、5月にパシフィコ横浜において、公益法人 自動車技術会が主催する展示会・企画会議です(6月にはポートメッセなごやでも開催予定)。

各社が技術をアピールする場だけに、その出展物は先行開発品も少なくありません。

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500社以上が出展した、2016年の人とくるまのテクノロジー展2016横浜。

そのなかに、北米でユーザーに届き始めたというホンダのフラッグシップ・スーパースポーツ「NSX」の部品を見ることができるブースがありました。

そのパーツが飾られているのは、二輪用サスペンションなどで知名度の高いショーワのブースです。

そこにあったのは「スーパースポーツカー用ハイポイドギヤ」。

スーパースポーツカーの強力なパワーユニットの力を受け止め、トランスミッションの中で駆動の向きを変える重要なパーツです。

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展示品で目を引くのは、そのキラキラと輝く歯面。これは展示用に磨いたものではなく、日本初となる  特殊バレル研磨による歯面鏡化 によるもので、こうすることで大トルクにも耐えることができるのだといいます。

そして、気になるのは、どんな『スーパースポーツカー』 に、このハイポイドギヤが使われているのかということですが、その答えは同社が配布した製品リリースの中にありました。

この凝ったギヤを使っているのは、前述のようにアキュラ(ホンダ)NSXだったのです。

(写真・文 山本晋也)

600ps/700Nmを誇る「BMW M6 Celebration Edition Competition」はわずか13台限定

続々と登場するBMWの100周年記念車。第6弾は「BMW M6 Celebration Edition Competition」で、13台限定というレアなモデル。発売は7月9日から開始されます。

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BMWのMモデルでは、M3セダン/M4クーペをはじめ、先日追加されたM2クーペ、M5セダン、X5M、X6Mなど多彩なラインナップになっています。

中核モデルはやはりM3/M4ですが、M5/M6はセダン、クーペ系では別格といえる存在感を放っていますし、M3/M4よりも遭遇率も大きく下がる印象。

ノーマルでも十分に羨望の対象といえる、そのM6クーペをベースに仕立てられた「BMW M6 Celebration Edition Competition」は、自慢の高回転型4.4L V型8気筒Mツインパワーターボエンジンの最高出力を40psアップの600ps、最大トルクも20Nmアップの700Nmまで向上。

その結果、0-100km/h加速はわずか3.9秒(ヨーロッパ仕様車値)というポテンシャルを発揮します。なお、トランスミッションは7速M DCTです。

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動力性能強化に伴いブレーキも大幅な軽量化が図られていて、高い耐摩耗性と耐フェード性を持ち合わせた「Mカーボン・セラミック・ブレーキ・システム」を標準装備。同時に、サスペンションやステアリングにも専用セッティングが施されています。

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迫力満点の外観は、「BMW Individualオースチン・イエロー」の専用ボディカラーに加え、「20インチMライト・アロイ・ホイール、キドニー・グリル・フレーム」、アウタードアハンドルなどに専用のブラック塗装が施されています。

また、カーボン・ファイバー強化樹脂(CFRP)製のリヤスポイラーやリヤディフューザーといった専用装備も迫力ある見た目も印象づけるとともに、サーキットにおける高いパフォーマンス、効果的なエアロダイナミクスを実現。

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上質な内装も見どころです。イエローステッチが随所に施されたブラックの「BMW Individualレザー・メリノ・インテリア」に、「カーボン・インテリア・トリム」やアルカンタラ仕上げの「Mスポーツ・ステアリング・ホイール」の組み合わせによりスポーティかつ上質なムードを演出。

「M6 Celebration Edition Competition」は左ハンドル仕様、13台限定で価格は2321万円となっています。

(塚田勝弘)

価格そのままに装備充実!「C4 PICASSO Exclusive Plus」発売

プジョー・シトロエン・ジャポン株式会社は、MPV(マルチパーパスビークル)である「C4 PICASSO」と「GRAND C4 PICASSO」に特別仕様車「Exclusive Plus」を設定し、2016年5月23日から販売を開始しました。

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「C4 PICASSO」および「GRAND C4 PICASSO」は2014年10月から販売されており、最新プラットフォームにより広々空間を実現するとともに、乗員全員が快適に座れるように各シートを分割。

さらに、ルーフ全体をカバーするパノラミックガラスルーフがもたらす開放感も魅力であり、ミニバンが人気の日本においてそのユニークなキャラクターが目を引いています。

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ラインナップには、5人乗りの「C4 PICASSO」のほか、7人乗りが可能な「GRAND C4 PICASSO」も用意されていました。

今回はそれぞれに特別仕様車「Exclusive Plus」を追加。約30万円相当の装備を与えながらも価格は据え置きで実用性をアップしたのがポイントです。

具体的には、大きくて重いテールゲートの開閉に便利な電動機能と7インチタッチスクリーンで操作できる16GBの高性能ナビが装備されます。

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さらに「C4 PICASSO Exclusive Plus」では、通常は16インチとなるアルミホイールが17インチへとアップグレードされます。

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価格は以下のとおりです。

「C4 PICASSO Exclusive Plus」:364万1000円
「GRAND C4 PICASSO Exclusive Plus」:385万6000円

(今 総一郎)

最新の車載インフォテインメントを採用する新型プジョー3008がデビュー

2016年9月29日のプレスデーを皮切りに、10月16日まで開催されるパリモーターショーで新型プジョー3008が世界初披露されます。

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初代プジョー3008は、2010年6月に日本に上陸。Cセグメントの308をベースにひと回り以上サイズアップし、クロスオーバーSUVに仕立てられたモデルです。FFのみという都市型SUV。

背の高いスタイリングと高めのアイポイントが特徴で、頭上空間に余裕のあるキャビンをはじめ、上下分割式テールゲートやフロアボードの高さ設定が可能など、多彩なモードを用意しているラゲッジも持ち味のひとつです。

新型プジョーは写真からも分かるようにモダンで、洗練されたエクステリアなのがうかがえますが、直立気味のフロントエンドやフラットなボンネットは長く、かなりスポーティになった印象も受けます。

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ほかにも、高いウェストラインやワイドなプロテクトパーツ(バンパースカート、ホイールアーチ)、大径アルミホイール、高めにデザインされた地上高、洗練されたルーフバーなどが外観の見どころになっています。

内装も大きく変わっています。プジョーのインテリアが最新世代にスイッチしたことを感じさせる次世代の「プジョー i-Cockpit」を採用。

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インパネ中央に8インチタッチスクリーンを配置し、その下にピアノの鍵盤のような6つのスイッチを並べ、ナビやラジオ、エアコン、オンボードコンピューターなどの主要機能の操作が可能になっています。

さらに、初代3008はヘッドアップディスプレイを採用していましたが、高画質12.3インチスクリーンのヘッドアップ・インストルメントパネルを初搭載。

スクリーンは、自由にカスタマイズすることが可能で、5種類のディスプレイモードが用意され、ステアリングホイールのボタンで操作ができます。

また、タッチスクリーンで選べるパーソナルモードでは、ドライバーサポート、インストルメントパネル、トリップコンピューターなどの表示が可能で、アニメーションなどで見やすく演出されているのも特徴。

走りでは、5つの走行モード(ノーマル、スノー、マッド、サンド、OFF)がセンターコンソールのノブで操作できる「グリップコントロール」を搭載しているほか、18インチM+S(マッド&スノー)タイヤや一定速度で下り坂などをクリアできるヒルディセントコントロール(3km/hの超低速も可)などがポイント。

パワートレーンも豊富で、ガソリンエンジンは1.2L ピュアテック(130ps/6MT)、1.2L ピュアテック(130ps/6AT)、1.6L THP(165ps/6AT)、ディーゼルは1.6L BlueHDi(100ps/BVM5)、1.6L BlueHDi(120ps/6MT)、1.6L BlueHDi(120ps/6AT)、2.0L BlueHDi(150ps/6MT)、2.0L BlueHDi(180ps/6AT)。

なお、日本への導入予定時期は2017年となっています。

(塚田勝弘)

【関連記事】

プジョーが採用する新世代コクピット「New Peugeot i-Cockpit」ができることとは?
http://clicccar.com/2016/04/27/368059/

空のレースクイーンNo.1を決めよう!AIR RACE QUEENS by ROBERUTA【レッドブル・エアレース 千葉2016】

6月4〜5日、千葉県立幕張海浜公園で開催される、究極の三次元モータースポーツ「レッドブル・エアレース千葉2016」。

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レッドブル・エアレースは、世界トップクラスの操縦技術を持つレースパイロットたちが高速で機動性に優れたレース専用の飛行機を使用し、高さ25mの空気で膨らませたパイロン(エアゲート)で構成する低空の空中コースを、最高時速370km、最大重力加速度10Gの中、操縦技術、判断力、体力そして精神力の限りを尽くして3次元でタイムを競うモータースポーツ・シリーズ。全世界8箇所で開催されます。

また、唯一の日本人選手「室屋 “Yoshi”義秀」選手が出場することでも注目を集めています。

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写真は、昨年の室屋義秀選手のマシン。

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上の写真は昨年の様子ですが、見ていただいてもわかるとおり、超絶技巧の飛行機をこんな間近で観ることができるという大迫力のレッドブル・エアレース。

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そんな「レッドブル・エアレース千葉2016」を盛り上げるべく、国内モータースポーツ界でも人気上位の現役レースクイーンたちが一挙集結し、史上初の空(そら)のレースクイーン「AIR RACE QUEENS by ROBERUTA」を結成しました!

その中でも注目は大会のイメージガールを務める4名のレースクイーン。

メンバーは下記のとおり。

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水谷望愛ちゃん

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佐崎愛理ちゃん

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荒井つかさちゃん

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早瀬あやちゃん

そのほか、出場各チームを専任で応援する14名のレースクイーンたち。

その14名のレースクイーンから空の女王を決定する人気投票“エアレースクイーン大賞”。投票は、6月2日(木)24時までのオンラインによる事前投票。そして、6月4日(土)5日(日)正午まで行われる「レッドブル・エアレース千葉2016」会場内での投票合計によって、空の女王“エアレースクイーン大賞”を決定します。6月5日(日)には千葉会場にて授賞式を行う予定です。

投票や詳細は下記のサイトをご覧下さい。

公式サイト:AIR RACE QUEENS by ROBERUTA

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<開 催 概 要>
名 称: Red Bull Air Race Chiba 2016 (レッドブル・エアレース 千葉2016)
日 程: 6 月4 日(土) 予選、6 月5 日(日) 決勝
開場 10:00(予定)・競技開始13:00(予定)・競技終了16:00(予定)
※雨天決行、荒天中止
※上記時間は天候などにより変更になる場合がございます。
会 場: 千葉県立幕張海浜公園(千葉市美浜区)
内 容: 国際航空連盟(FAI)公認の飛行機レース世界選手権、全8 戦の第3 戦目
世界トップクラスのレースパイロット14 名が参加。
主 催: レッドブル・エアレース・ジャパン実行委員会
(グッドスマイルカンパニー、ローソン、HMV エンタテイメント、Zepp ライブ、エアレース・ジャパン)
特別後援: 千葉市、浦安市
後 援: オーストリア大使館、千葉県、朝日新聞社、TOKYO FM、Inter FM、bayfm、
レッドブル・エアレース千葉後援会
ナショナルパートナー: FALKEN、AVIREX、JTB、LEXUS、XFLAG
グローバルパートナー: BREITLING、DHL
■チケット情報 (税込)
プレミアムスカイラウンジ(¥350,000) *2DAYS ONLY・特典付
スカイラウンジ(¥250,000) *2DAYS ONLY・特典付
クラブラウンジ(¥150,000) *2DAYS ONLY
デラックスシートエリア(¥50,000) *2DAYS ONLY・チェア有
A エリア 2DAYS(¥20,000) / 4th ONLY(¥8,000) / 5th ONLY(¥14,000)
B エリア 2DAYS(¥13,000) / 4th ONLY(¥5,000) / 5th ONLY(¥9,000)
B エリア カメラ専用エリア 2DAYS(¥28,000) / 4th ONLY(¥15,000) / 5th ONLY(¥19,000)
ファミリーエリア(¥30,000) *2DAYS ONLY・4 名様入場可
グッズ券(¥5,000) *デラックスシートエリア、A エリアとのセット販売のみ
*小学生(6 歳以上)からチケット必要。未就学児童はチケット1 枚につき1 名まで同伴入場可。フ
ァミリーエリアは未就学児童4 名まで同伴入場可。但し、特典は付きません。
*2DAYS チケットに関しては2 日間とも同一のお客様でのご観戦となります。
*チケットのお買い求めはレッドブル・エアレース千葉2016 特設サイトをご確認ください。
*レッドブル・エアレースについては公式サイトをご覧ください。

(松永和浩)

O・Zホイールの45周年記念イベントでヒューマンビートボクサーDaichiとBBOY TAISUKEのスペシャルコラボが実現!

F1やWRCなどの世界最高峰のモータースポーツで多数採用されているオーゼットホイールが45周年を迎え、記念モデルの発表とパーティーが開催されました。

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今回、発表されたのはオーゼット45周年記念モデル「Anniversary 45」。オーゼット第1号モデル「MINI」を現代のテクノロジーとデザインでリメイク、センターのオーナメントには初代のブランドマークを復刻しています。

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初代オーゼットのブランドマークのセンターキャップがついているのは45週年記念モデルのみ。また、センターキャップの周りには さらにレトロ&ポップなスタイルを手に入れることができる「レトロボウルキャップ」がオプションで用意されていて、おしゃれでモダンなスタイルを選択することもできます。

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45周年記念パーティーを盛り上げるパフォーマーとして、「ヒューマンビートボクサー Daichi」氏と日本のBREAK DANCEシーンには欠かせない世界で活躍する「BBOY TAISUKE」氏が登場。

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DaichiとTAISUKEによるスペシャルコラボも実現。会場を沸かせました。

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イタリアンホイール「O・Z」。愛車に履くとオシャレ感が増しますね!

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クルマ好き必見! バケットシートデザインの多機能チェア

快適なクルマと聞くと、“音が静かで、振動が少ない”ものをイメージするはず。

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なかでも振動が伝わるプロセスを見ていくと、路面の凹凸がもたらすショックはタイヤ→サスペンション→ボディをたどり、最終的にシートへ到達します。この一連の流れのなかでショックをどこまで抑えられるかが、乗り心地の良し悪しを大きく左右します。

とりわけシートはドライバーと密着しているパーツだけあって重要ですが、ひと口にシートといっても、運転席と助手席の間に区切りがない“ベンチシート”や、座面の幅が広くクッションも柔らかく乗員をゆったりと包み込むタイプ、そして乗員をガッチリとホールドする“バケットタイプ”など様々なタイプがあり、さらには素材も様々。

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その中でも、見て座った瞬間に気分が高揚し「おぉ〜!」と唸らされるのがスポーツカーに採用される“バケットタイプ”でしょう。

肌触りが良い素材や身体にピッタリとフィットする形状がもたらす一体感が心地よく、クルマの運転だけでなく、普段使いにも活用したいと考える方も多いのではないでしょうか?

そんな要望に応える逸品「ゲーミングチェア RS-800RR」が、ビーズ株式会社の「Bauhutte(バウヒュッテ)」から販売されました。

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ポリエステル100%のシート表皮は肌触りと通気性に優れているほか、角度と高さを自在に調整できる肘掛けも用意。長時間のゲームプレイに限らず、オフィスでのデスクワークにも活躍しそうです。

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サイズは幅:680mm×奥行:670mm×座面高400〜480mm。カラーはブラックをベースにオレンジ、ブルー、レッドのアクセントが加わった全3種類をラインナップ。価格は3万4000円(税別)です。

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製品情報:ゲーミングチェア RS-800RR-OR / BU / RD | Bauhütte®

(今 総一郎)

510馬力のメルセデスAMG GLC63、迫力のフルヌード

2016年3月のニューヨークモーターショーでワールドプレミアを果たした『メルセデスAMG GLC 43 4MATIC』ですが、さらにその上に位置する「AMG GLC63 4MATIC」がこの秋登場を前に、迫力のフルヌードで現れました。

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細部が完全露出していませんが、ヘッドライトやグリルはもちろん、今まで隠されていた「GLC43」とは異なる、バンパーや大口エアダクトの形状もネット越しに確認できる、ほぼフルヌード姿です。

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パワートレインには「AMG C63」から流用される4リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載、「GLC43」の367psを超える476psを発揮します。また、上級モデルの「S」には、最高馬力510psまでチューンされ、これは今後登場するライバル、BMW「X3M」を超えると予想されます。

エクステリアでも「GLC43」以上に躍動感のあるエアロキットを装着し、差別化をするようです。

(APOLLO)

トヨタとUber社の協業検討開始で見えてくる業界事情とは?

トヨタは、Uber Technologies, Inc.(以下、Uber社)と、ライドシェア事業での協業を検討する旨の覚書を締結したと発表しました。

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ライドシェアとは、スマホ・アプリから利用者が呼ぶと、クルマの保有者自身がドライバーとなってタクシーよりも安価で利用者を乗せるサービスで、アメリカを中心に急速に広がっています。

最近、世界の自動車大手ではVWがGettに330億円を、GMがLyftに550億円を投資するという情報があり、ライドシェア事業への進出が増えています。トヨタも今回の協業検討開始でITを利用したライドシェア事業への進出を模索するものと見られます。

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なぜ自動車大手がライドシェア事業に進出する動きを見せているのでしょうか?

その理由は、新車を作って売るという自動車業界の既存のビジネスモデルだけでは、将来、これまでのような収益を上げられなくなるという予測があるからです。

確かに、コンパクトカーの増加、自動車の所有の減退、カーシェアの増加など、自動車メーカーがいままで通りの「クルマ作り」だけでは儲からなくなる環境が揃っています。

このような予測に対してトヨタも先手を打ったという風に今回のUber社との協業検討を解釈することもできます。

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一方、自動車メーカーの顧客でもある既存のタクシー業界は、ライドシェアについて違法であり、危険性も高いと指摘しています。今後ライドシェア業界と自動車大手の協業がどのように進行していくのかに注目が集まっています。

(山内 博・画像:自交総連)

【関連記事】

トヨタ自動車が「ライドシェア」のUber社に戦略的出資!  日本でも将来普及の可能性
http://clicccar.com/2016/05/25/373938

タイヤの「す」を全数チェックする非破壊検査技術【人とくるまのテクノロジー展】

パシフィコ横浜に500社を超える自動車関連企業の展示会「人とくるまのテクノロジー展 2016 横浜」。その会場で目を引いたのは、生産設備や検査装置で自動車産業を支える八光オートメーションのブースです。

そこでは、タイヤが横向きに回っていました。

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マイクロ波や超音波を使った非破壊検査装置も開発・製造している同社、この展示はタイヤ製造時にゴム部分に異物が混入したことで起きる、まるで「す」のような隙間を見つけるシステムのアピールだったのです。

しかも、TOYOタイヤ(東洋ゴム工業)が製造現場で使用することが決まっているという検査システム。会場ではゆっくりと検査していましたが、実際には製造されたタイヤを全数チェックできるほどスピーディな非破壊検査が可能といいます。

こうした具体例からもわかるように、自動車関連製品の品質向上には、検査機器の進化も重要な役割を果たしているというわけです。

(撮影・文 山本晋也)

トヨタ・ハリアーに「スタイル アッシュ」な特別仕様車

トヨタのSUV「ハリアー」に特別仕様車”Style ASH”シリーズを新設定、2016年6月1日からの発売が発表されました。

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2.0リッター自然吸気エンジン(2WD/4WD)と2.5リッターハイブリッド(4WD)の「PREMIUM」と、レーダークルーズコントロールやT-Connectナビを装備した「PREMIUM Advanced Package」グレードをベースとした特別仕様車Style ASH”の専用装備は次のようになっています。

専用18インチアルミホイール(ブラック塗装+切削光輝)
ウルトラスエード+合成皮革シート
専用内装色「ウォームグレー」(インパネ、ドアトリムなど)
専用ステッチカラー「ライトグレー」(シート、インパネ、ステアリングなど)
ヘアライン調加飾(シフトパネル、ドアスイッチベース)
ピアノブラック調加飾・本革巻ステアリングホイール
運転席8ウェイ・助手席4ウェイパワーシート
快適温熱シート(運転席・助手席)

ボディカラーは、特別設定色のブルーメタリックほかブラッキッシュアゲハガラスフレーク、ホワイトパールクリスタルシャイン、スパークリングブラックパールクリスタルシャイン、ブラックの5色。

メーカー希望小売価格は、323万7055円〜469万2109円(消費税込)です。

(山本晋也)

三菱重工の3.5リッターエンジン用タービン、その正体は?【人とくるまのテクノロジー展2016】

自動車メーカーと、そのクルマ作りを支える多くのサプライヤーが一堂に会する展示会・企画会議が「人とくるまのテクノロジー展」です。

2016年は横浜(5月)と名古屋(6月)というスケジュールで開催される予定で、5月25日〜27日にパシフィコ横浜で開かれた会場には、538社もの出展社が集まったということです。

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会場を埋め尽くした各社ブースの中で、国産ターボチャージャーの雄といえる三菱重工のブースには、軽自動車サイズから3.8リッターV6ツインターボエンジンへ対応するものまで、大小様々なターボチャージャーが展示されていました。

その中でも特に注目されるのは3.5リッターガソリンツインターボエンジン用に使われているというTD04ターボチャージャーです。どのメーカーの、どのクルマに採用されているかは非公表ということですが、展示パネルに描かれているイラストを見れば一目瞭然。

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このイラストが示すのは、ホンダが北米で生産をはじめた新型NSXに違いありません。

まだまだ日本上陸まで時間はかかりそうなNSXですが、そのエンジンに使われているターボチャージャーを先行して見ることのできる、貴重な機会となったといえそうです。

(撮影・文 山本晋也)

走行距離500km超! 日産のリチウムイオン電池がお披露目【人とくるまのテクノロジー展】

2016年5月25日〜27日にかけてパシフィコ横浜にて開催されている自動車関連の展示会・企画会議「人とくるまのテクノロジー展2016 横浜」において、まさに地元企業といえる日産自動車が、話題のバッテリーを公開しています。

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電気自動車の航続可能距離は、バッテリーの電力量に大きく左右されます。空力やマネージメントなどにより電費を改善することも重要ですが、満充電時の総電力量が大きいほど航続距離が伸びるというのは大原則です。

すでに2015年秋のマイナーチェンジによって、30kWh(それまでは24kWh)のリチウムイオン電池を載せた新グレードを設定している日産の電気自動車「リーフ」ですが、人とくるまのテクノロジー展にて公開された次世代バッテリーの総電力量は60kWhと倍増。

パッケージ状態の展示を見る限り、総電力量は倍増しても、十分に既存のプラットフォームに載せることが可能と思えるものでした。

バッテリーを増やすと車重が重くなってしまうという電費のネガティブ要素が出てくるため、単純に総電力量だけで航続可能距離を試算することはできませんが、30kWhでの航続可能距離(JC08モード)が280kmというリーフ、その総電力量が60kWhともなれば満充電からのスタートで500kmを超えるドライブも不可能ではなくなるかもしれません。

(撮影・文 山本晋也)

トヨタ、日産、ホンダが伊勢志摩サミットで最新の自動運転車両を披露

2016年5月26日〜27日に開催されている伊勢志摩サミットには、G7などの首脳だけでなく世界各国のメディアが集結します。

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2020年の東京オリンピックに向け、日本の自動運転技術を披露するには格好のステージといえますが、トヨタ、日産、ホンダが最新の自動運転車両を披露しました。

トヨタは、Lexus LSに開発中のUrban Teammate(新型自動運転実験車)を搭載。一般道の自動走行に必要となる歩行者、二輪車、障害物の検出が可能なほか、交差点での右左折や信号機認識、道路規制情報に従って走行することを念頭に開発されています。

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そのため、センサーとしてGPSやカメラに加えて、周囲の距離画像計測機能を備える新規開発のSPAD Lidar(高解像度レーザーレーダー。従来から大幅な小型化、低コスト化を実現)を新たに搭載。

今後は、2015年12月に発表した地図自動生成システム(市販車に搭載されているカメラやGPSを活用して自動運転の走行に必要な高精度地図を自動的に生成)やAIなどが追加搭載され、「Urban Teammate」を常に進化させることで、より複雑な交通環境下で自動運転の実験を実施していく予定としています。

日産は、お馴染みのリーフをベースに、ミリ波レーダー、レーザースキャナー、カメラ、専用のHMI(ヒューマンマシンインターフェイス)など自動運転を支える特別な機能が搭載された最新の自動運転技術「プロパイロット」を披露。

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EUのトゥスク議長が試乗したサミット専用の同車両は、2つの革新的な自動運転技術が搭載されています。

ひとつは世界最先端の小型・高性能レーザースキャナーで、高精度な3次元計測によって車両周囲の物体との距離を正確に把握しながら安全に走行することができます。

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もうひとつは、遠方までの360度視野を持つ8カメラシステム。交差点やきついカーブ路を走行するときにクルマの進む方向を的確に決めることが可能です。

これらの技術は昨年から日本と米国の一般道や高速道路でテストを重ねてきたそうです。

日産は、2016年に混雑した高速道路上での自動運転技術「プロパイロット1.0」を世界に先駆けて日本市場に導入するとアナウンスしていますが、日本だけでなく、その後、欧州、米国、中国へと導入する予定。

さらに、2018年には高速道路での車線変更の自動化を含む、複数レーンでの自動運転技術の実用化を目指しているほか、2020 年までに交差点を含む一般道での自動運転技術を投入する予定とされています。

ホンダは、最新の燃料電池自動車「CLARITY FUEL CELL(クラリティ フューエル セル)」と自動運転車「AUTOMATED DRIVE(オートメイテッド ドライブ)」を提供しています。

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また、G7伊勢志摩サミットの開催に合わせて設置された国際メディアセンター内の日本国政府広報展示スペースには、パーソナルモビリティ「UNI-CUB β(ユニカブ ベータ)」、超小型EV「MC-β(エム・シー・ベータ)」、歩行訓練機器「Honda歩行アシスト」を展示するなど、同社のスマートコミュニティを世界に発信。

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G7伊勢志摩サミットに先立って開催された閣僚級会合でも、先進技術の展示や試乗車の提供などを行ったそうです。

(塚田勝弘)

塚本奈々美のRALLY YOKOHAMA参戦レポート

「塚本奈々美のRALLY YOKOHAMA参戦レポート」

さる5月21、22日、横浜市の総力をあげて大会を盛り上げるラリーヨコハマが開催され、私塚本奈々美がコドラの女子カート部(JKB)サヤカとともに参加しました。

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マシンはポルシェ911T、1972年生まれですが、80才のクラシックカーも参戦する中では「若手」の車です(笑)

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参加資格は1974年以前に製造されたクルマで、4回目となる今回は86台ものクラシックカーがエントリーしました。華やかなイベントレースですが、クラシックカーラリーレースの国際ルールが適用され、競技性も高いラリーです。

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当日受付ではじめて知る今回のコース、そして順位を決めるPC(ライン踏み競技)。私たちは初参戦ながら、競技に参加するからには上位に行きたい!と鼻息荒くコースを読み解き、ライン踏み競技の作戦を立てました。

そこでライバル車たちを覗き込んでみると、何やらコンピューターのような機械がついてることに気が付きました。ライン踏み競技ではスタート位置で初めて距離と、そこまでを何秒で行かないといけないかを知らされます。

単純な競技ではありますが、1000/1秒を争う世界であり、そのためには皆さんは特別なセンサーを搭載されているとのこと。

そうした設備を持っていない私たちは、キッチンタイマーを5個並べ た板を用意。さすがに千分の何秒を戦うには正確さにかなり問題はありますが(笑)、中間の順位では80台中54位。最終的には57位で競技を終えましたが、「キッチンタイマーでその成績は立派だよ〜!」とベテラン参加者の方々に褒められました。

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このライン踏み競技以外は、ルートを順序を追って走る必要はあるものの、時間内にチェックポイントにつかないといけない訳でもなく、自由に休憩をしたり、のんびりとドライブができる優雅な競技です。

何台ものクラシックカーが並んで走っていると、普通の農道も何の変哲もない橋もすべてが絵になるのがとても不思議で感動的でした。ランチ会場の駐車場もまるでミュージアム!

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街中では男の子も女の子も、車を指さし「あの車かわいい!」、「カッコイイ!」と叫びます。ツーリングを楽しむ人たちとは、すれ違いざまにお互い親指を立て挨拶を交わす。色んな人が街角で手を振り、家から出てきて笑顔を見せていました。

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普段のサーキットとは違う、優雅で素敵な2日間を過ごさせて頂きました。次の機会にはぜひもっと準備して臨み、上位を狙いたいと思います。

(塚本奈々美 MotorFan’sYEAR2016 PR大使)

ローンの半額以下、月額1万3000円〜で新車に乗れる!? カーリースの秘密とは?

近年ではクルマを買う(借りる)手段には、いろいろな方法があります。

自動車メーカーの残価設定ローンもお馴染みですが、リース業界最大手のオリックスに代表されるリース会社でも多様な自動車リースを用意しています。さらに最近では、中古車のカーリースもあります。

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また、相当な普及をみせている感のあるカーシェアリングという手もあります。

利率や残価など、それぞれに長所・短所があり、走行距離や家族構成など、どういったクルマの使い方をするのか見極めてから選択したいところ。

オリックス自動車と業務提携し、エスキュービズムLCDが手がける個人向けカーリースサービス「買いとリース」は、3年または5年の期間での利用を前提とし、頭金や税金なしでその間、毎月定額を支払う方式が採用されています。

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これだけ聞くと、いままでの自動車リースと同じでは? と思いますが、「買いとリース」は、燃費や性能、スタイリングなど、様々な観点から人気車種を厳選して残価を高く設定することで、月々の支払額の低価格化を実現しているのが特徴。

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現在、新車や中古車市場で人気が高い約50種車種を揃えており、そのリース価格は以下のとおりです。

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・SUZUKI アルト(新車価格:96万円)月額:1万3000円〜
・Honda N-Box(新車価格:160万円)月額:1万6000円〜
・Toyota ハリア―(新車価格:336万円)月額:3万6000円〜
・Nissan X-Trail(新車価格:287万円)月額:3万7000円〜
・Toyota ヴォクシー(新車価格:270万円)月額:3万7000円〜
・Toyota アルファード(新車価格:495万円)月額:4万9000円〜
※エスキュービズムLCD の資料より。Goonet参照(最安値と最高値の平均値を算出)

同社のホームページを見ると、現時点(2016年4月24日)では、軽自動車とミニバンというラインナップで、しかも人気車種もしくは定番モデル(ジムニーなど)のみという割り切りで少し驚かされますが、なるほどこれなら高めの残価設定ができそう。

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同サービスは、年間の新車販売500万台を割り込むなど、クルマ離れが加速する中、若者などを中心とした需要喚起のほか、女性や高齢者も含めユーザーがクルマの購入時に「何のクルマを選べば良いか分からない」、「新車購入は金銭的にも精神的にも荷が重い」、「維持には費用が色々かかりそう」という課題を解決するひとつの手段として提供されています。

「買いとリース」では、「人気車を厳選」「頭金0円」「購入時の諸費用や保険料、毎年の税金も含まれた上での月々定額払い」「5年間の メーカー保証つき」「全車ナビ付き」「契約終了後は車の買い取りまたは他の新車への乗り換えも自由」などにより、新車を乗るというハードルを下げるものとしています。

(塚田勝弘)

本物のレーシングカーが買える!! トータルカーECモール「Garage」がオープン

5月23日にオープンしたECモールの「Garage」は、「トータルカー」ECモールを謳っています。

トータルカーを標榜するのは、カスタムカーやチューニングパーツなどだけでなく、レースで実際に使われた本物の車体を含めてレーシングモデルまでラインナップしている点です。

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レプリカではなく「ガチ」ですから、ファンなら気になるところでしょう。

「Garage」は、いままでネット上で探すのが難しかったカーグッズやチューニングパーツ、カスタムカーからレーシングカーまでの情報を集約し、インターネットを通じて事業者、ユーザーに情報提供から販売、部品の取り付けまでをサポートするECサイト。

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まずは先行β版サイトにて、国内最高峰レースに参戦するサードと提携し「アウディR8GT3」をはじめ、実際のレースで使用された中古レーシングカーなどが販売されます。

公式サイト:Garage

(塚田勝弘)

オペル、インシグニア次世代型「OPC」は355馬力最強モデルだ

オペルのミッドクラスサルーン、『インシグニア』次世代型にラインナップされる、ハイパフォーマンスモデルの「インシグニアOPC(オペル・パフォーマンス・センター) 」の次期型と思われるプロトタイプを捉えました。

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次期「インシグニア」は2013年フランクフルトモーターショーで公開された「モンツァ コンセプト」の意匠を受けると言われており,流れるような美しいルーフラインや躍動的なフロントマスクが印象的です。

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ボディには「GM E2XX」プラットフォームを採用し、ホイールベースが延長。居住空間の充実を図ると共に、140kgの超減量を達成する事が予想されています。

ハイスペックモデルの「OPC」心臓部には、ブラッシュアップされる2.8リットルV型6気筒ターボを搭載、最高馬力は355psを発揮。0→100k/h加速は6秒を切り、パフォーマンスは史上最強となることが予想されます。

ワールドプレミアは2017年3月が有力です。

(APOLLO)

500台限定の「The Beetle Dune」は車高15mmアップ、1.4Lに排気量アップでお買い得感アリ!?

500台限定で登場した「The Beetle Dune(ザ・ビートル・デューン)」は、60〜70年代にカリフォルニアで一世を風靡したというビートルをベースとしたラフロードモデル「Dune Buggy(デューン・バギー)」、「Baja Bug(バハバグ)」を現代風に解釈したという特別仕様車。

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ザ・ビートルでは初設定となる新色「サンドストームイエローメタリック」が印象的ですが、18インチアルミホイールと専用サスペンションで車高を15mmアップし、前後ディフューザー付専用バンパーなどによりクロスオーバーテイストとなっています。

インテリアもボディカラー同様に、インパネから専用スポーツシート(ステッチ部分)まで同色でコーディネイトされていて、内・外装ともに特別限定車ならではの個性的な仕上がり。

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エンジンも1.2Lターボのザ・ビートル(105ps/175Nm)から、1.4Lターボの「1.4TSI」に格上げされていて、150ps/250Nmというスペック。なお、トランスミッションは7速DSGで、1.2Lのザ・ビートルと同じです。

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外観は、Dune専用エクステリア(ハニカムフロントグリル、アンダーガード付前後バンパー、ドアミラー、ホイールアーチエクステンション、サイドスカート、ストライプフィルム)をまとっています。

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インテリアは、Dune専用ファブリックシート、レザー3本スポークマルチファンクションステアリングホイール(パドルシフト付、オーディオコントロール付、イエローステッチ)、レザーハンドブレーキグリップ+レザーシフトノブ(イエローステッチ)、センターアームレスト(前席、イエローステッチ)を装備。

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足まわりは、Dune専用サスペンション、235/45R18タイヤ、8J×18アルミホイール(5ダブルスポーク)となっています。

価格は321万9000円で、ボディカラーは「サンドストームイエローメタリック」のみです。

(文/写真 塚田勝弘)

【関連記事】

限定車「The Beetle Dune」と初代ビートルのラフロードモデルが競演
http://clicccar.com/?p=373400

豊田自動織機がカーエアコン用電動コンプレッサー累計生産台数1千万台を達成

豊田自動織機は、カーエアコン用電動コンプレッサーの累計生産台数1千万台を4月18日に達成したと発表しました。

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豊田自動織機のカーエアコン用電動コンプレッサーは2003年9月に発売の2代目「トヨタプリウス」に採用されて以来、ハイブリッド車(以下、HV)・プラグインハイブリッド車(以下、PHV)はもちろん、電気自動車(以下、EV)・燃料電池自動車(以下、FCV)などの環境対応車に採用が広まっています。

新型の4代目「トヨタプリウス」(2015年12月発売)に採用された豊田自動織機のESB20型電動コンプレッサーでは、モーターを多極化した短軸軽量設計を採用し、インバーターの出力密度を向上させて、前モデルに対して冷房能力の約30%向上と消費電力の8%低減を実現しています。

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豊田自動織機は電動コンプレッサーの生産開始から13年目で1千万台を達成し、2015年度には電動コンプレッサーの世界シェアで約70%超(豊田自動織機調べ、マイルド・ハイブリッドを除く)を占めています。

電動コンプレッサーは今後環境対応車以外のアイドリング・ストップ車にも採用が広がることが予想され、カーエアコン用コンプレッサーの主力になることが期待されています。

(山内 博・画像:豊田自動織機)

欧州自動車部品大手が48Vマイルドハイブリッドをフォード・フォーカスに搭載

欧州の自動車部品大手のシェフラーとコンチネンタルは、第37回ウィーンモーターシンポジウム(オーストリア、2016年4月28、29日)で、48Vマイルドハイブリッドシステムによる第2世代のガソリン技術車(Gasoline Technology Car、以下GTC II)を世界で初めて公開したと発表しました。

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このGTCⅡは、2014年に公開された第1世代のガソリン技術車(GTC I)を発展させたもので、 シェフラーとコンチネンタルの共同開発による48V P2ハイブリッドアーキテクチャを採用しています。

GTC IIとGTC Iの大きな相違点は、第2世代モデルでは、電気モーターをエンジンとトランスミッションの間に配置したことで、この全体構成を両社はP2アーキテクチャと呼んでいます。

GTC IIによるフォード・フォーカスには、3気筒1リッターのターボエンジン(GTDI)と、48Vシステムとは別の12Vスタート・ストップシステムが併設されています。

NEDC(新欧州燃費基準のドライビングサイクル)においてGTCⅠと比較してGTCⅡの燃料効率は約13%向上し、標準のガソリン車と比較するとトータルで25%も燃費が向上している、ということです。

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GTC IIでは、電気モーターを駆動するエンジンとトランスミッションの間のベルトに上流側と下流側の2つのクラッチが配置されていることにより、運転状態に応じてエンジンから完全に切り離すことができ、電気モーターを独立して使用できることが特徴です。

これによりGTC IIは、低負荷かつ一定速度での電気走行およびアイドリングストップ時の電気モーターによる発進の両方が可能なシステムになっています。

最近48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載した欧州勢の新型車の登場が話題にのぼっています。今回のシェフラー・コンチネンタル・欧州フォードの3社によるGTCⅡの公開は、48Vマイルドハイブリッドシステムの実現が近づいていることを示しています。

注目されるのは、従来は中型・大型乗用車に適していると言われていた48Vマイルドハイブリッドシステムをコンパクトカーのフォード・フォーカスに搭載した点です。

フォード・フォーカスは、先日世界累計販売500万台を達成したスズキ・スイフトの欧州市場での有力コンペティターであるだけに、スズキが48Vマイルドハイブリッドシステムに対して、どう対応するのかに注目が集まっています。

(山内 博・画像:シェフラージャパン)

【関連記事】

「スイフト」の世界累計販売500万台達成で気になる「マイルド・ハイブリッド」の行方
http://clicccar.com/2016/04/17/366308/

毎月26日は自動車雑誌発売ラッシュ【吉田由美のすべすべ65】

今月26日は私が掲載されている「NAVI CARS」と「カートップ」、「カーセンサーEDGE」が発売されています。

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今月の「NAVI CARS」はチュートリアルの徳井義実さんが表紙を飾り、私は「恋する開運ドライブ!」という連載ページでパワースポットめぐりをしています。
今回は「ホンダS660」で東京・浅草にある今戸神社を訪れていますが、この連載が始まって以来、毎回、御朱印帳を忘れて、毎回新しいものを購入。今回も可愛らしい招き猫が描かれたピンクの御朱印帳を買ってしまいました…。

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「カートップ」は引き続き巻頭の連載ページ「ドキドキ女子会」。
今回の自動車業界で活躍する女性は、子育てとキャリアを両立するスーパーウーマン、ミシュランタイヤの広報部長、加藤久美子さんをゲストにお迎えしています。

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そして「カーセンサーEDGE」は、「テストドライブ by woman」で、「ルノー キャプチャー」のお話。

是非、ご覧くださいませ。

ちなみに「すべてシリーズ」からは「80年代スポーツカーのすべて」と「ホンダ クラリティ FUEL CELLのすべて」が発売されています。
しかし残念ながら、私はどちらにも出ていません(笑)
そういえば最近…「すべてシリーズ」出てないような気がする…(笑)

(吉田 由美)

限定車「The Beetle Dune」と初代ビートルのラフロードモデルが競演!

4代目ゴルフ(カブリオレ含む)にこんな「イエロー」あったよね、と発表会場でVGJの広報担当I氏と話をしていましたが、500台限定の特別仕様車「The Beetle Dune」の「サンドストームイエローメタリック」は、かつてのゴルフよりももう少し明るい色味で、太陽光の下ではゴールドにも見え、街中で非常に映える印象です。

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お台場の「Volkswagen Day 2016」で披露された「The Beetle Dune」は、メインMCのピストン西沢さんがステアリングを握る同車と、ベースイメージにつながるクラシカルなビートルが登場。それにしても車高が高い!

それもそのはず、特別仕様車の「The Beetle Dune」は、60〜70年代にカリフォルニアで一世を風靡したというビートルをベースとしたラフロードモデル「Dune Buggy(デューン・バギー)」、「Baja Bug(バハバグ)」を現代風に再現したというモデル。

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メキシコのバハ・カリフォルニア州といえば、「バハ1000」で知られるオフロードでのレースが思い浮かびますが、元祖ビートルのラフロード仕様と「The Beetle Dune」との2ショットは貴重かもしれません。

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空冷のオリジナル・ビートルの乾いた音と、排気音を抑えた現代的な「The Beetle Dune」のランデブー走行は、「Volkswagen Day 2016」を訪れた多くのファンの注目を集めていました。

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ちなみに、ビートルをベースとしたバギー(写真の車両とは違います)は、1967年の第1回「バハ1100」に出場して見事優勝したそうです。

(文/写真 塚田勝弘)

約10万円高は狙い目!? ハリアーに上質なグレー内装の特別仕様車を設定!

2.0Lガソリン、2.5L+前後モーターのハイブリッド(E-Four/電気式4WD)を設定する「トヨタ」ブランドのハリアー。

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トヨタというブランド力や販売力、抜群の知名度と300万円を切るというアッパーミドルクラスのSUVとしては比較的手が届きやすい絶妙の価格設定もあって、2016年に入っても自販連による「新車乗用車販売台数月別ランキング」でも20位前後にランクインし、月販3500台前後で推移しています。

2015年は5000台を超える月もあり、トヨタにとって優等生といえる存在ですが、その勢いもやや収まったといえる頃にさしかかっています。

今回、特別仕様車の「PREMIUM Style ASH(アッシュ)」と「PREMIUM Advanced Package・Style ASH」の2モデルが設定され、6月1日から発売されます。

両仕様ともに上級グレードの「PREMIUM」がベースですが、後者はさらにカタログモデルの「Advanced Package」の装備が追加された豪華仕様。

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グレー基調の内装が特徴で、滑らかな風合いのウルトラスエードのシート表皮(メイン材:ライトグレー)と合成皮革(ウォームグレー)のコンビとなる専用シートをはじめ、インパネやドアトリムなどに専用内装色ウォームグレーが採用され、細部にライトグレーのステッチが施されています。

ほかにも、ピアノブラック調の本革巻き3本スポークステアリングホイール、ブルーの輝きを持たせたヘアライン調加飾のシフトパネルを採用するなど、 ハリアーはスタイリッシュな内装が美点のひとつだけに、気になる方も多いはず。

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さらに、装備も充実していて、運転席8ウェイ&助手席4ウェイパワーシート(運転席4ウェイ電動ランバーサポート付)&マイコンプリセットドライビングポジションシステム(ステアリング、シート)や前席快適温熱シートなどが特別装備されています。

外観では、ブラック塗装に切削光輝が施された専用18インチアルミホイールを特別装備。ボディカラーには、特別設定色の「ブルーメタリック」を含む全5色を設定。

価格帯はガソリン、ハイブリッドモデルを含めて、「PREMIUM Style ASH」が323万7055円〜413万2473円、「PREMIUM Advanced Package・Style ASH」が379万7673円〜469万2109円。両仕様ともにベース車から約10万円アップとなっています。

(塚田勝弘)

ニュル参戦10年を迎えたトヨタ発のミニバン「G’s VOXY」がサーキットで意外なほどの実力

去る3月末日、袖ヶ浦フォレストレースウェイでG’s、GRMNのフルラインナップ試乗会が行われました。

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ご存知の方も多いでしょうが、GRMNとは「Gazoo Racing tuned by Meister of Nürburgring」の略で、ニュルブルクリンクのレース活動を通じて理想の味つけを追及するGazoo Racingのフィードバックから生まれたコンプリートカー。

G’sは同じくGazoo Racingの手によって開発されたファクトリー・チューンのシリーズです。

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プロトタイプの時代から含めてGazoo Racingのニュル参戦は10年目を迎えたそうで、スモールクラスからミニバン、スポーツカーに至る幅広いラインナップが完成した今、Gazoo Racingの経験値を反映した市販モデルを総括するには、確かにいいタイミングです。

この日はIQやヴィッツからノア/ヴォクシーに至るG’s車両を皮切りに、GMMNに関してはあっという間に売り切れて話題を蒔いた100台限定の86GRMNも、優先的に納車デリバリーに回されていたのがようやく生産ペースが安定して、広報車両をサーキット解禁できたとか

限られた時間枠の中で全車種を試すことは叶わなかったものの、袖ヶ浦のコース上で各モデルの走りを体感してきたのでした。

まず1台目の試乗枠はG’sノア。フォグランプ上にフロントブレーキ冷却用とおぼしきエアダムが設けられ、サイドステップもリアバンパーも専用パーツという勇ましい出で立ちです。

内装も、左右サポートが張り出して座面や背面センターにアルカンターラがおごられた、横G的にも滑りにくいスポーツシートを1-2-3列目とも採用。

エンジンのイグニッションON/OFFもボタン式で、つや消しブラックに赤いレターのメーターパネルといい、かなりレーシーに演出された仕様です。

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そうはいってもミニバンの高い視線で、サーキットのピットロードから出て行くのは妙な気分。恐る恐る走り出した、というのが正直なところでした。

完熟走行の最中から、意外とステアリングを切っても足の動きがシャッキリしてるな?!とは感じたのですが、裏のストレートエンド先のコーナーでかなり強い荷重移動を試してもシャッキリし続けていることにびっくり。

ミニバンで速度を上げると倒れそうなロールに不安感を煽られるものですが、このクルマはキレイに深々としなるような印象で、ブレーキング時からフル加速時まで4輪のキチンとした接地感が伝わってきます。

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まだ1台目の試乗枠で早速ながら、はっきりいってこの日一番驚かされたクルマは、このG’sノアかもしれません。

後で知ったのですが、前後サスのマウント付け根周りにがっちり、横剛性アップにてきめんであろう補強ブレースが入っているだけでなく、ドライバーズシートを中心に縦方向のブレースも加えられています。つまり、フロア剛性を締め上げるというより、重量を増やし過ぎることなく効率的にしなやかに固めているのです。

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ショックアブソーバーとスプリング自体もG’s専用スポーツサスペンションで、前後それぞれ-20mmと-25mmのローダウンとなる仕様です。215/45R18のタイヤ半径がノーマル比+10mmのため、外観全体としては-15mmという控えめなローダウンに収まっています。シブいですね。

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さすがに攻め過ぎたり切り返しでは屋根という上モノの高さを感じさせるものの、ミニバンでサーキットでフラストレーションどころか、ひとしきり楽しませるところに感心することしきり。

しかもフロア補強から専用パッケージのサスなど、これだけやってこの内容で、コンプリートではなくファクトリー・チューンと定義する控えめさが印象に残ります。

(南陽 一浩)

ポルシェが911RSR後継モデルのテストを開始

ドイツ・ ポルシェAGは同社のGTレーシングカー、ポルシェ911 RSRを2017年シーズンに向けて一新すべく、911RSRの後継モデルのテストを開始したと発表しました。

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911 RSRの後継モデルはポルシェのヴァイザッハ研究開発センターのテストコースにおいてシェイクダウンを終え、間もなく世界中のサーキットにおいて本格的なテスト段階に入るということです。

ヴァイザッハで行われた今回のシェイクダウンでは、ポルシェワークスドライバー達が新しい2017年のGTEレーシングカーの感触を確かめました。

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同社GTモータースポーツ総合プロジェクトリーダーのマルコ・ウジャーシ氏は

「新しいマシンの初走行を数人のドライバーが行うのは非常に珍しいことです」

と説明し、さらに

「しかしワークスドライバー全員が開発に携わったこともあり、可能な限り多くのドライバーにテストコースを数ラップしてもらいました」

と今回のシェイクダウンについてコメントしています。

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911RSRの後継モデルは、2017年1月のデイトナ24時間でのデビューを予定しています。

ポルシェのモータースポーツGT部門トップであるDr.フランク=シュテッフェン・バリサー氏は次のようにコメントしています。

「完全に新しいマシンの初戦が24時間レースというのは大きなチャレンジですが、デビューに向けて開発は順調に進んでいます」

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911RSR は2015年シーズンにもっとも成功を収めたGTレーシングカーといわれており、ル・マン24時間やWECのGTカテゴリーで目覚しい活躍を見せてくれました。優秀な戦績を誇る911RSRの後継モデルの実戦デビューが待ち遠しい限りです。

(山内 博・画像:ポルシェジャパン)

ブースト時はゴルフRを超える ─ フォルクワーゲン「ゴルフGTI ClubSport Track Edition」画像ギャラリー

量産車FFで「ニュル最速タイム」といえば、メガーヌ ルノー・スポール トロフィー(7分54秒36)やホンダ・シビックタイプR(7分50秒63)などがしのぎを削っています。

7分49秒21で現時点で最速を誇るのが3ドア/MTのゴルフGTIの「GTI ClubSport S」。

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世界限定400台の「GTI ClubSport S」は残念ながら日本上陸はないそうですが、「GTI ClubSport Track Edition」でも十二分というスペックが与えられています。

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ゴルフR譲りのエンジンは、通常時で265ps/350NmとノーマルのGTIから45ps(最大トルクは同値)アップ。キックダウンで約10秒間作動するブースト時は290ps/380Nmで、時間制限があるとはいえ、280ps/380NmのゴルフRを超えます。

なお、車両重量はゴルフRが1500kg、「GTI ClubSport Track Edition」は1430kgと、成人男性1人分くらい軽いですから、加速競争したら後者の方が勝つはず。

「GTI ClubSport Track Edition」のボディサイズは全長4275×全幅1800×全高1470mmで、ゴルフRよりも5mm高くなっています。

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専用装備は、ベース車から45psアップのブースト機能付のほか、電子制御油圧式フロントディファレンシャルロック、大径4輪ベンチレーテッドブレーキディスク(フロント340×30mm、リヤ312×22mm)、アダプティブシャシーコントロール「DCC」、専用エクステリア(ハニカムフロントグリル、前後バンパー、リヤスポイラー)、225/35R19タイヤ(撮影車両はピレリP ZERO)、7.5J×19アルミホイール。

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内装では、専用ファブリック&アルカンターラ レカロスポーツ、専用アルカンターラ3本スポークマルチファンクションステアリングホイールのほか、純正インフォテインメントシステム「Discover Pro」となっています。

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価格は469万9000円で、ピュアホワイト×ブラックルーフが200台、カーボンスチールグレーメタリック×ブラックルーフが200台となっています。

(文/写真 塚田勝弘)

【関連記事】

400台限定のゴルフGTI ClubSport Track Editionには、別仕様の隠し球があった?
http://clicccar.com/?p=373357

30万円相当の人気装備が付いて価格据え置きの特別仕様車。シトロエン「C4 PICASSO Exclusive Plus」を設定

C4ピカソ(2列/5人乗り)、グランドC4ピカソ(3列/7人乗り)は、シトロエンを代表する人気モデル。

ゆったりした乗り味や、広大かつ開放感抜群のフロントウインドウスクリーンやパノラミックガラスルーフなどが美点です。

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2016年5月23日に設定された特別仕様車の「C4 PICASSO Exclusive Plus(エクスクルーシブプラス)」は、上級グレードの「Exclusive」がベース。キーレスエントリーとも連動している電動式テールゲートや7インチタッチスクリーン式の16GB SDメモリー型ナビなどを標準装備。

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さらに、5人乗りのC4ピカソは、17インチアロイホイールにアップグレードされています。

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なお、1.6L直噴エンジンと6ATの組み合わせは同特別仕様車も同じで、価格は「C4 PICASSO Exclusive Plus」が364万1000円(内装:ファブリック)、400万1000円(内装:ナッパレザー)、「GRAND C4 PICASSO Exclusive Plus」が385万6000円(内装:ファブリック)、425万6000円(内装:ナッパレザー)となっています。

(塚田勝弘)

トヨタ自動車が「ライドシェア」のUber社に戦略的出資! 日本でも将来普及の可能性

トヨタ自動車が5月25日、米Uber社とライドシェア領域における協業を検討する旨の覚書を締結したと発表しました。

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Uber社は2009年に発足、米カリフォルニア州サンフランシスコを拠点に、一般人が自家用車による有償送迎を行うという構想をIT活用により実現、現在では世界70カ国・地域の451都市で年間1兆円を超える規模の配車サービスを展開するまでに成長したベンチャー企業。

日本でも東京都内で2014年8月から昨年2月まで同様のサービスをトライアルした経緯が有ります。

Uber社が展開する「ライドシェア」の肝となっているのは一般人が自分の空き時間と自家用車(遊休資産)を活用して他人を運ぶ仕組み。

スマートフォンやタブレットを使った移動先からのオンライン配車を可能にしており、信頼性・安全性を担保する手段として、ドライバーと利用者が相互評価をし合うシステムを採り入れています。

このシステムにより、利用者は評価が高いドライバーを選択、ドライバー側も問題がある利用者は乗せないで済むという訳です。

昨年10月には安倍首相が「過疎地などで観光客の交通手段として自家用車の活用を拡大する」として、国家戦略特区を対象にライドシェアを可能にする規制緩和を検討するよう指示しています。

トヨタ自動車はこうした世界の動きに注目、「ライドシェアは、未来のモビリティ社会を創造する上で大きな可能性を秘めており、Uber社との協業により、安心、便利で、魅力的なモビリティサービスを提供すべく、検討を進めていきたい」としています。

Uber

今後両社は、Uberドライバー向けの車載アプリの開発、両社それぞれの研究活動に関する知見の共有、トヨタ・レクサス車のUber社へのフリート販売など、様々な領域で協業の可能性を検討していくそうです。

スマホのアプリをタップするだけで利用出来るこの配車サービス、“利用者とドライバー間の信頼関係”が前提になることや、白タク行為を法律で禁止している日本で今後どこまで規制緩和が進むかについては未知数ですが、その利便性から海外で大きな支持を得ているだけに、注目されます。

Avanti Yasunori ・画像:Uber)

400台限定のゴルフGTI ClubSport Track Editionには、別仕様の隠し球あった?

史上最速のフォルクワーゲン・ゴルフGTI「ClubSport Track Edition」が400台限定で5月21日から受注を開始しました。

披露されたのは「Volkswagen Day 2016」が開催されたお台場の会場で、メインMCとしてピストン西沢さん、まだVGJの新社長ティル シェア氏も登壇。

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ピストン西沢さんが特設コースでその走りを披露し、サーキットで走らせたい! と興奮気味に語るなど、本領を発揮するのは「Track Edition」の名にふさわしいステージのようです。

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さて、ゴルフGTI「ClubSport Track Edition」は、もうすでに多数の引き合いがあるそうで、最後まで読まずに!? 気になる方はのんびりしていると完売! ということになりかねませんのでディーラーに急ぎましょう。

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ゴルフGTIの40周年を祝うハイパフォーマンスモデルという位置づけですが、ニュルブルクリンクでのFF最速という座をシビックタイプRから奪ったことでも話題を集めています。

今回発表された「ClubSport Track Edition」は、通常時265ps/350Nm、キックダウンすることで10秒間得られるブースト機能時290ps/380Nmというスペックですが、じつはこのモデルよりも速い「ClubSport S」という仕様があります。

こちらは、310ps版でMTのみ世界限定400台という最強バージョンですが、日本には残念ながら入ってきません。

余談ですが、日本の温暖化というか熱帯化がフォルクワーゲンの日本導入モデルに少し影響があるらしく、フォルクワーゲンの定義では、最近の日本は上から2番目に暑い「亜熱帯」地域になったそうです。

そうなると、最高出力に制約が出てくるなど、ハンドメイドではない大量生産が基本の同社ですからほかの涼しい地域にある最速モデルが入ってこない可能性もあります。

ちなみに「ClubSport S」の日本未導入とこの亜熱帯化の件が関係あるかは分かりません。マーケティング的な理由からだと思われますが。

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さて、ゴルフGTI「ClubSport Track Edition」の価格は469万9000円で、写真のピュアホワイト×ブラックルーフが200台、カーボンスチールグレーメタリック×ブラックルーフが200台。トランスミッションは湿式の6速DSGのみです。

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なお、もう完売してしまった、あるいは、ここまでカリカリの仕様は奥さんの許可が出ないなどの方向け? にもう少しマイルドな仕様のゴルフGTI「ClubSport Street Edition」が出るそうですので、そちらを待つ手もあります。

(文/写真 塚田勝弘)

日産がいち早く発動した三菱自とのシナジー戦略とは?

三菱自動車の燃費偽装をきっかけに、同社を傘下に収めることになった日産自動車が、さっそくそのシナジー効果を出すべく動き出しているようです。

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6月24日付けで日産から開発担当トップを送り込み、三菱自動車 開発部門の抜本的な改革に着手するようで、産経新聞によると、それを担うのは日産の元開発担当副社長、山下光彦氏としています。

同社は三菱自への34%出資が完了する10月には会長を送り込む予定。

注目される日産の今後のシナジー戦略は以下となっているようです。

・ルノーの欧米工場を活用して三菱の輸出車を現地生産化
・軽自動車を生産する水島製作所に日産の製造ノウハウ導入
・三菱自の東南アジア販売網を活用して販売をてこ入れ
・EV、PHV開発における両社の役割分担を明確化
・将来的に三菱自からのOEM車種を拡大
・国内外の生産拠点を相互活用

なかでも注目されるのが、開発における役割分担で、今後は日産がEV開発を一貫して担当、三菱自は経営資源をPHV開発に集中させる考えのようです。

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日産はEV「リーフ」の世界累計販売が21万台を超えるなど、EV開発に強みを持っており、PHVは「アウトランダーPHEV」のノウハウを持つ三菱自が得意としていることが背景にあります。

また軽自動車タイプの小型EV開発については既に日産主導で進めている模様。

このように早くも日産はゴーンCEOの号令のもと「マイナス」を「プラス」に転換する作戦を着々と進めつつあるようです。

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新型MINIコンバーチブルの爽快な走りはクセになる!?

「基本」モデルといえる3ドア/5ドアをはじめ、クラブマンやクロスオーバーなど、独身の方からディンクス、ファミリーまで、多様なニーズを多彩なボディバリエーションによって応えるMINIシリーズ。

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MINI「ファミリー」と呼びたくなる充実ぶりで、あとは3列シートのミニバンを待つだけ!? と思えるほどです。そのなかで、日本はもちろん世界的にも人気なのがMINIコンバーチブルで、2016年1〜4月期に前年同期比12.0%増の5849台を販売。

日本登場時の新型MINIコンバーチブルは、1.5Lの直列3気筒ターボを積むクーパー、2.0LターボのクーパーSのほか、ジョン・クーパー・ワークスが用意されています。なお、トランスミッションは全車6ATのみです。

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試乗したのはクーパーとクーパーS。

前者は136ps/4400rpm、220Nm/1250-4300rpmというスペックで、アイドリング時や低速走行時を中心に、屋根を開けていると3気筒らしいやや大きめの音が聞こえてきますが、通常時はアイドリングストップが作動しますから音も振動も気にする必要は当然ながらありません。

クーパーはクーパーSよりも40kg軽く、タイヤサイズも1インチ小さい195/55R16ということもあってか、より軽快感を抱かせます。

2台を乗り比べるとトルク感も高速域のパンチ力もクーパーSのほうがもちろん上ですが、パワーフィールや乗り心地などのバランスはクーパーの方が一枚上手な印象を受けます。

それに、オープン時は「飛ばす」よりも「流す」方が楽しく感じられますから、コンバーチブルならではの醍醐味を味わうならクーパーでしょう。

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一方のクーパーSは、上り坂でもグイグイと速度を乗せていく痛快な走りが魅力で、コンバーチブルでも高速道路を使って頻繁にロングドライブを楽しむなら「S」の192ps/5000rpm、280Nm/1250-4600rpmというスペックは大きな強みになるはず。

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カタログ燃費もクーパーが16.7km/L、クーパーSが16.3km/Lとほとんど差がなく、走らせ方次第でリカバリーできますから、上記のような乗り方が多く、予算が許せばダイナミックな走りが美点のクーパーSを躊躇なく選択したいところです。

(文/塚田勝弘・写真/前田惠介)

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■新型MINIコンバーチブルは数少ないコンパクト4シーターモデル
http://clicccar.com/2016/05/22/372908/

■新型MINIコンバーチブルの装備、居住性、積載性はどうか?
http://clicccar.com/?p=372920

売り切れる前に急げ!この夏はユニクロでミシュランTが買える!

売り切れる前に全種類買い占めるほか選択肢はないでしょ!

あのユニクロがやってくれました。今年はミシュランです!って意味不明ですね。

ユニクロは毎年、「コラボTシャツ」として企業ロゴやキャラクターを描いたTシャツを売るのですが、今年のコラボのひとつがなんとミシュラン。

つまりビバンダム、いやミシュランマンを描いたTシャツが今年の夏はユニクロで買えちゃうんです。いい時代になったもんだ。

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「 2016春夏コレクションのメンズTシャツ」として今回発売されるTシャツは4パターン計6種類。

サイズはS/M/L/XLのほか、一部店舗とオンラインストアではXS/XXL/3XL/4XLも取り扱うというから、メンズといいつつ女性も着られそう。これを着て合コンなんて行った日にはもう無敵。モテ期到来間違いなしですね(意味不明)。

しかも、お値段はなんと990円(税別)!

ここ大事だからもう一回書いておきますね。プライスはなんと990円(税別)です。全部の柄をそろえても5940円(税別)ですよ。もちろん書き間違えではありません。1枚あたり約1.0夏目さん、6枚買っても0.6諭吉さん(ただし税別)です。安すぎませんか?

えっ、そんなに安いなんてパチもんじゃないか? 安心してください、ちゃんと正式なライセンス商品ですから。

ちなみにプチミシュラン情報を書いておくと、ミシュランの日本デビューは 1964年9月17日つまり東京オリンピック開幕の23日前。その日に開通した東京モノレールに ミシュランスチールラジアル「X」タイヤが採用され、ミシュランと日本の関係がはじまったそうです。

あ、さっそくユニクロに突撃しようとしたアナタ!発売は5月31日からなので、それまでお年玉を使わずに残しておいてくださいね。

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(工藤貴宏)

個性派SUV「FJクルーザー」、生産終了のお知らせ!?

トヨタ自動車の豪州法人であるトヨタ・オーストラリアは「8月をもって、FJクルーザーが生産を終了する」と発表しました。

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「FJクルーザー」は“性能と遊び心を両立したSUV”というキャッチを掲げ、2006年から北米専用モデルとして製造・販売され、2010年12月から日本への導入が行なわれています。

多くのSUVが醸しだす武骨な印象はなく、むしろ丸いヘッドライトやカラフルなボディカラーがもたらす印象は明るくフレンドリー。

しかしながら、シャシーは同社の本格派SUV「ランドクルーザープラド」と同じくラダーフレームが採用されており、アプローチアングル(34°)、デパーチャーアングル(27°)、ランプブレークオーバーアングル(28.5°)といった対地障害角をはじめとした高い悪路走破性を有しています。

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そのほか、90°の開口角度を確保し、乗降性や積載性に優れる観音開きドアを採用するなど、「FJクルーザー」ならではの個性が随所に光っているのもポイント。愛嬌のあるルックスに、本格的な悪路走破性と実用性も兼ね備えた独自の個性でもって、高い人気を集めているモデルであります。

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すでに米国市場への導入は中止されており、8月をもってオーストラリアそして日本向けへの生産も終えるとのこと。

ちなみに、日本ではまだ購入可能(2016年5月)。車両本体価格は324万円〜346万6286円。個性きらめく本格派が欲しい人は、このチャンスに是非!!

(今 総一郎)

2017年秋のスープラ再登場が原因? スープラの絶版中古車は最終型に値上がり気配あり

2014年1月のデトロイトモーターショーでその姿を現した、コンセプトモデルのFT-1。東京モーターショーでも公開され、その姿から多くのメディアがトヨタスープラの後継車と言っています。

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トヨタ・スープラは、日本国内においては1986年〜1993年に販売された70型と、1993年〜2002年に販売された80型の2つの世代が存在しています。

1986年に70型スープラが登場した時のキャッチコピーは「TOYOTA 3000GT」で、名車トヨタ2000GTの後継車という位置づけでした。

それは搭載しているエンジンの一つ、当時最強と謳われた3Lターボの7M-GTEUが2000GTに搭載されていた3MのDNAを引く直列6気筒エンジンということからもうなずけるでしょう。

そして1993年に「THE SPORTS OF TOYOTA」というキャッチコピーで80型スープラが登場。当時繰り広げられた国産スポーツカーバトルの中でトヨタの最高峰スポーツカーとして高いポテンシャルを誇りました。

そのスープラが2017年秋にスポーツハイブリッド車として復活するというニュースが流れています。そこで、現在、中古車として流通している70型、80型スープラの中古車の値動きを紹介しましょう。

まずは80型スープラ。80型スープラは3L自然吸気エンジンを搭載したSZ、SZ-Rと3Lターボエンジンを搭載したRZ、RZ-SそしてGZの5グレードが設定されています。

中古車検索サイト、カーセンサーnetでは現在80型スープラの中古車は72台流通しています。

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そのうち3L自然吸気エンジンを搭載したSZ系と3Lターボエンジンを搭載したRZ系がちょうど半々になっています。最も流通台数が多いのがRZ-Sで続いてSZ。そしてルーフが取り外し可能なエアロトップ車もわずかに流通しています。しかし最上級グレードだったGZは1台も見当たりませんでした。

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気になる中古車相場ですが、この1カ月間は平均価格158万円で目立った動きはありません。しかし、ほとんどの年式で値落ち傾向となっているなか、1999年〜2002年の最終モデルだけが値上がりしています。

この値上がりの要因はターボモデルのチューニングカーによるもので、スープラの中古車、中でもターボモデルのノーマル車を見つけるのは困難な状況です。ノーマル車が欲しいという人はSZ系が狙い目です。

続いては70型スープラです。さすがに登場から30年も経っているモデルなので、中古車は27台とかなり少ないです。しかも1988年に行われたマイナーチェンジ後のモデルがほとんどで、当時大人気だった限定車のターボAは流通していません。

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流通しているグレードは2.0GT系が10台、3.0GT系が5台、2.5GT系が12台で2Lと2.5Lにはわずかながらエアロトップ車もあります。

平均相場ですが、この1カ月で87万円から96万円へと上昇しています。それに伴い中古車の平均走行距離も減少しているので、走行距離の少ない中古車がこのタイミングで流通したと考えられます。

年式ごとに見てみると、ほとんどの年式が横這いや値落ちにもかかわらず、80型スープラと同様に1990年〜1993年までの最終型だけが値上がりしています。

とはいえ、すでに流通台数が少なくなっているので、この値上がりに持続性はないと思いますが、購入を考えている人は早めのアクションをオススメします。

(萩原文博)

ジャガー、Fタイプ改良新型に超高性能4気筒エンジン搭載か!?

ジャガーの2ドア・スポーツクーペ『F-タイプ』の改良新型プロトタイプを、カメラがキャッチしました。

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フロント&リアバンパーをはじめ、ラジエーターグリル、フルLEDヘッドライトなどに新デザインが採用され、エキゾーストパイプはセンター2本出しになっているのが分かります。

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パワートレインはキャリーオーバーされる、3リットルV型6気筒エンジンのほか、注目は2リットル4気筒ターボディーゼルエンジン、「インジニウム」搭載モデルが追加される可能性が高いです。

4気筒の「インジニウム」はジャガー史上、最も効率性に優れたディーゼルエンジンであり、現在弟分の「XE」にも搭載されています。

ワールドプレミは2017年3月のジュネーブモーターショーと見られています。

(APOLLO)

三菱ふそうが「ローザ」でベトナムの小型バス市場に初参入

三菱ふそうトラック・バス(以下 MFTBC)は、日本でもなじみ深い小型バス「ローザ」をベトナム市場に初投入すると発表しました。

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MFTBCでは小型バスの現地での様々なニーズに対応して、経済成長著しいベトナム市場で、市場プレゼンスを高めたいとしています。

今回MFTBCはベトナム・ホーチミン市郊外にある専用工場で「ローザ」初の現地生産を開始しました。

「ローザ」の現地生産は、MFTBCの川崎工場から基幹部品を輸出し、サイゴン交通運輸機械総公社(SAMCO)でノックダウン生産する形で行われます。同工場は2015年3月に完成、約4万平方メートルの敷地を有し、年間生産能力は約1000台の規模を備えています。

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「ローザ」の販売は、親会社であるダイムラー社の100%子会社メルセデス・ベンツ・ベトナム社(MBV)を通して行ない、約1000台の年間販売台数を目指すということです。

今回の小型バス「ローザ」は1960年に日本国内で発売されて以来、おもに送迎・幼稚園バスや、福祉車両・キャンピングカーのベース車両として使われており、累計生産台数は2015年に20万台を達成しました。世界約40カ国に輸出されており、「ローザ」の全販売台数の80%(2015年)が輸出されています。

MFTBCは、今日産との資本提携が話題になっている三菱自動車工業(三菱自動車)の子会社でしたが、2004年にトラックの車輪脱落による死亡事故が問題になって三菱自動車が持ち株をダイムラーに売却し、三菱の名前は残っていますがダイムラーの子会社となっています。

(山内 博・画像:三菱ふそうトラック・バス)

新型MINIコンバーチブルの装備、居住性、積載性はどうか?

3代目にスイッチした新型MINIコンバーチブル。ここでは進化のポイントをご紹介します。

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電動ソフトトップは、30km/h以下なら走行中に開閉が可能で、要する時間は約18秒。急な雨でも制限速度以下なら屋根を閉じることができますし、どれくらいの待ち時間になるか分かっている信号なら屋根を開け放つことも可能です。

装備では、歩行者検知機能付前車接近警告、衝突被害軽減ブレーキをはじめ、アクティブクルーズコントロール、ヘッドアップディスプレイのほか、万一の転倒時にロールオーバー・プロテクションなどの最新装備を用意。

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4シーターとはいっても乗車するのは2人までというケースが多いと思われますが、後席は先代よりも横方向が約30mm、足元スペースが約40mm拡大しているそう。

背もたれはやや直立気味なのは仕方ないところにしても、小柄な方なら意外と座れてしまうかもしれません。なお、身長171cmの私だと近所のファミレスや駅の送迎程度なら許容できるかなというのが正直なところ。

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荷室容量も拡大していて、先代よりも40Lアップし、通常時は215L、オープン時は160L。また、スルーローディングシステムの開口部も拡大することで使い勝手も向上。幌を閉じた状態でも大きくトランクリッドが開くのが便利に感じます。

(文/塚田勝弘 写真/前田惠介)

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トヨタ自動車が20年物の「超長期社債」を発行する訳は?

トヨタ自動車は5月11日の連結決算発表で、2017年3月期に1兆800億円(前期比+2%)の研究開発費及び、1兆3,500億円(同+9.8%)の設備投資費を計上。

これは自動運転など、AI(人工知能)関連の研究開発強化や設備増強などに備えているものとみられています。

TOYOTA

同社はこれらの大型投資や日銀のマイナス金利政策による金利低下への対応として、満期までの期間が10年物と20年物の長期債を発行するそうです。

日経新聞によると、社債2本で合計500億から600億円規模の資金調達を行う模様。

利回りは10年債が年0.1%程度、20年債が年0.4%程度になりそうで、1998年に20年債を発行した際は3%だったことを考えると、いずれも過去最低水準。

同社はマイナス金利政策導入後に大きく低下した市場金利のメリットを享受、調達した資金を設備投資や運転資金などに充当する考えのようです。

一般的に満期10年までを長期、11年以上を超長期と呼んでおり、今回発行する20年債はいわゆる「超長期債」と呼ばれるもの。

これまでの超長期債の発行は、電力・ガスや鉄道会社などの安定収入が見込める公共業がほとんどでしたが、3月には味の素が同社として初めて20年債を出すなど、裾野が一般の事業会社にまで広がる傾向にあります。

マイナス金利環境で高利回りの金融商品が減少していることから、運用難にあえぐ投資家が増えており、超長期債の需要が高まっているようです。

Avanti Yasunori

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「フォード・フィエスタ」国内ラスト試乗になるかも…に号泣【吉田由美のすべすべ65】

このところ「フォード・フィエスタ」に試乗しています。ボディカラーは鮮やかなブルーの「ブルーキャンディ」。

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そしてフロントデザインはアストンマーティン似のイケメン。

エンジンは「エンジン・オブ・ザ・イヤー」を3年連続受賞している1.0の「エコブーストエンジン」で、軽やかで元気で楽しいドライブを提供してくれます。
輸入車はどちらかといえばハンドルやアクセル系が重めのものが多い中、そのあたりの感覚はどちらかといえば日本車風。
国産車からの乗り換えでも違和感無く運転できます。

私が試乗している「フィエスタ」は、今年1月に登場した「1.0エコブースト スポーツアピアランス」で、グリルが少し変わった限定90台のモデル。
デザインよし、エンジンよし、インテリアよし、走ってよし、海外では定評のある人気車種なのに、日本ではなかなかそれが伝わりづらいみたい…

フォードは今年いっぱいで日本から撤退します。
今年1月にそのニュースが発表されてから、予定されていたフォード・ジャパンのイベントはすべてキャンセル。
お世話になっている広報部の方も、7月いっぱいで退社されるとのこと。
広報車も徐々に減り、現在は「フィエスタ」「クーガ」「エクスプローラー」を残すのみ。
なんとも言えず寂しい気持ちでいっぱいです。

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「マスタング」とかも、もう少し乗りたかったなあ…

(吉田 由美)

欧州で売れはじめたトヨタのハイブリッドカーが世界販売900万台を突破!

トヨタ(レクサス含む)のハイブリッドカーが世界累計販売900万台を達成しました。

トヨタ自動車の発表によると、1997年に日本で発売開始して以来、世界中に販売が拡大しているハイブリッドカーの販売台数が2016年4月末の段階で901.4万台になったということです。

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900万台を超えるハイブリッドカーの販売によって削減したCO2排出量は6700万トン、燃費面では2500万キロリットルのガソリンを抑制したといいます(同社試算)。

現在、グローバル販売では年間120万台ペースで売れているトヨタのハイブリッドカー。2020年までには累計販売1500万台に到達する見込みといいます。

ここ数年、北米市場では伸び悩んでいるハイブリッドカー販売ですが、2010年代に入ってから欧州での販売が伸びているというのは、ハイブリッドカーのムーブメントが世界的に拡大していることを感じさせます。

(山本晋也)

米国トヨタの販売台数、4月もSUV・ピックアップが全体を牽引!

トヨタ自動車の米国法人・米国トヨタ販売によると、4月の新車総販売台数は21.1万台(前年同月比+3.8%)で、2か月ぶりの前年比増となっています。

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乗用車系の販売台数が9.0万台(-2.4%)と前年割れしている一方で、SUV/ピックアップ系の販売が9.6万台(+12.9%)と好調。

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なかでも主力の「RAV4」が3.0万台(+31.6%)、「ハイランダー」が1.5万台(+9.3%)、「4ランナー」が1.0万台(+36.4%)、「タコマ」が1.8万台(+15.6%)といった状況で大きく伸びています。

米レクサスの4月販売ではさらに顕著で、乗用車系が9,884台(-26.4%)の前年割れ、SUV/ピックアップ系は1.5万台(+20.5%)と好調を維持。「NX」が3,815台(+11.5%)、「RX」が8,767台(+28.7%)と伸びています。

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おりしも米国ではガソリン安の影響でピックアップトラック系の販売好調が顕著化しており、全体的にセダン系の販売は低調。

米国トヨタにおいてもその傾向は同様となっています。

Avanti Yasunori ・画像:TOYOTA USA)

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575ps/700Nm!! ジャガー史上最速を誇るF-TYPE SVRが6月1日から受注開始

ジャガーFタイプについに加えられた最速モデルの「SVR」。

「SVR」は、ジャガー・ランドローバーの「スペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)」が設計、開発を手掛けるハイパフォーマンス仕様に使用される名称で、すでにレンジローバー・スポーツに導入されています。

ジャガーでは2シータースポーツのFタイプに初めて設定され、6月1日から受注が開始されます。

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パワートレーンは5.0LのV8スーパーチャージャーに8ATという組み合わせで、最高出力575ps、最大トルク700Nmという圧倒的なアウトプットを実現。0-100km/h加速は3.7秒と、レクサスLFAと同タイム。

これだけのパワーですから、駆動方式はもちろん4WDで(従来からFタイプに4WDモデルは設定されていますが)、トルクオンデマンド式のAWDシステムである「インテリジェント・ドライブライン・ダイナミクス(IDD)」が最適化されています。

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前後アクスル間と左右後輪へのトルク配分、専用セッティングの「ダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)」により、路面状況や天候に左右されないトラクションとダイナミクスを実現しているとのこと。

ノーマルモデル同様に走行モードも選択可能で、「ダイナミック」を選んで「デプロイヤブル・エアロダイナミック・ウイング」というスイッチを3 秒間押し続けると「V-Max」モードに切り替わり、最高速(リミッター作動)に到達。

なお、最高速度は「F-TYPE SVR COUPE」が322km/h、「F-TYPE SVR CONVERTIBLE」が314km/hとなっています。

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また、最高速に達すると空気抵抗を低減するためウィングが格納され、フロントスポイラーなどほかのエアロダイナミクス機能と連動し、空気抵抗係数を2.5%向上、揚力係数が45%低減されます。

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ほかにも空気抵抗低減のため大型化したフロント・エアインテークと専用設計のスプリッター、エンジンベイへの空気流を最大化する独特な形状のボンネット・ルーバー、ホイールカバーから流入する空気を放出するサイド・パワーベントなどが採用されています。

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さらに、mg単位での重量削減による軽量化、そして剛性強化が図られていています。

新設計となるサスペンションシステムを作用し、従来と比べてナックルの重量を0.6kg軽量化。そして、最大37%剛性を高めた大型リヤベアリングを採用し、コーナリング時の強力な横方向の重力をコントロール、チタニウムと「Inconel(インコネル)」合金を使用し、16kgの軽量化を実現した新しい軽量エグゾーストシステムを搭載。

丸形4本出しのテールパイプから「SVR」の名にふさわしいパワフルなサウンドが奏でられ、エグゾースト内のバイパスバルブをマニュアル操作することで、ドラマチックなサウンドを生み出すという「スイッチャブル・アクティブ・エグゾースト・システム」も標準装備となっています。

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そのほかにも、高いホールド性とラグジュアリーな雰囲気を演出するSVRバッジ付のキルティング加工のパフォーマンスシートや、SVRバッジが配されたレザー・ステアリングホイール(アルミニウム・コーティングのシフトパドル装備)など随所に専用装備を用意。

価格は「F-TYPE SVR COUPE」が1779万円、「F-TYPE SVR CONVERTIBLE」が1936万円です。

(塚田勝弘)

【F1速報×F1女子~スペインGP号~】FIA会見の席順は異例中の異例だった!

2016年F1第5戦スペインGPで、F1の歴史に新たな1ページが刻まれました。

レッドブルのマックス・ フェルスタッペン選手が、F1史上最年少優勝記録を更新したのです! しかもレッドブル移籍後初優勝、フェルスタッペン選手自身もF1初優勝と、初めてづくしのグランプリとなりました。

もちろん、5月19日発売の「F1速報スペインGP号」はフェルスタッペン選手の話題でもちきりです(^^

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【CATCH THE EYE】

パドックの裏話を楽しめる「TEAM UPDATE」。このページの片隅にある「CATCH THE EYE」では、グランプリ中の「ここだけの話」が記載されているので、見逃せません!

今回の「ここだけの話」は、グランプリウィーク中の木曜日に行われるFIA会見。フェルナンド・ アロンソ選手、ルイス・ ハミルトン選手、ダニール・ クビアト選手、マックス・フェルスタッペン選手、カルロス・ サインツJr選手、ケビン・ マグネッセン選手が出席しましたが、このキャスティングを決めたFIAのスポークスマンが悩んだのは席順だったそうです。

無題

通常であれば、アロンソ選手やハミルトン選手が前列ですが、今回は異例中の異例。ドライバー交代で注目を集めた、レッドブルファミリー3人を前列に並べました。

会見後スポークスマンは、

「私の記憶のなかで、これほど多くのジャーナリストとカメラマンで会見場が埋め尽くされたことはない」

と鼻高々に語っていたそうですよ。

[nextpage title=”意見が食い違う、ハミルトン選手とロズベルク選手”]

【FOCUS】

レースのハイライトを紹介するFOCUS。主役はもちろんフェルスタッペン選手です。

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最後までテール・ トゥ・ ノーズの戦いをしながら、優勝争いをしたライコネン選手とフェルスタッペン選手。ライコネン選手からのプレッシャーを耐えたフェルスタッペン選手は、

「最後のストップを終えてピットアウトした後の数周はタイヤを保たせることにすごく集中していた。でも、最後の10周はまるで氷の上を走っているかのようだった。
それで猛攻にあったけど、しばらくしたらキミのペースが少し落ちたのが分かった。たぶん、僕を抜こうとしてタイヤが終わってしまったんだね。それからは、自分のタイヤに集中して、フィニッシュすることだけを考えていた。
勝つなんて予想もしていなかったから、トップでチェッカーフラッグを受けた瞬間は、信じられなかったよ」

と振り返っています。

【SCOOP  UP!!】

フェルスタッペン選手の優勝の立役者になった、メルセデスのドライバー達。スタート直後に2台が接触し、優勝候補だったふたりはリタイアとなってしまいました。一体何が起きてしまったのでしょうか?

まずはロズベルグ選手の意見から。

「ターン3を通過している時に、エンジンパワーが低下していることに気づいた。そして、ルイスが接近しているのが見えた。すぐにドアを閉めてインサイドに入った。彼のためのペースはないことを分からせるためだった。それでも向かってきたから驚いた。相手がすり抜けないように、ドアを閉じるのは、レーシングドライバーなら普通にすることだよ」

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一方のハミルトン選手は、

「ターン3を通過していたら彼に追いついて、左側のスペースは右側より狭かったから、右に行ったんだ。そこにはスペースがあったし、レーシングドライバーとしては、17km/hも速かったら、そのスペースに向かうだろう。そして、あっちのホイールとこっちのウイングが並んで、衝突を避けてグラスにはみ出すしかなかった」

と違う視点の意見です。

意見の食い違いを認めたうえで、レーシングアクシデントと判断されましたが、今後ふたりの関係が悪くならないことを祈るばかりです…… 。

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次戦は伝統のモナコGP。一体誰がモナコウィナーに輝くのでしょうか。楽しみですね!

(yuri)

VWゴルフGTI40周年記念特別仕様車は400台限定、290馬力を発生

みずから「ホットハッチのベンチマーク」と宣言するほどの自信作であり、伝統的なモデルである「フォルクスワーゲン ゴルフ GTI」。その生誕40年を記念して400台限定の特別仕様車が誕生しました。

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400台限定となる「ゴルフ GTI Clubsport Track Edition」は、スタンダードのゴルフGTIに対して45馬力アップの265馬力となる2.0リッターターボエンジンを搭載。さらに10秒限定のブースト機能を使うことで、最高出力は290馬力、最大トルクは380Nmまでアップします。

その大パワーを伝える駆動系は、電子制御油圧式フロントディファレンシャルや6速DSG(デュアルクラッチトランスミッション)によって構成されます。さらに、大径ブレーキや19インチタイヤによりシャシーも引き締められています。

ダウンフォースを生み出す専用フロントバンパーや大型リアスポイラーといったエクステリア、専用レカロシートやアルカンターラのステアリングなど、全身で特別なGTIであることをアピールしています。

ボディーカラーは、ピュアホワイト×ブラックルーフとカーボンスチールグレーメタリック×ブラックルーフの2色。メーカー希望小売価格は、469万9000 円(税込)となっています。

●Golf GTI Clubsport Track Edition主要スペック
全長:4275mm
全幅:1800mm
全高:1470mm
ホイールベース:2635mm
車両重量:1430kg
乗車定員:5名
エンジン形式:直列4気筒DOHCインタークーラーターボ
総排気量:1984cc
最高出力:195kW(265PS)/5350-6600rpm
最大トルク:350Nm(35.7kg-m)/1700-5300rpm
変速装置:6速DCT
燃料消費率:14.7km/L (JC08モード)
タイヤサイズ:225/35R19
メーカー希望小売価格(税込):469万9000円

(山本晋也)

限定500台!フォルクスワーゲンのビートルに砂漠テイストの特別仕様車

北米エリアで生産されるフォルクスワーゲン「ザ・ビートル」の伝説が復活です。

初代ビートルをベースとしたラフロード仕様としてアメリカ西海岸で人気を博した「デューンバギー」や「バハバグ」のイメージを受け継いだクロスオーバースタイルのニューモデルが500台限定の特別仕様車として設定されました。

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その名は「ザ・ビートル デューン」。

専用デザインの前後バンパーや標準車に対して車高アップ(15mm)したサスペンションに18インチタイヤ、そしてボディカラーは専用のサンドストームイエローメタリックだけという、個性豊かなクロスオーバーとなっています。

エンジンは、アイドリングストップ機構やブレーキエネルギー回生システムを搭載した1.4リッターガソリンターボエンジン、トランスミッションは7速DSG(デュアルクラッチトランスミッション)。

さらに純正ナビゲーションも標準装着となり、メーカー希望小売価格は321万9000円(税込)です。

●ザ・ビートル デューン 主要スペック
車両型式:ABA-16CZDW
全長:4285mm
全幅:1825mm
全高:1510mm
ホイールベース:2535mm
エンジン形式:直列4気筒DOHCインタークーラーターボ
総排気量:1394cc
最高出力:110kW(150PS)/5000-6000rpm
最大トルク:250Nm(25.5kg-m)/1500-3500rpm
変速装置:7速DCT
燃料消費率:18.3km/L(JC08モード)
タイヤサイズ:235/45R18
メーカー希望小売価格(税込):321万9000円

(山本晋也)

【SUPER GT2016】ツインリンクもてぎ2レース連日開催!地震で中止のオートポリス戦代替決定か?

「平成28年熊本地震」の影響で中止が決定したSUPER GTオートポリス戦。SUPER GTシリーズは全8戦で競われる予定であったため、その代替となるレースがどうなるのか?というところは注目の的。

その代替レースについて5月20日、SUPER GTを統括するオーガナイザーであるGTアソシエーションから発表がありました。

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開催サーキットはツインリンクもてぎ。シーズン当初は最終戦の開催地として11月11〜13日で「2016 AUTOBACS SUPER GT Round8 もてぎ GT250 ㎞レース」の日程を組まれていたツインリンクもてぎですが、このレースを“熊本地震復興支援大会”(仮称)と位置付け、2レースを開催するとの発表です。

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現在発表となっている、JAF申請中の大まかなスケジュールとルールは下記のとおり。

・11月11日(金)練習走行(ウェイトハンディ:参戦7、8戦目の走行を予定)
・11月12日(土)Rd.3 代替の予選、決勝 (参戦7戦目のウェイトハンディ:ポイント*1kg)
・11月13日(日)Rd.8 の予選、決勝(参戦8戦目のウェイトハンディ:無し)

なんと1日に予選と決勝の両方を行い、それが2日連続というハードスケジュール。

代替レースでクラッシュしたら最終戦に出場できない可能性もあります。2日間を通した作戦を立てる必要があるでしょうから、チームとしてもかなり難しい戦いになって来るでしょう。

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また、大いに盛り上がっているサポートレースのFIA-F4のスケジュールも大いに気になるところ。

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ファンにとっては連日開催のスケジュールで、ピットウォークやグリッドウォークなどがどうなるのか?など気になる点は満載です。

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いずれにせよ、SUPER GTの今年ラストのレースウィークは、例年以上に大波乱の予想となることは間違いありません。

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今後、詳細なスケジュールが発表になることでしょうから、大いに注目していきましょう。

[公式発表]
2016 AUTOBACS SUPER GT オートポリス大会の代替イベントに関して | SUPER GT OFFICIAL WEBSITE

(写真・文:松永和浩)

後部座席で極上の空間を!最新のリアモニターが6月に発売

ドライブ中などで後部座席で乗っている際、暇になってしまうことってありませんか?特に子ども連れの場合だと、子どもがクルマに乗っているのに飽きてしまうことも……。

そんな後部座席に乗っている人でも車内の空間をとことん楽しめる、後部座席専用のリアモニターがパイオニア株式会社から6月に発売されます。

■様々な車種に取り付け可能

リアモニターは前席のヘッドレスに取り付けます。ここでよくある不安面が「シートが厚くて取り付けられなかった」という点。しかし、この商品は取り付け部分のヒンジを4cmと余裕を持たせているため、少し厚めのシートでも取り付けることが可能です。

■リアモニターとは思えない映像美を楽しめる

モニターのサイズは9V型ワイドとなっており、縦は約11cm×横は約19cmです。バックライトに高輝度LEDを使用しているため、美しい映像を見ることができます。さらに”アドバンスドシャープネス回路”を採用しているというのもあり、ノイズを抑えたり細かいところまでシャープに映せるようになっています。

■疲れない位置で見ることが可能

モニターを設置しても見る体勢が辛かったりするということもありますよね。楽しい映像を見ているのに余計に疲れてしまったなんてことにもなりかねません。そこで嬉しいのが、モニターの角度を自分好みで調整できるという点。奥30度〜手前60度の範囲まで動かすことができるというのもあり、見やすい角度にできるのは魅力的です。

■極上の空間を満喫

見たい画像を自分の好みの見やすい角度で映像が楽しめるなど、これ以上ない極上の空間を味わうことができます。また、モニター周辺と取り付け部分にはLEDが搭載されているため、夜にはこのLEDがブルーに輝き、高級感溢れる空間を演出してくれます。

公式サイト:TVM-PW900T / TVM-PW900 | カーナビ・カーAV(carrozzeria)

(鈴木 唯)

新型トヨタ「スープラ」、スポーツHVで2017年秋登場か?

トヨタ自動車は、2014年1月のデトロイトモーターショーでワールドプレミアしたコンセプトモデル「FT-1」を、東京オートサロン16や大阪オートメッセ16で公開。

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昨秋の段階では、BMWとの「スープラ」後継車の共同開発に正式なGoサインが出ていなかったようですが、今年3月にはイメージレンダリングが出回るなど、いよいよ具体的な動きが出て来たようです。

現段階における各種情報を総合すると、次期スープラのエクステリアデザインは当初の計画どおり、コンセプトモデルである「FT-1」がベースになっているようで、前後意匠についても同車のイメージを色濃く継承している模様。

スリーサイズは先代比で全長が-140mm、全幅が+50mm、全高が-45mm、ホイールベースが-70mmと、’短く、広く、低く”なるとの予想。

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デザインこそトヨタ・オリジナルですが、スポーツカーとして肝となるパワーユニットをはじめ、「Z4」の後継となる「Z5」のプラットフォームなど、BMW製を流用しているようで、生産もBMWが担当する模様。

TOYOTA_Supra

これによりBMWの「走り」の部分がそっくりスープラに移植され、これまでのトヨタ車には無い、かなり刺激的なモデルになりそうです。

搭載エンジンはBMW製2.0L直4ターボと3.0L直6ターボが有力のようで、前者は200psと255ps、後者は340ps程度となる見込みで、3.0Lエンジンについてはトヨタのハイブリッドシステムが搭載される見込み。

TOYOTA_Supra

車両価格は2.0Lモデルが400万円台前半から500万円台半ば、3.0Lモデルが800万円程度となりそう。

ワールドプレミアは来年秋の東京モーターショー、もしくは翌年1月のデトロイトモーターショーとなる公算が高いようで、発売は2018年秋との予想。

TOYOTA_Supra

2代目が2002年に姿を消して以来、16年を経て蘇るトヨタのスーパースポーツ、3代目「スープラ」に大きな注目が集まります。

Avanti Yasunori ・画像:TOYOTA USA)

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4月の輸入車販売、メルセデス・ベンツは中古車でも首位!

日本自動車輸入組合の発表によると、4月の輸入車(乗用車)の販売台数は1.6万台(前年同月比+6.0%)と伸びています。

2016.04

ブランド別では首位がメルセデス・ベンツで3,556台(+11.5%)、2位がBMWで2,632台(+9.6%)、3位がVWで2,346台(-8.0%)となっています。

Mercedes-Benz_C-Class

2016.04

売れ筋ベスト10には、メルセデス・ベンツがCクラス、CLAクラス、Aクラスの順、BMWが3シリーズ、2シリーズ、1シリーズの順、VWがゴルフ、ポロの順でそれぞれランキングされています。

一方、4月の輸入中古車販売台数(乗用車)については、4.1万台(前年同月比-1.5%)と、3か月ぶりに前年同月実績を下回っています。

車種別では、普通乗用車が33,714台(-0.8%)、小型乗用車が7,242台(-4.3%)。

2016.04

ブランド別では、首位がメルセデス・ベンツで9,113台(-0.6%)、2位がBMWで8,926台(-1.2%)、3位がVWで6,269台(-7.8%)となっています。

このように、メルセデス・ベンツは新車、中古車ともに輸入車で最も売れているブランドとなっています。

Avanti Yasunori ・画像:日本自動車輸入組合)

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次期「86/BRZ」も富士重工業とトヨタが共同開発、2021年にはEV投入!

先頃社名を2017年4月1日以降「SUBARU」に変更すると発表した富士重工業ですが、同社の吉永社長は提携しているトヨタ自動車と開発面で協力を深める方針を改めて示しました。

SUBARU

これは日経新聞の取材に対して明らかにしたもので、次期「86/BRZ」についても共同で開発するほか、PHVなどの電動車両についてもトヨタの技術を導入することを明言。

吉永社長は「巨額の投資を伴う環境技術を全て自社開発するのは難しい」としており、トヨタからハイブリッド技術で協力を受ける一方、同社のエンジンを搭載した「トヨタ86」「スバルBRZ」の次期モデル開発に向けて協議を進めていることを明らかにするなど、開発面でもトヨタとの協力を続ける考えを示しました。

同社は主力の米国工場でトヨタ車の生産を受託(〜今夏)しており、年内に61万5千台の販売達成に自信を見せています。

また、吉永社長はNHKの取材に対して5年後の2021年をめどに電気自動車を発売するとコメント。走行中に排出するCO2を大幅に抑えるエコカーの開発競争が激しさを増すなか、一旦撤退した電気自動車を再び開発し、発売する方針を明らかにしました。

米カリフォルニア州のZEV(Zero Emission Vehicle)規制が今後更に強化され、富士重も同規制の対象となるため、ZEVを一定以上販売する必要があります。

SUBARU

ZEV規制では2018年までにカリフォルニア州内で販売する車のうち、16%をゼロエミッション車にするよう、自動車メーカーに義務付けています。

これに対応すべく、同社としてはガソリンモデルのプラットフォームをベースにEVを開発することでコストアップを抑制、車両価格を抑えたい考え。

同社では以前に軽自動車「STELA(ステラ)」にリチウムイオン電池を搭載したEV「スバル プラグイン ステラ」を国内の法人向けにリース販売していましたが、インフラ整備が進まないことや、軽自動車の自社生産から退いたことからEV事業からも撤退した経緯があります。

SUBARU_Plugin_STELLASUBARU

今回同社が米国に投入するEVは、その際に蓄積した技術をベースに自社で開発を進めていく方針のようで、吉永社長はどのモデルにEVを設定するかは未定としています。

このように同社では一昨年にお伝えしたEV参入への動きががいよいよ具体的になってきたようです。

Avanti Yasunori

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ファルケンが今年も「ニュルブルクリンク24時間レース」に挑戦

住友ゴムグループのファルケンタイヤヨーロッパと日本の住友ゴムは、5月26日(木)〜29日(日)にドイツで開催される世界最大級のツーリングカーレース「第44回ADACチューリッヒ ニュルブルクリンク24時間耐久レース」に、今年もファルケンタイヤで挑戦すると発表しました。

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また、昨年に続きFALKENは同レースの公式パートナーとして協賛。ブースを出展するなど各種イベントでファルケンタイヤをアピールします。

ファルケンタイヤヨーロッパは、1999年の初参戦以来、連続出場を続けて今年で17回目の挑戦にとなります。今年は、昨年総合3位入賞を果たしたドライバーが新型車両「Porsche 911 GT3 R (991)」で参戦。必勝のチーム体制で総合優勝を目指します。

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FALKENブースではタイヤ展示に加え、レースのバーチャル体験コーナーやドライバーによるサイン会などを開催するほか、会場内ではドリフトショーを繰り広げて、FALKENブランドをアピールします。

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一方、日本からも住友ゴムのSUBARU Tecnica Internationalチームが「SUBARU WRX STI」で同レースに挑戦します。

「SUBARU WRX STI」は昨年SP3Tクラスでクラス優勝を達成した強豪で、ドライバーには日本人ドライバーの山内英輝が起用されています。

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SUBARU Tecnica Internationalチームでは、今年はさらに車両の走行性能を高め、装着するファルケンタイヤのグリップ性能や耐久性も一層向上しているとのことで、同クラス2年連続優勝を目標としています。

(山内 博・画像:住友ゴム)

スズキの報告から見えてくる燃費試験「惰行法」の課題とは?

三菱自動車の燃費不正問題を受け、国土交通省が各自動車メーカーに同様の問題が無いか調査を指示しました。

その結果、スズキが同省に報告した内容が話題になっています。

SUZUKI_SWIFT

スズキが18日夕方に開いた緊急会見によると、燃費測定の際の走行抵抗値の改ざん等は無かったものの、16車種(登録車/軽自動車各8車種)全てについて、同社独自の方法で測定した走行抵抗値を国交省に提出していたそうです。

実車走行テストで得たデータではなく、実験室の風洞で空気抵抗を測定、台上で測定したタイヤの転がり抵抗値との合算で走行抵抗を算出していたとしています。

同社がこれまで国交省が定めた「惰行法」による測定データを使わなかったのは、相良テストコースに横風を防ぐ遮風板等の設備が無く、測定データがバラつくためで、燃費を良くみせることが目的ではないと説明しています。

確かに近頃のモデルは車高が高いトールボディが主流なので、横風が強い屋外の場合、安定した測定が難しいのかもしれません。

SUZUKI_HUSTLER

ちなみに国交省が定めている「惰行法」は以下となっています。

・時速20km/hから90km/hまでの10km/h刻みを基準に+5km/hで走行
・その後ギアをニュートラルにして基準-5km/hまで減速する時間を測定
・時速90km/hなら、95km/hから85km/hまで減速する秒数を測定
・測定は往路3回及び復路3回行い、その平均値を求める

スズキではこれまでも全車種について実験室で得たデータと、テストコースでの「惰行法」による測定結果との相関をとりながら走行抵抗値を決定しており、今回の再検証の結果でも届出値との差異が5%以内だったことから、販売中の車種においても燃費値に問題は無いとしています。

会見に出席した鈴木修会長は「国が定めた試験方法で実施してなかったのは事実」として、今回国交省へ報告、並びに謝罪会見を開いたと述べています。

スズキも三菱自と同様に海外で販売している車両については問題が無いとしており、本件は国内のみの案件としていることから、燃費測定の基準となる日本独自の「惰行法」による走行抵抗値測定方法自体にも問題がある可能性が浮き彫りになって来ました。

おりしも国交省は2018年内に新たな燃費試験基準(WLTP)の導入を予定しており、実燃費に近いデータが得られる測定方法や表示方法への早期移行が期待されています。

Avanti Yasunori

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月額18,500円でクルマが持てる!? 女性向けカーリースに「ホンダ N-BOX」などが登場

オリックス自動車株式会社が、”女性向けカーリースプラン”を期間限定で販売しています。気になるその内容について、まとめてみました。

■”おくるま女子応援プロジェクト”で女性をサポート

今回のプランでは「クルマを利用する女性を応援する」をモットーに、女性に嬉しい内容が多く備わっています。

専業主婦やパートの方でもクルマを利用できるように、保証人なしで申込が可能です。しかも、ネットで申込ができるので、忙しくてなかなかお店に行けないという人もオススメ。

■気になる車種は?

今回のプランで用意されているクルマは、”ホンダ N-BOX”と”スズキ スペーシア”の2種類の軽自動車。

ホンダ N-BOXは2015年度軽自動車の新車販売数第1位を誇り、スズキ スペーシアは安全性の高さが魅力。カーナビ・UVカットガラス・全方位モニター・両側スライドドアなどが標準で装着されており、女性にとっては嬉しいポイントがとても多いです。

■月額18,500円の支払いでOK

一瞬目を疑いたくなるようなこの価格。今回のプランは”お小遣いの範囲で気軽に乗れる新車”をコンセプトにしており、”いまのりナイン”という9年間の契約になります。

これには9年分の自動車税や自賠責保険料なども含まれており、それらを含めて月額1万円台で支払いが済むというもの。定額制というわかりやすいシステムが評判です。

契約中の9年間は車検も無料ででき、半年毎のオイル交換など嬉しいオプション付きです。9年間の契約終了後は自動車を自分のものにすることができます。

■女性にとってクルマを利用しやすい環境に

このように、今回のプランは女性にとって魅力的な点がとても多いです。オリックスでは、今後も”おくるま女子応援プロジェクト”を継続していく方向であり、様々な企画やサービスを展開するとのこと。

クルマを利用する女性にとっては嬉しいポイントが多いため、クルマをより身近に感じられるサービスですね。

(鈴木 唯)

メルセデスの世界NO.1商用バン、次世代型が初テスト!

メルセデスベンツが1977年から発売していた商用バン『T1バン』の後継モデルとして、1995年から発売さしている「スプリンター」の次世代型が、テストドライブを開始しました。

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「スプリンター」は貨物車をはじめ宅配やキャンピングカーなど、商用バンとしてバリエーションを豊富に持ち、世界130カ国、280万台を販売しています。今や世界で最も人気のある一台といえます。

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ボディはまだ現行モデルのミュールのため詳細は不明ですが、フロントグリルが拡大し、ヘッドライトがシャープになっているフロントマスクが分かります。

ワールドプレミアは2017年内が有力です。

(APOLLO)

カヤバの減衰力応答性改良ショックアブソーバが新型プリウスに採用

ショックアブソーバの製造を手がけるKYB(カヤバ)は、新型のシャックアブソーバを開発し、新型プリウスに採用されたと発表しました。

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KYBの新型ショックアブソーバの特長は次の3点です。

・コンピュータの流れ解析で構成部品の形状を最適化し、作動油の流れを整流化して、減衰力応答性を大幅に向上
・ステアリングの手応えおよび乗心地の質感向上、タイヤの路面への追従性・接地性を両立するショックアブソーバを実現
・主要部品である軸部品のピストンロッドを中空化し、1車両あたり約700gの軽量化を実現

ショックアブソーバはクルマの外観からは見えない足回りの部品ですが、このような目立たない部品の改良もクルマの性能向上を支えているのですね。

(山内 博・画像:KYB)

ドライブをもっと快適に。どんなスマホでもくっつくスマホホルダー発売

スマートフォンでもナビのアプリが登場し、クルマを運転する際にスマホが欠かせない人も多いのではないでしょうか。

今回、スマートフォングッズサイトを運営するHamee株式会社は、ドライブ時でのスマホ利用を助けてくれる”カーマウントホルダー”を発売しました。

■磁力でスマホをくっつけるため従来の悩みを解決

車載用のスマホホルダーは多く発売されていますが「うちの車は吸盤タイプは使うことができない」「粘着タイプだとベタベタするからちょっと…」「スマホを挟むタイプだと傷つきそうで嫌だ」といった不満点もありました。

今回のカーマウントホルダーは、磁力でスマホをくっつけるタイプのものです。スマホにマグネットプレートを付ければ、マグネットホルダーと簡単に繋がります。ホルダー部分はエアコン部分に差し込むタイプなので、どの車でも対応可能です。

■どんなスマホでも装着可能

マグネットプレートを付けるだけなので、どんなスマホでも取り付けることができます。

スマホの大きさも気にする必要はありませんし、最近流行っている手帳型のスマホケースの場合、ポケット部分にマグネットプレートを入れて使用することも可能です。

ケースからいちいちスマホを外す必要もないので、とても使いやすいくなっています。

■より快適なドライブに

スマホを手に持って運転するわけにはいかないので、このようなアイテムはとても便利です。エアコン部分に設置できるので、視線の移動が少なく確認しやすいですよね。

スマホがクルマに関わる機会も増えてきたため、今後もカーアイテムにスマホ関連のものが多く登場するかもしれません。生活に欠かせないスマホをドライブ時にもうまく活かすことで、ドライブをより楽しいものにしたいですよね。

公式サイト:Magnetic Car Mount Holder マグネティックカーマウントホルダー

(鈴木 唯)

ボウタイのついたいすゞエルフ? いえ、シボレーの中型トラックです

ゼネラルモーターズの「シボレー」ブランドから、北米市場向けにミディアム級の商用トラックが登場します。

Chevrolet 3500/ 3500HD/ 4500/ 4500HD/ 4500HDX/ 5500HD /5500 HDXと7つのグレードが用意されるトラックにも、シボレーの象徴といえるボウタイ(蝶ネクタイ)のエンブレムは光り輝いています。

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とはいえ、その姿に見覚えがあるという方も少なくないでしょう。

このシボレーのトラックは、2015年6月に発表されたいすゞとゼネラルモーターズの協業によるもので、いすゞのエルフトラックをシボレーブランド向けに生産しているもの。

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とはいえ、ゼネラルモーターズ製の6.0リッターV8ガソリンエンジンと6速トランスミッションを搭載するなど、エルフにボウタイをつけただけのバッジエンジニアリングではないということです。

そのほか、3.0リッターディーゼルターボ、5.2リッターディーゼルターボのパワートレインを用意するシボレーのトラック。現地では「クルーキャブ」と呼ばれるダブルキャブも用意されています。

(山本晋也)

新型MINIコンバーチブルは数少ないコンパクト4シーターモデル

BMW製の現行MINIに乗っている人の中にもオリジナル・ミニに憧れている方もいると思いますが、大半はBMWというブランドへの信頼、性能を評価して最終的に選択しているのではないでしょうか?

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もちろん、ほかとは違うデザインや走りなども大きな決め手になっていると思われますが、いまや基本となる3ドア、5ドアをはじめ、クラブマン、クロスオーバー、ペースマンのほか、ジョン・クーパー・ワークスなど多彩な仕様があり、多様なニーズに応えるMINIファミリーが構築されています。

新型に移行したMINIコンバーチブルは、2015年の東京モーターショーでワールドプレミアされたモデル。04年の初代、09年の2代目に続く3代目。

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4シーターの小型コンバーチブルモデルはいまや貴重な存在で、フィアット500C(全長3570×全幅1625×全高1515mm)が最もコンパクト。ただし、セミオープンという屋根の開き方からするとコンバーチブルといいきっていいのか微妙なところ(車名のCにはキャンバストップやコンバーチブル、カブリオレの意味も込められていますが)。

やや大きめなところでは、VWのザ・ビートル・カブリオレ(4270×1815×1485mm)やBMW2シリーズカブリオレ(4440×1775×1415mm)くらいでしょうか。

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さて、短時間なら大人がなんとか乗れてコンパクトとなると、MINIコンバーチブルが最初に頭に浮かぶわけですが、新型は全長3835×全幅1725×全高1415mmと、日本の狭い住宅街などでも取り回ししやすく、駐車しやすくなっています。

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デビュー時に用意されているのは、1.5Lの直列3気筒ターボを積む「MINI Cooper Convertible」、2.0Lの直列4気筒ターボを搭載する「MINI Cooper S Convertible」、同じく2.0Lの直列4気筒ターボの「MINI John Cooper Works Convertible」の3モデルで、いずれも6ATのみ。

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価格はクーパーが342万円、クーパーSが397万円、ジョン・クーパー・ワークスが483万円となっています。

(文/塚田勝弘・ 写真/前田惠介)

みんなピンクがお好き!フォルクスワーゲンup!で確信しました【吉田由美のすべすべ63】

今回の「Volkswagen Day2016」の会場で、ひときわ目を引いたクルマがありました!

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ピンクの「フォルクスワーゲン up!」。
といっても、これは「参考出展」とのことですが、マットなピンク色。
ありそうで無いピンクの色と質感。

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ピンクといえば女性は好きな人が多いのですが、なぜか男性も興味津々のようで、このクルマは常に大勢の人に囲まれています。
ピンクって、女性の色と思いがちですが、実は男性も好きな色なのかも!?
そういえばピンクのクラウンも人気でしたしね。
男性も色に対しての抵抗が無くなってきたのでしょうか?

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(吉田 由美)

トヨタのハイブリッド車が世界累計販売900万台を突破! 節約されたガソリンの量は?

当初冷ややかとされていた欧州メーカーもハイブリッドモデルを投入するなど、いまやグローバル規模で普及しているハイブリッド。

その第一歩は乗用車では、1997年12月に披露された初代プリウスですが、2016年4月末時点で累計販売台数が901万4000台(プラグインハイブリッド含む)に達したそうです。

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まさに21世紀に間に合ったエコカーの代表格ですが、充電できない従来型のハイブリッドは、2017年中頃からアメリカ・カリフォルニア州のZEV規制の対象外(プラグインハイブリッドをのぞく)となるなど、最先端の環境(規制)対策車としては終焉を迎えつつある印象もあります。

しかし、トヨタをはじめ、ホンダなどハイブリッドモデルの普及の努力により、エンドユーザーとしては価格面でも手が届きやすい「普通のクルマ」になった貢献度は大でしょう。

環境対応を経営の最重要課題のひとつと位置付けているトヨタでは「エコカーは普及してこそ環境への貢献」との考えのもと、ハイブリッドの普及に取り組んできたのはご存じのとおり。

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1997年8月、日本でコースターハイブリッドEVを発売、そして同年12月に世界初の量産ハイブリッド乗用車の初代プリウスを発売して以来、2015年7月末の800万台突破から約9か月で累計販売台数900万台を達成したことになります。

ここの1年でも、シエンタ(昨年7月発売)にハイブリッドモデルが追加されたほか、4代目となるプリウス(昨年12月発売)の販売を開始。

海外では、RAV4にハイブリッドを追加(昨年11月発売)し、中国には現地産ハイブリッドユニットを搭載したカローラハイブリッド、レビンハイブリッド(昨年10月発売)が投入されています。

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2016年4月末現在で、約90以上の国・地域でハイブリッド乗用車33モデル、プラグインハイブリッド車(PHV)1モデルを販売。

トヨタは今後もハイブリッド車についてはさらなるラインナップの拡充を図り、2020年までに年間で150万台、累計で1500万台の販売を達成するとしています。

なお、2016年4月末までに販売されたハイブリッドのCO2排出抑制効果は、車両サイズおよび動力性能が同等クラスの純ガソリン車のCO2排出量と比較すると、約6,700万tに上るとトヨタでは試算しているそうです。

また、ガソリン消費抑制量は同等クラスのガソリンエンジン車のガソリン消費量と比較し、約2,500万kLの効果があったと試算。

ハイブリッドやPHV、FCV(燃料電池車)に注力しているトヨタですが、40万台を受注したというテスラ・モデル3などに代表されるピュアEVへの対応をどうするかも気になるところです。

(塚田勝弘)

新型トヨタ・パッソが発売1カ月で目標の3倍超となる約1万6500台を受注

ダイハツ・ブーンのOEMバージョンとなった新型トヨタ・パッソ。

「軽じゃないK」というキャッチコピーは販売店にも目立つ場所に貼られていますが、軽自動車かスモールカーかで迷う層も獲得したいというトヨタの意気込みを感じさせます。

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4月12日の発売から、販売店の営業日ベースで約1カ月となる5月18日時点での受注台数は約1万6500台とのことで、5000台という月販目標台数の3倍超となっています。

グレードの内訳は「X」系が約1万150台、上級モデルの「MODA」系が約6350台。

主な好評点は、

・デザイン性(カワイイ・カッコイイ)
・小さいながらも広い室内空間(足元ゆったり)
・衝突回避支援システム(スマートアシストⅡ)搭載
・取り回しの良さ
・圧倒的な低燃費(2WDのJC08モード燃費28.0km/L)

となっていて、ダイハツ、トヨタが狙ったどおりの訴求点が人気の理由となっているようです。

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軽自動車税の増税や燃費不正問題などの逆風下でも、税金など維持コストの利点が大きい軽自動車は、「1人に1台」という地域にとってファーストチョイスになっています。

その軽自動車に対抗するスモールカーのパッソ/ブーンは、モデルライフを通してどうやって熟成して鮮度を保っていくかが重要になりそうです。

(塚田勝弘)

最新ディーゼルを搭載したBMW 3シリーズの限定車「Celebration Edition Style Edge」

400台限定車の「Celebration Edition Style Edge」は、BMWの創立100周年を記念した特別限定車の第3弾モデルで、カタログモデルの「320d」と同様に、最新の2.0Lクリーンディーゼルエンジンが搭載されています。

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190ps/400Nmと、改良前からそれぞれ6ps、20Nm引き上げられ、カタログ燃費も約10%向上の21.4km/Lと最新エンジンにふさわしいスペック。

限定車「Celebration Edition Style Edge」のベースは320d系の中でも最もスポーティな「M Sport」で、外観では「Style Edge」専用の「18インチMライト・アロイ・ホイール」をはじめ「BMW M Performanceブラック・キドニー・グリル」などが特別装備され、よりダイナミックでスポーティなものとなっています。

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内装は、ピアノの製作工程と同様のピアノラッカー技術を用いて製造される高品質な「BMW Individualピアノフィニッシュブラックトリム」に、「パールグロスクロームハイライト」が組み合わされたインテリアトリムが見どころで、ブラックの「Sensatecレザーシート(合成皮革)」や「BMW M Performanceステンレス・スチール・ペダル/フットレスト」などの特別装備も質感向上に一役買っています。

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価格はセダンの「320d Celebration Edition Style Edgeが577万円、セダンの「320dツーリングCelebration Edition Style Edge」が599万円。

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ベース車の「320d M Sport」は557万円、「320dツーリング M Sport」は579万円ですから、それぞれ20万円アップとなっていますが、見た目や質感を重視する人には買い得感の高い限定車といえそうです。

(塚田勝弘)

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■BMW 320dセダン/ツーリングに新世代ディーゼルを搭載して動力性能、燃費を向上
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STIのレヴォーグ用エギゾーストキットを試してみた!

スバル車のアフターパーツメーカーといえば真っ先に思い浮かべるのがSTI。

スバル車のスポーツパーツだけでなく、SUPER GTやニュルブルクリンク24時間レースなどのスバルワークスとしての活動など、スバルのモータースポーツにも欠かせないメーカーです。

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STIのスポーツパーツはこうしたモータースポーツなどから得た技術を市販車にフィードバックし、強靭でしなやかな走りを実現しています。

これは、STIのノウハウをふんだんにとりいれたコンプリートカーの「S」シリーズや「tS」シリーズも同様です。

スバル車を知り尽くしたSTIならではの走りのエッセンスを市販車に手軽に取り入れられるSTIスポーツパーツはコンプリートカーには手が届かない筆者のような人間にはありがたい存在ですね(笑)

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STIではWRXをはじめ、BRZなどのスポーツモデルだけでなくレヴォーグやXV、フォレスターといったワゴンやSUVモデルにも様々なスポーツパーツが設定されています。

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最近ではエアロパーツやシャシー系のパーツをセットにした「STI Performanceパッケージ」が設定されているモデルも多く登場しています。

今回はSTIスポーツパーツがふんだんに装着されたレヴォーグのデモカー(1.6GT-S EyeSight)を試乗する機会を得ましたので、新たにリリースされた「エキゾーストキット」を中心に紹介しましょう。

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STIのレヴォーグ用スポーツパーツは、エアロをはじめSTI自慢のフレキシブルシリーズなどラインナップはかなり充実しています。

今回新たにリリースされた「エキゾーストキット」は、すでに発売中の「パフォーマンスマフラー」に中間パイプをセットしたもの。

実は、以前全く同じデモカーに試乗したことがありましたが、その時はパフォーマンスマフラーのみが装着されていたのですが、筆者の個人的な感想からすると、マフラーを交換したときの心地よい排気音や湧き上がるトルク感などが希薄で、ちょっと物足りない感じがしていました。

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しかし、このエキゾーストキットが装着されたレヴォーグに乗って驚愕!「これが同じクルマか?!」と思うほど、劇的にフィーリングが変わりました。

まず排気音はファーストアイドルの状態から乾いたボクサーサウンドを奏で、車内では2500rpmあたりから純正では味わえない気持ちの良い音が聞こえてきます。

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ちなみにスマホの簡易的な音量計測アプリによれば、車外の音量はアイドリング時で54db、約4000rpmで61db。車内のアイドリング時は39dbと、純正とほぼ変わらない数値。車外の音量も決して大きすぎる音量ではなく、アプリに記載されている目安によれば、50dbが静かなオフィス、60dbがデパートの店内とのこと。

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そして、気になる出力のほうは、トルク感が誰でも体感できるほどに向上しています。

このデモカーでワインディングを走ってみたところ、1.6Lモデルにも関わらず、SIドライブをI(インテリジェント)モードのまま切り替えるのを忘れてしまうほどトルクフルに変貌します。

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そのパワーやトルクの出力特性も、決して唐突に出力が上がるわけではなく、全体的に厚みが増した印象。

ブースト圧も純正のマルチインフォメーションディスプレイ上ではオーバーシュート時で0.9kPa程度。実際STIによれば、ピークパワーやピークトルクは純正と変わっていないとのこと。

しかし、体感度でいえば2.0Lには一歩及ばないものの、1.6Lでも高速道路の合流やワインディングの登りでトルクやパワーが足りないと感じることはありませんでした。

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ちなみにこのデモカーにはSTIのエアクリーナーエレメントも装備。吸排気のトータルバランスを考慮したチューニングが施されています。

レヴォーグの1.6Lモデルは、販売台数の半数以上を占めておりレギュラーガソリン仕様であったり、アイドリングストップがついていたりと環境性能の面では2.0Lより魅力的な部分が多いのが特徴となっています。

その反面、一般道や高速道路の巡航では不満が少ないものの、追い越し加速やワインディングの登りなどでは「2.0Lほど過激なパワーはいらないけど、もうちょっとでいいからトルクがほしい……」と感じるユーザーも意外といるようです。

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そんな方にはこのSTI「エキゾーストキット」はおすすめのスポーツパーツです!

もちろん車検対応ですし、各部の溶接の仕上がりなどを見てもそのクオリティの高さから「さすがSTI!」と唸ってしまう逸品。

なによりその心地よいサウンドと満足度の高い力強さは、是非1.6Lモデルで不満を感じているレヴォーグオーナーに強くおススメしたいアイテムです。

個人的には2.0Lにも対応しているので、2.0Lに装着した状態も試してみたいと感じました。

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今回試乗させていただいたレヴォーグには他にも新たにリリースされたアイテムが装着されていました。

それは久々の新デザインとなる19インチホイールセット。従来の18インチと同様に鋳造ながらリム部の成形にスピニング工法を用いているため、軽量化と剛性の確保を両立しています。

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試乗したレヴォーグには純正同等のダンロップスポーツマックス050+を装着。タイヤサイズは225/40R19となっていました。GT-S系の標準サイズは225/45R18ですので、タイヤの性能や幅はほぼ同じ条件といえます。とはいえ、純粋に19インチへインチアップしただけで体感できるレベルで操縦安定性が向上。とくに中高速域でのフィーリングがより軽快になっています。

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もちろんSTI Perfomanceパッケージ装着車ですから、フレキシブルタワーバーやフレキシブルドロースティフナーの恩恵も大きく、トータルで装着することで最大限のパフォーマンスを発揮するといえるでしょう。

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19インチアルミホイールセットを装着することで見た目のイメージもより精悍になり、ドレスアップ面でも効果的なアイテムです。今回リリースされた19インチホイールは、従来の18インチホイールと同じく15本のスポークで構成されていますが、スポーク同士の間隔を変えることでかなり異なった印象となっています。

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また、レヴォーグ用のエアロパーツとして、リヤサイドアンダースカートとルーフエンドスポイラーが追加となり、これでSTIのフルエアロが完成(おそらく……)します。リヤサイドアンダースポイラーはフロント、サイドと流れてきた空気を整流するだけでなく、デザインも統一感をうみだします。

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筆者のレヴォーグは昨年の5月に購入しましたが、その時はまだこのアイテムはリリースされておらず、車体下側の統一感はちょっと物足りない状態となっています。

フロント、サイドにSTIのエアロパーツを装着している人はその効果を最大限に発揮させるためにもぜひ装着しておきたいですね。

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そして、レヴォーグ最新のSTIエアロパーツが、純正ルーフスポイラーにかぶせるカタチで装着する「ルーフエンドスポイラー」。

本格的な風洞実験を繰り返して性能検証したパーツで、走行時のハンドル修正量とふらつきを軽減すること、車両の挙動復元力を向上させることを目的に開発したそうです。

BRZのテールランプ部分や2代目インプレッサWRX STIのフロントバンパーなどにも装着されているボルテックスジェネレーターを上部に6個配置。

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車両の挙動を安定方向に整える効果があり、ダウンフォースにおいては100km/h走行時に後軸を地面に押し付ける荷重を約39.2N(約4kgf) 増加させ、80km/h走行時、ヨーレートの収束は75%、横Gの収束は67%向上する実験結果が得られているそうです。

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それぞれのパーツが本格的なテストを繰り返し開発されたアイテム。レースシーンでのフィードバックも含め、効果の高いパーツがラインナップされています。

もちろん、どのパーツもクオリティの高さと抜群のフィッティングを誇っており、エクステリアの統一感をはじめ、効果に裏付けされているスポーツパーツは新車時の装着はもちろん、すべて後付けが可能なアイテムとなっています。

GTツアラーであるレヴォーグの性能をさらに引き出し、ワンランク上の気持ちの良い走りを求める人にぜひ試していただきたい逸品ぞろいです。

[公式サイト]
STI(スバルテクニカインターナショナル)
STI レヴォーグ用スポーツパーツ

(井元 貴幸)

MINIクロスオーバー史上最強の「JCW」がニュルに現れる!

MINIバリエーションの中でも絶大な人気の『カントリーマン』(日本名クロスオーバー)のハイパフォーマンスモデル、「クロスオーバーJCW」次期型がニュルブルクリンクで高速テストを開始したようです。

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今回捕捉に成功したプロトタイプでは、長らく隠されていた細部が露出している点が見逃せません。

ヘッドライトのアウトライン、フロントバンパー左右のエアインテークのデザイン、リアゲートに食い込むリアコンビランプのデザインなどが確認できます。

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プラットフォームにはBMWの新型「X1」と同じ「UKL」を採用。ホイールベースや全幅が延長され、ボディがMINI史上最大と噂されている反面、車高が低く設定されているようです。

パワーユニットは228psを発揮する2リットル直列4気筒ターボを搭載し、ワールドプレミアは2017年3月のジュネーブモーターショーが有力です。

(APOLLO)

リチウムイオン電池を超えるか?「RISINGⅡ」事業スタート

NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)は、リチウムイオン電池(LIB)を超える革新型蓄電池を開発するRISINGⅡ事業に着手すると発表しました。

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RISINGⅡでは、大学・研究機関、企業の3者が連携(集中研方式)して、現行LIBの5倍のエネルギー密度を持つ革新型蓄電池を開発し、容量5Ah級の実セルを試作する予定です。

2030年には開発した革新型蓄電池を普及価格帯の電気自動車(EV)などへ車載化することを目指しています。

今回のRISINGⅡには、京大を代表機関に16大学、10企業、4研究機関が参加しており、自動車関係ではトヨタ、ホンダ、日産、三菱自動車などが、電気関係ではソニー、パナソニック、日立製作所などが名を連ねています。

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NEDOは前身のRISING事業を2015年度まで実施し、RISING事業で革新型蓄電池として亜鉛空気、ナノ界面、硫化物の3タイプでエネルギー密度300Wh/kgを検証し、現行LIBの5倍に相当する500Wh/kgも可能という見通しが得られました。

そこでRISINGⅡでは、2016年度から2020年度までの5年間に150億〜180億円(予定)の予算をかけて容量5Ah級の革新型蓄電池の実セルを試作し。2030年度には航続距離が500kmのEVを実現したいとしています。

RISINGⅡでの研究開発項目は、その難易度が極めて高いことから、大学・公的研究機関と蓄電池メーカー・自動車メーカーの連携体制を作って、学のサイエンスと産のエンジニアリングを融合させて技術的なブレークスルーを目指すとしています。

実用化の目標時期である2030年から逆算すると、今後の開発スケジュールとして、2020年代前半までに革新型蓄電池の有望な電池タイプ・構成材料を絞り込んでセルの基本仕様を固め、電池モジュール・システムの開発フェーズに移る必要があるとNEDOでは見積もっています。

(山内 博・画像:NEDO)

新世代ディーゼルを搭載して動力性能、燃費が向上したBMW 320d

2015年5月にマイナーチェンジを受けたBMW3シリーズは、同社の基幹モデルのひとつ。なかでも人気グレードのひとつが320dで、「d」はもちろんディーゼルエンジンのこと。

5月28日から、新世代の4気筒クリーンディーゼル搭載車が発売されます。

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BMW 320dは、2012年にDセグメントとして初めてクリーンディーゼルが搭載されたモデルで、今回のディーゼルエンジンは、アルミニウム合金製クランクケースをはじめ、最新のコモンレールダイレクトインジェクション、可変ジオメトリー・ターボチャージャーなどが採用されたBMWの最新技術を投入。

排気量は従来と同じ2.0Lですが、従来モデルと比べると最高出力は6psアップされ、190ps/4000rpm、最大トルクは20Nm向上となる400Nm(40.8kgm) /1750-2500rpmと動力性能を向上させています。

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一方で、JC08モード燃費は、従来モデルから約10%向上の21.4km/Lまで引き上げられていて同クラスの輸入車の中でもトップクラスの低燃費となっています。

排ガス処理は、改良前モデルと同様にNOx(窒素酸化物)吸蔵還元触媒などのメンテナンスフリーで後処理なしの「BMW BluePerformanceテクノロジー」を採用。

なお、エコカー減税対象車の認定を受け、自動車取得税・重量税が「免税(100%減税)」となっていて、翌年度の自動車税も75%減税になります。

安全面などの装備では、BMW3シリーズ セダン/ツーリングのほぼ全モデルに新たに標準装備される「レーン・チェンジ・ウォーニング」を搭載。

こちらは、ドライバーから死角になる自車の左右後方を走行する車両や、追い越し車線から急接近してくる車両を警告することで、安全な車線変更をサポートする機能です。

なお今回のマイナーチェンジで320 SEセダン/ツーリングをのぞく全車に「レーン・チェンジ・ウォーニング」に標準装備されるもので、330eセダンにはすでに標準装備されています。

また、一部グレード(320i SEや330eなど)をのぞいて価格の改定がされています。

セダンの価格帯は、427万〜782万円で、320d系は512万〜557万円。ツーリングの価格帯は、449万〜804万円で、320d系は534万〜579万円となっています。

(塚田勝弘)

ドイツの専門見本市で展示されるヤマハのナノ膜コーティング技術「SixONy」がスゴイ!

ヤマハ発動機(以下、ヤマハ)は、ドイツのシュツットガルトで開催される「O&S国際表面処理&コーティング専門見本市」に出展、同社の表面処理技術「SixONy」の高品質な仕上がりをアピールします。

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写真からも分かるように、「SixONy」の表面はまるで熟練工が手仕事で磨き上げたような高い質感で、単に「ピカピカ」というありきたりの言葉では表せないシットリとした仕上がりが目を引きつけます。

すでに「SixONy」はヤマハのスポーツバイク「MT-09」シリーズのエキゾーストパイプや、他社製カクテルシェーカー等に採用されていることからも、色々な分野に応用が広がりそうです。

たとえば自動車の内装に「SixONy」を利用すれば、高質のインテリアができあがると思われます。

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「SixONy」はヤマハが独自に開発した技術で、厚さ数十ナノメートルの膜(Nano-Film)で構成されるアモルファス構造の酸窒化ケイ素(SiOxNy)セラミックス膜に由来する造語ということです。

700℃までの耐熱性、優れた耐食性、酸素・水分・塩素等に対する優れたバリア効果、金/青/桃/紫等多彩な発色、耐熱性の高い無色透明・絶縁膜など、表面処理膜として優れた性質を備えています。

今回の出展でヤマハは、「SixONy」の技術と採用例を紹介し、多分野への汎用性・発展性をアピールすることを計画しています。

本見本市には、欧米を中心に世界30ヵ国以上から300以上の団体と法人が参加。金属やプラスチック、ガラスへの表面処理技術や塗装、プラズマベース表面処理などの最新技術が紹介されます。

その多くは自動車から日用品まで、多くの工業製品に適用できる可能性を備えることから、製造業関係者に加え、商品企画に携わる多くの関係者に注目されそうです。

(山内 博・画像:ヤマハ発動機)

フォルクスワーゲンのお祭り!「Volkswagen Day 2016」【吉田由美のすべすべ62】

今年も東京・お台場にて開催されている「Volkswagen Day 2016」に行って来ました!

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朝11時からの「ゴルフGTI クラブスポーツ トラックエディション」の発表会から出席しようと思っていましたが、首都高の工事渋滞のため、間に合わず。
到着した時はすでに発表は終わり、クルマの姿も見あたりません。
というわけで着いた途端、いきなりのランチからのスタートとなりました。

そして14時からは「ビートル」の限定車「The Beetle Dune」の発表。
これは’60~‘70年代にカリフォルニアで一世を風靡したサンドバギーの「Dune Buggy」を現代風に再現したモデルとのこと。
それにしても新色の「サンドストームイエローメタリック」が微妙な色だと思ったのは私だけでしょうか…笑

イベントでは最新のVWのクルマはもちろん、旧いクルマが展示されていたり、試乗できたりと、プログラムはほとんどが体験型。
チビッコが参加できる「お絵かきビートル」や「ザ・ビートル」の形をした「トランポリンバルーンハウス」があるなどファミリーでも楽しめます。
ちなみに入場無料。
日曜日(5月22日)まで開催されます。

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微妙な色の生「The Beetle Dune」ももちろん見れますよ!

(吉田 由美)

【スーパー耐久2016】マツダ車が躍進!ディーゼルデミオ5位、新型ロードスターがクラス優勝

5月14日にスポーツランドSUGOで開催されたスーパー耐久シリーズ第2戦「SUGO SUPER TAIKYU 3Hours Race」。

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14日の土曜日にすべての予選が開催されるのは普段のスーパー耐久と同じですが、決勝を2つのグループに分け、トヨタ86やホンダS2000などのST-4クラスとデミオ、フィット、ヴィッツなどのST-5クラスの2つのクラスがグループ2として即日決勝、その他のクラスがグループ1として翌日の15日に決勝を行う2レース制として開催されました。

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14日に決勝レースが行われたグループ2、1500ccクラスで争われるST-5クラスのポールポジションは、今年から参戦した「村上モータースMAZDAロードスターND」。現行型となるNDロードスターは1500ccクラスなのでST-5クラスとなります。

予選では、15分しかないAドライバー予選中にクラッシュが発生し赤旗が提示される場面がありましたが、クラッシュ車両撤去のための赤旗中断時間に対して予選時間の延長がなかったために、アタックを出来ていないチームが多く、ST-4、ST-5クラスともに予選順位は大方の予想を裏切るものとなっていました。

混乱した状況の中でポールポジションを獲得したNDロードスターは、かなりの速さを持っているといえるでしょう。

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ディーゼルエンジンでの参戦で注目を集めるディーゼルデミオ「DXLアラゴスタ・NOPROデミオSKY-D」は予選8番手。前回のもてぎ5時間レースでは2位を獲得したディーゼルデミオですが、スーパー耐久では比較的短い3時間というレース時間でどう戦っていくのでしょうか。

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ディーゼルデミオのスタートドライバーは野上達也選手。スターティンググリッドにはBドライバーの井尻薫選手の姿も見えますが、Aドライバーの谷川達也選手の姿が見当たりません。

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グリッドウォークの最中、谷川選手はドライバーチェンジのための準備をしていたのです。

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そしてフォーメーションラップからのローリングスタート。セーフティーカーの後を追うようにピットインしてきたディーゼルデミオ。今年もやりました、0周ピットイン!

コントロールラインをピットレーンで超えてもスタートしたことになるので、ピットの配置にもよりますが、コントロールラインがピットよりも前にある菅生では有効な手段。

これでドライバーチェンジを伴うピットイン義務2回のうち、早々に1回を消化したことになるのです。

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ガソリンを使用するほかのマシンに対してディーゼルデミオは圧倒的に燃費が良いため、3時間レースでは給油は1回で済みます。

そこで、まだ周回差が開いていない序盤の早い時期にピット義務を消化してしまおうという作戦です(給油の写真は同時出走したガソリンデミオ「ワコーズDXLアラゴスタNOPROデミオ」)。

なお、コントロールラインがピットの後ろにある岡山国際サーキットでは、1周回らないとスタートしたことにならないので0周ピットインという裏技は使えません。

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3時間レースで2回のピットイン義務ということは、単純に1時間に1回のピットインとなるわけで、ディーゼルデミオは他のマシンが2回目のピットインをするであろう2時間目まで谷川選手がドライブする作戦を取っていたようです。

狙い通りならこの時点でかなりの上位にいたはずです。

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昨年のデータからすれば余裕の2時間ドライブだったはずですが、今年は昨年よりラップタイムが3秒も速くなっており、燃費はともかくタイヤの消耗が早かったようで1時間半ほどでピットイン。タイヤ交換の後、井尻選手へとバトンタッチ。

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その間、NDロードスターはトップを快走。レース中のベストタイムはこのNDロードスターだけ1分39秒を切るという俊足ぶり。これだけ速くて燃料はもつのでしょうか…

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ディーゼルデミオのTEAM NOPROが走らせるもう一台、ガソリンのデミオ「ワコーズDXLアラゴスタNOPROデミオ」も快調に周回を重ねていきます。

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そしてゴール!ディーゼルデミオ「DXLアラゴスタ・NOPROデミオSKY-D」はタイヤに苦しみながらも5位でポイントゲット!ポイントランキング2位を死守しました。

ガソリンデミオ「ワコーズDXLアラゴスタNOPROデミオ」は4位。優勝はポールtoウィンの「村上モータースMAZDAロードスターND」。

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さらに、こちらも今年から出場のデミオ15MB「odula MAZDA デミオ15MB」も完走。現時点でマツダ車が4台もエントリーし、しっかりと結果を残している今年のスーパー耐久シリーズST-5クラス。

マツダの躍進はまだまだ続きそうな予感です。

次戦は6月11〜12日の鈴鹿。決勝は4時間レースとなります。

(写真・文:松永和浩)

欧州仕込みのステーションワゴン、トヨタ・アベンシスが一部改良

トヨタ自動車は、5月18日にステーションワゴンの「アベンシス」に一部改良を実施し、7月25日から販売をスタートすると発表しました。

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「アベンシス」は、欧州の道で鍛え上げられた走りとセンスを纏ったスタイルを携えて、日本へ導入されたという経歴の持ち主で、現在はToyota Motor Manufacturing (UK) Ltd. バーナストン工場にて生産され、欧州約60カ国の地域で販売されています。

国内でのラインナップは2種類で、いずれも2.0L+CVTというパワートレーンは共通ですが、上位グレードの「Li(298万3745円)」には17インチアルミホイールのほか、アルカンターラ+本革のシートやダブルステッチドアトリムといった上質なアイテムで差別化が図られています。

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今回、一部改良を受けたのは下位グレードの「Xi(274万9091円)」。切削加工を施した16インチアルミホイールが標準装備となり、スタイリッシュなデザインが際立てられています。

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(今 総一郎)

歳を重ねてから運転免許を取得した芸能人

運転免許を取得するタイミングというと「学生の間」と思われる方が多いのではないでしょうか?

社会人になると取りに行く余裕がなくなるため、歳を重ねてから免許を取得した人は少し珍しい気もしますよね。

今回は有名人に焦点をあて、年齢を重ねてから免許を取得した方を紹介します。

■竹中直人

免許を取得したのはなんと47歳。企画した映画がボツになり、何か新しいことを始めようと思ったのがきっかけで、免許を取得しようと思ったそうです。

■武田鉄也

金八先生でもお馴染みの武田鉄也さん。竹中さんと同じ47歳のときに取得されたとのこと。免許を取得する前に映画で運転するシーンがあったそうですが、その際はトレーラーに引っ張ってもらって撮影したそうです。

■杉本彩

46歳で免許を取得した杉本彩さん。その理由は「愛犬をいい散歩スポットに連れていきたい」とのこと。杉本さんは10匹以上の犬を飼っていることでも知られており、素敵な理由ですね。

■井上陽水

日本を代表する歌手の井上陽水さん。40代で免許取得されています。免許取得前に日産のCMに出演されていましたが、その当時はまだ取得していなかったとのこと。本来は運転するシーンにしようとしたそうですが、免許を持っていないとのことで、助手席に乗せるシーンに変えたそうです。

■カンニング竹山

お笑い芸人として活躍中のカンニング竹山さん。現在45歳ですが、42歳のときに免許を取得したそうです。そのきっかけはドラマの出演予定がなくなったため、スケジュールが空いたからとのこと。

■光浦靖子

お笑いコンビ・オアシズのメンバーであり、相方は人気絶頂の大久保佳代子さん。免許を取得したのは2年前の当時42歳。免許取得のきっかけは、旅行で友達ばかりに運転をさせるのが申し訳ないからだそうです。

歳を重ねると免許取得を諦めがちですが、40歳を超えてから運転免許証を取得している方も多くいますよ。

(鈴木 唯)

新プラットフォームを採用する、ボルボ・新型40シリーズのコンセプトカー

最上級SUVの新型ボルボXC90により、新しいステージに上がったことを感じさせるボルボ。新鮮味のある内・外装をはじめ、走りや環境性能の進化も見逃せません。

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もちろん手綱を緩める気配はなく、今回新たに2台のコンセプトカーが発表されました。

フォトデビューしたセダン系クロスオーバーとSUVモデルの新型「40シリーズ」のコンセプトカーは、ボルボのプレミアムコンパクト戦略の全容を示すというモデル。

Volvo Concept 40.2 rear quarter low新40シリーズのポイントは、目を惹く内・外装デザインはもちろん、最先端を行くコネクティビティ、車両の電動化、自動運転技術を兼ね備えたコンパクトカーという点。

市場が大きく、収益性も見込めるプレミアムコンパクトカーのグローバル市場に投入されるとのこと。

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T5 Twin Engine on CMA and T8 Twin Engine AWD on SPA

ボルボの「コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー(CMA)」から生み出される初のモデルで、小型車用の新開発プラットフォーム「CMA」により、大胆で斬新なデザインと設計を追求することが可能になったそうです。

今後4年以内に世界的な高級車メーカーと互角に競えるブランドに成長することを目指しているボルボにとって、数が期待できて利益率も高いプレミアムコンパクトは欠かせないピースなのでしょう。

また、ボルボは電動化車両を2025年までに累計100万台販売する目標を掲げています。

新型コンパクトカーには、EV、PHV(ボルボはTwin Engineと呼ぶ)モデルが含まれ、すべてのプロダクトラインナップで電動化を目指すというこのコミットメントに沿ったものになっています。

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エンジンは「Drive-E」戦略に基づいて4気筒までとしていて、現状は4気筒のみですが、直列3気筒も登場する予定。

T5 Twin Engine - Regenerative braking

新型T5ツインエンジンは、自社の新型3気筒ガソリンエンジンとモーターに連結した新型7速DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)をベースにしたもので、既存の「ツインエンジンAWD」のアプローチをコンパクトカー用の手頃なFFベースのシステム向けとしたものになっています。

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このコンセプトカーのまま市販化されるわけではないでしょうが、2017年にも新しい「40シリーズ」モデルの生産が開始される予定だそうです。

(塚田勝弘)

フェイスリフトを受けた新型テスラ・モデルSの納車が開始

発表から約3週間で40万台に迫るオーダーを受けているテスラ・モデル3。日産・リーフは2015年12月で発売から5年が経ち、2016年1月に20万台に達したところですから、その売れ行きには驚かされます。

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日本では、5月18日にリモート駐車機能「サモン」の無料配信を発表したテスラモーターズジャパンから、フェイスリフトを受けたモデルSの納車が開始されました。

こちらはモデル3ではなく、モデルSのマイナーチェンジ。

最大の見どころはフロントマスクで、黒いノーズコーンを外し、ボディ同色であるフロントマスクになった点で、「T」エンブレムを強調した顔つきとなっています。

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また、新しいフルLEDヘッドランプもトピックスです。

夜間の視界を高める「14 LED 3ポジション ダイナミック ターニングライト」は、「拡散型LEDシグネチャーライトブレード」と「インテークグレート ターンシグナル」により、キリッとした目つきになっています。さらに、オプションでアダプティブヘッドランプの選択も可能。

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サイドは、ボディカラーのサイドロッカーパネルが見どころで、スマートな造形となったリヤディフューザーはスタイリッシュな外観だけでなく、パフォーマンスと効率の向上にも寄与するとしています。

インテリアでは、日本導入が間近なモデルXに採用されている「テスラHEPAフィルター」がオプションで選べるようになったのがポイント。

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同社のテストでは、車内の空気から99.97%の微粒子状汚染ガスをはじめ、アレルギー源、バクテリアなどの汚染物質を事実上完全に排除することが可能だそう。

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ほかにも、標準装備の充電器が従来の40Aから48Aにアップグレードされ、高アンペアの電源に接続すれば、より高速な充電が可能になります。

(文/写真 塚田勝弘)

【関連記事】

■テスラ・モデルSにスマホによるリモート駐車機能を無料配信
http://clicccar.com/?p=372687

ヴォクシー/ノアの「G’s」モデルの足元を支える、ブリヂストン・POTENZA RE050A

トヨタ・ヴォクシー/ノアにスポーツコンバージョン車の「G’s(正式名はG SPORTS)」が設定されました。実は「G’s」モデルが初めて採用されたのは、先代のヴォクシー/ノアでした。

TOYOTA_Gs_01「G’s」は、世界で最も過酷なコースと知られるドイツ・ニュルブルクリンクを舞台に、「クルマの味づくり」を続けている「TOYOTA GAZOO Racing」のテストドライバーがチューニングしたシリーズで、スポーティな外観や走りがノーマルでは飽き足らない層に支持されています。

BRIDGESTONEその足元を支えるタイヤとして100%新車装着されるのは、ブリヂストンのスポーツブランド「POTENZA(ポテンザ)RE050A」。

ミニバンであっても「G’s」モデルが追求する「走りの楽しさ」、「操る喜び」に貢献することを狙い、ドライ・ウェットを問わず、優れた操縦安定性やグリップ力、快適な乗り心地も追求されたスポーツタイヤ。

なお、ヴォクシー/ノア「G’s」向けのタイヤサイズは215/45R18 89Wのみとなっています。

(塚田勝弘)

新開発の車体と1.0L直噴ターボによる渾身作 ─ スズキ「バレーノ」画像ギャラリー

スズキの新しいコンパクトカーであるバレーノ。

1.0L直列3気筒直噴ターボ「K10C」型ブースタージェットエンジンに、Bセグメント用新開発プラットフォームを初採用するなど、全方位に渡ってスズキの技術が惜しみなく投入されています。

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主要モデルである1.0Lターボ車は、ハイオク指定となるのが商品力としては少し気になりますが、欧州市場も見据えたパワーを得るには必要なのかもしれません。

20160408Suzuki Baleno_022111ps/5500rpm、160Nm/1500-4000rpmというスペックからも分かるように1.0Lとは思えない走りと6ATによるスムーズかつ節度感のある変速フィールが魅力。

また「1部品1g削減」は開発陣1人ひとりに根付いていて、910kgという軽量化を果たしています。

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安全性の高さも自慢で、ミリ波レーダー方式の「レーダーブレーキサポート2(RBS2)」を標準装備。

前方衝突警報ブレーキは、移動している車両に対して約5〜約100km/hで作動し、ドライバーが危険に気づいて強くブレーキを踏んだ際のブレーキアシスト機能も同様に約5〜約100km/hで作動。

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自動ブレーキ機能は、静止車両に対して約5〜約30km/h、移動している車両には約5〜約100km/hで作動し、衝突の回避または被害軽減が図られます。

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ほかにも、ACC(アダプティブクルーズコントロール)を全車に標準装備するなど、141万4800円〜161万7840万円という価格帯を考えるとかなり充実しています。ボディカラーは、ファイヤーレッド、アーバンブルーメタリックなど全7色が設定されています。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

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ゴルフのステーションワゴン「ゴルフ・ヴァリアント」がマイナーチェンジ

輸入車ステーションワゴン・カテゴリーにおいてナンバーワンの実績を残しているという「ゴルフ・ヴァリアント」がマイナーチェンジにより、安全性能のアップを図ると同時に、魅力的な価格設定へと生まれ変わりました。

Golf Variant TSI Comfortline

レーンキープアシスト”Lane Assist”、 リヤビューカメラ、スマートエントリー&スタートシステム“Keyless Access”、パドルシフト マルチファンクションステアリングホイール(オーディオコントロール付)、 アダプティブクルーズコントロール“ACC”(全車速追従機能付)を標準装備した「TSIコンフォートライン」のメーカー希望小売価格は294万9000円(税込み)。

これだけの機能を搭載した輸入車ステーションワゴンとして300万円を切った価格は注目です。

メーカー希望小売価格342万9000円(税込み)の「TSIハイライン」と、同362万9000円(税込み)の「Rライン」はいずれもブラインドスポットディテクション(後方死角検知機能)、リヤトラフィックアラート (後退時警告・衝突軽減ブレーキ機能)などを標準装備するなど、安全装備を充実させています。

最上級であり、スポーツグレードの「R」は、ラゲージネットパーティションを追加したのが変更点。メーカー希望小売価格は559万9000円(税込み)です。

(山本晋也)

社長でも白い作業服が正装!@ホンダ寄居工場【吉田由美のすべすべ61】

ホンダの埼玉県にある「寄居工場」へ見学に行って来ました。

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しかも東京駅から貸し切りバスの旅!

小さい頃、私はバスが苦手。というか乗り物が苦手な子だったのに、気が付いたら大丈夫…どころか、それが仕事になっているから不思議~。
とはいえ、体調が悪いと未だに乗り物酔いもするし、自分で運転しているのに酔うこともあるので、油断はできませんが。

「寄居工場」はホンダの向上の中で最も新しい工場で、2013年から稼働しています。
ここはフィットやヴェゼルなど、小型モデルの完成車工場。
敷地面積は約95万㎡。1日1050台、年間25万台がここで誕生します。

しかし残念ながら工場内は撮影禁止。

もちろん人の手も加わりますが、700台のロボットが大活躍しています。
中でも「レーザーブランキング」という金型とプレスマシンによるレーザーカットは、高速で切れ味抜群、さらに正確!ちなみに世界初の技術だそうです。

ちなみに八郷社長をはじめホンダの皆さんは白い作業服。
白い作業服は、ホンダの正装なのです。
なぜ白なのかというと、整理整頓されて綺麗にしていることは安全にも繋がる、という意味のようです。

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「安全」といえば…「寄居工場」は東日本大震災後に施工された工場ということで、どんな地震対策がなされているか聞いてみました!
「構造物はもちろんですが、エアコンの周りに‘梁’を増やしたり、壁やガラス、ライトなど、落ちやすいものを安定させて、震度6強にも耐えられるようにしています」とのことでした。

そうそう…
「モーターファンズイヤー2016」での「マツダ ロードスター」と「ダイハツ コペン」プレゼントの締め切りが今月末と迫っています!まだの方は急いで急いで~~~!
http://www.mfy2016.com/mfypresent

(吉田 由美)

フォルクスワーゲン・ポロがマイナーチェンジ。200万を切る価格設定

フォルクスワーゲンのエントリーモデルといえる「ポロ」シリーズが大々的にマイナーチェンジを実施しました。

新グレード「トレンドライン」の設定や装備の充実を果たし、手の届く価格を実現しています。

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新設定された「ポロ TSI トレンドライン」のメーカー希望小売価格は199万9000円(税込み)。ステアリングホイールの仕様以外は、従来までのTSIコンフォートラインと同様の内容ですから、エントリーグレードとして十分な装備内容といえそうです。

一方、新しい「ポロ TSI コンフォートライン」は、リヤビューカメラ、マルチファンクションステアリングホイール(オーディオコントロール付)、レイン センサー、オートライトシステム、オートエアコン、自動防眩ルームミラー、フォグランプ(フロント)、 センターアームレスト、15 インチアルミホイールなどを標準装備に追加しながら、メーカー希望小売価格は226万9000円(税込み)。

その上のグレードとなる「ポロ TSI ハイライン」は、従来のTSIコンフォートラインアップグレードパッケージを改名したグレードという位置づけですが、アルカンターラ&レザレットシート、シートヒーター(運転席/助手席)、16 インチアルミホイールなどを備えながら、従来より約4万円の価格ダウンとなる258万9000円(税込み)という価格設定になっているのも注目です。

SUVテイストの「クロスポロ」、気筒休止エンジンを搭載した「ポロ ブルーGT」、そして走りの「ポロ GTI」も、それぞれ装備を充実させています。

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「ブルーGT」は、バイキセノンヘッドライト(オートハイトコントロール機能、LED ポジションランプ付)、アダプティブ クルーズコントロール“ACC“(全車速追従機能付)、 アルカンターラ&レザレットシート、オートラ イトシステム、シートヒーター(運転席/助手席)、マルチファンクションステアリングホイール(オ ーディオコントロール付)を標準装備。メーカー希望小売価格は289万9000円(税込み)です。

マルチファンクションステアリングホイール(オーディオコントロール付)、パドルシフト、 オートライトなどの快適装備を採用した「クロスポロ」のメーカー希望小売価格は、279万9000円(税込み)。

そして、LED ヘッドライトやクルーズコントロールとセンターアームレストを標準装着した「ポロGTI」のメーカー希望小売価格は、6速MTが327万9000円(税込み)、7速DSGが337万9000円(税込み)となっています。

(山本晋也)

カタログ燃費とのギャップは三菱だけじゃない!新燃費基準「WLTP」について訊いてみた

三菱自動車の不正問題では、カタログ燃費と10%前後の差違がクローズアップされています。しかし、そもそも国の基準自体が実燃費とかけ離れている実態が一方にあります。

その点、所管省はどう考えているのか? 最近発表された新しい燃費基準も含めて話を聞きました。

[答える人]
国土交通省 自動車局環境政策課
髙井誠治 氏

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── カタログ燃費であるJC08モードと実燃費のギャップは、三菱車オーナーだけでなく多くの方が感じているところです。これについて国土交通省へ具体的な声は届いていますか?

「はい。やはりユーザーからの声が多く、直接電話での問い合わせもあります。特定の車種についてはもちろん、一般論として差が大き過ぎるという声もありますね。メディア関係では一部新聞社からの質問がありました」

JC08モード

── 以前の10.15モードの反省を生かしたはずのJC08モードですが、なぜ解離が大きいままになってしまったのでしょう?

「モード燃費は運転スタイルに左右されますので一概に差が大きいとはいえません。ただ、燃費に厳しいとされる寒冷時(コールド)スタートや、エアコンなど電装品の使用に対しての設定が甘かったとは言えるかもしれませんね」

── 先頃、新しい国際燃費基準である「WLTP(Worldwide harmonized Light vehicles Test Procedure)」の2018年導入が発表されましたが、その点で具体的な改善点はありますか?

「基本的には欧州基準の準用で、まずスタートは100%コールド・スタート(JC08は25%)であること、平均車速が約50%上がっていること、またアイドリング時間が逆に50%程度減っていること、総走行距離の倍増などがおもな改善点です」

新基準モード

── それで、どの程度実燃費に近くなると考えていますか?

「車種によりますが、全体的にJC08より低い数値が出ます。事前の実験では、とくにハイブリッド車や軽自動車でその差が大きい。これは平均車速が上がっているためだと思われます。また、WLTPでは市街地・郊外・高速道路のパターン別数値も公表しますので、車種による特性の違いも出せると思います」

新基準実験

── 2018年の導入以降、新型車を含め当面JC08モードとの併記表示が可能とされていますが、たとえば、既存車にも新基準適用の指導などは行いますか?

「現行の2020年度燃費基準はJC08モードベースです。メーカーもそれを元に開発を進めていますので、所管としていきなり全部変えろとは言えない。ただ、お願いとして話をするか否かは状況を見ながら考えたいですね」

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── WLTP導入で過度な燃費競争は収まると思いますか? また、所管としてそのような施策を考えていますか?

「そこはメーカーの競争領域ですし、環境政策の部署としてはより燃費のいいクルマが増えること自体は歓迎です。ただ、たとえば軽ではホンダN-BOXやダイハツ・タントなど、販売上位車種は必ずしも燃費だけで選ばれていません。ユーザーは意外と多様な選択理由を持っていると思いたいですね」

── 本日はありがとうございました。

(すぎもとたかよし)

日本初公開の「LEXUS LC」は手ごわい!?【吉田由美のすべすべ60】

「日本初公開」といいつつ、「LC500」は少し前の六本木ヒルズでのイベントに展示されていたので、正確には「LC500h」が正真正銘の日本初公開となるとは思うのですが。でもそれはかなり人数限定されていたので、今回が「初公開」ということなのでしょうか?

ちなみに展示されていたのは赤が「LC500」、ブルーが「LC500h」。

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赤い「LC500」の写真は、私がクルマの横に立っても普通に撮れるのですが、ブルーの「LC500h」のほうはライティングの問題なのか、顔へのライトの当たりが強かったり、影になったりでなかなか難しい…。

でもこの「LC500h」の深みのあるブルーは新色で、特殊な塗料を使っているのだとか。
手早く塗らないと塗料が固まってしまうらしく、市販車に採用できるかどうかわからないとのこと。
…そう聞いてしまうと、ブルーの「LC500h」の写真を増々撮りたくなったのですが…うーん、なかなか…

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早く太陽の下で「LC」を見たいな♡

(吉田 由美)

ダイハツの背高軽自動車「ウェイク」が安全性能とレジャー機能を強化

圧倒的な車高の余裕を持つ、まさにライバルの上行くダイハツの軽自動車「ウェイク」がマイナーチェンジです。

ポイントは内外装の意匠刷新と、先進安全技術「スマートアシストII」の採用、そして新グレード「レジャーエディション」の設定です。

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エクステリアではフロントフードガーニッシュをリ・デザイン。フロントとリヤバンパーガーニッシュをボディ同色としたほか、フロントフォグランプを標準装備しています。

ボディカラーには、「ミストブルーマイカメタリック」と「フレッシュグリーンメタリック」の新色を設定。ホワイトルーフなどによる2トーンカラーのバリエーションを5色設定とし、 合計14パターンの多彩なカラーリングをラインナップしています。

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インテリアについてはオーディオパネル、カップホルダーをプレミアムシャインシルバーに、 センタークラスターをプレミアムシャインブラックとしたのが変更点。後席向けの「リヤパーソナルランプ」も全車標準装備されています。

新設定された「レジャーエディション」では、防水機能を持った樹脂製の「イージーケアフロア」や「上下2段調整式デッキボード」、「ユーティリティフック」などを標準装備としています。

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先進安全面では、レーザーレーダー・カメラ・ソナーセンサーの3デバイスによる「スマートアシストII」を採用したのがニュース。これにより衝突被害軽減ブレーキの作動範囲を拡大したほか、歩行者の検知も可能となっています。

また、軽自動車初の機構として、パワースライドドアのクローズ中に電子キーの「施錠」ボタンを押すことで、ドアクロー ズ後に自動でドアの施錠をおこなう「パワースライドドア予約ロック機能」も設定されました。

パワートレインは自然吸気エンジンとターボエンジンを設定。トランスミッションはCVTとされ、2WDと4WDのラインナップとなります。

メーカー希望小売価格は135万円〜184万1000円(消費税込)。減税率は異なりますが、いずれもエコカー減税の適用を受ける環境性能となっています。

(山本晋也)

ホンダの自家用水素ステーションは最新の燃料電池車を満タンにできない!?

ホンダから、燃料電池車「クラリティ フューエルセル」が登場したのと同時に、企業などが自社の燃料電池車に向けた小型水素ステーション「SHS(スマート・ハイドロゲン・ステーション)」も発表されました。

岩谷産業との共同開発によって生み出されたSHSは、工場でユニットを完成させて出荷するほどコンパクトにまとめることで、設置の工期やコストを抑制できるのも特徴。すでにホンダの青山本社ビルをはじめ、地方自治体などでも運用がはじまっています。

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高圧水分解システムにより水電解時に水素を直接高圧化することで、水素ガスを圧縮するためのコンプレッサーをなくしていることも特徴といえるSHSですが、その製造圧力は40MPa、充填圧力は35MPaとなっています。

一方、ホンダ・クラリティ フューエルセルやトヨタMIRAIといった最新の燃料電池車のタンクは、商業水素ステーションのスタンダードとなっている70MPaに対応したもの。

つまり、商業水素ステーションで満タンにしてから、ちょっと走った程度の状態では水素タンク内の圧力が高く、35MPaとなるホンダのSHSでは充填することができないのです。

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おおよその目安としては、最低でもタンクの6割程度まで水素を使った状態からでなければ充填できないといいます。また、充填圧力が低いため、タンク内の残量が少なくても満タンまでは充填できないのも、SHSの仕様となっているのです。

もっとも、高圧充填に対応するにはコストも上がり、ユニットも大きくなる可能性があります。

あくまでもSHSは自社内で数台の燃料電池車を運用しているようなシチュエーションを前提としているため、一日の水素製造能力は1.5kg、充填圧力35MPaを選択したということです。

ちなみに、現在は諸条件を満たせば設置において国から補助金が出るというSHSですが、補助金を考慮しても3000万円〜の設置予算が必要といいますから、まだまだ水素でクルマを動かすというのはハードルが高いと感じさせます。

(写真・文 山本晋也)

メルセデス・ベンツ「S 550 e long」が一部改良でPHVらしさを強調

一部改良前の価格は1620万円と、「マイバッハ」を含めて998万〜3264万円という価格帯となるメルセデス・ベンツSクラスにおいては中間グレードといえる「S 550 e long」が一部改良を受けました。

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「e」というグレード名からも分かるように、同車はプラグインハイブリッドモデル。「long」が示すように全長は5250mm、ホイールベースは3165mmと標準ボディよりもそれぞれ130mm延長されたロングホイールベースモデル。

エンジンは333ps/480Nmを誇る3.0LのV6「BlueDIRECT」ツインターボを搭載し、115ps(85kW)/350Nmという高出力のモーターの組み合わせによりV8エンジンに匹敵するパワーを実現。

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また、安全性の高さも最上級セダンにふさわしく、ミリ波レーダーによる部分自動運転技術をゼロエミッションに活用するなど、環境性能も高めた「インテリジェント」プラグインハイブリッドモデルを謳っています。

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なお「インテリジェントドライブ」のキモとなるのがクルマの周囲360度をカバーする複合的なセンサーシステム。

フロントウインドウ内側のステレオカメラが最大500mの範囲で大まかな様子をモニターするほか、2つのカメラで車両前方約50mの範囲を立体的に捉えます。

ミリ波レーダーセンサーは前後バンパーの側面に内蔵され、25GHzの短距離がレーダー4つ、ラジエータグリル奥の77GHzの中・長距離レーダーが1つ、リヤバンパー中央の25GHzマルチモードレーダー1つの合計6つから構成。

カメラやセンサーが得たデータを高度なアルゴリズムで解析することにより、先行車両や横切る車両、後方車両や対向車はもちろん歩行者なども検出し、状況によりアクセルとブレーキ、ステアリングを自動でアシストする機能になっています。

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今回の変更では、ヘッドライトのレンズを「ブルーリング」で縁どり、さらにフロントブレーキキャリパーにブルーペイントを施すことで、プラグインハイブリッドモデルであることを強調。また、フロントフェンダーの左右に「PLUG-IN HYBRID」ブルーサイドエンブレムが配置されています。

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一部改良を受けた「S 550 e long」価格は1638万円で、改良前から18万円アップとなっています。

(塚田勝弘)

三菱自動車・相川社長が辞任表明、益子会長は当面留任。その背景とは?

三菱自動車の相川哲郎社長が燃費データ不正操作問題の責任を取って辞任する意向を固めたそうです。

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2014年1月31日に当時の益子社長から命を受け、6月25日に現在のポストに就任した相川社長でしたが、社長就任から僅か2年弱、社内改革の道半ばにして今年6月24日の株主総会後に辞任する模様。

益子会長は当面、三菱自に残り、日産との資本業務提携に向けた調整や、ブランド再生のための計画策定、日産、三菱グループとの調整などに当たる見通し。

今回の三菱自の燃費不正を指摘後、同社の買収に動いた日産は10月頃に三菱自に出資後、同社を傘下に収め、その後、会長を含む4人の取締役を派遣する計画のようです。

相川社長は5月19日に開かれる日本自動車工業会の定時総会で自工会の副会長も辞任する予定で、後任としてホンダの八郷隆弘社長が就任、新会長には西川廣人・日産自動車副会長が就任する見通し。

相川社長は東大で船舶機械工学を専攻、三菱自動車入社後は開発畑を歩み、初代ミニカトッポ(1990年)の企画開発や初代eKワゴン(2001年)の開発プロジェクトリーダーなどを務めた人物。

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父親の相川賢太郎氏は三菱重工で社長、会長を歴任した三菱グループの重鎮で、原動機畑一筋で地熱発電プラント開発の第一人者。

しかしながら、相川社長は今回の燃費不正の舞台となった開発畑の出身であり、経営責任が重いと判断、今後の開発部門のたて直しは事実上、日産主体で行われるものと予想されます。

Avanti Yasunori ・写真:小林和久)

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リモコン操作で無人駐車が可能! 量産車世界初の機能をBMW7シリーズに設定

ドライバーがいないのにクルマが無人で駐車する。自動運転などに加えて、こうした無人駐車機能が実用化されると、SFの世界が現実化しつつあるような気がします。

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BMW7シリーズにオプション設定された「リモート・パーキング」は、2015年10月の現行7シリーズのデビュー時から予告されていた機能で、2016年中旬頃に導入予定とのアナウンスどおりの日本導入となりました。

同装備の最大の狙いは、乗り降りが困難な幅の狭いスペースへ駐車する際などでもリモコンキーで駐車できるという点です。

操作は、駐車場所の前方中央にクルマを停めてから、車外に降りてリモコンキー(BMWディスプレイ・キー)を使うだけ。

駐車完了後のエンジン停止もBMWディスプレイ・キーで可能ですから、遠隔操作で駐車からエンジン停止までが可能になっています。

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乗り込む際はどうするの? という疑問が浮かびますが、リモコンキーの操作でエンジンを始動させ、自動走行で乗降可能なスペースまで出すことができます。

子どもの飛び出しなどの緊急時への対策も施されていて「リモート・パーキング」作動時は、フロントとリヤバンパーに装着された「PDC(パーク・ディスタンス・コントロール)」のセンサーが常に作動していて、障害物や歩行者の不意な飛び込みを検知するとクルマが自動的に停止します。

また、単に前後方向に真っ直ぐ動くのではなく、隣の車両などとの侵入角度が10度以内であれば自動的にステアリングも操作。

日産はリーフで自動駐車の開発を推進していますが、日産リーフの場合は斜め前方にクルマを出してから、駐車枠に後退するなどという、オーソドックスな駐車の自動化を開発中で、東京モーターショーなどでも披露しています。

ちなみに、メルセデス・ベンツも新型Eクラスで、スマホを使ったリモートパイロットパーキングを開発しています。

(塚田勝弘)

3〜4歳までは「後ろ向き」に座らせる必要がある!? ボルボが新しいチャイルドシートを発売

ボルボ車といえば安全性への徹底したこだわりが知られています。2020年までに新しいボルボ車での死者や重傷者をゼロにするという「ビジョン2020」を掲げているのも一例です。

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また、ボルボ車のシートベルトのタングプレート(金具)部には「SINCE 1959」の刻印がされており、3点式シートベルトを乗用車に初めて搭載(特許を開放したボルボらしいこだわりが感じられます。

チャイルドシートへのこだわりも強く、1972年にはボルボ初の後ろ向きチャイルドシートを開発したのを皮切りに、1976年には世界初のチャイルド・クッション1978年には車内設置型チャイルド・クッション、1990年にはリヤシート中央部に内蔵される初のインテグレーテッド・チャイルド・クッションを開発しています。

今回、1960年代初頭から自動車メーカーとして初めてチャイルドシートの衝突試験を行ってきたボルボが新しいチャイルドシートを発売します。これも「ビジョン2020」達成に欠かせないピースのひとつなのでしょう。

チャイルドセーフティのパイオニアを自認するボルボでは、チャイルドシートの開発、保護者に向けた分かりやすい装着方法と正しい使用方法についてのマニュアルの提供など、子どもの安全を考えた積極的な取り組みを行ってきたこともあります。

実際に日本でもチャイルドシートに多いのが取付方法が正しくないミスユースが多く、JAFの調査によると装着されているチャイルドシートのうち、約64%が装着方法に問題があったというケースもあったそうです。

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ボルボセーフティセンターでシニアテクニカルリーダーを務めるロッタ・ヤコブソン博士も

「車内での子どもの安全は、多くの人にとって複雑で気がつきにくい問題です。ボルボは長年にわたり、チャイルドシートの必要性や正しい装着方法に関するガイドラインを提供してきました」

と語っています。

さらに

「少なくとも3〜4歳までは、子どもを後ろ向きに座らせる必要があり、身長140cmまでは、チャイルドシートやブースタークッションが必須となります。後ろ向きシートの安全性については疑問の余地がないのですが、多くの保護者が早い時期から子どもを前向きに座らせてしまっていますが、その理由のひとつに挙げられるのが快適性の問題。足もとのスペースが十分でないために子どもがぐずったり、チャイルドシートの生地が蒸れて暑がったりするためです」

とロッタ・ヤコブソン博士は説明しています。

驚きのコメントですが、確かに日本で3〜4歳まで後ろ向きに座らせている人はほとんどいないのではないでしょうか?

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そこで、ボルボの新型チャイルドシートは、通気性と快適性に優れたウール80%の生地を採用することで滑らかな手触りと優れた耐久性を実現し、気温に左右されず高い性能を発揮するそうです。さらにデザインもスリム化され、足もとのスペースを広げて快適性を向上。

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「ボルボの新しい後ろ向きチャイルドシートは、高い快適性を提供するとともに、子どもを長時間後ろ向きに座らせ続けることへの抵抗感を減らす」としています。今回発売されるチャイルドシートは、月齢や体重別に設定されています。

●新生児用シート:後ろ向き(体重13 kg以下、または生後9カ月まで)
●チャイルドシート:後ろ向き(生後9カ月から6歳まで。3〜4歳まで使用することを推奨)
●ブースターシート:前向き(後ろ向きシートには大きすぎる3〜10歳向け)

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なお、今回の新型チャイルドシートは、世界有数のチャイルドシートメーカーBritax-Romer(ブリタックス・レーマー)社とともに開発されたもので、ボルボ・セーフティ・センター(スウェーデン・ヨーテボリ)で試験され、日本には2016年後半より発売される予定です。

(塚田勝弘)

スバルの先輩!? 漢字の会社名をブランド名に変えたメーカーとは?

株主総会後の正式決定となりますが、富士重工業がSUBARUへと社名変更を行なう(2017年4月1日予定)ことが話題を集めています。

たしかに社名よりもブランド名のほうが認知度は高いのでしょうし、グローバル化を考えるとアルファベットの企業名にすることにも、一般投資家へ認知されることなど、意味はあるのだと思われます。

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ところで、自動車業界で社名をブランド名に変えたのは富士重工業が初めてではありません。有名なところでは、マツダがそうなのです。

マツダの旧名は東洋工業といいました。いまもマツダの創業家がオーナーを務める広島東洋カープという正式名にその名を残していますが、マツダへ改名したのは1984年のことですから、旧社名を覚えている人も少なくなっているかもしれません。

そんな東洋工業が自動車産業に進出したのは1931年。1920年に東洋コルク工業として創立、1927年に東洋工業に改名した後に工作機械や3輪トラックの生産を始めています。

その当時から車名(ブランド名)としてはマツダを使っていたこともあり、1984年の社名変更は非常にスムースだった印象があります。

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そして、東洋工業がマツダへと名前を変えてから出てきたモデルとして記憶に残るのは、1985年にデビューした2代目のサバンナRX-7(FC3S型)。当時の代表取締役社長がマツダ・ロータリーエンジンの父ともいえる山本健一氏だったこともあり、新生マツダを印象づける一台となりました。

2017年にSUBARUへと社名を変更すると同時に、積極的にニューモデルを投入する予定のスバルにも、そうした改名を印象付ける名車の数々を期待したいものです。

(山本晋也)

シボレー・カマロZ/28次期型、新エンジン搭載モデルがニュルを走る!

シボレー『カマロ』を最大限に速く走るマシンとして誕生した「Z/28」。その次世代モデルがニュルブルクリンクで高速テストを開始しました。

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ニュルに現れたプロトタイプは、新エンジンを搭載していると思われ、ラジエーターグリルが大きく口を開けています。

さらにフロントバンパーには強烈なダウンフォースを生むカナード、空気の流れを分割するフロントエアスプリッターなどを装着するほか、サイドスカート、クワッドエキゾーストパイプなど、現行モデルより非常に攻撃的なエクステリアに仕上げれているようです。

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次期型でのパワーユニットは、現行モデルの7リットルV型8気筒エンジンから、ダウンサイジングされる3.6リットルV型6気筒エンジンが搭載される可能性が高いようです。

大幅なダウンサイジングにンなりますが、最高馬力や最大トルクは現行モデル以上のパフォーマンスが期待されています。

ワールドプレミアは2017年の春頃が有力視されています。

(APOLLO)

新型「シビック」を生産するホンダのタイ新四輪車工場が完成

ホンダのタイにおける四輪車生産販売現地法人であるホンダオートモービル(タイランド)カンパニー・リミテッド(以下、HATC)は、タイ・プラチンブリ県・ロジャーナ工業団地内に完成した新四輪車工場のオープニングセレモニーを5月12日に挙行しました。

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今回の新プラチンブリ工場は年12万台の生産能力があり、これを加えてHATCは年42万台の生産体制を持つことになります。

新プラチンブリ工場には、四輪完成車の量産では世界初(ホンダ調べ)となる、完成車組立のメインラインに組み込まれる流動型のセル生産方式ライン「ARC(アーク)ライン」(ARC:Assembly Revolution Cell)が設置されています。

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新プラチンブリ工場では、昨年の10月に樹脂工場が、今年2月にエンジン工場が稼働を開始し、今年3月から新型「CIVIC(シビック)」の量産を開始しています。

ホンダでは、今後も小型車を中心に生産モデルを増やし、タイの国内市場ならびに輸出における競争力を強化していたい、としています。

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ホンダのタイ工場というと、思い出すのが2011年11月に発生した大雨による洪水での浸水。

当時「浸水した新車が販売されるのでは」という噂を打ち消すために、被災したタイ工場の全生産車を廃棄処分したことが記憶に残っています。

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ホンダは、洪水に見舞われたロジャーナ工業団地内で洪水後の2013年から今回の新プラチンブリ工場の建設を開始しており、同工場の完成はホンダが5年前の洪水被害を乗り越えた証といえます。

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新プラチンブリ工場の完成式典に招待されたタイ政府副首相ソムキット・チャトゥシピタック氏は次のようにコメントしました。

「自動車産業はタイ経済の発展にとって大変重要であり、ホンダがタイを戦略的な生産および輸出拠点として位置づけ、環境に配慮した先進的な技術を投入することを歓迎します。グローバルにおける四輪車生産拠点として、タイの位置付けがますます強化されるものと期待しています」

同式典でのホンダ代表取締役社長 社長執行役員 八郷隆弘氏のコメントは次の通りです。

「タイは、国内市場のみならず、グローバルでの販売拡大を牽引するアセアン市場を含む全世界へ完成車および部品を供給することで、ホンダの生産拠点の一つとしてその存在感を高めてきました。ホンダの最新の生産技術を最大限に活用するこの新プラチンブリ工場の完成にともない、タイの役割をこれまで以上に価値のあるものにしていきます」

同じくホンダ執行役員 アジア・大洋州本部長 安部典明氏は次のようにコメントしました。

「この新工場における最新で高効率の生産技術により、ホンダの商品はさらに競争力を高めていきます。シビックに加え、将来はここプラチンブリ工場で生産する小型車モデルを増やし、タイ市場ならびに輸出向けの競争力を強化することで、タイの経済に貢献していきます」

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ホンダのタイ・新プラチンブリ工場には次のような技術が採用されています。

[生産効率向上]

組立ライン:世界初(ホンダ調べ)となるARC(Assembly Revolution Cell)ライン
→生産効率を従来の製造工程比で約10%向上

プレス:サーボ制御、高速フィーダー採用
→プレス工程の効率を従来比で25%向上

溶接:軽量小型ロボット治具の採用
→溶接ロボット稼働率を40%向上

[人・環境に配慮した取り組み]

溶接:生産工程で使用された冷却水を再利用する「水搬送」を採用
→施設管理:屋根から自然光を取り込んだ「スカイライトルーフ」の採用

(山内 博・画像:ホンダ)

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世界初!ホンダが新発想の量産完成車組立ライン「ARCライン」をタイ工場に導入
http://clicccar.com/2016/04/25/367879/

私の中の女子力が目覚めた…⁉︎【吉田由美のすべすべ59】

昨日は素敵なイベントに行って来ました!

それは…
シトロエンから独立した「DS」と「ジバンシイ」とのコラボイベント♡

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というのはこの度、この2つのブランドがコラボした「DS 3ジバンシイ ル メイクアップ」という限定車が誕生したのです。

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インテリアのパネルがうっすら桜色だったり、ミラーには「女優ライト」が付いていたり。
外見はマット仕上げのパールホワイトのボディカラーですが、触ってみると意表を突いた粒粒の質感。でもこれ、「洗車が大変そう」と思いましたが、全然大丈夫とのこと。むしろ、つるつるな濃い紫色の屋根のほうが洗車機には向かないらしい(笑)。
ちなみに、この屋根の色と同色のネイルが限定色でありました。

そして、日本をイメージしたパッケージのマスカラや、シルバーのシルク成分配合のアイシャドー、新しいファンデーション、そしてペッパー入りのリップバームなど、ジバンシイの秋のコスメの新色&新製品で、メイクもしていただきました。うふふ…

そしてフレグランスも…素敵。
ジバンシイのフレグランスでお気に入りの香りを見つけたので、早速買いに行きます!

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それにしても、この日のゲストは女性誌の方やコスメライターさんなど、見るからに女子力の高い方々。なんか私の中の「女子」が刺激を受けました(笑)。私もがんばります!笑

(吉田 由美)

アルパインが市販ナビ世界最大級の11インチを発売! ナビはどこまで大きくなる!?

市販ナビだけでなく、新車に純正装着されるナビも専用設計(モジュール化)により大型化しつつあります。このカーナビの大画面化、一体どこまで進むのでしょうか。

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車種専用設計により大画面化の先鞭を付けたアルパインの「ビッグX」最新作は、ついに11型に突入。同時期に発表されたカロッツェリア「サイバーナビ」の最新モデルは専用設計タイプで10型が最大。

144車種に取付可能な「ストラーダ」のSDナビは9インチ(ただし、乗員側にせり出してくる構造のため10インチ相当の見た目)。ECLIPSEも9型が主要モデルです。

6月20日から順次発売されるアルパインの最新作には、11型の「ビッグX 11(イレブン)」をはじめ、10型/9型/8型の「ビッグXプレミアム」、9型/8型の「ビッグX」、7型車種専用ナビも含まれています。

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ここでご紹介するのは、目玉の「ビッグX 11(イレブン)」。

トヨタ・ヴェルファイア/アルファード向けの専用設計で、市販型カーAV/ナビゲーション⼀一体機として世界最大サイズの11型大画面が自慢。

従来比(WVGA)2.4倍を誇る高画質のWXGA液晶の採用もあり、大画⾯面による美しい映像と見やすい地図表示を実現しています。

ex11v-ve_aroma2_800また、ユニークなのが、アルファード/ヴェルファイアのセンターアッパーボックスにビルトインできる背用カーアロマというアイテムで、カーアロマは「ビッグXプレミアム」からコントロール可能となっています。

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ほかにも、「ビッグXシリーズ」で好評のダブルゾーン機能が進化。

後席のみで HDMI接続の機器を独立して再生が可能になり、ドライブ中に後席で「YouTube」をはじめとする動画を別売の「リアビジョン」で楽しめるようになっています。

ヴェルファイア、ヴェルファイアハイブリッド向けの11型「EX11V-VE-B(ビルトインカーアロマ付)」、アルファード、アルファードハイブリッド向けの11型「EX11V-AL-B(ビルトインカーアロマ付)」の両モデルともに、平成27年1月以降から現在までのヴェルファイア/アルファード(ハイブリッド含む)に対応。

価格はオープンプライスですが、店頭想定価格は29万円前後となっています。

(塚田勝弘)

「Drive-E」2.0Lツインチャージャーを搭載した史上最強の「S60/V60ポールスター」がデビュー

「Drive-E」とは、ボルボの新しいパワートレーン戦略のことで、フォード傘下から離れて自前でエンジンを中心としたパワートレーンを作り上げ、現在数多くの車種に搭載されています。

気筒数は最大4気筒までで、全長4.9m超、全幅1.9m超の大SUVの新型ボルボXC90も例外ではありません。

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また、ボルボの傘下になったポールスター社は、レーシング活動だけでなく市販モデルの開発・チューニングにも深く携わっていて、2014年に初の公道仕様車を一部市場で発売しました。

今回のS60/V60ポールスターは、販売市場をこれまでの13カ国から47カ国に拡大するとともに、年間生産台数を従来の750台から1500台に倍増することで、日本だけでなく各市場での引き合いの多さに対応するとしています。

Polestar exterior static bright shots

最新のS60/V60ポールスターは、367ps/470Nmを誇るスーパーチャージャーとターボによるダブル過給器付の2.0L直列4気筒エンジンを搭載。0-100km/h加速は4.7秒、最高速度は250km/h(リミッター作動)に到達。

さらに、パフォーマンスが向上しているにも関わらず、クラストップレベルの燃費(7.8L/100km)とCO2排出量(179 CO2g/km)を達成しているのも自慢です。

標準の「T6」エンジンと比べると、ターボの大型化をはじめ、コンロッドとカムシャフトの変更、エアインテークの大型化、および燃料ポンプの大容量化などが図られています。

Challenging Marrakech races concludes promising first WTCC third

新型のS60/V60ポールスターは、「ポールスター・シアン・レーシング」が現在、FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)に参戦している新しい「S60 ポールスターTC1レーシングカー」のテクノロジーを受け継いでいます。

ベースとなるシャーシとエンジンには、「S60ポールスターTC1レーシングカー」と基本的に同一のテクノロジーを共有。

駆動方式は、ボルグワーナー社による4WDシステムで、ポールスター用にチューニングされたギアトロニック付新型8速ATが組み合わされています。

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そのほか、20インチの軽量ホイール、ポールスター用にチューニングされた電動パワーステアリング、および371mmの新しいスロッテッドブレーキディスクなどの新しい装備を用意。

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日本での発売時期、価格は未定となっていますが、新型S60/V60ポールスターの登場が楽しみです。

(塚田勝弘)

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スズキも国土交通省に燃費不正問題を報告、対象の16車種に燃費不正はなし!?

三菱自動車の燃費不正問題を受けて、国土交通省が各自動車メーカーに同様の問題がないか調査を求めていました。問題が持ち上がっていたスズキが国土交通省に報告した内容が発表されました。

20160408Suzuki Baleno_060

スズキが社内で測定されたデータを調査したところ、燃費性能を偽る不正行為はなかったものの、四輪車の排出ガス・燃費試験業務について、国土交通省が定める規定と一部異なる取り扱いがあった、という概要になっています。具体的には下記のとおりです。

●国が定める規定と異なる測定方法について

「現在、販売されている16車種について走行抵抗の測定状況を確認したところ、申請時には、惰行法により実測したデータではなく、惰行法実測値と比較して妥当性をみた上で、タイヤ、ブレーキ、トランスミッションなどの装置ごとの転がり抵抗の実測値や風洞試験装置での空気抵抗の実測値を積み上げた走行抵 抗値を使用していたことが判明いたしました」

少し分かりにくいですが、惰行法による実測値ではなく、計算された机上の数値ということでしょうか。
プリント

●国土交通省が定める規定と異なった取り扱いになった原因については、

「当社が所有する相良テストコースは、海に近く丘の上にあることから風の影響を著しく受けるなど、天候に左右されるため試験が困難であったことが背景にあると考えております。
昨今の低燃費技術の向上に伴う転がり抵抗の低下や車体の軽量化により、風による影響を受けやすくなってきており、測定結果のばらつきが大きくなる傾向にあります。例えば、低転がりタイヤを採用する場合に、その効果をばらつきなく把握することが難しく、データを取得するためには、何度も繰り返し測定を行う必要がありました

天候によるばらつきなどを排除するためとしていますが、どのテストコースも多かれ少なかれ天候による差が出てくるのではないでしょうか。

●最も気になる燃費値などへの影響については、

「今回、すでに持っている惰行法による実測データに加えて、惰行法による実測データを追加取得し、すべての申請値と惰行法実測値の関係を改めて検証した結果、すべての申請値が惰行法による実測値の測定誤差の範囲内であることを確認いたしました。
申請した走行抵抗値及びそれにより測定した燃費値については修正の必要はないと考えております。また、排出ガス性能についても、保安基準に適合しており、問題はないと考えております」

走行抵抗値を各メーカーに丸投げしている国土交通省の問題点も感じさせますが、スズキの報告にたいして同省が測定しなおすのか気になるところです。

【調査対象車種16車種】

<軽自動車>
アルト(2014年12月22日発売)
アルト ラパン(2015年6月3日発売)
ワゴンR(2012年9月19日発売)
ハスラー(2014年1月8日発売)
スペーシア(2013年3月15日発売)
エブリイ(2015年2月18日発売)
キャリイ(2013年9月20日発売)
ジムニー(2010年JC08対応)

<登録車>
ソリオ(2015年8月26日発売)
イグニス(2016年2月18日発売)
バレーノ(2016年3月9日発売)
SX4 S-CROSS(2015年2月19日発売)
スイフト(2010年9月18日発売)
エスクード2.4(2012年JC08対応)
エスクード(2015年10月15日発売)
ジムニーシエラ(2010年JC08対応)

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海外については同件は関係なく、業績予想に与える影響については、現時点ではないと判断しているとのこと。なお、今後、業績予想の修正が必要とされる場合には、速やかに開示するとしています。

(塚田勝弘)

「焼酎粕」から作るEV用の超高速充電池を福岡工大が開発!

福岡工業大学工学部の研究室が焼酎製造時に生じる「粕(かす)」を活用した電動車(EV・PHV)用の超高速充電池を開発したと発表しました。

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これまで廃棄に困っていた九州地方で大量に発生する焼酎粕を使って電動車などへの充電時間と地域の環境問題を一気に解決しようというもの。

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同大学では焼酎粕の新たな活用法を開拓、廃棄物を使用するため、低コストなうえに放充電の際に劣化が少なく長期間の使用も可能で、地域の環境保護や産業の活性化が期待できるとしています。

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同充電地は焼酎粕を炭化させ、炭の表面にある微細な隙間に多数のイオンが付着したり放出されたりする現象を利用した「電気二重層キャパシタ」タイプ。

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通常の充電池と比較して貯められる電気の量は少ないものの、短時間で充放電する瞬発力に優れており、繰り返しの使用に非常に強く、HVのブレーキ回生や発進・加速時の大電流の供給に適しているそうです。

製法の工夫により、従来から多く用いられてきたヤシ殻由来の活性炭と比較して、イオンを表面に保持する能力を約13%向上、活性炭を電気二重層キャパシタの電極として応用し、蓄電容量も約20%向上させたとしています。

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焼酎の種類によって蓄えられる電気の量が異なるそうで、今後実用化に向けてさらに研究を進めるそうです。

長時間かかっていた充電が将来「瞬間的に可能になる」というだけに、焼酎粕をキャパシターの材料に活用するというこの興味深い研究、実用化の進展が注目されます。

Avanti Yasunori ・画像:福岡工業大学)

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バッテリー性能革新とインフラ整備進展でEV本格普及へ
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キャパシター搭載420psのトヨタ「Yaris HV R」登場 !
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マツダが世界初となるキャパシターを採用した「i-ELOOP」を開発
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5時間足らずの東京初披露。これがアストンマーチン・ヴァルカンだ!

5月15日、GW後最初の日曜日の夕方、東京・渋谷区にある「代官山 T-SITE」の敷地内にあるギャラリースペースにて、アストンマーチンのクローズドコース専用車である「アストンマーチン・ヴァルカン」が公開されました。

展示された時間は夕方4時過ぎから8時半という非常に短い時間でした。

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このクルマは、世界でたった24台のみ生産されるレーシングカー。

しかもそのハンドルを握れるのは、アストンマーチンのCEOアンディ・パーマー氏自らの審査で合格した24人のみなのです。その24枠に日本人も1人入っており、既に納車されています。

最高出力820馬力を発揮する7.0L V12エンジンを搭載し、6速シーケンシャルというパワートレインをカーボンファイバー製のモノコックボディに搭載、同社が現在参戦しているWEC(世界耐久選手権)のGTEクラスのマシン以上のパフォーマンスを発揮するとのことです。

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今回、代官山T-SITEに展示されたのは、その個体そのものではないですが、福岡、広島と各地域で開催されるVIP向けの公開ツアーの一環で、日本で一般にも見られるように展示されたのはこれが初になります。

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ただただ、この圧倒的な存在感に無言になってしまいました。

当日の夕方4時に代官山T-SITEのSNSに突如告知がされるという、あまりのサプライズながら、会場には多くのクルマ好きがカメラ片手に食い入るように色んな角度から撮影しながら見ていました。

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残念ながら、インテリアはVIP向けにギャラリースペース内で開催されているパーティー側、運転席側のみドアが開けられており、屋外からははっきりと伺うことは出来ませんでした。

乗り降りする際は、専用ステアリングを外して行います。このステアリングは1つでスポーツカーが買えるみたいです。

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ド迫力のエクステリアの中で印象に残るヘッドライト、テールランプ。特にテールランプは、この1つ1つが発光するのです。このデザインをより市販向けにリデザインし、将来のアストンマーチンに登場させるようです。

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足元は、フロント(左)が305/30ZR19、リア(右)が345/30ZR19でミシュラン・パイロットスポーツカップ2が装着されていますが、サーキットではもちろんスリックになります。

足回りは、レーシングカー譲りのプッシュロッド式サスペンションに、カーボンセラミックブレーキと電子制御システムでオーナーが安心してサーキットを攻められるように設計されています。

ヴァルカンのオーナーに内定すると、アストンマーチン専用のサーキットトレーニング(レーシングドライバーによる、実技(One-77やV12ヴァンテージSの市販車からヴァンテージGT4レーシングカー)と座学両方のドライビングスクール、シミュレーターを使ったトレーニングを受け、無事にヴァルカンが納車された後、世界各国のサーキットにてヴァルカンオーナーのみの走行イベントを行います。

これらのヴァルカン専用プログラムには、予備パーツ、装備品、運送等などのサービスも含まれています。フェラーリのXXプログラム、マクラーレンP1GTRプログラムと同等のものですね。

今度は、ヴァルカンが日本のサーキットで疾走する姿をぜひ納めたいものです。

(栗原 淳)

モーターファンフェスタ公式映像公開!

先月の24日に行われた「モーターファンフェスタ in 富士スピードウェイ」の映像を公開しました!
イベント当日の模様を是非ご覧ください!

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伝説の名車・ロータス88が登場!

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すごいクルマが連なっていますね。

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老若男女が楽しめる盛りだくさんのコンテンツ!

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レースクイーンも大集合!グリッドウォークを盛り上げてくれました。

thanks for car lovers
モーターファンズイヤーはこのスローガンを元にこれからもクルマの未来を応援していきます!!

動画はこちらから

ホンダS2000の中古車が値上がりしてもポジティブな理由とは?

中古車の価格は年を追うごとに安くなっていくのが一般的です。

しかし最近では、トヨタ2000GTをはじめ、ハコスカやケンメリといった日産スカイラインGT-Rなどの国産車のビンテージモデルだけでなく、R32〜R34までの第2世代の日産スカイラインGT-Rの中古車の価格も値上がりしています。

本来、価値の下がっていくはずの中古車価格がどうして値上がりしているのでしょうか。

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中古車の価格が値上がりするケースは2つ考えられます。

一つは高年式で高額なクルマが市場に多く出回った場合です。これはフルモデルチェンジ直後に先代モデルの在庫車が中古車として市場に出回った場合に見られる現象です。

そしてもう一つは映画や漫画といった理由によって突然人気が出て、中古車相場が値上がりするというケースです。

クルマは新車と中古車の2つが存在していますが、新車の場合、トヨタプリウスのようにたとえ、人気車であっても新車価格が値上がりすることはありません。

しかし中古車の価格はオークションで決定するため、流通している台数(供給)を欲しい人の数(需要)が上回ると取り合いになるため、価格が上昇してしまいます。

過去、漫画イニシャルDの影響でAE86トレノが急上昇しました。漫画が話題になる前は実はレビンのほうが人気だったのです。

このように中古車は人気という不確定な要素によって価格が上下する商品なのです。そして、現在中古車相場で目立った値上がりをしている車種を見つけました。

それがホンダS2000です。

ホンダS2000は1999年〜2009年まで販売された2シーターFRオープンスポーツカーで、久しぶりにホンダが作ったFR車ということで話題になりました。

搭載されるエンジンは1999年〜2005年までは2L直4DOHC VTEC、そして2005年〜2009年までは2.2L直4DOHC VTECで、ミッションは6速MTのみというこだわりです。

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中古車情報サイト・カーセンサーnetによると、現在S2000の中古車は全国で210台流通しています。チェックしたこの1カ月の間、流通台数は大きな動きはないのですが、平均価格は何とわずか1カ月で23万円も値上がりしています。

しかし、この値上がりはS2000の中古車を購入しようと考えている人にとって、とてもポジティブな値上がりと捉えることもできます。

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それは中古車の平均走行距離見てみると、1カ月前は7.5万kmだったのですが、現在は6.8万kmまで減っているから。

これは走行距離の少ない中古車が市場に出回ったというサインと言えるからです。そこで、さらに細かく、年式ごとの相場の動きを見てみると今回、S2000の中古車が値上がりした理由がハッキリと見えました。

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S2000の中古車が値上がりした理由は2007年〜2009年までわずか2年しか販売されなかった、最強モデルタイプSの中古車が市場に出回ったからです。

モデル末期に登場した2.2タイプSは元々販売台数が少ないため、なかなか市場に出てきませんでした。しかし、この1カ月で30台まで増えています。

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価格は255万〜488万円で新車時価格の399万円を上回る物件が9台もあるのです。さらに、この価格のS2000ならばフルノーマル、無事故車が中心なので、高コンディションのS2000を探している人にとっては絶好の買い時を迎えた!と言えるのではないでしょうか。

2.2タイプSの中古車がこれだけ市場に出回るのは最後かもしれません。このチャンスを見逃さないようにしてください。

(萩原文博)

F1速報スペインGP号明日発売!フェルスタッペン初優勝記念プレゼント実施中

F1速報の新刊「2016 Rd05 スペインGP号」が明日19日に発売します。レッドブルへの電撃移籍後の初戦でいきなり優勝を勝ち取ったマックス・フェルスタッペン。これまでセバスチャン・ベッテルが持っていた21歳と73日の最年少優勝記録を塗り替え、18歳227日で自身F1初優勝を達成しました!歴史的快挙の全貌を今号でチェック!

マックス・フェルスタッペンの優勝を記念してレースとクルマの電子雑誌書店ASB電子雑誌書店では、「F1速報 1994 Rd11 ベルギーGP号 電子版」のプレゼントを実施中。これは実父であるヨス・フェルスタッペンがF1デビューした時のインタビューが掲載された貴重な一冊です。
配布は5月22日(日)までとなっているので、お早めに!!

下記URLからダウンロード可能となっています。
プレゼントを受け取るためには、ASB電子雑誌書店の会員登録が必要です。
※会員登録は無料です。登録に必要な入力項目は3つのみ(お名前/メールアドレス/パスワード)。
http://www.as-books.jp/news/info.php?no=867

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フォルクスワーゲン・ゴルフにスチールホイールの低価格仕様が新登場!

日本においても、世界的にも、フォルクスワーゲンの主力車種である「ゴルフ」がマイナーチェンジを果たし、安全装備の充実とリーズナブルな価格設定となりました。

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スタンダードモデルの最上級グレードといえる「ゴルフ TSI ハイライン」は、ブラインドスポットディテクション(後方死角検知機能)、リヤトラフィックアラート (後退時警告・衝突軽減ブレーキ機能)、バイキセノンヘッドライト(オートハイトコントロール機能、 LED ポジションランプ付)、ダイナミックコーナリングライト、ヘッドライトウォッシャー、ダークティン テッドガラス(リヤ/リヤ左右、UV カット機能付)などを標準装備として追加設定。

メーカー希望小売価格は328万9000円(税込み)となっています。

「ゴルフ TSI コンフォートライン」は、レーンキープアシスト”Lane Assist” ダークティンテッドガラス(リヤ/リヤ左右、UV カット機能付)、スマートエントリー&スタート システム”Keyless Access“などを標準装備としながら、従来より7万円近くお手頃になるメーカー希望小売価格280万9000円としています。

そして、従来より16万円も安くなり250万円を切った注目プライスとなったのが、「ゴルフ TSI トレンドライン」。

装備面ではスチールホイールになるなどしていますが、あらゆる意味で”Cセグメントにおけるベンチマーク”といわれる、フォルクスワーゲン・ゴルフを味わうハードルが下がったといえそうです。メーカー希望小売価格は249万9000円となっています。

(山本晋也)

2016年6月上旬の発売予定の新型ホンダ「N-WGN/N-WGN Custom」をホームページで先行公開

2016年4月の軽自動車販売ランキングで7位に入っているホンダN-WGN。

同年3月は6位、2月は5位、1月は10位と10以内の常連になっていて、スズキ・ワゴンRやダイハツ・ムーヴ、日産デイズ(4月は燃費不正問題で失速)などのライバルと激しい競争が繰り広げられています。

HONDA_NWGN_04N-WGNの魅力といえば、安全性の高さでしょう。新・安全性能総合評価で最高評価となる「5つ星」を軽自動車として初めて獲得。

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5月16日に公開された新型N-WGN/N-WGN Customは、2016年6月上旬の発売が予定されていて、今回の変更ではフロントグリルを中心にエクステリアデザインを変更されているほか、ボディカラーに新色を追加設定。

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また、インテリアの質感を向上させるなど、商品力向上が図られています。今回のマイナーチェンジで、ワゴンRやムーヴとの競争はさらに激化しそうです。

[公式サイト]新しいN-WGNが登場します! | N-WGN | Honda

(塚田勝弘)

自動車生誕130周年を記念した「メルセデスAMG GT」期間限定で販売

すでにご存知の方もいるでしょうが、内燃機関で走る世界初の自動車といえば、1886年に登場した「ベンツ・パテント・モトールヴァーゲン」と言われています。

馬車に代わる乗り物として発明され、15km/hでの走行が可能だったとか。

それから130年を経た2016年。メルセデス・ベンツ日本は自動車生誕130周年を記念して「メルセデスAMG GT S 130th Anniversary Edition」を2016年5月12日から8月31日までの期間限定で販売すると発表しました。

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この特別なモデルのベースとなるのは、メルセデス・ベンツのハイパフォーマンスモデルを手掛ける「メルセデスAMG」が2015年に国内でも販売を開始した「メルセデスAMG GT」。同社のレーシングスピリットと技術を余すことなく注ぎ込んだ象徴的な1台であります。

エンジンは4.0L V8直噴ターボが搭載され、上級グレードの「AMG GT S」では最高出力510ps、最大トルク650Nmと圧巻の性能を発揮します。

今回の特別仕様車では「AMG GT S」をベースに通常では設定されていない専用エアロパーツ(フリック、サイドスカート、固定式リアスポイラー)で武装したほか、鍛造で軽量な19/20インチAMGマルチスポークアルミホイールを装着。

随所にブラックのアクセントを加えたことで、外観を引き締め、スポーティな装いを強調したとのこと。

また、インテリアではサイドサポートの張り出しを強めてコーナリングでの体のホールド性を高めた上で、ナッパレザーやシートヒーターで質感と快適性にもこだわったAMGパフォーマンスシートを採用。

そのほかにも、ブラックピアノラッカーウッドトリムといった専用仕立てや、ベース車には設定のないBurmesterハイエンドサラウンドサウンドシステムを搭載している点にも注目です。

車両本体価格はベースの「AMG GT S」より210万円高い2140万円となっています。

(今 総一郎)

VWがドイツ人工知能研究センターの株式を取得

ドイツ自動車大手のVWは2016年5月13日、ドイツ人工知能研究センター(DFKI)の株式を取得し、DFKIの人工知能事業に参画すると発表しました。

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DFKIは、世界有数の人工知能に関する研究機関で、60カ国以上から750人の研究者が集まっています。

DFKIでは人工知能を利用して学習能力を持つソフトウェアを開発しており、昨年2015年には1年間で4250万ユーロの研究資金を外部から獲得するなど、その研究能力は高く評価されています。

以前からVWとDFKIは運転者の疲労を検出できる機能を組み込んだシートを開発するなど、特定のプロジェクトで協働してきたようですが、今回、VWがDFKIに出資することで関係を強化し、人工知能を応用した自動運転技術や、生産システムのデジタル化など、より広範囲で高度化した研究テーマに取り組むものと見られます。

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VWとDFKIは資本提携後の初プロジェクトとして、人間とロボットをより密接に連携させるソフトウェアの枠組みである「ROCK」の開発を始めていることを発表しました。

また、VWが5月13日に開催した「IT Symposium 2016」では、センサーを使ったロボットと人間との協調などが、実用化を目指している研究テーマとして発表されました。

このように最近のVWは人工知能分野への進出を急ピッチで進めています。

排ガス不正問題で苦境に立つVWですが、得てして企業は苦境のときに後に大きな利益を生む研究・開発を進めるもので、VWの人工知能分野での今後の製品開発に注目が集まります。

(山内 博・画像:VW)

「全固体電池」の採用で安価なPHVを実現するのはトヨタ?それともホンダ?

経済産業省の「自動車産業戦略」によると、2020年に電動車(PHV・EV)の比率を全体の15〜20%に、2030年には20〜30%に拡大するとしています。

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そのPHVやEV普及の鍵となる、安価な次世代リチウムイオン電池として期待されているのが「全固体電池」。大手自動車メーカーによる開発動向に注目が集まっています。

そうしたなか、日立造船が2月に全固体リチウムイオン電池を開発、現行のリチウムイオン2次電池と同等の性能を発揮することを確認したと発表。翌3月には“国際二次電池展”で試作品を披露しました。

電解液の代わりに固体電解質(硫化リチウム系化合物)を使用、正極と負極を含めた部材を全て固体で構成することで以下を実現しました。

・大気圧下での充放電が可能
・液漏れの心配が無く安全性が高い
・発熱による可燃性ガスの発生が無い
・極薄0.3mmの電解質を積層して大容量化
・-40〜100℃の広い温度環境下で利用可能
・7年後も90%以上容量維持するなど長寿命

これを可能にしたのが、同社が自動車用プレス機の製造で培った”プレス技術”だったといいます。

一般的に全固体電池では、電解質の材料粒子間のイオン伝導性を保持するために機械的に圧力を加えながら充放電させる必要があります。

しかし日立造船では粉体電解質を直接加圧成型することでイオン伝導性を向上させ、充放電時の加圧を不要とし、大気圧下での充放電を実現。製造工程の簡素化によりコストを抑制しました。

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過酷な温度環境下でも正常に充放電することを確認済みで、2020年をターゲットに車載用として製品化を目指しており、各社への評価用電池セルのサンプル提供を開始しています。

その評価にホンダ技研が協力しているそうです。

一方のトヨタも豊田中央技術研究所で全固体電池を開発しており、HVで先行した両雄のどちらが先にPHV、EVの価格低減に向けて全固体電池の採用に踏み切るかが注目されます。

Avanti Yasunori ・画像:日立造船)

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トヨタ・プリウスαに黒を基調とした特別仕様車を設定

5人乗りと7人乗りを設定するプリウスα(アルファ)は、プリウスよりも積載性が高く、7人乗りを選択すればミニバンならではの多人数乗車が可能です。

プリウスが新型に移行しただけに、次期型がどうなるか気になりますが、プリウスαは2014年11月にマイナーチェンジを受け、開口部を強調したダークグレーメタリックのアンダーグリルやLEDクリアランスランプなどにより精悍な顔つきになっています。

PRIUS_α_01今回の特別仕様車「S tune BLACK Ⅱ」は、「S」がベースで黒を基調とした内・外装が特徴。

エクステリアでは、ブラックエクステンション加飾を施されたプロジェクター式ハロゲンヘッドランプやクローム調アルミホイールキャップなどが特別装備されているほか、快適温熱シート(運転席・助手席)やスーパーUV・IRカットグリーンガラス(フロントドア/撥水機能付)が設定されています。

ボディカラーは、特別設定色の「ブラッキッシュアゲハガラスフレーク(オプション)」を含む全4色を用意。

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内装は、ステアリングスイッチベースやコンソールスイッチプレートなど細部にラメ入りピアノブラック塗装を施すことで質感向上が図られているのをはじめ、ステアリングホイールやシート表皮などにアクセントとしてホワイトステッチが施されるなど、スタイリッシュな仕上がりが見どころです。

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なお、プリウスαのベース車も「プリクラッシュセーフティ(ミリ波レーダー方式)」などの安全装備をセットにしたオプション(オートマチックハイビーム、レーンディパーチャーアラート、プリクラッシュセーフティ(ミリ波レーダー方式)、レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付)はセットオプション)を「S」、「S ツーリングセレクション」にも設定拡大することで安全性向上のニーズに応じています。

PRIUS_α_02プリウスαの特別仕様車「S tune BLACK Ⅱ」の価格は、5人乗りが269万7055円、7人乗りが290万3237円となっています。

(塚田勝弘)

ポルシェ911GT3改良型、ノルトシェライフェに姿再び

ポルシェ『911カレラ』のハイチューンスモデルとなる、「911 GT3」が高速テストのため、ニュルブルクリンク北コース・ノルトシェライフェに再び姿を見せました。

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バンパーなど細部には現行モデル風のカモフラージュがされているようですが、フロントバンパーを中心にエアダクトなどに新デザインが採用される見込みです。

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パワートレインには最高馬力475psを発揮する、3.8リットルNAフラット6を搭載し、6速MTも選択可能という事です。

また、「ポルシェ・コミュニケーション・インフォテインメントシステム」も使い勝手よくアップデートされ、スマートフォンと連携し「グーグルアース」「ストリートビュー」他、多数の機能が利用可能になるようです。

ワールドプレミアは2016年秋までにはされる予定です。

(APOLLO)

年収1,000万円のビジネスマンが勧める企業ランキング、2016年の1位はトヨタ自動車!

即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト“ビズリーチ”が「就職活動中の大学生に勧めたい就職先企業ランキング」を発表しました。

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これはビズリーチが2016年3月28日から4月3日に渡り、平均年収約1,000万円のビジネスマン771名を対象に実施したアンケートに基づいて作成したもの。

ビジネスマンは「将来性のある企業か?」「グローバル視点で成長できる環境か?」を選定のポイントに位置付けており、1位がトヨタ自動車、2位がGoogle、3位が三菱商事となっています。

また、人材総合情報を手掛ける“学情”が2016年2月5日から3月31日にかけて2017年卒業予定の大学生・大学院生、約1万人を対象に調査した「2017年卒 就職人気企業ランキング」では、1位がANA、2位がJAL、3位が伊藤忠商事となっており、トヨタ自動車は30位、Googleは圏外(201位以下)、三菱商事は46位となっています。

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両社のランキングで共に20位までに入っている企業は、伊藤忠商事、ANA、三菱東京UFJ銀行、サントリーホールディングスの僅か4社のみ。

このように、就活生とビジネスマンでは視点に大きな違いがあることがわかります。

どちらかと言えば、社会人が勧めるのは経営基盤がしっかりしており、尚且つチャレンジ精神のある企業が多く、就活生の場合はCMから受けるイメージや憧れのようなものが選択の根底にあるようです。

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ビジネスマン(50代)から、就活生へのアドバイス事例では、「現時点での人気や企業規模だけではなく、将来の社会がどう変化していくのかを自身で研究、予測して企業を選択してほしい」としています。

おりしも、2013年卒から15年卒までは大学3年生の12月から就活が解禁となり、会社説明会を経て4年生の4月から面接・選考が始まるのが一般的でしたが、2016年卒からは就活解禁が3年生の3月からに後ろ倒しされ、面接・選考も4年生の8月からに繰り下げられました。

これは大学側が学業を優先させたい事と、企業側も内定を出した後に学生が他社へ流れないように、就活期間を短縮するためのものでした。

しかし結局、スケジュール枠に捉われずに採用活動をする企業が増え、混乱が発生したことから、2017年卒からは面接・選考解禁を4年生の6月からへと再度2ヶ月前倒しされました。

このように大学4年生になると早々に学業と就活の板挟みになるだけに、こうしたアンケート調査結果を参考にしながら企業研究を早めにスタートさせるのが、より良い企業選びにつなげる秘訣と言えそうです。

Avanti Yasunori ・画像:ビズリーチ、学情)

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「サイバーナビ」のドライバーサポート機能と多彩なオプションにも注目!

「サイバーナビ」シリーズの訴求点のひとつであるドライバーサポート機能が最新モデルでさらに進化しています。

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ドライバーエイドに欠かせない「マルチドライブアシストユニット」の「ND-MA1」は、「サイバーナビ」のモデルによって同梱されるほか、別売となっています。

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フロントカメラで撮影した前方映像を解析処理し、ドライブに必要な情報と重ね合わせて「サイバーナビ」のナビ画面上に表示する「ARスカウタービュー(AR=拡張現実)」、前方車両接近警告や誤発進警告、車線逸脱警告などのほか、「サイバーナビ」をドラレコとして使えたり、車両盗難や車上荒らしなどを抑制したりするセキュリティ機能のほか、これらの映像、画像の再生などが可能になっています。

同梱されるのは、AVIC-CL900-M・CW900-M・CZ900-M・CE900AL-M・CE900VE-M・CE900VO-M・CE900NO-M・CE900ES-M・CE900ST-Mの各モデル。

別売となるのは、AVIC-CL900・CW900・CZ900・CE900AL・ CE900VE・CE900VO・CE900NO・CE900ES・CE900ST。

価格はオープンですが市場想定価格は6万円前後。

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ほかにもオプションが用意されていて、「バックカメラユニット」の「ND-BC8Ⅱ」が1万3000円(税別)、「MAユニット用スマートキーホルダー」の「CD-SK1」はオープンプライス(市場想定価格は5000円前後)、「フロアカメラユニット」の「ND-FLC1」もオープンプライス(市場想定価格は3万円前後)、「オービスSD」の「CNAD-OP17SD」は4800円(税別)となっています。

(文/塚田勝弘・写真/小林和久)

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今どきの10代女子にとって無骨なジープ・ラングラーは「粋なクルマ」!?

1941年に初代ジープウィリスが発売されて、75周年を迎えたジープブランド。

「どこへでも行ける。何でもできる。」をアイデンティティとして、様々なモデルをこれまで販売。さらに2015年にはスモールSUVのレネゲートを加えて、ラインナップの強化が図られています。

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コンパクトSUVのレネゲートからプレミアムSUVのパイオニアといえるグランドチェロキーまで豊富なSUVラインナップを誇りますが、日本国内で最も販売台数が多いのは初代ジープのDNAを色濃く受け継いだラングラー。

しかも5ドアのアンリミテッドが圧倒的な販売台数となっているはご存じでしょうか。

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「どこへでも行ける。何でもできる。」を具現化したラングラーのエクステリアもインテリアもひと言で表すととにかく無骨です。

街を走っていると目立つのではと思うのですが、これが不思議と景色に馴染んでしまうのから不思議。実際に私の家の周りにも2台のジープラングラーがあったのですが、今回の試乗中に発見したほどでした。

試乗したジープラングラーのボディサイズは全長4705mm×全幅1880mm×全高1845mm。最少回転半径は7.1mと、都内で乗るには持てあますサイズですし、取り回しもお世辞にも良いとは言えないです。

しかしそれでも、多くの人が惹きつけられる魅力。それは高い悪路走破性に尽きるでしょう。

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ジープラングラーの本当の性能はラフロードを走行した時に発揮されます。ダートや岩場といった道とは呼べないような場所でもジープラングラーは走行可能です。

このジープラングラーと同じ悪路走破性や登坂性能をもっているとするとスズキジムニーぐらいではないでしょうか。スズキジムニーといえば、軽オフローダーとして非常に人気が高いことは、高値安定傾向の中古車相場からも理解できます。

つまり、SUVの中でも超ハードなモデルは昔から一定のユーザーが存在しているということです。

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このように、世界中でSUVブームが起こり、様々なボディタイプや都市型モデルなど多様化する中でもジープラングラーは変わることなく、高い悪路走破性に特化したモデルとして君臨しているのです。

この孤高の存在こそ、多くのジープファン支持され、ジープブランドで最も販売台数が高いモデルとなっているのです。

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超硬派なラングラーを見て、女子大生のrinoちゃんは

「最初見たときはちょっと古めかしいクルマだなと思いましたが、このクルマを乗りこなせたら、粋だなと感じました。よく、SUVに乗せてもらいますけど全く違うクルマのように感じますし、これで街を走っていたらカッコイイですよね。さらに屋根も外せてオープンになるので、自然の中を走ってみたいですね。」

とのこと。

ハードコアなSUV、ラングラーも若い女子には粋なクルマに感じるようです。

(萩原文博)

トヨタが来年3月期に1兆円超の営業減益を予想するワケは?

トヨタ自動車が5月11日、2016年3月期の連結決算を発表しました。

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それによると、売上高が28.4兆円(前期比+4.3%)、営業利益が2兆8,539億円(+3.8%)となり、営業利益率が10.0%、純利益が2兆3,126億円(+6.4%)の増収増益となっています。

仕向け地別の営業利益内訳については、日本国内が為替変動の影響で1.7兆円(前期比+1,026億円)、北米がドル高の影響で5,056億円(-322億円)、欧州が757億円(+3億円)、アジアが現地通貨安で4,550億円(+214億円)、その他が中南米の労務費増加などで1,034億円(-60億円)となっています。

一方、2017年3月期の見通しについては売上高が26.5兆円(前期比-6.7%)、営業利益が1.7兆円(-40.4%)、営業利益率が6.4%、純利益が1.5兆円(-35.1%)と大幅な減収減益を予想。

TOYOTA

約1.1兆円に上る減益要因の大半を占めるのが為替変動(円高)に伴う損失分(9,350億円)で、タカタ製エアバッグ リコール対策や研究開発、設備投資などの諸経費増(5,400億円)が更に上乗せされ、それを原価改善努力(3,400億円)と営業努力(1,350億円)でカバーしている構図。

自動車各社が2017年3月期の見通しに関し、為替変動の影響を加味した減益予想を立てているなか、今回の決算発表に際し、豊田章男社長は「これまでは為替の追い風を受け、実力以上に収益の拡大局面が続き、新たなことにチャレンジしやすい環境にあったが、今年に入り大きく“潮目が変わった”」としており、これまで以上に為替変動に左右されない強靭な企業基盤作りを実践していく必要があるとの考えを示しました。

加えて豊田社長は「モビリティそのものが大きな転換点に差し掛かっている」との認識のもと、今年1月に設立したTRI(トヨタ・リサーチ・インスティテュート)が持つ人工知能技術を活かし、「クルマの枠を超えた社会に貢献できる新しい分野の製品についてもチャレンジしていく」との考えを強調しました。

Avanti Yasunori

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ポルシェのレースカー、919ハイブリッドのステアリングの操作方法とは?

919ハイブリッドでFIA世界耐久選手権(WEC)に参戦しているポルシェ。

ドライバーがどんなドライビングをしているかは、オンボード映像を見れば何となく想像できますが、実際のところどうなのでしょうか?

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ドライバーは足元ではヒール・アンド・トウを駆使し、左足ブレーキを使うドライバーもいれば、 アクセルとブレーキを右足で踏み替えるワークスドライバーもいるそうです。

しかし最も忙しいのはF1同様にステアリングスイッチやパドルの操作。マシンをドライバーの意図する方向に向けることは、ステアリングホイールの機能の中で、ごく一部の役割でしかないそう。

複雑なレーシングカーを制御するため、前面にはじつに24ものボタン/スイッチ、裏面には6つのパドルが用意されており、これらを操作する必要があります。

なお、2016年シーズンでは操作性をさらに向上させるために、ドライバーとともにステアリングホイールのボタン/スイッチの配置が見直されています。

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「ル・マン」における最高速度は340km/hに達しますが、こうした速度域で操作するいくつかの制御機能は、ステアリングホイールに設置スペースがないためダッシュボードに移設。

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中央に配置されている大型ディスプレイは、速度、現在のギヤ、エンジンマネージメント、リチウムイオンバッテリー残量(前輪を駆動するためにどのくらいの電気エネルギーを使用できるか)などの多くの情報が表示されます。左上のコントロールボタン(DISP)は、表示された情報を選択するためのものです。

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また、ステアリングホイールは円形ではなく長方形。これは、舵角が小さくすむためかなと思われますが、ドライバーチェンジの際にスペースが必要なため。とくに、マーク・ウェバーやブレンドン・ハートレーのような長身のドライバーの場合、この形でないと長い足を迅速に収めることができないそう。

ステアリングホイールはカーボン製で、グリップハンドルは滑り止めラバーで覆われています。パワーステアリングシステムによって、比較的狭いグリップでも 容易に操作することが可能で、開口部を通してステアリング裏側の6つのパドルを指で操作。

また、中央のパドルはシフトチェンジ用で、右を引くと シフトアップ、左を引くとシフトダウン。最下部のパドルはクラッチ操作用です。最上部はブースト操作用で、このパドルかステアリングの前述ブーストボタンの好きな方を使うことができるそうです。

最もよく使われるボタンは、親指が届く上部外側に沿って配置されています。

右上のブルーボタンは常に使用し、高速走行時のマシンがほかのクラスのマシンを追い抜く際にヘッドライトを点滅させるパッシングボタン。1回押すとヘッドライトが3回点滅しますが、日中にはヘッドライトの合図に気付くことが難しくなるので、ドライバーは親指を常にここに置いているそうです。

左上のレッドボタンもバッテリーから電力を供給してブーストをかけるために頻繁に使用。ブーストを使うことにより追い抜きが可能になりますが、当然ながら1周あたりに使用できるエネルギー量が規定されていて、周回の途中でエネルギーを消費すると、終盤で使えなくなることに。

ディスプレイ左右下部にあるロータリースイッチ(TC/CONとTC R)は、トラクションコントロールのプリセット用。エンジンとハイブリッドの各設定を調節するため、上部2段のライトイエロー(TF-とTF+)とブルー(MI-とMI+)のボタンを使用。その下には、フロントとリヤ間のブレーキバランスを分配するピンクの+と-ボタン(BR)が配置されています。

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ほかにも数多くのボタン類が配されていますが、オンボード映像を見る際は、足元はもちろん、指先も非常に忙しい「仕事」をしているのをチェックするとさらに楽しめそうです。

(塚田勝弘)

2016年4月の軽自動車販売、前年同月比減ながらも上向き!

全軽自協(全国軽自動車協会連合会)によると、4月の軽自動車総販売台数(速報)は11.2万台(前年同月比-7.5%減)となっています。

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メーカー別では首位のスズキが39,821台(-11%)、2位のダイハツが37,029台(+2.5%)、3位のホンダが21,295台(+9.1%)、4位の日産が5,574台(-51.2%)、と続き、8位の三菱自が1,477台(-44.9%)となっています。

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[nextpage title=”日産「デイズ」は前年同月比-67%減!”]

車名別では首位のホンダ「N-BOX」が11,691台(+14.4%)、2位のダイハツ「タント」が10,996台(+36.7%)、3位のスズキ「アルト」が8,076台(+9.8%)、4位のスズキ「スペーシア」が6,838台(+13.2%)となっており、ホンダ「N-WGN」は5,356台(+27.4%)で7位のポジション。

その他の上位ランキング車種は前年割れの状況となっています。

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中でも燃費データの不正が発覚した三菱自とその影響を受けた日産では、4月20日以降対象となった車型の販売を停止しており、日産の主力車「デイズ」についても2,453台(-67%)で11位に転落するなど、大幅な販売落ち込みをみせています。

ただ、全体としては昨年4月の軽自動車税増税以降、長らく続いている販売不振から徐々ではあるものの、抜け出しつつある状況。

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今後、日産・三菱自両社の販売減の影響がどの程度影響するのかが注目されます。

Avanti Yasunori ・画像:全国軽自動車協会連合会)

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意外!? 運転免許を取得していない有名人

運転免許証を持っている日本人の割合は5割近い数字となっています。

そんな運転免許証ですが、有名人で所有していない人って意外と知られていないですよね。今回は運転免許証を持っていない有名人を紹介していきます。

■爆笑問題

こちらは珍しいことに太田光さん・田中祐二さんのコンビ揃って運転免許証を持っていないとのこと。ちなみにお酒も飲めないそうです。そのため不祥事を起こしにくいというのもあり、自動車関連のCMに多く採用されています。

■和田アキ子

お酒好きなことでも有名な和田アキ子さん。取得しない理由は「飲んだときについクルマを運転してしまいそう」とテレビ番組で話していました。この理由に多くの人から称賛されています。

■木下優樹菜

お笑い芸人FUJIWARAの藤本敏史さんの奥さんで、仲のいい夫婦としても評判。そんな木下優樹菜さんですが、仮免許試験になんと20回以上も落ちているとか。いまだに運転免許証は持っていないそうです。

■徳光和夫

愛車があるのに免許を持っていないという珍しいケース。教習所に通ってはいたみたいですが、指導員と口論した結果、そのまま取得を諦めてしまったそうです。ちなみに徳光さんの愛車は”シーマ F50型”とのこと。

■松田聖子

昭和を代表するアイドルでもあり、現在でも歌手として活躍中。以前教習所に通って仮免許まで取得したそうですが、仕事が忙しかったため本試験は受けられなかったそうです。

■志村けん

多くの高級車を持っていることでも知られている志村けんさん。ですが、意外なことに運転免許証は持っていないとのこと。以前、志村けんさんの専属運転手、それも外車のためペーパードライバーは不可という条件付きの募集があったこともありました。

■佐野史郎

幼い頃に祖父を自動車事故で亡くした経験があり、その影響もあり免許を取得していないそうです。

「えっ、この人持っていなかったの!?」と、意外な発見があった人もいるのではないでしょうか。

(鈴木 唯)

「EV-PHV東京-伊勢志摩キャラバン」中、トイレでわかる「おもてなし」【吉田由美のすべすべ58】

ただいま「welcome!G7 2016 EV・PHV 東京―伊勢志摩キャラバン」真っ最中の私。

昨日の朝、経済産業省での出発式の後、東名高速道路・足柄SAにてランチ。

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その後、沼津で下りて、「アウディ沼津」へ。
私が担当している「アウディA3 sportback e-tron」を充電すること約1時間。
電池量は約20%ぐらいまで回復しました。
そしてその間の私は…

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綺麗なショールームでアイスティ、お土産にタンブラーとタオルのプレゼントまでいただきました。
さらに、帰りにはタンブラーの中に氷入りのアイスティーをいただき、東名高速までのスマートETCの入口まで先導していただくという手厚いおもてなしをしていただいたという…。
私が今回のイベントで途中で立ち寄るという話はもちろん事前に連絡をしていただいたのですが、私だけが特別なのかといえば、この気遣いはどうもそうではない様子。
とはいえ、プレゼントは特別だったのかもしれませんが、私が行った時間は平日午後で、通常ならばヒマな時間帯。しかし次から次へとお客様がこのショールームにやってくるではありませんか!
その秘密は、御化粧室を見て思いました。お洒落で、清潔なのはもちろん、女性用にはローズのハンドソープとローズのハンドクリーム。油取り紙やコットン、綿棒、マウスウォッシュまで!つまり…気遣いが素晴らしいのです。
というわけで私はあまりの居心地の良さに、結局1時間半も「アウディ沼津」にいてしまいました。

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私は‘ほっこり’した気持ちでお店を後にしましたが、気が付いたら目的地までまだ300㎞もある…💦。さらに、途中で道を間違えるというアクシデントもありました。

そんなこんなの珍道中ですが、本日は10時45分から三重県庁にて到着セレモニーが行われます。
明日も楽しみます♡

(吉田 由美)

スバリストとして、富士重工業の社名変更に思うこと

富士重工業が5月12日に、自動車ブランドの「スバル」を正式な社名にすることを発表しました。

富士重工のルーツである中島飛行機研究所の創設から来年で100周年。これを記念する意味もこめて、6月28日に開催予定の株主総会での承認されれば来年の4月1日に正式に「株式会社SUBARU」へ変更されます。

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筆者は中学生のころに初代レガシィが挑んだ10万キロ世界速度記録のドキュメンタリー番組に感銘をうけ、免許を取ったらこのクルマを買う!と心に決めていました。

しかし、中古市場でも価格の高騰しているレガシィを手に入れることができず、2代目レガシィを平成7年にようやく購入。

以来、3代目、4代目、5代目とレガシィを乗り継ぎ、昨年レヴォーグを購入。スバル暦20年におよび、周りからはスバリストライターと呼ばれております。

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そんな自分がこの社名変更に思うことは、ちょっとした”寂しさ”。

スバルという名前は日常的に使っているものの、やはり”富士重”や”FHI”という社名には思い入れもあるのです。

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個人的には「スバル」といえばクルマであり、「富士重工」といえば航空機や汎用エンジン、古くは鉄道車両やバス車体といったイメージ。

すでに撤退してしまった分野もありますが、航空機分野や産業機器などでも活躍を続けています。

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いちスバルファンとしては、自動車メーカーとしては小さいけど、工業製品の分野ではこんなにすごいだぜ!といった気持ちでスバル車に乗っていたこともあり、富士重工の名前が消えてしまうのは少々寂しい気もします。

ちなみに汎用エンジンなどを扱う産業機器部門は自動車部門と統合される予定となっています。

20代のスバルオーナーの中には正式社名が富士重工だということを知らない人もいます。それだけ「スバル」の名前が浸透しているという事でもあるのでしょう。

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しかし、古くからの”スバリスト”は、「富士重工業の名を無くさないで欲しい!」とか「今の社名がいい!」といった反応が富士重工の公式ツイッターに多くリプライされています。

とはいえ、おそらく「株式会社スバル」には確実に移行することとなるでしょう。

次に気になるのは社名変更に伴い、動向が気になるもの。

SUPER GT SUBARU BRZ GT300公式応援団長でもあるマリオ高野氏は「社歌はどうなるんでしょう?」と気にしている様子。ちなみに社歌は3番まであり、途中、富士重工〜富士重工〜と連呼するパートも!

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ほかにも、筆者としては気になるのがFHI=Fuji Heavy Industriesの入る 従業員の方が使用しているメールアドレス(●●●●@subaru-fhi.co.jp)や、語呂あわせで富士重工を2215と置き換えているスバルお客様センターの電話番号(0120-05-2215)といった社内的なものから、東京 三鷹市にある「富士重工前」バス停といった公的なものまで、今後の動向が気になるところです。

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新たな名前に変わっても、”走りを極めると安全になる”というポリシーを貫き、世界トップレベルの安全性と走りの楽しいクルマを作り続け、ファンを魅了し続けて欲しいと思います。

(井元 貴幸)

パナソニックの電動アシスト自転車ショートムービーがTHE青春!

パナソニックが、通学用電動アシスト自転車”カラーズ・EB”の魅力や特徴を伝えるショートムービーを公開しました。

その内容は青春真っ盛りを感じさせてくれるもの。

主人公である女子高生役の子は、カラーズ・EBに乗って登場します。その視線の先には気になる「アノ人」が……。

動画の紹介の前に、まずはカラーズ・EBの魅力についてお伝えします。

■通学に最適なデザインにカラーの種類

学生の通学バッグ、特に学校指定のものだと横長のものが多いと思います。一般的な自転車のかごでは、学校指定のバッグだと横の状態できれいに入らないということも…。

カラーズ・EBの場合は通学バッグに合わせて横の幅が大きく設計されています。また、かごの下の部分の網目が細かくなっているので、物が落ちにくいというメリットも。

用意されているカラーは4種類。白・ピンク・ネイビー・イエローとなっており、女子高生ならどの色でも似合うこと間違いなしです。

■機能性も抜群!

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通学に自転車を使うと、心配なのがタイヤのパンク。ですが、カラーズ・EBは耐摩耗性に優れているハードランナータイヤを使用しているため、パンクがしにくい設計となっています。

自転車のブレーキは力強く握り締めないと止まりにくいと印象を持ちがちですが、カラーズ・EBは女の子に優しい造りとなっています。Wピボットハイパワーブレーキを起用しているため、軽い力でブレーキが作動します。

■電動アシスト自転車としての魅力もしっかり

バッテリーがコンパクトなため持ち運びも非常に楽です。また、従来の電動アシスト自転車のバッテリーと比べてバッテリー容量も増えたため、走行可能距離も伸びました。

自転車が10分以上動いていない状態だと自動で電源を切ってくれます。これによって電源を消し忘れても、無駄な電池消費をなくしてくれます。

バッテリーの充電時間は約3時間半。学校から帰宅した後、次の朝までに充電を済ますことができます。バッテリー本体は、物が接触しても倒れにくい設計となっているため「充電されていない」というアクシデントを防げます。

撮影には”ゾエトロープアニメーション”という技法が使われています。24枚のイラストが描かれた板を車輪に取り付け、自転車を漕ぐことよりアニメーション映像となります。CGが多い時代にも関わらず、このような手作業によって生まれる技術にも注目したい点です。

公式サイト:カラーズ・EB|自転車|Panasonic

(鈴木 唯)

最新のカロッツェリア「サイバーナビ」はAV能力も大幅に向上

最近の「サイバーナビ」のAV機能といえば、「ミュージッククルーズチャンネル」が思い浮かびます。

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2015年5月には、きゃりーぱみゅぱみゅをゲストに迎えた「サイバーナビ」の発表会がありましたが、最新の「サイバーナビ」も、きゃりーぱみゅぱみゅやPerfumeへの楽曲プロデュース、映画音楽を手掛けるなど、グローバルに活躍する音楽プロデューサー 中田ヤスタカ氏(CAPSULE)が、各種効果音(下の写真)などの制作を担当しています。

20160510Carrozzeria Cybernavi_018気になるAV面の性能、機能強化ですが、「カロッツェリアx」から受け継がれた原音再生のノウハウを投入。オーディオ基盤とカーナビ基盤を独立構成にしてノイズを徹底排除するとともに、基板上の信号伝送・電源供給パターンを最適化した高音質設計が採用されています。

また、パイオニア独自の「高性能48 bitデュアルコアDSP」など厳選された高音質オーディオパーツが使われています。

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機能面では自然な音のつながりを実現するスピーカー調整用の「ネットワークモード」、レコチョクとの提携により生まれた音楽ストリーミング機能「ミュージッククルーズチャンネル」に、日時や目的地、自車位置などのドライブ状況に合ったチャンネルをレコメンドする「ライブレコメンド」、スマホ内の楽曲も再生できる「MCCライブラリーモード」などの新機能を追加。

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ほかにも、後席用モニターに本機の画面を映し出せるほか、独立したAVソースを再生する「リアセパレートモード」にも対応。

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画質面では、10V型ワイドモデルに高輝度・高コントラストで精緻な描画を実現するXGAパネル「ExcelLuminaHDパネル(エクセルルミナHDパネル)」が採用されています。

主な対応メディアは、地上デジタルTV、DVD-V、CD、Bluetooth、USB、SDなどで、MP3、WMA、ACC、AVIなどの圧縮データにも対応しています。

(文/塚田勝弘・写真/小林和久)

オペル・メリーバ次期型はクロスオーバースタイルに!

オペルのコンパクトMPV「メリーバ」次期型がニュルブルクリンク北コースで高速テストを開始しました。

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プジョー「3008」やシトロエン「C3ピカソ」の兄弟車となり、「EMP2」モジュラープラットフォームが流用されます。また、スタイルを大刷新し、クロスオーバーSUVを強く意識したデザインとなるようです。

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パワーユニットは1.4リットル3気筒エンジンのほか、4気筒やプラグインハイブリッドもラインアンプ予定で、2016年秋以降の発表となりそうです。

(APOLLO)

BMW・X5次期型、ニュルで高速アタック!

BMWのクロスオーバーSAV(スポーツ アクティビティ ビークル)、「X5」の次期モデルがニュルで高速テストを開始した模様です。

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ガチガチにカモフラージュされたボディからはデザインの詳細は全く不明な状態ですが、情報によりますと次期型はかなり思い切ったデザインの刷新がされるのでは、と伝えられています。

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考えれば「X5」も第4世代へ突入、ここらで大きな変革が行われても不思議ではないでしょう。

新世代アーキテクチャー「CLAR」を採用する次期型のパワーユニットは、大幅なパフォーマンス改善を図った4気筒、6気筒、8気筒エンジンラインナップする模様です。

(APOLLO)

ブリヂストンが「ニュルブルクリンク24時間レース」で「POTENZA」をアピール

ブリヂストンは、2016年5月26日(木)〜29日(日)の4日間、ドイツのニュルブルクリンク・サーキットで開催されるニュルブルクリンク24時間耐久レースの会場内に、コミュニケーションブースを初出展すると発表しました。

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今回ブリヂストンは、同ブースにプレミアムタイヤブランド「POTENZA」とランフラット技術「DRIVEGUARD」を展示して、同社のモータースポーツ活動への想いを伝えたい、としています。

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ニュルブルクリンク・サーキットは、過酷な車両開発用の走行路として世界で有名なコース。同社では、1980年代に国内タイヤメーカーとして初めてポルシェやフェラーリに新車装着されたタイヤの開発を行ったことに始まり、以降、ニュルブルクリンク・サーキットは様々なタイヤ開発やモータースポーツ活動の重要な拠点となっています。

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また、ニュル24時間レースは毎年約20万人が来場する世界最大級の参加型モータースポーツイベントで、ブリヂストンとしては、同レースに参戦するトヨタチームにタイヤをサポートして今年で10年目の節目を迎えます。

ニュル24時間レースのブースでは、ニュルブルクリンクをはじめとするサーキットを基盤に鍛え上げられたグローバル・プレミアム商品ブランド「POTENZA」を「ブリヂストンモータースポーツ×POTENZAヒストリーコーナー」として紹介することを狙っています。

(山内 博・画像:ブリヂストン)

トヨタ・プリウスαにブラックインテリアの特別仕様車

3列シートも設定されるプリウスのミニバン、プリウスαに特別仕様車「S“tune BLACK II”」が登場しました。

名前の通り、インテリアをブラックで、ラメ入りピアノブラック塗装を施しているのに加え、外装ではプロジェクター式ハロゲンヘッドランプにブラックエクステンションを加えることで、より引き締まった印象としています。

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そのほか、ステアリングホイールやシート表皮にホワイトステッチをアクセントとして加えてインテリアの雰囲気をチェンジ。エクステリアではクローム調のアルミホイールキャップがゴージャスなイメージとしています。

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ボディカラーは、ホワイトパールクリスタルシャイン(3万2400円高)、シルバーメタリック、アティチュードブラックマイカ、そして特別仕様車専用色のブラッキッシュアゲハガラスフレーク(3万2400円高)の4色を設定。

5人乗りと7人乗りそれぞれを用意、メーカー希望小売価格(消費税込)は5人乗りが269万7055円、7人乗りが290万3237円となっています。

また、特別仕様車の設定と同時に、オートマチックハイビーム、レーンディパーチャーアラート、プリクラッシュセーフティ(ミリ波レーダー方式)、レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付)をセットとした安全装備のオプション設定を拡大しています。

(山本晋也)

「Gorilla」の新作はポータブルナビ初の「VICS WIDE」に対応

新型モデルがリリースされた「ストラーダ」の新製品発表会で、カーナビ市場の動向が説明されましたが、カーナビの出荷台数はほぼ横ばい傾向とのこと。

最近のカーナビは、スマホ(ナビ・アプリ)にシェアを奪われているという見方は早計のようです。

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ただし、ポータブルナビ(PND)は、スマホ・ナビに近い理解や扱いがされそうで、スマホに需要を食われている印象が受けます。

カーナビの購入単価は下落傾向にあるそうですから、据え置き型のナビかポータブルナビがスマホ・アプリかで迷う方も多いはず。

あくまで個人的感想ですが、真夏にスマホをホルダーなどで固定してナビ・アプリを長時間続けると熱暴走などをしそうで、こうしたシーンでは車載用として専用設計されているナビの方が安心のような気がします。

とはいえ、ポータブルナビもスマホ・アプリとの差別化が欠かせないのは間違いないでしょう。

前置きが長くなりましたが、2016年6月上旬から発売される「Gorilla(ゴリラ)」の新作では、「VICS WIDE」に対応するなど最新の機能が搭載されています。

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最上位機種の「CN-G1000VD」は、高い自車位置精度と使いやすさに加えて、ポータブルカーナビとして初めて新交通情報サービス「VICS WIDE」に対応。

AV一体型カーナビ「Strada(ストラーダ)」でも好評という「スイテルート案内」機能を搭載し、「VICS WIDE」によるリアルタイムの交通情報を基に渋滞を回避することが可能になっています。

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外観デザインを一新し、見た目も大きく変わっています。

7V型の「CN-G1000VD」、「CN-G700D」は、先日発表されたばかりの大画面AV一体型ナビ(CN-F1D)の「DYNABIG」ディスプレイとの統一感が追求されています。

さらに、シルバーフレームと薄型ボディの採用により、スタイリッシュで高級感あるデザインとなっているのもポイント。

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コンパクトな5V型の「CN-G500D」は、軽自動車のインテリアにもフィットするよう丸みを帯びた柔らかなデザインが採用されています。

ナビ機能は、前モデルで好評だという充実機能が踏襲されていて、大容量16GBメモリーに収録した詳細地図で、AV一体型ナビ譲りの高い案内機能を実現しているそうです。

自車位置表示では、高い自車位置精度を実現するGジャイロに加えて、米国の「GPS」、日本の準天頂衛星「みちびき」、ロシアの「グロナス」に対応したトリプル衛星受信で自車位置をより正確に測位。

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価格は3モデルともにオープンですが、市場想定価格は「CN-G1000VD」が6万円前後、「CN-G700D」が5万円前後、「CN-G500D」が3万5000円前後とされています。

(塚田勝弘)

【関連記事】

■軽を含む144車種に装着可能な9V型大画面「DYNABIG」がストラーダから登場!
http://clicccar.com/2016/04/03/363402/

「バスクの風景」が表現された赤と緑の限定車「ルノー カングー ペイザージュ」が登場

生産100万台を突破したルノー カングー。

ルノーは特別仕様車が多い印象を受けますが、中でもカングーは群を抜いて多いような気がしますが、「ルノー カングー ジャンボリー」に代表されるイベントなど、それだけ愛好家が多く、ほかにはあまりないカングーが欲しいというニーズがあるからでしょう。

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すでに第4弾となる今回の「ルノー カングー ペイザージュ」は、フランス南西部のフランスとスペインにまたがるバスク地方の町の風景をイメージしたという2色のボディカラーが設定されています。

「ペイザージュ」は、フランス語で風景を意味するそうで、「ペイザージュ」を車名に持つカングーは、フランスの風景をテーマとするボディカラーの限定車。

第4弾のルノー カングー ペイザージュ(ベースグレードはゼン AT/6MT)の由来となるバスク地方は独自の文化を持ち、とても情熱にあふれた地方だそうです。

町には、この情熱を表す赤に彩られた木組みのバスク建築の建物が多く見られるだけでなく、豊かな自然を表す緑の建物も多いとのこと。

この赤と緑のコントラストがバスク地方の特徴的な風景となっていて、同特別仕様車は情熱の赤と豊かな自然の緑の2色をボディカラーとして用意。

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特別装備は、「ヴェール シトロン メタリック(緑)」、「ルージュ パボ M(赤) 」の特別塗装色のほか、シルバー&ブラックフロントバンパー/ブラックリヤバンパー、シルバードアミラー、プライバシーガラス(※)、カーテンエアバッグ(※)、フロントシートバックテーブル(※)、可倒式助手席(※)が用意されます(※ルノー カングー ゼンの6MT標準車は標準装備)。

販売開始は6月2日からで販売台数は2色ともに100台。AMとMTの割り当てはATが70台、6MTが30台となっています。

(塚田勝弘)

はぐれメタル仕様のトヨタ・アクアも! 「AQUA×ドラクエ」コラボサイトオープン

2011年に発売され、手頃なサイズと価格で今なお高い人気を集めているハイブリッドカーの「トヨタ・アクア」。

そのプロモーションも話題となっていることをご存知でしょうか?

たとえば、2014年には大人気ゲーム「モンスターハンター」シリーズでお馴染みのBGMやVOCAROID(ボーカロイド)の初音ミクが唄う「千本桜」を用いたCMなど、若者に響く演出が行なわれました。

そんな「アクア」とのコラボレーションの1つに“ドラゴンクエスト”(通称:ドラクエ)が挙げられます。2015年には「ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…」の楽曲「おおぞらをとぶ」を使ったCMが放送されました。

そして今回、新たなキャンペーンがはじまりました。それが、「AQUA×DRAGON QUEST 配合シミュレーター」です。

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「配合」とは2体のモンスターを掛け合わせるゲーム上の用語で、より強いモンスターを作り上げることができるゲームシステムのこと。

今回は「アクア」をベースに、19種類のモンスターの中から一体を掛け合わせられます。

でき上がった「アクア」をTwitterでシェアして応募フォームから応募すると「アクア×ドラゴンクエスト オリジナルミニカーセット」が抽選で30名に当たるとのこと。

応募期間は2016年5月12日(木)〜7月31日(日)です。

さっそく、ワタクシも配合を……

掛けあわせたのは、様々な武器を装備し冒険者に襲い掛かる機械戦闘兵士「キラーマシン」。

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「アクア」も「キラーマシン」も丸くて可愛らしいフォルムは共通ではありますが、その内面は全くの正反対。

人と地球に優しい「アクア」と冷徹かつ実直に勇者を倒すべく邁進する「キラーマシン」、その相反する二面性のハイブリッドはきっと想像を越えるはず……。

そして出来上がったのがコチラ!!

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確かに、誰も寄せ付けないほど強そう。

ちなみに、webで試乗を申し込むと抽選で5000名に「ロト配合AQUAミニカー」が当たるキャンペーンも開催中です。

公式サイト: AQUA×ドラゴンクエスト | トヨタ自動車WEBサイト

(今 総一郎)

【F1速報】マックス・フェルスタッペン優勝記念プレゼント実施中!

昨日スペイン・バルセロナで行なわれたF1グランプリで、レッドブル・レーシング所属のマックス・フェルスタッペンが自身初の優勝を挙げました。

マックス・フェルスタッペンはこの快挙で、セバスチャン・ベッテルが持っていた21歳と73日の最年少優勝記録を塗り替え、18歳227日で自身F1初優勝を達成しました。これを記念してレースとクルマの電子雑誌書店ASB電子雑誌書店では、「F1速報 1994 Rd11 ベルギーGP号 電子版」のプレゼントを実施中。これは実父であるヨス・フェルスタッペンがF1デビューした時のインタビューが掲載された貴重な一冊です。
配布は5月22日(日)までとなっているので、お早めに!!

下記URLからダウンロード可能となっています。
プレゼントを受け取るためには、ASB電子雑誌書店の会員登録が必要です。
※会員登録は無料です。登録に必要な入力項目は3つのみ(お名前/メールアドレス/パスワード)。
http://www.as-books.jp/news/info.php?no=867

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メルセデスAMG GTが一部改良、装備充実化で価格もアップ

SLS AMGに続くメルセデスAMG社による完全自社開発となるメルセデスAMG GTは、2015年5月に日本でも発表され、約1年後となる今年の5月12日に一部改良を受けました。

エンジンは4.0LのV8ツインターボを搭載し、トランスミッションはAMGスピードシフトDCTが組み合わされています。

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今回の一部改良は装備関連が中心。「メルセデスAMG GT」では、「ベーシックパッケージ」の標準化がトピックスで、ナッパレザーシート(シートヒーター付)、キーレスゴー、ハンズフリーアクセス、メモリー付パワーシート(運転席・助手席)、電動チルト&テレス コピックステアリング、イージーエントリー(ステアリング)、リバースポジション機能付ドアミラー(助手席)、プライバシーガラスを用意。

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さらに、ボディカラーのメタリックペイントを標準化し、「ダイヤモンドホワイト」、「ヒヤシンスレッド」、「イリジウムシルバーマグノ」、「セレナイトグレーマグノ」を設定(AMGソーラービームを除く)。

上級グレードの「メルセデスAMG GT S」では、「AMGパフォーマンスシート」、「Brumesterサラウンドサウンドシステム」、「盗難防止警報システム(牽引防止機能、室内センサー)」からなる「エクスクルーシブパッケージ」を標準装備としているほか、「AMGダイナミックパッケージプラス」の一部装備である「ダイナミックエンジントランスミッションマウント」、「AMGパフォーマンスステアリング(レザーDAINAMICA/ステッチ入)」、「イエローメーターゲージ」が標準装備化されています。

また「AMG GT」と同様にボディカラーのメタリックペイント(「ダイヤモンドホワイト」、「ヒヤシンスレッド」、「イリジウムシルバーマグノ」、「セレナイトグレーマグノ」)を標準化(AMGソーラービームは除く)。

価格は「メルセデスAMG GT」が1650万円、「メルセデスAMG GT S」が1930万円で、前者は70万円アップ、後者は90万円のアップとなっています。

(塚田勝弘)

BMW誕生100周年記念!HotWheelから「HW BMWアニバーサリーアソート」が登場!

1968年に販売が始まったダイキャストカーブランド「HotWheel(ホットウィール)」から、BMWの創立100周年を記念したモデル「HW BMWアニバーサリーアソート」が4月下旬に発売されました。

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今回発売されたモデルはクルマが7種、バイクが1種の全8種類。価格は各400円(税抜)。

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①、②、④、⑦は3シリーズをベースにBMW の高性能モデルを手掛けるBMW M社が開発した「M3」の歴代モデルがモチーフ。

③は1978年〜1981年まで生産されたイタルデザインが手掛けたスタイリングが特徴的なミッドシップ・スーパーカーM1。

⑤は2輪のネイキッドモデルK1300R。自立してのディスプレイが可能。

⑥はZ4のレーシングモデル。

⑧はBMWの中興の祖2002。最強版の2002ターボを彷彿とさせるフロントスポイラーとオーバーディフェンダーでアレンジ。

ド派手なカッコよさもさることながら、“高速走行性能”も特徴のひとつ。実車を彷彿とさせる俊敏な走りも可能、かもしれません!?

(今 総一郎)

カロッツェリア「サイバーナビ」のナビ機能、ドライバーサポート機能が凄い!

2016年夏モデルとして登場したカロッツェリア「サイバーナビ」は、ナビ、AV、ネットワーク連携まですべてが一新されています。ここではキモとなるナビ機能についてご紹介します。

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注目ポイントのひとつが画質の向上や地図画面の一新。

従来モデル比約70倍の色階調表現が可能な新液晶パネルのほか、新地図データフォーマットを採用し、道路が重なる場所なども見やすく表現されています。

定評ある自車位置表示も精度がさらに向上し、新開発の自車位置精度専用システム「レグルス」と「6軸3Dハイブリッドセンサー」の採用、3種類の衛星(GPS、グロナス、みちびき)の同時受信とGPSの補正データ「SBAS」に対応。

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渋滞回避能力も強化されています。リアルタイムで走行履歴データを共有するサービス「スマートループ」で、長年蓄積されたプローブデータをサーバー上で高速演算し、時間・距離・料金・効率まで考慮した最適なルートを探索する「スーパールート探索」に対応(2016年秋頃に対応する予定で、同機能を使用するにはナビ本体のバージョンアップが必要)。

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また、ETC料金の時間帯別割引料金にも対応するほか、プローブデータをもとに急ブレーキが多い地点をデータベース化して収録。地図上に「ヒヤリハット地点」として表示し、ルート誘導時や通過前にドライバーに音声で注意喚起する機能も用意されています。

「VICS WIDE」にも対応していて、気象庁が発表する特別警報を即時表示し、警報のおよぶ範囲を地図上に表示するなど、従来のFM多重放送よりも詳細な渋滞情報まで考慮したルート探索も可能。

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従来から注力されてきたドライバーサポート機能も強化されています。新開発となる「マルチドライブアシストユニット」と連携し(一部モデルはナビ本体のバージョンアップが必要)、前方車両に接近した際などに注意喚起する高度な画像認識技術を用いた「先進運転支援機能」が用意されています。

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具体的には、ドライブ中の機能として、「前方車両接近警告」、「誤発進警告」、「右折時つられ発進検知」、「レーンキープサポート」、「ドライブレコーダー」、「イベント録画」、「アクシデントインフォ(イベント録画起動時に、独自のアルゴリズムで危険性を判定して指定された宛先に静止画や位置情報をメールで通知)」を搭載。

20160510Carrozzeria Cybernavi_033H27_フロアカメラ画面H24_アクシデント

さらに、愛車の異常を検知して知らせる「ライブカーセキュリティ」のほか、暗闇でも車室内の撮影が可能な赤外線LEDを搭載した小型の新開発「フロアカメラユニット」にも対応。なお、「ライブカーセキュリティ」は、別売のデータ通信専用通信モジュール「ND-DC2」をマルチドライブアシストユニットに接続時すると使用可能となります。

最近の新車に装着されている衝突被害軽減ブレーキのような車両制御機能こそありませんが、「警告」を中心とした先進の安全機能にドラレコやカーセキュリティを加えた万全の構えもアピールポイントとなっています。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

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■新型カロッツェリア「サイバーナビ」が登場! 7V型ワイドから10V型ワイドまで多彩なモデルを用意
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■すべてを一新したカロッツェリア「サイバーナビ」の新しい操作性とは?
http://clicccar.com/?p=371355

レッドがアクセントのスポーティな「カローラフィールダー」が登場

2016年5月10日、トヨタはカローラフィールダーに特別仕様車「+Red(プラスレッド)」を設定、販売を開始しました。

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今回設定された「+Red」の特徴は、外装と内装にレッドを差し色として加えている点。

ドットパターンのフロントロアグリルの下部をレッドで縁取るほか、シートにはレッドのステッチを配したスポーツタイプを採用。

ステアリングやエアコンの吹き出し口さらにはメーターもレッドに彩るなど、目で見て、手で触れる度にスポーティさを実感できる仕立てとなっています。

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そのほかにも、実用的なアイテムを装備。

1つの光源でロー/ハイビームを切り替えられるほか、先行車や対向車への眩惑防止に役立つオートレベリング機能も備わったBi-Beam LEDヘッドランプに加え、リモコンキーを携帯しているだけでクルマの施錠/解錠からエンジンの始動までこなせるスマートエントリー&スタートシステムといったオプション扱いの装備が装着されています。

ラインナップは、1.5Lエンジン+モーターで33.8km/Lを達成したハイブリッドの「HYBRID G“+Red”(241万3309円)」と、23.0km/Lを記録する1.5Lガソリンエンジンを搭載する「G“+Red”」(FF:205万3963円/4WD:219万5345円)の3種類を用意。

また、セダンの「カローラアクシオ」には、すでにワゴンの「カローラフィールダー」には設定されている「W×B(ダブルバイビー)」を新たに設定。

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黒を基調にしながらもホワイトステッチをシートやステアリング、センターコンソールボックスにあしらったほか、ピアノブラックの加飾を加えたことでスタイリッシュな空間を演出。

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外観ではフロントアッパーグリルにスモーク塗装を施し、フロントロアグリルはドットパターンを採用した上で、いずれもメッキで加飾して精悍さを強調。

専用デザインのアルミホールも与えられ、見た目のスタイリッシュさに磨きがかけられているのがこの仕様の特徴です。

こちらは、ハイブリッドユニットを搭載する「HYBRID G“W×B”(238万3855円)」のみの設定です。

(今 総一郎)

「インド製」スズキ・バレーノの質感、居住性と積載性は?

スズキの新世代グローバルコンパクトカーであるバレーノがインドに続き、日本に投入されました。

同車が生産されるインドのマネサール工場では、日本の熟練検査員が送り込まれ、徹底した品質管理がされています。

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インドでも高品質であることは必須という時代になっているそうで、実際の仕上がりは実車をチェックしていただければと思いますが、同じアジアカーであるタイ製の日産マーチ、三菱ミラージュよりも、とくに内・外装の質感などで車格、価格が上であることが実感できるはずです。

ワイドなフロントグリルが印象的なフロントマスクですが、個人的にはもう少し洗練された顔つきであれば、スポーティで流麗なサイドビュー、安定感を抱かせるリヤビューとの統一感がさらに高まる気がするのですが……。

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一方のインテリアは、ダッシュボードの上面を抑えることで、前方はもちろんサイドの視界ともに良好。1745mmとワイドな全幅の割に取り回ししやすい印象を受けます。

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ブラック基調のインパネは、メッキやピアノブラック塗装、シルバー加飾などで上質感を演出しています。ウレタンステアリングホイールになる1.2L NAの「XG」は、エアコンパネルメッキ調の加飾が省かれるなど、質感の面ではもう少しという印象。1.2L NA車にも上級仕様が欲しいところです。

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シートもブラックのみでファブリックが標準。前席、後席ともに横方向に余裕があるほか、後席は身長171cmの私でも頭上にこぶしが縦に1つくらい入る空間があります。また、膝前空間にも余裕があり、前席下に足が入る空間が残されています。

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上下に装着できるラゲッジボードを備えた荷室は、320LとBセグメントではトップクラスの容量を誇り、広くて機能的な作りとなっています。

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(文/塚田勝弘・写真/小林和久)

【関連記事】

■スズキ・バレーノはハンドリングと高速域のフラットライド感が魅力
http://clicccar.com/2016/05/13/371327/

■インドで生産されるスズキ・バレーノ。その長所と短所とは?
http://clicccar.com/2016/05/12/371314

2016年秋にBMW7シリーズにプラグインハイブリッドを追加。年内にPHV全5モデルが揃う

2016年5月現在、「BMW」は3シリーズ、2シリーズ アクティブツアラー、X5、サブブランドの「BMW i」のi8という、合計4モデルのプラグインハイブリッド(以下、PHV)が導入されています。

さらに、新型にスイッチした現行7シリーズにもPHVが2016年中にも設定されるとアナウンスされていました。

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7シリーズのPHVは、最長距離約40 km(欧州仕様値)までEV走行が可能と発表されていましたが、時期に関しても「今秋にも導入予定」と発表されました。

将来的にはBMWグループの中核モデルすべてにPHVを設定予定とのことで、人気のクリーンディーゼルエンジンとともに、PHVにより走りと環境性能(燃費)を両立させる戦略です。

なお、7シリーズ以外で発売済みの4モデル(PHV)の概要は下記のとおり。

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BMWi8は、量産車として初めてCFRP(カーボンファイバー強化樹脂)製の基本骨格(パッセンジャーセル)を採用したBMW i3と同様の基本骨格とし、前輪はモーター、後輪はエンジンのみで駆動。前輪駆動、後輪駆動、4WDを状況により使い分けることが可能で、価格は1966万円です。

BMW X5 xDrive40eは、スムーズかつパワフルな走りだけでなく、SUV離れした感のある上質な乗り味など新しい高級SUVといえる世界観を提示。BMW自慢の4WDシステム「xDrive」により高い走行安定性と悪路走破性を兼ね備えています。エンジンのみでもモーターのみでも常に4輪を駆動することができます。価格は933万円〜。

P90193322_highRes_the-bmw-330e-09-2015BMW 330eは、PHVでも約50対50の前後重量配分を実現するなどして、3シリーズらしい軽快なフットワークを得ています。エンジンと電気モーターにより後輪を駆動。プレミアムセダンのPHVで唯一となる500万円台という価格設定(554万円〜)も魅力です。

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扱いやすいサイズでありながらファミリーにも使える広い室内が魅力のBMW2シリーズアクティブツアラー。488万円〜となるBMW 225xe Active Tourerは、前輪はエンジン、後輪はモーターのみで駆動し、前輪駆動、後輪駆動、4輪駆動を状況により使い分けるシステムになっています。

(塚田勝弘)

他にはない雰囲気の上質な内・外装が魅力 ─ ボルボ「XC90 T8 Twin Engine AWD Inscription」画像ギャラリー

ボルボ車が持つ洗練された内・外装をより一層磨き上げられた新型ボルボXC90。その頂点に立つプラグインハイブリッドの「XC90 T8 Twin Engine AWD Inscription」は、とくにインテリアにおいてガソリン仕様よりもさらに高い質感が追求されています。

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標準装備となるナッパレザーシート(ベンチレーション&マッサージ機能付)をはじめ、リニアウォールナットウッド・パネルなどが上質な雰囲気を醸し出していて、クリスタルガラスのシフトレバーもプラグインハイブリッド専用アイテム。

ほかにも、ガソリン車にも装備されるダイヤモンドカットが印象的なスタータースイッチなど、細部にまで徹底したこだわりが感じられる造形美を堪能できます。

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外観では、21インチアルミホイール、インテグレーテッドルーフレール、インテグレーテッドテールパイプなどを装備。ほかにもステアリングホイールヒーター、リヤシートヒーター、パノラミックサンルーフなど内・外装に充実の標準装備が配されています。

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安全装備の充実ぶりも目を見張るものがあり、世界初の「インターセクション・サポート(右折時対向車検知機能)」を含む新「City Safety」をはじめ、14種類の先進安全装備、運転支援機能を標準装備。

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ほかにも、塊感を感じさせながら、非常にスマートで洗練されたムードが漂うエクステリアなどボルボXC90ならではの魅力があり、ほかの大型SUVとは違った印象を受ける仕上がりとなっています。

(文/塚田勝弘 写真/前田惠介)

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史上最速で100万台を達成したアクアに「Toyota Safety Sense C」を装備した特別仕様車を設定

トヨタで最も速いペースで売れているアクアは、軽自動車をのぞき、現在の国民車といえるモデルになっています。

2011年12月の発売以来、国内新車販売台数4年度連続トップ(4月1日から翌年3月31日)となり、2016年2月末にはトヨタとして史上最速の4年3か月で国内販売累計100万台を達成。

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人気の理由はもちろん燃費でしょうが、プリウスよりも手軽な価格と扱いやすいボディサイズも幅広いユーザーの獲得に貢献しているはず。「G’s」や「X-URBAN」を設定するなど選択肢も広げることでさらに拡販につながっているのもあるでしょう。

トヨタ・アクアに物足りない点は先進安全装備でしょう。「Toyota Safety Sense C」の設定はまさに待望されていると思いますが、今回の特別仕様車「S Style Black」には、「Toyota Safety Sense C」が特別装備されています。

Aqua_04同モデルは、100万台達成を記念したモデルで、人気の「S」グレードがベース。ボディカラーに特別設定色となる「ダークブルーマイカ」を含む全5色を設定。

エクステリアはアウトサイドドアハンドルとバックドアガーニッシュにメッキ加飾を施すことで大人っぽい雰囲気としています。インテリアは、運転席アームレストの追加や、インパネの助手席オーナメントに合皮を採用。

さらに、パワーウィンドウスイッチベースにピアノブラック加飾を追加し、特別設定色ブラックとのコーディネートにより質感を向上。

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そして、便利なスマートエントリーパッケージとともに待望の「Toyota Safety Sense C」が特別装備されています。

気になる価格は200万円を切る199万6037円で、10万円強の価格アップとなっていますが、装備を考えると最も「買い」といえる特別仕様車といえます。

(塚田勝弘)

すべてを一新したカロッツェリア「サイバーナビ」の新しい操作性とは?

「カロッツェリア」ブランドの最上級ナビ「サイバーナビ」が、ナビ・AV・ネットワーク連携・操作性まで、すべての性能・機能を一新し、新世代に移行しました。

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数多い特徴の中でも注目は、車内での操作性を追求した新ユーザーインターフェースの採用。

ドライバーが運転中でも簡単に操作できる専用の「スマートコマンダー」を用意しているほか、後部座席の同乗者がスマホを使って「サイバーナビ」を操作できる「リアスマートコマンダーアプリ(無料/ iOS9.0以上、AndroidOS5.0以上)」にも対応しています。

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処理能力も従来比で3倍以上と大幅にアップデートされていて、ストレスのない操作性を実現し、スマホ感覚のピンチイン/アウトをはじめとした多彩な操作方法に対応。

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また、機能アイコンのサイズやレイアウトを自在に変更できる新デザインの「HOME画面」と「メニュー画面」の採用や、ドライブ状況の変化に合わせて最新の情報を画面表示と音声でドライバーに通知する「ライブインフォ」も搭載されています。

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ほかにも、通信で取得した情報や操作キーなどを地図上に重ねて表示できる「マルチレイヤマップ」や、地図画面時にルート確認やビュー変更など使用頻度の高い機能がすぐに呼び出せる「インスタントメニュー」などを搭載。

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操作方法には人によって好みがありますが、直感的な操作が可能なのと、多彩な操作方法を用意することで、市販カーナビの最高峰らしいインターフェイスを提案しています。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

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日産と三菱の資本提携で浦和レッズが危機だって!? そんなバカな

浦和レッズをなめるな。あいつらは強い。

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私はFC東京サポーターなので浦和レッズはべつに好きじゃないんですが、サッカーファン、Jリーグファンとしてちょっと気になるのは、日産自動車と三菱自動車の資本提携です。

これ、まず自動車業界で話題になったニュースですが、Jリーグにも影響してくるんですね。

というのは、Jリーグ規約の第25条第5項に

「Jクラブは、直接たると間接たるとを問わず、他のJクラブまたは当該他のJクラブの 重大な影響下にある法人の経営を支配しうるだけの株式(公益社団法人または特定非営 利活動法人にあっては社員たる地位)を保有している者に対し、自クラブまたは自クラブの重大な影響下にあると判断される法人の経営を支配できるだけの株式(公益社団法 人または特定非営利活動法人にあっては社員たる地位)を保有させてはならない。」

というのがあるんです。

日産自動車は横浜Fマリノスの株式の過半数を持つ筆頭株主、三菱自動車は浦和レッズの株式の過半数を持つ筆頭株主のようなんですね。

そこで三菱自動車が日産自動車の傘下に入ると、どちらかが株式を売却しないといけないことになると思われます。この場合、おそらくは三菱自動車が浦和レッズの株式を売却することになるでしょうね。

というわけで、いまスポーツ新聞やらなんやらは、『浦和レッズ存続の危機か?』みたいな記事を出しているわけです。

でもね。悔しいけど、浦和レッズはそんなにヤワじゃないですよ。

じっさいにこのままではJリーグ規約に抵触するっぽいので、そうであれば三菱自動車は浦和レッズの株式を(あるていど)手放すでしょう。でも、保有している株式の全部手放さなくてもいいんじゃないかな。

『経営を支配しうるだけの株式』じゃなければいいわけだから。

で、浦和レッズはあぶないか? そんなバカな! あのクラブすげえ観客動員があるんですよ。1試合平均3万8000人を超えるんだよ! Jリーグの中でもダントツの1位ですよ。

ちなみに2位がFC東京で1試合平均2万8000人台だから、いかに浦和レッズの人気がバケモノかわかるでしょう。予算も潤沢だし、浦和レッズは優良企業なんです。

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じつは三菱自動車の大きな不祥事っていうのは今回が初めてじゃないんですね。

以前のリコール隠しのときにも三菱自動車の経営が危うくなる事態があったんですが、浦和レッズの経営陣は「三菱自動車が撤退しても浦和レッズは問題なくやっていける」と表明していたと記憶しています。

親会社に支えられないと成り立たないクラブじゃないんですね。

そもそも浦和レッズはJリーグ発足当初は弱小クラブでした。それがビッグクラブに成長できたのは、まぎれもなく地元サポーターのおかげです。そのサポーターからひんしゅくをかうような名称の変更なんか、筆頭株主が変わってもこわくてできないでしょう。

というわけで、マスコミは『浦和レッズの危機』みたいに騒ぐ記事が好きだろうけど、残念ながら!浦和レッズは(すくなくとも見た目には)あまり大きな影響を受けずにビッグクラブでありつづけるんじゃないかな。それくらいあのクラブは手ごわいです。

(まめ蔵)

日産が三菱自動車の燃費不正解明を待たずに買収に動いた訳は?

三菱自動車の燃費データ改ざんが公表された4月20日以降、被害者の立場で沈黙を続けていた日産が5月12日に三菱自動車との資本業務提携を発表。同社を事実上、傘下に収めるという話題が注目を集めています。

NISSAN

日産と三菱自動車は同日、アライアンスに関する覚書を締結したと発表。三菱自動車の発行済み株式34%を日産が2,370億円で取得することになるそうです。

日産が三菱自動車の買収に動いた背景には、三菱自動車がタイなどに生産拠点を置いて主力市場としている東南アジアでの販売シェア拡大に繋げたいとの狙いがあるものとみられます。

三菱自動車は11日の記者会見でその後の不正全容解明に向けた状況を発表しましたが、燃費テストの委託先が100%子会社のMAE(三菱自動車エンジニアリング)であることを明かした程度で、「依然、社内で聞き取り調査中」の報告に終始。

振り返れば三菱自動車の燃費不正発覚の発端となったのは、当時合弁会社「NMKV」を中心に共同開発を行っていた日産からの指摘によるものでした。

日産は三菱自動車への損害賠償などについて、不正の全容が明らかになるまで静観するとしていましたが、その一方で4月の「デイズ」販売台数が前年同月比で約7割減となっています。

三菱自動車も今回は三菱グループの情勢や倫理上の観点から、救済が期待できない状況にあり、日産の要求を受け入れざるを得なかったと推測されます。

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ではなぜ、日産は燃費不正の全容が明らかになっていない現段階で三菱自動車の買収に動いたのでしょうか。

それが外資比率の高い企業特有の手法だとすれば、わかりやすいのかもしれません。

以前に日産がNMKVで開発した軽自動車の自社生産を匂わせたことから、これに三菱自動車が抵抗、ひと悶着有った件が買収の引き金になっているとすればどうでしょうか。

あくまで推測ですが、全ては事の発端から日産側のシナリオどおりに進んでおり、三菱自動車が記者会見で燃費不正の事実を認めた段階で、迅速かつ比較的安価に同社を傘下に収めることで、海外を含む他企業からの三菱自動車買収を未然に防ぐ狙いが有ったのかもしれません。

今回の資本業務提携で、日産、ルノー、三菱自動車を合わせた世界販売台数は950万台を超える規模となり、首位のトヨタやフォルクスワーゲンなどに迫ることになります。

それが目的だったとすれば4月20日以降、日産の三菱自動車買収戦略にマスコミを含め踊らされていたことにもなりかねず、真相がどうなのかが大いに気になるところです。

Avanti Yasunori

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シビック・ハッチバックの新プロトタイプ&インパネを捕捉!

ホンダは『シビック ハッチバック』の新型を今年3月のジュネーブモーターショーにて公開しましたが、その市販モデルと思われる新たなプロトタイプをカメラが捉えました。

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前回カモフラージュされていたフロントバンパーのエアダクトの形状が、コンセプトモデルとほぼ同じデザインであることが確認できるほか、新デザインのアロイホイールやセダンと同じインパネの画像も撮影に成功しました。

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パワートレインには1.5リットル直列4気筒 VTECターボおよび1リットル3気筒直噴VTECターボエンジンが搭載される可能性が高いようです。

今回撮影に成功したインパネ画像には「Apple CarPlay」「Google Android Auto」対応7インチタッチスクリーンも確認できます。

ただし、初期プロトでみられたセンター2本出しエキゾーストパイプは確認できず、可能性は低いようです。

(APOLLO)

スズキ・バレーノはハンドリングと高速域のフラットライド感が魅力

スズキのコンパクトカーといえば、先に登場したイグニスもあり、登場が待たれる新型スイフトも控えていますから、ここに来て登録車の充実ぶりが目を惹きます。

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マイルドハイブリッドのイグニスは、全長3700×全幅1660×全高1595mmでAセグメントとBセグメントの中間といえるサイズ感ですが、同じコンパクトカーでもBセグメント用の新開発プラットフォームを使うバレーノは、全長3995×全幅1745×全高1470mmと、全長と全幅はひと回り大きく、ホイールベースもイグニスの2435mmよりも長い2520mmとなっています。

バレーノは1.0L直噴ターボも1.2L NAエンジンも走り出すと、イグニスよりも乗り心地に落ち着きが感じます。欧州車的な硬めなセッティングではありますが、多少荒れた路面でも上下方向の振動が抑制されている感じを受けます。

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乗り味で美点といえるのが、高速域のフラットライド感。直進安定性もまずまずで動力性能に余裕はありませんが、高速移動も苦にならない乗り心地といえそうです。

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また、フットワークの良さを実感させるハンドリングも良好。ターボとNAではステアリングを切り始めた時の感覚が少し異なり、ターボはやや人工的な味付けに思えましたが、パワステの制御などは同じだそうですから個体差などもあるかもしれません。

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1.0L直噴ターボには6ATが組み合わされていて変速フィールの面でもCVTよりも違和感を抱かせない美点もあり、動力性能で選ぶなら111ps/5500rpm、160Nm/1500-4000rpmの1.0L直噴ターボで決まり! と言いたいところですが、ハイオク指定なのがやや気になります。

一方の1.2L CVTはエントリーグレードといえる「XG」のみで、91ps/6000rpm、118Nm/4400rpmという動力性能も流れに乗って走る分にはもちろん不満はありません。

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1.2L NAエンジンはATではなくCVTですが、JC08モード燃費24.6km/L(直噴ターボは20.0km/L)という利点もあるだけに、エンジン選びは悩ましいどころ。

1.2Lの「XG」にも質感を高めた仕様があると選択肢が広がるだけに、設定をのぞみたいところです。

(文/塚田勝弘・写真/小林和久)

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■インドで生産されるスズキ・バレーノの長所と短所とは?
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販売台数の巻き返しなるか?ホンダ・ステップワゴンがマイナーチェンジ!

2016年5月10日、3月に開催されたジュネーブモーターショーでワールドプレミアとなったフェラーリの最新4シーターモデル、GTC4Lussoの極東エリア向け発表会が行われました。

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2011年に登場したFF(フェラーリ・フォー)のビッグマイナーチェンジモデルとなるGTC4Lussoですが、そのネーミングはフェラーリの歴史の燦然と輝く、330GTCと250GT Berlinetta Lussoという名車に由来しています。この2台のビンテージフェラーリは当日、会場に展示されていました。

マラネッロの4シーターコンセプトを再解釈したGTC4Lussoは、ドライバーとパッセンジャーの両方にスポーティ・エレガンスとラグジュアリーな快適性を提供するモデルです。

搭載されているエンジンは最高出力507kW、最大トルク697Nmを発生する6.2LV型12気筒で、1750rpmという低回転域から最大トルクの80%を発生。最高速度は335km/h、0-100km/h加速はわずか3.4秒というパフォーマンスを発揮します。

V型12気筒エンジンに組み合わされるミッションは7速F1DCT。駆動方式は第4世代のサイドスリップコントロール(SSC4)をベースに新開発された4RM-S(4輪駆動、4輪操舵)システムを採用。

4RM EVOシステムに後輪操舵機能を統合したのに加えて、E-Diff電子ディファレンシャル及びSCM-E サスペンション・ダンピングとも統合制御されます。

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全長4922mm×全幅1980mm×全高1383mmというボディのGTC4Lussoは、フロント47%、リア53%という優れた重量バランスを実現し、高いスポーツ性能と快適性を実現しているだけではありません。

4名乗車時450L、最大で800Lまで拡大するトランクスペースを確保した実用性を兼ね備えたモデルとなっています。

厳選された素材を使い、搭乗者全員を包み込むようなキャビンスペースはまさに動くリビングルームといえる豪華さを誇ります。

10.25インチのHDスクリーンはナビゲーションをはじめ、アップルカープレイなど最新のインフォメテインメントシステムを搭載しています。

GTC4Lussoの価格は3470万円。今年末からデリバリー開始の予定となっています。

[GTC4Lusso Specification]

ボディサイズ:全長4922mm×全幅1980mm×全高1383mm
車両重量:1920kg
エンジン種類:V型12気筒DOHC
総排気量:6262cc
最高出力:507kW/8000rpm
最大トルク:697Nm/5750rpm
タンク容量:91L
トランク容量450/800L
タイヤサイズ:フロント245/35ZR20・リア295/35ZR20
車両本体価格:3470万円

(萩原文博)

名車の名前を散りばめた最新4シーターモデル、フェラーリGTC4Lusso登場!

2016年5月10日、3月に開催されたジュネーブモーターショーでワールドプレミアとなったフェラーリの最新4シーターモデル、GTC4Lussoの極東エリア向け発表会が行われました。

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2011年に登場したFF(フェラーリ・フォー)のビッグマイナーチェンジモデルとなるGTC4Lussoですが、そのネーミングはフェラーリの歴史の燦然と輝く、330GTCと250GT Berlinetta Lussoという名車に由来しています。この2台のビンテージフェラーリは当日、会場に展示されていました。

マラネッロの4シーターコンセプトを再解釈したGTC4Lussoは、ドライバーとパッセンジャーの両方にスポーティ・エレガンスとラグジュアリーな快適性を提供するモデルです。

搭載されているエンジンは最高出力507kW、最大トルク697Nmを発生する6.2LV型12気筒で、1750rpmという低回転域から最大トルクの80%を発生。最高速度は335km/h、0-100km/h加速はわずか3.4秒というパフォーマンスを発揮します。

V型12気筒エンジンに組み合わされるミッションは7速F1DCT。駆動方式は第4世代のサイドスリップコントロール(SSC4)をベースに新開発された4RM-S(4輪駆動、4輪操舵)システムを採用。

4RM EVOシステムに後輪操舵機能を統合したのに加えて、E-Diff電子ディファレンシャル及びSCM-E サスペンション・ダンピングとも統合制御されます。

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全長4922mm×全幅1980mm×全高1383mmというボディのGTC4Lussoは、フロント47%、リア53%という優れた重量バランスを実現し、高いスポーツ性能と快適性を実現しているだけではありません。

4名乗車時450L、最大で800Lまで拡大するトランクスペースを確保した実用性を兼ね備えたモデルとなっています。

厳選された素材を使い、搭乗者全員を包み込むようなキャビンスペースはまさに動くリビングルームといえる豪華さを誇ります。

10.25インチのHDスクリーンはナビゲーションをはじめ、アップルカープレイなど最新のインフォメテインメントシステムを搭載しています。

GTC4Lussoの価格は3470万円。今年末からデリバリー開始の予定となっています。

[GTC4Lusso Specification]

ボディサイズ:全長4922mm×全幅1980mm×全高1383mm
車両重量:1920kg
エンジン種類:V型12気筒DOHC
総排気量:6262cc
最高出力:507kW/8000rpm
最大トルク:697Nm/5750rpm
タンク容量:91L
トランク容量450/800L
タイヤサイズ:フロント245/35ZR20・リア295/35ZR20
車両本体価格:3470万円

(萩原文博)

伊勢志摩サミット応援イベント「EV・PHV東京-伊勢志摩キャラバン」【吉田由美のすべすべ57】

突然ですが…

来週月・火曜日(2016年5月16・17日)の2日間、伊勢志摩サミットの応援イベント「welcome!G7 2016 EV・PHV 東京-伊勢志摩キャラバン」が行われますが、私もドライバーとして参加させていただきます!

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これは一般社団法人 次世代自動車振興センターが主催するもので、電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)など、クリーンエネルギー自動車の普及広報を目的として、東京からサミットの開催地である三重県まで走ります。

出発式は10時から。残念ながらこちらには一般の方は参加できませんが、途中、「アウディ沼津」さんにお邪魔します!
そして随時私のFacebookやブログ、Twitterなどに掲載させていただきます。
Facebook https://www.facebook.com/profile.php?id=100004028245954
Twitter https://twitter.com/yoshidayumi
ブログ http://ameblo.jp/yumi-yoshida/

5月17日(火)、三重県庁での到着式はどなたでもお越しいただけるので、お時間のある方やお近くの方は是非、お越しくださいませ。

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ちなみに私がドライブするのは真っ赤な「アウディ A3 e-tron」です♡
応援してくださいね!

(吉田 由美)

新型カロッツェリア「サイバーナビ」が登場! 7V型ワイドから10V型ワイドまで多彩なモデルを用意

世界初の市販GPSカーナビとして1990年に誕生した「カロッツェリア」の「AVIC-1」以来、カーナビの性能向上・多機能化をリードしてきたパイオニア。

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今回、最上級ブランドの「サイバーナビ」の新型が登場し、6月から順次発売されます。なお価格は全モデル、オープンプライスとなっています。

新型「サイバーナビ」の見どころは数多く、ナビ、AV、ネットワーク連携まで全方位一新されているほか、7V型ワイド、8V型ワイド、10V型ワイドを用意。

また、新たに車種専用の10V型メインユニットがラインアップに追加され、トヨタ・アルファード、ヴェルファイア、ノア、ヴォクシー、エスクァイア、ホンダ・ステップワゴン向けの車種専用モデルも用意。

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操作性では、カーナビ専用設計ならではの車内での操作性を追求した新ユーザーインターフェースの採用に加えて、運転中でも簡単に操作できる専用の「スマートコマンダー」を装備するほか、後部座席の乗員がスマホを使用してナビを操作できる「リアスマートコマンダーアプリ」にも対応。

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通信機能では、交通状況の変化や天気情報などの最新情報を通知する「ライブインフォ」をはじめ、蓄積されてきたプローブデータを活用して最適なルートを探索する「スーパールート探索」、場所や時間帯に応じたチャンネルをレコメンドする機能が新たに追加された音楽ストリーミング機能「ミュージッククルーズチャンネル」などの先進的な機能も搭載されています。

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新開発「マルチドライブアシストユニット」も注目で、高度な画像認識技術を用いた先進安全支援機能や、車両の異常を知らせる「ライブカーセキュリティ」などの多彩な機能により、ドライブ中から駐車中までサポートする機能も用意。

ほかにも音質面の向上や、万全のバージョンアップ体制の用意など、市販ナビトップクラスの本格ナビを求めるニーズに応えています。

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各モデルの市場想定価格帯は15万〜40万円前後。8V型ラージサイズで最上級の「AVIC-CL900-M」は23万円前後、車種専用設計モデルでは、アルファード、ヴェルファイア向けの「AVIC-CE900」系が40万円前後となっています。

(文/塚田勝弘・写真/小林和久)

日産&三菱の共同記者会見直後のゴーン社長と益子会長、笑顔の裏の固い決意【吉田由美のすべすべ56】

おととい、「日産自動車が三菱自動車に2000億円の資金提供。三菱が日産傘下に」というニュースが飛び込んできましたが、翌日には2社の共同記者発表会。
私がその案内メールを見たのが昨日の15時半。記者会見は16時。
急いで用意をし、記者会見場へ到着したのは16時15分ぐらい。

13199272_840386122772321_281027937_o舞台には、日産のカルロス・ゴーン社長と、三菱自動車の益子修会長が並んで立っています。

発表の内容は、
「日産自動車と三菱自動車はアライアンスを締結。日産が三菱自の株式の34%、2370億円で取得。三菱自が日産の傘下になることによって三菱自の再建と共に、シナジー効果で開発費を抑えることができたり、苦手な地域を補うことができる」と言ったもの。

確かにアジアで人気の高い三菱自。一方、今ひとつの日産。ということだけをとっても、「なるほど~」。日産にとって三菱自を傘下に収めるということは、ルノー、日産グループの拡大にもなります。
一方の三菱自にとっては、最重要課題である「一刻も早い経営の安定」を手に入れることができます。

そして気になるのは、こんなに素早い動きに、「いつからこの話が持ち上がったのか?」ということ。「もともと、今後は激化する開発競争の中、単独では難しいと思い、いつかはとは考えていましたが、今回の不正問題がきっかけとなり早まりました」と益子会長。

2社の提携によって株式市場も素早く反応を示し、三菱自はV字回復。一方の日産は、若干値を下げています。

そして私は幸運にも、共同記者会見直後のお二人の姿を写真に収めることができました。

ゴーン社長はアイコンタクトでにっこり。

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以前「UOMO」の私の連載ページに登場していただいた益子会長にはエレベーター前で偶然遭遇。もちろん燃費データの不正は許されることではなく、今後の真相究明が急務です。しかし会社は最悪の事態は免れて安堵しているとともに、今後の三菱自動車の体質改善と再建、信頼回復、お客様への誠意ある対応への決意の表情と私には感じられました。

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(吉田 由美)

35.4kmは長い?短い?ボルボ・XC90 プラグインハイブリッドのEV走行可能距離

96セルのリチウムイオン電池を搭載し、総電力は9.2kWh、200Vの普通充電で2.5〜3.0時間で充電が完了する、ボルボ・XC90のプラグインハイブリッド「T8 Twin Engine AWD Inscription」。

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バッテリーは床下中央に搭載され87ps(65kW)を発生。後輪を駆動するリヤモーターは後輪の左右間に配置されています。

さらに、エンジンのスターターモーターだけでなく、バッテリー用の発電・パワーブーストを兼ねるCISGと呼ぶジェネレーターも搭載されているほか、8ATのトランスミッションには、電動オイルポンプ、CIGSのための空間を確保するクラッチカバー、シフトバイワイヤ化のための改良が施されています。

20160414Volvo XC90 PHV022 (1)

気になるEV走行の航続可能距離は最大で35.4km。

フォルクワーゲンのゴルフGTIが53.1km/hなど50km超のモデルもあることを考えると、短く思えますが、重量級SUVとしてはライバルと比べても遜色なく、BMW X5 xDrive40e(EU値)は31km、ポルシェ・カイエンS Hybridは36kmとなっています。

なお、国産勢では三菱のアウトランダーPHEVが60.8kmと、SUVでは群を抜いていますが、カタログスペックであることを考えるとどう評価するか難しいところ。

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充電は車両左前のリッドを開けて差し込むだけ。充電中は自動的にロックがかかり、キー操作をしないと充電ケーブルが抜けないようになっています。

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なお、電気モーターのエネルギー消費量をはじめ、エンジンの使用や電気モーターが推進として使われているか、回生中かどうかなどを中央の大型ディスプレイに表示される機能も用意されています。

(文/塚田勝弘・写真/前田惠介)

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子どもに最適!Webで学べるクイズ形式の自動車安全

株式会社学研プラスはパソコンやタブレットなどを使い、インターネットで無料で学べるWeb学習サービス”学びゲット!”にて、自動車の安全にまつわるクイズを掲載しました。

■”学びゲット!”とは?

対象は小学生低学年と中学年です。国語や算数などの問題をクイズ形式で解いていくため、ゲーム感覚で学ぶことができます。専用のタブレットを用意する必要もなく、自宅にあるパソコンやタブレットで利用できるので気軽さが魅力的。また、月額料金などもかからず、無料というのも嬉しい点です。

■気軽にクルマの安全について学べるのが魅力的

クルマは1歩間違えれば凶器にもなる危険なものです。そんなクルマの安全について無料で学べるというのはうれしいサービス。現代の子どもはパソコンやタブレットに触れる機会が多く、それらを通して勉強ができるというのは、机に向かって勉強するよりちょっと楽しい気分にもなれるハズ。また、これらもクイズ形式で学ぶことができます。

■クイズに正解すると豪華商品がもらえる

抽選でミニカーがもらえるという嬉しい特典もついています。ミニカーの中には障害物があると自動で止まる機能がついているのもあります。クルマ好きの子どもにとっては嬉しい内容ではないでしょうか。

■クルマの安全を認識する大切さ

クルマの安全さを知っておくことで防げる交通事故もあると思います。子どものうちから知っておくことで、日常生活で起こりうる危険から自分を守ることにも大きく繋がります。パソコンやタブレットを使った、子どもたちにとって気軽に参加しやすい環境からクルマの安全を学べるというのは、現代ならではの学び方法だと思います。

公式サイト:クイズで勉強、やる気が育つ。|学びゲット!

(鈴木 唯)

軽自動車販売減をカバーできるか!? 日産ノートに特別仕様車を設定

日産にとっては思いもしなかった三菱自動車の燃費不正問題。デイズ、デイズ ルークスという売れ筋モデルが販売停止となり、2016年4月の軽自動車販売が67%減という状況はかなりの痛手のはず。

NOTE_02当該車種は販売再開までは時間がかかりそうですし、当面は登録車を売るほかないという状況にしても、販売のテコ入れ効果が望める新車やマイナーチェンジはすぐに用意できるわけではありません。

5月11日から販売を開始したノートの特別仕様車「Vセレクション+SafetyⅡ」は、安全性を向上させる「踏み間違い衝突防止アシスト」をはじめ、「アラウンドビューモニター」や「ディスプレイ付自動防眩式ルームミラー」、「ヒーター付ドアミラー」、「LED ヘッドランプ」を標準装備とした特別仕様車らしい装備が充実したモデル。

特定のグレードのみに設定されているのではなく、すべての仕様から選択できるのも特徴。

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なお「X DIG-S Vセレクション+Safety2」および「MEDALIST Vセレクション+Safety2」の2WD は、「平成32 年度燃費基準+20%」と「平成17 年基準排出ガス75%低減レベル」を達成し、自動車取得税・自動車重量税ともに「免税」になります。

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「X Vセレクション+Safety2」と「MEDALIST X Vセレクション+Safety2」の2WD は、「平成32年度燃費基準」と「平成17 年基準排出ガス75%低減レベル」を達成し、自動車取得税が60%、自動車重量税が50%それぞれ減税されます。

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さらに、オーテックジャパンからも今回の特別仕様車をベースとした「ライフケアビークル(LV)」も設定。ノート「Vセレクション+Safety2」の価格帯は、147万9600円〜200万7720円です。

(塚田勝弘)

ボルボ・XC90 プラグインハイブリッドの走りはどうか?

スーパーチャージャーと直噴ターボのダブル過給器付2.0Lエンジンに、リヤモーターが後輪を駆動するボルボ・XC90のプラグインハイブリッドモデル。

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グレード名は「XC90 T8 Twin Engine AWD Inscription」で、エンジンスペックは320ps/5700rpm、400Nm/2200-5400rpm。リヤモーターは87ps(65kW)/240Nmという数値で、システムトータルでは407ps/640Nm(欧州値)という高い出力、トルクを誇ります。

発進時から非常に静かでスムーズなのはもちろん、21インチタイヤとは思えないほど乗り心地は良好。試乗車はオプションのエアサスペンションを装着。

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エアサスペンション装着車でもひと昔前のフワフワとした乗り味ではなく、適度に引き締まっているのも印象的。ノーマルサスがどんな乗り味を示すのか興味深いですが、試乗する機会があればご報告したいと思います。

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ただし、同じエアサスのガソリン仕様と比較すると、車両重量の重さを感じさせるフィーリング。床下に重量物のバッテリーを積むPHVらしい乗り心地で、荒れた路面だと左右にボディが揺すられるようなシーンもありました。

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動力性能はもちろん不満を一切感じさせないもので、エンジンが始動し、スーパーチャージャー、ターボと過給が切り替わっても遮音対策が念入りにされているためか静粛性の高さも1000万円超の価格にふさわしいレベルといえます。

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そのほか、PHV向けに「DRIVE MODE」も用意されていて、「Pure mode」にするとモーター走行が最優先となり、バッテリー状態などによっては125km/hまでEV走行となるそうです。また、同モード時は車高が10mm下がります。

そのほか、エンジン、バッテリー、モーターを走行状況などに応じてバランスよく使い、燃費も最も良い「Hybrid mode」、市街地などでのモーター走行に備えてバッテリーを温存する「Save mode」は、バッテリー残量が少ないと33%まで充電が可能に。

「AWD mode」が用意されているのも特徴で、路面状態が悪い場合などはトラクションが最大化されます。

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音・振動面の対策も抜かりのないボルボXC90プラグインハイブリッド。1009万円という価格は万人に推奨できるものではありませんが、大型SUVのPHVで3列を実現するなどによりモデルライフを通して一定の支持を得そうです。

(文/塚田勝弘・写真/前田惠介)

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「トヨタ2000GT」を新車で手に入れる方法とは?

欧州では「フィアット500」や「MINI」、「VW ビートル」など、往年の名車が当時のデザインを継承しつつ現代風にリメイクされており、現在も人気を博しています。

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ちなみにヒストリックカー(旧車)の復刻には3種類のアプローチがあるようです。

1)旧車を新車同様にレストア
2)旧車のデザインを採用、現代技術で再現
3)旧車のネーミングや雰囲気を継承、現代技術で再現

この中で自動車メーカーが手掛けるのは「3」のケースが一般的。

日本でも「トヨタ86」など、過去の人気車のイメージを継承したスポーツカーや、モーターショー用のコンセプトモデルなどで同様のケースが見受けられます。

たとえば日産が東京モーターショー13に出展したコンセプトモデル「IDx フリーフロー」は、その外観から往年の510系「ブルーバードSSSクーペ」を彷彿させます。

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また最近ではトヨタ自動車が東京モーターショー15に出展した小型スポーツ「S-FR」などもその一つと言えるかもしれません。

「S-FR」は1965年に発売された小型スポーツカー「トヨタ・スポーツ800」を現代の解釈で新たに創造した、いわゆる「平成のヨタハチ」として話題を呼びました。

TOYOTA_S-FR

同ショーでの反響が大きかったことや、東京オートサロン16にレーシング仕様車が出展されたこともあり、トヨタが市販化に向けて動いているとの噂も聞かれるようです。

一方、これまであまり前例が無かった「2」に相当するケースも存在します。

それが往年の名スポーツカー「トヨタ2000GT」の復刻モデル

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愛知県のマニアックなカーショップが当時の外観を精密に再現したレプリカで、中身はエンジンやミッションを含め、乗り易さを重視した現代仕様にアレンジされています。

この「トヨタ2000GT」の復刻は新車で当時の優れたデザインのスポーツカーが手に入るチャレンジングな取組みと言えます。

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アパレル業界が過去の人気ファッションをアレンジして一定の周期で意図的に流行させているように、日本でも往年の人気スポーツカーなどのリバイバルモデルの登場を期待したいところです。

できれば当時のデザインを色濃く残しながらも現代の解釈を加えつつ、中味は最新のテクノロジーを投入……が理想でしょうか。

Avanti Yasunori ・画像:ロッキーオート)

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日産自動車が三菱自動車の筆頭になるメリットとは?

三菱自動車が日産自動車の傘下に入り再建を期すというニュース、新聞やテレビなどの報道にすでに接している方も多いでしょう。

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日産と三菱が2011年6月に折半出資で設立したNMKVは、日本市場向けの軽自動車の商品企画、開発という事業内容です。

燃費不正という根の深い問題が起きましたが、軽自動車の提携という実績からいっても、三菱グループ外で再建を図るとしたら日産しかないだろうな、というのは皆さんが感じていたことではないでしょうか。

一部報道によると、日産が2000億円を投じて三菱自動車の3割強の株式を取得するというもので、日産が三菱自動車の筆頭株主になります。

三菱自動車の筆頭株主は、同社のホームページによると三菱重工業が約12%、三菱商事が約10%、三菱東京UFJ銀行が4%弱で、三菱グループが約26%となっています。

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日産が三菱を事実上、傘下に収める利点は軽自動車の生産面(水島製作所)もあるでしょう。

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ほかにも、両社が注力しているEVやPHVなどの電動化車両でも共同開発が進めばコスト削減や性能向上などの相乗効果も期待できます。

あくまで想像ですが、日産エクストレイルにプラグインハイブリッドが設定されることもあるかもしれません。あるいは、ルノーブランドで新しいプラグインハイブリッドモデルを出すということもできるかもしれません。

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さらに、日経新聞などの一部報道によると、タイやインドネシアで人気の高い三菱製のSUV、パジェロやパジェロスポーツなどブランド力を日産が魅力的に感じているという内容もありましたが、日産の「DATSUN(ダットサン)」と三菱の2つのブランドで新興国のシェアを高める戦略もあるのかもしれません。

三菱自動車からすると、再度三菱グループの支援を仰ぐことができるのか不透明な中、同じ業種の日産からの支援があれば軽自動車事業の継続、EVやPHVなどの電動車両の推進などの利点がありそうですが、車種のリストラや開発拠点や生産工場などが今後どうなるか気になるところ。

両社からの正式発表が待たれますが、やはり今回の燃費不正問題は、日本の自動車業界再編にまで及ぶことになりそうです。

(塚田勝弘)

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■三菱自動車の燃費不正問題の影響は業界再編にまで及ぶ?
http://clicccar.com/2016/04/23/367698/

■三菱自動車が国土交通省へ燃費不正問題の報告書を追加報告
http://clicccar.com/?p=371514

英国生まれのライトウエイトスポーツ「ZENOS」が上陸間近!

アルミ製メインフレームにカーボン製コクピット、ミッドシップに2リッターエンジンを搭載する、いかにもイギリスらしいライトウエイトスポーツカーがまもなく日本上陸します。

ケータハムの前社長・アンサーアリ氏が開発したという、未来的なブリティッシュスポーツカー「ZENOS E10」が、そのモデルです。

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アルミ製フレームが支えるサスペンションは、プッシュロッド式インボードタイプのダブルウィッシュボーン。妥協なく走りを追求したフットワークでは、やはりイギリスの伝統的なブランドである「エイボン」に依頼したタイヤを履いています。

横置きミッドシップされるエンジンはフォード製を使っているのもブリティッシュスポーツカーらしいところ。もちろん、日本上陸時には国内の排ガス規制をクリアしたものとなります。

発売予定は2016年6月。2016年の予約販売予定は12台ということです。

●ゼノスE10
全長:3800mm
全幅:1870mm
全高:1130mm
ホイールベース:2300mm
車両重量:700kg
乗車定員:2名
エンジン形式:4気筒ガソリン直噴
総排気量:1999cc
最高出力:200bhp/6800rpm
最大トルク:210Nm/6100rpm
変速装置:5速MT
タイヤサイズ:前195/50R16 後225/45R17
メーカー希望小売価格:648万円〜

(山本晋也)

【関連リンク】

ゼノスカーズジャパン
http://www.zenoscars.jp/index.html

三菱自動車が国土交通省へ燃費不正問題の報告書を追加

三菱自動車のeKワゴン、eKスペースは、前年同月比で65%弱という大幅減になっているほか、日産デイズ、デイズルークスも67%減と大きく減らしています。

20151106MitsubishieK_0024DAYZ大幅減は、販売停止になっていますから当然ですが、燃費(差額分)の補償やエコカー減税の支払いなどはもちろん、停止している三菱の水島工場の行方も気になるところ。

記者会見も行われたように、5月11日に三菱自動車から国土交通省に燃費試験における不正行為について報告書が追加されました。

20151106MitsubishieK_0074

まず、上記の軽自動車4車種の調査について、下記の4点が報告されています。

(1)燃費を良く見せるための走行抵抗の不正な操作は、14型のeKワゴン、デイズ(2013年2月申請)の燃費訴求車の開発において始まった。他の類別(標準車、ターボ付車、4WD車)やeKスペース、デイズルークス、各年式変更車では、走行抵抗は同燃費訴求車のデータから机上計算された。

1点目で驚かされるのは、ほかのグレードや仕様、年式変更、つまりイヤーモデルの走行抵抗のデータは、燃費をウリにするモデルから机上計算されたという点。元となる走行抵抗のデータに不正があった上に、机上計算というのですから根の深さを感じさせます。

(2)同燃費訴求車の開発において、燃費目標は26.4km/Lから29.2km/Lまで計5回引き上げられた。新型競合車の燃費を強く意識したもので、現実的には達成が困難でありながら、根拠に乏しい安易な見通しに基づく開発が進められた。

2点目に関しては、スズキとダイハツが燃費競争でしのぎを削る中、三菱の焦りが透けて見えます。

(3)担当者らは、燃費が「商品性の一番の訴求ポイント」と認識し、開発関連部門の管理職・役員からの燃費向上の要請を必達目標として感じていた。

燃費向上には、パワートレーンの改良、軽量化、ときにタイヤメーカーまで巻き込んだ走行抵抗の低減など、全方位に渡っての努力と積み重ねが不可欠ですが、どの程度、上役が困難な仕事であることを理解していたのか気になるところです。

(4)開発関連部門の管理職(複数)は、業務委託先とのコミュニケーションを十分に行っていなかった上、高い燃費目標の困難さを理解していたにも係わらず、実務状況の確認をしなかった。

上でも述べましたが、燃費目標の困難さを理解していたのに実情を把握していなかったのは職務放棄といわれても仕方ないかもしれません。

(5)再発防止策については、各問題点をふまえ抜本的な改革を検討している。

水島工場で働く方やサプライヤーなどにも丁寧な説明が必要なのはもちろん、最も大切なユーザーの理解が再度得られるでしょうか。

なお、今後の対応については、「その他の現在販売している9車種及び、すでに販売を終了した車種については、ヒアリングの結果、正しく走行抵抗を算出していなかったり、RVRなど机上計算により算出したりしたものがあることが疑われるため、測定データによる裏づけや経緯などを調査中で、別途ご報告する」としています。

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さらに、問題となっている「高速惰行法使用の理由・経緯を含む同件の徹底的な調査のため、外部有識者のみによる特別調査委員会を4月25日に設置。同委の報告と提言を受け次第、弊社としての適切な対応を立案し、別途ご報告する」としています。

軽4車種以外にも、RVRが机上計算により走行抵抗データが出されている可能性も示唆されていますが、全容が明らかになるにはまだ時間がかかるようです。

(塚田勝弘)

車名も社名もスバルに!富士重工業が「株式会社SUBARU」に2017年4月1日より社名変更

「スバル」ブランドの自動車で知られる富士重工業が、ついに社名変更を決断しました。

すでに、汎用機器の「ロビン」ブランドを廃止して久しく、スバルに統一している同社ですが、ついに「SUBARU(発表によれば全角・大文字)」という社名に生まれ変わるというわけです。

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富士重工業の源流といえる中島飛行機(最初の社名は 飛行機研究所)の創設が1917年ということもあり、100周年を記念した社名変更により、さらにブランド力をアップさせようという狙いといえます。

また、社名変更を決議した臨時取締役会では、同時に汎用エンジンなどを製造する産業機器カンパニーを自動車部門に統合(2016年10月)することも決定しています。これもスバルブランドを磨きあげるための施策のひとつといえそうです。

なお、社名変更が正式決定するには、6月28日に開催予定の株主総会での承認が条件。その後、予定では2017年4月1日に株式会社SUBARUへと生まれ変わることになっています。

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(山本晋也)

日産が三菱自動車の株34%取得して資本業務提携!

2016年4月20日に三菱自動車が委託生産をしている軽自動車(三菱eKシリーズ、日産DAYZシリーズ)の認証取得時における不正が公表され、両社が該当モデルを販売停止にするなど大きな問題となっています。

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その後の調査で、三菱自動車においては1991年から排ガス・燃費試験において不正な数値を申請していた可能性が明らかとなり、実測が求められている走行抵抗値を机上計算によって導き出したという不正も同社により公表されています。

そうした中、三菱自動車の今後について様々な風説が飛び交いましたが、わずかな期間で日産との資本業務提携を結ぶことが発表されました。

日産のカルロス・ゴーン氏、三菱自動車の益子修氏という両CEOの記者会見では、まずゴーンCEOが「日産が三菱自動車の発行済株式の34%を2370億円で取得。筆頭株主となることで、シナジー効果を高め、ウインウインの関係となることを期待しています。また三菱自動車の筆頭株主として、同社のブランドと歴史を尊重し、大きな成長の可能性の実現をサポートすると同時に、アライアンスファミリーの一員として迎えたい」と資本提携による戦略的アライアンスであることを説明します。

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また、益子CEOは「軽自動車の試験における不正において日産の責任について、そうした認識はない」と明言。

そのうえで「非常に近いところにいたこと、将来的な成長などから手を結ぼことにした」、「2011年の軽自動車事業におけるパートナーシップやアセアン地区におけるピックアップトラックの生産など以前から進んでいたことが、このタイミングでカタチになった」と、軽自動車の不正がきっかけではないとしています。

このアライアンスにより、日産の意思を受けた取締役会会長を含む議決権に比例した人数の取締役候補を提案することになるということです。

日産(ルノー)は、ダイムラーとのアライアンスも結んでいますが、かつてダイムラーの傘下にあった三菱自動車が、またアライアンスの一員として再会することになるというのも不思議な縁を感じさせます。

(写真:小林和久・文:山本晋也)

【モーターファンフェスタ】細っ!スレンダー美女特集

モーターファンフェスタの「ギャルズパラダイス25thアニバーサリーフェスタ」で集まった約50名のレースクイーンから、選りすぐりの美女を紹介するシリーズ。今回はスレンダー美女を厳選してご紹介!

レースクイーンの中でも特にスレンダーな美女を紹介。左は「小沢えみり」ちゃん。右は「松山英礼奈」ちゃん。

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小沢えみり」ちゃんは、一度引退していたのですが復帰してくれました。以前は相当な人気を誇っていましたので、また人気が出るでしょうね!

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笑顔が特徴的なスレンダー美女です。

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こちらは「酒井美樹」ちゃん。いつもかわいい妹系スレンダー美女です。

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イメージぴったりのかわいい声なので、サーキットに会いに行って見ましょう。「酒井美樹」ちゃんの愛称「みっきー」と声かけて上げれば喜ぶ事間違いなし!

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彼女達とお近づきになりたい人はTwitter等で会いに行けるイベントをチェックしましょう♪

間違いなく仲良くなれますよ!

(sin)

鈴鹿へ新聞配達!?「BIKE!BIKE!BIKE!2016」に行ってきた!

先日鈴鹿サーキットで行われたイベント「BIKE!BIKE!BIKE!2016」、入場者数は1万3600人と大盛況のイベントとなりました!

今回、MotoBeレーシングチームがイベントに参加してきたので、レポートをお届けします!

中でも一番の盛り上がりを見せていたのは自分のバイクでサーキットを走行できる「鈴鹿サーキット80,000kmクルージング」!多くのライダー達が鈴鹿を走行しました。


大型バイクやオフロード車での参加も多く見受けられましたが、意外にも原付きでの参加も多く、イベントを満喫していました!


原付きでも走行が可能なため、MotoBeレーシングチームは新聞配達ベンリィで参加!
サーキットを周回してピットへ配達してきました。

原付きの参加はそれなりにいましたが、さすがにベンリィでの参加はMotoBeレーシングチームだけだったようで多くの方に声援を頂き、気分はレーサー。ノリノリでの配達でした(笑

使用したヘルメットは「LEAD DK-302」。今回のイベントは公道走行可能な装備であれば走行することができるイベントなので使用しましたが、通常時のサーキット走行ではNGとなっています。


さすがに新聞配達ベンリィだけでは完璧に魅力をお伝えすることができないと思い、「GSR400」でも走行してきました。

鈴鹿サーキットを「攻め」ではなく「ツーリング」として楽しめる今回のイベント。
公道じゃ味わえないような爽快感がありました!

ベンリィで走るのも面白いですが、400で走ると全く違った楽しみ方が出来ました!

BIKE!BIKE!BIKE!は走行イベントだけでなく、様々な出店などもありました!

珍しいバイクやカスタムバイク、中古パーツからケミカル系の体験コーナーもあったのでメンバー一同大盛り上がり!

ステージではバイクのクイズ大会まで開催!クイズ大会では何故か4人とも決勝まで残り、おちゃらけた解答を披露していました(笑

バイクがありえない壁を登ったり降りたりするトライアルショーは初めて見た人でも伝わる感動!小さな子供までもが歓声をあげていました!

プロの技が目の前で見れたので技を盗もうとしましたが、レベルが違いすぎて理解不能。ただひたすらに「すげぇー!!」と叫んでしまうショーでした。

ひたすら楽しんできた「BIKE!BIKE!BIKE!2016」。

サーキットのイベント=レース系イベントという解釈の方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。BIKE!BIKE!BIKE!はバイク好きならストレートに楽しめる内容が充実していました。

鈴鹿を走ったという貴重な体験もできたのでレーシングチーム一同大満足のイベントでした!

■Honda ベンリィ


ザ・働くバイクとして知られているベンリィ。

町中をクルクル楽に回れるハンドリングはベンリィにしかないものです!

積載性も抜群で12Vのアクセサリー電源も付いています。商業用と思われがちですが、案外街乗り用の足としてはかなりの「便利」さ。セカンドバイクにもおすすめできる車両です!

■SUZUKI GSR400


250・400・750と続くGSRシリーズ。400ccで4気筒エンジンは現行でGSR400とCB400だけです。

250の乗りやすさに比べ、400は少しだけ過激な性格。低回転ではマイルドな性格で乗りやすいですが、高回転まで回すと「待ってました!」と言わんばかりの加速。

安定感もあり、乗り味はめちゃくちゃいいんですが、車体は400にしては重め。それでも、基本的に何から何までこなせてしまう優等生な400ccです!

(ライター:佐藤 快/Moto Be バイクの遊び方を提案するWEBマガジン

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【F1速報 × F1女子 ~ロシアGP号】1995年AUTOSPORTアワード晩餐会、最年少受賞者は誰だ!?

2014年ソチ冬季オリンピックのメイン会場跡地を利用して作られた、ソチ・オートドロームで第4戦ロシアGPが開催されました。

そして、我らがマクラーレン・ ホンダは今シーズン初W入賞を果たしましたね! やったー!

5月10日発売の【F1速報ロシアGP号】の表紙はもちろん、マクラーレン・ ホンダ。

さて、本誌の見所はどうなっているでしょうか?さっそくご紹介したいと思います(^^

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【HONDA Strikes Back ホンダの逆襲】

タイヤに優しいコース特性にセッティングがうまくマッチングし、上位勢のロングランペースに迫る速さを見せW入賞を果たしましたが、不安があったのは燃費。

2本の長い直線を持つソチは「ここまでの4戦で最も燃費に厳しい」と、長谷川総責任者がレース前に言っていたそうです。

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しかしレース終了後、長谷川総責任者は「燃費に悩んでいたのは我々だけではないですし、無線で細かい指示を出せなくなりましたが、その分ベテランふたりのレース管理のうまさが出ましたね」と語っています。

さすがバトン選手とアロンソ選手! かっこいい!

勢いのある若手ドライバーも魅力的ですが、タイヤや燃費の管理もしっかりとできるベテランドライバーはやっぱり素敵ですよね。

昨年よりレベルアップしたマクラーレン・ ホンダ。トップ争いへ加わるにはまだ厳しそうですが、ふたりのベテランドライバーと一緒に上位を目指して頑張ってほしいです。

【Once upon a grand prix】

1枚の写真から、F1の歴史を紐解いていく連載ページ。今回は1995年12月3日、ロンドンの一流ホテルで開催された“ AUTOSPORTアワード晩餐会 ” に遡ります。

その年の国際/ 英国内モータースポーツ界で、顕著な活躍を見せたドライバーやコンストラクターを称える催しなのですが「ボクスホール・ オートスポーツ・ カデットカーター」に選ばれたのは……目がクリクリの可愛い少年 。

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皆さん、もうお分かりですよね?  3度もF1チャンピオンを勝ち取った最強ドライバー、ルイス・ ハミルトン選手です! この年、ABkCフォーミュラ・ カデットカート選手権でチャンピオンを獲得。全13部門の中で最年少受賞者となりました。

賞を報じるAUTOSPORT誌95年12月7日号には、

「11歳のルイス・ ハミルトンは、95年インディカー・ チャンピオン転じて翌年はウィリアムズに初挑戦するジャック・ ビルヌーブからトロフィーを受け取って大興奮」

と記載されているそうですよ。

この二人には共通点があります。なんと“ F1デビューイヤー2位、翌年チャンピオン ” なのです。しかも史上2人だけ。まるで未来を物語っているような、不思議な1枚ですよね。

無題

【花よりF1】 では、モーターファンフェスタの様子をお届け。こちらも読んで頂けたら嬉しいです。

次戦はマクラーレン・ ホンダ、フェルナンド・ アロンソ選手の母国、スペインGP。一体どのような走りを見せてくれるのでしょうか。今から楽しみです!

(yuri)

運転中の災害発生に備える!ヤナセの「帰宅支援キット」

自動車を運転中に地震に遭遇したら、どう行動すべきかご存じですか?

地震の発生に気づいたら、周囲の状況に注意しながら車を道路左側に停め、揺れがおさまるまで車内で待機します。

避難が必要な場合は、車を緊急車両の通行の妨げにならないように駐車するか、車を移動できない場合はキーをつけっぱなしにしておきます。

参考リンク:JAF|クルマ何でも質問箱:事故・違反・トラブル防止術|クルマを運転中に地震が発生したら?

そのため避難所までは「徒歩」で移動することになります。

市街地であれば避難所までは比較的短時間で移動することができますが、高速道路や山間部では、避難所までは相当な距離があることがあります。

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5月7日にヤナセが発売した「ヤナセ帰宅支援キット」は、このような外出先での災害の遭遇などで、クルマを駐車して避難する際に役立つ防災キットです。

自動車ディーラーが取り扱う防災用品のコンセプトとして「クルマでの外出時に役立つもの」が揃えられています。

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利用シーンは「外出先で災害に遭遇し、クルマを駐車して自宅または近隣の避難所まで徒歩でたどり着くこと」を想定。距離にして30km、時間にして24時間以内の避難行動を支援する、全18アイテムの装備品を車載用として厳選しています。

車載時にコンパクトに収納できる「オリジナルバックパック」に収容されるアイテムは、「ヘッドライト」、「パック入り飲料水」などの定番品から、落下物や転倒によるケガから頭を保護する「折りたたみ式のヘルメット」や、長時間の徒歩移動に備えて靴擦れやまめを防止する「保護パッド」まで、必要なものが一通り揃っています。

さらに、避難行動時の注意点などを記載した独自編集の「帰宅支援マニュアル」も用意されています。

ヤナセでは2005年に車載用「ヤナセ・オリジナル防災キット」を発売し、東日本大震災以来の防災意識の高まりもあって、これまでに5万セットを超える販売実績を挙げています。

また、2010年から毎年、その売上の一部を日本赤十字社に寄付することで同社の活動を支援。「ヤナセ帰宅支援キット」も同様に寄付活動を継続していくそうです。

価格は税込みで3万6000円。災害への備えと同時に寄付にも貢献できる同アイテム、購入を考えてみてはいかがでしょうか。

(塚田勝弘)

【関連リンク】

アクセサリー -ヤナセ帰宅支援キット- | ヤナセ
http://www.yanase.co.jp/accessory/bousai/

1000万円超となるボルボ・XC90 プラグインハイブリッドの強みとは?

北米などを中心に好調のボルボXC90は、「北米トラック・オブ・ザ・イヤー」、「2016 SUVオブ・ザ・イヤー」に輝くなど、世界的な話題を集めている新世代ボルボを象徴するモデルといえるでしょう。

日本でも1月27日の発売以来、3月末までの約2カ月で300台以上を受注しているそうです。

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新しさを感じさせる内・外装だけでなく、パワートレーンも見どころ満載。

なかでも1000万円超えとなるプラグインハイブリッドの「XC90 T8 Twin Engine AWD Inscription」は、環境性能だけでなく動力性能などXC90を象徴するモデル。

フロントに搭載されるエンジンは、2.0Lの直列4気筒直噴ガソリンターボにスーパーチャージャーを加えたダブル過給器付き。それに加えて87ps(65kW)、240Nmを発揮するリヤモーターが後輪を駆動する4WDとなっています。トランスミッションは他グレードと同じように8ATを搭載。

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The all-new Volvo XC90 Twin Engine is a plug-in electric car, hybrid car and high-performance car rolled into one. A two-litre, four-cylinder supercharged and turbocharged Drive-E petrol engine powers the front wheels and an 80 hp (60 kW) electric motor drives the rear wheels. The battery pack is located in the centre of the vehicle.

気になる燃費は15.3km/Lで、200Vで2.5〜3時間かかるという充電電力使用時の航続可能距離は35.4km。近所への買い物などなら充電電力でもまかなえそうです。

なお、システムトータルでは407ps/640Nm(欧州参考値)と大出力を誇り、燃費だけでなく動力性能への期待も高まります。

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また、PHV化によりボディ補強など一部手が入れられています。

トンネルは高電圧バッテリーを積むためボディ中央部が高くなっていて、リヤのフロアはハイブリッドコンポーネント搭載のためガソリン仕様よりも高く、サイドシルにはガソリン仕様よりも370mm長い補強メンバーが配置されているそうです。

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それでも7人乗りを実現しているのもポイントで、バッテリーは車両の中央に配置し、リヤモーターによりドライブシャフトが不要など、巧みなパッケージングも自慢です。

SUVのPHVは最近モデル数が増えていて、BMW X5をはじめ、レクサスRXや三菱アウトランダーなどもありますが、7人乗りのXC90(PHV)は確かに強み。

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あとは1009万円という価格でしょうが、ボルボが高級ブランドとしても認知されるには1000万円超という価格帯は不可欠でしょうし、それを最上級SUVのプラグインハイブリッドで提供するというのは確かな戦略といえそうです。

(文/塚田勝弘・写真/前田惠介)

ついに登場!BMW X3次世代型に「M」モデル

BMWのクロスオーバーSUV『X3』の次世代型に、ハイパフォーマンスモデル「X3 M」が投入されそうです。

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BMWのクロスオーバーで「M」モデルが存在するのは、兄貴分の「X5」と「X6」のみ。「X3」としては第3世代で初の「M」モデルが誕生すると、3車種目の「M」モデルとなます。

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「X3 M」には、新モジュラープラットフォーム「CLAR」を採用し、現行モデルより、マイナス100kg前後の減量を目指します。

エクステリアでは「M」の象徴、クワッドエキゾーストパイプにフロントバンパーの大口エアインテーク、専用の前後バンパーで固めたアグレッシブなデザインとなります。

パワーユニットは「M3セダン」や「M4クーペ」から流用される3リットル直列6気筒ターボエンジンで、最高馬力は480ps程度を発揮。

ワールドプレミアは2018年3月のジュネーブモーターショーが有力視されています。

(APOLLO)

【SUPER GT2016】17歳の小高一斗選手、FIA-F4富士2連戦を史上最年少優勝で2連覇!

SUPER GTと併催で開催されるステップアップフォーミュラーのFIA-F4。5月3〜4日のSUPER GT富士戦でもFIA-F4が2戦設定されていました。

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この富士2連戦をなんと連覇したのは、日本のFIA-F4史上最年少の17歳と1ヶ月ちょっとで優勝となる小高一斗選手。

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昨年から出場していた小高一斗選手ですが、昨年の開幕戦岡山ではまだ15歳であったためにフォーミュラー限定の特別ライセンスが発給されず、続く富士戦からのデビューとなっていました。そのデビューから丸一年で表彰台の頂点、それも2連戦を2連勝という快挙で飾りました。

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SUPER GT1戦に対して2戦設定されるFIA-F4は、1回の予選で2レース分の順位を確定させますが、その方式が結構シビア。

ベストタイムが1日目の決勝順位に、セカンドタイムが2日目の決勝順位となるため、予選では平均的にタイムを出していかなくてはなりません。

その予選を2戦両方で2番手と好位置につけた小高選手。

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FTRSの校長でもある関谷正徳さんもグリッドで激励!

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1日目の第3戦では絶妙な好スタートでホールショット!序盤をトップでリードしますが、途中6周目辺りで周回遅れに手こずり順位を一つ下げてしまいます。

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しかし果敢に攻め続ける小高選手は10周目、ストレートを4ワイドになるような展開で第1コーナーであるTGRコーナーを一歩も引かずに勝負を仕掛け、立ち上がったときには首位に返り咲くという見せ場を作ってくれました。

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その後、2番手から4番手が絡む接触でトップ争いをしていた3台が消えると、小高選手はそのままチェッカーフラッグを受けて優勝!

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続く2日目の第4戦。こちらも2番手からスタートした小高選手、1周目こそ澤田選手の後塵を喫しますが2周目のTGRコーナーを制しトップに浮上。3番手4番手の追突などもあってその後ろは混戦となり、後続グループを徐々に引き離していきます。

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そして2位に5秒以上の大差をつけてのフィニッシュ。

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最年少出場だった昨年の富士戦から1年。最年少優勝を飾った小高一斗選手はポイントランキングでもトップとなります。

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今期は残り4大会8戦が行われますが、小高選手の活躍には大きな注目が集まっています。

(写真・文:松永和浩)

【関連記事】

SUPER GTと併催のFIA-F4で最年少・16歳の小高一斗選手が凄い!【SUPER GT2015】
http://clicccar.com/2015/09/12/326417/

水平対向エンジン50周年記念、スバル・XV特別仕様車はお買い得価格で登場

2016年は、富士重工業が水平対向エンジンを搭載した最初の量産車である「スバル1000」の登場から50年の節目にあたります。

その記念すべき50周年を祝う特別仕様車の第一弾モデルが登場しました。

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全高1550mmながら最低地上高を200mmとしたSUV「SUBARU XV 2.0i EyeSight Proud Edition」が、50周年記念特別仕様車の第一弾です。

■SUBARU XV 2.0i EyeSight Proud Edition特別装備
メッキ加飾付ピアノブラック調フロントグリル
ブラックカラードドアミラー
HIDロービームランプ
運転席&助手席8ウェイパワーシート
キーレスアクセス&プッシュスタート
クリアビューパック(フロントワイパーデアイサー、ヒーテッドドアミラー、撥水加工フロントドアガラス)

発売は2016年5月31日、メーカー希望小売価格は246万2400円。

パワーシートやキーレスエントリーシステムの採用にもかかわらず、ベース車から6万4200円高とお買い得な価格設定となっています。

(山本晋也)

激動の軽自動車セールス、2016年4月のトップ10は?

一般社団法人 全国軽自動車教会連合会より、2016年4月の軽四輪車通称名別新車販売速報(乗用)が発表されています。

4月といえば、三菱自動車と日産の軽自動車「eK」シリーズと「デイズ」シリーズに認証取得に関わる不正があったことが発表され、それぞれ販売が停止になり、キャンセルもあったことがニュースとなりました。

当然セールスランキングには、その影響が大きく出ています。

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セールスランキングのワン・ツーは、ホンダN-BOX、ダイハツ・タントといったスーパーハイトワゴンとなっているのは前月同様。

前月3位だった日産デイズはトップ10圏外の11位となりました。日産と三菱の軽自動車については、5月中の販売再開がなければ、それぞれスズキからOEMを受けている車種を除くと5月の台数は限りなくゼロに近い数字となることが予想され、その間に他ブランドがどれだけ市場を奪えるのか、また軽自動車市場のシュリンクを加速させることになるのか、注目されます。

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●2016年4月軽四輪車通称名別新車販売ランキング(全軽自協調べ・速報)
1位 ホンダ N-BOX 11,691台
2位 ダイハツ タント 10,996台
3位 スズキ アルト 8,076台
4位 スズキ スペーシア 6,838台
5位 スズキ ハスラー 6,681台
6位 スズキ ワゴンR 5,541台
7位 ホンダ N-WGN 5,356台
8位 ダイハツ ミラ 4,789台
9位 ダイハツ ムーヴ 4,622台
10位 ダイハツ キャスト 4,492台

日産デイズと三菱eKの販売停止によって大きく動いたランキングですが、注目すべきは3〜6位を占めたスズキのラインナップでしょう。ザ・軽自動車というべき軽量モデルの「アルト」が伸びている一方で、かつて軽自動車のメインストリームだったワゴンRは、スペーシアやハスラーにも劣るポジションとなっています。

他ブランドにおいても、ダイハツ・ムーヴが同社のミラを下回っているように、いよいよ全高1600mm台のハイトワゴン系モデルから、「高いか、低いか」のいずれかにユーザーが分かれる傾向が見えてきたといえそうです。

(山本晋也)

【関連記事】

合計62.5万台が不正!三菱自動車工業がekワゴン等軽自動車の認証取得時の不正を公表。日産含め販売停止
http://clicccar.com/2016/04/20/367615/

2016年3月の軽自動車新車販売は前年比83.3%と縮小傾向、もっとも売れた車種は?
http://clicccar.com/2016/04/07/365119/

ホンダN-BOXが3回目の軽自動車販売ナンバーワンに返り咲き!
http://clicccar.com/2016/04/11/365124/

低燃費だけじゃない!! 2016年オススメの軽自動車
http://clicccar.com/2016/02/01/351186/

私をニュルに連れてって!ブリヂストン、ニュルブルクリンク24時間耐久レース参戦10周年!!【吉田由美のすべすべ55】

私が一度行ってみたいレースのひとつ、ドイツの「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」。
というか、「ニュルブルクリンク」自体に行ったことが無いので行ってみた~い(笑)。

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ニュルは、特にスポーツタイプのクルマはここで鍛えたり、タイムを出すことがひとつの流行。と言っても最近は一時ほどではなくなったともいますが、ここでのタイムがそのクルマのポテンシャルやパフォーマンスの目安となります。なので、新しいハイパフォーマンスカーが登場するたびに「ニュル最速」という枕詞がついてきます。

なぜかというと、
ニュルブルクリンクといえば1周20㎞以上もある超ロングサーキット。
しかも路面は荒れ、アップダウンも激しい厳しいコース。だからこそ、ここでのクルマの評価や叩き出したタイムが指標となります。

私が「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」を知るようになったのは10年前。トヨタ&ブリヂストンの「オールジャパン」チームが参戦した時です。「世界一の草レース」と言われるだけあって、海外メーカーはメーカーチームとして参戦していましたが、日本メーカーはどちらかといえばそれほど力を入れている感じではありませんでした。ブリヂストンはトヨタの「道が人を鍛え、クルマを鍛える」に共感し、参戦を決めたそうです。ブリヂストンとしては、この24時間レースで、他では得られない高いグリップ力と高い耐久性、欧州でのモーターファン拡大、ポテンザブランドの普及、ブリヂストン社員のエンジニアの育成、そしてクルマ好きを増やす活動への貢献と考えています。

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ここ数年、ニュル24時間レースの日本での認知度も少しづつ高まり、今では日本メーカーもトヨタ以外に日産、スバル、マツダなども参戦しています。

クルマにも厳しいということは、当然タイヤにも厳しいコース。いえ、むしろタイヤのパフォーマンスは相当重要です。

今年のレースは5月28-29日。ブリヂストンはニュルブルクリンク24時間レース専用タイヤで今回もレースに臨むそうです。ちなみに車一台につき、3種類のタイヤを用意。加えて雨に備えてレイン&セミウェットも。今年も行けなそうだけど。来年は行きたいにゃ。

(吉田 由美)

2016年4月の登録車セールスはトヨタのハイブリッドが1・2・3!

2015年12月のフルモデルチェンジ以降、絶好調の販売実績を重ねているトヨタ・プリウス。その勢いに衰えは見られません。

一般社団法人 日本自動車販売協会連合会(自販連)による、2016年4月の新車乗用車販売台数ランキング(輸入ブランド、軽自動車除く)を見ても、その勢いのあるセールス状況に変化はありません。

全体としては年度末に台数を増やした翌月ということで落ち着きを見せ、また熊本地震の影響で工場が止まったこともありましたが、プリウスとアクアというトヨタのハイブリッド専用モデルだけは5桁販売を維持しています。

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さらに、2016年4月の登録車セールスランキングでは3位にトヨタ・シエンタが浮上。トヨタのワン・ツー・スリー体制となっています。

デビューしたばかりのトヨタ・パッソもトップ10に食い込むなど、10台中7台をトヨタ車が占めるランキングとなっています。

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●2016年4月 新車乗用車販売台数ランキング(自販連調べ)
1位 トヨタ プリウス 20,770台
2位 トヨタ アクア 13,099台
3位 トヨタ シエンタ 9,639台
4位 ホンダ フィット 7,116台
5位 トヨタ カローラ 6,336台
6位 トヨタ ヴォクシー 5,990台
7位 トヨタ ヴィッツ 5,968台
8位 日産 ノート 5,544台
9位 ホンダ ヴェゼル 4,635台
10位 トヨタ パッソ 4,020台

前月からの変化ではニューモデルのパッソがトップ10入りした点が目立ちますが、ホンダ・フィット、日産ノートといったトヨタ車に対抗してきたモデルが揃って順位を落としたことで、よりトヨタ車の存在が際立つ結果となっています。

前月の4位から8位にランクダウンしたノートは、同社の軽自動車「デイズ」の販売停止に伴い、セールスを伸ばすのか、それともブランド価値の低下による影響を受けるのか、5月の動きに注目といえそうです。

(山本晋也)

関連記事】

2016年3月の新車販売台数はプリウスが3万台超でトップ!
http://clicccar.com/2016/04/11/365092/

2016年2月の新車販売。工場が止まってもトヨタが他を寄せつけず
http://clicccar.com/2016/03/08/358752/

2万台超えのトヨタ・プリウスが2016年1月新車販売月間トップ
http://clicccar.com/2016/02/08/352835/

新型「プリウス」販売好調! 2ヶ月連続で国内販売首位に
http://clicccar.com/2016/02/07/352579/

マセラティ初のSUV、レヴァンテは戦略価格の1080万円から。ディーゼルは来春

2016年5月10日、イタリアのプレミアムブランドであるマセラティは、ブランド史上初となるSUV、レヴァンテを発売。

ガソリンモデルは9月頃、ディーゼルモデルは来春からデリバリーを開始すると発表されました。

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3月のジュネーブモーターショーで発表されたマセラティ・レヴァンテが属するラージサイズのインポートSUVクラスは、2016年に入ってからアウディQ7、ボルボXC90、メルセデス・ベンツGLSとニューモデルが続々と発表されている注目のカテゴリーです。

その中にレヴァンテが登場したことで、さらにシェア争いに拍車が掛かるのは確実でしょう。

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穏やかな風から瞬時にして強風に変化することのある地中海の暖かな風が名前の由来となっているレヴァンテは、これまでのSUVの概念を変えるスタイリングと高い走行性能を備えています。

レヴァンテのプラットフォームは、ギブリをベースに進化させ、クアトロポルテのような流麗なクーペスタイルを採用しています。ボディサイズは全長5003mm×全幅2158mm(サイドミラー含む)×全長1968mmで圧巻の迫力を誇ります。

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車両重量はガソリン車が2109kg、ディーゼル車が2205kgですが、前後50:50という理想的な重量配分とこのクラスで最も低い重心位置、そしてフロントがダブルウィッシュボーン、リアがマルチリングという足回りには、状況に応じて5つの車高が設定できるエアサスペンションの採用により卓越したオンロード性能と、高いオフロード走破性を両立させています。

搭載されるエンジンは3LV6DOHCツインターボと3LV6ディーゼルターボの2種類。

3L V6DOHCツインターボはレヴァンテとレヴァンテSに搭載され、レヴァンテの最高出力は257kW(350ps)、最大トルクは500Nm。レヴァンテSは最高出力316kW(430ps)、最大トルクは580Nmを発生します。

一方のレバンテディーゼルに搭載される3LV6ディーゼルターボは最高出力202kW(275ps)、最大トルク600Nmを発生します。

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全車ミッションはZF製の8速AT、駆動方式はインテリジェントな4WDシステムが組み合わされ、最もハイパワーなレヴァンテSは最高速度は264km/h、0-100km/h加速が5.2秒とスポーツカーに匹敵するパフォーマンスを発揮します。

インテリアは人間工学に基づいて設計されたプレミアムレザーを使用したフロントシートは乗員を心地良く包み込み、体をしっかりとサポートしてくれます。

またレザーがふんだんに使用されたインテリアは、ユーザーの好みに合わせてカスタマイズすることが可能。スポーティシートやカーボン素材を使用したスポーツパックをはじめ、イタリアの伝統を取り入れたラグジュアリーパックなどが用意されています。

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また、ダッシュボート中央には8.4インチのマセラティタッチコントロールプラスを採用。AppleのCarPlayに対応するだけでなく、シートヒーターやエアコンなどのコントロールも可能となっています。

トランク容量は580Lを確保し、高い実用性も兼ね備えています。

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マセラティの歴史の転換点となるモデルであるレヴァンテの価格はレヴァンテが1080万円、レヴァンテSが1279万円、レヴァンテディーゼルは価格未定となっています。

これまでのマセラティの価格設定から考えると、かなり戦略的な価格と言えます。このレヴァンテの登場によって、より激しいマセラティ旋風を巻き起こしそうです。

(萩原文博)

【SUPER GT2016】500も300もGT-R!GT300はドラマチックなGT-R NISMO GT3の復活劇。

5月3日に決勝が行われたSUPER GT第2戦「2016 AUTOBACS SUPER GT Round2 FUJI GT 500km RACE」。

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入場者数は5万人を超える大盛況の中、午後2時頃の決勝スタートとなります。

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GT300のポールポジションはゼッケン55のARTA BMW M6 GT3。コースレコードとなる1分35秒707という驚愕のタイムでの堂々のポールポジション。

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続く2番手は前戦岡山でポールポジションを獲得したゼッケン25のVivaC 86 MC。0.2秒差という僅差で惜しくも2番手スタート。そして今年からボディーが新型となったゼッケン31のTOYOTA PRIUS apr GTが3番手からのスタート。

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今回の第2戦富士では500kmという長丁場のために、ドライバーチェンジを伴うピットイン義務が2回となり、また1回のスティントが300kmや250kmのレースよりも長くなってくるために、他のレースと作戦の立て方が違ってくるところも見どころとなっています。

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序盤にレースをリードしたのはARTA BMW M6 GT3。しかし、スタート直後のコカコーラコーナまでにはゼッケン7のStudie BMW M6とTOYOTA PRIUS apr GTがVivaC 86 MCをパス、Studie BMW M6は3番手に浮上。

2周目のコントロールラインは55、31、7の順で通過しますが、その周のTGRコーナー(第1コーナー)から2コーナーまでにStudie BMW M6がTOYOTA PRIUS apr GTをパス!コカコーラーコーナーをARTA、StudieのBMW M6 GT3が1,2で通過します。

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磐石に見えたBMW M6 GT3体制でしたが、10周に満たないうちにStudie BMW M6がペースダウン。14周目でイレギュラーのピットイン。

原因はパワステトラブル。修復してレースに復帰しますが、上位争いには参加できないポジションとなってしまいました。

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Studie BMW M6が抜けたのち、TOYOTA PRIUS apr GTと、徐々に追い上げてきたゼッケン3のB-MAX NDDP GT-Rが2位争いを展開。そのおかげもあってARTA BMW M6 GT3が2位とのアドバンテージを6秒以上に広げて29周目でピットイン。

ただ、パワーで押すARTA BMW M6 GT3は燃費がかなり悪いのか、給油に思いのほか時間がかかり1分6秒以上のピットストップ。

TOYOTA PRIUS apr GTはピットワークでARTA BMW M6 GT3の前に出ますが、アウトラップでオーバーラン、その周で再び緊急のピットイン。

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そしてB-MAX NDDP GT-Rはピットタイム52秒ほどと、ARTA BMW M6 GT3より14秒早く、というよりもARTA BMW M6 GT3の遅いピットタイムが尾を引いて、B-MAX NDDP GT-Rが前へ出ます。

徐々に差を開こうとするB-MAX NDDP GT-Rに、パワーで追いつこうとするARTA BMW M6 GT3。この2台の攻防の最中に壮絶なドラマが起こります。

GT500クラスで72週目、GT300クラスでは68周目に、GT500クラス ゼッケン100のRAYBRIG NSX CONCEPT-GTがトヨペット100Rコーナーでバースト!剥がれたタイヤがボディカウルの後ろ半分を吹き飛ばすという壮絶さ。

砕けたパーツはヨペット100RコーナーからヘアピンのADVANコーナーにまで撒き散らされることになり、その除去のためにセーフティーカー(SC)が導入されたのです。

B-MAX NDDP GT-Rがトップ、ARTA BMW M6 GT3が2番手のオーダーは変わりませんが、SC導入のおかげでその後ろにはゼッケン88のマネパ ランボルギーニ GT3、ゼッケン51 のJMS LMcorsa 488 GT3、ゼッケン18の UPGARAGE BANDOH 86、そしてVivaC 86 MCまでが同一周回の隊列を組むことになってしまいます。

GT300の70周目にレースが再開されると、タイミング的には2度目のピットイン。SCがピットインすると、それに続くかのように各車ピットイン。その混雑を避けるかのようにB-MAX NDDP GT-Rは73周目にピットインし、タイムロスを最小に留めます。その間に暫定トップはVivaC 86 MC。

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B-MAX NDDP GT-Rに約1分のアドバンテージを持ってVivaC 86 MCも77周目に最後のピットイン。

ここでチームは奇策に出ます。なんとタイヤ無交換でピット時間を短縮!ギリギリ1位でピットアウトか?と思われた直前をB-MAX NDDP GT-Rが通過。5秒以上の差で2位でピットアウト。

しかし2位も安定ではありません。その背後には怪物の加速力を持ったARTA BMW M6 GT3が迫ってきます。しかしいかにストレートが早いARTA BMW M6 GT3でも、そう易々とはVivaC 86 MCは抜かせてくれません。

コーナーは若干VivaC 86 MCの方が有利な様子ですが、松井選手のVivaC 86 MCがARTA BMW M6 GT3のスリップストリーム作戦を絶妙にかわす逃げを見せ、ストレートで抜かれるのを阻止。コカコーラコーナーからは最終コーナーまではVivaC 86 MC有利の展開で粘ります。

しかし、89周でタイヤが尽きたか、コカコーラコーナーでARTA BMW M6 GT3に先行を許してしまいます。

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そしてチェッカー!B-MAX NDDP GT-Rが波乱の500kmレースを制して見事優勝!GT500クラスもゼッケン1のMOTUL AUTECH GT-Rが優勝。今季初のGT-R2クラス制覇です。

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ARTA BMW M6 GT3は3.7秒及ばずの2位。そして3位はVivaC 86 MCが入りました。

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4位にはゼッケン18のUPGARAGE BANDOH 86、5位には昨年のチャンピオンマシンであるゼッケン0のGAINER TANAX GT-R、6位には初戦岡山からいい位置につけるゼッケン51のJMS LMcorsa 488 GT3が入りました。

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そして、もう一つのトピックは2013年の開幕戦以来3年ぶりのポイントゲットとなったDIJON RACINGのゼッケン48 DIJON Racing GT-R。

入賞の顔ぶれも開幕戦とは全く変わったSUPER GTはやはり今年も大波乱の様相です。次戦は地震の影響でオートポリス戦が延期となったため、7月23〜24日のスポーツランドSUGOとなります。

魔物が棲むと云われるSUGOではどんなレースが観られるのでしょうか。

(写真:吉見幸夫 文:松永和浩)

新エンジンを搭載したボルボ60シリーズ ─ ボルボ「S60」画像ギャラリー

2016年2月に一部改良を受けたボルボ60シリーズ。ボルボの販売のうち約36%を占める主力シリーズになっています。

セダンのS60、ワゴンのV60、SUVのXC60を揃え、ボルボ自慢の安全装備「IntelliSafe(インテリセーフ)」を60シリーズ全車に標準装備するほか、ナビやエンタメ機能を直感的な操作で楽しめるインフォテインメントシステム「SENSUS(センサス)」などを装備。

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最も大きな改良ポイントは、S60、V60、XC60の上級グレードに「Drive-E」パワートレーン戦略に基づき、自前の2.0L直列4気筒スーパーチャージャー+直噴ターボの「T6」エンジンを設定したほか、S60、V60に直列4気筒ターボの「T3」エンジンを設定した点です。

試乗車のS60 T3 SEは、エントリーグレードながら運転席パワーシート、17インチアルミホイールのほか、HDDナビゲーションシステム、アクティブベンディング・デュアルキセノンヘッドライトなどを標準装備し、価格は434万円。

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さらに、本革シート、フロントシートヒーター、助手席8ウェイパワーシート、地上デジタルTVチューナーからなる「レザー・パッケージ」を31万円で設定。

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白いボディカラーの「S60 T6 AWD R-Design」は、R-DESIGN専用の内・外装が施されており、本革スポーツシート、スポーツサスペンションといった専用装備のほか、スペシャルデザイン19インチアルミホイール、プレミアムサウンドシステム・マルチメディア、パークアシスト・パイロット、自動防眩機能付ドアミラーも用意される充実装備のスポーティグレードになっています。

(文/塚田勝弘 写真/前田惠介)

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■ボルボS60、V60、XC60に新エンジンを搭載
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■スーパーチャージャーと直噴ターボを積むボルボ「S60 T6 AWD R-DESIGN」は豪快な加速が魅力
http://clicccar.com/?p=370279

■ボルボS60、V60に搭載される1.5L 4気筒直噴ターボの走りは?
http://clicccar.com/?p=370270

スーパーチャージャーと直噴ターボを積むボルボ「S60 T6 AWD R-DESIGN」は豪快な加速が魅力

ボルボS60、V60に追加された直列4気筒エンジンの「T3」の後は、同じ直列4気筒でありながらスーパーチャージャーと直噴ターボのダブル過給器を搭載したS60の「T6 AWD R-DESIGN」に試乗しました。

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「T3」は152ps/250Nmというスペックですが、「T6」は306ps/5700rpm、400Nm/2100-4500rpmというアウトプットで、まさに「T3」の約2倍となる最高出力を得ています。

旧型の「T6 AWD」と比べると出力は2psアップとほとんど変わらず、最大トルクは40Nm低くなっていますが、S60の場合は燃費が60%向上し、13.6km/LというJC08モード燃費を実現。

なお、S60、V60の「T6 AWD R-DESIGN」は、自動車取得税40%軽減、自動車重量税25%軽減、自動車税50%軽減のエコカー減税対象車となっています。

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ターボチャージャーは自社開発の鋼板製タービン、マニフォールドが採用され、軽量化、遮熱性の改善により排ガス、燃費の改善に貢献しているとのこと。

さらに、ルーツ式スーパーチャージャーは、4枚のブレード付らせん状ローター、インペラーブレードを採用し、3500rpm以下でクイックなレスポンス、パワーを得られるのが特徴です。

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3500rpmまでスーパーチャージャーが受け持ち、3500rpm以上では直噴ターボがパワーを引き出しますが、その切り替わりやターボラグのような違和感は最新の過給エンジンらしく、意識しないとほとんど感じさせません。

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さらに、アイシンAW製8ATのシフトフィールは変速の仕事ぶりを意識させないほどスムーズですから、アクセルを意識的に強く踏み込まない限り、過給遅れなどは察知させないほど。

逆に言うと、タウンスピードであれば乗り比べた「T3」と大きな差は感じさせず、倍もある最高出力、そして150Nmもの差がある最大トルクの恩恵は、「宝の持ち腐れ」までは言わなくても出番なし、というのも当然かもしれません。

大人4人乗車などの機会が多く、高速道路を使ってのロングツーリングあるいはワンデードライブであれば、余裕の走りを得たければ断然「T6」の方が優位。高速道路で加速する際などは胸がすくようなパンチ力が味わえますし、上り坂での力強さも一枚以上上手なのは間違いありません。

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なお、「T6 AWD R-DESIGN」の乗り心地ですが、以前のR-DESIGNほどの硬さはそれほど感じさせず、全体に軽快感の強い「T3 SE」よりも重厚感はあるものの、ファミリーユースでも許容できる範囲ではないでしょうか。

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S60、V60には、「T3」と「T6」以外にもディーゼルターボの「D4」、直列4気筒ターボの「T5」もありますからパワートレーン選びに悩まされそうですが、街中が中心なら「T3」、長距離&多走行となりそうなら「D4」、豪快な加速と4WDのスタビリティの高さなら「T6」、バランスの良さなら「T5」などのように、乗り方次第で吟味したいものです。

(文/塚田勝弘 写真/前田惠介)

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■ボルボS60、V60、XC60に新エンジンを搭載
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「軽」を作ってなければ出来なかった!? ブーン・パッソ、超合理性のデザイン。

「軽じゃないK」(トヨタ)というキャッチーなコピーで登場した新型ブーン/パッソ。一見キープコンセプトなモデルチェンジの進化点はどこにあるのか?あらためてチーフデザイナーに話を聞いてみました。

ブーンX

[語る人]
ダイハツ工業株式会社 デザイン部
第1デザイン室 東京デザイン課長 清水幸治 氏

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── はじめに体制面からお伺いします。新型は企画・開発がダイハツ主導になりましたが、デザインをする上での影響はありましたか?

「ありましたね。生活に密着し、かつ廉価なコンパクトという条件では、制約の大きい軽での経験は非常に有利でした。また、トヨタさんにとってはエントリーですが、ダイハツでは上級車という立ち位置の違いも実は大きいんです」

── 造形上のテーマ、キーワードは?

「合理性です。初代は円柱、2代目は卵をボディのモチーフにしつつ、大きなフレアでタイヤの存在感を出しました。ホイールベースを50ミリ延ばした今回は、タイヤをさらに四隅に置いて、プロポーションとパッケージを高次元で成立させました」

初代先代

── では前から具体的に。標準車であるXはランプとグリルを横長に、上級のシルク/モーダは丸形と六角形としました

「今回はトレッドも拡大し、Xではそのワイド感を強調するため横基調に、シルク/モーダは上級車として、ひと目見て忘れない記号性の強い丸形ランプとしました。六角形のグリルは左右に広がる形状として、やはりワイド感を狙いました。実は、六角形がこのクルマのキーになっているんです」

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── バンパーは、先代に続いてプロテクト感を強調していますね

「コンパクトとしての安心・安全と、同時にワイド感、安定感の表現です。丸いフォグランプを左右両端の低い位置にしたのも同じで、印象的な形で視線を下に引っ張り、安定感のある台形ボディを表現しました。これはリアでもやっています」

── 横からのシルエットでは、ルーフからリアへ向けて大きな曲面とし、ウインドウ・グラフィックもこれに沿うように丸いのが特徴です

「リアの大きなRは居住空間確保のためです。ウインドウ・グラフィックは、実は外周が大きな六角形になっています。Xのキャラクターラインはフロントフェンダーでカクっと上を向いていますが、ここが六角形のカド部分です。先代まではボディ全体で居住性を表現しましたが、今回はこの六角形のグラフィックで広さを示しています」

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── リアピラーの黒いガーニッシュはワイド感の強調ですか?

「はい。同時に空力パーツとして整流線を入れています。ここは板金の方が安上がりなのですが、成形が難しく樹脂としました。一方、その前のリアドア後端はボディ色のままですが、これはリアへの目線をここで一旦止め、コンパクトカーであることを認識させるためです」

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── 先代までは縦長のリアランプが、今回はほぼ正方形です。ワイド感を出すには横長もあり得たのでは?

「実はリアランプも六角形で、先端をセンターに向けることでワイド感を出しています。また、左右のランプを結ぶラインがリアパネルのピーク面となっていて、これもワイド感に効いているんです」

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── ボディカラーですが、パステル調が多いコンパクトカーの中で、かなり彩度の高い色を集めましたね

「まず、アイキャッチ性を考えて高彩度の青・赤・黄の3原色で脇を固め、その中で数色を配することでバラエティを感じてもらいたいと。また、今回はより質感重視の意図から、あえてマイカ色をメインにしています」

色 内装

── 内装ですが、ダッシュパネルは構造も配色も上下2段構造です

「運転席に座ってパッと目に入るのはパネルの上半分なんです。で、今回は限られたコストを上部に集中させ加飾類を配しました。例の六角形を用いたパネルも、フォグランプを反復させた両端の丸いエアダクトも上部にまとめたわけです」

── なるほど。本日はありがとうございました。

(すぎもとたかよし)

BMW 1シリーズに待望のディーゼルエンジン仕様を追加

BMW 1シリーズに待望のディーゼルエンジン搭載モデルの「118d」が加わりました。

兄貴分のBMW3シリーズや2シリーズ(アクティブ ツアラー、グラン ツアラー)、MINIの3ドアと5ドア、クラブマンなどにも設定されているだけに待っていた方もいるはず。

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なお、118dの追加で「BMW」ブランドのクリーンディーゼルラインアップは計9モデル、MINIブランドも含めたBMWグループ合計で19モデルとなっています。

5月21日から発売されるBMW 118dは、2.0Lの直列4気筒クリーンディーゼルターボを搭載。

コモンレールダイレクトインジェクションシステムと可変ジオメトリーターボチャージャーを組み合わせ、最高出力150ps/4000rpm、最大トルクは320Nm/1500-3000rpmとディーゼルエンジンらしいトルクフルなスペックとなっています。

組み合わされるトランスミッションは8速ATで、アイドリングストップなどの環境対応技術を数多く採用し、JC08モード燃費は、22.2km/Lを達成。同等のガソリンエンジンを搭載しているBMW 118iから約2割向上しています。

ほかにも、NOx(窒素酸化物)吸蔵還元触媒などメンテナンスフリーの排出ガス処理技術「BMW BluePerformanceテクノロジー」を採用し、ポスト新長期規制に適合。エコカー減税対象車の認定を受けていて、自動車取得税・重量税は「免税(100%減税)」、翌年度の自動車税も75%減税となります。

主な標準装備として、「ドライビング・アシスト(レーン・ディパーチャー・ウォーニング、前車接近警告機能、衝突回避・被害軽減ブレーキ)」、「ドラインビング・パフォーマンス・コントロール(ECO PROモード付)」、「ITSスポット対応DSRC車載器(ルーム・ミラー内蔵、ETC機能付)」などを用意。

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気になる価格は、「118d Sport」と「118d Luxury」が365万円、「118d M Sport」が385万円。なお、上の写真のBMW 118i比べると21万円高に抑えられています。

(塚田勝弘)

ボルボ・S60、V60に搭載される1.5L 4気筒直噴ターボの走りは?

ボルボが「T3」と呼ぶ1.5Lの直列4気筒直噴ターボは、V40にも搭載済みで、日本導入時に試乗する機会もありました。

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180psの「T4」やディーゼルターボの「D4」と比べると、高速域のパンチ力やトルク感では及ばないものの、「D4」よりも鼻先を中心としたボディの軽さは際立っていて、街中メインの使い方であればV40には「T3」がベストマッチかも、と思わせてくれる仕上がりになっています。

一方で、ひと回り大きく約100kg重いS60(試乗車はセダンのS60で、ワゴンのV60にもT3を設定)には、152ps/5000rpm、250Nm/1700-4000rpmというスペックの「T3」は荷が重いのではないか? という懸念は当然ながら浮かんできます。

なお、V40「T3」のエンジンスペックも同値です。

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さらに、S60、V60に搭載されるトランスミッションは「T3」のみ6ATで、「D4」、「T5」、「T6」は8ATですから、変速フィールのマナーも気になるところ。

街中や少し流れの速い郊外路で走り出すと、トルク感や加速性能に不満はほとんど感じさせず、その後試乗したスーパーチャージャー+ターボ搭載の「T6」と比べても街中、郊外路で流す程度であれば大差は感じさせません。

また、こうしたシーンなら6ATの変速マナーもほとんど突っ込みどころはなく、JC08モード燃費が16.5km/L、エコカー減税対象(自動車取得税60%軽減、自動車重量税50%軽減、自動車税75%軽減)という点も魅力的に思えます。

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同じタイミングの2016年2月にS60、V60、XC60の60シリーズに設定されたダブル過給器の「T6」エンジンについては別記事でご紹介しますが、この「T3」エンジン搭載車は、高速道路や上り坂でも普通に流す分には、特にパワー不足を感じさせません。

S60、V60も街中メインの乗り方ならT3で十分という印象で、それほど速さを求めないのであれば満足させてくれるはずです。

(文/塚田勝弘・写真/前田惠介)

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■ボルボS60、V60、XC60に新エンジンを搭載
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ポルシェ911、ワイドボディの次世代型がニュル走る!

ポルシェは次世代型「911」の開発を進めていますが、その新たなプロトタイプがニュルブルクリンクで高速テストを開始しているようです。

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今回捉えたプロトタイプはフェンダーが拡げられ、ボディの底には多数の突起物が見られます。次期型はボディがワイドになる可能性が高いようです。突起物はサスペンションのセッティング調整と思われます。

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パワーユニットは、プラグインハイブリッドとアップデートされる3リットルボクサー6ターボエンジンで、馬力及び燃費の向上を図ります。

ワールドプレミアは2018年内になる予定です。

(APOLLO)

フェラーリGTC4 Lussoよりマセラティ・レヴァンテより「ペッパーくん」【吉田由美のすべすべ54】

私のバカバカ!

GWボケのせいなのか、2つの素敵な新型車の発表会に行きそこなってしまいました!
今年のジュネーブモーターショーで世界初公開された「フェラーリGTC4 Lusso」とマセラティ初のSUV「マセラティ レヴァンテ」。

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うううう、どちらも楽しみなモデルなのに。がっくり。

いえ、ご案内はいただいたいたので、単なる私の見逃し&忘れです。

思えば今日はツイてない一日。
信号はいちいち引っかかるし、何をやっても歯車が合わないというか、入ってくる知らせは良くない話ばかり。
こういう日は動かないのが一番。早く眠るに限る!
そしてリセットして、明日に期待!(笑)

でも素敵な出会いもありました!?

私の彼です…!?

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ウソです!話題のロボット「ペッパーくん」。
事務所に昨日の夜から来ているらしく、早速会いに行って来ました!
しかし…残念ながら会話の精度はまだまだ。
この後、言葉を憶えたらもっとスムーズな会話ができるのでしょうか??
残念ながら、もちろん恋には発展しませんでした(笑)

(吉田 由美)

4人家族にちょうどいいサイズのルノー・キャプチャー。ライバルのプジョー2008との違いは?

ルノー・キャプチャーのボディサイズは全長4125×全幅1780×全高1585mm。最大のライバルといえるプジョー2008のサイズは全長4160×全幅1740×1550mm。

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プジョー2008には、1550mm以下の機械式立体駐車場にも入るかもしれないという利点がありますが(ジャストサイズなので入庫可能は確認する必要があります)、ルノー・キャプチャーにはDCTによるスムーズは変速フィールと、トルクアップした力強い走りが特徴です。

プジョー2008には新グレードで全高1570mmの「2008 CROSSCITY」が2016年3月に追加されていて、1.2L直噴ターボエンジンに6ATという新しいパワートレーンが用意されています。

160307_2008_CROSSCITY_Exterior3従来の2008は、1.2LのNAにシングルクラッチという組み合わせだったため、トルク・パワーともに余裕はあまりなく、しかも変速フィールになれる必要がありました。

新グレードの「2008 CROSSCITY」はこうした点も払拭されているだけでなく、「グリップコントロール」と呼ぶ走行モードセレクターも追加されています。

一方のルノー キャプチャーも一部改良でトルク、燃費をアップさせるなど商品力向上を果たしていて、新しいボディカラー「ベージュ サンドレメタリック+イヴォワール(ルーフ)」、「ベージュ サンドレメタリック+ノワール エトワールメタリック(ルーフ)」を追加。

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また、160mm前後可能なリヤシートなどにより、小さな子どもが2人いるファミリーでも使いやすく、脱着可能で洗濯機でも洗えるという「ジップシートクロス」など、ルノーらしい遊び心を感じさせる装備も用意されています。

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価格はルノー キャプチャー ゼンが256万9000円、ルノー キャプチャー インテンスが267万2000円、プジョー2008 CROSSCITYが265万円となっています。

(文/写真 塚田勝弘)【関連記事】

■エンジントルクの向上で力強い走りを得たルノー キャプチャー
http://clicccar.com/?p=370423

WTCC第4戦でホンダ・シビックが表彰台を独占!

2016年のWTCC(世界ツーリングカー選手権)第4戦、モロッコラウンドでホンダ・シビックが圧倒的な速さと強さを見せました。

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5月7日に行なわれた予選では、ロブ・ハフ、ノルベルト・ミケリス、チアゴ・モンテイロのホンダボーイズが1・2・3位を独占、最強のライバルであるシトロエン勢を押さえ込みます。

リバースグリッドでスタートするオープニングレースでは表彰台に手が届かなかったものの、ウェットコンディションで行なわれたメインレースでは、予選順位通りのワン・ツー・スリーでゴール。

これにより、今シーズンのメインレースで負けなしだったシトロエンを駆るホセ・マリア・ロペス選手の連勝を止めることができたのです。

念願といえるメインレースでの勝利を表彰台独占という最高のカタチで実現したホンダ・シビックWTCC。

今回の結果により、ドライバーランキングではチアゴ・モンテイロ選手が2位、マニュファクチャラーではシトロエンに続く2位となり、さらに上を狙うことが期待されます。

(写真:Honda 文:山本晋也)

BMW 1シリーズに4気筒ディーゼル登場。価格は365万円から

BMWのエントリーモデルである「1シリーズ」に、新世代クリーンディーゼルを搭載した新グレード『118d』が登場しました。

メンテナンスフリーの排ガス浄化装置でありながら、日本のポスト新長期規制をクリアする2.0リッター・クリーンディーゼルと8速ATを組み合わせたパワートレインを積むモデルです。

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エンジンの最高出力は110kW(150ps)/4000rpm、最大トルクは320Nm(32.6kgm)/1500-3000rpm。JC08モード燃費は22.2km/Lとなっています。

エコカー減税対象車で、自動車取得税・重量税が免税(100%減税)となるほか、翌年度の自動車税も75%減税される118d。

SPORT、LUXURY、M SPORTと3つのバリエーションを持ち、メーカー希望小売価格は365万円〜385万円(消費税込)。

2016年5月21日からの発売とアナウンスされています。

(山本晋也)

ウワサの真相! BMW iがなくなるって本当?【吉田由美のすべすべ53】

先日、SNSで見ましたが…
「BMW i3&i8が日本から撤退するらしい」というウワサ。

ちょうど私はGW中に試乗していた「BMW MINIコンバーチブル」から「MINIクラブマン」に乗り換えるため、BMWジャパンに行ったら駐車場に「i8」が!

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広報の方に真相を伺ってみました。

すると
「そんな噂が出ているようですが…それは無いです」
とキッパリ。

BMW社はサブブランドとして2013年に次世代可能なモビリティを提供する「BMW i」を立ち上げました。
BMWi3は100%電気で動くEVタイプ&レンジエクステンダー付きの2モデルがあり、2013年からの販売で2万台越え。日本では急速充電器にも対応しています。i8はプラグインハイブリッドで2014年から販売され5400台以上が販売されているとか。約2000万円という価格を考えると、好調といえるのではないでしょうか。
ちなみに2015年は、世界のBMWグループ車販売において日本は7番目の市場でしたが、
日本市場は世界で3番目にi8を多く売った地域。現在は増産の影響もあって、i8の納期は3ヶ月待ち。

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東京・虎ノ門に「iブランド」のショールームもまだできたばかり。世界的に考えても販売状況は悪くないし、そんなこんなを考えると撤退は無さそう、ですけどね。

(吉田 由美)

【モーターファンフェスタ】Kカーだけじゃない!スポーツコンパクトも大集合

今回はモーターファンフェスタに集まった、チューンのお手本となるKカーやコンパクトカーを紹介します。

まずはモータースポーツでも活躍するLAILE(レイル)がチューニングした、現行アルトワークス!

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このマシンはKカーでサーキットを楽しむためのチューニングが施された1台となっており、マフラーや足回りと言ったライトチューンに加えてLSDが組み込まれています。

アルトワークスはハイパワーゆえに、純正のデフではトラクションが伝えることが難しいとのこと。ワインディングでは足回り変更や補強パーツだけでも遊べる1台となっており、アルトワークスのコストパフォーマンスの高さが伺えますね。

次はスポーツマフラーと言えばお馴染みのフジツボが持ち込んだZC72S型スイフトRS!

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このマシンは1600ccのスポーツではなく1300ccのRSがベースとなっています。RSをベースにしたのは、スイフトを所有している若いユーザーにもスポーツマフラーに交換して欲しい、という意図があるそうです。もちろん今年の4月20日に施行された音量規制にも適合!

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住宅地に住んでいると、マフラー交換後の音量が気になってしまうというユーザーにもピッタリですね!

[nextpage title=”競技車両も登場!”]

チューニングカーだけでなく、コンマ1秒を争う競技車両も登場しました。

ラリーやジムカーナの競技車両を製作するアールエスタケダから、山田崇之選手のドライブで中部ジムカーナ選手権のPN1クラスに参戦する現行のZC32S型スイフトスポーツが持ち込まれました。

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このクルマはジムカーナの規定によりチューニング出来る部分はダンパーやブレーキパッド、LSDと少ないですが、元々のクルマが持っているポテンシャルの良さにより十分な戦闘力を持っているんです!

高い戦闘力を持ちながらも、普段使いや家族とのお出かけにも使えるクルマをお手頃価格で手に入るのがこのクラスの醍醐味ではないでしょうか?

フジツボのスイフトRSのような入門チューンのお手本からアールエスタケダのスイフトスポーツのような競技車両まで、コンパクトカーを所有するライター自身も勉強になった一日でした。

(多井 駆)

エンジントルクの向上で力強い走りを得たルノー キャプチャー

世界的な流行となっているコンパクトSUV。現在の日本で買えるBセグメント系SUVのフランス車は、ルノー キャプチャーとプジョー2008の2台。

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日本市場における「フランス車のBセグメント」というニッチな世界ではルノー ルーテシアがプジョー208を抜いて1位になっていますが、SUVではプジョー2008がルノー キャプチャーを僅差で上回ったそうです。

3月3日から一部改良を受けたルノー・キャプチャーが販売されています。

今回の一部改良は、2.0Lに匹敵するという1.2L直噴ターボエンジンのトルク向上、そして6速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)のギヤ比変更など、パワートレーンの改良でよりスムーズな走りを得ているのが主な改良点となっています。

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いままでなかったのが意外ですが、ストップ&スタート機能も追加されています。新型ルノー キャプチャーは、旧型よりも最高出力は2ps下がり、118ps/5000rpm(旧型は120ps/4900rpm)、最大トルクは15Nmアップとなる205Nm/2000rpm(旧型は190Nm/2000rpm)。

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改良前のキャプチャーには日本登場時のプレス向け試乗会などのほか、数回乗る機会がありましたが、今回は新旧を乗り比べるチャンスがなかったため、2psダウン、15Nmアップの恩恵は明確に感じることはできませんでした。

それでも2.0L NAエンジンなみという力強い加速フィールは、街中や首都高速でも十分に実感できるもので、とくにエコモードをオフにするとターボとはいえ、1.2Lとは思えない元気な走りを堪能できます。

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パワートレーン以外で少し気になったのは、ヒョコヒョコとした乗り心地で、ルーテシアではあまり感じられない挙動なので、購入を考えている方はディーラー試乗などで確認した方がいいでしょう。

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なお、今回の一部改良で変速比も変更されたことで力強い加速感と、PHP(輸入自動車特別取扱制度)から型式認定に変わったため、JC08モード燃費17.2km/Lというカタログ燃費も表示されるようになっています。

(文/写真 塚田勝弘)

ディスカバリー・スポーツに「忘れ物を防止する」新機能が追加!

クルマに乗ろうとしたら、スマホや財布などの身の回りの品を忘れたことに気づいて、家やオフィスに戻ったことありませんか?

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ランドローバーが採用するユニークな装備は、身の回りの品の置き忘れを防ぐというサービス。

プレミアムコンパクトSUVの「ディスカバリー・スポーツ」の2017年モデルに、Tile社の最先端トラッキング・アプリを世界で初めて搭載する機能で、残念ながら日本導入は未定だそうですが、同車のオーナーは身の回り品の置き忘れなどが今後なくなるそうですからどんな装備なのか気になるところです。

この新機能は、身の回り品の場所を追跡できる小さなBluetoothトラッカー、Tileタグを取り付けて使用します。これにより、財布の置き忘れやバッグが見つからないといったことがなくなるそうです。

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先日、試乗会後にカメラを試乗車に置き忘れて、電話をいただくという失態を犯した私もこのアプリをインストールした同車に乗っていれば、会場を後にする前に駐車場で気がつき防げたかも。

「人は1日のうち平均15分を身の回り品の探し物に時間を費やしている」という英国での調査結果があるそうですが、このユニークな車載アプリにより、その時間の無駄をなくすことができます。

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使い方は、中央のタッチスクリーンを使ってアプリを起動、特定のアイテムが車内にないことがわかるとアラートが通知され、最後にあった場所を画面上で確認することもできます。

また、車両のタッチスクリーンを利用して「必須アイテム」のリストを作成し、アプリを起動するたびに、これらのアイテムを確認することができます。

さらに、車内でアイテムを紛失してしまった場合は、Tileタグの90デシベルのアラーム音を鳴らすことで、探しやすくすることもできます。

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ジャガー・ランドローバーと提携したTile社の最初の製品は、社名と同じ「Tile(タイル)」と呼ばれる製品で、置き忘れや紛失してしまったアイテムを見つけるのに役立つ小型のBluetoothトラッカーおよびコンパニオン・アプリをリリースしています。

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消費者向けにつくられたTileは、大切な身の回り品(例えば鍵、カバン、貴重品、車など)の追跡方法を提供し、世界中のコミュニティに対して個人レベルでの検索を助けているそう。

すでに200以上の国や地域のメンバーからなるグローバル・コミュニティがサポートしています。

(塚田勝弘)【関連記事】

■360度の動画でバーチャル試乗ができるアプリ「ジャガー・ランドローバー・バーチャル・ドライブ」
http://clicccar.com/?p=370159

「トヨタ・2000GT」が3.0Lエンジンを積んで現代に蘇った!

愛知県岡崎市で旧車販売を手掛ける「Rocky Auto(ロッキーオート)」が、現代版の「トヨタ2000GT」を独自に開発して話題を呼びました。

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同ショップでは「トヨタ2000GT」開発に携わった元トヨタ自動車のワークスドライバー、細谷四方洋(ほそやしほみ)氏監修のもと、故、野崎喩(さとる)氏による流麗なボディ・デザインを忠実に再現しています。

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希少な実車数台を精密に3D測定、ボディに加え、シャシーや小物パーツに至るまでゼロから金型を起こして開発。

以前にトヨタ「アクア」のハイブリッドシステムを搭載したHVモデルをご紹介しましたが、今回第2弾として3.0L 6気筒NAエンジン(2JZ)を搭載した「R3000GT」を新たに開発。

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まずは豪快なエキゾーストノートを放って快走する様子をご覧下さい。

テスターはお馴染みD1レーシングドライバーの谷口信輝氏。同車のトルクフルな走りにオリジナルには無いパワーを実感したとのこと。

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エアコン、パワステ、パワーウインドウを装備しており、ミッションは4速AT仕様。

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Rocky Autoが目指す「快適に、早く、楽しく、そして普通に乗れる」現代版の「トヨタ2000GT」を具現化した1台となっています。

車両価格は1,980万円(税別)。もちろん車検対応で現在納車まで4年待ちとのこと。

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オリジナルの「トヨタ2000GT」は1億円以上の値が付くだけに、1967年発売当時の車両価格238万円を現代の貨幣価値に換算したようなこの価格は魅力的です。

Rocky Autoが手掛ける今後の開発車も大いに気になるところです。

Avanti Yasunori ・画像:Rocky Auto)【関連記事】

燃費リッター41.1km! トヨタ2000GTがアクアの技術で現代的に蘇った!
http://clicccar.com/2015/08/27/323726/

トヨタ2000GT詳細撮影 リアエンド編
http://clicccar.com/2011/11/22/83813/

トヨタ2000GT詳細撮影 エンジン編
http://clicccar.com/2011/11/22/83774/

トヨタ2000GT詳細撮影 内装インパネ編
http://clicccar.com/2011/11/21/83632/

トヨタ2000GT詳細撮影 リトラクタブルヘッドライト
http://clicccar.com/2011/11/11/80206/

トヨタ「ベイビー86」、市販は2018年か!?

2015年の東京モーターショーで公開されたトヨタ「S-FR」は、「FR」「マニュアルミッション」である「86」の弟分であり、まさに「ベイビー86」といえます。

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そしていよいよ市販化へ向けて動きがあるようです。今回はレンダリング・スケッチを入手しました。

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フロントグリルやヘッドライト、バンパーには新デザインが採用されているようですが、根本的なデザインはコンセプトモデルを引き継いでいるようです。

パワーユニットは1.5リットルか1.6リットルの直列4気筒エンジンが有力視され、価格も「86」の半額に近いとも情報があります。

市販版のワールドプレミアは2017年の東京モーターショーの可能性が高く、2018年に販売開始が期待出来そうです。

(APOLLO)

ホンダ、2015年4月‐3月期の世界・海外生産が過去最高に!

ホンダが、2015年度(15年4月〜16年3月)及び今年3月の世界生産・海外生産が過去最高を記録したと発表しました。

2015年度の海外生産台数は397.1万台(前期比+10.9%)、世界生産台数は473.2万台(同+6.4%)で、それぞれ4期連続増。

HONDA

さらに、今年3月の海外生産台数は37.5万台(前年同月比+11.7%)で13ヶ月連続増、世界生産台数は45.5万台(同+14.2%)で10ヶ月連続増となっています。

2015年度の同社の海外生産比率は約84%。

北米での生産台数は191.9万台(前期比+6.0%)、欧州は11.5万台(同+0.1%)、アジアが176.7万台(+17.2%)、うち中国が105.7万台(+26.3%)、その他が17万台(+13.7%)となっており、特に中国での生産台数増が顕著になっています。

これは3月についても+47.1%増と同傾向。

HONDA

一方、2015年度の国内販売台数は70.3万台(前期比-10.7%)で2期連続減。

登録車の販売台数は38.3万台(前期比-5.8%)、軽自動車については軽自動車税の増税の影響で32万台(同-16.0%)と販売減が続いています。

ちなみに登録車の内訳では「フィット」が11.2万台、「VEZEL」が6.9万台、軽自動車では「N-BOX」が17.3万台、「N-WGN」が8.4万台となっています。

このようにホンダの場合、国内市場での販売台数減を北米や中国市場でリカバーしている状況といえそうです。

Avanti Yasunori

新車も旧車もサーキットで快走!家族で楽しめる「走り」のイベント

連休真っ直中の5月5日、茨城県の筑波サーキットで「第30回 コカ・コーラ オールドナウ・カーフェスティバル」が開催されました。

イベントのテーマはズバリ「走り」。最新型車も旧車も、とにかくサーキットを走って楽もうというイベントです。

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コースではスーパーFJやマツダロードスターのワンメイクなど本格的なレースに加え、新旧ポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニ、さらにトヨタ2000GT、コスモスポーツなどの多彩なデモランを実施。

また、自動車雑誌スタッフによる長期テスト車同乗体験やトークショー、読者の愛車によるパレードランも行なわれました。

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今回はイベント30周年特別企画として、初回開催年の1986年に製造されたクルマの展示が目玉。事前の公募で集まった内外の車両はどれも程度良好です。

横浜から来場した遠藤太嘉志さんは、希少な初期型の初代トヨタ・スープラでの出品。

「5MT、DOHCのクーペという条件で購入しました。パーツの欠品は厳しいですが、最新のクルマにはない80年代特有の創意工夫や勢いはまったく飽きることがないですね」

と愛車の魅力を語ってくれました。

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この30年選手達もまたデモランを行い、レースとは違った魅力を放っていました。

きれいに並べたクルマを眺めるイベントも楽しいものですが、サーキット走行という非日常の体験も別の魅力があります。来年のゴールデンウィークは筑波サーキットへ出かけてはいかがでしょう?

(すぎもとたかよし)

【モーターファンフェスタ】厳選!カワイイ系美女特集

モーターファンフェスタの「ギャルズパラダイス25thアニバーサリーフェスタ」で集まった約50名のレースクイーンのなかから、今回はキュート系美女を厳選してご紹介します!

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まずは、誕生日を迎えたばかりの「能勢ひとみ」ちゃん。

ひよこ顔で超キュート!レクサス大好きで昨年に引き続き今年もLEXUS TEAM TOM’Sキーパーエンジェルズとなりました。

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能勢ちゃんは大の肉好きで、昨年にはお店選び・メニュー構成・メインのお肉の仕入れまで能勢ちゃん自身が行い、ファンサービスとして肉会を開催したほど。

そんな能勢ちゃんの得意技は能勢反り。キュートな能勢反りをサーキットまで見に行こう〜!

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続きましては「阿久津真央」ちゃん。今年はパシフィックフェアリーズのレースクイーンとして活動しています。

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笑顔がかわいすぎて、ついついサーキットに会いに行きたくなっちゃいますよね!

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こちらもパシフィックフェアリーズのレースクイーンとして活動している「朔矢あいね」ちゃんです。

パシフィックフェアリーズで2年連続となりました。まるで人形のようなかわいさ。その目に見つめられたらファンになっちゃいますね。間違いなく(笑)

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コスチュームの青があいねちゃんのイメージにピッタリです。

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今回のかわいい系美女は青を使用したコスチュームが多かったのですが、自動車メーカーでハイブリッドといえば青を使用する事が多いのです。

やはりかわいい系レースクイーンは、人形と人間のハイブリッドなんでしょうか!?(笑)

(sin)

ニュルブルクリンクのFF最速マシンの座をVWゴルフが奪還!

メガーヌ・ルノースポール、シビック・タイプRなど、世界中のFF(前輪駆動)車が競うニュルブルクリンク北コースの最速レコードを、フォルクスワーゲン・ゴルフが塗り替えました。

世界400台限定、310馬力(228kW)の強心臓にチューンナップされた「ゴルフGTI クラブスポーツS」が、7分49秒21という量産FF車の歴代トップタイムを叩き出したと発表があったのです。

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ゴルフGTI史上、最強エンジンを得ただけでなく、軽量化のため断熱材はもちろん2シーターとされているほど速さにこだわっています。ボディ形状も2ドア(ゴルフは伝統的に3ドアとは呼びません)とし、トランスミッションは6速MTとしています。

さらにミシュランのセミスリックタイヤ(235/35R19)を履くことにより、GTI クラブスポーツSはゴルフGTIの潜在能力を引き出した一台に仕上がったということです。

ボディカラーはトルネードレッド、ピュアホワイト、ディープブラックパールエフェクトの3色を設定するということです。

(山本晋也)

【関連記事】

VWゴルフの40周年記念車・GTIクラブスポーツに310馬力の「S」が!
http://clicccar.com/2016/05/06/370052/

「大人に似合うクルマがない…」と嘆く方へ。HVが追加されたオーリスが大人に似合う理由とは?

4月18日、トヨタ・オーリスにハイブリッドグレードが追加設定されました。

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欧州市場ではすでに販売されていたため、「え、まだラインナップされてなかったけ?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。実は私もそのひとりです…

ハイブリッド仕様のパワーユニットは1.8リッターTHSⅡ。そう、先代プリウスと同様のシステムを採用しています。

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燃費は30.4km/L(JC08モード)で、数値こそ現行プリウスに劣りますが、オーリスが大きく上回っているポイントがあります。

それは、大人が乗って様になるクルマだというところ。

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高い静粛性と走行性能、高品質なインテリア、大人が似合うスタイル……どの点をとってもオーリスの質の高さが感じられます。

そして、とくに驚いたのが走りと乗り心地。

1.2リッター・ターボ仕様とくらべ約100kg重くなったハイブリッドグレードですが、クルマの“重さ”は気にならず、ハンドリングにも影響を与えているとは思えません。

しっかりと動きながらショックをうまく吸収するサスペンションはオーリスの大きな利点といえるでしょう。

ただ、回生ブレーキのフィールは気になります。

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どうしても慣れなかった先代プリウスのブレーキフィールとくらべ、オーリスは独特の“クセ”は、かなり自然になっていましたが、ガソリン車しか乗ったことがない多くのユーザーはその“クセ”に戸惑うでしょう。

「私たちの大きな課題は、ハイブリッド車が“普通のクルマ”となんら変わらない感覚で乗ってもらえるようにすることです」

開発担当者のトヨタ製品企画部・天野和彦さんはこのように語ってくれましたが、電気エネルギー回収時の回転抵抗を自然なフィールにすることはやはり難しいようです。

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とはいえ、大人が乗って様になるクルマとしてオーリスは大きな魅力があることは間違いありません。「大きなクルマ≠大人のクルマ」と考える人にとって、選択肢に入れるべきクルマだと断言します!

(文:テヅカ・ツヨシ/撮影:前田惠介)

豪トヨタが開発した「86シューティングブレーク」とは?

豪州トヨタがシドニーで行われたトヨタ86のファンイベント“Festival of 86 in Canberra”で「トヨタ86 シューティングブレーク コンセプト」を初公開しました。

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同車は豪州トヨタの商品デザイン部門がトヨタ86をベースに設計・開発したコンセプトモデルで、ワンオフモデルとして日本国内で製作したそうです。

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86の開発責任者でお馴染みの多田哲哉氏が豪州トヨタからの提案をサポート、実車化を実現させたそうで、ファンイベントで自らアンヴェールしました。

新たにカーゴスペース、ハッチバックを追加してパノラマルーフを装備。

走行可能なモデルとして作られており、バックドアまわりについてもシューティングブレークとして実際に機能する構造になっていることがうかがえます。

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以前に話題になった「コンバーチブル」同様、今のところ市販化の予定は無いようですが、新生86の登場から既に4年が経過。

本格的なマイナーチェンジが今秋に迫るなか、かねてから4ドアセダンなどのバリエーションモデルの噂が耐えない同車だけに、今後の展開が期待されます。

Avanti Yasunori ・画像:豪州トヨタ)

【関連記事】

「86GRMN」は豊田章男社長が主導する「もっといいクルマ」だった
http://clicccar.com/2016/04/30/369670/

トヨタ・86のマイナーチェンジモデル発表!
http://clicccar.com/2016/03/20/361101/

トヨタがオトナ向けの「86スパイダー」を出展!
http://clicccar.com/2014/01/15/243544/

トヨタ86オープンのルーフの開閉はこう動く! 気になる価格は?
http://clicccar.com/2013/11/25/238301/

「トヨタ86/スバルBRZ」カスタマイズカーの決め手は?
http://clicccar.com/2013/02/25/213532/

謎のメルセデスAMG S63を発見。コンパクトボディの正体は!?

カメラマンから送られてきた「メルセデスAMG S63クーペ」の写真、一見普通に見えますが、横からの画像を見るとボディが不自然に切り詰められており、コンパクトになっているのが分かります。

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カメラマンに情報を確認すると「メルセデスAMG S63クーペ」のコンセプトモデルではなく、次世代「SL」のミュール試作車ではないか、とのこと。

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メルセデスのオープンモデルは2019年に「SLK」、2020年に「SL」の発表が予定されており、今回はその次世代モジュラーシャシーのテストのようです。

次期「SL」はダウンサイジング化が噂されており、3リットルV型6気筒エンジンの搭載が見込まれています。

(APOLLO)

【最大50%OFF】お得な定期購読キャンペーン実施中!!

すでにご存知の通り、2016年は三栄書房のクルマ雑誌&イベント記念日のオンパレード! そこで三栄書房グループでは「モーターファンズイヤー」と銘打ち年間を通してさまざまなフェアやキャンペーンを展開中です。

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日産自動車がアセアンに研究開発の拠点を設置

日産自動車は4月28日、同社のアセアン地域統括会社であるアジア・パシフィック日産自動車会社(NMAP)がタイにR&Dテストセンターを開設すると発表しました。

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新テストセンターは、アセアン地域の自動車生産の中心であるタイに開設され、日産グループのアセアン地域の研究開発における主要ハブになるものです。

タイの新テストセンターでは、日産のアセアン地域のコアモデルである「ナバラ」や、最もよく売れているエコカーの「アルメーラ」や「エクストレイル ハイブリッド」を含む計12車種の車両テストを同センターで行うとのことです。

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2003年に現在も稼働中のR&Dセンターをタイに設立して以来、タイは日産にとって、アジア・パシフィック地域における拠点になっており、今回の新テストセンター開設によって、市場投入に向けた商品の品質保証という商品開発の下流工程から、プロトタイプの評価テストなど商品開発の上流工程までの広範囲の開発業務をタイで行うことができるようになります・

今後NMAPの新R&Dテストセンターは、インドネシア、フィリピン、マレーシア、ヴェトナム、タイのアセアン5カ国を対象にサービスを展開し、さらにタイ工場から輸出される90カ国以上の車両もテストすることになる、ということです。

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NMAPは、新テストセンターの開設で、従来のR&Dセンターの設備に加えて無響室、電波暗室、振動シミュレータ装置のある環境試験室など、タイにおいて業界初のテスト設備を搭載したR&Dセンターを有することになり、日産のタイにおける開発能力が増強されることになります。

日産は今回の新テストセンターに10億バーツを追加投資して、敷地面積6,600平方メートルの同施設を開設しました。同施設では今年度中に新たに雇用を増やし、従業員数を合計330名に増員する予定で、日本でトレーニングを積んだタイ人の技術者らとともにテスト設備を運営したい、としています。

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同R&Dセンターの開所式に出席したタイのソムキット副首相は

日産の、タイへの技術および人材開発の移管に向けた投資を称賛します。本開発投資は、国内の生産及び輸出需要を伸ばし、タイの更なる経済発展に貢献することでしょう。

と挨拶しました。

それに対してタイ日産自動車の南部一孝社長は、

アジア・パシフィック日産の新テストセンターは、日産のタイにおけるプレゼンスを高めるとともに、タイの自動車産業の発展における重要なマイルストーンでもあります」と述べ、新R&Dセンターの実現は、タイの高い技術を持つ労働力や競争力、強固なサプライチェーンに加え、タイ政府による効果的な政策支援のおかげである

と強調しました。

タイはアセアン地域での日系自動車メーカーの拠点となっており、日産の新テストセンター開設でタイがますますアセアン地域での自動車生産の中心地になるものと見られます。

(山内 博・画像:日産自動車)

ボルボがスタートさせる公道での自動運転実験の野心的な狙いとは?

ボルボのクルマといえば、安全性へのこだわりを思い浮かべる人もいるでしょう。

いまや大半の新車に標準もしくはオプションで用意されている衝突回避・被害軽減ブレーキも、日本ではボルボがいち早く導入しており「アイサイト」で知られるスバルよりも早く、2009年にXC60に搭載されています。

Volvo XC90 Drive Me

外資のボルボが先んじたから、というわけではないでしょうが、機能の認可など、諸手続をめぐって国土交通省通いで苦労した逸話もうかがったことがあります。

ボルボは現在、「2020年までにボルボの新車に乗車中の死者・重傷者をゼロにする」という「VISION2020」を掲げています。

同社が熱心に推進している自動運転の実験は、こうしたビジョンの成功に欠かせないだけでなく、安全性への追求に終わりはない、というポリシーを貫くための目標なのかもしれません。

ボルボは、2017年にロンドンにおいて、英国史上で最も野心的な自動運転実験を開始すると発表しました。。

この実験は「自動車事故の大幅な減少と渋滞からの開放、そして運転者の貴重な時間の節約を実現する自動運転技術の導入速度を加速させるべく実施」するという、「野心的」と表現するのにふさわしい目的が掲げられています。

Autonomous driving

ボルボのイギリスでの実証実験は「Drive me London」と呼ばれ、ほかの自動運転実験とは、一般のドライバーも自動運転車を公道で使用するという点で一線を画しています。

この実証実験により、一般の参加モニターが日常使いをする自動運転車からデータを収集。クローズドのテストコースで行われる非現実的なテストとは全く異なる実際の道路環境にマッチした自動運転車の開発に活用する予定です。

Volvo XC90 Drive Me

また、ロンドンの保険産業の研究機関であるサッチャムが、技術データの分析と実験の一部として必要な各種のプロテストドライバーを提供します。

なぜ、保険産業の研究機関が絡んでいるのでしょうか。

これは、オートブレーキの導入により保険料金のレートが引き下げられているイギリスでは、自動運転の分野でもこうした保険の研究機関の分析は不可欠なのだと思われます。

この「Drive me London」は、2017年初頭から限られた数の半自動運転車から始まり、2018年には自動運転車100台を含むレベルまで拡大する予定。

英国の交通史上、最も大掛かりな自動運転の実証実験となるそうです。

IntelliSafe Auto Pilot interface

現在、事故の約90%はドライバーのミスや注意散漫で起きているそうですが、自動運転技術によりそのほとんどを防ぐことが可能となります。

ほかにも混雑や渋滞の解消、ドライバーの運転時間からの解放など、自動運転により得られる効果はいくつもあげられます。遠い未来の話ではなく、課題は数多くありながらも段階を踏みながら実現に向けて近づいているようです。

(塚田勝弘)

MINI コンバーチブル@桜のじゅうたん【吉田由美のすべすべ52】

GWも終わり、今日からお仕事という方も多いと思いますが、
長くお休みだった方は五月病が心配ですね。
それにしても今年ももう5月。え~~~っ!もうそんなに日が経っちゃったの?早い早い!(笑)

私もたっぷりお休みませていただきました。
なにしろ睡眠時間は毎日10時間!
とはいえ、原稿は毎日2本は書いているので、完璧なお休みではありませんが、それでも結構、家にいました。

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そして今年のGWのお供は「MINIコンバーチブル クーパーS」。

「MINIコンバーチブル」…
こちらのお話は「オートプルーブ」のコラム「吉田由美のピンポイント&チャームポイント」に書かせていただいたのでこちらをご覧ください。

そして先日、富士スピードウェイに行く途中に素敵な場所を発見しました!
ちょうど避難スペースになっている場所の上に桜の木があり、その日の朝の強風で散ってしまった山桜(?)。濃いピンクの花びらが散って、まさに‘桜のじゅうたん’です。
「クルマで乗ってしまうのは可愛そう」と思いつつ、でもこの瞬間を写真に収めたいと思い、一旦通り過ぎたのを戻って写真を撮りました。
素敵な写真が撮れて嬉しい^0^

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ちなみに「世界の自動車オールアルバム2016年」という本が三栄書房から発売されていますが、この本って「すべてシリーズ」ではないんですね。ビックリ!そして「MINI」って「BMW」があるドイツじゃなくて、「MINI」の生まれ故郷であるイギリスの扱いなんですね。またまたビックリ!!笑

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(吉田 由美)

【モーターファンフェスタ】長身モデル美女特集!

モーターファンフェスタの「ギャルズパラダイス25thアニバーサリーフェスタ」で集まった約50名のレースクイーンのなかから、今回は長身美女を厳選してご紹介します!

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まず、この人は外せないでしょう!レースクイーン大賞グランプリ2015の「荒井つかさ」ちゃんです。

身長168センチなのにこのアイドル顔。1回でも会ったことのある人ならその声とともに好きになっちゃう人が増殖中〜。

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グランプリはオーラが違います。GSR&TeamUKYO レーシングミクサポーターズの今年のコスチュームも荒井つかさちゃんのイメージにピッタリでかわいさ倍増です。

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もう一人は「大津リサ」ちゃん。身長174センチの長身美女です。「グッドイヤーエンジェル」として活躍中。

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グッドイヤーのコスチュームはパンツスタイル。セクシーで大津リサちゃんのスポーティーさにピッタリです。

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コスチュームだと、厚底でヒールも高いので身長が高いとより映えますね!

彼女たちと釣り合う身長が欲しい……けど、その前に知り合うキッカケがありませんね(笑)

(sin)

INGENUIMモデルとは異なる印象をみせるジャガー・XFのガソリンモデル

フルモデルチェンジを果たしたジャガーXFに乗って参りました。三重県は伊勢志摩を基点に、プレス試乗会が開かれたのです。

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2007年以来のニューモデルとなった2代目XFは、そのルックス通り名実ともに(!?)XEの兄貴分。ボディの75%にアルミニウムを使用したモノコックボディを、XEより125mm長い2960mmのホイールベースに載せています。

メルセデス・ベンツCクラス、BMW3シリーズをライバルとするXE、同じくEクラス、5シリーズに対抗するXF、というわけです。

初代XFの時代は、まだXEが登場していませんでしたから、先代は、Eクラス/5シリーズの顧客を睨みながら、Cクラス/3シリーズのお客様もフォローしなければいけないという厳しい闘いを強いられました。

今回、ようやく体勢が整い、ジャーマンプレミアムにジャーマンスープレックスをかけられるようになりました……って、なんのこっちゃ。

新型XFのスタイリングはXEそっくり。さらに言うと、フラッグシップたるXJのデザインにもつながっています。

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現行XJがデビューしてすでに8年が経ちますが、世界的にジャガーというと丸目4灯のクラシカルなイメージが未だに根強く残っています(特に日本市場ではその傾向が強いそうです)。

ガラリと装いを変えた新生ジャガーの姿を認識してもらうため、3つのモデルが一丸となって、消費者にアピール必要があるのでしょう。

ニューXFはボディサイズの大きさをほぼ変えず、というか、全長は旧型から10mm短い4965mmとした一方、ホイールベースを50mm延ばして後席の居住性を向上させました。

サイドのウィンドウグラフィックも、リアドアの後ろに小窓を設けたシックスライトとして、スポーティなフォルムを維持しつつ、全体にちょっぴりフォーマルな印象にしています。

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車種構成は、2リッター直4ターボ(240ps/598万円〜)、同ディーゼルターボ(180ps/635万円〜)、3リッターV6スーパーチャージド(340ps/969万円〜)、そのハイチューン版(380ps/1105万円)に大別されます。トランスミッションは、いずれも8速ATが組み合わされます。

「INGENUIM(インジニウム)」と名づけられた2リッター直4ディーゼルターボ搭載車については、こちらの記事ですでに報告しましたが、わずか1750rpmで430Nmの最大トルクを発生する使いやすいエンジンで、回さなくても速い。

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最新世代のディーゼルらしく、シリンダー内に精緻に燃料を噴射する直噴機構を備え、排ガスに尿素水を噴き付けて、有害な窒素酸化物(NOx)を無害化するAdBlue(アドブルー)システムを採用しています。

試乗会初日は、ジャガー・ランドローバー・グループがリリースした最新ディーゼルに大いに感心させられました。

翌日の試乗車は、スーパーチャージャーで過給される3リッターV6ペトロ(ガソリン)エンジンを搭載したクルマでした。

前述の通り、340psと380psモデルが用意されるのですが、どちらも素晴らしい。試乗したのは、前者がXF R-SPORT(969万円)、後者がXF S(1105万円)でした。

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ディーゼルモデルと比較すると価格が300万円以上違うので、これはもう違うクルマと言っていいでしょう。

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堅実な走りを見せるXFディーゼルに対し、6気筒を積んだXFのドライブフィールは、実に華やかなもの。

タコメーターの針が回るのに従って排気音が高まり、クルマの速度がのっていく。積極的にエンジンを回すのが楽しくて、頭の中で「もしやこの感覚は古臭いのでは?」と思いながらも、頬が緩むのを止められません。

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この3リッターV6は、ジャガー自慢のスポーツカー、Fタイプにも使われています。どおりでスポーティなはずですね!

V6を積んだXFでもうひとつ印象的だったのは、乗り心地のよさ。

サスペンション形式は、フロントがダブルウィッシュボーン、リアはマルチリンク式です。XFディーゼルでも十分フラットな乗り心地でしたが、ことに電子制御式アクティブダンピングシステムを採用したXFで高速道路を巡航していると、運転者の視線がほとんど上下しません。

これには本当にビックリです。ホイールポジションを1秒間に500回、ボディの揺れを同じく100回チェックして、ダンピング具合を調整しているのだとか。

新しいジャガーXFは、乗り心地の面でも順当に次世代に移行しているようです。「“フラットライド”といえばドイツ車!」と思っている方、一度、XFを試してみてはいかがでしょう?

(文と写真:ダン・アオキ/Office Henschel)

「車載」をテーマにした折りたたみ自転車「202モビリティ シックス」の魅力

クルマに自転車を載せて出かけられると、出かけた先での楽しみも増えそうですよね。

今回はそんな楽しみを叶えてくれる、”車載”をテーマにした折りたたみ自転車”202モビリティ シックス”の魅力を紹介します。

■DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー)の新型モデル

累計9万台以上の発売実績を誇る人気自転車ブランド・DOPPELGANGERの中でも202シリーズは人気のモデル。

そんな人気ブランドから新モデルとして発売されるのが”202モビリティ シックス”です。

■機動力もバッチリ

自動車(4輪)と自転車(2輪)を合わせた「6輪」生活をコンセプトにした”mobility6″をこの自転車にも取り入れています。

大幅な軽量化をはかれる”アルミフレーム”の採用や、自分に合ったギアの調整ができる”マノ7段変速”などの機能も備わっています。

また、一般的な折りたたみ自転車では48Tチェーンホイールが搭載されることが多いですが、今回は”52Tチェーンホイール”を起用しているため走行速度もアップ。

機動力もしっかりと備わっている折りたたみ自転車です。

■クルマに2台も載せられるコンパクトさ

“202モビリティ シックス”は折りたたみ自転車ですので、軽自動車でも2台載せられることが可能です。”211mobility6″との大きな違いはコンパクトさにあります。

■アクティブな生活の実現

今までは「クルマに自転車を積めない」「クルマに積めても自転車だけでスペースが占領されてしまう」という悩みがありました。

そのような悩みをなくしてくれるのが、今回発売する”202モビリティ シックス”の大きな魅力。自転車を身近な場所だけではなく様々な場所で活用することができ、楽しみかたも増えること間違いなしです。

公式サイト:DOPPELGANGER®[ドッペルギャンガー]自転車ブランド Product page 202-BL / 202-RD / 202-OR / 202-YL – mobility6

(鈴木 唯)

ダイムラー、ハンガリーのケチケメート工場拡張のため、5.8億ユーロを投資

ダイムラーは、現在メルセデス・ベンツ「Bクラス」と同「CLA」・「CLAシューティングブレーク」を生産しているハンガリー・ケチケメート工場に5.8億ユーロ(約700億円)を追加投資すると4月29日付けで発表しました。

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ダイムラーは今回の追加投資でケチケメート工場をメルセデス・ベンツの次世代コンパクトカーの生産拠点にする考えを表明しています。

ケチケメート工場は2012年に操業を開始し、今年の2月15日に累計生産50万台を達成したばかりで、2015年末までにダイムラーはケチケメート工場に10億ユーロ(約1200億円)を投資してきました。

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今回の追加投資では、約2.5億ユーロを費やして99000平方メートルの面積を備えた新工場が増設されます。この新工場には自動車車体のプレス工場と生産ラインが設けられています。

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新工場の生産ラインには、自動車ボディの表面処理をするための設備や組立ロボットが備えられるとともに、次世代小型車の最終組立セクションでは、自動車組立に必要な部品が無人輸送車両が搬送するバスケットに搭載されて最終組立セッションへ自動的に運ばれるようになるなど、先進の生産システムが用意される予定です。

(山内 博・画像:ダイムラー)

ベールを脱いだ! メルセデスEクラス・クーペ次期型

メルセデス・ベンツの4ドアサルーン「Eクラス」の派生モデル、「Eクラスクーペ」次期型が再び現れました。

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再びカメラが捉えたプロトタイプはグリルがむき出し、以前が隠されていたボンネットやトランクリッドなどもベールを脱いでいる状態でした。

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現行モデルのクーペは「Cクラス」とシャシーを共有していましたが、次期型ではFR用「MRA」モジュラーアーキテクチャーが採用され、名実共に「Eクラスクーペ」が誕生します。

パワートレインは2リットル直列4気筒をはじめ、ハイブリッドも加わります。

ワールドプレミアは2017年3月が有力です。

(APOLLO)

ボルボ60シリーズに「Drive-E」戦略の新エンジンを搭載

「Drive-E」と呼ばれる自社製のパワートレーン戦略により、エンジンのラインナップを徐々に刷新しているボルボ。

フォード傘下から離れたことで、こうした戦略を掲げる必要があったのでしょうが、4気筒以下、2.0L以下、電動化も見据えたもの。

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ガソリンとディーゼルも共通の基本構造で「25%は共通部品、25%は異なる部品、50%は類似部品」となっているそうです。ガソリンエンジンはT3、T4、T5、ディーゼルエンジンはD4が導入されているほか、最上級SUVのXC90にはT5、T6、T8が導入されています。

さらに、セダンのS60、ステーションワゴンのV60、SUVのXC60にこの「Drive-E」戦略により開発された新エンジンが搭載されました。

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ボルボの60シリーズは、日本の販売比率(2015年)のうち約36%を占めるという主力シリーズで、上級グレードに2.0Lの直噴エンジンである直列4気筒スーパーチャージャー+ターボの「T6」を設定。

さらに、XC60をのぞくS60、V60に1.5Lで直列4気筒ターボの「T3」を搭載した「T3 SE」グレードを追加しています。

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ボルボらしく安全装備は充実しており、ミリ波レーダー、カメラ、赤外線センサーからなるシステム、歩行者・サイクリスト検知機能付追突回避・軽減フルオートブレーキシステムやACC(アダプティブクルーズコントロール)など、10種類の先進安全装備からなる「IntelliSafe(インテリセーフ)」も全車に標準装備。

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価格帯は、S60が434万円(T3 SE)〜614万円(T6 AWD R-DESIGN)、V60が454万円(T3 SE)〜634万円(T6 AWD R-DESIGN)、XC60が539万円(D4)〜719万円(T6 R-DESIGN)となっています。

(文/塚田勝弘・写真/前田惠介)

360度の動画でバーチャル試乗ができるスマホアプリ「ジャガー・ランドローバー・バーチャル・ドライブ」

ジャガーの正規ディーラーで展開されている「ジャガー・バーチャル・ドライブ」は、アンバサダーの錦織 圭選手が運転するジャガーXEのドライビング体験などができます。

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こうしたバーチャル・ドライブを積極的に提供しているジャガー・ランドローバーから、iOS向けのアプリ「ジャガー・ランドローバー・バーチャル・ドライブ」の提供が開始されました。

冒頭で紹介したように、ジャガー・ランドローバー・ジャパンでは、昨年6月から、ヘッドマウントディスプレイを活用した日本初(同社調べ)のバーチャル試乗体験システム「ジャガー・バーチャル・ドライブ」、「ランドローバー・バーチャル・ドライブ」を全国の正規販売ディーラーネットワークに導入済み。

今回、提供が開始されたiOSアプリ「ジャガー・ランドローバー・バーチャル・ドライブ」により、店頭でしか体感することができなかったコンテンツが、iOSデバイス(iPhone、iPad 、iPod touch)でも楽しむことが可能になりました。

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アプリをインストールすると、臨場感あふれる360度全方位の走行動画も追従して視点が変わり、あらゆる場所で臨場感溢れる試乗体験ができます。

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リリース時に用意されているコンテンツは、先述した錦織圭選手とのバーチャル・ドライブが体験できるジャガーXEをはじめ、オフロードコースを舞台にインストラクターの解説付きで、深い水溜りや急勾配の坂道といった悪路を走行する最上級SUVランドローバーのコンテンツなど計4車種。

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ほかにも、限定コンテンツとして、昨年9月にフルモデルチェンジを受けた新型ジャガーXFと、映画『007スペクター』に登場していたジャガーのコンセプト・モデル「C-X75」もあります。

この限定コンテンツは、全国のジャガー・ランドローバー・ジャパン正規販売ディーラーネットワークに来店すると入手できるシリアルナンバーを入力するとダウンロードが可能になります。

今後も対応車種や限定コンテンツを拡充していくそうですが、モノは試しで迫力満点のバーチャル・ドライブをスマホなどで体感してみてはいかがでしょうか?

[アプリ概要]

アプリ名:ジャガー・ランドローバー・バーチャル・ドライブ
対応機種:iOS8.0以降
価格:無料
ダウンロードはこちら

(塚田勝弘)

母の日【吉田由美のすべすべ51】

私は未だに実家暮らし。
独り暮らしをしたこともありましたが、基本的にはずっと。
今となっては、両親も年老いたし、時間があるときは母の看護もしたりするので、改めて家を出ようとは思っていませんが、この年齢まで家にいるのは果たして親孝行なのか?それとも親不孝なのか…?

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ただ…もう何年も前から「結婚」の話しとか、「彼氏」の話とかは、私の方から言い出さない限りは我が家のタブーっぽい。両親で話し合いでもしたのでしょうか??

でもやっぱり…親不孝なんだろうなあ…

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親不孝な娘でごめんなさい。

(吉田 由美)

【モーターファンフェスタ】日本中のスーパーカーが集結!LIBERTY Walkゾーンに突撃

モーターファンフェスタのメイン会場であるパドックゾーンから少し離れ、ヘアピン上のパーキングに足を運ぶと、そこには名だたるスーパーカーがコレでもかというぐらい集結していました。

そのゾーンは「LIBERTY WALK」という、スポーツカー、スーパーカーをメインにしたワークススタイル(オーバーフェンダー、大型フロントスポイラー、ディープリム・ホイールなど)エアロキットを販売するメーカーのブース。

ここ最近、日本国内外で絶大な人気を誇っています。

・日産GT-R R35

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・ランボルギーニ・アヴェンタドール

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・ランボルギーニ・ウラカン&アウディ R8

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・BMW M4 & ダッジ・チャレンジャー

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・ポルシェ911タルガ&BMW Z4

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これだけの車種がリバティーウォークの手によって、ド迫力のカスタムカーにドレスアップされています。特徴的なリベット丸出しのオーバーフェンダーは一度見たら忘れられませんね。

またこれだけではなく、新旧のスーパーカーが数多く来場していました。

・フェラーリ F40 & FAB DESIGN SLS “JETSTREAM”

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「ザ・スーパーカー」である、フェラーリ F40とスイスのチューニングメーカー「FAB DESIGN」のコンプリートカーの「JETSTREAM」という珍しい1台です。

F40は、サーキット専用車であるF40 LM仕様にカスタマイズされています。この雨の中でやってくるとは、「漢」ですね!

FAB DESIGN JETSTREAMは、東京オートサロンにも出展して、その奇抜なデザインで注目を浴びたメーカーです。好き嫌いがハッキリしますが、記憶に残る1台です。

・ランボルギーニ・アヴェンタドール LP750-4 SV & フェラーリ 488GTB

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こちらは納車開始間もない、アヴェンタドールSVと488GTBです。アヴェンタドールSVは、世界限定600台というプレミアムカーですが、このイベントに確認できただけで6台もいました。つまり、1%がこの富士スピードウェイに集結していたことになります。

もう1台が、フェラーリの最新の488GTB。搭載されている3.9L V8ターボは近年の環境性能重視というトレンドに沿ったものですが670馬力とパワフルで、最新の電子制御システムで街乗りからサーキットのハードドライビングまで対応するというスポーツカーになります。

・マンソリー・サイラス&日産 GT-R NISMO

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左の「マンソリー・サイラス」というクルマは、ベンツ、ベントレーをはじめとした様々の海外プレミアムカーのコンプリートカーを手掛けるMANSORY社がたった15台限定で製作したコンプリートカーです。ベースは、アストンマーチン・DB9でフルカーボンボディに可動式リアスポイラーが特徴的です。DB9の新車価格にさらに5500万円プラスするというとんでもない1台です。

そして、日本が世界に誇るスポーツカー・日産GT-RのハイスペックモデルNISMOもこのスーパーカー集団の中でその堂々と置かれていました。フルスペックモデルになる「N Attack Package」ではないものの、この集団の中でも1,2の速さを秘めています。

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最後に、このゾーンの隅っこに置かれていながら摩訶不思議なオーラを漂わせていたカスタム・ジープを紹介します。

現行のジープがベースになっており、ワンオフのLBパフォーマンスエアロパーツに、外国車に人気の高い FORGIATO社製の24インチ(!)のホイールを装着したモンスタージープです。

いかがでしたでしょうか?この後にパレードランが控えていたのですが、残念ながら濃霧によって中止となってしまいました。ただ駐車してあるだけなのに引き寄せられるスーパーカーは、男の子の憧れですね。

(栗原 淳)

【 F1速報 25th Anniversary × F1女子~F1をかえたテクノロジー号~】 進化をし続けるF1の安全性。残る聖域とは?

F1速報25周年記念にふさわしい【F1速報 25th Anniversary 〜F1を変えたテクノロジー〜】が5月2日に発売されました!

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【グランプリ史を変えた、傑作マシン達】

F1ジャーナリストの津川哲夫氏が、F1の歴史のなかで“ 革命 ” をもたらしたマシン7台をチョイス。その先進性、後世に与えた影響を解説します。

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7台のマシンのなかで、一番印象に残っているのがルノーR26(2006年)です。私がF1にどっぷりはまったのが2006年。このマシンを見て、F1のウィングってこんなに複雑だったんだ! と衝撃的だったのを今でも鮮明に思い出します。

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津川さんは、

「R26はR25(2005年)以上にエアロダイナミックスが追及され、まるで軟体動物かと思えるような過激なカウルをまとっている。しかし、失ったダウンフォースを空力デバイスだけで取り戻すのではなく、その穴埋めをビークルダイナミクス(車両の制御システム)の開発に注進した。その結果、タイヤに優しく、効率のいいフットワークを得たR26は、エアロダイナミクスにばかり注目していたライバルを相手に小気味良く、タイトルをさらっていってのである 」

と解説。F1を見始めた当初は、マシンの形がかっこいい! とかカラーリングがキレイ! など、テクノロジーの事はよく分からず観ていたのですが、今回改めてR26がなぜ速かったかを知る事ができて良かったです(^^

【 進化し続けるF1の安全性 】

年々厳しくなるサバイバルセルの衝突安全性やクラッシュテストの合格基準、数々の最新安全装備……。今どこまで進化しているのか徹底分析します。

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進化を続けるF1の安全性ですが、残るのは“ 頭部 ” 。現在、衝突時の強い衝撃のより頭部が揺さぶられることを防ぐHANS や、ヘルメットのバイザー上部に強化パネルを装着する規則がレギュレーションに盛り込まれています。

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今シーズン話題になっているのが、頭部保護のためのHaloや、ウインドシールド型キャノピー。2017年の導入を目指して新デバイスの開発が進んでいます。

2014年に日本GPで起きたジュール・ ビアンキ選手が遭遇したような事故を防げるという発想だそうですが、皆さんはどう思いますか? 本誌では、

「とにかく美貌の観点で語られがちだが、頭部保護の観点のみに立って議論は進められるべきだ。Haloを装着しても、頭部にダメージを与えるアクシデントが完全になくなるわけではない。しかし、少しでもリスクを軽減できるなら、採用すべきだ」

と分析しています。

本当に2017年から導入されるのか、とても気になりますよね。もし導入が決定するのならば、F1の歴史がまた一つ大きく変わるのではないでしょうか。

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F1を好きになればなるほど、F1の歴史やテクノロジーにも興味が湧いてきます。そんな私にとって、とっておきの1冊です。また、F1博士(?)と呼ばれるほど詳しい方でも、楽しめる内容になっていると思います。

いつもより少し踏み込んだ世界を知る事ができる、F1速報25th Anniversary号。ぜひ読んでみて下さいね!

(yuri)

VWゴルフの40周年記念車・GTIクラブスポーツに310馬力の「S」が!

フォルクスワーゲンは「ゴルフGTI」生誕40周年を記念した「ゴルフGTIクラブスポーツ」の発売をアナウンスしていますが、その頂点に「ゴルフ クラブスポーツGTI S」が存在することが分かりました。

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外観はほぼ「ゴルフGTIクラブスポーツ」と変化ないようですが、軽量化がされており、パワートレインには最高馬力は310psを発揮する、2リッター4気筒ターボエンジンが搭載される模様です。

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ワールドプレミアは2016年5月が予想されています。

(APOLLO)

意外な方法ほど実は効く!? 変わった乗り物酔い対策10選

クルマ移動で困るのが”クルマ酔い”。まったく乗り物酔いをしない人がいる一方で、酔い止め薬などの対策をしないとクルマに乗れない人もいます。

今回はそんなクルマ酔い対策でも、ちょっと変わった酔い止め対策を紹介します。

■クルマの中で歌う

「”酔う”という意識があるから酔ってしまう。だったら他のところに気を持っていけばいい」ということで、クルマの中で歌うという人もいました。確かに気分が紛れそうですよね。

■お腹を空かせすぎず食べ過ぎない

お腹が空いている状態や食べ過ぎた後って気分が悪くなりやすいですよね。食事に気をつけるのも有効な方法です。

■ガムをひたすら噛み続ける

「好きな味のガムを噛みつづけて気分をよくします」という人も。口の中に好きな味があればそれだけで気分も紛れそうですよね。

■「絶対に酔わない!」と言い聞かせる

なんだかすごい方法ですね。意思の強さで酔いを防ぐという変わった対策です。でも「酔ってしまうかも」という考えより、このような考えのほうが酔いにくいそうですよ。

■身体をほぐしてからクルマに乗る

身体が硬い状態だと酔いやすくなるそうです。そのため、乗る前に身体を軽く動かしてから乗るという人もいました。

■辛いものを食べる

辛いものを食べると交感神経が刺激されるそうで、乗り物酔いが治まりやすくなるそうです。辛いものが苦手な人はほどほどに…。

■前方の景色を見続ける

三半規管と視覚から入る情報がズレると酔いやすくなります。横の景色を見ると景色が動いて視覚情報がズレてしまうことがあるため、なるべく正面の景色を見続けるというのもの。

■酔い対策のツボを押す

手首から指3本分の位置に内関(ないかん)と呼ばれるものがあります。これが酔い対策のツボでもあり、酔った後でも効果を発揮するので覚えておいて損はないですよ。

■寝る

ドライバーではない場合、この方法は意外と有効です。視覚からの情報がなくなるため、寝るだけで酔いが治ったなんてことはよくある話。

■氷を食べる

氷に限らず冷たいものは有効です。乗り物酔いは、自律神経のバランスが崩れることで起きるもの。その自律神経を整えるのに、口に冷たいものを含むのは効果的だそうです。

こうしてみるとユニークな乗り物酔い対策が多くありますね。「この方法が効きそう!?」というのがあれば、ぜひ試してみてください。

(鈴木 唯)

上質な乗り味が魅力のオデッセイ・ハイブリッド。 気になる実燃費は?

2月にマイナーチェンジを実施したホンダ・オデッセイ。発売から1カ月で9000台超という受注を集めたそうですが、そのうち7割強がハイブリッドモデルとのこと。

いままでハイブリッドがなかったのが不思議なくらいですが、それだけ待望の追加設定といえるのでしょう。

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JC08モード燃費は、クラストップ(7/8人乗り、1.8L以上のクラス、全高1600mm以上のミニバン)の26.0km/L。

日本自動車販売協会連合会の「新車乗用車販売台数月別ランキング」では、2016年2月に20位、翌3月は22位と圏外から30以内に顔を出しています。

ハイブリッド仕様と純ガソリン仕様の価格差は、装備など違いで単純比較はできないものの、ベースグレードで単純比較すると75万円超、装備を考慮すると実質約55万円の差といえそうです。

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そうなると、ガソリン代だけ元を取るのはかなり走らなければなりませんが、ハイブリッドモデルを購入する「理由」は単なる燃費だけでなく、静粛性の高さや静かさからくる上質感などを挙げる人も多いはず。

実際に試乗してみると、オデッセイ・ハイブリッドの乗り味は音・振動面、乗り心地など動的質感の高さは想像以上の出来映えでした。

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一般道から山岳路、高速道路まで約280km走行する機会がありましたが、路面状況を問わず1列目から3列目までショックを抑制したフラットライドは最近のミニバンの中でも上々といえるもの。

乗り心地の良さは、車格が下になるヴォクシー/ノア/エスクァイアはもちろん、基本設計の古いエスティマ・ハイブリッドなどを超えて、アルファード/ヴェルファイアに匹敵するかそれ以上かもしれません。

Printまた、バッテリー残量によりますが、街中であればEV走行中心でまかなえることが多く、エンジンの出番となると力強い加速も可能。ノーマルでも重い3列ミニバンですが、高速道路の巡航でも「かったるさ」はあまり感じさせませんでした。

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フットワークに関しては、70〜100kgほど重いハイブリッドらしく軽快とまではいえませんが、背の高いミニバン(といっても1700mm以下ですが)にありがちな重心の高さを感じさせず、ワンディングなどでもロールが大きくて運転がしにくいということもありません。

ほかにも、純ガソリン仕様と変わらない乗降性や居住性も魅力で、左右一体式のサードシートの床下格納など、シートアレンジを含めた使い勝手もガソリン車と同等。

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実燃費は約16.5km/Lで、JC08モード燃費からするともう少し伸びて欲しい気もしますが、エコランに徹したわけでもなく、渋滞にもたびたび遭遇したことを考えると上出来といえそうです。

(文/写真 塚田勝弘)

トヨタがカローラ・レビンに「PHV」を導入する理由とは?

先日、トヨタ自動車が中国市場に現地製の「カローラ」「レビン」のPHVを2018年に導入すると発表しました。

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中国へのPHV導入は日本メーカーでは初となるもので、現地でのエコカー市場開拓を本格化させ、中国政府による環境規制の強化にも対応する構えを示してます。

同社はこれまでHVを中心に現地生産・販売してきましたが、中国政府は最高100万円超の補助金を支給するなど、“新エネルギー車”(EV、PHV)の普及を目指しており、HVは支給の対象外となっています。

そこでトヨタとしても現地製「カローラ」「レビン」にPHVを設定することで“新エネルギー車”認定を受け、車両価格を抑えてエコカー市場の開拓を急ぐことにしたもの。

日経新聞によると、中国では政府の手厚い補助金の後押しにより、昨年の新エネルギー車販売は前年比約4倍の33万台まで急増しているそうで、なかでもPHVの勢いが鮮明になっているといいます。

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中国政府は新エネルギー車に対する補助金の支給政策を2020年まで続ける方針のようで、ホンダも2020年を目処に現地製「アコード」PHVを発売する方針とか。

中国では景気減速が続くものの、今年は昨年以上に新車販売が増える見込みで、外資系である日本勢がPHV攻勢に出ることで、“新エネルギー車”を巡る競争が本格化しそうな情勢になってきました。

【関連記事】

トヨタ、新型カローラ/レビンのPHVを2018年投入へ!
http://clicccar.com/2016/05/02/369850/

トヨタが中国で「カローラ」「レビン」のHVを一貫生産へ!
http://clicccar.com/2014/09/20/269656/

トヨタが世界最大市場の中国を舞台に現地製HVで勝負!
http://clicccar.com/2014/04/25/253826/

中国で日系各社がHVモデルを一斉に発表! 理由は補助金にあり
http://clicccar.com/2014/04/24/253431/

トヨタの新型車「レビン」復活! 【北京モーターショー14】
http://clicccar.com/2014/04/20/253260/

ボーダーは「モテない」アイテム!? ギンガムチェックの季節到来【吉田由美のすべすべ50】

すでにお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが…

暖かくなってくると着たくなるのが「ギンガムチェック」。

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これって私だけではないかも!?

私はもともとチェック率は高いのですが、春~秋にかけてはかなりヘビーローテーションとなります。基本はギンガムチェックのシャツ。色も素材も袖の長さもいろいろ取り揃えています。そしてワンピース、スカート、パンツとアイテムも充実。

そしてチェックだけではなく、ボーダーも大好きなのですが、ゲッターズ飯田さんが「ボーダーを着る女性はモテない」と言う話を耳にしてからは控えめに。しかし、今シーズンはボーダー…というよりストライプのアイテムを購入しています。

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一見、同じように見えるギンガムチェックの洋服ですが、よく見ると違う服だったりするので、こちらにもご注目くださいませ(笑)。と言いつつ、お気に入りはやっぱりヘビーローテーションですが。

(吉田 由美)

燃料電池車に必須の「専用」ナビ。トヨタとホンダで扱いに差があった!?

トヨタから「MIRAI」、そしてホンダから「クラリティ フューエルセル」が登場するなど、水素社会へ向けた燃料電池車のリアルが増しています。

とはいえ、まだまだ水素社会のキーとなるインフラ整備は始まったばかりで、水素ステーションの数は、燃料電池車を運用するには心許ない状況といえます。

電気自動車でも専用ナビで充電ポイントが検索できるようになっているのと同様、燃料電池車には近場の水素ステーションの情報を得ることのできる専用メニューが用意されています。

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こちらの画像はホンダ・クラリティ フューエルセルの8インチワイドディスプレイ・インターナビの水素ステーション情報画面。

自車位置が埼玉県和光市での検索結果で、意外に水素ステーションは近くにあるようにも思えますが、「×」印がついているステーションは営業準備中だったりするので注意が必要です。

とはいえ、このような営業開始に関する情報も随時更新されるというのは、インフラ整備段階においては重要な情報となりそうです。

ちなみに、トヨタの燃料電池車MIRAIにも9インチ画面の専用T-Connectナビが用意され、同様に水素ステーション情報を活用することができます。

両車の違いは、ホンダが専用ナビを標準装備しているのに対して、トヨタは31万3200円のオプション設定としていること。

メーカー希望小売価格はMIRAIが723万6000円、クラリティ フューエルセルは766万円となっていますが、現時点の燃料電池車には必須といえる専用ナビの装着を考慮すると、価格差が縮まることも見逃せないファクターといえそうです。

(写真・文 山本晋也)

【関連記事】

ホンダの燃料電池車「クラリティ フューエルセル」は乗り心地のよさがお値段以上!?
http://clicccar.com/2016/05/02/369443/

BMW i3にバッテリー容量を増やした新グレードを設定。アップデートも用意

ドイツ本国において、BMW i3の新グレード「94Ah」の追加が発表されました。

床下にリチウムイオン電池を収める構造はそのままに、バッテリー容積を変えずに総電力量を33kWhまでアップさせることで航続距離を伸ばしたバージョンです。

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従来モデルのバッテリー総電力量は21.8kWh、日本国内でのJC08モードによる航続可能距離は229kmとなっていますが、新しい「94Ah」グレードは欧州サイクルでの航続可能距離を300kmまで延長(従来モデルの欧州サイクル値は190km)しています。

つまり、航続可能距離は1.5倍以上になることが期待できるというわけです。

さらに注目は、従来モデルの所有者に対して33kWhの新バッテリーをインストールする特別なレトロフィット・プログラムを用意するという点でしょう。

なお、従来同様のバッテリーを搭載したモデルも「60Ah」として継続販売。

また、BMW i3の特徴ともいえる2気筒エンジンを搭載したレンジエクステンダー仕様は、60Ah、94Ahいずれにも設定されています。

(山本晋也)

F1女子大はしゃぎ!鈴鹿サーキットでしか味わえない、体験型アトラクションとは?

鈴鹿サーキットといえば、「レースが行われる場所」というイメージを持っている人がほとんどだと思いますが(私もその一人でした)、子供から大人まで楽しめる「鈴鹿サーキットならでは」の素晴らしい施設がある事をご存知ですか?

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【プッチグランプリ】

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二人乗りのレーシングカーに乗って、タイムアタックをし順位を競うプッチググランプリ。このアトラクション、なんとコースがスケールダウンしたミニ鈴鹿サーキットになっているのです! レースファンには、たまらないシチュエーションですね。

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ただ走るだけではなく、途中にスピードが速くなったり遅くなったりする色々なアイテムがあり面白かったです。2人で乗って協力した方が、速く走れるかも!?

【ツーリングバイク】

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小学3年生〜大人まで楽しめる本格ツーリングバイク。バイク未経験の私、ブレーキとアクセルはどれ? 運転方法は? 転ばない? と不安でいっぱいでしたが、そんな私が安心できるアイテム( ? ) がありました。

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まず、軍手。「とまる」 と「すすむ」の文字がプリントされています。 しかも、< 赤→ とまる、青→ すすむ > と視覚でブレーキとアクセルが分かるのがgood ♪

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転んだり、ぶつかったりしても大丈夫。路面が軟らかいので、ケガの心配もありません。撮影のため転んだふりをしています。ホントですよ!

バイク初体験でしたが、とっても楽しかったです! また乗りたい! 親子で一緒に楽しめるので、おススメです(^^

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乗車後は、メンキョセンターでライセンスカードをGet! 様々な種類のライセンスカードがあるので、全てコンプリートしたくなっちゃいます。

鈴鹿サーキットでもう一つ忘れてはいけないのがサーキット内にある鈴鹿サーキットホテル。

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F1日本GP中にはドライバーやチームスタッフが宿泊していて、一度は泊まってみたい憧れのホテルです。ここにも、“ 鈴鹿サーキットならでは ” の素敵なお部屋がありました。

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まずは、レーシングルームがあるNorth館へ。道にはゼブラゾーンがあり、まるでサーキットのよう! すでにテンションが上がります。

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部屋に入ると、ここはサーキット? と思わせるような、素敵な空間が広がっていました。

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これでもかというぐらい、モータースポーツ一色なレーシングルーム。鈴鹿サーキットのこだわりが感じられます。

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アメニティもレーシングルーム専用のものが置いてありました。パッケージが可愛くて、使うのがもったいないですね。

小さなお子様がいらっしゃるご家族の方におススメなのが、West館にある「コチラ ファミリールーム」。

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家族みんなで寝ることができるよう、ベッドはゆったりサイズ。小さなお子さまにも安心のローサイズです(幅285cm× 高さ35cm以下)。

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壁に掛けられたパネルには、コチラファミリーが潜んでいるようです。視覚探索ゲームで、家族みんなで盛り上がること間違いなし!

ちなみにこの部屋、F1ドライバーも宿泊するそうです( そういえば、誰かがこの部屋の写真をSNSにアップしていたような ) 。こんな可愛い部屋にF1ドライバーがいると思うと、なんだか面白いですね。

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アトラクションもホテルも、鈴鹿サーキットでしか味わえない事がたくさん。アトラクションではレール上を走るのではなく、自分で運転する楽しさを体験できるのが最大の魅力ではないでしょうか。

ぜひ、家族やお友達と遊びに行ってみて下さい! ほかのアミューズメントパークとは違う「鈴鹿サーキットならでは 」の思い出ができますよ。

(yuri)

【モーターファンフェスタ】TV出演を果たしブレイク間近!? のレースクイーン特集

「ギャルズパラダイス25thアニバーサリーフェスタ」で集まった約50名のレースクイーン。

現在TVなどで活躍中の「菜々緒」さんや「おのののか」さんなど、レースクイーン出身のタレントさんも大勢いますが、最近TV等に露出してブレイク間近!? と思われるお二人をご紹介します。

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まずは「林紗久羅」ちゃん。

有名TV番組にて再現VTR等に出演。ツイッターでは、再現VTRの本人よりかわいいと話題になっていました。父親はボディビルダーで、オードリー春日さんが出場する大会で審査員を務めたこともあるそう。その影響で特技はボディビルの規定ポーズ、という筋肉好き。

今年はRAYBRIGレースクイーンとして活躍中なのでチェックしましょう!

林紗久羅

もう一人は「森脇亜紗紀」ちゃん。深夜のランキング番組にも登場して話題になっていたので誰か?気になっていた人も多かったのでは?

今年は「SUBARU BRZ R&D SPORT」レースクイーン「BREEZE」として活躍中です。

森脇亜紗紀

正統派美少女という感じですね♪

森脇亜紗紀

レースクイーンとはツイッターなどのSNSで交流もできるので名前を覚えてくれます。レースクイーンから「お久しぶり〜」なんて声かけてもらえるなんて最高ですよね?

TV等で活躍する日を夢見て応援してあげるのも楽しみの一つ。あの子はレースクイーン時代から応援してあげていたんだよ!と周囲に自慢しましょう(笑)

(sin)

ポルシェ、911GT3 RSに怒涛の「4.2」モデルを投入!

ポルシェ「911 GT3 RS」の上位に位置すると予測される最強モデルの姿をカメラが捉えました。

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エクステリアはリアに固定式巨大ウィング、フロントバンパーには大口エアダクト、リアの下部には「911R」風デュフューザーを装備しており、いかにもハイスペックモデルらしい外観となっています。

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パワートレインには4.2リットルボクサー6自然吸気エンジンを搭載し、最高馬力は525psを叩き出すと噂されます。

名称は「911 GT3 RS 4.2」となり、2016年3月のジュネーブモーターショーでの公開が予想されます。

(APOLLO)

実はコンパクトカーでもっとも凄い!? 新型パッソとブーンの見どころ。

失礼を承知で言うとパッソは地味なクルマですが、モデル末期でも月平均で3000台以上を販売していた隠れ人気車種。意外に凄いんです。

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そんなパッソ(と兄弟車のダイハツ・ブーン)が新型にフルモデルチェンジしたのはご存知の通りですが、実は先代や先々代とは両車の関係がずいぶん変化しています。

これまではトヨタとダイハツが共同開発し、ダイハツが製造を担当して(パッソを)トヨタに供給していましたが、新型は開発も完全にダイハツがおこない、トヨタには単にOEM供給という流れなのです。

いうなれば、「ストーリア」と「デュエット」時代に戻ったという感じですね。

……というのは前置きで、そんな大人の事情なんてとりあえずどうでもいいんです。ユーザーにはあまり関係がないので。

ここからは、ユーザーに関係ある注目ポイントというか凄いところを3つ紹介しましょう。

【1】まず注目すべきは燃費

2WD車の燃費(JC08モード)は28.0km/Lとなっています。実はコレってすごい数字。

30キロ台後半を誇るアクアとかフィットハイブリッドに比べると見劣りする数字ですが、奴らはハイブリッドですからね。こっちはモーターもバッテリーも積んでいない純粋なエンジン車。ピュアなんです。

それでこの数字はかなりのものですよ。もちろんハイブリッド以外の普通車(お役所用語でいう「登録車」)ではトップ。実燃費はふた昔前のハイブリッドカーくらいでしょうか。それって凄くない? 凄いんです。

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【2】自動ブレーキは人にも反応

パッソの興味深いことのひとつが、自動ブレーキがトヨタ名の「セーフティセンス」ではなくダイハツ式の「スマートアシスト」だってこと。システムが違うから当然といえば当然なのですが、「スマアシ」がトヨタ車についているのはちょっとした違和感です。

でもって、その性能の違いも知っておきたいところ。たとえば追突軽減ブレーキの作動上限は、トヨタ「セーフティセンスC」が約80km/hなのに対し、「スマアシ」は約50km/h。いずれもセンサーはレーザーとカメラながら、作動に差があるのです。

しかも、「スマアシ」は人にも反応して接触を防ぐために自動的にブレーキをかけるという現状の「セーフティセンス」にはない機能まで搭載。やるじゃないですかダイハツ。

そのうえ、車両後方のセンサーにより、後ろ方向へもアクセルとブレーキの踏み間違いによる暴走を防ぐというのも「スマアシ」の注目機構ですね。

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【3】後席はコンパクトカー(ハイト系を除く)で一番広い

でも実は、新型パッソ&ブーンで一番すごいのはコレだと思っています。後席足元(前後席間距離)が、ハイト系を除くコンパクトカーの中で一番広いんですよ。

ちなみに今までいちばん広かったのはホンダ・フィット。ですがそれを超えたんです。全長はフィットより短いのにですよ。やったー!

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実はここにはしっかりカラクリがあって、後席足元を広げた分だけ荷室容量は減っているんです。

それは「後席は広いと喜ばれるから広く。だけど荷室はあまり重視されないから日常で困らない程度確保するけど、ちょっとだけ削ろう」という開発陣の判断。

ウンウンと頷いたあなた。新型パッソ&ブーンはそんなあなたのためのクルマです。

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そして最後に個人的な独り言ですが、ルーフを黒く塗った2トーンってカッコよくないですか?

(工藤貴宏)

三菱の軽乗用車販売、4月は前年比37.9%の680台。日産は?

全国軽乗用車協会連合会が、2016年4月の軽自動車セールスデータ(速報)を発表しています。

認証取得時の不正が明らかとなった三菱自動車「eK」シリーズと、その兄弟モデルである「DAYZ」シリーズを販売していた日産自動車の両社の販売数は、三菱が前年同月比55.1%の1,477台、日産は同48.8%の5,574台となっています。

いずれも不正問題の発覚後、販売を停止しているのでこうした数字は予想の範囲ですが、それにしては台数の落ち込みが少ないという見方もあるかもしれません。

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ここでポイントとなるのは、上記の数字は各社の軽自動車販売のトータルの数字であること。

三菱、日産ともに販売を停止しているのは乗用モデルのeKシリーズ、DAYZシリーズに限った話。軽自動車全体では、スズキからOEM供給を受けている商用車などを含めての軽自動車セールス台数ということになります。

そこで、両社の軽乗用車に限った数字を見てみると、三菱は前年同月比37.9%の680台。結果として、三菱の軽自動車販売は商用車のほうが多いという非常に珍しいバランスとなっています。

また、日産はスズキからOEMのモコを含んだ台数となりますが、軽乗用車に限った4月の実績は同35.7%の3185台と、比率でいえば三菱自動車より落ち込んでいます。

そもそも不正を行なったのは三菱自動車であり、しかも1991年から不正が続いていたということで、社会的な問題となっています。

しかし、販売現場での影響でいえば、日産の軽自動車への影響がより目立つ結果となっているようです。

(山本晋也)

フェラーリの「代車」として提供される世界限定99台の特別仕様のアバルト

FCAジャパンのブランドには、フィアット、クライスラー、ジープ、アバルトがあります。

アバルトが1971年にフィアットの傘下に収まって以来、フィアットの高性能・スポーティモデルという位置づけで多くのホットなコンパクトモデルがリリースされているのはご存じのとおり。

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一方で、同じイタリアのフェラーリは、2016年1月にフィアットグループから独立した形になっていますが、依然としてフィアット系グループがフェラーリの大株主になっています。

日本ではFCAジャパンとフェラーリ・ジャパンは別会社で、販売網も別ですが、5月2日からフェラーリ顧客向けの代車にアバルトの車両を提供するという発表がありました。

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このフェラーリ顧客向け代車サービスは、「ABARTH 695 Biposto Ferrari Courtesy Car」によるもので、2015年10月から欧州を皮切りに開始したグローバルプロジェクト。

「アバルト695ビポスト」をベースに特別仕様車として世界99台限定で製造され、日本には10台を導入、国内のフェラーリ・ジャパン正規ディーラーのうち、当プロジェクトに参加する店舗に随時納車し、各店舗で代車としてフェラーリのオーナーに提供されるサービスです。

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なお、この「アバルト695ビポスト」は、ビポストの標準仕様にフェラーリならではのレッドの特別ボディカラーが設定されたもの

同じイタリアで、かつて同門で「アバルト695トリブート フェラーリ」などの市販車でのコラボの実績があるとしても、代車サービスとして他社ブランドに車両を提供することはFCAジャパンとして初のプロジェクトだそう。

確かに他のメーカーやブランドでも聞いたことはありません。その狙いは、今回のサービス開始により、多くの日本の顧客に「アバルト」を認知、体感してもらうのが目的だそう。

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FCAジャパン社長のポンタス・ヘグストロム氏は、「今回フェラーリにアバルトを選んでいただいたことは、アバルトの情熱とスポーツスピリットをフェラーリにも評価していただいた結果と、光栄に思っています」とコメントしています。

(塚田勝弘)

MINI3ドア、5ドアをより個性的に仕上げるオプション「MINI Yours」がスタート

現行MINIを指名する人は、BMW(MINI)のブランド力や信頼性の高さ、走りの良さなどのほか、「内・外装のデザインがオシャレだから」というのが大きいのではないでしょうか。

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そうなると、人と同じMINIはイヤ! という方も多くなりそうで、ルーフからドアミラー、アルミホイールなど、数多くの純正アクセサリーが用意されています。ウェブやカタログを見ているだけでも豊富過ぎて選ぶのが大変そうです。

今年4月末に発売されたMINIのデザインプログラム「MINI Yours」は、MINIの3ドア、5ドアが対象。

厳選された素材を贅沢に使用し、高いクラフトマンシップを細部にまで感じさせるオプション装備。さらに、トータルコーディネイトが可能な「MINI Yours パッケージ」も用意されていて、好みのMINIに仕上げることができます。

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デザインプログラムの「MINI Yours」は、インテリアに本アロイや本木目、柔らかなナッパ・レザーが採用された本物の材質にこだわった装備や、カフス・ボタンを連想させる装飾やエンボス加工されたレザーによるエンブレムを施したレザーシートなど、細部までこだわり抜かれたオプションで、BMWブランドの「BMW Individual」のMINI版のようなイメージでしょうか。

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一例を挙げると、専用のボディカラー「ラピス・ラグジュアリー・ブルー」では、半貴石ラピス・ラズリに起源をもつ「ウルトラマリン」がベースのブルーが印象的で、特殊な顔料が採用され、特別なプロセスを経て仕上げられているそうで、MINI中でも最も深みのあるブルーだそう。

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「レザー・ラウンジ・シート」は、シルクのような柔らかい手触りのハイ・クオリティなレザーに、繊細な模様の施されたパイピングで縁取られたシート。

ショルダーラインにはカフス・ボタンをイメージしたという装飾が用意されているほか、刻印されたエンブレム、ヘッドレスト背面にも英国ユニオン・ジャックのデザイン・モチーフが施されています。

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また、トータルコーディネイトが可能な「MINI Yours パッケージ」は、「18インチ アロイ・ホイール」、「MINI Yoursバニティ・スポーク2トーン」、「MINI Yoursレザー・ステアリング・ホイール」、「マルチファンクション・ステアリング」、「INI Yoursインテリア・サーフェス ファイバー・アロイ」、「MINI Yoursレザー・ラウンジ カーボン・ブラック」などが用意され、価格は37万6000円となっています。

(塚田勝弘)

私のことを愛してくれているのは…?【吉田由美のすべすべ49】

この後のGWは家で断捨離をしながら、たまに原稿を書きながら、のんびり過ごそうかと思っている今日この頃。

そんな今日は「こどもの日」。

私は愛娘…いえ、愛犬チョコちゃんと珍しくお散歩。

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彼女は、家に私がいるときは瞬きもせずに私のことを見つめています。

私が帰宅した時も一番にお出迎え。でも早目に挨拶しないと、拗ねて嫌ションをして抵抗をします。

こんなに愛してくれるのは今のところ彼女だけ。

大事にしてます♡

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今度、すべてシリーズで「わんこのすべて」とか作ってくれないかなあ…。

(吉田 由美)

ひと回り大きくなった新型スバル・インプレッサ。気になる取り回し、運転視界は?

ボディサイズの拡大によりダイナミックなデザインを得るとともに、居住性や積載性の向上がはかられている新型インプレッサ。

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北米仕様のボディサイズは、写真のセダンが全長4625×全幅1777×全高1455mm(5ドアは全長4460mm)で、Cセグメントとしてはかなり長めの全長になっています。

サイズアップとなると気になるのが、狭い道や駐車場での取り回しでしょう。

広大な北米ならこのサイズでもコンパクトカーといえるでしょうが、日本の狭い住宅街などでは「小さい」とはいえないサイズ感。

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その点をデザイン部部長の石井 守氏にうかがうと、数値はまだ公表できないとしながらも、すれ違いや通り抜け時などに最も擦りやすいドアミラー間の全幅(ミラーtoミラー)は変わっていないそうで、現行モデルと同じにしてあるそう。

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さらに「ボディ(幅方向)の真ん中を膨らませたことで非常に安心感があり、四角くて大きいと心理的に大きく見えますが、それを緩和するために大きい張りを設けたり、コーナーを削り取ったりして大きく見えないようにデザインしています」と、新型インプレッサの見た目のサイズ感を抑制する工夫も教えてくれました。

もう1つ気になるのが、新型インプレッサの視界。

現行モデルよりもウエストラインが後ろに行くほど駆け上がっていて、リヤのサイドウインドウ、クォーターガラスも小さく感じます。

「視界に関しては、非常に優れている現行車とほとんど同じにしてあります。リヤクォーターガラスを極力後に引っ張ることで、反対側(助手席側)の路面が目視できるようにしてあります」。

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衝突安全などが年々厳しくなることからボディが拡大していることは認めつつも、こうした数々の工夫によって取り回ししにくいことにならないように配慮されています。

ドアミラーに関しては、ドライバーポイントと呼ぶ視界ポイントが10mm外に出たそうで、小さな子どもがきちんと見えるなど、最適な位置にドアミラーを配置しているそうです。

(塚田勝弘)

【関連記事】

■新型スバル・インプレッサは、サイズ拡大で居住性・積載性が向上
http://clicccar.com/2016/04/27/368145/

■新型インプレッサに込めたデザインとは?
http://clicccar.com/2016/04/28/368158/

■「SUBARU GLOBAL PLATFORM」第1弾の新型インプレッサはどんなクルマなのか?
http://clicccar.com/?p=368116

クラリオンがゴルフ、ゴルフ・ヴァリアントの駐車支援システム「SurroundEye」を開発

最近の新車に装着されている運転支援用のカメラ、映像の鮮明さはもちろん複数のカメラ画像を合成した俯瞰画像やワイド画面の視認性の高さなど、その性能には驚かされます。

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クラリオンは、ポルシェ・パナメーラにカメラを装着し、全周囲俯瞰カメラシステムの提供を2014年モデルから開始するなどの実績を積み上げていますが、今回、フォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)と共同で、日本国内で発売されるゴルフとゴルフ・ヴァリアント向けの駐車支援カメラシステム「SurroundEye(サラウンドアイ)」を開発しました。

5月9日からフォルクスワーゲン正規ディーラーにて新車購入時のVolkswagen純正オプション商品として発売されます。なお、価格は11万円(税抜き、取付作業費別)です。

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ゴルフ、ゴルフ・ヴァリアント向けの「サラウンドアイ」は、車体に装着された4つのカメラにより車両の周囲を真上から見たように表示する駐車支援カメラシステム。

後退時に純正インフォテイメントシステム(Discover Pro、Composition Media)のモニター画面に車庫入れや縦列駐車などに便利な4つのカメラパターンが表示されるものです。

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また、一部車種で標準装備されている「オプティカル パーキングシステム」と組み合わせることで、センサーによる警告音と画像表示で車両周辺の安全確認をサポート。クラリオンの独自技術である「サラウンドアイ」は、ドライ バーが不安を感じる車両の周辺視界を補助し、安全な駐車などをフォローするものです。

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駐車支援カメラシステムは、ドライバーの安全、安心意識の高まりから近年急速にニーズが拡大しています。ミラーの確認や目視などでは限界がある車両付近の安全性確認、たとえば小さな子どもの確認などにも効果を発揮してくれそうです。

(塚田勝弘)

【関連記事】

■車載用フルデジタルサウンドシステムとデジタル接続が可能なクラリオン製ナビ「MAX776W」が登場
http://clicccar.com/?p=369200

ゴールデンウィークはクルマのトラブル続出!? クルマの運転には要注意

待ちにまったゴールデンウィークがついにやってきました。既に連休を楽しんでいる人も多いのではないでしょうか。

ですが、そんなゴールデンウィークはクルマのトラブル発生率もとても高いと言われています。どれくらい多いかご存知ですか?

■ゴールデンウィーク中のクルマのトラブルは12秒に1回!?

去年のゴールデンウィークにあたる2015年4月29日〜5月6日までのJAFが行ったロードサービスはなんと驚異の5万5073件。1日の平均は約6800件以上にもなり、これは12秒に1回のペースでトラブルが発生していることになります。ゴールデンウィーク中は連休が続きクルマでの移動率も高くなるため、トラブルも多くなりやすいのです。

■トラブル1位は”タイヤのパンク”

ゴールデンウィークの時期に発生しやすいトラブルの1位は”タイヤのパンク”です。続いて2位は”燃料切れ”になります。特に高速道路での移動が多くなるため、パンクや燃料切れが起こりやすいとのこと。タイヤのパンクは高速道路トラブルの約3割にもなり、燃料切れは全体の約1割にもなります。また、追突事故の発生率も高いとのことです。

■高速道路で他にも気をつけたいトラブル

今年は特にゴールデンウィークから、まるで春を通り越して夏の始まりを感じさせてくれる暑さです。そこで気をつけたいのが脱水症状や熱中症。小さな子どもがいる親御さんは特に気をつけたいところです。また、チャイルドシートに子どもを座らせている場合は、日の当たり位置は十分に注意してください。水分補給はこまめに取ったり、サンシェードなどをうまく活用しましょう。

■長距離ドライブの際はしっかりと対策を!

長時間の移動の際は、事前にタイヤの空気圧やガソリンの確認をきちんとしときましょう。事前に確認をするだけでこのようなトラブルを防ぐことができますし、トラブルに時間を取られることもありません。

楽しいゴールデンウィークを快適なドライブにするためにも、気をつけたい点ですよね。

(鈴木 唯)

ランボルギーニ・ウラカンに超速「スーパーレジェーラ」登場!?

ランボルギーニ・ウラカンの怪しげな、一台のプロトタイプをニュルブルクリンクの高速テストでキャッチしました。

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その試作車は一見ノーマルモデルのようですが、リアを見るとバンパーの中央にパネルがあり、その中にはセンターツインエキゾーストパイプが隠されているようです。

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カメラマンによれば、この試作車はランボルギーニ「ウラカン」のハイスペックモデルで「スーパーレジェーラ」ではないか、とのこと。

ダミーパーツが多く付けられていますが、完成時には専用のエアロパーツなどが装備されていると思われます。

世界初公開は2016年9月と噂されています。

(APOLLO)

F1女子が行く【 モーターファンフェスタ2016 】。 世界に2台しかない幻のF1マシンを発見!

2016年は三栄書房の自動車雑誌& イベントは記念日のオンパレード。我らがclicccarも、5周年という記念すべき年なのです!

そんなスペシャルな年にぴったりな、すべてが最大級の車の祭典“ モーターファンフェスタ ” が富士スピードウェイで開催されました。

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F1が大好きな私が楽しみにしていたのは、昔のF1マシンを見られること。

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今回のイベントの大目玉と言っても過言ではない、フェラーリのデモ走行。ミ

ハエル・シューマッハが圧倒的な強さをみせつけた時代の名車「 F2001B 」 と「 F399 」 が富士スピードウェイを駆け抜ける! はずだったのですが 、 濃霧のため予定していた走行は全て中止となってしまいました。残念……

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しかし、ガレージではエンジンの暖機がスタート! V10エンジンのサウンドが響き渡ります。やはり、エンジン音は生で聞くのが一番ですね。初めてF1を観に行った時の感動が蘇ってきました。

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1992年片山右京さんがドライブした、ヴェンチュリーLC92。今のF1マシンと比べてステアリングがすっきりしていますね。

さて、ここでF1豆知識をひとつ。今のF1で使用されている、パドルシフトや様々なスイッチが付いているステアリングはいつ頃から使用されているかご存知ですか?

実はこのマシンと同じ1992年にフェラーリが開発したのです。ミハエル・ シューマッハが自分で燃料セーブなど、マシンの調節をやりたっかったのがきっかけなんだとか。さすがシューマッハですね。

F1速報編集部ブースでは、F1解説でお馴染みの森脇基恭さんとカメラマンの澤田賢志さんによるトークショーも開催。

私……トークショーに飛び入り参加させてもらっちゃいました!初めての経験で緊張しましたが、とても楽しい時間でした( ^ ^

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トークショーでは幻のF1マシン、ロータス88について解説。

「これってF1マシンですか?」と思わず質問してしまったくらい不思議な形をしたロータス88ですが、ツインシャシー構造と聞いて驚きました。

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しかし、この斬新なアイディアがレギュレーション違反と判断されたため実戦を走る事ができず、世界に2台しかない幻のF1となってしまったそうです。

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ロータス88の私的お気に入りポイントは、フロントウィング。飛行機みたいで可愛いと思いませんか?

また、日本GP伝説のイベント「けんさわ祭り」が復活。恒例の(?)じゃんけん大会では、澤田さんが撮影した歴代F1王者のパネルをプレゼント!

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お宝をめぐり、熱いじゃんけんが繰り広げられました。私もじゃんけんに参加したかったなぁ……なんて。

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控室で澤田さんとお話しさせて頂いたのですが、「海外観戦に行くならどこがおススメですか?」と聞いてみたところ、「イタリア!」と即答。

ファンの方達の熱気がどのサーキットよりも凄くて、さらにホテルからサーキットまでも通いやすい距離にあるそうです。毎年、表彰式の時の盛り上がり方は凄いですよね。いつか行ってみたいグランプリのひとつです。

F1をメインに紹介してきましたが、ここで場内の様子を少しだけお届けします。

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当日は朝から雨が降ったり止んだり。雨が止んだかと思うと、サーキット一面霧に覆われるという富士スピードウェイならではのお天気でした。気温も低く、暖かい飲み物でも! と思い自販機に向かうと……

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がーん……暖かい飲み物が完売でした。皆さん、考える事は同じですね。

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場内を歩いていると、可愛いちびっこドライバーを発見! ジェンソン・ バトン選手とキミ・ ライコネン選手を応援しているそうですよ。レーシングスーツ姿、きまってます☆

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TOYO TIRESブースにいた真っ黒なライオン、なんと全てタイヤで出来ていたのには驚きました。

clicccarブースでは、公道を走れる50ccカート「 X-Kart 」 が登場。早速試乗してみました。

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X-Kart、何が凄いって普通免許で乗れてヘルメット不要なんです。さらにミニカー登録で道路を走れる、自動車と原付の中間のようなナンバー付きの車両となっています。

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いよいよ試乗開始。カートだというのに、道路を走っているなんて不思議です。山あり谷ありとまではいきませんが、走行コースもとても面白くてカーブや坂道でもスピードを保ったまま走行できました。

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一緒に試乗した父に感想を聞いたところ「 エンジンの振動や風、ハンドリング全てがダイレクトに感じられる感覚が楽しくて気持ちい! 」 と大興奮でした。一度乗るとやみつきになるX-Kart、また乗りたいです!

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F1マシンをはじめ、様々な車達を近くで見たり実際に試乗したりと、一日中楽しめたモーターファンフェスタ。このようなイベントが、また開催されると良いなと思います!

(yuri)

トヨタ、2015年度の世界販売で首位奪還!

トヨタ自動車グループの2015年度(2015年4月-16年3月)の世界販売台数が1009.4万台(前年度比-0.7%)となり、3年連続で1,000万台超えを達成しました。

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同社は歴年(2015年1月-12月)で4年連続世界販売首位を維持していますが、今回年度ベースでも14万台差でVWを抑え、2年ぶりに首位を奪還。

新興国などで苦戦し、4年ぶりに前年度の実績を割り込んだものの、VWの同期間の販売台数を上回って首位に返り咲きました。

VWの2015年度世界販売台数はディーゼルエンジンの排ガス不正問題の影響などから、前年度比-2.3%減の995.1万台(-2.3%)に留まっています。

トヨタ本体の世界総販売台数は915.9万台(+0.5%)と前年度並みで、国内販売が+1.5%増の148.9万台、海外販売は+0.4%増の767.1万台。

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ガソリン安の影響により米国で大型車の販売が好調ですが、タイやロシアなど新興国の景気減速による苦戦が目立つ状況。

またダイハツは、軽自動車税引き上げの影響により、国内販売が低迷(前年度比-14.9%)しており、海外販売についてもインドネシアにおける販売減が響いて1割程度減少しています。

その一方で、VWが中国や欧州で盛り返しており、1-3月の世界販売でトヨタを上回るなど、2016年の歴年世界販売については予断を許さない状況。

トヨタは熊本県で4月14日から発生している地震の影響により、4月18日から約1週間に渡って国内の完成車組立てラインの稼働を段階的に停止するなど、減産を強いられており、どの程度の期間で生産遅れを挽回できるかが、今後の焦点になりそうです。

Avanti Yasunori

【関連記事】

VWの排ガス認証不正、販売台数への影響は限定的?
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2015年世界販売トップのトヨタ、国内販売も回復基調!
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トヨタが2014年世界販売1,023万台で3年連続首位を堅持!
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首位トヨタに肉薄!2014年世界販売でVWが1,000万台超
http://clicccar.com/2015/01/20/289380/

BMWグループ、3月の世界販売が史上最高を記録!

BMWによると、今年3月のグループ世界総販売台数が、過去100年の歴史の中で初めて20万台を突破。史上最高となる24万台(前年同月比+3.5%)に達したそうです。

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また、1-3月の累計販売台数についても55.7万台(+5.9%)と好調。

市場別の第1四半期(1-3月)実績は、欧州が25.7万台(+9.5%)と回復傾向。なかでもイギリス(+10.6%)、フランス(+10.7%)、スペイン(+22.7%)では2桁台の販売増となっています。

アジア地域では18.3万台(+10.0%)を販売しており、中国が12.7万台(+10.5%)、日本が1.8万台(+8.9%)、韓国が1.4万台(+15.0%)の状況。

一方、ピックアップ系が人気の米国では10万台(-8.6%)と前年減。

ブランド別内訳ではBMWの3月販売台数が20万台(+2.9%)、1-3月の累計が47.8万台(+6.0%)、MINIの3月販売台数が3.9万台(+6.6%)、1-3月累計が7.8万台(+5.4%)となっており、いずれも大きく伸びています。

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車種別の1-3月販売実績では、BMW「2シリーズ」のアクティブ/グランツアラーが好調で4.4万台(+56.3%)、フラッグシップモデルの新型「7シリーズ」も10,588台(+20.3%)と貢献しています。

SUV系では新型「X1」が5.1万台(+67.7%)と大きく販売を伸ばしており、「X3」も3.8万台(+27.2%)、「X6」が1.1万台(+15.1%)と好調。

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BMWグループでマーケティングを担当するイアン・ロバートソン取締役は「私達の革新的な製品は継続的に利益のある成長を可能にしており、この傾向は年内を通して続くと確信している」としています。

Avanti Yasunori・データ出典:BMW)

【関連記事】

3月の輸入車販売、BMWがVWを抑えて2位に浮上!
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BMWがEV、PHVなど電動化による新戦略「ナンバーワン・ネクスト」を発表!
http://clicccar.com/2016/03/28/362878/

BMWグループの世界販売、2月に16万台超えの新記録!
http://clicccar.com/2016/03/24/361724/

【動画】新型BMW 7シリーズの「HUD」はココが進化!
http://clicccar.com/2016/02/17/354488/

SUVの販売好調がBMWの世界販売に大きく貢献!
http://clicccar.com/2015/03/25/299841/

埼玉県に温泉+αの施設が登場!新たな名所にもなりうる魅力とは?

温泉って家では味わえない癒しを感じさせてくれますよね。温泉というと都心にはなかなかなさそうなイメージですが、今回は東京都からも行きやすい埼玉県に新たな温泉施設が誕生します。

■幅広い世代が楽しめる

その温泉施設の名は”美楽温泉 SPA-HERBS”です。5月20日にさいたま市北区にオープンします。

この”美楽温泉 SPA-HERBS”の魅力は温泉だけではありません。地域活性化のためには幅広い世代からの支持を受けることはとても大切なことです。

この施設ではそれをモットーにし、メインの天然温泉以外にも岩盤浴・アスレチックスタジオ・リラクゼーション・レストランなどを取り入れました。これによって家族連れや友達、カップルなどでも楽しめる温泉施設となっています。

■天然温泉の魅力

温泉は露天風呂と室内風呂の2種類が用意されています。

露天風呂はどこか和を感じさせてくれる造りになっているのが魅力的。露天風呂でも屋根がついてるスペースがあるため、雨や雪が降っても露天風呂を楽しむことができますよ。壺湯や寝ころび湯などの、ユニークなものもあります。

室内風呂にも様々なお風呂が用意されるとのこと。1度は経験してみたい電気風呂や濃厚なクリーミーさがあるシルクの湯など、室内でも楽しめるお風呂はたくさん。

岩盤浴やサウナも温泉施設についているのでちょっと嬉しくなりますよね。

■埼玉県の温泉施設で初の○○を導入したレストラン

埼玉県にも温泉施設はいくつかあります。ですが、今回埼玉県の温泉施設に初めて導入されたのが”ライブキッチン”です。これはシェフが目の前で料理をおこない、できたてほやほやの料理をいただくことができます。

このレストランでは”手作り・できたて・楽しい”の3つをコンセプトにしており、”ライブキッチン”はそのコンセプトにピッタリです。温泉で心身ともに癒されたあとは、楽しい食事の時間を味わうことができますよ。

■1日いても楽しめる施設

温泉だけの施設じゃないため1日いても楽しめるというのが大きな魅力です。新たな娯楽施設でもありますし、身体の疲れを取る場所としても最適。

公式サイト:SPA HERBS 美楽温泉‐大宮の新感覚温泉施設

(鈴木 唯)

【モーターファンフェスタ】美貌のドレスアップカーが富士に勢揃い!

4月24日(日)に富士スピードウェイで開催されたビッグイベント「モーターファンフェスタ」。同イベントには生憎の小雨模様にもかかわらず、2万人以上の自動車ファンが集結。出展車の数やその内容も東京オートサロンさながらでした。

そこで先回に引き続き、今回はイベント会場で目を引いた素敵なクルマ達をご紹介したいと思います。

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こちらは英国生まれのライトウエイトスポーツカー、ゼノス「E10S」。254psを発生する2.0Lターボエンジンをミッドシップマウント、車重はわずか700kgと軽量です。

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続いてAPR JAPANが出展したアウディ「RS3」。東京国際カスタムカーコンテストのインポートカー部門優秀賞受賞車。米アラバマに拠点を置くアウディチューナーAPRのフルキットを組込んだカラーリングが美しい一台。

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BUZZ FACTORYが出展した真っ赤な「シェルビー コブラ」。とにかく目立ちます。

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ウッド・ステアリングが雰囲気です。

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懐かしいKPGC110の日産「スカイラインGT-R レーシング」の姿も。

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こちらはホンダがS660をベースに仕立てた「S660 NeoClassic」。目指したのは「普遍的でいてハイテク!」。古典的な良さを現在に再生したそうで、愛嬌のある外観はオリジナルとはまるで別物に仕上がっています。

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MAZDAの初ロータリー搭載車「コスモ スポーツ」。1967年に発売された2シータークーペで、エクステリアデザインは車名どおり、さながら宇宙船のよう。

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こちらはヤマハ発動機が1991年に発表した幻のスーパーカー「OX99-11」。450ps/40kgmを誇る3.5L V12エンジンをミッドに搭載。

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奇抜で目を引くエクステリアデザインは由良拓也氏によるもの。

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そしてこちらはOFFICE-Kが出展したFORGIATOホイール装着デモカー。

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ゴールドのランボルギーニ「アヴェンタドール」と黒のシボレー 「コルベット」。

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リバティウォークからはランボルギーニ 「ウラカン」のカスタムカー。

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こちらはフェラーリのV8ミッドシップモデル「488GTB」。3.9Lで670ps/77.5kgmを発生する90度V8ターボエンジンを搭載しています。

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ドライ&ウエットカーボンパーツの製作を手掛けるプロコンポジットのデモカー、日産 R35 GT-Rとランボルギー「アヴェンタドール」。GT-Rのフロントマスクがなかなかの迫力。

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アウディは2代目に進化した日本100台限定のフラッグシップスポーツ「R8」V10モデルを持ち込んでいました。540psと610ps、2タイプの 5.2L NAエンジンを搭載。

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こちらはヴァルドインターナショナルとボディショップ ハマナ自動車の手による「メルセデス AMG GT」。

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s.d.f スターデザインファクトリーが出展したメルセデス・ベンツ「A250」。大径ホイールやボディカラーのオレンジメタリックと黒のコントラストが鮮やかな一台。

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3D DesignのBMW「M4」のカラーリングもなかなか美しい仕上がり。

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以上、筆者の目にとまった素敵なクルマ達でしたが、いかがでしたでしょうか。

普段目にする事がない珍しいクルマや超高価なクルマ達を目の当たりにできるだけでも値打ちのあるイベントでした。

Avanti Yasunori

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サーキットでオートサロン? FSWに2万人超が集結したビッグイベント開催!
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【動画】電気自動車のF1、フォーミュラEの360度動画が大迫力!

2014年からはじまった電気自動車版のF1「フォーミュラE」。

ガソリンエンジンとは異なり、走行音は小さく、排ガスを出さないのが特徴。その美点を活かして、ロンドンやパリなどの市街地コースでレースが開催されています。

そんな「フォーミュラE」に新たな取り組みとして導入されたのが「360度動画」。

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ウェアラブルカメラの「Go Pro」などがドライバー視点のみを記録するのに対し、360度動画ではドライバー視点だけでなく、マシンを中心に前後左右のあらゆる状況を楽しむことが可能。

「Oculus Rift」、「HTC Vive」、「Gear VR」などのヘッドセットが必要とのことですが、あたかも自分が乗っているような感覚に浸ることができます。モータースポーツの新たな楽しみ方として注目を集めそうです。

(今 総一郎)

ホンダCR-V次期型、表情見えた!国内人気復活はここから始まる

初代が発売された当初は大人気を誇ったホンダのクロスオーバーSUV「CR-V」。

後続のSUV人気に押され、国内では最新型の一つ前のモデルが販売されており、国内生産中止の噂もありましたが、次世代型の日本発売の可能性があるようです。

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フロントマスクは表情が見え、六角形のようなグリルデザインになっているほか、サイドに広がるリアコンビランプのデザインも確認できます。

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パワートレインは2リットル直列4気筒とモーターを合わせたPHEVが予想されています。シートレイアウトは人気の3列7人乗りモデルもあるようです。

ワールドプレミアは2017年秋が有力視されています。

(APOLLO)

メルセデス・ベンツGLEに3.0L V6エンジンを搭載した「メルセデスAMG GLE 43 4MATIC」を追加

Mクラス改めGLEとなったメルセデス・ベンツのプレミアムSUV。

昨年10月の登場時は、5.5L V8直噴ツインターボを積む超モンスター級SUVの「メルセデスAMG GLE 63 S 4MATIC」をのぞき、3.0L V6の直噴ディーゼルターボのみという設定でした。

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ガソリンとディーゼルを設定するSUVの場合、ディーゼル比率が高くなる傾向はメルセデス・ベンツに限らず、BMWやボルボ、マツダなどの他メーカーにも当てはまるでしょうが、1740万円という「63 S」の価格もまさに別格ですから、ガソリンが欲しい人にニーズには応えないのかな、と感じていた方も多いはず。

4月27日に発売された「メルセデスAMG GLE 43 4MATIC」は、AMGだけに価格も1150万円と、1740万円の「63 S」ほどではないにしても1100万円台を超えています。

注目のエンジンは、メルセデスAMGが専用開発した高出力のV6を搭載。最大圧力200barのピエゾインジェクターとスプレーガイド式燃焼システムによって、常に最適な燃焼状況を作り出せるのが特徴。

GLE43reさらに、シリンダーウォールには摩擦低減と高強度を実現する「NANOSLIDE」加工が施されるなど、メルセデスAMG自慢の最新技術により、最高出力は367ps、最大トルクは520Nmに達し、0-100km/h加速は5.7秒を誇ります。

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駆動方式はパフォーマンス志向の4WDシステムである「AMG 4MATIC」が採用されていて、高性能エンジンのパワーを四輪に最適に配分するなど、メルセデスAMGの技術を活用。

強烈な発進加速はもちろん、高速走行時の安定性、ハイスピードコーナリング、コーナー立ち上がりでの加速など、SUV離れした走りを支えています。

トランスミッションは、メルセデスAMGのラインアップとして初めて9速ATの「9G-TRONIC」が採用されています。ダイナミックなレスポンスにドライビングフィールと、滑らかで俊敏な変速が身上で、多段化によりひとつのギヤが受け持つ速度域が狭くなるため変速ショックとエンジン回転数の上昇を抑制するなど、燃費だけでなく静粛性にも寄与するもの。

ほかにも、走行状況に合わせて4輪それぞれを電子制御する「AIRマティックサスペンション」を採用。連続可変ダンピングシステムとの組み合わせで、快適な乗り心地とダイナミックな走行性能を高いレベルで両立したとしています。

また、5つのモードが選択可能な「AMGダイナミックセレクト」も装備され、クルージングからダイナミックな走りまで状況に応じて、エンジンやトランスミッションの特性、やステアリング特性、サスペンションの減衰特性まで変化させることが可能。

安全装備も、車格を表すGLEの「E」からも分かるように、Eクラスにも導入されている最新鋭の技術が標準装備されていて、「レーダーセーフティパッケージ」をはじめとする安全運転支援システムによる万全の構えになっています。

(塚田勝弘)

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日本でのFCV向け炭素繊維強化高圧水素タンクの合弁事業が進行中

最近、燃料電池自動車(FCV)関連の話題が増えていますが、今回はFCVの燃料である水素を入れる車載用炭素繊維強化高圧水素タンク(高圧水素タンク)を製造・販売する合弁事業についての話題です。

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三井物産、東レ、並びにHexagon Lincoln Inc.(本社:米国ネブラスカ州リンカーン、以下「ヘキサゴンリンカーン」) の3社は、2016年4月25日に日本での車載用炭素繊維強化高圧水素タンク製造・販売事業(以下「高圧水素タンク事業」)を行う合弁会社設立の共同開発契約書を締結した、と発表しました。

今回の高圧水素タンク事業は、世界最大の樹脂ライナー製炭素繊維強化圧力タンク(以下「コンポジットタンク」)メーカーであるヘキサゴンリンカーンの高圧水素タンク製造技術、三井物産の総合力、東レの炭素繊維という各社の長所を活かして、FCV量産車が市販されている日本市場で、FCVの重要部品の一つである炭素繊維を使用した高圧水素タンクを2020年頃から製造することを企図している、ということです。

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ヘキサゴンリンカーンは、天然ガス(CNG)の車載向けタンクや輸送・貯蔵向けコンポジットタンクの豊富な量産実績を活かして、FCVの高圧水素タンクを開発してきました。

一方、FCV市販で先行する日系自動車メーカー各社は、東京五輪開催の2020年には数万台規模でのFCV量産を計画しており、FCV向けの主要部品である高圧水素タンクは今後の市場拡大が見込まれています。

今回の3社による高圧水素タンク事業の合弁計画は、このようなFCVをめぐる動きに対応して、FCV市販で先行している日本市場を狙ったものと考えられます。

(山内 博・画像:ヘキサゴンリンカーン)

日立グループ、自動運転システム向け無線通信でECUのソフトウェア更新を可能に

日立製作所(以下、日立)、日立オートモティブシステムズ(以下、日立オートモティブ)、クラリオンの日立グループ3社は、無線通信により電子コントロールユニット(ECU)のソフトウェア更新を行う「OTA(Over the Air)ソフトウェア更新ソリューション」を開発した、と発表しました。

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このOTAソフトウェア更新ソリューション(以下、OTAソリューション)は、自動運転車両やコネクティッドカー向け中核技術の一つとして開発されたもので、高い信頼性とセキュリティを備え、従来比1/10の短時間でソフトウェア更新が可能になります。

従来比1/10の短時間とは、OTAソリューションを使う方式と車両を自動車ディーラーに持ち込みソフトウェアを更新する従来方式との更新時間の比較です。

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OTAソリューションでは、更新ソフトウェアの送信を行うデータセンター(以下、OTAセンター)から車両側のシステムまでをワンストップで構築しており、日立グループでは2018年の提供開始を予定しています。

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自動運転車両やコネクティッドカーなど次世代車両では、車両を制御するECUソフトウェアを車両製造後もタイムリーに更新していくことが必要になります。

そこで新開発のOTAソリューションを使えば、車両が市場に投入された後の車載ソフトウェアの保守・更新が、車両をディーラーへ持ち込まなくても遠隔アップデートによって対策することを可能になります。

今回開発したOTAソリューションは、更新ソフトウェアの生成や配信を行うOTAセンター側のシステムと車両側のシステムで構成されており、日立グループの3社が分担して開発しました。

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まず日立が担当したOTAセンター側のシステムでは、OTAセンター側で新プログラムと旧プログラムの差分を抽出・暗号化し、差分データのみを車両に配信します。

次に日立オートモティブが担当した車両側のシステムでは、クラリオンの無線通信機(TCU:Telematics Communication Unit)で受信したデータセンターからの差分データを、セントラルゲートウェイを介して自動運転ECUやエンジンECUなどの更新対象のECUに送信。

更新対象のECUは、上記差分生成サービスに対応する高信頼な差分復元・更新ソフトウェアを用いて、差分データと旧プログラムから新プログラムを復元し、メモリ上のプログラムの書換えを実行することで、ソフトウェアを更新します。

データセンターと車両のセントラルゲートウェイ間では、配信データの暗号化や相互認証を行うことで、情報漏えい、改ざん、成りすましを防止し、セキュリティが確保されます。

自動車の電子化が進んで、一般ユーザーが愛車をディーラーへ持ち込んで車載ソフトウェァを更新してもらう作業を経験されたことも多いと思います。

今回のOTAソリューションがあれば、車載ソフトウェアの保守・更新を遠隔で自動化することが可能になりユーザーの利便性が向上するため、早期の実用化が期待されます。

(山内 博・画像:日立オートモティブシステムズ)

普通はやらないことをした上にテンションの上がり方が異常!な海外ライダー【動画】

今回も海外のバイク乗り動画の紹介です。普通の人はまず思いつきもしませんが、海外ライダーは違いました。恐ろしい行動力…

おそらくパーティーか何かのイベントでしょう。プールにバイク4台を運んできて「準備はいいか?」的な目線でこっちを見てきます。

一台が始めると皆一斉にバーンナウト開始!

水しぶきで辺りは真っ白に!スーパースポーツ4台もぶん回すとやはりすごい威力です。なんと空には虹も!

バイクを使って虹が作れるなんて誰が想像したでしょう。いとも簡単にやってしまいました。

さらに、終わった後の盛り上がり方がすごい。普通は「すげえ!」くらいで終わるのですが、「ウェーイ!!!」と大盛り上がり!

何を言っているのかはわかりませんがすさまじいパワーです……

ここまで盛り上がっていると、馬鹿なことをしているのになんだかかっこよく思えてきます笑。やっぱり海外のノリはひと味違いますね(笑

(ライター:佐藤 快/Moto Be バイクの遊び方を提案するWEBマガジン

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【妄想ドライブデート】ジビエ、絶景、温泉美女 ─ 藤木由貴&レヴォーグで行く蓼科

レヴォーグに乗って、蓼科ドライブデートへ。助手席の彼女は人気レースクイーン・モデルの藤木由貴ちゃん!(その1はこちら!)

■「オーベルジュ・エスポワール」で地元食材にうっとり

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蓼科に着き、まず向かったのは「オーベルジュ・エスポワール」。

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「ロマンチックな建物! ここでご飯を食べるの?」

オーベルジュとは宿泊もできるレストラン、いわばヨーロッパ式の料理旅館。

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中でも蓼科のエスポワールといえば、グルマンたちにはよく知られる「ジビエ(狩猟肉)料理」の名店。オーナーシェフ藤木徳彦氏(日本ジビエ振興協議会代表)は、自身の料理のみならず、日本におけるジビエ肉の普及に尽力し続ける第一人者だ。

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「シェフとご家族を中心にお店をやっているんだって。本当にフランスのオーベルジュみたいね! どんなお料理が食べられるんだろう?」

せっかくなので、鹿肉をメインに選びランチコースをオーダー。僕らの前に現れたのは、色彩と味わいがめくるめくような料理の数々。

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地元産の食材をふんだんに使い、何より季節感が大切にされている。

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「庭の燻製小屋で燻した自家製燻製と蓼科産摘みたて野菜のメリメロサラダ添え」はオーベルジュ・エスポワールの名物前菜。

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地元産の肉や川魚の燻製は、すべて敷地内の燻製小屋で作られている。

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「このシナノユキマスっていうお魚、大好き! しっとりした舌触りだね」

いよいよジビエの登場。鹿肉には何種類ものフルーツが添えられている。

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「鹿肉にフルーツって、こんなに合うんだ♡ 何だか食べるのに夢中になっちゃうよ」

そしてオーベルジュ・エスポワールのもう1つの魅力はサービス。

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ソムリエの野村さんが僕らの料理をサーブしてくれた。気さくで温かな心配りが印象的なプロフェッショナルだ。

あの、すみません、フランス料理に彼女を連れて行くって、ちょっと緊張しちゃうんですけど……。

「なんでも言って、なんでも聞いてください。お客様には徹底的に楽しむことだけに専念してもらう、それが僕たちのスタイル。お客様と話し込みすぎちゃうこともしょっちゅうです(笑)」(野村さん)

アミューズ・前菜・野菜の一皿、メインと、たっぷり堪能し、デザートと小菓子へ。

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その時、一瞬彼女の目が鋭く光った。

「柿のスープに紅茶の香り。これって新しいかも…」

実は、彼女は元パティシエ。いわばお菓子の専門家なのだ。

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「デザートって、普通のスイーツとはまた違うの。食事をした後に食べる人のことを考えて作られているのがわかるでしょ?」

もう完敗!とろけそうな笑顔で食事をしていた美女が、突如として真剣な眼差しを見せる。蓼科1箇所目にして、僕は完全に彼女にやられていた。

(メニューは季節によって変わります)

■静かな池に森が映る「御射鹿池」

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次の行き先は「御射鹿池(みしゃかいけ)」。オーベルジュ・エスポワールからさして遠くない人造湖だ。

東山魁夷の「緑響く」という名画の舞台となった、美しい場所。森閑とした空気の中に、静かに湖面が横たわる。

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「スゴイ! 湖に森が映ってる。2人の秘密の場所みたいだね」……実は、吉永小百合さんの某テレビCMでここを知ったことは内緒にしておこう。

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「白樺って綺麗な木だねえ」

由貴ちゃんも綺麗だよ。

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「いやいやいや。なんかウケる〜」

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……意外にざっくばらんな君が好き。

■信玄の隠し湯「渋辰野旅館」

暮れかける山並みを背景に、最後に向かった先は「渋辰野旅館」。奥蓼科温泉郷にたたずむ深い歴史深い温泉宿だ。

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日帰り入浴も可能なので、名湯として名高い”信玄の薬湯”へ向かう。

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「温泉♪温泉♪ なんだか、秘湯って感じ!」

豪壮な構えの建物に入れば、山国らしい温かみのある雰囲気に包まれる。

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約100年の歴史を数えるこの旅館には、文人や画家も多く滞在したという。その歴史を感じさせる長い廊下を渡って、信玄の薬湯へたどり着くとそこには……。

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「この信玄、可愛いっ♡」

意外にもこの日、彼女が一番熱心に写真を撮っていたのはこの信玄のイラストだった……。”信玄の薬湯”と名付けられたお湯は、神話にも登場するとても古い源泉だ。

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青みがかった乳白色のお湯は、信玄が傷病兵たちを癒すのに使ったとされている。何せ1回15分までの入浴と言う決まりがあるほど、その温泉成分は強いのだ。

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「すぐに体がポカポカしてきたよ。なんだかお腹も減る感じ。もしかして健康になっちゃった?」

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お風呂を出ればもう日は落ちて、木造りの広間に灯りがともっていた。

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ほんのり頬を染めた湯上りの由貴ちゃんを見れば名残おしいけど、今日のデートはこれで終わり。

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山道を下り、日常へ戻ろう。

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「ハイビームアシストってすごい! クルマが自分で対向車を見つけて、ライトを切り替えてくるれんだね!!」

……若干の寂しさにひたる僕をよそに、最後まで由貴ちゃんは元気いっぱいだった。

(企画・撮影:ダン アオキ/文:窪木紘子)

【関連リンク】

オーベルジュ・エスポワール
http://www.auberge-espoir.com

渋辰野旅館
http://www.sib-tatu.com

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ホンダの燃料電池車「クラリティ フューエルセル」は乗り心地のよさがお値段以上!?

まずは官庁や企業などへのリーフ販売から市販のはじまったホンダの燃料電池車「クラリティ フューエルセル」に乗ることができました。

すでに同じプラットフォームを使った電気自動車やプラグインハイブリッドカーの開発が進んでいることが北米では発表されていますが、やはり圧縮水素を化学反応させ電気を起こしてモーターで駆動する燃料電池車は、テクノロジー面でのイメージリーダーであることは間違いありません。

メーカー希望小売価格(参考価格)が766万円というのも、NSXの国内販売が始まるまでは価格面でのフラッグシップともいえます。

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そして、フラッグシップ&テクノロジーリーダーであっても、ホンダの思想に変わりはありません。

メカニズムを凝縮して、乗員スペースを最大にとるというM・M思想(「メカ・ミニマム」、「マン・マキシマム」に由来するホンダのクルマづくりにおける基本思想)は、燃料電池車においても重視されています。

これまでホンダの生み出してきた燃料電池車は燃料電池スタックが、フロア下を占めていたり、センターコンソール内に収められていたりしましたが、ついにフロントフード下に「昇圧コンバーター、燃料電池スタック、駆動モーター&ディファレンシャル」を三階建て構造として収めることに成功。量産燃料電池車としては初めて5人乗りを実現したと胸を張ります。

そうした小型化に効いているのが世界で初めてダイオードやMOS-FETにSiCをフル採用することで小さくできた昇圧コンバーターや従来比で33%も小さくなった燃料電池スタックといったM・M思想による技術といいます。

とはいえ、燃料電池スタックなどはまだまだ生産性が厳しく、2台/日程度の量産にとどまってしまうということです。

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ボディサイズでいうとアコードクラスのセダンといえる「クラリティ」は、ホンダの燃料電池システムが持つ湿度コントロールや温度管理の巧みさにより、開口部も小さく、空力ボディに仕上げられています。

空気抵抗を減らすために前後のタイヤで起きる乱流を整えるエアカーテンやリヤタイヤはフェンダーを伸ばしてカバーしているほど。

こうした外観の印象から、またホンダというブランドのイメージから、さぞスポーティな燃料電池車になっているのだと思いきや、意外にもジェントルな乗り心地に感じられたのです。

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クラリティもそうですが多段変速機を持たないモーター駆動の電動車両というのは、まさしく段付き感のないスムースな走りがセールスポイントとなります。さらに車両重量が1.9t近いという重さもあってか、重厚でフラットな乗り心地を実現しているのです。

とはいえ、モーターをレスポンス良く働かせるだけのリニアな電気供給ができているので、加速感に重さのネガは感じません。

たとえるなら、大排気量のV8エンジンと多段ATを搭載したFWDサルーンといった印象を、運転していても後席に座ったときにも感じたのでした。

だからといってホンダがスポーティさを忘れているわけではありません。

燃料電池車ながら「スポーツ」モードを持つクラリティ。その「スポーツ」ボタンをプッシュすれば、アクセルペダルだけで加減速をコントロールしやすくなり、これまた車重を感じさせないリズミカルな動きを味わえます。

手応えのあるデュアルピニオン電動パワーステアリングや、高圧水素タンクを支える強固なサブフレームからアームを生やしたリヤ・マルチリンク式サスペンションといったシャシーに投入されたメカニズムからもハンドリングへのこだわりが感じられます。

燃料電池車としての完成度だけでなく、内燃機関車の目指す理想的な面も持つ「クラリティ フューエルセル」。価格だけでなく、乗り味においても、現時点におけるホンダの頂点であるといえそうです。

(写真・文 山本晋也)

フェラーリもランボルギーニもプリウスも! くまモンに想いを込めて【吉田由美のすべすべ48】

ただ今、富士スピードウェイに来ています。
「スーパーGT500kmレース」の決勝日です。
渋滞覚悟で来ましたが、来るときは昨日からの暴風雨のため、意外にも道路はガラガラ。
しかし、富士は台風一過のように、綺麗な青空と富士山。
気持ちいい〜!
そして大勢のお客様。プレスルームから見えるグランドスタンドは一番上の席までほぼほぼ満席です。

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レースの結果などは「オートスポーツ」誌でご覧いただくとして(笑)、私が気になったのは、マシンに貼られている「がんばれ!熊本!」と書かれた「くまモン」ステッカー。
これは先月起きた「平成28年熊本地震」で被災された方への支援という想いを込めてのものです。

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日産GT-R」も「レクサスRC-F」も「ホンダNSX」も「メルセデスペンッAMG-GT」も「BMW M6」も「フェラーリ 488」も「トヨタ86」も「アウディ R8」も 「ランボルキー・ウラカン」も「トヨタ・プリウス」も「ロータス・エボーラ」も「ポルシェ911 GT3」も「スバルBRZ」も!

そしてサポートレースの「FIA F4」や「ポルシェカップ」に参戦するクルマにも。
つまり…今回、参戦しているすべてのマシンに。

富士スピードウェイから想いを込めて。

(吉田 由美)

トヨタ、新型カローラ/レビンのPHVを2018年投入へ!

トヨタ自動車が「カローラ」「レビン」のPHVを中国に導入すると発表しました。

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同社は中国での環境車の普及を目指し、2005年から海外で初となるハイブリッド車「プリウス」の生産を開始。2010年には環境技術の現地化推進のため、中国に研究開発センターを設立しています。

さらに、2011年にはハイブリッドユニットの現地生産に向け、駆動用バッテリーやトランスアクスル製造会社を設立、2015年秋に初の中国産ハイブリッドシステムを搭載した「カローラハイブリッド」「レビンハイブリッド」を発売しており、現在、累計受注台数が約4万台に達しているそうです。

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今後はPHVの現地開発に取組み、2018年に「カローラ」「レビン」へのPHV設定を予定しているそうで、「次世代環境車の柱」であるPHVの導入により、環境車のさらなる普及を目指していくとしています。

Avanti Yasunori

【関連記事】

トヨタが中国で「カローラ」「レビン」のHVを一貫生産へ!
http://clicccar.com/2014/09/20/269656/

トヨタが世界最大市場の中国を舞台に現地製HVで勝負!
http://clicccar.com/2014/04/25/253826/

中国で日系各社がHVモデルを一斉に発表! 理由は補助金にあり
http://clicccar.com/2014/04/24/253431/

トヨタの新型車「レビン」復活! 【北京モーターショー14】
http://clicccar.com/2014/04/20/253260/

【モーターファンフェスタ】気分は超有名ゲームキャラ!? ナンバー付きカート体験試乗

多くの人が来場して大盛り上がりした「モーターファンフェスタ2016」。我らがクリッカーもブースを立ち上げていました。

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午後になり、霧も晴れてきたのでピット裏に足を向けると、初代クリッカーガールの姿が目に止まりました。そこには家族連れや、カップルなどテントの中で列をなしていました。

何を待っているのかな?と思っていると……「ビビーッッ」と下からエンジン音がこちらに近づいてくるではありませんか。

その音の先には

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「藤原とうふ店」の文字が入った1台の白いカート!

いつの間にかインプレッサからカートに乗り替え?同年式の全く同じインプレッサを愛車とする僕にとっては数少ない仲間が減ってしまったのかというショックが……と、ちょっとした混乱の間に次々と同じようなカートが数台お行儀よくやってきました。

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そう、クリッカーブースで行われていたのは、公道を走れる50ccカート「X-Kart」の体験試乗だったのです。

X-Kartは普通免許を持っている人であれば、ヘルメット不要で乗れるミニカーになります。

日本でカートというと、誰もが一度は遊んだことがあるであろう「あの」レースゲームを思い出させますが、このX-Kartを導入しているレンタルショップでは関連した小道具もレンタルでき、それで都内をドライブしている姿がよく見られます。

X-Kartに乗り込み簡単な操作説明を受けてると、「藤原とうふ店」号を先導車に試乗がスタートします。

コースは、ピット裏のゲートをくぐって下り、メインゲート方面に行き、途中でショートサーキットに方向を変え、その横を通りながら1コーナー外周を走って再びピット裏に戻ってくるルートでした。

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僕も試乗しましたが、メーターで約50km/h前後までスピードが出ますが、カートというかなり低い視線からの運転と走行風でそれなりのスリルで気持ち良かったです。

X-Kartは、誰もが簡単にクルマを操る愉しさを感じれる1台です。日本の各都市でレンタルや試乗ができるショップが増えてきていますので、是非一度は体感してみましょう。

50ccだからといって舐めてはいけないですよ?

公式サイト:X-Kart 50 – 公道カート (株)メカニカ
レンタルサービス:【マリカー】日本最大級レンタル&日本最安値販売 公道カート

(栗原 淳)

フォルクスワーゲンの排ガス認証不正、販売台数への影響は限定的?

独フォルクスワーゲンが先頃発表したグループの3月の世界販売台数は96.7万台(前年同月比-0.2%)、1-3月累計では250.8万台(前年同期比+0.8%)となっています。

Der neue Volkswagen Touran

経済低迷が続くブラジル(-33.0%)やロシア(-3.3%)での販売減を地元欧州の販売増(+2.7%)でリカバーしている構図となっており、1-3月の販売累計でも同傾向。

日本ではVW傘下のアウディを含め、排ガス認証不正問題の影響から3割近い販売減が続いているものの、アジア全体では36.4万台(+1.8%)、年間でも104.5万台(+4.3%)と前年増の状況。

そこでグループでの販売台数をブランド別に分解してみると、VWブランドの販売減をアウディやシュコダの販売好調がグループを下支えしている様子が窺えます。

こうした状況から、燃費や排ガス関連の不正にとりわけ敏感な日本の市場に比べて、地元欧州では想像するほど大きな影響が出ていないというのが実情のようです。

Avanti Yasunori・データ出典:独フォルクスワーゲン)

【関連記事】

3月の輸入車販売、BMWがVWを抑えて2位に浮上!
http://clicccar.com/2016/04/08/365375/

新型VW「トゥーラン」がEuro NCAPで「クラスNo.1」の評価を獲得
http://clicccar.com/2016/02/02/350670/

VWグループジャパンが3つの柱を軸とした新プロダクト戦略発表!
http://clicccar.com/2016/01/16/348261/

VWグループジャパン社長が年始に語った「暗い話題と明るいニュース」とは?
http://clicccar.com/2016/01/15/348246/

VWがディーゼル車の燃費優先で環境対応を軽視か?
http://clicccar.com/2015/09/26/329216/

ファルケンのオールシーズンタイヤが日産ローグの新車装着タイヤに採用

デュアリスをベースにコンパクトSUVとして誕生した日産・ローグ。2代目の現行モデルは、3代目エクストレイルをベースとして北米市場を中心に販売されています。

北米では、コンパクトSUVとして最適なサイズ、使いやすいユーティリティスペース、優れた環境性能などが評価されています。

今回、新車装着タイヤとして採用された「FALKEN ZIEX ZE001 A/S」は、非対称パターンの採用により左右の剛性を最適化することで、日産ローグが持つ高い走行性能と優れた環境性能、上質な乗り心地を高次元でバランスさせたとしています。

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「FALKEN(ファルケン)」のSUV向けタイヤとしては、SUV用の「AZENIS FK453CC」がありますが、今回発表された「FALKEN ZIEX ZE001 A/S」はスポーティ系タイヤの「ZIEX ZE914 E」と同様に「ZIEX」の名が冠されています。

ただし、北米向けですから単なるスポーティ系ではなく、A/S(オールシーズン)とすることで現地化に対応、日産ローグの足元を支えるタイヤとして供給されます。

(塚田勝弘)

日産、南米向け新型SUV「キックス」をリオ五輪の聖火リレーで初公開

日産自動車は中南米市場で発売を予定している新型クロスオーバー車「KICKS(キックス)」を、5月3日から始まるリオデジャネイロオリンピックの聖火リレーにて初公開し、さらに公式車輌に指名されたことを発表しました。

Nissan Kicks Concept Nissan Kicks Concept
(画像はコンセプトモデル)

この「キックス」は、2014年のサンパウロモーターショーにてコンセプトモデルが発表されています。ボディサイズは全長:4300mm×全幅:1800mm×全高:1600mmとコンパクトにまとまっているのが特徴。

その一方で、フロントグリルには最近の日産のモデルに与えられる「Vモーション」を配置したり、立体感の強いフェンダー、ボディ後端に向かって傾斜するルーフラインなどで躍動感を演出。

その佇まいには、コンパクトSUVとして高い注目を集めた「JUKE(ジューク)」を彷彿とさせます。

なお、このデザインは日本の拠点を先頭に、カリフォルニアとリオデジャネイロのデザインスタジオも含めた共同で開発したとのこと。

Nissan Kicks Concept

デザインもさることながら、「キックス」は開発に際してブラジルの地域性に焦点があてられたほか、生産もブラジルのレゼンデ工場にて行われる予定ということから、リオデジャネイロオリンピックおよびパラリンピックの公式車両に指名。聖火リレーの舞台でのデビューとなります。

(今 総一郎)

「924から928まで」ポルシェのトランスアスクルモデルが分かる特別展示【画像ギャラリー】

トランスミッションとデフを一体化させ、ケースなどに組み込んだトランスアスクルを採用するクルマは、FFだけでなくRRや4WDまで多彩なモデルが古今東西存在します。

フェラーリ・デイトナことフェラーリ356GTB/4、アルファ ロメオ最後のFR「75」、ほかにも日産GT-RやレクサスLF-Aなどいくつも挙げられます。

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ポルシェもトランスアクスルを採用したモデルを多く送り出してきましたが、911がいまも昔も「本流」である同社の歴史からも分かるように「独創的な存在」としています。

4月27日から10月16日まで、シュツットガルトのポルシェ ミュージアムで開催されている特別展示「トランスアクスルの時代。924から928まで」では、924や928などのトランスアスクルモデルが23台展示されます。

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ポルシェのトランスアスクルの歴史は、1976年にトランスアクスルパワートレーンの駆動方式を採用したタイプ924まで遡ります。

1976年から1995年の約20年間で、911で確立された構造とは全く異なるタイプ924、928、944および968が生み出されています。

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924のデビューから40周年を迎える今年、この特別展示が用意されました。23台のうち半数以上がミュージアムにおける初展示になるそうです。

今回は、厳選された市販車とレーシングカーの展示に加えて、特定の展示ホールにしか置かれていなかったプロトタイプコンセプトカーも展示。

当初、エントリーモデルとして供給されていたポルシェ924の多彩なバージョンが含まれているそうで、生産には至らなかったものの、944ガブリオレのデザイン開発に寄与した1979年の924ターボ タルガ プロトタイプも初めて展示されます。

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私はポルシェ928を見ると、アニメの「キャッツ・アイ」を思い出すのですが、928は1977年3月にジュネーブモーターショーでデビューし、当初は911の後継車となる予定でした。

紆余曲折あっていまも911が主役ですが、928が商業的に「大成功」となっていたら911もどうなっていたか分かりません。

928 S4カブリオレ コンセプトカーで終焉を迎えることになりますが、この唯一のプロトタイプも、他の5台の928モデルと一緒に特別展示で披露されます。

ドイツまで行かないとこの特別展示は堪能できないわけですが、2009年1月のリニューアルオープンでより素晴らしい施設になっていますから、ドイツを訪れることがありましたら同じシュツットガルトにあるメルセデス・ベンツ ミュージアムとセットで足を運んでみてはいかがでしょうか。

(塚田勝弘)

「2025年までに電動化車両を100万台販売」を計画するボルボの戦略とは?

電動化車両には、ピュアEVだけでなくPHEV(プラグインハイブリッド)などがありますが、ボルボでは「2025年までに累計100万台販売」するというビジョンを掲げています。

The all-new Volvo XC90 - Charging

すでに、最上級SUVのXC90に「XC90 T8」と呼ばれるプラグインハイブリッドを設定、日本にも導入していますが、価格は1000万円の大台を超えていますので、指名するのはほんの限られた層といえるでしょう。

この目標をクリアするため、すべてのプロダクトラインナップで少なくとも2種類のハイブリッドモデルの投入を計画しているそうで、2019年には初めてのピュアEV(電気自動車)を発売する予定とのこと。

The all-new Volvo XC90 Twin Engine powertrain

世界販売台数で2015年度に過去最高を記録し、50万台規模(2014年度比8%増)になったといはいえ、ボルボが10年を切った残りの年月で累計100万台の電動化車両を販売するには、手が届きやすい価格帯のモデルも不可欠でしょう。

ボルボが掲げる「Drive-E」と呼ぶパワートレーン戦略では、最大4気筒までのエンジン、クリーンディーゼル、そして電動化も見据えられていて、ここ5年間、加速するクルマの電動化に準備を進めてきたとのこと。

Twin Engine T8 Volvo S90 Inscription White

大型車用、小型車用の2種類のまったく新しい車台(プラットフォーム)を開発し、「スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャ(SPA)」と「コンパクト・モジュラー・アーキテクチャ(CMA)」と呼ばれ、ハイブリッドまたは電気自動車のいずれにも対応可能となっています。

Front Quarter Volvo S90 White

大型の90シリーズと60シリーズの車種の「SPA」によるモデルチェンジを開始しており、近い将来、小型の40シリーズを「CMA」により開発、生産する予定だそう。

Profile Left Volvo S90 White

これらの車種すべてに電動化されたモデルが設定され、2025年までに累計で100万台販売するという目標が設定されています。

ボルボは「2020年までに新しいボルボ車で死亡者や重傷者をゼロ」にするという「VISION2020」を掲げていますが、社是といえる安全性に加えて、電動化車両、また力を注いでいる自動運転技術でも存在感を示すことで、さらなる拡販につなげる計画です。

(塚田勝弘)

新型アルファロメオ・ジュリアに、日立オートモティブのカーボンプロペラシャフトが採用

日立オートモティブシステムズ(以下、日立オートモティブ)は、同社のカーボン製プロペラシャフトが、2016年内に販売予定の新型アルファロメオ・ジュリアに採用されたことを発表しました。

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プロペラシャフトは、FR車でエンジンの動力をトランスミッションと差動装置を介して後輪に伝える駆動軸で、低燃費化や低エミッション化で軽量化が求められています。

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アルファロメオの新型「ジュリア」に採用された日立オートモティブ製のプロペラシャフトは原材料にカーボンを使用しており、次のメリットがあります。

・従来の同社スチール製のものと比べて約40%軽く、車両の重量を約5kg削減できる
・正面からの衝突事故が発生した際に車両に生じる衝撃を同社従来製品比で最大約50%軽減し、優れた安全性を実現できる
・スチール製に必要となるセンターサポートを省いた新開発の構造を採用。車室内への騒音や振動の伝達経路を排除して車両内の静粛性が向上

高価な原料であるカーボンですが、軽量化や省燃費が求められる現代の車輌開発では欠かせない素材となっており、これからますます採用例が増えていくと予想されます。

(山内 博・画像:日立オートモティブシステムズ)

富士重工業と日本IBMが高度運転支援システム分野での協業を開始

スバルの富士重工業と日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)は、高度運転支援システム分野での実験映像データの解析システムの構築、 ならびにクラウド・人工知能技術に関する協業検討について合意したと発表しました。

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富士重工業のアイサイトは、ステレオカメラを用いた運転支援システムで、アイサイトからは走行中の膨大な画像データが得られます。

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一方、日本IBMの「IBM Watson IoT for Automotive(アイ・オー・ティー・オートモーティブ)」は、IBMクラウドを基盤とした自動車業界向けのモノのインターネット(IoT)ソリューション。

車体の個々のセンサーから収集されるデータと他のデータを融合して、リアルタイムな分析を支援することができます。

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そこで富士重工業は、日本IBMと協力して、アイサイト等の先進安全システムの膨大な 実験映像データを集約して統合的に管理するシステムを構築し、2016 年4 月から運用を開始した、ということです。

この管理システムを利用すれば、開発者が必要とするシーンの実験映像データの検索や解析が容易になり、より高度な運転支援技術の開発効率を大幅に向上できる見込みです。

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さらに今後は「IBM Watson Internet of Things (IoT) for Automotive」を活用した新たなシステムの構築なども検討するとのこと。

今回の発表は、自動車メーカーの富士重工業とIT系の日本IBMの協業が明らかになった形で、業界を超えた協業関係の行方に注目が集まっています。

(山内 博・画像:富士重工業)

【動画】トヨタ『新型 プリウス』が欧州の衝突テストで最高評価の5つ星を獲得

2015年に4代目へとシフトした「プリウス」。カタログ上で40.8km/Lにも上る低燃費もさることながら、単眼カメラとミリ波レーダーを用いた先進安全機能「Toyota Safety Sense P」を全グレードに装着可能とするなど、安全性能の向上も注目のポイント。

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国内では国土交通省と独立行政法人 自動車事故対策機構が行なうJNCAP予防安全性能評価にて満点で最高ランク「ASV+」を獲得していますが、欧州で衝突テストを行なうユーロNCAPコンソーシアムも「プリウス」が最高評価の“5つ星”を獲得したと明らかにするとともに、動画を公表しました。

ユーロNCAPの衝突テストでは、前面オフセット(64km/h)、側面(50km/h)、ポール衝突(29km/h)、歩行者衝突(40km/h)を行ない、“成人乗員保護性能”・“子ども乗員保護性能”・“歩行者保護性能”・“安全補助装置”を評価。

さらに2015年からは新たに背の低い女性ドライバーと後席に乗員を乗せた状態を想定した前面フルラップ衝突テストを導入したほか、緊急回避の自動ブレーキなどの先進安全装備も評価基準になりました。

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5つ星を得るためには、成人乗員保護性能」で80%以上、「子ども乗員保護性能」で75%以上、「歩行者保護性能」で65%以上、「安全補助装置」で70%以上のポイントを獲得するのが条件。

4項目のひとつでも、基準のポイントを下回り、4つ星以下となった場合、総合評価で5つ星と認定されず、総合評価で5つ星を得るには75%以上のポイントも必要となるとのこと。

「プリウス」は「成人乗員保護性能」で92%、「子ども乗員保護性能」で82%、「歩行者保護性能」で77%、「安全補助装置」で85%を記録し、総合評価で5つ星を獲得しました。

(今 総一郎)

5月下旬発売の新型「ホンダ・アコード」が先行公開!

ホンダは、新型「アコード」をHPで先行公開しました。新型「アコード」は5月下旬に発売開始の予定です。

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新型「アコード」の外観で目立つのは、ヘッドライトのデザイン。横長で大面積のヘッドライト・レンズがフロントデザインの中心を占めています。

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パワーユニットは2モーターハイブリッド「SPORT HYBRID i-MMD」を搭載し、要といえるモーターを構造・製法から一新したということです。

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安全運転支援システムでは「Honda SENSING」を新採用しています。

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初代登場以来、40年目を迎える新型「アコード」の発売が待たれます。

公式サイト:New アコード│Honda

(山内 博・画像:ホンダ)

ジープ誕生75周年記念限定車の第1弾「レネゲード」、「コンパス」、「チェロキー」の3モデルが登場

1941年に誕生した「Jeep」ブランド。軍用からのスタート、「Jeep」の商標もウィリスやカイザー、AMCなどを経て、現在のクライスラーのブランドとなるまで複雑な歴史がありましたが、少し前まではこうしたクロカン系4WDのことを「ジープ」と呼んでいた人もいるくらい、誤用も含めてその知名度は抜群です。

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そのスタートをいつにするかでも諸説ありそうですが、FCAでは「Jeep」が今年で75周年を迎えることとし、すべてのモデルに「75th Anniversary Edition」を設定し台数限定でリリース。

第一弾は、ジープ・レネゲード、ジープ・コンパス、ジープ・チェロキーの3モデル。

「Jeep Renegade 75th Anniversary Edition」、「Jeep Compass 75th Anniversary Edition」、「Jeep Cherokee 75th Anniversary Edition」が2016年5月14日から販売されます。

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75周年記念モデルの特徴は、グリーン、オレンジ、ブロンズをボディカラーと、インテリアの共通のカラーとして、メインカラーを含めて各部に採用されている点で、エンブレムやフロントシートには、誕生年の「1941」が刻印され、ブロンズルーフレールなどを特別装備。こうした装備を用意しながら価格は、ベースモデルから据え置かれています。

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Jeep Renegade 75th Anniversary Editionジープ・レネゲード 75th アニバーサリーエディション)」のベースグレードは「リミテッド」。

ボディカラーはジャングルグリーンで80台限定。なお、エンジンは1.4Lの「マルチエア」と呼ばれる140ps/230Nmを発揮する直列4気筒ターボで、6速DCTと組み合わされています。価格は318万6000円。

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「Jeep Compass 75th Anniversary Edition(ジープ・コンパス 75th アニバーサリーエディション)」のベース車も「リミテッド」で、計100台限定となっています。ボディカラーはレコングリーン(30台)とブラック(70台)で、エンジンはレギュラーガソリンを指定する2.4Lの直列4気筒DOHCを搭載。駆動方式は4WDのみで、価格は価格は356万4000円。

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「Jeep Cherokee 75th Anniversary Editionジープ・チェロキー 75th アニバーサリーエディション)」のベース車も「リミテッド」で、ボディカラーはレコングリーンで50台限定。

パワートレーンは3.2LのV型6気筒エンジンに9ATの組み合わせで、272ps/315Nmというスペックを誇ります。価格は499万5000円です。

(塚田勝弘)

実は欠点を隠していました!?【吉田由美のすべすべ47】

先月、メルセデスベンツコネクションで開催されたイベントで御世話になった福村あけみ先生のウォーキング教室へ行って来ました!

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初心者コースですが、動きとしては全然難しいことを言われているわけではないのに、
日頃の生活習慣からなのか、どのポーズも厳しいものばかり。
腕なんかぐーっと上げていると血が下がりそう。

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私は長年写真に撮られるお仕事をしているせいか、自分の欠点が目立たないようにする「綺麗そうに見えるポーズ」というのが知らない間に身についているみたい。
しかし、実態は…笑。いえ、笑えません。

レッスンの1時間半はあっという間。

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でも体を整えて、歩き方や立ち姿を変えたら体型や雰囲気なども変わりそう。
中からも外からも磨くことが「すべすべ」への秘訣…ですよね!?

(吉田 由美)

車載用フルデジタルサウンドシステムとデジタル接続が可能なクラリオン製ナビ「MAX776W」登場

クラリオンが誇る車載用フルデジタルサウンドシステム。その高音質はもちろん、純正ナビや他社製センターユニットなどにも対応する汎用性の高さも魅力ですが、カーナビとセットで楽しみたいというニーズも高いはず。

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6月上旬から順次発表される2016年モデルのクラリオンのAVナビゲーションは、200mm幅のコンソールにジャストフィットするスーパーワイド7.7型AVナビゲーション「MAX776W」(フルデジタルサウンドシステム対応モデル)を筆頭に、「MAX676W」、3D Viewマップのリアルポリゴン表示など先進機能を搭載するワイド7型AVナビゲーション「NX716」、「NX616」の計4機種(いずれもオープン価 格)を用意。

市場予想価格は「MAX776W」が13万円前後、「MAX676W」と「NX716」が同11万円前後、「NX616」は同10万円前後となっています。

最大の注目は、車載用「フルデジタルサウンドシステム」との接続で完全なデジタルサウンド再生を実現する国内唯一のAVナビゲーションであり、デジタルコアキシャル出力端子を装備する「MAX776W」でしょう。

4月に発売されたばかりの車載用フルデジタルサウンドシステムの新製品「Z3」(サウンド プロセッサー/コマンダー/ツィーター、12万5000円)と「Z7」(フルデジタルスピーカー2本一組、希望小売価格、8万7000円)や、「Z25W」(フルデジタルサブウーファー、7万3000円)との接続が可能(いずれも税別)。

「MAX776W」からの音源もデジタル信号のままスピーカーへダイレクトに入力してボイスコイルを駆動する「Digital to Digital」再生を実現し、伝送や変換などのロスが発生しないピュアでハイレスポンスな「フルデジタルサウンド」を楽しめるのが魅力です。

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ほかにも、「Intelligent VOICE(インテリジェントボイス)」の起動、応答速度向上も注目で、同社独自のクラウド型音声認識サービス機能の起動、応答速度等を大幅に向上(検索時、従来比約40%改善)されているほか、 Googleの音声認識技術を活用し、Googleローカル検索にて豊富かつ新鮮な情報の中から音声操作により必要な情報を入手可能。

また、「目的地検索」や「ルート条件変更」はもちろん、「電話発信」「メール(Googleのアカウントでログインが必要)/メッセージ送信(Androiスマートフォンのみ)」、「楽曲検索・再生」も音声での操作ができます。

NX616-JP_11「MAX776W」、「NX716」(Androidスマートフォンの対応機種のみ)では、Miracast対応のスマートフォンをワイヤレス接続してスマートフォンの動画や音楽をカーナビ本体でも楽しめるほか、「3D Viewマップ」の搭載やETC2.0対応、ワイドFM(FM補完放送)放送局名表示など多彩な機能が用意されています。

メーカー情報:車載用「フルデジタルサウンドシステム」とのデジタル接続に対応したAVナビゲーション「MAX776W」を発売

(塚田勝弘)

【関連記事】

■車載用フルデジタルサウンドシステムとデジタル接続が可能なクラリオン製ナビ「MAX776W」が登場
http://clicccar.com/2016/04/23/367580/

メルセデス・ベンツGLSが新登場! 新型ボルボXC90や新型アウディQ7との競争激化は必至!?

メルセデス・ベンツのSUVは、「別格」のGクラスをのぞき、SUVを表す「GL」に車格を表すアルファベッドを末尾に加えるという、モデル名の整理が「SUVイヤー」の2016年に着々と進行しています。

最初からモデル名が「GLA」だったAクラスベースのSUVモデルは別にして、「GL」に「C」で「GLC」、「GL」に「E」で「GLE」と、マイナーチェンジやフルモデルチェンジを機に改名されているわけです。

今回、3列7人乗りの「GL」が「GLS」に変更されました。「GL」は、オフロード系のGクラスをのぞき、メルセデス・ベンツSUVの最上級という位置づけでしたが、車格を表す「S」が付くことでより理解しやすくなったといえます。

新生「GLS」の外観は、スポーティでダイナミックな最新のメルセデスデザインとSUVのデザイン要素が組み合わされているのが特徴で、最新メルセデスの最上級SUVにふさわしいエクステリアに刷新。

フロントグリルは、2本のルーバーと大口化されたエアインテークなど特徴的なAMGデザインに変更され、迫力を増しています。

ほかにも、アンダーガードやルーフレール、サイドスカートなど随所にクロームルックのエクステリアパーツを取り入れ、スポーティなムードとSUVのデザイン要素を融合。

また、AMG仕様の「メルセデスAMG GLS 63 4MATIC」の足元は、メルセデス・ベンツの現行ラインアップで最大径となる22インチのブラックAMGマルチスポークが足元の存在感を圧倒的なものに仕上げています。

インテリアは、車格を表す「S」からも分かるように、Sクラスと同等の上質感の追求が見どころ。

3列すべての席にエルボールームとヘッドルームが広く確保されていて、大人7人がゆったりとくつろげる室内空間が特徴です。また、シートレイアウトを変更することで、ラゲッジ容量を680Lから最大2300Lまで調整することが可能。

シャーシでの注目ポイントは、路面状況や走行状況に応じてばね定数や減衰力、車高を自動的に調整する「ADS PLUS(アダプティブ・ダンピング・システム・プラス)」付電子制御式エアサスペンションの「AIRマティックサスペンション」の装備で、最新のフルタイム四輪駆動機構「4MATIC」が用意されています。

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ほかにも、今回の変更により最新の9AT「9G-TRONIC」が採用され、「4MATIC」と組み合わせて様々な天候や路面状況下で常に最適なトラクションを確保(GLS 350 d 4MATIC、GLS 350 d 4MATIC Sports、GLS 550 4MATIC Sportsに設定)。

エンジンは、「GLS 350 d 4MATIC」と「GLS 350 d 4MATIC Sports」に搭載される3.0L V型6気筒「BlueTEC」は、ピエゾインジェクターを採用した最新のコモンレールシステムや電子制御式可変ターボチャージャーなどの先進テクノロジーにより、最高出力258ps、最大トルク620Nmという強大なトルクを発生し、大型SUV モデルに相応しい力強い動力性能を確保。

安全装備では、全車に標準装備される「レーダーセーフティパッケージ」をはじめ、車両周囲の状況をモニターする「360°カメラシステム」や、自動操舵・ブレーキ機能により縦列駐車と車庫入れをアシストする「アクティブパーキングア シスト」を全モデルに標準で用意。

価格は、3.0LのV6直噴ディーゼルターボ「GLS 350 d 4MATIC(受注生産)」が1070万円、同エンジンの「GLS 350 d 4MATIC Sports」が1190万円4.7LのV8直噴ツインターボを積むGLS 550 4MATIC Sports」が1500万円5.5LのV8直噴ツインターボを搭載するメルセデスAMG GLS 63 4MATICが1900万円となっています。

新型ボルボXC90や新型アウディQ7など、日本ではフルサイズといえる3列大型SUVの新型が続々と登場していますが、メルセデス・ベンツGLSの登場で、再びフルサイズSUVの注目度が高まりそうです。

(塚田勝弘)

日本では見ることができない!? 珍しい車の走行を疑似体感

世の中には実に様々な車の世界があります。

イタリアのコーチビルダーがアルファロメオ8Cをベースに、オリジナルボディを架装し少量生産する「ディスコ・ヴォランテ」。写真左がオリジナルのアルファロメオ8C、右がディスコ・ヴォランテ

通常、既存の車に装甲を施すことが多い装甲車ですが、イギリス軍が開発したモノコックボディの最新装甲車「フォックスハウンド」は、走りもひと味違うよう。

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60年代のロータス・セブンの構造をほぼそのまま継承しながらセブンを生産し続けるケータハム。そのケータハムの発売予定コンセプトカー「エアロセブン」。

日本では見ることができないこういった様々な車たちを、なんの躊躇もなくガンガン走らせられたらどんなにか気持ちがいいでしょう。車好きならそんな妄想に駆られることも少なくないはず。

その妄想をお茶の間で疑似体験することが「Top Gear」。

ご存じない方に説明すると、Top Gear(トップギア)とは無茶苦茶で衝撃的なシーンをふんだんに収録するイギリスBBCの自動車TV番組。

気にくわない車はさんざんこき下ろし、気に入ったくるまはべた褒め。これがまた痛快でもあり大人気となっています。

なんだ、イギリスの話か、とがっかりすることなかれ。日本でもBSフジが放送しており、人気のプログラムなのです。

そのTop Gearの最新DVDに、それらの映像がたっぷり収録されています。走行シチュエーションも世界規模で、まず日本の番組ではお目にかかれない物ばかり。

新しい車だけでなく、中にはおんぼろトラックでミャンマーを縦断するロングツーリング?なんてのもあり、

それがどれだけキツいか、その映像を見て思わず同情してしまうという具合。気がつくと夢中になっていること請け合いです。

[Top Gear Series 21 日本語字幕版DVD]

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発売日:4月25日(月)
時間:約430分(DVD 3枚組)
特別付録:オリジナルステッカー
価格:本体2,800円+税

(V-OPT ホエゾー)

VW・クロスブルー、市販版をキャッチ!

フォルクスワーゲンが2013年のデトロイトモーターショーで公開したコンセプトモデル、「クロスブルー」の市販モデルと思われる2台のプロトタイプをキャッチしました。

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ストレッチした「MQB」モジュラープラットフォームを採用し、3列7人乗りのクロスオーバーSUVで、「トゥアレグ」と「ティグアン」の隙間のポジションとなります。

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カモフラージュされていないドアパネルは、コンセプトモデルと異なるプレスラインが採用されており、「クロスブルー」のデザインをどこまで継承するか注目されます。

パワーユニットは2リットル直列4気筒ターボディーゼルとモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドで、最高馬力は305psを発揮します。

世界初公開は2016年10月が有力視されています。

(APOLLO)

中国北京モーターショーに出展される新型ASXは、日本名RVRでアジア初披露

日本では大変なニュースとなってモーターファンフェスタへの出展も中止となった三菱自動車ですが、中国での北京モーターショーでは無事出展されているようです。

EVとSUVが現在の三菱自動車の強みとなっていて、経営資源を注力することも2015年の東京モーターショーでアナウンスされています。

2016年の北京モーターショー(4月25日〜5月4日)で披露されるASX(日本名RVR)は、2015年のロサンゼルスモーターショーで公開された2016年モデルとなるビッグマイナーチェンジ版。

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世界的に流行しているSUVだけに、大がかりなフェイスリフトで話題を喚起し、商品力も高めたいところです。

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新型RVRは、最近の三菱車に採用されている「ダイナミックシールド」と呼ばれる新しい顔つきになっていて、新デザインの17インチアルミホイールにより力強い雰囲気が色濃く漂っています。なお、新型ASXは今年の4月から中国で生産、販売するとしています。

ほかにもアウトランダーPHEVやアウトランダー、スポーティセダンのランサーEXの特別仕様車などが披露されます。

三菱自動車の国内での今後の動向も不透明ですが、収益の大きな海外への展開にも注目が集まります。

(塚田勝弘)

1日たった2台!トヨタ「86GRMN」は豊田章男社長が主導する「もっといいクルマ」だった

今年1月、Web上から100台限定で受注が開始された「86GRMN」ですが、今回トヨタ自動車殿のご厚意により、同車の製造現場である愛知県豊田市の元町工場で100台目の生産完了を目前に控えた車両組立現場の様子を見せて頂ける機会を得ました。

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このクルマはベース車とさほど変わらない風貌をしていますが、ニュルブルクリンク耐久レースで得たノウハウがそのまま移植されており、エンジンひとつとっても各パーツの低フリクション化や吸排気系の変更により、応答性の向上を図るなど、中身は全く別物になっています。

ベース車は富士重工業(スバル)の工場で生産されていますが、86GRMNの場合、スバルで生産されたホワイトボディをトヨタの元町工場に持ち込み、各種パーツの組み込みや専用色であるホワイトパールクリスタルシャインの塗装を行なっています。

これは軽量化を目的にフード、ルーフ、ラッゲージドアの素材を鉄板からCFRP(炭素繊維強化プラスチック)製に変更するなど、ベース車からの変更部位が多いためです。

GRMNの開発全般を担当するスポーツ車両統括部 野々村主管によると、今回の生産方式を採用したことで分解作業や無駄な部品購入を抑制、約37万円のコスト低減を実現しているとのことでした。

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元町工場全体の責任者である二之夕(にのゆう)工場長のお話では、これまでのクラウンなどに加えて、以前にレクサス「LFA」、そしてFCVの「MIRAI」(ミライ)、さらに今回の「86GRMN」と、難しいクルマの組立てにチャレンジしており、「匠」の技術伝承の意味でも、引き続き難易度の高いクルマの生産についてもチャレンジしていきたいとのことでした。

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いよいよ、86GRMNの組立て現場であるLFA工房へ。

ロボットを使わず、ハンドワークの要素が多いため、以前にレクサスLFAが生産されていた専用ライン“LFA工房”において、特別な訓練を受けた10名強の専任者により、2台/日(4時間で1台車完)のペースで丁寧に組立てられていました。

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最初にCFRPパーツ(フードインナー)の成形工程から視察していきます。

80〜90℃に熱したアルミ金型の上にカーボンシートを乗せ、しっかり金型に密着させた後、浸透性の高い熱硬化性エポキシ樹脂を注入、真空引きによりカーボンシートに樹脂を含浸させて成形します。

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この工法は比較的新しい「VaRTM」(バキューム・レジン・トランスファー・モールディング)と呼ばれているもので、金型が片面で済むことや、大掛かりな圧力釜を必要としないことから、コストを抑制できるメリットがあります。

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そして製品となったフードASSYがこちら。

アウターとインナーを接着・合体させた後、アウターの表面を仕上げ、クリア塗装を吹いて完成です。

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濡れているかのようなツヤや奥行き感が品質の高さを感じさせます。

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ラッゲージドアは形状が立体的で複雑なことから、カーボンシートにあらかじめエポキシ樹脂を含浸させたプリプレグシートを型に貼付けた後、圧力釜で焼きあげる従来工法が使われています。

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続いて視察したのが組立工程におけるCFRP製ルーフのボディへの接着工程。

あらかじめボディ側に2液タイプの接着剤をシーラーガンで塗布、その後ルーフを2名で素早くボディに接着します。

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シャシー工程ではリヤアクスルの組付け作業を視察。

足廻りの締め付け作業では通常、設計公差範囲内に収まるトルクで締付けられていますが、LFA工房ではデジタルトルクレンチにより一台一台、設計が求める「狙い値」にズバリ合せて締付けているそうです。

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ファイナル工程ではガラスの接着工程を視察。

86GRMNでは軽量化を目的にクォーターウィンドウとバックウィンドウが樹脂化(ポリカーボネート製)されています。

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ガラスもボディ剛性に寄与するパーツのため、同車では樹脂化に併せて高剛性接着剤(ハマタイト)を使用しているそうです。

完成車のエンジンルームに目を移すと、シリアルプレートに「Morizo(モリゾー)」のサインが入っており、フレームナンバーにも「86」の数値を入れるなどのコダワリがみられます。

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開発責任者の多田哲哉チーフエンジニアにお伺いしたところ、100台限定車両価格648万円の「86GRMN」に対して、3,000件を超える問い合わせが殺到したそうで、現在では既にほぼ全ての購入者が確定しているそうです。

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チューンショップ関係はもちろん、一般客からのオーダーも多かったようで、中には「価格は問わないので、とにかく購入したい」との問い合わせもあったとか。

このようにニュルブルクリンクで鍛えられた“メイドインジャパン”の「86GRMN」は豊田章男社長が主導する「もっといいクルマづくり」を具現化すべく、開発と製造部門が一丸となって生み出された手作り感満載の一台になっていました。

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このクルマを手に入れた方の満足そうな笑顔が思わず浮かんで来そうです。

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中井美穂さんとドライブデート【吉田由美のすべすべ45」2016-5-1 「

六本木でお仕事帰りのとある方と待ち合わせ。

待ち合わせのお相手は、中井美穂さん。

中井さんはスバルのイベントでMCをされていたとか。

この日スバルのイベントで体験した「アイサイト」に興奮していました。

「壁の前で止まるやつに乗ってみた」って(笑)

ほかにもスバルのSUVで仮設の登坂を体験してみたり。

中井さんは松任谷正隆さんとラジオ番組で共演されていて、一緒にお食事に行くこともしばしば。

とはいえ、中井さん自身は車の免許は持ってはいてもお酒も召し上がり、自分ではほとんど運転をしないとのことで、ここ最近のクルマの安全装備に驚いていました。

一方、展示されていた「スバル1000」にも心を奪われたそうです。

現在、スバルは販売する8割がアイサイト搭載車とのこと。とはいえ、まだまだ未体験の方も多いんですね。

100%に向けてがんばってください。

ちなみに写真は、去年、私がスバルのイベントで御仕事させていただいた時のものです。

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そして私たちが向かったのはとある餃子屋さん。このお店の全部の種類を制覇しました☆

野菜たっぷりなので、お肌がすべすべになりそう!(笑)

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それにしてもGWにも関わらず、10名が集合しましたが、この会…毎回、女子がやたらと美人さん揃いで驚きます(笑)

(吉田 由美)

運転免許証の番号12桁の意味とは?

教習所に通い仮免許や卒業検定、最後に運転免許センターで学科試験を受け、ようやく手に入れることができる運転免許証。

でも、免許を取得してもまじましと見る機会って意外とないですよね。そんな運転免許証に記載されている12桁の番号の意味って知っていますか?

■最初の2つの数字は免許を取得した”都道府県”

“01”からのスタートではなく”10″からのスタートで、”10″は北海道になります。

ちなみに北海道は面積が広いため、いくつかの番号が存在しています。函館”11″・旭川”12″などとなっています。番号は通し番号ではなく、福島”25″の次は東京”30″です。

地域ごとの番号の振り分けは、北海道10番台・東北20番台・東京都30番台・関東関東甲信越40番台・北陸中部50番台・関西60番台・中国70番台・四国80番台・九州(沖縄含む)90番台となっています。

■3桁目と4桁目

運転免許証を取得した西暦の下2桁になります。1989年の場合は89、2001年の場合は01ということです。

■5桁目〜10桁目

これは都道府県ごとに法則があって付けられるとのこと。その明確な定義は発表されていませんが、各都道府県によって管理されている番号になり、その基準も違います。

また、最初の4桁の数字だけピンク色の理由も発表されていません。実はこの6つの数字は次の11桁目に大きく関係しているのです。

■11桁目

この数字は”チェックデジット”と呼ばれている数字です。1桁目〜10桁目の数字を使った、とある計算方式で決まるとのこと。

つまり、偽造の際に5〜10桁目を適当な数字にしても、その計算式によって11桁目も決まるため、ここの数字を適当な数字をしても偽造だと発覚しやすくなっており、運転免許証の偽造防止にも大きく繋がる数字となっています。

また、11桁目が1〜10桁の数字で決まるということは、免許番号の入力ミス防止にもなります。

■12桁目

運転免許証を盗難や紛失などによって、運転免許証を再発行した数字です。クレジットカードの審査などの際に身分証明として運転免許証を出すこともあると思います。その際チェックされているのはこの12桁目ともいわれています。

こうやって見ると、自分の運転免許証を思わずチェックしてみたくなりますね。

(鈴木 唯)

キャデラックのフラッグシップ「CT6」は、情熱がハイテクを覆した力作

2016年9月から日本で発売される予定のキャデラックCT6。一足早く日本上陸を果たし、メディア向けに公開されました。

ゼネラルモーターズのプレミアムブランドであるキャデラックのフラッグシップモデルであり、また新世代キャデラックのスタートともなるハイテクサルーンといえるCT6。

ライバルは、メルセデスSクラスやBMW 7シリーズといったフルサイズ・プレステージセダンになります。

アルミ鋳造材を巧みに用いたボディにより、ライバルよりも軽量に仕上げ、ドライバーズカーとしてのパフォーマンス面でのアドバンテージを狙っているのも特徴です。

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日本での発表会において、キャデラックのチーフ・マーケティング・オフィサーであり、かつてBMWでもらつ腕をふるったウヴァ・エリングハウス氏は、

「ドイツ人である私としても、キャデラックはドイツ車でないことがアドバンテージになります。日本市場においてはキャデラックはニッチな存在かもしれません。しかし、それが世代交代の進むラグジュアリーカー・マーケットにおいて購入層にアピールするのです」

といった内容のプレゼンテーションを行ないました。

いかにもキャデラックらしい先進的なスタイリングは、同ブランドが120億円を投資した新世代ラインナップのスタートといいますが、テクノロジー以上にアメリカ人の持つ楽観的なマインドや情熱、そしてアメリカンドリームといったパッションを表現しているといいます。

また、34個ものスピーカーを配した専用設計の「Boseプレミアム・サラウンド・サウンドシステム」を標準装備しているのもセールスポイントとなっています。

日本向けのCT6は、シリンダー休止機構を備えた3.6リッターV6エンジンに8速ATを組み合わせたAWD(四輪駆動)というモノグレード設定。AWDとしたことにより「降雪地域での安心感も、お客様に提供できると考えます」とゼネラルモーターズ・ジャパンの石井澄人 社長はアピールしていました。

●キャデラックCT6 セダン プラチナム
全長:5190mm
全幅:1885mm
全高:1495mm
ホイールベース:3110mm
車両重量:1920kg
乗車定員:5名
エンジン形式:V型6気筒DOHC
総排気量:3649cc
最高出力:250kW(340PS)/6900rpm
最大トルク:386Nm(39.4kg-m)/5300rpm
変速装置:8速AT
駆動方式:AWD(全輪駆動)
タイヤサイズ:245/40R20 95W
メーカー希望小売価格:998万円(消費税8%込)(写真・文 山本晋也)

アイサイトの視力はかなりいい!? 濃霧でもキッチリ作動!【モーターファンフェスタ2016】

モーターファンファンフェスタの会場では、様々な体験型コンテンツが催されていました。スバルからは、お馴染みの「スバル ぶつからないクルマ?体験コーナー」が設置されていました。

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クリッカー読者の皆様には、もはや説明の必要もないかもしれませんが、アイサイトのぶつからない技術とはどういったものなのか?簡単に機能の説明をしましょう。

●プリクラッシュブレーキ【ぶつからない技術】

クルマや歩行者等への衝突の可能性が高いとアイサイトが判断した場合、警告音と警告表示によって運転者の注意を喚起。回避操作が行われない場合、対象との相対速度が50km/h(Ver.2は30km/h) 以内であれば自動ブレーキを作動させて衝突の回避、被害の軽減を行います。また、運転者がブレーキを操作した際はブレーキアシストが作動しドライバーのブレーキ操作をアシストします。

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このほかにも、全車速追従機能付きクルーズコントロール【ついていく技術】、アクティブレーンキープ【はみださない技術】、AT誤発進抑制制御/AT誤後進抑制制御【とびださない技術】、先行車発進やふらつき、車線逸脱などを警報と表示でドライバーに警告する【注意してくれる技術】などがアイサイトの主な機能となっています。

このアイサイトの機能の中でも、プリクラッシュブレーキ機能は交通事故の被害軽減に役立つ機能として、非装着車比で約6割の事故率の低減となっていることもメーカーのデータとして公表されています。

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しかし、このアイサイトにも弱点があります。カメラを使用しているため、対象物の認識精度は高いものの、逆光や視界不良といった人間の目でも苦手とする環境は、対象物の認識がしずらい、またはできない場合があります。

この場合には、自動的にシステムがオフとなり、ディスプレイにアイサイトの作動が停止していることをドライバーに知らせます。

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しかし、アイサイトVer2からVer3へ進化しカメラのカラー化や視野角の拡大などにより、逆光でもロストすることが減り、西日の強い時間帯でも機能が停止することは少なくなりました。

とはいえ、濃霧や豪雨などでは物理的に前方が見えないためにシステムが停止することがあります。

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モーターファンフェスタの天候は途中濃霧に包まれ、体験イベントは中止かと思いきや、なんと長蛇の列!2台のレヴォーグがお客さんを乗せ、イベントを続行していました。

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その霧の濃さは、実際の運転環境であれば、運転を躊躇してしまうほどの濃霧となっていました。

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そんななかでもプリクラシュブレーキはしっかり作動。アイサイトの認識精度の高さに驚かされるばかりでした。

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アイサイトはあくまで運転支援システムであり、アイサイトだけに頼った走行はくれぐれもしないようにしていただくのが大前提です。しかし、万が一に備えるための装置としては、世界トップレベルの性能であることを改めて実感しました。

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日常的にアイサイトを使用している筆者としては、ぜひ多くの人に体験してそのシステムを理解してほしいと思います。

まだアイサイトを体験したことのない人は、こうしたイベントやディーラーなどで体験することを強くおススメします。

(井元貴幸)

車載器だけでETC2.0サービスに対応するGPS付きETC2.0車載器2機種が発売

船舶用電子機器の古野電気は、ETC2.0サービスに対応したGPS付き発話型ETC2.0車載器2機種を開発、一般ユーザー向けの「FNK-M100」を4月19日から発売し、特車ゴールド制度に対応する業務用車両向けの「FNK-M100BV」を5月中に発売すると発表しました。

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今回新発売の2機種は、いずれもETC車載器だけでETC2.0サービスに対応できるGPS付き発話型ETC2.0車載器です。

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今年4月以降、ETC2.0車載器の搭載車両を対象に高速道路の料金割引が一部区間で開始されており、同社では新しいETC2.0サービスが始まったことから従来型のETC車載器に加えて今回の新製品2機種を市場に投入しました。

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新発売の2機種は、同社製のマルチGNSS受信チップ「eRideOPUS 6」を内蔵しており、車載器単独で正確な位置情報を把握できることが特徴です。

これによりユーザーは、カーナビゲーションシステムなどの車載設備と連動させることなく、ETC2.0車載器の搭載車両を対象とする料金割引や渋滞回避情報、安全運転支援情報などの入手といったETC2.サービスを利用できるということです。

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また、業務用車両向けの「FNK-M100BV」では、ETC2.0装着車への特車通行許可を簡素化する「特車ゴールド」制度にも対応しています。

これらの車載器を発売した古野電気は、魚群探知機などの船舶用電子機器のトップメーカー。今回の発表に併せて、4月19日付けで三菱重工メカトロシステムズから国内ETC車載器事業を譲り受けることで基本合意したことを公表しました。

今後古野電気は、船舶用電子機器で培った無線通信技術を使って、本格的にETC車載器事業に参入することになると思われます。

(山内 博・画像:古野電気)

好調メルセデス・ベンツが送る最新SUV「GLEクーペ」は、BMW X6がターゲット!?

メルセデス・ベンツの「GLEクーペ」が日本でも発表されました。

GLEクラスはMクラスのマイナーチェンジにより車名も変更されたもので、GLEのライバルがBMW X5やポルシェ・カイエン、アウディQ5、レクサスRXなどとすると、GLEクーペはBMW X6をターゲットに据えているのは明らかでしょう。

なお、GLEクーペの注文受付は4月27日からで、発売は2016年8月頃が予定されています。

「GLEクーペ」に用意されるのは、クリーンディーゼル仕様の「GLE 350 d 4MATIC クーペ」、「GLE 350 d 4MATIC Sports クーペ」と、メルセデスAMGの手による高出力V6エンジンを搭載する「Mercedes-AMG GLE 43 4MATIC クーペ」、トップパフォーマンスを誇る「Mercedes-AMG GLE 63 S 4MATIC クーペ」の4グレードで、GLEと同様にディーゼルもしくはAMGというラインナップ。

SUVとクーペを融合させたようなフォルムは、このクラスではBMW X6、少し小さなクラスではBMW X4と、BMWが先行している感があります。

メルセデス・ベンツは2016年をSUVイヤーと位置づけていて、メルセデスの「SUVクーペ」は、クーペとしてのスタイリッシュなフォルムと走行性能にSUVらしい存在感と利便性を加えたモデル。

なお、日本ではGLE、GLEクーペというモデル名になりますが、今回のクーペにより、「GLE SUV」、「GLEクーペ」というバリエーションが揃ったことになります。

GLE クーペは、クーペスタイルでありながら、後席は大人でも十分に快適に過ごせる空間が確保され、最大1720Lの荷室容量(VDA)という高い積載性も誇っています。

最大の魅力であるスタイリングは、低く構えたウィンドウフレームとボディラインにより、ダイナミズムとアジリティ(俊敏性)を象徴するシルエットとされています。

短くスタイリッシュなオーバーハングを備えるフロントエンドでは、立体的デザインによるフルLEDヘッドライトに挟まれた、シングルルーバーの垂直なスポーツグリルが目を惹きます。

さらに、メルセデス独自のパワードームを備え前方へ向けて下降するボンネットは、GLEクーペがメルセデス・ベンツのスポーティなモデルラインアップであることを表現。

インテリアは、スポーティなシートとステアリングホイール、そして最新のテレマティックスシステムが特徴。オンダッシュ型ではなく、一部をインパネに一体化したCOMANDディスプレイを採用するなど、最近のメルセデス・ベンツらしい造形となっています。

ほかにも、全車に標準装備される「レーダーセーフティパッケージ」をはじめとする安全運転支援システムなどにより充実の安全、ドライバー支援システムが用意されています。

価格は3.0L V6直噴ディーゼルターボを積む「GLE 350 d 4MATIC クーペ」が890万円、「GLE 350 d 4MATIC  クーペ Sports」が980万円3.0L V6ツインターボを積む「メルセデスAMG GLE 43 4MATIC クーペが1200万円、5.5L V8直噴ターボを搭載する「メルセデスAMG GLE 63 S 4MATIC クーペ」が1780万円です。

(塚田勝弘)

アストンマーティン・ヴァンテージGT8がニュル高速テストで初走行!

先日、アストンマーティンは「ヴァンテージGT8」を発表しましたが、早くもニュルで高速テストを開始した模様です。

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「V8ヴァンテージ」より高性能という「GT8」は、446psを発揮する4.7リットルV型8気筒エンジンを搭載し、0→100km/h加速は4.5秒で走りぬけます。

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カーボンファイバー製エアロキットを装備し、「ヴァンテージ」より100kgの軽量化に成功、公道とサーキット両方の走りに対応させています。

(APOLLO)

なるほどチュートリアル【吉田由美のすべすべ45】

縁あって、数年前からチュートリアルさんのライブなどにお邪魔させていただいていますが…
実は先日もトークライブへ。

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クルマもバイクも大好きだというお二人ですが、そこで福田さんがマツダのCMが気になるという話。

マツダは「Be a drive」というキャッチコピーで、楽しそうにいろんな方が運転するシーンを映すCMを流していますが、そのハンドルを回した方向と体の動きが同じなのが気になると言う福田さん。福田さんいわく「ハンドルを回したら、遠心力が働くから体は反対側に傾くはず。だからバケットシートで体を支えるわけで…」。
確かに。

福田さんといえば日本テレビの「Moto GP」にも出演され、ご自身でもバイクレースなどに参戦しているからこそ感じる疑問。
それに対して徳井さんは「でもそれだと楽しそうな感じが出ないやろ」。
その通り!
私も以前、広島のマツダ本社にある「be a drive」のCM風セットで記念写真を撮るとき、何の疑問も感じず同じ向きに体を傾けてしまっています。

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そこに気が付いた福田さん、さすがです!
でも、こんなところにクルマのネタが使われるとちょっと嬉しくなりますね。(笑)

(吉田 由美)

BMW M2クーペ、スーパーGT 第2戦・富士スピードウェイで日本初公開

現行のM3セダン、M4クーペには憧れるけれど、1100万円級の価格、全長4685×1875×1430mmというボディサイズが大きすぎる、いつか中古で乗れれば……といった思いを抱く方が多い、BMW Mモデルの中でも特別なモデルではないでしょうか。

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1985年生まれの初代M3(E30)、2代目M3(E36)はもちろん、3代目のE46までは全長4.5m、全幅1.8m以下に収まっていましたから日本でもコンパクトといえるサイズでした。

「M3はこんなサイズだった!」と既視感を抱かせそうなM2の登場は、現行M3セダン、M4クーペは価格面やサイズ面で敬遠していた向きも振り向かせそうなイメージがあります。

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M 235i クーペでは飽き足らない層でも突き刺さりそうな「真性」M2クーペは、770万円という値付けで今年1月からオーダーが可能になっていますが、納車遅し! と待ちきれない方もいるでしょう。

BMW M社の手によるBMW M2クーペは、1985年に登場した初代BMW M3、1973年に誕生しそのスポーティで美しいデザインと卓越した運動性能により名を馳せた「BMW 2002ターボ」の伝統を引き継ぐ、最もコンパクトなBMW Mモデルという位置づけです。

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新型BMW M2クーペには、短めの全長のコンパクトボディ(全長4475×全幅1855×全高1410mm)に、自然吸気エンジンのようなスムーズな吹けあがりと、BMW自慢のターボ技術による圧倒的なパワーを併せ持つ新開発の直列6気筒Mツインパワーターボエンジンを搭載。

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組み合わされるトランスミッションは、7速Mダブルクラッチトランスミッションの「M DCT Drivelogic」。

ほかにも、優れた剛性とバネ下重量の軽量化を実現した専用サスペンション・システム、あらゆる走行状況下で最大限のトラクションを確保するアクティブMディファレンシャルなど、サーキット走行を見据えた技術がつぎ込まれています。

今年のゴールデンウィーク真っ最中の5月3日、4日に富士スピードウェイで開催される「スーパーGT」第2戦でBMW M2クーペが日本初公開されるそうです。

5月3日の予選レース前(14時15分頃出走)、および5月4日の決勝レース前(12時40分頃出走)に、デモンストレーション・ランが行われ、新型BMW M2クーペが富士スピードウェイのサーキットを駆け抜けます。

さらに、デモンストレーション・ランに出走するBMW M2クーペは、サーキット内のレストランORIZURU前にて、両日一般来場者向けに特別展示されます(上記のデモンストレーション・ランの時間帯は除く)。

(塚田勝弘)

トヨタの3月米国販売、SUV・ピックアップ系が牽引!

トヨタ自動車の米国法人・米国トヨタ販売によると、3月の新車総販売台数は22万台(前年同月比-2.7%)で、前年割れとなっています。

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米国ではガソリン安の影響でピックアップトラックの販売好調が顕著化しており、全体的にセダン系が低調な状況。

出展 Autodata

トヨタにおいても主力車であるセダン系の「カムリ」や「カローラ」の販売が伸び悩んでおり、ライトトラック系の販売好調が全体を牽引している構図となっています。

なかでもSUVの「RAV4」が2.9万台(+15.1%)を販売するなど大いに健闘、7ヶ月連続で前年増となっています。

出展 米国トヨタ

「ハイランダー」が1.5万台(+14.6%)、「4ランナー」が9,600台(+11%)、ピックアップトラックの「タコマ」も1.7万台(+11.3%)と好調な状況。

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こうした状況を受け、米国トヨタ販売のビル・フェイ副社長は「トヨタブランドのライトトラックが、3月および第1四半期の新記録を打ち立てた」としており、米国におけるピックアップトラック系人気を裏付ける結果となっています。

Avanti Yasunori 出展:Autodata・米国トヨタ)【関連記事】

ハイブリッド販売台数100万台を記念してレクサスがミラノで納車式を実施
http://clicccar.com/2016/04/24/366855/

レクサス米国3月販売、乗用車系が減速するもSUV絶好調!
http://clicccar.com/2016/04/18/366322/

米国市場で日本車の人気高し!トヨタは4.1%増の19万台
http://clicccar.com/2016/03/23/361558/

米・JDパワーの顧客満足度調査で「レクサス」が5年連続首位を堅持!
http://clicccar.com/2016/03/14/357785/

レクサス国内導入10周年、欧州でもブランド力強化へ!
http://clicccar.com/2015/09/18/326979/

アウディ S5 スポーツバック、次世代型は350psを発揮!

アウディの4ドアクーペ「A5スポーツバック」のハイスペックモデルである「S5スポーツバック」の姿をドイツ市街地でカメラが捉えました。

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次世代型では、A4でも採用されている「MLB Evo」プラットフォームを流用し、大幅な軽量化を実現する他、ホイールベースを延長し、居住空間の充実も図っています。

エクステリアはアウトラインを強調させたシングルフレームグリルに、「A4」に似たヘッドライトを持つようです。

そしてパワーユニットには3リットルV型6気筒DOHCスーパーチャージャーエンジンをアップデートさせ、最高馬力を350psまで引き上げると噂されています。

ワールドプレミアは2017年3月のジュネーブモーターショーの可能性が高いと思われます。

(APOLLO)

【モーターファンフェスタ】レジェンドレースクイーンが一日限定の復帰!

モーターファンフェスタでは、ギャルズパラダイスの25周年を記念した「ギャルズパラダイス25thアニバーサリーフェスタ」も開催されました。

集まったレースクイーンその数なんと約50名。こんなに集まったイベントなんて前代未聞ですね!

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人気レースクイーンだらけのイベントだったのですが、さらにスペシャルな企画として歴代のレースクイーン大賞グランプリ受賞者に出演をオファー。

これに応えて2010年の受賞者「美波千夏」ちゃん、2013年の「佐野真彩」ちゃんが参加しました。

すでに二人はレースクイーンを引退したので、この日しか見られないコスチューム姿を見たいという人で特に大人気でした。現れるところは、人!人!人!あんまり撮れなかったなぁと思っていた方、もう一度あの姿を見たい方にお送りします!

まずは2013グランプリの「佐野真彩」ちゃん。

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抜群のスタイルにセクシーなコスチューム!現役レースクイーンの中に入っても目立ちます。

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2012年グランプリの「美波千夏」ちゃん。

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シルバーとゴールドのコスチュームはヤバイですね。

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現役レースクイーンとのコラボ撮影もたくさん。まさに豪華でした。

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画像ギャラリーには午前中に行われたグリッドウォークの写真も掲載。

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美波千夏ちゃんはAUTECHのコスチュー務に近いものを用意してもらったそうなのでこちらも要チェックですよ!

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レジェンド達のコスチュームはもう無いと思っていたファンにはたまらないイベントでしたね。もちろん現役レースクイーンの特集もありますのでお楽しみに!

(sin)

ロードスターのデザインは薄着勝負!? RFの狙いはどこに?

マツダ・ロードスター(海外名MX-5)が、2016年ワールド・カー・オブ・ザ・イヤーに加え、ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤーを同時受賞しました。

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同じくファイナリストだったジャガーXEを下しての受賞。その理由はどこにあるのか? 受賞直後のいま、あらためてチーフデザイナーに話を聞きました。

[語る人)
マツダ株式会社デザイン本部
チーフデザイナー・中山 雅

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──まず魂動デザインそのものについてお聞きします。今回は世界的な賞を受賞したわけですが、そもそも魂動デザインは海外市場を想定したフィロソフィーだったのでしょうか?

「意識はしますが媚びはしません。たとえば、アメリカ人に寿司を出すにはマヨネーズをかけた方がウケそうですが、それでは日本発信の意味がない。マツダがいま考える日本美の本質は「引き算」の美で、油彩のように絵の具を盛るのではなく、水墨画のようにスッと一発で決めるような美しさです。まだまだ試行錯誤中ですが、そこを突き詰めれば世界に通用すると確信しています」

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──獣がいまにも走り出しそうなイメージを伝えるのが魂動デザインですが、いまエモーショナルなデザインは世界的時流とも言えます。その中で魂動デザインの独自性はどこにあるのでしょう?

「ロードスターでは、エモーショナルとシンプルという相反する要素の両立を目指しました。服装でたとえればシンプルとはTシャツにジーンズのような薄着。そこでエモーションを表現するには体形のよさが必須です。つまり、ベースがよければ薄着でもいいデザインはできる筈。その点、逆に厚着に頼っているメーカーがあるかもしれませんね(笑)」

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──マツダの新世代ラインナップはシグネチャーウイングやボディのキャラクターラインなど、コンセプトカー「SHINARI」のモチーフを採用していますが、ロードスターだけにはその要素が見当たりません

「遠目でSHINARIを見ると本質的なスタイルのよさが浮かんできますが、そこを採り入れたと。全長3.9mのコンパクトなボディで、しかもドライバーが外から見えるという特殊な条件では、できるだけ要素を省く必要があったのです。つまり、ロードスターだからこそのデザインアプローチなんです」

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──では、受賞の話を。あのジャガーを抑えての快勝となったわけですが、今回、世界のジャーナリストからはどのような評価の声が届いていますか?

「やはりプロポーションのよさですね。中でもフロントオーバーハングの短さ、キャビンの小ささへ賞賛をいただいています。このミニマムなボディは、いわば設計部門の全面的協力があってこそです。つまり、単にカタチの評価だけではないことがダブル受賞の価値だと思っています」

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──ただ、プロポーションのよさはどのメーカーも意識しているかと思いますが、マツダデザインとの違いはどこにあるのでしょう?

「条件、つまり機構等によるデザインの制約はどこも一緒なんです。デザイナーの仕事というのは言ってみればその制約をいかにクリアするかで、最初からあきらめてしまうか否かの違いでしょう。各国のデザイナーによるプロ視点では、よくぞそこを突破したネという評価だと思います」

──受賞会場のニューヨーク・ショーではファストバックスタイルのRFを発表しました。ルーフ全体が格納できなかったことからの逆転の発想と聞きますが、この提案も世界に影響を与えそうですね

「はい。一見タルガトップに見えつつリアガラスが開く、つまりエンジン音がオープンと同様に聞こえるというのはまったく新しい価値です。また、実は屋根は開かなくていいからクーペを作って欲しいという声が多いのですが、その回答のひとつになるかもしれませんね」

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──では最後に今後について。発表間もない新型としては、次のモデルチェンジまでの長い間、いかに魅力的な成長をするのかが重要です。その点、何か具体的な計画はありますか?

「たとえば黄色のボディが出たら絶対買う!など、スポーツカーの購入動機は実用車とちょっと違う。今回のRFもそうですが、そうした特別な嗜好に応えるような展開が必要です。もちろん色も重要な要素ですね。いずれにしても、ロードスターは明快な理由をもってデザインしたクルマですから、そこをひっくり返すようなことは絶対にしませんので安心してください(笑)」

──本日はありがとうございました。

(聞き手:すぎもとたかよし)

スーパースターのむけん、待望の復活!【D1GP第2戦】

ひさしぶりにやってくれました! ドリフト界が生んだスーパースター、のむけん選手が富士スピードウェイで行われたD1GP第2戦で追走に進出。胸アツの追走を見せてくれたのです。

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“のむけん”こと野村謙選手は、押しも押されもしないD1GPトップ選手のひとりでしたが、4、5年前からマシンのポテンシャルが後れをとり、低迷が始まりました。

その後86にマシンチェンジするもののまともに走らず、昨年はふたたびスカイライン(ただしトヨタの2JZエンジン搭載)にもどしました。

しかし、これまたマシンの熟成が進まず、本人の練習不足もあって、けっきょく去年1年間はいちども予選を通過せずに終わってしまいました。

のむけん選手はイベントのゲストやビデオの収録などで忙しく、なかなか走る機会を設けられなかったのも原因のひとつだと思われます。

ドリフトはふだんから練習できるため、一線級になっても練習量が大きくものをいうモータースポーツです。その一方、トップレベルに達すると、見せかた、走らせかたが身体に染みつくので、しばらくはそのパフォーマンスを維持できるという面もあるように思います。

のむけん選手も、全体的なスピード不足や角度不足は感じましたが、走りのリズムやメリハリは、下位のほかの選手とはちがうものを見せていました。

昨季の低迷は本人もこたえたようで、シーズンオフには引退も考えたようです。しかし、さまざまな要因がうまく組み合わさり、2016年はいい体制で迎えることができることになりました。

開幕戦こそ、できあがったばかりの車両で熟成が不十分だったため結果は残りませんでしたが、エンジンはトップレベルと遜色ないパワーを得ることができました。

そして、この富士スピードウェイでの第2戦の前には、足まわりのテストもしっかりやって臨むことができたのです。

第2戦の舞台となった富士スピードウェイの逆走コースは、走ったことのない若手選手も多くいました。そのなかで、このコースで何度も決勝に勝ち上がったことがあるのむけん選手は、走らせかたをわかっているというアドバンテージもありました。

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のむけん選手は、審査席に向かってアクセル全開時間の長いドリフトで300Rをまわってくると、きっちりラインをトレースし、単走予選も単走決勝もまずまずの得点を獲得。じつに3年半ぶりに追走トーナメント進出を決めたのです。

追走ベスト16の対戦相手は、昨年のチャンピオン川畑選手。圧倒的なパワーをほこるGT-Rです。

「ひさしぶりに追走に残ったのに、相手が悪い……」そう思ったファンも多かったでしょう。のむけん選手本人もそう思ったかもしれません。なにやら川畑選手に頼み込んでましたから。

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しかしその1本目、後追いののむけん選手は、加速区間でも完全に川畑選手をとらえ、ビタビタに接近したままきれいに振り返し、ヘアピンに進入しました。この1年、斎藤選手以外で川畑選手をここまで追い込んだ選手はいなかったのではないでしょうか?

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しかし、残念ながらのむけん選手はヘアピンを曲がりきれずにコースアウト。じつは、フルカウンター時にハンドルが引っかかってしまう逆関節現象が起こってしまったのでした。

けっきょく敗れてしまったものの、のむけん選手の走りは、今後の活躍をふたたび期待させるものでした。スーパースターの復活は2016年のD1GPをいっそう面白いものにしてくれるでしょう!

このD1GP第2戦の模様は、『ビデオオプション 267号』(5月26日発売)に収録されます。

D1GPの詳しい情報は、D1公式サイトでどうぞ!

(まめ蔵・写真協力:サンプロス)

英国向けの小粋なパーソナルEV「e2o」は日本導入もあり?

マヒンドラグループの英国子会社「マヒンドラ インターナショナルUK」が4月15日、4人乗りの小型EV「e2o」を発売しました。

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通勤や買い物に便利なパーソナルEVとして開発されており、5月から納車を開始するそうです。

今回同社が発売したのはエントリーモデルの「City」と上級グレードの「TechX」。

「TechX」ではテレマティクスを搭載、目新しいところでは電欠時にサポートセンターからのリモート操作でバッテリー容量の一部を使えるようにする“Revive”機能(緊急リモート給電システム)を装備しています。

急速充電規格“CHAdeMO(チャデモ)”にも対応しており、約1.5時間で95%まで充電可能、満充電時のEV航続距離は約127km(Revive機能で+13km)、最高速度は100km/hとなっています。

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またスマホ用の「e2oアプリ」を使えば乗車前のエアコン調節、電気料金の安い時間帯を利用しての充電に役立つ充電スケジューラー、充電ステーション検索等が利用可能。

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同車には英国の助成金が適用され、車両価格は「City」が約200万円〜、「TechX」が約240万円〜となっており、電費は月額10ポンド(約1,600円)未満とのことです。

日本発の急速充電規格“CHAdeMO”に対応済みで、しかも英国仕様が右ハンドルということもあり、今後の日本導入の可能性も含めて同社の動きが注目されます。

Avanti Yasunori・画像:マヒンドラUK)

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若手起業家が高齢化時代に役立つパーソナルEVを開発!
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超小型EV トヨタ「i-ROAD(アイロード)」が公道走行へ!
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【モーターファンフェスタ】Kカーだってスポーツできる!

4月24日に富士スピードウェイで行われたモーターファンフェスタ、雑誌「REV SPEED」のイベントは「REVSPEED プロドライバー×Kスポーツ全開同乗体験」。

今回REV SPEEDが持ち込んだのは、スズキのアルトRSとアルトワークス、ダイハツのコペンローブ、キャストスポーツ、ホンダのS660。さらにケータハムからSEVEN160という今話題のKカー6車種。

ケータハム以外は自分で運転が可能。ショートサーキットでは大井貴之選手、井尻薫選手の同乗走行が楽しめるというKカーを楽しんでもらおうと言うイベントです。

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試乗するクルマはジャンケンで決まりますが人気なのはやはりケータハムとS660! 乗る機会どころか街で見る機会もなかなか無いケータハムには、試乗希望者だけでなく多くの注目が集まっていました。

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ケータハムの試乗権を勝ち取った方は、脚立を使ってロールバーやマフラーなどを避けながら狭い車内に入るという難関が待っており、ケータハムに乗る上での「儀式」を体験できるのも、なかなか体験できない機会ですね

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ケータハム以外は皆さんの運転でサーキットまで移動、大井選手、井尻選手がそれぞれのクルマに乗り込み、同乗アタック!

時折、濃霧によって視界が悪い時間帯もありましたが、そんな事は物ともせずアタックをこなすのは流石プロ!

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そんなお二人に今回のKカーの印象をお伺いしました。

ケータハムをメインに乗った井尻選手は

「ケータハムは軽くて今のクルマにはない楽しさを持っている。プロが乗っても面白くて遊びクルマには最高」

とのこと。所有するとなると屋根付きの車庫が必要になりますが、スズキのK6Aを搭載して490キロという軽さを実現したからこその楽しさではないでしょうか?

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大井選手は

「どのクルマもサーキットでスポーツ走行するには十分だが一番驚いたのがダイハツのキャストスポーツ。全高が高いにも関わらずサーキットでも安定して走ることができた」

S660やケータハムの様な2人乗りのクルマはもちろん、それ以外のKカーでもスポーティな走りを楽しめのであれば、荷物も多く積めて実用性も両立出来ますね!

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(多井 駆)

「HERS」風メイクで出産、子育てした大人の私!?【吉田由美のすべすべ44】

現在発売中の雑誌「HERS」5月号(光文社)に出させていただいています。

今回は自動車特集「ドライブにまつわるエトセトラ」。

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私が担当させていただいたのはP126~の「子育て卒業で乗り換えたい希望No.1の「コンバーチブル」。専門家の選んだベスト5」です。
どんなクルマを選んだかはご覧いただいてのお楽しみ!

しかし撮影した日が雨で、私の写真は残念ながら小さい顔写真のみとなりましたが、それでもヘアメイクさんが付いてくださって、「HERS」風にしていただきました。

しかし残念なことに私は、子育てもしてないどころか産んでいないのでちょっと違和感を感じつつも、同年齢だとそんなことになっているのが普通なんですよね。
…こんな私でいいのでしょうか…!?

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こんな感じです。

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(吉田 由美)

パナメーラ次期型、シューティング・ブレークもニュル高速テストに見参!

この時期、新型モデルのプロトタイプがニュルブルクリンクの高速テストに集結します。

ポルシェ・パナメーラの次期型にラインナップされる「シューティングブレーク」も登場しました。

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ポルシェ初のワゴンモデルとなる「シューティングブレーク」は、フロントマスクはサルーンとほぼ同じデザインが予想されますが、ルーフが延長され、ブートスペースは容量が大幅に拡大されているのが特徴。

2012年パリモーターショーで公開された、「パナメーラ スポーツツーリスモ」のデザインが影響しているようです。

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新開発「MSB」モジュラープラットフォームは約100kgの軽量化を図り、3.6リットルV型6気筒ターボエンジンやプラグインハイブリッドに大きなメリットを与えそうです。

世界初公開は2016年秋が噂されています。

(APOLLO)

三菱自の軽自動車が消えた!? 燃費不正発覚後のekワゴン、eKスペースの中古車はどこへ?

4月20日に発表された三菱自動車の燃費問題。まだまだ真相は明らかになっていませんし、車種は拡大の様相を示しています。この問題発覚後、三菱自動車の株価は一気に下がりましたが、中古車相場はどうなっているのかをチェックしてみました。

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今回、中古車相場をチェックしたのは燃費問題発覚のきっかけとなった三菱eKワゴン、ekスポーツ。そして共同開発した日産デイズ、デイズルークスの4車種です。

直近の1カ月の平均相場の推移と流通台数は一体どのようになっているのでしょうか。データは中古車情報サイト、カーセンサーnetのものです。

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まずは、三菱ekワゴン、ekスペースです。左のグラフeKワゴン、右がeKスペースのものです。緑の線が平均価格、オレンジの棒グラフは流通台数を示しています。

2車種ともに記者会見が行われた4月20日を境にして中古車の平均価格は下がり、流通台数は減少しているのがわかります。ekワゴンは記者会見前の時点で500台を超える中古車が流通していました。しかし記者会見後わずか一週間で半分以下の220台程度まで減少しています。そして中古車相場は90万円前後を推移していたのにも関わらず、一気に86万円まで下がりました。

軽自動車の場合、1カ月の平均価格は大きく動いても1万円程度というケースが一般的なので、これは暴落といえるでしょう。

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さらに深刻なのはeKスペースです。中古車の大需要期である3月が終了した後、4月20日までは小幅な値動きで収まっていました。しかし記者会見後一週間で平均価格は10万円も値落ちし115万円まで下がっています。

さらに流通台数は400台近くに流通していましたが、166台とこちらも半数以下になっています。三菱自動車の株価同様に問題が発覚した車種の中古車も暴落していることがわかりました。

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一方の日産デイズ、デイズルークスの平均価格と流通台数はどうなっているのでしょうか?

流通台数は一旦減少していましたが、すでに回復傾向となっています。そして中古車の平均価格はデイズが一旦3万円の値落ちを示したものの、すでに反発して104万円まで戻しています。

もともとデイズルークスは記者会見前からの値落ち傾向が続いており、問題発覚によって値落ちに拍車は掛かったものの、ekスペースに比べると影響は小さいと言えます。

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では、この販売店から消えた中古車はどこに行ったのでしょうか?

答えは中古車が取引されるオークション会場にありました。ekワゴン・eKスペース。そしてデイズ・デイズルークスの未使用車や中古車が大量にオークションに出展されていたのです。

しかし、この2車種をはじめ、オークションに出展される三菱車の多くは入札がなく、流れてしまっているようでした。

ここまで値落ちが進んだekワゴン、ekスペースの中古車相場は反発して値を戻す可能性はありますが、一旦傷付いたブランドの信頼回復はできるのでしょうか。

(萩原文博)

新型インプレッサに込めたデザインとは?

「スバル グローバル プラットフォーム」を採用する第1弾モデルであるスバル・インプレッサ。

全長4625×全幅1777×全高1465mm(セダン/北米仕様)というサイズは、先代モデルから全長が45mm長くなり、全幅は37mm広くなっており、10mm下がった全高以外はひと回り大きくなったといえるでしょう。

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見どころのひとつがデザイン。スバルが新たに掲げるデザインフィロソフィーの「DYNAMIC×SOLID」の第1弾でもあります。

スバル商品企画本部 デザイン部の部長である石井 守氏によると、新型インプレッサは「DYNAMIC×SOLID」という大きな考え方を元に、「スポーティ&アドバンス」というコンセプトも掲げられているそうです。

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外観は美しさを重視し、フロントからサイド、リヤにかけて流麗で躍動感と塊感のある骨格として、37mm拡幅されたことでサイドはホイールをより外にあるように感じさせ、スタンスがよく絶対にロールオーバーしない安定したカタチとしています。

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大きく張り出した前後ホイール(ハウス)は、どこにも出かけられそうな雰囲気とし、サーフェイスは躍動感と塊感を象徴的に扱うものを模索した結果、コンセプトカー「VIZIV」などから引き続き「V」の字を進化。

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フロントマスクにもスバル全車共通のモチーフが採用されていて、それが「ヘキサゴングリル」とヘッドランプの中にある「コ」の字の表現。「セットでスバルの顔」だそうで、スバルが掲げる「安心と愉しさ」を演出されています。

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「ヘキサゴングリル」については、スバルの成り立ちである6つの会社ひとつの角に表現し、ハニカム構造も安心感につながるものとしています。

また、「コ」の字の表現には、中島飛行機のDNAが注入されているそうで、当時作っていた飛行機のレシプロエンジンである「栄」や「誉」などの星型エンジンのコンロッドやピストンも表現されているとのこと。

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インテリアでは、スバルの骨格のモチーフを使いながら質感を向上させているのがポイント。

なお、カップルディスタンスが10mm拡大し、フロアコンソールも広がったことでレイアウトの自由度や質感向上にも寄与しているようです。

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最近のマツダなどもデザインのストーリーを語るようになっていますが、走りだけでなくデザインも雄弁に語るものとしているのは、聞いていて楽しくなる気がします。

(文 写真/塚田勝弘)

【関連記事】

■「SUBARU GLOBAL PLATFORM」第1弾の新型インプレッサはどんなクルマなのか?
http://clicccar.com/?p=368116

■新型スバル・インプレッサはサイズ拡大で広さはどうなったか?
http://clicccar.com/?p=368145

日産はどうする? 三菱自動車の不正、NMKVの行方は?

三菱自動車工業の軽自動車による認証取得時の不正問題が拡大しています。

三菱が生産、日産にも供給する軽自動車だけでなく、四半世紀にわたって法規に則った走行抵抗の試験が行なわれていなかったことが明らかとなるなど、問題の根深さがあらわとなっています。

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問題の軽自動車については、当事者でもある日産ですが、まずは三菱が生産を担当している軽自動車「DAYZシリーズ」に関しては販売停止中(スズキからOEMを受ける車種は販売続行)としています。

2015年度の同社国内販売を見ると、登録車は37万5498台、軽自動車は19万7083台となっています。前年同期比でマイナス15.6%と減っている軽自動車ですが、それでも同社における国内販売の比率では34%もあり、このまま軽自動車の販売を停止していては営業への影響が大きいことは容易に想像できる状況です。

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もともとスズキからのOEMによって軽自動車ビジネスに参入した日産が、独自のモデルを開発しようとした狙いと、開発リソースに悩む三菱自動車の思惑が合致して2011年に生まれたのが、両社のジョイントベンチャー「NMKV」といえます。

『日産・三菱・軽・自動車』を意味する名前を持つ同社が担うのは、商品企画とプロジェクトのマネージメント。

認証取得における不正が問題となっている三菱eKシリーズ、日産DAYZシリーズの開発・生産は三菱自動車が担当していましたが、次期モデルについては、開発段階においても日産の関与が深くなることが2015年10月に発表されていました。

その内容について、公式発表では次のように表現されています。

具体的には、設計開発、実験など実際の開発業務については、今後、日産自動車もより深くかかわることとなります。

また、NMKVの機能を強化し、従来担当してきた商品企画やプロジェクト開発などのマネジメント機能に加え、開発と生産の連携をより円滑、強化するための部署を新たに設けます。

なお、生産については、引き続き、三菱自動車の水島製作所で行う予定です。

今回の不正については、そうした日産の設計開発への”深い関わり”によって明らかになったという面もありますが、このままでは従来と同じ体制により次期モデルを開発するというわけにはいかない状況です。

不正行為を正すのは当然でしょうが、それだけでは信頼回復とはならないといえるでしょう。つまり、このまま次期モデルを開発しても市場が受け入れるとは考えづらいのも事実。

とはいえ、前述のとおり日産の国内販売において軽自動車は欠かせないプロダクトであり、いまさら軽自動車抜きのマーケティングに切り替えるというのも無理めな話といえそう。しかしながら、三菱の不正問題は1991年から始まっていたと根が深く、短期間での解決は難しい様相。

可能性としては、あらためてスズキのOEMを増やす可能性を模索して、商品を揃えるというカタチをとるのか、それともすでに進めていた路線を拡大して独自に軽自動車を開発・生産するといった2つの方向が考えられます。

いずれにしてもジョイントベンチャーとして生まれたNMKVが、その存在意義が問われる状況になるのは必至といえそうです。

(写真:山本晋也/小林和久/日産自動車)

(文:山本晋也)

【関連記事】

三菱自の新たな発表「1991年から続いた4重の不正」とは?
http://clicccar.com/2016/04/26/368979/

三菱自動車の燃費不正問題の影響は業界再編にまで及ぶ?
http://clicccar.com/2016/04/23/367698/

合計62.5万台が不正!三菱自動車工業がekワゴン等軽自動車の認証取得時の不正を公表。日産含め販売停止
http://clicccar.com/2016/04/20/367615/

【関連リンク】

日産自動車、三菱自動車、NMKV、次期型軽自動車の企画・開発で基本合意
http://www.nmkv.com/info/2015/10/info20151016.html

ギネス記録を更新中!マツダ・ロードスターが累計生産100万台を達成

マツダは、「マツダ ロードスター(海外名:MX-5)」の累計生産台数が4月22日に100万台に達したことを発表し、Webサイトに特設ホームページを開設しました。

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「ロードスター」の100万台達成は、1989年4月に宇品第一工場で初代モデルの生産を開始して以来、27年で達成したことになります。

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「ロードスター」100万台達成の特設ページでは、「ロードスター」愛が高じて32台のロードスターを収集しているロードスターファンの様子を動画で紹介しています。

マツダの小飼 雅道(こがい まさみち)代表取締役社長兼CEOは、

「初代の登場以来、これまで3度のフルモデルチェンジをしながら今日まで販売を続けることができたのは、世界中で『ロードスター』を支持してくださっているお客様のおかげです」

と感謝をコメントしています。

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マツダでは、100万台達成記念車を5月3日に開催される「第40回ひろしまフラワーフェスティバル」への参加をはじめ、日本国内、世界各国のファンイベントを巡回し、展示することを予定しています。

・国内の「ロードスター」100万台達成記念車展示予定

2016年 5月3日 第40回ひろしまフラワーフェスティバル 花の総合パレード
2016年 5月8日 オアシス ロードスター ミーティング
2016年 5月12日-27日 マツダブランドスペース大阪
2016年 5月29日 軽井沢ミーティング201

・「ロードスター」の沿革

1989年 2月 米シカゴモーターショーにて初代ロードスター発表
1997年10月 東京モーターショーで2代目ロードスター発表
1998年12月 10周年記念限定車発表
2000年 5月 「2人乗り小型オープンスポーツカー生産累計世界一(531,890台)」ギネス世界記録認定
2002年 1月 累計生産台数60万台達成(ギネス世界記録認定)
2005年 3月 ジュネーブモーターショーで3代目ロードスター発表
2005年 4月 累計生産台数70万台達成(ギネス世界記録認定)
2006年 7月 英国国際モーターショーでリトラクタブルハードトップモデル発表
2007年 1月 累計生産台数80万台達成(ギネス世界記録認定)
2009年 7月 20周年記念車発表
2011年 2月 累計生産台数90万台達成(ギネス世界記録認定)
2014年 4月 25周年記念車発表
2014年 9月 4代目ロードスター発表
2016年 3月 ニューヨーク国際モーターショーでロードスターRF発表

ロードスターがこれからも「2人乗り小型オープンスポーツカー」生産累計世界一のギネス世界記録を更新し続けることを、自動車ファンとして、日本人として期待しましょう。

特設ホームページ:【MAZDA】ROADSTER 25th ANNIVERSARY

(山内 博・画像:マツダ)

「コツコツ進化」がマツダのスカイアクティブ!【吉田由美のすべすべ43】

マツダといえば「スカイアクティブ」。
「スカイアクティブ」といえばマツダの技術の総称なのですが、最新スカイアクティブテクノロジーの体験試乗会へ。

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最新スカイアクティブは「スカイアクティブ・ビークル ダイナミクス」。
年内に発売される「アクセラ」や「アテンザ」を皮切りに順次ほかのマツダ車に搭載されるというのですが…
この技術が、とにかく地味…というかわかりにくい。

エンジン、トランスミッション、ボディ、シャーシーなどを統合制御することで、疲労を軽減したり、同乗者が快適になったり、乗り物酔いしなくなったり、安定感が増すらしいのですが…。
しかし…この制御のON、OFFは、あまりに自然すぎて、乗り比べてみないとわからないぐらい。いえ、乗り比べてみてもわかるようなわからないような。
むしろ、後席に同乗したほうが体の揺れ具合などでわかるかも。
でもこういう部分でもコツコツがんばるのがマツダらしいのです。

それにしても人間の感性が計算式にできるって…凄いです!笑

「すべてシリーズ」でも「スカイアクティブのすべて」とか発売されたりして!?笑

(吉田 由美)

プジョーが採用する新世代コクピット「New Peugeot i-Cockpit」ができることとは?

アウディTTから搭載されている「アウディ バーチャル コクピット」をはじめ、ジャガーXFの「バーチャルインストルメントディスプレイ」など、新世代を感じさせるコクピットの採用が相次いでいます。

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また、テスラやボルボXC90などが採用するタブレットのような大型ディスプレイや、BMW 7シリーズの「バーチャル・コクピット」などの新しいインターフェイスも登場するなど、メーターを含めたインパネまわりの見せ方、操作性が新しいフェーズに進んでいることを感じさせます。

プジョーが発表した「New Peugeot i-Cockpit」も新世代コクピットで、最新の人間工学に基づいたというヘッドアップインストルメントパネル、タッチスクリーンを採用。

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すでに、小径ステアリングの上からのぞくようなコクピットを採用した、初代「Peugeot i-Cockpit」がプジョー208、2008、308に搭載されていますが、個人的にはあまり歓迎すべきない点もあります。最大の問題は、ステアリングの位置を高くしていくとメーターとステアリングのリムが重なってしまい、メーターがすべて視認できないというもの。

ドライバーの体型などにもよるのでしょうが、メーターの視認性は安全にも関わるだけに「New Peugeot i-Cockpit」がどうなっているか興味深いところ。

さて「New Peugeot i-Cockpit」の特徴ですが、初代「Peugeot i-Cockpit」と同様に小径ステアリングを採用。その利点は、より俊敏な操作を可能にするとともにドライブフィーリングを向上させるとしています。

さらに、ステアリングをよりコンパクトにしてドライバーの視界や足元のスペースを開放できるよう、デザインを進化させているそうですが、メーターの視認性、小径ステアリングの操作性の2点がどうなっているか気になります。

確かに最近のプジョー、とくに308あたりからはシャーシの出来映えの良さもあって、軽快なフットワークをこの小径ステアリングがもたらしてくれるのは間違いありませんが、初めてだと慣れを要するのも確かですし、リムの上辺と下辺を水平にしたデザインは大舵角を与える際に操作しにくい点もあります。

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また、ヘッドアップインストルメントパネルは、必要なすべての情報をドライバーの正面に映し出すもので、ドライバーの視線移動を軽減させ、運転に集中することができるのは利点でしょう。

さらに、写真を見る限りメーターに横同軸上に配置されている8インチの大型タッチスクリーンは、ラジオやエアコンなどあらゆる操作を直感的に投影するものとしています。操作性や視線移動の少なさは期待できそうで、あとは前方視界との折り合いがどうか気になるところ。

新型アウディA4は格納式から固定式になっていますが、視認性などは向上している反面、インパネ中央の最上部に配置されるため使わない時は少し煩わしく感じさせるからです。

ヘッドアップインストルメントパネルは、近未来的なグラフィックが印象的な12.3インチの高画像デジタルスクリーンを採用。機能面では、3Dナビゲーション、音声認識による接続やリアルタイム渋滞情報、ナビの指示を直接ヘッドアップディスプレイに表示することも可能だそう。

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さらに、ハンズフリーによる操作、メッセージの自動読み上げおよび送信、ドライバーサポートに関する様々な情報を表示。ミラースクリーン機能とApple「CarPlay」、Mirrorlinkと「Android Auto」にも対応。

ほかにも、マッサージ機能付きシートやフランス車らしくフレグランス・ディフューザーなども装備されているそうです。

(塚田勝弘)

新型スバル・インプレッサは、サイズ拡大で居住性・積載性が向上

新型スバル・インプレッサ(北米仕様)は、現行モデルと比べて、全長+45mm、ホイールベース+25mm、全幅+37mmと拡幅され、全高は10mm低くなっています。ホイールベースは4ドアセダンも5ドアも同値の2670mm。

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全長4625×全幅1777×全高1455mmというセダンのスリーサイズは、Cセグメントのベンチマークと誰もが認めるところのフォルクワーゲン・ゴルフ(全長4265×全幅1800×全高1460mm、ホイールベース2635mm)と比べても、全長は360mmも長く、Cセグメント系のセダンであるアウディA3(全長4465×全幅1795×全高1405mm)よりも160mm長くなっています。

実車を見るとずいぶん長いと感じましたが、セダンの全長はBMW3シリーズと同値の4625mmですから当然かもしれません。

なお、日本で人気を集めると思われる5ドアは全長4460mmで、Cセグのハッチバックとしては長めで、A3セダン並。

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こうしたサイズアップの恩恵は、デザイン、そして衝突安全性などに活かされているほか、居住性、積載スペースの大きさにも表れています。

身長171cmの私が前席に座ってドライビングポジションを合わせると、シートの着座位置は低く感じるものの、前方やサイドの視界は良好で、天井が10mm下がったことによる圧迫感も抱かせません。

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そのまま後に座ると、膝前にこぶしが縦に2つ強入る余裕があり、頭上もこぶし1つ程度のクリアランスが残っています。

ホイールベース延長などにより後席フットスペースの拡大は明らかで、室内高も全高が10mm下がったことを感じさせないもの。

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荷室容量(VDA)など正確なスペックはまだ公表されていませんが、トランクの広さも印象的で、ワイドかつ奥行きも十分に確保されています。

奥行きは冒頭で紹介したBMW3シリーズ並の全長などが活かされているはずですが、荷室の高さ、そして開口部もワイドで積載性はかなり高そうです。

(文/写真 塚田勝弘)

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■「SUBARU GLOBAL PLATFORM」第1弾の新型インプレッサはどんなクルマなのか?
http://clicccar.com/?p=368116

フルHD、赤外線LEDで日夜を問わず鮮明な録画が可能なドライブレコーダー

高い認知度があり、カー用品市場の売れ筋でもありながら、まだ購入していないドライバーも多く、さらに普及する余地を残しているドライブレコーダー。

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人気が高まっているのは1万5000円〜2万円くらいの高価格帯モデルですが、そこまで出すなら……と、購入を躊躇する方もいるでしょう。

ドライブレコーダーの価格帯は幅広く、今回紹介するドスパラ(上海問屋)のミニドライブレコーダー「DN-13550」は3999円(税込)。

最近のドラレコに欠かせないフルHDに対応し、動画は最大1920×1080pのフルHDで撮影可能。また、レンズ視野角(対角)120度、記録画角(対角)約90度の広角度撮影により、前方斜めから飛びだした自転車や歩行者も記録できます。

夜間の撮影は、本体に搭載されている赤外線LEDで対応し、動画、画像の撮影モードで電源ボタンを押して点灯させると、夜でもしっかり撮影が可能。また、Gセンサーの搭載により万一の瞬間も逃さずに録画します。

衝撃を感知すると、その前後の動画が上書きされないよう保存する「G(加速度)センサー」が装備されていて、動くものを検知すると自動で録画を開始する「動体検知機能」もついています。

もちろん静止画にも対応していて、ズーム機能、オートシャッターなどの機能を使って、最大500万画素の鮮明な画像が撮影できます。

保存はmicroSD(同梱なし、別売)にされますが、カードループ録画によりmicroSDカードの容量不足の心配もありません。

ループ録画はオフ、3分、5分、10分から設定可能で、設定した時間ごとに新しい録画ファイルが作成され、microSDカードの容量がなくなると古い録画ファイルから消去。ファイルの作成で録画が中断されることもありません。

2016-0422-7201-22016-0422-7201-5また、視界を妨げないコンパクト設計(約51mm×横約87mm×奥行き約38mm)でありながら2.7インチ液晶モニターで動画も確認できるほか、HDMI変換ケーブルを使えば、大画面のモニターに表示でチェック可能。購入は下記のWebサイトなどでできます。

【販売サイト】

楽天市場店
本店
Yahoo店

(塚田勝弘)

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■「ドラレコ」の売れ筋は1万5000円〜2万円、テーマは「小型・高性能化」!?
http://clicccar.com/2016/04/09/364521/

■フルHD録画、駐車監視機能に対応するパイオニアのドラレコ「ND-DVR10」
http://clicccar.com/2016/04/10/364755/

【電子書籍】これぞGT-Rチューンの歴史! 「HYPER REV スカイラインGT-R」全冊復刻

いまだ色褪せない直列6気筒ツインターボ、その銘、RB26DETT……。

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(イメージ:「HYPER REV Vol.200 日産スカイラインGT-R No.8」より)

言わずと知れた日産スカイラインGT-R用に開発されたハイパフォーマンス・ユニットです。R32型のデビューが1989年ですから、最も古いものは27前、すっかりアラサーですね。そして、最後の搭載型式R34型もとっくにとうに販売終了、現在のGT-Rという名前のクルマは別物に生まれ変わりました。

しかし、ファンの間では、このRB26エンジンは単にハイパワーエンジンという以上の特別な意味を持って今も愛され続けています。レース用に設計されたエンジンを、“デチューン”するカタチで組み上げたユニットだけに、荒々しい力を封じ込めた神秘性が宿ったのかもしれません。チューニングでその力を解放したときの凄まじい出力は、数々の伝説のマシンたちが証明しているとおりです。

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(イメージ:「HYPER REV Vol.056 日産 スカイラインR32 GT-R」より)

そんなスカイラインGT-Rは、日産の予想を大きく上回る売れ行きをあげ、まだまだ現役の車体も多く残っています。しかし、ボディはやれ、交換すべきパーツも急速に増えつつあります。大切に乗り続ける方も多いので、当然メンテナンスの需要も大きくなります。ところが、当時のマニュアルなどはほとんど残っておらず、各アフターパーツメーカーでも資料は失われ、代々のメカニックに受け継がれた手引きは、もはや古文書……。

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(イメージ:「HYPER REV Vol.100 日産 スカイラインGT-R No.4」より)

それでもスカイラインGT-Rを愛し、整備して乗り続けようとするファンの方に超朗報です! 車種別チューニング&ドレスアップガイドとして、200冊を超えるラインナップを揃える「HYPER REV」が、スカイラインGT-Rの特集号をすべて電子書籍で復刻しました!!

全12冊!!!

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HYPER REV
Vol.003 日産 スカイラインGT-R
Vol.015 日産 スカイラインGT-R No.2
Vol.056 日産 スカイラインR32 GT-R
Vol.057 日産 スカイラインR33 GT-R
Vol.058 日産 スカイラインR34 GT-R
Vol.090 日産 スカイラインGT-R No.3
Vol.100 日産 スカイラインGT-R No.4
Vol.109 日産 スカイラインGT-R No.5
Vol.120 日産 スカイラインGT-R No.6
Vol.132 日産 スカイラインGT-R No.7
Vol.155 日産R32GT-R No.2
Vol.200 日産スカイラインGT-R No.8

現在、三栄書房の「MotorFan’s YEAR 2016」キャンペーンで半額セール実施中!
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そして、なんと! 「HYPER REV RB26 GT-Rセット」[全12冊]
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これまで世に出されたGT-R用パーツを網羅したチューニングの歴史ともいうべき貴重な資料を、この機会にぜひ手に入れてください!

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(三栄書房/ebooks)

三菱自 相川社長が燃費偽装で引責辞任か?国交省の対応は?

VWのディーゼル車排ガス不正問題に続き、三菱自動車による燃費改ざん問題で、自動車業界に再び大きな衝撃が走っています。

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本問題は性善説に基づく国土交通省の自動車検査方法にまで波及しつつあります。

そうしたなか、毎日新聞によると、三菱自の相川社長が26日に社内に発足させた外部弁護士による特別調査委員会の検証結果取りまとめなど、事態収拾に一定の道筋を付けた後に退任する方向としています。

また読売新聞によると、当時の社長で現在会長の益子修氏についても退任する公算が強いとしています。

今回取り沙汰されている「ekワゴン」が発売されたのは2013年6月。

TV東京の「ガイアの夜明け」で「人気沸騰!軽自動車ウォーズ」と題して開発記録が放映されており、当時この番組をご覧になった方も多いのではないでしょうか。

2011年6月に三菱自と日産が発足させた合弁会社「NMKV」を舞台に、両社が協力しながら最後の最後まで果敢に燃費改善を図る様子がリアルに描かれていました。

しかしながら、今回の三菱自の燃費不正発覚の発端となったのは、意外にも当時共に開発を行っていた日産からの指摘によるものでした。

不正発覚のきっかけは「デイズ」の次期モデルを日産が自前で開発すべく、現行モデルの燃費を調査したところ、公称燃費との乖離が大きかったことによるとされています。

そして三菱自が4月26日に国土交通省へ報告した内容を要約すると以下のようになっています。

・「ekワゴン」の燃費訴求車の当初目標値は26.4km/L
5回の上方修正を経て発売直前には29.2km/Lに引き上げ

・1991年より法規と異なる「高速惰行法」で走行抵抗を実測
測定データの中から小さい値を選別して走行抵抗を設定

・派生車やマイチェン車は燃費訴求車を元に机上で算出

そもそも現行の「JC08モード燃費」は独立行政法人 交通安全環境研究所で試験した結果を元に国土交通省が認定する仕組み。

ただ、燃費試験に必要なタイヤと路面の摩擦で生じる“走行抵抗”については各メーカーが提出するデータを使用しているのが実情。

三菱自は燃費を良く見せかけるため、この走行抵抗値を改ざんしていたという訳です。

この独自の測定方法を使った対象車種数については現在調査中とのことですが、恐らく数十車種にのぼるとみられています。

三菱自動車では現時点で不正に及んだ原因や責任について未解明としており、今回設置した「特別調査委員会」で調査を進めるとしています。

顧客への補償やエコカー減税額が変わる事で、税金の不足分などが出れば一連の対応費用について最大で1,000億円以上に上るとの試算も。

振り返れば軽自動車のシェア拡大に向け、ダイハツ、スズキの2強を相手に拡販を狙うべく選んだ相手が日産でした。

しかしながら、2015年度(15/4〜16/3)の軽自動車国内販売シェアはダイハツ(32%)、スズキ(30%)の2強が約6割を占めており、ホンダ(18%)、日産(11%)を差し引いた中の約3%といった状況。

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さらに日産は今後、軽を三菱自との共同開発では無く、自社で開発する腹づもりのようで、新会社発足当時からは方向性が変わりそう。

不正発覚の発端となった「ekワゴン」など4車型は既に62.5万台が生産されており、その他の車種への拡大や、ユーザーからの信頼を失うことで被る販売への影響は計り知れません。

今回の不正発覚を機に国土交通省もようやく重い腰を上げ、26日の記者会見で石井啓一国土交通相が燃費測定方法の見直しを図るとしており、再発防止策を検討する作業部会を設置すると発表しました。

今回はっきりしたのは公的な燃費審査機関がメーカーの「いい値」を使って試験していたのでは“お話にならない”ということ。

今後は日本でも現状のような台上試験では無く、米国の燃費審査機関である「EPA」(環境保護庁)が行っているような実走行によるものとし、消費者側が実力燃費を把握できる測定方法に一刻も早く切替えるべきでしょう。

そうすれば今回のような企業側の「甘え」や「からくり」を使った燃費偽装が入り込む余地が無くせる可能性が高まりそうです。

Avanti Yasunori

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三菱自の新たな発表「1991年から続いた4重の不正」とは?
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日産自動車、三菱自動車、NMKVの三社、軽自動車の協業を拡大、
http://clicccar.com/2015/10/25/334493/

新型「ekワゴン」が三菱自動車経営再建の切り札になるこれだけの理由 !
http://clicccar.com/2013/06/21/223007/

復刊した”MotorFan”がWebメディア「ほんのひきだし」に掲載されました

今年で創刊90周年を迎える”MotorFan(モーターファン)”がWebメディア「ほんのひきだし」に掲載いただきました。

WEBメディア「ほんのひきだし」は、日本出版販売株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:平林 彰、略称:日販)が運営している、人と本屋さんとをつなぐ情報サイト。

“MotorFan”に加え、”モーターファン別冊ニューモデル速報”や”Motor Fan illustrated”も紹介されています。ぜひご覧ください。

日本最古の自動車雑誌「Motor Fan」が復活!4月26日に発売

短すぎてごめんなさい…【吉田由美のすべすべ42】

郵便物の整理をしていたら、こんな雑誌が届いていました!

「新世代メルセデス」。ちなみに「カートップムック」です。交通タイムス社です(笑)

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またしても三栄書房の雑誌ではありませんが、良いのでしょうか?
まあ、いっか(笑)

私の愛車「メルセデスベンツCLAシューティングブレーク」と久しぶりに共演です。

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それにしても私、スカート短すぎ!
ちょっとムチムチ(笑)
というか、短すぎてごめんなさい。

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(吉田 由美)

往年のWRカーやスバル1000が富士を走った!【モーターファンフェスタ2016】

2万人もの来場者を迎えた「モーターファンフェスタ2016」。

4月24日の富士スピードウェイには数多くの自動車メーカーや、ショップなどが出展し、様々なコンテンツで来場者が一体となって楽しめるイベントが数多く催されました。

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5周年を迎えるクリッカーの読者の皆様はスバリストの方やスバルファンの方も多く、今回のイベントに、残念ながら足を運べず、スバルブースが見たかった!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方々や、会場でスバルブースを見逃した!という方、もう一度あの興奮を!という方のために、クリッカー・スバル担当の筆者が、モーターファンフェスタのスバルブースやスバルのコンテンツをレポートします!

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スバルブースでは「ニュルブルクリンク24時間レース2013年参戦車両」、STIコンプリートカーの「S206 NBRチャレンジパッケージ」と「S207 NBR チャレンジパッケージ」、さらに往年の名車「スバル1000」と「インプレッサWRC 98 ラリーサンレモ仕様」が展示されました。

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S206やS207は実際に車内に乗り込むことができ、Sシリーズの進化の過程や実際のシートのすわり心地などが体験できました。

市販モデルとはいえ、限られたオーナーだけが味わえる空間を満喫できるのは貴重なひとときだったのではないでしょうか。

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スバルブース内でもひときわ注目を集めたのが、名車「スバル1000」とWRカー「インプレッサWRC 98」の展示。

今回のモーターファンフェスタでは、他のメーカーやオーナーカーからも数多くのクラシックカーが出展されていましたが、1966年に登場したスバル1000は、今年で50周年を迎えるスバルの水平対向エンジンの歴史では欠かせない存在といえます。

スバル初の量産水平対向エンジン搭載車であるスバル1000は、インボードブレーキやダブルオフセットジョイントなど、FF化のために惜しみなく当時の最新技術が取り入れられたクルマとして、今も名車として語り継がれるスバルの歴史を語る上で欠かせないクルマです。

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そして、もう一台注目のクルマといえば、1998年にWRCで活躍したインプレッサWRC 98。展示されたマシンは98年のサンレモラリー(イタリア)に、故コリン・マクレーが実際にドライブしたマシンです。

ゼッケン番号やナンバーも当時のままで、18年前にWRCの最前線で活躍したマシンに当時のファンは歓喜の対面となりました。

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この歴史的に価値のある注目の2台が、富士スピードウェイの国際レーシングコースを走行!

これには数多くのスバルファンが大興奮しました。この記念すべき瞬間をクリッカーはスバル1000に同乗させていただき独占取材させていただきました!

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スバル1000は、普段からSKCで欠かさずメンテナンスを行なっていることもあり、快調なエンジン音と共にピットを出ます。

しかし、ピットレーンでインプレッサWRC98とともに、出走を待つ間にエンジンストール!

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昭和40年代のクルマにアイドリングストップがついているわけもなく、思わず緊張が走ります。

刻々と変わる天気などで、エンジンがへそを曲げるというのは最近のクルマでは考えられませんが、キャブレター式のエンジンを搭載する昭和のクルマではよくあるケースで、クルマの機嫌を伺いながら対話して走っていた時代を、緊張感たっぷりの状態で味わうこととなりました(笑)

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待機していたピットレーン脇のチームの方々の協力などにより、ぎりぎり出走直前にエンジンが始動!無事にコースに出ることができ、インプレッサWRカーとのランデブーを披露しました。

2台はコースを1周したのちグリッドウォークで、数多くの来場者の目を楽しませました。

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これからの自動車文化を語る上でも、スバルの歴史を語る上でも欠かせないこの2台。

三栄書房の様々な雑誌、メディアの周年祭となったモーターファンズイヤーとなったこのイベントで、水平対向エンジン50周年というスバルにとっても記念すべき年であるということを記憶に残してくれる感慨深いイベントであったといえるでしょう。

(井元 貴幸)

電動パワーステアリング世界市場調査、燃費規制で新興国中心に今後も拡大が続く見込み

市場調査の矢野経済研究所が電動パワーステアリング(EPS:Electronic Power Steering)の世界市場調査の結果を発表しました。

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まず、ステアリングの操舵力を電気モーターでアシストするEPSの構造的な分類を説明します。

EPSには、電気モーターによるアシスト力を付加する部分に応じて、コラムタイプ、ラックタイプ、ピニオンタイプの3種類があります。さらに、EPSの1種として、従来の油圧式パワステの油圧発生源を電気モーターで電動化した電動油圧パワーステアリング(EHPS:Electronic Hydraulic Power Steering)も調査に含まれています。

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調査結果によると、世界市場規模は、2015年の出荷ベースでEPSが4700万台で、EHPSの400万台を加えて5100万台となりました。

EPSは油圧式と比較して3〜5%の燃費向上が見込めるとして、今後2020 年には合計で 6,890万台、2025年には 8,610万台に新興国中心に拡大すると予測しています。

EPSタイプ別の増減では、小型車が多いアジア中心にコラムタイプの増加が続き、大型車が多い北米中心にラックタイプの拡大が見込まれるとしています。

ピニオンタイプは、コスト面とアシスト力で限界があり、大幅な拡大は見込めないとしています。

またEHPSについては、EPSの出力が向上しており、燃費の改善幅や制御性で限界があり、今後縮小する傾向にあると予測しています。

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地域別では大型車が多い北米や燃費規制が厳しくなった中国で、今後EPSの搭載が急増することが見込まれています。さらに、南米やアジア地域を含むその他地域でも、EPS 市場はさらに拡大していくと予測しています。

一方、日本のEPSとEHPSの地域別需要構成比をみると、2015年の14.8%から2020年には10.9%まで低下すると見込まれており、搭載数は増加するものの自動車生産台数の減少にしたがって需要数量は頭打ちになると、予測しています。

欧州も2015年の30.9%から2020年には27.4%まで低下する見込みで、既に普及が進んでいる日本と欧州では、今後は自動車生産台数と連動した成長にとどまると予測しています。

中国では18.4%から22.6%に増加し、その他地域が 15.3%から18.4%に拡大する見込みで、今後は北米や新興国が主な拡大市場になると予測しています。

今回の調査は、2015年10月〜2016年3月にわたって、EPSシステムメーカーや、EPS構成部品メーカーを調査対象として、矢野経済研究所の専門研究員による直接面談、電話・e-mail によるヒアリング、ならびに文献調査を併用して実施されました。

(山内 博・画像:矢野経済研究所)

ポルシェ パナメーラ・ターボの次期型がヴァイザッハに!

日々、ポルシェの新型モデルの開発が行われているヴァイザッハ研究所で、プロトタイプには珍しいブルーの『パナメーラ・ターボ』次期型の姿を目撃しました。

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フルヌードかと思いきや、ヘッドライトはダミーシールのようです。

次期モデルの特徴は「MSB」軽量モジュラープラットフォームを採用することで、約100kgもの軽量化とともに、現行モデルよりスポーティーなエクステリアになるようです。

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パワートレインには6気筒及び4リットルV型8気筒、プラグインハイブリッドも予想されています。

公開スケジュールは、2016年9月のパリモーターショーで第2世代「パナメーラ」を発表、2017年3月に「パナメーラ・ターボ」をワールドプレミアすると思われます。

(APOLLO)

ホンダ「CLARITY FUEL CELL」に独・ランクセスの軽量化素材が採用

ドイツの特殊化学品メーカーのランクセス(LANXESS)は、ホンダが本年3月より販売を開始した新型の燃料電池自動車(以下、FCV)「CLARITY FUEL CELL(クラリティ フューエルセル)」に、自社の軽量化素材が採用されたことを発表しました。

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上図で車体後方の緑色部分に示すワンショットハイブリッド成形リアバンパービームという部品に、ランクセスの軽量化素材が採用されています。

このワンショットハイブリッド成形リアバンパービームには、熱可塑性コンポジットシート「テペックス」(登録商標)と、プラスチック「デュレタン」(登録商標)が、樹脂とガラス繊維からなる複合素材GFRTP(Glass Fiber Peinforced Thrmo-Plastics)の材料として使用されています。

ホンダでは、GFRTPによるワンショットハイブリッド成形リアバンパービームは世界初になる、としています。

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ランクセス日本法人の代表取締役社長である辻英男氏は、「ホンダの新型FCVのリアバンパーに、ランクセスの『テペックス』および『デュレタン』が採用されたことを心より光栄に思います」とコメントしています。

またランクセスのハイパフォーマンスマテリアルズ シニアエンジニアの豊田徳視氏は、「このたび新たに開発された部品は、ランクセスの『テペックス』と『デュレタン』による世界初のワンショットハイブリッド成形リアバンパービームというだけでなく、当社のコンポジットシート『テペックス』を使用したアジア太平洋地区で初めての量産車モデルへの採用事例となります」と強調しました。

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ホンダのFCV「クラリティ フューエルセル」には、東レの炭素素材が使われていることが先日発表されました。それに続いて今回の発表で、いままでホンダの量産車に採用されていないドイツ・ランクセスの軽量化素材が採用されたことが明らかになりました。

今後、このように自動車の部品供給網(サプライチェーン)がますます国際化・広域化することが予想されます。

(山内 博・画像:ランクセス)

三菱自の新たな発表「1991年から続いた4重の不正」とは?

三菱と日産のJVであるNMKVが企画した軽自動車、三菱「eKシリーズ」、日産「DAYZシリーズ」における燃費試験データの不正使用が明らかになってから、およそ一週間。不正行為について国道交通省に報告したのに合わせて、概要が発表されています。

その内容は大きく2点。

ひとつは軽自動車の認証取得に際して、開発中における燃費性能の引き上げと、それに伴う不正。

もうひとつは、1991年から続いていたという走行抵抗試験に関する不正行為についてとなります。

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軽自動車については、2013年に発売されたeKワゴンとデイズについて、開発段階で燃費目標の引き上げ(26.4km/Lから29.2km/L)があり、道路運送車両法に定められた「惰行法」とは異なる「高速惰行法」において走行抵抗値を実測。

そのうえで中央値をとらずに、最良値を申請したという二重の不正が明らかとなっています。

ターボエンジン車や4WD車、そして標準モデルについては、前述した燃費訴求車の数値を元に、机上で計算したといいます。本来であれば、いずれも実測する必要があり、この行為により三重の不正です。

全高の異なるeKスペースやデイズルークスなどの追加モデルや、その後のマイナーチェンジモデルについても、初期の高速惰行法によって得られた数値をベースに算出したデータによって申請していたといいます。

シリーズ名こそ共通していますが、誰が見ても異なるモデルにおいても実測をしていないというのは、四重の不正であり、またコンプライアンス意識の低さを感じさせる行為といえます。

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さらに、三菱自動車工業においては、日本国内の法規で定められた「惰行法」による走行抵抗の計測は行なわれていなかったと思わせる発表もされました。その経緯を以下に引用します。

(1)1991年、道路運送車両法により走行抵抗の測定法が「惰行法」と指定されたが、当社ではそれと異なる「高速惰行法」で国内向け車両の計測を始めた。

(2)1992年1月、走行抵抗から惰行時間を逆算する計算法が作られた。

(3)2001年1月、「惰行法」と「高速惰行法」の比較試験を実施し、最大2.3%の差にとどまることを確認。

(4)2007年2月、試験マニュアルにより、「DOM(国内)はTRIAS(「惰行法」)」と追記改定したが、以降も「高速惰行法」を継続して使用していた。

この発表は、国内で必要とされる「惰行法」による計測を行なっていなかったとも読み取れます。つまり、軽自動車の燃費目標を達成するためのインチキではなく、法規が定められたときから守ることがなかったと捉えることもできるでしょう。

日産自動車は同社WEBサイトにて、デイズとデイズルークスの販売停止に関する『お詫びとお知らせ』を出した後は、公式なアナウンスはありません。

不正な計測方法が1991年から続いていたとなると三菱自動車工業の社内的な問題が大きく、日産は静観するほかないということでしょうか。

また、1991年から不正行為が続いていたとすると、2000年から5年間ほど提携を結んでいたダイムラークライスラー(当時)の品質管理の目もかいくぐったということになります。

今回の発表は、ひとまずの報告に基づいたもの。検事経験者などによる特別調査委員会による徹底的な調査結果が待たれます。

(山本晋也)

【関連リンク】

三菱自動車工業・当社製車両の燃費試験における不正行為に係わる国土交通省への報告について
http://www.mitsubishi-motors.com/publish/pressrelease_jp/corporate/2016/news/detailg427.html

【モーターファンフェスタ】HKS 2016 OPTION FUJI SUPER LAPに見る異形のマシンたち

4月24日に開催された「モーターファンフェスタ in 富士スピードウェイ」で一番初めに行われた走行イベントが「HKS 2016 OPTION FUJI SUPER LAP」。

HKS 2016 OPTION FUJI SUPER LAP自体は23、24日の両日に開催され、コースコンディションがドライでアタックできた23日の展開ではHKSのR35 GT1000+(暫定2位)やエスコートのランサーEvo(暫定1位)が1分43秒台を出すなど、迫力の展開だったそうです。24日のアタックでは、HKSのR35 GT1000+がどこまでタイムを詰めていくかが期待される状況でした。

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しかし、24日は前夜からの雨が残り、あいにくのウエットコンディション、まともなタイムアタックができないという状況でしたが、それでもHKSのR35 GT1000+は2分1秒台のタイムで面目躍如。

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かと思いきや、エスコートのランサーEvoが1分58秒台を出して、雨の富士最速ということに! また、前日のタイムが公式記録となり、やはりエスコートのランサーEvoが最速タイムという結果となりました。

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現在のタイムアタックマシンはラジアルタイヤを使うこと以外、特にレギュレーションに縛られるわけでは無いので、レーシングカーに比べてやたら空力付加物、いわゆるスポイラーが多いのが特徴。
風の力を使って路面にマシンを押さえつけることでラジアルタイヤのグリップ力を補おうというものです。

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富士スピードウェイのようにストレートが長い高速コースではスポイラーが抵抗になって最高速度が大きく落ちるというデメリットが想像されますが、出力の高いチューニングカー(HKSのR35GT1000+:1300ps/エスコート・ランサーEvo 700ps)にとって、空力付加物による走行抵抗の影響はさほど大きくなく、コーナリングスピードの向上を優先してタイムの短縮を狙うのがトレンドです。
特に、今回のようなウェット路面では、エスコートのランサーEvoのように風の力で押さえつけることがコーナーリング中のグリップを安定させることが有利に働く展開だったでしょう。

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とはいえ、トップスピードもタイムを詰める重要な要素であることはかわりなく、HKSのR35GT1000+はストレートスピードも稼ぐために、エスコートのランサーEvoに比べ、特にフロント周りのスポイラー類はすっきりした印象です。このマシン、ドライで最良のコンディションあれば1分40秒前後を出すことが可能とのこと。確かに前日は1分43秒台を出しているので、天気が悔やまれます。

[nextpage title=”さらなる異形のマシンが…”]

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24日のHKS 2016 OPTION FUJI SUPER LAPには雨天のため、1LAPのアタックのみで走行を断念しましたが、タイムアタックマシンとして筑波サーキットで51秒127というとてつもない記録をもち、サラリーマン最速ドライバーとして知られるアンダー鈴木さんが所有するS15シルビアは「史上最大のグリッドウォーク」にも展示され注目を集めていました。

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筑波サーキットのような中速、低速コーナーの多いコースに特化したスポイラー類は、ちょっと見にはベース車両がなんだかわからないほど。空力の作用で全方位で車両を押さえつけるためにアチコチに羽を生やしてしまったということなのでしょう。

レーシングカーとは違ったタイムアタックマシンの造形を堪能できたのもモーターファンフェスタ in 富士スピードウェイの魅力といえます。

(写真・文:松永和浩)

BMW・4シリーズファミリーに新世代エンジンを搭載。燃費と動力性能を向上

BMW4シリーズは、3シリーズ派生のクーペ、カブリオレを設定するほか、4ドアのグラン クーペまで用意するという、ニッチといわれそうな隙間を埋めるようにモデルラインナップが構築されています。

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2013年9月に投入されたクーペには、2.0L直列4気筒DOHCターボ(245ps/350Nm)、直列6気筒DOHCターボ(306ps/400Nm)が用意されていました。

2016年4月22日から発売された新エンジン搭載車は、BMW 420i、430i、440iの全モデルとなっていて、いずれにも新世代モジュラーエンジンを採用。

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「BMW Efficient Dynamics」を謳う、BMWグループの新しいエンジンファミリーに属する新世代モジュラーエンジンは、その名の通りモジュール構造が採用され、気筒あたりの排気量を理想的とする500ccとしてシリンダーを直列に配置し、総排気量に応じて幅広い出力範囲を実現しているのが特徴です。

さらに、ツインスクロールターボ、ダイレクトインジェクションシステム、無段階可変バルブコントロールシステムのバルブトロニック、バリアブルカムシャフトコントロールシステムの「ダブルVANOS」を組み合わせたBMW自慢の「ツインパワーターボ」技術が採用されています。

中でも注目は、BMW 440iに搭載される新世代の3.0L直列6気筒BMWツインパワーターボ。

従来モデルのBMW 435iから最高出力を20ps、最大トルクを50Nm向上させ、326ps/450Nmという高出力化が図られています。

もちろんパワーアップだけでなく、JC08モード燃費も最大で約10%向上。

なお、420iに搭載される2.0Lの直列4気筒DOHCツインパワーターボは184ps/270Nm、430iの2.0Lの直列4気筒DOHCツインパワーターボは252ps/350Nmと、登場時の2.0Lターボよりも7ps向上(最大トルクは同値)。

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安全装備では、すでに標準装備されている歩行者検知機能付き「衝突回避・被害軽減ブレーキ」、「レーンディパーチャーウォーニング」、ACCの「アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)」などに加えて、今回さらに全車に「レーンチェンジウォーニング」が追加されています。

この「レーンチェンジウォーニング」は、ドライバーから死角になる自車の左右後方を走行する車両や、追い越し車線から急接近してくる車両をドライバーに警告することで、安全な車線変更をサポートする機能になっています。

価格帯は、BMW 4シリーズ クーペが523万〜809万円。420iクーペ/430iクーペが右ハンドル仕様、440iクーペには右/左ハンドルともに用意されています。

4シリーズ カブリオレは、440iカブリオレLuxuryが883万円、440iカブリオレM Sportが901万円で左/右ハンドルを設定

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4シリーズ グラン クーペの価格帯は528万〜815万円。420iグラン クーペ/420i xDriveグラン クーペ/430iグラン クーペは右ハンドル仕様、440iグラン クーペは右/左ハンドル仕様ともに用意されています。

(塚田勝弘)

【モーターファンフェスタ】F1エンジンを積んだ日本のスーパーカーがエンジン始動!!

4月24日に開催された「モーターファンフェスタ in 富士スピードウェイ」の中でも最大規模のコンテンツだった「史上最大のグリッドウォーク」。

富士スピードウェイのメインストレートに100台の名車が集まり、レースのスターティンググリッドのように並べて展示するというもの。

あいにくの霧の中とはいえ、集まった全ての来場者が参加できるとあって大盛況となっていました。

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そのグリッドウォークでひときわ人目を引いていたのが、この赤いマシン。

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これはヤマハが1991年に発表したOX99-11というモデル。

当時F1にエンジンを供給していたヤマハが、そのエンジンを積んだスポーツカーを発売しようと計画したモデル。

可愛らしいデザインは日本屈指の大御所である由良拓也さんの手によるもの。見た目は一人乗りに見えますが、前後に2名乗車するタンデム配置となっています。

日本で行われるクラッシュテストなどのテストを避けるため、部品を全てイギリスに送って組み立て、輸入車としてナンバー取得を目指したとのこと。

少量生産の高額車となることから、その方がナンバーを取得しやすかったようです。

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エンジンはミッドシップの縦置き配置のV型12気筒DOHC60バルブの3498cc。F1のエンジンを公道向けにアレンジしたものが搭載されていますが、それでも最高出力の450馬力を発生するエンジン回転数は10000回転!

史上最大のグリッドウォークでは、そのヤマハのF1エンジンに火が入りました!

澄んだ高回転の響きがたまりません。さすが楽器も作るヤマハ。

モーターファンフェスタ in 富士スピードウェイではOX99-11のほかに、同時期に同じコンセプトで計画されたスーパーカーも展示されました。

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ジオット・キャスピタ。童夢とワコールが出資して、やはりイギリスで組み立てる輸入車として日本での発売を目論んでいました。こちらも、ジャッドV10というF1のエンジンを搭載しています。

ヤマハOX99-11もジオット・キャスピタも、バルブ景気の崩壊という時代の流れに逆らうことができずに市販化を断念せねばならなかったのですが、夢は広がっていたといえるでしょう。

日本の自動車の歴史の中でも、うっかり見逃していきそうなモデルにもフォーカスをあてるところが、別冊を含めて90年の歴史を誇るモーターファンのさすが!なところです。

(文・写真・動画:松永和浩)

過去最高の600馬力を発揮する、次世代のベントレー・コンチネンタルGT

ベントレーの最高級2ドアクーペ『コンチネンタルGT』の次世代型プロトタイプをフィンランドで捕捉しました。

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初期段階の試作車のため現行モデルとダミーパーツによる偽装が重く、エクステリアの詳細ははっきりしていません。

噂では、次世代LEDデイタイムランニングライトを装備し、2015年に公開されたベントレーのコンセプトカー「EXP10 スピード6」を彷彿させるアグレッシブなデザインになるようです。

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また、最初のプロトタイプでポルシェ「パナメーラ」のミュールでテストしていたことからも、パナメーラと同じ「MSB」プラットフォームを採用することも分かっています。

注目のパワートレインは、新開発の6リットルW型12気筒ターボエンジンで、最高馬力は600psを叩き出し、0→100km/h加速は4.1秒とパフォーマンスも歴代最高の一台になりそうです。

エンジンラインナップには、プラグインハイブリッドや新たにダウンサイジングされるエンジンなどにも期待が集まります。

ワールドプレミアは2017年3月、スーパーカーの祭典「ジュネーブモーターショー」と思われます。

(APOLLO)

これぞBMW! X3次期型はスポーツ力アップだ

BMWのクロスオーバーSUV『X3』次期型が、擬装を少し軽くしてニュルの高速テストに登場しました。

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次期型ではこれまでのX3から大刷新、スポーツ性を大幅に改善するモデルになるようです。

次期型には新世代モジュラープラットフォーム「CLAR」(クラスタ・アーキテクチャー)を採用し、約100kgの軽量化を達成。サスペンションの改善や、車高を低く設定するほか、エクステリアではヘッドライトを薄くシャープにし、内外共にスポーツ力のアップを目指します。

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パワーユニットは「330e」または「X5 40e」から流用されるプラグインハイブリッドモデルの投入がありそうです。そのほか、1.5リットル直列3気筒エンジンや2リットル直列4気筒ターボエンジンなどもラインナップされます。

早ければ2016年内にお披露目されるようです。

(APOLLO)

ポルシェ718ケイマンの予約開始。4気筒ターボで価格は619万円から

4気筒水平対向ターボエンジンを搭載するポルシェのミッドシップクーペ「718ケイマン」の予約が2016年4月28日から始まりました。

ボクスター同様、300馬力の2.0リッターターボと350馬力の2.5リッターターボを搭載するケイマン。クーペボディとなっていることから、手に届きやすい価格設定となっているのが特徴です。

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いずれも後輪駆動で、トランスミッションは6速MTと7速PDK(DCT)の2種類を用意。全グレードでハンドル位置を左右から選べるというのもユーザーニーズに応える設定といえそうです。

718ケイマン 6速MT 右 / 左 6,190,000円
7速PDK 右 / 左 6,714,000円
718ケイマンS 6速MT 右 / 左 8,130,000円
7速PDK 右 / 左 8,654,000円

2017年モデル左ハンドル車の予約受注は6月1日から6月30日の期間限定。ユーザーに届くのは9月以降になる模様です。

(山本晋也)

インドネシアでもトヨタ・シエンタが販売。その価格はなんと!?

トヨタ自動車は、同社が販売する小型ミニバン「シエンタ」を、今年7月からインドネシアでも販売することを発表しました。

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「シエンタ」は、日本では2015年7月から販売がスタートしており、全長:4235mm×全幅:1695mm×全高:1675mmとコンパクトなボディながら、最大で7名の乗車が可能な室内空間をもつのが最大の特徴。

また、ハイブリッドシステムを搭載しており、燃費はJC08モードで27.2km/Lを記録。ファニーなデザインもウケて、子育て世帯を中心に人気を集めるモデルです。

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インドネシアでの価格は2億3000万ルピアから。日本円に換算すると約190万円です。

ただし、インドネシアの平均月収は約2万円ほどらしいので、なんと95か月分の超・高級車。日本での大卒の初任給が約20万円とすると、約1900万円ものクルマを想像していただければ……。

(今 総一郎)

上里SAが「ドラマチックエリア上里(上り線)」としてリニューアルオープン!

4月27日、関越自動車道にて”上里サービスエリア(上り線)”にて、”ドラマチックエリア上里”がオープンします。グランドオープンを記念して様々なオープンニングイベントが開催される予定です。

■”ドラマチックエリア”のコンセプトとは?

“食を通じて旅の想いを紡ぐ里”をモットーにしており、”旅のドラマ”を演出することを目的にしたサービスエリアです。

ドラマチックエリア上里は、関越道・上信越道・北関東道の3つを繋ぐ場所でもあり、群馬県・長野県・新潟県・埼玉県の特産品などを用意しているとのこと。

■27日限定のオープニングイベントの内容

グランドオープンの10時から様々なイベントが開催されます。明日27日限定のイベントは下記の通り。

1.入場者先着100人に名物の”ロイヤルのスイートポテト”をプレゼント
2.ショッピングコーナーでお買い上げの先着100人に”紅白まんじゅう”をプレゼント

■27日〜29日のオープニングキャンペーンの内容

グランドオープンの27日に限らず、27〜29日にもキャンペーンが行われます。

1.”らーめん那の福”を10時以降から利用した先着100人にオリジナルグッズをプレゼント
(営業時間24時間)

2.”上州ぽ〜く亭”を利用した先着30人に笹団子をプレゼント
(営業時間10時〜22時)

3.”Panini KITCHEN”で10時以降購入した先着100名にドリンクを100円で提供
(営業時間8時〜20時)

平日ですが、明日の予定がないかたはいかがですか?

また29日から3連休ですので、上里サービスエリアを通る場合は立ち寄ってみるのもオススメです。

(鈴木 唯)

【モーターファンフェスタ】フェスタ公認PRドライバー・奈々美のレポート!

4月24日、あいにくの悪天候ながらも21,712名の観客動員で盛り上がったモーターファンフェスタ、塚本奈々美がその一部をご報告致します。

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開会式で「フェスタ公認PRドライバー」としてご紹介頂きました。

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23日に開催されたD1GPと合体したイベントということで、D1のおなじみの鈴木学さん、辻直樹さんによるMC進行です。

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そこにピストン西沢さんも登場して、靄や雨雲も吹き飛ばさんかぎりの大盛り上がりの開会式でした。

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壇上には三栄書房の16媒体・イベントの代表者、そしてステージ前には50人のレースクイーンの皆さんが勢ぞろいと、大変華やかなオープニングとなりました。

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午前中は靄が立ち込め、いくつかのデモランなどは残念ながら中止になりましたが、それでもすごい人出で、さながら「サーキット版オートサロン」の様でした。

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私は高橋国光さん、土屋圭市さん、飯田章さんの3人によるトークショーのMCも担当。さすがにこのお三方を相手にかなり緊張する私です。

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NSXでルマン24時間耐久に参戦したお話にステージ前は黒山の人だかり。この3人のトークショーは十数年ぶりだそうです。

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期待通り、土屋さんがステージを楽しくして下さいました。

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こちらはD1プロモーションブース、家族連れがすごく多くて嬉しかったですね。

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TONEブースには、私がGR86/BRZレースに参戦する「ネッツ東京JKB 頭文字D86」を展示頂き、D1GPドライバーであり私のD1東西日本シリーズとレディースリーグ参戦チーム「頭文字D アゾン WAKO’S」ではスポッターをお願いしている日比野哲也選手とのトークショーも行われました。

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ホントに多くの方にお集まり頂き、楽しんで頂けたと思います。熊本地震災害支援募金にも多くの方に参加頂きました。

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そして、閉会式にて辻直樹さん、加藤智子さん(元SKE48)、吉田由美さんと。

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クルマ好き、モータースポーツファンにはたまらないイベントとなりました。三栄書房さん、来年もやりましょうね。

(塚本奈々美 モーターファンフェスタ公認PRドライバー)

ご利益?それとも魔除け? 招き猫と吉田由美はどっちが強い?【吉田由美のすべすべ41】

本日は「NAVI CARS」の撮影。

「NAVI CARS」では毎号「パワースポット巡り」をさせていただいていますが、ご利益のほうは…(号泣)

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でも毎回楽しくドライブ&取材させていただいています。

ちなみに次号では、東京・浅草の今戸神社&浅草周辺。

今戸神社は招き猫の発祥ということで、この招き猫の写真を携帯の待ち受け画面にして日々感謝すると、ご利益があるそうです。
ついでに私付きで写真と撮ってみたので、ぜひ携帯の待ち受け画面にどうぞ(笑)
魔除け効果がある…かも!?笑

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それにして私、雑誌のお仕事が大好き。
これからはもう少しテレビやラジオなども増やしたいとは思っていますが。
あ…つまり、お仕事が好きなのです。笑

(吉田 由美)

ブリヂストン「エコピア」がホンダ「CLARITY FUEL CELL」の新車装着タイヤに

ブリヂストンを代表する省燃費タイヤの「ECOPIA(エコピア)」が、ホンダの燃料電池車「CLARITY FUEL CELL」に新車装着タイヤとして採用されました。

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今回装着されるのは「ECOPIA EP160」で、タイヤサイズは235/45R18 94W。

安全性能や操縦安定性などタイヤに求められる多様な性能を高次元で維持しながら、FCVにふさわしく、転がり抵抗の低減も追求されていて、ホンダ「CLARITY FUEL CELL」が追求している性能のひとつである1回の水素充填による走行距離の向上に貢献しているとしています。

ECOPIAFCVに限らず燃費や航続可能距離を左右するのは、パワートレーンをはじめ、車両重量や空力性能など多様な要素がありますが、タイヤも大きな要素なのは間違いありません。

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今回の新車装着タイヤの「ECOPIA EP160」は、転がり抵抗の低減だけでなく、タイヤに求められる乗り心地や静粛性能も含めて高次元で両立させることにより、「CLARITY FUEL CELL」の魅力を足元から支えるタイヤとブリヂストンはアピールしています。

(塚田勝弘)

【モーターファンフェスタ】クルマ離れなんてウソ? 2万人がクルマの魅力に熱狂!

clicccarの5周年をはじめ、2016年は三栄書房のモーター系メディア&イベントの周年が重なるアニバーサリーイヤー「Motor Fan’s YEAR 2016」となりました。そのアニバーサリープログラムとして4月24日富士スピードウェイでMotor Fan’s YEAR 2016の最大のイベント“モーターファンフェスタ”を開催しました。

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当日は霧雨の中まだ、夜が明けないうちから入場ゲートにクルマが並びはじめ、ゲートオープンは15分早まり6時45分にオープンしました。時間を追う事に来場者の車が増えて、入場するのに渋滞でできるほどでした。

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最大のイベントというだけあって、非常に内容は盛りだくさんで、国産車・輸入車の最新モデル56台を試乗できる新型モデル大試乗会をはじめ、F1やグループC、ル・マン参戦車。そして国内外のスーパーカーとレースクィーンが富士スピードウェイの1.5kmのホームストレートを埋め尽くしたグリッドウォーク。D1GPドリフトエキシビジョンなど大変盛り上がりました。

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パドックや駐車場では各メディアが主催した様々なイベントが開催されました。clicccarは公道を普通免許証でヘルメット不要で走行できるX-Kart試乗会を開催。F1速報は革新の足跡と題して、F1解説者の森脇基恭さんを迎えたトークショー。モーターファンイラストレーテッドは「MFIテクノロジーアワード」の表彰式と受賞者の記念講演を開催しました。

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そしてGENROQはモータージャーナリストが運転するポルシェ911GTSやロータスエヴォーラ400といったスポーツカーの同乗試乗。そしてギャルパラダイスはレースクィーンと食事ができるアニバーサリーパーティといったように各媒体の個性が目立ったコンテンツを開催しました。

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雨と霧による悪コンディションでいくつかのコンテンツは中止になりましたが、午後からは天気も良くなり、ステージではトークショーやライブが開催されヒートアップのままエンディングのパレードランを迎えました。350台以上が走行したパレードランはクルマとオートバイが混走するという珍しいパレードランとなり、最大のイベントは最高の盛り上がりのまま幕を閉じました。

(萩原文博)

【モーターファンフェスタ】サーキットでオートサロン? FSWに2万人超が集結したビッグイベント開催!

まるで東京オートサロンがサーキットにやって来たかのような大掛かりなイベント「モーターファンフェスタ」が静岡県の富士スピードウェイで開催されました。

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主催はニューモデル速報「○○○のすべて」や「REV SPEED」、「GENROQ」などの自動車雑誌でお馴染みの三栄書房。

同社は年内を“モーターファンズイヤー”と銘打ち、創立90周年を迎えたのを機に「モーターファン」誌を復刊、「モーターファンフェスタ」もその一環で開催されたもの。

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生憎の小雨模様にも拘わらす、早朝のゲートオープンを待つクルマが数珠繋ぎになり、開場後も来場するクルマでサーキット前の道路が渋滞するほどの盛況ぶりでした。

約30年間に渡り、恒例となっている東京オートサロンなども運営しているだけに、“ビッグイベントはおてのもの”といった感じで、来場者は何と2万人を越えたそうです。

サーキットでタイムアタックバトル!

開場後、イベントのトップを飾ったのは全国有名ショップチューンドカーによるタイムアタックバトル「OPTION FUJI SUPERLAP」。

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日産GT-Rやホンダ NSX、トヨタ86などのチューンドカーがレーシングコースで豪快なエキゾースト・サウンドを放ちながら、タイムアタックバトルを繰り広げました。

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その後、9時から開会式が行われ、今回のイベントでアンバサダーを務めるピストン西沢氏やPR大使の吉田由美さん、塚本奈々美さんがステージに登場。

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ピストン氏が開会式で会場を盛り上げた後、お目当て?の総勢50人にのぼるレースクイーンが登場、会場のボルテージが一気に上がります。

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そしていよいよ今回のイベントの目玉、富士スピードウェイのホームストレート1.5kmに100台以上の名車が並ぶ、史上最大の“グリッドウォーク”が開催されました。

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F1やグループC、ラリーなどのモータースポーツの名車に加え、旧車、チューニングカー、ドレスアップカー、スーパーカー、D1マシンに果てはドラッグマシンまであらゆるカテゴリーのマシンがサーキットのストレートを整然と埋め尽くす光景は圧巻。

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お昼前から濃霧が発生、コースに並んだ車両群の先頭車両が霧中で見えない状態でしたが、来場者がコースインすると、あっと言う間にマシンは人だかりの中へ消えました。

午後からは雨が止んだものの濃霧により、フェラーリF1のデモランやLB-WORKSのパレードランなどが残念ながら中止に。

とは言え、会場内のイベントステージは元気いっぱいです。

LIVEやトークショーも

ニューモデル速報「○○○のすべて」のモデル担当歴で最長記録を誇る吉田由美さんのトークショーへと進み、トヨタ、マツダ、アウディの広報担当者を相手に興味深い話題を引き出します。

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続いてMCを塚本奈々美さんにタッチ、NSXでルマン24時間耐久レースに参戦した高橋国光氏、土屋圭市氏、飯田章氏の3人によるトークショーを開催。

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ステージではLIVEショーも行われ、そのステージ横には当選者にプレゼントされるマツダ「ロードスター」とダイハツ「コペン セロ」の姿が。何と太っ腹!

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会場に設けられたクリッカーブースでは公道を走れる50ccカート「X-Kart」の試乗会が開催されていました。

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そしてフェスタ終盤には来場者が愛車でサーキットを走行するパレードランが行われるなど、朝早くから夕方まで楽しめた「モーターファンフェスタ」でした。

ちなみに「モーターファンズイヤー」自体はまだ今年いっぱい続くので、また何か企画が有るかも。

次回はイベント会場で目を引いたステキなクルマ達について触れてみたいと思います。

Avanti Yasunori

【関連記事】

「モーターファンフェスタ2016」すべての方にありがとう
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富士スピードウェイ・グランドスタンド裏の注目はオーナーズクラブ・コーナー
http://clicccar.com/2016/04/17/366948/

新型インプレッサ・セダンのトランクはゴルフバックを積み込みやすいスペースを確保

2016年秋に発売予定という次期スバル・インプレッサ。先日、日本でもお披露目されました。

発売まで時間があるということで、環境性能などの詳細については公表されていませんし、安全装備についても詳細不明。披露された車両についてもアイサイトを装備しない左ハンドル仕様となっていたほどです。

そのため、日本でのお披露目ではパワートレインはシークレットでしたが、トランクは開けて確認することができました。

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限られた時間だったためにスペースを計測することはかないませんでしたが、ひと目で開口部が広く、ラゲッジも余裕たっぷりであることが見て取れます。

平均的なゴルフバッグであれば斜めにするなど工夫しなくても、横にしたまま積み込めることを考慮した使い勝手を実現しているといいます。

「これだけのラゲッジを確保しているということは、まさか前輪駆動ですか」といって、フロアを覗き込み、シンメトリカルAWDであることを確認するメディア関係者も出てくるほど、インプレッサとは思えない広さを体感させてくれるのでした。

後席は前に倒すことができ、ハッチバックよりも広いラゲッジ床面積を確保していることも期待させる、次期インプレッサ。

かつてインプレッサといえば、4ドアセダンを基本としたラインナップだった時代もありますが、新型においてもセダンの存在感を増してくることが期待されます。

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●次期インプレッサ(北米仕様)車両寸法 ※()内は現行型との差
全長:4625mm (+45mm)
全幅:1777mm(+37mm)
全高:1445mm(-10mm)
ホイールベース:2670mm(+25mm)

(写真・文 山本晋也)

【関連記事】

「SUBARU GLOBAL PLATFORM」第1弾の新型インプレッサはどんなクルマなのか?
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スバルの次世代プラットフォームにより目指す「世界最高水準の安全性能」
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新型インプレッサが示す「次世代スバル・デザイン」とは?
http://clicccar.com/2016/03/18/359853/

復活!? ホンダ新型「AVANCIER(アヴァンシア)」中国向け最上級SUVで世界初公開

1999年にデビューし、1回のモデルチェンジを経て2003年まで日本でも販売されていたホンダ・アヴァンシアというステーションワゴンがありましたが、北京モーターショーでワールドプレミアされたアヴァンシアは中国向けの最上級SUVという位置づけになっています。

th_4160425b_001H新生アヴァンシアは、上質な走りと広々とした室内空間を持つ、中国における「Honda」ブランドの新たなフラッグシップSUVという位置づけだそうです。

中国で販売するモデルとしては初となる2.0Lターボエンジンが搭載され、力強い走りを実現。また、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」も採用されています。

なお、新型SUVのアヴァンシアは、2016年中の発売が予定されていて、販売は「アキュラ」ブランドのコンパクトSUV「CDX」と同様に、広汽本田汽車販売にて行われる予定だそうです。

th_4160425b_002Hほかにも、4月12日に発表された新型「CIVIC(シビック)」(販売元:東風本田汽車)や、中国で初めて現地生産を行うハイブリッドモデル、新型「ACCORD HYBRID(アコード ハイブリッド)」(販売元:広汽ホンダ)なども出展されています。

th_4160425b_003H中国における「ホンダ」ブランドについて、八郷隆弘社長は「2015年は、中国において100万台の販売を達成し、改めて感謝を申し上げたいと思います。2016年はさらなる飛躍の年ととらえ、ハイブリッド車やターボエンジン車を投入し、現地化をさらに加速させていきます」とコメントしています。

ホンダ、そしてアキュラブランドの両輪で中国での存在感をさらに高めるには、現地生産を含めて中国市場に向いた仕様を投入することが不可欠で、ホンダに限らずですがこうした流れはさらに強まりそうです。

(塚田勝弘)

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ホンダ、中国でコンパクトSUV「CDX」や「NSX」を披露

ホンダが北京モーターショーで披露した「Acura(アキュラ)」ブランドのCDXは、中国市場をメインターゲットに据えたコンパクトなSUV。

「アキュラ」のデザインテーマである「Acura Precision Concept」をコアとしたエモーショナルでシャープなスタイリングや走行性能、環境性能といった革新的技術、そしてSUVの高いユーティリティーを高次元で融合させたといいますから、かなりの意欲作といえそうです。

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パワートレインには、中国向けの「アキュラ」モデル初となる1.5Lターボエンジンと8速DCTの組み合わせになっていて、力強い走りを実現しているそうです。

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CDXは、広汽本田汽車の増城工場(広州市)で生産され、2015年12月に新たに設立された広汽本田汽車販売が販売を行い、2016年7月の発売予定となっています。

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ほかにも、中国で2016年秋に発売が予定されている新型NSXも登場。軽量ボディに新開発の縦置き直噴V6ツインターボエンジンをミッドシップにレイアウトし、走行性能と燃費の両立が自慢の3モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD(Super Handling-All Wheel Drive)」を搭載されています。

4160425c_009Hホンダの八郷隆弘社長は北京モーターショー、そして中国のアキュラブランドに対して「中国Acuraとして10年目という節目の年にあたる2016年は、現地生産のスタートなど、ブランド・商品において新たな挑戦の年となります。今後の Acuraデザインの方向性となる『Acura Precision Concept』を核とし、ブランドの進化を図るとともに、現地化をさらに加速させ、お客様の期待を超える商品をお届けいたします」とコメント。

中国での「アキュラ」は苦戦が伝えられていますが、現地生産などによりどれだけ巻き返せるか注目です。

(塚田勝弘)

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新型マツダ「CX-4」を世界初公開!コンパクト&ワイドな新クロスオーバー!!

マツダはCX-3、CX-5を日本国内向けにリリースし、北米市場には新型CX-9、中国向けにはCX-7を継続生産していますが、世界初公開されたCX-4は、マツダの新世代技術である「SKYACTIV(スカイアクティブ)TECHNOLOGY」とデザインテーマである「魂動(こどう)-Soul of Motion」を全面的に採用。2016年6月に中国での発売を予定しているそうです。

Mazda at Pre-Event For Beijing Motor Show - Auto China

新型マツダCX-4は、探検を意味する「Explore」から採用されたと思われる「Exploring Coupe(エクスプローリング・クーペ)」というコンセプトのもと、既存の概念や枠組みを越えることを目指して開発されたそう。

ボディサイズは、全長4633×全幅1840×全高1535mmと、コンパクトな割にワイドな全幅が際立っているのと、全高の低さも印象的です。

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ひと目で最新のマツダ車と分かる、「魂動」デザイン特有の躍動感あるフォルムをベースに、力強い踏ん張り感とクーペのような流麗なキャビンを組み合わせた「際立つ存在感」が特徴。

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ほかにも、優れた乗降性やフレキシブルな荷室など日常の扱いやすさに注力したという「考えぬかれた機能性」、SUVらしい地上高と新世代4WDシステム「i-ACTIV AWD(アイ・アクティブ・エーダブリュディー)」による走破性と、低重心ボディによる操縦安定性などによる、さまざまなシーンでの「人馬一体」の走りが目指されているとのことで、最近のマツダらしいSUVといえそうです。

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エンジンは、2.0Lのガソリン(6MT、6AT)、2.5Lガソリン(6AT)が設定されていて、燃費は6.3〜7.2L/100kmとなっています。

BEIJING, CHINA - APRIL 24: Iwao Koizumi, Chief Designer for CX-4 (L) and Naoki Okano, Program Manager for CX-4 of Mazda Motor Co (R) pose for photographs during the Pre-Event For Beijing Motor Show - Auto China on April 24, 2016 in Beijing, China. Mazda China unveiled the CX-4, a brand new SUV model in the event. (Photo by Xiaolu Chu/Getty Images for Mazda Motor Co ) *** Local Caption *** Naoki Okano; Iwao Koizumi

中国事業を統括するマツダの稲本信秀(いなもと のぶひで)取締役専務執行役員は、「CX-4は、中国におけるマツダ新世代商品の第4弾で、SUV需要の旺盛なこの市場において、マツダブランドのさらなる成長を支える商品です。今後もマツダは、中国におけるブランド強化に取り組み、クルマを通じてお客様の人生をより豊かにするブランドを目指します」とコメントしています。

SUVではホンダもアキュラCDXを北京モーターショーで披露していますが、中国でもSUVブームが爆発すれば、世界的なSUVの流行はさらに加速しそうです。

(塚田勝弘)

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■ホンダのコンパクトSUV「CDX」が北京モーターショーで世界初披露
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■マツダ、CX-4を北京モーターショーで世界初披露
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最新レクサス顔の大胆スピンドルグリルに変身!新型レクサスISが登場

マイナーチェンジを受けたレクサスISが北京モーターショーで公開されました。1枚の写真が事前に公開され、アグレッシブなデザインが採用されることもアナウンスされていましたが、写真からも分かるように最近のレクサスらしい大胆でシャープな印象を受けます。

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デザインテーマは「Aggressive Sports」で、従来型でも好評だった高い走行性能を予感させるイメージを進化させたそうで、ヘッドランプ、リヤコンビネーションランプ、フロントおよびリヤバンパーを中心に、力強くスポーティなスタイリングとされています。

強烈な印象を残すフロントマスクは、フェンダーからダイナミックにつながる塊感のあるバンパーコーナーにより、「Aggressive Sports」にふさわしい、スポーティでアグレッシブな造形が追求されています。L字型のクリアランスランプとの連続性が強調されたヘッドランプは、内側に延長した特徴的な形状とし、鋭さを強調。

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レクサスのデザインアイコンであるスピンドルグリルは、上下の比率を変化させ、グリル下部がより大きく広がり、「両下端のブレーキダクトへ空気を導く機能性も表現された」低重心でスポーティな印象を与える造形となっていますが、大型のスピンドルグリルはNXやRX、GS Fなど最新のレクサスとの共通点も感じさせます。

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また、スポーティな「F SPORT」は、3次元F字メッシュパターンにジェットブラックメタリックコーティングが施された独自のスピンドルグリルになり、ブレーキダクトと関連を持たせたサイドガーニッシュを組みあわせ、スポーティなイメージの付与と空力性能向上を両立しているそうで、こちらの方がGS Fに近いイメージでしょうか。

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一方のリヤビューは、リヤコンビネーションランプの内部に大胆な造形のL字を3つ層状に重ねた奥行きのあるデザインの採用や、エギゾーストパイプの形状変更がされています。

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内装もスポーティムードの強調が主眼。マルチメディアディスプレイが10.3インチまで拡大され、ナビゲーションやオーディオの情報が大きく表示されるだけでなく、コンソールのリモートタッチ側面にEnterボタンが設置され、操作性も向上。

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また、メーターフードは、スタートスイッチを押しやすい角度に調整されたほか、フードステッチの通し方を変更することで、スポーティさを演出。ほかにも、ヒーターコントロールパネルとオーディオパネルを質感の高いヘアライン調に変更されていて、大型化された二―パッドで両端から挟み込む構成とすることにより、車格感の向上。カップホルダーの使用感の向上やアナログクロックの視認性向上など、質感と使い勝手の向上も図られています。

安全面では、予防安全パッケージである「Lexus Safety System +」が新たに採用されているのがトピックス。

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歩行者検知機能付で、衝突回避支援タイプの「プリクラッシュセーフティ」、車線逸脱を予防するステアリング振動機能付レーンディパーチャーアラート(LDA)、夜間の前方視界確保を支援するためロー・ハイビームを自動で切り替えるオートマチックハイビーム、そして設定車速内で先行車の車速に合わせて速度を調節することで一定の車間距離を保ちながら追従走行できるACCのレーダークルーズコントロールがパッケージ化されています。

ISの購入者の半数以上がレクサスの新規ユーザーだそうで発売が待たれますが、日本での発売は2016年秋が予定されています。

(塚田勝弘)

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■マイナーチェンジしたレクサスISを北京モーターショーで披露
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自転車好きのパパを応援!「あさひチャリメン推進プロジェクト」がスタート

「健康のために自転車を始めたいな」「ランニングはきつそうだから続かなさそうだけど、自転車ならまだ続けやすそう」などを思うお父さんはいませんか?

そんなお父さんたちのために、このたび大型自転車専門店株式会社あさひが『あさひチャリメン推進プロジェクト』を始めました。

■趣味として始めたいことを言い出せない!?

このたびあさひが30〜50歳の既婚男女と子どもを含めた600人に『スポーツサイクル(スポーツ自転車)と父親に関する意識調査』を行いました。

『父親が新たに趣味として始めたいけど、家族に言えないこと』では自転車が第1位にランクイン。多くのお父さんが自転車を始めてみたいと思っても、家族に言い出せないというのが現状です。

ですが、対する妻から『夫がやっていたら好感度が上がる趣味』では自転車が第3位の支持率を得ています。やめてほしいという意見も割合で見るとかなり低い位置です。

意外と理解をしてもらいやすい趣味ということがわかります。

■妻から理解してもらいやすい趣味とは?

健康的・一緒に楽しめる・子どもも楽しめるというのが大きな割合を占めています。やはり家族には長生きをしてもらいたいし、一緒に楽しめるとなると家族で過ごす時間も増えますよね。これを見ると、自転車はこの3つにとてもよく当てはまる趣味です

■子どもとの仲も良好になりやすい

家族と同じ趣味を持っていると必然的に一緒に過ごす時間や共通の話題もあることから、距離がとても近くなりやすいです。このデータからもわかるように、家族と共通の趣味を持っているほうが、家族仲が良好というのもよくわかります。

■趣味が自転車の好感度はとても高い

自転車=健康的のイメージはとても強く、非常に好印象なのが上記のデータから見てもわかります。運動不足解消にも繋がりますし、それでいて好感度もいい趣味なんて嬉しいことだらけですよね。

季節も春に変わり暖かくなってきています。この機会に新たな趣味として自転車を始めてみるのもオススメですよ。

公式サイト:あさひチャリメン推進プロジェクト

(鈴木 唯)

ついにAMG超え!? アウディRS4アバント次期型に最強モデル登場

アウディは2015年9月に「S4」、2016年3月に「S4アバント」を発表していますが、2017年のフランクフルトモーターショーで公開が噂される「RS4アバント」次期型を捕捉しました。

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本物のボディで現れた次期「RS4」はZF製トランスミッション「ティプトロニック・ギアボックス」を採用し、パワートレインには3リットルV型6気筒ターボを搭載し、最高馬力は480psとついにライバル「C63 AMGエステート」を超えるパフォーマンスが期待される歴代最強アバントとなりそうです。

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エクステリアは大口エアダクト、大口ツインエキゾーストパイプ、リップスポイラーなど、「S4」よりアグレッシブな外観となっています。

(APOLLO)

トヨタ博物館が「第27回 トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル」を開催

トヨタの文化施設であるトヨタ博物館(愛知県長久手市)は、「第27回 トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル」を5月29日(日)、愛・地球博記念公園(愛知県長久手市)で開催します。

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愛・地球博記念公園をメイン会場に、クラシックカーによる公道パレードのほか、多彩なプログラムを予定しています。

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今回、Classic Car Studio(CCS)の新コンテンツ「エンジンサウンドパフォーマンス」も新たなプログラムに加えられました。

あわせて、「1920〜30年代 飛躍的に発展した欧米車と緒についた日本車」と題した企画展示も実施されます。

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この企画展示では、1920〜30年代を象徴するパッカード ツインシックス(1920・米)、ホルヒ 853(1937・独)、トヨダAA型乗用車レプリカ(1936・日)等、トヨタ博物館収蔵のクラシックカー5台を展示し、Classic Car Circuit(CCC)では走行披露もする、ということです。

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開催概要は、以下のとおり。

【日時】
5月29日(日) 8:45〜16:00(入場無料)、雨天決行
(天候等諸事情によりプログラムが変更となる場合があります)

【会場】
愛・地球博記念公園(モリコロパーク)

【参加車両】
一般参加車両 約150台、収蔵車両 11台など

【内容】
1. クラシックカーパレード
2. 車両展示・走行披露、記念撮影、同乗試乗会
3. 各種イベント

(山内 博・画像:トヨタ)

軽自動車向けに4サイズ追加された「POTENZA Adrenalin RE003」の実力は?

2016年2月15日に軽自動車向けに4サイズ追加された「POTENZA Adrenalin RE003」。

得意とするハンドリングはもちろん、高い排水性によるウェット性能の向上、接地圧最適化ブロックにより偏摩耗を抑制するなど、単なるハイパフォーマンスタイヤにとどまらない工夫が凝らされています。

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軽自動車向けだけに、タイヤハウスがスカスカに空きがちな軽ならではの外観も配慮したスタイリッシュなサイド面のデザインも魅力。最も気になる走りは、センターからショルダーまでしっかり接地し、コーナリング性能を高めているのが特徴です。

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試乗時はドライだったためウェット路面での実力は確かめられませんでしたが、ステアリングなどから伝わってくるタイヤの情報量は多く、やや硬めの乗り味ですが、右左折時やレーンチェンジ、コーナーなどでもしっかりと路面を捉えている感覚は公道でも頼もしく感じさせます。

また、ステアリングを左右に切った時に即反応するレスポンスの良さも実感できました。

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乗り比べたエコピアの「EX20C」でも普通に街中を流すぶんには、何ら不足はないでしょう(下写真)。

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「Adrenalin RE003」がターゲットにする軽のスポーティモデル、ブリヂストンでは一例としてスズキ・アルトターボRS、ホンダN-BOXカスタム、ダイハツ・ムーヴ・カスタムを挙げていますが、こうしたスポーティモデルも含めた多様化する軽自動車も含めて、隙間を埋めるかのごとく商品を用意しているのは、シュリンクしている日本の市場だけに正直よくできるよな、と考えてしまいます。

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軽自動車のタイヤはまずはエコカーが大半でしょうから、「エコピア」を主軸に、このポテンザ「Adrenalin RE003」、静粛性や快適性、ハンドリングにも配慮されているレグノの初の軽自動車向け「GR-Leggera」と、軽カー向けタイヤも万全の構えといえそうです。

(文/塚田勝弘・写真/小林和久)【関連記事】

■軽自動車専用ブリヂストン「POTENZA Adrenalin RE003」の改良点とは?
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■静かな走りだけでなく見た目にもこだわった軽自動車向け「REGNO GR-Leggera」
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■軽自動車向け「REGNO GR-Leggera」は高い静粛性と乗り心地が魅力
http://clicccar.com/2016/04/20/367492/

「モーターファンズイヤー」は自動車メディア応援の年といえるワケがここに!【吉田由美のすべすべ40】

「習慣」って恐ろしい…。ここ1か月、頑張って書いていたので、つい書いてしまいます(笑)

ところで昨日の「モーターファンフェスタ2016」のお話。

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このイベントは「三栄書房」という会社のいろいろな媒体の記念イヤーが重なったため、

開催されたのですが、パドックには「交通タイムス社」のブースがありました!

「交通タイムス社」は、自動車雑誌などを発行する出版社。また、「東京オートサロン」の大阪版ともいえる「大阪オートメッセ」を行ういわゆる、三栄書房とはライバル会社です。

その昔は、「ゴールドカートップ」という「すべてシリーズ」のライバル本もありました。

ちなみに私は「カートップ」や「オートファッションインプ」「オンリーメルセデスベンツ」などでお世話になっていますが、なぜアウェーともいえる‘三栄書房のお祭り’に出展したのでしょう?

 

すると…

実は三栄書房は、自社の雑誌だけではなく、「自動車雑誌を応援しよう!」というということ。

確か私が「由美のすべすべ」を始めた時にも、「ほかの雑誌のことを書いてもいいですよ~」と

言われました。

「三栄書房」も太っ腹ですが、その心意気に同意した「交通タイムス社」も太っ腹!

そして私は、どんな自動車メディア&自動車メディ業界を応援しています♡

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ちなみに4月24日には、毎月26日発売の「カートップ」が先行発売。

復刊した「モ―ターファン」も販売されていました。

というわけで、どちらも絶賛発売中です!笑

(吉田 由美)

 

バイオ合成ゴムをトヨタが世界で初めてエンジン・駆動系ホースに採用

トヨタは、高い耐油性、耐熱性が必要な特殊ゴム製部品であるエンジン・駆動系ホースに、バイオ合成ゴムを世界で初めて採用すると発表しました。

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トヨタでは、国内生産車種のバキュームセンシングホースに2016年5月から順次適用し、年内には国内生産の全車種に採用する予定です。今後、ブレーキ系ホース、燃料系ホースなど、より厳しい条件で使用される特殊ゴム部品にも採用拡大を目指しているようです。

バキュームセンシングホースとは、エンジンの吸気マニホールドと圧力センサーを接続するホースで、吸気系の負圧を圧力センサーに伝える役目を果たしています。

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今回のバキュームセンシングホースは、トヨタと日本ゼオンおよび住友理工の共同開発でバイオ合成ゴムのバイオヒドリンゴムを原料として完成しました。

バイオヒドリンゴムは大気中のCO2を吸収しながら生長した植物を原料としているので、従来の石油系ヒドリンゴムに比べて製造から廃棄までのライフサイクルでCO2排出量を約20%減らすことができる、ということです。

同時に、バキュームセンシングホースに求められる耐油性、耐熱性、耐久性は同等レベルを確保しています。

エンジン・駆動系のゴム製部品には、一般のゴム製品より高い耐油性や耐熱性が要求されるので、バキュームセンシングホースにバイオ合成ゴムを採用するには、植物由来原料を分子レベルで石油由来原料と結合させて合成ゴムへ変換する技術など、様々な複合化技術を駆使することで可能になりました。

トヨタは2015年10月に、持続可能な社会の実現に貢献するための新たなチャレンジとして「トヨタ環境チャレンジ2050」を発表しています。今回はこのチャレンジの一つとして、バイオヒドリンゴムを原料とした環境適応型のバキュームセンシングホースを採用した模様です。

今後は自動車用ゴム製部品の性能を維持したうえで、いかに環境性能を向上させるかに開発の重点が移行するものと見られます。

(山内 博・画像:トヨタ)

世界初!ホンダが新発想の量産完成車組立ライン「ARCライン」をタイ工場に導入

ホンダは、四輪完成車の量産では世界初(ホンダ調べ)となる、完成車組立のメインラインに流動型のセル生産方式を組み込んだ「ARC(アーク)ライン」を開発したと発表しました。

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この組立ラインは、タイのホンダオートモービル(タイランド)カンパニー・リミテッド(以下、HATC)のプラチンブリ工場に導入され、2016年3月から稼働しています。

ARCラインとは、Assembly Revolution Cellの略で、特徴をひとことで説明すると、「セル生産方式」をメインラインに組み込んで流れ作業を行う四輪車の組立ラインのことです。

これまで四輪車の生産現場では、よく知られている「ライン生産方式」が採用されていました。「ライン生産方式」では、コンベア上を流動する車体に組立作業者が単一工程で部品を組み付けていく方式です。

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一方、今回のARCラインでは、一人の作業者が広い範囲の工程を受け持ち、複数部品の組み付けを行う「セル生産方式」の生産ユニットをメインラインに組み込んで流動させたことが特徴で、ホンダによると世界初の革新的でユニークな組立ラインということです。

ARCラインでの組立作業では、上図のように1台の車体と1台分の部品を積載した「ARCユニット」に4人の組立作業者が乗り込み、車体と一緒に移動しながら組み付け作業を行うスタイルになります。

これにより、従来の「流れてくる車体の仕様に合わせて必要な部品を選び、歩きながら組み付ける」という作業を減らすことができ、工程ロスを削減して、生産効率が大幅に向上する効果が期待できる、ということです。

またARCラインでは、1人の作業者が従来よりも広範囲な工程を担当するので、製造工程に関してより幅広い知識と技能を習得することが可能になります。

将来的には開発現場へ生産現場の意見をフィードバックできるような「熟練作業者」を育成する効果も期待されています。

(山内 博・画像:ホンダ)

これが市販モデルだ!新型シビック・ハッチバックを捕捉

ホンダは2016年3月のジュネーブモーターショーで新型「シビック・ハッチバック」を公開しましたが、その市販モデルをはじめて捕捉しました。

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3月に公開されたコンセプトモデルは、これまでとは違うノーズのあるスポーティーなデザインでしたが、この市販モデルでもそのフォルムのまま発売されそうです。

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ヘッドライトやグリル、エアインテークなど細部に至っても、デザインが継承されている様子です。

コンセプトモデルで見せた、センター2本出しエキゾーストパイプが見当たらないですが、是非実現して欲しいものです。

パワーユニットは1リットル3気筒ターボエンジン及ぼ、1.5リットル4気筒ターボエンジンが搭載されるようです。

(APOLLLO)

レッドゾーンが下がる?次期インプレッサは直噴エンジン搭載。

2016年のニューヨークオートショーで世界初公開された新型インプレッサが日本でも公開されました。まずはスタイリングやインテリアの手触りなどを日本のメディアに伝え、2016年秋の発売に向けた情報発信を始めたというわけです。

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新世代の「スバル・グローバル・プラットフォーム」を採用する次期インプレッサ。現時点ではエンジンについて『新開発の2.0リッター水平対向”直噴”エンジン』と発表されているのみで、詳細は今後のお楽しみとなっています。

とはいえ、展示された試作車にはエンジンが載っていて、きちんと自走できる模様。メーター表示を見れば、タコメーターのレッドゾーンは6200〜6300rpmあたりから始まっていることが確認できました。

ちなみに、現行インプレッサが積むポート噴射の2.0リッターエンジンのレッドゾーンは6500rpmからですから、少々低回転指向に振った高効率エンジンのよう。

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現在、スバルの直噴エンジンは、独自に仕上げた直噴ターボと、トヨタと共同開発の86/BRZ用の直噴&ポート噴射の2種類となっていますが、レッドゾーンから想像するに、いずれとも違う方向性のエンジンとなっていると思われます。

新世代プラットフォームを採用する次期インプレッサですが、ボディサイズが拡大することもあり、大幅に軽量化するということはないといいます。

それでいて、レッドゾーンが低回転に振られているということは、トルク型で扱いやすいパワートレインになっていると予想されるのです。

もちろん、燃費など環境性能についても新世代にふさわしいレベルとなっていることが期待できる新型エンジンとなりそうです。

(写真・文 山本晋也)

静かな走りだけでなく見た目にもこだわった軽自動車向け「REGNO GR-Leggera」

静粛性や乗り心地の高さはもちろん、運動性能の向上も図られているブリヂストン「レグノ」。初の軽自動車向けレグノとなる「REGNO GR-Leggera」は、非対称パターン、パワーサイド構造が採用されています。

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パターンとサイド剛性を最適化することで快適性、操縦安定性を両立するのが狙い。旋回時に接地面に発生する力分布を最適化することにより、ハンドリングの向上を実現。

また、レーンチェンジの横Gが早く収束し、横Gの寄り戻りが少ないなどの検証結果も得られているそうです。

今回の試乗では、印象的だった静粛性の高さや乗り心地の改善(エコピアとの比較において)を明確に確認できました。

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ハンドリングに関しては、走行コースや時間の都合もあって大差は感じられなかったものの、横風の強いレインボーブリッジなどでも安定した走りを披露してくれました。

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耐摩耗性能はもちろん、ドライ路面だったためウェット性能も体感できませんでしたが、見た目ですぐに分かる外観は、軽自動車向けとは思えないほど質感が高く、デザインも凝ったものになっています。

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新たに「ロゴを作った」というトレッド面のロゴは、走れば消えてしまいますが、サイドの「REGNO」のロゴなどは購入した喜びを感じさせてくれそうです。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久、塚田勝弘)

【関連記事】

■軽自動車向け「REGNO GR-Leggera」は高い静粛性と乗り心地が魅力
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モータファンフェスタ終了のお知らせ

2016年4月24日(日)に開催いたしました「モーターファンフェスタ in 富士スピードウェイ」に、多くのお客様にご来場いただき誠にありがとうございます。お客様、出展社様、その他ご協力くださいました皆様のおかげをもちまして無事終えることができました。感謝申し上げます。三栄書房グループではイベントや出版を通じてこれからも「自動車・バイク」の未来に貢献していきます。

2016年4月24日(日)
天候  曇り時々雨
観客動員数  21,712名

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ブルーエナジー製リチウムイオン電池がホンダ・CLARITY FUEL CELLに搭載

ホンダの燃料電池自動車(FCV)「CLARITY FUEL CELL」の部品調達に関するニュースが相次いでいますが、今回はアシスト/回生用バッテリーの調達先が明らかになりました。

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ホンダとGS・ユアサが出資するブルーエナジー(京都府福知山市)製のリチウムイオン電池が、ホンダの「クラリティ フューエル セル」に搭載されていることをGS・ユアサが発表しました。

「クラリティ フューエル セル」に搭載されている新型リチウムイオン電池「EHW5」は、従来品より17%軽量化と7%小型化しながら、同等以上の容量・出力性能と耐久・安全性能を実現している、ということです。

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ブルーエナジーのリチウムイオン電池は2011年から量産を開始し、2012年9月発売のホンダ「CR-Z」から今回のホンダ「クラリティ フューエル セル」まで10車種に搭載されています。

(山内 博・画像:GS・ユアサ)

橋桁落下事故が発生した国道176号の迂回路として高速道路の通行料金を無料化

NEXCO西日本関西支社は、橋桁落下事故で通行止めとなっている一般国道176号を迂回して高速道路を利用する車両の通行料金を無料にすると発表しました。

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迂回車両の通行料金が無料となる高速道路の区間は次の通りです。

・(中国自動車道 西宮北IC〜神戸三田IC間)
・(中国自動車道 西宮北IC〜舞鶴若狭自動車道 三田西IC間)

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ただし、西宮北IC・神戸三田IC・三田西IC以外から流入・流出する場合(区間外走行)と、三田西ICと神戸三田IC間を走行する場合(区間外走行)は、有料となりますので、注意してください。

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つまり、無料区間の2区間のみを走行する場合だけが無料で、無料区間を含んで通過する場合は有料の区間外走行となります。

この措置は、4月22日(金曜)に発生した建設中の新名神高速道路(高槻〜神戸)建設現場における有馬川橋橋桁落下事故で、国道176号が通行止めとなっていることによる渋滞を緩和するために実施されます。

【通行料金無料措置の概要】

1.開始日時

平成28年4月23日(土曜) 3時00分〜 当面の間
※終了する際は、別途発表があります。

2.対象車両
・中国自動車道(上り線)神戸三田ICから流入し、西宮北ICで流出した全ての車両
・舞鶴若狭自動車道(上り線)三田西ICから流入し、中国自動車道 西宮北ICで流出した全ての車両
・中国自動車道(下り線)西宮北ICから流入し、神戸三田ICで流出した全ての車両
・中国自動車道(下り線)西宮北ICから流入し、舞鶴若狭自動車道 三田西ICで流出した全ての車両
※当該走行以外は無料通行の取り扱いの対象外(有料)
※三田西ICと神戸三田IC間の走行は対象外(有料)

3.利用方法
一般レーン、ETCレーンのいずれを走行しても無料の対象となります。
※ETC利用の場合、出口料金所では通行料金が表示され、ETC利用照会サービス等において利用履歴が表示されますが、料金は請求されません。

(山内 博・画像:NEXCO西日本)

自転車好き必見!「YOKOHAMA サイクルスタイル×ミニベロフェスタ 2016」5月に開催決定

ここ最近は自転車ブームとなっており、趣味で新しく自転車を始めた人も多いのではないでしょうか?

そんな自転車好きに朗報です。このたび横浜で”YOKOHAMA サイクルスタイル×ミニベロフェスタ 2016″が開催されることになりました。

■”YOKOHAMA サイクルスタイル×ミニベロフェスタ 2016″とは?

“楽しく・オシャレなサイクルシーン”をコンセプトにしており、5月14日と15日の2日間、横浜赤レンガ倉庫にて開催されます。

“サイクルスタイル”ではおしゃれな自転車アイテムとグッズを取り扱う多くの自転車ブランドが出展。サイクルマーケットである”BIKE JAM”では、今ではなかなか手に入りにくい商品などを手に入れることができるチャンスです。

“ミニベロフェスタ”ではタイヤサイズが20インチ以下の様々な小径車が展示され、試乗することもできます。

■5万人以上も来場する人気自転車イベント

昨年開催された際は5万人以上の人が来場されました。

その魅力は子どもから大人まで楽しめるという点。家族で訪れるにもオススメのイベントです。子ども向けの自転車教室開催もあるため、自転車の楽しさをより知れるきっかけにもなります。

■自転車の安全を考える

元々このイベント会場である横浜赤レンガ倉庫は自転車禁止エリアとなっています。このイベントは自転車の正しい乗り方や安全などを呼びかけ、街と自転車が共に快適な生活を送れることを、多くの人に伝えることを目的にしているため、本会場が利用可能となりました。”安心で安全なサイクルライフ”を伝えるイベントでもあります。

(鈴木 唯)

ソーラーパネルでクルマの換気ができる!? 自動車用ソーラーパワー換気扇が登場

車内の空気がよくなかったり、嫌なニオイが充満しているときってありますよね。

窓を開けて外の空気を取り入れてもニオイが取れなかったりすることもあると思います。そんな方に朗報です。

■ソーラーパネルで空気の換気ができる!?

株式会社イーバランスは、ソーラーパネルの電力で空気の換気ができる”ROOMMATE® 自動車用ソーラーパワー換気扇 EB-RM1200A”を発売しました。

ソーラーパネルを動力源とするため、電池や充電が切れてしまって動かないといったアクシデントが起こりません。また、エンジンを切ったり、クルマから離れていても作動するのが魅力的。

■取り付けも簡単

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車内から窓側部分に取り付けを行います。難しい作業はないので簡単に取り付けができるのも魅力的です。

ソーラーパネル自体はダッシュボードに置くことができます。ノンスリップパットが付属品として付いているため、ダッシュボードに置いても落ちる心配がありません。

■ニオイの換気にも最適!

空気の換気によって車内の温度上昇を防いでくれる効果もあるため、1年を通して使える換気扇ですが、夏場には特にオススメ。また、車内に充満したタバコや食べ物のにおいに対しての換気にも使えます。

■車内をより快適に

車内はいわばもう1つの自分の空間になります。特に長時間の移動の場合、何時間もクルマに乗っていますよね。そんな空間だからこそ快適に過ごしたいもの。この換気扇1つあるだけで、快適なカーライフを実現することができます。

(鈴木 唯)

ハイブリッド販売台数100万台を記念してレクサスがミラノで納車式を実施

レクサスが「RX400h」を11年前に発売して以来、グローバルでのHV累計販売台数が100万台を突破したと発表しました。

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同社は「RX400h」の発売以降、ハイブリッドのラインナップを順次拡大。現在ではフラッグシップセダンの「LS600h」からコンパクトハッチバックの「CT200h」まで、プレミアムブランドでは最多となる10車種を展開しており、2016年3月末時点での累計販売台数は約100万600台となっています。

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今年1月には、次世代のハイブリッド技術である“マルチステージハイブリッドシステム”を搭載、より高い次元で加速性能と効率性を両立した最新モデルの「LC500h」をワールドプレミアしています。

[nextpage title=”100万台目のハイブリッドを納車”]

今回、伊ミラノで100万台目のハイブリッドとなる「NX300h」を購入した顧客に、欧州レクサス販売のトップであるAlain Uyttenhoven氏から直々に納車しました。

Lexus

同車を購入したAldo Pirronello氏は、

「初めてNX300hを見た時、そのデザインとハイブリッドの先進性に惹かれました。私が100万人目のオーナーになると知って驚きましたが、同時にレクサスにとって一つの大きな節目となる瞬間に立ち会えて光栄に思っています」

とコメント。

また、欧州レクサス販売のAlain Uyttenhoven氏は

「レクサスが100万台という多くのクルマをお客様に届けることができたのは、同車の“先進性”があってこそ。レクサスを代表してNX300hをお届けできることを大変光栄に思います」

としています。

これを受けて、レクサスインターナショナルの福市得雄プレジデントは

「レクサスは今後もハイブリッドシステムをコア技術と位置付け、CO2削減に貢献すると共に、運転の楽しさをお客様に提供して参ります」

とコメント。加えて

「2050年に向けた環境への取り組みを推進するにあたり、ハイブリッド車のグローバルな普及は極めて重要。世界の多くのお客様にレクサスのハイブリッドが支持されているのは、大変嬉しい」

と語っています。

Avanti Yasunori

【関連記事】

レクサスのハイブリッドが累計100万台達成。2015年に一番売れたのは欧州地域
http://clicccar.com/2016/04/14/366485/

米・JDパワーの顧客満足度調査で「レクサス」が5年連続首位を堅持!
http://clicccar.com/2016/03/14/357785/

レクサス国内導入10周年、欧州でもブランド力強化へ!
http://clicccar.com/2015/09/18/326979/

高速道路・橋の安全を産業用ドローンで守る!パナソニックも産業用ドローンに進出

パナソニック、は、高速道路の橋梁などを点検する産業用ドローンを利用したインフラ点検ソリューションシステムの開発を開始する、と発表しました。

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同システムの開発にあたり、両社は名古屋市で産業用ドローンの製造販売を行うプロドローンとの共同開発契約も締結したということです。

国土交通省では、今後増大するインフラ点検を効率化するとともに、人が近づくことが困難な災害現場の調査を実施するための「次世代社会インフラ用ロボット」の開発・導入を促進しています。

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このような中、パナソニックとAVCネットワークス社が産業用ドローンの開発を検討した結果、次の2点の課題が明確になりました。

1. 安定した飛行と異常時の安全確保に対するプロの操作スキル
2. 用途に応じたドローンのカスタマイズ

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これらの課題に対応するために、両社はパナソニックが保有するカメラ技術や映像解析技術を応用して、姿勢制御、障害物回避、対象物追跡等の技術を強化していくことで、ドローン操作のスキルに依存しなくても安定操作を可能にするシステムを開発することを目指しています。

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また、ドローン本体については、業界のリーディングカンパニーであるプロドローン社との共同開発契約により、用途別のカスタマイズや同社の機体設計のノウハウを利用しながら、業務用途のドローンで必須となる統合安全装置の開発を共同で行っていく、としています。

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産業用ドローンに関しては、先日、自動車部品大手のデンソーが開発していることが明らかになったばかりで、いろいろな業界からの参入が続いています。

(山内 博・動画、画像:プロドローン社)

誰でも鈴鹿サーキットが走れちゃう!? 夢のようなイベントが開催!

鈴鹿サーキットといえばバイク・車好きだったら一度は名前を聞いたことがある王道のサーキット。motoGPや8耐、F1日本グランプリなどでも使用され、日本だけでなく海外からも注目されています。

しかしそんな有名サーキットはその場でパパっと気軽に一般人が走ることは出来ないコース…。ライセンスを取ったり、レギュレーションとその場で気軽に…というわけにはいきません。

まぁ世界的に有名なサーキットなので当たり前ですよね…でも憧れのコースを走ってみたい…!

そんなライダーに朗報です!4月30日に開催される「BIKE!BIKE!BIKE!2016」で誰でも鈴鹿サーキットを走ることができるんです!

今回開催される鈴鹿サーキットのイベント「BIKE!BIKE!BIKE!2016」では公道走行可能な自分のバイクで、国際レーシングコース(全長5.807km)を誰でも走ることができちゃうんです!

今年は7000台で鈴鹿サーキットを走り、総移動距離80,000km(地球二周分)を走破することが目標!これは参加するしかありませんね…!

あの鈴鹿サーキットを走ったともなれば、友達に「ああ俺?鈴鹿走ったことあるよ…やっぱ男は鈴鹿でしょキラキラ」なんて自慢もし放題です。

他にも好きな女の子から「えぇ?!〇〇君鈴鹿走ったことあるの?!凄〜い!チョースキ♥」なんてことも…。※あくまで筆者の妄想

このイベントの凄いところは排気量関係なく走ることができるので原付きでも走ることができちゃいます。

ということでMotoBeレーシングチーム、当日は新聞配達ベンリィで参加します。

恐らくベンリィで鈴鹿を走ったのはMotoBeだけだと思うのでナンバーワンよりオンリーワンになるため、鈴鹿に新聞配達することにしました。気が向いたら声かけてね。

「BIKE!BIKE!BIKE!2016」では他にも色々なイベントが開催されます!コースを走り終わった後にでも、車で来た方も楽しめるないようなのでこちらも要チェック!

イベントならではのステージイベントはもちろん、小さい子も楽しめるキッズエンジンバイクスクールや、世界で戦った電動バイク「神電 四」「韋駄天ZERO」のデモ走行も!

モリワキファンなら鼻血物のヒストリーマシン展示やモリワキのライダーも登場。
Ninja H2RとRC213V-Sのデモラン走行もあります。

他にも様々なイベントが用意されているので、誰が来ても楽しめる内容となっています!

MotoBeも参加するので4月30日は鈴鹿でお会いしましょう!

BIKE!BIKE!BIKE!2016

開催日:4月30日
料金:バイク来場の方 バイク一台2,000円(税込み)※駐車料金含む
バイク以外の方 大人1,700円 小学生800円 幼児600円
車の駐車料金は別途1,000円(税込み)

(ライター:佐藤 快/Moto Be バイクの遊び方を提案するWEBマガジン

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ドイツと日本の共同開発。次世代型のチャイルドシート「Child Guard 1.0」の魅力とは?

自動車の安全システムを提供するメーカー株式会社タカタが、このたびタカタ初となる回転式のISOFIXチャイルドシート”Child Guard 1.0″をドイツと共同開発し発売することになりました。

■ISOFIXチャイルドシートとは?

チャイルドシートでたびたび聞くISOFIX(アイソフィックス)という言葉。従来のチャイルドシートはシートベルトを使って固定するものでした。ですが、シートベルトで固定となると、締めつけが緩すぎてちゃんと固定されていなかったり、取り付けが面倒だったりの欠点も。

そんな従来のチャイルドシートとは違い、チャイルドシートに元々付いているコネクターと車の金具を繋ぐだけで、チャイルドシートの固定が完了するのがISOFIX。差し込むだけでいいので非常に簡単に固定することができます。

■赤ちゃんの安全をしっかりと確保

1番守りたい部分である赤ちゃんの頭部。このチャイルドシートでは、頭部の部分にエアバックに使われているダブルAIRPADを使っているため、いざというときに衝撃を吸収してくれます。また、低重心設計というのも魅力的。走行中の揺れや振動などから、赤ちゃんをしっかりと守ってくれます。

■回転式のため乗り降りが楽々

チャイルドシートが360度回転する仕組みとなっており、片手でも簡単に回せるのが魅力的。赤ちゃんの乗り降りをさせる際、チャイルドシートを手前に90度動かせば、チャイルドシートを正面にした状態で乗り降りの動作ができるため、スムーズに行うことができます。

■カラーバリエーションも豊富

ネイビー・ダークグレイ・イエロー・水色・レッドの全5種類のカラーバリエーションがあり、好みの色を選ぶことができます。

公式サイト:Child Guard 1.0

(鈴木 唯)

三菱自動車の燃費不正問題の影響は業界再編にまで及ぶ?

三菱自動車の燃費不正問題。概要をおさらいすると、三菱自動車製の軽自動車の型式認証取得において、同社が国土交通省へ提出した燃費試験データが燃費を実際よりも良く見せるため、不正な操作が行われていたということです。

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なお、4月21日現在、三菱自動車のホームページには、おわびが掲載されるとともにeKシリーズのWEBページは閲覧できなくなっています。日産もホームページからデイズとデイズ ルークスが消えて、モコとNV100クリッパーリオのみとなっています。

では、eKワゴンの登場時はどんな走りだったかというと、とくにNAエンジンモデルは、スロープを上ったり、大きな通りに合流、加速したりする際など「今時こんなに遅いの?」かと驚くほどで、思わずサイドブレーキ引いたまま走り出したのか確認したこともありました。

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その後の改良で改善されていますが、デビュー時は燃費を達成するためにこんなに出力を絞るしかないのか、と思い知らされました。

今回の問題点は、クルマの型式認定を受ける際に燃費に有利になる走行抵抗値(主にタイヤの転がり抵抗と、空気抵抗)を使ったというもので、一部報道などによると、カタログ燃費への影響は5〜10%くらい悪くなる可能性があるそう。

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JC08モード燃費と実燃費の乖離は、三菱車だけではなく全メーカーに当てはまるものですが、唯一の統一基準であるはずのカタログ燃費になる大きな要因の走行抵抗値が不正のものだったとなると、国交省のお墨付きだと思っている人が多そうだけに(メーカーが提出する届け出値とはいえ)カタログ燃費への信頼も揺るぎかねません。

また、問題は軽自動車だけにとどまらない可能性も否定できないようで、同社では「国内市場向け車両についても、社内調査の過程で国内法規で定められたものと異なる試験方法がとられていたことが判明しました。

また、状況の重大性を鑑み、海外市場向け車両についても調査を行います」とコメント。

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こちらも調査待ちとなりますが、該当車両以外のカタログ燃費が適正であるかも分からなくなるという事態になりかねません。さらに、一部報道によると国土交通省は他メーカーにも調査するように指示したそうです。

また、記者会見ではエコカー減税などの税金や補助金関連も国や自治体への返納についても言及したようですが、燃費不正による燃料代なども含めてユーザーへの補償も全容が解明されるまでには時間がかかりそう。

三菱自動車は、軽自動車とSUV、EV、PHVなどの電動車両に経営資源を集中して投下していましたが、利益率はSUVや電動車両と比べて低いと想像できる軽自動車とはいえ、その影響は絶大でしょう。

ブランド失墜、販売大不振で経営問題に発展した場合、過去のリコール隠しなどの時のように、三菱グループが支えることができるか気になるところ。

現在の大株主は三菱重工業(約12%)、三菱商事(約10%)と2社だけで22%を超え、三菱UFJなど同グループが多くなっています。

今回の不正は、まだ分からないことだらけですが、自動業界再編も含めた問題になる可能性もはらんでいそうです。

(塚田勝弘)

クラリオンの新車載用フルデジタルサウンド「Z3」、「Z7」、「Z25W」が発売開始

2016年の東京オートサロンで発表されたクラリオンの新車載用フルデジタルサウンドシステムが4月20日に発売されました。

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「Z3」(サウンドプロセッサー/ツィーター/コマンダー)、「Z7」(フルデジタルスピーカー2本一組)、「Z25W」(フルデジタルサブウーファー) が用意され、価格は「Z3」が12万5000円、「Z7」が8万7000円、「Z25W」が7万3000円となっています(すべて税別)。

最大の特徴は、世界で唯一、デジタル音源がそのまま再生される(Digital to Digital 再生)フルデジタル化されているもので、クラリオンとしてはフルデジタルスピーカーシステムの「Z01 DRIVE」を進化させたもの。

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「さらなる高音質再生」をテーマに開発され、各地のカーオーディオ・プロショップを通じて販売され、順次販売店の拡充を進めるそうです。

販売エリアやカー用品量販店も含めて販路も拡大することで「究極の原音再生と圧巻のハイレスポンスサウンドを聴きたい、装着したい」というカーオーディオファンのニーズへの対応を図るとしています。

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私は東京オートサロンでの視聴と、その後もスバルBRZ、VWゴルフのデモカーを取材する機会が別途ありましたが、その非常にピュアな高音質は一度聴く価値があると思います。

なお、先述したように国内初披露となった「東京オートサロン」などでのデモカー試聴では、試聴者の約9割が「音質に満足」と回答しているとのこと。

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ほかにも、外部オーディオ機器やハイレゾ対応のスマートフォンなどとのダイレクト接続をはじめ、センターユニットの仕向け(純正、市販)、規格(1DIN、2DIN)、仕様(デジタル出力、アナログ出力)を問わず接続可能な汎用性の高さ、スマホやタブレット(アプリ)で直感的に最適な音場環境の設定が可能なサウンドチューニング機能などの特徴も見逃せません。

(塚田勝弘)

今秋発売の新型プリウス「PHV」詳細仕様が判明!【メカニズム編】

トヨタ自動車が先頃公開した新型プリウスPHVに関する情報の中から、今回は同車の“メカニズム”について触れてみたいと思います。

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新型プリウスPHVの最大の特徴は、モーターによるEV走行距離が倍増したこと、そしてEV走行時の加速性能が向上したことの2点が挙げられます。

現行モデル比で約2倍の総電力量(8.8kwh)を誇る大容量リチウムイオンバッテリーの搭載により、満充電からの航続距離が60km以上と飛躍的に向上しています。

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これにより、日常走行ならほとんど“EV”としての利用が可能になっています。

バッテリーのサイズアップを最小限に抑えることでラゲージルーム下に収め、十分な広さを持つ荷室容量を確保。

TOYOTA_PRIUS_PHV(出展 トヨタ自動車)

発進から加速、高速の巡航時に至るまで、ほとんどの場合モーターだけの走行が可能で、エンジンが止まっている時間が長いため、優れた静粛性を実現しています。

一方、EV走行時の加速性能向上に関しては、強い駆動力と加速性能を生む「デュアルモータードライブ」システムを新たに採用。

動力分割機構に一方向のみに回転力を伝達するワンウェイクラッチを追加、これまでの駆動用モーターに加えて、ジェネレーター(発電機)をモーターとして活用できるようにしたことで、あたかも“電気ターボ”のような力強い駆動力が得られます。

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また“バッテリーチャージモード”ではEV走行でバッテリーの電力を使いきった後でもエンジンで発電して充電、夜間に静かなEV走行が必要な場合などに重宝します。

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充電機能では100V 6Aの充電機能付充電ケーブルにより、家庭用100Vコンセントからの充電を可能にしており、急速充電器にも対応。約20分で80%の充電が可能。

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さらには駐車時、ソーラールーフパネルによる駆動用バッテリーの充電にも対応、走行時にはバッテリー消費を抑えることで、EV走行距離や燃費の向上に貢献しています。

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このように新型プリウス「PHV」では、充電に伴う煩わしさを解消するため、充電の機会を増やす工夫もなされているのです。

今回、“エクステリア”、“インテリア”、そして“メカニズム”と、3編に渡って新型プリウス「PHV」の特徴について触れてきましたが、いかがだったでしょうか。

新型は全てにおいて魅力を増しており、今秋の発売が大いに待たれます。

Avanti Yasunori

【関連記事】

今秋発売の新型プリウス「PHV」詳細仕様が判明!【エクステリア編】
http://clicccar.com/2016/04/20/367239/

今秋発売の新型プリウス「PHV」詳細仕様が判明!【インテリア編】
http://clicccar.com/2016/04/22/367337/

経産省がEV・PHVの普及促進で「ロードマップ」を公表!
http://clicccar.com/2016/03/27/362693/

新型「プリウスPHV」米国デビュー!EV走行距離が60km超に倍増
http://clicccar.com/2016/03/24/362218/

トヨタ「プリウス」が快走、国内販売で3ヶ月連続首位!
http://clicccar.com/2016/03/17/358706/

安川電機、中国で車載電気駆動システム事業の拡大を図る

安川電機は、中国で車載電気駆動システム事業の拡大を図るために、合弁で奇瑞安川電駆動系統有限公司を設立すると発表しました。

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今回の合弁は、中国・安徽省蕪湖市政府、現地でEV車を製造・販売する奇瑞新能源、安川電機の3者の合意によって成立しました。

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これで安川電機は同社のモータ、インバータ技術を応用したEV車の電気駆動システムを中国で拡販する足掛かりを得たことになります。

安川電機は、奇瑞新能源で使用する電気駆動システムに限らず、中国市場のEV車に最適な電気駆動システムを提供したいとしています。

中国では大気汚染対策のためにEV車の拡大が国策で推進されており、今回の合弁事業が今後どのように発展していくかに注目が集まっています。

(山内 博・画像:安川電機)

スバル次期インプレッサが日本に凱旋。後ろ姿に空力の秘密あり

2016年3月のニューヨークオートショーにおいて世界初公開された、次期型スバル・インプレッサが日本のメディア向けに公開されました。

これまで、ほとんどを国内で生産して輸出していたインプレッサですが、新型から北米向け車両に関してはアメリカ・インディアナ州の工場にて生産するということで、国内ユーザーへのアピールを意識したお披露目といえそうです。

もちろん、日本向けは国内生産になります。

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日米で、2016年秋ごろに発売開始となる新型インプレッサ。

見ての通り、スバルらしさを強めながら確実な進化を加えたスタイリングとなっています。そうした点について、スバル商品企画本部 デザイン部の石井 守 部長がプレゼンテーションを行ないました。

スタイリングとしてのデザイン面のキーワードは「構え」、「カタマリ」、「面構成」というもので、カタマリを削り出したかのような面が各部に感じられるのが特徴となっています。

たとえば、リヤバンパーサイドの形状でも、そうした思想は感じられます。しかし、これは見た目のためだけではなく、空力特性を狙った本質的なデザインというのが、新型インプレッサにおけるデザインの進化といえるのだそうです。

また、パッケージングとして視界の広さをうたうスバル車ですが、新しいインプレッサでは、後方視界を十分に確保しながらトランクのハイデッキ化(従来比27mm)を実現しています。

これらの空力的なアプローチにより、ボディ後方での乱流を低減、収束する場所を離すことで車体が後ろに引っ張られる力を低減。ボディをワイド化しつつも、全高を下げることにより全体としての空気抵抗を減らしているということです。

ディテールでは、ドアミラー下部に絞り込んだ形状を採用することで、空力改善と、ミラー面へ雨粒がつくのを防ぐ効果も狙ったという新型インプレッサ。

空力について、あらためてデザイナーが意識を高め、生み出したスタイリングというわけです。

(写真・文 山本晋也)

「モーターファンフェスタ2016」すべての方にありがとう【吉田由美のすべすべ39】

実は…心配していました。

初開催の「モーターファンフェスタ2016」。いきなりの富士スピードウェイ。そして手作り感いっぱい…。

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主催の三栄書房は「東京オートサロン」や「D1グランプリ」などを開催する会社ですが、それだって長い歴史があって現在に至っています。

いくらそれなりのノウハウがあっても、いきなり富士スピードウェイとは、ちょっと規模が大きすぎるような…。

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しかし、そんな心配は富士スピードウェイ少し手前で吹き飛びました!

すでに朝から渋滞ができていたのです。

お陰で私は、オープニングセレモニーにぎりぎり間に合うということにはなりましたが、嬉しい誤算です。

とはいえ、私でギリギリということは、セレモニーに間に合わなかった方もたくさんいらっしゃったと思います。

そしてあいにくの雨…。というより濃霧。

予定していたプログラムはいくつか断念せざるを得ない状態。

お越しいただいた方にはお不便をおかけしたこともあったかと思いますが、個人的には26年間も関わっている「すべてシリーズ」のサーキットイベントということで、思い入れもたっぷり。

来ていただいたすべての方に、そしてご協力いただいたすべての方に「ありがとう」という気分です。

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そして、天候は曇り時々雨だったにも関わらず観客動員数は21,712名! あの天候でこの数字はすごい!!

次回は是非、すっきりとした青空の下でリベンジしたいものです。

 

そしてこの「由美のすべすべ」は今日のイベントを終えて、少しきまぐれに更新しようと思います(笑)

とはいえ、性格的にがんばっちゃうかもしれませんし、まだこの後も「モーターファンズイヤー」なので続くらしい(笑)。引き続きよろしくお願いいたします。ペコリ

(吉田 由美)

ジャガー・ランドローバーが目指す「手動運転と自動運転が選択できること」は当たり前?

ジャガー・ランドローバーがオランダのアムステルダム市内において、ヨーロッパ各国の運輸大臣に「ハンズフリー」運転などを含む高度な自動運転車両技術を披露したそうです。

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同時に、28の加盟国が欧州閣僚理事会の会議に集い、自動運転車両に関連する試験、販売、義務の適法性について、法律および技術面での標準化と調和を図ることの重要性について会合がもたれ、自動運転車両技術の標準化と調和に関する欧州の計画への支持も表明しています。

ジャガー・ランドローバーのリサーチ&テクノロジー担当ディレクターであるウルフガング・エップル氏は「私たちは力を合わせてこの自動運転技術に取り組んでいます。これらの技術を実現させるには、業界全体で自動車メーカー、通信端末事業者、沿道インフラシステム事業者の間に共通したアプローチを定める必要があります」とコメント。

これは、ヨーロッパだけでなく自動運転を実現するには欠かせないアプローチですが、自動運転といってもすぐに完全手放しになるのではなく、いくつかの段階を踏んでいく必要があります。

「レベル1」や「フェーズ1」など官民含めた業界用語で言われていますが、手動運転車両(手動運転者)と自動運転車両(自動運転者)が混在するだけでなく、部分自動運転車と完全自動運転車、完全手動運転車が混在するのは間違いないでしょう。

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なお、ジャガー・ランドローバーのビジョンは、「手動運転と自動運転を選択可能にすること」。これは、運転することはこれからも楽しくあり続けるという、哲学ともいえるポリシーに基づくものです。当たり前といえば当たり前ですが、自動車メーカーはおそらくこうしたポリシーを貫きそうですが、GoogleなどのIT系がこうした思考を持っているか興味があります。

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さらに、同社では「ドライバーは車両による自動運転を選択するか、または調整可能なインテリジェントシステムを通じて、より積極的に運転に関わるかを選択できる」としています。

こうなると気になるのが、多様な運転状態にあるクルマが同じ道路環境下に混在することで、事故への備えも含めて事故の責任をどうするかなど、複雑な問題を解決する策を生み出せるかという点。

ジャガーランドローバーでは、自動運転を実現する多くのセンサーとADAS技術(先進運転支援システム)によってドライバーの管理のもとで車両はより安全な移動手段となりますとしていますが、自動運転と手動運転が混在する中で安全を確保できるのでしょうか。現在の公道実験は、まだまだサンプルとしては少なすぎるからです。

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なお、同社のインテリジェント車両は、ライバルと同じく今後10年の間に実用化される見込みとしていて、今年はこれらの技術を実際の道路環境でテストしていく予定とアナウンスしています。

(塚田勝弘)

日立オートモティブ、欧州の「48V化」に対応する「48Vリチウムイオン電池パック」を開発

日立オートモティブシステムズ(以下、日立オートモティブ)は、欧州で開発が進む「48V」化したマイルド・ハイブリッド車(マイルドHEV)向けに高出力の「48Vリチウムイオン電池パック」を開発したと発表しました。

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同社では今夏以降、自動車メーカーへサンプル製品を出荷し、2018年度の量産開始をめざす、としています。

新開発の「48Vリチウムイオン電池パック」は、BMS基板、セルに加え、リレー、ヒューズを 一体実装した、オールインワンパッケージの電池パックで、積載性に優れています。

48V化マイルドHEVでの加速アシストにおいて、充分なトルク性能が発揮できる最大出力10kW以上、最大入力13kW以上(いずれも10秒間)を実現している、ということです。

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近年、日本の自動車メーカーが先行している高電圧のストロング・ハイブリッド車に対抗して、欧州・中国では「48V」化したマイルドHEVの開発が進んでいます。

今後48Vリチウムイオン電池を用いたマイルド・HEVが、比較的安価に燃費を改善できる技術として急速に普及すると見られています。2023年のマイルドHEVの生産台数は、欧州で200万台、中国でも400万台を超えると予測され(日立調べ)、今後の市場拡大が見込まれています。

また日立オートモティブは近日開催される「2016北京モーターショー」および「人とくるまのテクノリジー展2016横浜」に新開発の「48Vリチウムイオン電池パック」を出展する予定です。

今回の日立オートモティブによる48Vリチウムイオン電池の開発は、このような動きに対応したもので、「48V」化の波が国内の自動車部品メーカーにも波及したかたちです。今後の「48V」化の動向に注目が集まります。

(山内 博・画像:日立オートモティブシステズ)

ドイツと日本の共同開発。次世代型のチャイルドシート「Child Guard 1.0」の魅力とは?

自動車の安全システムを提供するメーカー株式会社タカタが、このたびタカタ初となる回転式のISOFIXチャイルドシート”Child Guard 1.0″をドイツと共同開発し発売することになりました。

■ISOFIXチャイルドシートとは?

チャイルドシートでたびたび聞くISOFIX(アイソフィックス)という言葉。従来のチャイルドシートはシートベルトを使って固定するものでした。ですが、シートベルトで固定となると、締めつけが緩すぎてちゃんと固定されていなかったり、取り付けが面倒だったりの欠点も。

そんな従来のチャイルドシートとは違い、チャイルドシートに元々付いているコネクターと車の金具を繋ぐだけで、チャイルドシートの固定が完了するのがISOFIX。差し込むだけでいいので非常に簡単に固定することができます。

■赤ちゃんの安全をしっかりと確保

1番守りたい部分である赤ちゃんの頭部。このチャイルドシートでは、頭部の部分にエアバックに使われているダブルAIRPADを使っているため、いざというときに衝撃を吸収してくれます。また、低重心設計というのも魅力的。走行中の揺れや振動などから、赤ちゃんをしっかりと守ってくれます。

■回転式のため乗り降りが楽々

チャイルドシートが360度回転する仕組みとなっており、片手でも簡単に回せるのが魅力的。赤ちゃんの乗り降りをさせる際、チャイルドシートを手前に90度動かせば、チャイルドシートを正面にした状態で乗り降りの動作ができるため、スムーズに行うことができます。

■カラーバリエーションも豊富

ネイビー・ダークグレイ・イエロー・水色・レッドの全5種類のカラーバリエーションがあり、好みの色を選ぶことができます。

公式サイト:Child Guard 1.0

(鈴木 唯)

今秋発売の新型プリウス「PHV」詳細仕様が判明!【メカニズム編】

トヨタ自動車が先頃公開した新型プリウスPHVに関する情報の中から、今回は同車の“メカニズム”について触れてみたいと思います。

TOYOTA_PRIUS_PHV(出展 トヨタ自動車)

新型プリウスPHVの最大の特徴は、モーターによるEV走行距離が倍増したこと、そしてEV走行時の加速性能が向上したことの2点が挙げられます。

現行モデル比で約2倍の総電力量(8.8kwh)を誇る大容量リチウムイオンバッテリーの搭載により、満充電からの航続距離が60km以上と飛躍的に向上しています。

TOYOTA_PRIUS_PHV

これにより、日常走行ならほとんど“EV”としての利用が可能になっています。

バッテリーのサイズアップを最小限に抑えることでラゲージルーム下に収め、十分な広さを持つ荷室容量を確保。

TOYOTA_PRIUS_PHV(出展 トヨタ自動車)

発進から加速、高速の巡航時に至るまで、ほとんどの場合モーターだけの走行が可能で、エンジンが止まっている時間が長いため、優れた静粛性を実現しています。

一方、EV走行時の加速性能向上に関しては、強い駆動力と加速性能を生む「デュアルモータードライブ」システムを新たに採用。

動力分割機構に一方向のみに回転力を伝達するワンウェイクラッチを追加、これまでの駆動用モーターに加えて、ジェネレーター(発電機)をモーターとして活用できるようにしたことで、あたかも“電気ターボ”のような力強い駆動力が得られます。

TOYOTA_PRIUS_PHV

また“バッテリーチャージモード”ではEV走行でバッテリーの電力を使いきった後でもエンジンで発電して充電、夜間に静かなEV走行が必要な場合などに重宝します。

TOYOTA_PRIUS_PHV

充電機能では100V 6Aの充電機能付充電ケーブルにより、家庭用100Vコンセントからの充電を可能にしており、急速充電器にも対応。約20分で80%の充電が可能。

TOYOTA_PRIUS_PHV(出展 トヨタ自動車)

さらには駐車時、ソーラールーフパネルによる駆動用バッテリーの充電にも対応、走行時にはバッテリー消費を抑えることで、EV走行距離や燃費の向上に貢献しています。

TOYOTA_PRIUS_PHV

このように新型プリウス「PHV」では、充電に伴う煩わしさを解消するため、充電の機会を増やす工夫もなされているのです。

今回、“エクステリア”、“インテリア”、そして“メカニズム”と、3編に渡って新型プリウス「PHV」の特徴について触れてきましたが、いかがだったでしょうか。

新型は全てにおいて魅力を増しており、今秋の発売が大いに待たれます。

Avanti Yasunori

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新型「プリウスPHV」米国デビュー!EV走行距離が60km超に倍増
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トヨタが米大学と共同でコンセプトEV「uBox」を開発!

トヨタ自動車が4月12日、米サウスカロライナ州のクレムゾン大学と共同で若者向けのEVコンセプトカー「uBox」を開発したと発表しました。

TOYOTA_USA_uBox(出展 米国トヨタ)

同大学の「Deep Orange」と呼ばれる国際自動車研究センターの大学院生が主体となってコンセプトカーを製作。市場調査に始まり、デザイン、設計、製造までの車両開発全体を2年間に渡って経験したそうです。

TOYOTA_USA_uBox(出展 米国トヨタ)

“ジェネレーションZ”と呼ばれるインターネット世代にアピールできるクルマづくりがテーマで、普段は仕事での移動手段に加えてオフィス代わりにクルマを利用、週末にはレジャーに利用する若手企業家がターゲットとか。

車体にはカーボンファイバーやアルミなどの軽量素材を使用しており、車内を低床化、サイドドアを観音開きにするなど、乗降性に配慮すると共に嵩張る荷物の出し入れや、ビジネス作業を容易にするなどの工夫がなされています。

TOYOTA_USA_uBox(出展 米国トヨタ)

インテリアは3Dプリンターで製作したパーツでカスタマイズが可能。EVならではの利点を活かし、110Vの電源ソケットを設置、電気製品も使用できます。

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今回の学生とのコラボはトヨタにとっても、将来の若い世代がどのようなクルマの使い方をするのか参考になるとともに、学生側も自動車開発全体の流れを習得する良い機会になったようです。

こうした取組みはエンジニアの育成に繋がることから、日本の大学でもカーメーカーと共同でクルマ作りを経験できる機会があると良いかもしれません。

Avanti Yasunori

「モーターファンフェスタ」いよいよ開催!【吉田由美のすべすべ38】

いよいよ「モーターファンフェスタ」!

 

皆さまのお越しを富士スピードウェイで、朝のオープニングセレモニーから会場で首を長~くしてお待ちしております。

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私のトークショーはAパドックのステージで14:15からです。

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富士スピードウェイにお越しの際は、くれぐれも安全運転で!

(吉田 由美)

紳士以外お断り!? BMW5シリーズの特別限定車は「バロン」を掲げる

BMWの創立100周年を記念する特別限定車第2弾「BMW 523d Celebration Edition BARON(セレブレーション・エディション・バロン)が200台限定で登場しました。

なお、第1弾はサブブランドである「BMW i」のBMW i3です。

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発売は4月29日からで、本物の紳士のためのセダンという位置付けになっています。

パワートレーンは、184ps/380Nmを発揮する2.0L直列4気筒ツインパワーディーゼルターボと8速ATの組み合わせで、ディーゼルエンジンのみの設定。

正統派なスーツの色味を髣髴とさせる専用ボディカラーが採用されている外観は、イギリスのサビルロウ仕立てのグレーのスーツのように信頼感を印象付ける「ミネラル・グレー」と、イタリアのナポリ仕立てのネイビーのスーツのように爽やかな色気を演出する「メディテレーニアン・ブルー」の2色が用意されています。

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足元は、「19インチMライト・アロイ・ホイール・ダブルスポーク・スタイリング351M」がスポーティかつエレガントに演出しているほか、フロントマスクをより強調づけるアダプティブLEDヘッドライトを装着。

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インテリアでは、上質な雰囲気の専用色オイスターのレザーシートに、シックな世界観を主張したという「ファインライン・アンソラジット・ウッド・トリム」の組み合わせが見どころで、爽やかな薫りのアロマディフューザーや、極上の着座感を叶えるランバーサポートと前席用シートヒーターなども装備。

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さらに、ジャケットなどが掛けられるコートハンガーやシリアルナンバーが刻印されたインテリアバッジとレザーキーケースなど、紳士にふさわしい専用アクセサリー類も用意されています。

ほかにも、ソフトクローズドア(フロント&リヤ) 、オートマチックトランクリッドオペレーションなどが装備され、価格は777万円となっています。

(塚田勝弘)

オーリス・ハイブリッドの新車装着タイヤに採用された「ADVAN dB」

トヨタ・オーリスに追加されたハイブリッドモデル。

欧州ではハイブリッドはもちろん、ディーゼルも投入されていましたが、日本での販売は苦戦している印象もあるので、日本国内で圧倒的な人気を誇るハイブリッド仕様の発売は、切り札となるか注目されます。

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そのオーリス・ハイブリッドの走り、燃費を支える新車装着(OE)タイヤとして、ヨコハマタイヤの「ADVAN dB(アドバン・デシベル)」が選定されています。装着サイズは225/45R17 91Wです。

「dB」の商品名からも分かるように「ADVAN dB」は横浜ゴムのプレミアムコンフォートタイヤで、高い静粛性が自慢。

また「ADVAN」の開発技術が惜しみなく搭載されていて、静かなだけでなく、高次元の走りと快適性を実現し、低燃費性能も追求されています。

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なお、純ガソリン仕様にも「ADVAN dB」の「ADVAN A460(アドバン・エー・ヨンロクマル)」と「YOKOHAMA S70(ヨコハマ・エスナナマル)」が納入されており、こちらも継続されます。

装着サイズは「ADVAN dB」が225/45R17 91W 、「ADVAN A460」が205/55R16 91V、「YOKOHAMA S70」が195/65R15 91Sとなっています。

(塚田勝弘)【関連記事】
トヨタ・オーリスに30km/L超を誇るハイブリッドと1.2Lターボの「120T RS Package」を追加
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今秋発売の新型プリウス「PHV」詳細情報が判明!【インテリア編】

トヨタ自動車が先頃公開した新型プリウスPHVに関する詳細情報、前回の“エクステリア編” に続き、今回はインテリアについて触れてみたいと思います。

TOYOTA_PRIUS_PHV(出展 TOYOTA)インテリアでまず目に飛び込んで来るのはインパネ中央に設置された、“テスラ車”を連想させる11.6インチの大型ディスプレイ。ナビゲーション利用時に進行方向の先まで地図が見渡せるように縦型配置となっています。

TOYOTA_PRIUS_PHV(出展 TOYOTA)さらに、燃料電池車「MIRAI」のインパネを彷彿させる、サテンメッキ加飾を施したクラスターモールがセンター部の造形を強調。

静電式タッチパネルの採用により、スマホ感覚でフリックやピンチイン/アウト操作が可能で、ナビ画面を表示しながらオーディオやエアコンなどの機能を2画面で表示できます。

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TOYOTA_PRIUS_PHV(出展 TOYOTA)また、新型プリウスPHVでは後席が2人がけになっており、シートバック側への連続性を持たせたセンターコンソールによりセパレートすることで、ゆったりとくつろげるパーソナル感とプレミアム感を演出しています。

TOYOTA_PRIUS_PHV(出展 TOYOTA)ラッゲージスペースは従来の約2倍の総エネルギー量(8.8kWh)を実現した大容量のリチウムイオンバッテリーを搭載しながらも、荷室床面の上昇を77mmに抑えられており、荷室側面を深く凹ませることで、ゴルフバッグ2個を積載可能。

TOYOTA_PRIUS_PHV(出展 TOYOTA)そのほか、緊急時やアウトドアに使えるAC100Vのコンセントが車内2カ所に設置されており、非常時にもパソコンなどの家電用品が使用できます。

また新型プリウスPHVでは電力消費を低減するガスインジェクション機能付電動インバーターコンプレッサーを搭載。(量産車で世界初)冬場でもエンジンを作動させずにヒートポンプだけで暖房性能が得られるようになったことで、EV走行の静かな走りをより長く楽しむことが可能になっています。

このように細部まで改良が施された新型プリウス「PHV」。次項ではいよいよ新しくなったPHVシステムについて触れてみたいと思います。

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WEC開幕戦で、LMP1デビューの小林可夢偉が2位を獲得

WEC(FIA世界耐久選手権)が開幕しました。

その最高峰クラスとして1000馬力級のマシンで競われるLMP1クラスでは、前年チャンピオンのポルシェやアウディといったフォルクスワーゲングループのマシンに、トヨタTS050ハイブリッドが挑むかたちになっています。

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今シーズンからTS050 ハイブリッドへと進化したトヨタガズーレーシング、5号車には中嶋一貴選手、6号車には小林可夢偉選手と、F1パイロットを経験した二人の日本人が参戦しています。

トヨタのマシンで久しぶりに世界選手権を戦うことになった小林可夢偉選手は、いきなり開幕戦(英シルバーストーン6時間レース)で表彰台に立ちました!

レース終了時点では、アウディの8号車がトップで、アウディ(8号車)、ポルシェ(2号車)、トヨタ(6号車)で表彰台をわけあいましたが、レース後に8号車のレギュレーション違反が発覚。小林選手はトヨタでの世界選手権復帰戦を2位で飾ることになりました。

アウディ、ポルシェがそれぞれ1台の完走に対して、トヨタは2台ともフィニッシュしたことで、マニュファクチャラーポイントでは、トヨタが33ポイントでトップ。課題は多いものの、結果として好スタートを切ったという見方もできそうです。

(山本晋也)

本州の西へ。ゴールンデンウィークに行きたい中国地方の観光スポット

ゴールデンウィークはドライブで観光名所に出掛けるなんていうのもいいですよね。

今回は中国地方のオススメ観光スポットを紹介していきます。

■砂の美術館

場所は鳥取県鳥取市です。鳥取砂丘にその美術館は建っています。水と砂だけで作成された”砂の彫刻”が展示されおり、なかなか見ることができない展示品です。北海道で開催される雪まつりに負けていないほどの完成度となっています。その幻想的な美しさには目を奪われるほど。とても繊細な部分まで丁寧に表現されているので、鳥取県に来た際にはぜひとも訪れたい場所です。

■出雲大社

場所は島根県出雲市です。日本を代表する神社でもあり、パワースポットの名所としても知られています。中でも縁結びの神様が祀られているというのもあり、良縁を求めて多くの人が連日訪れます。神楽殿にある大注連縄には、あまりの迫力さに圧巻されるほど。その重さはなんと約4トン以上にもなるそうです。

■満奇洞

場所は岡山県親見市です。岡山県の”天然記念物”に指定されています。まるで別世界にきたかのような幻想的な雰囲気の鍾乳洞。自然によって造られた石の芸術は見事な美しさです。歌人としても有名な与謝野晶子が訪れ、”奇に満ちた洞”と詠んだことがこの鍾乳洞の名前の由来となっています。

■宮島・厳島神社

場所は広島県廿日市です。日本三景の1つでもある厳島神社。”世界文化遺産”にも登録されています。海の上に堂々と建っている厳島神社、そして大鳥居。なかでも大鳥居は背景に雄大な自然があるため、まるで風景画を見ているかのような美しさです。厳島神社がある宮島は観光スポットとしてもオススメなため、自然やグルメなどを楽しむことができます。

■角島大橋

場所は山口県下関市です。下関市と離れ島を結ぶ橋ですが、なんと言っても魅力はその絶景さ。海の色はエメラレルドグリーンで輝いています。日本の海と思えないその美しさは別世界を見ているかのよう。この景色を見ながらのドライブはこの上ない最高の絶景になること間違いなしです。また、夕方になると日が落ちるというのもあり、昼間とは違った幻想的な風景を見ることができます。

中国地方は絶景スポットが多いため、日頃の疲れを自然で癒したい人にはオススメのスポットです。

(鈴木 唯)

デンソー、道路・橋などインフラ点検に活用できる産業用ドローンを開発

自動車部品大手のデンソーは、広島県のラジコンメーカー・ヒロボーと協力して、道路・橋などの社会インフラの点検に使用する産業用UAV(無人航空機 Unmanned Aerial Vehicleの略:ドローン)を開発した、と発表しました。

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今後、道路や橋などの老朽化が進むと予測される中、インフラの点検の効率化に向けたドローンなどのロボットの活用が求められています。

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今回開発した産業用ドローンは、インフラ点検で求められる次の3つの性能を兼ね備えているのが特徴です。

1.強風や雨中でも飛行できる対候性
2.構造物に近接して定位の姿勢に制御できる安定性
3.安全制御システムで運用できる安全性

これらの性能は、デンソーがこれまで培ってきたセンサーおよび制御のエレクトロニクス技術と、無人ヘリコプターの開発・製造で長年の実績があるヒロボーの機体開発力を結集して実現した、ということです。

今後は、実証実験を重ねて、インフラ点検などの サービス開発を関連事業者と共同で進めていき、インフラ 点検の本格運用に合わせて、実用可能なシステムを構築する計画のようです。

デンソーのような自動車部品メーカーが、保有する自動車のエレクトロニクス技術やロボットシステム技術を活用して、今回の産業用ドローンのような社会に貢献できるシステムに進出することに注目が集まっています。

(山内 博・画像:デンソー)

1948年生まれのランドローバー・シリーズ1を25台レストアして販売!

28回目を迎えたヒストリックカーのイベント「テクノ クラシカ エッセン」が今年も開催され、ランドローバーからは(Series I/シリーズⅠ)が出展されました。

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シリーズⅠは1948年に初披露され、民生用だけでなく軍用としても活躍。今回レストアされたシリーズⅠはなんと25台。

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これらの車輌は博物館にズラリと展示されるのではなく、「Rebornイニシアチブ」を掲げ、ランドローバー・クラシックから直接購入できるというから驚きです。買えるんですね!

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どうやって25台かき集めたのか気になりますが、ランドローバー・クラシックの専門チームが長年の経験を活かし、ランドローバーのグローバル・ネットワークから25台分のシリーズ1のシャーシを確認し、1948年当時の製造されていた仕様に沿って完全にレストア。

正真正銘のランドローバー車であることを保持するために、ランドローバー・クラシックのパーツのみが採用されているそうです。

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さらに、「ライトグリーン」、「ブロンズグリーン」、「RAFブルー」、「ドーブグレイ」、「ポピーレッド」という生産当時の5色から選択が可能というこだわりよう。

また、英国ソリハル工場にある初代ディフェンダーの製造センターに、ランドローバーの新しいクラシック・ワークショップが設けられ、この希少なシリーズⅠのレストア工程を最初から最後まで見学できるそうです。

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イギリス、そしてランドローバーのクルマ文化の奥深さを感じさせるシリーズⅠのレストア、そして販売。

日本でもこうした販売がされれば話題を集めそうですが、旧い車ほど税金が高くなる現状では、根付きそうにはないでしょうか…

(塚田勝弘)

MINI3ドア/5ドア、クラブマンにディーゼルのCooper D、Cooper SDを追加

BMW、そしてMINIのラインナップに欠かせない存在となっているディーゼル仕様車。

フォルクワーゲンのディーゼルエンジンのスキャンダルがあっても各メーカーから続々と発売されていますし、BMWに限らず車種によってはディーゼルが5割を超えるモデルも珍しくありません。

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その魅力は、軽油によるランニングコストはもちろん、トルクフルな走りはストップ&ゴーの多い日本市場にも合っているモデルが多く、ガソリン車よりもイニシャルコストが割高になっても食指を伸ばしたくなります。航続距離が長いユーザーだと、なおさら選択したくなります。

4月19日にアナウンスされたのは、MINIの3ドア、5ドア、クラブマンにディーゼルエンジンのCooper D、Cooper SDを追加するというもの。

MINI Cooper SD 5 Doorをのぞくモデルは今年5月から、MINI Cooper SD 5 Doorは9月以降の納車が予定されているそうです。

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今回追加される計6モデルのクリーンディーゼルエンジン搭載車は、MINIラインアップの中で中核モデルに位置づけられているMINI 3ドア、MINI 5ドア、そして、Cセグメントに格上げされたMINIクラブマン。

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MINIでは2014年秋にMINIクロスオーバーとMINIペースマンに、計4モデルのディーゼルモデルが設定されていましたが、今回の大幅な拡充により、MINIのディーゼル仕様は全部で10モデルになります。

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MINI3ドア、MINI5ドアのCooper Dに搭載されるのは、1.5Lの直列3気筒。

コモンレール・ダイレクト・インジェクション・システム、可変ジオメトリー・ターボチャージャーなどの採用により、優れたレスポンスと低回転からの分厚いトルク、低燃費を実現。

エンジンのスペックは、最高出力116ps/4000rpm、最大トルク270Nm/1750-2250rpmで、6速ATとの組み合わせにより、JC08モード燃費は23.9km/Lに到達しています。

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3ドアと5ドアのCooper SD向けの2.0L直列4気筒クリーンディーゼルエンジンにもコモンレール・ダイレクト・インジェクション・システム、可変ジオメトリー・ターボチャージャー、DPF(粒子状物質除去フィルター)、NOX吸蔵還元触媒などが装備され、170ps/360Nmというアウトプットと23.8km/Lというカタログ燃費を実現。

クラブマンのCooper Dも2.0Lの直列4気筒ディーゼルターボが搭載されていますが、こちらは150ps/330Nmで、燃費は22.0km/Lになっています。

クラブマンのCooper SDも同じ2.0Lの直列4気筒ディーゼルターボですが、スペックは190ps/400Nmで、Cooper Dよりも40ps、70Nm上乗せされ、燃費はCooper Dを若干上回る22.7km/L。なお、クラブマンのトランスミッションは、3ドア、5ドアの6ATよりも多段化されて8ATになっています。

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価格は「MINI Cooper D 3 Door」が300万円、「MINI Cooper SD 3 Door」が364万円、「MINI Cooper D 5 Door」が318万円、「MINI Cooper SD 5 Door」が382万円、「MINI Cooper D Clubman」が364万円、「MINI Cooper SD Clubman」が404万円です。

(塚田勝弘)【関連記事】

■MINIクラブマンにMINI ONEとCooper S(4WD)を追加
http://clicccar.com/?p=367193

大人女子の極上クルマ旅(仮)【吉田由美のすべすべ37】

「大人女子の極上クルマ旅」(仮)、撮影中~。

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すでにかなり大人ですが、気持ちはずーっと[女子]です!(笑)
近日、「クリッカー」にて公開されます。
お楽しみに☆

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そしていよいよ明日、4月24日(日)は、富士スピードウェイで「モーターファンフェスタ」開催。
お時間のある方も無い方も、是非、お越しくださいませ。
会場でお待ちしています♡

(吉田 由美)

「新インホイールモータ」で「伊勢志摩サミット」を応援~自治体にコンバートEVを貸与

ベアリングのNTNは、「伊勢志摩サミット」応援の一環として新型の「インホイールモータシステム」を搭載した改造電気自動車(コンバートEV)を、三重県と桑名市へそれぞれ貸与すると発表しました。

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今回、NTNは新システムを搭載したコンバートEVを三重県に3台、桑名市に2台を貸与。これらの車両は伊勢志摩サミットのPRも兼ねて、三重県と桑名市の公用車として使用されます。

車両の外装にはジオラマアーティスト田村映二氏による「エコで次世代につなぐ地球-NTN製品と合体させた未来の街」をコンセプトに、三重県をイメージしたデザインを採用し、伊勢志摩サミット、ジュニア・サミットのロゴも施しています。

新開発した「新インホイールモータ」は、平行軸歯車式減速機と外輪回転ハブを組み合わせて、従来型よりも小型・軽量化を実現したのが特徴です。

車輪軸に対してモータ軸をオフセットする構造を採用したことで、インホイールモータ部分の厚みを削り、ホイール幅に収めることに成功しました。

これにより、車両の懸架・転蛇構造を変更することなく搭載可能になり、コンバートEVの開発コストの削減や期間の短縮が期待できるということです。

また、今回の貸与車両に搭載されているインホイールモータは次の2点が注目です。

1.17インチホイール内に搭載
2.冷却方式:空冷(水冷で必要となる配管などが不要)この構造により「新インホイールモータ」には、次の特長があります。

1.平行軸歯車式減速機の採用により、小型・軽量化を実現
2.ベース車両にある従来の懸架・転舵構造が利用可能

これまで、NTNは独自開発したインホイールモータシステムを搭載EVをモーターショーに出展し、同システムを利用したコンバートEVを自治体などに貸与し、実証実験を行ってきました。

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モータをホイール内に配置するインホイールモータは、車内空間の有効活用と、車輪ごとのトルク制御が可能で走行性能が向上するという利点がある新しい駆動方式です。

一方で、NTNの従来型インホイールモータは軽量であるものの、搭載車両の懸架装置(サスペンション)の仕様変更が必要であるという課題がありました。

今回の貸与車両に搭載された「新インホイールモータ」は、従来の課題を解決することができることから今後の発展が期待されています。

(山内 博・画像:NTN)

585ps/760NmのV8ツインターボを積む大迫力のSUV ─ Mercedes-AMG「GLE 63 S 4MATIC」画像ギャラリー

5.5LのV型8気筒直噴ツインターボエンジンにより、最高出力585ps/5500rpm、最大トルク760Nm/1750-5250rpmという圧倒的なパフォーマンスを誇るMercedes-AMG GLE 63 S 4MATIC。

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専用セッティングが施されている四輪駆動システムの「AMG 4MATIC」をはじめ、AMG専用に最適化されたエアサスペンション「AMG RIDE CONTROLスポーツサスペンション」、コーナリングのロールを抑え走行安定性を向上させる「ACTIVE CURVE システム」などシャーシまわりも強化されています。

外観も迫力満点。AMGデザインを象徴する「Aウィング」が採用されたフロントバンパー、クロムシルバーのダブルルーバーが目を惹くグリルなどによりスポーティなフロントマスクになっているほか、AMGスタイリング(フロントスポイラー、サイドスカート、リヤスポイラー)やAMGスポーツエグゾーストシステムなどが装備されています。

足元は21インチAMGクロススポークアルミホイール、AMGレッドブレーキキャリパー、AMG強化ブレーキシステムなどで強化。

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また、専用の本革/ナッパーレザーシート(前席・後席シートヒーター付)をはじめ、ダッシュボードやドア内張りを覆うナッパーレザーインテリアなどによりインテリアも1700万円超にふさわしい質感が表現されています。

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(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

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■ビッグマイナーチェンジで安全、快適装備を充実 ─ メルセデス・ベンツ「GLE」画像ギャラリー
http://clicccar.com/2016/02/23/354491/

■分厚いトルクで重量級ボディを押し出すメルセデス・ベンツGLEの力強い走り
http://clicccar.com/2016/02/19/354470/

■ディーゼルと5.5Lガソリンターボのみのメルセデス・ベンツGLEに勝ち目はあるか!?
http://clicccar.com/2016/02/18/354292/

新型アウディA4アバントは広くなったキャビン、ラゲッジが魅力で価格は547万円〜

セダンの新型アウディA4に続き、新型アウディA4アバントも発表され、4月21日から販売が開始されます。

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アウディのファンの中には、ステーションワゴンであるアバントが好きという方も多いでしょう。世界的ヒットモデルであるA4アバントは、1992年に登場したAudi 80アバントを含めて累計生産台数は220万台を超えているそうです。

今回発売された新型アウディA4アバントは、新型A4セダン仕様同様に最新のモジュラープラットフォーム「MLB evo」をベースに、ゼロから設計されたアウディの今後を担う基幹モデル。

セダンと同様、走行抵抗の削減が主要な開発テーマとして掲げられていて、軽量化に取り組むとともに、エアロダイナミクスの最適化に注力。ワゴンボディではトップクラスとなるCd値0.26(欧州仕様値)を誇ります(セダンは0.23)。

搭載される2.0L TFSI(直噴ガソリンターボチャージャー)ユニットは、従来よりも動力性能を高めつつ、アイドリングストップシステムやエネルギー回生機構を標準装備することで燃費も向上。

Audi A4 Avant_004

とくに、セダンと同じようにミラーサイクルが採用されている2.0 TFSIと初の7速Sトロニックが組み合わされたFFモデルは、先代から燃費を33%高めています。なお、トランスミッションは全車7速Sトロニックとなっています。

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エンジンは出力が異なる2.0 TFSIエンジンを2つ用意し、お馴染みのフルタイム4WDである「quattro(クワトロ)」と組み合わされるハイパワー仕様は、最高出力252ps、最大トルク370Nm。

先代よりも41ps/20Nmアップしながら燃費も15.5km/Lと14%の改善。もうひとつの190ps/320Nmを発揮する2.0 TFSIは、アウディが「ライトサイジングエンジン」と呼ぶコンセプトによりミラーサイクルが採用されています。

FFモデルとの組み合わせにより、JC08モードで18.4km/Lを達成。

先述したように燃費は先代から33%改善され、2.0Lクラスのガソリンエンジンとしてはトップレベルの低燃費を実現しています。

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居住性では足元、頭上空間ともに先代よりも大きく余裕を増しているほか、ワゴンで気になる積載性も向上。

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荷室容量は、後席の背もたれを立てたままの5人乗りの状態で505L、後席のバックレストを前倒しすると最大1510Lまで拡大可能で、先代よりもそれぞれ15L、80L大きくなっています。

後席の背もたれは3分割式で、スクエアな荷室は使い勝手も良好で、全モデルに電動ラゲージルームカバーのほか、パーティションネット、ルーフレールを標準装備。

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価格はFFのA4 Avant 2.0 TFSIが547万円、同じくFFのA4 Avant 2.0 TFSI Sportが585万円、A4 Avant 2.0 TFSI quattroが626万円、A4 Avant 2.0 TFSI quattro Sportが653万円となっています。

(塚田勝弘)

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■新型アウディA4が誇るドライバー支援機能の実力は?
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■Apple「Car Play」、「Android Auto」の両方に対応する新型アウディA4
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新型アコードをホームページで先行公開、オデッセイHV並のモーターに進化か!?

2016年5月下旬の発売が予定されているホンダ・アコードの新型モデルが、ホームページで先行公開されました。

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ハイブリッド、プラグインハイブリッドを設定する現行アコードは、日本では2013年6月の発売ですからフルモデルチェンジではなく、タイミング的にも公開された写真からもビッグマイナーチェンジと思われます。

今回のマイナーチェンジでは、ホンダ自慢のハイブリッドシステム「SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド)i-MMD」を、モーターの構造から製法までを進化させるそうで、上級セダンにふさわしい力強い走りとともに、静粛性も高めています。

また、同社の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」も標準装備されます。

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現行アコードは、ハイブリッドもPHVも圧倒的といえるド級の加速フィールが味わえますが、とくに「Honda SENSING(ホンダ センシング)」の採用は待たれていたところでしょう。

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「i-MMD」の進化やフィーリングは新型アコードに乗ってみないと分かりませんが、最新の「i-MMD」を積むオデッセイ・ハイブリッドに乗った限りでは静粛性の高さ、そしてスムーズなフィーリングは予想以上の出来映えといえるもの。

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なお、オデッセイ・ハイブリッドでは、モーターの巻線方法や構造を見直すことにより、従来よりも約23%の小型軽量化、そして高トルク、高出力化されています。単純比較はできませんが、アコード・ハイブリッドはオデッセイ・ハイブリッドよりも250kg前後車両重量が軽いだけに、今回のアップデートはかなり期待できそうです。

公式サイト:New アコード│Honda

(塚田勝弘)

【関連サイト】

新型ホンダ・アコード先行公開ホームページ
http://www.honda.co.jp/ACCORD/new/

メルセデス・Eクラス次期型、専用シャシーで新たなる旅立ち!

2016年1月に発表されたメルセデスベンツのミドルサルーン「Eクラス」のカブリオレ次期型にCクラスと異なる、専用シャシーが採用される可能性が確実となり、そのプロトタイプを捕捉しました。

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現行モデルではCクラスのシャシーが用いられていましたが、次期型ではFR「MRA」モジュラーアーキテクチャーを採用し、完全なEクラスボディとなります。

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フロント部はセダンと同じになり、ルーフはソフトトップが採用されるほか、リアコンビランプなどもカブリオレ専用デザインの可能性が高いようです。

パワーユニットはやはりサルーンと同じラインナップで、2リットル直列4気筒及び、3リットルV型6気筒、さらにハイブリッドなどが揃います。

世界初公開は2017年3月頃が有力視されています。

(APOLLO)

4つの県を回っちゃおう!ゴールデンウィークだからこそ回れる四国のオススメ名所

大型連休でもあるゴールデンウィーク。ゴールデンウィークだからこそ、クルマを使って出掛けたいですよね。

今回は四国地方にスポットをあててみます。4つの県しかないため、それぞれの県の名所スポットを紹介。

■地中美術館

場所は香川県直島町です。建物自体は地下にあり、まさに名前の通りの美術館です。地下にありながらも自然光が当たる設計となっており、その光の具合によって作品の見えかたが変わるほど。展示されているアーティストはわずか3人。ですが、独特な館内の造りと幻想的な雰囲気が話題を呼び、今では外国人観光客も訪れるほどの美術館です。

■眉山

場所は徳島県徳島市です。どの方向から見ても眉の姿に見えるというのが山の名前の由来。眉山は登ることもでき、山頂からの景色は絶景そのもの。なかでも夜景は”日本の夜景100選”に選ばれているほどの美しさを誇っており、四国一と言われているほどです。その光景は一見の価値あり。クルマで山頂まで行けますが、ロープウェイもオススメ。2007年公開の映画”眉山-びざん-“はこの眉山から取ったものであり、徳島県内で撮影が行われました。

■道後温泉

道後温泉とは、愛媛松山市で湧く温泉のことを指します。なかでも、道後温泉本館はあの有名な夏目漱石の小説”坊ちゃん”に登場しました。日本の和を感じさせてくれる造りはとても魅力的。愛媛県を訪れた際にはぜひとも道後温泉で旅の疲れを癒したいところです。

■桂浜

場所は高知県高知市になります。浦戸湾口、龍頭岬と龍王岬の間にある海岸です。高知県を代表する景勝地でもあり、その証拠に松の緑と海岸の海と砂浜がとてもよく合う風景となっています。龍頭岬には高知県出身の偉人でもある”坂本龍馬像”があることでも有名。月の名所としても知られており、夜に訪れるのもオススメな場所です。

4つの県しかない小さな地方ですが、魅力はいっぱいあります。

(鈴木 唯)

585ps/760Nmを誇る「Mercedes-AMG GLE 63 S 4MATIC」の桁違いの速さ!

CクラスベースのSUV「GLC」のプレス向け試乗会には、2016年の今年は「SUVイヤー」と位置づけることもあってか、Mクラスから車名を変えたGLEやGクラス、GLAなどのメルセデス・ベンツのSUVが揃っていました。

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同試乗会では、昨年秋に登場したGLEの最上級グレード「Mercedes-AMG GLE 63 S 4MATIC」に試乗する機会がありました。

Mercedes-AMG社による5.5LのV8直噴ツインターボエンジンは、585ps/760Nmという圧倒的なアウトプットを誇ります。

個人的には、Mクラス時代のML 63 AMG(510ps/630Nm)には何度か試乗していますが、こちらは「S」がさらに付きますからまさに別格。

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全長4855×全幅1965×全高1760mmという巨体にこのパワーとトルクですから、発進から不用意にアクセルを踏むことはできません。飛ばさなくても早朝深夜の住宅街を走らせるのは憚られるほどの迫力あるエキゾーストノートを残しながらスタート。

高回転域のパンチ力を試すシーンはありませんでしたが、停止状態からゆっくりとアクセルを踏んでも無尽蔵に思えるほどのトルク感がおそってきます。

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とはいえ、車名からも分かるようにこの強大なトルクを路面に確実に伝え、スタビリティを向上させる専用セッティングの4WDシステム「AMG 4MATIC」、AMG専用に最適化され、操縦安定性と快適性を両立したエアサスペンション「AMG RIDE CONTROL スポーツサスペンション」、コーナリングのロールを抑え走行安定性を向上させる「ACTIVE CURVEシステム」など、油圧や電子制御により調教されています。

間違いなく速いのですが、単なる凶暴な? SUVではなく、メルセデスらしい上質感も漂うのはさすが。

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ワインディングでは、重厚感のある背の高いSUVらしくそれなりのロールを許しながらも予想以上に速くコーナーを次々とクリアしていきますが、主戦場は間違いなく高速道路でしょう。なお、価格は1740万円でこちらもド級といえる設定になっています。

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ライバルはカイエン・ターボSですが、走りだけでなく、乗り心地などの快適性もより重視するのであれば、「Mercedes-AMG GLE 63 S 4MATIC」の方が若干上手のような気がします。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

【関連記事】

■ビッグマイナーチェンジで安全、快適装備を充実 ─ メルセデス・ベンツ「GLE」画像ギャラリー
http://clicccar.com/2016/02/23/354491/

■分厚いトルクで重量級ボディを押し出すメルセデス・ベンツGLEの力強い走り
http://clicccar.com/2016/02/19/354470/

■ディーゼルと5.5Lガソリンターボのみのメルセデス・ベンツGLEに勝ち目はあるか!?
http://clicccar.com/2016/02/18/354292/

「ホンダ クラリティ」燃料電池車は21世紀のジャンヌダルク!? 【吉田由美のすべすべ36】

やっと出た…という感じの「ホンダ クラリティ フューエルセル」。
水素で走る、燃料電池自動車です。
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5人乗り。
航続距離は約750㎞。エアコンなどを使用しても、約500㎞ぐらいは走行できそう。
もちろん、その人の乗り方次第ですけどね。
水素タンクや電池のセルなどで重くなる分、最新の素材などを採用して、剛性と軽量の両立をしたのだとか。
清潔感があって明るい車内。
でも全長も全幅もかなり大きい感じがします。
そのせいか、安定感は抜群!そして静か。ロードノイズがむしろ気になるぐらい。

それにしても、いつも開発現場の方のお話を聞くと、感動します。
やっぱりモノづくりの現場って凄いし、みんな熱いのです。
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水素燃料電池車自動車の救世主、ジャンヌダルクのようになるんでしょうか? そんな「クラリティ フューエルセル」の熱い熱いお話は、5月23日発売「ホンダ クラリティのすべて」で。
私は今のところ、登場予定はありませんが必見です!たぶん…(笑)

(吉田 由美)

1日100円!駐車場の料金が期間限定で大幅値下げ

「駐車場の料金はできるかぎり安く済ませたい」と思うドライバーは多いと思います。そんなドライバーに嬉しいニュースが飛び込んできました。なんと駐車場の料金が1日100円というもの。一瞬目を疑うような破格の値段です。

■駐車場予約サービスの”akippa”の2周年記念企画

今回、「1日100円」を発案したのは、駐車場予約サービスの”akippa”。

サービス開始から2周年を迎えるのを記念し、この企画が実現。「より多くの方々にakippaを使ってほしい」という想いも込められており、通常ではなかなか見られない値段となっています。

駐車場予約サービスの”akippa”とは?

“akippa”サービスは、コインパーキングと違い、月極駐車場の空いている駐車スペースや個人で所有している駐車スペースを1日単位で借りることができるシステム。

事前予約制となっているため、駐車場探しに時間と手間を取られることがないというメリットがあります。また、現在地から周囲の空いている駐車スペースを探すことができるため、当日の予約も可能。

借りている当日はクルマの出し入れが自由。アプリを開設して2年で5000ヶ所以上の駐車スペースを確保しています。

■1日100円の日はいつ?

今回の駐車場代金1日100円の実施日は、4月24日と25日の2日間。既に予約は始まっていますので、この2日間に出掛ける予定がある人はアプリを利用してみてはどうでしょうか。場所の制限なく、akippaに載っているすべての駐車場を1日1o0円で利用できるというのも魅力的です。

また、場所も関東では渋谷・東京スカイツリー・六本木を始め、関西ではなんば・梅田・京セラドームなど、観光地周辺にも駐車スペースがあります。

公式サイト:駐車場予約ならakippa | 予約できる格安駐車場

(鈴木 唯)

寒天から作った梱包資材が環境を守る~「LEXUS DESIGN AWARD 2016」グランプリ決定

レクサスは、第4回となる「LEXUS DESIGN AWARD 2016」のグランプリをデザイングループAMAM(アマム)の「寒天から作った梱包資材」に決定したと発表しました。

海草の寒天は日本では昔から食品として利用されてきましたが、デザイングループAMAMは多孔質的な構造や、ボリュームに対して非常に軽い点に着目して、寒天から作ったクッションなど梱包資材を試作・出品し、さらに寒天製パッケージを提案しています。

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一般的なプラスチック性梱包材は、破棄されるとゴミとなり、リサイクルするにしても環境負荷が懸念されます。

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その点、寒天から作った梱包資材は、使用後に土に混ざっても土壌の保水力を向上させる効果があり、海に流れた場合も天然素材のために海洋生物を害さない、という環境保全性に優れた利点を持っています。

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デザイングループAMAMは、荒木宏介さん、前谷典樹さん、村岡明さんによる多摩美大:プロダクトデザインの同期生のグループです。今後の活躍が期待されます。

(山内 博・画像と動画:レクサス)

MINIクラブマンにMINI ONEとMINI Cooper S Clubman ALL4を追加

ついにCセグメントに格上げされた現行MINI CLUBMAN(クラブマン)は、乗降性をはじめ、居住性や積載性の高さだけでなく、乗り心地も良くてMINIらしいフットワークの良さも味わえるという欲張り? なモデルに仕上がっています。

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4月18日、新型MINIクラブマンに2モデルが追加されました。

エントリーグレードの「MINI ONE Clubman(ワン・クラブマン)」と、初となる4輪駆動モデルの「MINI Cooper S Clubman ALL4(クーパー・エス・クラブマン・オールフォー)」。

MINI ONE Clubmanは、1.5Lの直列3気筒ツインパワーターボと6ATの組み合わせ。17.2km/Lというカタログ燃費により「平成27年度燃費基準+10%達成」および「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(4つ星/低排出ガス車)」を達成し、エコカー減税対象モデルとなります。なお、自動車取得税が40%、重量税が25%減税となります。

エントリーモデルでも装備は充実していて、8個のエアバッグ、4輪ディスクブレーキなどの安全装備に加え、オート・ライト、レイン・センサー、ヒーテッド・ドアミラー、USBオーディオ・インターフェースなどを標準装備。

もう一台のMINI Cooper S Clubman ALL4は、MINI Cooper S Clubmanがベースの4WDモデル。

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「MINI ALL4」は、フルタイムで制御される4WDシステムで、ファイナル・ドライブに直接取り付けられた電子制御油圧式ディファレンシャルにより、前後ア クスルの駆動力配分を無段階に制御。

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走行状況に応じて、前後トルクを「100:0」から「0:100」まで可変配分させることが可能で、多様な状況でMINIならではの俊敏なハンドリング、そしてダイナミックかつ安定感のある走りが楽しめます。

高効率を誇る2.0Lの4気筒ターボエンジンと8速ATの採用により、燃料消費率は、14.9km/L。「平成27年度燃費基準+10%達成」および「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(四つ星/低排出ガス車)」を達成し、こちらもエコカー減税対象モデルで、自動車取得税が40%、重量税が25%減税されます。

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価格はMINI ONE Clubmanが290万円、MINI Cooper S Clubman ALL4が410万円となっています。

(塚田勝弘)

85ps/50Nm増強したアウディS8 Plusが2008万円で登場

アウディA8をベースとしたスポーティ、いやモンスターサルーンと呼ぶにふさわしい現行アウディS8。4.0L V8ターボを搭載し、520ps/5800-6400rpm、650Nm/1700-5500rpmというスペックを得ています。

Audi S8 plus

4月19日から発売されているアウディS8 Plusは、4.0LのV8バイターボエンジンと8速ティプトロニックを搭載し、ベーシックグレード(?)から85ps/50Nmも向上。605ps/700Nmを誇る「超」を付けたくなるハイパフォーマンスモデル。

短時間使用可能な「オーバーブースト」モード時は、750Nmにまで最大トルクが増強され、0-100km/h加速は3.8 秒、最高速度は305km/hに到達します。なお、ベーシックなS8の0-100km/h加速4.3秒となっています。

Static photo, Colour: Florett Silver matt

その魅力は圧倒的な動力性能だけでなく、時代に合わせてS8と同様、気筒休止システム(シリンダーオンデマンド)やスタートストップシステムを備え、高効率化も両立されています。

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Drivetrain, Modifications compared to the Audi S8

さらに、フルタイム4WDシステムの「quattro(クワトロ)」に、リヤにスポーツディファレンシャルを組み合わせたアダプティブエアサスペンションスポーツも標準装備することにより、快適な乗り心地と優れた操縦安定性も実現しているそうですから、あくまでドライバーズサルーンであるS8の面目躍如となっているはず。

Audi S8 plus

外観ではブラック基調のシングルフレームグリル、カーボンが配されたフロント&リヤバンパー、ボディ同色となるミラーハウジング、リヤスポイラーを備えるほか、ウインドウトリムはブラックになり、テールランプもスモーク仕様となるなど、ハイパフォーマンスモデルらしい仕上がり。

Audi S8 plus

ほかにも、スポーツエキゾーストシステム、ウェーブデザインのディスクローターを採用する軽量のセラミックブレーキが搭載され、275/35ZR21タイヤと「5 ダブルアーム デザイン ポリッシュトアルミホイール」が組み合わされるなど、見た目と走りを支えるパーツも強化されています。

Interior

安全装備では、アウディプレセンスプラスが標準装備され、自動ブレーキ機能のアウディブレーキガードをはじめ、アウディサイドアシスト/アウディアクティブ レーンアシスト、さらにアダプティブクルーズコントロール(ACC)などを用意。

アウディS8 Plusの価格は2008万円で、ステアリングは左右ともに設定されています。

(塚田勝弘)

トヨタの人気ミニバン「ヴォクシー」と「ノア」に「G’s」を追加

2016年の東京オートサロンでも披露された現行のトヨタ・ヴォクシー、ノアに「G’s」が設定されました。

「G’s」は愛称というか通称で、正式名は「G SPORTS」。いまでは、よく売れているというプリウスをはじめ、アクア、ハリアーなど多くのモデルがラインナップされています。

20160420_01_05_s意外にも「G’s」のトップバッターは、スポーツカーではなくてミニバンが最初で、2010年6月にスポーツコンバージョン車シリーズ「G SPORTS」の第1弾として先代ヴォクシー/ノアに設定されていました。

[nextpage title=”トヨタの人気ミニバン「ヴォクシー」と「ノア」に「G’s」を追加”]

現行モデルの「ヴォクシー ZS G’s」、「ノア Si G’s」は、全高を約15mmダウンさせた専用チューニングサスペンションに加えて、専用剛性アップパーツ&フロア下空力パーツにより、ステアリングの応答性をさらに正確なものにしつつ、しなやかな乗り心地を実現したとしています。

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外観には、「G’s」専用のフロント大型バンパーやフロントグリルをはじめ、フードモールや215/45R18タイヤ(ブリヂストン POTENZA RE050A)&7J「G’s」専用アルミホイール(エンケイ製)などを装備し、スポーティ感を強調。

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インテリアでは、スエード調表皮と合成皮革を組み合わせ、シルバーステッチ を施した「G’s」専用フロントスポーティシート(G’sエンブレム付)が目を惹くほか、「G’s」専用高輝度シルバーパネルのオプティトロンメーター(レッド照明/G’sロゴ 付)などを採用することで、「G’s」専用装備が充実しています。

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2.0Lエンジンには手は入れられていませんが、「G’s」専用サブマフラー(サウンドチューニング)による演出も注目点でしょう。

ほかにも、下記の「G’s」専用装備が用意されています。

G’s専用LEDイルミネーションビーム
G’s専用エンブレム(フェンダー・バックドア)
G’s専用リヤ大型バンパー
バックドアガーニッシュ(G’s専用スモークメッキ加飾)
G’s専用チューニング電動パワーステアリング
本革巻き3本スポークステアリングホイール
(シルバーステッチ+ディンプル+スポーク部ダークシルバー塗装)
本革巻きシフトノブ(シルバーステッチ+ディンプル)
G’s専用スタートスイッチ(レッド/G’sロゴ付)
4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ
(G’s専用オープニング画面)
ブラックインテリア
(ルーフ・ピラーガーニッシュ・アシストグリップ・サンバイザー)
アルミペダル(アクセル・ブレーキ)

なお、「ヴォクシー ZS G’s」、「ノア Si G’s」ともに7人乗り/2WDのみの設定で、価格は両モデルともに311万9237円です。

(塚田勝弘)

軽自動車向け「REGNO GR-Leggera」は高い静粛性と乗り心地が魅力

大きなクルマからよりコンパクトなモデルへ、大排気量エンジン搭載車からより小さなエンジンに乗り替えるなどのダウンサイジングの流れは、軽自動車にも波及しています。

2014年には新車販売のうち軽自動車が初めて40%の大台を突破。2015年度は軽自動車税増税などにより約37%にまで下がっていますが、4割近くが軽になっています。

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最近の軽自動車は広いだけでなく、たとえばダイハツ・キャストのようにスモールカーを超えたような、良好な乗り心地を実現しているモデルも出てきていますが、軽自動車に乗り替える、いわゆる「ダウンサイザー」が増えてくれば、音や振動に対する要求も厳しくなることが増えそうです。

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ブリヂストンが誇るプレミアムブランド「レグノ」がついに軽自動車にも投入されました。

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「REGNO GR-Leggera(レグノ ジーアール・レジェーラ)」は、こうしたダウンサイジングユーザーはもちろん、軽自動車で旅行やレジャーに出かける層をターゲット据えたタイヤで、レグノの名にふさわしい静粛性・乗り心地を実現しているのが最大のポイント。

実際にお台場の市街地、そしてレインボーブリッジなどを「エコピア(EX20C)」と乗り比べながら走らせましたが、音・振動も明らかに抑制されています。よく分かるのが、エンジン音や風切り音などが高まる前の速度域。

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たとえば、加速していって流れに乗り、少しアクセルを戻した際など、ほかの音源が聞こえにくい際にロードノイズ、パタンノイズの低さを実感できます。

また、こうしたシーンでは微振動も抑制されている印象で、乗り比べたからこそですが、その差は想像以上に感じられました。

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おそらく毎日乗っている愛車に装着すれば、すぐにその違いが分かるはずで、乗り心地や静粛性をさらに高めたいという軽ユーザーには朗報といえそうです。なお、発売時のサイズは、155/65R14、165/55R14、165/55R15となっています。

(文/塚田勝弘・写真/小林和久)

BMW M3・M4を450psまで高める「コンペティション・パッケージ」は約98万円!

軽自動車のエントリーモデル(グレード)が買えてしまう98万1000円というオプション価格で登場したBMW M3セダン、M4クーペ向けの「コンペティション・パッケージ」は、新たに設定されたオプション。

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「コンペティション・パッケージ」というネーミングからも分かるように、サーキット走行をターゲットにしたもので、3.0Lの直列6気筒「Mツインパワー・ターボ」エンジンの最高出力を標準車よりも19psアップの450psまで向上させることができるオプションです。

当然ながら19psの向上だけで100万円近いオプション価格となっているわけではなく、エンジンのパフォーマンス向上にも対応。

ダンパーおよびスタビライザーの特性を専用に変更したアダプティブ M サスペンションが設定されているほか、電子制御式多板クラッチによりパワーを後輪の左右間で自在に配分される「アクティブMディファレンシャル」や横滑り防止装置のDSCにも専用チューニングが施され、トラクション性能もさらに向上されています。

さらに、専用装備の「M スポーツ・エキゾースト・システム」によるサウンド面の演出も見逃せません。

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外観では、足元を引き締める軽量構造の20インチ鍛造「Mライト・アロイ・ホイール・スタースポーク・スタイリング666M」が用意されているほか、ハイグロスブラック仕上げのキドニーグリル、ブラッククローム仕上げの「デュアル・エキゾースト・テールパイプ」といった専用装備がM3、M4のスポーティな外観をよりレーシーなものに仕立てています。

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インテリアでは、サーキット走行などにおいても身体をしっかりと支える軽量構造の専用「Mスポーツ・シート」に加えて、Mストライプが施された専用シートベルトを用意。

また、今回のオプション追加と併せて、BMW M3セダン、およびBMW M4クーペの両モデルに、安全な車線変更をサポートする「レーン・チェンジ・ウォーニング」が新たに標準化されています。

価格も改定されていて、BMW M3セダン(7速M DCT)が1104万円から1110万円、M4 クーペ(6速MT)が1075万円から1081万円、M4 クーペ(7速M DCT)が1126万円から1132万円となっています。

(塚田勝弘)

Goodwood Festival of Speed 2016のセントラルフィーチャーが決定!

毎年、英国はチチェスターで開催されるヒストリックカーイベント「Goodwood Festival of Speed」の”顔”となるセントラルフィーチャーが決定しました。

BMW

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今年度は「BMW」が大役を担うことになり、グッドウッドハウス前に建てられる象徴的なセントラルフィーチャーや、同社創設100周年を盛大に祝う豪華ラインナップの走行、展示を予定。

100年の歴史を振り返るアニバーサリーを盛大なものにするべく、BMWのレジェンドカーがグッドウッドに集まります。1940年にミッレミリアで勝利した「328 Superleggara」から、1999年のル・マンウィーナー「V12 LMR」、「Brabham-BMW BT52」や「S1000 RR」といったファン必見のラインナップとなっている。

今年で創刊30周年を迎えるモータースポーツマガジン「Racing on」が、毎年6月末にイギリスはチチェスターで開催されるヒストリカル・カーイベント「Goodwood Festival of Speed」へ行く観覧ツアーが絶賛募集中。このツアーは現地交通費など一切不要。ツアーなので安心してグッドウッドフェスティバルを満喫できる。豪華特典、特別夕食会など内容の濃いツアー内容となっている。ぜひこの機会に世界最高峰の祭典へ行ってみてはいかがだろうか?

グッドウッドフェスティバルツアーの詳細はこちら

塚本奈々美、D1レディースリーグ開幕戦で準優勝!

塚本奈々美、D1レディースリーグ開幕戦で準優勝!

私、塚本奈々美は4月16、17日に開幕したD1ストリートリーガル2016(備北)のレディースリーグにて準優勝しました〜!

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D1GP出場を目指して経験値を上げるため、今季はD1西日本・東日本シリーズ戦とレディースリーグにダブルエントリーしますが、その分マシンへの負担も2倍になり、開幕戦はエンジントラブルを抱えながらの大変苦しい戦いとなりました。

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初参加の西日本シリーズ、備北の壁に向かって振り出すコースレイアウトは予想以上に勇気 が要りますが、リアバンパーをタイヤバリアに擦りながらも何とか走りが決まり、最終結果は37台のエントリー中15位とまずまずのデビュー戦となりました。

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そして迎えた17日のレディースリーグ、振り出し位置を定めて安定させることができずに悩む中、追い打ちをかけるように単走決勝前の公式練習はいきなりのレインコンディション…

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そして公式練習が終わると同時に雨は止み、あっという間にドライコンディション、選手皆が路面のギャップに苦戦しながら2本しかない単走の1本目を終えます。予想以上にグリップする路面に、私は2本目は勝負に出ることにし、勢いをつけて思い切り飛び込みました。スピード感はよかったものの備北名物の壁の餌食になりました…。それでも何とか1本目の結果で7位となり、予選をクリアしました。

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追走決勝トーナメント1回戦の相手は2015年のレディースリーグチャンピオン石川沙織選手。大方の予想に反し、サドンデスに待ち込んで勝利!

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続く2回戦はレディースリーグトップ3の一角を占める2014年チャンピオン高木美紀選手と対戦、相手のミスにも助けられて勝ち抜き、初めての決勝戦進出となりました。

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2人のチャンピオンを破り、周りが「ついに塚本が覚醒した!〜」と盛り上がる中の決勝戦の相手は昨年の備北大会優勝岩本明日和選手。

しかし私のマシンはアイドリングもままならないほど症状が悪化、メカニックがアクセルワイヤーで回転数を保っている間にヘルメットを被ってスタート位置についたものの、決勝を戦う状況まで保つことが出来 ずに後追いで大差がつき、続く先行での挽回も出来ず、惜しくも準優勝となりました。

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表彰式ではMCの鈴木学さんに「今季は期待出来るね」と言って頂き、理想の結果ではなかったものの、たくさん収穫のある開幕戦となりました。優勝は次戦5月28・29日の第2戦(@エビス)までお預けです。

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こちらが我がチーム「頭文字D アゾン WAKO’S」の頼れるメンバーです。

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ドライバー:塚本奈々美
スポッター:日比野哲也(D1GPドライバー)
メカニック:今井義人
WAKO’Sモータースポーツ事業部:難波敏憲

「頭文字D アゾン WAKO’S」への皆さんのご声援、宜しくお願い致します。

(塚本奈々美 モーターファンフェスタ公認PRドライバー)

【電子書籍】蘇る『F-エフ-』の衝撃(第1巻無料)

このサイトを訪れる人なら、『F-エフ-』(六田登)というレース漫画を覚えている方も多いかと思います。F1ブームに湧く1990年代、「ビッグコミックスピリッツ」誌で連載され、アニメ化もされるなど絶大な支持を集めた作品です。そして今、その『F-エフ-』シリーズが電子コミックとして新装復活をとげ、話題となっています。

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『F-エフ-』特別版(1〜28巻)
『F REGENERATION 瑠璃』特別版(1〜12巻)

 

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物語は群馬県の田舎からスタートします。冒頭から主人公・赤城軍馬が、都会からきた走り屋のカマロを、エンジン・フルチューンのトラクターで追い回すというはちゃめちゃな展開。作者は「ダッシュ勝平」などの印象が強い六田登だけに、破天荒ギャグの始まりかと思ってしまいますが、この作品はちょっと作風が違います。

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軍馬は確執を深める親族との争いの末、東京へ。様々な出会いを通して人間的にもドライバーとしても成長し、レースの最高峰を目指します。息をつかせぬ速い展開で、軍馬とその周りの人物に訪れるさまざまな苦難に翻弄されながら、ステップアップしていく様子が、ぎりぎり“リアル”に、そして“エキサイティング”に描かれています。

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さらに、レースシーンとともに注目いただきたいのが人間模様。男と男の争い、男と女のすれ違い、そして父と子の愛憎……、なぜか我々の心にさざ波を立てます。これこそ、“人間”を描く六田登の真骨頂といえるでしょう。ぜひここを読み取っていただきたいと思います。きっと、みなさまも感動のラストで大きなカタルシスを感じることでしょう。

 

詳しくはこちらのサイトを御覧ください:

ASB電子雑誌書店
↓↓↓↓↓
http://www.as-books.jp/f/

軍馬の息子・瑠璃が活躍する続編『F REGENERATION 瑠璃』とあわせてお楽しみください。現在、キャンペーンとして、それぞれ第1巻を無料で読むことができます。

(ASB)

アルファロメオ初のクロスオーバーSUV「ステルヴィオ」本物現れた!

過去のプロトタイプでは、フィアット「500」の皮を被ったミュール姿のみが目撃されていたアルファロメオの新型クロスオーバーSUVがついにヴェールを脱ぎました。そして、その名称が「ステルヴィオ」と名付けられる可能性が高いことも分かりました。

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カモフラージュが重いですが、プラットフォームはFR・4WDアーキテクチャーをベースとし、いかにも流行りのプレミアムコンパクトSUVらしいスタイルが伺えます。

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パワーユニットには、4気筒ターボや520psを発揮する2.9リットルV型6気筒ツインターボエンジンの「クアドリフォリオ」モデルも投入される模様です。

2017年の前半にはお披露目されそうです。

(APOLLO)

ご来場のお客様へのお知らせ

「モーターファンフェスタ in 富士スピードウェイ」に出展を予定していた三菱自動車工業株式会社は、4月20日付で「当社製車両の燃費試験における不正行為について」という報道発表後、広報・宣伝活動の自粛をすることになり、本イベントへの出展取りやめが決定しました。

モーターファンズイヤー公式サイトや関連ニュースなどの各種告知記事を通じ、三菱自動車製品の試乗会、ピット展示、登坂キット同乗試乗会などについてご案内して参りましたが、同社に関係するこれらすべてのアクティビティは、出展者様のご都合によりすべて中止となったことを、ここにご報告いたします。

当日、三菱自動車の出展を楽しみにしていた方には大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承いただければ幸いです。

モーターファンフェスタ運営委員会

ゴールデンウィークに行きたい関西の名所スポットはここに決まり!

大型連休であるゴールデンウィーク。せっかくの休日となると、思い切ってどこかに出掛けたくなりますよね。

今回はゴールデンウィークに行きたい、関西地方のオススメスポットを紹介します。

■ユニバーサル・スタジオ・ジャパン

場所は大阪府大阪市です。関西を代表するテーマパークとなっています。映画の世界に入り込んだような体験ができるのが魅力的。ここ最近はハリー・ポッターのエリアが完成したことにより、来場者が急上昇。15周年を迎えるUSJでは、まるでお祭り騒ぎのような盛り上がりを見せています。なかでも、ユニバーサル・リボーン・パレードは様々なキャラクターも登場し、楽しめること間違いなしです。

■神戸ハーバーランド

場所は兵庫県神戸市です。ショッピング・グルメ・シネマ・アミューズメントなどが勢揃いしている区域になります。ハーバーランド内の店舗はとても多いため、丸1日楽しめるのが魅力的。子ども向けのイベントや施設もあるため、家族連れにもとてもオススメです。夜にはライトアップもされるため、神戸の街を幻想的に照らしてくれます。神戸港が近くにあるため、海風の爽やかを満喫できるのもここならでは。

■東大寺

場所は奈良県奈良市です。”世界遺産”に登録されており、あの有名な”奈良の大仏”がある寺院になります。大仏がある金堂はても大きく、まずはその大きさの迫力に目を奪われます。東大寺自体の広さはとても広いため、すべてを回るには1日で困難なほど。南大門の南側には奈良公園があり、野生の鹿があちらこちらにいるのが最大の特徴です。

■清水寺

場所は京都府京都市です。日本を代表する寺院でもあり、”世界遺産”にも登録されています。”清水の舞台”から眺めることができる京都の景色は絶景そのもの。思わず写真に収めてしまいたくなるほどです。また、清水の舞台は”懸造”と呼ばれている建築法であり、これは釘を1本も使わず木造だけで建築した日本ならではの建築法になります。

■三井アウトレットパーク滋賀竜王

場所は滋賀県竜王町です。関西地方最大級のアウトレットモールとなっており、ショッピングが好きな人にオススメ。店舗数は200店舗以上もあり、丸1日いても楽しめるモールとなっています。その効果もあり、県外からも多くの人が訪れる人気スポットとなっています。

都会ならではの施設と、歴史的建造物が多いのが関西地方の魅力です。

(鈴木 唯)

INGENUIMディーゼルを搭載したジャガーXE/XFはシルキーでトルクフル

盛り上がりを見せていた日本市場のディーゼル車マーケットに、冷や水を浴びせるカタチとなった、フォルクスワーゲンの排ガス不正事件。

その余波で停滞するかに見えたわが国のディーゼル市場に、新たなモデルを投入したのは、意外なことに(!?)ジャガーでした。

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“知の力”を意味する「INGENUIM(インジニウム)」と名づけられた2リッター直4ディーゼルターボを搭載したモデルが、XF(白い車両)とXE(赤い車両)に用意されたのです。

その新しいディーゼルターボは、ツインカム4バルブのヘッドメカニズムを持つ、オールアルミユニット。ジャガーがこれまで使っていた2.2リッターの2.2dユニットと比較して、燃費は17.5%向上し(EU6)、20kgほど軽量化され、静かで振動も少ないとされます。ボア×ストロークは83.0×92.4mm。排気量は1999ccです。

最新のディーゼルらしく、ボッシュ第2世代のコモンレール式燃料噴射装置を採用。バランサーシャフトを備え、カムシャフトのタイミングは可変化されます。英国はじめ、欧州では、税制や保険に合わせて複数のアウトプットが用意されるはずですが、日本市場では、当面、最高出力180ps/4000rpm、最大トルク430Nm/1750〜2500rpmの1種類。このスペックは、XFとXEで共通です。

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ディーゼルエンジンで問題になる、排ガス中の窒素酸化物は、AdBlue(アドブルー)システムで対応。排気に尿素水を噴き付け、有害な窒素酸化物(NOx)を、最終的に無害な窒素に還元します。

XEのディーゼルモデルは、仕様によって497〜549万円。XFは635〜693万円。カタログ燃費(JC08モード)は、XEが17.1km/リッター、XFは16.7km/リッターで、いずれもラインナップ中、最良の値です。

INGENUIMユニットを搭載したXFとXEに乗ることができたので、簡単な印象を報告しましょう。

試乗したXEは、20d R-SPORT(549万円)。

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XEディーゼル中の最上級モデルで、試乗車はさらに18インチホイールを19インチ(12万3000円)、スポーツシートをレザー(31万2000円)、さらにMeridianプレミアムサラウンドサウンドシステム(36万4000円)を奢るなど、254万7000円分のオプション装備を装着した豪華版でした。

スターターボタンを押してエンジンをかけると、「明らかにディーゼル」という音と振動を発して、INGENUIMユニットは目覚めます。

もちろん、ひと昔前のディーゼルエンジンと比較すると、大幅に静かでスムーズですが、総額800万円を超える高級サルーンとして、ちょっと気になる人がいるかもしれません。

ことに、市街地ではアイドリングストップが働くので、再始動のたびに「ブルン!」という身震いとともに、「ディーゼルサルーンに乗っている」ことを再確認することになります。

一方、XEディーゼルのドライブフィールは力強くて、ことに低回転域からトルキーなのが、最大の美点。そのうえ8段という多段ATと組み合わされるので、走り始めると次々とギアが上がっていきます。街なかでは、使っても2000rpmくらいまででしょうか。普通に走っていても燃費はよさそうです。

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ちなみに、INGENUIMユニット搭載のジャガーXEは、エコカー減税の対象になります。

試乗車のR-Sportで約19万7000円。ベーシックな20d Pure(497万円)だと、約18万4000円の減税となります。ガソリン車のベースグレードXE Pureは477万円ですから、減税分でほぼ相殺される計算になります。

ジャガーXEの場合は、シンプルなPureグレードでディーゼルモデルに乗った方が、“らしい”かもしれませんね。ライバルは、BMW320d(506万円)になりましょうか。

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さて、上級モデルXFのディーゼルは、20d Prestige(693万円)でした。XFディーゼルの上級版ですね。こちらも、19インチホイール(20万1000円)、LEDヘッドランプ(25万9000円)など、120万7000円のオプション装備が付いていました。

前述の通り、INGENUIMユニットのアウトプットはXEと変わらないので、車重が重い分(サンルーフ付きのXE 20d R-SPORTが1680kg。XF 20d Prestigeが1760kg)不利なはずですが、低回転域からの厚いトルクの恩恵か、運転者(←自分です)の感覚が鈍いのか、動力性能の差はほとんど感じられません。

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XFのディーゼルモデルは、エンジンルームまわりに遮音・吸音材が贅沢に使われているので、走行中の車内はXEよりグッと静かです。100km/hでの巡航なら、トップギアで1400rpmほど。スロットルペダルに足を載せているだけで、豪華なブリティッシュサルーンは粛々と走ります。

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BMW523d(599万円から)とメルセデス・ベンツE220d(687万円)を価格帯が重なるジャガーXFディーゼル。おもしろい存在になりそうです。

ちなみに、XFディーゼルもエコカー減税の対象車となり、20d Ingenium Pure(635万円)が約21万8500円、同Prestige(693万円)が約23万3000円の減税となります。

(文と写真:ダン・アオキ/Office Henschel)

今秋発売の新型プリウス「PHV」詳細仕様が判明!【エクステリア編】

トヨタ自動車が2016年秋の発売を予定している新型「プリウスPHV」を3月のニューヨーク国際オートショー16でワールドプレミアしたのは記憶に新しいところ。

TOYOTA_PRIUS(出展 TOYOTA )ハイブリッドモデルに比べてリヤオーバーハングが80mm延長されており、それに伴って全長も4,645mmと+105mm長くなっています。

また、フードやフェンダー、バックドアを専用化するなど、従来モデルに比べてHVとPHVの区別がより明確化されました。

トヨタはニューヨーク国際オートショーの後、同車の詳細情報を公表。本稿ではエクステリアを中心にその内容について見ていきたいと思います。

まずフロント周りでは8眼LEDヘッドランプと、ダイナミックな意匠の大型アクリルグリルの採用により、かなり精悍な顔立ちになっています。

TOYOTA_PRIUS(出展 TOYOTA )各ランプの機能についてはヘッドランプの車両内側4灯がポジション&ハイビーム、外側4灯がロービーム、バンパーの両サイドに縦長のターンランプ&アクセサリーランプ、その内側にフォグランプを配置。(全てLED)TOYOTA_PRIUS_PHV(出展 TOYOTA )ヘッドランプにはハイビーム走行を基本に、先行車や対向車に光が当たる部分だけを自動的に遮光する「AHS」(アダプティブハイビームシステム)を採用しています。

またリヤ周りではバックドアにCFRP材を採用、軽量化と左右方向の後方視界拡大を実現しており、空力に寄与する2つの膨らみを持った“ダブルバブルバックドアウインドゥ”の採用と相まって、かなり印象的なリヤビューを構成しています。

TOYOTA_PRIUS_PHV(出展 TOYOTA )ランプ類についてはテールランプとハイマウントストップランプがサブウインドゥを取り囲む構成になっており、リヤバンパーの両サイドには縦長のターンランプとバックアップランプを配置。

TOYOTA_PRIUS_PHV(出展 TOYOTA )こちらも全てLED式で、PHVモデルとして省電力に配慮されています。

極め付けはルーフに仕込まれた大型ソーラーパネルによる太陽光発電で、駐車中は駆動用バッテリーを充電し、走行中は駆動用バッテリーの消費を抑えることで、EV走行距離や燃費の向上に貢献しています。

TOYOTA_PRIUS_PHV(出展 TOYOTA )このように新型プリウス「PHV」は一目でソレと判る外観を得ており、ベースモデルに対していっそう高級感の有る仕上がりになっているようです。

次稿では引き続き、インテリアについて見ていきたいと思います。

Avanti Yasunori)【関連記事】

経産省がEV・PHVの普及促進で「ロードマップ」を公表!
http://clicccar.com/2016/03/27/362693/

新型「プリウスPHV」米国デビュー!EV走行距離が60km超に倍増
http://clicccar.com/2016/03/24/362218/

トヨタ「プリウス」が快走、国内販売で3ヶ月連続首位!
http://clicccar.com/2016/03/17/358706/

「すべてシリーズ」と「スバル」の相性は…!?【吉田由美のすべすべ35】

ニューヨークモーターショーで世界初公開された新型「スバル インプレッサ」が日本で初お披露目。

今年のニューヨークショーはこのインプレッサをはじめ、マツダも「ロードスターRF」を公開するなど楽しそう。私も行きたかった…笑

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現行「インプレッサ」は、2011年に発売されましたが、5年経った今も販売台数がほとんど変わらないという人気モデル。

スバルといえば北米での販売が好調ですが、新型「インプレッサ」は北米だけではなく日本のことも考えて作られたモデルとのこと。

クーペライクなセダンで、垢抜けた感じとなり、試乗するのが楽しみです。

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そういえば「スバル」車の「すべてシリーズ」…私の長い「すべてシリーズ」モデル生活でも、そう撮影回数が多いわけではありませんが、それでも印象深いことが多いです。

というのも、「スバル」車の「すべてシリーズ」撮影はとにかく天気が悪い!(笑)

台風とか、雪とか。雪の時は、朝、山の上にあるスバルのテストコースに行ったのはいいけれど、どんどん積もり、撮影が終わった頃にはすっかり雪山。夕方まで待って、少し溶けてきた時に一気に山を下りたという…。

「BRZのすべて」の時も雨。

今年、スバルは「インプレッサ」に力を入れるようですが、「新型インプレッサのすべて」の撮影の時は晴れるといいですね。

(吉田 由美)

合計62.5万台が不正!三菱自動車工業がekワゴン等軽自動車の認証取得時の不正を公表。日産含め販売停止

三菱自動車工業の軽自動車において、型式認証取得時に不正を働いていたことが同社によって公表されました。

認証取得時の不正が判明したのは、日産とのJVであるNMKVによって開発された『eKワゴン』『eKスペース』と、日産自動車が販売する『デイズ』『デイズルークス』の計4車種(2013年6月から三菱自動車工業が生産)。

合計62.5万台(三菱15.7台、日産46.8台)が生産されたといいます。

不正の内容は、国土交通省へ提出する燃費試験データについて、燃費を実際よりも良く見せるために走行抵抗値をごまかし、燃費がよく見えるようにしていたというもの。

これは、日産が現行モデルを測定したことにより発覚、三菱自動車工業に指摘したことから明らかになったということです。

ひとまず、該当する4車種については生産・販売を停止。日産自動車への補償や、ユーザーへの対応は決定していないとのこと。

また、他の国内向けモデルについても国内法規と異なる試験方法がとられていたことが判明。第三者機関による真相究明が急がれる事態となっています。

(山本晋也)

V8エンジンを積む476psのAMG C 63 クーペ、510psを誇るC 63 S クーペの受注を開始

ドア、ルーフ、トランクなどをのぞくほぼすべてのパーツが専用設計されたというメルセデス・ベンツのAMG C 63 クーペ、AMG C 63 S クーペの受注が開始されました。なお、発売は8月頃の予定となっています。

th_C205_63_F「メルセデスAMG GT」を筆頭に、A 45 4MATICからG65から最近のAMGの充実ぶりには目を見張るものがありますが、単にラインナップが多いというだけではなく「One man – one engine」という精神に基づいて制作されたモデルであるのはご存じのとおりです。

見た目ではエンジンルームのサインを見れば分かりますし、アクセルを踏み込めば特別なモデルなのも体感できるはずです。

これは、厳格な品質基準に従って、1人のマイスターが一基のエンジンを最初から最後まで責任を持って手作業で組み上げるというメルセデスAMGの哲学に基づくもの。

キモとなるエンジンは、Mercedes-AMG GTと基本設計を同じくするAMGの4.0L V8直噴ツインターボエンジン「M177」を搭載。

砂型鋳造されたクローズドデッキのアルミニウムクランクケースに鍛造アルミニウム製ピストンを組み合わせることにより、軽量かつ高強度なエンジンとなっています。

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シリンダーウォールには、スチールカーボン材を溶射コーティングする 「NANOSLIDE(ナノスライド)」と呼ばれる摩擦低減加工を施すことで、フリクションロスの低減が図られているのがポイント。

2基搭載されるターボチャージャーは、V型シリンダーバンクの外側ではなく内側に配置される「ホットインサイドV」レイアウトが採用されています。

これにより、エンジンを可能な限りコンパクトできるだけでなく、ターボチャージャーへの吸排気経路を最適化することで、優れたレスポンスを得ているそうです。

自慢のエンジンスペックですが、C 63 クーペは476ps/650Nm、C 63 S クーペは最高出力510ps/700Nmを発揮。なお、C 63 S クーペの0-100km/h加速は、わずか3.9秒で、クラストップの動力性能を実現(数値は全て欧州仕様参考値)。

またC 63 S クーペには、エンジンマウントには磁性体入の液体可変マウントが採用されています。

各種センサーからの情報によりドライビングの変化を検知し、マウントの硬さを自動で調整するもので、通常走行時は柔らかいマウントによってドライブトレインからのノイズと振動を効果的に遮断して快適性を向上。

スポーツ走行時には、マウントを硬くすることでドライブトレインのロールモーションを減少させることで、クイックなコーナリングを実現。

組み合わされるトランスミッションは、湿式多板クラッチを採用する電子制御式7速の「AMGスピードシフトMCT(マルチ・クラッチ・テクノロジー)」。

シフトダウン時の自動ブリッピング機能やレーススタート機能だけでなく、高速走行時などにアクセルから足を離すとエンジンとトランスミッションを切り離して燃料消費を抑えるセーリング機能の採用によって燃費が優先される「C(Comfort)」をはじめ、よりスポーティなドライビングに向く「S(Sport)」、「S+(Sport Plus)」、多様なパラメーターを個別に設定できる「I(Individual)」を含む4つのモードを用意。

th_C205_63S_Fほかにも見どころは満載ですが、気になる価格はメルセデス AMG C 63 クーペが1246万円、メルセデス AMG C63 S クーペが1358万円となっています。

(塚田勝弘)【関連記事】

■メルセデス・ベンツ Cクラス・クーペとセダンとの違いは?
http://clicccar.com/2016/03/20/360331/

■メルセデス・ベンツ・Cクラス クーペは2グレードでデビュー!! AMGも後日導入
http://clicccar.com/2016/03/19/360300/

デンソー、車載ソフトウェアの開発も現地化~豊田通商とタイで合弁会社設立~

デンソーと豊田通商がタイ・バンコクに合弁会社を設立することに合意し、現地で車載ソフトウェアの開発を強化することになりました。

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新会社の社名は「Toyota Tsusho DENSO Electronics (Thailand) Co., Ltd」で、2016年7月からエンジンECU(Electronic Control Units)の開発効率向上に向けたソフトウェア開発を行う予定とのことです。

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タイは東南アジアの自動車生産拠点になっていますが、車載ソフトウェアはどこで開発しても簡単に電送できるのに車載ソフトウェアの開発を現地化するのは、なぜでしょうか?

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デンソーによると今回の合弁会社では、ソフトウェア開発における制御開発・設計・検証に至る全工程にて、一貫してモデルを活用した開発を行い、開発の効率化・スピードアップを狙っているようです。

つまり、タイで生産する車のエンジンECUに搭載する車載ソフトウェアを現地のニーズをダイレクトに理解できる場所で、一貫して開発しようというわけで、今後の動向が注目されます。

(山内 博・画像:デンソー)

近日発売の新タイヤを試せる「TRANPATH」シリーズの体感試走会

東洋ゴム工業は、6月に発売予定のミドルクラスミニバン専用タイヤ「TRANPATH ML(トランパス エムエル)」などを試乗できる体感試走会を開催すると発表しました。

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この体感試走会は、5〜7月の各月1回、著名なモータージャーナリストをインストラクターに招き、全国の3か所で開催されます。

参加希望者の募集はすでに4月14日(木)から始まっています。

今回の体感試走会では、新商品「TRANPATH ML」や軽自動車用プレミアムタイヤとして人気の「TRANPATH LUK」を装着した車両を試乗して、専用タイヤの乗り心地を体感することができます。

また、試走会当日は、インストラクターによるドライビングテクニックのアドバイスやタイヤを長持ちさせる方法など講習会も予定されています。

体感試走会の概要は次の通りです。

名称:「さらにしっかり!比べて実感!TRANPATH体感試走会」
開催会場:全国3ヶ所での開催
応募期間:2016年4月14日(木)より受付開始
Webページ:さらにしっかり!比べて実感!TRANPATH体感試走会

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(山内 博・画像:東洋ゴム工業)

メルセデスCクラス改良型、新ヘッドライトをシュトットガルトで撮られる!

メルセデスベンツで圧倒的人気を誇る、『Cクラス』セダンの改良型が、ドイツ・シュトゥットガルトの本社付近で撮影されました。

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そして、この改良型でもヘッドライトに新デザインが採用されていることが確認できました。デイタイムランニングライトが2本になり、より存在感をアップさせているようです。

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ヘッドライト以外、カモフラージュがされていませんが、これは初期プロトタイプのためであり、今後、フェイスリフトに備え、順次フロントバンパーやリアコンビランプもデザイン変更される可能性が高いと思われます。

パワートレインは現行ラインナップのアップデートされる他、ダウンサイジングエンジンが新たにラインナップされる噂のあります。

ワールドプレミアは2017年夏前後あたりになりそうです。

(APOLLO)

走りだけでなく快適性も追求した新ハイパフォーマンスタイヤ「ADVAN FLEVA V701」登場

横浜ゴムからハイパフォーマンスタイヤの新製品「ADVAN FLEVA V701(アドバン・フレバ・ブイナナマルイチ)」が今年8月から発売されます。

ADVAN_03「アドバン」といえば、世界有数のハイパフォーマンスカーに新車装着されている「ADVAN Sport V105」をはじめ、高い快適性を誇るプレミアムコンフォートタイヤ「ADVAN dB」、ストリートリアルスポーツタイヤ「ADVAN NEOVA AD08R」や競技用スポーツタイヤ「ADVAN A050」など、多彩な高性能タイヤをラインアップ。

また、全日本スーパーフォーミュラ選手権シリーズにも「ADVAN」レーシングタイヤが2016年よりワンメイク供給されます。

新製品の「ADVAN FLEVA V701」は、「ADVAN」の特徴である「走る歓び」をより多くのドライバーに提供するため、「楽しいハンドリング」というテーマに基づいて開発され、街乗りからワインディングロード、高速道路など様々なシーンでキビキビとしたスポーティなハンドリングフィールを得ているというのが謳い文句です。

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「ADVAN FLEVA V701」は、「ADVAN Sport V105」をベースとして開発され、操縦安定性や静粛性にも考慮したスポーティタイヤ。

スポーツカーはもちろん、コンパクトカーからミドルクラスセダン、クロスオーバーSUV、チューニングカーなど多くの車種に幅広く対応し、トレッドパターンにはウェット性能や静粛性を高めながらアドバンらしい「攻めのスタイル」を感じさせる方向性パターンが開発されています。

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コンパウンドには、ウェット性能や耐摩耗性能、低燃費性能を高いレベルでバランスされた「ナノブレンドゴム」を採用。

さらに、グローバル・フラッグシップタイヤ「ADVAN Sport V105」のプロファイルを継承し、日本でも人気の欧州プレミアムカーのニーズを満たす優れた操縦安定性を実現しているそうです。

発売サイズは265/30R19 93W〜195/55R15 85Vの全24サイズとなっていますが、今後もさらにサイズの拡大が行われる予定。価格はオープンプライスです。

(塚田勝弘)

【関連記事】

■ヨコハマタイヤの「BluEarth」も新型プリウスのOEMタイヤに採用
http://clicccar.com/2016/04/16/366496/

ゴールデンウィークは日本の真ん中へ。中部地方のオススメスポット5選

ゴールデンウィークも約半月後に迫り、そろそろ予定を立てる人も多いのではないでしょうか。

今回は日本の真ん中にあたる中部地方のオススメスポットを5ヶ所に厳選して紹介していきます。

■名古屋城

場所は愛知県名古屋市です。金のしゃちほこが天守閣に飾られているのが特徴。意外と知られていないのが、築城主は徳川家康であるということです。城内には名古屋城の歴史に関する展示物が多くあり、当時の貴重なものを見ることができます。天守閣に飾られている、実物大の金のしゃちほこのレプリカが城内にはあるのも魅力的な点。

■富士サファリパーク

場所は静岡県裾野市です。大型動物園施設でもあるため、基本的にはマイカーやジャングルバスなどでパーク内を回ります。パーク内には80種類以上の動物がおり、動物に触れられるふれあいゾーンなども用意されています。ライオンの三つ子が4月23日から公開されることが決まっており、行かれるかたは必見です。

■富士急ハイランド

場所は山梨県富士吉田市になります。日本を代表する遊園地となっており、なかでも絶叫系のアトラクションの評価はとても高いです。富士山を眺めることができるFUJIYAMA・日本一怖いお化け屋敷との呼び声もある戦慄迷宮・総回転数世界一の記録を持つええじゃないかなどが揃っています。

■千里浜なぎさドライブウェイ

場所は石川県羽咋市になります。日本で唯一、クルマで砂浜を走行できる場所です。その長さは全長約8km。砂浜のすぐ横には海があるため、海風や波の音を感じながらドライブすることができます。窓を全開に開けて走行するのがオススメ。

■白川郷合掌造り集落

場所は岐阜県白川村になります。世界遺産にも登録されている集落です。集落には今でも実生活を送っている人たちがいます。都会の喧騒を忘れさせてくれそうな、風情漂う風景には思わず目を奪われます。展望台から集落の様子を見渡すことができるため、全体像を見てみるとまるでミニチュアの世界を見ているような感覚を味わえるのも魅力的。

都会ならではの雰囲気と自然の豊かさが見事に融合している地域でもあります。

(鈴木 唯)

BMW/MINI 体験型販売新拠点「BMW GROUP Tokyo Bay」を2016年7月にオープン

BMWジャパンは、東京都江東区青海に建設中のBMW/MINIブランド体験型販売新拠点の正式名称を「BMW GROUP Tokyo Bay」に決定し、2016年7月にオープンする予定です。

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同施設は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催で注目される青海地区の約2万7000㎡もの広大な敷地を利用し、BMWとMINIのショールームのほか、300人以上を収容可能な国際会議ホール、さらには販売車両の試乗や基礎的な運転トレーニングも可能なBMW M社認定のドライビングエリアを組み合わせた複合施設。まさに、BMWグループのテーマパークです。

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新車展示はBMWが28台、MINIが11台、BMWモトラッドが10台のほか、試乗車にはBMWおよびMINIの全ラインナップを用意。

さらに、ライフスタイル・ショップやカフェ(Nespressoとのタイアップ)、100台の来場者駐車場、認定中古車展示スペースや簡易整備用ワークベイといった付帯設備も充実させているとのこと。

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施設のプレ・オープニングは6月初旬。7月のグランド・オープニングに合わせてBMW創立100周年記念イベントが実施される予定です。さらに、臨海副都心地域におけるシナジー効果を狙い、近隣他団体とのイベント共催も企画していくようです。

(今 総一郎)

アメリカ車(ガソリン車)で初!ジープ・チェロキーがエコカー減税対象車に

ZF製の9ATを搭載する現行ジープ・チェロキーは、「ペンタスター」と呼ばれる吸排気VVT付きの3.2LのV6 DOHCエンジンを搭載。

エンジンスペックは272ps/315Nmで、約2tもある車両重量もあって驚くほどスポーティではないですが、4人乗車時でもまず不足のない走りを披露してくれます。

Making its debut on March 3 at the 2014 Geneva International Mot

今回、FCAジャパンから発表されたのは、「Jeep Cherokee(ジープ・チェロキー)」の4×4グレード「トレイルホーク」が、米国ブランドの米国製ガソリンエンジン乗用車として初めて日本のエコカー減税の対象車となるというニュース。

日本のエコカー減税対象となる「ジープ・チェロキー トレイルホーク」は、エコカー減税の燃費・排ガス基準に適合し、自動車取得税は20%軽減、自動車重量税は25%軽減となります。

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燃費は10.3km/Lで、平成27年度燃費基準達成レベルを達成し、エコカー減税のもう1つの要件である低排出ガス車の4つ星認定も取得しています。

「チェロキー トレイルホーク」に搭載される3.2Lの「ペンタスター」には、小型酸化・三元触媒コンバーター2つ、加熱式O2センサーの4つを備え、排ガスを低減。

また、標準装備となるアイドリングストップの「START&STOP」システムは、停車するたびにエンジンを止めることで燃費効率を向上。エンジン停止時もラジオ、計器類、ヒーター、エアコンなどが使用できます。

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燃費効率をより高めているのが、冒頭で紹介したセグメント唯一の9速ATで、トルクフライトと走行状況に合わせてパフォーマンスを自動的に円滑に調整する動力伝達システムを採用。

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トルクフライトトランスミッションは、ペンタスターV型6気筒エンジンが常に最適の回転域で運転できるよう、全体の変速比幅が広く設定されているのが特徴。また、4つギヤを高速走行に適したオーバードライブレシオとすることで、ノイズ、振動、ハーシュネス(NVH)の総合値も低減されています。

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エコカー減税対象となる2016年式ジープ・チェロキー トレイルホークは、5月より日本国内の販売店へ配車される予定で、価格は510万3000円となっています。

(塚田勝弘)

トヨタ・オーリスに30km/L超を誇るハイブリッドと1.2Lターボの「120T RS Package」を追加

熊本地震によるサプライチェーンの影響で、全国の生産ラインを一時中断しているトヨタ自動車。

今年2月にも愛知製鋼で起きた爆発事故の影響もあり、生産の挽回が図られている最中だとは思いますが、4年連続で生産台数1000万台超を実現するのでしょうか?

aurs1604_01_s販売でも3年連続で1000万台超を目指すには、お膝元の日本での積み上げが欠かせないはずで、魅力ある商品の投入は不可欠。日本市場でトヨタの強みといえば、ハイブリッドモデルが真っ先に頭に浮かびます。

4月18日、Cセグメントモデルのオーリスにハイブリッドグレードを新設定するとともに、1.2Lターボエンジンにスポーティ仕様を追加しました。

自販連の販売ラインキングに顔を出すことのないオーリスですが、強みとなるハイブリッドモデルの追加でどこまで巻き返しを図るのか気になるところです。

aurs1604_05_sなお、オーリスハイブリッドにより、日本市場の「トヨタ」ブランドのハイブリッド車ラインアップは18車種にまで拡大されました。

オーリスハイブリッドは、1.8Lエンジンのハイブリッドシステム(リダクション機構付のTHSⅡ)が搭載され、JC08モード燃費は30.4km/Lを実現。「平成32年度燃費基準+20%」を達成し、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」の認定取得とあわせて「エコカー減税」の対象になっています。

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ハイブリッドの「HYBRID“G Package”」の内装は白と黒を基調として、シート表皮に本革と東レ製のウルトラスエードを採用。最上級グレードにふさわしい先進的で質感が高い室内空間が自慢です。

また、メーターはハイブリッド専用の立体2眼コンビネーションメーターで、ハイブリッドシステムインジケーターが配置されます。

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一方、1.2Lターボに追加された「120T RS Package」はCVTとの組み合わせで、爽快な走りと低燃費を両立させた「120T」と、よりスポーティなデザインの「RS」を融合させた新グレード。なお、6MTとなる「RS」には、専用デザインとなる17インチアルミホイールが標準装備されています。

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ハイブリッド仕様の価格は「HYBRID」が262万473円、「HYBRID G Package」283万2545円。また、FFのみとなる1.2Lターボは、「120T」、「120T RS Package」ともに259万37円、2WDと4WDを設定する1.5Lガソリン車は178万9855円〜227万9782円。1.8Lガソリン仕様の「RS(6MT)」は246万437円でハイブリッド仕様と同価格。「180S(CVT)」は237万6000円となっています。

(塚田勝弘)

トヨタが米で展開する「テレマティクス自動車保険」とは?

トヨタ自動車が4月13日、米カリフォルニア州に「テレマティクス自動車保険」を提供する新会社「TIMS」(トヨタ インシュランス マネジメント リューションズUSA)を設立したと発表しました。

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あいおいニッセイ同和損害保険との共同出資会社として4月1日付けで設立され、今秋から試験的にサービスを展開し、2017年から本格的な事業としてスタートさせるそうです。

両社はこれまでも金融と保険が一体となったサービスを1990年代より世界各地で展開しており、培った経験とノウハウを集約し、米国で新たにサービスを開始することにしたもの。

出資比率はあいおいニッセイが50%、トヨタファイナンシャルが45%、トヨタコネクティッドが5%の割合となっています。

「テレマティクス自動車保険」はイギリスやアメリカで導入が進んでおり、2020年に契約件数の約3割を占めるとの予測も有るそうですが、この保険、一体どのようなものなのでしょうか?

そもそも「テレマティクス」は“テレコミュニケーション(遠隔通信)”と“インフォマティクス(情報工学)”を合わせた造語で、移動体に通信システムを組合わせ、リアルタイムに情報を提供するもの。

安全・安心機能の実現と、情報配信による利便性の向上を2大目的としており、この「テレマティクス」を利用する自動車保険が「テレマティクス自動車保険」。

この保険のメリットは安全運転をすれば保険料が抑えられる点で、国土交通省が「リスクに応じた詳細な保険料設定により、安全運転の促進の効果及び事故の減少効果がある」としていることから、日本でも昨年春頃から導入されつつあります。

走行距離やアクセル・ブレーキ操作など、ドライバーの運転特性に関するデータを取得・分析して保険料を算出する仕組みになっています。

安全運転をしている場合は事故リスクが減少、保険会社が支払う保険金の額も少なく済む可能性が高いため、保険料を安く設定できるという訳です。

あいおいニッセイ同和損害保険では、トヨタ車のカーナビに搭載されているテレマティクスサービス「T-Connect」を使って「つながる自動車保険」を設定しています。

同社は今回設立された合弁会社「TIMS」で、これまでの「テレマティクス自動車保険」のノウハウを活かしていく考えで、通信モジュールを搭載した米国内のトヨタ車から収集した走行履歴や運転情報を「トヨタコネクティッド」と共同で分析するそうです。

一方、新会社「TIMS」では米国だけでなくグローバルに事業展開する計画のようで、蓄積したデータは、トヨタ自動車の米国における人工知能開発拠点、「TRI」(Toyota Research Institute)でも活用していく計画。

また「TIMS」では「テレマティクス自動車保険」の開発支援を行うとともに、販売店・ディストリビューターと一体となって新たなサービスの提供に貢献していく予定。そのために保険分野でのビッグデータの分析や、アルゴリズムの開発、マーケティング等の活動も進めていくとしています。

今後、コネクティッドカーが普及するに従い、走行データと金融、保険の関係はいっそう緊密になっていくようです。

Avanti Yasunori

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トヨタがコネクテッド・カーの「つながる」技術に注力!
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トヨタが人工知能の研究センターを5000万ドルをかけ設立
http://clicccar.com/2015/09/08/325407/

みんなが知らない「すべて」用語【吉田由美のすべすべ34】

「すべてシリーズ」の私が出演している「使い勝手」のページは、ずーーーっと同じカメラマンの方が撮影されています。

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それが、カメラマンの森さん。通称‘森カメ’。森カメは、私がすべてのモデルを始めてから…というか、創刊からのカメラマンさん。「どもども~」と言った軽快なトークと、ダジャレがトレードマーク。

使い勝手のページは時間との戦いなのですが、その場の空気を和ませてくれるのが森カメ。

と言いつつ、笑えないことも多いのですが…(笑)

 

先日の「すべすべ」に森カメのかつてのアシスタントで、今は自動車業界で活躍されている小林カメラマンからのコメントがあって思い出しましたが、

モデル入りのメイン写真のことを「姫カット」って言うのです。

そこに、名前が入るので、私の場合は「由美姫カット」。

 

ほかにも「便宜上」という言葉もしばしば使われます。

たとえば運転席からの乗り降りカットの時、シートの位置を降りやすい場所に少しづらしたり。

長らく同じメンバーでお仕事してるからこそ生まれるコミュニケーションですね。

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そして、私にとって「すべてシリーズ」は、未だに‘ホーム’という感じです☆

 

(吉田 由美)

AクラスベースのSUV「メルセデス・ベンツGLA」の魅力を再考する

SUVのラインナップを強化しているメルセデス・ベンツ。

プレミアムミドルサイズSUVを謳う「GLC」が登場し、日本で認知度・人気が高まっているBMWのSAVシリーズを追いかける商品群が形成されつつあります。

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GLCに追加される予定のディーゼルやプラグイン、さらにGLCクーペまで出揃えば、日本の輸入車市場での連続首位も見えてくるのではないでしょうか。

2015年に16年ぶりに輸入車の販売台数でトップに輝いたのは、看板車種であるCクラスはもちろん、Aクラス、Bクラス系のFFモデルも大きく貢献しているはず。

SUV効果は、GLCはもちろん車名をMクラスから変更したGLEなどによりこれから出てくると思われます。

GLCやGLEが気になるけれど、ボディサイズや予算的にも選択肢から外れるという場合でも、ほかにメルセデス・ベンツのSUVで選択肢があります。

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それがGLA。発売は2014年5月ですから2年近く経っていますが、GLCのプレス向け試乗会が撮影、試乗する機会がありましたので改めてその魅力をチェックしたいと思います。

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ボディサイズは全長4455×全幅1805×全高1495mm(GLA 180 Sport)。Aクラス(A 180 Sport)よりも全長が100mm長く、全幅は25mmワイド、全高は75mm高く、最低地上高は40mm高い140mm。

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FFと4WDの4MATICを設定し、雪国ではないからFFでも十分というニーズも満たしてくれますし、街中のちょっとした段差なら躊躇なく乗り越えられますし、キャンプ場などの相棒としても不足はないはず。

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後席の乗降性や居住性はAクラスから大きく向上した印象はありませんが、荷室容量は421〜836Lと、341〜1157LのAクラスと比べると通常時(後席バックレストを立てた状態)は80L増えていますから、普段の使い勝手はAクラスよりも良さそうです。

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走りに関しては、日本上陸時のAクラスやBクラスよりも乗り心地の面で上質さが増している印象で、その後AクラスもBクラスも乗り味やパワートレーンがかなり洗練されていますが、GLAは走りの質という点でかなり改善されています。

それでもFRベースのCクラスとは「上質」とはいっても差はありますので、ハッチバックベースのコンパクトSUV「GLA」というキャラクターが気に入ったのでなければ、400万円台から買えるCクラスを狙ったほうがいいかもしれません(GLAは351万円〜)。

逆にいえば大きすぎないサイズと適度な機動力、積載性などが気に入れば選択肢に入れたいところです。

(塚田勝弘)

【関連記事】

■メルセデス・ベンツGLAクラスの上質な乗り味に驚き!
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http://clicccar.com/2016/04/11/365027/

日本にもEVブームが到来する? 新型テスラ「モデル3」画像ギャラリー

米EVメーカーのテスラが先頃公開した新型EV「モデル3」。

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同車は「ロードスター」、「モデルS」、「モデルX」に続く、第4弾となるもので、発表1週間で33万台を受注するなど、来年終盤の生産開始を前に既に大きな注目を集めています。

内外装ともシンプルなデザインながらも、これまでの「モデルS」、「モデルX」の流れをしっかり引き継いでおり、インテリアにはタブレットタイプの15インチ大型モニターを装備しています。

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一番の特徴は「モデルS」より20%程度コンパクト化された車体サイズと、ベースグレードで400万円を切る車両価格。

同社はこれまで高級EVを主に人気を獲得、販売台数を伸ばしてきましたが、今回の「モデル3」を手の届き易い価格設定とすることで、ガソリン車から電動車への転換を促し、世界のEV市場を牽引する狙いが有るようです。

TESLA_MODEL3

自動運転機能の搭載や満充電で実質300km以上走れるのも大きな魅力。

創業から僅か10年余りで既に年間販売台数が5万台を超えており、2020年までに年間50万台を目指す同社の原動力となるのがこの「モデル3」。

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日本でも同様に受注を開始しており、日産が年内にも発売を予定しているとされるレンジエクステンダー方式のEV版「ノート」や、自動運転機能を搭載されると予想されるピュアEV、次期「リーフ」なども航続距離を大幅に伸ばすとみられることから、国内でもEVへの注目度が高まる可能性が出て来ました。

関連リンク:テスラが量販EV「モデル3」を発表。1週間で33万台受注!

Avanti Yasunori

キャデラックのクロスオーバーSUVに限定10台のラグジュアリー仕様が登場

ゼネラルモーターズ・ジャパンは、ミッドサイズ・ラグジュアリーSUVの特別仕様車「キャデラックSRXクロスオーバーSport Edition」を、2016年4月16日から限定10台を販売することを発表しました。

メーカー希望小売価格は税込698万円となっています。

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198kWの3.0リッターV6エンジンを積むAWDモデルであるSRXクロスオーバーに、以下のような特別装備を与えています。

ブラッククロームアッパーグリル
ブラッククローム2トーンサイドベント
ブラッククロームリアリフトゲートガーニッシュ
20インチ ミッドナイトシルバープレミアムペインテッドアルミホイール
エボニー/エボニーアクセント、レイヴェンサペリウッドトリム(ドア/センタースタック/ステアリング/シフトノブ)
プレミアムフロアマット

ボディカラーは、プラチナアイス トゥリコートとセーブルブラックの2色。それぞれ5台、計10台の限定モデルとなっています。

(山本晋也)

ポルシェ第三世代カイエン、市街地テストをキャッチ!

ポルシェのフラッグシップSUV「カイエン」の次世代型がドイツ某市街地に姿を見せました。

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次期型にはアウディ「Q7」同様の「MLB Evo」プラットフォームが採用され、初代から350kg近い軽量化が進むと言われています。

Porsche Cayenne 08

エクステリア・デザインは不明ですが、情報によれば、現行モデルのスポーティーなデザインから、個性の強いデザインになるとも噂されています。

パワートレインは911同様にダウンサイジングされるV型6気筒ターボ及び、V型8気筒ターボ他、PHEVモデルも可能性が高いようです。

まだ初期段階の次期カイエン、ワールドプレミアは2018年以降となりそうです。

(APOLLO)

「楽しいハンドリング」を提供する「ADVAN FLEVA V701」発売

横浜ゴムは「ADVAN(アドバン)」ブランドの新商品「ADVAN FLEVA V701(アドバン・フレバ・ブイナナマルイチ)」を2016年8月より発売すると発表しました。

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当初の発売サイズは265/30R19 93W 〜195/55R15 85Vの全24サイズで、今後発売サイズを拡大する予定とのことです。

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「ADVAN FLEVA V701」は「楽しいハンドリング」というテーマを追求したハイパフォーマンス・スポーティー・タイヤで、様々なシーンでキビキビとしたスポーティーなハンドリングフィールをドライバーに提供します。

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「ADVAN Sport V105」をベースに、操縦安定性・静粛性にも考慮して開発されており、スポーツカーをはじめ、コンパクトカーからミドルクラスセダン、CUV、チューニングカーなど多くの車種に対応しています。

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トレッドパターンには「ADVAN」らしい”攻めのスタイル”を感じさせる方向性パターンを採用し、コンパウンドにはウェット性能、耐摩耗性能、低燃費性能を高レベルでバランスした「ナノブレンドゴム」を採用しています。

(山内 博・画像:横浜ゴム)